サークル「シロイルカ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、名前も素性もまったくわからない謎の女の子が
主人公と不思議な世界で一風変わったエッチを満喫します。

全編を通じて何らかの音楽や環境音が流れるのが特徴で
数分ごとに曲調、テンポ、使用する楽器を小まめに変えながら
耳舐めやキスといったちゅぱ音を鳴らすプレイを積極的に行い気分を盛り上げます。

販売ページの説明文に「催眠オナニーとは違う」と記載されてる通り
本作品は催眠音声ではありません。
音と音楽で不思議な世界に
女の子と4種類のエッチをするお話。

「だーれだっ? ね、だーれだっ?」
女の子はお淑やかな声の女の子。
自己紹介などの前置きは省略し、突然自分が誰か尋ねると
答えられなかった主人公に罰ゲームをすると言います。

本作品は音と声でトリップしながら射精することを目的に
彼女がおよそ90分に渡って個性的なエッチをします。
プレイ自体は耳舐め、キス、SEXといった定番のものばかりなのですが
これらの最中に様々な音楽を流して別世界にいる感覚を味わわせます。

ちなみにサークルさんの過去作「トリップオーガズム」の続編にあたるそうです。
コンセプトが似てるだけで直接の繋がりはないですから未視聴でも問題ありません。

どんな音楽かは体験版を聴いていただくのが最もわかりやすいでしょう。
ビートの効いた曲を流してたかと思えば波の打ち寄せる音に変化し
また別タイプの曲が流れ始めるなど結構目まぐるしく変わります。
音声のほぼ全編で流れるため聴いてる間は現実世界から切り離されてるように感じるでしょう。

また非現実感がより強く出るように多くのシーンで複数のエッチな音声が同時に鳴ります。
キス+手コキみたいに1人でできるものではなく
両耳舐め、キス+耳舐め、キスしながら喘ぎ声を漏らすといった複数人じゃないとできないものばかりです。
中でも耳舐めは約40分とボリュームが多く、パートによって舐め方を変える凝った演出もされてます。

タイトルについてる「唾液バブルサウンド」は正直よくわかりませんでした。
一部でちゅぱ音が若干泡立ってるように感じられたのでそれのことかもしれません。
あとは声に時々エフェクトをかけたりと音響効果に力を入れてます。

「ここでやることは ひとつだけだよ 口淫 気持ちいいことだけ」
彼女については名前はおろかどんな人物なのかもほぼ謎に包まれてます。
自分から積極的に彼を誘うところを見ると結構淫乱な性格なのでしょう。
どのパートも20秒くらい無言で責めて少ししゃべるのを繰り返す流れになってまして
時間に対する会話量はかなり少ないです。

音と音楽で快感や没入感を高めるからここまで削ってるのかなと。
催眠音声の可能性も一応模索してみましたが、この内容なら同人音声に分類するのが妥当です。
催眠の技術が特に使われてませんし催眠状態になる人はほとんどいないでしょう。

常に何らかの音楽が流れ続ける作りとちゅぱ音重視のエッチ。
セリフ以外の要素で気持ちよくすることを目指した斬新な切り口の作品です。
音に包まれるエッチ
エッチシーンは4パート73分間。
プレイは耳舐め(両耳多め)、耳レイプ、キス、SEX(体位不明)です。
エッチな効果音はありません。

「うふふっ ほんとにいい反応するね」
主人公への罰ゲームとして両耳舐めを始めた女の子は
休憩を適度に挟みながら彼やおちんちんの反応を嬉しそうに眺めます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
前半の2パート43分間は耳舐めに大きく寄せたプレイ。
トラック01はスタンダードな耳舐め、トラック02はやや踏み込んだ耳舐めと耳責めをします。

「ねぇ ところで知ってた? 今夜は熱帯夜になるんだって」
そして早速本作品の特徴である音と音楽が炸裂します。
彼女は「ここは暑いから服を脱ごう」と誘うシーンがある程度で
それ以外はほとんどを耳舐めに費やして彼の頭をとろとろにします。

音楽が流れ続けるからちゅぱ音を聴き取りにくいかと思いきや
音量調節がしっかりしてるからか苦になりませんでした。
ペースや水分は控えめなものの、音の密度が高く耳舐め好きな人ほど楽しめます。
BGMが頻繁に変わることも含めて作品の特徴がわかりやすく表現されてます。

トラック02はちゅぱ音の種類も多彩なプレイ。
音楽のペースを先ほどよりも落としたのに合わせて比較的緩い音を鳴らし
その際に耳の内側を舌先でぐりぐりする、耳の外側にむしゃぶりつく甘噛みなど
トラック01とは質感の違う耳舐めを色々やって耳に刺激を送ります。
またごく一部でちゅぱ音が泡立つこともありました。

「ずぽ ずぽ ずぽ ずぽ ずぽ」
パート名にもなってる耳レイプは彼女の指をおちんちん
彼の耳穴をおまんこに見立てて何度も出し入れします。
音は鳴らさず「ずぽ ずぽ」を連呼するだけでそんなにリアルな感じはしませんでした。
このへんを音で忠実に表現してる作品もありますし、本作品ならそこまでやって欲しかったです。

後半の2パート30分間はより踏み込んだプレイ。
トラック03はキスと耳へのフェラ、トラック04はキス・耳舐め・SEXをします。

「ドロドロに 溶けてく 2人の体の 境界線が どんどん 曖昧になって どっちも感じちゃうね」
彼女も彼を責め続けるだけでは物足りなくなってきたようで
ここからは2人で一緒に感じるスタイルに切り替わり、熱い吐息や喘ぎ声をよく漏らします。
音楽自体は特にエロくないから絶頂に向けて純粋なエロさを引き上げたのかなと。
耳フェラは耳全体を口に含んでるような音で軽い閉塞感がありました。

本作品の中でエロさが最も高いのはトラック04。
キスと耳舐めを同時にやりながらおちんちんが欲しいとしきりにおねだりし
繋がった後は右から喘ぎ声、左から「チンポ気持ちいいよぉ」のセリフを流して盛り上げます。

SEXするのでオナニーの指示を明確に出すことはありません。
ですがサークルさんによるとリズムに合わせてしごくことを想定してるそうです。
シコシコボイスを音楽に置き換えてる感じでしょうか。
やってみたところ適度にペースやリズムが変わるおかげでそれなりに気持ちよかったです。

ただ手が止まらずに勝手に射精してしまう体験は味わえませんでした。
私が催眠音声を数多く聴いており、技術でコントロールされるプレイを好んでるからかもしれません。

このように、パートによってやることを徐々に変えていく音重視のエッチが繰り広げられてます。
独特な耳舐め作品
癖はあるけど強烈な個性を持ってる作品です。

女の子は主人公に現実世界とは違う快感をプレゼントしようと
2人だけの場所でお互い裸になり、まずは濃いめの耳舐めでおちんちんをガチガチにします。
そして後半はキスやSEXといった純愛系のプレイに切り替え同時絶頂を目指します。

素性はわからないけどサービス精神旺盛な女の子がエッチにもてなすノーマル~ややM向けのシチュ
ほぼすべてのシーンで音楽を流し、それを状況に応じて変化させる演出
耳舐めやキスといったちゅぱ音を鳴らすプレイを重視した密度の高いエッチ。
サークルさんが現在力を入れてるジャンルをさらに突き詰めた作品に仕上がってます。

中でもエッチは最初の段階から両耳舐めでガンガン責め
2番目のパートは舐め方に変化をつける現在の流行を反映させた内容になってます。
最後はSEXで〆るからそこが山場なのは間違いないですけど
前半の耳舐めも十分な聴き応えがあります。

良くも悪くも尖ってる作品なので、体験版をちゃんと聴いてから検討することをおすすめします。
ドハマリする人もいればまったく合わない人もいると思います。

射精シーンは3回。
ちゅぱ音多め、淫語と喘ぎ声そこそこです。

CV:御崎ひよりさん
総時間 1:26:13

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2020年4月6日まで20%OFFの968円で販売されてます。