サークル「空心菜館」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、自分で耳フェチと言うほど耳をお世話するのが大好きな2人の女性が
男性を個別に、あるいは同時に癒したり気持ちよくします。

耳への責めに大変力を入れたサービスが行われており
前半は耳かきや耳マッサージといった健全な行為でリラックスさせつつ感度を上げ
後半は耳舐めとおちんちんへの責めを組み合わせて連続射精に導きます。
耳舐めの量が非常に多いので好きな人ほど楽しめるでしょう。
隠れた性感帯を集中攻撃
サキとかおるが4種類のサービスをするお話。

「あ、来てくれたんだね ふふっ いらっしゃいませ お客様」
サキはややトーンが低く穏やかな声の女の子。
「ようこそ 究極の快楽 耳癒し 耳イキ専門 みみざんまいコース(お部屋係2人付き)へ」
かおるはのんびり話す甘い声の女の子。
主人公の左右に密着しサービスの概要を説明すると
軽く自己紹介してから緊張気味な彼に優しい言葉をかけます。

本作品は多くのツボが密集してる耳をとことん気持ちよくすることを目的に
彼女たちが協力しておよそ120分以上に渡る癒しとエッチなご奉仕をします。
耳かき、耳のマッサージ、甘噛み&両耳舐め、耳を舐めながらのSEXと
どのパートも必ず耳をケアするシーンを設け、そのすべてで効果音やちゅぱ音を鳴らします。

耳舐めだけでも75分くらいありますし
その中で片方だけ舐める、左右を同時に責める、左右で異なる責め方をするなど
内容についてもできるだけ幅広く押さえてあります。
耳舐め中はセリフが一気に減るおかげで音に集中しやすいです。

タイトルが「耳イキ」となってるのでドライオーガズムを目指す作品と思う人もいるでしょうけど
実際は片方が耳を舐め、もう片方が騎乗位SEXをする割と無難な責め方をします。
おちんちんもガンガン責めてくれますから普通の同人音声と同じ感覚で楽しめるでしょう。
より気持ちよく射精させるための触媒として耳への責めを活用してます。

かおる「舌が入るたびに お客様の体 ビクビク震えてますね」
サキ「声 出していいんだよ?」
2人については嗜好に多少の違いがあるものの、どちらもSっ気がなく優しい女性。
彼の耳が余程いいのか適度に褒めながら嬉しそうにご奉仕します。
エッチシーンはかなり音に寄せてあるのですが、非エロパートは逆に会話量多めです。
耳かきや耳マッサージに関する知識を披露して専門店らしさを出してます。
音とセリフを組み合わせたサービス
簡単な挨拶を終えた直後に始まる最初のサービスは耳かき(約23分)。
サキの膝に頭を乗せてから耳かき棒で丁寧に掃除し、仕上げに梵天と息吹きで細かい汚れを取り除きます。
かおるは見てるだけでほとんど話しませんからほぼ一対一です。

耳かき棒は「ずすっ じりっ」という細く硬い音が使われており
穴の中をゆっくり撫でるように動かします。
それが7分くらい経つと音が鈍く低いものに変化し
その5分後には「ぞしゅっ」というややパワフルなものになります。

耳の外→穴の入り口→穴の奥と三段構えの耳かきをするわけです。
聴き始めた直後は音量が声>音だったのが、穴に入る頃から同じくらいになるのも凝ってるなと。
右耳15分、左耳8分と両者の時間配分にやや偏りがあるところだけは上手く調整してほしかったです。

サキ「ところで知ってる? 耳の感度って あそこの感度と連動してるんだって」
最中の会話は耳かきに関するものが中心。
耳かきのやり方や感度などちょっぴりエッチな雰囲気を漂わせる話題を振ります。
そしてある程度経つと「かき かき」といった擬音語だけを言うようになります。
冒頭に彼が緊張してるっぽい描写があったので、それをほぐすためにこうしたのでしょう。

続く耳マッサージはおよそ12分間。
施術者がサキからかおるにバトンタッチし
ローションを塗りながら耳の上側や耳たぶを優しく引っ張って刺激します。

かおる「今日はせっかくなので お客様ご自身と一緒に やっていこうと思うんです」
「じりゅっ」という筋っぽい水音をゆっくり鳴らしながら
聴き手が主人公と同じ視点で楽しめるようにマッサージのやり方をレクチャーします。
一緒にやれば多少のリラックス効果があるでしょう。
音と一緒に軽い振動も伝わってきてなかなかリアルです。
音をふんだんに盛り込んだエッチ
エッチシーンは2パート76分間。
プレイは耳舐め、両耳舐め、SEX(騎乗位)、フェラです。
服を脱ぐ、SEXの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

かおる「私が大好きなのは うふふっ 耳の味と食感なんです」
耳かきとマッサージで主人公の心身をリラックスさせた2人は
いよいよ耳を口で責めて今度はエッチな気分を盛り上げます。

エッチは終始彼女たちが責め続けます。
前半の「【3】甘噛み」でするのは耳の甘噛みと両耳舐め(約40分)。
序盤の12分は引き続きかおるが1人でお世話し
そこへ我慢できなくなったサキが加わり両耳舐めに変化します。

販売ページの説明文には「【4:前半】耳舐め・耳穴挿入」と書いてありますが
実際は「【3】甘噛み」の途中から耳舐めと耳穴挿入をやります。

サキ「美味しい この耳 かおるが発情しちゃうのもわかる」
そしてここからは音の割合が大幅に増えます。
セリフは3分程度の間隔で状況説明や彼女たちの心情を漏らす程度に留め
それ以外は耳元至近距離からリアルなちゅぱ音をたっぷり鳴らします。

舐め、吸い、すすりを小まめに切り替えるおかげで単調さがなく音の位置も非常に近くて密着感があります。

またパートの中盤からは耳の内側や穴の入り口を舌でぐりぐりする責めに変わり
もう少し進むと舌をおちんちん、穴をおまんこに見立てて出し入れする変わったプレイも登場します。
終盤は片方が通常の舐め、もう片方が舌の出し入れと責めの方向性を変えるなど
時間に余裕がある状況を活かして色んな音を聞かせてくれます。

2人の担当声優さんが別人ですから同じ耳舐めでも多少の違いが見られます。
40分間がっつり耳舐めするあたりも本作品らしいなと。
射精シーンはないので次に向けた準備をするパートと言えます。

続く「【4:後半】耳イキセックスで連続射精」はよりエロさを高めたプレイ(約36分)。
我慢できなくなったかおるが先に騎乗位で挿入し、サキは右耳舐めでそれをサポートします。
そして1回目の射精を迎えた後は7分程度のフェラを挟んでから入れ替わって楽しみます。
このパートはほぼ耳舐めSEXだけしますから後半ではなく全部です。

サキ「いつでも好きな時にイってもいいんだよ?」
かおる「今日は 精子が枯れるまで 何回でもイかせちゃいますからね」
彼女たちが自分の意思で始めたことなだけあってM向けの要素はまったくありません。
右からは貪るようなちゅぱ音、左からは熱っぽい吐息混じりの喘ぎ声を流して射精を応援します。
ピストン中は「こぽっ」というゴムっぽい音も鳴りますし、前のパート以上に音の密度が高いです。

ただセリフが極端に少ないことから、画像あたりとセットで聴いたほうが抜きやすく感じました。
良くも悪くも音にものすごく寄せてあります。

作品を聴いた感想ですが、タイトル通り耳をがっつり責めてくれて心地よかったです。
前半の2パートは音を鳴らしつつ和やかな会話を挟んで雰囲気を作り
後半は売りである耳舐めを時間いっぱいやったうえで別のプレイと組み合わせます。
バイノーラル録音特有のリアルな質感と振動によって彼女たちがすぐ近くにいる感覚がしました。

唯一気になったのは耳舐めSEXパートの後半。
サキが左から喘ぎ声を漏らし、かおるが右耳を舐めてるのに
なぜかセリフを言う時にかおるが左手からかなり小さい音量で話します(サキのセリフも左)。
前半はサキが右、かおるは左と音の位置に合わせてあったので編集ミスかもしれません。

このように、エッチな音の量と密度にこだわった耳舐め重視のエッチが繰り広げられてます。
耳をとことんケアする作品
流行りの耳舐めを中心に据えたうえで他のサービスを盛り込んでる割とシンプルな作品です。

サキとかおるは主人公に耳でたっぷり気持ちよくなってもらおうと
最初は耳かきやマッサージといった癒しのサービスで綺麗にし
それから左右に寄り添い同時に耳を舐めたりおちんちんもケアします。
そしてこれらの様子を色んな音を組み合わせてリアルかつ重厚にお届けします。

優しくて世話好きな2人の女性が両耳へご奉仕するノーマル向けのシチュ
音とセリフのバランスを同じくらいにして癒しつつ作品世界へ引き込む非エロパート
音の割合を一気に上げ、同時に鳴らす種類も増やしてエロさを出すエッチパート。
テーマの耳責めに力を入れたASMR成分強めの作品に仕上がってます。

中でもエッチは耳舐めだけするパートに半分もの時間を割き
SEXの時も並行して耳舐めする非常に尖った作りになってます。
セリフが極端に少ないおかげで垂れ流しっぽくなってるようにも思えますが
やってることはテーマに沿ってるし音がリアルなのも事実です。

耳舐めが好きかどうかで満足度に大きな差が出ますから
そのへんを考えたうえで聴くかどうか決めるといいでしょう。
欲を言うならオプションでガチの耳イキを目指すパートが欲しかったです。

射精シーンは2回。
ちゅぱ音大量、くちゅ音と喘ぎ声それなり、淫語そこそこです。

CV:サキ…小石川うにさん かおる…沢野ぽぷらさん
総時間 2:09:00(本編…2:06:18 ボーナストラック…2:42)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2020年1月13日まで20%OFFの968円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。