同人音声の部屋

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タグ:ftnr×kuroko.ぷろじぇくと

   ● Dal Segno-快楽の夢世界-
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   ● 姉妹催眠 -first anniversary-
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Dal Segno-快楽の夢世界-

サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかでミステリアスな二人のお姉さんが
「夢」をテーマにした催眠とエッチで非現実的な体験を提供します。

事前の運動から始まって色んな場所に移動しながらイメージ力と催眠の感覚を膨らませる催眠
それを維持しながらスリリングなシチュと暗示で連続絶頂させるエッチなど
ふたつのサークルさんが持つ長所を違和感なく融合させたハイレベルなサービスを行います。
催眠が非常に充実してますから、被暗示性が低めの人でも不思議な感覚が味わえるでしょう。
イメージが織り成す夢の世界へ
ガイドと設計者に催眠をかけられ連続絶頂するお話。

「それでは 催眠に入りやすくなる 簡単なリラックス運動をしましょう」
設計者はややトーンの低い落ち着いた声の女性。
「できましたか? それでは 催眠に入りやすくなるための運動を始めます」
ガイドは甘く優しい声の女性。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると、本編に入る前に簡単な運動をします。

本作品は設計者が作り上げた夢の世界を疑似体験することを目的に
彼女たちがおよそ90分に渡って催眠をかけたりドライ系のエッチをリードします。
今回は同じく催眠音声をメインに製作されてるサークルF・A・Sさんとのコラボということで
あちらの作品で取り入れられてる特徴がいくつも込められています。

具体的には本編を始める前に準備運動をすること
ほぼ全編でシーンに合った音楽や癒しの効果音が流れること
エッチで人外+悪堕ちのM向けプレイをすることなどが挙げられます。

ftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんは催眠のレベルがずば抜けて高い反面
中の人がどちらも女性だからかエッチが男性向けの中では刺激の弱い部類に属してました。
そういった弱点と雰囲気作りをF・A・Sさんが上手くカバーされてます。

ガ「声を聴いていると どうなりましたか? 心が 変化していくんでしたよね」
設「声を聴いていると どうなりましたか? 体が 変化していくんでしたよね」
もちろん元々持っていた魅力も十分以上に発揮されてます。
最大の武器である双子を全編で採用し交互に話す、同じあるいは別のセリフを同時に話すなど
術者が一人の場合だと絶対にできない連携の取れた誘導をします。
双子を扱うサークルさんはそれなりに増えてますが、ふたくろさんの双子はその中でも間違いなくトップクラスです。

また本作品は時間・内容いずれも催眠にかなり寄せてあります。
詳しいことはこれから順を追って説明しますがイメージを起点にした冒険形式のお話になってまして
聴き進めていくほど自然に集中力や没入感が高まっていくのを感じます。

扱うイメージも自然物など誰にでもわかるものばかりで大衆性が高いです。
イメージが苦手と思ってる人でも映画を観てるような感覚が味わえるのではないかなと。
双子はもちろん、それ以外の部分も極まってると私は考えてます。
様々な素材を組み合わせた流れのある催眠
催眠は3パート63分間。
最初の2パート21分間は本編前の準備として体を動かしたりイメージのトレーニングをします。
これらはどちらか片方を選んで聴きます。

設「腕を揺らせば揺らすほど 体も心も催眠に入りやすくなるんです」
事前運動Aは立ち上がって足を肩幅くらいに開き
自分の好きなペースとやり方で腕をぶらぶらさせるのを10分ほど続けます。
F・A・Sさんの作品でやるものと一緒ですから視聴済みの方にとってはお馴染みですね。
運動開始と同時にゆったりした神秘的な音楽が流れてリラックスを後押しします。
肩を中心に筋肉のほぐれや適度な温かさを感じるでしょう。

ガ「少しまぶしいと感じるかもしれませんが 机の上に 小さなガラスのコマが置いてあります」
もうひとつの事前運動Bは体を一切動かさず彼女たちに言われたものをイメージします。
内容はガラス製の小さなコマを回すといったもので
大まかな部分だけを話し、それ以外は聴き手の好きにイメージさせてコツを掴んでもらいます。
イメージに苦手意識を持ってる人はこちらを聴いたほうが本編を楽しめるでしょう。

これらの後に始まる本編パートはいよいよ彼女たちと一緒に夢の世界へ旅立ちます。
車に乗ってとある高層ビルに行き、そこの最下層にあるプラネタリウムを鑑賞するなど
彼らが実際に移動する様子を描きながら状況に合った暗示を入れて物語の世界へ少しずつ引き込みます。

ガ「楽しそうに遊ぶ 子供たちを見ながら ベンチでうとうととしてるお母さんもいます」
設「ぽかぽかと暖かいから 眠くなるのは仕方ないですね」
車に揺られる心地よさ、シートの柔らかさ、途中の公園で見かけたのどかな風景。
これらすべてに癒しを感じる暗示を散りばめ、双子の持ち味が出るようにセリフを振り分けてるのが実に見事です。
波の音っぽい効果音が混じったヒーリング音楽も相まって意識のぼやけや眠気を早速感じます。

数字が大きくなるたび 数字が大きくなるほど あなたの意識も一緒に 深いところまで降りていきます
降りる速度が 浮遊感と共に 上がるたび どんどん 空っぽに 何も考えられなくなる
またビルに到着しエレベーターで地下深くまで降りるシーンは、催眠音声でよく言われる「落ちる」感覚が実感しやすいです。
一人が担当するセリフの長さが今までよりもずっと短くなり、下に行けば行くほどペースが上がる凝ったもので
十分にリラックスできていれば体が一気に重くなるとか、頭の中のもやもやが強くなる感覚が襲ってきます。

本作品の催眠は深化にとてつもなく力を入れてまして
この後もイメージを絡めながら「深い」「沈む」といった暗示を左右からテンポ良く何度も投げかけます。
催眠音声は深化を一箇所に固める傾向があるのですが、本作品はいくつかに分けて段階的に落とします。
ビルのシーンであまり実感できなくても次のチャンスがあるので気にせずそのまま聴いてみましょう。

プラネタリウムを鑑賞した後はその中にあったひとつの星に移動し
空中を漂いながらオーロラを眺めたり、その先にある洞窟から海底深くへ潜ります。

オレンジ色の光で あたりが明るくなってきました 少しずつ オレンジ色に染められた光が雲が見えてきます
緑に輝くオーロラ、朝焼けを浴びてオレンジ色になった雲、青い海。
ここでは色をテーマに周りの情景を語ってイメージを膨らませます。
最後の海に潜るシーンも沈む感覚を言葉や音で巧みに伝えてくれます。

夢の世界に行く様子に技術を盛り込んだ極めてハイレベルな催眠です。
設計者の作り上げた世界を疑似体験させることを目的に
序盤は本編とはあまり絡めず純粋なリラックスを、中盤はそこへ行く様子を描いて深化や集中力の強化を
終盤は到着後の冒険の様子と平行して更なる深化を、と大きな流れを作り催眠状態を段階的に深めます。

イメージがキーになってることを踏まえてその選定や伝え方にかなり気を遣っており
ある程度深まってくると彼女たちの語る情景が映画のように自然と浮かび上がります。
公園、星空、緑豊かな大地、海と多くの人が癒しを感じる素材を多めに取り入れ
エレベーターを降りる、星に吸い込まれる、海底に沈むと深化に関連性のあるイメージも豊富に用意されてます。

双子の運用は今までと同じく非の打ち所がないほど優れてますし
音や音楽も彼女たちの誘導を側面から上手くサポートしてます。
大衆性が高く、個性があり、技術も優れてる大変素晴らしい催眠です。

私が聴いた時は最初の事前運動Bを聴いた段階で軽く入ってるのを実感しました。
そしてビルの最下層に降りるシーンでそれが一気に強まり
プラネタリウム以降はとても心地いい感覚を味わい続けることができました。

入念にかけてくれますから催眠慣れしてない人や被暗示性が低めの人でもそうなる可能性が十分にあります。
逆に被暗示性が高い人だと効き過ぎて途中で寝てしまうかもしれませんね。
それくらい癒しのパワーが強いです。
色んな快感に包まれながら
エッチシーンは16分間。
プレイは触手によるキス、拘束、乳首責め、おちんちん責めです。

キスの際に一瞬だけ効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「ここは 一番深い夢の最下層」
催眠を使って主人公を最も深い場所へと案内した二人は
ここに連れてきた理由を話してからそこにいる触手にキスをさせます。

エッチは拘束された彼の体を触手たちがねっとり責めます。
最初の9分間は責められてる気分を出しつつ感度を高めるプレイ。
キスで媚薬効果つきの粘液を体内に送り込んでから腕や乳首に刺激を与えます。
どうしてこういう展開になったかは聴いてのお楽しみとさせてください。

絡みつけて 揉みほぐされて 甘い粘液が あなたに (両方)刷り込まれていく
体を襲う純粋な快感、媚薬がもたらす興奮、そして人外に汚される背徳感。
彼女たちは指一本触れず、プレイの様子を実況しながらリズミカルに暗示を入れて気持ちを盛り上げます。
女体化作品以外で触手責めをするのは珍しいですね。
悪堕ちを匂わせるセリフもありますし、シチュによる興奮もそれなりに得られます。

続く7分間はお待ちかねの絶頂シーン。
すっかり勃起したおちんちんに触手が絡みつき、そのまま3回連続の絶頂へと追い込みます。

下半身に響いた快感が おちんちんに溜まった快感が 一気に弾けていく
ここではカウントを使わず音楽で絶頂のタイミングを取るのが面白いですね。
ビートのきいた音楽が次第にテンポを速め、絶頂を迎えると再び緩やかになります。
左右から畳み掛けるように入る暗示も相まって脳や股間にエネルギーが溜まっていくのを感じました。
1回目と2回目は練習と捉えて3回目に絶頂を狙う感じでやると上手くいきやすいと思います。

このように、体と心の両方を汚すやや背徳的なエッチが繰り広げられてます。
高い没入感が得られる作品
物語の世界に入り込んだ気分が味わいやすい作品です。

ガイドと設計者は主人公に自分たちの夢を満喫してもらおうと
最初から左右に寄り添い交互に、あるいは同時に語りかけながら色んな場所へ案内します。
そして目的地に着いた後は触手責めを中心とした仮想プレイで気持ちよくします。

エッチの4倍近くもの時間を割いた催眠重視の構成
音や音楽を流してその場の雰囲気に浸らせる演出、そしてイメージを中心に据えた高度な双子催眠。
現在活躍されてるふたつのサークルさんの良い部分を掛け合わせ新しいものを作り上げてます。

特に催眠は他のサークルさんにはない要素がいくつもあり
一人でも多くの聴き手に楽しんでもらおうとする配慮も強く込められてます。
音楽が流れていれば周りの雑音を気にせず音声に集中できますし
聴いてる最中はテーマパークのアトラクションを体験してるような別世界気分を堪能できました。
イメージが持つ力を再認識させてくれた作品です。

エッチはネタバレを多少避けた関係で曖昧な書き方をさせていただきました。
プレイ自体は割とソフトにして、スリルや背徳感といった精神面の刺激に力を入れてます。
催眠がこれだけ充実してるともう少し何かやって欲しかった気もします。

絶頂シーンは3回(連続絶頂)。
淫語とくちゅ音ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠が好きならきっと満足できると言えるくらいに優れた作品です。
以上を踏まえてサークルさんでは2本目の満点とさせていただきました。

CV:設計者…ftnrさん ガイド…kuroko.さん
総時間 1:38:57

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

operation

サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、観客に催眠を見せるショー催眠形式で
二人の女性が男性をロボットにする不思議な催眠をかけます。

左右から交互に語りかける、重要なセリフだけを重ねて伝える、正反対のことを同時に言うなど
サークルさんの持ち味である双子形式を活用した奇抜なサービスが味わえます。
3周年のテーマはショー催眠
二人の術師にロボットになる催眠をかけられるお話。

「それでは、お次に、ロボットになってみたい方 いらっしゃいませんか?」
左のお姉さんはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
「先程の洗濯機とはうって変わって、もっと実用的な事が出来ますよ」
右のお姉さんは可愛いくてお淑やかな声の女性。
他の人に洗濯機になる催眠をかけた後、今度はロボットになる催眠の被験者を観客から募ると
それに応じた主人公をステージに呼びロボットに関するイメージを尋ねます。

本作品はテレビなどで行われてる「魅せる催眠」をテーマに
彼女たちが左右から交互に、あるいは同時に語りかけるスタイルで催眠とエッチをリードします。
ftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんは3年前に公開した「姉妹催眠」からずっと双子形式を貫かれてるサークルさんです。
今回もシーンごとに内容を切り替えながら心と体を少しずつ確実にロボットへ変えてくれます。

催眠音声では双子がすっかり定着してるので便宜上そう呼んでますが
ふたくろさんの催眠はもう双子とは別物と言っていいほど進化してます。
二人が話しかけるタイミング、セリフの切り方、重ね方などあらゆる部分が精巧で本当に素晴らしいです。

本作品独自の要素として挙げられるのがショー催眠らしさを意識してること。
被験者にあたる聴き手はもちろん、それを見ている観客にも楽しんでもらおうと
最中にロボットに因んだ様々な効果音を鳴らして雰囲気を作ったり
今までの催眠音声には見られなかった挑戦的なアプローチをします。

いきなり無茶なことをさせるのではなく、しっかり落としてから主にエッチシーンで変わったことをする感じです。
観客に見られる快感=露出要素は薄めでロボットになりきり操られる快感を追求してますから
ややMあたりの人が一番楽しめるでしょうし、興味があるならM性のない人でも普通に聴けると思います。
観客に見守られながらロボットに
催眠は4パート18分30秒ほど。
前の被験者が受けていた洗濯機になる催眠の様子を軽く実況してから
主人公がこれからなるロボットのイメージを膨らませます。

左「私達の言葉で  あんな風に   腕も  首も     グルグル    グルグル     回して」
右「      声で     身体も  腰も  頭だって     グルグル    無心になって」
洗濯機と言えば回転するドラムの中で洗濯物が踊ってるのをイメージする人が多いと思います。
その様子を手分けして語りながら「グルグル」とタイミングよく言って意識の力を軽く弱めます。
文字で書くとどうしても表記がずれてしまうため上のセリフだとわかりにくいでしょうが
音声では二人が個別に動きつつ、ひとつひとつのセリフをタイミングよく投げかけてくれます。

ショー催眠なら他の人の催眠を当然見てますから、最初にこういうアプローチをするのも頷けます。
この後始まるロボット化も含めて、それらが持つイメージを上手く活用して催眠をスムーズに進めます。

続く「導入」パートでは利き手、反対の手、右足、左足と体をパーツごとに意識し
彼女たちの言葉を聴きながらそれらが金属に変わって重くなるのを感じます。

左「そして、まだ私達は何も指令を出していない         出来ないんでしたよね?」
右「      私達は何も指令を出していないから 動かすことは出来ない」
ここでもロボットから連想される鉄の冷たさや重さ、そして命令を受けないと動けない性質を暗示に上手く絡めて誘導します。
このパートでは特定のセリフを重ねて言うシーンが多いので、それを聴くほど重さが強くなるかもしれません。
私の場合は両腕よりも両足のほうに強い脱力感がありました。
一通り終えたところで感覚の違いを確認する機会を設けるなど、細かな気遣いが随所に見られて聴きやすいです。

体を機械化した次は頭の機械化。
今度は二人が異なるセリフを同時に言いながら頭に重さを感じさせ
さらに彼女たちが出した信号にのみ反応できる環境を整えます。
そして最後にテストを兼ねて言われた通りに体を軽く動かします。

左「首から下は鉄やコードに組み替えられた訳ですが」
右「首から上は脳や骨  が沢山ある   訳ですが」
深化1と深化2を合わせて9分弱と時間だけを見れば結構短いです。
しかし時間に対するセリフの量が多く実際に聴くと頭がクラクラしてきます。
単に脱力させて終わりではなく条件付きで動かせるようにしてるのもロボット化に合ってて良いです。
テストシーンでは体に若干の不自由感を覚えるでしょう。

しっかり脱力してから指示通り動ける体にする緻密で重厚な催眠です。
聴き手の心と体をロボットにすることを目的に、洗濯機のイメージで軽い催眠状態にしてから
手足、胴体、頭と末端から中枢にかけて少しずつ機械の体に変えていきます。
そして催眠の入り具合の確認も兼ねて手足を軽く曲げさせます。

「腕が鉄になって重い」とか「ロボットだから命令がないと動かない」など
催眠のコンセプトであるロボット化を見据えた表現が非常に多く
深化パートにおける混乱を誘うようなアプローチも相まって後になるほどぐったりした感覚が強くなります。
途中でカウントに合わせて通電やシャットダウンの効果音を鳴らすなど雰囲気作りにも努めてます。

私自身は最初の洗濯機のイメージでそれなりのところまで入ってました。
脱力感も強めに味わえますし、催眠の感覚をとりあえず味わってみたい人にも向いてると思います。
学習しながら音で絶頂
エッチシーンは3パート18分間。
プレイは頭部/乳首/おちんちんへの通電、オナニーです。

電流を流すたびにリアルな効果音が鳴ります。
セルフは有りです。

右「やっぱり、ロボットでも胸は感じるんでしょうかね?」
催眠をかけて主人公の心と体をロボットに変えたお姉さん達は
会場内に未成年がいないことを確認してから大人のサービスを披露します。

エッチは彼女たちの指示に従いながら絶頂を目指します。
一番最初の「エロ_ドライ1回」パートでするのは通電によるドライオーガズム(約9分)。
初めは弱く、後になるほど強い電流を乳首や頭部に流して快感を蓄積させます。
そして続く「EX_エロ_ドライ1回」パートは範囲をおちんちんにまで広げ2度目の絶頂へと導きます。

通電2回目 回数がこなされることで学習される これが、気持ちがいいって事 初めはムズムズ 二回目は学習されたから 気持ちがいいと理解できる
電流を流すプレイと言うと痛そうに感じるかもしれません。
ですが主人公は既にロボットになってますから彼女たちも快感だけを伝えます。
電流の音を適度に鳴らし、それをトリガーに快感が高まることを学習させる流れもロボットらしいです。

他にも実験中にエラーが発生したのを受けてメンテナンスしたりと
催眠を見てる観客を楽しませることを意識したシーンがいくつかあります。
ストレートなエロはかなり薄くして、その代わり言葉で操られる快感を重点的に楽しませてくれます。

私が聴いた時には「EX_エロ_ドライ1回」パートでおちんちんにムズムズした感覚が強くなり
パート終盤の通電でそれが軽く弾ける気持ちいい感覚が味わえました。
「エロ_ドライ1回」パートにもドライの指示はありますが、あちらは慣らし運転も兼ねてるのでEXのほうがイキやすいかなと。

それに対して最後の「エロ_セルフ1回」パートはオナニーを楽しみます(約5分)。
左のお姉さんの指示で下着を脱ぎ、その後も彼女が出す電子信号の通りにおちんちんをしごきます。
「目的――おちんちんを扱く 感度――イく手前」みたいに大まかな指示を出して後は聴き手に任せる感じです。

左「右の声なんかよりも私に集中して」
右「左の声なんかよりも私に集中して」
ここでは二人が対立しながら指示を出すのがポイント。
詳しい内容は伏せますが、かなり思い切ったことをされていて面白いです。
このパートに来るまでにどちらの声により意識を向けていたかで反応が変わると思います。

軽い混乱状態に陥る人もいるでしょうね。
本気の喧嘩ではなくエンターテインメントの一環として珍しい演出を取り入れてます。
このように、快感を教えながら絶頂へと導く変わったエッチが繰り広げられてます。
操られる気持ちよさを教えてくれる作品
人間とは少し違った気持ちで絶頂を迎えられる不思議な作品です。

お姉さん達は被験者に名乗り出てくれた主人公はもちろん、周りにいる観客にも楽しんでもらおうと
催眠をかけて体のコントロールを制御し、同時に指示を出すことでロボットになった気分を味わわせます。
そして後半に入るとテストを重ねて快感と絶頂を学習させます。

内容が内容なので一般的な18禁催眠音声でするエッチとは随分違います。
ですが催眠にはしっかり入れるし、エッチも順を追って気持ちいい感覚を少しずつ強めてくれます。
普通にエッチして気持ちよくしても観客は満足しませんから敢えてエロさを抑えて進めたのでしょう。
通電音をトリガーに快感をコントロールするのもロボットらしいです。

催眠は以前から最高峰の技術をお持ちのサークルさんなだけあって安定感があります。
メインのロボット化だけでなくその前後や最中にも細かな気遣いが込められており
最大の武器である双子についても目的に応じて異なるテクニックを使用しています。
セリフを重ねてくるシーンが結構多いので聞き流す感じにしたほうが入りやすいかなと。

エッチは双子+音モノという個性の非常に強いプレイです。
催眠状態の維持がしやすいおかげでピリピリした感覚が自然と湧いてきます。
セルフパートはこの内容だと射精時に後味の悪さを多少感じるかもしれません。
スッキリ出すというよりは葛藤の末に我慢できなくなってイク感じです。

絶頂シーンはドライ2回、射精1回。
くちゅ音(電流音)そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

3周年を飾るに相応しいチャレンジ精神溢れる作品です。

CV:左…ftnrさん 右…kuroko.さん
総時間 49:00(本編…47:23 NG集…1:37)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

昼下がり団地妻II~ハリエンジュの悪女~

サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、上品で悪戯好きな二人の人妻が
同じ団地に住む主夫と催眠を使ったエッチな近所付き合いをします。

サークルさん最大の武器である高品質かつ独特な双子催眠はもちろん
それを活用した取り組みやすい女体化や「団地妻」から連想される多少どろどろしたエッチなど
より多くの人が一時的に女性になりきり、男性とは違う快感を味わえるよう巧みにリードします。
女の子同士なら、不倫にならないよね?
二見さんと黒木さんに女体化催眠をかけられ弄ばれるお話。

「そういえば、誰とは言えないんだけど、同じ階の奥さん、管理人さんとデキテルらしいよ?」
二見さんはややトーンの低い落ち着いた声のお姉さん。
「うっそぉ、信じらんなーい。確かに、昔はモテたんだろうなって感じはするけどいくらなんでも」
黒木さんは甘く明るい声のお姉さん。
医師をしてる妻に代わり主夫として頑張ってる主人公が自分の身の上を話した後
ある日の昼下がりに二人の人妻と談笑してるところから物語は始まります。

本作品は不倫の噂が絶えない曰くつきの団地を舞台に
彼女たちが左右に寄りそいながら催眠を施し、彼を女の子にしてから変わったプレイで気持ちよくします。
ftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんは創設当時から2人の術者が登場する双子系催眠を貫かれてるサークルさんです。
今回も本家とはやや違う部分を持つハイレベルな双子で催眠誘導・女体化・エッチをスムーズに行います。

二見「自分の想像した通りの反応をする彼女」
黒木「自分が想像した以上の反応をするあなた」
ふたくろさんの双子を特殊と言う一番の理由は暗示の入れ方にあります。
一般的な双子に見られる声を左右に振り分けリズミカルに入れる暗示に加え
2人が一部だけを変えて同じセリフを言ったり、特定の単語だけ合わせて言うシーンが数多く登場します。

普通の人間なら2人から同時に語りかけられたら両方を完璧に聞き分けるのは不可能です。
自然と片方に意識が向き、もう片方の暗示に対しては無防備になります。
そしてどちらを聴いても同じ結果になるように言葉を選んで進めます。
重要な部分だけそうするので聴くのが大変に感じることもないでしょう。

ストーリーは不倫をなかなか受け入れない彼に2人が女性同士のエッチができる環境を整え
2つのアイテムを使って心身を十分に蕩かしてからドライオーガズムへと何度も導きます。
確かふたくろさんが女体化を扱うのは今回が初のはずです。
それを踏まえてできるだけ大衆的なアプローチを用いて女性になった気分を膨らませていきます。

催眠は6パート28分間。
最初のパートは女体化への準備としてエッチしてる時の女性の様子を軽くイメージし
それから目の前にある深い水辺に自分が理想とする女性の姿を映し出します。

二見「     感じてる顔     悦ぶ身体」
黒木「思い出して     聞こえる声    滲む汗」
そして2人は序盤からこんな風にセリフを細かく分けて左右からリズミカルに語りかけます。
女性や水辺のイメージの中に「深い」「意識が揺らぐ」といった言葉を適度に忍ばせ
彼女たちの暗示を受け入れやすい状態を少しずつ作り上げていきます。
このシーンだけでも意識のぼやけを感じる人が普通にいるでしょうね。

水辺に自分を映すシーンも完全な聴き手任せにするのではなく
髪・目・口元・顔だち・胸など女性の特徴的な部位を挙げ
その中に髪ならロングやショート、目元は優しい目あるいは釣り目と具体例を挙げつつ好きに選ばせます。
この時点ではまだイメージの段階で聴き手自身を女性にするアプローチは特にありません。
ですから彼女たちの言葉を聴きながらなんとなくイメージしてみてください。

見た目ができた次は感覚の女体化。
二見さんが耳に息を吹きかけたり舐めたりして人の温もりを伝え
それを深呼吸しながら下腹部に移動させて子宮でイける土台を作ります。

二見「じんわりとした私  の温もりを感じる」
黒木「       あなたの温もりを感じる」
本作品は温感操作に大変力を入れており、この後も色んな方向から体内に生まれた熱を徐々に高めていきます。
エッチシーンに差し掛かると特に顔や下腹部が無性に熱くなるでしょうね。
これと並行して体の脱力をさせるなど、ふたくろさんらしい独自性の強い女体化が味わえます。

3番目のパート以降は女体化をより安定化させるためにまずは催眠状態をさらに深め
とある儀式を挟んでから現実世界に戻りソファーでゆっくり休みます。

二見「あなたは彼女 の中に沈んでいる」
黒木「彼女 はあなたの中に沈んでいる」
深化パートはこれまで別々の存在として扱っていた主人公と水辺に映った女性像を
わかりやすいイメージで重ね合わせながら深める凝ったものとなってます。
2人が言葉遣いに気をつけて誘導してくれるおかげで女性になった気分を維持しやすく
最後のソファーで寝るシーンも眠い時に体が一瞬ガクッと落ちる時のような意識の飛ぶ感覚がします。

双子形式を最大限に活かしつつ段階的に女体化させるとても高度な催眠です。
聴き手を自分が理想とする女の子の姿に変えることを目的に
男性から見た女性の仕草や反応をイメージさせるところから始まり
水辺に映る女性像、熱の伝播による女性の快感作り、それらを重ね合わせながら行う深化など
ひとつひとつ手順を踏んで後になるほど深化と女体化の両方が進むように導きます。

体のパーツをひとつずつ女性に変えるとか、一度胎児に戻り女性として生まれ変わるなど
男性向けによく見られる女体化とはアプローチが随分違って面白いです。
そして女体化が途中で解けないように女性同士なら当たり前の会話ややり取りを適度に挟みます。

単に女性に変えるだけでなく、その後のケアもきちんとしてくれるのが実に良いですね。
この後に始まるエッチも男女のそれとは違うものばかりでテーマに合ってます。
女体化一作目とは思えないくらい細かな気配りがされていて入りやすいしなりきりやすいです。
人妻らしいねっとりしたエッチ
エッチシーンは4パート37分ほど。
プレイは耳舐め、キス、口責め、蜂蜜を体に塗られる、体を舐められる、ローター責め、体外ポルチオ絶頂です。
蜂蜜を体に塗る際にリアルな効果音が鳴ります。

黒木「このまま帰したら大事な妻の身体に ――ってパートナーに怒られちゃうわね」
巧みな催眠で主人公を可愛い人妻へと変えた二見さんと黒木さんは
熱っぽい彼女に解熱&媚薬効果のあるアカシア(ハリエンジュ)蜂蜜を舐めさせエッチな気分をさらに高めます。

エッチは2人に弄ばれる形で百合プレイを楽しみます。
一番最初のパートでするのは蜂蜜を使った解熱の処置(約13分)。
キスで体温を確認してから最初は指、次は口移しで蜂蜜を舐めさせます。

二見「ほら、ゾクゾクって。それは熱のせい。熱のせいで(二の腕が)ちょっと敏感になっているのは自然な事」
そして彼女たちは暗示を使ってアカシア蜂蜜が持つ媚薬効果を徐々に伝えます。
ここでも熱を操作する言葉が中心になってますから、催眠パートで生まれた熱の変化を感じるでしょう。
私の場合は顔でしたが股間にも強く響く人がいるんじゃないでしょうか。

百合らしさを感じる描写が随所に登場するのもポイント。
火照った主人公の体温を唇で確認するシーンは男性相手だとまずできませんし
蜂蜜を舐めさせた後、唾液で糸を引いてる指を二見さんが舐めるシーンにもエロスを感じます。
普通ならさほどエロくない行為をエロく見せるあたりが人妻らしいなと。

次のパートからは2人がさらに踏み込んだ責めを仕掛けます。
上着をはだけさせておっぱいを曝け出し、そこに再び蜂蜜を塗って焦らすように舐めたり
ローターを使って最初は脳に、次は体外ポルチオ(子宮入り口手前の下腹部)を刺激し絶頂へと追い込みます。

二見「   なにで把握     」
黒木「どこが   理解しなくても」
二見「ただ快感 しか分からない」
黒木「  イく事しか分からない」
中でもポルチオは男性だとわかりにくいだろうということで事前に位置を大まかに説明し
そこに手を置いて熱を与えつつ暗示を入れて快感をじわじわ膨らませます。
ちなみにローターを使うシーンはエロトランスさんが開発された「タイムローター」というアダルトグッズと連動しており
効果音が鳴らない代わりに特定の言葉で振動が変わるよう作られてます。

もしお持ちならタイムローターを使ったほうがより楽しめるでしょう。
20分間で5回と絶頂シーンが意外に多く、ローター無しでもドライの手前あたりの快感が得られました。

このように、露骨な表現をある程度避けつつ気持ちよくするしっとりしたエッチが繰り広げられてます。
上品でちょっぴり背徳的な作品
「団地妻とするエッチ」を強く意識した粘着質なサービスが楽しめる作品です。

二見さんと黒木さんは不倫に乗り気でない主人公にその快楽を教えてあげるため
まずは女性の姿に変えて男女のエッチから遠ざけ、そのうえで蜂蜜やローターを使ったプレイをします。
不倫のイメージとは随分違う和やかな雰囲気、人妻のきめ細かな気遣いと的確な責め。
男女の性を熟知してる女性だからこそできるエッチを音声だけで見事に表現しています。

そして聴き手を作品の世界に上手く引きこみ、浸らせようと催眠の技術を活用します。
中の人が催眠に相当精通されてるだけあってどのシーンもレベルが高く
双子の運用についても特徴を押さえつつオリジナリティを出してる大変複雑なものです。

女体化も私個人はかなり練られていて受け入れやすいものと見ています。
深化させてから女体化に進むのではなく、両方をほぼ同時に行う柔軟な女体化催眠です。
エッチシーンにおける2人の言動も女性になった感覚を維持させることを見据えたものが多く
体への刺激がソフトなのに反して熱がどんどん高まっていくのを感じます。

エッチは本レビューを書いてる時点で私がタイムローターを持っていないため
終盤のローター責めにおいて使用した場合との感想にズレがあると思われます。
聴いた感じだとタイムローターを使ったほうがずっと気持ちよくなれそうです。
もし入手できた場合は後日その感想を追記するかもしれません。

絶頂シーンは全部で5回。
淫語とちゅぱ音そこそこ、くちゅ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

人妻とのいけない行為を変わった視点で味わわせてくれる作品です。
女体化を扱った双子作品は本当にレアですから興味の湧いた方は是非ともお試しください。

CV:二見さん…ftnrさん 黒木さん…kuroko.さん 主人公…望さん(男性向け)、ふくぱんさん(女性向け)
(主人公は冒頭シーンのみしゃべります)

総時間 男性向け…1:18:24 女性向け…1:16:17 シークレットトラック…5:54 フリートーク…8:00

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

サークル「.␣(Dot-Space)」さんの無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかだけどちょっぴり嗜虐的なところもあるセラピストが
ふたつの「頭」をマッサージして癒しと性的快感を与えます。

マッサージしながらその音に暗示を込めてリラックスや深化を促す催眠
二人目のセラピストが登場し二箇所を同時に責めるエッチなど
短時間ながらもテーマ性を持った濃密なサービスが味わえます。

今回は性感ルートのレビューをお送りします。
声と音による癒しのマッサージ
ヘッドマッサージ店のスペシャルコースを楽しむお話。

「ようこそ お待ちしておりました どうぞ中へお入りください」
セラピストは甘く優しい声のお姉さん。
来店したお客を施術室へ案内しベッドに仰向けに寝かせると
今回行うサービスの内容を簡単に説明します。

本作品はリラクゼーションスポットでの施術をリアルに体験してもらうことを目的に
最初は彼女が一人で、しばらくするともう一人のセラピストと二人同時にマッサージを行います。
双子系サークルとして有名なftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんとのコラボ作品ということで
総時間おそよ37分の中に両サークルさんの持ち味がいくつも込められています。

ちなみに今回レビューする性感ルート以外に安眠ルートも存在します。
そちらはさらに時間が短いですから、寝る前のリラックスに軽く聴くといった使い方もできます。

本作品の特徴は大きくふたつ。
ひとつはマッサージ音をトリガーに暗示を入れて深化や感度強化をすること。
もうひとつは催眠とエッチで施術スタイルが変化することです。

「ほら 頭を撫でられるたびに 意識がほぐされていく 固まっていた意識が 解きほぐされて 広がる」
前者はヘッドマッサージをする際、頭を撫でるのに合わせて摩擦音を鳴らしたり
「この音を聴けば聴くほど心地よくなる、特定の部位が気持ちよくなる」と暗示を丁寧に入れます。
声と音を組み合わせることで彼女たちに撫でられてる感覚を味わわせるわけです。

後者は先ほど軽く触れましたが催眠パートとエッチでセラピストの人数が変わり
それに合わせて施術の方法やマッサージ音の量、さらに言葉のかけ方や暗示の入れ方も変化します。

セラピスト1「頭は優しい指の感覚に 逆らえないくらいに蕩けていて」
セラピスト2「乳首は感覚が異常に集まっていて きゅっきゅっとしている」
特にエッチは双子形式の持ち味を活かして頭と乳首(乳頭)を同時に責めてくれますから
その部分だけ妙にムズムズするとか、熱いといった気持ちいい感覚が味わえます。
タイトルの「Caresses(愛撫)」に即したプレイでドライオーガズムへと導きます。
マッサージと音を組み合わせた催眠
催眠は2パート16分間。
最初のパートは彼女のヘッドマッサージを受けながら深呼吸して心身を軽くリラックスさせます。

「息を吸ってー 私の手で こめかみのあたりが ぐーっと持ち上がることで 圧迫感を感じる」
「すーっと 刺激が発散されて 落ち着いていく 指がふわりと 頭を撫でると さらに安らぎを覚える」

こめかみ、耳の裏、後頭部と位置を変えながら、彼女の指に撫でられる感覚を言葉で丁寧に伝えます。
パート後半に差し掛かるとキーとなるマッサージ音も登場し、「撫でる」に合わせてタイミングよく鳴ります。

セラピストの声がかなりぼんやりしてるのも相まって
比較的早い段階から頭の中がぼんやり、ぽわぽわしてきます。
専門店らしく実際にマッサージしながら催眠をかけてくれます。

次のパートはマッサージ音にもっと敏感に反応する暗示を丁寧に入れてから
この後始まるエッチシーンで行うスペシャルコースの内容を説明し、その準備を整えます。

「ほら 頭を撫でられるたびに 意識がほぐされていく 固まっていた意識が 解きほぐされて 広がる」
頭を撫でられる気持ちよさに音を上手くリンクさせて入れてくれますから
エッチシーンで効果音が鳴った際にビクッと反応する人がきっといるでしょう。
より多くの人がそうなるように彼女も短いカウントを何度も数えながら暗示を入れます。

エッチに移るまでの様子に技術を交えたテーマ性の強い催眠です。
セラピストが鳴らすマッサージ音に心地よさを覚えるようにすることを目的に
前半は深呼吸しながら頭を撫でられる感覚を味わわせ
後半はマッサージ音を適度に鳴らしつつ彼女の声や音が気持ちよくなる暗示を入れます。

時間が短いことを踏まえてやることをできるだけ絞り込み
余計な説明をする必要がなくなったぶん暗示のボリュームを増してます。
演技もしっかりしてますから催眠慣れしてる人なら普通に入れます。
ふたつの頭を同時に撫でられる快感
エッチシーンは2パート13分30秒ほど。
プレイは頭を撫でる、乳首責め、乳首オナニーです。

乳首責めの際に滑らかな摩擦音が鳴ります。
セルフは有りですが射精表現はありません。

「あらあら 気持ち良さそうな顔 随分丹念にマッサージしたんですね」
もう一人のセラピストはややトーンが低く色っぽい声の女性。
マッサージと催眠の効果で骨抜きになったお客の顔を嬉しそうに眺めると
二人同時のマッサージでさらに気持ちいい世界へ導いてあげます。

エッチは彼女たちに責められる形で進みます。
前半はドライオーガズムへの準備として乳首の感度を高めるプレイ。
交互に、あるいは同時に語りかける双子形式で暗示を入れながら効果音をタイミングよく鳴らします。

セラピスト2「指から伝わるビリビリとした刺激を頭で敏感に感じ取って くらくらしてしまう」
セラピスト1「もう まともに物事を考えられないようですね」
これまでが一人だったからこそ、二人同時の施術は密度の高さを感じます。
一人目は頭、二人目は乳首とマッサージする部位を分担し
今まで以上にマッサージ音を鳴らして少しずつ確実に心身の熱を高めます。
ストレートなエロ要素は極力使わず、技術によって気持ちよくする催眠音声ならではのサービスです。

そうやって万全の体勢を整えた後、いよいよ乳首を自分でいじってドライを目指します。
プレイ自体は乳首に指を乗せて軽くこねる程度のソフトなものですが
今まで積み上げてきた催眠の効果で普段よりもずっと強い快楽が味わえます。

「手を止めても 乳首に今まで以上の快感がビリビリと流れ続ける」
セラピスト自身もこう言ってるように、実際にやってみると快感の余韻が大きいといいますか
軽くいじっただけでもピリッとした痺れが走り、それが少しの間残り続けます。

終盤の絶頂シーンもゆっくりカウントを数えて期待を高めてから長めの時間を取ってイかせてくれますし
乳首をある程度開発してる人ならドライに近い感覚が味わいやすいと思います。
絶頂に近づけば近づくほど彼女たちが畳み掛けるように語りかけてくるのも印象的でした。
言葉だけでなく雰囲気でも聴き手を絶頂へ追いこもうとします。

このように、頭と乳首の愛撫でイかせる独特なエッチが繰り広げられています。
リラックス重視の音系作品
音を上手に使って癒しと性的快感を与えてくれる作品です。

セラピストはお客にスペシャルコースを存分に楽しんでもらおうと
前半は本来のサービスであるヘッドマッサージを行いながら催眠を施し
準備が整ったところで別の頭を同時にケアしイかせます。
そして催眠パートの中盤あたりからマッサージの効果音を鳴らし始め
後になるほどそれに合わせて心地いい感覚が湧くように誘導します。

効果音をガンガン鳴らすのではなく要所で使うタイプの作品なので
音モノと呼ぶのは多少抵抗を感じるのですが、催眠やエッチで重要な役割を果たしてるのは事実です。
マッサージの臨場感を出す意味でも音を鳴らすのは効果的と言えます。
特にエッチシーンで乳首を中心にジンジンした快感を味わうことができました。

もう一押ししてくれたほうがドライしやすいようにも思えますが、総時間を考えれば十分かなと。
元々が癒し目的のサービスですし、心身にできるだけ負担をかけずに気持ちよくさせたかったのでしょう。

催眠は術者が途中から加わるところが面白いですね。
こういう変則的なスタイルは前後を整合させるのが難しいはずなのに
聴いてて特に違和感を覚えないのが素晴らしいです。
実力のあるサークルさんだからこそ形にできた作品だと思います。
エッチも前半と後半でセリフの重ね方や間の取り方が微妙に変化します。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

エッチでは脇役になりがちな「愛撫」に敢えてスポットを当てた大変面白い作品です。
無料ですから興味を持った方は是非お試しください。

CV:kuroko.さん、ftnrさん
総時間 44:30(安眠ルート16:35 性感ルート37:12)

.␣(Dot-Space)
http://markusdotspace.blog.fc2.com/blog-entry-42.html

domination

domination(前編)に引き続いての後編です。
今回は2日目に行われる催眠とエッチの模様を紹介します。
1日目の経験を引き出す催眠
2日目はいよいよ気持ちいい射精に向けて2人のお姉さんが大胆なアプローチを仕掛けてきます。
その手始めとなるのが最初に行う準備。
1日目に2枚使用したものに加えてもう一枚、ある場所に絆創膏を貼ります。

先日は乳首特化のエッチ、本日は乳首とおちんちんの両方を責めるエッチをするので
この時点である程度の予想はつくと思います。
粘着力の強いものを使用すると剥がす時に大変苦労しますから(結構痛い)
そういう場合は予め腕に数回貼り付けて剥がしやすくしておくといいでしょう。

その後に始まる催眠はおよそ8分30秒間。
片方の腕だけ感覚を変化させた1日目に対し、2日目は両腕同時に重感と温感を与えます。

左「             圧迫感を感じるのも当たり前」
右「重く感じられるのは当たり前             」
左「            私達に感覚を操作されているから」
右「だって、あなたは昨日から               」
そして彼女たちが左右にいる状況を利用し、今回も腕に指を乗せられてる様子をイメージしながら行います。
「前日とほぼ同じじゃない?」と思う人がきっといるでしょう。
まったくもってその通り、彼女たちはわざと前日と同じスタイルで催眠を施します。

これは前日に催眠に入った経験や感覚をそのまま活性化させるためにそうしてるのだと思います。
2日目のメインはエッチですから、催眠に多くの時間を割くと楽しみが減ってしまいます。
双子スタイルなら同じ時間で倍近くの暗示を入れることも可能ですから
時間が短いからといって催眠に入れないわけではありません。
現に私が聴いたときも前日と同じ精神状態にあっさり移行できました。

ただし、両腕を同時に脱力したり温かくすることから
前日それらを行った腕のほうにより強い変化を感じるかもしれません。
パート後半に行われる深化のアプローチも若干違いますし、2日目独自の要素もちゃんとあります。
剥がされる軽い痛みを快感に
2日目のエッチシーンは2パート20分30秒ほど。
プレイは乳首オナニー、オナニー、絆創膏への書き込み、絆創膏を剥がすです。

エッチな効果音はありません。
セルフはもちろんあります(ドライもあります)。

右「絆創膏はそのままで、まずは乳首を触る所から始めましょう」
コンパクトな催眠で主人公を手早く催眠の世界に誘導した2人は
今度は両方の手を同時に使ってまずは乳首だけをいじらせます。

エッチはパートごとにいじる部位を切り替えながら行います。
前半の「感覚操作」パートは1日目と同じく乳首に的を絞ったプレイ(約10分)。
前日に貼った絆創膏をそのままにフリースタイルでいじり、ある程度経ったところで剥がす合図を出します。

左「あなたが 刺激を 感じる度に その快感は」
右「あなたが 動作を 繰り返す度 その快感は」
左「より強くなる       昨日と同じ」
右「      強くなっていく     」
こちらも1日目と似通った部分のあるプレイなのですが、あちらに比べて感度を強化する暗示の量が多く
既に2人の声に支配されてる状況も利用して乳首の気持ちよさを高めます。
両方の乳首を同時にいじるのも手伝って1日目よりは気持ちいい感覚が味わえました。

左「ただし、取ってしまったら」
右「    取ってしまったら」
左「あなたはイってしまうかもしれない」
右「あなたはイってしまうかもしれない」
さらに面白いのがパート終盤の絶頂シーン。
1日目に貼っておいた絆創膏を剥がすのに合わせてイきます。
これが粘着性の低いものを利用したほうがいい理由です。

ごくごく軽い痛みと言葉を組み合わせて絶頂させる珍しいアプローチです。
ですが、暗示を入れてるとはいえ乳首をいじっただけでイける男性がそれほど多いとも言えませんし
このタイミングで実際にイけるかどうかは人によると思います。

後半の「おしおき」パートは待ちに待ったおちんちんオナニーをするシーン(約10分30秒)。
2日目の冒頭に貼った絆創膏を一旦剥がし、最後の絆創膏にちょっとした手を加えて同じ場所に貼り直します。
そして自分が性的に興奮するワードを言いながらおちんちんをしごきます。

左「あなたは自分の言葉で     狂っていく」
右「          自分の声で     」
ここでも彼女たちは決して自分たちの意思を押しつけようとはしません。
「変態」とか「ドM」など聴き手が潜在的に好むエッチな言葉を自分自身に選ばせ
それの効果を増幅させるように暗示を投げかけます。

1日目からおちんちんにずっとお預けを食らってたこともあり
やはりしごき始めた瞬間はすごく気持ちいい感覚が沸いてきました。
純粋にしごく時間が5分程度とかなり短いのは残念ですが
パート終盤に差し掛かるとカウントや追加の暗示を使って射精へと導いてくれます。

このように、絆創膏と催眠の技術を組み合わせた特殊なエッチが繰り広げられています。
感覚の変化を楽しませてくれる作品
お姉さん達に支配されて気持ちよくなる感覚をじっくり時間をかけて教えてくれる作品です。

2人は主人公が自分たちに操られながら性的欲求を発散できるように
1日目はテーマの「支配」に力を入れた催眠重視、エッチはほどほどなサービスを
2日目は一転して導入を手短に済ませエッチに比重を置いたサービスを行います。

2日に分けたのはまとめて聴くと時間が結構長くなるからではなく
日を跨いでこそできるプレイを形にしたかったからです。
特に絆創膏を体に貼り、それを意識させて暗示の効果を持続させるアプローチは
他の作品ではまず見られない独特で有効な方法と言えます。
1日目の記事で「指先はいまいち」と書きましたが、乳首の方は実感できるレベルで気持ちよくなれました。

またこれらのエッチを成功させるカギとなる催眠についても卓越したものを持っています。
特に今作では序盤に行う腕の重感や温感、エッチにおける感覚の移動など
「感覚の操作」を催眠のひとつのテーマに掲げてる節があります。

双子による珍しさだけでなく、双子形式だからこそできることを高いレベルで成し遂げています。
現在様々なサークルさんが双子系作品に挑戦されてますが
ftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんの双子は本家とは違う方向性を持ち、それでいて完成しています。
催眠に入る感覚、漂う感覚を味わいやすい作品と言えます。

しかしエッチについては癖が強いと言いますか、男からしてみると物足りなく感じます。
総時間に対しておちんちんをいじる時間がかなり短いこと
乳首オナニーの比重が高く、開発具合による差が出やすいことなどが挙げられます。

特におちんちんオナニーは2日間に渡って行うからこそ
もっとがっつりしごかせてあげたほうが聴き手を満足させやすいと思います。
(射精後に無音の時間が長めに取ってあるので、そこで思う存分しごけということなのかもしれません)
またプレイ中にもう少しオナニーの指示を出していくスタイルにしたほうが
テーマの「支配」に合ったエッチになるのではないでしょうか。
絆創膏を使ったプレイが斬新で面白かっただけに、それ以外のプレイが気になります。

絶頂シーンはドライ1回、射精1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠独自の感覚や体験が味わいやすい作品です。
双子系の作品が好きな人におすすめします。

CV:左…ftnrさん 右…kuroko.さん
総時間 1:49:31(Day 1…57:35 Day 2…45:34 NG集…6:22)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

domination

サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声質の違うちょっぴり意地悪な2人のお姉さんが
左右に寄り添い交互に、あるいは同時に語りかけながらエッチな催眠を施します。

彼女たちの声や言葉に支配(domination)される快感をテーマにした独特なサービスが行われており
サークルさんの持ち味である双子形式はもちろん、誰にでも親しめるアプローチを使って確実に催眠を深め
エッチでも性的快感を餌にした焦らし系の責めで従う喜びを教えてくれます。

また2日間に分けて聴く作りになっているため
本レビューも前編、後編の2回に分けてお送りします。

音声を聴く前に以下のアイテムをご用意ください(必須)。
粘着力の弱い絆創膏 4枚(2枚ずつ使用)
油性マジック 1本(2日目のみ使用)
日を跨いで施される支配の催眠
2人のお姉さんに支配され気持ちよくなるお話。

「催眠オナニーを始める前に、あなたは催眠オナニーをしたことがありますか?」
左のお姉さんはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
「こんな風に、左右から話しかけられる物だったり」
右のお姉さんは素朴で穏やかな声の女性。
自己紹介など前置きにあたる部分はすべて省略し
早速主人公に催眠オナニーの経験があるかを訊ねます。

本作品は女性の声や言葉に支配されながら射精する快感を味わってもらうことを目的に
2人が2日間をかけて100分以上にもわたる重厚な催眠とエッチを提供します。
1日目が57分、2日目が45分と手頃な時間に収められており
忙しい人でも無理なく聴けることに加え、その状況を活かした独特なプレイも登場します。

左「何倍も     満足感を得られる、新しいオナニーの方法」
右「    何十倍も満足感を得られる           」
本作品、というよりはftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんが持つ最大の特徴は双子形式。
上のセリフのようにひとつのセリフを2人で分け合い、コンビネーションを取りながら語りかけてきます。
そして重要なワード(この場合は「満足感を得られる」)を2人同時に言って聴き手に強く印象づけます。

表示形式の関係でセリフのスペースの位置がおかしくなってると思いますが
音声ではそれこそコンマ単位で2人の話すタイミングを緻密に計算しながらお話を進めます。
そして術者が2人いるおかげでセリフの途切れる時間がかなり短く
最中は声に包まれてるような感覚を抱きながら聴くことができます。
実際にどんな感じなのかは体験版を聴いていただくのが一番わかりやすいです。

1日目に行われるのは作品の要となる「支配される感覚」の仕込みと2日目への準備。
比較的短い時間を使って導入と深化を行い、その後焦らしを意識したプレイで服従心を養います。
最初から言ってしまうと1日目に絶頂シーンはありません。
催眠に浸る感覚を楽しんだり、彼女たちに感覚を操作される不思議な体験をすることがメインです。
イメージを上手に使ったシンプルかつ巧みな催眠
1日目の催眠は2パート15分30秒ほど。
前半の「催眠導入重感」パートは聴き手が選んだほうの腕(左右どちらでも可)に重さを感じるアプローチをします。

右「腕の付け根…      軽く押しつける」
左「      ぎゅって私が軽く押しつける」
右「肩が床に押し付けられる   更に私が力を加える」
左「           二の腕    力を加える」
ここでは2人が指を主人公の腕に押しつけるイメージを使って重さを伝えます。
直感的に状況が掴めるおかげで単に「腕が重い」と何度も言われるよりも重さを感じやすいです。
しかも今回2人は片方の腕しか脱力させません。
これによって彼女たちの暗示が自分に伝わってるかがとてもわかりやすくなっています。

私が聴いたときはまず二の腕あたりを押さえつけられてる感覚が生まれ
それが次第に指先のほうへと伝播していくように感じました。
当然のように反対側の腕にはそんな感覚はまったくしません。
重感自体が得やすいですし、割と多くの人が同様の体験をすると思います。

右「関節があるおかげで腕が曲がっている           」
左「         腕が曲がっている感覚になるかもしれない」
また2人は多くのシーンで「~かもしれない」と若干遠まわしな表現で言葉を投げかけます。
会話に近い口調で催眠を施してくれますから、催眠に堅苦しさを感じてる人でも聴きやすく感じるでしょう。
聴き手のことを第一に考えた丁寧かつ取り組みやすい催眠と言えます。

後半の「催眠誘導温感」はこちらも催眠音声ではお馴染みの熱を操作するシーン。
重くしてないほうの手を胸の上に置き、今度はお姉さんに手を添えられてる様子をイメージします。

右「手のひらが温かい            」
左「        そう、温かいのは当たり前」
右「実際に触れているのだから            」
左「            体温を感じるのは当たり前」
心臓の近くに手を置いてるのですから手の平にすぐさま温かさを感じます。
でもしばらくすると手の甲にも同様の熱を感じるようになります。
ここでも元々ある熱をそのまま伝播させる、やりやすさを重視したアプローチです。

そしてパート後半に入ると2人が言葉を使って一気に催眠を深めてくれます。
具体的な内容は聴いてのお楽しみとさせてください。
まるで全身を見えない力で押さえつけられてるような不思議な感覚が瞬間的に襲ってきます。

催眠における基本的な技法を作品独自のスタイルにアレンジした質の高い催眠です。
この時点ではテーマの支配にほとんど触れず
誰にでも通用しやすい2つの感覚をイメージと組み合わせて上手に伝えます。

体の一部だけ別の感覚を与える方針でそれぞれを進めてくれるため、そうでない部分との違いが自覚しやすく
催眠に不慣れな人でも催眠の世界に誘導されつつあるのがなんとなくわかります。
2人が冒頭のパートで「気持ちいいオナニーをするにはまず催眠にかかるのが大事」と言っていたように
1人でも多くの聴き手に催眠に入ってもらうことを目指して進めます。
心と体を縛る柔らかな鎖
1日目のエッチシーンは4パート37分間。
プレイは乳首オナニー、乳首の擦り合わせ(イメージ)、絆創膏装着です。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありですが射精表現はありません。

右「まず乳首から始めます                  」
左「          乳首に指が触れる様に手を置いて下さい」
シンプルかつ手堅い催眠で主人公を心地いい世界に案内した2人は
彼がより気持ちよくなれるように腕の脱力を一旦解除し、乳首の上に手を置くよう指示します。

エッチは2人に言われた通りに手を動かします。
プレイ一覧を見ていただければわかるように、1日目は乳首だけを集中的に刺激します。
具体的にどういじるかの指示は出してこないので開発済みの人の方がやりやすいかもしれません。

一番最初の「カタレプシー」パートはストレートな乳首オナニー。
序盤に少しだけ自由にいじる時間が用意され、その後は2人が言葉でプレイを応援します。

左「今は、乳首を撫でまわしてる事で安心感を覚えてるのかもしれない」
エッチパートに入っても本作品の催眠はまだまだ続きます。
乳首オナニーの欲求を掻きたてたり安心感を与えてプレイに没頭できる環境を整えます。
そして直後にわざと意地悪をしてもどかしい思いを与えます。

左「私達の言う暗示を受け入れていれば気持ちよくなれる」
右「私達の言う暗示を受け入れればあなたは支配下に置かれる」
彼女たちの最終目標は彼に支配される快感を与えることです。
だからこそ暗示を使って乳首オナニーを制御し、自分から屈服するようやんわりと誘導します。
実際にどういう方法を使うかはカタレプシー(筋肉硬直)から予想してみてください。
支配の手始めということで慎重かつ大胆に進めてくれます。

一風変わったプレイが登場するのは次の「感覚移動」パート。
2人が暗示を使って乳首の快感を指先へと移し、その状態で乳首オナニーをさせます。
指を乳首に見立てて乳首同士を擦り合わせるわけです。

右「初めはくすぐったいかもしれない」
左「でも、その奥に確かな性感が広がっているって感じられる」
他の催眠音声でもまずお目にかかれないプレイなだけあって
2人も手順を踏んで少しずつそうなるよう導きます。
ですが私が聴いたときは指先がピリピリするくらいで、残念ながら乳首ほどの強い快感は得られませんでした。

私が乳首開発済みだからかもしれませんね…。
誘導や暗示に問題は見られませんし、未開発の人がやってみたらまた違う可能性があります。
人によって評価が分かれそうなプレイです。

本作品ならではのプレイは一番最後の「絆創膏」パート。
事前に用意した絆創膏を体のとある部分(2箇所)に貼ります。

右「絆創膏は、私達に支配されてる証            」
左「               絆創膏は、私達が繋いだ鎖」
本作品のエッチは2日間に渡って行われます。
そのため2人は1日目の状態をセーブする意味合いを込めて絆創膏を貼らせます。
普通の人には怪我をしてると思われるでしょう。
でも本人にとってこれは彼女たちに繋がれた鎖に他なりません。

作中では聴き手がそう感じられるようにきちんと暗示を入れてくれます。
絶頂させないことも含めて「女性に支配される感覚」を楽しませることを意識したプレイを行います。

後編へ続く…。
domination(後編)

CV:左…ftnrさん 右…kuroko.さん
総時間 1:49:31(Day 1…57:35 Day 2…45:34 NG集…6:22)


体験版はこちらにあります

Lethe

サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、一時的にSの気持ちになってエッチを楽しむことを目的に
2人のお姉さんが左右から別々の言葉を投げかける変わった催眠を施します。

サークルさん最大の特徴とも言える双子形式や
ギリシャ神話をベースにした大衆的かつ個性的な誘導など
音声を楽しみ、自分から催眠状態に入れる工夫が数多く用意されています。

音声を聴く前に以下のものをご用意ください(必須)。
・透明なグラスに注いだ飲用水
飲むと忘却を体験できる不思議な水
術師と助手に催眠をかけられ、助手とエッチするお話。

「この度は 当システムをご利用いただきましてありがとうございます」
術師は甘く可愛い声のお姉さん。
「ポストに変なチラシを入れちゃってごめんなさい」
助手は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
チラシに書いてある番号から連絡を受けて主人公の家にやって来ると
自己紹介など簡単なやり取りを経てから催眠を始めます。

本作品は出張催眠サービスらしきことをしている2人が
「あなたはSですか?」というチラシのフレーズに興味を持った彼のためにエッチな催眠を施します。

助手「いつも通りで良いんですよ                        」
術師「                お邪魔してるのは私達の方ですからね」
そして彼女たちは音声開始から終了に至るまで術師が右、助手が左に陣取り
時には交互に、時には同時に語りかけてきます。

一般的な双子系作品はセリフごとに声の位置が切り替わる場合が多いのですが
ふたくろさんの作品ではひとつのセリフを2人で分担することが非常に多いです。

意識を左右に揺さぶられる頻度が上がっているため
比較的早い段階で頭の中がぼんやりする感覚が沸いてきます。
本作では他にもサークルさんの過去作とはやや違う双子の活用術が登場します。

催眠は5パート38分ほど。
音声を聴く際の簡単な心構えを説明された後、まずは2人の何気ないお話に耳を傾けます。

彼女たちが事前に言った心構えは2つ。
ひとつは「2人の言葉や考えを無理に追う必要はない」
もうひとつは「2人の指示に無理に従う必要はない ただし、自分の感覚には素直になる」ことです。

助手「落ち着くっていうことはまだ             」
術師「              まだ意識しなくていいです」
助手「考えないで ずっと無意味に思えるような会話を楽しむ」
術師「考えないで                       楽しむ」
その上で2人はお話の中にわざと自分たちの言うことに従わないよう呼びかけるセリフを交え
聴き手の自然な反応を引き出そうとします。
さらにセリフの中に意識の力を弱め、聴き手を良い気分にさせる単語を盛り込み
それを多くのシーンで2人で同時に言います。

この「キーとなる暗示を2人が多くのシーンで合わせて言ってくる」ことが
本作品の双子における大きな特徴だと私は考えています。
以前も使われていたのですが今回は意識して多く使っているのが見受けられます。

「腕が重い 重い どんどん重くなる」みたいに暗示を並べるシーンがほとんどないため
実際に聴いてみると普通の会話をしているのと同じ感覚がするでしょう。
ですが伝えたい言葉を強調しているから無意識にはしっかりとそれが届きます。
だから後になるほど妙に眠いとか、体を動かしたくないといった催眠特有の感覚が自然と湧いてきます。

お次は目の前に広がる大きな川をイメージし
そこに自ら浸かって心地よい水の感覚を楽しみます。

助手「周りに植物は?       何かあった?」
術師「          何もない?         」
川はどれくらいの大きさか、周りに鳥や植物はいるか、入ったときの水圧はどれくらいかなど
2人は川全体をリアルにイメージできるよう様々な質問を投げかけます。
具体的に何があるとかは言わず、思い浮かぶままにさせているのがいいですね。
自由にイメージできるから自分の内面に意識を向けやすく、結果的に催眠に入りやすくなります。
聴き手が「自ら」催眠に入るのを上手にサポートしています。

ちなみにこの川はレテ川と言い、ギリシャ神話によるとこの水を飲めば記憶を忘却するそうです。
事前に水を用意したのはこのためです。
催眠を深めつつこの先に登場するメインの暗示を受け入れやすくもしてくれています。

助手「神聖な水が身体に染み込んでいく    」
術師「記憶を辿っていたのに途中で阻害される」
助手「喉を通り、食道を通り胃に流れ着く」
術師「思い出せそうなのに答えが流れる」
その後さらに10分ほどをかけて入念な準備をしてからいよいよレテ川の水を実際に飲みます。
直後に2人が投げかける質問に対してまったく思い出せない人がいるでしょうし
完全に忘れてなくても思い出しにくく感じる人もいると思います。
催眠音声では珍しく記憶支配に力を入れた催眠を施しているのも本作品の大きな特徴です。

※記憶支配の説明は「催眠用語集」の一番下で行っています。

双子形式をベースに変わったアプローチで進めている極めて個性的な催眠です。
聴き手の心を一旦リセットしSの気持ちを植えつけることを目的に
古典的な技法に頼らずイメージが持つ印象や所々で同時に投げかける言葉で催眠を深めています。

レベルの高い双子作品は現在でもまだまだ少ないですし
ふたくろさんの双子は本家とは明らかに違う特徴を持っています。
今回は催眠っぽさが薄められており、いつの間にか催眠に入っている感覚がするでしょう。
一旦催眠を深め、再深化させてから水を飲ませる流れも丁寧で良いです。

しかし、記憶支配の暗示自体が催眠の中でも入りにくい部類なため
一般的な催眠音声に比べるとうまくいかない可能性もあります。
実は催眠音声で記憶支配をしてくる作品はあまりありません。
大抵が運動支配や感覚支配止まりです。

そんなわけでやや大衆性に欠ける部分も持っています。
私が聴いたときも忘れたものもあればそうでないものもありました。
かなり挑戦的なことをされていると思います。
初心者よりも催眠慣れしている人の方が楽しみやすいかなと。
ドMな女性をいじめ抜く快感
エッチシーンは4パート20分30秒ほど。
プレイは乳揉み、全身舐め、フェラ、SEX(バック)、スパンキングです。
SEX、スパンキングの際に控えめな音量の効果音が鳴ります。

助手「私を… いじめてほしいの…」
レテ川の水を飲んで今までの記憶を忘れ、代わりにSの心を身につけた主人公は
ドMな助手の懇願に促されて体を舐めさせたり彼女のおまんこを激しく突いてあげます。

エッチはドSになりきってドMな女性を責める催眠音声ではあまり見かけないプレイです。
催眠音声ではM向けのプレイが多いから敢えてこうしたのでしょう。
水を飲んだ後に心をSにする暗示を入れ、プレイ中もその気持ちを膨らませるサポートをしてくれます。
助手とエッチすることになった経緯については聴いてのお楽しみとさせてください。

序盤~中盤はSEXに向けての前戯的なプレイ。
助手のおっぱいを揉んだり、逆に彼女にご奉仕させる形で体やおちんちんを舐めさせます。

助手「谷間がじんわりと汗ばんできてるのを感じますか? ご主人様 …胸ばかりじゃ…もっと もっと…」
先ほどまではほぼ対等に接していた助手が急に弱々しい口調になり
こちらを「ご主人様」と呼んでおねだりをするシーンがいくつも登場します。

いじめたくなるオーラを放っているキャラですね。
普段は女性に責められるプレイを楽しんでいる人でも
こういう態度を取られると少しは優越感を抱くのではないでしょうか。
催眠のテーマである「忘却によるS化」をわかりやすい形で体験させてくれます。

術師「あなたのペット あなただけのペットが 小さな口で懸命にあなたを受け止めてるこの音が あなたの興奮を高めていく」
またエッチシーンではメインの術者を術師が担当し
助手はちゅぱ音や喘ぎ声を漏らす普通のエッチに近い役割を演じます。
そしてそれらの音に対して暗示を入れてさらに興奮が高まるように導いてくれます。

単にエロいだけでなく、それをきちんと催眠と組み合わせているところがとてもいいですね。
ちゅぱ音と喘ぎ声のボリュームが意外に多くて純粋な性的興奮も得られます。

最も印象的だったプレイは終盤に登場するSEX。
助手を四つん這いにさせ、おちんちんをおまんこに擦りつけて軽く焦らし
挿入後は激しく突きながらお尻を軽く叩くややハードな責めが楽しめます。

といってもお尻を叩く回数はごく僅かでドン引きするほどではありません。
女性を好きに犯す気分を盛り上げるスパイスとして活用しています。
明確な絶頂指示が無い点だけご注意ください。
助手が最後のほうでイクのでそれに合わせてこちらもドライを決める感じになります。

このように、女性を責める快感に焦点を当てたエッチが繰り広げられています。
チャレンジ精神溢れる作品
テーマ、催眠、エッチに至るまであらゆる部分がぶっ飛んでいる変わった作品です。

術師と助手が左右から語りかけ、主にイメージを使って上手に催眠を深めてくれます。
術者が2人いるのでセリフの途切れる時間がとても短く
聴いている最中はずっと言葉に包まれ、心を動かされる不思議な感覚が楽しめます。
使われている技術もサークルさん独自のものが多く新鮮味があります。

正直なところ、ふたくろさんの催眠は他のサークルさんとは違うところがあまりに多すぎて
当サイトのレビューではその魅力のすべてを語ることが出来ません。
ここまで書いてきたこともごく一部ですし、私が気づかなかったものもきっとあるのでしょう。
彼女たちも聴き手が作品を自分のスタイルで楽しめるようにリードしてくれています。

中でも催眠の終着点を記憶支配に置いているところが面白いです。
こればかりはうまくいくかどうかの保証ができません。
しかしそれに向けて彼女たちが最善を尽くしているのは事実です。
「水を飲む」という極めて大衆的な行為からそれを誘発しているのは素晴らしいです。
私が今まで聴いてきた記憶支配を扱う作品の中ではトップクラスの誘導をしています。

対するエッチは催眠とはガラリと趣向を変えています。
まずS向けのプレイをしているのが独特ですし、助手が催眠音声らしからぬ乱れっぷりを見せます。
術師の暗示もそうですが男性の女性に対する支配欲・征服欲をくすぐるプレイをしているなと。
気持ちを高めることに力を入れているのでドライはしやすいです。

絶頂回数は最後に1回。
淫語とちゅぱ音それなり、くちゅ音と喘ぎ声そこそこです。

充実した催眠と一風変わったエッチの両方が楽しめる異色作です。
双子好き、個性的な催眠が好きな人には特におすすめします。

CV:助手…ftnrさん  術師…kuroko.さん
総時間 初回用…1:20:55 2回目以降用…1:16:11 NG集…2:56

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
初回用と2回目以降用の違いは冒頭のやり取り(約5分)のみです。
催眠やエッチの内容はどちらも一緒です。

alteration

サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品。

同サークルさん初の有料作品にあたるこちらは、催眠のお店に勤めている実の姉妹が
左右からリズミカルに語りかけながら催眠の気持ちよさを味わわせてくれます。

催眠音声では絶大な人気を誇る双子形式を最大限に活かし
「alteration=変更、改造」のテーマに沿った珍しいエッチが行われています。
全体的に初心者に配慮した親切なアプローチがされていますから
催眠オナニーを始めたばかりの人でも感覚の変化を実感しやすいと思います。

本作品を聴く前に、安物でもいいですからサテン等柔らかい生地の手袋をご用意ください。
姉妹がお届けする変幻自在の催眠
実の姉妹に催眠をかけられてからオナニーするお話。

「ちょっと あんたなんか忘れてない?」
姉はややトーンの低い落ち着いた声の女性。
「久々に実家に帰ってきたから てっきり」
妹は明るくて素朴な声の女の子。
以前交わした約束をすっかり忘れた状態で実家に帰ってきた主人公に
その内容を思い出してもらうためのお話を始めます。

本作品は所謂双子形式を採用しており、姉が左、妹が右に陣取りながら
ほぼ全編に渡ってタイミングを取りながら交互に、あるいは同時に語りかけてきます。

姉「色々な事を考えてても           それは関係なくて」
妹「              ぼーっとしててもそれは関係なくて」
双子系作品は最近様々なサークルさんが製作をされていて
今年の夏は本作を含めて実に4本もの新作が出るほどの人気を誇っています。
ですがふたくろさんの双子は他のサークルさんとはスタイルが大きく異なり
ひとつの暗示を二人が手分けしながら入れていくケースが非常に多いです。

これによって声の位置が頻繁に移動する=意識が小刻みに揺さぶられ
開始10分もすれば頭の中がぽわぽわする心地よい気分が湧いてきます。
暗示を入れる間やリズムについても考え抜かれてますので
ちょっとした音楽を聴いているような印象を抱くと思います。
1年以上無料で研鑽されてきただけあって完成度は非常に高いです。

催眠は4パート37分ほど。
一番最初の「おさらい」パート(約15分)では深呼吸や脱力をしたり
カウントを聞きながら催眠に入る動作を行います。

サークルさん側は前作「姉妹催眠 -first anniversary-」を既に聴いている場合
ここを飛ばして次の「まだダメ」パートから聴くことを推奨されていますが
私個人は最初から聴いた方が催眠に入りやすいと思ってます。

姉「ふぅーっと       意識すると          自然と力が抜け始める」
妹「      だらーんと意識すると 今度は自然と    力が抜け始める」
「力が抜ける」を多めに交えた暗示を左右から交互に投げかけてくるおかげで
単に二人の声を聴いているだけでも自然と体に力が入らなくなってきます。
術者が二倍なら当然暗示も二倍になりますから、強い脱力を感じるのも至って自然なことです。
キーとなる暗示を二人同時に言ってくれるところも双子の醍醐味と言えます。

姉「          変化を感じていると なんだか身体が傾いていく           」
妹「変化を感じると                   身体が傾いていく気がしてこない?」
また姉妹は各動作の合間に現在の心身の感覚を再確認させてもきます。
催眠に不慣れな人ほど催眠に入っているかどうかが実感しにくいものです。
だからこそ彼女たちは自分の内面に意識を向ける機会を適度に設け
本作のみならず先々に向けての経験になるようリードしてくれています。
初心者をかなり意識したアプローチが随所で見られました。

続く「まだダメ」パートは前作を視聴済みの人への手始めとして
「~しない」と否定的な言い回しをしながら催眠状態へと誘導していきます。

姉「      腰から     頭から          そう まだ抜けない」
妹「背骨から     首から     力は抜け…ない            」
彼女たちは確かに「力を抜かないで」「トランスに入らないで」と言っているのに
なぜか頭がずーんと重くなる不思議な感覚が味わえます。
詳しくは話しませんが、人間の脳の性質を利用した効果的なアプローチと言えます。

エッチに向けての準備が始まるのは3番目の「特別な気分」パートから。
ここでは予め用意した手袋をはめた手で首や胸をいじりながら
二人の言葉に耳を傾け、エッチな気分を少しずつ高めていきます。

姉「いつもと違うことが加わるだけで                特別な気分になっちゃう          」
妹「                    手袋をつけているだけで               かもしれないね」
地肌とは違う滑らかな感覚にちょっとした新鮮味を感じていると
それがまるで他人の手のように思えてくるかもしれません。
姉妹も聴き手がそう感じられるよう様々な暗示で後押しします。
この後もタイトルの「alteration」にちなんだ「変化したように思い込ませる」暗示が続々登場します。

そして最後はこれまでの総仕上げとして更なる深化をします。
ここでは妹が姉に催眠をかける際の暗示を聴き手に復唱させる変わったスタイルが採られています。

姉「               イメージする       フワフワする」
妹「頭の中で思い浮かべる        無重力空間        」
空から落下し海へと沈むイメージを使った深化なのですが
妹の暗示を復唱する=自己暗示をかけていること
姉が催眠に入ったときのようなとろんとした声で感覚を語ってくれることから
それに釣られてこちらも意識がぼやける、なんて体験をする人もいるんじゃないでしょうか。

催眠者の片方を被験者の立場に立たせて誘導しているところも
術者が二人いる双子でしかできない面白い手法と言えます。

姉妹が常に左右から語りかけながら様々な技法を駆使して誘導する変化に富んだ催眠です。
二人が生み出す言葉やイメージを素直に受け入れられる心を育てることを目的に
序盤は古典系の技法で手堅く催眠状態を深め
それから先はパートごとにまったく違う方向から聴き手の無意識に働きかけてきます。

双子形式だけでも相当に複雑なはずなのに
さらにここまで多彩な技法を用いているところにサークルさんの実力の高さが窺えます。
最初のパートだけ聴いてもがっつり入れるくらいに作られていますから
通しで聴いたらそれこそ脳がとろけるくらいの心地よい感覚が得られるでしょう。

個人的に最も印象的だったのが終盤の姉がトランスに入るところです。
これは名作「Side Effect」にも登場したシーンで、術者の役割を明確に分担し
片方はそのままの立場、もう片方は聴き手と同じ立場に置くことで
聴き手にとってより主観的に思える暗示を入れやすい環境を作り上げています。
この後のエッチでも姉のセリフをトリガーに感覚を操作するシーンが何度も登場します。

まとめると、あらゆる部分が重厚かつ濃厚なレベルの高い催眠です。
言葉に操られながら身近な女性とエッチする快感
エッチシーンは4パート32分間。
プレイは姉とのキス/フェラ/擬似SEX、オナニー、玉揉みです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

妹「もっと親密になってもらう為に… お互い恋愛として好きになったら楽しいと思わない?」
主人公を心地よい催眠の世界に誘導した後、妹はさらに気持ちよくなってもらうために
姉を擬似的な恋人に立ててあまあまなキスやフェラをするように言います。

エッチは序盤が姉とのストレートなら絡み
中盤以降は姉が相手をしてくれているイメージをしながらオナニーします。
声や言葉によって感覚や感情を操作する催眠音声らしいプレイが多く
深く入っている人ほどそれらの変化を強く実感しながら気持ちよくなることができます。

姉「あんたの事 好きだったんだから… だから少しでも私の事 意識してくれると…嬉しいなって」
妹「おねーちゃんの声を意識しちゃう おねーちゃんを意識しちゃう」
一番最初の「好き」パートは恋人に不可欠な好意を育むのが目的。
催眠に入ってすっかり従順になった姉が「好き」と何度も言い
それに合わせて妹が姉の言葉や態度に特別な感情を抱く暗示を入れます。

「好き」という単語自体が元々特別な意味を持っていますし
雰囲気の甘さも手伝ってなんとなくいい気分になる人もいるでしょうね。
この先のプレイがすべて姉を相手にしていることを想定し
彼女に異性としての好意を持たせ、よりプレイに熱中できる環境を整えてくれています。
ほんの3分程度ですが彼女と実際にキスをするシーンなんかもあります。

本格的なプレイが始まるのは3番目の「どう?」パートから。
事前に催眠を解除し元のキャラに戻った姉と共に妹がオナニーをリードします。

姉「握っているおちんちんの血流                私の手が添えられる」
妹「                  手の甲から包まれる温もり             」
ここでもサテンに包まれた自分の手を姉の手だと思い込ませるセリフが多く
すべすべとした感触が女性のもののように思えてくるかもしれません。
普段よりも気持ち優しくしごいてみたほうがいいでしょうね。
パートの後半にはとあるキーワードで寸止めを促す変わったプレイも登場します。

姉「「好き」っていうことで 私の膣が反応する」
妹「好きと答える事で よりおねーちゃんを感じられる」
そして最後は仕上げとして同じく手を使って姉とのSEXをイメージしながら射精を目指します。
姉が喘ぐみたいな露骨なエロは控えめなのですが
ここまで積み重ねてきた信頼関係や暗示の数々を上手に駆使し
姉と繋がっている雰囲気をきちんと出しながら追い込んでくれています。

姉という非常に身近な異性に大事な部分を刺激され、果てる。
非現実的かつ背徳的なプレイを言葉だけで見事すぎるほど見事に演出しています。

このように、姉とイチャイチャさせながらオナニーする幸せなプレイが繰り広げられています。
あらゆる部分が独特な作品
催眠が持つ力をふんだんに盛り込んでいる名作です。

姉妹は主人公に催眠オナニーを最大限に楽しんでもらえるようにと
多種多様な方向性を持った催眠を施し、姉とのエッチを主観的に楽しめる精神状態へと導きます。
双子系作品の魅力とも言える左右からの交互の暗示を極限まで磨き上げ
さらにはサークルさんの引き出しの多さを活かした多彩な技法が耳と心を喜ばせます。

数多くのサークルさんが催眠音声を製作されている現在においても
ここまで複雑な作品を作れるサークルさんはそうそういません。
聴き手として純粋に楽しめた、気持ちよくなれたことに加えて
レビュアーとしても勉強になる部分が多々ありました。
「ここまでのものを作品として形にできるのか」と正直何度も唸りました。

そう思わせてくれる根幹部分はやはり双子形式にあるのだと思います。
ひとつの暗示をそれぞれが分担して言ったり
心に強く刻みたい単語はタイミングを合わせて言ったり、シーンによっては役割を変えたりと
術者をただ二人用意するのではなく、コンビネーションを考えながら物語を組み立てています。

聴いていると姉妹のセリフがとてもリズミカルに思えるんですよね。
暗示の文字数・母音・語尾の表現といった細かい部分まで計算されているのかもしれません。
本家とは少し違ったスタイルではありますが、ひとつの完成された双子がここにはあります。

催眠は前作同様初心者でもついていける内容にチューニングされています。
ですが初心者の方には前作を聴いた上で聴くことを強くお勧めします。
前作に登場したキーワードをトリガーに深化を促すシーンがあるのが主な理由です。
トレーニング音声として前作が非常に優れているのもあります。

エッチはオナニーを手袋・シチュ・暗示によって華麗に演出しています。
オナニーする時間が20分近く取られていますし、軽く寸止めさせるシーンもあるおかげで
純粋な射精感もなかなかのものでした。
深い催眠状態だからこその心地よさ、幸福感に包まれながら気持ちよくなれます。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

「変化したように思い込ませる」ことをテーマに据えた素晴らしい作品です。
これだけの内容とボリュームで700円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品を催眠音声では15本目の満点とさせていただきました。

CV:姉…ftnrさん  妹…kuroko.さん
総時間 本編…1:24:20 NG集…2:16


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
体験版はサークルさんが「公開しない」とおっしゃられています。
雰囲気とかは前作に非常に近いですからそちらを参考にしてください。

2015年9月13日追記
改めてサークルさんより「体験版を準備中」とのアナウンスが出ました。
現在申請中とのことですから近々公開されるはずです。
→公開されました。およそ6分間です。

サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

サークルさんの活動開始1周年を記念して製作されたこちらの作品は
声質の違う2人の姉妹が交互に、あるいは同時に語りかけながら催眠をかけてくれます。

催眠音声における最初の関門である「催眠に入る」ことをできるだけ多くの人がクリアできるように
事前の準備から最中にかけられる一つ一つの言葉に至るまで
すべての要素が親切丁寧に作られているのが特徴です。

催眠そのものについても比較的誰でも感覚が掴めるものを題材にし
それを2種類の違ったパターンで段階的に実感させながら進めています。
今回はサークルさんが初回用に推奨されているA-typeのレビューをお送りします。
2人の声に包まれながら少しずつ催眠の世界へ
姉と妹の2人から同時に催眠をかけられるお話。

姉「いらっしゃーい …って 何であんたが来たの?!」
姉は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
妹「いらっしゃーい …って 何でおにーちゃんが来たの?!」
妹は素朴で可愛い声の女の子。
2人が勤めている催眠のお店を探し当ててやってきた主人公にちょっぴり驚くと
そのご褒美として心地よい催眠をかけてあげます。

本作品は名作「双子のいいなり」に代表される双子システムが取り入れられており
物語の最初から最後まで2人が交互に、あるいは同時に語りかけながら催眠を行います。
2人の声の担当が別の人なので声質にはっきりとした違いがあり
音の微妙な差や左右に小まめに意識を揺さぶられる感覚が実に心地いいです。
慣れている人なら本格的な催眠が始まる前から頭がぼんやりしてくるのを感じるでしょう。

もう一つの大きな特徴は初心者を強く意識しながら催眠を進めていること。
姉妹は主人公が催眠状態そのものの心地よさを存分に味わえるようにと
最中に鼻が痒くなったら掻いてもいい、催眠が解けそうになったら深呼吸をしてここまでのことを思い出す、など
催眠を開始する前の段階から簡単な心構えを説明してくれます。

こうやって書くと勉強みたいな堅苦しいものに思えるかもしれませんが
実際は催眠を進めながら砕けた口調でちょこちょこ説明する場合が多いです。
催眠誘導の方法そのものを初心者向けにセッティングしている感じです。

また今回紹介するA-type以外にB-typeが用意されているパートもあり
A-typeを聴いてもあまり実感できなかった場合はそちらに差し替える案内がされています。
本当に誰でも催眠を楽しめることを目指した親切設計が魅力です。
聴き手の潜在能力を引き出していく極めて丁寧な催眠
催眠はほぼ全編にあたる8パート76分間。
一番最初の予備暗示パートは本格的な催眠を始める前の準備運動として
自分の心にある無意識を手でこね回すイメージをします。

姉「モヤモヤとした無意識を               両手で       くにくにしてみて       」
妹「               散らばっている無意識を    手のひらで          捏ねてみて」
こんな風に声が被らないよう間をあけながら語りかけてくる姉妹の声を聞きながら
無意識を自分の好きな形で思い描き、パンを作るように動かしてみましょう。
姉妹も無意識の形状を軽い当たりをつける程度の曖昧な表現に留めています。

何のためにやっているかよくわからない行為に見えるでしょうが
これは催眠において重要となるイメージ力や集中力を高めるのが目的と思われます。
また無意識をこね終わった後にそれを姉妹に手渡すシーンがあり
それはこれから行う催眠を受け入れることの証と言えます。
催眠は平たく言うと聴き手の無意識に働きかける行為だからです。
こんな感じで姉妹は催眠を進めながら催眠に入りやすくなる環境を着々と整えていきます。

次のパートから始まる本格的な催眠の手始めは深呼吸。
事前に体の中に溜まっている疲労をこねくり回すイメージをしてから
それらが呼吸に合わせて血管を通って体外に吐き出されていくのを感じます。

姉「息を吸うことで血管の中を酸素が巡っていく 脈に合わせて 酸素が体中を進んでいく」
妹「息を吸うことで酸素が血管の中を巡っていく 理科の教科書で見たような球体が血管の中を進んでいく」
深呼吸も1回ごとにとてもわかりやすい表現を、息が苦しくならないよう間を考えながら言ってくれます。
また直前の疲労をこねくり回すイメージは前パートで行った無意識に対するものと酷似しており
聴き手が経験したものをそのまま活用するわかりやすいアプローチが取られています。
これが本作品を初心者向けと言う大きな理由の一つです。

姉「準備運動って言ったけど まぁ 催眠に慣れてる人はこれだけでも十分 トランス状態になっちゃってるかもね」
妹「ぼーっとしてる状態 そう 今みたいに ちょっとだけ 意識レベルが下がっている状態 これが トランス状態です 正確にはトランスの入り口なんだけどね」
初心者向けなところをもう一つ紹介しますと、姉妹は各パートの冒頭で必ず現在の精神状態を確認します。
こういうインターバル部分がないと自分を省みる機会がないため
聴いている最中に自分がどれくらい催眠に入れているかが認識しにくいものです。
催眠をかけるのは2人ですが催眠状態に入るのは聴き手自身です。
だから心身の感覚を自覚させる時間が適度に設けられています。

心身のリラックスができたところで姉妹はいよいよ暗示を使ってこちらの感覚を操作し始めます。
本作品で扱っている題材は重感と温感。
具体的に言うと体が重くなる感覚や体が温かくなる感覚を楽しみます。
催眠において多くの人が体験しやすい初心者向けの感覚ですね。

姉「関節に錘を付けられたみたいに             重い     沈んでいく   」
妹「                    腕全体が鉛のように   ぐーっと       重い」
いつも以上に重くゆっくりとした口調で左右から交互に聞こえてくる「重い」「沈む」といった暗示によって
体にうまく力が入らない、入れたくなくなる気分が徐々に広がっていくのを感じます。
利き手→反対の手→両足の順に生まれた感覚をコピーしていくだけですから
最初さえうまくいけば徐々に心地よい脱力感が広がっていくのを実感できるでしょう。

続く温感についてもお風呂に入るイメージを使ったごくごく簡単なものです。
特に手のひら、足の裏、お腹のあたりにじんわりとした温かさが感じられました。
姉妹が少し無言になってこの感覚を楽しむ時間が設けられていたりと
あらゆる部分が聴き手に催眠の感覚を掴んでもらうところへ集約しています。
一瞬で催眠状態へと戻る心地よさ
催眠状態特有の感覚をそれなりに味わったところで
最後の仕上げに姉妹は主人公を深い催眠状態へと導き始めます。

姉「更に沈んでいく       そう 奥深くまで         着実に      沈んでいく」
妹「          奥深くまで          止まることなく     緩やかに沈んでいく」
湖や海といった大きな水の中に沈んでいくイメージをしながら2人の暗示に耳を傾けていると
ここまであった重さ、温かさ、心地よさ以外に
頭の中が地面へと吸い寄せられるような不思議な感覚がするかもしれません。
「すーっと落ちる」「ずーんと沈む」と表現される、催眠が深まった時に味わえる感覚です。
姉妹も深化をしながら現在の心と体の状態を確認するセリフを投げかけてくれます。

本作品の深化はこれだけではありません。
一度深い催眠状態に誘導した後わざと一旦覚醒させ
それからとあるキーワードやカウントを使って一気に催眠に入る感覚を味わわせます。
姉妹が作中でも言っている通り、これらを往復することで催眠がより深くなるからです。

ここまで来ると音声を聴く前に比べて催眠に随分慣れているでしょうから
キーワードを聴いた瞬間、体の中心に軽い電流が走るのを感じたり
カウントに合わせて全身が布団に吸い込まれていく感じがする人もいるでしょう。
そして直後に行う再度の脱力シーンで先ほど以上の脱力感や無気力感を感じるはずです。
姉妹は催眠の入り具合によって得られる感覚の違いも教えてくれるわけです。

姉「私が喋る度       私が誘導する度          意識が左右に振られる             」
妹「       私が喋る度          私が誘導する度              意識がぐらぐらしてくる」
それ以外にも2人の声に妙な心地よさを感じるでしょう。
2人を信頼し、様々な技術を受けながら徐々に催眠を深めていった結果
その声だけで自分の心がドロドロに溶かされていく思いがしました。
でもそれは決して嫌な気分じゃなく、むしろとても幸せなものです。
この感覚も催眠音声における醍醐味の一つと言えるでしょう。

このように、とことんまで初心者を意識した極めて丁寧な催眠が繰り広げられています。
超初心者向けの作品
催眠音声初心者から数百本聴いている玄人まで誰でも楽しめる作品です。

催眠音声をまったく聴いたことのない人でも無理なくついていけるように
姉妹は催眠の最初から最後まで常に聴き手に気を配りながら
できるだけ平易なイメージや技術を使って催眠状態を深めます。
この手の作品と言えばListenable pharmacyさんの「Powerful Drug」や「Tablet Case」が有名ですが
「初心者向け」という点で本作品はこれらに勝ると私は考えています。

その理由はイメージとアプローチが極めて初心者向けだからです。

まずイメージはお風呂や湖といった誰にでも想像できるもので統一し
水面の色、周りにいる動物たち、風の強さなど周りの環境までイメージするよう働きかけています。
湖ひとつを取っても地域や季節によって様々な違いがあるわけで
それらをより鮮明にしていったほうが入った感覚や沈んでいく感覚がイメージしやすくなります。
お風呂や湖そのものではなく空間全体を視野に入れているところが新鮮に思えました。

もう一つのアプローチは感覚の吊り上げ方と伝播のさせ方が絶妙です。
具体的な例を挙げると、重感のパートで脱力感を湧き上がらせる際に
姉妹は右手、左手と特定せずわざと利き手が重くなると言っています。
これは利き手の方が普段からよく使っているぶん感覚の変化が掴みやすいからです。
催眠とは直接的に関係の無い、人間が持つ習慣を考慮しながら催眠を組み立てています。

そして反対側の手を脱力する時も利き手の感覚をそのままトレースさせています。
一度得られた感覚を移動させるのは新規に別の感覚を得るよりもずっと簡単です。
「経験」という無意識にある素材をそのまま活用しているからやりやすく感じるのです。
重感と温感はかなりの人が実感できるのではないでしょうか。

姉「ぐるぐる     なんてしないよ  頭の中      真っ白     じゃないよね」
妹「     ぐるぐるなんてしないよ       頭の中は     真っ白じゃないよね」
双子システム特有の左右から繰り出される暗示も一切隙が無く
表現や間が練りに練られたセリフによってとても幸せな気分が味わえます。
姉と妹で暗示の性質が微妙に違うから聴いてて面白味があり
催眠音声としての個性や魅力も十分以上に持っています。

聴いた限りですとA-typeだけでも十分入りやすくなっていますので
よほど被暗示性が低かったり相性の悪い人でもなければB-typeを聴くことにはならないと思います。
ここまで丁寧な作りをしているのに更なる保険を用意しているところも素晴らしいです。

全年齢なのを差し引いてもすべての人に一度は聴いてみて欲しいと言える作品です。
夏にはエロ有りの続編を予定されているようですし
サークルさんの今後のご活躍にも大いに期待したいです。

CV:姉…ftnrさん 妹…kuroko.さん
総時間 A-type…1:27:24 B-type…1:29:37 NG集…4:39 音声の合計時間…2:12:25

ftnr×kuroko.ぷろじぇくと
http://futakuro.x.fc2.com/

サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの無料の催眠音声作品。

先週公開された「moderato」に続いてお届けするこちらの作品は
催眠音声にハマって寝不足な主人公を姉妹が安眠へと導きます。

リラックス効果が得られるメトロノームの音がほぼ全編で鳴っており
ritardando(次第に緩やかに)の名の通り次第にペースを遅めることで
聴き手に少しずつ時間が緩やかになる感覚を与えます。



催眠に入った感覚を呼び起こさせるアプローチ
血の繋がった姉妹に安眠する催眠をかけられるお話。

「ちょっと あんたまたこれ聴いてるの?」
姉は落ち着いた声のお姉さん。
「まったく お兄ちゃんたら 音漏れしてるから」
妹は素朴で優しい声の女の子。
moderatoを何度も何度も聴いている催眠音声大好きな主人公に対して
それが自分たちの製作物であることをばらし、驚かせます。

本作品はいわゆる双子系作品に属しており
姉妹が左右に陣取って適度に位置を入れ替えながら
暗示を時には交互に、時には同時に入れてくる
のが最大の特徴です。

「じーっとしてると             暖かくなってきて なんだか 安心するよね」
「         眉毛の間がほんのりと           なんだか 安心するよね」

こんな感じで1つの暗示文を2人が役割分担しながら入れてくるケースが多く
小まめに切り替わる声質や位置が不思議な心地よさを生み出します。
こればかりは文章で表現するのが難しい要素ですので
実際に聴いていただくのが一番早いです。

催眠はほぼ全編にあたる5パート29分間。
本格的な催眠を開始する前に
姉妹はまず催眠状態下で味わえる気持ちよさについて訊いてきます。

「肌には柔らかい感覚があったかな?」
「それとも暖かい感覚があったかな?」

いつ催眠に入ったのか、誰かに誘導してもらったのか、その時電気はついていたか
催眠の結果どんな感覚が得られたのか。
聴き手がその時の感覚をできるだけ鮮明に思い出せるように
2人は本当に細かい部分まで様々な質問を投げかけてきます。

催眠に入った経験が多ければ多いほど、そして近ければ近いほど
頭がぼんやりとする感覚をより強く味わうことになるでしょう。
下準備みたいなシーンなのですが、人によってはここだけでも催眠に入れます。

「音が鳴る度 同じ音が鳴る度 少しずつ 少しずつ 意識がそちらに向いていく」
「音が鳴る度 同じ音が鳴る度 少しずつ 少しずつ 意識が音に持っていかれる」

催眠に入る心の準備できたところで、姉妹はメトロノームの音を鳴らしながら
それに心地よさを感じたり意識が遠のく暗示を何度も入れてきます。

ここでは姉妹がメトロノームに合わせたタイミングでセリフを発しており
左右に歩いて声の位置を切り替えながら
「ぐるぐる」などの擬音語を多めに交えながらリズミカルに暗示を入れてもきます。
ちょっとしたラップを聴いているような印象を受けるでしょうね。
そしてリズミカルであるからこそ、その声に安心感や心地よさを感じるのです。



少しずつ遅くなる時間の感覚
意識を程よくぼかした後はお馴染みの脱力を行います。

「一部に感じられていた痺れは 広がっていく 重いし 少しずつ 身体の感覚が鈍くなってくる」
「じわじわと じわじわ 痺れるし 鈍くなってくる」

右腕と右足のみ脱力するやや変則的なタイプなのですが
片方だけ脱力するからこそ、もう片方との感覚の違いが実感しやすいです。
私の場合は体全体が右側に軽く傾くほどに強烈な重さを感じました。
重さだけでなくピリピリとした心地よい痺れも感じることになるでしょう。

これらの感覚を聴き手により強く味わわせるために
メトロノームの音を効果的に利用しているところもポイントです。
具体的にはパートが進むにつれてメトロノームのペースが段階的に遅くなります。
なんとなく程度のものですが、後になるほど時間の流れが緩やかに感じるかもしれません。
そうやってセリフ以外の部分でも安眠できるように働きかけてくれます。

「ゆっくりと     狂うことのない      吸い込まれるような        」
「     ゆっくりと         単調な音            不思議な機械」

そして最後の最後はストレートにメトロノームの音を使って眠りへ導いてくれます。
ゆっくりと鳴り響くメトロノームの音、そしてゆっくりと紡がれる姉妹のセリフ
何もかもがゆっくりな空間は時間が止まっているかのように静かで穏やかです。
普段時間に追われている人ほど、このひと時にきっと不思議な感覚を抱くでしょう。

このように、様々な技法を駆使した個性的な安眠催眠が繰り広げられます。



「声と音が奏でる小さな劇場」的作品
音やリズムを非常に大事にしながら催眠を深めてくれる作品です。

ほぼ全編で流れ続けるメトロノームの音を中心に据えて
そのリズムを崩さないように気を配りながら姉妹が催眠を進めています。
文字数や語感、セリフのタイミングといったリズムを重視する作品は結構多いのですが
本作品はそれらに輪をかけてこだわりを持っているように感じました。
声や音の鳴るタイミングが絶妙だから、聴いてるだけで自然に心がリラックスしてきます。

もちろんそれだけでなく催眠の技術面でも抜きんでたものを持っています。
序盤に催眠に入った感覚を思い出させてこの先の催眠を受け入れやすい土壌を作り
「意識が回る」「体が重くなる」といった催眠に入った時に得られる感覚を
姉妹が声を左右に振り分けながら的確に入れてくれます。
メトロノームの音と暗示がガッチリ噛みあっているからこそ催眠に入りやすいのです。
頭の中がとろとろになる感覚を強烈に味わうことができました。

ただこの内容ですと催眠の経験が無いまったくの初心者にはやや不向きに思えます。
他の催眠音声を5~10本程度聴いて催眠に入る感覚、漂う感覚を軽く身につけてから
本作品を聴くのが最も楽しめるでしょう。
初心者でも入れると思うのですが少々もったいないかなと。

「moderato」とは全く違ったスタイルを持つ面白味に溢れた作品です。
総時間が30分程度と短く手っ取り早いリフレッシュに使えるのもポイント。
何より無料ですので興味を持った方は是非お試しください。

おまけはNG集やフリートークです

CV:ftnrさん、kuroko.さん
総時間 本編…33:40 おまけ…24:19

ftnr×kuroko.ぷろじぇくと
http://futakuro.x.fc2.com/

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