同人音声の部屋

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タグ:ASMR

   ● 枕返しの不器用な約束
   ● 耳舐め姉妹との甘美な時間
   ● 和み隠れ家 あまえた楼 彩華【超リアル仕様】【ASMR】
   ● 【百合×耳かきボイス】ゆりかき!~Vol.2 姉妹編~【バイノーラル】
   ● Reposer ~優子・瞳・香乃~
   ● 【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】(後編)
   ● 【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】(前編)
   ● 癒しの夜
   ● 癒しの花園
   ● 声付き耳かき音を作ってみた50


枕返しの不器用な約束

サークル「みりおんべる」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、良い意味で妖怪らしくないほのぼのした女の子が
住み着いてる家の主人に癒しとエッチなサービスをします。

キャラと音でバランスよく癒す作りが最大の魅力で
耳かき、耳舐め、耳クレンジングと耳をターゲットにしたサービスを多めに用意し
その前後は会話、最中は音を中心に据えてその様子を和やかな雰囲気でリアルに描いてます。
最大3種類の音を同時に鳴らして激しく責めるエッチもポイントです。
妖怪と交わした温かい約束
枕返しのタマがあれこれお世話するお話。

「ささっ さささささささ おーい もしもーし 寝てますかー?」
タマは素朴で可愛い声の女の子。
ある日の夜、主人公の寝室に忍び込み熟睡してるか確認すると
枕を返すのに失敗し彼に見つかってしまいます。

本作品は寝ている人間の枕を返すことを生き甲斐にしてる彼女が
家の主人にあたる彼におよそ60分に渡る癒しとエッチなサービスをします。
非エロ45分、エロ14分と癒しのほうにとても力を入れており
耳かき、耳舐め、耳のクレンジングなど耳のケアを重点的に行います。

彼女は彼の家にずっと前から住みついてる妖怪。
名前の通り夜中に枕元へやってきて枕をひっくり返すいたずら好きな性格をしてます。
現実世界の伝承には命を奪われるケースもあるそうですが
本作品では枕を返してドヤ顔するだけの至って無害な存在として描かれてます。

「いやいや まさか そんなわけないよ 寝顔を見に来ただけなの 決して枕返しをしようしたわけでは…」
最初の段階から彼とすっかり打ち解けてる設定なので口調がとても柔らかく
嘘をつこうとしてもいい案が思い浮かばずばれてしまう可愛い一面も持ってます。
肝心の枕返しは彼の眠りが浅いせいで今のところ一度も成功してません。
そして事前に交わした「枕返しに失敗したら、なんでもいうことをきく」という約束に従って今回のお世話をします。

要は責任を果たすためにやるわけですが、彼に対して一定以上の好意を抱いてるので事務的感はまったくありません。
むしろ枕を少し動かした程度で起きてしまう彼が安眠できてないのではないかと心配し
それを少しでも解消しようとリクエストに沿って一生懸命頑張ります。
もちろん枕返しの成功率を上げる目論見もあるのですが、癒そうとする気持ちのほうがずっと強いです。

そらまめ。さん特有のナチュラルな演技も相まってキャラが非常に立ってます。
終盤にはタイトルの「不器用な約束」を交わすシーンがありますし、彼女に対して愛おしさを感じる人が結構いると思います。

これと並ぶもうひとつの魅力は最中に鳴る音。
質感、動き、鳴らすタイミングなどすべてが高品質で別方向の癒しを与えてくれます。
サービスが始まってからある程度経つとタマが無言になる時間が用意されてまして
そこでは効果音と彼女の息遣いだけが流れる静かなひと時が味わえます。

ボイスドラマと音フェチ(ASMR)作品の中間あたりに位置する作風ですね。
専門店との違いを出すために音の種類をある程度絞り込み、それらを多めに鳴らす方針で進めます。
耳をケアするサービスが多いおかげで微かな振動も感じられて心地いいです。

無邪気で人懐っこいタマのキャラとリアルで落ち着ける音の数々。
家族とほぼ同じ存在の妖怪と夜を過ごす様子を和やかに描いたバランスの良い作品です。
思いやりに満ちた素朴なサービス
冒頭のやり取りを終えた後、一番最初にするサービスは耳かき(約16分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順にタマの唾液をつけた綿棒で綺麗にし、最後に1回ずつ息吹きします。
ちなみに各サービスは通しではなく日を分けて個別に行う設定です。

綿棒は「こりゅっ」という水気を帯びた弾力のある摩擦音が使われており
耳の壁をくまなくなぞるように標準くらいのペースでかき回します。
耳かき音声でごく稀に使われてる粘着綿棒に近い音ですね。
ふわふわした乾燥系の音を鳴らす一般的な綿棒とは質感が違って刺激もやや強いです。

「水音は癒される音でございますし 耳かきをしつつも 私の唾液の音も混じって さぞ気持ち良いのでは?」
「君は私のことが見えて ご飯食べなくてもだいじょぶなのに 用意してくれて まさに私のご主人様だね」

最中の彼女は店員になりきって普段よりもかしこまった口調で話しつつ
妖怪の自分に優しくしてくれる彼に感謝の気持ちを伝えます。
彼女が彼の寝込みを襲うのは枕返しだからであって別に彼を嫌ってるわけではありません。
その証拠に耳かきは非常に丁寧で癒しのパワーが強いです。

右耳、左耳いずれもセリフごとの間を大きく開けて進めますから音も無理なく楽しめます。
キャラと音を組み合わせて癒す本作品の持ち味が早速発揮されてます。

続く2パートはやや手の込んだサービス。
03は耳舐め(約10分)、04は耳のクレンジング(約19分)と内容を切り替えてそれぞれをしっかり行います。

「なんだか楽しくなってきちゃった 耳舐めって不思議」
耳舐めはまだ非エロのシーンということで音の質感を比較的上品にし
その代わり甘噛みする、舌を大きく動かして舐める、舌先で穴の入口をほじるなど
時間に対する音の種類を多めに用意し個性を出してます。
耳舐めが気に入ったのか、彼女が途中からより積極的になるのもいいですね。
枕を返すよりも彼を癒すことに喜びや生き甲斐を感じ始めます。

「私はイヤーエステ店員 タマと申します 本日はお店へお越しいただき 誠にありがとうございます ふふん」
耳のクレンジングは彼女が以前テレビで観たサービスを真似るスタイルで店員になりきり
準備したフォームを泡立ててから耳につけて全体を丁寧にマッサージします。
「じゅりっ」という泡混じりの摩擦音が耳元至近距離から流れ、さらにバックでは一緒に用意した風鈴の音も適度に鳴ります。
後日マッサージしてあげると言うなど、音を中心に据えつつ彼女の思いやりの強さも感じられるように表現してます。

本作品唯一のエッチシーンは「05.目隠し耳舐め手コキしちゃうぞ」(約14分)。
また別の日、普段とは違い恥ずかしそうにする彼におちんちんのお世話をお願いされた彼女が
とあることを確認してから約束通り叶えてあげます。

プレイはおちんちんの愛撫、耳責め、耳舐め、手コキです。
耳責め、手コキの際に効果音が鳴ります。

「私の手も ぐちょぐちょ 君のお汁でねっちょねちょ」
予想しなかったお願いに少し戸惑う表情を見せたタマですが、プレイに入ると今まで以上に積極的なご奉仕をします。
すっかり勃起したおちんちんを指でなぞって軽く焦らしたかと思えば
手についたカウパーを潤滑油代わりにして両耳を同時に刺激し、その直後に舌で舐め取って綺麗にします。
03パートとの違いが出るように耳舐めを水分高めで激しい舐め方にしてますし
効果音も適度な粘性を含んでいてエロいです。

それ以上に面白いのが後半の7分間。
これまでわざとソフトな責めに留めていたおちんちんをパワフルにしごき始め
そこに耳舐め、指を使った耳責めを順に追加し合計3種類のエッチな音を同時に鳴らします。

本作品は非エロが圧倒的に優勢ですから普通のエッチをやってたらなかなか抜く気になれません。
だから限られた時間内に聴き手が興奮し、抜きたくなるように音の密度を上げてます。
ねちょねちょした質感で上下運動をリズミカルに繰り返す手コキも音のレベルが高いです。
自分の手に精液をぶっかけるのを快く許し、射精後にそれを舐める彼女の姿も印象的でした。

このように、約束をきっかけに自分の気持ちをストレートにぶつける愛情深いサービスが繰り広げられてます。
冷えた心を温めてくれる作品
聴けば聴くほど胸のあたりがぽかぽかしてくる癒しに満ちた作品です。

枕返しとして主人公はもちろん、その祖父もすぐ近くで見届けてきた女の子が
約束を果たすことを口実に色んなご奉仕をしながら幸せなひと時を過ごします。
そしてサービスを丁寧に行う中で自分にとって本当に必要なものが何かに気づきます。

妖怪よりも家族に近い距離感で親身に尽くすタマのキャラ
非エロ、エロいずれも耳をメインターゲットに据えたサービス
そしてこれらの最中に鳴る高品質で優しい音の数々。
キャラと音のバランスをしっかり取って物語の世界をリアルに作り上げてます。

「気持ちよかった? …よかった」
中でも彼女のキャラは妖怪としての使命を果たそうとしてたのが
これらのサービスをするにつれて彼を癒すことの気持ちよさに目覚めていきます。
終盤のエッチであそこまで大胆かつ激しい責めをしたのも彼に満足してほしいからです。
「好き」などの言葉ではなく行為を通じて信頼や愛情の気持ちを伝えます。

そんな彼女の内面が最後の「06.不器用な約束」で克明に綴られてます。
ものすごくいいお話なのでレビューでは敢えて一切書きません。
たぶん涙もろい人だと彼女の言葉を聴いて自然と泣けてくるのではないでしょうか。
不器用な約束に込められた思いがあまりに温かく、そして切ないからです。
音声作品を毎日のように聴いてますが、ここまで強く心を動かされたのは久しぶりです。

エッチはこれ単体で聴く分には十分なエロさを持ってます。
しかし45分近く非エロを聴いた後で抜かせるにはパワー不足だと思います。
品質は良いのだけどお話の構成に首をひねる部分があるという意味です。
この流れを維持したまま抜かせるならば最低でももう1パート追加でエッチしてほしいです。

射精シーンは1回。
くちゅ音・ちゅぱ音・淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

エロがやや弱いという弱点があるものの、それを補って余りあるほど他の部分が優れてる作品です。
癒されながら感動できる、泣ける作品を探してる人には特におすすめします。
おまけは「タマ、猫になってくれ」パートです。

CV:そらまめ。さん
総時間 1:17:36(本編…1:14:24 おまけ…3:12)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

耳舐め姉妹との甘美な時間

サークル「みやぢ屋」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介するサークルさんの有料処女作は、それぞれに違った魅力を持つ姉妹の店員が
指や舌を使って男性のお耳と心を気持ちよくします。

耳にターゲットを絞った音フェチ系のサービスをするのが特徴で
耳のマッサージや耳舐めを個別に、あるいは同時にやりながら
姉妹のキャラに合ったリアルな音を鳴らして二人の違いを表現しています。
音を通じて触覚も刺激してきますから微かな圧迫感やこそばゆい感覚も味わえるでしょう。
ちょっぴりエッチなお耳のケア
耳舐め屋・プレジールの店員ナナエとミミコからサービスを受けるお話。

「あ…あれ? お、お姉ちゃん お姉ちゃん お客様がお見えです?」
ミミコは大人しくて清純な声の女の子。
「んー? あら 見かけない顔ね」
ナナエは色っぽさのある穏やかな声のお姉さん。
プレジールを初めて訪れた主人公に挨拶と自己紹介をすると
今まで耳を舐められたことがあるかを尋ねてからサービスの内容を相談します。

本作品は彼女たちが二人で経営してる耳舐め専門店を舞台に
およそ30分に渡って個別に、あるいは同時に耳のマッサージや耳舐めをします。
リピーターが多い反面新規のお客があまり来てなかったこともあり
初めて利用する彼を嬉しそうに迎え、サービス中も思い思いのやり方で積極的にもてなします。

全編を通じて言える特徴はふたつ。
ひとつはしゃべる時とそうでない時のメリハリをつけてること
もうひとつは姉妹の性格に合った音を鳴らすことです。

前者は冒頭の受付や耳をチェックするシーンは多めにしゃべり
準備が整った後はセリフを一気に減らして効果音と熱っぽい吐息だけを漏らします。
音フェチ(ASMR)作品に属しますがこの作りのおかげで会話量が意外と多く
彼女たちがどんな性格をしてるかが自然とわかるようになってます。

女性が二人も登場するのに無言ばかりにしたら長所が活かせませんから
これくらいのバランスがキャラと音の両方を楽しみやすくて良いと思います。
youtubeに無料作品をいくつか投稿されてるだけあって音の品質も高いです。

ミミコ「お客様 初めての方だから ビギナー向けの優しめの手ほどきを心がけないと、だよね」
ナナエ「えー? 激しめのやつのほうが 掴みはバッチリなんじゃない?」
後者は何事も控えめに振る舞おうとするミミコに対し
最初から激しく責めたほうが彼も喜ぶと言うナナエ、と性格に大きな違いを持たせてます。
それを踏まえてミミコは水分控えめで優しめに、ナナエはややねっとりした質感で強めにお世話する方針で進めます。

サービスを敢えて同じにして効果音とちゅぱ音の両方に微妙な差を持たせてありますから
担当が代わった時にやや違う印象を抱くと思います。
ナナエはR-15でできるギリギリのラインでエロさを持たせてあってちょっぴりドキドキしました。
ふたつの感覚を刺激される心地よさ
受付を終えサービスルームにあるベッドに寝た直後にするのはお耳のチェック(約4分)。
耳の形状はもちろん、左右から息を吹きかけて感度の具合も調べます。

ナナエ「とっても綺麗な形をしていて 大きいわ やっばーい 超舐め甲斐がありそう」
彼女たちは彼の耳をえらく気に入ったようで
ミミコは弱め、ナナエはそれよりもやや強い風圧で耳に心地いい風を何度も送ります。
パート終盤には二人が同時にするシーンもありますし、耳にこそばゆい感覚がするでしょう。
音を通じて触覚も刺激してくるのも本作品が持つ魅力のひとつです。

本格的なサービスが始まるのは次の「お耳マッサージ(素手・妹)」から。
前半はミミコ、後半はナナエが担当し耳のマッサージ→耳舐めの順にお世話します。

耳マッサージはミミコが「すぃりゅー」という滑らかで弾力のある摩擦音
ナナエそれよりも水分が高くて動きの滑らかな音を鳴らします。
両耳を同時にゆっくり擦ってたかと思えば左右交互に切り替え、さらに時折手のひらで全体を覆う動作を挟むなど
現実世界のマッサージに近い変化のある動きを見せます。

耳を覆われた時だけ音が聞こえにくくなる感覚や軽い圧迫感があってとてもリアルです。
目を瞑って音声を聞くと擦られた際にゾクッとするかもしれませんね。
サービス中はセリフを減らしてあるおかげで音に集中しやすいです。

マッサージの後に始まる耳舐めもミミコは水分控えめのやや筋っぽい音
ナナエはストロークが大きくねっとりした音、しかも吐息多めと違い出しながら進めます。
時間はミミコが4分30秒、ナナエは4分程度で最後に2分30秒ほどダブル耳舐めが入ります。

一人ずつに比べて密度が高いサービスなのですが
最初の1分30秒間は片方が舐めてもう片方がしゃべるスタイルになってまして
左右同時にちゅぱ音を鳴らす時間は約1分と非常に短いです。
耳舐め屋のサービスなら耳舐めのボリュームを全体的にもっと多くしたほうがいいんじゃないかなと。
音の質感は良いのに量が少ないのはもったいないです。

このように、リアルな音と刺激で耳を気持ちよくするテーマに沿ったサービスが繰り広げられてます。
キャラが立ってる音フェチ作品
音だけでなくキャラにも十分な個性がある作品です。

ナナエとミミコは自分たちのお店を初めて訪れた主人公に満足してもらおうと
最初から興味津々な様子で話しかけ、サービス開始後も積極的にお世話します。

息、指、口を使って耳だけを徹底的に癒す展開、話す時とそうでない時をはっきりさせたバランスの良い作り
そしてセリフと音の両方に彼女たちの性格を反映させる細かな演出。
二人の女性がお世話してる状況をしっかり盛り込みつつ音フェチ寄りに組み立ててます。

ミミコ「起きたらまた 舐めさせてもらえるかな?」
ナナエ「ええ きっと 喜んでくれるはずよ」
こういうシチュの場合同時責めやダブル耳舐めを主軸にする作品が多いのですが
本作品はそれを最後の少しだけに留め、その代わり音の違いを楽しませる方向でお話を進めます。
特定の音をたっぷり鳴らすのではなくバリエーションで勝負する感じです。
音と会話ができるだけ被らないように設定してあって音フェチ系の中では賑やかな印象を受けました。

あとは音のレベルが全体的に高くて癒やされます。
私個人はどちらかというと耳マッサージのほうが好きですね。
手で耳を擦られる感覚や覆われる感覚がかなりリアルに味わえます。

耳舐めはナナエをもうちょっと激しくしたほうが違いが引き立つようにも思えますが
あまりやりすぎるとR-18にカテゴライズされてしまうのでこのへんが限界なのかもしれません。
もし次回作があるならもっとたっぷり聴きたいです。

耳を優しく責められるのが好きな人には特におすすめします。

CV:みやぢさん
総時間 34:26

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
34分で300円とコスパがいいので+1してあります。

和み隠れ家 あまえた楼 彩華【超リアル仕様】【ASMR】

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、明るくてちょっぴりいたずら好きな小町が
クイズ形式で色んな音を鳴らしたり耳にたっぷりご奉仕します。

シリーズの売りである方言や妹属性を残しつつ音フェチ要素を多めに盛り込んでるのが特徴で
前半はクイズ形式、後半はご褒美とスタイルを変えながら音と会話で癒します。
25分近くかけて耳全体をくまなく責める耳舐めもリアルで心地いいです。
暑い日に涼やかな癒しを
和み隠れ家 あまえた楼の店員「彩華(あやか)」からサービスを受けるお話。

「はぁーい お待たせしましたー 彩華ですよー」
彩華は明るくて可愛い声の女の子。
とある夏の日、あまえた楼を1週間ぶりに訪れたお客を嬉しそうに迎えると
冷たい麦茶を差し出してから団扇であおいであげます。

本作品は方言を話す小町が妹になりきって甘えるお店を舞台に
彼女がおよそ100分に渡って和やかな会話をしたり一風変わったご奉仕をします。
お客が既に彼女を何度も指名した後のお話なので最初からすっかり打ち解けており
18禁にならない範囲で体を密着させたりちょっぴりエッチなちゅぱ音を鳴らします。

「どげん? なかなかよか音するやろ?」
テーマはずばり「音あそび」
前半はご褒美をかけたクイズ、後半はご褒美をしながら耳と心に心地いい刺激を与えます。
所謂音フェチ(ASMR)にあたるわけですが、耳かきやマッサージといった定番のサービスは敢えて避け
お菓子を食べる、ハサミで紙を切る、何かを擦ったり叩くなど音そのものを楽しんでもらう方向で進めます。

バイノーラル録音+ハイレゾなだけあって声や音の品質が極めて高く
彼女が体を密着させてくるシーンでは耳に微かな風圧も感じられてこそばゆいです。
音重視でありながら無言の時間があまりないので彩華にお世話されてる雰囲気もしっかりできてます。
(ひっきりなしにしゃべるのではなく、微笑や吐息を漏らしながらお世話するという意味です)

一番最初の「怖い話と10回クイズ」は音よりも会話を重視したパート(約18分)。
お店に来たばかりのお客を涼しくしようと3種類の怖い話をしたり
彼女が指定した単語を10回言ってからクイズに答える遊びをします。

「紗季ちゃんの住んどるアパートの隣には お墓があるんやって」
怖い話は詳しく書くとつまらないでしょうから伏せますが
夜に聞くと寝付きが悪くなるとか背筋が凍るレベルのものではありません。
王道の怪談とは怖さのタイプが違うのでホラーが苦手な人でもこの内容ならたぶん大丈夫です。
10回クイズは全部で7問あり定番のものから引っ掛け問題まで様々です。
イメージが膨らむ音の数々
音フェチ要素が本格的に出てくるのは2番目の「何を食べてるでしょうかクイズ」から(約8分)。
名前の通りお客に目を瞑らせたままいくつかのお菓子を食べてそれが何か当ててもらいます。

「わかるかなー? ほら よう聞いて?」
1問目はすごくわかりやすい音なので正解できるでしょうが
2問目と3問目は具体的な商品名を当てる問題になってまして難度が高いです。
ただイヤホンやヘッドホンで聴けば音に微妙な違いがあるのがちゃんとわかります。
彼女も左右中央に移動しながら何度も鳴らして考える余裕を与えます。

その次に登場する「ハサミちょきちょきとこれはなんの音でしょうかクイズ」はご褒美と追加のクイズ(約9分)。
膝枕の状態で彩華が紙を切る音を鳴らし、それから3つのアイテムを叩いたり擦ってその正体を尋ねます。

前のパートとは違い道具に関する音ですからどれも多少堅い印象を抱くでしょう。
中でも1問目は「すすーっ」と木の混じった音が鳴ったかと思えば
その直後に「あおっ」という声を出してるような音に変化して面白いです。
音の量だけでなく幅広さにおいても優れてるのが本作品の大きな特徴です。

後半の2パートは音のタイプが前半から大きく変化します。
「ご褒美の耳拭きと耳にイタズラ」はウェットティッシュによる耳拭きと指を使った耳撫でをし(約13分)
「スペシャルご褒美の耳キスと指ちゅぱと耳舐め」は耳キス、指舐め、耳舐めと口を使ったご奉仕をします。

「嬉しか お兄ちゃんが喜んでくれて 彩華嬉しかよ」
どちらのパートも耳に直接触れるおかげで音が鳴るたびに微かな振動が伝わってきます。
ウェットティッシュは湿り気を帯びた摩擦音、指は滑らかで若干尖った音と明確な違いがありますし
両耳を同時にお世話されるシーンは思わず声を漏らしてしまうほどに心地いいです。
これらを嬉しそうに行う彼女の姿にも癒しを感じました。

「スペシャルご褒美の耳キスと指ちゅぱと耳舐め」は時間が39分と最も長く
半分以上の時間を割いて耳の上側、縁、耳たぶ、裏側、内側を丁寧に舐めるちゅぱ音特化のサービスです。
部位ごとの違いが音だけでわかるように舐め方や鳴らす位置を小まめに変えてて非常に凝ってます。
このパートだけはどこをどう舐めるか以外ほとんどしゃべりませんから耳舐め好きな人ほど楽しめるでしょう。

このように、タイプの異なる音を組み合わせて臨場感と癒しを与える高度なサービスが繰り広げられてます。
幅の広い音フェチ作品
特定の音をがっつり鳴らすのではなく多彩さで勝負する完成度の高い音フェチ作品です。

彩華は日頃からお世話になってるお客を楽しませながら癒そうと
怪談や10回クイズで熱を冷ましてから同じくクイズ形式で色んな音を鳴らします。
そして見事クリアした後は十分過ぎる時間を使って耳をたっぷり気持ちよくします。

最初と最後のパート以外は音メインというテーマ性の強い作り
単調さを感じないようパートごとに音のタイプや鳴らし方を変える工夫
そして音の邪魔にならないように語りかける彼女の人懐っこいキャラと方言。
音を主役に据えつつあまえた楼らしさもきちんと残したサービスをします。

個人的に最も印象に残ったのが音の幅広さです。
咀嚼音、紙を切る音、物を叩く音、耳を撫でる音、舐める音と被せないことを強く意識して作品を組み立ててます。
前半は至近距離で鳴らし、後半は直接いじって鳴らすのもそう言える理由のひとつです。
音自体の品質も大変優れてますし、目を瞑れば彼女がすぐ近くにいるのと同じ感覚で聴けます。

「好き お兄ちゃん ばり好いとうよ」
彩華についてはいたずら好きだけど一途な女性に描かれてます。
クイズ形式にしたのも結局のところ音を鳴らしやすくするためですし
要所ではちゃんと手加減して正解できるようにリードします。

時間に対するセリフの量がやや少ない関係で方言の存在感は薄くなってますが
音あそびをテーマにしてるのならこうなるのは仕方ないことです。
音を鳴らしながらガンガンしゃべるとうるさくなって一番の目的である「癒し」から脱線してしまいます。

音が持つ可能性を引き出して癒す優れた作品です。

CV:陽向葵ゅかさん
総時間 1:37:25

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2018年2月15日まで90%OFFの100円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。

【百合×耳かきボイス】ゆりかき!~Vol.2 姉妹編~【バイノーラル】

サークル「ゆづみ荘」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、実の姉に肉親以上の好意を抱いてる妹が
夕方から夜にかけて二人きりの甘い時間を過ごします。

音フェチ(ASMR)に多少の百合成分を組み込んだ作りが魅力で
日常生活でよく聴くタイプの音を存分に鳴らしながら
彼女の姉に対する想いの強さを感じるやり取りを挟んで仲の良さを演出してます。
中でも料理シーンは実録されただけあって非常にリアルです。
姉さんと過ごす幸せな一日
妹と料理を作ったり耳かきしてもらうお話。

「あっ 姉さん あの服可愛いですね 姉さんに似合いそう」
妹は明るくて透き通った声の女の子。
デート中に気に入った服を見つけ姉に勧めると
ナンパしに近づいてきた男性にきつい言葉を浴びせかけて追い払います。

本作品は実の姉に肉親以上の親密な気持ちを抱いてる妹が
デートした後に家で夕食から寝るまでの時間を一緒に楽しく過ごします。
料理、髪のお手入れ、耳かきと家庭的なサービスを中心に据え
その一部始終を高品質な音によってリアルに表現してます。

イチャラブっぷりを出すためにセリフもある程度挟んできますが
無言になって効果音や吐息だけを流す時間のほうが明らかに多いです。
現実世界でもよく聴く音ばかりなので何をしてるかがイメージしやすく自然な癒しが得られます。
癒しを感じる音の数々
二人が家に戻った後、一番最初にするのは夕食の準備(約20分)。
姉のリクエストに合わせてメニューをペペロンチーノとクラムチャウダーに設定し
料理が苦手な姉に妹がアドバイスしながら一緒に作ります。

冷蔵庫や戸棚を開けて食材を用意する音、鍋に水を入れて火にかける音
玉ねぎの皮を取って包丁で切る音、油をひいたフライパンに野菜を入れて炒める音など
料理の最初から最後までほぼ音だけで表現する非常に凝ったものです。
実際に料理しながら録音されたらしく細かな音まできちんと入ってます。

「料理するところを見たいんですか? 別に構わないですけど …ちょっと近すぎ 近すぎです もう 危ないからもうちょっと離れて見ててくださいね」
最初はやや遠くから聞こえてたのが、姉が料理を手伝い始めるのに合わせて一気に近くなるのがいいですね。
音の位置や距離にも気を配って妹と一緒に作ってる様子を主観的に楽しませてくれます。
クラムチャウダーを作る時に玉ねぎ、人参、じゃがいもを入れてしばらくしたら牛乳を注ぐシーンがあって
そこでは焼ける音が一気に収まり、少し経つと今度は液体の泡立つ音が聞こえ始めます。

何かをする時に妹がその内容を軽く説明してくれますからイメージしやすいです。
夜中に聴いたらお腹が空いてくるのではないでしょうか。
サークルさんご自身が「今回の目玉」とおっしゃられてる通り最も特徴的なパートです。

続く「ブロー&ブラッシング」は入浴後のお話(約19分)。
お風呂上がりなのにまったく手入れをしない姉の髪を綺麗にしようと
妹がトリートメント、ブラシ、ドライヤーを使って丁寧にケアします。

これだけに1パート割くのが女性同士らしくていいですね。
ドライヤーが耳のあたりにかかると「ぼぼぼぼぼー」という音と共に軽い圧迫感がありますし
ブラシで梳く時も滑らかで優しい摩擦音が同じ方向へ繰り返し動きます。

「ほんとに綺麗な髪 ずっと触っていたい」
最中の会話がもう少しあってもいいかなとも思いましたが
無言の時間を増やすことで愛する人の髪を大事に扱おうとする気持ちを表現したかったのかもしれません。
音の品質も引き続き高く癒しはもちろん、安眠のお供にも役立ちそうなパートです。

就寝前にする最後のサービスは耳かき(約27分)。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天でお手入れし
最後に弱い→強い風圧でそれぞれ4回程度息を吹きかけます。
ちなみに耳かき音だけは他サークルさんの素材を使用してるそうです。

耳かき棒は「ずすっ さすさす」というやや尖りのある乾いた音
梵天は「そしゅっ ぽすぽす」という広がりのある柔らかい音が使われており
前者は耳の外、穴の入口、奥を優しく撫でるように、後者は軸を持って回転させるように動きます。

「ここ気持ちいいですか? わかりました ここを集中的にカリカリしてあげます」
耳かき棒が穴の外にある時はクリアだった効果音が
中に入ると低く鈍い音へと変化し位置もやや近くなるなど変化に富んでます。
姉の耳が元々綺麗だったため、汚れを取るよりもマッサージする方向で進めます。
姉と肌を密着できて嬉しそうに手を動かす妹の姿も印象的でした。

このように、最大の武器である音を中心に据えた比較的質の高いサービスが繰り広げられてます。
家庭的な音フェチ作品
女性同士特有の甘さが多少漂ってる音重視の作品です。

妹は大好きな姉とデートできた幸福感を彼女にも分け与えようと
自分から積極的にあれこれお世話しながら嬉しそうに振る舞います。
そしてその様子をセリフよりも音の質、位置、距離によって表現します。

リアルな音をふんだんに盛り込んだ作り、家にいる雰囲気が感じられるサービス
これらの合間に入る二人の甘く和やかなやり取り。
男女がするものとは違う部分を持たせながら癒す方向で進めます。

私はタイトルから百合と耳かきが売りの作品だと聴く前は思ってました。
しかし実際は料理とブロー&ブラッシングのほうがずっと魅力的に映りました。
音声作品だとまだあまり見かけないことや音そのもののレベルが高いことが大きな理由です。

「えっ? 膝枕? 生足で? それはちょっと なんていうか…恥ずかしくないですか?」
個人的にはもうちょっと百合に力を入れて欲しかったなぁと。
どのパートも会話量が少なくイチャラブ成分が控えめになってます。
妹が意外と奥手な性格で姉がスキンシップを取ろうとすると控えめな反応を見せるのもあります。

耳かきの効果音が自作じゃないことも含めて、タイトルと内容の方向性にズレを感じました。
「ゆりかき!」と命名するからにはこのふたつを最も頑張るのが望ましいです。

一部で引っかかるところもありますが十分な品質を持ってる作品です。
おまけは「デート待ち合わせ」と「翌日朝」です。

CV:藍月なくるさん
総時間 1:12:35(本編…1:09:56 おまけ…2:39)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2018年2月15日まで50%OFFの450円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

Reposer ~優子・瞳・香乃~

サークル「Butterfly Dream」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、それぞれに違った個性を持つ3人の女性が
とある悩みを抱えてる男性に心のこもった癒しのサービスをします。

癒しパートはサービスごとに担当するスタッフを切り替えリアルな音を多めに鳴らし
ドラマパートは音の割合を一気に下げ彼女たちの会話や反応を楽しむ、といったように
音フェチとボイスドラマ要素をはっきり分けた作りになってます。
癒しの音で安眠をサポート
Reposerの店員「優子」「瞳」「香乃」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ リラクゼーションサロン Reposerへようこそお越しくださいました」
優子は上品で穏やかな声の女性。
予約を取って来店したお客を丁寧な挨拶で迎えると
履物を脱ぎソファに座ってもらってから温かい飲み物を差し出します。

本作品は現代人の多くが抱えてるストレスを軽減し安眠できる環境を整えることを目的に
彼女たちがおよそ1時間30分に渡って3種類の癒されるサービスを提供します。
耳のマッサージ、耳かき、会話しながらの安眠と癒し系作品では定番の行為を用意し
担当者を切り替えながらどれも一対一でゆっくりじっくりお世話します。
ちなみに店名のReposerはフランス語で「休息」を意味するそうです。

また今回はサークルさん初のシリーズ作品ということで
代表者の浅見ゆいさん以外に藤堂れんげさんと藍月なくるさんも登場します。
全年齢向けでは人気の高い方ばかりですから声による癒しも相当なものです。
大人の女性、子供っぽさの残る女性、その中間とそれぞれのキャラにも違いを持たせてます。

全体の特徴としてまず挙げられるのが音とセリフのバランス。
最初の癒しパートは施術風景を描きながら癒し系の音をたっぷり鳴らし
続くドラマパートは彼女たちの日常風景に焦点を当てて魅力が引き立つ会話をします。


音フェチ(ASMR)作品は落ち着いて聴ける反面、それらを行う女性たちの存在感が薄くなりがちです。
その部分を解消するためにドラマパートを別途用意されたのでしょう。
といっても時間は全部合わせて13分程度ですからメインはあくまで癒しパートです。

一番最初の「ご来店ありがとうございます_優子」パートはサービスを始める前のやり取り(約6分)。
店長にあたる優子がお店のコンセプトを説明してからお客の症状を確認し
これから何をすれば最も効果的に癒せるかを探ります。

「当サロンでは お客様のストレスを少しでも癒やして差し上げることを 目標としています」
Reposerには彼と同じくストレスを抱えてやって来る人が多いらしく
彼女がそのことに触れながらちょっとしたアドバイスをしてリラックスを応援します。
履いてる靴を脱ぐ、ソファに座る、飲み物を用意するなど小さな動作に専用の効果音が入っていてリアルです。
サービスを始める前に聴き手を作品の世界に引き込む役割を果たしてます。
音とセリフが織りなす癒しのひと時
カウンセリングで方針を決め、施術室に移動した後にするのは耳のマッサージ(約18分)。
お店で最年少のスタッフである香乃が初めての経験に緊張してるお客を軽くほぐし
それから膝枕の状態でオイルを馴染ませた手を使い丁寧に揉みます。

香乃「こうすると 耳全体がほぐれて 血行も良くなるので 体もぽかぽかしてくるはずです」
最初は「そりゅっ」という滑らかな摩擦音を鳴らしながら両方同時に
次は右耳→左耳の順に短いストロークでやや力強く、と同じマッサージでも音に明確な違いがあり
最中は両耳に微かな振動も伝わってきて心地いいです。
中でも終盤の両手で耳を覆ったり倒すサービスは軽い圧迫感や空気の振動まで伝わってきます。

音を通じて触覚を刺激してくる作品はまだ数が少ないですから
初めて聴く人は実際にそうされてる感覚がして驚くでしょうね。
サービスの前後は割としゃべり、最中はそれを控えて音に集中させるメリハリのある作りです。

続く「耳かき_瞳」は名前の通り瞳がする耳かき(約32分)。
前のパートと同じく膝枕で左耳→右耳の順にまずは濡れタオルで外側を拭き
それから耳かき棒、粘着綿棒、梵天を使い分けて中の汚れを落とします。
息吹きは最後に弱めの風圧で4回程度行います。

耳かき棒は「ずすっ」という乾いた平べったい音でゆっくり何度も掻き出す
粘着綿棒は「ぷちゅっ ぷすぷす」と粘性のある音で中の壁をなぞる
梵天は「しゅるー」というふわふわぱちぱちした音で軸を持って回転させる、と器具ごとにまったく異なる音や動きをします。
マッサージと同じくどれもリアルで聴けば聴くほど眠くなってきます。

瞳「粘着綿棒っていう綿棒なんですけど 使ったことあります?」
中でも粘着綿棒は耳かき音声でもあまり使われない道具なので音と動きが新鮮です。
従来の綿棒よりも湿気が高く動きも滑らかで違いがよく出てます。
効果音と彼女の吐息だけが流れ続けるひと時は静かでとても癒やされました。

最後の「おやすみなさい_優子」は最終目的にあたる安眠させるサービス(約29分)。
冒頭で相手を務めた優子が再び現れ、最初は同じく膝枕のまま色んな会話をし
彼が十分眠れる状態になったところでベッドに移り体をとんとんと優しく叩きます。

「お客様は 春 夏 秋 冬 どの季節がお好きですか?」
「なで なで なで なで いーっぱい甘えてくださって よろしいですよ」

最中の話題は季節のこと、寝る時にする習慣や部屋の明るさなど当たり障りのないものばかり。
普段以上にセリフごとの間を長く取ってのんびり話す彼女の姿には母性が漂っており
成人男性にとって不足しがちな甘えたい欲求を満たしてくれます。

ですが安眠目的ならパート全体で散発的に話すよりも
前半に固めてしゃべり、後半は吐息だけを漏らす構成のほうが良かったんじゃないかなぁと。
ぐっすり眠れそうになったところで体を起こしてベッドに移らせる流れも首を捻ります。

このように、多くの人が癒しを感じる音を中心に据えた堅実なサービスが繰り広げられてます。
雰囲気のいい作品
リアルな音を違和感なく組み合わせた比較的安眠しやすい作品です。

優子、瞳、香乃は仕事でストレスを抱えなかなか寝つけずにいるお客の悩みを解消しようと
まずは耳を中心に指や道具を使って凝りと疲れを取り除き
それからお話しながら彼がぐっすり寝るのを見守ります。

全編を通じて鳴るリアルで優しい効果音、パートごとに担当を切り替えゆっくり取り組む流れ。
彼の症状に合わせたプロらしい施術で眠気を膨らませます。

耳のマッサージと耳かきは耳をケアする点では一致してますが
その内容、方向性、音のタイプ、得られる刺激が随分違います。
前者は外側がメインなので圧迫感や振動、後者は内側に移ってこそばゆい感覚を与えます。
安眠させるのは最後のパートですけど、これらを聴いてる最中に寝落ちする人がそれなりにいるでしょうね。

ドラマパートについては時間が短いことやネタバレするとつまらなくなることから
どんな内容かを敢えて伏せさせていただきました。
明るくて砕けた彼女たちの様子が描かれていて癒しパートとの違いがよく出てます。

音フェチ要素を多めに持たせつつキャラにも焦点を当ててる作品です。

CV:優子…藤堂れんげさん 香乃…藍月なくるさん 瞳…浅見ゆいさん
総時間 1:39:26

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
99分で800円とコスパが良いので+1してあります。

【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】

【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「そんな冬の日(前)」以降の様子を中心に紹介します。
寒い時によく効くアフターケア
「そんな冬の日(前)」の時間はおよそ48分間。
前のふたつのシーンで道草屋のサービスを終えた芹が
バス停で乗り遅れた彼を偶然発見し、一旦お店に戻して温かいうどんを振る舞います。

「会っちゃったんですから このまま放って帰れないじゃないですか」
彼女はこのへんに住んでるので冬の時期にどれくらい寒くなるかをよく知ってます。
だから遠慮する彼を説得してすぐさま道草屋の母屋へ案内します。
これまでは割と子供っぽい部分も見られましたが、営業時間外に世話を焼く姿を見るとやはり大人なんだなって思います。
この後登場する温かい音だけでなく彼女の優しさにも心がぽかぽかしてきます。

効果音についてはバス停から道草屋に移動するシーンは自転車を押す音と小川の流れる音
到着後は石油ストーブの音、台所で料理を作る音、できたうどんをすする音など日常でよく聴くタイプの音が多いです。
これまでと違い何らかのサービスをするわけではありませんから、その何気ない風景に多くの人がホッとするでしょう。
特別なことをせずにまったり過ごす様子をありのままに描くある意味珍しいシーンです。

「半分こですから ちょっと少ないかもですけど お客さんのほうが ちょっと多め」
「美味しい? ふふふっ 誘った甲斐がありました」

最中の会話も家庭的なものばかり。
もともと自分が食べるためにうどんを作ってたこともあり、半分こにする中で彼に少しサービスしたり
一緒に食べながら楽しそうに話して二人きりの時間を満喫します。
恋人や嫁っぽいセリフも少し登場しますし、彼に対する親しみの気持ちをさり気なく伝えます。

彼女としてはせっかく道草屋に来てくれたのだからいい気分で都会に戻って欲しかったのでしょう。
色んなサービスを受けて癒されても最後にバスを逃したらどうしても後味が悪くなります。
だから悪い思い出を良い思い出で上書きするためにこういう場を設けたのだと思います。
遠慮深い彼が申し訳なく感じないよう小さく細かく気を配るところも素晴らしいです。

そうやって心も体もしっかり温めた後、「そんな冬の日(後)」でようやく別れの時を迎えます(約16分)。
またバスを逃してしまった時のために芹も付き添ってバス停へと向かい
最後に元気になるプレゼントをあげてから気持ちよく送り出します。

「うーん…いやもう一枚 はい どてら着てください」
出発前にカイロを多めに渡し、どてらを着せ、生姜湯を飲ませるところを見ると
店員よりも母親に近い優しさを感じます。
一番最後の「バス停。元気注入!」でも自分から彼を抱きしめて慰めますし
お店でもてなしてる時の彼女よりもやや大人びた姿を見ることができます。

このように、寒い日に効く要素を数多く盛り込んだとても温まる物語が楽しめます。
色んな方向から癒してくれる作品
音で癒し、会話で癒し、人情で癒すバランスの取れた作品です。

間もなく年末を迎える寒くて慌ただしい時期に、しっかりしてるけど子供っぽい部分もある店員さんが
専門店ならではの巧みな技術と冬らしからぬサービス、そして冬らしいおもてなしでお客に温かさと落ち着きを与えます。

サービスはもちろん、細かな動作や物音に至るまですべてにリアルな音を鳴らす丁寧な作り
芹の魅力を引き立てる会話と仕草、そして「そんな冬の日」で見せる人としての優しさ。
音声作品を構成するすべての要素を高い水準で揃えて作品の世界をリアルに作り上げてます。

「またいつでも 来てくださって構いませんから」
特に芹のキャラはシーンごとに違う顔を見せてくれてとても魅力的に映りました。
彼女が主役を務めてきたこれまでの作品は他の店員よりもはしゃいでみせたり、酒を飲みながら愚痴をこぼすなど
声や店主の地位とのギャップを引き立たせて作品を組み立ててるように私は感じてました。
ですが今作はその部分を残しつつ最後のシーンで見事な気遣いを見せてくれます。

サービスの内容をだけを見ると「芹さんたさん。」や「芹さんの、ほんのり怖いお話」のほうが優れてるのですが
彼女の良さが最も出てるのは間違いなく「そんな冬の日」です。

これまでと同じくのほほんとした表情で接しながら彼をものすごく大事にしてます。
サービス外でお世話する展開も道草屋シリーズでは珍しくて面白いです。
「そんな冬の日」を作品のタイトルにしてるところを見ると、サークルさんもここを一番聴いて欲しいのだと思います。

私も怪談シーンを聴いた時点では「冬に怪談はさすがにどうかなぁ」と思ってました。
でもこれが「そんな冬の日」をより一層温かく感じさせるための演出だとしたら大いに頷けます。
まったく違うことをやってるのに各シーンがなんだかんだで繋がりを持ってます。

冷えた心を存分に温めてくれる優れた作品です。

CV:芹…雁庵うずめさん はこべら…琴香さん すずな…藤堂れんげさん(怪談シーンで5秒くらい登場)
総時間 2:58:04

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、道草屋の店主をしてる上品な女性が
年末の忙しい時期に来てくれたお客に3種類のサービスをします。

大人なんだけど子供っぽさの残る彼女のキャラと何気ない会話
寒い季節に敢えて怪談をする珍しい流れなど
高品質な効果音や環境音以外の部分にも個性を持つ総合力の高い物語が楽しめます。

総時間が3時間近くあるため前編(「芹さんたさん。」&「芹さんの、ほんのり怖いお話」)と
後編(「そんな冬の日(前)」&「そんな冬の日(後)」)の2回に分けてお送りします。
過ぎゆく年をのんびりと
道草屋の店主「芹」と年末を過ごすお話。

「お客様 お部屋においでですか?」
芹は明るくて上品な声のお姉さん。
道草屋の自室で寛いでるお客に外から声をかけると
サンタになりきって彼が今年いい子でいられたかを確認します。

本作品は道草屋シリーズの初期から登場してる彼女の第6弾。
間もなく年が変わる慌ただしい時期に訪れた彼の疲れを取り除こうと
およそ3時間に渡って幅広いサービスを提供します。

耳のマッサージ&耳かき、怪談、帰宅前の食事とシーンによって内容が大きく切り替わり
そのすべてにおいて状況に合った高品質な効果音や環境音が鳴ります。

各シーンの時間は60分前後に揃えられてますから3回に分けると無理なく聴けるでしょう。

今回は寒い季節ということで環境音は全体的に大人しくなってますが
音声開始直後からやかんに入ったお湯が沸騰してるような湯気の音が鳴り始め
その後も「ぽこぽこ」という石油ストーブの燃料が自然に補給されていく音が時々聞こえます。
効果音も含めて優しい音が多いおかげで寝ながら聴くとそのまま眠ってしまいたくなるほど癒やされます。

もうひとつの魅力は彼女のキャラ。
久しぶりに遠路はるばる道草屋へ来てくれたお客をいい形で送り出そうと
最初からやや高いテンションで話しかけたりお世話します。

「今年一年 いい子にしてたお客様には 芹さんたが プレゼントあげちゃうんだーご!」
彼女は店員たちの中で最年長のはずなのですが意外と子供っぽい性格をしており
その可愛らしさや声とのギャップが音とは違うタイプの癒しを与えてくれます。
冬にわざわざ怪談をするのも彼が夏に来られなかったからですし
店主だからといって肩肘張らずありのままの姿で接するサービス精神旺盛な女性です。
安眠に適したマッサージ&耳かき
ここからは各シーンの内容を順に説明していきます。

一番最初の「芹さんたさん。」は57分ほど。
芹がお客の部屋に入りクリスマスにちなんだ会話をするところから始まり
目の周辺のマッサージ、あまがみ、耳かきと癒し系音声作品では定番のサービスをします。

「それではですね ほんとかどうか 改めさせていただきましょうか」
芹さんたが来るシーンはサービスとは直接関係ないのですが
体を近づけて匂いを嗅いだり、両耳に手を被せて彼が何を欲しがってるか予想するなど
サークルさんの武器であるリアルな声と音を織り交ぜた会話で作品の世界に引き込んでくれます。
説明的なセリフをほぼ挟まず音だけで多くを表現するのも道草屋シリーズの大きな特徴です。

その後から始まるマッサージも顔のあたりを指でとんとんと優しく叩くところから始まって
やや粗さのある摩擦音を鳴らしながらこめかみのあたりを擦り
耳たぶのあたりをぐいんぐいんと揉む、目隠しをつけてから耳に温かいタオルを乗せるなど
時間に対するサービスの種類を多めに用意し音や感覚の違いを楽しませてくれます。

目隠しのシーンで軽い圧迫感があるのがいいですね。
耳にタオルを乗せた時も微かな音が聞こえたりと表現の難しい音までしっかり入ってます。
明日彼に渡すプレゼントをうっかりばらしてしまう芹さんもお茶目で良いです。

このシーンで最も癒やされるのは中盤から始まる耳かき(約26分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒で汚れを取り、それから洗浄液に浸した綿棒でお手入れします。
息吹きは両耳とも最後に1回だけと控えめです。

耳かき棒は「そりっ じじっ」という細く柔らかい音
綿棒は「じゅりっ ぷすぷす」という水気を帯びた柔らかい摩擦音が使われており
前者は奥から手前にゆっくり掻き出すのを繰り返す、後者は耳の壁を優しくなぞるように動きます。
また彼の体に布団をかけてあるのを踏まえて最中は時々布の動く音が鳴ります。

「中堅に 30円のポテトフライと 3個入りのカリカリ梅干しを添えて そしてメインの大物菓子 50円のやつですね」
サークルさんが挿し絵に「安眠用」と書かれてるだけあってどの音も自然で優しく
環境音が控えめなのも相まって聴きながら眠りやすい作りになってます。
芹の会話も冬のこと、自分の子供の頃のことなど店員よりも友達にするような話題が中心です。
音とセリフの両方でバランス良く癒す道草屋らしい季節感のある耳かきです。
臨場感を大事にしたちょっぴり怖い怪談
2番目の「芹さんの、ほんのり怖いお話」はおよそ56分間。
芹と同じく道草屋で働いてるはこべらが別の部屋に案内しながら最初の怪談を話し
到着後は芹が続けて3つのお話をしてお客に寒気とスリルを与えます。

はこべら「すとん 開けると普通の和室でしたが 壁にはとん とんと習字のようなものが飾られていて」
知らない和室、天袋(押し入れの上にある小さな収納スペース)、猟師のお話、黒電話と
どれも題名になってるものが深く関連してる6~10分程度の短いお話です。
内容を書いたらつまらないでしょうから全部伏せますけど不思議体験を扱ったものが中心です。

彼女たちのセリフに連動してリアルな効果音が鳴るため、一部のシーンでちょっぴり驚く人がいると思います。
夏にやるものよりも恐怖度を抑え、その分臨場感を上げてる感じです。
怪談が余程苦手な人でもない限り後に残ることはないでしょう。

芹「ほらね 昔っからこんななんですよ あー言えば こう言う」
はこべら「怪談で終わるより 幾分ましかと 芯まで凍える話より 体の先でも 冬は暖かいほうが」
怪談終了後に彼女たちとの会話やダブルあまがみが入るのもそれに大きく貢献してます。
二人は子供の頃からの友人で歳もほぼ同じですが性格は正反対。
怪談を話せて満足する芹をはこべらがたしなめ追加のサービスを提案するなど
芹の子供っぽさとはこべらの大人っぽさが引き立つように会話を組み立ててます。

道草屋シリーズは店員ごとの属性や得意なサービスがはっきり定められてるので
二人以上が登場して一緒にサービスしたり会話するほうがお互いの個性が強く出ます。
怪談でサービスを終えたら物語が湿っぽくなってしまいますし
その直後に明るくて和やかなシーンを置くあたりにサークルさんの気配りが見られます。

後編へ続く…。
【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】(後編)

CV:芹…雁庵うずめさん はこべら…琴香さん すずな…藤堂れんげさん(怪談シーンで5秒くらい登場)
総時間 2:58:04


体験版はこちらにあります

癒しの夜

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、上品でミステリアスなお姉さんが
長時間に渡る様々な癒しのサービスで心と体の疲れを取り除きます。

サークルさんが最も得意とされてる耳かきはもちろん
整髪、シャンプー、顔のお手入れ、上半身のマッサージなど
全年齢向けの範囲でできるありとあらゆる行為をリアルな音で存分に楽しませてくれます。
癒しのパワーが非常に強いですから途中で寝落ちする人が続出するでしょう。
疲れを内と外から癒す音の数々
癒しの店「月明(つきあかり)」の店主「祖月輪 真夜(そがわ まや)」からサービスを受けるお話。

「あら お客様ですか 珍しい」
真夜は上品で落ち着いた声のお姉さん。
帰宅途中に月明を偶然発見しふらりと訪れた主人公に挨拶すると
お店のコンセプトを簡単に説明してから冷たい飲み物を差し出します。

本作品は心身にかなりの疲れを感じてる人だけが訪れられる不思議なお店を舞台に
彼女がおよそ2時間30分に渡って様々な癒しのサービスを提供します。
とみみ庵さんと言えば既に50本以上出てる無料シリーズなど耳かきで大変有名なサークルさんです。
しかし今回はその割合を20分程度にまで縮小し、代わりにサービスの幅広さで勝負してます。

効果音の種類が恐ろしく豊富でその全てがリアルですから
聴いてみると自分が実際に月明にいるような感覚を抱くでしょう。
音の質感、位置、距離、タイミングといったすべての要素が完璧で素晴らしいです。
サービスそのものだけでなく、その前後最中に鳴る微かな物音まで入ってるので自然に感じます。

サークルさんの過去作との大きな違いは環境音がほとんど鳴らないこと。
休日屋や狐巫女テンの耳かきシリーズでは自然に関する音をバックでよく流してましたが
本作品では最初の導入パートと終盤の睡眠導入、お別れパート以外は敢えて無音にしてます。

効果音と会話だけで物語が形作られてるので静かな印象を抱くでしょう。
でも前述の通り効果音が多彩ですから寂しく感じることはありません。
優しい音や言葉の数々を聴いてると後になるほど気持ちが落ち着いたり眠気が強くなります。
通しで聴くと寝落ちする可能性が非常に高いので、中盤の休憩パートあたりで区切り2回に分けることをおすすめします。

「ふふふっ 私のお店が見えましたか よほどお疲れなのですね」
これらを行う真夜は一言で言えばミステリアスな女性。
プロらしい流れるような手つきで心の行き届いたお世話をしながらサービスごとに異なる健康知識を披露します。
その中で上のセリフのような意味深なことをところどころで言います。

作中では明確に語られてませんが、最後まで聴けば彼女が何者かはだいたいわかります。
丁寧な言葉遣いを維持しつつ馴れ馴れしくないレベルの優しさを見せるあたりも大人の女性らしくて良いです。
彼女とのやり取りも癒しや安眠に大きく貢献してます。
相手の症状に合わせた的確なサービス
ここからは各サービスの詳細を説明します。

冒頭の挨拶や準備を終えた後から始まる3パート48分間は頭部のケア。
「状態確認と整髪」は整髪、「頭皮のお手入れ」はオイルによる頭部マッサージ、
「洗髪とトリートメント」はシャンプー&トリートメントとパートごとに内容を切り替え
それぞれに合った音を的確に鳴らしてサービスの様子をリアルに表現します。

「髪の毛には 修復能力がないことはご存知でしょうか?」
整髪では「しゃくしゃく」と小気味いい金属音が耳のやや上あたりで鳴り始め
左右にスライドさせながら真夜がプロらしいことを落ち着いた口調で時々話します。
音フェチ系の作品なので総時間に対するセリフの量は少なく、さらに間を長めに取って効果音を聴きやすくしています。

最初は普通のハサミだったのが少し経つと梳きバサミに変わるのがいいですね。
同じサービス内に異なる音を鳴らしてそれぞれの違いを楽しませてくれます。
彼女が「髪の先端を切りそろえる」と言ってたのを踏まえて効果音を主に側頭部で鳴らすのもポイント。
頭頂部は髪の根元が集まってる場所ですから今回の整髪では手をつけないのが自然です。
こんな風にリアリティを追求した制作をされてるとみみ庵さんのこだわりが随所に見られます。

「こちらは 炭酸の入ったシャンプーです 髪表面の汚れの除去 そして頭皮の血行を促進する効果がありますので」
それに対してシャンプー&トリートメントは炭酸を使ったサービスが特徴的です。
炭酸入りシャンプーは「ぷしゅしゅしゅしゅー」という独特な音
シャワーで洗い流してから行う炭酸水での洗浄はシャンプーよりもずっと滑らかな水音が鳴ります。
どちらもシュワシュワパチパチした音が混じっていて耳に心地いい刺激を与えてくれます。
このパートは20分以上ありますから音フェチ好きには堪らないのではないでしょうか。

髪と頭がスッキリした次にするのは顔のケア(約20分)。
「お顔のケア」は専用のオイルやクレンジングクリームを使ったマッサージ
「お顔の産毛剃り」は道具を使った産毛剃りと美容液による保湿で汚れや疲れを落とします。

「緊張なさるかと思ったのですが ふふっ そんなことはありませんか ご信頼いただいてるようで 嬉しく思いますわ」
今回のサービスは完全におまかせということで開始直後は不安を感じていた主人公も
彼女のきめ細かなサービスや行き届いた気配りにすっかり機嫌をよくします。
それを見て喜ぶ彼女の姿にも癒しを感じました。
整髪やシャンプーに比べれば効果音は大人しいですが、使用する液体ごとに違った音を鳴らしますし
蒸しタオルが顔に乗ってる音なんかも入っていて品質は引き続き高いです。

軽い休憩とマッサージをした後から始まる2パート37分間はお待ちかねの耳のケア。
「お耳の産毛剃り」は機械を使った産毛剃りと耳用のジェルによるお肌の手入れ
「耳かき」は綿棒と梵天を使った耳かきで今度は内側から綺麗にします。

「この音 脳を揺さぶられるようで 私は好きですわ」
「水の中に潜っている時のような 不思議な音がしますでしょう?」

産毛剃りの時に鳴る微かな振動を含んだ控えめなモーター音
ジェルの時に鳴る「こぽこぽ」という水気混じりのこもった音がいずれも心地よく
これまで数多くの癒される音を聴いてきたこともあってかなり眠くなりました。
彼女自身も「好き」と言ってるだけあって多くの人に効果のある音だと思います。

それにさらなる追い打ちをかけるのが耳かき。
健康知識をその都度話していた今までとは違い、会話を必要最小限にまで絞り込んで
耳かき音と彼女の吐息だけが流れる静かな時間をできるだけ長く取ってます。


「耳かきに限りませんが 大きくなるにつれ できることが増えると 幼い日の記憶は 思い出と一緒に どこか遠くへ行ってしまうのでしょうね」
耳かきは今だと現実世界に専門店ができるほどメジャーなサービスですが
子供の頃は母親にやってもらった人が多いと思います。
だから彼女は主人公をできるだけその時に近づけるためにお店らしさを薄めて進めます。
効果音に絶対的な自信を持つサークルさんだからこそできる極めてシンプルな耳かきです。
耳かき棒ではなく綿棒を使ったのも彼の安眠を妨げたくない彼女の優しさなのでしょう。

効果音は綿棒が「しゅっ」という滑らかで軽い音、梵天は綿棒よりも広くてふんわりした音が使われており
前者はペースやストロークを小まめに変えながら小さく擦る感じに、後者は優しく掻き出したり擦るように動きます。
綿棒は耳の外側→穴の中の順にお世話するため両者で音の質感に微妙な違いがあります。
仕上げに行う息吹きも耳に微かな風圧が感じられてこそばゆいです。

このように、効果音と会話を違和感なく組み合わせて癒す洗練されたサービスが繰り広げられてます。
安眠効果の高い作品
聴いてるだけでものすごく眠くなる作品です。

特殊な条件下でのみ訪れることができるリラクゼーションスポットで
そこの女店主が主人公の症状に合った癒しのサービスを提供します。
そしてそれらの多くを言葉よりも音で表現し臨場感と安らぎを与えます。

品質だけでなくバリエーションも充実してる最高クラスの効果音
それらを違和感なく組み合わせて現実さながらのサービスを作り上げる極めて高度な演出力
巧みな技術と優しさの中に多少の含みを持たせた彼女のキャラ。
音フェチ系作品の要所を押さえつつ個性と物語としての面白さを持たせてます。

「忘れないでくださいませね 明日の自分は今日とは違う自分 疲れたあなたは もういないことを」
この作品を聴いて特に印象的だったのがすべてのサービスが彼のことを考えて行われてることです。
サービスを始める前に簡単な触診をしてどこに問題があるか分析し
それから頭、顔、耳、肩や腕にターゲットを絞ってそれらを隅々まで綺麗にする方針で進めます。
目的意識を持ってお世話するので各サービスに流れや統一感があります。

それが最もわかりやすく物語ってるのが終盤の耳かきでしょうね。
すっかりリラックスした彼の安眠を妨げないように専門店の中ではかなり簡素なものにしています。
数多くの小さなサービスを組み合わせてひとつの大きなサービスを作り上げてるのが実に素晴らしいです。
シャンプーして、耳かきするではなくこれらすべてを通じてひとつの目標を達成します。

作品を聴き終えた直後の感想は「とにかく眠い」でした。
時間が長くて退屈したからではなく純粋に癒しのパワーがとても強いからです。
眠気さえ克服できれば通しで聴いてもだるさは感じないのではないでしょうか。
各パートの時間が10~20分と丁度良く、効果音がどんどん切り替わっていくのが大きいです。

すべてにおいて比類なき品質を誇る音フェチ系作品です。
これだけの質と量があるのに価格が300円なのも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは13本目の満点とさせていただきました。

CV:笹原ぽたこさん
総時間 2:31:34

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

癒しの花園

サークル「シロクマの嫁」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、とある事情で女子校の寮に住むことになった少年が
そこにいる3人の女性にエッチな事も含めたお世話をされます。

セリフよりも音で癒しや興奮を与える音フェチ系の作りが魅力で
前者は耳かき音、風呂場でお湯の流れる音、心音など自然に根付いたものを中心に
後者はサークルさんの持ち味とも言える耳舐めを多めに盛り込んで臨場感とエロさを出してます。
女性たちの花園へようこそ
女学院の生徒マリカ、さくら、スミレから色んなご奉仕を受けるお話。

「あら 迷子かしら? ここは男子禁制の女子寮ですわよ」
マリカは明るくて上品な声のお姉さん。
親の都合で突然女子寮に預けられてしまった主人公に自己紹介すると
彼の代わりに必要書類へサインしてからロイヤルミルクティーを差し出します。

本作品はお嬢様たちが通う女子校内の寮で生活することになった少年が
そこにいる3人の女性に癒しはもちろん、エッチな事まであれこれお世話されます。
非エロが約80分、エロが約40分とタイトル通り癒しに寄った作りになっており
その多くでセリフをあまり言わずに音をたっぷり鳴らすシーンが用意されてます。

例えば一番最初の「出会いと耳かき」パートではマリカが紙に主人公の名前を書く音が鳴ったり
やや離れた場所でロイヤルミルクティーを作る様子をセリフなしで表現しています。
その後の耳かきも「かり かり」などの擬声語を適度に言いながら手を動かす静かなものです。

最近流行ってる音フェチ(ASMR)系の作品ですね。
耳かきやマッサージを扱った作品を数多く制作されてるだけあって全体的に品質が高く
これらを聴き続けてるだけでも相当な癒しが得られます。
ひとつひとつのサービスを時間に余裕を持たせてゆっくり行うのもその効果を高めるのに役立ってます。

それに対してエッチは同じくサークルさんの得意分野である耳舐めを中心に
手コキやフェラといった別のプレイを同時に行って密度を高めてます。
6パート中5パートが女性と一対一で接するため複数人プレイの要素は薄くなってますが
一番最後のパートには3人が両耳とおちんちんを同時に責める豪華なプレイが登場します。
耳舐めの時間は本編を全部合わせて30分程度です。
音が織りなす癒しの空間
マリカの挨拶が終わった直後に始まる最初のサービスは耳かき(約18分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒で汚れを取り、仕上げに息吹きを交えた梵天をします。

耳かき棒は「ずり ぞり」とややざらつきのある乾いた音
梵天は「しゅるー」と滑らかでふわふわした音が使われており
前者は優しく掻き出すように、後者は軸を持ってゆっくり回転させるように動きます。
以前の作品よりも強い音に思えますが力が抑えられてるおかげで頭に響くことはありません。
耳の穴あたりに微弱な刺激が感じられて心地いいです。

「あなたのお耳の穴は細いので お耳掃除をしていただく時は 細い耳かき棒か 綿棒を使っていただくといいかもしれませんわね」
最中のマリカは耳かきに関する簡単なアドバイスをした後は口数が一気に減り
「かり かり」「くる くる」と言いながら落ち着いた様子で続けます。
このパートだけは窓が開いてるのかバックで風の音や鳥の鳴き声が時々聞こえます。
お嬢様らしい上品なオーラを放ちつつ一生懸命お世話する優しい女性です。

続く「お風呂のお世話」のお相手はさくら。
保健委員として彼の体を綺麗にするよう言われた彼女が風呂場へ案内し
シャンプー、トリートメント、体の洗浄など心の行き届いたお世話をします(約31分)。
お風呂にいる間はバックでお湯の流れる音が鳴り続けます。

「いつまでも触っていたくなるほど ふふっ とっても可愛らしいですわ」
彼女は典型的な甘やかし上手キャラでサービス中に嬉しそうな表情を随所で見せます。
効果音についても手を動かすスピードを意識して落とし、泡混じりの音をじっくり楽しませてくれます。
彼女の優しさと様々な音に多くの人が癒しと眠気を感じるでしょうね。
彼女たちのキャラに合った質感の音を鳴らしてるのが実に素晴らしいです。

3人目のスミレがするのは寝物語と添い寝(約22分)。
お風呂から上がった後、眠ろうとしてる主人公の部屋に偶然やって来た彼女が
学園のことを話したり抱きしめながら羊を数えて寝かしつけます。
本来はこの前にさくらとのエッチが入りますが、非エロとエロを分けたほうが読みやすいと判断し先に紹介します。

「私もそうなのですが ここの女子学生は 男性とあまり接触したことがありません だから君の存在はとても気になってしまうのです」
彼女は他の2人に比べればお嬢様っぽさは低いものの思いやりの気持ちは強く
自分と同じく眠れずにいる彼に色々話して安心感を与えます。
彼女たちよりも若い少年が女性しかいない場所に突然放り込まれたら普通はそわそわするでしょうから
体だけでなく心もケアする彼女のやり方は最も正しいと言えます。

パートの中盤から始まる羊を数えるサービスはやってることはごく普通のことですが
最中に彼女と抱き合ってる感じが出るように心音が流れ続けます。
「とくん とくん」とやや速いペースで流れ続ける音と彼女の眠そうな声が合体した安眠特化の作りです。
パートの最初から囁き声で話してくれればより良くなったでしょう。
エッチな音を同時に鳴らす厚みのあるエッチ
エッチシーンは3パート40分間。
プレイは耳舐め、手コキ、ダブル耳舐め、フェラです。
手コキの際に効果音が鳴ります。

「あっ いけない 男の子でしたら ここも…洗わないといけませんわね」
主人公の体を一通り洗い終えて一緒に湯船へ浸かろうとしたさくらは
おちんちんをまだ洗ってなかったことを思い出し、タオルを使わず素手で優しく擦りはじめます。

エッチはどのパートも女性たちに責められ続けます。
最初の「男の子の身体の洗い方」でするのは耳舐め手コキ(約12分)。
序盤は純粋に綺麗にしようとゆっくり、勃起した後はだんだん激しくと方針を変えて責め
さらに開始4分後あたりから耳舐めも加えて性感帯を同時に気持ちよくします。

「このほうが洗いやすいですわね それに体に疲れが溜まっていると 凝って硬くなると言いますし きっとそのような感じなのですわね」
彼女たちは男性と一切触れ合えない環境に置かれてるため
エッチの経験はもちろん、男性の生理現象すらまったく知りません。
だからこの行為がエッチだと理解しないまま興味津々な様子でいじります。

最終パートで本から得た知識を元にようやく淫語を言い始めるくらいの箱入り娘です。
それを反映して淫語責めや言葉責めは一切やらずちゅぱ音、効果音、吐息でエロさを出してます。
抜かせるためではなく親切心で洗ってあげたつもりが偶然エッチになってしまった感じです。

その路線は次の「絶対眠れる魔法の儀式」にも継承されてます。
前項で説明した添い寝の後、まだ寝付けずにいる主人公へのさらなるサービスとして
彼のズボンとパンツを脱がせておちんちんを擦りながら同じく耳をねっとり舐めます(約15分)。

「あっ ビクンビクンって動いてる すごい 君のお豆さんは 私のと違って大きいし 形も全然違うのですね」
「おてて 温かいです あ、白いとろとろが 沢山おててに…不思議な香り」

彼女も男女で体の作りが違うことを知らず、おちんちんのことを大きなクリトリスと勘違いしたまま刺激します。
耳舐め音は割とエロいですが、それ以外の抜き要素が薄いので時間内に抜くにはパワー不足かなぁと。
でも射精後に精液の匂いや味を確認するシーンはエロかったです。

一般的なエッチに最も近いのが「荒治療でデトックス!?」パート(約13分)。
翌朝、主人公の部屋に3人で押しかけて朝立ちおちんちんを観察すると
さくらとスミレは左右の耳、マリカはおちんちんを手分けして同時に舐め始めます。

マリカ「これは 我慢汁というものですわね これが出たということは もう少し激しく舐めても大丈夫、ということですわね」
このパートは彼女たちの性教育も兼ねており、本で得た知識を元に彼がどうすれば気持ちよくなるかを探りながら責めます。
といってもやってることはダブル耳舐め+フェラですから今までと同じく音が主役です。
これまでのパートが一対一でお世話してたからこそとても濃いプレイに感じるでしょう。
声優さんが別なおかげでちゅぱ音の鳴らし方や吐息の漏らし方も違います。

淫語もそこそこ出てきますし、個人的には最も抜きやすいパートと見ています。
このように、男をまったく知らない女性が思い思いのご奉仕をする初々しいエッチが繰り広げられてます。
音で癒す作品
声や言葉よりも音で強く働きかけてくる癒し重視の作品です。

それぞれにキャラは違うけど男性への興味が強い点は一致してる女の子たちが
お部屋やお風呂で長時間に渡る色んなお世話をしながら彼のことを甘やかします。
そして非エロ、エロどちらもセリフの量を意識して減らし音で癒しや興奮を与えます。

質量ともにこだわり抜いたリアルな音の数々
耳舐めしながらおちんちんを責め続ける密度の高いプレイ、箱入り娘らしい彼女たちの初々しい反応。
主役にあたる音に多少のキャラ成分を盛り込んで物語の舞台に合ったサービスに作り変えてます。

シロクマさんは以前からシナリオを作らずアドリブで録音されてるサークルさんですから
セリフよりもサービスの品質で勝負することのほうが多いです。
しかし本作品は過去作以上に音への依存度が高い作りになってます。
独特な世界観を持ってるししゃべり方も確かに特徴的なのですがキャラは脇役に映りました。

それと「癒しの花園」の名の通りエロよりも癒しのほうがずっと充実してます。
時間が長いのに加えてエッチのセリフ表現が淡白になってるのが主な理由です。
エッチシーンを通しで聴けば1回は抜けるでしょうけど、それ目当てで聴くのは正直おすすめしません。
「非エロのサービスを楽しむついでに抜けたらいいな」くらいの感覚で聴いたほうがずっと満足できます。

せめて複数人でエッチに責めるパートがもっとあればまた変わったのでしょうが…。
パートあたりの時間が短い関係で耳舐め音のバリエーションも少なくなってます。

射精シーンは3回。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

エッチに過度な期待さえしなければ十分楽しめる作品です。
おまけは4種類の音声です。

CV:マリカ…天知遥さん さくら…伊ヶ崎綾香さん スミレ…藍沢夏癒さん
総時間 3:21:17(本編…2:11:34 おまけ…1:09:43)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
おまけも合わせて200分で700円とコスパがいいので+1してあります。

声付き耳かき音を作ってみた50

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、穏やかでちょっぴり抜けたところもあるお姉さんが
甘えん坊な主人公に耳かきで癒しを与えます。

サークルさんの売りである音を大変重視した作りに加えて最中に交わされる何気ない会話も非常に甘く
彼女の嬉しそうな表情も相まって聴いてるだけで心がぽかぽかしてきます。
愛する人の望むサービスを
お姉さんに耳かきしてもらうお話。

「あっ おかえりなさいませ」
お姉さんは丁寧な言葉遣いをする甘い声の女性。
帰宅した主人公を嬉しそうに迎え、すぐさまぎゅっと抱きしめると
彼のリクエストに応えて耳かきをしてあげます。

本作品は2014年5月頃から始まったシリーズの記念すべき第50弾。
恋人よりも奥さんっぽい雰囲気の女性が繊細で家庭的な耳かきをします。
サークルさんがこれまで磨き上げてきた音による癒し(ASMR)を継承しつつ
二人の仲の良さを感じるやり取りを適度に挟んでお世話されてる気分を味わわせてくれます。

また今回は全年齢だけでなく18禁音声でも活躍されてる野上菜月さんが声を担当されてます。
野上さんがとみみ庵さんの作品に出演するのは初めてじゃないでしょうか。
優しくて柔らかい声と態度が耳かき音とマッチしていてものすごく癒されます。

耳かきはほぼ全編にあたる23分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒を使って綺麗にし、最後に3回程度息を吹きかけます。

耳かき棒は「そり すしゅっ」と平べったく滑らかな摩擦音
梵天は「ぷしゅっ しゅるしゅる」と軽い圧迫感のある柔らかい音が使われており
前者は位置を小まめに切り替えながら前後にゆっくりと
後者は軸を持って回転させたり弱い力で掻き出すように動きます。

耳かき棒は穴の中の色んなところに刺激を与えてくるのでこそばゆく感じるでしょう。
手前と奥で音の質感が微妙に違いますし、いつも通りの安定した耳かきをされてます。
動きについてもペースやストロークが変化に富んでいて実際の耳かきにとても近いです。
また後半の左耳では汚れを取った後に奥を軽くマッサージする動作が入ります。

「耳かきをするのは好き…なのかもしれません 結構面白いですし」
「いっぱいとーれーろっ いっぱいとーれーろっ」

これらを行うお姉さんの仕草もあまあま。
最初はあまり自信なさそうだったのがやってみるにつれてその魅力を理解し
左耳をお掃除する頃になると楽しそうに手を動かします。

耳かき中に失敗する演出を挟むのではなく、会話する時に手を止めることであまり経験がない様子を出してます。
効果音と会話にメリハリがあるので音声に集中しなくても両方楽しめるでしょう。
耳かき音と彼女の微かな息遣いだけが流れるひと時はとても静かで落ち着きます。

このように、音とキャラの両方を引き立たせてるコンパクトで洗練された耳かきが繰り広げられてます。
新婚気分が味わえる作品
あまりの甘さに自然と頬が緩んでくる作品です。

お姉さんは主人公の心と体が少しでも安らぐように
彼が提案した耳かきを受け入れ自分なりのやり方で隅々まで丁寧にお掃除します。
そして耳かきを通じて彼女自身も好きな人をお世話する幸福感に浸ります。

説明的なセリフを一切挟まずすべての動作を音だけで表現するASMR成分の強い作り
効果音とセリフをある程度分けて両方の魅力を引き立たせる演出。
仲のいい男女が二人きりで過ごす様子をリアルかつナチュラルに表現しています。

「私からもお礼を 楽しかったですし 耳かきを好きになれましたから」
そしてやはり野上さんの声と演技が大変素晴らしいです。
効果音が主体の短いお話だとキャラの存在感がどうしても薄くなるものなのですが
本作品に限って言えば彼女の存在が癒しにすごくプラスに働いてます。

少なくとも私には恋人よりもずっと深い関係を意識して演技されてるように映りました。
「主人公と一緒にいればあとは何もいらない」という思いが滲み出てます。
それを端的に表すとすれば新婚夫婦なんじゃないかなと。

耳かきはこのシリーズだけでも50本制作されてるだけあって品質が安定してます。
レビューで説明した以外にも細かな部分を色々こだわってますし
節目を飾るに相応しい渾身の一作と言えます。

CV:野上菜月さん
総時間 26:15

声付き耳かき音を作ってみた50
https://www.youtube.com/watch?v=8zFvS5Le4lU

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