※2022年11月1日追記
本作品は2022年10月29日に販売を終了しました。
サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品。
今回紹介する作品は、正体不明のウィルスが蔓延し始めてる世界で
カップルが体験した不思議でエッチな出来事を主観的に楽しみます。
サークルさんの売りである双子形式を使ってストーリー性のあるサービスをするのが特徴で
彼女と逃げながらウィルスの症状が悪化する様子を丁寧に描いたり
報道関係者が大勢いる中で恋人と絡み合う背徳的なエッチを味わわせます。
感染するとエッチになるウィルス
「あーもう、終わったらTVつけるのやめてよー!」
彼女はトーンが低く穏やかな声の女の子。
エッチを終えた直後に主人公がテレビをつけたので文句を言うと
視聴後に軽く雑談してから映画館へ行く準備を始めます。
本作品は現実世界には存在しないウィルスが蔓延してる世界を舞台に
彼女と催眠術師がおよそ100分に渡って催眠をかけたりソフトなエッチをします。
サークルさんが以前からずっと貫いてる双子形式を採用し
シーンによって役割やアプローチの手段を切り替えながらスリルと没入感を与えます。
ちなみにこの作品は新型コロナウイルスの発生前に企画、進行していたそうです。
リアルで流行ってるからという悪ノリで制作したわけじゃないので勘違いしないようにご注意ください。
術師「そして、身体を横たえたおかげで 座った状態で固まっていた筋肉が緩んでいくのが」
彼女「感じられると思います」
催眠術師は右、彼女は左に陣取って交互あるいは同時に語り掛け
さらに音楽や効果音も取り入れて物語の世界へ上手に引き込みます。
音モノと呼ぶほど力を入れてるわけではありませんが有効活用してるのは事実です。
冒頭にニュースが流れるシーンもありますし、過去作よりもドラマ性を強化してます。
もうひとつ、彼女が催眠者と被験者両方を担当してるのも大きな特徴です。
彼女は主人公と一緒にウィルスへ感染しますから
聴き手と同じ立場に置いて信頼関係や没入感を高める役割を果たします。
それに対して催眠術師はエッチに参加せず離れた場所で2人の様子を観察し続けます。
リラックス重視のリズミカルな催眠
映画の上映時刻よりも随分早く到着してしまったので
彼女に言われて車のシートへ仰向けに横になり、目を閉じたままラジオを聞きます。
そしてラジオでは催眠術師が深呼吸や手足の脱力をします。
またバックで簡単な音楽も流れます(ドレミファソラシドを順番→逆に鳴らすのを繰り返す)
術師「息を吸ってる時は少し身体が緊張するかもしれない」
彼女「身体が硬くなる感じ」
そして2人は早速連携の取れたリードをします。
彼女はすぐ近く、催眠術師はラジオと立ち位置は違いますけど
左右から交互に、あるいは同時にテンポよく語り掛けて心身をリラックスさせます。
最初のパートは19分かけてこれらを行いますから
視聴後に心地よさと体がだらーんとする感覚がするでしょう。
脱力中にも深呼吸を絡めてくるので癒しのパワーが強いです。
術師「今度は右足…と言いたい所ですが 右足は意識しないで下さい」
手足の脱力は片方だけを入念に行うのが面白いですね。
催眠術師はこんなことを言ってますが、音声を聴いてみれば反対側もちゃんと脱力できます。
使う技法自体は割とシンプルにしてその表現方法で個性を出してます。
続く深化パートは催眠状態をさらに深めます。
映画館が入ってるショッピングモールの中を彼女と散策するイメージをしながら
さらにリラックスしたり落ちる暗示を入れてきます。
「ただ、私達とぼーっとしているだけ 先程買ったドリンクを飲み 一息つく ゆっくりとした時間が流れます」
ウィルスが蔓延してるとニュースで報道しててもここは至って平和。
いくつかの場所を巡ってから椅子に座ってのんびり過ごします。
ストレートに深化させるのは最後だけなのでイメージ重視の内容ですね。
本作品の物語は仮想世界の出来事ですからイメージ力を高めておいたほうが楽しめます。
前半はリラックス、後半は深化する流れを持たせた催眠です。
聴き手を物語の世界へ引き込みながら心地よくすることを目的に
最初はラジオを聴く形で深呼吸と手足の脱力、次はショッピングモールを歩きながら
その情景を主観視点で語ったり最後に深化の暗示を入れます。
ストーリーとの親和性を重視した内容になってるので
単に催眠をかける場合よりも高い没入感が得られます。
およそ3年半ぶりの新作でも催眠の技術力は衰えてません。
ウィルスの話題もほとんど出てきませんし穏やかな空気が漂ってます。
少しずつ破滅へ追い込むエッチ
「05 異変(約9分)」は映画館へ行ったら集団感染が発生して巻き込まれ
「06 再深化、第一次症状(約7分)」は先に感染した彼女が主人公の首筋を優しく噛みます。
そして「07 第二次症状(約9分)」は軽く深呼吸してから2人で手を繋いで脱出を図り
「08 第三次症状(約5分)」は外でお互いの状況を確認します。
「身体が熱を帯びるのと同時に 頭に血が上ってきたように ボーッとしてきて、そう、熱に犯されてるみたいに 身体が熱くなるのよりも 頭の中に熱が篭って来ている感じ」
これらはタイトルの「infection(感染)」に直結してる内容なので
その様子を主観視点で語りながら彼女と催眠術師が色んなことを話します。
エッチと呼べる要素はほとんどなくドラマを楽しむシーンですね。
パニック映画とかが好きな人ほど熱中できるでしょう。
唯一エッチな描写があるのは「09 第四次症状(約22分 プレイ時間は13分ほど)」。
プレイはキス、乳首舐め、フェラ、SEX(騎乗位)です。
エッチな効果音はありません。
セルフはありません。
術師「ほら、彼女から誘われたんじゃ断れ無いですよね? マスコミのみなさーん、今ですよー ウィルスでどうなってしまうか、ちゃーんと 撮ってあげてくださーい!」
主人公と彼女のウィルスがすっかり進行したところで
催眠術師はその場にいる報道陣へエッチの一部始終を撮影するように言います。
エッチは彼女とイチャイチャする様子を催眠術師や不特定多数の人々に見られます。
最初の10分間はキス、乳首舐め、フェラといったちゅぱ音を鳴らすプレイに専念し
それから彼女が跨る体勢でSEXに突入します。
「そう、シャッターの音が聞こえれば聞こえるほど 気分がノってくる 身体も頭ももうおかしいんだから そう感じてもおかしくないでしょ?」
ここでの特徴はバックでシャッター音が鳴り続けること。
大勢の人々にエッチを見られてることを印象付けて興奮を煽ります。
プレイ自体は恋人同士がする甘いものですからシチュのほうが特殊です。
時間が短いのでさすがにドライはできませんでしたが、体が火照ったり股間が疼く感覚はありました。
実際に聴いた感想ですが、世界観の構築に力を入れてて後になるほど熱中してるのを実感できました。
物語の前半は車内で催眠をかけたりショッピングモールをぶらつく和やかなシーン
後半は感染爆発した映画館を2人で脱出し、さらに露出SEXするタイトル通りのシーンが楽しめます。
催眠は過去作同様個性と安定感の両方がありますし
その後もいきなりエッチに突入せず、4段階の症状を用意して2人が変化する様子を描きます。
エッチそのものよりもそうなる過程を大事にしてる作品だなって思いました。
ただ100分の作品でエッチが10分程度なのはさすがに首を捻ります。
プレイ自体もウィルスの効果が出てるにしてはまろやかですし
そこへ持っていくまでを頑張り過ぎてバランスが悪くなってるというのが率直な感想です。
ボイスドラマ仕立ての作品
彼女は主人公との映画デートを存分に楽しもうと
車で移動してから休憩中に催眠をかけたりショッピングモールを散策します。
そして到着後はウィルスに巻き込まれ、最後は催眠術師や報道関係者たちの前でエッチを披露します。
恋人とデートに出かけて特殊なウィルスに感染する変わったシチュ
全編を通じて彼女と催眠術師が連携を取ってリードする双子形式
2人がデートしたり映画館から脱出する様子を厚く描いたドラマ性重視の作り。
イメージ力や没入感が高まる要素を多く盛り込んでます。
中でも3番目はサークルさんの過去作とは違う特徴を持ってて面白かったです。
エッチが軽いという弱点はありますが、そこをあまり気にしない人なら普通に楽しめます。
最後に、ftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんは本作品を以て解散するそうです。
新作が今後出ないのは残念ですけど、数多くの双子作品を出してくださったことに深く感謝します。
kuroko.さんは今後も制作することを表明されてますから完全に止めるわけではありません。
絶頂シーンは1回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。
CV:彼女…ftnrさん 催眠術師…kuroko.さん ニュースキャスター…白井風斗さん 専門家…花京院楓花さん
注意事項…悠木ひすいさん ラジオの緊急速報…帆いっぷさん(後ろの4名は感染者も担当)
総時間 1:47:26(本編…1:39:59 予告…7:27)
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点
体験版はこちらにあります
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