同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:Lotophagos

   ● Licking Dog ~あなただけの舐め犬~ -催眠音声-
   ● 風鈴催眠【彼女ver.】
   ● bar“HYPNOSE” homme -催眠音声-


Licking Dog ~あなただけの舐め犬~ -催眠音声-

サークル「Lotophagos」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、女性の体を舐めてご奉仕するのが大好きな男性が
自慢の舌と巧みな話術を使って主人公に幸せなひと時を提供します。

催眠音声でありながら登場人物たちの心情の変化を描いた独特な作り
そして「舐め」に特化したプレイなど様々な個性を持っており
丁寧で心のこもった彼のリードが自然と心を解きほぐしてくれます。

今回はサークルさんが初回に聴くことを推奨されている初回版のレビューをお送りします。
女性を舐めることに幸せを感じる舐め犬
「舐め犬」と呼ばれる男性から催眠を使ったエッチなご奉仕を受けるお話。

「こんばんは 連絡を頂けて とてもうれしいです」
男性は明るく落ち着いた声のお兄さん。
主人公に再会できたことを喜びながら挨拶すると
会員制のホテルへと案内し、そこで舐め犬として彼女にご奉仕します。

本作品にはプロローグとして20ページ程度の小説が付属しており
そこではとあるカフェで2人が初対面する様子を描きながら
2人がどういう経緯で出会ったのか、そして彼がどんな人物なのかが語られています。

本編の音声は後日彼女が初めて彼の奉仕を受けるところから始まってますので
このへんの背景を把握するために一度読んでから音声を聴くのがいいでしょう。
ゆっくり読んでも15分くらいしかかかりませんし、内容も結構面白いです。

音声としての大きな特徴は複数回聴くことを想定していること。
今回紹介する初回版以外にも「2回目以降」「心情変化」「初めてのSEX」「As You Like」が存在し
後になるほど2人の関係がより密接なものへと変化していきます。


合計で54個もある音声ファイルをバージョンごとにフォルダ分けし
さらにはプレイの組み合わせ方をフローチャートで説明したPDFファイルまで用意するなど
聴き手が混乱することなく作品を楽しめるような様々な配慮がされています。
1つのシーンに対して2~3種類のプレイが用意されていますし、カスタマイズ性にも優れた作品と言えます。

「僕は 舐めるのが大好きな 舐め犬 あなたのような女性に 舐めてご奉仕することが 至上の喜び」
今回お相手を務める男性は女性を舐めることが何より大好きな舐め犬。
エッチシーンではおっぱいやおまんこはもちろん、腋の下までも嬉しそうに舐めるなど
「舐め」にとことんこだわったプレイが繰り広げられています。

挿し絵を見て「あれ?」と思った方もいると思うのですが、彼はスプリットタンという変わった舌の持ち主。
それを利用してエッチではクリトリスの両脇を舌で挟んで舐めるといった独特なプレイも登場します。
(リアルだとちとグロいのでググる場合はご注意ください)

舐めるボリュームが多いだけでなく個性的な要素も持っている。
男性によるご奉仕を変わったスタイルで描いたプレイも大きな魅力です。
ストーリーに技術を溶け込ませながら行う催眠
催眠は1パート19分30秒ほど。
まずは冒頭の続きとしてホテルの最上階に向かいながら
これから行うプレイに緊張している主人公をリラックスさせるための深呼吸をします。

「エレベーターが停まるときの ふわっとする感じって 気持ちいいですよね ぐんっと押し上げられて ふわっと停まる」
1階上がるのに合わせて一呼吸しながら
彼はエレベーターによって生まれる感覚を上手にこちらに伝えてくれます。

ちょっぴりアレな性的嗜好を持つ彼も人柄は至って普通の紳士です。
女性がエッチに、そして自分に対して不安を抱かないよう様々な優しい言葉をかけながら
少しずつ心を開放し、プレイに没頭できる気持ちになるよう導いてくれます。
催眠・エッチいずれにおいても彼のリードが本当に丁寧できめ細かいです。

「ハイ 一気に緩めて 一気に力を緩めると 力を入れていた所が じわーっとあたたかくなる」
部屋についた後は大きなベッドに横になりながら全身の脱力。
手・肩・首など彼に言われた部位に軽く力を入れ、次の合図で力を抜きます。
事前にベッドの温かさや柔らかさを感じさせていることもあり
力を抜いた瞬間、そこをお湯が流れていくような温かさが湧いてきます。
エレベーターもそうですが催眠の経験にあまり関係ない要素から感覚を引き出しているのがいいですね。

「すーっと引き寄せられる 重さを持った体と意識が 下向きに引き寄せられる 快楽の世界に引き寄せられ すーっと落ちていく」
そして最後はエッチにより没頭できる環境づくりのために催眠をさらに深めます。
カウントの前後に暗示を入れるオーソドックスなものなのですが
事前に十分なリラックスをしていることや暗示の表現・入れ方・声の使い方が的確なおかげで
ベッドに吸い込まれていくように体全体が重くなる感覚が一気に湧いてきます。

エッチに入るまでの2人の様子に催眠の技術を絡めたスムーズかつ手堅い催眠です。
男性のご主人様になってエッチに没頭させることを目的に
古典系の技法をシーンごとに上手にアレンジしながら違和感を出さずに施しています。
この物語と催眠の親和性が非常に高く、作品の世界に浸りながら無理なく催眠を深めることができます。
かなりレベルの高い催眠ですね。

「あなたの望む ここより深い場所にある 快楽の世界へ落ちていきましょう 二人で」
個人的に印象に残ったのは彼がかける言葉の随所に思いやりがあることです。
最後の深化シーンで登場する上のセリフがそのいい例なのですが
彼は催眠をかけている聴き手だけでなく自分も一緒に催眠の世界に行くと言います。

本当に何気ないセリフなのですが、そこには聴き手に不安を与えまいとする気遣いがあります。
こういったものがひとつひとつ積み重なり、催眠にとって必要不可欠な信頼関係へと繋がります。
その言葉遣いには技術以上の感銘を受けました。
体の隅々まで愛おしそうに舐めるプレイ
エッチシーンは4パート39分間。
プレイは全身へのキス、手錠での拘束、乳首責め、腋舐め、クンニです。

手錠で拘束する際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「これから あなたの体のいろいろなところにキスをしていきます」
催眠を使って主人公を心地よい気分にさせた男性は
エッチの下準備としてまずは彼女の全身にキスをします。

エッチは終始彼がリードする形で進められます。
最初の「感度上昇」パートは名前の通り感度上昇がメイン。
彼が体の上から下へと部位ごとに軽くキスをしながら、それを受けるたびに気持ちが高まる暗示を入れます。
ちなみに唇へのキスは行いません。

「髪は 思慕 あなたを お慕いしています 額は 祝福 あなたに出会えて うれしい」
「足の甲は 隷属 そう 僕はあなたの舐め犬 爪先は 崇拝 この二人きりの間は 僕はあなたのもの」

2人が初めて関係を結ぶ背景を踏まえて、彼はキスをしながらこちらに隷属する明確な意思も見せます。
彼にとって女性の体を舐めて喜ばせることは何よりの幸せ。
この後のプレイでも彼は彼女の体をどの部位も愛おしそうに舐めます。
催眠同様こちらのことを第一に考えながら優しくリードしてくれます。

本格的なプレイが始まるのはその次のパートから。
「胸・腋舐め」パートは胸と腋を、「舌でたっぷり」パートはおまんこを重点的に舌で責めます。
このあたりから彼のちゅぱ音のボリュームも一気に増え、エッチな雰囲気も高まってきます。
最後の「お掃除」パートは絶頂後にある1分ほどの音声で後戯にあたります。

「ああ すごく いい匂いがする ボディソープやフレグランスだけじゃなくて あなた自身の肌の香り いっぱい 嗅がせてくださいね」
最も特徴的なのはやはり腋を舐めるシーンでしょう。
事前にファーつきの手錠で彼女の両手をベッドに固定してから
右→左の順にその匂いを堪能しながらとても嬉しそうに舐め上げます。
ここでのちゅぱ音はペースは速めですがそこまで下品でもないしっとりとした音が多いです。

やや調教色の見られるシーンではありますが
痕のつかない手錠を選んでいること、主人公の同意を得た上で行っていること
そしてこの後のクンニをする前にきちんと外していることなどから
あくまでエッチな気分を高めるためのスパイスあたりに留まっています。
アブノーマルなプレイに合わせたシチュ作りも考えながらプレイを進めているわけです。

「くすぐったい 恥ずかしい……そんな感覚も 僕たちの関係が深まるのとともに 快感に変わっていく」
「キスされたところ 舐められたところに熱さを感じる 唇と 舌の感触に 体がだんだん火照っていく」

催眠音声の要とも言える暗示の存在も忘れてはいけません。
彼の責めをより主観的に味わえるよう言葉を使ってエッチな熱を高めてくれます。
舐め中心といってもちゅぱ音より暗示のほうがやや多いくらいの配分になってますし
催眠状態を維持したままプレイを楽しんでもらう作りがきちんと出来上がっています。

「二つに分かれた舌先が あなたのクリトリスを両側からくすぐる 上に 下に 右に 左に」
「ざらりとした舌を押し付けられるたび 電流の様なゾクゾクとした感覚が 背筋を駆け上がる 舌先で きゅっと締め付けられるたび 体がビクン と跳ねてしまう」

唯一の絶頂シーンがあるのが「舌でたっぷり」パート。
彼の最大の特徴とも言えるスプリットタンで大事な部分を舐めながら
何度も指を鳴らして段階的に絶頂しやすい精神状態へと導きます。

ここでも股の間に髪の毛の感触を感じさせたり、ちゅぱ音の水分を今までより意識的に高くしたりと
男性に舐められている気分を出しながら暗示を使ってその感覚を伝えてくれています。

このように、舐めに特化したちょっぴりアブノーマルなエッチが繰り広げられています。
変わったスタイルで激しく愛してくれる作品
舐め特化のプレイもそうですが催眠音声としても高いレベルを持っている作品です。

男性は自分に興味を抱いてくれた主人公を決して傷つけないようにと
催眠やエッチを進め方・やり方に加えて合間のセリフにも常に気を払います。
プレイは若干アレなのですが接し方は一般的なエッチにおける恋人に対するものと変わりなく
相手に最高の快楽を提供しようとする思いやりに溢れています。
そしてこの態度が催眠への入りやすさ、受け入れやすさにも良い形で影響を与えています。

「気持ちよくなりたくなったら また僕に会ってください いつでもいいんですよ いつでも 僕を呼び出して」
彼はこちらに対して何も求めず、自分をただの道具と思っていいとまで言います。
そして今回のプレイを行うにあたって3つの規則を設け、それをきちんと果たします。
本当にどこを聴いても聴き手の目線に立って考えてくれてるんですよね。
ここまで尽くされたらどんな人でも少しは心を許すのではないでしょうか。

催眠についても導入や深化における進め方や技術の的確さ
そしてエッチにおける舐め音との配合具合や暗示の表現方法など
ストーリー・キャラ・シチュを壊さないよう気をつけながら組み立てています。

こういうストーリー性のある作品はどうしても催眠との絡め具合が難しくなるものなのですが
私みたいな同姓でも十分な深さにまで入れるほど洗練されています。
すごくいいお声をされてますし、女性なら尚更魅力的に感じるでしょうね。
使っている技術は割とオーソドックスなんだけどアレンジ具合が優れています。

エッチはとにかく舐めまくる筋の通ったプレイです。
今回紹介した以外にも脚・耳・背中・アナルなど数多くの舐めプレイが登場します。
このあたりは2回目以降なので聴いてのお楽しみとさせてください。
ちゅぱ音多め、淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

一風変わった男女の交わりが描かれている作品です。
興味を持った方は体験版にある小説だけでも是非お試しください。

CV:瀬内蘭丸さん
総時間 初回版…1:13:24 2回目以降…1:25:29前後 心情変化…1:27:19前後 初めてのSEX…1:33:21前後
(選択するプレイによって時間が多少前後します)


体験版はこちらにあります

黒子ごっこさんで配布されている無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しいお姉さんの夏に関するお話や
バックで鳴る風鈴や雨音を聴きながらゆっくりと眠りにつきます。

夏という暑い時期の中にある様々な「涼」をイメージさせたり
夏休みの宿題を解きながら催眠を深める、といった季節感を重視した催眠が特徴で
子供の頃に多くの人が体験した懐かしい思い出を活用しながら
リフレッシュや眠くなる感覚を上手に呼び起こしてくれます。
暑い季節にある涼しさを感じながら
お姉さんの催眠を受けながら眠るお話。

「はー 蒸し暑いねぇ」
お姉さんは素朴で優しい声の女性。
ここ最近のあまりの暑さにぐったりした様子で愚痴をこぼすと
暑い日でも元気に駆け回っていた子供の頃の思い出を語り始めます。

催眠はほぼ全編にあたる33分30秒ほど。
まずは彼女が語る夏に関するお話に耳を傾けます。

「午前中は学校のプールに出かけて くったくたになるまで遊んで」
「扇風機にむかって「あーー」なんてやりながら ぼけーっとしてみたり」

お話の内容は小学生くらいの子供が送る夏休みの日常風景。
午前中にプールで泳ぎ、家に帰ってお昼を食べ、その後宿題をする他愛もないものなのですが
日陰、扇風機、麦茶といった夏の中にある涼しい要素を上手にピックアップし
それらのイメージによって聴き手に清涼感を伝えようとします。


夏に学校や部活を終えて家に帰り、その直後に飲んだジュースに生き返る思いがした
そんな経験を誰でも過去に一度は味わっているのではないでしょうか?
夏に寝ようとすると気温や湿度の高さのせいでどうしても寝苦しさを感じるものです。
だから彼女はいきなり眠らせようとせず、まずは催眠の技術を使って涼しい気分にさせ
それから同じく夏の要素を使って深化や安眠へと導いていきます。

「するする さらさら なめらかにすべる音に あなたの意識はぼんやりとし始める」
「遊んだあとの疲れと昼食後の満腹感で あなたは眠気に襲われる 九問目に向かいながら まぶたが重くなってくるのを感じる」

中でも宿題をしたりその後寝転ぶシーンは脱力や深化の役割を担っており
彼女は十問の問題を解く風景を語りながら
「体が重い」「眠くなる」といった催眠が深まる類の言葉を意識的に多く投げかけます。

このあたりまでくると彼女の口調が最初に比べてえらくゆっくりになっているのに気づくはずです。
トーンが低くぼんやりとした声が耳に心地よく、それによって眠気を感じる人もいるでしょう。
イメージだけでなくシーンごとの演技にも気を遣いながら催眠を進めています。

「風鈴の音が聞こえるたび あなたの体はさあっと風が吹いたような 涼しさを感じる 涼やかな風を体に感じて ますますリラックスしていく」
そして最後は窓を開け、外で流れる風の音やタイトルにもなっている風鈴の音
さらには降りしきる雨音を聴きながらゆっくりと眠りにつきます。
安眠を目的としているだけあってどの音もとても柔らかく、特にぱらぱらと降る雨音に大きな癒しを感じます。

風鈴も主役だからといって執拗に鳴らすようなことはせず
10秒程度の間隔で軽くチリンと鳴るあたりに留めています。
その透き通った音も作品全体に涼やかな雰囲気を与えています。

このように、夏に潜む涼しい要素を活用してリフレッシュを促す珍しい催眠が繰り広げられています。
爽やかで心地よい作品
夏らしさを前面に押し出していながらちっとも暑苦しさを感じない不思議な作品です。

お姉さんは普通の思い出話をするように夏の一幕を語りながら
その中に様々なイメージや暗示を織り交ぜ感覚を伝えようとします。
催眠っぽさをぼかしてあるので、催眠音声を聴き慣れていない人だと普通のボイスドラマに思えるかもしれません。
ですがそのアプローチやセリフの表現方法は明らかに催眠の技術を用いており
聴き手の無意識に眠っている「涼しい」感覚を上手に活性化させています。

催眠音声における感覚操作と言えば温かさを伝えるケースが多く
その正反対にあたる涼しさをテーマとした催眠は非常に珍しいです。
どちらかというと冷えるのではなくスッキリする感じがするでしょう。
雨音や風鈴も涼を伝える効果がありますし、作品全体に統一感があります。

それ以外の感覚も中盤以降から体の重さ、意識のぼやけを促す暗示が数多く登場し
それにお姉さんの声が加わって頭の重さは割と感じやすいです。
kuroko.さんはスクリプターとして相当な腕前を持ってらっしゃるだけあって
トーン・ペース・間といった催眠に適した声の扱いにも長けています。
彼女の演技も本作品の魅力の一つと言えるでしょう。

暑い夏にもってこいな涼しさを与えてくれる作品です。
最近寝つきが悪いとか気分が落ち着かない人に特にお薦めします。

CV:kuroko.さん
総時間 本編…34:30 NG集…1:34

黒子ごっこ
http://kur0k0kk0.blog.fc2.com/blog-entry-62.html

追記
内容は全年齢なのですが製作者さんが18禁に指定されているため
当サイトでも全年齢指定をかけないようにしています。

bar“HYPNOSE” homme -催眠音声-

サークル「Lotophagos」さんの催眠音声作品。
主に女性向けの同人・催眠音声を作られているサークルさんです。

本作品はバーテンダーのお姉さんがお酒の代わりに催眠を使って
聴き手に心地よい気分とエッチな気持ちよさを提供します。
舞台であるバーにちなんだお酒をテーマとした催眠をかけてくれるのが特徴で
催眠に入る感覚をお酒に酔う感覚になぞらえながら少しずつ催眠を深めてくれます。

エッチは長時間に渡る彼女の責めでじっくりと性感を高めてから
最後の最後で大きな絶頂を迎えます。
やや意地悪をされるシーンがあるため最中はやきもきするかもしれませんが
それらを覆すほどの大きな快感が脳や股間を襲うでしょう。

今回は総時間が最も長くなるアダルトバージョンを中心にレビューします。



お酒の代わりに催眠でリフレッシュ
バーテンダーから催眠とエッチのサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ また飲みたくなっちゃったんですか?」
バーテンダーは可愛くて穏やかな声の女性。
お酒の代わりに催眠を振る舞う珍しいお店の店員として
常連である主人公をやや砕けた調子で迎えます。

「ちょっと嫌なことがあっても お酒を飲めば気持ちも楽になって すんなりと 眠りにつける そういうこと ありますよね」
本作品は物語の舞台がバー、主人公がお酒好きと
作中の至る所にお酒に関する表現が登場するのが一番の特徴です。
エッチはそうでもないですが、催眠はお酒を作ったり飲んだりしながら進めますので
お酒好きな人が一番楽しみやすいと言えます。

しかし逆にお酒をあまり飲まないから楽しめないわけではありません。
お酒の匂いを嗅いだだけで気持ち悪くなるレベルの酒嫌いでもなければ
普通に催眠に入れるしエッチも楽しめます。
現に普段ほとんどお酒を飲まない私でもがっつり入れました。

催眠は2パート38分間。
軽く脱力する暗示を聴きながら6分ほど深呼吸を行った後
彼女が作ってくれる特性カクテルをイメージし、飲み干します。

最初に登場するのはハーブエキス、トニックウォーター、レモン汁を混ぜた一杯。
それぞれの匂いや味などをわかりやすく説明しながら
小さなショットグラスに順番に投入していきます。

「レモンって 爽快な香りがしますよね それに、口の中がきゅーっと 酸っぱくなる」
中でもレモン汁はイメージがしやすいこともあって
聴いた途端にじゅわっと口の中に唾液が溢れてくるでしょう。
このレモンの味や香りは被暗示性のテストにもよく使われるイメージでして
そういった要素を違和感なく溶け込ませながら上手に催眠を進めています。
出来上がったカクテルを飲んだ時も口の中にスッキリとした清涼感を覚えるでしょう。

「お腹から下半身へ 少しずつあたたかさが広がる あたたかさの広がった部分から 力が抜けていく」
お次はお腹に入ったカクテルが生み出す熱を体全体へと広げていきます。
お腹から始まって腰、お尻、太もも、膝、脹脛、足首、つま先の順にまずは下半身を
その後同様の流れで上半身にも伝えていくのですが
ほんわりとした温かさとピリピリとした痺れの両方が感じられました。

「アルコールが回った体から ますます力が抜けていく 意識は さらにぼーっとしてくる」
そして最後にカウントを交えながら催眠状態をさらに深めます。
ほどよい酩酊感を催眠状態に漂う感覚になぞらえながら
ゆっくりと重みのある声で彼女が何度も「沈む」と言って導いてくれます。
カウントの前後の暗示も緻密で隙が無く、先ほど以上の重さをきっと感じるでしょう。

主に古典催眠の技術をテーマであるお酒と絡めて行う面白味に溢れた催眠です。
バーらしくちゃんとお酒を作るシーンを取り入れながら
カクテルがもたらす諸々の感覚を暗示として入れることで
リラックスと催眠に落ちる感覚の両方を聴き手に伝えています。
ハーブやレモンの匂いや味、液体が体の中で燃焼する際の温かさが味わいやすいです。

「あなたは知っていますよね? お酒を飲んだ時に感じる 脱力感」
終盤の一部でお酒を飲んだ時の感覚を思い起こさせるシーンがあり
そこだけはリアルでどれだけ酒好きかに左右されるのですが
他のシーンについてはそれほど関係するとは思えません。
カクテルを飲むシーンもお酒よりハーブやレモンに焦点を当てています。

ちなみにここまで述べたのはすべて最初のパートの内容で
催眠により深く入るために追加の深化を行ってくれるパートもあります(約10分)。
半覚醒と催眠を往復させる催眠音声ではお馴染みの手法なのですが
こちらは別のお酒を飲みながら行うため、基本的には酒好きな人にだけお薦めします。
最初のパートだけでも十分な深さの催眠状態に入れます。



色っぽい吐息とエッチなちゅぱ音をたっぷり聴きながら
エッチシーンは3パート49分ほど。
プレイはキス、上半身の愛撫、乳首責め、フェラ、手コキ、アナル舐め、耳舐め、SEX(騎乗位)です。

手コキ、乳首責め、SEXの際にリアルな効果音が鳴ります。
(効果音無しも選択できます)
セルフはありません。

「アルコールは 血行を促進して体を温めたり ストレスを抑制してくれる効果があるだけじゃないんです」
催眠によって主人公を心地よく酔わせたバーテンダーは
お酒の効果で高まった彼の性欲を自分の体を使って処理してあげます。

エッチは口移しにお酒を飲ませるシーンを除けばほぼ普通のプレイです。
50分近くの中で絶頂シーンが最後の最後に1回のみと的を絞っており
様々なプレイを行いながらその都度暗示を入れて徐々に性感を高めてくれます。

一番最初の愛撫パートは濃厚なキスや乳首舐め、軽めのフェラなど
彼女が主にお口を使って丹念に全身を愛撫してくれます。

「舌が絡み合うと 気持ちいい 唾液もいっぱい絡まって やらしい音がして この音だけで あなたの体はもっと熱くなる」
この後のパートもそうなのですが
本作品のエッチは他の催眠音声に比べてちゅぱ音が非常に多く
ゆっくり、ねっとりとした上品な唾音を意識的に鳴らしすことで
暗示だけでなく雰囲気によってもエッチな気分を湧きあがらせてくれます。

といっても延々ちゅぱちゅぱして催眠を忘れるようなことを彼女は決してしません。
プレイの内容とそれに付随する感覚を暗示としてしっかり伝えながら
直後にちゅぱ音を鳴らしてその様子を臨場感たっぷりに表現しています。
この暗示とちゅぱ音のバランス感覚は「絶妙」の一言です。

「今度は、舌全体を押し付けて ざらついた舌で ずるっと撫でるように 舌先を押し付けて ほぐすようにぐりぐりつついて キスして」
プレイはキスなどのオーソドックスなプレイを押さえつつ
M字開脚をさせながらのアナル舐めといったアブノーマルなものも登場します。
彼女にお尻の穴を見られ、さらに愛おしそうに舐められるところを聴いていると
恥ずかしさと一緒に心満たされる気分も湧いてくるのではないでしょうか。
プレイはアレですが雰囲気は癒しをとても重視しています。

「理性がはがれるのは あなた自身が望んでいること あなたの本能が望むまま 快感を欲しがればいいんです」
男が最も満たされるプレイと言えばもちろんSEXも外せません。
30分以上もの間愛撫や舐めで散々に焦らした後にようやく彼女と一つになります。
しっとりとした雰囲気の中、ゆっくりと腰を打ち付けながら艶めかしい喘ぎ声を上げる姿や
要所で行われるカウントを交えた感度上昇の暗示が否応なく興奮を高めてくれます。
主に股間を中心にたまらない熱さを感じるに違いありません。

そしてここまで溜めに溜め続けてきたからこそ、最後に訪れる絶頂の瞬間に
風船から空気が一気に抜けるような勢いのある気持ちよさが味わえます。
絶頂時の快感の強さに加えて、その感覚をいつもよりやや長く感じられたのが驚きでした。
作品の雰囲気に十分に浸り、彼女との交わりをリアルに体験できたからこそ
こういった一段階上の快感が得られたのだと思います。

このように、ちょっぴり意地悪ながらも愛情たっぷりなエッチが繰り広げられます。



緻密で繊細な作品
催眠音声ではあまり見かけないテーマを扱ったドライ系の良作です。

作品にしっかりとした世界観を持たせ、それを壊さず丁寧な催眠を施し
エッチも時間をかけてじっくり性感を育ててから絶頂へと導いています。
過去に「クリーニングエステ for Men」を聴いたときもすごく丁寧だなと感じたのですが
本作品ではそれに輪をかけて細かい部分まで考えながら作られています。
聴きやすいし催眠にも入りやすい作品と言えます。

中でも催眠誘導の完成度の高さが非常に印象的でした。
催眠の全体的な進め方、暗示の表現や間、声のペースや抑揚など
どこを見てもこれといった問題点が見当たりません。
文字数や私の方針の関係で記事中に書くことはないのですが
実は細かいレベルの疑問点はどの作品にも必ずあります。
それがこの記事を書いている時点では見つからなかったのが一番の驚きでした。

お酒を扱った部分は人によって長所・短所どちらとも受け取れる要素ですから
それは問題点ではなく個性や特徴と捉えるのが妥当です。
お酒好きなら私とは違った感想を抱くのではないでしょうか。

催眠は一番最初の深呼吸だけはオーソドックスに行って
それ以降は様々な感覚操作を駆使して興味を引きつけながら落としてくれます。
まさに彼女の思うつぼと言いますか、言われた通りの感覚が続々と湧いてきました。
でも最後の落ちる・沈む感覚がやっぱり一番気持ちいいです。
お酒がいけるのなら初心者が聴いても大丈夫。

エッチは「クリーニングエステ for Men」でもそうだったのですが
聴き手に自然な興奮を促すエッチな雰囲気づくりにとても気を遣われています。
催眠音声というとあまりエロくないのが一般的な認識としてあるだけに
こういう催眠もエッチも両方楽しめる作品は貴重と言えます。
ちゅぱ音それなり、淫語とくちゅ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

お話が面白い、催眠にがっつり入れる、エッチが良質と様々な美点を持っている作品です。
コスパもこの時間で900円ならまず損はしません。
お酒に抵抗のない人なら誰にでもお薦めします。

CV:柚木桃香さん
総時間 デトックスバージョン…1:11:06 アダルトバージョン…1:44:59

(デトックスバージョンは催眠誘導後に約20分の暗示によるリラクゼーションを行います。非エロ)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

↑このページのトップヘ