ささやき庵外伝 路地裏の猫 〜Back Alley Cat〜 黒・双葉

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品。

ささやき庵の新シリーズ1作目にあたる本作品は
従来のささやき庵とはかなり作風を変えて、エッチを非常に重視しています。
様々なタイプの女性キャラ(中の人含む)に囁いてもらうことで
主に癒しを提供してきたささやき庵にも、どうやら新しい流れがやってきたようです。

元々の売りであった囁き声に加えて、この作品は効果音に力が入れられています。
雰囲気を壊さないよう適度に抑えられた様々なタイプのくちゃ音が
聴き手に今まで以上のエッチな興奮を与えてくれることでしょう。



見た目は双葉、頭脳は黒猫
夢太夫、黒双葉と夢の中でエッチな事をするお話。

「匂いを嗅ぎ分け 夢を探す 路地裏の猫は 人の心を見つめる」
双葉は丁寧でしっとりした声の女性。
ささやき庵で夢神楽として働いている彼女は
ある日路地裏で1匹の黒猫に出会います。
そこでとある約束を交わした後、再び主人公とお店で会うわけです。

シーン1と2ではこの黒猫が何者なのか、なぜ双葉と行動を共にするのかなど
お話の世界に入りやすいように背景の説明がされています。
今のところそこまで詳しくは語られていませんが
今後の作品で猫たちのより詳しい情報が明らかになるのかもしれません。

「今日はちょっと変わった 黒猫の夢なんていかがですか?」
シーン3からが本編となるわけですが
今回の夢に登場する双葉は、体は双葉だけど人格は黒猫です。
だから従来のささやき庵のルールは一切無視され
黒双葉とたっぷりお互いを貪り合うことになります。
「双葉のエッチが見たい」そう思っていた方には朗報なのではないでしょうか。

「ゆーりかごーの うたーをー かーなりやーが うーたうよー」
癒し系要素としては子守唄が印象に残りました。
作品のテーマに合わせて、猫に関する歌を囁き声で歌ってくれます。
とても静かな雰囲気の中に流れ続ける彼女の声を聴いていると
心が落ち着いてくるのをきっと感じるでしょう。



濃厚なエッチを引き立てる様々な効果音
エッチシーンは4パート54分ほど。
プレイは登場順に乳揉み、乳首責め、手マン、クンニ、キス、手コキ
フェラ、パイズリ、玉舐め、SEX(騎乗位、バック)
と多彩です。

「心を満たしたい 欲望のままに 双葉を愛したい それがあなたの夢」
夢の中で黒双葉と一緒に路地裏へやってきた主人公は
そこで己の欲望を彼女に思い切り叩きつけます。

ささやき庵の双葉というと、割とおしとやかな女性だと私は思っているのですが
本作品の黒双葉はエッチに関して非常に積極的です。

「脱がして 脱がして直接見て 双葉のここ おまんこ」
主人公が次に望んでいるであろうことをいち早くキャッチして
それを敢えて口に出すことで、相手の興奮をさらに盛り上げようとしてきます。
誘っているようなところがすごくいいですね。

「あなたのカチカチのぶっとおちんぽで 後ろから双葉のおまんこ ハメ犯して」
双葉を演じられている紅月ことねさんにこんなセリフを言われたら
誰だって勃起してしまうでしょう。
これら以外にも様々な淫語をいやらしい口調でたっぷりと言ってくれます。

また、従来のささやき庵とは違って
プレイ中の随所でエッチな効果音が鳴るのも特徴です。
(私の聴いている範囲内での話です。あるのかもしれないけどそこまでは無いはず)

手コキやSEXはもちろん、手マンやクンニなど
主人公が責めるプレイでも鳴るのは芸が細かいですね。
音量も囁き声の静かな雰囲気をぶち壊さないように控えめですし
音質もおおむねリアルと言えます。
黒双葉が潮を吹くシーンで音がなかったのだけが残念ではありますが…

個人的に印象に残ったプレイは、シーン5の手マン。
ここでは2回連続で黒双葉がイクのですが、後の方は彼女が喘ぎ声ではなく
「ふふすぅぅ はぁぁ すすぅ はぁ」
このような震える息遣いを上げながら達していたのが非常に興奮しました。

「3回も連続で イカされちゃった」
そして落ち着いたらすかさず敗北宣言をする。
このへんは男心をよく心得てるなぁ、と。

絶頂の回数は黒双葉が6回、主人公が3回です。
抜きどころはたくさんありますから、とりあえず一通り流しで聴いて
その後お気に入りのシーンを有効活用するのがいいと思います。



エロをストレートに追求した作品
純粋にエロくて抜ける作品です。

ささやき庵がセリフ周りに色々とこだわりを持っていただけあって
元々淫語のレベルは高かったのですが
今回はそれに効果音が加わることで、さらに破壊力が増した感があります。

主人公が激しいエッチを求めているのを理解していた黒双葉が
その気持ちを煽り立てるようにリードしているのがいいですね。
結構あからさまなのですが、声や雰囲気がしっとりとしているおかげで
下品だとか、汚いといった印象はあまりしません。
これも囁きの力なのでしょうか。

エッチはどのプレイも洗練されています。
黒双葉は主人公の心を開放させるために様々なご奉仕をしてくれますし
彼女自身が責めを受けたら素直に反応し、乱れてくれます。
双葉の過去作を聴いている方なら、そのギャップにきっと興奮できます。

最近はことねさんと言うと主に催眠音声でお世話になっていたので
こういうストレートなエロボイスは良い刺激を与えてくれました。
ことねさんのファンなら、まず聴いて損をすることはないでしょう。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれも多めに聴けます。

体験版では10分ほどのダイジェストが聴けます。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:15:36


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります