サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、優しくて世話好きな店員さんが
遠路はるばる訪れた顔なじみの客をのんびりもてなします。

リアルな音と和やかな会話を組み合わせたゆるーい雰囲気が魅力で
全編を3つのシーンに分けてそれぞれで違うことをやりながら
雨音、木琴の音、耳かき音、エッチな音を自然な形で鳴らして癒しと没入感を与えます。
雨音を聴きながら過ごす夏の日
道草屋でたびらこがマッサージ、耳かき、歯磨き、エッチをするお話。

「お待たせいたしました 道草屋です」
たびらこは素朴で温かい声のお姉さん。
道草屋へ予約の電話をした主人公に挨拶すると
軽く雑談してから宿泊日や日数を確認します。

本作品はまだ若いのに母親のような包容力を持ってる彼女が
何度も自分を指名してくれてる彼をおよそ140分に渡って癒します。
「縁側の木琴(約33分)」「誰かの音と耳掃除(約54分)」
「しとしと指歯ブラシ(約47分)」と全編を3つのシーンに分け
それぞれで違うサービスをやりながら色んなことを話して心身両面をほぐします。

彼女が主役を務めるのはおよそ4年半ぶりなので、待ってた人も多いのではないでしょうか。
2022年2月に愛枝今日子さんが亡くなったのが大きく影響してると思います。
今作からたびらこ役を務めるルナさんは調べた限りだと音声の出演歴がほとんどない声優さんですが
声と演技の両方が初代とほぼ一緒で今までと同じ感覚で聴けます。

「はーい 承りました」
彼女がよく使う言い回しを忠実に再現してますし
彼を甘やかしながら嬉しそうな表情を見せる姿にも母性を感じます。
終盤には多少大胆に振る舞っておちんちんをスッキリさせるなど
過去5作と同じく至れり尽くせりなひと時が味わえます。

道草屋シリーズの売りである効果音や環境音も健在です。
今回は暑い時期の物語ですが1日中雨が降っており
セミなどの夏らしさを感じる音はほとんど出てこない静かな内容になってます。
サービス中に鳴る音も素朴なものばかりで落ち着いた空気が漂ってます。

付属のテキストでサークルさんが「非常にシンプルになった」とおっしゃってるように
あまり変わったことはやらず王道の癒しを提供します。
でも音の質感や動きは大変優れてますし、他では見かけない音も登場してて品質は高いです。
声優さんの交代という大きな節目にあたるから無難に組み立てたのかもしれませんね。
音と言葉で癒すサービス
最初の「縁側の木琴(約33分)」は主人公が道草屋に到着したばかりのシーン。
あいにくの雨で外出できない彼を喜ばせようとくるみマッサージや木琴演奏をします。

「くるみです 手でコロコロやって ツボ足? とか 力がいらなくて なんとなーく続けられて気持ちいいですよ」
彼と久しぶりに会えたことが嬉しいのでしょう。
ニコニコした表情で器具を使い優しい音を鳴らします。
くるみマッサージは左右の手と首に絞ってコリコリした渇いた音を鳴らし
木琴はある曲を演奏して和やかな雰囲気を作ります。
マッサージ中に歌を歌うなど、声と音をバランスよく組み合わせて癒しのパワーを上げます。

ここは本作品の中で一番変わってるシーンと言えます。
バックで流れる雨音も相まって道草屋にいる気分をリアルに味わえます。
何気ない雑談や彼をいたわるセリフも積極的に投げかけます。

次の「誰かの音と耳掃除(約54分)」は耳かき。
風呂上がりの彼へドライヤーをかけてからソフトな怪談をし
その後は右耳→左耳の順で耳かき棒と綿棒を使い分けて綺麗にします。

「誰か遊んでますね 似合いますよね 雨粒と木琴て」
そしてここでも木琴の音が登場して場を和ませます。
誰が弾いてるのかは不明ですが、耳かき音と組み合わせて癒しの空間を作ります。
音量が小さめなので彼女の声や効果音が聴きにくくなることはありません。
引き続き雨音も流れますし、複数の要素を組み合わせて臨場感を出します。

ちなみに本作品の耳かきは手前と奥の概念がありまして
パートごとに切り替えながら音のトーンや動きを変えて幅広さを持たせます。

手前は耳かき棒、奥は耳かき棒と綿棒を組み合わせてやってました。
セリフは前のシーンよりも減らして音を楽しみやすくします。
音重視の優しくてリアルなエッチ
エッチシーンは4パート20分間。
プレイはキス、手コキ、耳舐め、乳首責めです。
手コキ、乳首責めの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「旦那様は大人ですから 少し大人向け」
主人公が寝る頃の時刻に再び部屋を訪れると
たびらこは指にはめるタイプの歯ブラシをしてから頬に軽くキスします。

エッチは「しとしと指歯ブラシ」の後半に登場し彼女が責めます。
最初の2パート11分間は心身両面を興奮させるシーン。
「06-旦那様はおとなですから(約4分)」はキスしてからおちんちんを握り
「07-この子もお手あて(約7分)」はゆっくりしごきながらキスと耳舐めをします。

「ほーら 1、2 1、2 大きく お手々を動かす運動 元気になーれ 元気になーれ」
彼女にとって彼はひいきのお客なのでエッチすることも躊躇しません。
自分から積極的に仕掛けながら子供に接するような姿勢で話して甘えやすい雰囲気を作ります。
他の道草屋シリーズもそうですが作中に淫語は一度も出てきません。
「こっちの子」とぼかしたうえでちゅぱ音や効果音を鳴らします。

遠回しな表現で実況もしますからプレイの様子はわかりやすいです。
風俗店との違いを明確にするために昔からこういうスタイルでエッチします。
露骨にエロく振る舞ったりせず軽い背徳感や幸福感を与えることを重視してます。

後半の2パート9分間は射精シーン。
「08-お胸さんもいっしょに(約4分)」は化粧水を胸に塗る形で乳首も責め
「09-仕上げのちゅっ(約5分)」はキスをしながら少し速くしごいて追い込みます。

「いっぱいですねぇ 拭き取っちゃいますね」
彼が目の前で射精してもあまり興奮せず落ち着いた態度で後始末します。
「以前よりも元気」とも言いますし、数回経験して余裕が出てきたのでしょう。
おちんちんを子供に見立てて丁寧にお世話する彼女らしいプレイです。

このように、言葉よりも音を使って盛り上げるASMR系のエッチが繰り広げられてます。
のんびり時間が流れる作品
ほんわかしたキャラと癒しのサービスを組み合わせた素晴らしい作品です。

たびらこは久しぶりに道草屋を訪れた主人公を喜ばせようと
まずは縁側で雨を楽しみながらくるみマッサージと木琴演奏をします。
そしてその後はドライヤー&耳かき、歯磨き&エッチとやることを切り替え
そのほぼすべてにリアルな音を鳴らして実際にされてる気分を与えます。

優しくて母性も強い店員さんが長時間の癒しとエッチなご奉仕をするシチュ
夏の暑さを和らげる音を数多く用意して涼を与える音重視の作り
彼を弟や子供のように扱いながら親身にお世話する彼女の慈愛に満ちたキャラ。
初代が作り上げた良い部分を忠実に受け継いだ高品質な作品に仕上がってます。

「いいんですよー 歯磨きですから 指しゃぶりも お任せ歯磨きも 昔はみんなしてたんですから」
中でもキャラは事情が事情だけに不安なところもありましたが
実際に聴いてみると予想以上にたびらこで安心しました。
自然と甘えたくなるオーラをまとった女性に描かれてます。

音についても王道のものと風変わりなものが混在してて面白味があります。
本来は6月に出す予定だった作品なので季節に大きなズレがありますけど
セミが鳴いたり風鈴が鳴ることはないから今の時期でもそれほど違和感なく聴けます。

射精シーンは1回。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえてサークルさんでは35本目の満点とさせていただきました。
たびらこが今後どのような活躍をするのか非常に楽しみです。

CV:ルナさん
総時間 2:17:47(予約電話…3:16 縁側の木琴…33:23 誰かの音と耳掃除…54:15 しとしと指歯ブラシ…46:53)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります