同人音声の部屋

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タグ:ASMR

   ● 【バイノーラル】おねえさんセラピー【性感マッサージ♪】
   ● お祭りと炭酸催眠
   ● 猫と彼女と一週間
   ● 【立体音響】Cure Attendant-咲愛(後編)
   ● 【立体音響】Cure Attendant-咲愛(前編)
   ● 【温泉素潜り】道草屋-いのこ2 湯けむりいのこ旅慕情【昔話耳かき】
   ● 声付き耳かき音を作ってみた(終)
   ● ヒーリングサロンシエル
   ● 雨の日の午後に~彼女と耳かき~
   ● 夜空の箱舟


【バイノーラル】おねえさんセラピー【性感マッサージ♪】

サークル「A*Citrus」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、和服が似合う上品で積極的な店員が
男性客に手、口、おまんこを使った色んなマッサージをします。

密着感を大事にした音フェチ系のサービスをするのが特徴で
バイノーラル録音特有のリアルな声や熱っぽい吐息を耳元至近距離から漏らしつつ
セリフよりもエッチな声や音の量を多くして彼女に責められてる雰囲気を出します。
落ち着いた雰囲気で気持ちいいひと時を
セラピストのつばきが性感マッサージするお話。

「はじめまして ようこそいらっしゃいました」
つばきは穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
とある雨の日、予約してから来店した主人公に丁寧な挨拶をすると
中に案内した後にお店やサービスのコンセプトを説明します。

本作品は和風旅館に近い雰囲気を持つ風俗店で、彼女がおよそ45分に渡る性感マッサージをします。
肩や腕を揉みほぐす、ローションを垂らした手で金玉とおちんちんをねっとり擦る
お股やおまんこで激しくしごくなどコキ系のプレイが充実しており
これらの多くを彼女が体を密着させながら行います。

「いいですよ 我慢しないで たくさん感じてくださいね」
耳舐めの時間はあまりないものの耳元至近距離から繰り出す囁き声と吐息はとてもリアル。
話すたびに微かな風圧が感じられ、彼女が興奮するにつれてそれにほのかな熱が加わります。
癒し系のお店なので言葉責めも一切せず、感じてる彼を穏やかに見守りながらリードします。

もうひとつの特徴はエッチな音にこだわってること。
プレイ中のセリフは何をするかや状況説明など必要最低限に留め
そこでできた余裕をくちゅ音、ちゅぱ音、喘ぎ声で埋めてエロさを出してます。

このお店のテーマは和風なので彼女はそこまで激しい音を鳴らしません。
上品さが漂う比較的緩やかな責めをする代わりにこれらの音を複数重ねてカバーします。

実際に聴いてみると割かし静かな印象を抱くでしょう。
心身に過度な負担をかけないよう少しずつ射精へ導くところに彼女の優しさを感じます。
全身を使って癒す密着感の高いエッチ
エッチシーンは2パート31分間。
プレイは耳舐め、首筋へのキス、玉揉み、手コキ、お掃除フェラ、素股、乳揉み、SEX(騎乗位)、キス、動画撮影です。
脱衣、玉揉み、手コキ、素股、SEXの際に効果音が鳴ります。

「今度は体にキスしていきますね」
全裸でうつ伏せになった主人公の肩、腕、腰を丁寧にマッサージすると
つばきは彼の体に密着し左右の首筋に優しくキスします。

エッチは常に彼女が責め続けます。
前半の「性感マッサージ。」は癒しつつ気持ちよくする正統派のプレイ(約19分)。
首筋へのキスから始まり仰向けに体勢を変えての玉揉みと耳舐め手コキへ繋ぎ
射精後はフェラでおちんちんについた精液を舐め取ります。

「おちんちんのほうも 触ってほしいですか? いいですよ」
「出ちゃいそうですか? 白いの思いきり 思いっきり 出して 出して 出してください」

最中の彼女はとってもあまあま。
プロらしい流れるような手つきで彼の性感帯を責めながら時々優しい言葉をかけて心もケアします。
前項で話した通りセリフよりも音や吐息の流れる時間が多く
それらを通じて彼女の近さや温もりが伝わってきます。

後半の「身体も心もひとつです。」は一体感が売りのプレイ(約12分)。
1回出してもまだまだ元気なおちんちんを鎮めようと、素股からの騎乗位SEXで積極的にご奉仕します。

「あぁ 気持ちいい お客様のおちんちん とっても熱くって 硬くって ちょっと角度を変えたら そのままにゅるんって入っちゃいそう」
「お願いしますっ 約束通り 私のおまんこの奥で たくさんどぴゅどぴゅってしてください」

このパートはギャップを活かしたリードをするのがいいですね。
遠回しな表現で彼にSEXをおねだりし、乗り気になったのを確認したらいつでも挿入できる状況に持っていきます。
そしてSEX開始後は中出しOKなことをはっきり伝えて彼の征服欲をくすぐります。
普段が落ち着いてるからこそ、こういう積極的な誘惑をした時の破壊力が増してます。

「よろしいですか? では抜きますね …あっ こんなにたくさん」
射精後にスマホでおまんこから精液が漏れ出る様子を録画するサービスは新鮮でした。
一時的にせよ彼女が自分のモノになったことをわかりやすく伝えて満足感を与えます。
パート名の通り体だけでなく心もケアする充実したサービスです。

このように、心に栄養を与えながら射精へ導く行き届いたエッチが繰り広げられてます。
静かな作品
テーマの和風に相応しいしっとりした雰囲気の作品です。

つばきは雨の日にわざわざ来店してくれた主人公を心の芯から癒そうと
着物姿の落ち着いた佇まいで接しつつ体を密着させて安心感と人肌の温もりを与えます。
そしてある程度ほぐれたあとはとことん尽くすエッチで性的欲求を満たします。

うるささや激しさをできるだけ抑えた風情を感じる作り
普段は落ち着いてるけど要所で大胆になる彼女のキャラ
上記2点を両立させる控えめながらも密度の高いエッチな音の数々。
作品が持つ良い部分を活かして心身両面をスッキリさせます。

「また会いに来てくださいね お客様との時間 とても癒されたのですから」
「性感マッサージ。」パートを聴き終えた時点では良くも悪くも大人しい作品だと思ってました。
しかし「身体も心もひとつです。」に入ると一転して男の弱点を的確に突いてきます。
密着感や音重視といった基本部分は一緒だけど両パートにはかなりの違いが見られます。
セリフが少なめだからこそ行為や態度で彼女の魅力を引き出してます。

エッチは「身体も心もひとつです。」のほうが断然エロいです。
おねだりが上手だし中出しからの動画撮影も股間に強く響きます。

射精シーンは2回。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

CV:柚木 朱莉さん
総時間 45:36

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2018年6月21日まで10%OFFの450円で販売されてます。

お祭りと炭酸催眠

サークル「Dose and Dreams」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、のんびりと話す穏やかなお兄さんが
仕事や生活で疲れてる女性に季節感のある催眠を施します。

お祭りの様子を語りながら懐かしさや楽しい気分を呼び起こしたり
炭酸のイメージと音を使ってエッチな気分を高め絶頂させるなど
タイトルを構成するふたつの要素を組み合わせた爽やかなサービスが楽しめます。
疲れをほぐす音と思い出
お兄さんに催眠をかけられ連続絶頂するお話。

「こんばんは 邪魔…しちゃった? 大丈夫?」
お兄さんはトーンの低い穏やかな声の男性。
ある日の夜、主人公に声をかけて最近の調子を尋ねると
寝る前に自分の話に付き合って欲しいと言います。

本作品は家族あるいは恋人あたりの親しい関係にある彼が
夏をテーマにしたおよそ60分に渡る変わった催眠とエッチを提供します。
販売ページのジャンルタグに「健全」と書かれてるように性感帯を直接刺激することはなく
イメージと暗示を組み合わせて癒したり気持ちよくする催眠重視の作りです。

癒しにとても力を入れてますから仕事や生活で疲れてる人ほど
体がぽかぽかする、心がスッキリするといったプラスの感覚を抱くでしょう。
途中で安眠を強く意識したパートがあり、そこで寝落ちする可能性もそれなりにあります。

催眠はおよそ31分間。
一番最初の導入パートは炭酸やお祭りの話をして心の緊張をほぐします。

「よくお祭りとかで買わなかった? ビー玉を上から押して ぷしゅーってするタイプのやつ」
「あのお店の前通ると すごい甘い匂いしてさ 僕すごい気にしてた あんなにあまーい香りがするの ちょっとずるいよね」

ラムネの栓を開けた時に鳴る爽やかな音と辛さを含んだ刺激的な味
色んな出店から漂ってくる食欲をくすぐる匂い、家に帰った時の満足感と心地いい疲労感。
日本人なら子供の頃に体験したことのある思い出を活性化させて癒しを与えます。

このパートはわざと会話調のセリフにしてあるのがいいですね。
世間話をするスタイルでこっそり暗示を入れてくれます。

続く誘導、深化パートは本格的に催眠の世界へ導きます。
楽な姿勢を取ったままお風呂に浸かってるイメージをし
さらに途中からは炭酸も投入して心身両面をよりリラックスさせます。

「あったかーいお風呂に入って ゆーっくりしてると ゆるゆるーってしちゃうよね」
「しゅわしゅわーって弾けて ぱちぱちーってなって 残ってる力もほぐしてくれる」

そしてここからはよりストレートな表現の暗示を入れて効果的に脱力させます。
それでいてあまり堅苦しさを感じないのは重要な言葉をやや間延びして言ったり
「ぷかぷか」などの擬声語を多めに挟むなどの工夫をしてるからです。

Dose and Dreamsさんは台本と声の担当者が同一人物という大きな強みを持っており
台本に込められた意図や思いをそのまま音声化できるから心にスッと入ってきます。
イメージ、言葉、声を違和感なく組み合わせて少しずつ確実に催眠を深めてくれます。

最後にあたる安眠は寝かしつけながらより深化させるパート。
泡が弾けるイメージに「重い」「緩む」「沈む」といった暗示を絡めて意識の力をさらに弱めます。

「どんどん重たくなっていく 言葉に引っ張られて ここちよーく落ちていく 柔らかな世界へ」
ここまで体験してきた様々な癒しの感覚が強まりとても眠くなりました。
ぬるま湯に浸かってまどろんでる感覚に近いですね。
手足の脱力感もそれなりに実感できますし、催眠初心者でも色んな変化を感じ取れると思います。

お祭りと炭酸が持つ特徴をそのまま活かしたテーマ性の強い催眠です。
聴き手の心と体をほぐしつつ炭酸を感じ取れるようにするのを目的に
ラムネやお祭りのイメージから入ってお風呂に入るイメージを絡めた分割弛緩法と深呼吸
さらに炭酸の音と質感を用いた深化とふたつの武器を上手く使ってスムーズに進めます。

セリフと演技の親和性も高く抜群の癒し性能を誇ります。
脱力感、爽快感、ほのかな熱、眠気といった色んな感覚が味わえるでしょう。
エッチな泡で持ち上げたり落としたり
エッチシーンは3パート23分間。
プレイは炭酸責めのみです。

炭酸責めの際に泡の弾ける音がします。
セルフはありません。

「とろとろになった体 もっととろけていこうね」
癒しの催眠で主人公を心地いい感覚に包み込んだお兄さんは
お風呂にある泡を彼女の体に集めてエッチな熱に変換します。

エッチは引き続き泡のイメージを使って感覚をコントロールします。
最初にあたる快感導入パートでするのは感度の強化(約7分)。
集まってきた泡に体を持ち上げられ、弾けるのと同時に落ちるイメージをします。

「ぱんって弾けて体が沈んですとーんと落ちていく どんどん沈む」
「たかーいところでふーわふわ 気持ちいい 泡に包まれて 気持ちいいね」

クンニやSEXといった一般的なプレイは一切登場しません。
浮遊感と落下感を短時間で交互に与えて大きく揺さぶり
その最中に泡の音を流して包まれてるイメージを膨らませます。
エッチの最中にも深化のアプローチをかけてくるので催眠状態を維持しやすいです。

続く2パートはお待ちかねの絶頂シーン。
今までの流れに絶頂を促す暗示と「ぱーん」というやや反響した音が加わり
カウントを起点にそれらをタイミングよく使って快感を一気に押し上げます。

「快感で真っ白 真っ白 全身快感に染まる 落ちていく 快感の中に深く落ちていく」
「ほーら 音は止まってないよ どんどん快感溜まっちゃうよ 大きくなっちゃうよ?」

快感、快感追加いずれもやることは基本的に同じですが
後者のほうが絶頂回数が多くその間隔も短めです。
泡の音をずっと流し続けることから音モノっぽい要素も持ってます。

このように、泡の力だけを使って気持ちよくする独特なエッチが繰り広げられてます。
夏らしさが漂う作品
夏が持つプラスのイメージでリフレッシュさせる作品です。

お兄さんは仕事や日常生活で疲れを感じてる主人公をぐっすり眠らせようと
まずは楽しかった祭りの思い出で現実世界から少し遠ざけ
さらにお風呂や炭酸を使って心地よさや爽快感を与えます。
そしてエッチに入ると泡に別の意味を持たせて連続絶頂へと追い込みます。

タイトルを構成するふたつの要素を組み合わせた癒し特化の催眠
直接的なエロ要素をまったく使わない思い切ったエッチ
これらを下から支える言葉の意味を忠実に汲み取った演技。
イメージや催眠の技術が持つ力をふんだんに使った個性的なサービスを行います。

イメージ、セリフ、演技の親和性の高さが特に印象的でした。
この感覚を聴き手に伝えるにはどう振る舞えばいいかが考えられてます。
そしてセリフの表現に柔らかさを持たせて作品の雰囲気にしっかり合わせます。
イメージのキーとなる泡も飲料ではなくお風呂をメインにして全身を同時にケアします。

絶頂シーンは6回。
効果音それなり、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声はありません。

CV:望さん
総時間 1:07:30(本編…1:04:11 フリートーク…3:19)


体験版はこちらにあります

猫と彼女と一週間

サークル「クラリムステラ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
声優として活躍されてる藍月なくるさんの個人サークルです。

今回紹介する作品は、ある日突然家にやってきたミステリアスな女の子が
そこに住む男性と色んなことをしながら幸せなひと時を過ごします。

音声を聴き進めていくうちに彼女の素性やここへ来た理由が明らかになったり
終盤に聴き手が2つのルートから1つを選択するなど
女性から一方的に癒され続けるのではなく
彼女にもそれを分け与えてお互いを幸せにするキャラ重視の物語が楽しめます。
家に迷い込んできたのは女の子
ありすと1週間の同棲生活を送るお話。

「んっ ちょっ…やめてください」
ありすは素朴で可愛い声の女の子。
ある休日の朝、主人公の家で飼ってる猫に悪戯されてくすぐったがると
自分がいるのを不思議がる彼に昨日のことを話します。

本作品はとある事情で彼の家に迷い込んできた彼女が
およそ90分に渡って様々な癒しのサービスをします。
タイトルからもわかるように全編が丁度1週間になっており
髪を乾かす、一緒のベッドで寝る、膝枕で耳かきするなどパートごとに異なる手段でお世話します。

「恋人はいるのでしょうか? …やっぱりいいです」
彼女は一言で言えば謎の多い女性。
なぜここに来たのか、なぜ一緒に暮らしたがるかをあまり語ろうとせず
道端の猫をたくさん拾ってるお人好しな彼にしばらく置いて欲しいと頼みます。
そして交渉成立後は時々彼の女性事情を探ろうとするセリフを投げかけます。

友達以上恋人未満と呼ぶのがピッタリな関係です。
でも彼女には彼にそうする確かな理由があります。
最後まで聴けば明らかになりますから、そこで胸のあたりがじんわりするのを感じるでしょう。

「女の子を貴方の手で幸せにしていく」をサークルコンセプトにされてることもあり
専門店のようにひたすら尽くすのではなく物語を通じて彼女も幸せにする方向で進めます。
終盤の土曜日に2つのパートを用意し、聴き手にどちらの結末を迎えるか選んでもらうのがいい例です。

具体的にどんな内容かは伏せますが、たぶん多くの人が同じ選択をするのではないでしょうか。
そうしたいと感じるほど彼女は魅力的に描かれてます。

サービスについてはセリフよりも音の量を多くした音フェチ系の作りになってます。
特に耳かきは会話を一切挟まずに効果音だけがしばらく鳴るシーンを用意し
2人の間で時間がゆっくり流れていく様子を表現してます。
またバイノーラル録音の長所を活かして耳にこそばゆい刺激を適度に送ってくれます。

話す時とそうでない時のメリハリをつけてるので両方をバランスよく楽しめるでしょう。
全年齢向けで人気のある声優さんなだけあって処女作の時点で高品質な作品を制作されてます。
くっつきそうでくっつかない微妙な距離感
2人の同棲が決まった後、最初にするサービスは髪のお手入れ(約12分)。
ドライヤーが壊れても新しいものを買わず濡れたままにしてる主人公の髪を乾かそうと
ありすがタオルを使って丹念にごしごしします。

「どうですか? 彼シャツです な、じょ 冗談です 何変な反応してるんですか」
「痒いところはありませんか? 気になるところがあれば遠慮せずに言ってくださいね」

ほぼ身一つで居候を始めたため彼のシャツをパジャマ代わりにし
それを見せつけて恋人っぽく振る舞う可愛い姿を見せてくれます。
そしてサービス開始後は左右の側頭部を中心に若干ざらつきのある摩擦音をリズミカルに鳴らします。
耳のやや上あたりに振動が伝わってくるおかげで実際にされてる気分が味わいやすいです。

彼を十分に信頼してるけどあと一歩をなかなか踏み出せないところに初々しさを感じました。
この後も2人の微妙な関係を意識させる描写がいくつも登場します。

本作品で最も大胆なサービスは水曜日の添い寝(約14分)。
床に寝ると言う彼女とそれを許さない彼が一通りの会話を交わしてから
結局一緒のベッドで眠ることになります。

「私が床で寝るなら お兄さんもそうするって 子供みたいなこと言わないでください」
突然やって来たとはいえ女の子に辛い思いをさせたくないのでしょう。
彼女が床に寝ると言い張ったら自分もそうすると言って苦労を分かち合おうとします。
彼が言ったことを彼女がオウム返しするスタイルも彼の存在感を大きくするのに役立ってます。
最終目的の「彼女を幸せにする」を意識した効果的な演出です。

添い寝についてはパートの前半はそうなるまでの会話に割き
後半はセリフが一気に減って彼女の安らかな寝息が流れ続けます。
前項で説明した話す/話さないのメリハリがはっきりしていて後半はとても静かに感じました。

単体で最も長いサービスは木曜日の耳かき(約34分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天でお手入れします。
そして左耳の梵天シーンでのみ時折息を吹きかけます。

耳かき棒は「ずずっ くしゅっ」という乾いた硬めの音
梵天は「ぽすぽす しゅるっ」という面積が広く柔らかい音が使われており
前者は弱めの力で奥から手前に掻き出す、後者は耳の中で軽く回転させてから掻き出す感じに動きます。
藍月さんが耳かき音声に多数出演されてるだけあって音質、動きともにレベルが高いです。

「大丈夫でしょうか? 心配しますよ 耳は大切な受容器ですからね」
最中のありすは彼の大事な部分を痛くしないよう会話を挟まず黙々と取り組みます。
特に後半の左耳はパート開始から8分間ほとんどしゃべらない音フェチ成分の強いものです。
耳かきの心地よさで眠った彼に息吹きをする点だけはちょっと首を捻りますが
それ以外は静かで癒される空間が見事に形成されてます。

そうやって十分に親睦を深めた後、「金曜日の真相」でようやく彼女のすべてが明らかになります。
ちょっぴり切ないお話が楽しめますから興味のある方は是非ご自分の耳で確かめてみてください。

このように、2人の距離を縮めつつ音で癒す流れのあるサービスが繰り広げられてます。
心温まる作品
ありすの癒す姿と癒される姿で心が二度潤う作品です。

何らかの事情で主人公の家に潜り込んできた女の子が
彼の家の一員として家事をこなし、彼自身にも様々なサービスを提供します。
そしてその中に彼女も幸せになっていく要素を盛り込んで聴き手を別方向から癒します。

最初の時点で彼女の情報をほぼ全部伏せ、物語を進めることで明らかにしていく展開
セリフと音の分量をほぼ均等にし、それらが活躍する場を別々に設けたバランスの良い作り
癒される側だけでなく癒す側も幸せにするストーリー。
専門店形式よりも登場人物に光を当てた風変わりな音フェチ作品に仕上がってます。

「温かくなって眠くなっちゃいましたか? 猫じゃないんだから」
特に彼女は表面上はごく普通の可愛い女の子なのに
そこからはまったく予想できない一面も隠されていてミステリアスです。
終盤にようやくすべてが明らかになるから最後までダレずに聴けます。

もうひとつの柱にあたるサービスは家庭的なもので揃え、それぞれをコツコツ丁寧に行います。
私個人は髪をタオルやドライヤーで乾かすパートが好きですね。
音を通じて触覚を刺激する演出は録音環境の向上がもたらした新しいアプローチ法です。

キャラやストーリーがしっかりしてる音フェチ作品が好きな人には特におすすめします。

CV:藍月なくるさん
総時間 1:37:36

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【立体音響】Cure Attendant-咲愛

【立体音響】Cure Attendant-咲愛(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「Track4.お客様のご気分に合わせた特別サービス」以降の様子を中心に紹介します。
お姉ちゃんになって極上の癒しを
後半にあたるTrack4とTrack5でするのはエッチなサービス。
前者は甘やかしながらの授乳手コキとSEX、後者は比較的ソフトな耳舐めとメインのプレイを切り替えじっくり行います。

両者を合わせた時間はおよそ92分間。
プレイはキス、乳首責め、ハグ、授乳、手コキ、玉揉み、素股、SEX(対面座位)、耳舐めです。
乳首責め、手コキ、玉揉み、素股、SEXの際に効果音が鳴ります。

「このまま観察しているのも楽しそうだけど、しっかりとサービスしてあげなくちゃね」
マッサージの心地よさで主人公が熟睡したのを確認すると
咲愛はゆっくりペースで唇や乳首を責めてこれまでとは別の癒しを与えます。

エッチはどちらも彼女がリードします。
最初のTrack4は彼の欲望をストレートに受け止めるプレイ(約67分)。
チェックインの際に「年上のお姉さんにいっぱい甘えたい」「欲求不満でそろそろ発散したい」と答えたのを受けて
彼のお姉ちゃんになりきりながら唇、耳、乳首、おちんちんに濃厚なご奉仕をします。

「いっぱいお仕事して疲れたよね~… 嫌な事があっても頑張ったんだから、偉いよ?」
これまでに比べて口調が柔らかくなり、心に染み入る言葉を適度に投げかける癒し重視のエッチです。
非エロパートと同じくセリフごとの間を長めに取ってありますから
癒しの気分を維持したままオナニーに取り組むことができます。

そしてセリフの間にはエッチな声や音がたっぷり流れます。
パートの前半が授乳手コキ、後半は対面座位でのSEXとお互いが責め合うスタイルにしてるため
効果音と喘ぎ声が同時に流れる時間が長く、ゆっくり進めてるのに十分過ぎるエロさがあります。
甘く品のある喘ぎ声と粘性高めでやや激しい効果音とのギャップもそれを大いに助けてます。

前後半で1回ずつある射精シーンが来る前に抜きたくなる人がそれなりにいるのではないでしょうか。
前編で話した音フェチ系の作りが後編でもしっかり受け継がれてます。
もちろん途中で飽きないようにシーン単位でプレイ構成や責め方を小まめに変えてきます。

「君は竿を大きく扱かれるのが好き…? それとも、先っぽを重点的にしこしこされるのが好き…?」
「しこしこっ、しこしこっ… しこしこっ、しこしこっ… ん、く…あぅん…んっ…」

授乳手コキは冒頭のキスと乳首責めの直後に起きた彼のリクエストに答え
最初は授乳だけ行い、その8分後には手コキや玉揉みを加えます。
竿よりも亀頭を責められるのが好きとわかったらすぐさまそれを実行し
「しこしこ」「くりくり」などの擬声語を挟みつつ喘ぎ声を積極的に漏らすあまあまなプレイです。

彼を癒すためにやってるわけですが彼女自身も満たされた表情を見せます。
2人で一緒に気持ちよくなる展開も含めて一体感を大事にしてるように映りました。

それに対してSEXはお姉さん+恋人っぽさを持たせたプレイをします。
一番最初に3分程度ディープキスしてお互いの気持ちを盛り上げ
軽い素股を挟んでから20分以上に渡ってじっくり愛し合います。

「セックスでこんなに感じちゃうの久し振りっ… よっぽど君のおちんぽとの相性が良いのかしらっ…♪」
「恥ずかしがらなくても大丈夫、大丈夫… お姉さんは君の感じてる顔を見れて凄く嬉しいから…ね?」

前半以上に激しい喘ぎ声を多く漏らして気持ちいいことをわかりやすくアピールしつつ
まだ自分を抑え込んでる彼に心を解き放たせる目的に沿ったプレイです。
SEXもストレートに腰を振ってたかと思えば休憩を挟んで耳舐めにシフトしたり
終盤に差し掛かると水音に肉のぶつかり合う音が加わり徐々にペースを増す変化に富んだものです。

キャラ、セリフ、音、雰囲気のすべてが高水準でいい気分に浸りながら射精できました。
エロさと温かみを兼ね備えてるところがすごく本作品らしいなと。

もうひとつのTrack5は耳舐めをがっつり楽しめるパート(約25分)。
SEX後に一旦退出した咲愛が再びやってきて着陸間際まで耳を個別に舐めてくれます。

「耳に口を密着してますから、吐息とかより近くに感じられません? 舐められる感覚だけでなく、私の息遣いも愉しまれてくださいね…」
口で責めるプレイが主役なのでTrack4以上にセリフの割合を落とし
耳全体を優しく舐める、耳たぶを甘噛みする、穴に舌をぐりぐりさせるなどリアルで多彩な責めを繰り出します。
特に穴を責めるシーンは音の位置が非常に近く、コリコリした音と吐息の両方で刺激を送ります。

このパートには射精シーンがなく全体のペースもゆっくりです。
2回連続で射精したことによる疲労と虚無感を和らげる最後に相応しいサービスと言えます。

このように、癒しながら心身両面をスッキリさせる充実したエッチが繰り広げられてます。
癒やされながら抜ける作品
女性の優しさや温かさを強く感じながら抜ける総合力の高い作品です。

咲愛は仕事を頑張りすぎた結果重度の欲求不満に陥ってる主人公を助けようと
彼を特別な席へ案内してから着陸するまでほぼつきっきりで色んなお世話をします。
そして前半は音やマッサージによる純粋な癒しを与え、後半は体を張ったご奉仕で性欲を発散させます。

パートごとに異なるリアルな音をたっぷり流す作り
性感帯を責めつつ彼にも大事な部分を預ける一体感のあるエッチ
母性が強く気配り上手であまあまな彼女のキャラ。
癒しとエロのバランスが取れた甘やかし成分の強いサービスが味わえます。

非エロ62分、エロ98分なので時間だけを見ると後者のほうが優勢です。
しかしエッチも癒す方向で責めることを考えれば同じくらいの存在感と言えます。
女性に甘えたい欲求と女性を気持ちよくできた達成感の両方を満たしてくれます。
エッチで赤ちゃん言葉をほとんど話さなかったのもできるだけ対等な立場を維持したかったからではないでしょうか。

どのパートも音を重要視してる点は一緒なのに内容がまるで違うのも素晴らしいです。
Track2は環境音、次はマッサージ音、そしてくちゅ音+喘ぎ声、ちゅぱ音と被せずに組み立ててます。
同じプレイでも責める部位や責め方によって音の質感とリズムがちゃんと変わりますし
シンプルなように見えて様々な創意工夫が込められてます。
熟練したサークルさんならではの冴えを感じました。

射精シーンは2回。
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声多め、淫語そこそこです。

以上を踏まえて本作品をサークルさんでは8本目の満点とさせていただきました。
おまけはPRボイスとフリートークです。

CV:逢坂成美さん
総時間 3:04:15(本編…2:45:47 おまけ…18:28)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2018年6月30日まで30%OFFの630円で販売されてます。

【立体音響】Cure Attendant-咲愛

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかで世話好きな客室乗務員が
疲れの溜まってる男性につきっきりで色んなサービスをします。

質量共にセリフよりも音を重視した音フェチ系の作りが魅力で
最初は環境音、次は効果音とパートごとにメインの音を切り替え
それらをゆっくりのんびり鳴らし続けて癒しや性的興奮を与えます。

総時間が3時間以上あるため前編(Track1~3)、後編(Track4~5)の2回に分けてお送りします。
出張帰りの癒やされるひと時
IYS航空の客室乗務員「咲愛(えあ)」からサービスを受けるお話。

「本日はIYS航空をご利用いただき、誠に有難うございます」
咲愛は明るくてお淑やかな声のお姉さん。
飛行機に搭乗してるお客たちに離陸前のアナウンスをすると
予約とは違う席へ案内された主人公に事情を説明します。

本作品は「Cure Attendant」「Cure Attendant2」に続くサークルさんの人気シリーズ第3弾。
搭乗チェックの結果、特に癒しが必要と診断された彼の疲れを取り除くために
彼女が特別席で165分もの長時間に渡る癒しとエッチなサービスをします。
搭乗シーンにあたるTrack1を除く全パートに20分以上の十分な時間を用意し
前半2パートは非エロ、後半はエロと両方をバランスよく楽しませる方向で進めます。

ディーブルストさんと言えば耳かきやマッサージといった癒しのサービスを得意とし
さらに音の質感や動きのリアルさにも大変定評のあるサークルさんです。
今作でもその武器を活かせるように会話は状況説明など当たり障りのないものに留め
その代わり色んな音をたっぷり鳴らして彼女にお世話されてる雰囲気を出します。


実際に聴いてみると時間がゆっくり流れていくように感じるでしょう。
セリフごとの間をわざと長く取ることで頭を空っぽにしたまま聴きやすくしています。

「険しい表情をされていたお客様が見せる優しい表情や笑顔… こんな顔をされるんだなって、見ていて嬉しくなってしまいます」
もちろん彼女が持つ癒しのパワーもなかなかのものです。
彼が特別席に案内された理由を知ってるので最初から親しげな態度で接し
疲労や筋肉の凝りが改善されてるとわかるととても嬉しそうな表情を見せます。
典型的な甘やかしキャラとでも言えばいいのでしょうか、これらを好きでやってるのが自然と伝わってきます。
臨場感が高い音重視のサービス
事前のやり取りを終えた直後のTrack2でするのは環境音を使った癒し(約22分)。
前半は森の音、後半は川の音をヘッドホンから流しつつ咲愛がゆっくり優しく語りかけます。

「「森林浴」なんて言いますけど、実際に木から出る香からはリラックス効果がある化学成分が出ているんですよ」
飛行機に乗って出張するくらいですから主人公はきっと忙しい日々を送ってるのでしょう。
だから日頃なかなか触れられない自然の力で心の芯からリフレッシュさせます。
環境音は森の音が風に吹かれて木々が揺れる音と数種類の鳥の鳴き声
川の音は山奥で録音されたのか、水がこぽこぽと湧き緩やかに流れていく感じでどちらも非常にリアルです。

個人的にすごく面白いと思ったのが環境音の音量を大きめにしてることです。
音声作品における環境音は雰囲気作りを助ける脇役に位置づけられてることが多く
セリフに比べて音量をひと回り小さくするのが普通です。
それに対し本作品では敢えてセリフと同じくらいの音量に設定してます。
音の分量だけでなく存在感も大きくする本作品らしい演出と言えるでしょう。

目を瞑ったらその場にいるんじゃないかと思えるくらい音が近くて抜群に癒やされました。
特に前半は音にしにくい風の音を木によってわかりやすく、そして爽やかに表現してます。
寝る前にこのパートだけを聴く、なんて使い方も大いに有りです。
一見すると王道なんだけど他のサークルさんではやられてない工夫がされてます。
体験版でも聴けますから興味が湧いたは是非聴いてみてください。

続くTrack3は下半身のマッサージ(約40分)。
主人公にズボンだけ脱いでもらい左脚→右脚の順に手や指で丁寧に揉みほぐします。
前編で紹介するシーンは完全非エロなのでエッチな描写はありません。

「むくんでしまったふくらはぎを内側…外側から叩いて… んっ… 強すぎず弱すぎず…適度な強さでやっていきます」
「マッサージをする事も大事ですが、むくみの解消には食生活も大事です なるべく栄養バランスを重視した食事をするようにしてくださいね?」

Track2と同じくセリフは今何をやってるかの状況説明を中心に据え
専用のオイルを使って擦ったり、指圧したり、優しく叩いたりと変化に富んだお世話をします。
そしてさり気なく彼を気遣う言葉を投げかけて心のほうも温めてくれます。
専門知識をちょこちょこ言うのもプロらしさがあって良いです。

以前から色んなタイプのマッサージ作品に挑戦されてるだけあって
お世話する部位やその方法によって音の質感と動きが大きく変化します。
時間に余裕があるのを活かして個々の動作を長めに行い音の違いを楽しみやすくしています。

環境音が鳴らない分Track2よりも静かに感じるのではないでしょうか。
同じ音フェチ系でもパートごとにまったく違う魅力を持ってます。

おまけはPRボイスとフリートークです。

後編へ続く…。
【立体音響】Cure Attendant-咲愛(後編)

CV:逢坂成美さん
総時間 3:04:15(本編…2:45:47 おまけ…18:28)


体験版はこちらにあります

追記
2018年6月30日まで30%OFFの630円で販売されてます。

【温泉素潜り】道草屋-いのこ2 湯けむりいのこ旅慕情【昔話耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、子供っぽさがまだ残ってる気さくな店員が
お店を再び訪れた男性をお風呂やお部屋でとことん癒します。

極めてリアルな効果音が織りなす完成度の高い世界観が魅力で
サービスだけでなくその前後のやり取りも臨場感抜群に表現しつつ
以前よりも彼女がちょっぴり成長した様子も描いて安心感と没入感を与えます。
春が近くても油断は禁物
道草屋の店員「いのこ」からサービスを受けるお話。

「…ん? お客様? ご入浴中でございましたか」
いのこは丁寧な言葉遣いをする元気な声の女の子。
入浴中のお客に許可をもらい風呂場へ入ると、シャワーで体を濡らしてから髪を洗ってあげます。

本作品は道草屋の中で今のところ最も新しい店員にあたる彼女が
2時間15分程度に渡って3種類の健全なサービスをします。
お風呂でのシャンプー&甘噛み、部屋でのドライヤー&マッサージ、そして耳かきと
定番のものから音声作品では珍しいものまで数多く取り揃えてます。
時間は1シーンあたり30~55分ですから3回に分けると無理なく聴けるでしょう。

「シャンプーは1回ざっと洗って もっかい洗うんでございます 2回目はめっちゃ泡立つんでございますよ」
彼女は一言で言うとマイペースで世話好きな性格。
自分を再び指名してくれた彼に心安らぐひと時を送ってもらおうと
最初から人懐っこい態度で色んなことをしたり話します。
店員なので言葉遣いは割と丁寧なのですが、上のセリフのように砕けた言葉を織り交ぜた独特な話し方をします。

店員になろうと頑張ってるけど素の自分がなかなか抜けきらない初々しさが魅力です。
子供っぽいことを割としてきますし、店員と友達の中間あたりに感じるでしょう。
でも前作「【ご旅行耳かき】道草屋 いのこ【乳液耳揉み】」を視聴済みなら彼女が成長したことも実感できます。

もうひとつのポイントは最中に鳴る様々な音。
耳かき、シャンプー、マッサージといったサービス自体の音はもちろん
その合間の細かなやり取りにまで専用の音を用意し、それらを組み合わせて道草屋の世界を作り上げてます。

季節が春先ということで環境音はお風呂場でお湯が流れる音と部屋で鉄瓶が沸騰する音だけですが
サービスの種類が多く新しい試みもされていて何度も驚かされました。
特にお風呂のシーンはマイクにお湯を直接ぶっかけたり湯船に沈める大胆なことをされてます。
セリフと音のバランスが取れており、どちらを目当てに聴いても楽しめる品質を持ってます。
声と音が生み出す癒しの空間
一番最初の「湯けむりいのこ温泉」はおよそ50分間。
風呂場の掃除が始まる前に入ろうと思って来たいのこが先にお客がいるのに気づき
一緒に入るついでにシャンプー、甘噛み、ちょっとしたゲームをします。

「もう温まった後でございますか? 体も、洗った? じゃこれから頭でございますね」
彼女は元々夜に耳かきする予定だったので今回のサービスは完全に突発的なものです。
しかし驚いたり困惑する様子を見せず、どこまで洗ったかを確認してから残った頭のケアに取り掛かります。
彼女はタオル1枚の格好ですがエッチな描写は一切ありません。
裸同士でもいつも通りリラックスした表情で接します。

シャンプーは「わしゃわしゃ くしゅっ」という泡混じりの摩擦音が使われており
1回目はやや力を入れてゴシゴシする感じに、2回目は全体を優しく撫でるように動きます。
同じシャンプーでも音の質感や動きに大きな違いがあるのが道草屋らしいですね。
合間に入るシャワーも位置や距離を小まめに動かしてリアリティを出してます。

このシーンで面白いのはシャンプーをシャワーで洗い流すところ。
シャワーが耳にあたるとごわごわした音が鳴り、少しの間声や音が若干聞こえにくくなります。
髪を洗ってる最中、お湯が耳に入った時の感覚を音でそのまま表現してます。
シャンプーをする作品は結構ありますが、こういう演出をするものは初めて聴きました。

「お客様 水泳は得意でございますか? 息止め勝負しましょう!」
その後に始まる素潜りでも2人が同時に湯船へ頭を入れることを考慮し
最中は水中特有のほのかな圧迫感が耳に感じられます。
いのこが泡を吐き出すのに合わせて耳が優しくくすぐられてとてもリアルでした。
これらの行為を聴き手が実際にやってる風に鳴らすから高い臨場感が味わえるわけです。

2番目の「いのたびドライヤー」はお風呂から上がった直後のお話(約31分)。
脱衣所に置いてあったドライヤーを借りたままお客の布団を準備してた別の店員「たびらこ」が
それを使って髪を乾かし、さらにシーン中盤頃に部屋を訪れたいのこの髪も綺麗にします。
このシーンだけは2人の店員が同時にお世話します。

たびらこ「この後 耳掃除?」
いのこ「その前に マッサージでございますなー 一緒に大浴場入ってたんでございますよ」
2人の年齢はそれほど離れてないはずですが、性格が大きく違うので母親と子供に近いやり取りをします。
ドライヤーはたびらこ、肩たたきやマッサージはいのこと役割分担できてるのもポイント。
複数の効果音が同時に鳴る今まで以上に心地いいひと時が味わえます。
音を通じて触覚も刺激してくるところが道草屋シリーズの大きな魅力です。

そうやって色んな出来事を経た後、いよいよ本題の耳かきが始まります(約55分)。
膝枕ではなく添い寝の姿勢で右耳→左耳の順に耳かき棒と洗浄液つきの綿棒でお掃除し
最後に弱めの風圧で息を吹きかけます。

耳かき棒は「ずりっ じじっ」という細くて乾いた音
綿棒は「ずすっ ぷしゅっ」という柔らかくてぱちぱちした音と器具ごとに質感を大きく変え
動きも前者は奥から手前へ掻き出すように、後者は耳の壁をなぞるようにゆっくり進めます。
長時間聴いても耳や頭が痛くならないようかなり優しい音で揃えてます。

「私 ガチガチでした もう手汗はかくし 話せば噛むし 散々でございます」
効果音以上に癒されるのが彼女との会話。
前半の右耳では彼を初めてお世話した時のことを懐かしそうに語ります。
当時のことを正直に語りつつ、とある事をちゃっかり自慢するあたりが彼女らしいなと。
店員としても人間としても成長したのが窺えます。

「むかーしむかしのお話で 冬山に1匹のイノシシがおりました」
それに対して後半の左耳は2つの昔話をします。
耳かき棒は彼女に馴染み深いイノシシとキツネの話
綿棒はタニシと虎の話とどちらも人間以外の生き物を登場人物に据えて和やかに語ります。
本作品の耳かきはどちらかと言えば効果音よりもこのお話が聴きどころだと思います。

このように、音とキャラの両方を引き立たせた完成度の高いサービスが繰り広げられてます。
ほっこりする作品
サークルさんの過去作と同じくすべての要素が優れてる作品です。

いのこは自分が初めて担当した相手を再び満足させようと
以前よりもずっとリラックスした表情で長時間に渡る様々なお世話をします。
そしてその一部始終をリアルかつ多彩な効果音で表現しつつ自身の魅力も伝えます。

腕はしっかりしてるけど性格は割と子供っぽい彼女のキャラ
耳に水がかかったり水中に潜る様子まで表現した高品質な音
定番のものに多少のアレンジを加えてさらなる癒しを与えるサービス。
音声作品を構成する色んなものすべてに力を入れて物語を組み立ててます。

全年齢やR-15はこのところ作品数が増えて全体のレベルが明らかに上がってます。
でもその多くは音が良いとかキャラに癒されるなど特定の部分に特化してます。
だからこそ道草屋が持つ総合力の高さは大きな強みと言えます。

「今日は やり遂げたでございますよ 修行の成果でございます」
その中でもキャラ作りが一際上手です。
前作より成長した部分を見せつつ変わらないところもちゃんと残してます。
主役を張るのはまだ2作目ですが他の作品でちょくちょく出てますし
今後も彼女の飾らない性格がシリーズの色んなところで発揮されると思います。

圧倒的な癒しのパワーを持つ作品です。

CV:いのこ…箱河ノアさん たびらこ…愛枝今日子さん 稲…真宮ひいろさん(「08-またあとで」でのみ登場)
総時間 2:16:41(湯けむりいのこ温泉…49:47 いのたびドライヤー…31:27 耳かき昔話…55:27)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

声付き耳かき音を作ってみた(終)

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、素朴でちょっぴりいたずら好きな女の子が
友達あたりの関係にある男性に丁寧で幅広い耳かきをします。

従来のシリーズと同じく効果音の質と量にとことんこだわった作りや
親しみを感じる彼女のセリフと態度で癒しの空間を作り上げてます。
前よりもちょっぴり近い心の距離で
女の子に耳かきしてもらうお話。

「あ、また来たんですか? 凝りないですね ほんと」
女の子は素朴で優しい声の女の子。
自分の部屋に再びやって来た主人公をクールな表情で迎えると
膝枕に誘ってからお世話する順番や使用する器具を考えます。

本作品はこれまで58本出てる同シリーズの最終作。
声や口調は素っ気ないけど実は優しい彼女が、耳かき好きな彼におよそ24分間の耳かきをします。
彼女はシリーズの過去作にも何度も登場してるキャラで「炭酸ちゃん」の愛称を持ってます。
以前は割と変わったこともやってたのですが、今回は原点に戻って耳かきだけを時間いっぱい頑張ります。

「いいえ 今は暇なんでいいですよ 忙しいって言ったらどんな反応するか気になっただけです」
性格は一言で言えばいたずら好きでしょうか。
自分の思ってることとは違うことをわざと言って彼の反応を楽しみ
耳かき中も今までになかった原始的な手段で綺麗にするシーンがあります。

でも耳かき自体はとても真面目にやるので悪意があるとは思えません。
楽しそうにお掃除してるのがはっきりわかる描写もありますし、彼女なりの愛情表現と見るのが妥当です。
言葉よりも態度で気持ちを伝えるタイプのキャラで独特な可愛さを持ってます。

もうひとつの柱となる耳かき音も魅力的。
耳かき棒、綿棒、梵天と定番の器具をシーンに応じて使い分けながらリアルな音を存分に鳴らします。
とみみ庵さんと言えば時間に対するセリフの量を減らし、音ですべてを表現する作風が持ち味です。
今作もその例に漏れず、効果音と彼女の吐息だけが流れる時間を長めに取って癒します。
質感、動き、力加減、リズムのすべてが繊細で優しくて本当に素晴らしいです。

耳かきはほぼ全編にあたる24分間。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に穴の手前は耳かき棒、奥は綿棒で汚れを取り
仕上げに梵天と3回程度の息吹きをします。

耳かき棒は「ずすっ じりじり」と尖りのある乾いた音
綿棒は「すりずり」という面積広めで柔らかい音が使われており
前者は耳の壁を優しく引っかくように往復させ、後者は汚れを絡め取るようにゆっくり擦ったり回転させます。
梵天もふんわりした優しい質感の音で心地いいです。

この4年間耳かきをひたすら追求してきたサークルさんなだけあってすべてが自然です。
綿棒は動きに軽い引っ掛かりがあり、梵天は耳に軽い圧迫感があるといったように
器具ごとの細かな特徴まで音でリアルに表現されてます。
またこれらが耳垢に触れた際はほんの少しの時間だけ効果音がパリパリしたものに変わります。

「ふわ ふわ 気持ちいいですか? 私も ちょっと楽しいかな」
「人の耳に指を入れるって 面白い感覚かも」

最中の彼女は「かりかり」「ふわふわ」などの擬声語で耳かきの様子を実況しつつ自分の気持ちを漏らします。
また後半の右耳をお世話するシーンでは自分の指を彼の耳の穴に入れて掻き出します。
「ぐぐっ すいっ」という弾力のある摩擦音を掻き出すように鳴らしてて結構リアルです。

そしてこれは恋人まではいかないにしても彼女が彼に対して一定以上の好意を抱いてることも表します。
今は耳かき中ですから彼の耳の中は当然ある程度汚れてます。
それを知ったうえで自分から直接それを掬うのは一種の愛情表現と言えるのではないでしょうか。
行為自体の珍しさに加えて彼女の内面も描かれてるのが面白いです。

このように、リアルな音と2人の仲の良さで癒す温かい耳かきが繰り広げられてます。
シンプルで洗練された作品
王道のサービスに色々な工夫を加えた高度な耳かき作品です。

女の子は自分に何度も会いに来てくれる主人公を満足させようと
素っ気ない態度を取りつつしっかりお世話して耳と心を綺麗にします。
そしてその様子を主に効果音で表現し、合間に彼女らしさを感じるセリフを挟みます。

数多く存在する耳かき音声の中でも最高品質を誇る効果音
現実世界の耳かきをそのまま音声化したような自然な演出、クールな態度の中に垣間見える彼女の優しさ。
音フェチ系でありながらキャラも立ってる優れた耳かきが楽しめます。

「ふわふわでおねむですかね そのまま寝ちゃってもいいですからね」
私が炭酸ちゃんの作品をいくつか聴いてるからなのでしょうが
以前よりも彼女の態度が柔らかくなり、彼を素直に受け入れられるようになったと感じました。
最初の彼女は彼を実験台にしてあれこれ試す感じにサービスしてました。
しかし今回は特殊なことをほとんどやらず、彼を気持ちよくすることを第一に考えてお世話します。
ただそれだけだと個性が失われてしまうから時々からかってバランスを取ってます。

効果音が抜群に優れてるおかげで耳かきの様子を細かく説明する必要がなくなり
その結果何気ない会話にセリフの多くをつぎ込む余裕が生まれてます。
音が主役なのは間違いないのですが、一般的な音フェチ作品とは違う魅力を持ってます。

シリーズの最後を飾るに相応しい安定感のある作品です。

CV:藍月なくるさん
総時間 27:24

声付き耳かき音を作ってみた(終)
https://www.youtube.com/watch?v=4uccah3DTkU

ヒーリングサロンシエル

サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、人懐っこくのほほんとした店員さんが
お店を初めて訪れたお客にベーシックな癒しのサービスをします。

サービスはもちろん、最中の細かな動作に至るまでを音で表現する作りに加えて
話す時とそうでない時をはっきり分け、健康知識や何気ない会話を適度に挟むなど
専門店らしさを出しつつ音とセリフの両方から癒す和やかなお話が楽しめます。
プロの手並みで和やかに
ヒーリングサロン シエルの店員「朝霧代菜」からサービスを受けるお話。

「騒がしい店長ですみません ええと 本日担当させていただきます 朝霧代菜と申します」
代菜は甘く素朴な声の女の子。
受付をしていた店長に呼ばれて主人公の前にやって来ると
サービスの内容を簡単に説明してから施術室へ案内します。

本作品は老若男女誰でも入店できるリラクゼーションスポットで
そこの新人店員がおよそ1時間に20分に渡って3種類のサービスをします。
足湯+肩揉み、顔から首にかけてのマッサージ、耳かきと基本的なもので構成されており
どのパートもプロらしい流れるような手つきで丁寧にお世話します。

全編を通じて言葉よりも音で行為の様子を表現する作りになってますから
リアルで優しい音の数々を聴いてるだけで相当な癒しが得られるでしょう。

Crescendoさんの作品は初めて聴いたのですが
現在活躍されてる大手のサークルさんに引けを取らない品質を持っててびっくりしました。
音の質感はもちろん、位置や距離もバッチリでこだわりを持って制作されてるのがわかります。
足音や服を着替える音などサービス以外の細かな動作にも専用の音が入っていて臨場感が高いです。

「あ、ここはちょっとコリコリしてますね ものを近くで見ることが多かったりしませんか?」
「お客様も ゲームってします? ゲームをしていると 時間がいくらあっても足りませんよね」

これらを行う代菜のキャラも個性的。
お客と1対1で接するのが初めてということで会った直後は緊張した表情を見せますが
施術室に移動した後は終始リラックスした様子で色んなことを語ります。
サービスの内容やそれに関する健康知識を説明してたかと思えば
趣味のゲームや散歩の話にいつの間にか脱線する天然なところも持ってます。

ある程度話したらしばらく黙り、それからまた話すのを繰り返す流れになってるおかげで
最大の武器である効果音とうまく共存できてます。
代菜役を務める和鳴るせさんのほんわかした声や口調も彼女のキャラに合ってて良いです。

すべての部分にこだわった多彩で高品質な効果音と代菜のキャラ。
専門店ならではのサービスを家庭的な雰囲気で行う音フェチ作品です。
静かで温かいひと時
施術室に移動しガウンに着替えた後から始まる最初のサービスは足湯と肩揉み(約12分)。
用意されたお湯入りの桶に足を浸し、血行が良くなるまでの時間を使って代菜が後ろから手と指でほぐします。

お湯を桶に注ぐ音、足を入れる音、事後にタオルで水気を取る音など
早速色んな音が登場して耳を楽しませてくれます。
彼女の説明も少しは入りますが必要最低限に抑えられてて音フェチ色が強いです。

メインの肩揉みは「すすっ しゅるっ」という滑らかな音が使われており
左右同時に手のひらで揉んだり擦る、左右交互にやや力を入れて刺激を与えるなど
音を無意味に垂れ流すのではなくサービスとして成り立つように変化をつけて鳴らします。
ガウン越しに擦ってるのを踏まえて地肌の時よりも若干音が粗くなってるのも細かくて良いです。

「ぐっぱっ ぐーっぱっ ふふふっ」
パートの終盤からお湯の音が加わるのもポイント。
足湯は桶に浸してるだけでは音がほとんど出ないので彼に軽く動かしてもらいます。
肩揉み単体の時は静かすぎて環境音が欲しいなとも思ったのですが
この演出をするために敢えて入れなかったのかもしれませんね。

その次に登場するのはマッサージ(約26分30秒)。
頭にタオルを、顔に温めたアイマスクを装着してから使用するオイルを温め
デコルテ(首から胸元の部分)、耳、顔の順にゆっくり塗り込んでいきます。
アイマスクは顔をケアする直前に外します。

「真面目、ですかね? そんなことないと思いますよ お客様の喜ぶ顔を見るのが好きなだけですから」
「くりゅっ ちゅぷちゅぷ」という若干粘性のある水音を状況に応じて位置と距離を変えて鳴らしながら
マッサージのことや彼女自身のことをのんびり語ります。
耳かきなどに比べて大人しい音なのでとても静かに感じるでしょう。
指の動きやストロークもリアルかつ多彩で耳をケアする時は微かな振動まで伝わってきます。
音で表現するのが難しいサービスを十分すぎる品質で形にされてます。

体の血行が良くなった後、締めを飾るのは耳かき(約21分)。
膝枕ではなくベッドに寝たままの状態で右耳→左耳の順に
耳かき棒で大きな汚れを、梵天で小さな汚れを取り除きます。
耳に息を吹きかけるシーンはありません。

耳かき棒は「ぞすぞす しゅぷっ」とやや平べったくて尖りのある音
梵天は「しゅるっ ふすふす」と柔らかく広がりのある音が使われており
前者は奥と手前をゆっくり往復させたり小刻みに優しく引っかくように
後者は軸を持って細かく回転させたり素早く掻き出すように動かします。

肩揉みやマッサージと同じく音の質感、動き、力加減のレベルが高く安定してます。
また耳かき棒は穴の手前から奥に移ると音が若干低く鈍いものに変化します。

「私は 耳かきをされるより するほうが好きで 大きな耳垢がぽろっと取れた時の ちょっとした達成感が楽しくて」
最中の代菜は好きな耳かきや散歩のことを嬉しそうに話したり
耳の奥で見つけた耳垢が無事取れて満足げな表情を見せます。
彼が途中で眠そうにしてるのに気づいたからか、前のパートよりもセリフを減らし黙々と続けます。

このように、音を中心に据えつつ彼女の魅力も引き立ててる緩いサービスが繰り広げられてます。
ほんわかした作品
優しい女性が優しい音をたっぷり鳴らして癒す正統派の音フェチ作品です。

代菜は自分にとって最初のお客にあたる主人公を心の芯から癒そうと
これまで磨いてきた技術を駆使しながら専門的なことや何気ないことを話します。
そしてその様子を言葉よりも音を使って聴き手に伝えます。

質と動きにこだわったリアルな効果音の数々、腕は確かにプロなんだけど性格は少し抜けてる彼女のキャラ。
音フェチ作品の要所をしっかり押さえ、なおかつ多少のキャラ成分も含んだサービスをします。

特に効果音は同じサービスでもシーンによって違う音や動きに変え
さらに位置や距離も小まめに切り替わる大変手の込んだものになってます。
このところ録音環境の向上に伴い音の品質は全体的に上がってます。
でも器具の動きや間の取り方といった他の部分はサークルさんによって結構差が出ます。
このへんも上手にこなしてるのが素晴らしいです。

「私は疲れてないですよー すごく楽しかったです」
もうひとつ、物語の最初と最後のパートに長めの時間を割いてるのも大きな魅力です。
癒し系音声作品はサービスを中心に組み立ててるからか
冒頭の挨拶や事後のやり取りをごく簡単なもので済ませることが多いです。
しかし本作品は両方に9分程度の時間を用意し、2人が出会ってから別れるまでの様子もきっちり描いてます。

余韻や後味を大事にしてるとでも言えばいいのでしょうか。
すべてを終えて緊張が解けた彼女が微笑ましいミスをするシーンがあったりと
最後の最後まで時間がゆっくり流れていきます。

音が主役なのは間違いありませんが、それだけでは語りきれない魅力を秘めてる作品です。

CV:代菜…和鳴るせさん 店長…いたちゆーとさん(最初と最後のパートにのみ登場)
総時間 1:23:41

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
83分で300円とコスパがいいので+1してあります。

雨の日の午後に~彼女と耳かき~

サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するサークルさんの処女作は、落ち着きがあって世話好きな彼女が
大好きな人と雨の日の午後をまったり過ごします。

声の質感、位置、距離、動き、力加減すべてがハイレベルな効果音と
現実世界でする会話にとても近い表現でする他愛もない会話など
音とセリフのバランスをほぼ同じに取り両方から癒す安眠しやすい作りになってます。
バックで流れ続ける雨音も作品全体に静けさを与えてます。
雨の日を2人でのんびりと
彼女が耳かきや羊数えをするお話。

「あーあ 雨やまないか 今日はどこも行けないね」
彼女はややトーンの低いホッとする声のお姉さん。
とある雨の日、恋人にあたる主人公と家で暇そうにしてると
コーヒーを淹れたり耳かきしながら色んなことを話します。

本作品は雨のせいで外に出かけられず暇を持て余してる2人が
午後から夜にかけて過ごす様子を彼の視点で楽しみます。
前半はコーヒー淹れ&耳かき、後半は添い寝しながらの羊数えと家庭的なサービスで統一し
それぞれの様子をとことんリアルに描いて癒しや眠気を膨らませます。

本作品を語る上で絶対に外せないのが「音」。
「~してるよ」などの説明的なセリフを挟まず動作の一部始終をほぼ音だけで表現します。
例えば冒頭の彼女がコーヒーを淹れるシーンでは、ケトルに入れた水がこぽこぽと音を立てて徐々に沸騰する音
インスタントコーヒーの粉末をカップに入れる音、2人分のお湯を注ぐ音を上手に組み合わせてます。
彼女がベッドに寝たり体を起こす音までしっかり入ってますし、音に対するこだわりを持って作られてるのがわかります。

バイノーラル6音さんは有料だとほぼ無名ですが、YouTubeのほうで無料作品を数多く投稿されてます。
私は初めて聴きましたがレベルが非常に高くてびっくりしました。
音の品質や扱い方については処女作の時点で大手のサークルさんに並ぶものを持ってます。

バックで流れ続ける雨音もポイント。
ぱらぱらと優しい水音が使われており、声や効果音の邪魔にならない音量に抑えられてます。
羊を数えるパートではそれと雨音だけが流れる時間を長く取ってありますから
文字通り頭を空っぽにしたまま心安らぐひと時を送れるでしょう。

音と並ぶもうひとつの魅力は彼女のセリフ。
挨拶や自己紹介といった前置きは完全に省略し、音声開始直後から他愛もない会話を続けます。

「ん? おっ ふーん いいねされた ふふっ このツイート ほら」
明日のデートの予定や彼がスマホで見てる動画の内容など
仲の良い者同士だからできるあまり中身のない話題が中心です。
しかもそれらを「うーん」や「おっ」といった意味を持たない言葉を挟んでするからとても緩く感じます。

恋人と2人きりなら当然お互いリラックスしてるでしょうから
その心情をセリフに反映させた自然な会話表現にしてます。
時間に対する会話量は意外と多いのですが、全編を通じて彼女が意識してのんびり話し
さらにセリフごとの間をやや長く取ってるおかげで効果音や雨音と共存できてます。

すべての要素が高品質な音の数々と彼女のだらっとした会話。
音とキャラのバランスを大事にして両方から癒す雰囲気の良い作品です。
音と彼女の優しさに包まれて
彼女にコーヒーを淹れてもらった後に始まるのは耳かき(約11分30秒)。
主人公が観ていたYouTubeの動画を見て興味を持った彼女が実際に耳かきしてあげます。

膝枕ではなく添い寝の状態で右耳→左耳の順に綿棒だけを使うシンプルなもので
「ぽりぽり ぷすっ」という柔らかくて乾いた音を中の汚れを絡め取るように隅々までゆっくり動かします。
息を吹きかけることはありません。

「耳 普段掃除してないでしょ? わかるよ 綺麗にしてあげないと」
綿棒にしては音が粗い気もするのですが、耳かきの開始前に彼の耳が汚れてると遠まわしに言ってましたし
それを反映させてわざとこういう音にしたのかもしれません。
動きと力加減については現時点で文句なしと言えるくらい優れてます。
10秒程度鳴らした後に無音の時間をほんの少し挟んでるのもリアルで良いです。

「うーん そうねぇ (コントローラーの)色は…白かな あ、でも汚れとか目立っちゃうかな」
最中の会話は先日彼が買ったPS4につける彼女のコントローラーの色選びや
冬から春に移りつつある季節のことなど耳かきとまったく関係ないものばかり。
最後のほうに彼女があまあまなことを言って彼が赤面するシーンを入れるなど
恋人たちがだらだら過ごす様子を緩い調子で描いてます。

もうひとつのサービスにあたる羊数えは13分ほど。
すっかり眠そうな彼の右側に彼女が抱きつきリクエスト通り羊をゆっくり数えます。

「羊が1匹 羊が2匹 羊が3匹 羊が4匹」
彼を安眠させるのが目的なので羊数え以外の会話は一切挟まず
雨音と組み合わせて静かで落ち着いた空間を作り上げてます。
前のパートで2人の仲がとても良いのが自然と伝わってきますから
通しで聴けばその優しい声と心に多くの人が安らぎを感じるでしょう。

このように、音声を構成する色んな要素に余裕を持たせた大変癒されるサービスが繰り広げられてます。
ゆるーい作品
音フェチ系でありながらキャラも立ってる総合力の高い作品です。

2人で一緒にいるのが当たり前なほど仲のいい男女が
雨音を聴きながらだべったり耳かきしてのんびりしたひと時を送ります。
そしてその様子をリアルな音と砕けた会話でゆるーく描きます。

音質はもちろん、位置や距離まで緻密に練られたハイレベルな効果音
それを後ろから引き立てる雨音、恋人らしさを感じるセリフの数々。
専門店のように目的を持ってお世話するのではなく、2人が時間を潰す感じを出しながら物語を進めます。

「ん? 寝ちゃうの 眠たい? じゃあ私も寝よっかなー」
音声を実際に聴いてみるとわかりますが展開は割と行き当たりばったりです。
主人公の動画を見て興味を持ったから思いつきで耳かきする、彼が眠そうだから添い寝をすると
彼の心情に彼女が追従する形であれこれお世話します。
この何気なさも本作品をゆるーくするのに貢献してます。

音も十分すごいのだけど、私個人は会話のほうにより強い魅力を感じました。
余計な部分を敢えて盛り込んでるのが作品の雰囲気にすごく合ってるなと。

音フェチ系ボイスドラマと呼ぶのが妥当な良作です。

CV:hana10(はなと)さん
総時間 34:53

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
通常だと35分で700円はやや割高な部類なのですが
品質が非常に良いので今回は点数を引いてません。

2018年4月14日まで50%OFFの350円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。

夜空の箱舟

サークル「シロクマの嫁」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、夢と現実の狭間にある不思議なお店を舞台に
そこの店員さんが上半身を隅々までケアして安眠へと導きます。

効果音の質と種類にこだわったサービスをするのが特徴で
時間に対するセリフの量を極端に減らし、行為の一部始終を主に音だけで表現します。
さらに特定の音を鳴らし続けるのではなく数分ごとに切り替えて臨場感を出してます。
音で紡ぐ子守唄
夜空の箱舟の店員「みやこ」からサービスを受けるお話。

「初めまして ようこそお越しくださいました」
みやこは明るくて澄んだ声の女性。
夜空の箱舟を訪れた寝付きの悪い主人公をぐっすり眠らせようと
長時間に渡る癒しのフルコースを提供します。

本作品はストレスや不安で安眠できずにいる人々の悩みを解消することを目的に
彼女がおよそ2時間に渡って合計6種類のサービスをします。
イヤーエステ、ヘッドスパ、フェイスケア、肩や腕のマッサージ、お茶淹れ、ハンドケアとパートごとに内容を切り替え
それぞれに十分な時間を用意してゆっくりのんびり行います。

シロクマの嫁さんはおねショタやハーレムなど特定のシチュを好む傾向があるサークルさんです。
しかし今回はおよそ2年半ぶりの全年齢向け新作ということで
キャラやストーリーといった背景部分はほぼ切り捨て音にとことんこだわった作りになってます。
サークルさんによると制作のために東北までロケに行ったそうです。

最大の武器であるバイノーラル録音を駆使したリアルな音質に加え
ひとつのサービスをする中に数多くの音を用意し、それらを使い分けてさらなるリアリティを与えてます。
時間が長いのでセリフもそれなりにありますが、ほとんどは何をするかや状況説明で
それらを終えると「んっ」などの軽い掛け声を漏らしながら静かに手を動かします。
事務的と感じることはないでしょうが主役の音が引き立つよう控えめに振る舞ってます。

バックで終始流れ続ける波の音も落ち着いた雰囲気作りに貢献してます。
声や効果音を聴きやすくするために音量をやや抑えてあるものの
規則的に打ち寄せる音が耳に心地よく、現実世界の雑音も遮断してくれます。
効果音と環境音を組み合わせて癒す王道の音フェチ作品です。
ひとつひとつを丁寧に
1分30秒程度の挨拶を終えた直後に行う最初のサービスは耳のお手入れ(約41分)。
リクライニング式の椅子に座り耳の洗浄から中の掃除までをゆっくり丁寧に行います。

両耳同時に泡タイプの石鹸で洗浄するところから始まって
濡らしたタオルで拭く、乾いたタオルで水気を取る、手や指でマッサージするなど
細かなサービスを豊富に用意して音の違いを楽しませます。
このパートだけでも9種類ありますから、単純計算すると4分30秒ごとに効果音が切り替わります。

肝心の耳かきも耳かき棒、綿棒、馬の毛耳かき、梵天&息吹き、耳垢水とやることが多く
その全てで異なる効果音をリアルな質感と動きで鳴らす大変高度なものです。
位置がとても近いおかげで音が鳴るたびに微かな振動まで伝わってきます。
それでいて頭が痛くならないのは力加減に気を遣ってるからでしょう。
音と微弱な刺激によって耳かきされてる気分に浸らせるシロクマさんならではの耳かきです。

片方を一通り終えたらもう片方に移る通常の耳かきとは違い
本作品は耳かき棒は左→右、綿棒は右→左といった具合に毎回左右をお世話してから次の器具へ移ります。
膝枕とは違い彼女が動く流れなのでテンポは良いです。

「慣れてきたら馬の毛が 耳かきでは届かない細かいところに届いて すごく気持ちがいいのですよね」
この中で最も個性的なのは馬の毛耳かき(約4分30秒)。
「ぞしゅっ」という粗さのある乾いた音を左耳→右耳の順にゆっくり鳴らします。
実際に聴いてみると毛の一本一本が綿棒よりも太く感じるでしょうね。
本作品以外だと「添い寝カフェ『しろくまのしっぽ』」にしか出てこない相当にレアなサービスです。

耳をスッキリさせた次にするのは頭のケア(約26分)。
動物の毛を使ったブラシで髪をとかし、専用のオイルを揉み込んで頭皮をほぐしてから
シャンプーやトリートメントで綺麗にします。

「髪が絡まないように 柔らかな泡で包みながら」
中でもシャンプーは最も長い8分程度の時間を割き
ポリポリした泡混じりの音を頭全体にゆっくりスライドさせたり
そのまま指で優しく叩きシャワーで洗い流す様子をほぼ音だけで見事に表現してます。
ソフトな質感のシャンプーを使ってるのか、普段聴くものより音が滑らかに感じました。
タオルで拭くなどの細かな動作にまできちんと音が入ってるので、セリフなしでもサービスの様子が簡単にイメージできます。

個人的にもっともこだわりを感じたのが「05_マッサージ」パート(約19分)。
椅子を起こした後に肩や腕を手と指だけを使って揉みほぐします。

「ツボを押す時は 指の腹で優しく 指の先で押すと 痛く感じてしまうことがありますからね」
特別な器具を使うことはないので耳かきやヘッドスパに比べると音自体は地味です。
しかし肩を揉む時は音の位置が耳の下あたり、腕はそれぞれに対応した位置へと移動させ
拳を握って小刻みに叩く、手を開いてチョップするように叩く、手を組んで甲で叩くなど
同じマッサージでも色んなやり方を用意して音や動きに細かな違いを出してます。

変わった器具を使って面白い音を出せるのはある意味当たり前ですから
このパートのように特殊なことをできない状況のほうがサークルさんの実力がはっきり出ます。
叩く音を約11分も入れたのはバックで流れる波の音にかき消されないようにするためでしょう。
弾力のある振動が首のあたりに伝わってきて心地よかったです。

このように、胸から上を隅々まで癒す重厚なサービスが繰り広げられてます。
幅広い音フェチ作品
音の種類がとにかく豊富な安眠しやすい作品です。

みやこは何らかの事情でよく眠れない主人公の症状を少しでも改善しようと
疲れや汚れの溜まりやすい部位を中心に器具や手を使ってたっぷりお世話します。
そしてひとつのサービスを延々続けるのではなく、数分単位で切り替えて色んな音をお届けします。

「音の鳴らない時がない」と言えるほど音に寄った作り
それらの質感、位置、距離、動き、タイミングすべてにこだわったリアルな演出
頭を空っぽにできるよう世間話を控えて静かに進める彼女の態度。
最終目的である安眠を見据えたとても癒される作品に仕上がってます。

中でも効果音は家でやるサービスとの違いが出るようバリエーションに力を入れてます。
癒し系の音フェチ作品は単一の音を多彩な動きで表現することが多いので本作品の作風は割と珍しいです。
それでいて慌ただしさを感じないのは総時間が長くどれもゆったり進めるからでしょう。
特定の音をたっぷり聴きたい人にはやや不向きですが、音の違いを楽しみたい人にはとても向いてると言えます。

あと前項では説明できませんでしたが最後のハンドケアでヤスリがけの音を長めに用意してます。
18分ほどかけて爪切りとヤスリがけをするシンプルな内容で後者の時間はおよそ14分です。
「ずりずり」と粗さのある金属っぽい摩擦音が心地よく、途中から若干パワーを上げて違いを持たせてます。
音声作品だとかなりマイナーな音なので珍しいものが好きな人は楽しめるのではないかなと。

作りはシンプルだけど構造は奥深い作品です。
おまけは「制作の裏側お喋り耳かき」です。

CV:伊ヶ崎綾香さん
総時間 3:04:54(本編…2:26:01 おまけ…38:53)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
184分で400円とコスパがいいので+1してあります。

2018年3月31日に2000DL突破を記念して「08_雪解け道」パートが追加されました(18分30秒)。
私はこれが出る前にレビューを書き終えてたため聴いてのお楽しみとさせていただきます。
総時間には加えてあります。

2018年4月26日まで25%OFFの300円で販売されてます。

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