サークル「TS heaven」さんの催眠音声作品。
今回紹介する作品は、過去にある不思議な体験をした女性が
その時の様子をインタビュー形式で丁寧に語ります。
彼女の独白を通じて催眠に入ったり気持ちよくなるのが特徴で
催眠はどういう経緯で体験したか、その時どのような感覚だったかを主観視点で話し
エッチは媚薬を注入されてから刺激の強いプレイを色々やって何度も絶頂します。
無理矢理犯されたり多少の痛みも受けますからM~ドMな人におすすめします(実際にやる指示は出ません)。
今回は対ふたなりVer.を聴いてのレビューをお送りします。
女の子のキメセクを疑似体験
「あ、初めまして、こんにちは」
女の子は素朴で可愛い声の女の子。
インタビューしてる主人公になぜこの部屋を選んだか尋ねると
自分が無理矢理キメセクされた時のことをゆっくり語ります。
本作品は女性が過去に体験したエッチな出来事を疑似体験することを目的に
彼女がおよそ90分に渡って独特な催眠をかけたり割とハードなエッチをします。
彼女のインタビューを通じてその感覚を引き起こす流れで進めるため
一般的な催眠音声とは進め方やアプローチの手段が随分違います。
「ベッドサイドの小さなテーブルの上にVRコンタクトレンズがあって、コンタクトをつける前にその横にある錠剤を飲むように指示されます」
例えば一番最初のパートでは彼女がインタビューを受けることになった経緯を話します。
まだ男性だった彼女が友人(元男性で性転換済み)と一緒にファッションヘルスに行き
そこでどのようなことをしたかゆっくりじっくり話します。
独白形式で進めるため明確に催眠をかける描写はありません。
しかし彼女の話を聞いてると自然に自分のことのように思えてきます。
主観的な言い回しを心がけてるから彼女と聴き手の視点がほぼ一緒になってます。
同系統の作品は他だと「絶望のロリータ・お前がママになるんだよ《催眠音声》」くらいですね。
キャラや背景設定がしっかりされててドラマ性が高いです。
エッチについてはイラマチオ、処女喪失SEX、輪姦などM向けのプレイが多いです。
体を拘束する、多少強引に責められる、媚薬を打ち込まれることもあるので
乱暴に責められたり調教されるのが好きな人に向いてます。
また対ふたなりVer.と対男性Ver.の2種類があり好きなほうを選べます。
少しずつ没入させるエッチ
最初の「01 TSキメセク体験の世界へようこそ♪(約11分)」は催眠をかける前の準備として
女の子とホテルの一室で会いどのような体験をしたか聞きます。
「どんな女性になるかを細かく指定できて、なりたい女性像をテキスト文章で入力します」
自分が映像会社に勤めてること、元は男性だがこの体験で女性に生まれ変わったこと
ファッションヘルスの内容はどんな感じでどのようにプレイルームへ移動したかなど様々です。
とても丁寧に教えてくれるおかげでその場の様子をイメージしやすくなってます。
サークルさんが「催眠前誘導表現を含んでいます」とおっしゃられてるように
このパートは催眠によりかかりやすくするための仕込みを行います。
イメージ力が高い人はこの時点で没入感や陶酔感を覚えるでしょう。
本格的な催眠が始まるのは「02 VR催眠誘導・深化(約15分)」から。
部屋に置かれてる錠剤を飲んだ彼女の意識がぼやけたり脱力し
さらにテレビの動画も観てリラックスを少しずつ強化します。
「しばらく横になっていると、自分の体だけがゆっくりと沈み込んでいく感覚で、まさにシーツに包まれるような感覚です」
そしてここでは独白形式を上手に使って催眠状態を深めます。
やってることは彼女の感覚を振り返ってるだけですが
言い回しを工夫してるおかげで聴き手自身がそうなったようにさり気なく働きかけます。
ぼんやりした声で「意識がぼーっとする」「体が重くなる」といった暗示を小まめに入れます。
01パートでイメージを膨らませた後にこれをやるから
自分が物語の世界にいるような感覚を割と鮮明に味わえます。
パートの終盤では飛行機に乗る浮遊感や落下感も与えますし
女体化は無理に絡めずしっかり誘導することを心がけてます。
最後の「03 女体化手術を受け女になる。(約10分)」は本題の女体化。
ある事情で手術を受けることになった彼女が男から女の体に生まれ変わります。
「次は胸にホルモン注射をされて、みるみるうちに胸が膨らんでくる。胸が張って、男の時よりも明らかに胸そのものの重さを感じる」
骨格を変える、豊胸する、おちんちんをおまんこへ作り替えるなど
具体的な容姿にはあまり触れずエッチで重要になる部位を重点的に語ります。
無事手術が終わった後は女性になった気分を定着させるシーンもありますし
女体化を専門に制作されてるサークルさんらしい気配りが随所に見られます。
彼女の物語を聞きながら催眠に入ったり女体化する独特な催眠です。
過去の出来事を追体験して彼女になりきることを目的に
キャラや背景説明から入って独白形式のリラックス&深化
そして手術を受ける様子を実況する女体化と流れを持たせて進めます。
一般的な催眠音声と構造が違うので最初は戸惑うかもしれませんが
聴いてるうちにのめり込んでいくような感覚を覚えると思います。
テレビドラマや映画を観てると次第に主人公へ没入していく感覚に近いです。
女体化はこの後も定着させるシーンがあるので徐々に実感できるようになります。
軽い痛みと強烈な快感を合わせ持つエッチ
プレイは乳揉み、ビンタ(2回)、スパンキング(1回)、イラマチオ、乳首/クリトリスをつねられる、SEX(正常位)、乳首/クリ/腋舐め、手マンです。
ビンタ、スパンキング、SEX、潮吹き、射精の際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフはありません。
ふたなり女性「今からあなたは私に犯されるのよ」
会社のツテで女体化した後にAV女優へ転向した女の子は
ハーブティーで眠らされた後にふたなり女性から何をするか教えてもらいます。
エッチは終始ふたなり女性が責め続けます。
前半の2パート16分間は多少の痛みや乱暴さを伴う調教に近いプレイ。
「04 強制イラマチオで嗚咽イキ !(約10分)」は乳揉み、ビンタ、スパンキング、イラマチオ
「05 キメセク乳首イキ ! クリイキ !(約6分)」は乳首&クリ責めで合計3回絶頂します。
女性同士でエッチする場合、大抵は甘く優しく責めるのですが
本作品はむしろ逆の路線を歩んで強めの快感を与えます。
04パートは体を叩く描写を挟んで上下関係を明確にし
さらに口へおちんちんを突っ込んで喉奥を犯します。
「これから起こる恐ろしいことが何なのか分かっているのに…。それなのに、アソコがジュンと濡れ、ドロリとした愛液が出るのを抑えられない」
しかし彼女は最初に少し嫌がるだけであとはほぼ素直に受け入れます。
胸を揉まれただけでうっとりした声を漏らし
イラマチオされる時は恐怖よりも期待と興奮が勝ってることを告げます。
痛みやネガティブな感情すらも快感へ変えるように進めますから
しっかり没入できてる状態ならその感覚を維持したまま楽しめると思います。
プレイがやや乱暴なので男性よりもふたなり女性のほうが受け入れやすいかなと。
「更に強烈な鞭で体の中を打たれたような感覚、全身がガチガチに硬直したまま顎を突き上げ、イグ-ッ!と悲鳴を上げてしまう!」
05パートも性感帯を指で強めに刺激するため暗示の表現がやや過激です。
本作品はキメセクがテーマになってるので、通常のエッチよりも表現をオーバーにしたのでしょう。
乳首で1回、クリトリスで1回絶頂する展開になってて短時間でもなかなかハードです。
ちなみにここは一部で血が出る表現(あくまでイメージ)があるのでご注意ください。
製品版にはその描写が省略されたバージョンも入ってます。
それに対して後半の2パート23分間は純粋な快感と堕ちる快感を味わわせます。
「06 処女アクメ・こんな快感知りたくなかった・・・・。(約9分)」は一対一
「07 キメセクで犯されないとイケない体にされてしまった・・・。(約14分)」は
3人に増えた彼女が代わる代わる挿入して中出しを決めます。
「子宮の入り口、そうポルチオを突かれた瞬間、子宮全体がブルりと震え、下腹部内に凄まじい快感が広がる!」
痛みを絡めてた前の2パートとは違い、ここではストレートに気持ちよくする暗示が多いです。
ただし「気持ち良すぎて呼吸しずらくなる」とか多少の苦しさを与える描写も少しあります。
これも媚薬を注入されてる状態でSEXする気分を伝えたかったのでしょう。
絶頂シーンが3回もありますし、引き続きハード路線で責めてて強めの快感が味わえます。
最後の07パートは基本路線は06と一緒ですが、3人に増えたことで複合責めの要素が加わります。
左右の乳首や脇を同時に舐めながら指をおまんこに挿入する
SEXは両乳首を責めながら毎回カウントを数えて着実に追い込み、迎えるたびに精液を中出しされるなどです。
これのおかげでエッチな音の密度が上がってます。
「こんな太いの初めて、おまんこ裂けそう!でもギチギチに押し広げられるの私好き! 口を半開きのまま涎を垂らし、歓喜の声を上げ続ける」
そして女の子もこの状況に怒ったり悲しむことなくむしろ喜びます。
快楽堕ちっぽい展開になってるから暗さや重さはそんなにありません。
パート名の通りキメセクされないと満足できない体に作り変えられます。
このように、前半と後半で方向性を変えながらハードに責めるM~ドM向けのエッチが繰り広げられてます。
癖はあるが刺激的な作品
女の子は過去に体験した出来事を主人公にもリアルに味わわせようと
事前に自分のことやそうなった経緯を話してイメージ力を膨らませ
それから独白形式の催眠→女体化と進めてなりきらせます。
そしてエッチは前半は多少の痛みを伴うやや乱暴なプレイ、後半はSEX中心の気持ちいいプレイをします。
以前男性だった女の子が味わったキメセクを追体験するシチュ
彼女の心情や反応を通じて深化と絶頂を促す珍しいスタイルの催眠
過激なプレイと暗示を組み合わせて強めの快感を与える思い切ったエッチ。
催眠、エッチどちらにも明確な個性がある作品に仕上がってます。
中でも催眠は独白形式で進める作品がまだ少ないですし
そのやり方もしっかりしてて高い没入感が得られます。
物語を通じて彼女になりきらせるから「いつの間にか入ってた」感覚が味わえます。
セリフの表現に気を配ってて技術的にもレベルが高いです。
エッチは普段のサークルさんよりも過激な表現を多く盛り込んでます。
でも痛みを与えるのは前半までで、後半は快感を前面に押し出すからそれほど過酷ではありません。
まろやかなセリフとハードなセリフを組み合わせて中和してるのも大きいです。
作者さんがやりたいことをやってるので好き嫌いは結構出るだろうけど
それと作品の良し悪しは関係ないと私は考えてます。
絶頂シーンは10回。
淫語とくちゅ音それなり、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。
以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
CV:涼花みなせさん
総時間 1:32:26
オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点
体験版はこちらにあります
FANZAの体験版はこちら