同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:TAE

   ● クラゲ娘のいいなり~水の世界・痺れる甘い毒~
   ● 「ふたごあ~る」
   ● DreamChannel「えっちのめざめ」


クラゲ娘のいいなり~水の世界・痺れる甘い毒~

サークル「みじんこ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、甘い声と刺激的な触手を持つクラゲ娘が
気持ちいい場所に案内してから持ち味を活かした責めで強い快感を与えます。

彼女が住む海へ行く様子をリアルな効果音を交えて描いた催眠
たくさんの触手に全身を包まれ電気ショックっぽい責めを受けるエッチなど
物語のテーマや雰囲気に合った質の高いサービスを楽しむことができます。
水音に包まれながら海の底へ
クラゲ娘に案内されて海底に行きエッチに責められるお話。

「こ・ん・に・ち・はっ…それともこんばんはかしら?」
クラゲ娘は甘く温かい声のお姉さん。
主人公に突然語りかけて挨拶すると、海の生物に不可欠な水に関するお話を始めます。

本作品はクラゲだからこそできる癒しとエッチなサービスをテーマに
前半は彼女が住む海に潜るイメージを用いた催眠を施し
後半は一旦海面近くに上がってから無数の触手に全身を責められるプレイを楽しみます。

「いいなり」シリーズはかの有名な「双子のい・い・な・り」を初め
女教師のいいなり」「ナースのいいなり」など女性に優しく弄ばれるシチュを描いた作品群です。
今回も台本担当にサークルTAEの四九八苦さんを迎え、過去作同様ハイレベルな催眠とエッチを行っています。

本作が持つ特徴としてまず挙げられるのが最中に鳴る様々な「音」。
二人が出会ったシーンでは部屋にある水槽のこぽこぽした音
そこから海に向かうまでに波の音、海面に漂う音、海中で泡が弾ける音など
場所が移り変わるのに合わせてバックの環境音が目まぐるしく変化します。

音質はどれもリアルですし、音声開始から終了までほぼずっと何らかの水音が流れ続けるおかげで
現実世界から離れた感覚を抱きながら聴くことができます。
癒し成分の強い音ばかりですから多くの人が心地よさを感じるでしょうね。
深化後に始まるエッチも音を使って感覚を操作する独特なプレイが繰り広げられています。

催眠は2パート23分30秒ほど。
最初の「導入」パートはクラゲ娘の暗示を受け入れられる環境づくりを目的に
彼を部屋から海岸まで案内しながら自分や海に関するお話をします。

「波間にゆらゆら漂って、力をだらーんと抜いて水の中に脚を広げてる。見るだけで、思い浮かべるだけで、何か癒される感じがするの」
「海の音にシンクロして、水の世界に同化すれば、もっともっと深いリラックスの世界に沈んでいける準備ができるの」

彼女は催眠をかけるにあたって「これから催眠を始めます」などのセリフは一切言いません。
世間話に近いセリフを言いながら、その中に「力を抜く」「気持ちいい」など
リラックスにプラスに働く暗示を散りばめて入れます。

催眠をよく知らない人だといつ催眠が始まったかがわからないと思います。
ですが暗示の入れ方が大変優れていて心と体の余計な力があっさり抜けます。
私の場合は音声開始から5分後には催眠に軽く入った感覚がしました。
バックで流れ続ける水の音もリラックスを大いに助けてます。

続く「深化」パートは海中に潜るイメージに合わせて催眠状態をゆっくり深めます。
全身をパーツに分けてさらに脱力してからカウントを数えるシンプルな流れなのですが
数々の名作を生み出してきたシリーズらしい洗練されたアプローチが光ります。

「手足がだらーんと広がって、まるで海月みたいに身体の力が抜けていく」
「そう 安心するとどんどん重くなって沈んでいく。重く重くなって、気持ちよく沈んでいく」

脱力シーンは彼女のモチーフであるクラゲがふわふわ泳ぐ比喩を織り交ぜながら
導入パートとは明らかに違うぼんやり、のんびりした口調で暗示を的確に入れます。
両肩から手の指先へ、腰からお尻や太ももへと感覚を伝播させるタイプの脱力ですから
後になるほど重さを感じる部分が広がっていくのを実感できます。

「まわりは真っ暗、あなたの頭だけ真っ白。まわりはしーんと静まり返って、私の声だけしか聞こえない」
最後の海底に沈んでいくイメージも十分すぎる長さのカウントを用意し
「○メートル」と目的地までの距離に置き換えて合間合間に暗示を投げかけます。
環境音が波から泡の弾ける音へと変わり、静かな雰囲気を演出してるのも印象的でした。
高いところから一気に落下するのではなく、沼にずぶずぶと沈んでいくような感覚で催眠に入ることができます。

エッチの舞台となる海底へと行く様子に技術を絡めたシンプルで高品質な催眠です。
聴き手を海底に案内し、クラゲ娘の声や言葉に対する集中力を高めることを目的に
導入パートは現代催眠寄りの柔軟なリード、深化パートはイメージにカウントを組み合わせた王道のリードと
スタイルを適切に切り替えながらそれぞれをこれ以上無いレベルで手堅く行います。

四九八苦さんは奇抜なことを割とやられる製作者さんなので
本作に見られるオーソドックスな誘導はむしろ新鮮に思えます。
それでいて光るものをきちんと持ってるのは技術が飛び抜けて優れている証拠です。
とてつもなく癒されるし催眠状態にもすんなり入れる素晴らしい催眠です。
クラゲの毒に犯される快感
エッチシーンは20分間。
プレイは触手による全身愛撫、手コキです。

どちらのプレイも電気っぽい効果音が流れます(無しも選択可ですが非推奨)。
セルフはなしですが射精表現はあります。

「真っ暗な世界に際立つ白い手は、暗闇に浮かび上がるように、ぼぅっと淡く光るように見えてとても綺麗」
巧みな催眠で主人公を気持ちいい海底へと導いたクラゲ娘は
触手で全身を絡め取りながら海面近くへと一旦持ち上げさらに気持ちよくします。

エッチは終始彼女に弄ばれるややMあたりのプレイです。
最初の6分間は本番に向けての感度上昇を目的としたシーン。
海中にいる彼を白い触手で掬い上げ、深化とは逆のカウントを数えながら体が敏感になるよう働きかけます。

「身体の中のしおの流れ、血流が股間に、あそこに集中していくのを感じるわ」
ここでもより多くの聴き手が状況をイメージしやすいように
バックで先ほどよりもやや慌しい水音を流しながら股間にエネルギーを集中させます。
彼女が淫語を一切言ってこないにも関わらず、股間が妙に熱くなる不思議な感覚が味わえました。

そうやって準備に準備を重ねた後、ようやく彼女が直接体を愛撫し始めます。
彼女は女性の姿をしてるといってもクラゲですから人間と同じプレイはしません。
現実世界のクラゲも持ってる毒でピリピリした快感を与えます。

「ビリッ…とした感覚といっしょに、電気みたいな何かがあなたに流れ込むの」
そして作中ではプレイの様子を「音」を使って表現します。
「ばちばち ぼわんっ」という不思議な音がリズミカルに鳴り始め、それと同時に痺れや快感を言葉で伝えます。

このところあまり見かけなかった音で気持ちよくするプレイです。
全体的に刺激が強めの音が多いので普段よりも音量を下げて聴くのがいいでしょう。

開始から少し経つと効果音のトーンが若干高くなり
さらに激しくなると「ピチュン ヴヴヴヴ」とインベーダーゲームでビームを発射し敵を倒したときのような音へと変化します。
感度を高めるアプローチも引き続き行ったりと、音に反応して絶頂できるように上手くリードしてくれます。

「いくいく逝っちゃう気持ちのいいもの出ちゃう溶けちゃう深く深く逝っちゃう気持ちいいだけになっちゃう」
私が聴いたときは全身愛撫で絶頂させるシーンはそれほど気持ちよくなれなかったものの
その後に始まる手コキでは最後のカウントに合わせてエネルギーが股間に集まり
0と同時に放出されるような強いオーガズムを感じることができました。

わかりやすく例えるなら精液を出さずに射精感だけ味わってる感じです。
他の作品で体験したドライに比べて絶頂時間や余韻が短めでした。
繰り返し聴けばもっと深い絶頂を味わえる可能性を感じます。

このように、音を駆使して興奮や絶頂を促す変わったプレイが繰り広げられています。
刺激的な癒し系作品
相当な癒しを感じながら気持ちよくもなれる充実した作品です。

ふわふわした声と態度のクラゲ娘が自分の住む海の中へと案内し
そこでクラゲだからこそできる個性的なエッチでもてなします。

触手に含んだ毒で痺れさせイかせる過激なプレイを行ってはいますが
彼女自身に悪意はまったくなく、人間相手だとできないことをやってるだけに過ぎません。
事後は後催眠暗示で心身に活力を与えたうえで返してくれますし、やはり癒しのほうがずっと強いです。

そして何よりバックで流れる環境音やエッチの効果音にこだわってます。
環境音は催眠と相性がいいので流す作品自体はそれなりにあります。
ですがここまでシーンごとに細かく変化させ、舞台をはっきりイメージさせてくれる作品は少ないです。
海底に潜る音とエッチの序盤で海面に持ち上げられる音にも明確な違いがあります。

催眠は定番の展開をサークルさんなりに工夫して進めます。
双子のような奇抜さがないからこそ、ひとつひとつの言葉が十分に練られています。
クラゲ娘役のまさきふぁんさんの演技も素晴らしく、台本の良さをそのまま音声に表現されてます。
エッチを受け入れられるのなら催眠音声初心者でも普通に楽しめると思います。

エッチは言葉と音の両方で心身に刺激を与えます。
ヒプノドラッグレディ」や「ヒプノタイマー」が好きな人なら気持ちよくなれるのではないかなと。
効果音の音量をもう少し下げたほうが声とのバランスが取れそうです。
普段と同じように聴いたら終盤の効果音が大きくてやや不快に感じました。
体験版でこれらの音を確認できないのも残念です。

絶頂シーンは全部で3回(うち2回は連続絶頂)。
くちゅ音(触手による電気音)そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

クラゲが持つ特徴をそのまま音声化した癒し重視の作品です。
音を使った催眠音声が好きな人におすすめします。

CV:まさきふぁんさん
総時間 59:47

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

「ふたごあ~る」

サークル「TAE」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ややトーンの違う可愛い声の双子が
左右に寄り添いながら主人公に気持ちいい体験を提供します。

催眠音声の世界で絶大な人気を誇る「双子」シリーズの正統後継作として
既存の枠に囚われない極めて個性的な催眠とエッチを繰り広げています。
今作は特に催眠初心者を強く意識したアプローチがされており
催眠の感覚があまりよく掴めていない人でも不思議な感覚が味わいやすい点も魅力です。

今回はサークルさんが初回用に推奨されてる構成でのレビューをお送りします。
帰ってきた双子
双子の少女にエッチな催眠をかけられるお話。

「せーのっ いらっしゃーい」
双子はどちらも明るくて可愛い声の女の子。
気持ちよくなりたくて自分たちに会いに来た主人公を優しく迎えると
音声を聴く際の環境を軽く確認してから色んなことを語り始めます。

本作品はListenable pharmacyさんで公開されている「Synergism Duet」から始まり
今までに4作がリリースされている「双子」シリーズの最新作。
彼女たちが左右から交互に、あるいは同時に語りかける独特なスタイルで
十分すぎるほど深い催眠の世界へと案内し、それから声や言葉だけで性的絶頂へと導きます。

有料ではかの有名な「双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」以来
実に7年ぶりと本当に久々の新作にあたります。
前作「Side Effect」で一応の終わりを迎えたシリーズだけあって
こうして改めて新作が出たことは私を含めてファンには衝撃的だったのではないでしょうか。
タイトルの「双子R」にはRevival(復活)の意味が込められているのだと思います。

内容の方はというと、既存の双子形式を継承しつつ極めてフリーダムな催眠とエッチを行っています。
例えば作品内に2種類の誘導パート、3種類の深化パートを用意し
聴き手の状況に合わせていずれか1つを選択する自由を与えていることや
催眠導入および深化を普通に会話するように進めていること
エッチで特定のプレイに固執せず聴き手の無意識に委ねながら絶頂を促していることなどが挙げられます。

さらにより多くの聴き手が催眠特有の感覚を味わえるように
特に序盤のシーンで初心者をメインターゲットにしたセリフを数多く投げかけてきます。
催眠に対する疑念や抵抗心を解きほぐしながら進めてくれるおかげで
リラックスや双子の声に対する集中力が得やすく、その結果催眠に入りやすくなっています。
最初から言ってしまうと誰でも楽しめる名作です。
会話形式で行う巧みな催眠
初回用の催眠は2パート23分ほど。
冒頭の挨拶を済ませた後、双子はまずこれから行う催眠に関するちょっとした心得を説明します。

左「これから私たちが 左右から同じことや 違うこと 少し違うことをあなたに話しかけるけど」
右「あなたは無理して全部を聴き取らなくてもいいの」
彼女たちはシーンごとに話す内容や話し方を目まぐるしく切り替えてきます。
後になるほどセリフの間が極端になくなるため、そのすべてを追うのは結構大変です。
だからこそ最初から聴き手が戸惑わないようちゃんと説明してくれます。
2人が左右からテンポよく語りかけてくるスタイルも個性的で面白いです。

左「あなたが催眠から覚めたいと思わない限り 勝手に覚めるはずなんてないの」
右「だってあなたの体なんだから」
さらに双子は体が痒くなったら自由にかいていいし、体も自由に動かしていいとまで言います。
催眠音声では仰向けに横になって聴くのが当たり前なだけに
この「自由さ」にちょっぴり驚く人もいるんじゃないでしょうか。
そして緊張していた人ほど肩の力が抜けていくのを感じると思います。

これはある意味当然のことで、自分にとっての自然体で音声を聴いた方が催眠に入りやすくなります。
例えば椅子に座った時に貧乏ゆすりをする人がいますが
それはそうしていたほうが落ち着くから無意識的にやってしまうのです。
体が痒いのにかかなかったらそれが気になって落ち着けなくなります。
双子はお話を通じて「大事なのはリラックスだよ」と遠まわしに教えているわけです。

「私たちの に ただ耳を傾けている だけ で まるで音楽 を聴いて いる時みたいに リラックスできるわ」
そうやって心身を適度に解きほぐしたところで
今度は彼女たちの声にリラックスできる環境を作り上げます。
ここからは上のセリフのように双子が文節レベルで声の担当を切り替えながら
とてもリズミカルに暗示を入れてくれます。


本当に細かく声を振り分けてくれるおかげで声に包まれている感覚が味わいやすく
後になるほど頭の中を軽く揺さぶられているような心地よい感覚が湧いてきます。

また作品の後半に差しかかると左右で話すスピードを微妙に変え
セリフの間をほぼなくして聴き手に考える余地を与えず誘導しようとします。
術者が2人いる利点を最大限に活用し催眠やエッチを効果的に進めていく様子は
さすが本家と言いますか、クオリティの高さをひしひしと感じます。

続く深化パートはカウントを聴いたりわかりやすいイメージを思い浮かべながら
双子の声に対する集中力を高め、より深い催眠状態へと入ります。

「私たちの声は どこか遠いところへ聞こえていく あなたの意識はただ一点に あなたの頭の上に集中」
パート中盤あたりに登場する意識を額に集めて移動させるシーンでは
彼女たちが実際に声の位置を移動させ、それを追うように動かしながら行います。
バイノーラル録音のおかげで位置の違いが鮮明で、そこに頭が引っ張られていくような感覚がしました。
そうやって双子は自分たちの声に自然と集中できる気持ちを育ててくれます。

「どの声を聴いても どの声に従っても (左右から同時に)どの声に意識を奪われても あなたは深く深く 気持ちのいい世界に入っていけるから」
最後の深化もラジオのチャンネルに合わせる例えを用いて
空っぽになった心に双子の言葉が届くように巧みな言葉を投げかけています。
これまでずっと聴いてきた彼女たちの言葉に包まれてるひと時はとても心地よく
今まで以上に頭の中がとろける感覚や、体の芯に声が響き渡る感覚が味わえます。

双子が左右から普通の会話をしながら催眠状態に落とす独創的な催眠です。
聴き手を彼女たちの声に集中し、反応できる心と体にするのを目的に
最初の導入パートはリラックス、次の深化は集中力の向上にターゲットを絞り込み
それに向かって様々な方向から働きかけてきます。

流れだけを見れば至ってシンプルです。
でもそれに向かうまでの道筋が恐ろしいまでに緻密で複雑です。
他のサークルさんとはあらゆる部分が違っていて新鮮味に溢れています。
本家に相応しい堂々とした格調高い催眠が繰り広げられています。

この催眠で一際優れているのが暗示の入れ方、重ね方です。
2人の担当をシーンに応じて変えながら確実にそうなるように誘導しています。
実際に聴いてみると実時間以上に濃密なひと時が送れます。
リラックスのさせ方や集中力の高め方も丁寧で聴いてるだけで自然と催眠に入っていけます。

まとめると、初心者から上級者まで楽しめる極めて質の高い催眠です。
欲望を無意識に委ねながら
エッチシーンは17分ほど。
プレイは耳への息吹き、声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフ、ドライどちらとも取れるプレイが行われています。

「空っぽになったあなたの中は どんどん私たちの声に満たされるの」
催眠を使って主人公を声の言いなりに作り変えた双子は
彼にもっともっと気持ちよくなってもらおうと引き続き言葉で性的興奮や快感を煽ります。

エッチは彼女たちと直接的なプレイは行わず
暗示やイメージだけで興奮し、絶頂する催眠音声ならではのものです。
序盤のシーンはイきやすい状態を作るための感度強化がメイン。
双子は「熱」をテーマにした様々な言葉を投げかけます。

「エッチな本を読んだり ビデオを見たり 好きな子と接近したりしたときに 下半身に感じる衝動的な熱さ 情熱的な熱さ」
「まるで溶鉱炉のようなどろどろの熱さ あなたを内側から溶かしてしまうようなどろどろの熱さが どんどん湧きあがって あなたを満たしていく」
オナニーに使うオカズ、エロ以外のイメージを用いた比喩、彼女たちの息吹きなど
ここでもより多くの人が熱の高まりを感じられるよう複数の方向から働きかけています。

私の場合は溶鉱炉のセリフを聴いたときにまず顔だけがかーっと熱くなり
しばらくするとそれが股間に伝わっていくのを感じました。
人によって反応の仕方が随分変わってくるシーンですね。

準備ができた後の本格的なプレイについても
双子は明確なプレイを避けて「あなたの気持ちいいところを好きにいじっていいよ」と言います。
ですから乳首やおちんちんをいじりたくなった普通にオナニーすればいいし
そのまま声にイかされたいのなら手を動かさずに聴けばいいです。
これが先ほど書いた「セルフ、ドライどちらとも取れるプレイ」の意味です。

過去にドライ系の作品でオナニーをしたくなったことや
逆にセルフだけどドライのほうがイキやすいと感じた人がいると思います。
それを解消するためにこういうプレイスタイルにしたのではないかなと。
無意識の赴くままに欲求を満たすあたりが催眠音声らしさがあって面白いです。
ただ淫語やちゅぱ音がほとんどないので、どちらかと言えばドライ向きのプレイかなと。

「痺れる 熱い 響く 打ち寄せる 体の中心が 快感が一気にぶつかる 弾けちゃう 弾けて 広がって 世界に溶け込みながら 消えていく」
個人的に最も印象的だったのは最後の絶頂シーン。
お馴染みのカウントを数えてから
2人が今まで以上に声の位置を細かく振った息もつかせぬ暗示で一気に絶頂へと追い込みます。
事前の感度強化が丁寧なおかげで心身の高ぶりも実感しやすく
私の場合はそれがじわじわと股間に集まってタイミングよく弾ける快感が味わえました。

絶頂時の高まりは射精よりも鈍いのだけど、その分持続力があって余韻も長いです。
オナニーで射精したときもまた別の快感が味わえるでしょう。

このように、声や言葉の力でイかせる独特なエッチが繰り広げられています。
濃厚な時間が味わえる作品
双子形式を現在の催眠音声業界の状況に合わせた形で運用している名作です。

声質が若干異なる可愛い双子が左右に陣取り
聴いてるだけで自然と催眠に入れるように様々なセリフを投げかけます。
最大の特徴である2人の術者を上手に使い分けて進める催眠
深い催眠状態だからこそできる心身を操作しイかせるエッチ。
どちらも大衆性を維持しつつ極めて高いレベルで行使しています。

そして現在の催眠音声ではよく見られるボイスドラマらしさを出し
普通の会話の中に技術を組み込みながら催眠をかけています。
催眠音声でよく使われている技術をほとんど用いておらず
初心者はもちろん、数百単位で聴いてる玄人でも新鮮な気持ちで聴くことができます。

中でも最も独特なのは最初の導入パートでしょうか。
催眠に関する豆知識をあれこれ語る形でリラックスを促しています。
催眠は世間的に「胡散臭いもの」という印象が割とあるらしいので
それを解きほぐして安心させ、リラックスに繋げるのは有効なアプローチと言えます。
もちろんそれだけではなく合間合間にリラックスさせる暗示も入れてきます。

次の深化も「何をするか」ではなく「聴き手にどうなって欲しいのか」を強く意識して進めています。
そのための手段として技術を幅広く活用しています。
双子の珍しさだけでなく、催眠音声としての質も文句なしに優れています。
このサークルさんでしかできないことをやられているなと。

エッチは敢えて具体的なプレイを提示しない思い切ったことをされています。
フリースタイルなので人によっても得られる快感が変わりますし
場合によっては1回目と2回目で違った楽しみ方になる可能性もあります。
ドライに固定しなかったのは初心者に配慮した結果なのかもしれません。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

双子の醍醐味がぎっしり詰まった作品です。
過去作からのファンはもちろん、まだ聴いたことのない人にも属性を問わず強くおすすめします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:31:33(音声ファイルの合計) 初回用…47:24
(導入と深化パートの各タイプは一部が違うだけで内容はほとんど同じです)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

DreamChannel「えっちのめざめ」

サークル「TAE」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、母性を感じるお姉さんに退行催眠をかけられた後
彼女に体を優しく撫でられながら精通した時に味わった新鮮な射精を楽しみます。

総時間の3分の2近くを誘導に割き、その中で巧みな技術を駆使した暗示を入れたり
エッチでもプレイをしながらさらに催眠状態が深まるアプローチをするなど
不慣れな人でも催眠特有の感覚を味わいやすい丁寧な作りが魅力です。
初めて女性に目覚めたあの頃へ
お姉さんに催眠をかけられてから気持ちいいオナニーをするお話。

「小さい頃お母さんが あなたが眠りにつくまでお話をしてくれたことを 覚えていますか?」
お姉さんは甘く穏やかな声の女性。
音声を聴く際の諸注意を簡単に説明すると
子供の頃、母親に絵本を読んでもらっていた時のことを語り始めます。

TAEさんは今回初めて催眠音声をリリースされた新規のサークルさんなのですが
今回は双子シリーズなど数々の名作を手がけられている四九発苦さんがシナリオを
彼の作品の多くに声をあてられている誠樹ふぁんさんがお姉さん役を務めています。
ですから処女作だからといって侮ってはいけません。
実際に聴いた私もそのレベルの高さに非常に驚いています。

本作品のメインテーマは「初めての射精」。
男性なら誰もが通るあの鮮烈な快感をできるだけリアルに体験してもらうために
およそ37分もの時間をかけて極めて丁寧な退行催眠を施してから
彼女に優しく教わる形でゆっくりと射精を目指します。

そして催眠に入る感覚、漂う感覚をできるだけ多くの人が味わえるようにと
まるで母親が子供の手を取ってどこかに連れて行ってあげる時のような
極めて親切で取り組みやすい催眠が行われています。

全体的な流れもそうなのですが、細かな言葉使いのどれもが受け入れやすい表現で統一されています。

催眠は2パート37分ほど。
横になり目を瞑った状態でまずは深い森の中に進んでいくイメージをします。

「これはトンネル あなたの心のトンネル このトンネルを進むたび あなたほんどん 自分の心の奥深くに 入っていくことができます」
空を隠すくらいに木々が生い茂っている森の様子を描きながら
彼女は「深く入っていく」など催眠に馴染みのある単語を意識的に多く織り交ぜてきます。
イメージを上手に活用しながら深めていくドラマ性のある催眠です。

「平らな道ですか? 上り坂ですか? それとも 下り坂?」
「下り坂を下るときは より深いところにどんどん下りていけます」

また彼女は森をよりリアルにイメージしてもらえるようにと
目の前の道がどんな形状をしているかを選択式で確認し
さらにそれぞれに合った表現で催眠が深まる暗示を入れてもきます。

「~かもしれません」「~することもできます」といった許容暗示
ダブルバインド、トリプルバインドなど現代催眠のテクニックが数多く使われており
それらが催眠によくある堅苦しさを適度に和らげ
作品のテーマに合った物語形式での催眠を見事に作り上げています。

「森のもやが濃くなるほどに あなたの頭のもやもやも濃くなっていき 森が 霧に覆われるほどに あなたの意識も まるで白い霧がかかったように ぼーんやりしていきます」
そしてしばらく道を進んだところであたりにもやが立ち込めるイメージを交えながら
彼女は聴き手の頭の中もぼんやりとしてくると言ってきます。
暗示の入れ方・重ね方・イメージとの絡め方のすべてが上手ですから
知らず知らずのうちに強烈な眠気を感じるようになるでしょうね。

比喩を意識的に多く用いているのも本作品における大きな特徴です。
彼女は催眠だけでなくエッチにおいても「~のような」とわかりやすい例えを挙げ
それによって聴き手がイメージするのを上手に助けています。
「イメージしやすいからやりやすい」これが本作品を初心者向けと言う理由の一つです。

続く「退行暗示」パートは年齢退行とさらなる深化が主な目的。
彼女がお腹、肩、太ももなど体の主要な部位を擦りながら
その都度温かくなったり力が抜ける暗示を入れてくれます。

「太ももからつま先まで 一気につつーっと撫でられるとね ゾクゾクって快感を発しながら すーっと 体の感覚が小さくなっていくの」
脱力感が強くなるとその部分の感覚が曖昧になるのを利用して
彼女は同時に体が小さくなるとも言ってきます。
今回行う退行は思春期あたりですから、幼児化ほど大げさな表現はされていません。
ですから少年になった気分よりも催眠に深く入っていく感覚の方が強く感じられると思います。

森へ進み別の世界に行くイメージに様々な技術を絡めたハイレベルな催眠です。
聴き手を精通した頃の心と体に戻すことを目的に
森へ進む行為の移り変わりや周囲の情景に適した暗示を入れながら
リラックスを促したり催眠状態が深まるよう効果的に働きかけています。

「道はまっすぐですか? 曲がりくねってますか? まっすぐ すーっと入っていくのか ゆーらゆら ふーらふらと 入っていくのか」
このイメージと暗示の親和性が極めて高いおかげで
彼女のお話が催眠であることをあまり感じさせないところが素晴らしいですね。
物語をしているように見えるんだけど、至るところに技術が詰まっていて
それらのすべてが「聴き手を催眠状態に導く」ことに収束しています。


私も初めて聞くサークルさんなので本当に四九発苦さんの作品か疑っていたのですが
最初のパートを聴いたら確かにそうだと納得しました。
温かいもので優しく包み込むような質の高い催眠を施してくれます。
ストーリー性がある点も今までの作品とは違って面白いなと。
ゆっくり溜めてたっぷり放出
エッチシーンはおよそ17分間。
プレイは体の愛撫、乳首オナニー、オナニー、擬似授乳です。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「じゃあ今度は自分の あなた自身の手を使って 気持ちよくなりましょうね」
催眠によって主人公を少年の頃の心と体に戻したお姉さんは
初めての射精への準備としてまずは体を優しく愛撫するよう言います。

エッチは両腕の脱力を解除してから脇腹、首筋、乳首など男性でも比較的敏感な部位をいじり
ある程度性感を高めてからオナニーで射精します。
彼女に体をいじられているイメージはしますが直接的なプレイはありません。
精通時の快感を味わうためのお手伝いに留まっています。

「お尻の下に手を入れながら 撫でるようにマッサージしてると お尻の穴から腰の奥へと 温かくなっていくような気持よさを感じるわ」
前半は射精への準備段階ということもあってプレイ自体は至ってマイルド。
ですが体が適度に敏感になっているおかげで
触れた部分が妙にくすぐったかったり軽い電流が走るかもしれません。
普段触れることのない部位ほど違いがよくわかるのではないでしょうか。

「そうやって自分のね 自分自身の頭を揉み解すとね あなたの頭の中が気持ちよく とろとろに揉み解されちゃって もう気持ちいいとしか感じなくなってくるわ」
そして彼女は催眠オナニーがより楽しみやすくなるためにと
プレイをしながらもっともっと催眠が深まるよう誘導しようとします。

多くの催眠音声がエッチに入るとそちらに専念しているのに対し
本作品は「催眠そのものを楽しみながらオナニーしてもらいたい」という意図が見て取れます。

エッチの最中も深化を促してくれるから当然催眠状態を維持しやすくなります。
そして頭の中がどろどろになったまま射精できるからずっと気持ちよくなれます。
催眠オナニーの要所をしっかり押さえたプレイがされています。

実際にオナニーするのはおよそ6分間。
左手で目のあたりを覆い、右手でおちんちんを自分の自由なスタイルでしごきます。
そしてこれらの手を彼女のものと思い、されているイメージをしながら行うわけです。
丁度挿し絵に描かれている感じのプレイですね。

「おちんちんの付け根あたりに気持ちいい感覚があるでしょう? そこから ググッと気持ちのいい感覚が膨れて おちんちん伝わって上ってきて そのまま弾けるように白いお汁が噴出してくるの」
ちょっぴりMっ気を感じるシチュですが彼女はここでもやっぱりあまあま。
これから味わう初めての快感をわかりやすく教えながら
言葉を使って上手に気持ちを高めてくれます。
オナニーしている様子を貶したりはしないノーマル向けのプレイです。

実際やってみたところやはり射精の快感は大きなものでした。
事前の愛撫による焦らしはそれほど効果があるようには思えないものの
射精に向けてのカウントの数え方や直後のスピーディーな追い込み暗示が
普段よりも勢いよく精液を放出しやすくしてくれています。

このように、充実感を重視したあまあまなエッチが繰り広げられています。
催眠重視の良作
エッチよりも催眠そのものの良さを味わいやすい作品です。

お姉さんは主人公が少年の頃に戻ってオナニーを楽しめるようにと
入念過ぎるほど入念な催眠を施してから徐々にハードにする形でプレイを進めます。
特に催眠導入のシーンは極めてレベルが高く
多くの人が別の世界にいるような心地よい気分を味わうことになるでしょう。

深呼吸をする、分割弛緩をするといったよくある技法をほとんど使わず
イメージが持つ雰囲気を暗示として上手に伝えています。
技術についても大手のサークルさんが使われている比較的難しいものが多く
それらを作品に合わせた表現方法に気をつけながら丁寧に用いています。
相当に高い完成度を誇る一品と言えます。

そしてシナリオを声にするふぁんさんの演技も優れています。
声のトーン・スピード・間をフレーズやキーワードごとにきちんと変化させ
お姉さんの暗示に込められた意図や思いを伝えています。
シナリオと声優さんの演技が噛み合っているからこそ良い作品が生まれるのです。

エッチは純粋なエロさは控えめにして雰囲気や暗示で気持ちを高めようとしています。
しごく時間の短さから1日くらいは溜めてから聴いた方が抜きやすいでしょう。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

幸せな気分に浸りながら気持ちよく射精できる癒しに満ちた作品です。
催眠にうまく入れない方、セルフ系の作品が好きな方には特におすすめします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:06:39

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
普段の四九発苦さんの作品に比べて作りが大人しく感じたので満点は避けました。

↑このページのトップヘ