同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:ASMR

   ● ご耳愛部!~郷愁の章~
   ● 【日向耳かき】道草屋 はこべら-移動珈琲店/よるの動物さん【這より悪戯】
   ● もぐらの恩返し
   ● 声付き耳かき音を作ってみた41【ASMR earpick】
   ● 【耳かきボイス】炭酸綿棒を店員にすすめられて【イヤホン推奨】
   ● 苦い貴方にお砂糖を
   ● ほんわか魔女のお散歩お取り寄せ便
   ● 疲れた日の甘々耳かき【声付き耳かき音38】
   ● 耳癒やしマッサージ1
   ● 【音フェチボイス】ちょい耳袋-お留守番-【オトラレ15】


ご耳愛部!~郷愁の章~

サークル「藤和工場」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、秋の空のように爽やかで前向きな女の子が
気落ちしてる主人公を得意の耳かきと会話で元気づけます。

パートごとにセリフと音の比重を大きく切り替えるメリハリのある作りが魅力で
耳かき中は器具を動かす効果音と秋らしさを感じる環境音が自然な癒しを
それ以外は彼女の実体験に基づいたお話で心をスッキリさせます。
あなたの心も小春日和に
ご耳愛部の部長「紬愛莉(つむぎあいり)」に耳かきしてもらうお話。

「ふて寝するには、いい天気すぎないかしら?」
愛莉は明るくて爽やかな声の女の子。
ある秋の日、ベンチで寝てる主人公に声をかけて隣に座り事情を聞くと
耳かきをして彼の悩みを吹き飛ばしてあげます。

本作品は寮住まいのため入院中の母親を見舞いに行けず悶々としてる彼のために
彼女が50分近くに渡る耳かきとお話をします。
「ご耳愛部!」シリーズは今回で4作目となりますが、そのすべてが季節感を大事にしてます。
本作でも耳かきパートで秋らしい爽やかな風の音や小鳥の鳴き声が流れます。

サークルさんが実際に野外で録音されただけあって音質がリアルですし
耳かき中はセリフをできるだけ挟まずに進めるので2種類の音だけを集中的に楽しむことができます。
最近流行ってるASMR(音フェチ)成分の強い作品と思ってください。

「あそこ…旧校舎保健室…まぁ今日は別の娘が使ってるけど…で、耳をかきかき、色々してるのよ」
対するお話に関してはご耳愛部のことや彼女自身のことなど
シリーズ独自の話題を通じて心を軽くしてくれます。
過去作を聴いてるほうがわかりやすいかなぁと思う部分もありますが
前述の通り耳かきのほうが圧倒的に比重が高いので本作から聴いても大丈夫だと思います。

励まし方が考えられてますし彼女の境遇もさりげなく教えてくれます。
晴れやかな声と態度も相まって清涼感を覚えるのではないでしょうか。
パートによってセリフと効果音のバランスを大きく変え両方で癒す作品です。
自然と人の温もりに包まれて
二人が出会い軽いやり取りをした後に始まるのはメインのサービスにあたる耳かき(約48分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天でお掃除し、最後に長めの息吹きをします。

耳かき棒は「ずりずりっ かりっ」と細くて硬い音
梵天は「しゅるしゅる すりっ」と若干ざらつきのある柔らかい音が使われており
前者は耳の壁を小刻みに擦るように、後者は軸を持って回転させたり穴の中を優しく擦る感じに動きます。

割と硬めの音ですが長時間聴いても頭に響くほどではありません。
音質や動きも器具ごとの違いが十分に出てると言えます。
ですが器具を動かすペースが全体的に速く、聴いてて慌しい印象を受けました。

今回する耳かきは主人公の気持ちを落ち着けるのが目的ですから
それを見据えたサービスをするのが望ましいです。
時間が例えば20分程度だったら時間短縮の意味も込めて素早くするのもいいでしょう。
でも50分近くあるならのんびりやっても普通は間に合いますし、そのほうが癒しも強くなります。
今の音ではバックで流れる環境音の雰囲気ともややズレてるかなと。

「実は…私もね、大病で病院生活をしてたのよ」
最中の愛莉は時折手を止めて彼の母親と同じく入院生活を送っていたことや
子供の頃に耳かきしてもらったイメージを語って別方向の癒しを与えます。
話す時と話さない時のメリハリがはっきりしてるので音と会話の両方を無理なく楽しめるでしょう。
このパートの効果音とセリフの割合は5:1くらいです。

続く「ご褒美のお芋よ」は打って変わって会話がメインのパート。
最初に約束した通り耳かきさせてくれたお礼に彼女がお芋をプレゼントします。
そして食べながらお話して彼の心に残ってる暗い気持ちを吹き飛ばしてあげます。

「にっこり笑顔と柔らかい声で、ちょっと面白くて…でも全部を知ってるような憂いと、悟りを隠した…視界の端で手を振りながら、目の前で髪をとかしながら…耳かきしてあげるわぁ~♪ ってね♪」
自身の昔話やご耳愛部を設立するきっかけになった人物のことなど
以前入院してた経験を活かして励ます彼女らしいアプローチです。
この部分だけはシリーズを通しで聴いてる人のほうが楽しめるでしょうね。
耳かきパートと違うキャラ重視のサービスです。
元気を分けてくれる作品
季節感を出しつつ癒すシンプルな作品です。

以前は入院生活を送っていた女の子が、似た境遇の母親を持つ人物を相手に
長時間の耳かきと昔話で晴れやかな気分を与えます。
耳かきパートはとことん音に寄った作り、その後はキャラの特徴に焦点を当てたセリフ重視の作りといったように
パートによって素材を大きく切り替え別方向から心を解きほぐします。

「どうかしら…あったかい? 季節のせいで感じるわけじゃないわ…これはいつだって同じもの。命の…ぬくもりよ」
愛莉のセリフが詩的と言いますか、一般的な音声作品とは違う言い回しをするので
普通の会話よりも文学作品を聴いてるような印象を受けます。
この部分も舞台の「秋」にマッチしてると感じました。
恋愛とかには発展させず純粋に励ます様子を描いています。

耳かきはいいところまでいってるのだけどもうひと頑張りが欲しいです。
デリケートな部分をお世話するなら動きがもっと繊細なほうがしっくりきます。
環境音は音質、音量共に良いのでかなり癒されるのではないでしょうか。

静かでカラッとした雰囲気漂う音重視の作品です。

CV:さくら真咲さん
総時間 1:16:39(本編…1:10:46 キャストトーク…5:53)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

【日向耳かき】道草屋 はこべら-移動珈琲店/よるの動物さん【這より悪戯】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、春を間近に迎えた田舎の宿を舞台に
上品でちょっぴり意地悪な店員が心の行き届いたサービスをします。

シリーズの持ち味である高品質な効果音と環境音をシーンに応じて細かく切り替えながら
昼の部は彼女とのんびり過ごす様子を、夜の部はちょっぴりエッチな行為に及ぶ様子をリアルに描きます。
18禁ですがエロは弱めなので癒しや安眠を目的に聴いたほうが満足できるでしょう。
暖かい日をのんびりと
道草屋の店員「はこべら」からサービスを受けるお話。

「いい気候ですよね 暖かくなってきて」
はこべらは上品で穏やかな声のお姉さん。
とある春の日、道草屋の離れで寛いでるお客に声をかけて中に入ると
持参した器具を使いその場でコーヒーを淹れます。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
最初の昼の部は外を眺めながらコーヒーを飲んだり耳かきする非エロのサービス
続く夜の部は暗い部屋で目隠ししたまま耳とおちんちんを責めるエッチなサービスを楽しみます。

道草屋と言えば多種多様かつリアルな音を駆使して作品の世界を作り上げてるのが魅力です。
本作でも水の流れる音や時間帯によって異なる鳥の声がバックで鳴り
サービスも説明的なセリフをほとんど挟まず音だけでその一部始終を表現しています。


はこべらが元々のんびり話すキャラなこともありますが
全編を通じてセリフよりも音を楽しんでもらうことに力を入れてます。
春らしさを感じる要素も多いですし、特に昼の部は多くの人がかなりの眠気を感じるでしょう。

昼の部で彼女がするサービスはふたつ。
持参した器具によるハンドドリップコーヒー作りと耳かきです。

「気になりますか? 携帯式の折りたたみコンロです」
携帯コンロを設置し火をつける音、コーヒーカップなどの食器を準備する音
お客の好みに応じた粗さで豆を挽く音、ペーパーフィルターに挽いた豆を入れてお湯を注ぐ音など
序盤から様々な音が耳を楽しませてくれます。

ハンドドリップのやり方を知らない人だとややわかりにくいところもあるでしょうが
効果音の質感や器具の動かし方はどれもリアルです。
お湯を注いでからコーヒーができるまでに鳴る「ぷすぷす ちりちり」という豆の音も心地よく
音声作品ではなかなかお目にかかれないサービスを極めて高いレベルで表現しています。

「カップの底が見えるまで コーヒーブレイクということで」
ちなみにこのシーンには二人がコーヒーブレイクするパートがありまして
そこではセリフを一切交えず環境音やページをめくる音、コーヒーを手に取り飲む音
彼女の軽い吐息や体を動かす音だけが流れる静かなひと時が送れます。

ループ再生可能な作りになってますから作業や睡眠のお供にきっと役立つでしょう。
この後紹介する耳かきも含めて昼の部は安眠しやすい構造をしています。

続く耳かきは28分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、洗浄液に浸した綿棒で小さな汚れを取り
最後に弱い風圧で1回だけ息を長めに吹きかけます。

耳かき棒は「さく じゅりっ」と若干粗さのある乾いた音
綿棒は「ぷしゅっ さすさす」と広がりのある柔らかい音が使われており
前者は奥から手前にゆっくり何度も掻き出す、後者は耳の壁を優しくなぞるように動きます。

「ありきたりな苔や なんてことのないつくしんぼう 気になるものは 足を止めて じーっと近づいてみると 不思議と 違って見えますよ」
春の雰囲気を壊さないようにどちらものんびり進めてくれるのがいいですね。
はこべらも間を意識して長く取りながら春に関する他愛もない会話をします。
右耳と左耳で環境音の聞こえ方が微妙に変わるなど、耳かきの様子を本当にリアルに描いています。
まさに安眠仕様と呼ぶに相応しい静かで落ち着いた耳かきです。
夜はちょっぴり意地悪に
対する夜の部はエッチなサービスがメイン。
昼にひとつだけやってなかったことがあったのを思い出したはこべらがお客の部屋を再度訪れ
部屋を暗くし視界を塞いだうえで耳と股間を同時に責め立てます。

時間は25分30秒ほどでプレイは耳の甘噛み、乳首舐め、オナホコキです。
オナホコキの際に効果音が鳴ります。

「残念ながら 今夜は何もありませんよ」
道草屋ではエッチなサービスが禁止されてるので堂々とエッチに及ぶことはできません。
だから彼女は期待してる彼にそういうことをしないとはっきり伝えた後に
少なくとも彼の側からは何をしてるかわからない形であれこれお世話します。

道草屋の18禁作品に共通して言えることですが淫語は一切ありません。
遠まわしな実況と音でイメージを膨らませる比較的マイルドなプレイです。

しかし耳を舐める音は位置が近くて質感も生々しく
オナホコキの最中に鳴る「ぎゅぷっ にゅちっ」という空気交じりのゴムっぽい水音も結構エロいです。
しごくペースや強さもループとは明らかに違って変化に富んでます。
特に終盤はパワーとスピードの両方が上がり、実際にされたらきっと気持ち良いと思えるレベルの責めをしてくれます。

「気のせいですよ そんな 何か生温かいぬるぬるに包まれていくような感覚なんて いたしませんよ」
ただし、彼女がするのは体への責めだけで心に関してはほぼノータッチです。
言葉責めはないですしプレイの実況もエッチな描写を極力避けます。
さらに耳舐めが上品で最中の息遣いも熱っぽさがあまりなく、平たく言うと雰囲気にエロさが欠けてます。

せめて吐息がもっとエロければ随分違ったのでしょうが・・・うーん。
私がエッチな音声を聴きまくってるのもあるのでしょうけど、18禁ならもう少し踏み込んだことをして欲しかったです。

このように、音やイメージで状況を伝える秘密のエッチが繰り広げられてます。
安眠できる作品
季節感のある音の数々で癒してくれる作品です。

上品で相手の気持ちを汲み取ることもできる店員さんが
昼は春の陽気にピッタリな暖かくゆったりしたおもてなしを
夜は彼の期待にできるだけ沿ったちょっぴり意地悪なおもてなしをします。

昼、夜どちらも効果音や環境音のレベルが極めて高く
自然に根づいた音と生活観のある音を上手に組み合わせてサービスに命を吹き込んでます。
耳かきや耳舐めといった定番のものからコーヒー作りまで音の種類が幅広く
無音の時間がほとんどないのも相まって聴けば聴くほど道草屋の世界に引きこまれます。

「桜の匂い 梅の匂い コーヒーの香りで思い出していただけたなら きっとまた お待ちしております」
はこべらの落ち着いた態度も作品の雰囲気にマッチしてます。
過去作と同じくお話の内容が季節や散歩といった当たり障りのないものばかりで
セリフを無理に追う必要がないから頭を空っぽにしたまま聴けます。

昼の部は音声を構成するありとあらゆる要素がテーマの「春」に集約していて素晴らしいです。
新サービスのコーヒー作りもリアリティを出しつつ音で楽しませる演出がちゃんとされてます。
お話が昼だけで完結してたらおそらく満点にしてました。

夜の部は彼を射精させることだけを見据えて進めます。
時間は長めに取ってますし、プレイもオナホを導入するなど色々パワーアップしてるのは事実です。
でも聴き手を抜かせるには雰囲気が淡白かなぁとも思います。

射精シーンは1回。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

今の季節をそのまま音声化した麗らかな作品です。
安眠に役立つ作品をお探しの方には特におすすめします。

CV:琴香さん
総時間 1:52:09(昼の部…1:07:40 夜の部…44:29)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
112分で800円とコスパが良いので+1してあります。

もぐらの恩返し

サークル「寧色屋」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、とある事情で人間の女の子の姿になったもぐらが
以前助けてくれた男性と再会し癒しのサービスで恩返しします。

会話よりも効果音をたっぷり鳴らして癒す音フェチ成分の強い作りが魅力で
タオルを絞る音、耳を拭く音、穴の入り口を覆う音など細かな動きにまで専用の音を用意し
それらが生み出す微かな刺激が耳に心地いい感覚をもたらします。
ドジっ娘もぐらの温かなプレゼント
もぐらが耳拭きや耳かきをするお話。

「こ、こんばんは あの、夜分遅くにすいません」
もぐらは控えめな態度で話す可愛い声の女の子。
数日前に自分を助けてくれた主人公の家にやって来ると
事情を説明してから恩返しに癒しのサービスをします。

本作品は困ってたところを偶然助けてくれた彼のために
不思議な力で人間の姿になった彼女がタオルで耳を拭いたり耳かきをします。
寧色屋さんは有料だと今回が初なのであまり馴染みのないサークルさんかもしれませんが
2016年からニコニコ動画で耳かきや音フェチ作品を色々公開されてます。

私もつい最近無料作品を聴きまして効果音のレベルの高さに驚きました。
本作でもサービスや使用する器具ごとに専用の効果音を用意し上手に鳴らして臨場感を出してます。
音フェチ成分が強めの作品と思ってください。

もうひとつの魅力はもぐらのキャラ。
このためだけに人間の姿になり、疲労に効く温泉を汲んで彼の前に再び現れ
ちょっぴりおどおどした態度を取りながら一生懸命手を動かしてお世話します。

「それで 恩返しのほうなんですが させていただいても… あっはい 内容は その…」
会話が多少たどたどしいのは彼のことが恐いのではなく、初めての経験にちょっぴり戸惑ってるだけです。
サービス自体はしっかりしてるので他の耳かき音声と同じ感覚で楽しめます。
最中の会話も人間同士とは違う話題が多く、音とは別の方向から癒しを与えてくれます。

有料処女作、しかもお世話するのがもぐらということで
専門店に見られる本格的なサービスは特に行わず、家庭的なものを堅実にこなすことに力を入れてます。
音の良さでストレートに勝負してるシンプルな音フェチ作品です。
静かで落ち着いた癒しのサービス
もぐらが最初にするサービスはタオルを使った耳拭き(約20分)。
仰向けに寝る形で膝枕をし、持参した温泉で濡らしたタオルで右耳→左耳の順に拭きます。

「ずりゅー すすー」という若干ざらつきのある柔らかい摩擦音が耳に心地よく
最初は長めのストロークで前後にゆっくりと動かし、少し経つと耳の内側を優しく拭く音が混じるのもリアルです。
各耳を拭く前に彼女が温泉にタオルを浸して絞る音も入ってるのがいいですね。
環境音は特に鳴りませんが細かな動作も音でしっかり表現しています。

それがよくわかるのがパート後半の左耳を拭くシーン。
耳の外の隅々まで丁寧に拭いていた右耳とは少し違い、穴の入り口をタオルで軽く塞ぐような動作が入ります。
そしてその時はちょっぴりごわごわした音が鳴り、同時に軽い圧迫感があります。

自分の手で耳を覆った際に鳴る音や感触とほぼ同じものです。
音を通じて別の感覚(触覚)を刺激してくれるのも本作品が持つ魅力のひとつと言えます。
長時間聴いても耳や頭が痛くならないようにどの音も柔らかさを感じる力加減に抑えられてます。

「さっきまで ちょっと凝った感じの硬さがありましたが 拭いてるうちに ほぐれてきた気がします」
最中のもぐらは恩人に満足してもらおうとあまり多くは語らず
彼の様子や反応を確かめながら熱心に手を動かし続けます。
まだ始めたばかりなので話すところまで頭が回ってないのかもしれません。
効果音だけが流れるひと時はとても静かで落ち着きます。

メインのサービスはその後から始まる耳かき(約46分)。
彼の家にあった耳かき棒を拝借し、梵天を交えながら右耳→左耳の順にお掃除します。
息を吹きかけるシーンはありません。

耳かき棒は「ずりずり ぞぞっ」と乾いた柔らかい音
梵天は「しゅるしゅる ぱちぱち」と広くふわふわした音が使われており
前者は奥から手前へ掻き出すように、後者は優しく掻き出したり中ですりすりする動きをします。

耳拭きと同じく音質が良く動かし方も実際の耳かきに近いです。
しかし、長時間の耳かきにしては器具を動かすペースにそれほど変化が見られませんし
途中で休憩をあまり挟んでないのも引っ掛かります。
40分以上も耳かきしたら普通は手や腕が疲れますから、そういった部分も音で表現して欲しかったです。

現在は同じ耳かき音声でもリアル志向ととにかく音をたくさん聞かせるタイプがありますので
サークルさんが後者を目指して制作されてるのならこの作りで良いと思います。

「覚えてらっしゃいますか? あの日 私は側溝に落ちてしまって 上がろうにも コンクリートではそれはできず ただどうしようかと 慌てていました」
「中には雪もぐら なんて種類もいますが 私はあれとはまた違う種類ですし やっぱり寒いのは苦手です」

もぐらとの会話は前のパートとは打って変わって色んな話題が登場します。
助けてもらった時のこと、人間になりここまで来た経緯、一年中満開の珍しい桜に関する話など
人間同士がするものとは違うものばかりで聴いてて面白いです。

最初はおどおどしていた彼女も彼と同じ時間を過ごすにつれてリラックスし始めたのかもしれません。
彼に大変感謝してる気持ちも自然と伝わってきて癒されます。
音フェチ系作品なのでそこまで多くはしゃべりませんが、内容が個性的でとても印象に残りました。

このように、音を重視しつつキャラでも癒す重厚なサービスが繰り広げられてます。
静かでほのぼのした作品
最大の武器であるリアルな音に多少の会話を交えた癒される作品です。

ドジっ娘属性を持つのほほんとしたもぐらの女の子が
場合によっては命の危険に晒されてたかもしれない状況を救ってくれた男性への恩返しとして
耳にターゲットを絞ったサービスをじっくり時間をかけて行います。
そして会話を除く行為のほぼすべてを様々な音を駆使して細かく表現します。

「こ、この度は 本当にありがとうございました」
彼女の内気で頑張り屋な性格をそのまま反映させた優しい音が実に良いです。
お世話するキャラと音がマッチすれば耳かきの品質はさらに上がります。
初めてだからといってわざと失敗させてませんし安心して聴けます。
この適度な力加減は今後もサークルさんの大きな持ち味になるでしょう。

サービスについてはこれまで書いてきたように音の良さを追求する傾向が強いです。
普通に聴くのはもちろん、寝ながら聴くお供にも役立ってくれるでしょう。
耳拭き、耳かきどちらもペースが抑えられていて耳にすんなり入ってきます。

また時間帯が夜ということでうるさく感じないように気をつけて進めます。
バックに時計の音を流しておけば静けさがより引き立ったように思えます。

もぐらについては初々しさを大事にした言葉遣いや演技が光ります。
作中に再会を匂わせるやり取りもありましたから続編が出るのかもしれません。
その時は今よりも打ち解けた彼女に会えることを期待してます。

珍しいキャラや設定を盛り込んでる音フェチ作品です。
会話よりも効果音を楽しみたい人には特におすすめします。

CV:琥雪うずらさん
総時間 1:13:03

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
73分で300円とコスパがいいので+1してあります。

声付き耳かき音を作ってみた41【ASMR earpick】

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、明るくて気さくな女の子が
ポテチの代わりに膝枕で丁寧な耳かきをします。

耳かき棒、綿棒、梵天と時間に対する器具のバリエーションが比較的多く
それぞれの違いを音や動きだけでリアルに表現してるのが最大の魅力です。
親しげに語りかけてくる彼女のキャラにもホッとするものを感じるでしょう。
多彩な手段でお耳を綺麗に
女の子に耳かきしてもらうお話。

「へーい おるかー? おっじゃまー」
女の子は砕けた話し方をする優しい声の女の子。
主人公の部屋にやって来て以前借りたスマホのバッテリーを返すと
ポテチを持ってこなかった埋め合わせに耳かきしてあげます。

本作品は恋人よりも友達っぽく接してくる彼女が、膝枕の状態で20分程度の耳かきをします。
これのひとつ前に公開された「声付き耳かき音を作ってみた40」の続きとなってますが
サービス自体は独立してるのでこちらから聴いてもさほど問題はありません。
サークルさんの過去作と同じくセリフよりも音を重視した音フェチ成分の強い作りです。

今回する耳かきのポイントはお世話する手段の多彩さ
耳かき棒から始まり綿棒、梵天、息吹きと耳かきでは定番のサービスを丁寧に行います。
片耳10分でこれだけ色々やると普通は慌しくなるのですが
最中のセリフを最低限に抑え、器具をゆっくり動かすおかげで時間の流れが緩やかに感じます。

効果音の品質も非の打ち所がないほど優れてます。
器具ごとの質感だけでなく動きの違いもしっかり表現されてるので
彼女が説明的なセリフを言わなくても何をしてるのかが音だけで簡単にわかります。

耳垢が取れた音や耳垢が耳の中で転がる音も入ってるのがいいですね。
ほんの少しだけ混じるパリパリした音が耳かきにさらなるリアリティを与えています。
前半の右耳より後半の左耳の方がよく聞こえました。

「げ、そっちも覚えてたか 買ってくるから ポテチ今度ってことでよくない?」
女の子についてはノリの軽い口調が特徴的です。
前作で彼女が持ち去ったポテチを返さない代わりにやる設定がされてますが
彼女自身が元々耳かき好きなので嫌々やってる感じはまったくしません。
むしろ彼のリクエストに恥ずかしがりながら応えてあげる優しい仕草を見せます。
音の違いを楽しめる高品質な耳かき
耳かきはほぼ全編にあたる22分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順にまずは耳かき棒で大きな汚れをはがし
それを綿棒と梵天で絡め取り、最後に弱めの風圧で3回程度息吹きします。

耳かき棒は「そりっ ずずっ」とやや平べったくて乾いた音、綿棒は耳かき棒より広くて引っ掛かりのある音
梵天は「さすさす しゅるっ」と滑らかでふわふわした音が使われており
奥から手前に掻き出すようにゆっくり大きく動かす、少し力を入れて特定の部位を小刻みに擦る
軸を持ってゆっくり回転させるなど、器具の持ち味を活かしたリアルな音と動きをします。

どの器具も3~4分で切り替わるため聴き比べる楽しさがあります。
同じ器具でも10秒程度の短い間隔で位置や動きが目まぐるしく変わりますし
内容はシンプルでも音のバリエーションが豊富で聴いてて飽きが来ません。
音に強いサークルさんだからこそできる洗練された耳かきです。

「知らない? あるんだよ イヤーエステって あーでもそういうとこは もっとちゃんとやるんだろうね」
「このふわふわ 取れてるって感じがしなくて あんま好きじゃないんだけどさ 気持ち良さそうな顔してるの見ると…ね 悪くないかもって ふふっ」

最中の女の子は説明的なことを一切言わずに雑談したり彼の様子を嬉しそうに観察します。
セリフよりも微かな吐息を漏らす時間の方がずっと長く
2種類の音だけが流れ続けるひと時はとても静かで落ち着きます。
黙ってるというよりは耳かきに集中してる感じですね。

このように、最大の武器であるリアルな音を駆使した耳かきが行われています。
安定感のある作品
ほのぼのした雰囲気漂う音フェチ作品です。

女の子は借り物のついでに持って行ったポテチ代を返そうと
主人公を自ら膝枕に誘い、彼がリクエストした器具を使って左右の耳を綺麗にします。
耳かき棒の適度な硬さと細さ、綿棒のざらつき、そして梵天の柔らかさとほのかな圧迫感。
耳かきでよく使用する器具の特徴をうまく捉えた音の数々が心地いい刺激を与えてくれます。

そして質の高い音の良さを動きによってさらに引き出してます。
どんなに音がリアルでも耳かきに合った動きをしてなければ魅力は大きく減衰します。
音と動きの両方がハイレベルだからここまで洗練された耳かきになるのです。

この耳かきのキーは意識して器具をゆっくり動かしてる点にあると思います。
時間に対して使用する器具が多い場合、音を多めに聞かせようとつい動きを速くしてしまいがちです。
でもそれをやると全体の雰囲気が慌しくなり最終目的である「癒し」が得にくくなります。
時間が限られてるからこそ敢えて個々の音をじっくり鳴らしてるように映りました。

多彩な音が詰まった大変癒される作品です。
無料ですから前作も含めて興味の湧いた方は是非お試しください。

CV:浅見ゆいさん
総時間 24:22

声付き耳かき音を作ってみた41【ASMR earpick】
https://www.youtube.com/watch?v=1f8I1tVDWm4

【耳かきボイス】炭酸綿棒を店員にすすめられて【イヤホン推奨】

サークル「寧色屋」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。
動画投稿サイトに主に耳かきボイスを投稿されてるサークルさんです。

今回紹介する作品は、耳かきに関するグッズを専門に扱ってるお店を舞台に
新人店員のお姉さんが実演形式でとある商品の魅力をアピールします。

タイトルにもなっている炭酸綿棒による非常に個性的な耳かきが行われており
炭酸特有のしゅわしゅわ、パチパチした音が耳元至近距離から流れ続けて癒しを与えます。
時間と共に少しずつ弱まり、継ぎ足すと大きくなるリアルな音の変化も魅力です。
炭酸で耳も心もスッキリ
店員さんに炭酸綿棒で耳かきしてもらうお話。

「いらっしゃいませー 当店は 耳かき販売専門店です」
店員はちょっぴり緊張した口調と素朴な声のお姉さん。
お店に置かれた炭酸綿棒を眺めてるお客に声をかけると
商品の説明を軽くしてから実際に体験させてあげます。

本作品は耳かきをしてくれるのではなくそれに関連した器具を専門に売ってるお店で
彼女が炭酸綿棒を実際に使って耳のお世話をします。
総時間のほとんどを耳かきに費やし、音をたっぷり鳴らしながら若干の会話をする音フェチ向けの作りです。

炭酸はここ2年くらい前から音声作品で登場し始めた比較的新しい素材で
炭酸水を垂らしたり、炭酸ミストを吹きかけてマッサージしたりと変わったサービスが行われています。
そして何よりあの独特で爽やかな音が清涼感を与えてくれます。

ですが耳かきと炭酸を直接組み合わせたサービスというのは私も今回初めて聴きました。
パチパチした音と耳の中をゆっくり撫でる動きが合わさりとても新鮮です。
動画の説明文に書いてありますが妄想商品だそうです。
実際にやると危ないらしいですからくれぐれもご注意ください。

「こちらの商品はですね この炭酸液に綿棒を浸して使用するものなんです」
また耳かきを始める前や最中に店員さんが炭酸綿棒の説明をします。
音声を聴いてみると彼女の口調が棒読みに感じる人がいるかもしれません。
でもそれは彼女がまだ新人でお客とのやり取りに慣れきってないことを表現する演出だそうです。
会話より音の方がずっとボリュームが多いので脇役に近い位置づけです。

耳かきはおよそ23分間。
椅子に座った状態で右耳→左耳の順に炭酸綿棒のみを使ってお世話します。
息吹きはありません。

炭酸綿棒は「ぷすぷす しゅわしゅわ」という爽やかな音が使われており
耳の壁をゆっくり優しく撫でるような動きをします。
元々の目的が耳のお手入れよりも商品のアピールにあるためそこまで大きくは動かさずに
炭酸の音を楽しんでもらうことを意識して進めます。

現実世界の炭酸と同じく時間が経つにつれて音が弱まるのが良いですね。
聞こえにくくなったところで炭酸を継ぎ足し、再び活発な音へと戻る様子もリアルです。
炭酸の特徴をしっかり捉え活かしてるサービスと言えます。

「炭酸の効果としましては 溜まっている老廃物の除去 疲労回復などがあります」
「このシュワシュワ感と 耳の中がくすぐられるような感じに 病みつきになりまして 今では私も購入して 週に一度はやってるほどの病みつきなんです」

そして最中は店員が手を動かしながら炭酸綿棒のセールストークをします。
といっても左右合計で7分程度ですからあくまでメインは効果音です。
饒舌になったことを反省するシーンがあったりと、新人店員らしい仕草も見せてくれます。

このように、特徴的な音を最大限に活用した珍しい耳かきが楽しめます。
爽快な作品
聴いてるだけで気分がスッキリする作品です。

店員は炭酸綿棒に目をつけたお客にその性能を知ってもらい、最終的には買ってもらえるように
耳のお手入れを実際にしながら実体験に基づいた魅力をアピールします。
炭酸が生み出すシュワシュワした音と綿棒の優しい刺激がどちらも心地よく
眠気よりもリフレッシュ系の癒しを与えてくれます。

「こちらも 痛み等はございませんか? あ、はーい」
そして客対応にちょっぴり不慣れな彼女の様子も雰囲気を和らげてます。
話してる内容は割と真面目で口調が若干間延びしてる感じです。
会話をする/しないのメリハリがあって効果音とうまく共存しています。

できれば耳かき終了後にタオルで耳を拭く動作を入れて欲しかったのですが
炭酸の音を時間いっぱい聞かせたいから敢えてこうしたのかもしれません。
音フェチ作品として十分なクオリティを持ってます。

炭酸の音を至近距離でたっぷり聴ける作品です。
無料ですので興味のある方はぜひお試しください。

CV:琥雪うずらさん
総時間 25:57

【耳かきボイス】炭酸綿棒を店員にすすめられて【イヤホン推奨】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm28143107

苦い貴方にお砂糖を

サークル「アクア・アルタ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、同じ学校の教師と生徒にあたる年の離れた男女が
二人きりの場所でのんびり過ごしながら心を深く通わせます。

キャラや人間関係の描写に力を入れたドラマ性の強い作りが魅力で
自分を救ってくれた彼に恩返ししようと健気にサービスする姿や
禁断の恋と知ってても添い遂げたいと願う強い想いが心を温めてくれます。
教師と生徒が紡ぐ温かい物語
教え子のアリスと二人きりでまったり過ごすお話。

「話 聞いていますか?」
アリスは礼儀正しくて穏やかな声の女の子。
教師にあたる主人公に「話がしたい」と言われてリビングの椅子に座った彼女が
眠そうな様子で何も話そうとしない彼に軽く抗議するところから物語は始まります。

本作品は学校では教師と生徒、プライベートでは友達以上恋人未満の関係にある男女が
ある日の夜、彼の家で色々なことを話しながらより親しくなる様子を描いたボイスドラマです。
主役となるのは会話ですがコーヒーを淹れる、耳かき、抱き合って心音を聞かせるなど
パートごとにサービスを切り替えそれぞれをリアルな音で表現してもいます。

また本編31分に対して35分ほどのおまけも用意されており
そこではセリフを一切挟まず効果音や彼女の息遣いといった音だけを使ったサービスを行います。
まとめるとボイスドラマとASMR(音フェチ)両方の側面を持ってる作品です。

ストーリーを簡単に説明すると、アリスはその独特な容姿のせいでクラスメイトからいじめを受けてた時期があり
辛い思いをしてたところを彼に助けられて仲良くなります。
それからおよそ一年、両親が海外で働いてることもあって彼の家で過ごす機会も増え
冷え切っていた心が徐々に温まり以前に比べて随分とおしゃべりになりました。
この日も自分でインスタントコーヒーを淹れつつ、なかなか口を開かない彼がその気になるのをのんびり待ちます。

「このコーヒーの味も まったく変わりませんね 苦くて 温かくて でもとても安心できる味です」
「あなたってば 背が高いじゃないですか だから… あなたへの 大切な2cmなのですよ」

彼女は彼に対して感謝してるだけでなく異性としても相当な好意を抱いており
年下らしい丁寧な言葉遣いで自分の思ったことをはっきり言います。
また一部で全年齢向けとしてはかなり踏み込んだアプローチをするなど
言葉ではなく行為によって「好き」という気持ちを彼に伝えようとします。

聴いた限りだと彼女は彼が何を言おうとしてるのかを理解してるのだと思います。
だから会話や耳かきをして彼が勇気を振り絞れるように応援します。
難しい関係にある男女がどのようにくっつくかも本作品の聴きどころと言えます。
徐々に近づいていく心の距離
一番最初の「プロローグ」は主に会話を楽しむパート(約7分)。
二人がどういう仲なのか、この日どうしてここにいるのかなどをアリスの口から語ります。

「とりあえず コーヒーでも飲みますか?」
ここでは作品のキーアイテムとも言えるコーヒーを淹れるシーンがあり
袋を開けてコーヒーの粉を取り出し、カップに入れてお湯を注ぎかき混ぜる様子を音だけで表現します。
背景説明についても聴き手が違和感を抱かないようにナチュラルな流れで行います。
時間は最も短いですが、物語の世界に引きこむ役目を担う重要なパートと言えます。

メインのサービスは次に始まる耳かき(約15分)。
彼がお疲れ気味なのを見て自ら膝枕を志願し丁寧にお掃除します。
耳に息を吹きかけるシーンはありません。

綿棒だけを使って左耳→右耳の順にするシンプルなもので
「ずりずり くしゅっ」という乾いた柔らかい音と、ゆっくり掻き出すような動きが耳に心地いい刺激を与えます。
耳かき棒と違って先端が柔らかく質感はかなりリアルと言えます。

「俗に言う 「当ててるのよ」ってやつですよ 柔らかかったですか?」
最中の会話も仲の良さを感じさせるものばかり。
特にパート中盤頃にある彼女が一旦手を休めてコーヒーを飲むシーンでは
体を動かした際におっぱいが顔に触れて戸惑う彼に上のような大胆なことを言います。

誘ってるのではなく「そういうことがあっても気にしないほど信頼してる」といった感じですね。
立場上なかなか切り出せない彼の背中を彼女なりのやり方で押してあげます。
膝枕もスキンシップの一種と言えますし、耳かきを通じて彼女の覚悟もきっちり描いてるのがこの作品らしいなと。

二人の心の距離がぐっと近づくのは最後の「告げられる想い~心音~」パート(約8分)。
耳かきが終わった後、とある行動に出た彼の顔を優しく抱きかかえてその気持ちに応えます。

「これだけ密着してると 私の心臓の音も聞こえますか?」
彼女が彼を抱きしめた直後に心音が流れ始めるのがいいですね。
普段通りの落ち着いた態度とはやや違う速めの鼓動が内なる高ぶりを遠まわしに伝えてくれます。
彼女もこの瞬間をずっと待ち焦がれてたのでしょう。
「好き」とストレートに言われるよりもずっと心に響きました。

このように、サービスと並行して登場人物の心情も伝えるドラマ性の強い物語が楽しめます。
静かで温かい作品
年の離れた男女がより親密になる瞬間を描いた純愛色の強い作品です。

アリスは暗い青春時代から自分を開放してくれた主人公への恩を返すため
そして一人の女性としての純粋な好意から親しげな態度でいくつかのお世話をします。
どのパートも専門店ではなく家庭らしさを意識し、腕の良さよりも気持ちの強さが出るように進めます。

「確かに 私は生徒です あなたは先生 でも そんなのどうでもよくなるくらい 私 今幸せです」
彼女はとても真っ直ぐな性格で最初の段階から彼への好意が伝わってきます。
でも露骨にそういう言葉を言うのではなく主に態度で示します。
そして彼の気持ちを受け取った後で素直に応えます。
不器用な彼に合わせて動く思いやりのある女性に映りました。

サービスについては二人の会話を引き立てる脇役っぽい位置づけです。
といっても音質や動きは良いですからこれらからも十分な癒しが得られるでしょう。
音だけを楽しみたい人向けのパートが用意されてるのもありがたいです。

年下の女性が愛情をいっぱい注いでくれる作品です。
おまけは「耳かき音セリフ無し」と「寝息・心音」です。

CV:浅見ゆいさん
総時間 1:06:33(本編…31:29 おまけ…35:04)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ほんわか魔女のお散歩お取り寄せ便

サークル「ステレオポッシ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、普通の人とは少し違うことのできる可愛らしい魔女が
男性を海辺に連れて行き色んなサービスをして眠りに導きます。

良い意味で魔女らしくない彼女のふんわりしたキャラや
ありとあらゆる行為にリアルな効果音を入れてるきめ細かな作りなど
聴き手が物語の世界に自然と入り込み、癒しを感じるような工夫が随所にされてます。
不思議な力で夜の海へご案内
海辺で魔女のルゥから癒しのサービスを受けるお話。

「あのー お散歩お取り寄せ便です」
ルゥは明るくてほんわかした声のお姉さん。
ある日の夜、寝付けない主人公に呼ばれてやって来ると
不思議な扉を使って彼を海の散歩へ連れ出します。

本作品はサークルさんの処女作「ほんわか魔女の癒しお届け便」の続編。
彼の家でのんびり過ごす様子を描いた前作から大きく場所を移し
今回は夜の海辺を散歩したり、近くで座ってお茶・音楽・耳かきを行います。
登場人物が一緒なだけで内容は独立してますから今作から聴いても問題ありません。

「かの有名な どこでも扉ほどは自由ではありませんけれど きちんと使用すれば危険はありませんから ご安心くださいね」
そして作中では彼女が魔女らしくちょっぴり不思議な力を交えて彼を癒します。
魔女と言うと怪しい女性をイメージするかもしれませんが
彼女は「薬草魔女」と呼ばれており、様々な植物の力を借りて人々に生きる活力を与えています。
今回するサービスもその活動の一環なのでしょう。

声や態度が本当に普通の女の子といった感じで、作品全体に柔らかい雰囲気が漂ってます。
それでいて癒し系専門店とはやや違った切り口のお世話をするのが魅力です。

彼女と並ぶもうひとつの魅力は効果音と環境音。
場所が海ということで二番目の「歩きましょう」パート以降は風の音や波の音が流れ
彼女が何かをする時はそれぞれに適したリアルな効果音が必ず鳴ります。

耳かきをするとか、散歩中の足音といった定番のものだけでなく
彼女が何かを取り出す音、体を少し動かしたときに椅子が軋む音、サンダルを履く音など
非常に細かいところまで専用の効果音がちゃんと用意されていてどれもリアルです。
そしてあらゆるものを音で表現できてるから会話がとても自然です。

環境音については季節が冬、それも天気がやや荒れてる日に設定されており
音声作品でよく聴く「ざざー」という穏やかな波音ではなく「どごーん」と打ちつけるような荒々しい音が使われてます。
体験版を聴いていただけばわかるように音量も結構大きいです。

ですが心配はいりません。
製品版には環境音の音量が抑えられてるバージョンも同梱されてます。
私も最初に通常版で聴いてたら気になって、試しに小さいほうに変えたらとても聴きやすくなりました。
音が大きいほうがリアリティがあると思う人もいるでしょうし、このへんは好みで選ぶといいです。

風変わりな魔女と物語の世界を形作る様々な音。
キャラとサービスのバランスが取れてる優れた作品です。
寒い夜も2人一緒なら…
不思議な扉を通って海に到着した後、最初にするのはお散歩。
お話しながら足が濡れるかどうかくらいまで海に近づき、少し佇んでから扉の近くまで戻ります。

「お住まいの土地と比べて 空気はどうですか? 同じ気温でも 山と海だと感じ方が随分違いますよね」
「こうして 誰かと歩くのもいいですね 向かい合って座ってお話するのとは 違った良さがあります」

ルゥは彼が眠れないことを心配してるのか、気遣う言葉を適度にかけます。
そして自分と一緒に歩いてることを意識させて安心感を与えます。

彼女は専門店の店員ではありませんから会話も普通の女の子とさほど変わりません。
この何気ないところが逆にホッとさせてくれます。
海に着いたばかりということで、まずは聴き手を作品の世界に引きこむことを目標に進めます。

「段差 ありますからね 足元気をつけてください」
もうひとつの売りである音も優れたものばかり。
風や波の音がリアルなだけでなく、2人が移動するのに合わせてだんだんとそれらが近づいてきます。
また途中で段差を下りる/上るシーンがあり、そこではすぐ横にいた彼女が中央やや遠くへ移り
彼が無事通過したのに合わせて元の位置へと戻ります。

彼女が先に移動し、それに彼が続く様子を声の位置や距離の変化で表現してるわけです。
こういった細かい演出をひとつひとつ積み重ねて臨場感を上げてるのが本作品の素晴らしいところです。
二作目とは思えないほどあらゆる部分にこだわりが見られます。

本格的なサービスが始まるのはその後から。
彼女が用意した椅子に座って一緒にお茶を飲んだり、挿し絵にあるギタレレの弾き語りを披露します。
そして最後は40分近くもの時間をかけてじっくり耳かきします。

「あぁ まーぶたのなーかでー なにをみつーめーて いーるーも しらずー」
弾き語りは音声作品だと滅多に聴けないサービスですし
実際にやってるとしか思えないほど声と音のリズムが取れていて品質も高いです。
普段とは違う囁くような声で彼女が歌うところも夜の海の雰囲気に合ってます。

耳かきは膝枕の状態で右耳→左耳の順にタオルを使って外側を拭き
それから耳かき棒のみを使ってゆっくりお掃除します。
息吹きや耳舐めをするシーンはありません。

タオルは「ずりずり くしゅっ」と面積が広く篭った音
耳かき棒は「ずしゅっ しょりしょり」と乾いたやや硬い音が使われており
前者は軽く撫でるように、後者は掻き出したり壁を優しく小刻みに引っかくような動きをします。
効果音の音量がやや大きいのが気になるものの、どちらもペースが緩く力加減は優しいです。

内容だけを見るとごくごくシンプルですが、彼女が時折手を止めて軽く休んだり
耳かき棒を外に出してトントンと叩き、取れた耳垢を処理するといった細かな動きが適度に入ります。
今までとは違い彼女があまりしゃべらずに進めるのもポイント。
眠りに落ちようとしてる彼を妨げないよう静かに、そして丁寧にお世話します。

寝ながら聴くのに適した比較的レベルの高い耳かきです。
風変わりな癒し系作品
敢えて野外を選び、そこにいる気分に浸らせながら様々にお世話する癒しに満ちた作品です。

ルゥは主人公が眠れない理由を自分なりに考察し
散歩=軽い運動をさせたり、リラックス効果のあるお茶を出したり
音楽を聞かせてまずは心身を眠りやすい状態へと導きます。
そして最後にできるだけ話さずにリアルで優しい音をゆっくり鳴らして眠らせます。

「私は ここに いますから ゆっくりお休みくださいね」
彼女が癒し系の女性で尚且つ医術の知識があるからか
単にお世話するのではなく相手の症状に合ったサービスを選んでるように思えます。
そこに彼女の特徴である「魔女らしさ」を付け加えてオリジナリティを出してます。
夜に彼を一瞬で海に移動させるのも彼女だからできることです。

そして海に行けば誰でも聴ける風の吹く音や波の打ち寄せる音を使って別の癒しを与えます。
環境音が流れる作品は現実世界のノイズが遮断されるおかげで音声に集中しやすいです。
通常版では多少うるさいと感じた人も小さいバージョンなら落ち着いて聴けるでしょう。
多彩な効果音も含めた「音による癒し」も本作品の重要なポイントと言えます。

個人的には前作で非常に淡白だった耳かきを大幅に増強してきたのが一番の驚きでした。
最後のサービスなので音重視にして他のサービスとの差別化を図ってますし
効果音についても音量を多少下げて聞けば問題なく楽しめます。

ちょっぴり幻想的な雰囲気漂う癒し系作品です。
1時間20分で500円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて今回も満点とさせていただきました。

CV:円木 左右子(つぶらぎ さうこ)さん
総時間 1:20:52

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

疲れた日の甘々耳かき【声付き耳かき音38】

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、優しくて面倒見のいいお姉さんが
お疲れ気味な男性を優しい言葉と丁寧な耳かきで癒します。

ぎゅっと抱きしめて頭を撫でる、子供や赤ん坊に対するような言葉をかけるなど
耳かきと甘やかし成分を強く感じる要素を組み合わせながらお世話するのが特徴です。
疲れたときは甘えるのが一番
お姉さんに甘やかされながら耳かきしてもらうお話。

「おかえりー 今日もお疲れさま」
お姉さんはほのぼのした温かい声の女性。
帰宅した主人公がお疲れ気味なのを見てすぐさま抱きしめると
そのまま頭を優しく撫でてたっぷり甘やかします。

本作品は仕事や学校で疲れた心と体を癒すことを目的に
彼女が20分近くに渡る家庭的な耳かきと簡単なスキンシップをします。
とみみ庵さんといえば耳かきで大変有名なサークルさんですが
今回はそれに加えて彼女のキャラ作りにも力を入れてます。

「ぎゅーっ 今日も頑張った いいこいいこ」
例えば主人公が帰宅してから耳かきを始めるまでのおよそ2分間は
彼女が彼を抱きしめながら頭を撫でたり労わりの言葉をかけます。
その言葉や態度が子供や赤ちゃんをあやす時のものに近くてとても安らぎます。
甘やかし成分が非常に強い内容になってますから、人の温もりに飢えてる人ほど癒しを感じるでしょう。

最中に鳴る効果音もレベルの高いものばかり。
彼女が抱きついた瞬間に軽い圧迫感が生まれ、声も若干篭ったものになります。
そして体が動いた時、頭を撫でる時の優しい摩擦音や心音で彼女との近さを表現しています。
特に心音は「とくんとくん」というリズミカルな鼓動が耳に心地いいです。

メインのサービスにあたる耳かきはおよそ18分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天で汚れを取り
最後に弱めの風圧で数回息を吹きかけるシンプルなものです。

耳かき棒は「くしゅっ すりすり」と乾いた滑らかな音が使われており
耳の外にある縁→穴の手前→奥と位置を変えながらそれぞれを丁寧にお世話します。
部位によって効果音のトーンや重さが微妙に変化するのが良いですね。
力加減が弱めでゆっくりとした動きも彼女のキャラに合ってます。

「取れた取れた うん 我慢できたね 偉かったよ いいこいいこ」
「ひょっとして 私の耳かき やぁや?」

最中の会話も甘さを感じるものばかり。
こちらを全肯定しつつ褒めたり励ます言葉を適度に投げかけます。
音重視の作風なのでそこまでしゃべるシーンはないものの、ひとつひとつの言葉が慈愛に溢れてます。
音と声の両方で癒しを与える高品質な耳かきです。
子供心に帰れる耳かき音声
音とキャラの両方に十分な魅力がある癒しに満ちた作品です。

思いやりがあって甘やかし上手なお姉さんが
主人公の疲れた心と体を潤そうとあまあまな耳かきをします。
サークルさんの武器であるリアルな音に若干の幼児プレイ要素を盛り込み
シーンによって音と声のバランスを切り替えながら進めることで温かい雰囲気を作り上げてます。

「大丈夫だよー? ほら ぎゅーっ ぎゅーっ」
この作品の良いところは話す時と話さないときのメリハリがはっきりしてることだと私は思います。
冒頭や耳かき後の抱きしめるシーンでは労わるセリフを多めにし
耳かき中はそれが逆転して効果音や微かな息遣いだけが流れるようになります。
お互いの長所が引き立つように作られてるから強く癒されるのではないでしょうか。

耳かきは以前よりも若干綿棒っぽい音にシフトしてます。
合間に鳴るプチプチした音がいいアクセントになってるなと。
彼女のふんわりしたキャラを考慮してこの効果音を選んだのかもしれませんね。

隅から隅まで温かい耳かき音声です。
無料ですから興味の湧いた方は是非お試しください。

CV:佐倉杏さん
総時間 21:16

疲れた日の甘々耳かき【声付き耳かき音38】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30431597

耳癒やしマッサージ1

サークル「Binaural Experience」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回はかなり風変わりな作品を紹介します。
本作品は耳を泡で洗浄したり、マッサージしたり、耳かきする様子を
100パーセント効果音のみで演出しています。

女性の声が入らないぶん効果音により集中することができ
バイノーラル録音ならではのリアルな音の数々が耳に心地よさを与えます。
まさに音フェチ専用とも言えるこの尖った作りが一番の魅力です。



すべてのサービスを音で表現
謎の人物に耳をケアしてもらうお話。

「かちゃっ ぱっぱっぱっぱっ」
音声が始まると声などによる自己紹介は一切挟まず
早速タオルを広げているかのような効果音が流れ始めます。

本作品は主人公が誰かに耳を綺麗にしてもらう様子を
シーンに適した効果音を使ってお届けします。
そんなわけで作中ではセリフが一切ありません。
声が入るのが当たり前な音声作品の常識を覆す変わった作りをしています。

といってもさすがにすべてを音だけで掴んでもらうのは難しいですから
全部で9個ある音声ファイルの名前にサービスの内容が記載されています。
具体的には「耳の汚れをお湯で流します。」「タオルで拭き取ります。」みたいな感じです。

効果音が全編バイノーラル録音ですし
少なくとも何をしてるかさっぱりわからない、なんてことはないでしょう。
処女作とは思えないほど音に臨場感があります。



順序良く行われる丁寧なサービス
サービスの大まかな流れは最初にタオルや水を使って耳を洗い
それからボディソープのような泡をつけてから指でマッサージ
一度洗い流してから耳かきと背中のマッサージをします。

内容自体は癒し系音声における定番のものばかりですので
音だけだったとしてもイメージするのは割と簡単です。
でも声が無いからちょっと違った印象を受けるでしょうね。

序盤の耳を洗うシーン(3パート4分30秒)では
タオルで耳を軽く擦る音やお湯の流れる音が中心。
特にお湯で耳の汚れを流すシーンでは
すぐ近くでとてもクリアな水音が右耳→左耳の順に流れます。

効果音だけの作品といってもそれらを継ぎはぎしているのではなく
作者さんが実際にサービスをされている様子を録音しています。
ですから諸々の動作が滑らかで違和感無く楽しめるでしょう。

中盤の泡と指によるマッサージ(3パート14分)は泡の音がポイント。
「わしゃわしゃ くしゅ」という軽く小気味よい音が耳を潤します。
特徴的な音だからすごくわかりやすいですし
音のリアルさのおかげで耳のあたりに軽い圧迫感が感じられます。
音だけで聴覚以外の感覚も刺激されるのがバイノーラル録音の大きなメリットです。

そして耳の外側がスッキリしたところで
耳かきと背中のマッサージに入ります(3パート15分)。
耳かきは聴いた感じですと仰向けに寝た状態のまま
耳かき棒→綿棒→洗浄液で湿らせた綿棒の順に器具を切り替えながら行っています。
器具を切り替える際にもきちんと音を鳴らしているのがいいですね。

耳かき棒は「しゅりっ すっ」と滑らかで硬い音を少し力を溜めてから掻き出すように
綿棒は「ぞりぞり」と耳かき棒よりもざらつきのある軽い音
湿った綿棒はそれより少し重みのある音をいずれも優しくスライドさせるなど
器具ごとにきちんと音や動きの変化が感じられます。
大手サークルさんの耳かきを色々聴いて研究されているのでしょう。

ですが耳の外縁部・穴の入り口・奥といった位置の変化はあまりなく
同じ部分を集中的にケアしてもらっているような感覚を受けました。

このように、音だけで様子がわかる比較的リアルなサービスが楽しめます。



効果音好きにはたまらない作品
女性の声を一切挟まず音だけで癒しを与えてくれる非常に珍しい作品です。

水の流れる音、泡で耳をわしゃわしゃする音、指で軽くつまんで引っ張る音
そして耳かきや綿棒といった定番の音など
多種多様な効果音を上手に使い分けながらサービスを組み立てています。
サービス中だけでなく合間の準備的なシーンにもきっちり音が入っているから
作品としての統一感があり、実際にやってもらっているような没入感があります。
これらを音だけで表現しているのは見事と言うほかありません。

一般的な音声作品では事前に「~しますね」と言ったり
サービス中に様々な会話をするケースがほとんどのため
それらが無いことに最初は違和感を覚えるかもしれません。
でも音だけが生み出すその独特な空間に次第に落ち着きを感じるはずです。
そして音しか聞こえないからこそ頭を空っぽにすることができます。

そんな面白いコンセプトを持っている本作なのですが
全編に渡ってノイズが多いという割と致命的な弱点もあります。
おそらく自宅で録音されたのでしょう。
作中では自動車やバイクの通り過ぎる音がかなり頻繁に入ります。

本作は音だけを聴いて楽しむわけですから音のクオリティは非常に大事です。
だからこそノイズはできるだけ入れて欲しくなかった、というのが率直なところです。
一応ノイズ除去版も同梱されているのですが
そちらは逆に効果音の臨場感が損なわれているように思えました。
今後の作品ではこれらの改善に期待したいです。

音フェチ的な要素が非常に強い作品です。
音の品質に若干難があると言いましたが、価格がたったの100円とお安く
内容を理解した上で聴くならまず損はしません。
ですから気になった方はどうぞお気軽にお試しください。

CV:無し
総時間 33:42


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
2017年02月06日まで半額の50円で販売されてます。
その場合の点数は7点です。

【音フェチボイス】ちょい耳袋-お留守番-【オトラレ15】

サークル「AaronPoint」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、花澤香菜さん似の可愛い声の女の子が
短時間ながらもちょっぴりスリリングな怪談をします。

お話の進行に合わせてリアルな音を鳴らす凝った演出がされており
音質はもちろん、位置や距離にも気を配って主人公が感じている恐怖をリアルに伝えます。
リアルな音で怪談の雰囲気を
女の子が怪談をするお話。

「あなたは信じますか? 今 私が歩いてきた道を」
女の子は明るくて可愛い声の女の子。
自己紹介など前置きにあたる部分はすべて省略し、主人公にちょっぴり恐いお話をします。

本作品は音声作品ではあまり見かけないジャンル「怪談」を
彼女がおよそ10分間に渡って手短に行います。

怪談と言えばお話の恐さもそうですが、話を聞いてる最中に感じるひんやりした空気も魅力です。
その感覚を聴き手にできるだけリアルに味わってもらえるように
全編を通じてシーンの内容に合った効果音がタイミングよく鳴ります。

「あなた 後ろを見てください」
例えば冒頭に彼女がこんなことを言うシーンがありまして
それと同時に後方至近距離から生き物っぽいものが通り過ぎる音がします。
他にも登場人物が歩く音、扉を叩く音など色んな音が登場し雰囲気を盛り上げます。
耳かきやマッサージとは違うタイプのASMR(音フェチ)作品ですね。

怪談はおよそ9分間。
事前にちょっぴり恐い前置きを挟んでから、とある少女に関するお話を始めます。

「雨の降る日 女の子は一人でお留守番していたの」
内容は一人で留守番していた彼女の家に誰かがやって来て色々する、といったもの。
彼女は人見知りのため最初は居留守を決め込むのですが
相手は諦めるどころか後になるほど大胆な行動に出ます。

そしてお話が始まるとバックで雨音が流れ始め
訪問者の行動に合わせて様々な音が絶妙の位置と距離から鳴ります。
特にドアを叩く音は音質もさることながら軽い振動が伝わってきて
現実世界で誰かが実際に叩いてるんじゃないかと思えるほどにリアルです。


訪問者が実際に何をするか、最後にどうなるかは話すとつまらないでしょうから伏せておきます。
お話の恐さは控えめにして、その代わり臨場感でスリルを与える感じですから
怪談がよほど苦手な人でもなければ夢に出てくるほどにはならないと思います。
音を活用した怪談作品
女の子の怪談を目の前で聴いてる感覚が味わいやすい珍しいタイプの作品です。

女の子は聴き手ができるだけ怪談を身近に感じられるように
お話とその内容に適した音を組み合わせて進めます。
効果音を最大の武器としているサークルさんなだけあって音のレベルはどれも高く
聴いてる最中はすぐそばに誰かがいるような軽い寒気を感じます。

「気づいてるかな? ちょっとずつ あなたに近づいてるよ?」
中でも位置や距離といった空間に関する部分が音で見事に表現されてます。
そして音がしっかりしてるからこそ女の子がいちいち説明する必要がなくなり
怪談を盛り上げる「間」を生み出しています。
お話は割とコンパクトにまとめて演出面に力を入れてます。

雰囲気重視の音フェチ系怪談です。
無料ですから興味の湧いた方は是非一度お試しください。

CV:利香さん
総時間 11:20

【音フェチボイス】ちょい耳袋-お留守番-【オトラレ15】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30379967

↑このページのトップヘ