アリスソフトさんの同人音声作品。
今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんが
日頃仲良くしてるお疲れ気味な男性に癒しとエッチなご奉仕をします。
彼女の魅力を出しつつ両者をバランスよく行うのが特徴で
前半は耳かき&耳舐め、後半は洗体&SEXと内容を大きく変えながら
セリフと効果音の割合をほぼ同じにして安心感と興奮を与えます。
私は原作をよく知らないので音声作品としてどうかだけを見てレビューしてます。
優しくてエロいゲームキャラと
「あら、こんにちは まだお昼過ぎですけど どこかへ行かれるのですか?」
ハルカは丁寧語で話すお淑やかな声のお姉さん。
頭痛で具合が悪そうな主人公を見て心配すると
自分の部屋へ招き最近凝ってるリラクゼーションをやります。
本作品は「超昂大戦」というアダルトゲームに登場する彼女が
親しい関係にある彼をおよそ60分に渡って丁寧にお世話します。
原作のある作品ですが自己紹介や背景説明はほとんどなく
2分程度の雑談をした後はすぐさま彼女の部屋へ移動し耳かきを始めます。
この内容なら知らなくても普通に聴けると思います。
同人音声第1弾ということで音声ユーザーを取り込むことを見据えた大衆性の高いものになってます。
サービス自体も王道のもので揃えており、制作陣が割と気を配ってる印象を受けました。
最大の特徴はバランスの良さ。
サービスの前半2パートは非エロ、後半2パートはエロの構成にし
パートごとに内容を変えながら会話と音を同じくらいの分量で配合してます。
耳舐め中はさすがにしゃべりませんけど、耳かきは会話量が多めでASMR成分は低いです。
ゲームキャラがお世話するのに無言じゃ味気ないですから積極的にしゃべるほうが良いと思います。
「あら そのお顔 もしかして エッチな事も期待してます? ふふっ まあそれは 疲れを多少取ってから考えましょうか」
お疲れな彼を元気にするためにあれこれサービスするので基本は癒し路線です。
しかし後になるほど徐々にエロさを上げて無理なく射精へ導きます。
活動歴の長い声優さんなだけあって声と演技も非常に安定してました。
これらを嬉しそうな表情でする彼女の姿も相まって終始あまあまな空気が漂ってます。
音と会話で癒す耳かき
トラック2は耳かき棒、梵天、耳への息吹きを組み合わせた耳かき
トラック3は左耳→右耳の順にほぼ時間いっぱい耳舐めをします。
「入口のあたりから 浅いところを重点的になぞった後は もう少し奥へ 強すぎず弱すぎず ゆっくりと こしこし」
冒頭の雑談で「他の女の子にやったら好評だった」と言ってたこともあり
慣れた手つきでゆっくり丁寧に器具を動かします。
耳かき棒は「ずずっ」という乾いててやや尖った音
梵天はさらさらぱちぱちした音と器具ごとの違いもはっきりわかります。
梵天は15秒くらいで終わるからなんとも言えませんが、耳かき棒は質感と動きがどちらも良くて癒されました。
奥と手前の概念があり、両者でトーンや質感が多少変わる凝った演出もされてます。
ただし、息吹きはイマイチというのが率直な感想です。
どちらも耳かきの開始前と終了後に多めにやるようになってまして
その際に少し離れた位置から耳の穴ではなく耳たぶあたりに吹きかけるような音が鳴ります。
同人音声の息吹きでよくある「ぼぼぼぼー」という音はあまりなく、された時の刺激もごく僅かでした。
パート前半の左耳をお世話してる途中にちょっとだけ息を吹きかけるシーンがあるのですが
そこだけは位置と距離がバッチリでこそばゆい感覚が味わえました。
他のシーンもこれと同じだったらもっとリアルな息吹きになったと思います。
続く耳舐めは「リラックス耳舐め」と命名してます。
しかし実際はちゅぱ音が割とエロく、この後から始まるエッチに向けた仕込みをしてるように見て取れます。
「フェラをそのまま耳に当てはめてるようなちゅぱ音」と言うのがしっくりくるもので
最初は吐息を挟みながらちゅぱちゅぱ舐めたり吸う大人しい音だったのが
5分くらい経つと「じりゅるる」と長めにすするような音が加わりエロさが増します。
音の位置がやや遠くクリアだったので耳の外側だけを責め続けてるようです。
口で上手く説明できないのですが、同人声優さんの耳舐めとは違った良さがありました。
水分も高めですしR-15よりも18に近い音だと思います。
セリフは合間にちょこっと挟む程度でちゅぱ音だけを重点的に楽しめます。
とことん尽くすエッチ
プレイは洗体、手コキ、キス、乳揉み、SEX(対面座位)、耳舐めです。
洗体、手コキ、SEX、射精の際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
「何度も身を重ねてきたとはいえ こうしてお互いに裸だと 少し恥ずかしいですね」
耳かきと耳舐めで主人公を多少元気にしたハルカは
お風呂場へ連れていき自分の体を使って彼を綺麗にします。
エッチは彼女がリードしながらお互い責め合います。
最初の「トラック4 「ハルカさんと一緒にお風呂で洗体」(約9分)」は洗体と手コキ。
背中→前の順に体を洗ってから手コキに移り、少し経つと彼が彼女のおっぱいをいじります。
ここだけは彼女の声が軽く反響したりバックで水の流れる音が鳴ります。
「このままいっぱい撫で撫でして差し上げますから どんどん気持ちよくなってもらって いつでも 好きな時に出してくださって構いませんよ」
2人の会話を見る限りもう何度もエッチしてる仲なのでしょう。
裸を見られて多少恥ずかしがるシーンがあるものの洗体が始まると積極的にお世話します。
ソープのようにおっぱいへ石鹸をつけてから体を擦りつけるし
手コキもキスを交えてゆっくり丁寧にしごく恋人らしさを感じるプレイです。
最中のセリフも甘いものが多く、彼女が好きでこれらをやってることがよくわかります。
キスのちゅぱ音はディープですし、胸をいじられた時に漏らす喘ぎ声も艶めかしいです。
時間は短めですけど要所を押さえてあって結構エロいと思います。
次の「トラック5 「ハルカさんとねっとり抱き合いスローセックス」(約14分)」は部屋でするSEX。
獣のように激しく交わるのではなく、腰を控えめに動かしてゆっくり上り詰めるように進めます。
「こうしてお腹に力を入れると あなたの形がはっきりとわかって 脈動がお腹全体に伝わって来て あんっ」
挿入直後の5分間は腰をほとんど動かさず膣圧だけでおちんちんを刺激し
そこにキス、耳舐め、喘ぎ声といった要素を加えてエロさを補います。
彼女の心情や反応を重点的に描いてるおかげでトラック4よりも近さと一体感が味わえました。
後になるほど声と音が徐々に激しくなる展開もスローセックスらしさがあります。
実際に聴いた感想ですが、原作がある作品だからでしょうけどキャラを大事にしてるように感じました。
そして前半の非エロパートはイチャラブ感、後半のエロパートは艶めかしさと重視する部分を変えてます。
息吹きやの質など一部で物足りなく感じるところもありましたが
いずれも微調整すれば大丈夫なレベルでそんなに深刻とは思えません。
原作を知らない人でも楽しめるように構成されてますし
企業だからといって金儲けだけを考えるのではなく、良いものを作ろうとする気概が見られます。
まだ1作目ですからこの後どうなるかはさすがにわかりません。
でもこの内容なら私は結構期待してます。
このように、キャラを立てつつとことん尽くすあまあまラブラブなエッチが繰り広げられてます。
癒されながら抜ける作品
ハルカは体調が優れない主人公の心身両面をスッキリさせようと
自分の部屋へ案内してからまずは耳かきと耳舐めでストレートに癒します。
そして彼がエッチする気になった後はソープっぽいプレイとSEXでゆっくり気持ちよくします。
アダルトゲームに登場する優しいお姉さんが癒しとエッチなご奉仕をするシチュ
耳舐め以外はセリフと音の割合を同じくらいにして進めるキャラを大事にした作り
彼にできるだけ負担をかけないよう徐々に刺激を上げるまったり系のエッチ。
彼女の存在感や魅力が出るように気をつけながらそれぞれを丁寧に行います。
しゃべる時とそうでない時をある程度はっきり分けてメリハリをつけてるのも良いです。
耳かき中なら普通にしゃべっても問題ないですし
耳舐めは逆に無言の時間を増やして比較的エロいちゅぱ音をがっつり鳴らします。
エッチは洗体のついでに手コキする、スローペースでSEXすると通常よりもわざと抑え
テーマのリラクゼーションに合う内容にしたうえでキスや耳舐めを加えてエロさを出します。
激しいピストンをするのは射精直前の2分だけですからかなり手加減してます。
非エロパートは癒す、エロは興奮させると完全に分けてるのではなくて
どちらも癒しとエロの要素が混在するように作られてます。
だから耳舐めで興奮する人もいれば、エッチで癒しを感じる人も普通にいると思います。
耳かきだけは思いっきり癒しですけど、他の3パートが混在してるならこう言っていいんじゃないでしょうか。
射精シーンは2回。
くちゅ音それなり、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声そこそこです。
シンプルそうに見えてそうでもない面白味のある作品です。
CV:風音さん
総時間 1:03:15
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点
体験版はこちらにあります
FANZAの体験版はこちら
追記
DLsite、FANZAどちらも2022年5月19日まで30%OFFの847円で販売されてます。
その場合の点数は9点です。