サークル「モルモットストリップ」さんの催眠音声作品。
開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第81回目は体にある特徴を持ってる明るい悪魔が
人間の男性と催眠を交えたアブノーマルなエッチを楽しみます。
彼女の極太おちんちんに口やアナルを責められるドM向けのプレイが魅力で
無理矢理感が出ないように催眠は深呼吸を中心にしっかりリラックスと深化をさせ
エッチも比較的ゆっくりペースで進めながら喘ぎ声を漏らしたり効果音を鳴らしてエロさを出します。
おちんちんを入れる側から入れられる側に
「おーい 聞こえてるー? はじめまして お兄ちゃん」
悪魔は明るくて可愛い声の女の子。
主人公に自己紹介してからここに来た理由を教えると
通常よりもずっと激しくてアブノーマルなエッチをすると言います。
本作品は男性の体のまま女性寄りの快感を味わわせることを目的に
彼女がおよそ60分に渡って癒しの催眠をかけたり独特なエッチをします。
催眠30分、エッチ24分と両者のバランスをほぼ同じにしたうえで
それぞれを正反対のスタイルで行い刺激的なひと時をプレゼントします。
「今日は 人間のお兄ちゃんの体で いっぱい気持ちいいことさせてもらいに来ちゃったんだよ ふふっ」
彼女は普段魔界に住んでますが時折こちらの世界にやって来て
彼のような人間の男を弄ぶことにハマってます。
また彼を「お兄ちゃん」と呼んだり砕けた態度で接するフレンドリーな性格をしてます。
痛みや苦しみを与えることは特にしませんから雰囲気も終始穏やかです。
しかしエッチの内容はぶっ飛んでます。
挿し絵中央の隠れてる部分には馬並みの巨大なおちんちんが生えており
それを使って彼の上下の穴を順番に責め立てます。
そのまま中出しを決めるシーンもあったりと、Mな人が喜ぶ要素が充実してます。
催眠が割と強力ですから、眠気や頭の中がとろける感覚を抱きながらエッチを聴くことになるでしょう。
エッチが変わってるからこそ催眠をとても丁寧に進めることを心がけてます。
催眠音声では珍しくエッチな音が色々鳴りますし、興奮しながら楽しく聴けるように作られてます。
深呼吸をたっぷりする癒し系の催眠
仰向けに横になって目を瞑り、まずは深呼吸しながら簡単なイメージをします。
「深呼吸を続けていれば 自然と体の力は抜けていくから 意識は頭に向けようね」
まだ序盤なので暗示はそこまで入れない代わりに
呼吸の合図を出しながらちょっとしたコツを教えて集中力を高めます。
この後アブノーマルなエッチをするとは思えないほど温かい空気が漂ってました。
本作品の催眠はほぼずっと自分のペースで深呼吸を続けるので癒しのパワーが強いです。
2番目のパートは心と体の脱力。
自分がベッドごと大きなビンに入ってる様子をイメージし
そこに漂う甘い匂いの気体を吸うイメージをしながら深呼吸を続けます。
「呼吸を続けていると 手足の痺れがどんどん広がっていく それ以外の感覚は どんどんなくなっていく」
「脳みそがふわーっとして気持ちよくなってしまうと お兄ちゃんは今以上に ものすごい睡魔に襲われてしまう」
そしてここからは呼吸を起点に手足が脱力したり痺れる暗示を小まめに入れます。
麻酔ガスを流し込まれてる様子をイメージするのがわかりやすいんじゃないでしょうか。
パートの序盤から中盤は体、終盤は頭とターゲットを変えて催眠状態をさらに深めます。
深呼吸の効果も相まって意識のぼやけや眠気を感じる人が結構いると思います。
最後のパートはタイトルにもなってる契約をするシーン。
彼女が言ったセリフを復唱する形で主従関係を明確にします。
「私はただ 一時の快楽を貪るために 悪魔にこの体をすべて差し出すことを約束します」
復唱はテーマ性を出す意味合いもあるでしょうけど
自己暗示を入れることで重要な暗示が効きやすくする意図もあります。
一時的に彼女に服従する類のセリフばかりでそこまでヤバいものではありません。
Mな人ならすんなり受け入れられる程度に留めてエッチに向けた準備を整えます。
深呼吸を厚めにやりながらパートごとに目的をもってリードする手堅い催眠です。
聴き手の心身をふにゃふにゃにしたうえで悪魔に従えるようにすることを目的に
深呼吸から入って深呼吸+心身の脱力、本題の契約と一直線に進めます。
時間が丁度良くてやることがシンプル、しかも誰でもできる内容と大衆性が高いです。
イメージも他のものに例えてわかりやすくする工夫がされてます。
手足の痺れもそれなりにあって深く入れてるのを実感できました。
眠らせる暗示を少し入れてくることから、疲れてる人が聴いたら途中で寝落ちするかもしれません。
痛みを与えずに蹂躙するエッチ
プレイはアナルマッサージ、フェラ、精飲、アナルSEX、オナニーです。
フェラ、アナルSEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフはありです。
催眠パートの最後に服を脱ぐ指示が出ます。
「悪魔にはね みーんなチンポが生えてるの それも 馬級のマグナムサイズチンポがね」
催眠を使って主人公を無防備な状態にした悪魔は
自慢のおちんちんを間近で見せつけてから彼の口へ挿入します。
エッチは終始彼女が責め続けます。
前半の「ヒプデビ4(約10分)」は上の口を攻略するプレイ。
彼女が軽くオナニーしておちんちんをフル勃起にしてから
顔面騎乗を経由し口にねじ込み出し入れします。
「あぁっ うっ んっ あっ 口(くち)マンコ気持ちいいっ 口マンコいいっ」
一見するとヤバそうな内容ですが実際に聴いてみるとそれほどでもありません。
というのもプレイ中は彼女の心情や喘ぎ声をメインに据えて
彼が何を思い、感じてるかにはほとんど触れないからです。
簡単に言うと催眠音声よりも同人音声に近い描写がされてます。
気持ちよくなる暗示とかはほとんど入れませんから私は少し脱線してる印象を受けました。
ですが、この手のプレイを生々しく語ると抵抗を感じる人が出る可能性があるので
わざとこういう表現方法にしたと見ることもできます。
結局のところサークルさんじゃないとわからないことですから好みの問題だと思います。
催眠音声の割にエロく仕上がってるのも良い点じゃないかなと。
次の「ヒプデビ5(約14分)」はアナルSEXが中心。
正常位の体勢で彼女が挿入し、彼は自分のおちんちんをしごいて2人同時の射精を目指します。
「その気持ちいいむずむずとした感覚が アナルにもやってくる とってももどかしい感覚」
本作品の総仕上げにあたるプレイということで
始める前はおちんちんやアナルの感度が上がる暗示をそれなりに入れます。
アナルのことを「ケツマンコ」と呼ぶなど、女性に近い視点で楽しめるように語り掛けてました。
そしてアナルSEX開始後は、前のパートと同じく彼女の喘ぎ声や気持ちよさそうな表情が中心になります。
ピストン音がやや泡立ってて激しく責められてる感じが出てました。
絶頂シーンはカウントに合わせて彼女が大きめのイキ声を上げてくれます。
このように、同人音声っぽい部分もある程度持たせてエロさを出すドM向けのエッチが繰り広げられてます。
明るいアブノーマル作品
悪魔は弱くてMっ気もある主人公の体を使って性欲発散しようと
まずは総時間のおよそ半分をかけて癒し系の丁寧な催眠をかけます。
そしてエッチは上下の口を順番に攻略しながら喘ぎ声を漏らして気持ちいいことをアピールします。
明るくてフレンドリーな悪魔と催眠を交えたエッチな契約を結ぶシチュ
深呼吸の時間を長めに取ったうえで心身をしっかり脱力する堅実な催眠
アブノーマルなプレイをできるだけ柔らかく、エロく表現するふたなりエッチ。
おちんちんを挿入することがほとんどな男性に逆の立場を味わわせてスッキリさせます。
「よーし 決めたよ 私の考えた 一番気持ちよくなれるルートで お兄ちゃんの体を攻略してあげるね」
中でも催眠はどのパートもリードがしっかりしてますし
彼女なりに親しみを込めて接してるのがわかります。
物語の序盤で「人間は非常にちっぽけな存在」と言ってましたから
やろうと思えばもっと過酷なこともできたはずです。
それを敢えてやらず2人とも楽しめる方針を取るところに彼女の優しさが見られます。
エッチは暗示が弱いところが多少引っ掛かりましたが
前項に赤字で書いた部分があるため一概に悪いとは言えません。
内容を理解して聴く分には楽しめると思います。
絶頂形式が射精ならエロいほうが抜きやすくなりますからね。
ちなみに精飲は自分のを実際に飲むのではなく、彼女に注がれる描写があります。
射精シーンは1回。
淫語・くちゅ音・喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音はありません。
以上を踏まえて前回から2点プラスさせていただきました。
CV:ゆづき ひな。さん
総時間 1:03:16
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点
体験版はこちらにあります
追記
作品自体の点数は7点。
63分で770円とコスパが良いので+1してあります。