いじめた樓 秋羅

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品。

ささやき庵の別シリーズにあたる「いじめた樓」の3作目は
九州弁を話す小町がドM向けの変態的なプレイを繰り広げます。
プレイの大部分で主人公の目を覆い絶対的に有利な立場を築きながら
彼女は比較的穏やかな雰囲気で意地悪かつ苛烈な命令を数多く出してきます。

一部でやや行き過ぎたプレイが登場しますので人を選ぶ部分もあるのですが
Mな人ならドハマりするくらいの破壊力を持っています。

作品を聴くにあたって以下のアイテムを用意しておくとより楽しめるでしょう。
もちろん無くても問題はありません。

・アイマスク
・女物のパンツ



穏やかだけどちょっぴり厳しいお姉ちゃん
いじめた樓の小町「秋羅(あきら)」からエッチなサービスを受けるお話。

「はーい いらっしゃい 1週間ぶりやんね」
秋羅は穏やかだが少し気の強そうな声の女性。
ささやき庵シリーズではよくある、受付や部屋へ移動する際のやり取りは一切無く
彼女がプレイルームへやってきたところからお話は始まります。

いじめた樓は簡単に言うと女性にいじめてもらいたい願望を持つお客に対して
お姉ちゃんに扮した小町が弟役のお客をやや手厳しいプレイでもてなすお店です。
SMと言うほどではありませんが屈辱的なプレイや恥ずかしいセリフを復唱するシーンがあるため
基本的にはM~ドMを対象とした作品と思ってください。

「ちゃんと時間通りに来て パンツ一丁で正座して 待っとったと? えらかえらか」
そしてもう一つの大きな特徴は秋羅が常に方言で語り掛けてくることです。
イントネーションは標準語に近いのですが語尾が非常に独特で
聴いてみると新鮮で面白い感覚がすると思います。
演者が野上さんですしおそらく熊本弁なのでしょう。

彼女が過去に彼に対してサービスを行っているらしく
顔なじみの関係だからか雰囲気も意外に和やか。
実の姉弟とは言わないまでも近所のお姉さんくらいの親しさを感じます。
そして彼が相当なMだと知っているからこそ彼女も容赦しません。
彼を満足させるために雰囲気とはまったく違う変態的な命令をしてくれるわけです。



心と体をバランスよく責めるプレイ
エッチシーンはほぼ全編に当たる3パート82分間。
プレイはパンツ装着、皮むき、亀頭へのビンタ、亀頭へのデコピン、オナニー、耳舐め、顔面騎乗、パンツ越しのクンニ、乳揉み、パンツ越しの性器擦りあわせ、キス、フェラ、下半身舐め、玉舐め、手コキです。
エッチな効果音はありません。

「そんじゃ まずはご褒美 ちょっと待っとって」
1週間オナ禁をやり遂げたうえで来店した主人公を労うために
秋羅はアイマスクで彼の視界を覆ってから目の前でパンツを脱ぎ
それを頭に被せておまんこの匂いを堪能させます。

エッチは作風通り終始彼女が指示する形で進みます。
事前のやり取りを省いたおかげで28分、21分、33分とそれぞれに十分な時間が取られており
シーンごとにプレイや主役となるエロ要素を切り替えながら濃厚なプレイを行います。

最初のパートで主役となるのは変態的な命令&プレイ
ここでは彼女は彼にほとんど触れず主に言葉で射精を促します。
ちなみにシーンのほとんどが耳元で囁きながら進められるため
目を瞑ったりアイマスクで視界を覆えば彼女の近さがより強く実感できるでしょう。

「あれ あれあれ? ちょっと待って 弟クン いかんよ ちゃんと全部脱がんぼ 亀さん隠れとるよ」
事前に「お姉ちゃんのパンツ被せてください」と復唱させてから
パンツを頭に被せるプレイだけでも相当変態的なのですが
その後こちらがパンツを脱いでおちんちんを取り出した際もやんわりと包茎を詰るなど
秋羅はMならきっと喜ぶセリフで聴き手の気持ちを高めてくれます。
プレイと同時に羞恥を感じる雰囲気づくりも考えているところが見事です。

「反対側の手の人差指で 亀頭に 往復ビンタ してむっか」
最も特徴的なプレイは中盤で登場する亀頭ビンタと亀頭デコピン。
その名の通り自分の指や手のひらを使って大事な部分を叩きます。
秋羅は「勢いよく叩け」と言ってきますが真面目にやると特にデコピンは結構痛いです。
だから痛気持ちいいくらいの感覚になるようご自分で強さを調節してみてください。

おちんちんが適度にジンジンと暖かくなり
その後行うオナニーでのフィニッシュを上手くサポートしているプレイだと思います。

続く2番目のパートの主役は秋羅の喘ぎ声
先ほどのパンツを再度穿いて主人公の顔に跨りパンツ越しにおまんこを舐めさせたり
同じくパンツ越しにおちんちんとおまんこを擦りあわせて2人で一緒に絶頂を目指します。
どちらのプレイも敢えてパンツ越しにしているところにこだわりを感じますね。

「パンツの上から はむはむして ほらここ このへん このあたりにクリトリスがあるけん ほら」
前のパートと違って主人公が秋羅に奉仕するスタイルになるため
彼女の可愛くて艶めかしい喘ぎ声を存分に楽しめます。
前半のクリ舐めあたりからだんだんと声が熱を帯び始め
後半の性器を擦りあわせるシーンでは時折声を詰まらせながら快感を露わにします。
「イクっ! イクぅ んんんっ! あはっ あぁぁぁぁ」というイキ声も股間を熱くしてくれるでしょう。

女性上位の変態的なプレイには変わりないのですが
主に彼女の乱れっぷりを楽しむパートと言えます。
このへんは彼女なりのサービスなのかもしれません。

そして最後のパートの主役はちゅぱ音
ようやくアイマスクを外して主人公にその裸体を晒した秋羅が
およそ25分にも渡る濃厚なフェラで彼に極上の射精をプレゼントします。

といっても本当に25分間おちんちんを咥え続けるわけではなく
最初に2分ほどフェラをしてからお腹→太もも→たまたまと舐める部位を切り替え
それから再びおちんちんへと戻るやや変則的なプレイが行われています。
それぞれの部位を予め言ってから舐め続けるちゅぱ音重視の構成をしており
部位ごとにちゅぱ音が微妙に変化するところもポイントです。

「じゃあ 下から上に向こうて おちんぽ舐めちゃうよ」
肝心のおちんちんについても十分な時間を最大限に利用した濃厚なプレイばかり。
下から上へ舌をゆっくりと長く這わせる竿舐め
舌で小刻みに動かしたりきゅーきゅー吸い付く亀頭舐め
「ぎゅっ ぱっっ ぎゅいぃぃぃ」という軽く破裂するような音をゆっくりと鳴らすバキュームなど
おちんちんを細かい部位に分け、それぞれ2分程度の時間をかけて丹念に責め上げます。

「そんじゃ 土下座して お願いしてみる? ほーら ちゃんと頭ば畳に擦りつけて」
しかしこのサービスを単なるご奉仕で済ませる秋羅ではありません。
ある程度興奮が高まったところで敢えてプレイを中断し
聴き手に屈辱的な姿勢でおねだりするよう要求します。
こういう意地悪な要素が入るところがささやき庵との大きな違いでしょう。

ちなみにここでの射精は最後の最後に1回だけ行います。
溜めに溜めての射精となるため普段より大きな快感が得やすいと思います。

このように、長い時間を最大限に利用した多彩で個性的なプレイが繰り広げられます。



優しくいじめてくれる作品
穏やかな雰囲気ながらも変態的なプレイがたっぷり楽しめる作品です。

アイマスクやパンツといったアイテムを使って羞恥心を煽りながら
ちょっとした痛みや苦しみの混じったプレイで体へも快感を与えていきます。
あくまでお店のサービスなのである程度抑えられている部分もあるのですが
ド変態な作品が少なくなっている昨今において貴重な存在と言えます。
雰囲気はそんなにきつくありませんし、ややMでも頑張ればいけるかなと。

「いじめればいじめるほど感じちゃうダメチンポね」
雰囲気が比較的穏やかに感じる理由は罵声がそれほど多くないことにもあります。
秋羅は一部で語気を強くするシーンがあるものの基本的には穏やかな口調をしており
罵声についても怒鳴らずに詰るタイプのセリフをぶつけてきます。

この手の作品ではお馴染みの「変態」「マゾ」といった単語も時間の割には少ないため
手厳しいセリフを求めている人にとっては不向きかもしれません。
でもプレイはかなりぶっ飛んだものが多いです。

「今日からまた1週間 禁欲して そして1週間後 またこん部屋で全裸待機 よかね?」
秋羅についてはデレることなく終始意地悪なお姉ちゃんで通しています。
以前聴いた同シリーズの「いじめた樓 深雪」のように素に戻るシーンが無いため
彼女の本心を窺い知ることはできませんが
最後にまた来てくれるように念を押して約束しているところを見ると
主人公に対して一定以上の親しみを感じているのだと思います。

お客に満足してもらえるようしっかりとサービスを行う真面目な女性に映りました。
方言も発音に一切淀みが無く作品にうまく溶け込んでいます。

エッチはパートごとに方向性がまったく違うのでどこでも抜けるでしょう。
ドMなら最初のパートが一番刺激を受けやすいでしょうし
最後のパートも野上さんお得意の多彩なちゅぱ音がふんだんに盛り込まれています。
2番目もちょっとした立場逆転要素をはらんでいて面白いですし甲乙つけがたいです。
ちゅぱ音多め、喘ぎ声それなり、淫語そこそこです。

年上の女性に意地悪される気持ちよさが楽しめる作品です。
一定以上のM性を持ち、なおかつ命令に前向きに参加できる人には強くお薦めします。

CV:野上菜月さん
総時間 1:28:24


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります