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タグ:Lilith[リリス]

   ● 対魔忍ユキカゼ催眠CD~ゆきかぜの甘い囁き~(再レビュー)
   ● 対魔忍ユキカゼ催眠CD~ゆきかぜの甘い囁き~




サークル「Lilith [リリス]」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第60回目は現在一般向けゲームでも活躍してる対魔忍「水城ゆきかぜ」が
自分と親しい関係にある男性と催眠を交えたSEXをします。

催眠はリラックスと集中力を高めながら彼女の言葉を素直に受け入れられる状況を作り
エッチは実況よりも得られる感覚を重点的に伝えて絶頂させる、といった具合に
ハードな描写を一切入れず催眠の技術で癒しと快感を与える正統派のサービスが行われてます。
対魔忍と過ごす穏やかなひと時
水城ゆきかぜに催眠をかけられSEXするお話。

「このお話は 私があなただけのために一晩一緒に過ごす そんなお話」
ゆきかぜは可愛くて穏やかな声の女の子。
主人公に「これからSEXする」とストレートに告げると
それをより盛り上げるために催眠をかけ始めます。

本作品は対魔忍として闇の勢力と戦ってる彼女が
恋人あたりの親密な関係にある彼とおよそ45分に渡ってイチャイチャします。
催眠25分、エッチ15分と前者の時間を長めに用意し
催眠を通じて心の一体感を十分に高めてからSEXで体も繋がります。

Lilithさんは主にアダルトゲームを制作されてるメーカーですから催眠音声界隈だとほぼ無名です。
しかしサークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんがシナリオを担当されてるおかげで
大手の催眠音声サークルさんと並ぶくらいの品質を持ってます。
この作品で催眠音声に初めて触れる人がそれなりにいると予想したからでしょうけど
誘導のやり方をとても丁寧にして初心者でも聴きやすくしてます。

また原作のゲームは寝取られがテーマになってるそうですが
こちらではそういう要素をまったく入れずストレートに愛し合います。
彼女の態度は終始穏やかですしエッチの内容も甘いです。
原作固有の要素も特にないので、私のように対魔忍シリーズをまったく知らない人でも問題なく聴けます。
優しく服従させてくれる催眠
催眠はおよそ25分間。
楽な姿勢で目を瞑り、まずは自分の好きなペースで深呼吸します。
そして多少リラックスできた後は手足を中心に脱力して体の緊張もほぐします。

「どんどん心が穏やかになっていくよ そうそう いい感じ」
「血液の流れとともに すーっと力が抜けていく 抜けていく どんどん抜けていく」

深呼吸は彼女のほうでも大まかなリズムを取りつつ穏やかなセリフを投げかけ
脱力は表現を小まめに変えて「力が抜ける」と厚めに暗示を入れます。
通常よりもややトーンの低い声と、間を長めに取った話し方のおかげで雰囲気も穏やか。
まだ序盤ですがSEXに向けて心の距離を近づけようとする彼女の気持ちが込められてます。

「状況に関係なく 私の声が聞こえていると安心するの」
これらと並行して彼女の声に対して安らぎ与えるのもポイント。
催眠にとって重要なリラックス+集中の状態を自然な形で作ります。
声に対する印象操作はこの後も続きますから、音声を聴いてると妙に心地いい感覚が湧いてくるでしょう。

ある程度リラックスできた後はイメージが加わります。
光り輝く白い輪が頭のてっぺんから足先まで通過するのを何度か繰り返し
軽いキスを挟んでから今度は黒い球体が近づいてくるのを想像します。

「光が体中を 優しく包み込んでいく 白い光に 体が浄化されていく」
「黒がだんだん大きくなる 大きくなるにつれて あなたの心が どんどん深いところへ落ちていく」

白い輪の時は全身が浄化される感覚、黒い球は暗闇に落ちていく感覚と
それぞれの色から連想される特徴に合った暗示を入れて催眠状態をさらに深めます。
黒い球体の前に体が浮かび上がる感覚を伝えてたところを見ると
サークルさんが古典催眠の「揺さぶり」を意識されてるのかもしれません。
全身がゆっくり沈んでいく感覚がして心地よかったです。

「私の言葉は すべて受け入れる 受け入れれば受け入れるほど あなたの心は落ち着くの」
そして彼女の声に対する暗示も徐々に変化します。
「私の声は心地いい。心地いいから従いたくなる」と柔らかい言い回しで依存を促し
終盤は「受け入れるほど落ち着く」と従ってるほうが安心するよう心を誘導します。
「従う」と聞くと調教っぽく感じますけど、本作品の場合はSEXをスムーズに進めたいだけで悪意はありません。
セリフの表現がどれも柔らかくて自分からそうなりたい気分にさせてくれます。

SEXに向けた環境作りを強く見据えた質の高い催眠です。
ゆきかぜの言うことを素直に受け入れられるようにすることを目的に
深呼吸から入って手足に限定した分割弛緩法、球体心像法っぽいイメージ
そして黒い球体を用いた深化と古典催眠寄りの誘導を行います。

すくりぷさんの作品は全体的に暗示の量がとても多く
音声を聴けば聴くほど頭の中がぽわぽわしたり体がだらーんとなります。
声に対する印象操作もシーンによって変化したりと作りが非常に丁寧です。
感覚を研ぎ澄ませてからひとつに
エッチシーンは15分間。
プレイは感度上昇、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフはありませんが射精表現があります。

「体がゾクゾクと震える 震えれば それが快感へと変わっていく」
催眠を使って主人公を自分の言いなりにしたゆきかぜは
今度は全身や股間が気持ちよくなる暗示を入れてSEXの準備を整えます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
前半の8分間は感度上昇に専念するシーン。
「股間がムズムズする」「快感が響く」など言い回しを変えながら暗示を厚めに入れます。

「腕 あったかい 幸せ ずーっと抱きしめていて欲しい」
本作品のエッチは射精のようなすぐ終わる快感ではなく
彼女と一緒の時間を過ごす幸福感や、SEXによる満足感といった
継続的に味わえる快感を目指してリードします。
だからSEX前のやり取りはハグなどソフトな触れ合いに留めてあります。

SEXの前後で落差をつけたほうがより盛り上がるとサークルさんが判断されたのかもしれませんね。
内容はソフトですが暗示をしっかり入れてくれるおかげで
私が聴いた時は股間が熱くなったり疼くのを強めに感じました。

後半の7分間はいよいよSEXに突入します。
彼女が上に跨ってゆっくり挿入し、おまんこの感触を確かめてからピストンを始めます。

「おまんこが おちんちんを優しく包み込んでいく 中で擦れるたび ひくひくと震える」
「深い快感が 頭の中まで広がる じーんと痺れるような感覚」

おちんちんを通じて伝わってくる彼女の温かさと柔らかさ
そして彼女と繋がったことによる充足感。
セリフを駆使して心身両面にバランス良く刺激を与えてドライオーガズムに導きます。

ピストン開始後は彼女が喘ぎ声を漏らしますけど
時間は約3分と非常に短いのでやはり技術で気持ち良くする側面が強いです。
実際におちんちんを触ることはありませんから射精ではなくドライになるでしょう。
股間を中心に温かい感覚が全身へじんわり広がって気持ちよかったです。

このように、体だけでなく心も満たすことを目指した甘いエッチが繰り広げられてます。
催眠重視のイチャラブ作品
対魔忍よりも普通の女の子とイチャイチャする感じで進めるノーマル向け作品です。

ゆきかぜは今晩を一緒に過ごすことになった主人公と幸せなひと時を送ろうと
まずは催眠を通じて自分の声とエッチに集中できる状況を作ります。
そしてエッチは前半を感度上昇、後半をSEXとゆっくり丁寧に進めます。

対魔忍をやってる女の子が催眠を交えた甘いエッチをするシチュ
古典系の技術と洗練された暗示を組み合わせた入りやすい催眠
純粋なエロさは控えめにして彼女と繋がってる気分に浸らせる雰囲気重視のエッチ。
原作の内容とは無理に絡めず、彼女と恋人になった気分で聴けるように組み立ててます。

中でも催眠は老舗サークルであるすくりぷさんの実力がしっかり発揮されてて素晴らしいです。
単に催眠状態を深めるのではなく、より充実したSEXが体験できるように調整されてます。
これがあるからSEXの時間が短めでもドライできるわけです。

最後にひとつだけ注意点を。
本作品はエッチのあと彼女と一緒に眠る流れになっており解除音声が入ってません。
ですから視聴後にそのまま寝ない場合は無料作品でいいですから解除音声を必ず聴いてください。

絶頂シーンは1回。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

以上を踏まえて前回と同じ点数にさせていただきました。

CV:氷室百合さん
総時間 43:58

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
44分で1320円だと割高なので-1してあります。

対魔忍ユキカゼ催眠CD~ゆきかぜの甘い囁き~

サークル「Lilith [リリス]」さんの催眠音声作品。
数多くのアドベンチャーゲームを作られている商業系のサークルさんです。

本作品はリリスさんの人気作品「対魔忍ユキカゼ」に登場するキャラを使った物語で
すくりぷてっどこねくしょんさんの中の方が、シナリオ等を全面監修されています。
つまりキャラ以外はほぼすくりぷさんが作られているわけで、にわかではありません。

内容も暗示を中心としたすくりぷさんらしい進め方で
ゆっくりと時間をかけて聴き手の頭をとろとろにしていきます。
元作品は結構エロエロな展開のゲームのようですが
こちらは非常に催眠を重視した作りの作品ですから
催眠特有の心地よい感覚を十分に楽しむことができるでしょう。



ゆきかぜとの甘いひと時
水城ゆきかぜに催眠をかけてもらい、その後エッチな事をするお話。

「このお話は 私があなただけのために一晩一緒に過ごす そんなお話」
ゆきかぜはちょっぴり気の強そうな声だが、口調は優しい女の子。
射精のような刹那的な快楽では終わらない、濃密なSEXをするために
催眠を使って主人公が彼女の事をより深く愛せるようにしていきます。

元ネタのある作品につきまとうキャラや背景への事前知識については
本作品では特に必要を感じません。
「対魔忍ユキカゼ」未プレイの私でも違和感なく聴けました。
忍法を使ったりもしませんし、ほんとキャラと声優さんが同じだけって感じです。

催眠は24分30秒ほど。
まずはお馴染みの深呼吸と脱力をすることで、催眠に入りやすい状態を作っていきます。

脱力は両腕、両足を左右別々に行っていく「分割弛緩法」というよく使われる方法で
右腕「血液の流れとともに すーっと力が抜けていく 抜けていく どんどん抜けていく」
左腕「血液の流れに従いながら すーっと力が抜けていく 自然に抜けていく」

このように同じ腕でも暗示の内容を微妙に変えてあるきめ細かい作りです。
さすがすくりぷさんといったところでしょうか。

「力の抜けていく感覚がわからなければ だらーんとしてればいいから」
また、初心者を意識したセリフを織り交ぜてあるのもいいところ。
この作品で初めて催眠音声に触れる方もおそらくいるでしょうから
そういった方への配慮を欠かさない点は素晴らしいです。

「嬉しい ただ嬉しい 声を聞いているだけで嬉しい」
軽く全身を脱力した後はイメージ誘導に移ります。
光の輪を体の上から下へ通すことで心を浄化させ、不安を消し去りましょう。
最初にうまく脱力できなかった人も、この辺で手足に重さを感じ始めるはず。
そんな心地よい感覚に包まれながら、徐々に彼女の声を体に染み込ませていきます。

「いいの 何も見えなくて 私だけを見ていてほしい」
そして最後は先ほどとは違ったイメージをさせて軽く不安を煽ってから
救いの手を差し伸べるかのように彼女が優しく語り掛けてきます。
彼女の声を聞くと安心、だから彼女の言うことはすべて聞いてしまう。
そうなりやすい状況をわざと作り上げることで、聴き手を無意識に誘導しています。
私の場合ここで延髄のあたりに何か温かいものが下りていく感覚がありました。

ここまでをすべて暗示のみで行っている、まさにすくりぷさんそのものな催眠です。
今回はいつもにも増して噛んで含めるような丁寧な運びとなっており
聴き手の心理を流れるような手際で操りながら
要となる「彼女の声を聴くのは気持ちいい、幸せ」という暗示を刷り込んでいきます。

たとえシナリオ担当の名前が伏せてあったとしても、少なくとも私にはわかったでしょう。
それくらい特徴的な作りをしています。



全身に流れるピリピリとした痺れ
エッチシーンはおよそ15分間。
プレイはSEXのみです。
(エッチなプレイとしては他に催眠導入部分で1分程度の軽いキスシーンがあります)

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「いいよ 気持ちよくなろう もっともっと気持ちよく」
暗示の力で主人公の頭の中をとろとろにしたゆきかぜは
もっともっと気持ちよくなるために、更なる暗示で感度を上昇させていきます。

エッチシーンも引き続き暗示を重ねていく催眠重視なプレイです。
うまく催眠状態に入っていれば体中をピリピリとした痺れが襲うでしょう。
長時間正座をした時に足が痺れる感じに近いです。
途中で試しに手を指で突いてみたら「パチッ」と軽く電流の流れるような感覚が走りました。
あくまでは「私は」ってことで、皆さんとは違った感覚なのかもしれません。

「あなたの上に乗っかる 温かい太ももが あなたの腰に触れる」
本格的なSEXシーンは8分ほど。
客観的な描写とゆきかぜ自身のセリフを織り交ぜる形で進められています。
だから直接的なエロとは若干違う感じですね。

プレイはぎゅっと抱き合ってお互いの鼓動を感じたり
挿入後も最初は敢えて動かさずに、性器の密着具合を確かめ合う愛のあるSEXで
今まで蓄積されてきた感覚が大きいほど、心に湧きあがるものがあるはずです。
更にここでもゆきかぜの声に対する暗示を軽く入れるなど
催眠状態を維持させるための配慮がされています。

「す す す す 凄いぃぃひぃぃ おまんこ壊れちゃうぅぅ」
しかしピストンが始まると一転してエロの割合が高まり
ゆきかぜの荒い吐息と艶めかしい喘ぎ声が股間を刺激します。
さすが商業系エロゲーメインの声優さんなだけあって演技力が高いなと。

「イっちゃう イっちゃうぅぅぅ びゅるびゅるびゅるぅ」
そして最後は彼女に中出しする形でのフィニッシュを迎え
心も体も繋がったままで深い眠りへと落ちていきます。

とても催眠音声らしいエッチと言えるでしょう。
客観的な描写の中にもきっちりと暗示を組み込んで心を縛ってきますし
プレイ中も女体の温かさを連想させたり
敢えて無音の時間を入れることでその余韻に浸らせたりします。

ちなみにエッチシーンでもカウントは一切行いません。
このへんもすくりぷさんならではですね。



暗示の秀逸さが目を引く作品
最近よくある催眠風音声作品などではなく
催眠を非常に重視した丁寧さの光る紛うことなき催眠音声です。

すくりぷさん最大の武器である暗示を十二分に活用しながら
体の自由を奪い、頭を心地よい感覚で満たし、感度を上昇させ、絶頂へと導いてくれます。
暗示同士の連結も問題なくきちんとした流れがありますし
編集だけリリスさんがやられたとのことで、事前に唯一懸念していたセリフの間も大丈夫。
催眠効果を期待して聴くのならば、まず間違いなく楽しめます。
作中で一度もカウントを挟まないのも見事としか言いようがありません。

催眠経験者向けにもっとわかりやすく言うと
すくりぷさんのフリー作品「はぴねすひゅぷの」に作りや表現方法が似ています。
同作品が好きな方なら尚楽しめるでしょう。

エッチは感度上昇からのドライ絶頂と催眠を意識した作りです。
催眠でできあがった心地よい感覚を甘い抱擁で十分に味わわせてから
ゆきかぜの声に押される形で少しずつ高みに上り詰めていきます。

フィニッシュがカウントではないため、合わせるのに若干慣れが必要かもしれませんが
イク瞬間は半ば叫ぶような声でパワーを与えてくれますし
股間を中心に突き抜けるような快感が走りやすいのではないでしょうか。

…と、ここまでは催眠音声としての良い点をピックアップさせていただいたのですが
この作品に水城ゆきかぜを登場させる必要性については疑問を感じます。
キャラものならファンは彼女らしい催眠の手法やプレイを期待して聴くのではないかなと。
そういったオリジナリティが見られなかったことだけが残念です。

注意点が一つ。
本作品の最後は眠りにつく描写となっており、解除音声らしいことは行われません。
そのため、寝る前に聴かれる場合以外は
別作品から解除音声を調達してきちんとそれを聴いてください。
特に聴いた後に出かける用事などがある方は絶対にそうしてください。

CV:氷室百合さん
総時間 43:58


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の評価は8点。
コスパを考慮して-1してあります。
もしこの作品がキャラものでなかったら+1してました。

あと総評部分にある「はぴねすひゅぷの」は12/20時点ではレビューを閲覧できません。
私が忘れないようにリンクを貼っているだけで、割と近い未来に公開されます。


2020年7月16日追記
再レビューをアップしました。
http://doonroom.blog.jp/archives/83420351.html

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