サークル「ぎゃっぷスタジオ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、マゾが病気と認識されてる世界で
女医とナースがM男にエッチな治療を施します。

体への責めはシンプルにしてシチュや言葉責めに力を入れてるのが特徴で
序盤から中盤は「~しちゃダメ」と言いながら負ける快感を煽ってM心をくすぐり
終盤は上下関係を明確にして彼女たちに従う喜びを味わわせます。
マゾを治療してたつもりが…
女医とナースが5種類のエッチをするお話。

「こんにちはぁ どうぞ そちらへおかけください」
女医は明るくて穏やかな声の女性。
病院へ初めてやって来た主人公から問診票を受け取ると
その内容を確認し、マゾ性癖が抱える問題を教えます。

本作品は表面はおおらかだけど性格は割とSな彼女が
受付をやってるナースと協力しておよそ110分間のマゾ治療をします。
風俗店とは違うためフェラやSEXといった踏み込んだプレイはやらない代わりに
言葉責めを充実させたりMが喜ぶアプローチをかけて欲望を満たします。

「イっちゃダメ 気持ちよくなっちゃダメ 負けちゃダメ」
タイトルを見ればわかるように、2人は彼のマゾをより悪化させるために今回のエッチをします。
しかし声や口調は終始穏やかだし、上のように敗北射精を禁止するセリフを至るところで投げかけます。
一見すると応援してるのになぜかこじらせてしまうのが本作品の面白いところです。
一般的な調教よりもずっとソフトなやり方で少しずつ沼に沈めていきます。

体への責めは全パートで手コキやオナニーといった手を使うプレイを採用し
そこに乳首責めや言葉責めを加えて堕ちる快感を味わわせます。
射精の直前以外はペースも緩いので意地悪度は低めです。
ちゅぱ音や喘ぎ声も出てきませんし、シチュや言葉責めにかなり寄せた作りになってます。
自分から負けるように誘導するエッチ
エッチシーンは5パート82分間。
プレイは乳首責め、手コキ、オナニー、乳首オナニー、動画撮影、おっぱいを揺らすです。
乳首責め、手コキ、オナニー、乳首オナニー、射精の際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

「例えば こんな風に女の人に後ろから抱き着かれると うふふ 動かないでください わざと当ててるんですから」
3分程度の問診を終えてから主人公に密着した女医は
とりあえず軽めのプレイで彼がどれくらいマゾか確認します。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の3パート51分間は当初の予定通りマゾを治療するシーン。
「01 問診 マゾ性癖チェック(約13分)」と「02 乳首責め手コキ(約22分)」は乳首責め+手コキ
「03 見られながらオナニー(約16分)」はナースが加わり2人で彼のオナニーを観察します。
ナースは本編だと03、05パートにだけ登場します。

「もう大きく硬くしちゃってますね おっぱいを押し当てられながら いやらしい言葉囁かれて 誘惑されただけで 簡単に勃起しちゃうなんて ちょろいですね」
そして彼女は早速Mが喜びそうなプレイを繰り出します。
乳首はシャツ越しに指で撫でたり爪で引っかく様子を言葉と音で表現し
ソフトな言い回しで見下したり貶すセリフを投げかけます。
Sっ気をそこまで表に出してきませんから雰囲気は終始和やかです。
2番目のパートはほぼずっと囁き声にして密着感や静けさを演出します。

実況、掛け声(カリカリなど)、音で乳首責めを表現するのは良いですね。
セリフだけの場合よりもどういじってるかがわかりやすいです。
この3パートは全部乳首を責めをしますから開発済みな人のほうが楽しめます。

ナース「シコシコおちんちんしごくのお上手でちゅね」
03パートはナースを加えることで別の快感を与えます。
彼女たちは一切触れずに乳首&おちんちんオナニーを観察し
女医は通常の口調、ナースは赤ちゃん言葉で見下す言葉責めをして心を盛り上げます。
終盤には動画撮影も加えるなど、見られる快感や見せつける快感を重視したプレイになってます。

軽い指示も出してきますがオナサポ成分は低いです。
体は自分で好きにいじり、彼女たちは心への責めに専念します。
「~しちゃダメ」とも言ってきますし、色んな要素を組み合わせたなかなか濃いパートです。

続く2パート31分間は方針を変えてストレートな調教をします。
「04 敗北マゾ射精(約18分)」は手コキ、「05 密着見抜き(約13分)」はオナニーと内容はシンプルですが
そこに負ける快感や女性に弄ばれる快感を加えてマゾを喜ばせます。

「気持ちいいですね 負けるの気持ちいいですね」
これまでのエッチで彼の治療は難しいと判断したのでしょう。
無理に改善させようとせず、マゾ性癖を満たすようにリードします。
女医は「今までよりも厳しい治療」と言ってますが、一般的なM向け作品と比べたらかなりぬるいです。
キャラを崩さないレベルでSに振る舞うあたりに留まってます。
前の3パートとの違いは一部で命令口調のセリフが出てくるくらいです。

実際に聴いた感想ですが、M向けの割にはえらくソフトなプレイをするなぁと思いました。
女医、ナースいずれも声と態度の両方が穏やかできつさがないですし
手コキや乳首責めも射精の直前以外はゆっくりペースで責め続けます。
言葉責めについてもやんわり見下す、小馬鹿にすることを心がけてます。
負ける快感は適度にくすぐってきますからちゃんとテーマに沿ってると言えます。

ただプレイについてはもう少し幅広さが欲しいです。
どのパートも乳首やおちんちんを責めたりオナニーする流れになってるので
嘘喘ぎ、耳舐め、疑似フェラ、足コキといった相性の良いプレイを盛り込んだほうがいいかなと。
あとは悪いお姉さんの誘惑を我慢するイメージプレイをするのも有りです。
優しく負かしてくれる作品
心身両面の責めをソフトにしたうえで負け射精へ追い込むややM向けの作品です。

女医とナースはマゾをこじらせてる主人公の症状をより悪化させようと
まずは治療する態度を見せながら3つのプレイをやって彼のM度を確認します。
そしてその後はストレートな調教に切り替えて欲求を満たそうとします。

穏やかでSっ気もある女医がM男に気持ちいい治療をするシチュ
体への責めはシンプルにする代わり、シチュや言葉責めに力を入れてるエッチ
「~しちゃダメ」と至るところで言って彼の興味を引くアプローチ。
純粋なエロさよりも女性に弄ばれる、負かされる状況を楽しませるように組み立ててます。

個性もあるしテーマに沿ったプレイをしてると思うのですが
各プレイの刺激が弱いこと、体への責めが単調なことなど
私には残念ながらマイナス面のほうが強く映りました。

彼女が本気で彼のマゾを治療する気だったらこの内容でもいいと思います。
でも実際はタイトルからもわかるようにむしろ悪化させる方針で進めます。
ならもっとパンチの効いた責め方をするほうが聴き手に刺さるのではないでしょうか。
せめて04と05パートだけでももっと刺激的な内容なら良かったのですが…うーん。
エッロぉ~い言葉で射精を促す淫語囁きエステ」のような濃厚な言葉責めを聴きたかったです。

射精シーンは5回。
淫語とくちゅ音それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

おまけはオナサポです。

CV:女医…まさきふぁんさん ナース…佐久間ののさん(03、05、06パートのみ登場)
総時間 1:55:32(本編…1:47:01 おまけ…8:31)

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
2022年4月23日まで30%OFFの847円で販売されてます。
その場合の点数は7点です。