同人音声の部屋

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タグ:黒月堂

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【無料】雨の音に抱かれて

サークル「黒月堂」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するこちらの作品は、とある雨の日を舞台に
恋人に近い関係のお姉さんが添い寝しながら眠りへと導きます。

全編を通じて常に流れ続ける雨の音、ゆっくりと静かに紡がれる彼女の声
そしてちょっぴりセンチメンタルな印象を受けるセリフなど
作品を構成するすべての要素が落ち着きを感じるもので統一されており
その独特な空間がリラックスしやすい雰囲気を生み出しています。



恋人未満な女性と過ごす雨のひと時
お姉さんにベッドで添い寝をされながらのんびり過ごすお話。

「あぁ すごい雨 ねぇ 君は 雨の音は嫌い?」
お姉さんはしっとりとした穏やかな声の女性。
ベッドで主人公の右手に寄り添いながら
外で降りしきる雨の音に耳を傾けるよう語りかけてきます。

本作品のテーマはタイトルにもなっている通り「雨の日」。
それにちなんで音声の開始から終了まで常に雨の音がバックで流れ続けます。

「しとしと」ではなく「ざーざー」とかなり強めに降ってる感じの音なのですが
元々の質感が柔らかいのもあって聴き続けていてもそれほど気にはなりません。
むしろ強いからこそ耳に心地よい微弱な刺激が感じられます。
音自体のクオリティも高く、ボリュームも声を邪魔しないレベルに調節されていて
物語の静かな雰囲気を演出する重要な役目を果たしています。

「だって 雨の歌は綺麗だけど どこか寂しい 切なくなる」
もちろん作品の主役とも言えるお姉さんの声も癒し特化。
一般的な音声作品よりも意識的に語句を区切って十分な間を取りながら
彼女は物語に適した詩的な表現を交えたセリフで語りかけてきます。

こういうことをするのだから恋人同士なのだろうと思いきや
作中でのやり取りを聴く限りそこまでの関係にはなっていないようです。
敢えて2人に距離を設けてちょっぴり物悲しい雰囲気を出したかったのかもしれません。

かなせさんと言えば明るく元気な女性を演じられる作品が多く
それらとはまったく正反対のキャラが余計に静けさを感じさせてくれます。
効果音・セリフ・演技などあらゆる要素が安眠にマッチしているのが一番の特徴です。



雨と声で構成された心休まる空間
物語は彼女が至近距離から語りかける形で進みます。
バイノーラル録音の効果で声の近さだけでなく
声が生み出す風圧までも微かに感じられるでしょう。

「ねぇ そばにいてね 一人ぼっちにしたら嫌だよ?」
しばらく雨の音に耳を傾けた後、彼女は切なそうな仕草を見せながら
こちらに甘えたりすがり付くセリフを言ってきます。

安眠系の作品ではお姉さんが包み込むような大らかな態度で
「大丈夫だよ」と言いながら頭を撫でてくれるシーンをよく見かけるのですが
本作品はそのまったく逆、女性に頼られるシチュで温もりを演出しています。
彼女の素直で可愛い姿に多くの人が癒しを感じるでしょうね。

「君は 雨みたいな人だね 私に興味なさそうで 何も訊かないけど でも 優しい」
また作品の舞台にちなんだ雨に関する描写も登場します。
雨の日はいつもに比べて静かだとか、幻想的な雰囲気を感じる人もいるはずです。
その様子を彼女は声と言葉を使って感じさせてくれます。

彼女のセリフを聴く限り、おそらく雨がやんだら2人は離れ離れになってしまうのでしょう。
だからこそ彼女が一緒にいられるこのひと時を貴重に思っているのが伝わってきます。
癒されるんだけどそこはかとない物悲しさもある。
雨というものが持つ温かさと冷たさの両方が音声という形で見事に表現されています。



短時間ながらも密度の高い作品
雨の音やお姉さんのキャラとセリフを上手に使って癒しを与えている作品です。

環境音の代表格とも言える雨の音が常に流れ続けるだけあって
これだけでも十分に心が落ち着いたり安らぐのを感じます。
そして雨の持つイメージが作品全体に静かな印象を与えています。

もう一つの柱とも言えるお姉さんも敢えて弱いところを見せながら
男性が本能的に持っている「女性を守りたい」という気持ちを適度に刺激します。
別に無茶な注文はしてこないのであざとさもありませんし
女性と一緒にいる雰囲気を出す丁度いいあたりで留まっています。
テーマを踏まえたかなせさんの落ち着いた演技もこれを上手に助けています。

「雨・・・ やっぱ雨は 寂しいね だから今日はずっと一緒にいようね 雨の音に抱かれながら」
聴いていて思ったのが、ストレートに癒すのではなく
寂しさをほんのり配合しているところがすごく面白いなと。
これが物語にドラマ性と個性を与えています。
聴き終えてからちょっとしんみりする人もいるでしょうね。

聴き手を眠らせる明確なシーンが無いため安眠特化ではないのですが
寝る直前に聴くと安眠効果が期待できる心休まる作品です。
短時間かつ無料ですので気になった方はどうぞお気軽にお試しください。

CV:かなせさん
総時間 10:52

【無料】雨の音に抱かれて
こちらからダウンロードできます

かなせサンタがやって来た!@かなせ

サークル「黒月堂」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、サンタコスをした元気な女の子が3つの癒しのサービスをします。
彼女のアイデンティティーである博多弁に加えて今回は効果音にもこだわっており
中でも2番目に登場するお風呂シーンは実録さながらのリアルな演出がされています。



可愛いサンタが贈る3つのプレゼント
かなせサンタに耳かき、お風呂、添い寝のサービスをしてもらうお話。

「寝顔…可愛い かなせサンタが来ましたよー」
かなせサンタは明るく可愛い声の女の子。
主人公へのクリスマスプレゼントとしてキスをしようとしたところ
彼に突然起き上がられて狼狽します。

本作品は大きく3つのパートに分かれており
最初は部屋で膝枕をされながらの耳かき、次いでお風呂での背中流し
最後にベッドで添い寝されながら彼女が安眠の邪魔をしてきます。
最後のサービスについては後で詳しく説明しますが
どのシーンも基本的には彼女と仲良くしてリラックスするのを目的としています。

「あ あわわ やだ 何 なんばすっと?」
そして本作品の何よりの特徴は彼女が博多弁を話すことです。
「~ばい」「~と」という独特の語尾やイントネーションに
あまり聴き慣れない人ほど不思議な感覚を受けるでしょう。
といってもなんでもかんでも博多弁に変換する感じではなく
あくまで普通に会話をしながら織り交ぜるナチュラルな言い回しを心がけています。

最初に行う耳かきは15分間。
右耳→左耳の順に耳かき棒で汚れを取り、梵天と息吹きで仕上げる家庭的なものです。
耳かき棒は「ぞぞー ずっずっ」と硬さのある乾いた音が使われており
耳穴の下あたりを外から中へ、あるいはその逆へ長めに動かしたり
時折小刻みに前後させたりします。

全体的に摩擦感のある音なので耳に響きやすく
特に小刻みに動かすシーンでは耳がこそばゆく感じました。
動かし方についてもかなりリアルと言えます。
しかし効果音がややぼやけて聞こえるため
至近距離でされている感じがやや薄れてしまっているように思えます。

「ん~と ここに大物が」
また最中はかなせサンタが悪戦苦闘している様子をセリフで伝えてくれます。
後半で大きな耳垢を取ろうとするシーンがあるのですが
そこで彼女の様子に合わせてきちんと効果音を変化させているところが見事です。
総合的に見て一線級に準ずるレベルにある耳かきと言えます。



適度に疲労を感じながら眠りの世界へ
続く2番目のお風呂パートはビキニ姿の彼女が背中を流してくれます。

程よいエコーのかかった声でお風呂らしさを演出しながら
たらいにお湯を入れてタオルを浸し、ボディソープを馴染ませてから背中を洗う様子を
ほぼすべて効果音のみで表現しています。

中の人が実際にお風呂で録音されたとのことで音質もとってもリアル。
さらに洗う部位に合わせて声と音の位置を動かすなど細かい部分にまでこだわっています。

時間が6分と最も短いところがネックなのですが
個人的にはこのシーンが最も高いクオリティを持っていると思います。
実際どんなものかは体験版でご確認ください。

「ねぇ 何かお話ししよ? んーとね 恋話しよ こ い ば な」
そして一番最後の添い寝パートは彼女がひっきりなしに話しかけて安眠を妨害します。
明日するデートの話をしたり、急に体の匂いを嗅いできたり
古今東西を始めたりと小まめに話題が切り替わるため慌ただしさを感じるかもしれません。

しかし彼女はそれらの多くを囁き声で話しかけてきます。
ですから実際に聴いてみるとそこまでウザさは感じません。
むしろ適度に疲れさせて熟睡しやすい環境を整えているようにすら感じます。
最後には独特な子守唄も唄ってくれますし、彼女の個性が現れている安眠妨害と言えます。



明るい気分にさせてくれる作品
底抜けな明るさを持つかなせサンタのキャラとレベルの高い効果音が魅力の作品です。

前者はハイテンションな博多弁を話したり、喜怒哀楽が豊かだったりと
何をするにしてもわかりやすい反応を見せてくれます。
そんな表裏の無い清々しさが心をスッキリとさせてくれます。

後者は1番目の耳かき、2番目のお風呂での音以外にも
布団を動かす音など割と細かいところまで効果音を使って表現しています。
特にお風呂は中の人が苦労されただけあって非常にレベルが高いです。
今後出る作品では是非もう少し長い時間やっていただけることを願っています。

「それから映画を観て 夕飯は天神で食べよ この前 焼き鳥が美味しいお店を見付けたっちゃん」
「例えば~ チカエの明太子は高級って感じやん? カネフクは庶民的って感じ」

注意点としては最後の安眠妨害パートで博多ネタが数多く登場することです。
博多の名産あたりまでなら誰でもわかるのですが
地名や駅名まで出てくるとさすがに話題についていけなくなるかなと…
これも一つの個性なのですが、もう少し薄めたほうがより万人向けになると思います。

一部で人を選ぶ部分があるものの、サービス自体のレベルはどれも比較的高い作品です。
現在はお年玉価格としてたったの100円で販売されてますので
気になった方は元の価格に戻る2015/01/16以前に買われることをお薦めします。

おまけはお風呂パートの完全版とフリートークです。

CV:かなせさん
総時間 本編…43:48 おまけ…18:06


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
この点数は標準価格の700円を元に計算しています。
セール価格の100円の場合は9点です。

【無料】シコシコしなさい!

サークル「黒月堂」さんの無料の同人音声作品。

同人では本当に久々の無料作品となります。
こちらはちょっぴり気の強い女の子が「しこしこ」の掛け声と罵声を使って
オナニーのお手伝いをしてくれます。
割ときついことを言われるシーンもありますが叩かれることはありません。

バイノーラル録音をされていることもあって耳元で囁くシーンが非常に多く
彼女がすぐ近くにいるような感覚が味わえるでしょう。



きつめの言葉責めでオナニーをサポート
お姉さんの声に合わせてオナニーをするお話。

「私にオナニーを手伝ってほしいっていうキモブタって あんた?」
お姉さんはSらしい気の強そうな声の女の子。
罵られながらオナニーをするのが大好きなド変態の主人公に対して
初っ端から罵声を浴びせながらオナサポを了承してくれます。

本作品はM向けのオナサポがテーマとなっており
オナサポ作品ではお馴染みの「しこしこ」に加えてややきつい罵声が入るのが特徴です。
彼女は主人公を毛嫌いているものの男をいじめるのは大好き。
だから途中でめんどくさがるようなこともなくきちんと罵って射精へと導いてくれます。

バイノーラルを活かしてオナサポ中は囁き声中心になるのもポイント。
軽く耳をくすぐられるような心地よい感覚と共に
彼女がすぐそばにいる=オナニーを間近で見られている気分も味わえるわけです。
M的にこの「見られている」というシチュは興奮するいい材料になるのではないでしょうか。



小まめなペース変化を軸としたきめ細かいオナ サポ
エッチシーンは3パート15分間。
プレイはオナニーと罵声です。
エッチな効果音はありません。

「まずはゆっくり しこしこ しこしこ」
最初の2パートは本作品のメインであるオナサポです。
お姉さんの「しこしこ」に合わせておちんちんをしごくスタイルで
彼女が耳元でそれを囁いたり適度に位置を変えて罵声を浴びせながら
聴き手をじわじわと押し上げるように射精へと導いてくれます。

しごくペースは序盤はゆっくり、後になるほど速くなる親切設計。
しかも後になるほどペースを変化させる間隔が短くなっていきます。
最初は1分毎のチェンジだったのが終盤は8擦りほどの短いスパンになりますから
だんだんと刺激が多彩になって射精を我慢するのが辛くなるでしょう。
もちろんわざと遅くしてもどかしい思いをさせるシーンも登場します。

「さすがキモブタ 自分でシコシコが上手じゃない」
「この変態キモブタ こういうのが好きなんでしょ?」

そしてお姉さんは掛け声の合間に割ときつめの罵声を叩きつけてきます。
こちらは精神面での刺激ですね。
怒鳴ることはありませんが「ブタ」などの単語と突き放すような態度から
こちらを徹底的に貶めようとする意志を感じました。
ノーマルあたりの方だとちょっと心が傷つくかもしれません。

「5 4 3 2 1 どっぴゅーん」
M向けオナサポらしく途中でわざと仕切り直す寸止めを繰り返してから
最後はカウントに合わせて射精を迎えます。
心身両面に程よい刺激を受け続けた上での絶頂は
いつもとはちょっと違った快感と満足感を得られるはずです。

「ブタ ブタ ブタ ブタ キモイのよ」
最後のパートは罵声集。
ここでは「ブタ」「キモイ」「クズ」「短小」「包茎」といった単語を中心に
5分間ひたすら聴き手を罵ってくれます。
「生ごみ野郎」なんて言葉も登場しますから完全にドM向けですね。
普通の刺激では物足りないような方にとってはいいオカズになるのかもしれません。

このように、言葉でいじめ続けるちょっぴりハードなオナサポが繰り広げられます。



心身をバランスよく責めてくれる作品
元々有料作品だったのをとある事情で無料配布しただけあって
無料とは思えないほどにしっかりと作られている作品です。

聴き手にオナニーを楽しんでもらうために小まめにペースを変化させたり
興奮を過度に減衰させない程度に合間に休憩を入れ
その時はきっちり罵声を叩きつけてくれます。
10分程度と短いながらもかなり濃厚な時間を楽しむことができました。

似たようなタイプの作品だと吟遊夜会さんの「魔汚館」シリーズが有名ですが
あちらほどガチガチに縛り付けない代わりに
きつめの罵声とバイノーラルでの囁き声によってきちんと個性を打ち出しています。
特に囁き声が彼女との一体感を感じられていいですね。

オナサポは最初のパートは「しこしこ」重視
後のパートは罵声重視と同じテーマながら微妙に方針を変えています。
これだと後半で肉体的な快感が得にくいように思われてしまうでしょうけど
その分しごくスピードをかなりハードにすることでちゃんと補われています。

罵声はキーワードを連呼したりそれを交えたセリフを間断なくぶつけてきます。

今の時代に適応した新しいタイプのオナサポ作品です。
今後こういったバイノーラルを利用したオナサポがどんどん出てくるのかもしれません。
無料ですのでお気軽にお試しください。

おまけはかなせさんのフリートークです。

CV:かなせさん
総時間 本編…16:31 おまけ…4:36


【無料】シコシコしなさい!<br>
こちらからダウンロードできます

博多弁で囁き@かなせ

サークル「黒月堂」さんの同人音声作品。

本作品はとっても元気な博多っ子が耳かきやエッチをしてくれます。
方言を扱った作品は最近ちょこちょこ見られるようになったものの
作品数はまだまだ少数です。
生まれも育ちも東な方は外国語のような不思議な感覚を受けることでしょう。

耳かきは左右合わせて20分強と十分な時間が取られており
特徴的な耳かき音が耳に確かな感触を伝えてくれます。
耳かき中は軽い掛け声が聞こえる程度で効果音をたっぷり楽しめますから
会話に煩わしさを感じるような方には特に向いている作品と言えます。



元気な博多っ子
かなせに耳かきやエッチな事をしてもらうお話。

「明太子! きゃはは! ビックリした?」
かなせは明るくて元気な声の女の子。
仕事で失敗して気落ちしている主人公に立ち直ってもらうために
耳かきのサービスをしてあげます。

「もうちょっとくさ からーっと元気良くいけんと?」
タイトルの通り、本作品はかなせが終始博多弁をしゃべってくれます。
方言を使う耳かき音声は他だと
「和み旅館~はんなり若女将につまみ食いされる音声~」のみですから非常にレアです。

実際聴いてみると砕けていると言いますか
標準語に比べて彼女が親しげに語り掛けてくれているように感じました。
関東だとテレビくらいでしか聞けない言葉ですし
単純に博多弁目当てで聴いてみるのもいいでしょう。

耳かきは右9分30秒、左11分30秒で合わせて21分間。
耳かき棒でお掃除してから息を吹きかけ、その後梵天で仕上げる家庭的な耳かきです。

耳かき棒は「ササッ ザリザリ」とざらつきを感じる音が使われており
それが多種多様なストロークで動き回ります。
正直この音だと耳かき棒よりも綿棒に近いかもしれません。
ただ素早くささっと動かしたり、耳垢がこびりついているのか力強く前後に動かしたりと
音の使い方については素晴らしいものがあります。

また耳かき中はかなせのセリフが極端に減るおかげで
効果音だけに集中して聴くことができます。
もちろん雰囲気作り程度の会話はちゃんとしてくれますから
本当に終始無言というわけではありません。



耳と股間を同時に攻撃
エッチシーンは1パート18分間。
プレイはキス、耳舐め、手コキです。
手コキの際にリアルな効果音が流れます。

「舌入れても よかよ もっと キミを感じたいと」
不意打ちのような形でキスを食らわせてきた主人公に
かなせはもっと濃厚な口づけをするように迫ってきます。

エッチはプレイのライトさをちゅぱ音のボリュームで補っています。
特にキスシーンが3分30秒と長めに取られているのがいいところ。
唇を貪るような下品なタイプではなく
お互いを確かめ合うようなしっとりとしたキスが繰り広げられます。

「じゃあ お耳を舐めながら おちんちんをシコシコしてあげよっか」
プレイのメインとなるのは手コキシーン。
耳を舐めるのと同時に行う感じで、中央の手コキ音に加えて
バイノーラルを有効活用した適度に左右に位置を変える耳舐め音が同時に楽しめます。
特に後半から登場するハイペースな耳舐め音が責めの激しさを感じさせてくれました。

「よかよ ほら どっぴゅんしんしゃい」
そして最後の射精シーンもきっちり博多弁で〆てくれます。
普段の元気いっぱいな声と、エッチでの囁き声とのメリハリがしっかりとしていて
それがかなせの魅力をうまく引き出しているように思えました。



元気を分け与えてくれる作品
最大の売りである博多弁はもちろん
耳かき、エッチにもしっかりとした個性を持っている作品です。
私にはエロよりも癒し寄りに感じられました。

かなせの明るいキャラと和気あいあいとした耳かきシーンの相性は抜群で
一生懸命に耳かきをしてくれる彼女の様子を聴いていると
何やら心が晴れやかになってきます。
最近リアルでよくないことがあったとか、気分が沈みがちの方にとっては
いいリフレッシュの材料になると思います。

耳かきは過去作「六の湯 手揉みの間へようこそ」に比べてかなりパワーアップしました。
特にストロークがとても自然で聴いていて飽きがきません。
左耳パートの梵天の音がなぜか右から聞こえてくるなど詰めの甘い部分があるものの
耳かき音声として申し分ないレベルに達していると言えます。

エッチは一転してしっとりとした雰囲気になりますが
ちゅぱ音や効果音がそこまでねっとりとはしていないおかげで
やや明るさも感じるようにまとめられています。
こちらも耳かき同様音を楽しませるような作りです。
ちゅぱ音多め、淫語少々、喘ぎ声ごくわずかです。

博多弁は音声作品で初めて聴いてとても新鮮でした。
次回作以降もまた何らかの形で登場することを期待したいです。

体験版は9分ほどのダイジェストが聴けます。

CV:かなせさん
総時間 50:41


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

六の湯 手揉みの間へようこそ

サークル「黒月堂」さんの同人音声作品。
声優のかなせさんが運営をされているサークルさんになります。

全年齢向けにあたる本作品は、マッサージと耳かきをメインとしたボイスドラマで
現在のメジャーな耳かき音声のように効果音をメインに聴かせるのではなく
それと同時にキャラが擬音語を発するやや珍しいタイプです。

これによって、例えば力を入れて揉んでいるときは声を力ませたりと
行っている側の様子を感じ取りやすくなっています。
揉むペースをセリフのスピードで表現しているのも面白いですね。

他にも全編にしっとりと落ち着いたBGMを入れることで
環境的にも落ち着きやすくなっています。



都会の喧騒に疲れた者の桃源郷
秘湯『六の湯』にある手揉みの間で、紅葉にマッサージと耳かきをしてもらうお話。

「いらっしゃいませ 六の湯 手揉みの間へようこそ」
紅葉は丁寧な言葉遣いの柔らかな声の女性。
露天風呂で汚れを落とした主人公に疲れを取ってもらうために
一生懸命マッサージと耳かきをしてくれます。

本作品はほぼ全編に渡ってBGMが流れます。
マッサージでは和声楽器を使ったしっとりとした曲
耳かきではピアノなどを使ったホッとするような曲と
場面場面に応じて雰囲気づくりを手伝ってくれます。

私は普段BGMに対して結構否定的です。
でも今回はエロでも催眠でもありませんから、普通に有りじゃないかなと。
音声や効果音もBGMを意識したボリュームになっています。

「もみもみ もみもみ もみもみ」
まずは主人公をうつ伏せにして肩や背中をマッサージします。
その際「シャッ シャッ」と布をさするような効果音と同時に
紅葉が擬音語を使ってどのように揉んでいるのかを表現しています。

最初は普通に、主人公の肩の凝り具合が尋常でないことがわかると
思いっきり力を入れているような、やや力んだ声で必死に揉みほぐします。
終わると「ふぅー」と一仕事終えたように息を吐き出すのが可愛いですね。

元々マッサージが音声として表現しにくいため、作品自体が少ないです。
新婚ほやほやの女騎士さんといちゃいちゃらぶらぶする話」のように
主に効果音を聴かせることで揉まれている側を主体にしているのではなく
揉み手を主体にした表現をしているのは一つの特徴と言えるでしょう。



ややコミカルタッチな耳掻き
「あ お客様 よろしかったら イヤーエステもいかがですか?」
お次は耳のマッサージと彼女愛用の耳かきを棒による耳掃除です。
こちらも「ポスン ポスン」と乾いた効果音に
彼女の発する擬音語を交えながら進められています。

「ぷにぷにぷにぷに ぷーにぷに」
ここでは体のマッサージより軽い擬音語を使っているのに加えて
言い方がとてもリズミカルなおかげで
彼女自身が楽しく耳かきをしている様子がなんとなく伝わってきます。

耳かき音自体は他のサークルさんと比べると、ややリアルさに欠けると感じますが
作品自体が音よりも雰囲気を楽しむように作られているようで
若干方向性が違うため、一概には比較できないとも思えます。

「紅葉はお客様のお耳を 綺麗にするのが大好きなんです」
紅葉は主人公の耳の中が汚れていても嫌な顔一つせず
むしろとっても嬉しそうに耳かきをしてくれます。
その天真爛漫な様子には心温まるものを感じることでしょう。



コンパクトにまとめられたボイスドラマ
JONさんやシュミノサウンズさんといった一線級の耳かき作品と比べると
ボイスドラマの色を強く感じる作品です。

紅葉にしっかりと個性を与え、それを物語の中で発揮させることによって
作品の雰囲気を明るく元気なものにしています。
「癒し」タグを入れてはありますが、元気をくれるような作品に近いです。

「ふー 一日の仕事の締めは やっぱり温泉に限ります」
その紅葉の性格が一番良く出ているのが、おまけの「びっくり露天風呂」。
ここでは仕事を終えてくつろいでいる彼女の様子が描かれています。
ゲストキャラを交えたかなりコミカルなストーリーに
バイノーラルを上手く絡めて作られています。

注意点が一つだけ。
耳かきの最後に息を吹きかけるシーンはありません。

CV:かなせさん、遥果さん、かの仔さん(後のお二人は「びっくり露天風呂」のみの出演)
総時間 本編…23:46 おまけ…10:03


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の評価は6点。
コスパを考慮して+1してあります。

売りとして記載されている立体音響システムについて
実際に聴いた感じとサークルさんのフリートークでの言い回しから
バイノーラル録音ではなくバイノーラル編集と判断しました。

バイノーラル録音…ダミーヘッドなどの専用機材を使って音声を録音すること
バイノーラル編集…ステレオ録音に編集ソフトを使って立体的な音響効果を加えること

世間で言うところのバイノーラルはバイノーラル録音にあたるため
当サイトでは「バイノーラル」タグをつけておりません。

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