同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:効果音

   ● ちょいギャル店員のHなレンタルショップ
   ● 髪を切って整える音
   ● かなたこなた ヒプノライブラリ
   ● ルミナスタジオによる 創造性と繋がるシャボン玉のエクササイズ
   ● ジト目を崩さない武器屋の娘に拝み倒して素股してもらう
   ● 湯女風呂 椿屋 沙夜【ダミーヘッドバイノーラル】
   ● いらっしゃいませ手揉み庵3
   ● 耳癒やしマッサージ1
   ● スライムヒュプノシスリラクゼーションプログラム
   ● nitive waves 02




サークル「さーべるたいがー」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、ノリが良くてエッチ大好きなギャル店員が
お店の常連にあたる男性に自分の体を貸し出します。

彼女の性格を反映させた明るいエッチが行われており
ギャル特有のフレンドリーな言葉遣いで話しかけながら
当初の予定よりも多くサービスしてあげたり、複数の性感帯を同時に責めてサクッと射精させます。
援交っぽいシチュですが成分は非常に薄いのでノーマルな人でも普通に聴けます。
AVもいいけど生身もね
レンタルビデオ店員の平沢結花と4種類のエッチをするお話。

「いらっしゃいませー はい 返却っすねー お待ちください」
結花は砕けた口調で話す明るい声の女の子。
主人公が借りてたAVの返却と新たな貸し出し手続きを済ませると
さり気なくこういうジャンルが好きなのか尋ねます。

本作品はあまり人は来ないけどコアな固定ファンがいるお店で働いてる彼女が
そこをよく利用してる彼と80分程度に渡って楽しくエッチします。
主人公は元々ギャルにいじめられたい願望があるらしく
その手のAVを何度も借りてるのを彼女も知ってました。
だから序盤から積極的に仕掛けて彼の夢をしっかり叶えてあげます。

「いや 全然恥ずかしいことないっすよ ジャンルはまあ個人の趣味として エロいのは男として当然のことですから」
店員だからといってかしこまらず友人に話しかけるような態度で接し
AVを借りまくってる彼にも見下すどころか好意的なことを言います。
エッチもギャルのイメージ通りの巧みな責めを披露してくれて統一感があります。

物語の序盤にお金のやり取りをするシーンがありますが
きっちりサービスしてくれますし、金額もぼかされてるので援交っぽさはあまりありません。
2回目以降はそのやり取り自体が消えて恋人に近い雰囲気でエッチします。
聴いた限りではお金よりもエッチを純粋に楽しみたいように映りました。

肝心のエッチについては耳舐め手コキ、キスや乳首責めをしながらのSEX
手コキ+フェラ、耳舐めSEXといった具合に
どのパートも複数の性感帯を同時に責めることを強く意識してます。
エッチな声や音が重なって鳴るので実時間よりも内容が濃く感じます。
彼女のギャルらしさをわかりやすく表現するためにこうしたのでしょう。

また同じプレイでも状況に応じて効果音の動きや質感が変わる凝った演出もされてます。
2人が車に乗ってホテルへ移動するシーンでリアルなエンジン音と走行音が鳴るなど
全編を通じて音に対するこだわりを持って制作されてます。
ギャルが相手の時点でエロさは重要になりますし、そこに力を入れるのは当然だし効果的だと思います。

ノリの良いギャルがギャル好きな男性をエッチにもてなすシチュと密度重視のプレイ。
キャラの魅力を出しつつ実用性にも配慮したノーマル~ややM向けの作品です。
少しずつ心も近づけていくエッチ
エッチシーンは5パート62分間。
プレイは手コキ、フェラ、耳舐め、太ももを撫でる、素股、乳首責め、SEX(騎乗位、正常位)、乳揉みです。
服を脱ぐ、手コキ、素股、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

「うふふっ お兄さん興奮してます? 鼻息荒いっすね」
自分からお金と引き換えにエッチしようと持ち掛けた結花は
主人公の手持ちが少ないことを知り、値下げする代わりにプレイを通常よりもソフトにします。

エッチは終始彼女がリードします。
一番最初の「Tr2 初回サービス」はお試しプレイに近い内容(約22分)。
スタッフルームへ移動してからまずは普通の手コキで元気にし
軽いフェラを経由して耳舐め手コキで1回目の射精に導きます。

「少しだけ チンポ舐めてあげる お兄さん反応いいから特別」
そして彼女は早速積極的でサービス精神旺盛なところを見せます。
交渉した時は手コキのみのはずだったのがおちんちんを湿らせる名目でフェラをおまけし
さらに右耳→左耳の順に耳も舐めて彼を喜ばせます。
またプレイの合間に「変態」「ばーか」といった軽い言葉責めもします。

言葉責めは彼がM気質だからアドリブで追加したのでしょう。
声が至って穏やかなのできつさはまったくありません。
彼がオカズにしてたAVの内容を忠実に再現するところに優しさを感じました。

手コキもフェラの前は「すりゅっ」という滑らかで乾燥した音だったのが
舐めた後は水分が一気に増してにちゃにちゃしたいやらしい音へ変わります。
耳とおちんちんを同時責めすることも含めて本作品の持ち味が早速発揮されてます。

次の2パート23分間はホテルでするエッチ。
「Tr3 安全運転のスペシャリスト登場」は彼が車を運転してる最中にほんの少し悪戯し
「Tr4 いちゃラブホテル」は部屋へ到着後シャワーも浴びずに素股と騎乗位SEXをします。

「じゃあ 耳と乳首とチンポでぇ 3点責めしちゃおっ」
「お兄さん 上手じゃん こんなの腰 止まんなくなっちゃうよ」

彼女もお試しプレイで彼と相性が良いことを実感したのでしょう。
素股の時は耳、乳首、おちんちんを同時に責めて存分にサービスし
SEXに移ると彼のことを褒めながら気持ちよさそうな喘ぎ声を漏らします。

開始時に彼からキスを求められ素直に応じるシーンがあったりと
彼女が彼に多少の好意を抱き始めてるのが見て取れます。
射精時に熱いキスを交わしながら彼女も同時に果てる姿にも一体感がありました。
お金がきっかけで関係を結んだのは間違いないですけど
後になるほど彼女がより親しみを持って接してくれます。

その部分がよく出てるのが終盤の2パート17分間。
何らかの事情で彼の家に押しかけてきた彼女が泊めてもらうお礼に
「Tr5 浴室、残響とギャル」はお風呂でのフェラ&顔射
「Tr6 ギャル店員のHなお泊まり」はゴム無しでの耳舐め正常位SEXをプレゼントします。

「お口開けて待ってるから 遠慮せずぶっかけて?」
このへんまで来ると彼女も彼と一緒にいる状況にすっかり馴染んでおり
お風呂場では自分から顔にぶっかけていいよと言って愛情を示します。
「お金はいらない」とまで言いますし、彼女の心情がこれまでとは明らかに違うことがわかります。

「大丈夫 出しちゃえ 私の子宮に 精液びゅるびゅる注いじゃえ」
最後のSEXもゴムを着けないことにまったく抵抗を感じず
フィニッシュを全部中で受け止めてホテルでしたSEXとの差別化を図ってます。
初回プレイ時に見られた言葉責めも完全になくなり
2人が対等な立場で愛し合うラブラブなエッチで締めくくられてます。

いじめて欲しい人とってこの展開は物足りないでしょうけど
彼女はSっ気がそれほどありませんからこれが自然な付き合い方なのだと思います。
言葉で伝えるのではなく、プレイ内容を少しずつ手厚くする本作品らしい愛情表現です。
明るいエッチが楽しめる作品
ギャルが持つ明るさとエロさをストレートに反映させた作品です。

結花はギャルに対してかなりの興味を抱いてる主人公を気持ちよくしようと
まずはお金と引き換えに軽めのプレイをして自分の魅力をアピールします。
そしてその後はホテル→彼の自宅と場所を変えて恋人同士に近いプレイを楽しみます。

気さくでサービス精神旺盛なギャルが男性を色んなエッチでもてなすシチュ
唇、耳、乳首、おちんちんを同時に責めて射精へ持っていく密度の高いエッチ
彼が喜ぶことを積極的にやる彼女の優しいキャラ。
援交→セフレ→恋人と2人の関係を変えていく流れで作品を組み立ててます。

中でもエッチは彼女のキャラを引き立てるのにも影響する要素なので一際力を入れてます。
個々のプレイは至ってノーマルですが、同時責め主体にすることで個性とエロさを出してます。
多くのシーンで密着してくるのも彼女との近さを楽しんでもらいたかったのでしょう。
最中に鳴る色んな音も相まって抜きやすいプレイに仕上がってます。

射精シーンは4回。
くちゅ音多め、淫語とちゅぱ音それなり、喘ぎ声そこそこです。

M性がほとんどないギャルものが好きな人には特におすすめします。

CV:かの仔さん
総時間 1:23:43

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2020年3月6日まで10%OFFの792円で販売されてます。

髪を切って整える音

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、自宅で誰かに髪を切ってもらう様子を
様々な効果音と環境音だけを使ってお届けします。

サークルさんが日々研鑽を重ねられている質の高い音を数多く用意するだけでなく
それらを実際の散髪に近い鳴らし方・動かし方で上手に扱っています。
声が無いおかげで静かな雰囲気が漂っていますから
乱れた心を落ち着けるのにも打ってつけの一品と言えます。
散髪の一部始終を音だけで表現
誰かに髪を切ってもらうお話。

「ズズー カチッ チリーン」
音声が開始すると早速誰かが部屋で明かりをつける音や
窓を開けてからカットクロスをかける音などが鳴り始めます。

冒頭でも書いたように本作品は100%効果音で構成されており
音声の開始から終了までハサミの音を中心とした爽やかな音の数々が鳴り響きます。
音声作品に必ずと言っていいほど登場する女性の声が無いため
全編に渡って静かで落ち着いた空気が流れています。
極端なまでに音を重視した音フェチ向けの内容です。

散髪はカットクロスをかけた後、床を汚さないための新聞紙を敷き
霧吹きで髪を濡らしてからハサミで主に即頭部を切っていきます。
総時間が11分と非常に短いこともあり、伸びた部分を切りそろえているように思えます。

そしてすべての動作で別々のリアルな効果音をしっかりと用意し
それらをシーンに応じて位置や距離を適切に切り替えながら鳴らしています。
とみみ庵さんの効果音は現時点でナンバーワンと言ってもいいほどにクオリティが高く
説明するセリフが入らなくても何をしているのかが手に取るようにわかります。

散髪の時間はおよそ7分間。
「サクサク シャリッ」という小気味良い金属音を右から左、あるいはその逆にスライドさせ
最初は大きくざっくりと、後になるほど切りそろえるように小刻みに動かします。
ただ効果音を鳴らすのではなく、流れに合わせて刻々と変化していくリアルなサービスです。

中でも開始2分後あたりに左のもみあげを切るシーンは
音が一気に近づき微かな振動まで伝わってきます。
他にも窓を開けているシチュを利用し、散髪の合間に軽く風鈴を鳴らすなど
作品全体に爽やかなイメージを持たせる演出が盛り込まれています。
簡単に言えば雰囲気作りが上手いってことです。

このように、現実の散髪に非常に近いサービスが繰り広げられています。
コンパクトな音フェチ作品
リアルな音の数々が心に癒しを、耳に心地よさを与えてくれる作品です。

ハサミだけを使って髪を整える家庭的な散髪の一部始終を
滑らかな動作が生み出す諸々の効果音でわかりやすく演出しています。
バイノーラル録音ということで実際にダミーヘッドの後ろに立って鳴らされているのでしょう。
音の質だけでなく動かし方や間も自然で全体に統一感があります。

そしてアクセントとして時折鳴る風鈴の音も静けさや爽やかな印象を与えています。
散髪というサービスではなく「部屋で散髪している」空間そのものを描いているのが見事です。
ハサミが数回鳴って移動するのを繰り返すおかげで適度に無音の時間があり
それも癒しにプラスの影響を与えているように思えます。

サービス・癒し系音声いずれの意味でも優れたものを持っている作品です。
無料ですので興味を持った方は是非お試しください。

CV:なし
総時間 11:06

髪を切って整える音
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26961144

かなたこなた ヒプノライブラリ

サークル「ぺありふこうぼう」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、図書館で働いてる物静かな女性が
そこにあるいくつかの本を読み聞かせて物語の世界へ案内します。

聴き手が物語の主人公と重ね合わせやすい表現を駆使してなりきらせる独特な催眠
女の子の視点で獣人と激しく愛し合い連続絶頂するエッチなど
一般的な催眠音声とは違うやり方でイメージ力や没入感を高めます。

今回は1週目のレビューをお送りします。
主人公になりきって官能小説を楽しもう
図書館員のかなたに本を読んでもらうお話。

「物語は…お好きでしょうか」
かなたは挿し絵よりも大人びた印象がする甘い声の女性。
図書館で見つけた官能小説を熱心に読んでる主人公に声をかけると
別の部屋へ案内し読み聞かせながら催眠を施します。

本作品は官能小説に登場する女性キャラになりきってエッチを楽しむことを目的に
彼女がおよそ1時間に渡って催眠をかけたりエッチな朗読をします。
本を読み聞かせるスタイルですから彼女と直接絡むことはありません。
しかし一人でも多くの聴き手が物語の世界に没入できるように気を配って進めます。

ちなみに冒頭で「1週目」と書いたように製品版には2週目以降のデータも入ってます。
販売ページの説明文にもある通り両者の違いは催眠誘導の時間や内容でエッチは共通です。
他にエッチシーンを細かく分けた音声もありますし、聴き手が自分である程度カスタマイズできる作りになってます。

二人が軽いやり取りをし、部屋に移動した後から始まる導入パートはコンセプトや心構えの説明。
彼女が持ってきた3冊の本と彼の官能小説を合わせた4冊を順に読んでいき
それを通じて聴き手を少しずつ物語の世界に案内します。

「主人公と同じ気持ちになって 恋愛して 感情移入したり ドキドキハラハラの展開が 私ではなく あなたを待っているんです」
本作品の催眠は非常に特殊でして、彼女が「体が重くなる」など直接暗示を入れることはほとんどありません。
その代わりセリフの多くを聴き手視点で表現して自然と主人公になった気分にさせます。
ゲームのプレイ中に主人公が攻撃を受けたら「いてっ」と思わず声を出したことはないでしょうか?
彼女はイメージ力や集中力を高めることでそれに近い精神状態へ導こうとします。

本格的な催眠はおよそ13分間。
まずは女レーサーがバイクに乗って走り、帰宅後にシャワーを浴びるシーンを聴きます。

「脳からアドレナリンが放出し 気持ちよさを深めていく… この時間がもっと長く続けばいい 永遠にも感じる時間をかけていく…」
「今の私は 満たされるなら何でもよかった それくらい飢えている 刺激 興奮 快楽 それが満たされるなら 私はどこにだって行く」

彼女は大都会のほぼすべてを走破したことがあるほどのバイク好きらしく
乗ってる最中は風を切る音や体の負荷を感じながら気持ちよさそうにします。
そして帰宅後は先ほどの余韻を味わいつつシャワーの熱や心地よさを楽しみます。
女レーサーのことを「私」と呼ぶのも視点を合わせやすくするための工夫です。

読み聞かせてる最中はかなたのセリフが話し言葉から小説っぽい言葉に切り替わり
聴き手がイメージ力を膨らませやすいように状況説明や女レーサーの内面を細かく描写します。
バイクが走る音やシャワーの音もちゃんと入ってますからなんとなくリアルに感じるでしょう。
本作品は催眠、エッチいずれも効果音の扱いに大変こだわってます。

2冊目は同じく女性キャラが山奥に入り、そこの洞窟で見つけた温泉に浸かって体を癒します。
さらに3冊目は女の子が獣人の手を取って村人から逃げる様子を読み聞かせます。

「中の温泉は とても気持ちがいい 外に出ると 快感が 稲妻の様にあなたを貫く もう何度も何度も入って出て 入っては出て 不思議な温泉の魅力が あなたを誘惑して離さない」
「同情でも 哀れみでもなく、ただただ惹きつけられる 魅力 不思議と心が疼く 見てるとドキドキして 顔が合わせられない」

そしてここでも苔で湿った洞窟内をぴたぴたした足音を鳴らして進み
その先で見つけた温泉に入ったり出たりする心地よさや
狼男のような毛深い獣人をどういうわけか愛してしまった女の子の心情を生々しく語ります。

効果音のおかげもあって2冊目を終えた頃には意識のぼやけを感じ始め
3冊目ではその情景が頭の中にパッと浮かび、まるで映画を見てるような感覚がしました。
どのお話も主人公を女性で統一し、その内面を綿密に描くことで女性になった気分に誘導します。

テーマの読み聞かせをそのまま音声化した非常に個性的な催眠です。
聴き手を物語の世界に住む主人公になりきらせることを目的に
1冊目はバイクに乗ったりシャワーを浴びる女性、2冊目は洞窟を探検し温泉に浸かる女性
最後は獣人に恋心を抱き逃避行を続ける女の子と内容を大きく切り替え
その中に自分が実際にそうしてる感覚を抱ける言葉を散りばめてリラックスと没入感を高めます。

特定の技術を使って落とすのではなく、セリフの表現に気を配って徐々にそうするタイプの催眠なので
このレビューを読んだだけではその魅力がいまいち掴みにくい思います。
この催眠を真面目に説明する場合、ひとつひとつのセリフに注釈を加えていく必要があります。
それはさすがに無理なのでこういう説明をさせていただきました。

催眠慣れしてるほうが有利そうに思えますが聴けば聴くほど引き込まれていくのを感じます。
催眠音声でよくある「落ちる」感覚とは違うとても熱中してる状態です。
状況に合った音を鳴らしてイメージしやすくしてますし、同じ感覚を抱く人がそれなりにいると思います。

女体化については体よりも心に焦点を当ててます。
催眠パートを聴き終えた時点ではあまり実感がなくてもエッチでその効果を思い知ることになるでしょう。
彼女たちの心理描写に力を入れてるのが大きいです。
女の喜びが味わえるエッチ
エッチシーンは39分間。
プレイはおまんこを見せつける、愛撫、乳揉み、乳首舐め、フェラ、素股、SEX(正常位)です。

おまんこを見せつける、愛撫、乳揉み、素股、SEXの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「この物語の女の子。あなたは 獣を追いかけてるうちに 恋してしまったんです」
自分が持ってきた3冊の本を読み終え、主人公と一緒に少し休憩したかなたは
いよいよ彼が持つ官能小説の朗読に取り掛かります。

エッチは引き続き彼女が読む物語を聴いて気持ちよくなります。
最初の18分間は軽めのプレイでお互いの気持ちを盛り上げる前戯シーン。
3冊目に登場した女の子と獣人が駆け落ちに成功し、安心した勢いでゆっくり愛し合います。
犬などの動物ではなく仮想生物が相手ですから獣姦ではありません。

「ひだの奥から 外に向かう様に花びらが開花し 陰核は淫らにめくれ返る 熱いヌメリが 愛らしい肉ヒダへと伝わる 竿を求める様に ひくひくとメシベを揺らし 受粉を求める様に甘い密を漏らす」
女の子は獣人のことを心から愛してるのでしょう。
エッチ開始の時点でおまんこはすっかり濡れており、それを彼に見せつけて挿入をおねだりします。
そしてその様子を直接的な淫語をあまり使わず花などに例えて淫靡に描写します。
獣人もおちんちんで彼女を壊すのを恐れてるのか序盤は意識して控えめに責めます。

官能小説らしいセリフ表現とでも言えばいいのでしょうか。
状況説明を細かくしたり、匂いなど視覚以外の感覚も刺激してエッチの様子をイメージさせてくれます。
獣人とのエッチももちろん個性的ですがそれ以上に言葉遣いが秀逸です。

「もう十分に準備は出来ている 入れて 入れて欲しい そのビキビキに膨らませた肉棒で 私を掻きまわして欲しい」
催眠パートと同じく女の子の内面描写に力を入れてるのもポイント。
いつでもSEXできるとアピールしたのになかなか手を出してくれない獣人の態度にもどかしさを感じたり
全身や乳首を愛撫されてうっとりする様子を感覚支配の暗示を交えて綿密に語ります。

物語の主人公になりきるには心と体の両方をできるだけ近づけるのが望ましいです。
だから第三者には決してわからない部分の割合を多くしてるのだと思います。
獣人とのエッチと聞くとハードなプレイをイメージするでしょうが、このシーンは敢えて焦らし気味に進めます。

状況が大きく変わるのはその後から。
女の子の度重なる誘惑にとうとう意を決した獣人が彼女に覆いかぶさり
軽い素股でおちんちんを湿らせてから根本まで挿入します。

「何もかもが気持ちよくて 魔法の様な肉の塊 まるで天国にいるような気持ち 肉棒で満たされたあなたの膣内。心はふわふわして 中の締め付けを増していく 更に体が熱く ほてっていく…」
自分の想いが好きな人に通じたこと、彼と文字通りひとつになれたこと、そして女の欲望を満たせたこと。
これまでのプレイで溜まりに溜まったものを一気に吹き飛ばす愛のあるSEXをします。
おちんちんに対して魅力を感じさせるセリフが数多く登場しますから
うまく催眠に入っていれば普段とは感じ方が違うことに気づくでしょう。
「あなたは女性になりました」などと言わずシチュで女性になった気分に浸らせてくれます。

バックで流れる効果音の存在も忘れてはいけません。
ほぼすべてのプレイに何らかの音が入っており、それをセリフと同じタイミングで鳴らします。

「ぱちゅん ぱちゅん ぱちゅん ぱちゅん 音を鳴らして ぱちゅん ぱちゅん ぱちゅん ぱちゅん 気持ちよさがお腹から全身に伝わる」
例えばSEX中にあるこのセリフは「ぱちゅん」に合わせてピストン音が鳴ります。
獣人がピストンを止めたり他の責め方に切り替える時にもきちんと音が変わりますし
セリフだけではどうしても表現しにくい部分を見事に補ってます。
催眠音声では効果音をノイズとみなして入れない作品がそれなりにあるのですが
本作品ではセリフと完全に連動してるおかげでイメージ力を高める役割を果たしてます。

絶頂シーンが始まるのはエッチ開始からおよそ27分後。
最初は大きめのカウントに合わせて長く、その後は小さいカウントで小刻みに何度も何度も絶頂します。

「足をピンと伸ばし 膝をガクガクと震わせる 汗が吹き出て止まらない 穴がキュンと締まり ヒダが大きく波打つ 甘美な刺激が背筋を貫いてイク しゃくり上げる様な声が 喉奥から漏れ 涙を流しながら 何度もオルガズムを迎える」
男性が射精する時はおちんちんを中心に気持ちよくなる感じですが
本作品は女性になりきってイクので文字通り全身でその感覚を味わいます。
準備や絶頂の時間が長い1回目が最も気持ちよくなれるでしょう。

私が聴いた時はSEX開始時から絶頂まで股間がずっとビクビクしてました。
一切手を触れてないのにオナニーしてる時に近い快感が流れ続けて気持ちよかったです。
1回目の絶頂シーンも股間を中心に痺れるような快感が1分くらい続いて驚きましたし
ドライ慣れしてる人なら相当に強烈な絶頂感が味わえると思います。

その後の連続絶頂は獣人とのエッチにぴったりなハードな展開です。
個々が軽めなので筋肉痛を起こすほどではないものの多少の疲労は感じます。
1回目と2回目以降で異なるタイプの絶頂を味わわせてくれるのも魅力です。

このように、心の通った人間の女性と獣人が愛し合う甘く激しいエッチが繰り広げられてます。
引き込まれる作品
聴いてるだけでいつの間にか物語の世界に入り込んでる不思議な作品です。

図書館員のイメージにぴったりな知的で落ち着きのある女性が
合計4冊の本を順番に読み聞かせながら女性になった感覚や
獣人に愛される、あるいは犯される快感を思う存分味わわせます。

彼女が直接かけるのではなく物語を通じて聴き手が自分からかかっていく独特な催眠
官能小説っぽい描写で登場人物の内面をリアルに描くテーマに合ったエッチ。
そしてこれらを側面から支える多種多様でリアルな効果音。
読み聞かせるスタイルをできるだけ崩さずにサービスを進めます。

全編を通じてセリフの表現が練りに練られてます。
聴き手が主観的に受け止めやすいように配慮するだけでなく
読み聞かせや官能小説といった作品の特徴が活きるように工夫してます。
物語で誘導するタイプの催眠音声の中でも明らかに異色の存在です。

エッチは獣人から連想される荒々しい責めを最後のほうまで取っておき
中盤までは人間の男女が愛し合うのに近い甘さのあるプレイを続けます。
催眠とエッチの両方で女体化する作りになってるので、お話が進むほどそうなった気分が強くなります。
ドライへの持って行き方も上手ですし完成度は高いと言えます。

ただし注意点がひとつだけあります。
本作品には明確な解除音声が入ってません。
女の子が最後に気絶して眠る流れになってるからこうされたのでしょうけど
視聴後は念のため無料作品などの解除音声を聴いておくことをおすすめします。
まさきふぁんさんは出演作品が数多くありますからその中からお選びください。

絶頂シーンは9回。
淫語とくちゅ音それなり、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

熱中しながら気持ちよくなれる優れた作品です。
おまけは「導入セッティング」と「本編5セッティング」です。

CV:まさきふぁんさん
総時間 2:09:56(本編…1:17:22 おまけ…52:34)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
エッチシーンのかなたはあまり感情を込めず淡々と話します。
2017年12月28日まで15%OFFの850円で販売されてます。

ルミナスタジオによる 創造性と繋がるシャボン玉のエクササイズ

サークル「ふしぎラボ -Mystiska Lab-」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、女神のように清らかな声を持つお姉さんが
シャボン玉のイメージを使った催眠で癒しと創造性を膨らませます。

リアルな音を組み合わせ、イメージの内容に応じて変化させる作りや
イメージするコツをわかりやすく説明し、無言の時間を長めに取ってそれを強化するなど
暗示よりも音や雰囲気で感覚を操作する変わった催眠が楽しめます。
音とイメージで創造性をアップ
ミレーニアの催眠で夢の中にあるシャボン玉と繋がるお話。

「こんばんは お元気ですか?」
ミレーニアは明るくておおらかな声のお姉さん。
音声を聴いてる人たちに作品のコンセプトを簡単に説明すると
シャボン玉の夢の中へ導くための準備を始めます。

本作品は現在まで7本出てるサウンドエクササイズシリーズの第4弾。
絵画や執筆など色んな活動の原動力となる創造性を補充することを目的に
彼女が音声のほぼ全部を使って癒しの催眠を施します。

創造力を直接高めるよりも取り組みやすい精神環境を整えることに力を入れてます。
不安やストレスといった邪魔になる要素を取り除いたうえで集中できる場所に案内する感じです。
癒しのパワーが非常に強いですからそれ目当てでも十分聴く価値があります。

このシリーズが持つ最大の特徴は「音」を使って誘導すること。
音声開始直後に1分程度鳥の鳴き声やピアノBGMが流れ
ミレーニアが登場した後も様々な音を重ねて鳴らし夢の中にいる雰囲気を出します。
現実世界のノイズが遮断されるおかげで最初から最後まで音声だけに集中できます。

中でもバイノーラルビートはほぼ全編で流れ続け
最初は「ヴヴヴヴヴ」という小刻みな振動音だったのが途中から「ぷーーーん」というパルス音へと変わり
さらにしばらく経つと最初の音よりも振動の間隔が長くなったものになります。
頭に多少響く音なので普段よりも音量を絞って聴いたほうがいいでしょう。
頭の中を優しく揺さぶられる感じがして心地いいです。

それに対し技術や暗示は必要最低限の分量に抑えられてます。
「力が抜ける」とか「意識が落ちる」といったセリフはあまり言わず
シャボン玉のイメージやそれを想像するにあたってのコツを説明することが多いです。
また各シーンの最後に無言の時間を用意し、聴き手が自分でイメージするゆとりを与えます。

実際に聴いてみると催眠に入った感覚はあまりしないと思います。
でも彼女が話すイメージをそれほど苦労せずに思い浮かべられるのではないでしょうか。
全体の構造や方向性が一般的な催眠音声と随分違う変わった作品です。
シャボン玉になって不思議な世界へ
催眠はおよそ40分間。
最初は夢の中に行くための準備としてお馴染みの深呼吸や
心の中にあるいらないものを取り除くイメージをして心身をリフレッシュさせます。
指示は特に出ませんが最初から目を閉じておくのがいいでしょう。

「吸う時に 体が少し膨張していくのを感じてみてください」
バイノーラルビートと滝の音っぽい環境音がバックで流れ続け
ミレーニアも細かい合図を出さず、呼吸の際にどんなイメージをすればいいかを教えます。
1分程度無言になって自由に呼吸する時間もありますし、序盤からゆったりした誘導をしてくれます。
忙しい日々を送ってる人ほどこの「何もしない時間」に癒しを感じるのではないでしょうか。

「その箱の蓋を開けます 重くて頑丈な蓋です 箱の中はしっかりしていて どんなものでも入れることができます」
深呼吸の後に始まるネガティブなものを除けるシーンも
それらを粘土のようにこねて頑丈な箱にぶち込み遠ざけるイメージを使用します。
本作品の催眠はイメージ力が重要になりますから多くの人が取り組みやすいと感じるように言葉を選んで進めます。
どのシーンも彼女が言ったことをイメージするだけなのでものすごく簡単です。

夢の中に行く第一段階は体のシャボン玉化。
あちらの世界にある大きなシャボン玉とより深く繋がれるように
全身を細かいパーツに分け少しずつシャボン玉へと変えていきます。

「呼吸をするごとに 足先が軽やかになり 柔らかくて艶のあるシャボン玉の質感へ変わっていきます」
足先、脹脛、太もも、腰、お尻、お腹、胸と下から上へ順になぞりながら
それぞれに軽さやリラックスを感じる暗示を入れて感覚を伝えます。
バックで流れるぶくぶくと泡のはじける音や、ピコピコという電子音っぽい音もそれを助けます。
私の場合は手足の軽さと海中に漂ってるような感覚が味わえました。

そして最後は夢の中の世界で感情、知性の二方向から創造性を磨きます。
感情はピンク色をしたハート型のシャボン玉、知性は空のように青いシャボン玉と異なるイメージを用意し
最初は個別に、その後は両方を使って自分の好きなように時間を過ごします。

このシーンは無言の時間が特に長く取られてますから、無理に何かを思い描くよりも
ぼーっとしたまま頭の中に浮かんでくるものを楽しむ感じで取り組んだほうがいいでしょう。
創造性は誰かに与えられるものではなく、自分で作り上げるものと暗に教えてくれてるのかもしれません。
癒しの音だけが流れ続けるひと時は静かで落ち着きます。

このように、音やイメージを駆使して別世界に案内するテーマに沿った催眠が繰り広げられてます。
心をリセットできる作品
聴くだけで気持ちがスッキリする作品です。

慈愛に満ちた声のお姉さんが、音とシャボン玉のイメージを組み合わせた催眠で夢の中へと案内し
そこでふたつの方向から創造性にプラスに働く成分を注入します。

シーンごとに変化しながら流れ続ける効果音や環境音、敢えて何もしない時間を設けたゆとりある作り
そして暗示で直接働きかけずイメージを通じて聴き手が自分からそうなれるように導くアプローチ。
精神面のネガティブ要素を一時的に切り離し、クリエイティブなことに専念できる環境を整えます。

「あなたの意識が 爽やかで自由になるほど より深く 夢の世界のシャボン玉と繋がっていくことができます」
本作品の最も良いところは聴き手の自由を最大限に尊重してることだと思います。
シャボン玉に関するイメージを投げかけつつあまり深くは働きかけず
「こんな風にイメージしてみてはどうでしょうか?」くらいの緩い姿勢で接します。
シーンごとに無言の時間を用意してるのも聴き手自身にイメージして欲しかったからだと思います。

催眠者が1から10まで何でもするタイプの作品とは違うので
イメージがあまり得意でない人は戸惑うかもしれません。
ですが登場するイメージはどれも大衆性が高いですし音によるサポートもしています。
音声を聴いてる最中はまるで別の場所にいる気分が味わえました。

言葉以外の要素を使って癒しを与える独特な作品です。

CV:桜月秋姫さん
総時間 43:29

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
シリーズ3作がセットになったバージョンも販売されてます。
個別に買うより430円ほど安いです。
ルミナスタジオによるサウンドエクササイズシリーズ 応用プログラム三点セット

ジト目を崩さない武器屋の娘に拝み倒して素股してもらう

サークル「ベレス解部」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、声と言葉はつれないだけど実はとっても優しい武器屋の娘が
偶然村を訪れた冒険者にややアブノーマルなサービスをしてあげます。

童貞短小包茎な彼を見下しつつしっかりお世話するツンデレプレイが魅力で
手コキ、足コキ、素股などコキ系のプレイを多彩な効果音でリアルに表現しながら
最中の行為や仕草によって彼女の心の変化をわかりやすく伝えます。
ジト目の奥に潜む優しさ
武器屋の娘「エリシャ」に見下されながら射精するお話。

「いらっしゃいませ。さっさと予算に見合う武器を選んでください」
エリシャは淡々とした口調で話すちょっぴり気の強そうな声の女の子。
店にやってきた主人公に愛想なさげに商品と価格の説明をすると
100ゴールドもらう代わりに彼の身の上話を聞いてあげます。

本作品は短小、包茎、童貞と男性にとってあまり好ましくない特徴を併せ持つ彼が
手や足を使った4種類のエッチなサービスを彼女にしてもらいます。
ファンタジー世界が舞台なので一部独特なプレイがあるものの
基本的には現実世界の男女でもできるものをとことんリアルに描きます。

ストーリーを簡単に説明しますと、彼は冒険者として他のメンバーと一緒にこの村へやって来たのですが
宿泊中に薬を飲まされ3日間眠ってる間に所持金と装備のほとんどを持っていかれてしまいます。
山に囲まれてるうえに強力なモンスターがあたりを徘徊する場所なので今のままでは脱出できないと判断し
彼女がいる武器屋を訪れ色んな装備を試しながら何度も何度も挑戦し失敗します。
そして後日いつも通り武器を買いに来たところ、とあるイベントをきっかけにエッチな事をする関係になります。

「……なんですか? まだ冷やかすつもりですか? こんぼうでぶん殴りますよ」
「そんなんだから仲間にも騙されるし、いつまで経っても童貞で包茎で早漏なんですよ」

一見すると美味しい展開に思えるでしょうが、彼女はタイトルや挿し絵の通りとってもクールなキャラです。
大したお金も持たずに武器を買いに来た彼を最初から見下すばかりか
童貞や粗末なおちんちんを何かにつけて貶します。

おちんちんや金玉をいじりながら小まめに言葉責めするスタイルのエッチをするので
リアルで童貞だったりおちんちんに自信のない人ほど心を抉られる感じがすると思います。
「最低」「汚い」「変態」など辛らつな言葉を浴びせかけるシーンも多いです。

しかし、彼女は心の底から彼を嫌ってるわけではありません。
一番最初のエッチで全財産を要求するシーンがあるものの
それ以降はサービスの見返りに金銭を要求することはなく、それどころか彼の願いを適度に叶えてあげます。

「……しょうがないですね。私がやってあげますよ」
この突き放す態度の中に垣間見える優しさこそが本作品最大の魅力です。
言ってることとやってることのギャップが結構大きいので
セリフよりも行為や仕草に注意を向けて聴いてみると彼女の心情が掴めると思います。

最初はツンツンだった女性がエッチを通じて彼に少しずつ心を開き、デレる。
M向けのプレイに独自の背景や登場人物の特徴を上手く組み込んだ奥深い作品です。
二面性のあるちょっぴりアブノーマルなエッチ
エッチシーンは4パート96分30秒間。
プレイは手コキ、耳舐め、ゼリーグローブコキ、ニーソ足コキ、キス、素股、乳揉みです。
手コキ、ゼリーグローブコキ、ニーソ足コキ、素股、射精の際にリアルな効果音が鳴ります。

「……ねぇ、今日はいくら持ってきたんですか? 童貞ちんぽのお世話、してあげましょうか」
会話中に現れたモンスターを主人公と一緒にやり過ごしたエリシャは
少しの間体を密着させて隠れただけで勃起してる彼を見て童貞と見抜き
お金を取る代わりにエッチなサービスをしてあげると持ちかけます。

エッチはごく一部を除き彼女がひたすら責め続けます。
一番最初の「手コキ」は風俗店でするサービスに近いプレイ(約22分30秒)。
最初は彼にいじり方を教えてもらいながら、少し経つと自分のペースでおちんちんをねっとりしごきます。

「……オチンポしごきながら「シコシコ」って言われるのが嬉しいんですか? へぇ、ホントに嬉しいんだ……訳分かんない」
彼女は処女なのでエッチのやり方がほとんどわかりません。
だから序盤はおちんちんの仕組みや彼の喜ぶツボを観察しながら責めます。
効果音についても音質はかなりいやらしいですがペースは結構緩いです。

プレイ一覧を見ていただければわかるように、本作品のエッチはコキ系のプレイが多いです。
それを踏まえてプレイ中はそれぞれに適したリアルな効果音を目まぐるしく変化させながら鳴らします。
同じ手コキでも皮越しにしごく、皮の中に指を入れて亀頭をいじる、オマンコに見立てて激しく上下させるなど
シーンごとにある程度内容を切り替えて進めるので色んな音が楽しめます。

「最低……。最低の状態から無理やりドリルで穴を開けて更に下まで潜ったような最低具合」
「……分かりました。じゃあ手を握りましょう。こっちの空いてる手を握っていいですから、それで我慢してください」

最中に交わされるセリフも大きなポイント。
おちんちんが粗末なばかりか童貞特有のキモイ行動や反応をする彼に
実際に言われたら凹むレベルのきつい言葉責めを浴びせかけます。
ですがパートの中盤あたりに差し掛かると嫌々ながらも彼のリクエストをある程度受け入れる姿勢を見せます。

言葉だけを見ると彼女は明らかに嫌がってます。
でも少なくとも私が聴いた限りエッチで手を抜いてる様子はまったくありません。
それどころかすぐさま射精してしまった彼を長めの時間を取ってもう一度イかせてあげます。

彼女がなぜここまでの優しさを見せるのかはこの時点だとややわかりにくいです。
でもこの先のパートを聴いていけばだんだんとわかるように作られてます。
ですから今のところは事務的系の冷たいプレイとは違うことを理解しておいていただければ十分です。

二番目の「ゼリーグローブコキ」はファンタジーの世界特有の変わったプレイ(約24分)。
手コキされてからしばらくした後、山越えにまた失敗して戻ってきた彼は
店内で見つけたスライムを材料にしたグローブを購入し彼女にそれでしごいてもらいます。

「先っぽの皮だけめくれ返って、擦る度にビロビロしてます。気持ち悪いですね。だけど、あなたはこれが気持ちいいんですよね?」
「こしゅっ ぷすっ」と空気交じりのゴムっぽい音を鳴らしながら
玉を揉んだり、グローブで竿をにぎにぎしたり、包皮を剥いて中の汚れを落としたり
逆手に持って擬似SEXと多彩な責めを繰り出し徐々に射精へと追い込みます。
そしてここでもおちんちんの小ささや哀れな姿を小まめに貶してM心をくすぐります。

前のパートに比べて射精シーンは1回と少ないものの
責め方がねちっこいし質感も生々しくて仮想的なプレイをリアルに表現しています。
お金を要求するやり取りも特になく、彼女が彼を特別な人と認識し始めてるのがわかります。
セリフの方向性は変えずに細かな態度で親密度の変化を伝えるところが面白いです。

最も濃厚なプレイが楽しめるのは最後の「素股」パート(約25分)。
どうしても素股して欲しいとお願いされ最初は嫌がっていたエリシャが
とある重要な条件と引き換えに彼の望みをすべて叶えてあげます。

「……ぎゅってしすぎです。肌スリスリしすぎです。幸福感に浸りすぎです。もうカウパー滲んでるじゃないですか。最悪」
ここまで来ても彼女のセリフは相変わらず容赦がありません。
全裸にせずスカート、パンツ、ニーソだけを残した彼の嗜好に呆れかえり
肌を密着させながらおっぱいを揉んだり腰を必死に打ちつける様子を気持ち悪がります。

「ほらほら童貞さん、ここがオマンコの入り口ですよ。ここにこんぼうチンポを密着させて、腰を情けなーくヘコヘコしましょーね」
「名前呼びながら、ぎゅ~って抱き締めて、チンポ出し挿れ、しなさいよ……」

しかしそんな言葉とは裏腹にとても大胆な行動に出ます。
パート内にある4回の射精すべてを股間でしっかり受け止め
さらに後半の2回はおちんちんをパンツの中に招き入れおまんこの表面で擦る際どいプレイまでします。
それに合わせて息遣いが明らかに熱っぽくなり、可愛らしいことを言い始めるのもたまりません。

言葉では嫌がったり突き放す姿勢を取り続けるのに
行動でそれを遥かに上回る信頼や愛情を示すところが彼女らしいなと。
最後の射精時に自らキスをし、事後に満足げな息遣いを漏らす姿も印象的でした。

このように、冷たい言葉と温かい責めを組み合わせた個性的なエッチが繰り広げられてます。
クールで穏やかな作品
魅力的なキャラを最大限に活かした珍しいタイプの純愛系作品です。

辺境の村でぼったくり武器屋をしていた女性が仲間に置き去りにされた男性と偶然出会い
様々なエッチを通じて心と体を少しずつ近づけていきます。
そして彼の弱点である女性経験のなさやおちんちんのみすぼらしさをとことん貶す一方で
彼の望むことをできるだけ叶えてあげる慈愛に満ちた姿を見せます。

「(彼に好きと言われて)ふーん……。私もそれと同じぐらい、嫌いです……」
彼女は最後の最後まで口では彼のことを好きと絶対に言いません。
でも好きな人が相手じゃなければ絶対にできないことをいくつもやってのけます。
武器をたくさん買ってくれてるとはいえ、処女がここまでのことをするには相当な勇気と覚悟が要るはずです。
M男を弄んで楽しむのとは明らかに違う温かいエッチをしています。

このレビューでは大まかな特徴やエッチの内容を重視したのでほとんど書きませんでしたが
彼女が何者なのか、なぜ彼とここまでのことをするのかが遠まわしに語られています。
はっきりと伝えるのではなく、ヒントとなる要素を散りばめて聴き手に察してもらう感じです。
キャラ作りがしっかりしてるおかげでそれこそ時間を忘れるほど熱中できました。

エッチは女性上位+きつめの言葉責めとM向けの要素を中心に置き
その中に彼女の優しさを感じるシーンを数多く挟んでいます。
彼が童貞を卒業できなかったのも彼女に拒絶されたからではなく彼自身の意思によるものです。
異なる属性を組み合わせたプレイなのでややMあたりの人が最も楽しめるんじゃないかなと。
時間が長い、効果音のボリュームが多く質感もエロい、抜き場が豊富と実用性もかなり高い水準にあります。

射精シーンは全部で8回。
くちゅ音大量、淫語多め、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

エッチする女性の内面を巧みに描いた大変素晴らしい作品です。
148分で1100円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは2本目の満点とさせていただきました。

CV:思 ちぽさん
総時間 2:27:55

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

湯女風呂 椿屋 沙夜【ダミーヘッドバイノーラル】

サークル「知恵の実」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、湯女と呼ばれる元気で人懐っこい女性が
甘えん坊な男性につきっきりで癒しとエッチなサービスをします。

静かな宿でのんびり過ごす様子をリアルに描いた雰囲気重視のサービスが行われており
お湯の流れる音、シャンプーや石鹸で体を洗う音、耳かき音などあらゆる行為で鳴る様々な効果音と
心の近さや密着感を感じさせる演出を組み合わせて二人きりの空間を作り上げてます。
落ち着いた宿で癒しのひと時を
椿屋の湯女「沙夜」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ こんなにご到着が遅くなるなんて 随分遠いところからお越しくださったんですね」
沙夜は明るくて元気な声のお姉さん。
椿屋を初めて利用する主人公に親しげな挨拶をすると
施設の案内やサービスに関する注意事項の説明をします。

本作品は部屋に露天風呂がついてる豪勢な宿を舞台に
彼女が2時間以上に渡って体の洗浄、耳かき、添い寝、エッチをします。
パート数や時間配分は非エロとエロでほぼ半々になってますが
サービスの内容や会話は癒しの色が強いため、どちらかと言えば癒し目当てで聴くほうが満足できます。

全編を通じて言える特徴は椿屋にいる雰囲気を大事にしてること
音声開始時からバックで温泉の流れる音が鳴り始め、サービス中も様々な効果音が耳を楽しませてくれます。
沙夜も店員によくある他人行儀な態度を多少崩し、彼の願いを叶える形で親身にお世話します。

「あったかーいお風呂に浸かってもらって 体の疲れをぜーんぶ取っちゃいましょ?」
二人きりの世界が出来上がってる、とでも言えばいいのでしょうか。
和やかだけど静けさや落ち着きを感じる描写が多く自然とホッとした気分になります。
バイノーラル録音の長所を活かしてシーンごとに声の位置や距離を小まめに切り替え
彼女が実際に寄り添ってる様子を上手く表現しています。
音とキャラの両方で癒すサービス
椿屋に着いて一番最初にするのは露天風呂への入浴。
彼女に手を引かれて脱衣所に移動し、お互いタオル一枚になってから
シャンプー、体の洗浄、湯船に浸かっての談笑&ちょっぴりエッチなことを楽しみます。

「脱衣所がお客様と一緒というのが問題という気がしますよね これじゃ見えて当たり前」
風呂場に入る前の脱衣シーンに4分近くも割いてるのがちょっと珍しいですね。
彼女が下着をつけてないのを残念がる彼に希望の下着を尋ねたりと
一般的な店員のイメージよりもずっとフレンドリーな態度で接します。

サービスとサービスの間にある細かなやり取りや行為もきちんと入ってる点も
椿屋で過ごす雰囲気を形作る大事な要素のひとつです。
作品の世界にリアリティを与える演出が他にも数多く用意されてます。

もちろんメインのサービスもレベルの高いものばかり。
シャンプーは「シャクシャク」という泡交じりの小気味いい水音が頭のあたりで鳴り
さらに前後左右に細かく移動して彼女の手の動きもしっかり表現しています。
その後に始まる石鹸での洗浄もシャンプーよりやや遠い位置で背中、腋、胸、股間を丹念に洗ってくれます。

「たまたまの皮って伸びるんですね 洗ってるとむにむにしてて気持ちいいです」
特に股間を洗うシーンは5分以上の時間を使って
竿はもちろん金玉、亀頭、包皮の裏に至るまで洗う力の入ったサービスです。
他の部位よりも力加減が弱くなり、金玉のお世話をする時だけ滑らかな音になるのが実に良いです。

エッチな描写もそれなりにありますが、勢いで踏み込んだプレイに発展することはありません。
湯船に入った後もおっぱいを軽く揉ませたり乳首を吸わせる程度です。
二人ともほぼ裸なのにエロい描写がまったくないのはむしろ不自然ですし
適度なエロさを持たせつつ、やるべきことをきっちりやって彼女の魅力を引き立たせてます。

二番目の「沙夜もいっぱい癒してあげたいな」パートでするのは耳かき(約15分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、綿棒で小さな汚れを取ります。
耳に息を吹きかけるサービスはありません。

耳かき棒は「じじっ ずぞー」と乾いた平べったい音
綿棒は「ずりずり ぷすっ」と面積が広く柔らかでざらつきのある音が使われており
前者は耳の壁を優しく引っかくように、後者は穴の中を優しく撫でたりゆっくり回転させるように動きます。

どちらも力加減が弱いせいか耳にあまり刺激が伝わってこないのがやや残念ですが
音質、動き、動きのバリエーション、声と効果音の音量バランスなど
耳かき音声を構成する様々な要素が高い水準を持ってます。
露天風呂のパートも含めて音に対する強いこだわりを感じました。

「ふふっ お耳はとっても喜んでますよ」
最中の沙夜は耳かきの様子を実況したり、他愛も無いことをしゃべったり、軽い吐息を漏らしたりと
聞き流しても問題ないレベルの会話をしながら熱心に取り組みます。
耳かきのシーンからお湯の音が流れなくなるので以前よりも静かな印象を抱くでしょう。
彼女もその雰囲気を壊さないようにお世話してるのがわかります。
密着感のある静かなエッチ
エッチシーンは2パート62分間。
プレイは乳揉み、乳首舐め、手コキ、耳舐め、乳首責め、手マン、フェラです。
手コキ、手マンの際に効果音が鳴ります。

「じゃあ 沙夜の胸に 顔を埋めてください きっと落ち着きますよ」
部屋の電気を消し主人公と一緒の布団に入った沙夜は
彼がまだ甘え足りないのを見ておっぱいを差し出し顔を埋めさせてあげます。

エッチはシーンによって責め手を切り替えながらまったりやります。
最初の「添い寝で温もりを感じて……」パートは夜のお話(約50分)。
お風呂で味わった彼女のおっぱいが忘れられない彼の気持ちを察して
乳揉み→手コキ+耳舐め→乳首舐め+手マン→手コキと交互に気持ちよくするスタイルで絶頂を目指します。

「いいこいいこ 普段ではできないことも ここではできちゃいますから 今夜は特別ですよ」
「すごく…熱い はぁ はぁ」

サービスの途中で彼が甘えたい欲求を抱いてることを知った経緯もあり
ここでの彼女は母親に近い包容力を持って優しく優しくお世話します。
そして自分が責められてる時は熱っぽい吐息を至近距離から漏らして興奮を煽ります。

最大の魅力である「彼女と二人きりの雰囲気」を大事にしたエッチです。
パートのほぼ全部が囁き声、さらに中盤頃までは緩く責めるためそんなに激しいエッチではありません。
でも声や音の臨場感が高いのでそれなりのエロさがあります。

「指が中に…あぁっ すごく気持ちいい」
そう感じるのは彼女が責められて乱れる時間を長めに取ってるからです。
普段の明るいキャラとは随分違う切ない喘ぎ声が耳と股間に強く響きます。
そしてパート内で主人公が1回絶頂するのに対し彼女は2回果てます。

宿のサービスで女性側が責められてイかされるのは方針からややずれてる気もしますが
雰囲気を壊さないための手段と考えれば妥当です。
手コキや手マンも意識して下品に感じる音を鳴らしてます。

もうひとつの「朝から気持ちいいこと……する?」パートは翌日のお話(約12分)。
元気に朝立ちしてる主人公のおちんちんを鎮めようと今度はお口でご奉仕します。

前のパートと同じく舐めるペースは全体的に抑えて
その代わり竿や裏筋をぺろぺろしたり、尿道口をバキュームしたり、ピストンするなど多彩な責めを繰り出します。
射精シーンで精液をそのまま飲み込み、直後にお掃除フェラまでする彼女の姿も健気で愛らしいです。
セリフは最低限に留めてちゅぱ音を多めに鳴らしてくれますし、サクッと抜きたいならこちらのほうが使いやすいと思います。

このように、静けさや上品さを維持しつつエロさも持たせた満たされるエッチが繰り広げられてます。
しっとりした作品
豪華な温泉宿のイメージにぴったりな風情のある作品です。

沙夜は遠路はるばる椿屋を訪れた主人公を癒し、尚且つ彼の女性に甘えたい願望も満たすために
最初から店員よりも友達のような親しい態度で接しながら心と体の両方をケアします。
サービスはもちろん、その合間にある細かな行為に至るまでリアルな効果音を用意し
彼女のキャラやセリフも優しさや上品さを漂わせるものが多いです。

「甘えたくなった いつでも椿屋へいらしてくださいね」
最終的に二人はエッチな事をしますが、椿屋でこういうサービスは基本的に禁止されてます。
つまり風俗店ではないため周りにばれないようひっそりエッチを楽しむわけです。
その様子を身近に味わってもらえるように囁き声や密着するシーンを多くしてます。

没入感を高められる要素が多いのでかなりの癒しが得られるでしょう。
特にお風呂に入るシーンは温泉の音が心の緊張を存分にほぐしてくれます。
エッチも甘やかし成分が強めで単に気持ちよくなるタイプのものとは違います。

私自身は効果音の質の高さや扱いの上手さが一際印象に残りました。
シャンプーと石鹸で効果音の位置、距離、動かし方が微妙に違うとか
エッチで二人が体を動かすと決まって布の擦れる音が鳴るなどかなり細かいところまで気を遣ってます。
セリフが結構多いので音フェチ作品ではありませんが、効果音の存在感が大きいのも事実です。

エッチは序盤の時点では物足りなく感じたのが後のほうで盛り返します。
彼女が手マンされて絶頂し、お返しに激しい手コキで射精に追い込むやり取りがあるからです。
そして翌日のフェラは抜き重視のストレートなプレイできっちり〆ます。
サークルさんが「品のあるエロ」を意識してエッチを組み立ててるように映りました。

絶頂シーンは主人公、沙夜共に2回。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

臨場感のあるご奉仕が味わえる作品です。

CV:柚木朱莉さん
総時間 2:14:11

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2017年4月21日まで9割引の120円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。

いらっしゃいませ手揉み庵3

サークル「黒月堂」さんの同人音声作品。
声優をやられてるかなせさんが「Six Senses」から改名して生まれたサークルです。

今回紹介する作品は、上品でSっ気もあるリラクゼーションスポットの店員が
ローションまみれの手でおちんちんの隅々までエッチにマッサージします。

手揉み(手コキ)と言葉責めを組み合わせたややM向けのサービスが魅力で
竿・亀頭・カリ・金玉を個別に、あるいは同時に責める際に鳴るリアルな効果音が体を
「豚ちゃん」「変態」など軽く見下すセリフの数々が心を盛り上げてくれます。
緩やかなマッサージで下半身をスッキリ
手揉み庵の店員「夕月」に手コキしてもらうお話。

「いらっしゃいませ。手揉み庵へようこそ」
夕月はしっとりとした上品な声のお姉さん。
初来店したお客に軽く挨拶すると、今回行うサービスの概要を早速説明します。

本作品は手だけを使ってご奉仕する癒し系専門店で
彼女が35分近くに渡りおちんちんの周辺を集中的にお世話します。
サークルさんが作品説明文でこのプレイを「マッサージ」と呼んでるように
単なる性欲解消ではなく充実した射精でリフレッシュさせることを目指して責めます。

射精シーンが最後に1回と少なく、それに向けてゆっくりじっくりリードしてくれますから
疲れやストレスを感じてる人でも無理なく聴けるし抜けるでしょう。
夕月もセリフの間隔をやや長く取りながら射精直前以外はまったり刺激を与えます。

このサービスの特徴は大きくふたつ。
ひとつはおちんちんへの責めをすべて手で行うこと
もうひとつは焦らしや言葉責めといったややM向けの要素を多少含んでることです。

「今日はいっぱいいじめながら、手揉みしてあげますから…。覚悟して下さいね」
前者は店名を見ればわかように、おっぱいやおまんこといった女性特有の部位をほぼ使わず
最初は素手で、しばらくするとローションをまぶした手でおちんちんのあらゆる部位を丁寧に揉みます。

手コキと言うと竿を上下にしごくプレイをイメージするでしょうが
本作品の場合はソフトな愛撫、皮剥き、竿をにぎにぎして刺激を与えるなど
後になるほどハードにするスタイルで多彩な責めを繰り出します。
そしてその一部始終をリアルな効果音によって表現しています。

黒月堂さんは以前から耳かき音声を数多く作られてるだけあって効果音に定評があります。
今作でも竿をしごく、亀頭責め、玉揉みでも動きが微妙に変化する細かな演出をされてます。
手コキ中はわざとセリフを減らしてますから、効果音や彼女の息遣いを重点的に楽しむことができます。

「今からお客様のこと、豚ちゃんって呼んで上げますね。 ね、豚ちゃん」
「とんだ変態野郎ですね、お客様って。くす。可愛い」

後者についてはサービスを開始して少し後に彼がMな性癖を持ってると判断し
彼女が豚呼ばわりしたりおちんちんの小ささを貶す言葉責めを軽くしてきます。
そして体への責めについても弱めの刺激を与えてもどかしい気分にさせるとか
ごくごく一部で金玉を軽く痛めつけるシーンがあります。

ですが彼女の口調や態度は終始とても優しく、彼を喜ばせるためにそれらを行ってるのがよくわかります。
気持ちがもっと盛り上がるように適度な羞恥を与える感じですね。
表現もかなり抑えられてますからドMよりもややMあたりの人が最も楽しめると思います。
和やかな雰囲気漂うちょっぴり意地悪なエッチ
エッチシーンは2パート33分30秒ほど。
プレイは手コキ、玉揉み、皮剥き、亀頭責め、金玉デコピン(1回)です。
すべてのプレイでリアルな効果音が鳴ります。

「ふふ。このまま~、ズボンの上から触ったらどうなるかしら? ほ~ら」
緊張気味なお客と一緒の椅子に座り横からおっぱいを押し付けた夕月は
おちんちんが硬くなってきたのを見計らってまずはズボン越しに優しく撫で始めます。

エッチは専門店ということで彼女が終始リードします。
最初の「焦らしサワサワ」パートは本番に向けての準備に近いソフトなプレイ(約7分30秒)。
布越しにおちんちん全体や金玉を焦らす感じで撫でてから服を脱がせて少しの間彼の裸を観賞します。

「お客様? 金玉を触りだしたら、鼻息がすごく荒くなりましたね」
「随分とこじんまりした一物ですわね。これだけミニマムサイズだと、パンツの中にコンパクトに収まりそうでいいですね」

そして彼女は早速持ち前のSっ気を発揮して優しい言葉責めをします。
声や口調が上品なので凹むよりも気恥ずかしい感じがするでしょう。
股間の愛撫も「すりすり すすー」というすべすべした摩擦音が責める位置によって微妙に変化します。

本格的な手コキが登場するのは次の「手揉みクチュクチュ」パート(約26分)。
桃の香りがするオイルを手にまぶし竿・亀頭・カリ・金玉をゆっくり丁寧にマッサージします。

「剥きたての亀頭は敏感ですから、おちんぽ全体を夕月の手の平で軽く挟むようにして、竿の部分を中心に、ゆっくりと上下にマッサージ致します」
先ほどとはまるで違う「くちゅ ぴちっ」という粘性高めの水音がエロく
同時に流れる彼女の息遣いもお世話されてる気分を盛り上げてくれます。
どこをどう責めるか説明するとしばらく黙り、また話しかけるのを繰り返すスタイルなので
音の変化を楽しみながら頭を空っぽにしてオナニーに励めます。

「ふふふ。このマッサージはM属性のお客様にだけ特別にやっております」
「精子がいっぱい出るように、金玉の付け根を優しく撫でますよ?」

作品の持ち味であるややM要素ももちろんあります。
ここでは中盤あたりから手で竿をぎゅっと握り強めの刺激を与えたり
敏感な亀頭や金玉を集中して責める肉体寄りのご奉仕をします。

女性に自分の弱点を預け、好きに弄ばれるシチュでくするぐる感じですね。
金玉にデコピンをする時も直後にお詫びとして気持ちいい手コキをプレゼントします。

「はぁ、はぁ。お客様のおちんちん、手マンコの中ですごく固くなってます」
最大の抜きどころは射精が間近に迫った最後の5分間。
右手でカリを、左手で竿を握り今までよりずっと速いペースでしごきます。
「ぎゅぷっ にゅちっ」という今までよりも篭ったいやらしい音に加え
彼女が自分の手をおまんこに見立てた擬似SEXのイメージをさせます。

言葉責めがほんの少しある以外は気持ちよく抜かせることだけを考えた責めをしてくれます。
30分以上もの時間をかけて心と体をバランスよく盛り上げてきたおかげで
体にそれほど負担を感じることなく気持ちいい射精を迎えることができました。
ややM向けの要素を含んでるものの、やっぱり癒しの色が強いサービスだと思います。
癒しながら気持ちよくする作品
臨場感のある声や音を駆使してゆっくり、じっくり抜かせてくれる穏やかな作品です。

専門店の店員らしい大人びた女性が多少のM性を持つ男性を気持ちいい射精に導きます。
シーンごとに声の位置や距離を小まめに切り替える凝った演技や
擦ってる材質と部位に応じて変化する音の数々がプレイにリアリティを与えてます。
そしてサービス中の射精シーンを最後の1回にまで絞り込み、少しずつ刺激を強くしながら優しく責めます。

「イイ子にしてたら、もっと気持ちイイことしてあげますからね」
最中に多少の焦らしや意地悪をするのも結局は彼に満足して欲しいからです。
ですからM性がそれほど高くない人でも受け入れやすく感じると思います。
相容れにくい要素を上手に組み合わせてるところも本作品が持つ魅力のひとつです。

エッチは効果音の質の高さが一際印象に残りました。
音声作品の一般的な手コキに見られるループ音とは違い、現実世界のプレイに近づけた多彩で不規則なものです。
手コキ中にセリフをあまり挟まなかったのも音に自信があるからでしょう。
後になるほど熱く荒くなる彼女の息遣いも興奮具合が伝わってきて実に良いです。

射精シーンは1回。
くちゅ音多め、淫語と喘ぎ声(吐息)そこそこ、ちゅぱ音はありません。

個性的かつリアルなプレイが楽しめる使い勝手の良い作品です。
手コキが好きな人には強くおすすめします。

CV:かなせさん
総時間 48:19(本編…44:36 フリートーク…3:43)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

耳癒やしマッサージ1

サークル「Binaural Experience」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回はかなり風変わりな作品を紹介します。
本作品は耳を泡で洗浄したり、マッサージしたり、耳かきする様子を
100パーセント効果音のみで演出しています。

女性の声が入らないぶん効果音により集中することができ
バイノーラル録音ならではのリアルな音の数々が耳に心地よさを与えます。
まさに音フェチ専用とも言えるこの尖った作りが一番の魅力です。



すべてのサービスを音で表現
謎の人物に耳をケアしてもらうお話。

「かちゃっ ぱっぱっぱっぱっ」
音声が始まると声などによる自己紹介は一切挟まず
早速タオルを広げているかのような効果音が流れ始めます。

本作品は主人公が誰かに耳を綺麗にしてもらう様子を
シーンに適した効果音を使ってお届けします。
そんなわけで作中ではセリフが一切ありません。
声が入るのが当たり前な音声作品の常識を覆す変わった作りをしています。

といってもさすがにすべてを音だけで掴んでもらうのは難しいですから
全部で9個ある音声ファイルの名前にサービスの内容が記載されています。
具体的には「耳の汚れをお湯で流します。」「タオルで拭き取ります。」みたいな感じです。

効果音が全編バイノーラル録音ですし
少なくとも何をしてるかさっぱりわからない、なんてことはないでしょう。
処女作とは思えないほど音に臨場感があります。



順序良く行われる丁寧なサービス
サービスの大まかな流れは最初にタオルや水を使って耳を洗い
それからボディソープのような泡をつけてから指でマッサージ
一度洗い流してから耳かきと背中のマッサージをします。

内容自体は癒し系音声における定番のものばかりですので
音だけだったとしてもイメージするのは割と簡単です。
でも声が無いからちょっと違った印象を受けるでしょうね。

序盤の耳を洗うシーン(3パート4分30秒)では
タオルで耳を軽く擦る音やお湯の流れる音が中心。
特にお湯で耳の汚れを流すシーンでは
すぐ近くでとてもクリアな水音が右耳→左耳の順に流れます。

効果音だけの作品といってもそれらを継ぎはぎしているのではなく
作者さんが実際にサービスをされている様子を録音しています。
ですから諸々の動作が滑らかで違和感無く楽しめるでしょう。

中盤の泡と指によるマッサージ(3パート14分)は泡の音がポイント。
「わしゃわしゃ くしゅ」という軽く小気味よい音が耳を潤します。
特徴的な音だからすごくわかりやすいですし
音のリアルさのおかげで耳のあたりに軽い圧迫感が感じられます。
音だけで聴覚以外の感覚も刺激されるのがバイノーラル録音の大きなメリットです。

そして耳の外側がスッキリしたところで
耳かきと背中のマッサージに入ります(3パート15分)。
耳かきは聴いた感じですと仰向けに寝た状態のまま
耳かき棒→綿棒→洗浄液で湿らせた綿棒の順に器具を切り替えながら行っています。
器具を切り替える際にもきちんと音を鳴らしているのがいいですね。

耳かき棒は「しゅりっ すっ」と滑らかで硬い音を少し力を溜めてから掻き出すように
綿棒は「ぞりぞり」と耳かき棒よりもざらつきのある軽い音
湿った綿棒はそれより少し重みのある音をいずれも優しくスライドさせるなど
器具ごとにきちんと音や動きの変化が感じられます。
大手サークルさんの耳かきを色々聴いて研究されているのでしょう。

ですが耳の外縁部・穴の入り口・奥といった位置の変化はあまりなく
同じ部分を集中的にケアしてもらっているような感覚を受けました。

このように、音だけで様子がわかる比較的リアルなサービスが楽しめます。



効果音好きにはたまらない作品
女性の声を一切挟まず音だけで癒しを与えてくれる非常に珍しい作品です。

水の流れる音、泡で耳をわしゃわしゃする音、指で軽くつまんで引っ張る音
そして耳かきや綿棒といった定番の音など
多種多様な効果音を上手に使い分けながらサービスを組み立てています。
サービス中だけでなく合間の準備的なシーンにもきっちり音が入っているから
作品としての統一感があり、実際にやってもらっているような没入感があります。
これらを音だけで表現しているのは見事と言うほかありません。

一般的な音声作品では事前に「~しますね」と言ったり
サービス中に様々な会話をするケースがほとんどのため
それらが無いことに最初は違和感を覚えるかもしれません。
でも音だけが生み出すその独特な空間に次第に落ち着きを感じるはずです。
そして音しか聞こえないからこそ頭を空っぽにすることができます。

そんな面白いコンセプトを持っている本作なのですが
全編に渡ってノイズが多いという割と致命的な弱点もあります。
おそらく自宅で録音されたのでしょう。
作中では自動車やバイクの通り過ぎる音がかなり頻繁に入ります。

本作は音だけを聴いて楽しむわけですから音のクオリティは非常に大事です。
だからこそノイズはできるだけ入れて欲しくなかった、というのが率直なところです。
一応ノイズ除去版も同梱されているのですが
そちらは逆に効果音の臨場感が損なわれているように思えました。
今後の作品ではこれらの改善に期待したいです。

音フェチ的な要素が非常に強い作品です。
音の品質に若干難があると言いましたが、価格がたったの100円とお安く
内容を理解した上で聴くならまず損はしません。
ですから気になった方はどうぞお気軽にお試しください。

CV:無し
総時間 33:42


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
2017年02月06日まで半額の50円で販売されてます。
その場合の点数は7点です。

スライムヒュプノシスリラクゼーションプログラム

サークル「あめいじんぐ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、母性豊かな声と態度のスライムが
人間には決してできない独特な方法で癒しと性的快感をプレゼントします。

彼女が脳内に直接侵入しサービスする催眠とエッチが魅力で
催眠パートでは脳を直接洗うイメージに効果音と暗示を絡めて心地いい気分を与え
エッチではMな主人公の好みに合わせた2つの快感で射精へと導きます。
スライムの柔らかな体に脳を包まれて
マザースライムのご奉仕を受けて心身をリフレッシュするお話。

「初めまして 今回 スライムヒュプノシスリラクゼーションプログラムにご参加いただき 誠にありがとうございます」
マザースライムはお淑やかで温かい声の女性。
主人公に今回行うプラグラムの目的や内容を簡単に説明すると
彼がより催眠に入りやすくなるように周りの環境を確認します。

本作品は「スライムだからこそできる癒し」をテーマに
彼女が催眠をかけながら彼の脳内に侵入し、心と体のコントロールを奪った上でセルフスタイルのエッチをします。
平たく言えば脳姦にあたるわけですが、できるだけ多くの人がこのサービスを受け入れられるように
催眠・エッチいずれも聴き手のことを第一に考え、願望を叶える形でリードします。

「難しく考える必要はありません 眠る時と同じように 体の力を抜いていきましょう」
そう言い切れる理由の第一は彼女のキャラ。
マザースライムの名に相応しい母性を感じる柔らかな声で語りかけるシーンが非常に多く
聴けば聴くほど母親に抱かれてる時のような心地いい感覚が湧いてきます。

サービスについても冒頭で「このプログラムに危険性は無い」とはっきり伝え
その上でシンプルな技法を作品のテーマに合わせてアレンジしながら進めます。
キーとなる脳姦も他のイメージに置き換えることで取り組みやすくしています。
初心者向けとまでは言いませんが聴き手に配慮してる部分が数多く見られます。

催眠は3パート27分30秒間。
ゆったりした服装で仰向けに横になって目を瞑り
まずは彼女に言われた部位に力を入れる→脱力するのを繰り返します。

「力が抜ける さっき入っていた力が すべて抜けてしまう」
「まるで指先から水が出て行くように 少しずつ力が抜け切っていく」

右腕、左腕、右足、左足と順に進めながら彼女はその都度厚めの暗示を入れます。
ストレートに「力が抜ける」と言ったり比喩を用いたりと時間をかけて丁寧に行います。

力を入れる時と抜いた時で彼女の口調が大きく切り替わるのがいいですね。
前者は力強くやや速いペースで、後者はゆったりのんびりしたペースで語りかけることで
言葉だけでなく雰囲気によっても脱力を効果的に促します。

体が適度にリラックスできた後は心のリラックス。
水中に漂ってる自分をイメージし、カウントに合わせて水底に少しずつ沈んでいきます。

「あなたの意識が どんどん 心の深くに沈んでいって まどろんでいきます」
ここも数カウントごとに「深い」「沈む」といった言葉を多めに盛り込んだセリフを投げかけ
およそ4分30秒をかけてじっくりと意識の力を弱めます。
彼女の大らかな口調も相まって後になるほど眠気を感じる人がきっといるでしょう。

またこのパートでは終盤に彼女が彼の脳内に侵入する様子も描かれています。
耳舐めのようなちゅぱ音を軽く鳴らすだけですから、余程苦手な人でもなければ受け入れられると思います。

そして最後の「理性、記憶の洗浄」パートはエッチを存分に楽しんでもらうために
理性や記憶といった頭の中に残ってる余計なものを彼女が直接取り除きます。

「私が頭の中を洗うと 少しずつ暗闇が晴れて あなたの周りが明るくなっていきます」
彼女の体が脳を包み込む様子を「ごぽごぽ」という泡が弾ける音
磨き上げる様子を「ぽりぽり しゅりっ」という泡交じりの水音で表現します。
前者は水中に潜ってる音、後者はスポンジで体を洗う音にとても近いです。
直接的な描写をできるだけ避け、癒しを感じる声や音を使ってイメージさせます。

パートの後半で記憶を消す=記憶支配の暗示を入れてきますが
残念ながら私の場合は一時的にせよ忘れた感覚は特にしませんでした。
この暗示はかなり深い催眠状態でないと通りにくいものですから
本気でそうさせたいのならもっと入念に施す必要があります。
この部分だけは引っ掛かりました。

十分にリラックスと深化をさせてからメインの暗示を入れるオーソドックスな催眠です。
マザースライムが頭の中に入り込み心身を操作されてる感覚を味わわせることを目的に
漸進的弛緩法、カウントとイメージを交えた深化、脳姦を別のイメージに置き換えた暗示といったように
古典系の技術を中心にそれぞれを慎重に行っています。

あめいじんぐさんは以前の作品だとセリフの表現方法に難のあるサークルさんでしたが
今作ではその部分が大幅に改善され、受け入れにくいプレイを癒しの要素で上手く包み込んでいます。
脳を犯す様子をお風呂で体を洗浄するイメージに例え、効果音を鳴らす工夫が特に印象的でした。
体の重さはいまいちですが、意識のぼやけや眠気はそれなりに感じるでしょう。
操られる快感と見られる快感
エッチシーンはおよそ14分間。
プレイはオナニー、痴態を観察されるです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「今度は頭の中だけでなく 体も気持ちよくしてあげるね」
癒しの催眠で主人公の脳をとろとろにしたマザースライムは
彼にもっと気持ちよくなってもらおうと様々な指示を出してオナニーをコントロールします。

エッチは彼女に言われた通りに手を動かしおちんちんを慰めます。
前半シーンは体よりも心の興奮に重点を置いたプレイ。
手をおちんちんに触れさせるだけで敢えて動かさず、そのまま亀頭を見せつける指示を出したり
「変態」など軽い言葉責めをして彼のM心をくすぐります。

「私の指示に従って あなたの恥ずかしいところを 私に見せつけて とっても変態さんですね うふふっ」
エッチに入ると彼女は打って変わって嗜虐的な声と口調に変化し
オナニーをわざと停止させる(寸止め)をしたり、自分にすべてを見られてることを強く意識させます。

催眠音声のエッチと言えば感度を上昇させる暗示を入れるのが定番なのですが
本作品の場合は手の動きを制御する暗示を中心に据え、言葉責めや視線で気持ちを高ぶらせます。
セルフ系の中でもあまり見かけないタイプのエッチです。

「もしイきたくなっても 手が勝手に遅くなっていきます」
後半に入っても彼女は腕が思い通りに動かなくなる暗示を入れたり
セリフを頻繁に挟みながらカウントをゆっくり数えて射精を限界まで遅らせます。
オナニーの純粋なプレイ時間が約7分と短いので1日くらいは溜めてから挑むのがいいでしょう。
うまく催眠に入っていれば暗示の効果でもどかしい思いを味わうことになります。

このように、心身をバランスよく責めるエッチが繰り広げられています。
癒し系人外作品
脳姦を極限までソフトに描いた個性的な作品です。

マザースライムはプログラムを受けてくれた主人公が充実した時間を送れるように
最初からどうやってサービスするかをはっきり告げ、その上で催眠を通じて自分の体を脳に滑り込ませます。
そしてエッチに入るとキャラを大きく切り替え羞恥を与えながらおちんちんを自由にいじらせます。

「あなたの好みや どうされたいかを分析した結果から あなたの気持ちよくなれる構成にしてみました」
彼女自身が最終パートでこう言ってるように、エッチで意地悪をするのもすべて彼を思ってのことです。
脳を掌握してる状況を利用して脅したり記憶を書き換えるといったシーンは一切ありません。
人間にとって最も大事な部分を気分良く預けてもらえるように言葉を選んで進めます。
隅から隅まで癒しの要素一色な作品です。

催眠はサークルさんの努力の跡が窺えます。
術者本位だったセリフを聴き手本位に大きく切り替え、難しいプレイに果敢に挑戦しています。
私個人はそこまで深いところまで入れませんでしたが、脳姦に対して嫌な気分をまったく抱かなかったのも事実です。
今後の作品に期待が持てる内容でした。

エッチは同人と催眠のハイブリッドと呼ぶのが妥当なプレイです。
暗示で手を制御し寸止めさせるアプローチはそのままに
視姦にも「彼女の視線を感じるほど体が熱くなる」などの暗示を絡めればより良くなったと思います。
脳を犯してるシチュならばやはり心に対する責めにも工夫がほしいです。

射精シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

液体状の体を持つスライムならではのプレイが味わえる作品です。
脳姦好き、変わった癒し系作品を聴きたい人におすすめします。

CV:白夜あこさん
総時間 53:05

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

nitive waves 02

※この作品は2016年9月26日に販売を終了しました。

2018年5月24日追記
販売が再開され現在は購入できます。


サークル「Bellso」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は耳かき、シャンプー、ドライヤーなど
様々な癒しのサービスをリアルな効果音を駆使してお届けします。

すべての行為を効果音だけで表現しているのが大きな特徴で
音声開始1秒からサービスの内容に沿った効果音が鳴り始め
セリフ無しでも十分イメージできるように音質や動きを小まめに切り替えながら進めます。
音だけで作り出された癒しの空間
5種類のサービスを音だけで楽しむお話。

本作品は「音フェチの音フェチによる音声作品」とサークルさんが銘打ってるように
耳かき、布団、シャンプー、ドライヤー、炭酸の5つのパートに渡って
誰かにお世話してもらっている様子を効果音だけで楽しみます。

「さすさす すすっ」
最中にセリフと呼べるものは一切ありません。
音声を再生すると挨拶などの前置きをすべて飛ばし早速耳かき音が鳴り始めます。
最近の癒し系音声作品は効果音の質や量にこだわったものが多いですが
それでも本作品のように女性の声をまったく入れないケースは珍しいです。

パートごとの音の方向性には大きな違いがあるものの
どれも聴いてて自然と落ち着く、癒される気分がする点は共通しています。
寝ながら聴いて安眠を得るのはもちろん
勉強や読書をする時に聴いて集中力を高めるのにも役立つでしょう。

音フェチ向け作品の最重要ポイントと言えばもちろん音質です。
セリフがなくても何をされてるかがイメージできるように
使用する器具や動かし方に至るまで練りに練られたサービスが行われています。


体験版の耳かきを聴いていただくのが一番わかりやすいと思うのですが
シーンごとに使用する器具を切り替え、それに合わせて手の動きや力加減もちゃんと変化します。
左右中央の位置取りもしっかりしていて実際の耳かきにとても近いです。
今回が2作目とは思えないほど音のレベルが高いです。

また他の癒し系作品との違いを出すために一部で特徴的な音も登場します。
わかりやすいところだと最後の炭酸水で耳を洗浄するパートでしょうか。
「しゅわしゅわ ぱちぱち」という爽やかな音が左右別々に鳴り響き、時間が経つと徐々に弱まります。
現時点でこれを取り入れてるサークルさんはごく僅かですし
実際に聴いてみると不思議な感覚がすると思います。
リアルな音を組み合わせたサービス
ここからは各サービスの内容を紹介します。

一番最初に登場する耳かきは22分間。
右耳→左耳の順に複数の器具を使ってお掃除してから最後に軽く息吹きをします。

本作に登場する器具は綿棒、耳かき棒、耳垢水。
綿棒を使って汚れを軽く落としてから耳垢水を垂らし、耳かき棒→綿棒の順で追加のお掃除をします。
(音を聴いた感じでの予想です。実際は違う可能性があることをご了承ください)

綿棒は「くしゅっ さすさす」と面積が広く滑らかな音
耳かき棒は「ずりずり じじっ」とやや硬く尖りのある音
耳垢水は「ちゃぷ くちゅっ」と若干粘性のある水音が使われており
前の2つは音だけで耳かきとわかるレベルの十分なクオリティを持っています。

さらに素晴らしいのが音の動きです。
綿棒は耳の壁を大きくなぞる、小刻みに引っかく、軸を持ってゆっくり回転させる
耳かき棒は奥から手前にやや力を入れて掻き出す、といったように
器具ごとに汚れを取りやすい動きにきちんと変化します。
数十秒ごとに動きが自然に変化するので実際にやりながら録音されたのでしょう。

力加減にも明らかな違いがありますから耳に伝わる感覚が異なると思います。
綿棒は引っかかりながら優しく撫でられる感覚、耳かき棒はちょっぴりゴリゴリした強めの刺激です。
どちらも頭が痛くなるほどではなく適度な心地よさを与えてくれます。

次に登場するサービスは布団。
主人公が寝ようとしてるのか、あるいは誰かに添い寝してもらうのかはわかりませんが
およそ12分に渡って布団の動く音だけが間を開けながら鳴り続けます。
布団の音を集中的に聞かせるサービスは珍しいですね。

「ぱんぱん すすーっ ぱすっ」
表面を撫でる、持ち上げる、軽く叩く、中に入って寝返りを打つなどこちらもバリエーション豊富です。
聴いた限りだと使用されてるのは羽毛布団なのでしょう。
どの音にも軽さがあり質感がつるつるしています。

さらに5分程度経つと効果音のトーンがやや下がり
1回ごとに音の位置が左右に動く感じで鳴り始めます。
寝返りしている様子を表現したかったのかなと。
音を出すために結構頻繁に動いてるところが引っかかりますが音質や動き自体はリアルです。

3番目のシャンプーはおよそ17分間。
シャワーで髪を濡らしてシャンプーで洗い、一旦流してからトリートメントをつけて再度流します。
お風呂場で録音されたのか音に若干の反響があります。

「じょじょーーー ばしゃばしゃ」
シャワーをかける時に当たってる部分だけ音が若干鈍くなり、ほんのり圧力が感じられる点や
シャンプーの時に左右の手を別々に使って多彩な動きを見せるところなど
これまでのサービスと同じく小さな音や動きに至るまで臨場感があります。

髪を擦ってる時のザラザラした質感もちゃんと出てますし
サークルさんの音に対するこだわりがとてもよく表れてるパートだと思います。
サービス自体はシンプルにしてリアリティで勝負する感じですね。

最も特徴的なサービスは前項でも説明した炭酸水による洗浄(約6分)。
左右の耳に炭酸水をかけ、しばらくすると継ぎ足すのを繰り返します。
こちらも当然左右で別々の音が鳴ります。

「ぷしゅーー ぱちちちち」
炭酸飲料に耳を近づけたときに聞こえるしゅわしゅわした音が
耳の至近距離から鳴るひと時は何とも言えない爽快感があります。
このパートだけはバックで時計の音が鳴るのもポイント。
炭酸の音が次第に消え、静かになるにつれてよく聞こえるようになります。
賑やかさと静けさが混在している独特なサービスです。

このように、多種多様かつリアルな音を組み合わせた癒しサービスが繰り広げられています。
音フェチにはたまらない作品
音の質、量、運用面のすべてで優れたものを持っている作品です。

音声作品では定番の耳かきから始まり炭酸水のサービスに至るまで
すべての行為をリアルな効果音だけで見事に表現しています。

バイノーラルの普及によりここ数年で効果音の質は劇的に進化しました。
ですが細かい部分を見るとサービスの流れや音の扱いに違和感のあるものは結構存在します。
そういったところにまできちんと気を配り、尚且つイメージしやすい形でお届けする。
聴き手が楽しめるように流れを持たせてそれぞれを行っています。

耳かきの一部で音だけだと判断しにくい部分があるものの
それ以外については何をされてるかがだいたいわかります。
セリフが無いからこそ全編に渡り静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。
音楽を聴くのと似た感覚で楽しめる癒し系作品です。

個人的には3番目のシャンプーが最も印象的でした。
シャワーの当て方や動かし方、シャンプーとトリートメントでの動きの違いなど
頭のあたりに何かが触れ、動いてる様子がとてもわかりやすいです。
ヘッドスパ要素も若干含んでいて手の動きが本当に多彩です。

それに対し炭酸水は純粋に音で勝負しています。
同じ音フェチ向けサービスでもパートごとに方向性の違いがあって面白いです。

敢えて声をまったくかけずにお世話してくれる個性的な作品です。
効果音重視の作品が好きな人には強くおすすめします。

CV:なし
総時間 1:07:40

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

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