同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2013年10月

   ● 魔女催眠


魔女催眠

サークル「俺だけが得する音声工房」さんの催眠音声作品。

前作「ソープランド催眠」から1か月弱と、かなり短いスパンで発売された本作品は
ハロウィンでお馴染みの魔女が、魔法という名の催眠をかけてくれます。

そしてエッチ重視だった前作から打って変わって
今作はカウントダウンを中心とした催眠重視の構成となっています。
エッチパートでもかなり催眠要素が濃くなっていますから
より催眠音声らしくなったと言えるでしょう。



息をつかせず押し寄せるようなカウントダウン
魔女のコスプレをしたお姉ちゃんに催眠をかけてもらうお話。

「やっほー 遊びに来たよー」
お姉ちゃんは明るくてテンションの高い女性。
お祭りごとが好きなのか、ハロウィンにちなんで魔女の恰好でやってきた彼女は
魔女らしく主人公に魔法をかけてあげることにします。

催眠導入は15分30秒ほど。
心身を落ち着けるために、やや長めの深呼吸をした後
自分が水面に浮いていることをイメージします。

本作品は全編を通じてカウントダウンを多用しているのが特徴
10カウントから始まり、8カウント、5カウントと
徐々に数を減らしながら、お姉ちゃんが立て続けにカウントを行ってきます。

催眠パートでは催眠と覚醒をカウントダウンで交互に行いながら
少しずつ水の中に沈んでいきます。
水や海の中に沈む、といった表現は色々な作品で使われていますので
ある程度場数を踏んでいる方ならば、この感覚は掴みやすいでしょう。

「ようこそ 何もない世界へ 2人きりの 気持ちのいい世界へ」
水の底に沈んだ後はお姉ちゃんの言葉に身を委ねます。
普段とは違った彼女の穏やかな声に包まれていると
なんだか眠たくなってくるかもしれません。

このように、ゆったりとした気持ちで沈み漂う形の
比較的オーソドックスな催眠が繰り広げられます。
前作のように効果音が流れることはありません。

カウントダウンは良いと思うのですが
もう少し回数を減らして、その分イメージ誘導のセリフを増やしたほうがよかったかも。
私個人はカウントよりも、その後のただ声を聴くだけのシーンの方が
催眠効果は高いと感じました。
単純にことねさんの声だからかもしれませんけど…



手の熱さをおまんこの熱さに見立てながら
エッチシーンは11分間。
プレイはオナニーと疑似SEXです。

効果音はありません。
セルフは有りになります。

「せっかくだから 私の魔法で気持ちよくしてあげるね」
直前にカウントで軽く主人公の感度を上げたお姉ちゃんは
命令しながら彼のオナニーを管理していきます。

プレイはオナサポ風ではありますが徹底した管理ではなく
扱く速度や強さはこちらの自由で
そこにお姉ちゃんが適度にストップさせることで焦らしてきます。

「君の手を 私の魔法で 気持ちいいおまんこに 作り変えてあげる」
プレイは後半の疑似SEXが珍しいと言えるでしょう。

最近の作品だと「Succubus Hypnosis Vol.01 -Wサキュバスの射畜催眠-
でも登場しましたが、あちらのように手を組む感じではなく
手そのものをおまんこに作り変えてしまうのは面白いですね。
ここでもカウントダウンを何度も繰り返しながら、少しずつ進めていきます。

「気持ちいい? おまんこ 気持ちいい?」
また、まるで意図的にそうしているかのように
お姉ちゃんが「おまんこ」を連呼してくれるのもいいところ。

プレイがオナニーである以上、彼女の喘ぎ声やちゅぱ音は残念ながらありませんが
その代わりに、この「おまんこ」連呼が興奮の上昇を適度に補ってくれます。

「もう限界みたいだね しょうがないなぁ じゃあ たーっぷり イカせてあげちゃうね」
そしてラストにお姉ちゃんの許可がおりて
ここだけはカウントダウンをせずに終わりを迎えます。



もう一歩な作品
前作よりずっと良い作品です。

「どちらかというとエッチより催眠の方が得意なサークルさんかな?」
そう思っていただけに、この方針転換は正解だったと思います。

催眠はこれでもか、というほどにカウントをしてきますから
カウントに適性があればあるほどかかりやすいでしょう。
カンスト」あたりが大好きな方には、それなりに向いているのではないかなと。

ただカウントを無暗に乱発しているようにも聴こえてしまうため
あまり初心者向けではないかもしれません。
1つ1つのカウントに、もっと重みを持たせてほしかったです。

エッチは適度に催眠要素を織り交ぜたり
オリジナルのプレイも取り入れたりと、より個性的になりました。
ことねさんの「おまんこ」をそれなりに聴けるのもポイント。

しかし、あれだけカウントを意識させ続けてきたのに
フィニッシュでカウントダウンをしなかったのは残念です。

総合的にみると、催眠音声としてのクオリティは上がりましたが
色々と荒削りな部分もあるなど、完成度にやや難のある作品です。

今回の体験版も催眠と解除パートのフル音声と
全編の台本が収録されています。

CV:紅月ことねさん
総時間 34:05


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
前作と総合点が同じなのは、価格のアドバンテージが無くなったから。
純粋に作品だけを見ればこちらの方が1点分上になります。


インプの性態~あたしより弱い奴に会いに行く!~

サークル「コシュマール」さんの同人音声作品。

同サークルさんの作品は「サキュバスの性態~淫魔の甘い誘惑~
以来実に半年ぶりと、当サイトではかなり久々の紹介になりました。

本作品に登場する女の子は、あまり音声作品では見かけないインプです。
ゲームではそこそこ登場しますが、だいたい弱めの敵という印象でしょうか。

そんな魔物のイメージを考慮してか
サキュバスのように堂々と正面からねじ伏せるような形ではなく
知恵を絞って騙したり、陥れたりして絡め取るような展開が繰り広げられます。

キャラ自身も魔物の割にとても人間味に溢れていますから
聴いていると「嫌な奴なんだけど憎めない」そんな感想を抱くことでしょう。



力がないなら頭を使えばいいじゃない
インプに体の自由を奪われて凌辱されるお話。

「すいません そこのお兄さん 助けてください」
冒頭のインプは真面目ではかなそうな声の女の子。
主人公に妹が怪我で倒れて困っている事情を打ち明け
一緒にとある空き家へと向かい、そこで彼を罠にはめるわけです。

「はっはっはっは 引っかかった引っかかった」
素のインプは意地悪なSっぽい声で、まさに小悪魔の印象。
この後彼に対して色々とひどい事をするのですが
小さなことで大喜びしたり、言葉責めがギャルっぽかったりと
態度や話し方がとても軽いため、小物臭がぷんぷんと漂ってきます。

悪魔といえばどっしりと構えていたり、力に物を言わせるキャラがほとんどのため
こういうタイプは逆に新鮮に感じました。



ハードながらも悪に徹しきれていないエッチ
エッチシーンは5パートに渡り、合計で35分30秒ほど。
プレイは足舐め、足コキ、尻尾おまんこ挿入、インプのオナニー
フェラ、SEX
と結構多彩です。

足コキやピストンなど、音が鳴りそうなシーンで効果音が流れます。
音自体は立体的でそれなりにリアルではありますが
一部のシーンでプレイにそぐわない音が使われているのは残念です。

「床の上に芋虫みたいに 這いつくばっちゃって 情けなーい」
普段自分がいじめられているため、彼を足蹴にすることでストレスを発散したインプは
より征服欲を満たすために、主人公に足の指を舐めるように命令します。

エッチの前半は人外モノの王道を行く感じで
インプがなじるような言葉責めを交えながら、一方的に主人公を犯します。

「うーわぁ きったない 自分で出したほかほかの精液舐めてる」
主人公が自分自身の精液を飲むシーンはかなり珍しくていいですね。

インプがあまり強くないのを察したのか、それとも純粋に嫌なのか
彼は精液を舐め取るものの、最後の最後まで飲み込むのは拒み続けますから
彼女がどのような形で飲ませるかも聴きどころです。

「それじゃあ望み通り 尻尾の中でおちんちんもみくちゃにして
惨めに射精させてあげる」

尻尾を使っての搾精プレイも特徴的と言えるでしょう。
巻き付けて刺激するのではなく、口を開けて飲み込むタイプで
プレイ自体はかなりSEXに近い感じになります。

詳しい形状などは律儀にインプが説明してくれますし、CGもついてきますので
イメージするのはそこまで難しくないはずです。

ちなみに、このシーンではわずか7分30秒の間に連続で3回射精します。
男ならゾッとするような、抜かず休まずで射精する様子は
まさに人外モノならではのハードなプレイと言えるでしょう。

「あたしみたいな可愛い魔物に 騎乗位で筆おろししてもらえるんだから
光栄に思いなさいよね」

一方で後半の2パートは、童貞の主人公をインプがリードするような形での
ややラブラブなエッチが繰り広げられます。

ここでは先ほどとは打って変わって
彼女がおっぱいの触り方を教えたりと優しく接してくれますから
満ち足りた気分で聴き終えることができるのではないかなと。

このように、人外モノの要所は押さえながらも
低級悪魔らしい、悪になり切れないエッチを楽しむことができます。



エロに加えてストーリーにも光るものがある作品
前作はサキュバスが男性を死ぬまで犯し続ける流れの
ある意味王道を行った抜きボイスだったのですが
今回はやや方向性を変えて、ストーリー面に力を入れている印象を受けました。

インプは自分に魔族としての力がないことをよく知っているため
弱肉強食の魔界で生き残るための世渡りの術を心得ており
そのおかげか喜怒哀楽に富んだ人間味あふれるキャラを見せてくれます。

エンディングも主人公が殺されるような残酷なタイプではなく
まずハッピーエンドと言っていい結末を迎えます。
この手の作品をよく聴いている方にとっては、手ぬるいと感じるかもしれませんが
こういう形で終わる作品が一つくらいはあってもいいのではないかなと。

エッチは基本的に責め続けられることからM向けでしょう。
喘ぎ声、淫語はそこそこ。
ちゅぱ音はフェラシーンで5分ほど聴けます。

本作品はBGM有りと無しが同梱されています。
有りはエッチシーンも含めてずっと音楽が流れるタイプで
ボリュームも声とほぼ同じ大きさであることから
こちらではまず抜けないでしょう。

素直にBGM無しを聴くことを強く推奨します。

CV:七海こねこさん
総時間 47:27


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

※2019年9月24日追記
現時点で既に公開は終了しており視聴できません。


Transparent Chorionさんで配布されている、無料の催眠音声作品。
声優の三森 愛乃さんが運営されているサイトで
彼女の読み上げた作品をダウンロードすることができます。

本作品は台本がサークル暗中模索さんで無料公開されており
それを三森さんが読み上げることで完成しました。
こういった試みはまさに無料作品ならではで面白いですね。

内容のほうは寝付けない主人公を、お姉さんが添い寝で安心させたり
エッチですっきりさせた後に寝かしつけてくれたりと
主に安眠を目的とした作りになっています。

また、作品の途中で香りを意識させるシーンがいくつか登場しますので
機材をお持ちの方は事前に花の香りがするアロマなどを焚いておくと
より催眠の効果が上がるかもしれません。



ゆくりとした口調と、長い行間が眠りを誘う
寝付けない主人公のために、お姉さんが添い寝やエッチな事をしてくれるお話。

「どうしたの? 眠れないの?」
お姉さんはおっとりとした優しい声の女性。
恋人だとか姉弟だとか、そういった2人の具体的な関係については不明ですが
大切な人である主人公のために、催眠をかけて心を落ち着けさせてくれます。

催眠はおよそ18分30秒。
まずはお馴染みの深呼吸と脱力をすることで
主人公を催眠にかかりやすい状態にしていきます。

「考えてもわからないことだから 考えなくていいよ」
テーマが安眠ということもあって、お姉さんの声はとっても穏やか。
さらにセリフを非常にゆっくりと話し、かつ行間を長めに置くことで
とてもゆったりとした空間を上手く作り上げています。


あまり多くの情報を詰め込んでしまうと、当然眠れなくなってしまいます。
その点本作品のペースと情報量は
頭をぼんやりさせて聴くには丁度いいと言えるでしょう。

「私も少し眠くなってきちゃった 一緒に寝てもいいよね?」
後半は眠くなったお姉さんが添い寝してくれることに。
暖かい布団の中で、彼女に優しく頭を撫でられながら眠りにつくことになります。

「私の香り お花の香り 女の子の香りってドキドキするよね」
ここではお姉さんの香りに意識を向けさせるように進められており
彼女の放つ女性特有の甘い香りを感じながら
イイコイイコされている様子をイメージしてみてください。

このように、作品のコンセプトにぴったりな
甘い雰囲気に満ち満ちた催眠です。

リラックスすることに重点が置かれているおかげで
催眠効果はそこまで高くありませんが
作品の目的はあくまで安眠ですから、特に問題は感じません。

若干抽象的な表現が登場するシーンがあるものの
誰が聴いても大丈夫だと思います。



手コキとオナニー、いずれか好きなプレイを思い描こう
エッチシーンはおよそ5分間。
プレイは手コキもしくはオナニーを任意で選択するやや珍しい形式です。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応有りになります。

「エッチな事したら ちゃーんと眠れるかな?」
添い寝をしても一向に寝付けない主人公のために
お姉さんは射精をさせることで、心と体をスッキリさせてあげようとします。

上で書いたように、本作品はプレイを聴き手側で選択することができます。
実際のところは表現が曖昧にされているおかげで
どちらをイメージしても違和感がない、といったところではありますが。
手コキとオナニー、どちらとも取れるプレイなのは事実です。

「君を火照らせる、媚薬のような私の香り 君の体を熱くする、媚薬のような私の香り」
また、催眠同様ここでも香りを意識させる表現が登場します。

彼女の香りがするということは、彼女がすぐそばにいるということ。
その存在を意識しながらプレイを聴いていくことで
より感情移入がしやすくなるのではないでしょうか。



いい意味で眠くなってしまう作品
台本とお姉さんの声がうまくマッチすることで
眠たくなるような甘い空間がうまく形成されています。

催眠は非常に簡素にすることで、頭を空っぽにしやすくしているのがポイント。
ゆっくりと呼吸しながら声に耳を傾けるだけですから
寝る前にここだけ聴いておくという使い方も十分有りでしょう。

解除音声がありませんが
そのまま聴き手を眠らせるような流れになっているため
寝ている間に解けることを考えれば、無くても特に問題は感じません。

もし聴いた後どこかに出かける用事などがある方は
手持ちの作品から別途解除音声を用意して
それを必ず聴いてからにしてください。


エッチは作り手が暗中模索さんの時点である程度予想はしていましたが
かなりソフト目なプレイが繰り広げられています。
喘ぎ声とちゅぱ音は無し、淫語は少々登場する程度ですから
彼女の温もりやプレイの雰囲気をイメージして抜くことになります。

彼女の目の前でオナニーをするシチュに若干M性を感じるものの
基本的には万人向けじゃないかなと。

寝る前に安眠目的で聴くのが一番ですが
寂しいだとか、色々あって精神的に参っているとか
そういう心身の弱っている方にも、安定させるという意味で有りでしょう。
時間も手頃ですし、無料ですから気軽に聴いてみてください。

本作品には今回紹介した三森 愛乃さんバージョン以外にも
綾瀬 桂吾さんが読まれたバージョンが存在します。
(もちろん無料です 男性向け)

台本が同じでも声優さんが違うと、作品のイメージがガラリと変わりますから
両方聴いてその違いを楽しんでみるのも面白いと思います。

CV:三森 愛乃さん
総時間 36:35

Transparent Chorion
http://chorion.sub.jp/?page_id=11

LLsize memorandum(綾瀬 桂吾さんver)
http://ayacell.dtiblog.com/blog-entry-3.html

催眠音声-暗中模索-
http://blog.livedoor.jp/anmo31min/


癒姉2~大好きな弟とお風呂でイチャイチャスキンシップ♪~

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。
以前はCG集やゲームをメインに作られていましたが
今年に入ってからは音声作品に力を入れて活動されているサークルさんです。

本作品は音声作品ではマイナーなジャンルにあたる「お風呂」をテーマとしており
のんびりとした性格のお姉ちゃんが、体と一緒に性欲もスッキリさせてくれます。

エロボイスでお風呂と言うと、ソープランドをイメージする方が多いでしょうが
作品のコンセプトがタイトルの通り「癒し」であるため
どちらかというと、エロより心のリフレッシュに力を入れているように思われます。



弟分が足りない!
悠亞お姉ちゃんと一緒にお風呂に入るお話。

「ただいまー あっ! お出迎えありがとう」
お姉ちゃんはゆったりのんびりとした声の女性。
かなり重度のブラコンである彼女は、1週間の出張から帰ってくると
早速大好きな弟に抱き着いて弟分を補充しようとします。

「じゃあ お帰りのキス して? うん 今ここで」
2人は実の姉弟ではありますが、割と大っぴらにスキンシップを取るなど
普通の恋人同士のようなやり取りが繰り広げられますから
物語は甘く暖かい雰囲気に満ち溢れています。
お姉ちゃんののほほんとした口調も、聴き手を安心させてくれることでしょう。

「お姉ちゃんが 人肌で体を洗う気持ちよさを たっぷり教えてあげましょう」
そして彼女が提案する形でお風呂に入るわけですが
お姉ちゃんはスポンジを使わずに、素手で弟の体を普通に洗い始めます。

「特にこのあたりは 汚れが溜まりやすくって 体臭の原因になっちゃうんだよ」
女性だからなのか、汚れの溜まりやすい場所を熟知しているお姉ちゃんは
ちょっとした薀蓄を交えながら丁寧にお掃除してくれます。
効果音も「ぴた ぴちゃ」とそれらしい音が使われていますし
シーンの臨場感はある方と言えるでしょう。

お風呂シーンは普段エッチシーンとして扱うようにしているのですが
本作品では、なし崩し的に大事なところをいじるような流れではなく
まずはお姉ちゃんがきちんと体を洗ってくれる
ため
その部分については敢えて非エロに回しました。
裸の女性に背中を流してもらう時点で十分エロいとは思うんですけどね…



心も体も洗ってくれるお姉ちゃん
エッチシーンは2パート45分間。
プレイは玉揉み、耳舐め、乳首責め、手コキとややソフトです。
体を洗う際に部位や洗い方に応じて、4種類程度のリアルな効果音が流れます。

「弟の可愛いおちんちんの お披露目ー」
背中を一通り洗い終えたお姉ちゃんは、弟の股間のタオルを取り払うと
まずはたまたまを洗うように優しく揉み始めます。
いきなり玉責めを持ってくるのはなかなか面白いかも。

「今度はたまたま全部を 手のひらに乗せて 添えたまま扱くように
優しく前後に動かしていくよ」

具体的にどのように刺激するかをきちんと教えてますし
「じょり じょり」と陰毛ごとこねくり回したり
「ぐっちょ ぐっちょ」と揉みしだくような効果音が鳴るなど
玉揉みらしさを表現するために苦心されている様子がうかがえます。

ただペースが速めなのと、音に力が結構籠っているおかげで
「実際にやられたら痛そうだな」と思ってしまうかもしれません。
非常にデリケートな部分なだけに、もう少し優しい音のほうがよかったと思います。

エッチはお姉ちゃんが弟の背後から一方的に責める形で
複数の箇所を同時に責めるプレイが多いのが特徴です。

「背中におっぱいが思いきり当たってる? 当ててるんだから当然でしょ?」
女性が後ろから、というと当然外せないのが「おっぱいの押しつけ」でしょう。
これを中心に据えてさらに竿を弄んだり、耳を舐めたり、乳首をいじったりと
お姉ちゃんは複合的な責めを駆使して弟を射精に導いていきます。

効果音が割と遠目に位置取りされているおかげで
耳舐め+手コキなどの際に、ちゅぱ音が近くに感じられるのもいいですね。
効果音をサポート役として上手に使われていると思います。

ちなみに、射精シーンは最後の最後に1回だけあります。
お姉ちゃんが優しい声をかけながら
ゆっくりと時間をかけて射精させてくれますから
心も体も満ち足りた気分で聴き終えることができるでしょう。



心を洗い流してくれる作品
お風呂でのプレイと言うとお股で腕を挟んで洗うとか、壺洗いとか
純粋にエロくしようとすればいくらでもできるシチュなのですが
敢えてそういった方向には進まずに、柔らかく抱きしめるような形で洗ってくれます。

お姉ちゃんは密着していることを意識させるために
プレイ中は囁くような抑えた声で語り掛けてくれます。
その温かい声も相まって、彼女がより近くにいるように感じられることでしょう。

物語に弟がお姉ちゃんを洗うシーンを入れなかったことを考えると
エロよりも精神的な充足感を狙って作られているように思われます。
喘ぎ声と淫語が少々、ちゅぱ音そこそことエロはやや薄めです。

CV:七凪るとろさん
総時間 1:21:45


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
うーん…私がお風呂モノ大好きで、それなりにこだわりを持っているせいか
評価が辛くなってしまった気がします。
個人的にもっとエロエロな展開を予想して聴いていたので
肩透かしを食らったような感覚を受けてしまいました。

このサークルさんの作品は今回が最初で、作風を掴めていなかったのもあります。
シリーズ1作目を先に聴いていたら、もっと違った評価になったのかもしれません。


S系催眠マッサージ師編

サークル「催眠音声研究所」さんの催眠音声作品。

催眠音声としては数少ないS向けを謳っている作品で
聴き手は女性に一方的にエッチなことをして
快楽に溺れる様子を見て楽しむことをコンセプトにしています。

S向け作品と言うと、SにMの気持ちよさをわからせることを目的とした
あなたをMにしちゃう催眠音声」が有名ですが
こちらは聴き手のS性をそのまま活かす方向性の作品ですから
よりSにはしっくりくる内容だと思います。



あなたはマッサージ師
マッサージ師になって、女性をイカせまくるお話。

「催眠の世界へようこそ これから私が あなたに催眠術をかけていきます」
Aさんは礼儀正しく端正な声の女性。
まずは彼女に催眠をかけてもらうことで
聴き手を性感マッサージ師に変えていくところから始まります。

本作品は催眠音声としてはやや珍しく2人の女性が登場し
Aさんは聴き手の助手として主に進行を担当
Bさんは患者として、あなたにマッサージを受けることになります。

そして、2人の女性はそれぞれ別の声優さんが演じられています。

複数人のキャラが登場する作品はそこそこありますが
1人の声優さんが演じ分けているものがほとんどですから
声優さんが2人以上登場する催眠音声は非常にレアです。
というか、他に思いつかないのですが…あるのでしょうか?

催眠導入はおよそ14分30秒。
深呼吸や脱力といった準備は一切行わずに
まずは目を閉じて、自分が真っ白な部屋にいることをイメージします。

テーマが「マッサージ師への変身」であることもあって
お店に入って制服に着替えるなど
開業の準備をしているようなシーンが取り入れられているのは面白いですね。
制服を着る際に布の擦れる効果音が鳴りますし
臨場感を出すための工夫もされています。

ただ全体を通してイメージ主導で進められており
催眠も「落ちる」感覚を意識させるなど
聴き手側にかなり依存したタイプの催眠が繰り広げられます。

これといった準備も無しにイメージから入るとなると
それなりに催眠の経験が無いと厳しいのではないでしょうか。
私は中級者以上向けの内容だと思います。



イキ狂う姿と声を楽しもう
エッチシーンは2パート合計で48分。
プレイはマッサージパートがマッサージ、乳揉み、手マン
ご褒美フェラパートはフェラになります。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「よろしくお願いします」
ここからは初来店のためか、おどおどした感じのBさんを相手に
いよいよマッサージをしていくことになります。

具体的にどのあたりをどのように揉み解すかを
Aさんがわかりやすく教えてくれますから
今どういった状況なのか、わからなくなることはまずないでしょう。

Bさんがかなりの恥ずかしがりやなこともあって
最初は敢えて服を着たままにして
徐々に心を解きほぐしながら脱がせていく流れは特徴的と言えます。

太ももをマッサージする際
事故と見せかけて、わざとパンツの上から軽くおまんこに触れるところなども
なかなか聴くことのできない面白い場面だと思います。

「先生 全身が 気持ちいいんです」
そして後半は一転して、Bさんが延々とよがり狂う様子をたっぷりと楽しめます。

プロのマッサージ師ということもあって
女性の弱い部分はすべて把握しているのか
どこを触っても甘く切なそうな声を上げてくれますから
喘ぎ声を聴くのが好きな方なら特に興奮できるでしょう。

「頑張ったご褒美に おちんちん 気持ちよくしてあげる」
また、もう一つのご褒美フェラパートでは
AさんとBさんが2人同時にフェラをしてくれます。

残念ながら双子のように左右に陣取る形ではなく、どちらも声は中央なのですが
2人の声優さんのちゅぱ音を同時に楽しめるのはいいですね。
どちらも意識して唾音を鳴らす下品なフェラをしてくれますので
催眠にかかっていてもいなくても、ここできっちり抜けると思います。



エロボイスとしてならまず実用的な作品
催眠の時間が短い分、エッチにかなり傾倒した作品です。

最初は不安そうにマッサージを受けていたBさんが
段々気持ちよくなってきて、最後は絶叫するほどに乱れる。
この流れをAさんの細かい状況説明が上手く描写しています。

Gスポットを徹底的に責めたり、イっても手を休めずに責め続けるシーンなどは
確かにS向けかなとは思いました。
わざとBさんに恥ずかしい体勢を取らせるのも、S心を適度にくすぐってくれます。

催眠は本当にマッサージ師になるための準備に終始しています。
そのため、聴き手の「なりきる心」がかなり重要になるでしょう。

時間が短いからやむを得ない部分もあるのでしょうが
この内容ですと、少なくとも深い催眠状態に入るのは難しいのではないでしょうか。
一般的な催眠とは目指している方向がやや違うように思われます。

総合的にみると、エロは抜けるが催眠が…といった感じです。
試みとしては面白いのですが、作品としてまだ形になり切ってはいないかなと。

CV:伊東もえさん、誠樹ふぁんさん
総時間 1:10:02


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
私だけかもしれませんが、ボリュームがやや小さく感じました。
MP3Gainなどを使って、ファイル自体のボリュームを上げたほうがいいかもしれません。
念のためリンクを貼っておきます。
http://mp3gain.sourceforge.net/download.php
(上のほうにある「mp3gain-win-full-1_2_5.exe」をDLしてインストールしてください)


【1】 こくみんてき ささやき あいどる SSY08!~ゆりあ&このみ編~

サークル「DreamLight」さんの同人音声作品。

声優の柚木朱莉さんの個人サークルであるDreamLightさんですが
今回は鹿乃仔さんをお迎えして共演されているやや珍しい作品です。

本作品で登場する女の子達は「一時的に自分だけのものになるアイドル」として
添い寝・ささやき・耳かきを駆使してあなたを癒してくれます。

その中でも特に耳かきに力が入れられており
長時間であることに加えて、耳かき中はセリフを極端に減らしてあるおかげで
耳かき音だけをたっぷりと楽しむことができるでしょう。



2人のアイドルが癒しを提供
アイドルグループ「SSY08」のメンバー「ゆりあ」と「このみ」から色々なサービスを受けるお話。

「はじめまして 今日ステージに来てくれた人だよね? 今日はありがと」
ゆりあはとっても気さくな、明るい声の女の子。
「こんにちは はじめまして ん? どうしたの?」
このみはやや落ち着いた声の女の子。

SSY08は表向きは普通のアイドルグループですが
ファンサービスとして、抽選に当たった方に個別にサービスを行っています。
そして、主人公は初めて行ったコンサートで見事当選を果たすわけです。

本作品は大きく3つのパートに分かれており
ゆりあのみ、このみのみ、2人同時とそれぞれに違いがありますから
中の人が違うこともあって、ある意味1作品で3種類の音声が楽しめるのはいいですね。

声優さんの声やちゅぱ音の出し方は皆さん違いますから
そのへんを比較しながら聴いていくと面白いでしょう。

非エロの要素としてメインとなるのは添い寝・ささやき・耳かきの3点。
ゆりあ編は添い寝とささやき、このみ編とゆりあ&このみ編では耳かきと
全体的に見ると耳かきにかなり力が入れられているのが特徴です。

耳かきの時間は2パート合計して27分30秒ほど。

「私との時間を 忘れられなくするための おまじないだからね」
このみ編ではファンのために日頃耳かきを練習している彼女が
耳かき棒1本で左→右の順で丁寧にお掃除してくれます。

耳かき音は「ゴリ ゴリ」と薄い板をなぞっているような
ややパンチの効いた音が使われており
それが4種類くらいのストロークをランダムで刻みながら
上から下、あるいは下から上へと動くことで、耳に心地よい感覚を与えてくれます。
音の質自体もリアルな方と言えるでしょう。

そして一番の聴き所はゆりあ&このみ編。

「今日は あなたは私とゆーりんのものだから たくさん2人で 癒してあげる」
ここではゆりあが右、このみが左に陣取って
左右から同時に耳かきをしてくれる、とても珍しいシーンが登場します。

危ないとかそういうのは置いといて、非常に面白い形の耳かきと言えるでしょう。

耳かき音は同じものが使われていますが
左右から別々に耳かき音を聴くと、これはこれで違った感覚があります。
体験版でも聴くことができますので、気になった方はお試しください。



アイドルらしく控えめなフェラ音
エッチシーンはゆりあ編とこのみ編で合計13分。
プレイはキス、耳舐め、フェラとなっています。
効果音はありません。

「じゃあさ もう一つ 本当はダメなこと してもいい?」
特別サービスはあくまで非エロ止まりが規則であるにも関わらず
ゆりあ、このみの方からお願いするような形で始まります。

相手に対する思いは持っていても彼女たちはあくまでアイドル。
そのへんを考慮してか、陰部を「これ」とあえてぼかすなど
彼女たちに若干の恥じらいが見られるのはいいですね。

ちゅぱ音の方も敢えて下品に大きな音を出すのを避けて
やや控えめで大人しいプレイに徹しているのも、キャラに合っていると言えるでしょう。



女の子とのラブラブなひと時を味わえる作品
DreamLightさんの作風なのか
耳かき・耳舐め・耳マッサージ!~2人のお姉さんに癒されて~」と同様に
エッチは最小限に留めて、その分癒しのボリュームを増やす
そんな作品になっています。

ゆりあ編は添い寝とささやき、このみ編は添い寝と耳かき、と
キャラごとにきちんと差をつけているのに加えて
ゆりあ&このみ編ではダブル耳かきという非常に珍しいプレイが体験できます。
耳かき中は一気にセリフが減って、効果音だけを集中して聴けるのもいいところ。

息を左右から交互に吹きかけられるシーンもありますし
2人の息がかなり違うこともあって、面白い感覚が味わえるでしょう。

「あなたのこともっと好きになりたいし あなたにも私のこと好きになってもらいたいから」
「それより今は 今目の前にいるあなたには 私を一番に好きになってほしい」
2人は性格がとても素直で、主人公に対してストレートに気持ちを伝えてきます。

特にゆりあ編では「好き」を連呼してくるシーンがあるなど
あまあまな雰囲気の中、可愛い女の子に愛される
そんな満ち足りたひと時を味わいやすい作品と言えるでしょう。

CV:ゆりあ…柚木 朱莉さん このみ…鹿乃仔さん
総時間 1:15:29

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

久々の雑談です。

来月に限ってですが、催眠の掲載割合を増やすことにしました。
具体的には現在の15本から20~22本あたりまで増やして
そのうちの半分程度を無料作品の掲載に回す予定です。

理由としては時期的に有料の催眠は新作が少ないだろうことと
(今のところ目立った作品はヒプノポリネシアンくらい)
もうちょっと無料の数を増やして、催眠に触れやすい環境を作るためです。

私個人は相変わらず有料のほうが品質が安定していると思っていますが
かといって無料作品のみで楽しんでいる人を否定する気もありません。
それに最近の無料作品は、以前に比べて音質もかなり良くなりました。

「楽しみ方は人それぞれなんだから、そのための選択の場を用意しよう」
これが無料作品の本数を増やす理由です。
そもそもレビュー100本のうち無料が7本って少なすぎでしょ…
今更すぎるほどに今更ですけど。

正直無料作品のレビューにどれだけの需要があるのか
そのへんは測りかねている部分もあります。
ただ何事もやらないと始まりませんので、とりあえずやってみます。

結果的に非催眠の掲載割合は減ることになります。
こちらメインで当サイトに来られている方には申し訳ありませんが
ご了承ください。
一応新作を重点的に掲載する形で埋め合わせていこうとは考えています。


HypnoPleasure~催眠快楽~

サークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんの催眠音声作品。
昨年4月に発売された、同サークルさん10番目の有料作品になります。

本作品は聴き手が連続絶頂を目指す形で作られており
射精を促す要素はすべて切り捨てて
その代りにドライオガーズムを徹底追及しているのが特徴です。

ドライオーガズム(射精を伴わない、脳だけの絶頂)は
催眠を経験されている方ならわかると思いますが
射精するよりもややハードルの高い絶頂です。

本作品はその点もきちんと考慮されており
ドライに至るまでの前準備もしっかりとしてくれますから
断続的に続く長時間の快感を、比較的味わいやすいと言えるでしょう。



ゆっくりと少しずつ声を体に染み込ませていこう
お姉さんに催眠をかけられ、連続で何度もイカされるお話。

「今日はあなたが気持ちよーくなれるよう 私がお手伝いします」
お姉さんは柔らかく暖かい声の女性。
前置きがほぼないため、2人の関係などについてはよくわかりませんが
挨拶もそこそこに、早速催眠をかける準備に取りかかってくれます。

催眠は2つのパートに分かれており、合計すると43分30秒とかなりの長時間。
全体を通してお姉さんのお話を聴く流れとなっており
その間に聴き手が行う事は深呼吸などごく僅かです。

「精神的な快楽欲求が あなたの心を刺激した時には
スイッチが入ることが多いようです」

序盤のお話の内容は「感じる」とか「気持ちいい」といった感覚に関するもの。
どうすれば気持ちよくなるか、などを話してくれますので
聴きながら「気持ちいい」に意識を向けてみてください。
それが後々連続絶頂をする際の難易度に関わってくることになります。

「自分で動かしてしまうかもしれませんし 勝手に動いてしまうのかもしれませんが」
また、お話の最中にこのようなどっちつかずなセリフがよく登場します。

「~しなさい」など命令されることに慣れている方は「おや?」と思うかもしれませんが
これは立派な催眠の手法ですから、あまり深く考えずに耳を傾けていきましょう。
基本的にそうなってもならなくても、きちんと催眠にはかかれます。

「私の声は あなたのすべて 聞けば聞くほど 夢中になっていく」
前半で心身をリラックスさせた後は
数々の暗示によって、お姉さんの「声」に意識を向けさせてきます。
彼女の声は本当に穏やかで、聴いているだけで心地よくなるほどですから
少しずつその感覚を全身に染み込ませていってください。

このように、一般的なものとは若干違ったタイプの催眠です。
前半は現代催眠っぽいフリーダムな進行による心の解放
後半は王道の折り重なるような暗示による精神支配と
長い時間を活かして少しずつ確実に引きずり込んでいきます。

事前の説明などもきちんとしてくれますから
催眠に関しては初心者でも問題なくついていけるでしょう。

※現代催眠に興味を持たれた方はこちらをご覧ください。
現代催眠風



文字通りの「連続絶頂」
エッチシーンは4パートに渡り、合計でおよそ30分。
(催眠の終盤とエッチの序盤が同一ファイルとなっているため、重複カウントしています)
プレイは言葉による連続絶頂、これ1本に絞られています。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「いいよ 犯してあげる あなたを心から 犯してあげる」
お姉さんの声に心を絡め取られてしまった主人公は
ちょっぴり嗜虐的な声になった彼女に
快楽地獄を味わわされることになります。

途中で登場するとあるキーワードを絡めながら
お姉さんは本当に何度も何度も何度も、それこそ数十回単位で絶頂を求めてきます。
すべてで絶頂しようと思っても、まず体が持ちません。
それくらいにハードです。

絶頂の方向性としてはエロではなく、彼女のかけ声や音をトリガーとしているため
喘ぎ声や淫語はごくごく僅かです。
ただきちんと催眠にかかることができていれば
十分にその感覚を堪能できる作りになっています。



ドライを目指すにはもってこいな作品
目的がドライ1本に集中しているおかげで
ドライオーガズムにじっくりと取り組める作品と言えます。
どういった感覚なのか興味を抱いている方には
是非一度聴いてみて欲しい作品ですね。

「脳でイク」というのがどういう感覚なのか、正直なところ説明は難しいです。
私の場合は会陰部にきゅいーんと締まるような感覚が集まった後
ぱぁーっと開放されるような感覚が、脳と会陰部を中心に全身を駆け巡るのですが
これは本当に人それぞれなのかもしれません。
感覚ってやつは比べようがありませんので…

ただ射精と違って連続でできるため
比較的長時間に渡って楽しめるのが魅力です。
後始末をしなくていいのも楽でいいかなと。

催眠はすくりぷさんらしく非常に安定しています。
前半部分は被暗示性の高い方だと、少々物足りないかもしれませんが
後半できっちり心を縛ってきてくれますから
おそらく満足していただけるでしょう。

エッチは目的が目的なだけに非常に特殊です。
一部で「レイプ・サウンド・ガール♪」や「ヒプノドラッグレディ」のように
音でイカせるシーンがありますから
そのあたりに適性のある方なら1回目でイケるでしょう。
そうでない方は、複数回聴くことが前提になると思います。

エッチの特殊性を考えると、まったくの初心者にはお薦めしません。
最低でも5作品ほど聴いてから挑戦してみてください。

CV:彩音まりかさん
総時間 1:15:42(共通パート) 15:00(HARD) 15:00(SOFT)

(SOFTとHARDはどちらもエッチパートで、いずれか片方を選択して聴きます)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2019年3月22日追記
再レビューをアップしました。
http://doonroom.blog.jp/archives/79362634.html

くノ一の末裔 ~白き柔肌の誘い~

サークル「地獄のエルドラド」さんの同人音声作品。

本作品はくノ一を題材にした作品ではありますが
登場する女性は現役のくノ一ではなく
その技を受け継いでいる現代人という、やや珍しい設定がされています。

くノ一がテーマの作品というと
多少悪辣な方法を使ってでも相手を強引に籠絡するような
若干ダークなイメージが付きまとうかもしれませんが
この女性は特に使命を背負っているわけでもない一般人のため
純粋に楽しむために性技を駆使してくれるのが特徴です。



草深い田舎に代々伝わるとある技術
くノ一の末裔である楓とエッチなことをするお話。

「はーい あなたは…どうされました? 道場破りですって? はぁ」
楓は言葉遣いの丁寧な、清楚な声の女性。
武道家として修行の旅をしている主人公は
この村にとんでもない武術の使い手がいることを聞きつけて
道場破りとして彼女の道場に押しかけてきたところから物語は始まります。

最初のやり取りを聞いた上での楓の第一印象は「ごく普通のお姉さん」でした。
くノ一というと声が引き締まっていたりとか、逆にねっとりしていたりとか
そういう際立った特徴を持った作品が多かったので
普通の声で普通に世間話をするようなやり取りは逆に新鮮さを受けます。

「ここの主として 僭越ながらお相手させていただきますわ」
しかし武道家としての矜持もきちんと持ち合わせており
「女では相手にならない」と侮辱されると、手合わせを受けることにします。

そして、手合せが始まるわけですが…



的確に弱点を突き、心を蕩かせるくノ一の妙技
エッチシーンは4パートに渡り、合計で84分とかなりの長時間。
プレイは耳舐め、手コキ、玉揉み、乳首責め、ぱふぱふ、素股
SEX(正常位と騎乗位)、キス、顔面騎乗、69
と非常に多種多様です。

手コキ、ピストン、射精の際にはリアル目な効果音が流れます。

「谷間は強調されてるわ スリットも激しいわで お尻がチラチラ覗いちゃって あぁん」
挿絵にある肌の露出が多い衣装に着替えてきた楓は
女を知らない主人公の気を引くようにわざとおっぱいを見せつけることで
まず彼の心を挫こうとします。

「ねぇ いいでしょう? 戦いを忘れて 快楽にふける気分はいかが?」
一応武道の手合わせということで、パンチやキックをするシーンもあるものの
基本的に楓はその体をふんだんに駆使したお色気で攻めてきます。
柔らかくて大きなおっぱいを押し付けられたりしたら
それに抵抗できる男性はそこまでいないでしょう。

ただ、よくあるくノ一モノらしい背徳的な雰囲気とはまったく違って
性に未熟な男性を優しくリードしていくような、あまあまなエッチが繰り広げられます。
楓は柔らかく包み込むように主人公を導いてくれますから
聴いている側も心満たされるものを感じることでしょう。

「優しくおちんちん 抱きしめてあげます」
その色が最も強いのが初めてSEXをするシーン。
初体験を前に体を震わせる主人公をあやすように
優しい声でおまんこへと導き、挿入後は女が悦ぶ腰の動かし方を教えてくれます。
雰囲気的にはかなりおねショタに近いかと。

ただプレイ自体はそれなりにハードで
楓の鳴らすやや下品なちゅぱ音や
普段の声とはまったく違った艶めかしい喘ぎ声が興奮を掻き立ててくれます。
特に69後半の「ふひゅぷるぅぅ」と下品な音をまき散らしながら
おちんちんを責めあげるシーンはそこだけで一発抜けるほどにエロイと言えます。

このように、バリエーション豊富なプレイと質の高い声や音を
長時間に渡って楽しめます。



心も体もしっかりと満たしてくれる良作
抜きボイスとして非常に優秀な作品です。

楓は一見普通の人ながら、エッチの時は積極的に男を求めてくれます。
このギャップには自然と股間が熱くなってしまうことでしょう。
時折漏れる「あぁん」の声もとても色っぽくていいですね。

一応流れとしては楓のテクニックに主人公が屈してしまうわけですが
最後のパートではちょっと違った展開もあり
結局のところハッピーエンドで幕を下ろすことになります。
万人向けの内容ではないでしょうか。

各パートの時間は19~27分と割と長めに均等に取られており
それぞれに最低1回は抜き場が設けられていますので
一気に聴くよりは一つ一つ抜きながら聴いたほうが楽しめるかもしれません。
それくらいに抜ける作品だと思います。

また、本作品には続編が発売されています。
「くノ一の末裔 外伝 ~楓さんとのあまあまライフ~」

どちらもコスパはかなりいいのですが、続編は50分で400円と激安ですし
このサークルさんの作品をとりあえず何か試したい、という方は
続編の方を聴いてみるのも十分に有りでしょう。

CV:伊東もえさん
総時間 1:34:24

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
地獄のエルドラドさんは作品の質もさることながら、長時間でなおかつ安いと
とても良心的でハイレベルな作品を数多く出されているサークルさんです。

ただ2時間を超える作品が多いため、毎日更新の当サイトでは
残念ながらあまり紹介できずにいるのが現状です。
430分の作品とかありますしねぇ…いつ記事を書ける日が来るのやら。


こちら白魔導師さんの癒し系催眠になります

サークル「フラワー症候群」さんの催眠音声作品。

ファンタジーの世界を舞台に設定し
魔法の力で人々を癒す「白魔導士」が、体だけでなく心も癒してくれる
そんなコンセプトの作品になります。

催眠を魔法に例える作品は他にも「魔女っ子催眠」あたりが挙げられますが
現実世界でも催眠はやや魔法じみたイメージを持たれているため
結構親和性が高いのかもしれません。
内容的にしっくりくる、というのは催眠では大事なことですから。

本作品は白魔導士らしく癒しに重点が置かれており
可愛い声の女の子が優しく導きながら心を解きほぐしてくれます。
「ゆったりとした気分に浸りたい」そんな方に向いている作品と言えるでしょう。



心のケアはとっても大事
白魔導士に魔法の力で癒してもらうお話。

「あっ ようこそ いらっしゃいませ 歓迎するね」
白魔導士は礼儀正しくかわいい声の女の子。
日頃戦士として戦場に赴く主人公の疲れを取るために
まずはこの施設がどんな場所なのかを説明してくれます。

「疲れをきれいさっぱり取りきって 元気になる
そんな不思議な魔法をかけてあげますから ね?」

登場人物が白魔導士、鎧を着た戦士と世界がファンタジー色に統一されており
催眠のことも魔法と表現するため、本編中に「催眠」という単語は一度も登場しません。
そのへんはかなり徹底されていますから、聴いていて違和感は感じにくいと思います。

催眠は時間にして26分30秒ほど。
まずは5分ほどかけてしっかりと深呼吸を行い
その後体が白い光に包まれていくのをイメージします。

「白い光」と一言で言われてもイメージしにくい方は
RPGの回復魔法の光を思い浮かべるのがいいでしょう。
人によっては体が暖かくなって、手足がピリピリしてくるかもしれません。

「思わずお昼寝してしまいそうな 心地よい陽気が 君を包み込んでいる」
準備が整った後は彼女に導かれながら、気持ちの良い場所でリラックス。
その場所の情景などを割と細かく説明してくれますから
比較的イメージはしやすい方だと思います。

白魔導士のやや抑えた柔らかい声も相まって
ここでは落ち着いた、心地よい気分に浸ることができるでしょう。

このように全体的にイメージを重視した催眠になっています。
聴き手が体を動かすようなシーンはほとんどありませんから
ただ彼女の声だけを意識して、心を楽にして聴いてみてください。



白魔導士の手のぬくもりや視線を感じよう
エッチシーンは21分ほど。
プレイは愛撫、オナニーとかなりソフトです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「官能的な気持ちよさを感じる世界 不思議な世界 そんな場所に行ってみようね」
主人公を心の芯から癒すために、彼女は先ほどとは別の場所
性的欲求を満たすことができる世界へと連れて行ってくれます。

「大丈夫 とっても甘やかして 蕩けさせてあげるから」
前半の愛撫はドライを目指すような形になっており
彼女の手から伝わる温もりや感覚を上手く感じ取ってみてください。
淫語はかなり少ないですから、ここもやはりイメージが重要になるでしょう。

…と、ここまでは非常にあまあまな展開なのですが
打って変わって後半のオナニーシーンでは
彼女に軽く罵られるプレイが待ち構えています。


正直最後は優しく見守られながら射精するんだろう、と思っていただけに
この展開は意外ではあります。

ただ白魔導士の口調はそれほど変わりませんし
扱いとしては奴隷よりはペットに近い感じですから
そこまで心が傷つくことはさすがにないでしょう。

「安心していいんだよ 私はそんな変態マゾさんが 大好きなんだよ」
このようなセリフを彼女が言うことから
本当の自分をさらけ出すことで、心を解放させる意図があったのかもしれません。



想像力をそれなりに要求される作品
催眠、エッチ共にイメージがかなり重要になります。

催眠での自分のいる場所から、プレイの状況までをイメージさせますから
それができるかによって感じ方に大きな差が生まれると思います。
そういう意味ではある程度経験を積んだ方向けと言えるでしょう。

物語の展開に彼女の声も加わって、作品の雰囲気はとても甘く暖かく
最後のオナニーシーンの手前までは誰でも安心して聴けるでしょう。
オナニーだけは「変態」となじられながら扱くため、Mでないと抵抗があるかも。
可愛い女の子に見られながら射精するのは興奮できるシチュとは思いますが。

物語の設定が病院での治療ということで
彼女の喘ぎ声やちゅぱ音は一切ありませんし、淫語も両手で数えられる程度と
エッチはとてもソフトです。

CV:紗藤ましろさん
総時間 1:02:42


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

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