同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ: 催眠オナニー講座

   ● 催眠オナニー講座 その21 サークル紹介「Es_Lab」
   ● 催眠オナニー講座 その20 サークル紹介「F・A・S」
   ● 催眠オナニー講座 その19 サークル紹介「Hypnotic_Yanh」
   ● 催眠オナニー講座 その18 サークル紹介「モルモットストリップ」
   ● 催眠オナニー講座 その17 サークル紹介「キャンドルマン」
   ● 催眠オナニー講座 その16 サークル紹介「KUKURI」
   ● 催眠オナニー講座 その15 サークル紹介「催眠日記」
   ● 催眠オナニー講座 その14 サークル紹介「エロトランス」
   ● 催眠オナニー講座 その13 サークル紹介「すくりぷてっどこねくしょん」
   ● 催眠オナニー講座 その12 サークル紹介「Listenable pharmacy(TAE)」


およそ1年ぶりの更新です。
前回は音楽を取り入れた作品や催眠アニメを開拓したF・A・Sさんを紹介しました。
今回は別の意味で強烈な個性を持ってるEs_Labさんの紹介になります。
幅広いジャンルを形にしたサークルさん
Es_Labさんは2011年の4月に有料処女作を出されてから
現在まで21本の音声を制作されてる息の長いサークルさんです。
同人音声も数本出してますがほとんどは催眠音声で、属性はM~ドM向けが中心になってます。

調教、乳首、アナル、お漏らし、双子、メス堕ちなど内容はかなり幅広く
さらにシリーズ作品をいくつも出して徐々に掘り下げる作風をしてます。

催眠音声は単体で完結するケースが多く、シリーズ化することはあまりありません。
しかしEs_Labさんの場合は同じ世界観やキャラで違うプレイを色々やるスタイルを取ってます。

初期の名作「朝倉催眠診療所」シリーズは現在でも通用するくらい高い品質を持っており
その後に出た「Wサキュバスの射畜催眠」は当時まだ数が少なかった双子催眠をテーマに3作出してます。
それに対してほぼ同時期に発売された「妹催眠」シリーズは妹との正統派イチャラブを描くなど
色んなことができる器用なサークルさんという印象です。

催眠の技法についても古典系でストレートに落とすこともあれば
水の音を至るところで鳴らして癒しを与えることもあって柔軟性が高いです。
今まで紹介してきたサークルさんたちと同じくどの作品も安心して聴けました。
ここから先は私が一際感銘を受けた作品をいくつか紹介します。

朝倉催眠診療所 Vol.03


先ほど紹介した朝倉催眠診療所シリーズの1作。
指や器具を使って乳首オナニーすることに注力しており
乳首音声が全然確立されてなかった時代にも関わらず非常に高いクオリティを持ってます。
催眠誘導も後倒法というあまり使われない技法を取り入れてます。

Succubus Hypnosis Vol.01 -Wサキュバスの射畜催眠-


こちらもサークルさんを代表するシリーズの1作目。
妖艶なサキュバスと可愛いサキュバスが協力して催眠やセルフ系のエッチをします。
本家以外だとフルトラさんくらいしか作ってなかった双子形式を採用し
連携の取れたリードとアブノーマルなエッチで心と体がとろける快感を与えます。

MSOT.


サークルさんの中だと現時点で最も多く売れてる作品。
より多くの人がメス堕ちの快感を味わえるように催眠誘導の時間をかなり長く取り
とても深いところに落としながらメスの心構えを教えてエッチの準備を整えます。
エッチは乳首オナニーとPC筋トレーニングを主軸にしてドライへ追い込みます。
ちなみにこのシリーズも今のところ4本出てます。

現在のEs_Labさんは1年以上前に新作の予告を出してますが、今のところ発売される気配はありません。
中の人がVtuberの活動をしてるらしくそちらを頑張ってるようです。

次回はイチャラブや耳舐めを得意とされてる古参のサークルさんを紹介します。

ものすごく久しぶりの更新です。
キャンドルマンさん、モルモットストリップさん、Hypnotic_Yanhさんと
過去3回に渡ってM向けメインのサークルさんを紹介してきました。
今回はややMあたりの属性で非常に個性の強いF・A・Sさんの紹介になります。
独自要素をいくつも持ってる異色の存在
F・A・Sさんは2014年の2月に処女作を出されてから
現在までずっと最前線で活躍されてる精力的なサークルさんです。
これまで制作された作品は現時点で41本とかなり多く
催眠音声以外にも同人音声、催眠&同人アニメ、ゲームと幅広いジャンルをカバーしてます。

シチュは女性(主に悪いお姉さんやサキュバス)に弄ばれる傾向が強いです。
過酷なプレイをあまりしない代わりにシチュや技術で強烈な快感と背徳感を与えます。
スパイに誘惑されて国家機密を漏らす、正反対のセリフを同時に投げかけて心をぐちゃぐちゃにする
音や音楽を使って心と体を操作するなどやり方も多岐に渡ります。

発想力と表現力の両方が優れてるサークルさんなので
私も作品を聴いて感銘を受けたことが何度もあります。
催眠の技術についても全体的に手堅くて深いところまで入りやすいです。

他のサークルさんとの大きな違いは音楽を流す作品が多いこと
リラックス運動やマインドフルネス瞑想といった独自の要素を取り入れてること
動画の制作技術が高く名作をいくつも出されてることです。

1番目は2015年3月に発売された「サキュバスのエナジードレイン催眠」から音楽を取り入れており
その後は「4ジゲントリップ催眠」、「イジゲントリップ催眠」、「EDMトリップオーガズム催眠」と
音楽をテーマにした高度な作品をいくつも世に送り出してます。

イジゲントリップ催眠


中でも「イジゲントリップ催眠」は現在サークルさんの中で最も売れてる代表作です。
お姉さんと一緒に夜の野外フェスへ参加し、DJが音楽と暗示を組み合わせたエッチで連続絶頂へ追い込みます。
既存の催眠音声ではまず見かけないものだったので私も当時はとても驚きました。

2番目は「サキュバスのエナジードレイン催眠」から「小悪魔家庭教師の家族崩壊催眠」までは
本編へ入る前に立った状態で腕をぶらぶらさせる簡単な運動をやります。
そして「EDMトリップオーガズム催眠」から現在までは
複数の音を同時に流してその中からひとつに集中するトレーニングを取り入れてます。
どちらもリラックスや集中力を高める効果があるので単体でも楽しめます。

ディーナのバーチャル催眠


3番目は2018年の5月に発売されたこちらの作品から始まり
スルーアの快楽オナニーサポート」、「ダブルサキュバスのイキっぱなし洗脳オナニーサポート
デジタル淫魔のエナジードレイン放送催眠」、「サキュバスの魅了凝視催眠
ダブルサキュバスのマインドハックライブ」と力作をいくつも出されてます。

動画作品は音声に比べて時間、お金、労力のすべてが遥かにかかりますから
それをコンスタントに制作してる時点で相当に凄いと言えます。
催眠アニメの発展にも貢献されてますし、催眠音声の歴史に間違いなく名が残るサークルさんだと思います。

現在のF・A・Sさんは現役でバリバリ活躍中されてます。
今年は「異世界夢魔のマルチ搾精中毒エンド催眠」と
メスガキサキュバスのおねえちゃんの彼氏寝取り催眠」をリリースされており
夏から冬にかけてもう1本出してくれるんじゃないかと予想してます。
今後も無理のないペースでできるだけ長く続けてくださることを願ってます。

次回は「変態四天王」と呼ばれたサークルさんたちの最後の1人を紹介します。

催眠オナニー講座 その21 サークル紹介「Es_Lab」

久しぶりの更新です。
前々回のキャンドルマンさん、前回のモルモットストリップさんと
このところM向けのサークルさんを連続で紹介してきました。
今回もその流れを引き継ぎこの業界で非常に有名なサークルさんを紹介します。
飽くなき挑戦、独特なアプローチ
Hypnotic_Yanhさんは2011年2月に「搾精チェンバー2」という同人音声を無料公開されたところから始まり
その後は多くの催眠音声を制作されてる息の長いサークルさんです。
最初の2年間は無料だけを作り続けてひたすら腕を磨き
2013年から満を持して有料作品1本目の「ヴァーチャル電気拷問催眠」をリリースしました。

とある作品の影響で一部の人々には「スク水さん」と呼ばれるなど
催眠音声を語るうえで欠かせない存在になってます。

作風は一言でいえば「変態向け(ドM向け)を幅広く」です。
「ヴァーチャル電気拷問催眠」や「ヴァーチャルSM催眠」といったストレートな調教をする作品もあれば
女体化、生体ユニット化、射精管理、精飲など扱ってるジャンルは多彩で内容も様々です。
どちらかと言えばドライを目指すものが多く、その中でも作品によって進め方が随分変わります。

もうひとつ、現代催眠式のアプローチを積極的に取り入れてるのも大きな特徴です。
「体が重くなる」みたいにストレートな暗示を入れることもありますが
それ以外に会話を通じて聴き手の心を開いたり、物語形式の誘導でキャラになりきらせるなど
古典一辺倒のやり方よりも柔軟性と独自性のある催眠をかけることが多いです。
現代催眠は古典よりも扱いが難しいですから技術力の高さを示すことにも繋がります。

苗床 触手使いと少年


比較的初期の名作と言えばこちらが思い浮かびます。
少年が女体化して苗床になり、ふたつの穴を責められた後に産卵するという
なかなかハードな要素を催眠と上手く融合させてます。
DL数も2013~14年の中では最も多く、サークルさんの知名度を上げるのに大きく貢献しました。

哀しみのイき人形


中期の作品なら私は真っ先にこれを挙げます。
女の子の姿をした不思議なイキ人形になりきり
最長3分間のロングオーガズムに挑戦する斬新なエッチが味わえます。
物語形式で進めるおかげで没入感も得やすく、いつの間にか深い催眠に入ることができます。

アクメノイド・イリア


催眠ボイスドラマの分野でも名作を残されてます。
戦闘機に乗り絶頂するたびにビームを発射するというぶっ飛んだ設定の元に
様々な効果音を組み合わせて作品の世界へ上手に引き込みます。
エッチも絶頂シーンが30回と非常に多く、ハードなプレイを好むドMの心をガッチリ掴みました。

現在のサークルさんは精力的に活動中です。
今年4月に「人形娼館の悪夢」を販売し、年末にも新作を出す予定だそうです。
催眠音声サークルの中でも一際異彩を放ってる方ですから
今後も無理のないペースでできるだけ長く続けてくださることを願ってます。

次回は本格的な音楽、催眠アニメ、リラックス運動、マインドフルネス瞑想など
独自の要素をいくつも取り入れてるM向けのサークルさんを紹介します。

催眠オナニー講座 その20 サークル紹介「F・A・S」

2か月ぶりの講座更新です。
今回はアブノーマルな作品を数多く制作されてるモルモットストリップさんを紹介します。
変態四天王の中でも異彩を放つ存在
モルモットストリップさんは催眠音声で2010年~11年に活躍し
その後同人音声側に転向した珍しい経歴を持つサークルさんです。
これまで紹介してきた方々とほぼ同期なわけですが、扱う題材がことごとく変態向けなのが大きな特徴です。

例えば処女作にあたる「搾精催眠 -快楽の地獄-」はガチで3連続射精するハードなものですし
その次に出たこちらの作品はまさに度肝を抜くプレイを体験できます。

ザーメンミルク催眠


販売数はサークルさんの中で4番目とやや上位あたりの位置づけですが(それでも5200本売れてます)
インパクトの強さや変態度の高さでは別次元のものを持ってます。
たぶん「モルストさんの作品と言えば?」という質問に対し、ザーミルと答える人は多いと思います。
現在でも類似作品はごく僅かで発売から11年経っても変わらぬ輝きを放ってます。

ヒプノメディカル


催眠音声の中で一番最後に出たこちらも特徴を色濃く受け継いでます。
催眠パートは体が痺れる暗示を入れて麻酔されてる気分をリアルに表現し
エッチはアナル舐め、床オナニー、射精後のお掃除などM心をくすぐるものがいくつも出てきます。

テーマやエッチの奇抜さに注目しがちですが、催眠の技術についても高いレベルを持ってます。
恍惚感や陶酔感といった心の快感も得られるように丁寧なリードを心がけてます。
ちなみにここで言う変態四天王はキャンドルマンさん、モルモットストリップさん
Es_Labさん、Hypnotic_Yanhさんのことを示します。

現在のサークルさんは2016年に「極悪メイドの最凶搾精遊戯I」を出されてから休止に入ってましたが
今年復活を宣言し、現在新作を制作中とのことです(たぶん同人音声)。
同人側でも良いものを作れる方ですから、今後も無理のないペースで続けてくださることを願ってます。

次回はモルストさんに負けないくらいド変態な作品を作ってるサークルさんを紹介します。

催眠オナニー講座 その19 サークル紹介「Hypnotic_Yanh」

久しぶりの講座更新です。
今回は催眠音声業界で強烈な個性を放ってるキャンドルマンさんを紹介します。
個性と技術力の両方が優れてるサークル
キャンドルマンさんはすくりぷさんやエロトランスさんより少し遅れて2010年に処女作を発売し
現在まで16本を世に送り出してる息の長いサークルさんです。
活動開始初期は割とハイペースで新作を出してたのですが
2012年以降は1年に1本程度まで落ちたため今の作品数に留まってます。
そして2020年は3本まで増えて再び存在感を示すようになりました。

作風を一言で表すなら「ドM向け」です。
悪の女幹部に弄ばれる、Sissyと呼ばれる女々しい男になってふたなり女性に掘られる
貢ぎマゾや悪徳訪問販売といったヤバいジャンルを扱うなど
現実世界ではまず体験できないスリリングな作品をいくつも出されてます。

レイプ・サウンド・ガール♪


そんな中で一際異彩を放つのがこの作品です。
お姉さんが鳴らす様々な音を聞きながら催眠に入ったり絶頂するという内容で
音自体はまったくエロくないのになぜか気持ちよくなる不思議な体験ができます。
現在それなりの数が出てる音モノの源流にもなってたりと、後の催眠音声に少なからぬ影響を与えてます。
1年後に出た「ヒプノドラッグレディ」も含めてキャンドルマンさんを語るうえで絶対に外せない要素です。

瞳を覗けば熔かされる


2015年に発売されたこちらの作品も内容がぶっ飛んでます。
映像を見ながら物語を進めるアニメ形式で基本的には目を開けたまま聴きます。
この後に他のサークルさんが似たタイプの作品を出されたことで
「催眠アニメ」という新しいジャンルが創出されました。
これも催眠音声の歴史における大きな出来事だと思います。

キャンドルマンさんの技術面の特徴は前暗示が非常に厚いです。
例えばカウントを数える時に「0になるとあなたは深い催眠に入ります」なんて言いますが
その部分を3分くらいみっちりやってからカウントに移るのを何度も見てます。
溜めを十分作ってから追い込むおかげで、カウントを数え終わった後の感覚の変化も強めに実感できます。

スライム娘のグチュクチュ失神オーガズム調教


最近の作品ですと2020年5月に出たこちらが一際印象に残ってます。
同人音声側で流行ってるASMRを催眠音声に導入したもので
スライムらしい粘着質の水音を至るところで鳴らします。
先ほど説明したようにキャンドルマンさんは音モノを得意とされてるサークルさんなので
ASMRの扱いも上手く、この年に出た催眠音声で最も多いダウンロード数を叩き出してます。

現在のサークルさんは引き続き最前線で活躍されてます。
今月の下旬に新作を出す予告がされてますから、そちらもかなり期待できそうです。

次回はキャンドルマンさんに負けないくらいド変態な作品を作ってるサークルさんを紹介します。

催眠オナニー講座 その18 サークル紹介「モルモットストリップ」

現在の催眠音声には様々な固有ジャンルが存在しますが
その中でも女体化は人気が高く、歴史が長く、作品数も多いです。
今回はその女体化をほぼ専門に制作されてるKUKURIさんを紹介します。
女体化をひたすら追求するサークル
KUKURIさんは現在活動されてるサークルさんの中でも最古参にあたり
現時点で有料作品が36本とかなりの数にのぼります。
無料もそれなりに出てますし、販売が終了した作品もあるので実際はもっと多いです。

それらのほとんどに当てはまるのが女体化をテーマにしてること。
活動初期は「痴漢レッスン」や「露出レッスン」といったストレートな内容だったのが
ある程度経つとファンタジー世界に入り込んで触手に犯されるとか
敵対する勢力に捕らえられて連続絶頂させられるといったより仮想的でハードなものへと発展します。

アニマ2~女体化体験~


古い時期の名作といえば「アニマ2」です。
男性の中にある女性要素を増幅させることをテーマに掲げ
十分な時間をかけて催眠誘導と女体化をじっくり行います。
エッチもSIDE AとBの2種類を用意し、それぞれで異なる属性のプレイをしてイかせます。

この作品が発売された2010年は女体化の手法が今ほど確立されてなかった時代ですから
その状況でここまでのものを作るというのはなかなかできないことです。
今でもダウンロード数が最も多いですし、KUKURIさんを語るうえで外せない一品と言えます。

MATERIAL DOLL IN TO THE DEEP


中期の作品ですと私はこちらが気に入ってます(2014年7月発売)。
男性の体から女性に直接変えるのではなく
生体ドールの中に心だけを移し替える独特な女体化が行われてます。
エッチも3つのレッスンを通じて少しずつ女性の体と快感に慣れていきます。

KUKURIさんは昔も今も催眠のかけ方が丁寧で
凝視法(天井を見つめさせながら瞼が重くなる暗示を入れる)や
作品のイメージに合ったやり方で深化させることを得意としてます。
女体化は普段とは違う自分になりきる必要があるので、当然催眠もより深いほうが楽しめます。
イメージを使うのも物語の世界へ入り込みやすくする意図が見られます。

EUPHORIA~悦楽の車両~


ここ数年はEUPHORIAというシリーズ作品を手掛けられてます。
これはわかりやすく言うとネットゲームの世界に入り込んでエッチするような内容で
催眠をかけてから自分がなりたい女性像(アバター)をイメージし
プログラムによってまったく違うキャラになりきってエッチを楽しみます。
満員電車で痴漢に遭う、年下の男の子にエッチの手ほどきをするなど作品によって内容が随分変わります。

現在のKUKURIさんは今年6月に「触手の飼い方~卵・餌篇~」という斬新な作品を発売されてます。
技術と発想力を兼ね備えてるサークルさんなので
今後も無理のない範囲で面白い作品を世に送り出してくださることを期待してます。

次回は音モノや催眠アニメを切り開いたドM向けのサークルさんを紹介します。

催眠オナニー講座 その17 サークル紹介「キャンドルマン」

前々回のすくりぷてっどこねくしょんさん、前回のエロトランスさんに続き
今回はほぼ同時期にサークル活動を始められた催眠日記さんを紹介します。
催眠をひたすら練り上げるサークル
催眠日記さんは2009年の12月に有料処女作「彼女とあまあま催眠」を発売してから
今まで色んな作品を世に送り出してるサークルさんです。
有料作品は13本とそこまで多いわけではないのですが、無料作品をそれと同じくらい公開してまして
玄人はもちろん、催眠音声に興味を持ったばかりの人もお世話になってる可能性が高いです。

作風は一言で言えば「催眠重視」
催眠とエッチの時間配分を同じくらいに設定する他のサークルさんとは違い
催眠日記さんは催眠パートの割合をかなり高くする傾向が見られます。

例えば初期の名作「カウント・ダウン」は催眠49分、エッチ16分ですし
2016年に発売された「支配の催眠」は催眠46分、エッチ12分と4倍近い時間差があります。
他の作品も催眠の時間が長く、サークルさんが催眠に力を入れてるのがわかります。
これのおかげで催眠特有の脳がとろけるような感覚を味わいやすくなってます。

技術についても非常にレベルが高いです。
どちらかと言えば古典催眠の技法を使うことが多いですが
言い回しを柔らかくしたりアプローチを工夫して個性を出してます。
基礎的な技法ほど実力や経験によってかかり具合に大きな差が出るので
それをひたすら磨き上げてる催眠日記さんは「職人」と呼ぶに相応しいサークルさんと言えます。

わんこ催眠


個人的に最も印象に残ってる作品は「わんこ催眠」。
名前の通り犬になって恥ずかしいプレイを楽しみます。
奴隷のことを犬呼ばわりする作品もありますが、ここでは生物学上の犬に近い扱いを受けます。

あなたをMにしちゃう催眠音声


「あなたをMにしちゃう催眠音声」も名作として人気が高いです。
元々Mな人をそれに合ったプレイで喜ばせるのではなく
Mっ気がない人にMの快感を教える独特なコンセプトを持ってます。
無料作品も優良なものが多く、催眠音声初心者がその感覚を掴むのにとても向いてます。

現在のサークルさんは以前よりも頻度は落ちましたが制作を続けられてます。
最新作の「優しいえっちな催眠術」が2019年5月の発売なので
そろそろ新作が出てもおかしくないんじゃないかなと。

次回はひとつのジャンルをひたすら追求してる息の長いサークルさんを紹介します。

催眠オナニー講座 その16 サークル紹介「KUKURI」

前回のすくりぷてっどこねくしょんさんに続き
今回は現在の催眠音声業界を作られたメンバーの1人であるエロトランスさんを紹介します。
常に進化を続けるサークル
エロトランスさんは2009年7月に有料処女作「スンドメ」を出されて以来
現在まで合計30本の有料作品を世に送り出されてる息の長いサークルさんです。
コミケに毎回出展されてるので自然と1年あたり2~3本の制作ペースになったのでしょう。
他の古参サークルさんは長期に渡って新作が出なくなることがあるのに
エロトランスさんだけは同じペースを維持したままずっと最前線で活躍されてます。

ちなみに前回の最後にヒントとして出した「良いオナニーライフを!」は
コミケの際に売り子の女性たちが購入した後言ってくれるお馴染みのセリフです。

作風は一言で言えば「挑戦」です。
既存の催眠音声の枠組みにとらわれず常に新しいことへ挑戦されてます。
中の人が催眠術師さんだそうで、活動初期の段階から非常に高い技術力を持ってました。
先ほど紹介したスンドメが処女作でありながら現代催眠式の誘導になってるのが良い証拠です。
だから催眠の基本をしっかり押さえつつ他のサークルさんとは違う世界を構築されてます。

ヒプノマルチボイス


エロトランスさんの代表作といえばやはりヒプノマルチシリーズでしょう。
双子形式の倍以上にあたる合計5人の女の子が連携の取れた催眠とエッチをします。
2~3人でサービスする催眠音声は割とコンスタントに新作が出てますけど
ここまでの人数のものはほとんどありません。
バランス調整が非常に難しいシステムを上手く制御されてるところに力量の高さが窺えます。

このシリーズは「ヒプノマルチレイプ」「地獄級ヒプノマルチレイプ」と続編が出ており
後になるほど完成度とエッチの激しさがパワーアップしてます。
以前は「サークル名の割にエッチがエロくない」なんて言われることもあったそうですが
現在はその部分が完全に払しょくされてます。

リアルヒプノ


他に個性的な作品を挙げるとするなら私はリアルヒプノシリーズを選びます。
通常の催眠音声とは違いかけ始めるタイミングはもちろん
セリフの内容まで通常の会話にできるだけ近づけた自然な誘導をしてくれます。

続編にあたる「ヒプノフィルター」や「2人で催眠生放送」もその特徴をきちんと受け継いでおり
催眠術師の悪戯」ではショー催眠の出演者になりきる変わったシチュに挑戦されてます。
催眠の技法もハイレベルなものばかりで気がついたら催眠に入ってる不思議な感覚が味わえます。

催眠スクール~催眠にかかる為の催眠音声~


もうひとつ、こちらの作品は催眠音声初心者をメインターゲットにしたものです。
単に催眠をかけるだけでなく催眠とは何かを事前に説明して不安と抵抗を取り除き
催眠も様々な誘導方法と多くの声優さんを登場させて自分好みのものを選べるようにしてます。

催眠音声は催眠にかかって初めて楽しめるものですから
それをサポートする作品を出すのはとても有意義なことだと思います。
己の道を突き進み、さらに業界全体も見る姿勢に大手サークルの風格が表れてます。

次回は催眠をひたすら磨き上げてる職人気質なサークルさんを紹介します。

催眠オナニー講座 その15 サークル紹介「催眠日記」

前々回は催眠音声の生みの親であるキャットハウスさん
前回は双子催眠の生みの親であるListenable pharmacy(TAE)さんを紹介しました。
今回からは現在の催眠音声業界の土台を築いたサークルさんたちを紹介していきます。
変幻自在の誘導で催眠の沼へ
すくりぷてっどこねくしょんさんは有料・無料いずれも数多くの作品を出してるサークルさんで
活動を始められたのは2008年頃とかなり前まで遡ります。
その頃は今に比べて催眠音声の数がずっと少なく、2chの催眠スレにフリーの台本が色々公開されてました。
すくりぷさんの中の人(AtAさん)もそこで活動してたメンバーの1人と聞いてます。

そして翌年の2009年にすくりぷさんをはじめとするいくつかのサークルさんが有料作品を出し
その結果催眠音声という媒体が一気に世間へ認知され始めました。
彼らの存在がなかったら少なくとも今のように催眠音声がバンバン出ることはなかったと思います。
現役でバリバリ活躍してる方もいますし、その貢献度は計り知れないほど大きいと言えます。

通常ですと時代が進むほど作品のレベルが上がっていくものなのですが
すくりぷさんに関しては初期からかなりの実力を持っており
昔の作品を今聴いたとしても十分楽しめます。
無料作品の数が多いことから入門用としてのおすすめ度も高いです。

安眠快楽


個人的に一番の名作はこちら。
催眠の技術が特殊なことに加えて、エッチも独特なやり方で2種類の絶頂へと追い込みます。
ここのレビューにも書いてあることなのですが
すくりぷさんはエッチが進むほど催眠がより深くなるようにリードする傾向が見られます。

エッチシーンでも深化を続ければ当然途中で催眠が解ける可能性は減るわけで
催眠音声初心者や被暗示性があまり高くない人にも優しい構造と言えます。
文字通り脳がどろどろに溶けるようなとても心地いい感覚です。

無料では「ちちのひボイス」というシリーズ作品を数多く出されてます。
これは6月第3日曜日にある父の日を「乳の日」に置きかえたもので
催眠をかけてから胸や乳首だけをいじって絶頂させるドライ系のエッチが楽しめます。
深い催眠に入りやすい構造も相まって開発済みの人はもちろん、そうでない人が開発するのにも向いてます。

現在のところ合計で7作品が公開されてます。
ちちのひ2012」「ちちのひ2013ver」「ちちのひ2014
ちちのひ2015」「ちちのひ2016」「ちちのひ2017

このシリーズは「セルフ=射精」という催眠音声の既存の概念を打ち壊した点でも大きな存在意義を持ってます。
乳首やアナルといったおちんちん以外の性感帯をいじってイク作品が普通に出るようになったのも
ちちのひが多くの人に受け入れられた影響が多少はあるんじゃないかなと。

現在のすくりぷさんは2017年8月に出た「みみどみねくいんず」という同人音声以降新作は出てません。
しかし昨年にtwitterで活動再開を宣言されてたので、今後何か出る可能性は高いと見てます。

次回も本記事の序盤で触れた古参の大手サークルさんを紹介します。
ヒントは「良いオナニーライフを!」です。

追記
すくりぷさんに関してはもっと色々語りたいことがあるので(特に催眠の技法)
一通り紹介が終わったら追加で記事を書くかもしれません。

催眠オナニー講座 その14 サークル紹介「エロトランス」

前回は催眠音声の元祖とも言えるキャットハウスさんについて紹介しました。
今回は催眠音声で絶大な人気を誇る双子催眠の生みの親を紹介します。
催眠音声の新境地
Listenable pharmacyさんは厳密に言うとサークル名ではなくサイト名にあたり
10年以上も前から自作の無料作品を掲載されてます。
現時点で9本ありまして、そのすべてが世間で高い評価を受けてます。

中でも「Synergism Duet(双子1)」「Synergism Duet Echo(双子2)」「Side Effect(双子F)」は
いずれも2人の女の子が登場し左右から交互に、あるいは同時に語りかける独特アプローチをします。
ひとつのセリフを細かく区切り意識を小まめに揺さぶってたかと思えば
2人がまったく別の役割を持って働きかけたり、正反対の暗示を同時に入れるなど
1人で催眠をかける時よりも構造がずっと複雑で技術的にも難度が高いです。

今でこそ双子形式の催眠音声が割と当たり前のように出てますけど
このシリーズが出た当時はほぼ本家のみの状況が続いてました。
他のサークルさんが双子催眠を本格的にリリースするのは2013年頃からです。

双子という点で各作品は一致してますけど、使われてる技法はどれも違い創意に溢れてます。
それでいて極めて高い品質を誇るのは作者さんの実力が抜群に優れてるからでしょう。
音声を実際に聴いてみるとわかるのですがセリフの文字数、母音、間、スピードなどが練られており
一種の音楽を聴いてるようなリズムとテンポの良さを感じます。
私も冒頭の「せーのっ いらっしゃーい」だけで催眠にかかるくらい聴きまくりました。

「ふたごあ~る」


現時点のシリーズ最新作はこちら。
作者さんが後日設立した有料作品専用のサークル「TAE」にて販売されてます。
登場人物や声優さんは引き継ぎバイノーラル録音へとパワーアップしてます。
2016年まで時代が進んでもまったく色褪せない巧みなリードを披露してくれます。

これら以外にも有料音声作品のダウンロード数歴代1位を誇る
双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」という伝説級の名作が存在します。
ですがListenable pharmacyさん、TAEさんとは別のサークルさんで発売されてるため後日改めて紹介します。

双子以外でも名作をいくつも残されてます。
初心者が催眠にかかるためのトレーニングをしてくれる「Powerful Drug(処方箋)」
それをさらに洗練させ、かつエッチな要素も盛り込んだ「Tablet Case(薬瓶)」
古典的な誘導で頭を真っ白にしてくれる「Sulfur Dioxide(漂白剤)」など様々です。
どれも公開からかなりの年月が経ってますが、現在でも十分通用する品質を持ってます。

現在のサークルさんは「ふたごあ~る」を出してからおよそ4年間新作がありません。
活動を終了したという話は特に聞いてないので、未来にまた素晴らしい作品を出してくださると思います。

次回もListenable pharmacyさんに負けないくらい有名なサークルさんを紹介します。
ヒントは「6月第3日曜日」です。

催眠オナニー講座 その13 サークル紹介「すくりぷてっどこねくしょん」

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