同人音声の部屋

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タグ:TetoRealSunrain

   ● 催眠アルバイト3~スライム娘と丸呑みモンスターにエナジードレインされてイキ狂いたくないかい?~
   ● 催眠アルバイト2~精液風呂に浸かりながら触手に犯されてみませんか?~
   ● 催眠音声アルバイト~触手の養分になりませんか?~


催眠アルバイト3~スライム娘と丸呑みモンスターにエナジードレインされてイキ狂いたくないかい?~

サークル「TetoRealSunrain」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、異世界に住む穏やかな物腰のスライム娘が
催眠を使って現実世界では味わえないタイプのエッチを疑似体験させます。

ハードかつアブノーマルなプレイをとことん柔らかく描写するのが特徴で
催眠パートは自然に関する様々なイメージを通じて想像力と期待を膨らませ
エッチは凄惨さを徹底的に取り除いた実況と暗示を組み合わせて少しずつ性感と絶頂感を高めます。
催眠にうまく入るコツも教えながら進めますから、属性が合うなら催眠初心者でも楽しめるでしょう。
モンスターたちの食料は…
スライム娘に催眠をかけられ彼女や他のモンスターとエッチするお話。

「今日はありがとう。これを聞いてくれているという事は、キミは私に協力してくれるということだよね」
スライム娘は少年っぽい話し方をする明るい声の女の子。
自分に協力してくれた主人公にお礼を言うと
音声を聴く際の心構えを説明してから簡単なイメージをさせます。

本作品は「催眠音声アルバイト~触手の養分になりませんか?~
催眠アルバイト2~精液風呂に浸かりながら触手に犯されてみませんか?~ 」に続くシリーズ第3弾。
異世界に住んでて人間の快楽を糧にしてる彼女たちが
彼を自分たちの世界に呼び込んでから3種類のエッチでイキ狂わせます。
シリーズものですが登場人物やお話は独立してますから今作からでも大丈夫です。

ちなみに作中に男女の性差を匂わせる描写は一切ありません。
女性の声が受け入れられるのなら女性でも男性とほぼ同じ感覚で聴けます。

「もちろん害になることやキミの嫌なことはしないし、しなければいい。キミはいつだって選択できる 身を任せるのも、キミの自由さ」
彼女とのレズプレイ、巨大スライムの全身責め、別の生物による丸呑みプレイと
人間相手だとまずできないアブノーマルなプレイが主体になってますが
彼女の物腰は終始柔らかく、作中でこれらを無理矢理やらせようとするシーンはほとんどありません。
プレイの様子を穏やかに描写したり、期待や興奮を煽る言葉をかけてやる気にさせる方向で進めます。

ヤバイことをできるだけ聴きやすく調整してリードしますから
この手のプレイに少しでも興味のある人なら普通に聴けるし楽しめます。
アプローチの方法が王道の催眠とはやや違うのもそう感じる理由のひとつです。

全編を通じて言えるもうひとつの特徴はイメージを大事にしてること。
催眠パートは多くのシーンで何らかのイメージを用意し、それが持つ印象からリラックスや深化を促します。
エッチについても実況を軸に感度を上げたり絶頂させるのでやはりイメージがカギになります。

イメージが苦手な人にとってどう感じるかはわかりませんが
それ以外の人なら聴いてるだけでその様子が頭の中に自然と浮かんでくると思います。
仮想的なお話だからこそ、それをよりリアルに味わわせるのに有効なアプローチをするわけです。
少しずつ案内する癒し系の催眠
催眠は2パート33分30秒。
楽な姿勢を取り目を瞑ってからまずはスライム娘が言ういくつかの情景をイメージします。

「ふわふわ、ふわふわと浮かびながら、洞窟の中を泳いでいくと、円形にあいた穴から光が降り注いでいる。そこは魚の楽園。色とりどりの魚が群れをなして泳いでいる」
鳥になって大空を飛び、海へ移動して大海原を眺め、そのまま海中に沈み漂うなど
誰にでもわかる自然物を使って少しずつリラックスとイメージ力を膨らませます。

本作品の催眠はちょっと独特でして、「力が抜ける」とか聴き手に直接働きかける暗示がそれほどありません。
その代わり各イメージをできるだけ鮮明に伝えることで感覚を操作しようとします。
簡単に言うとイメージ主体の非常に柔らかい催眠です。
自然物自体に癒しの効果がありますし、気分がスッキリするとか肩の力が抜けるのを感じるでしょう。

「そう硬くならなくていい。大事なのはリラックスだ。楽な呼吸で、緊張しないで聞いて欲しい」
催眠の最中に簡単なコツを教えてくれるのもポイント。
聴き手が困る可能性をできるだけ取り除くことで催眠をスムーズに進め、尚且つ彼女との信頼関係も築こうとします。
冒頭に「初心者でも楽しめる」と書いたのはこういった気配りがしっかりしてるからです。

2番目の「体をこねられ、理想の体に」は本題の女体化パート。
前のパートで存在が曖昧になった主人公をマッサージする形で女の子の姿に変えます。

「柔らかい下半身、女性的なふくらみのある上半身、まるい頭。大雑把に形作られていく。それが気持ちいい。マッサージされているように、体中がほぐされていく」
「私の人差し指が、おまんこと、お尻に入っていく。大丈夫、痛くないよ。おまんこと、お尻は気持ち良いところ」

腕や手、脚、おまんこやおっぱいと全身を大まかなパーツに分け
彼女が何をしてるか実況しながらマッサージされてる感覚を柔らかい描写で伝えます。
男性から女性に体を作り変えるのではなく、一旦男女どちらでもない存在にしてから女体化に移る流れです。
容姿の具体的な描写はしませんから自分が好きな女性像をイメージしてみてください。

十分にリラックスさせてから女体化させるシンプルで一貫性のある催眠です。
聴き手をスライム娘がいる世界に案内し、そこで女の子の姿に変えることを目的に
前半は地球や宇宙のイメージを通じて催眠状態を徐々に深め
後半は粘土細工をするように曖昧な存在をはっきりした女の子の姿に作り変えます。

催眠っぽさをぼかした誘導をするのでわかりにくく感じるところもあるでしょうが
イメージの選択、させ方、順番が明らかにリラックスや深化を意識してます。
前半の最後にはストレートに深化させるシーンも用意されてますし比較的入りやすいと言えます。
その中にコツを組み込んでるのも彼女の言葉を受け入れやすくするための工夫です。
女体化はこの後に始まるエッチでその効果を実感するでしょう。
性感帯を同時に責め続けられて
エッチシーンは3パート36分間。
プレイはスライム娘の乳首責め/キス/クリ責め、巨大スライムの全身責め、巨大ナメクジの丸呑み/3穴同時責めです

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「右の乳首を私の体液でぬるぬるにしてあげる」
催眠を通じて主人公を無事女の子の姿に変えたスライム娘は
彼の乳首を優しく責めながら媚薬効果つきの体液を塗り込みます。

エッチは彼女たちが終始責め続けます。
最初の「3.スライム娘とのレズえっち」は人間の女性同士がするのとほぼ同じプレイ(約9分30秒)。
左右の乳首を順に弄んでから軽いキスを挟み、さらにクリトリスを集中攻撃して1回目の絶頂へ追い込みます。

「いいんだよ。ここは私とキミの世界。誰に見られることもないし、恥ずかしくなんて無い。気持ちよくて、情けないトロ顔晒しても大丈夫」
彼女は人間の快感を栄養に生きてますから相手がどうすれば喜ぶか熟知してます。
「ニュルルルル」「シコシコ」などの擬声語を交えながらプレイの様子をわかりやすく実況し
その合間に心のケアもして快感に没頭できる環境を整えます。

サキュバスの搾精みたいな強引さがなく、催眠に引き続き穏やかな空気が漂ってます。
私が聴いた時は乳首責めのシーンで胸のあたりが熱を増し
パート終盤の絶頂シーンでは股間にムズムズした感覚が集まってから軽く弾けました。
まったり追い込んでくるのでじんわりした優しい絶頂感が襲ってくると思います。

本作品らしさが出始めるのは次のパートから。
「4.スライム毒沼に首まで沈められて」は沼ほどの大きさを持つスライムに首から下を包み込まれ(約12分)
「5.肉壁丸呑みイキ地獄」はそれと別の生物が丸呑みしたままおまんこ、アナル、口を同時に責めます(約14.5分)。

「キミの穴の中を擦りつけながら、奥をノックし、一気に出て行く。また入っていく。あまりの刺激に手で抜こうとしても、ヌルヌルでうまくつかめない。手のひらを逃げていくスライムの感触ですら気持ちいい」
「顔の近くに居たスライムも、一気に射精する。スライムザーメンが顔面を埋め尽くす。気持ちいいのが止まらない、気持ちいい…気持ちいい…」

どちらのパートも一歩間違えば命を失いかねないシチュですが
彼らも彼女と同じく快楽エネルギーが欲しいだけで危害を加える気は一切ありません。
その気持ちが聴き手にも伝わるように彼女が快感を強調する形でプレイの様子を実況します。
絶頂シーンで敢えて射精の描写を入れてるのも女性になったことをより強く実感させたいからでしょう。

催眠にきちんと入れていればどんな風に責められてるかが割と簡単にイメージできます。
そして穴という穴を同時に犯されてる状況に陶酔感を覚える人もいるでしょう。
私の場合は股間が強めにムズムズしたり全身の肌がピリピリするのを感じました。
最初のレズプレイよりも気持ちよかったのでやはりこの2パートが本番なのだと思います。

このように、癖のあるプレイをできるだけマイルドに描いた独特なエッチが繰り広げられてます。
ハードでまろやかな作品
イメージのしやすさや聴きやすさを大事にした珍しい女体化作品です。

スライム娘は主人公により充実した女体化エッチを楽しんでもらい
同時に快楽エネルギーを効率よく吸収するためにまずは自分たちの領域まで彼を案内し
そこで女体化を施してから後になるほどアブノーマルなプレイをします。
そしてその一部始終をとことん柔らかく受け入れやすい表現で和やかに実況します。

全身同時責めや丸呑みといったハードなプレイをまろやかに行う変わった作り
催眠、エッチいずれもイメージを起点に感覚を伝える流れ。
聴き手が持つ想像力を借りて非現実的な行為を鮮明に味わわせます。

「全身性感帯のキミにはキツいかもしれないけど、でもそれもキミが望んだことだもん。大丈夫だよね?」
最初の特徴は一般的なドM向け作品とほぼ真逆の道を歩んでます。
これらのプレイをそのままやったら多くの人が抵抗を感じるでしょう。
特に丸呑みはそうなった時点で防衛本能が働き催眠が即座に解ける可能性を秘めてます。
だから彼女はこれが快楽を与える行為だと事前に明言したうえで彼の気持ちを確かめます。

彼女の声や口調が終始穏やかなのも相まって最後まで安心して聴くことができました。
こういう嗜好がない私ですらそうだったのですから、ちょっとでも興味のある人なら尚更です。
催眠の基本部分をしっかり維持したままエグいプレイに挑戦してるのが素晴らしいです。

プレイがプレイなので誰でも聴けるとはさすがに言いません。
でもより多くの人が聴けるように努力や工夫をしてるのは事実です。

絶頂シーンは3回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

シリーズの長所をしっかり受け継いでる大変個性的な作品です。

CV:桃華れんさん
総時間 1:23:18

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

催眠アルバイト2~精液風呂に浸かりながら触手に犯されてみませんか?~

サークル「TetoRealSunrain」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、お姉さんが開発した不思議な液体の実験に協力する形で
現実世界では決して味わうことのでない快感を存分に満喫します。

精液がたっぷり注がれたお風呂に浸かり触手に犯されるぶっ飛んだプレイが魅力で
彼女は催眠の技術を使って女性になりきらせながら
精液で体を覆われる感覚や独特な匂い、そして触手に責められる喜びを上手に味わわせます。
仰向けに横になるだけの簡単なお仕事です
お姉さんに催眠をかけられ精液風呂で触手プレイを楽しむお話。

「あ、きたきた。こんばんは~」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
アルバイトの募集を見てやってきた主人公に挨拶すると
とある薬を飲んだ後で横になるように言います。

本作品は現実世界で言うところの治験のモニターになった彼が
「浸かった人物の欲望を叶える」という変わった性質を持つ液体が注がれたお風呂に入り
そこで精液漬けになったり大小様々な触手に犯される様子を主観的に楽しみます。
私の知る限り精液風呂をテーマにした作品は他にありません。

男性なら自分の精液を日常的に見てますし、その独特な質感や匂いをよく知ってるでしょうから
精液風呂と聞くと「汚い」「臭い」などあまり良い印象を抱かないと思います。
だからこそ彼女はまず彼の体を女性に変化させ
男性の遺伝子に体中を犯される快感やスリルを味わわせる形でプレイを進めます。
そして聴き手がこれらのプレイを前向きに取り組めるよう言葉を選んで語りかけます。

「言われたことを頭に思い浮かべて、必要でしたら指示に従ってください。それだけです」
彼女の声や口調が終始ほのぼのしているのもあって
テーマとはまるで違う和やかな雰囲気が漂っています。
少なくとも聴いてる途中で投げ出したくなる人はほとんどいないはずです。
妊娠の危険性にも敢えて触れず、女性の快楽だけを追求できるように責めてくれます。

催眠は2パート26分ほど。
仰向けに横になって最初は彼女が言うことをなんとなくイメージします。

「ただベッドの上で脱力しているあなたは、だんだんと自分の意志では体を動かせなくなります。そのように想像してください」
「その調子です。自分の心を強く意識するのと同時に、さっきまで自分の体だったモノを他人のように感じましょう」

お話の内容は自分の心と体を分離し、もうひとつの体を作るというもの。
そのために彼女はまず自分の体が動かせなくなったらどうなるかをイメージさせ
それから他人のものになったら?と別の仮定を提示しながら
体のコントロールが聴き手から徐々に離れていくよう誘導します。

こんな感じで彼女はできるだけ押し付けがましく感じない表現で終始語りかけます。
タイトルの印象とは随分違うので驚くんじゃないでしょうか。
この時点では精液風呂や触手は一切登場しませんし、リラックスした気分で聴くことができます。
新しい体を作るイメージはこの後の女体化への準備も兼ねています。

心と体を分離した後はいよいよ彼女に運ばれてお風呂へ移動し
実験のキーとなる透明な液体に浸かり先ほどとは別の心地よさを感じます。

「側壁からしみだしてくるかのように、ゆっくりと、暖かいお湯が溜まって行きます。あなたのだらりと脱力した腕に、足に、お尻に暖かい感覚を感じます」
「先ほどまで動かしていた元の手足とは違う、その細い体に違和感を感じる。気泡が多くなる。底にある足は気泡のせいでぼやけて良く見えない」

ここでも普通のお風呂に入る様子や感覚を通じて更なるリラックスを促します。
イメージしやすい内容なので体が自然と温かくなる人も普通にいるでしょう。
しかしこの液体は被験者の願望を叶える性質を持っています。
徐々に泡立ち濁っていくのと同時に体が変化していることを意識させます。

つるつるした細い腕、綺麗な足、華奢な手、柔らかく膨らんだおっぱい、突起のなくなった股間。
お風呂に浸かっているイメージと並行して部分ごとに女体化を進めます。
彼女が具体的な女性像を提示することはありません。
液体の性質通り自分の中になんとなく思い浮かんだ姿をイメージするのがいいでしょう。

物語の舞台となるお風呂を活用したイメージ特化の催眠です。
聴き手の体だけを女性に変え、尚且つお風呂に入っている気分にさせることを目的に
心と体を分離させるイメージやお風呂に浸かるイメージをわかりやすく描き
その合間合間に感覚を操作する暗示を上手に入れます。

古典催眠の技術をほとんど使わない会話調の誘導なので
他のサークルさんに比べて催眠っぽさをあまり感じないと思います。
ですが最中に投げかけられる暗示や細かな言葉使いが
聴き手に「なんとなくいいな」と感じさせようとしているのがよくわかります。

「元の体のイメージは捨てて、液体に全てを任せましょう。大丈夫。後で戻してもらえますよ」
上のセリフはお風呂に入ってから液体が変化し女体化が始まった頃のセリフなのですが
「後で戻してもらえますよ」と保険をかけて安心感を与えています。
細かな言い回しに気を使いながら誘導してくれるのでいい気分で聴くことができます。
これも本作品の雰囲気が和やかに感じる要因のひとつです。

女体化については前作「催眠音声アルバイト~触手の養分になりませんか?~」に比べると
テーマとの親和性が高まりクオリティが上がっています。
本作品は体の変化を催眠パートで、心の変化をエッチパートで行う側面を持っており
後になるほど女性になった気分が強くなる
可能性が高いです。
この時点ではピンとこなかったとしても後々のめり込んでいくのを実感するのではないかなと。
男性の遺伝子に体中を犯されながら
エッチシーンは2パート60分ほど。
プレイは精液風呂への入浴、お姉さんの乳首責め。触手責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「生暖かい白濁した液体から、異臭を感じる。甘いような、生臭いような、プールや栗の花の匂い。それがどんどんと強くなっていく」
催眠と液体を使って主人公を女の子の姿に変えたお姉さんは
彼が今浸かっているそれの色や質感が徐々に変化しつつあることを告げます。

エッチは透明の液体から精液へと変化したお風呂に引き続き浸かって性感を高めた後
大きさや形状の異なる触手に様々な性感帯をたっぷり責められます。
前半の「特濃媚薬精液風呂に浸かりましょう」は触手プレイの準備的なパート。
体中を精液に覆われている感覚や特有の匂いを確かめながら彼女の言葉に耳を傾けます。

「ただただ、精液の臭いをかぎ続ける。そして、そんな液体に肩まで浸かってしまっているという事を思い出すたびに、下半身がキュンッとうずく」
ここで面白いのが彼女が精液風呂に対して適度に嫌悪を感じさせてくることです。
男性はもちろん、女性でも敬遠するシチュにあることを実感させ
それでもなお体が疼くように上手く暗示を入れていきます。

精液風呂に浸かる快感はリアルではまず体験できません。
それを考慮し20分以上の時間をかけて心と体にじっくり教え込みます。
そして精液まみれになる快感を通じて自分が女性になったことを強く認識させます。
これが先ほど書いた「心の変化」の意味です。

続く「ドロドロの体を触手に犯してもらいましょう」パートはいよいよ触手たちが登場します。
おちんちんの形をしたものや人間の胴体くらいある巨大なもの
箒のように先っぽが小さく分かれているものなどを部位ごとに割り当て
精液にまみれる快感と一緒に存分に味わわせて何度も何度も絶頂へと導きます。

ちなみにここでは手足を丸呑みにされて絶頂するシーンが登場します。
食べられるのではなく覆われて責められるソフトなプレイですが
そういう描写が苦手な方はご注意ください。

「喉奥までねじ込まれ、口に溜まる精液を飲み込むと、喉に絡まり不快感を覚える。同時に、アツいものが食道を、胃を犯すような感覚に襲われる」
「ズル!っと、未だ射精する触手がケツマンコの奥に叩きつけられる。あなたは目を見開いてすぐに来るであろう強烈な快感に耐えようとする」

乳首、アナル、口、手足、そしておまんこ。
ありとあらゆる場所を犯され、精液を吐き出し続けられるプレイはかなりハードと言えます。
しかし精液に対して十分に良いイメージを持ってるのならむしろご褒美に感じるでしょう。
お姉さんの実況や暗示も聴き手がイメージしやすく感じる描写を徹底しています。

精液風呂に浸かってきたシチュから体にかなりの熱を感じているはずです。
それが触手責めに入ると特定の箇所だけ急激に高まってきます。
精液や触手のぬめりは味わいにくいでしょうが、言葉に反応して気持ちよくなる感覚は十分に味わえます。

このように、個性的なプレイを臨場感を持たせながら行うエッチが繰り広げられています。
ニッチだが聴きやすい作品
仮想的かつ難度の高いプレイをできるだけ取り組みやすく描いている作品です。

お姉さんは新開発した液体の効果を確かめるため、そして主人公に楽しんでもらうために
女体化の催眠をかけてから精液まみれになる、あるいは触手に体を蹂躙される快感を言葉とイメージで伝えます。
精液風呂、触手いずれも決して大衆的なプレイとは言えません。
だからこそ彼女は聴き手の心がそれらを受け入れやすく感じるように言葉を選んで語りかけます。

「液体はあなたの願いを叶えてくれる」
彼女はエッチの最中にこのセリフを何度も言います。
精液風呂も触手もすべて聴き手を楽しませるために存在すると。
他にもこちらにある程度の自由を与えてエッチに前向きにさせるなど
難しいプレイを楽しむに際して大切な「やる気」を出させることに力を入れながら進めます。

ぶっ飛んだプレイから予想できないほど彼女の口調や描写がマイルドです。
催眠パートを女体化に的を絞っている点も実に良いです。
こういうプレイを受け入れられる人なら普通に聴けるし楽しめます。

「膣内の触手は奥の奥で射精する。膣の奥に叩きつけられる精液の感覚に絶頂する。腸内の触手は小さい触手全てから射精する。腸壁の全てに叩きつけられる精液で絶頂する」
気になった点は絶頂シーンにおける暗示の表現がほぼ同じことです。
乳首を責められてイク快感、アナルやおまんこを中から刺激されてイク快感
それらの多くを「絶頂する」と言うだけに留まっています。

射精とドライオーガズムの快感が異なるように
体の部位や刺激の受け方によってもイキ方には違いが出るはずです。
それをもう少し繊細に伝えてくれればもっと気持ちよくなれたと思います。
最後の1回以外はカウントを数えてこないため絶頂のタイミングがわかりにくいのも残念です。

絶頂シーンは全部で8回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

作り手の欲望をそのまま具現化したような極めて個性的な作品です。
珍しいエッチを聴いてみたい方におすすめします。

CV:桃華れんさん
総時間 1:33:19

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

催眠音声アルバイト~触手の養分になりませんか?~

サークル「TetoRealSunrain」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、ぽわぽわとした可愛いお姉さんからのアルバイトとして
大小様々な触手がうごめく場所に行き、とってもエッチな責めを受けます。

触手陵辱という一見ハードなプレイを催眠の技術を絡めながら柔らかく描いているのが特徴で
彼女はプレイを始める寸前までこちらに引き返す手段を与え安心させながら
人間相手では味わえない甘美な快楽を教えることで
こちらが無理なくプレイにのめり込めるよう少しずつ誘導します。
快楽に目の無いあなたにとっておきのアルバイト
お姉さんが飼っている触手に全身を犯されるお話。

「あなたが 今回バイトをしてくれるコ?」
お姉さんは甘く可愛い声の女の子。
エッチな事をする謎のアルバイトに応募した主人公に軽く挨拶すると
緊張している彼の心と体を解きほぐすために催眠を施します。

彼女はどういう事情かわかりませんが別の世界でたくさんの触手を飼っており
彼らの養分として人間の精力を求めています。
そこでエロエロな体験をしたい願望を抱いている人々を対象に
エッチな触手責めをしながらそれをいただくアルバイトを募集しているわけです。
ちなみに最初の段階では敢えて内容を伏せ、後に進むにつれて徐々に明らかにしています。

きっかけがアルバイト、つまり強制ではないため
KUKURIさんや風呂井戸ソフトさんが製作されている女体化触手モノに比べると
全編に渡って随分と和やかな空気が流れています。
彼女も聴き手がプレイを受けたくなるよう優しい言葉を随所でかけています。

催眠は2パート22分ほど。
まずは横になり深呼吸をしながら手足や胴体の力を抜いてリラックスします。

「右腕の感覚が 消えていきます 水に溶けるように 眠りに落ちるように 薄くなっていきます」
「左腕の感覚が かき消えていきます 揺らめくろうそくの火のように はっきりしなくなっていきます」

冒頭とはまるで違うぼんやりとした声でゆっくりと暗示を入れていく様子は癒しに満ちており
「ふわふわ」のセリフや比喩を交えた暗示の効果も手伝って
ほんの少しですが心地よい眠気が湧いてきました。
左右の腕に別の比喩を使っているのは疑問ですが、感覚を伝えようとする意思は感じられます。

お次はこれから行うプレイの概要を説明しながら
触手たちが住む穴の入り口へと意識だけを移動させます。

「私のペットは あなたが嫌なら 絶対無理やり犯したりなんかしない 嫌なときは すぐにやめてもいいんだからね」
「触手達は と~~~っても あなたを気持ちよくしてくれる そうして あなたの体液を搾り取るの」

彼女はこのプレイを受け入れるかどうかの決定権はあくまで聴き手にあること
そしていつでも拒絶していい事を明言しながら触手に犯される気持ちよさも教えてくれます。

無理矢理穴に放り込まれて一方的に犯されるよりも
こういう言い方をされたほうが受け入れやすく感じる人が多いのではないでしょうか。
そうやって彼女は聴き手が「なんとなくいいな」と思えるよう心を少しずつ誘導していきます。

続く深化パートは触手穴に到着し落ちるまでのシーン。
ここでも彼女はいきなり突き落としたりはせず、プレイのより詳細な様子を描写しながら
右手に絡めた触手をちょっとずつ引っ張り、心と体を徐々に穴の中へと近づけます。

「落ちていくにつれて あなたの体は作り変えられていく 触手に犯してもらいたい 理想の体」
「落ちていく」と暗示を重ねて入れながら女体化も進めるところが珍しいですね。
時間が短いことや事前の準備がほとんど行われていないため、やや不親切に思えるものの
「触手に犯されたい」という前向きな気持ちを育てるところは上手ですから
女体化音声をある程度聴いている人なら割といけるのではないかと考えています。
ここだけでやる、というよりはこの後のプレイを通じて女を実感させる感じです。

古典催眠と物語のテーマに沿ったイメージを織り交ぜながら行っているやや珍しい催眠です。
触手に陵辱されたい願望を育てながら女性になりきらせることを目的に
古典系の催眠法をベースにある程度リラックスを促し
それから聴き手に抵抗感を抱かせない言い回しを心がけながら言葉をかけていきます。

作品の内容や挿し絵を見て「相当過激なプレイをするのだろう」と思いながら聴いたら
ブラックな部分がまったく感じられなくてかなり驚きました。
陵辱モノにありがちな強引さがほとんどなく、聴き手の意思を尊重しながら進めているのが大きいです。
処女作として見た限りでは意外にしっかりしていると言えます。

しかし、先ほど説明した女体化が結構唐突かつ短時間なこと
催眠開始時に目を閉じる指示を出していないこと
深呼吸を続けるように言った後、それを止める合図を最後まで出していないことなど
やや不親切に思えるところがいくつか見られます。
こういった細かなところも気配りできるようになればもっともっと良い作品が作れるようになるでしょう。

まとめると、陵辱されたい気分にさせてくれる優しさに満ち溢れた催眠です。
たくさんの触手に犯され精液まみれになる心地よさ
エッチシーンは2パート25分。
プレイは極太触手への接近、触手による全身ぶっかけ、イラマチオ、乳首・おまんこ・アナル責め、精液風呂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ペニスの形をしているが でっぷりとした包茎チンポ その醜悪な形を見て あなたは ドクンッと 心が震える」
お姉さんと一緒におびただしい数の触手が住んでいる穴の底へとたどり着いた主人公は
中央にあるどでかいペニス状の触手を目の前に最後の決断を迫られます。

エッチは最初の「巨大な触手の真下に向かって」パートで感度強化を行い
次の「触手陵辱」パートで触手たちに全身を犯されます。
プレイ内容を見ていただければわかるように本当に触手づくしです。

「感覚も鋭敏になっていき 普通なら顔をそむけるような精液の臭いが大好きになり くっさいくっさいザーメンが愛おしくなる そんな体験 してみない?」
しかし彼女の主人公に対する優しい態度はまったく変わりません。
あくまで彼が自主的に楽しんで触手責めを受け入れられるように
おちんちんに非常に似た触手の卑猥な形状や、彼らが吐き出す精液の匂いや量を綿密に伝えながら
それらを体に受け入れ、汚される快感を同意を求める形で伝えます。

本作品ではおちんちんだけでなく精液の匂いや質感に注目したセリフが結構多いです。
そしてそれを全身にぶっ掛けられる、あるいは体の中に注ぎ込まれるイメージを描写することで
自分が女性になったことを遠まわしに自覚させようとしてきます。
精液に媚薬効果がある設定を活かして感度が高まる暗示を入れてきたりもします。

「いっぽ その前の子は もっと前から壊れちゃって 触手からのザーメンを 愛おしい顔をしながら 口を開けてまっていた」
最初のパートで行う感度強化は穴に落ちる時と同じく右腕の触手に引っ張られながら
ドラム缶くらいの太さがある触手へと一歩ずつ向かいます。
それに合わせてお姉さんが過去に来た他のアルバイトの様子を描くことで
「これから自分も同じ事をされるんだ」という期待感を煽ります。

感度上昇の暗示をストレートに入れるのではなく、シチュで盛り上げる感じです。
敢えて時間をかけている点も有効に働いていると思います。

「そのとてつもない質量 粘度 臭いにたちまちあなたは絶頂してしまう」
「気持ちいい 気持ちいい 気持ちいい 鼻が曲がりそうなほど精液くさいのが気持ちいい 体中がネトネトと蹂躙されるのが気持ちいい」

そして極太触手の真下に到着したところで本格的なプレイが始まります。
精液を全身に浴びながら絶頂するところから始まり
数多くの触手に口・胸・股間を同時に責められるなどぶっ飛んだプレイが多く
ここまでに蓄積してきた期待や感度が大きいほど強い快感が得られます。
自分の意思でここまできたこともあって最中幸せを感じる人もいるかもしれません。

「体中が精液に包まれる 恐ろしい感覚に あなたはイってしまう 精液風呂の中の触手が体中を犯す」
極めつけは何と言っても一番最後に登場する精液風呂。
ここまで何度も何度も吐き出された結果溜まりに溜まった精液の池に
体を浸しながら彼らに責められてイキます。

触手と精液を十二分に活用している変態的なプレイと言えるでしょう。

このように、リアルでは絶対に味わえない極めて個性的なプレイが繰り広げられています。
作り手の魂を感じる作品
とことんまで触手に犯されるプレイを主観的かつ主体的に楽しませてくれる作品です。

お姉さんは突き抜けるような快感を味わいたいと思っている主人公に対し
しきりに自分の意思で決めるよう呼びかけながら催眠やエッチを進めます。
触手モノの催眠音声の場合、催眠を施してから一方的に犯し続ける展開が多いだけに
こういう聴き手の気持ちを最大限に尊重したスタイルは新鮮だし面白くもあります。
おかげでちっとも嫌な気分を抱くことなく楽しみながら聴くことができました。

そう感じさせてくれた最大の要因は催眠技術の扱いにあります。
カウントを数える、決まりきった暗示を入れるなどのお馴染みの手法を敢えて避け
逃げ道を用意しながら適度に興味を引いて少しずつ引きずり込んでいく
以前来たアルバイトの体験模様を複数人同時に実況して安心させる、など
聴き手の抵抗心を取り除き、受け入れやすく感じさせるアプローチが数多く盛り込まれています。

一般的な催眠音声とは随分違った作りになってますから
人によっては「催眠じゃなくね?」と勘違いされるかもしれません。
ですが彼女の言葉や行動には「触手陵辱を受けたくなってもらいたい」という明らかな意思があり
そのための話題を振る順序や内容、セリフの言い回しがきちんと考えられています。

正直なところ、予想以上のレベルの高さにかなり驚きました。

しかし特に深化&女体化をするシーンの作りが甘く催眠状態を深めにくいなど
処女作故の粗さもそれなりに見られます。
そんなわけで当サイトでは最低でも10本以上は女体化音声を聴いている人に薦めたいです。
ベースはすごくいいんですが完成度にいささか難があるかなと。

エッチは触手に犯されるだけでなく精液で体を汚されることでも興奮を促しています。
プレイがすごく面白いのでMな人なら相当にハマるのではないでしょうか。
期待を十分に持たせてからプレイに突入する展開も見事です。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

プレイだけでなく様々な要素がオリジナリティに溢れている作品です。
ある程度催眠慣れしている触手好きな人には特にお薦めします。

CV:桃華れんさん
総時間 55:15

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


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