同人音声の部屋

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拘束機械の快楽堕ち催眠

サークル「ホワイトピンク」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品でそれなりのSっ気もあるお姉さんが
体を拘束し様々な機械を使って性感帯をとことん責めまくります。

あらゆるプレイを多彩かつリアルな効果音で表現し
それぞれに暗示を込めて気持ちよくする独特で極めてハードなエッチが魅力です。
ドMなあなたの願い、叶えてあげる
お姉さんに催眠をかけられ、女の子と一緒に機械で犯されるお話。

「ようこそ よくいらっしゃいました」
お姉さんは上品で穏やかな女性。
快楽で犯されたい願望を抱く変態な主人公を温かく迎えると
催眠をかけてとっても気持ちいい世界へと招待します。

本作品は普通のオナニーやエッチでは満足できないドMな方を対象に
彼女が30分近くの時間をかけて深い催眠状態へと誘導し
物語の世界にいる気分にどっぷり浸らせながら後になるほど激しい責めを繰り出します。

「現実の世界で溜まった疲れを癒すために ストレスも何もかも忘れて 快感だけに包まれる そういうこと 好きなんですよね?」
最終的には彼女の言いなりになるのですが、痛みではなく快楽で堕とすスタイルですから凄惨さはそれほどありません。
一定以上のM性を持つ人なら楽しく、そして気持ちよくなれるようにリードしてくれます。
事前の準備にあたる催眠も目的を見据えた堅実な作りで入りやすいです。

催眠はおよそ28分間。
仰向けに横になって目を瞑り、手足を軽く開いてからまずは深呼吸や脱力をします。

「こうやって 深呼吸を続けていると ゆっくりと 全身が脱力してきて リラックスしてくるのがわかるはずです」
冒頭のシーンよりもややトーンを下げてゆっくり話しかけながら
リラックスや力が抜ける感覚を丁寧に伝えます。
調教+機械姦がテーマの作品とは思えないほど穏やかな雰囲気が漂っていて多くの人が癒しを感じるでしょう。

深呼吸の後に始まる脱力シーンは腕と足にターゲットを絞ってるのがいいですね。
本作品のエッチは挿し絵のように手足を拘束された状態で行いますから
主人公自身になりきるにはできるだけそれに近い気持ちや感覚になるのが望ましいです。

「右腕のスイッチが切れて 布団やベッドにめり込んでいくみたいに 重力に引かれて 沈んでいく」
ストレートに「力が抜ける」と言ったり、テーマの機械に合った比喩を用いたりと暗示も練られてます。
私の場合は腕よりも足のほうにズーンと来るのを強く感じました。

お次は大きな湖の中央に体を横たえ、底に沈んでいくイメージをしながら催眠状態を深めます。

「僅かに残っていた 力や思考力も 水に溶け出していって 消えていく」
「暗くて 何もわからなくて 気持ちいい以外 何も感じられない」

ここでも水に浮かぶ、あるいは包まれる心地よさを通じて意識の力をさらに弱め
その代わり快感をより鋭敏にキャッチできる体へと作り変えていきます。
すべてが自然物ですから誰でもイメージできるし感覚も掴みやすいです。
体全体がすーっとゆっくり下りていくような柔らかい心地よさが全身に広がるのを感じました。

心身を入念にリラックスさせてから落とすオーソドックスで質の高い催眠です。
聴き手を機械の世界に案内し、その途中でラバースーツを装着させることを目的に
深呼吸や手足に的を絞った分割弛緩で暗示を受け入れやすい状況を整え
それから湖の底にある目的地に向かう様子に技術を絡めて催眠状態を段階的に深めます。

全体の流れ、最中に投げかけられる暗示の入れ方と内容、お姉さんの声と演技など
催眠を構成するすべての要素がしっかりしていてあっさり入れます。
手法は割とよく見かけるものですが、細かい部分に作品独自のアレンジが加えられていて面白いです。
最後のほうでラバースーツを着た感覚も伝えるなど、エッチを存分に楽しめる環境作りに力を入れてます。

まとめると、テーマに沿った親切で取り組みやすい催眠です。
多数の音に犯され続ける快感
エッチシーンは2パート57分間。
プレイは機械による耳/乳首/おちんちん/アナル責め、媚薬注入、母乳の噴出、オナニーです。

機械責め、媚薬注入の際にリアルな効果音が流れます。
セルフはもちろん有りです。

「あなたは今 シートのような ベッドのような機械の上に 寝そべるようにして 体重を預けています」
催眠を使って主人公を機械の世界へと導いたお姉さんは
今座ってるシートやこれから行うプレイ、そして目の前にいる女の子のことを細かく説明します。

エッチは様々な機械で性感帯を執拗に責められるドM向けのものです。
最初の「エッチパート」は機械姦が味わえるメインパート(約47分間)。
序盤に12分ほどを使って状況説明や感度の強化をしてから
ひとつずつ器具を増やしていく流れで複数の性感帯を同時に激しく責め立てます。

「耳にも ヘッドホンのような機械が 被せられていて それらは頭と耳に覆い被さったまま 静止している」
「既に快感を注ぎ込まれていて 蕩けきった顔を晒したまま発情している そんな状態」

手足の拘束はもちろん、頭に装着されてる不思議な機械やモニターに映ってる謎の数値
そして目の前で自分とほぼ同じ格好をしてる女の子の様子をわかりやすく話しイメージ力を膨らませてくれます。

こういう仮想的なプレイは雰囲気にどれだけ浸れるかが重要ですから
いきなり責め始めるよりも本作のように心の準備をさせたほうが気持ちよくなりやすいです。
ちなみに女の子は登場してからから終了まで、プレイに応じたエロ可愛い喘ぎ声を漏らします。

本番にあたる機械姦も非常に個性的。
ヘッドホンで耳や脳を責める時は「プリュプリュ ブゥゥゥゥン」という不思議な電子音
続く乳首責めは「くしゅくしゅ」と小刻みにこねるような水音交じりの機械音、といったように
すべてのプレイを専用の効果音を流しながら行います。
当サイトで時々紹介している「音モノ」と呼ばれるジャンルにあたります。

「この音を聞けば聞くほど 快感が溜まっていって より感じる体へと変わっていく」
そして彼女が音と並行してそれに反応する暗示を小まめに入れて感じられる心と体へ作り変えます。
最初の方は何とも思わなくても、時間が経つにつれて股間が妙にムズムズするとか
特定の部位が勝手に痙攣するかもしれません。
後になるほど責める部位が増え、効果音も重なって流れるので刺激も徐々に強くなります。

ただ個人的には効果音の音量が大きすぎてお姉さんの声を聴き取りにくく感じました。
彼女の暗示が効果音でかき消されてしまったら本末転倒ですし
両者のバランスをもう少し変えたほうが頭を空っぽにしながら聴けるかなと。

もうひとつの「追加セルフパート」は調教が完成した後のご褒美。
お姉さんの合図でオナニーを始め、少し後には乳首もいじって射精の許可が出るのをひたすら待ちます。
ちなみにここはオプション扱いで聴くかどうかを好きに選択できます。
機械の音は鳴りません。

「最初に言ったじゃない? 許可するまで射精はダメなの」
具体的ないじり方を教えたり、シコシコボイスを言ってオナニーをコントロールしながら
時間いっぱいまで焦らし続けるちょっぴり意地悪なオナニーが楽しめます。
特にシコシコボイスは10~20秒の間隔でペースを切り替えるのに加えて
遅い→速い→遅いと落差をわざと大きくして暴発をしきりに誘います。

前のパートはドライオーガズムで終わりますし、そこで消化不良に感じた人は聴くとスッキリできるでしょう。
目の前にいる女の子もアヘ声交じりのとろけきった声を上げてくれます。
特殊だった機械姦に対し、こちらは実用性を追及したシンプルなスタイルを心がけてます。

このように、タイプが大きく異なる2つのエッチが繰り広げられてます。
ハードな機械姦が味わえる作品
様々な音を駆使して非現実的なプレイを主観的に楽しませてくれる作品です。

お姉さんはドMな主人公と自分自身の欲望を同時に満たすために
催眠を使って作品の世界にどっぷり浸からせてから機械による激しい責めを与えます。
耳・乳首・おちんちん・アナルを同時に、無慈悲に刺激する展開に加え
謎の数字、一緒に責めを受けてる女の子、下腹部に浮かび上がる淫紋など
作品独自の要素を盛り込むことで心と体をバランスよく盛り上げ絶頂へと導きます。

「圧倒的な快感ですべてが吹き飛ばされる 何もかも快感で焼き上げながら より淫乱な奴隷の体へと生まれ変わっていく」
結構癖の強い作品なので誰でも聴けるとはさすがに言えないのですが
ある程度のM性を持ってる人ならハマる部分をいくつも持ってます。
単に機械で犯すだけでなく、心を堕落させることにも力を入れてるのが印象的でした。

エッチの土台となる催眠も光るものを持ってます。
やることをそれほど多くせず、目的に向かってゆっくりじっくり進める大変親しみやすい内容です。

エッチはとにかく音で感じられるようになるかどうかがカギです。
私は途中で効果音の音量が気になってあまりうまくいかなかったのですが
このへんは結局のところ人それぞれですし、体験版を聴いて確認していただくのが一番でしょう。
追加のセルフパートは丁寧なリードと適度な焦らしのおかげでとても抜きやすかったです。

絶頂シーンはドライ1回(連続)、セルフ1回。
くちゅ音(機械音)と女の子の喘ぎ声超大量、淫語そこそこ、ちゅぱ音はありません。

とことん激しく熱い機械姦をしてくれる作品です。
機械姦が好きなドMの方なら私の点数以上の満足感が得られるでしょう。

CV:分倍河原シホさん
総時間 1:42:57

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

哀しみの実験動物《催眠音声》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、上品でちょっぴり嗜虐的な女性科学者(おんなーせいかがくしゃ)が
催眠をかけてから実験形式でとてつもなくハードなエッチを提供します。

絶頂中にすぐさま暗示を入れて再度イかせるマルチプルオーガズムを目指したエッチが魅力で
各レベルごとに専用の音を用意し、それを聴くほど気持ちよくなる心と体にしてから
最高レベルをひとつずつ引き上げる流れで後になるほど強く長い快感を味わわせます。

今回は最もハードな最長構成のレビューをお送りします。
通常より遥かに高い快感の領域へ
女性科学者に催眠をかけられエッチな実験に協力するお話。

「さて、唐突ですが、あなたは最も強い快感って、いつ感じます?」
女性科学者は明るくてお淑やかな声の女性。
音声を聴く際の環境や注意事項を簡単に説明すると
物語のテーマとなる「オーガズム(絶頂)」に関するお話を始めます。

本作品は聴き手に究極の絶頂感覚を味わってもらうことを目的に
彼女が総時間のおよそ半分の時間をかけて会話調の催眠を施して前向きな気分にさせ
それから特殊な音と暗示を組み合わせたプレイで快感のレベルを段階的に上げていきます。
性差を感じさせる描写は一切ありませんので、女性の声に抵抗が無いなら女性でも問題なく聴けます。

今回の実験で最も特徴的な要素はマルチプルオーガズムに挑戦すること。
通常のドライオーガズムとは違い絶頂中に絶頂させるアプローチを何度も繰り返すことで
後になるほどより強く、より長くオーガズムが得られるようにリードします。
一番最後に登場するレベル8だとオーガズム開始から終了までの時間が1分20秒近くもあります。

基本部分はレベル1から5までで、6から8はオプション扱いになってますから
ご自分のM度や体力、聴いた後にある予定などと相談して設定するのがいいでしょう。
私は最初からレベル8までを通しで聴いてみたのですが
快感があまりに強すぎて事後はしばらく何もできないほどの疲労感と筋肉痛に襲われました。
高レベルのプレイに挑戦する場合はそうなることを覚悟しておいてください。

催眠はおよそ29分間。
仰向けになり、最初は目を開けたまま両腕と両足をピーンと伸ばし
彼女の合図で脱力するのを数回繰り返します。

「地球の重力に逆らわず、ただ、そこにあるだけの状態。それが、とても心地よく、感じられるようになります」
本格的な催眠を始める前の準備運動ということで
テーマとは特に絡めずそれぞれを丁寧に行い、リラックスできる暗示をタイミングよく入れます。
このシーンの最後に目を閉じた瞬間、全身がゆっーくり落ちていくような心地いい感覚がしました。
後半行うエッチがとてつもなくハードだからこそ、それに向けて万全の環境を整えてくれます。

お次はこれからやろうとしてる実験の大まかな内容を説明してから
過去に同様の実験を受けた女の子の様子を見せて興味を引きます。

「今、いくらあなたの意識がまどろんでいても、そんなに簡単には、同意出来ない。そう、それが正常な人の、正しい反応です」
女性科学者は主人公を実験の被験者にしたがってるわけですが
自分から彼に対してそれを押し付けることは絶対にしません。
むしろ逆に彼の気持ちを尊重し、自ら被験者になりたいと思ってもらえるように様々な言葉をかけます。
一部のシーンでは「躊躇してるのなら音声を聴くのをやめてください」とまで言います。

会話調の催眠なので実際に聴いてみるとあまり催眠っぽく感じないと思います。
ですが実際は聴き手が無意識的に「そうなってもいいかな」と思える言葉遣いを徹底しています。
無理矢理引っ張るのではなく、あちらから来てもらうことを狙った極めて柔らかな誘導です。

「その、ぼんやりとした、まどろんだ意識で、この声を聞き続けるだけで、あなたはより一層落ち着き、より一層まどろみ、より深い、心の奥に落ちていく。心地よくなっていく」
「私の言葉が、あなたをさらに、素直にしていく。素直な事は、心地いい事。私の言葉が、あなたに沁み込んでいく。それはとっても、心地いい事。そうですよね?」

そのキーとなってるのが彼女の言葉に対する印象です。
彼女はお話の合間合間で自分の声に集中するよう呼びかけて心地よさを感じさせたり
言葉に対して素直になって自分の実験を受ければもっと気持ちよくなれると言います。

少し前に書いたこちらのすべてを受け入れる姿勢も相まって
彼女に対して胡散臭いとか、ヤバそうだといった感情を抱く人はほとんどいないはずです。
被験者になるメリットを強調しながら話すことで興味とやる気を膨らませていきます。

「深い、意識の底にある、閉鎖空間に閉じ込められた、あなた、実験動物として、閉じ込められた、あなた…」
そして最後はいくつかの契約を交わし、お馴染みのカウントを使って深い催眠状態へと導きます。
これまでの会話で彼女との信頼関係を十分以上に築いてたからか
カウントが進むほど意識がどんどん薄れていくのを強く感じました。
実験動物にされることへの抵抗心を徹底的に削いでから深化させるのが素晴らしいです。

最初と最後は古典、その中間は現代寄りのアプローチを用いた高品質かつ効果的な催眠です。
聴き手を自ら実験動物になりたい気持ちにさせ、尚且つ深い催眠状態に誘導するのを目的に
漸進的弛緩法で軽くリラックスさせてから実験に関することをあれこれ話し、最後にサクッと落とします。

実験を受けるにあたっての心構えをさせることに力を入れてるので
エッチシーンでその効果を嫌と言うほど思い知ることになります。
サークルさんらしい柔軟性のある催眠で技術のレベルも高いです。

私が先ほど「会話調の催眠」と書いた部分に関して、具体的に何をするかがややわかりにくかったと思います。
実はこの部分は作りが結構複雑でして、真面目に説明するとなると一文ずつピックアップし
「この言葉にはこういう意図があります」と細かく注釈を加える必要があります。
それをやるには文字数が厳しいため大まかな特徴だけを挙げさせていただきました。
股間に襲い掛かる超強力な快感の波
最長構成のエッチシーンは4パート35分30秒ほど。
プレイは音による絶頂のみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「まずはレベル1。あなたを気持ちよくする音です」
催眠を使って主人公を自ら実験動物に志願させることに成功した女性科学者は
彼を実験室へ案内してから手始めにレベル1の音を流します。

エッチは彼女が流す様々な音を聴き、合図で絶頂するのを繰り返します。
一番最初の「実験1~5」は基本的なプレイが味わえるパート。
レベル1→2、レベル1→2→3と1回ごとにレベルの上限を上げていき、最終的には3連続の絶頂を目指します。

「両方の乳首や、脇腹、おへそ、お尻の穴、そして、股間の一番いやらしい部分。それらに、脳から浸み出たとろとろの快感物質が伝わり、震わせる」
彼女の鳴らす「ヴゥゥゥゥン ヴォォンヴォォン」という特殊な振動音は
ちゅぱ音やピストン音とは違いエロさがほとんどありません。
それを流しながら彼女は暗示を何度も何度も入れて少しずつ反応できる体に作り変えます。

究極の絶頂感覚はすぐさま味わえるものではありません。
だから彼女は時間をかけてそれぞれをじっくり丁寧に進めます。

私もレベル1のうちは「あぁ振動が気持ちいいなぁ」とマッサージに近い心地よさを感じてました。
それがレベル2に入ると肌がピリピリしたり、股間の筋肉がきゅっと引き締まり始めます。
1レベル刻みで進めてくれるのでレベルごとに得られる快感の差がよくわかります。

1回目の絶頂が訪れるのはプレイ開始から14分後。
レベル1→2と上げたところでカウントを数え、同時に「ピシーン」というトーンの高い別の音が鳴り響きます。

「イく、絶頂する。全身が硬直して仰け反り、強烈な快感があなたを襲う」
レベル3の時点でも一般的なドライ系作品の絶頂に近い快感が得られました。
股間がぎゅんっと締まり軽い痙攣を繰り返す感じです。
ただ時間が短めなのでドライ慣れしてる人にはやや物足りないかもしれません。
私もそう思ってたうちの一人なのですが、この後それが間違ってたことを強く思い知りました。

本作品の本領が発揮されるのはその後から。
レベル4は2回、レベル5は3回と1セットあたりの絶頂回数を増やしながらレベル8を目指します。
ぶっ通しでやるのではなく、1セット終了ごとに軽い休憩を挟んで再開するのを繰り返します。

「バーンと弾けるような快感。全身の細胞がバラバラに砕け散ったような壮絶な快感が走る。脳の中がスパークし、意識が、記憶が、快感が、突き抜けていく!」
実際に得られる快感の大きさや長さは人によって違うでしょうが
レベルが上がれば上がるほどその質・量・持続時間が大きくなるのを実感できるはずです。

私の場合はレベル5に到達したところでおちんちんだけでなくお尻の筋肉も勝手にヒクヒクし始め
レベル7でお尻の痙攣が激しくなるのと同時に尿道から温かいものがドロリと出てきたような感覚がしました。
そしてレベル8はその快感が1分20秒近くずっと続きました。

聴いてる最中は集中してるので気持ちよさだけを感じるでしょうが
事後はその反動で脳と体がものすごく疲れます。
でも振り返ってみると射精よりもずっと良質で密度が高く持続性もあるオーガズムでした。
催眠の技術を上手く使ってリードしてくれたからこそ得られたのだと思います。

このように、限界突破の絶頂を味わわせてくれるぶっとんだプレイが繰り広げられています。
極めてハードな音モノ
普段では絶対に味わえない絶頂を体験させてくれる良作です。

女性科学者は実験に適正がある主人公が自ら志願しプレイを楽しめるように
総時間の半分近くをかけて緊張や抵抗を解きほぐす催眠を施し
準備が整ったところで音による刺激を後になるほど強く与えます。

直接的なエロ要素を一切交えず連続絶頂させる展開がとても面白く
それに向けて聴き手を親切丁寧に誘導するところにもきめ細かな心遣いが感じられます。
マルチプルオーガズムは一般的にはなかなか体験しずらい快感のはずです。
ですがこの作品ではそれをできるだけ簡単に成し遂げられるように進めてくれます。

準備物も特に無く、最中に特別な指示を出されることもありません。
音声を聴いてるだけで強烈な快感が得られる手軽さも大きな魅力です。
控えめに言ってかなりヤバイです。

「自分の心に、素直に従う、私の言葉を、素直に聞く」
催眠は言葉選びが本当に洗練されてます。
具体的には相手に何かを同意させる時、セリフの最後に「そうですよね?」と言ったり
上のセリフのように異なる意味を持った言葉を同じ単語や言い回しで連結させるといった具合です。
どうしたら相手が前向きにエッチを楽しめるかを考えて技術を選び、行使しています。

エッチは音に暗示を込めて心と体に染みこませる王道の音モノプレイです。
準備や過程がものすごくしっかりしてますから
こういう作品に今まで触れたことのなかった人でも変わった快感が味わいやすいと思います。
1回目はとりあえずレベル5までで様子を見たほうがいいんじゃないかなと。

絶頂シーンは最大で6回(うち5回が連続絶頂)。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

どこまで強く、高く、長くイけるかに挑戦した意欲作です。
音を使った作品が好き、強烈なドライオーガズムを味わってみたい人には特におすすめします。

おまけは「実験の録音」パートです。

CV:分倍河原シホさん
総時間 1:18:24(本編…1:01:50~1:16:24 おまけ…2:00)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
哀しみのイき人形《催眠音声・男女版同梱》」「哀しみの時計少女《催眠音声》」とのセットも販売されてます。
個別に買うより900円もお得です。
『哀しみの催眠』シリーズ三本パック

イジゲントリップ催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、夜に開催されてる不思議な野外フェスを舞台に
女性DJが音と言葉を組み合わせた催眠で気持ちいい体験を味わわせます。

シーンごとに音楽を繰り替え、曲調に適した暗示を入れて深化や絶頂を促す独特なアプローチや
一緒に行く女性と感覚をリンクさせてから寝取られるちょっぴり背徳的なシチュなど
作品が持つテーマや長所を活かした巧みなリードで恍惚感や性的快感を与えます。
音が織り成す快楽のステージへ
お姉さんと野外フェスに行き、女性DJに快楽責めを受けるお話。

「それでは 催眠に入りやすくなる 簡単なリラックス運動をしましょう」
お姉さんは穏やかで艶っぽい声の女性。
音声を聴く際の環境など注意事項を簡単に説明すると
催眠に入りやすくなるためのリラックス運動を始めます。

本作品はサークルさんが2015年9月に発売された「4ジゲントリップ催眠」の後継作。
異次元で開催中のミュージックフェスに彼女と向かいながら催眠に入り
そこに参加してるDJが音楽と暗示を組み合わせたエッチで連続絶頂へと導きます。
お話が独立してますから今作から聴いても大丈夫です。

「音楽に深く深く没頭していくと 楽しくなったり 気持ちが高ぶって 何も考えられないくらい熱狂しちゃったこと」
この作品を最も特徴づけてる要素はバックで流れる様々な音楽。
本編開始前に行う準備の段階からゆったりしたリズムのものが流れ始め
物語の状況に合わせてそれが徐々にテンポよく、ハードなものへと変化します。


今回は野外フェスということでアーティストが入れ替わるたびに音楽もガラリと変わりますし
メインの相手を務めるDJも後になるほど気持ちが高まる音楽を用意してくれます。
F・A・Sさんは音楽を流しながら催眠やエッチをする作風で有名なサークルさんですが
このシリーズはそれらよりもずっと音楽に力を入れてます。

世界観がしっかりしてるので聴いてる最中は別の場所にいるような気分が味わえるでしょう。
エッチも特定の音やリズムに合わせてイかせる独特なものとなってます。

もうひとつの特徴はエッチに「寝取られ」を取り入れてること。
会場に着いた時点ではほぼ恋人同士だったお姉さんの心がプレイを通じて徐々にDJへと傾き
最終的には彼女の言いなりになって2人がかりで主人公をイかせようとします。

といっても本作品でするエッチはフェラやSEXといった一般的なものとは違いますから
好きな人の体を目の前で汚される、といったドス黒い描写は特にありません。
むしろ彼女と感覚を共有し一緒に気持ちよくなるスタイルでプレイを進めます。
ドライしやすくするための精神的なスパイスとして多少のM要素を盛り込んでます。
感覚の共有に力を入れた催眠
催眠は3パート68分間。
最初の2パート19分間は本編をより楽しめるようにする環境づくりに向けて
立ったまま音楽を聴きながら腕をぶらぶらさせたり、横になって全身を下から上に少しずつ脱力させます。

「周りの音によって 人の心が変化するのは 実は当たり前のこと」
「リラックス運動」パートはF・A・Sさんの作品を聴いたことのある人ならお馴染みだと思います。
気孔で行われる「スワイショウ」という運動で、しばらく続けると肩を中心に体がぽかぽかしてきます。
お姉さんも音への集中力を高める言葉を投げかけて後押しします。

本作品は音を受け入れやすい心になるほどより楽しめます。
この後も色々なことをやって少しずつ催眠に誘導してくれますから
とりあえず筋肉をほぐしたり気持ちを落ち着けることだけを考えて取り組んでみてください。

「両足の爪先から 力が抜ける 爪先から力が抜ける すーっと力が抜けていく」
次の「事前誘導」パートは足先から始まって脚、腰、腕、首、頭といったように
体を比較的細かいパーツに分けてそれぞれに脱力する暗示を入れます。

サークルさんも言われてるように被暗示性が低い、あるいは催眠に慣れていない人向けの内容です。
リラックス運動だけでも十分ほぐれるので自信のある人は無理に聴く必要もないかなと。
特殊なサービスをするからこういう形で保険をかけておいたのだと思います。
作品のテーマとは特に絡めず古典系の技術を的確に行使します。

そうやって準備を整えた後にいよいよ本編パートが始まります。
まずはお姉さんと出会い、その容姿をイメージしてからフェスの会場へと続く道を一緒に歩きます。

「遠いようで とても近い 君と私は 心で繋がっているの」
彼女は物語が始まってからエッチが終わるまで2人の心が繋がってることをしきりに告げます。
そして聴き手がそう実感できるように様々なアプローチをします。
彼女と出会うシーンで容姿をこちらの好きに決めさせてくれるのもその一環です。
最初の段階ではあまりピンと来ないでしょうが、後半のエッチパートでその効果を思い知ることになります。

「心細さが体の中に広がって 手を足を 全身をずーんと重く沈めていく」
「大丈夫だよ 君にはいつだって私がついてるからね」

道を進むシーンでは周りを敢えて暗い場所に設定し、彼女が心細さや寒さを感じさせます。
その直後に耳元至近距離から語りかけて自分かいることを強く印象づけます。
最初から心を繋げるようなことはせずに、彼女がそばにいる気分にさせるところから始めるわけです。
信頼関係の構築や作品世界への没入感を高めることを目指したシーンと私は見ています。

本編開始から17分後、会場に近づくにつれて今までは違うテンポのいい音楽が
後になるほど音量を大きくする形で流れ始めます。
そして彼女も嬉しそうな表情で音楽の感想や周りにいる他の参加者の様子を語ります。

「私はね 心地よく全身から力が抜けていって 穏やかで優しい気持ちになってきてる」
「ほら あそこの茶髪の女の子 ゆらゆらと横に体を動かして とろんとした表情をしてる」

何らかのイベントに参加した時に他の参加者との一体感を感じたことはないでしょうか。
それと似たようなことを自分の視点で言いながら、音楽に対して心地よさを感じたり催眠が深まる暗示を巧みに入れます。
このあたりから音楽や映画を楽しんでる時に味わう陶酔感を感じ始めることでしょう。
セリフ選びにも気を遣っていて会話をするのとほぼ同じ形で誘導してくれます。

そして最後はもう一人の術者にあたる女性DJが登場し
ふたつの音楽と様々な暗示を投げかけてその場にいる全員を深い催眠状態へと落とします。

DJ「音が体に染み込んで すーっと落ちる感覚がしたら 頭が真っ白に染まってく感じがするね」
お姉さん「なんか 頭がぼやっとしてきた気がするね 周りの人もぼーっとステージに見入ってるよ」
ここで面白いのがDJは割とストレートに暗示を入れるのに対し
お姉さんは自分の感覚を実況して遠まわしに同様の暗示を入れてくる
ことです。
一部で畳み掛けるように話しかけてくるシーンもありますし、聴いてると頭がクラクラする感じがしました。
心を繋げることも含めて、お姉さんを聴き手にできるだけ近い立ち位置に置くことで入りやすくしてます。

物語の世界をそのまま表現し、合間合間に技術を盛り込む高度な催眠です。
聴き手を野外フェスの会場へと案内しつつお姉さんと感覚を共有させることを目的に
最初はスタンダードな運動や弛緩、その後は会場へと向かう様子を主に彼女の視点で語ります。
そしてその中に意識の力が弱まったり催眠が深まる暗示を数多く潜り込ませます。

DJが登場して話すあたりにならないとこれが催眠音声だとあまり実感できないと思います。
それはお姉さんが徹底して遠まわしに暗示を入れてくるからです。
自分の感覚を素直に語るとか、周りの参加者の様子を実況するなど
彼女は聴き手自身に直接暗示を入れることをできるだけ避けます。
でも実際はそれらすべてを自分のこととして受け取れるように言葉を選んで言ってます。

特に終盤のDJが話し彼女がトランスに入ってしまうシーンは
双子系の名作「Side Effect」に似た部分を持っていてとても面白いです。
DJのセリフをここまで直接的な表現にしたのも彼女の暗示を入れやすくするためのギミックなのかもしれません。
彼女との一体感についても手を変え品を変えながら少しずつ強くなるようリードしてくれます。

私の場合は他の催眠音声で味わう意識のぼやけや体がズーンとくる感覚よりも
恍惚感といいますか、うっとりした気分のほうを強く感じました。
音に合わせて何度も絶頂
エッチシーンは51分ほど。
プレイはキス、音楽による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

DJ「いやらしーい感覚が お腹の底のほうからじわじわ染み出してくるよ?」
音楽と言葉を組み合わせた催眠で観客を気持ちいい世界に案内したDJは
さらにビートの効いた音楽へと変更し、今度はそれを使ってエッチな気分を高めます。

エッチはDJの音楽を聴いて絶頂する正統派の音系プレイです。
最初の22分間は感度の強化から始まってお姉さんが1回目の絶頂を迎えるシーン。
DJが股間に意識を向けさせながら音の振動で快感を絶え間なく与え
お姉さんがそれに反応して気持ちよくなる様子を観察します。

DJ「ほーら ズンズンした音がどこに響いて気持ちいいの?」
お姉さん「おまんこに おまんこに ムズムズが溜まって それで そこが…はうっ」
DJはこの手のプレイに慣れてるらしく、最初からガンガン責めてきます。
その男らしいアプローチにお姉さんも上気した息遣いで艶かしい声を上げます。
そして自分が相手じゃないとわかってるのに後になるほど股間が熱くなったりムズムズしてきます。

催眠パートで時間をかけてお姉さんとの感覚をリンクさせたのはこのプレイをするためです。
彼女が味わってる快感を通じてイかせる独特なエッチが行われてます。
普通のエッチではかなり難しいのですが、本作品の場合は音楽で責めるスタイルですから男女の差はほとんどありません。

最初のほうで説明した寝取られ要素が登場するのはこの後から。
DJの責めにすっかり心を奪われたお姉さんが主人公をステージへと連れて行き
今度は2人がかりで直接ドライオーガズムへと追い込みます。

DJ「(左)ビートがおちんちんの奥を振動させる (右)ドクンドクンと刺激する (左)メロディがおまんこの奥を撫であげる (右)ゾクゾクが体中を駆け抜ける」
ここからはバックの音楽がやや響くものに変わり
DJのセリフが上のように左右からほとんど間を置かず交互に語りかけてくるようになります。
自分から登っていくのではなく、彼女たちに追い詰められていくような性的快感を味わうでしょうね。
途中で屈辱的なセリフを言うシーンもあったりと、寝取られにつきものの背徳感も同時に高めてくれます。

最も激しいプレイは終盤の10分間。
引き続きイキたくなる暗示を2人がノンストップで入れながら
特定の音に合わせてイクのを何度も何度も繰り返します。

これ以前のシーンにある絶頂シーンは2回です。
それに対しこのシーンだけでなんと19回もあります。
(トリガーとなる音が鳴った回数で測定)

さすがに全部でドライオーガズムを味わうのは難しいでしょうが
ある程度の間を置いて股間にエネルギーが溜まり、放出される快感を何度も味わえました。
私の場合だと射精の感覚にとても近かったです(もちろん精液は出てません。そして実際の射精より多少長く続きます)。

最中は下腹や股間の筋肉が継続的に引き締まるので事後に軽い筋肉痛になるかもしれません。
それくらいハードな責めを受けることを覚悟して聴いてください。

このように、音楽と暗示によって快感をコントロールする個性的なエッチが繰り広げられています。
ちょっぴり背徳的な音系作品
陶酔感に浸りながら気持ちよくなれる良質な音モノです。

自分にとても近い存在のお姉さんと夜のフェスにデートに出かけ
そこにいたDJの手で連続絶頂させられる様子をリアルに体験できます。
催眠パートは穏やかでゆったりしたリズム、エッチはテンポが速くハードなものと音楽のタイプを明確に切り替え
さらにシーンごとにも曲調を変えて作品の世界にしっかり引き込みます。

DJ「気持ちよくなればなるほど イけばイくほど 快感が加速して イキっぱなしになっちゃうんだよ」
そしてすべての準備が整ったところでDJがハードな責めを繰り出します。
中でも終盤の連続絶頂シーンは催眠にしっかり入れていればとんでもない快感が襲ってきます。
ここまで濃厚なドライオーガズムを味わったのは久しぶりです。

暗示でサポートもしてるのですが、音楽でリズムやタイミングを設定してくれるので
催眠に慣れてない人でも直感的にこみ上げてくるものを感じるのではないかなと。

催眠は2人の役割を明確に分けてるところが印象的でした。
DJは豪快なキャラに合わせてひたすらストレートに
お姉さんはそれを影で支えるように婉曲な表現やアプローチを心がけます。
特にお姉さんは術者よりも聴き手と同じ立場に置いて催眠やエッチを有利に進める重要な役割も担ってます。
かなり複雑な作りをしてますし、私が気づいてないところでも色んなテクニックが潜んでるのでしょう。

エッチは淫語をほんの少し言う以外はほぼ音と暗示だけでイかせる凝ったものです。
ですが事前の準備が入念なこと、少しずつ慣らす感じでプレイを進めることから
ちゃんと入っていれば何もしなくても体が勝手に反応してくれます。
休日前の夜など十分な余裕がある時に聴くのがおすすめです。

絶頂シーンは全部で21回。
喘ぎ声(吐息)そこそこ、淫語とちゅぱ音ごく僅かです。

音に包まれる心地よさと快感の両方を味わえる作品です。
2時間20分で1000円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえてサークルさんでは4本目の満点とさせていただきました。

CV:お姉さん…沢野ぽぷらさん DJ…野上菜月さん
総時間 2:19:18

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

サークル「.␣(Dot-Space)」さんの無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかだけどちょっぴり嗜虐的なところもあるセラピストが
ふたつの「頭」をマッサージして癒しと性的快感を与えます。

マッサージしながらその音に暗示を込めてリラックスや深化を促す催眠
二人目のセラピストが登場し二箇所を同時に責めるエッチなど
短時間ながらもテーマ性を持った濃密なサービスが味わえます。

今回は性感ルートのレビューをお送りします。
声と音による癒しのマッサージ
ヘッドマッサージ店のスペシャルコースを楽しむお話。

「ようこそ お待ちしておりました どうぞ中へお入りください」
セラピストは甘く優しい声のお姉さん。
来店したお客を施術室へ案内しベッドに仰向けに寝かせると
今回行うサービスの内容を簡単に説明します。

本作品はリラクゼーションスポットでの施術をリアルに体験してもらうことを目的に
最初は彼女が一人で、しばらくするともう一人のセラピストと二人同時にマッサージを行います。
双子系サークルとして有名なftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんとのコラボ作品ということで
総時間おそよ37分の中に両サークルさんの持ち味がいくつも込められています。

ちなみに今回レビューする性感ルート以外に安眠ルートも存在します。
そちらはさらに時間が短いですから、寝る前のリラックスに軽く聴くといった使い方もできます。

本作品の特徴は大きくふたつ。
ひとつはマッサージ音をトリガーに暗示を入れて深化や感度強化をすること。
もうひとつは催眠とエッチで施術スタイルが変化することです。

「ほら 頭を撫でられるたびに 意識がほぐされていく 固まっていた意識が 解きほぐされて 広がる」
前者はヘッドマッサージをする際、頭を撫でるのに合わせて摩擦音を鳴らしたり
「この音を聴けば聴くほど心地よくなる、特定の部位が気持ちよくなる」と暗示を丁寧に入れます。
声と音を組み合わせることで彼女たちに撫でられてる感覚を味わわせるわけです。

後者は先ほど軽く触れましたが催眠パートとエッチでセラピストの人数が変わり
それに合わせて施術の方法やマッサージ音の量、さらに言葉のかけ方や暗示の入れ方も変化します。

セラピスト1「頭は優しい指の感覚に 逆らえないくらいに蕩けていて」
セラピスト2「乳首は感覚が異常に集まっていて きゅっきゅっとしている」
特にエッチは双子形式の持ち味を活かして頭と乳首(乳頭)を同時に責めてくれますから
その部分だけ妙にムズムズするとか、熱いといった気持ちいい感覚が味わえます。
タイトルの「Caresses(愛撫)」に即したプレイでドライオーガズムへと導きます。
マッサージと音を組み合わせた催眠
催眠は2パート16分間。
最初のパートは彼女のヘッドマッサージを受けながら深呼吸して心身を軽くリラックスさせます。

「息を吸ってー 私の手で こめかみのあたりが ぐーっと持ち上がることで 圧迫感を感じる」
「すーっと 刺激が発散されて 落ち着いていく 指がふわりと 頭を撫でると さらに安らぎを覚える」

こめかみ、耳の裏、後頭部と位置を変えながら、彼女の指に撫でられる感覚を言葉で丁寧に伝えます。
パート後半に差し掛かるとキーとなるマッサージ音も登場し、「撫でる」に合わせてタイミングよく鳴ります。

セラピストの声がかなりぼんやりしてるのも相まって
比較的早い段階から頭の中がぼんやり、ぽわぽわしてきます。
専門店らしく実際にマッサージしながら催眠をかけてくれます。

次のパートはマッサージ音にもっと敏感に反応する暗示を丁寧に入れてから
この後始まるエッチシーンで行うスペシャルコースの内容を説明し、その準備を整えます。

「ほら 頭を撫でられるたびに 意識がほぐされていく 固まっていた意識が 解きほぐされて 広がる」
頭を撫でられる気持ちよさに音を上手くリンクさせて入れてくれますから
エッチシーンで効果音が鳴った際にビクッと反応する人がきっといるでしょう。
より多くの人がそうなるように彼女も短いカウントを何度も数えながら暗示を入れます。

エッチに移るまでの様子に技術を交えたテーマ性の強い催眠です。
セラピストが鳴らすマッサージ音に心地よさを覚えるようにすることを目的に
前半は深呼吸しながら頭を撫でられる感覚を味わわせ
後半はマッサージ音を適度に鳴らしつつ彼女の声や音が気持ちよくなる暗示を入れます。

時間が短いことを踏まえてやることをできるだけ絞り込み
余計な説明をする必要がなくなったぶん暗示のボリュームを増してます。
演技もしっかりしてますから催眠慣れしてる人なら普通に入れます。
ふたつの頭を同時に撫でられる快感
エッチシーンは2パート13分30秒ほど。
プレイは頭を撫でる、乳首責め、乳首オナニーです。

乳首責めの際に滑らかな摩擦音が鳴ります。
セルフは有りですが射精表現はありません。

「あらあら 気持ち良さそうな顔 随分丹念にマッサージしたんですね」
もう一人のセラピストはややトーンが低く色っぽい声の女性。
マッサージと催眠の効果で骨抜きになったお客の顔を嬉しそうに眺めると
二人同時のマッサージでさらに気持ちいい世界へ導いてあげます。

エッチは彼女たちに責められる形で進みます。
前半はドライオーガズムへの準備として乳首の感度を高めるプレイ。
交互に、あるいは同時に語りかける双子形式で暗示を入れながら効果音をタイミングよく鳴らします。

セラピスト2「指から伝わるビリビリとした刺激を頭で敏感に感じ取って くらくらしてしまう」
セラピスト1「もう まともに物事を考えられないようですね」
これまでが一人だったからこそ、二人同時の施術は密度の高さを感じます。
一人目は頭、二人目は乳首とマッサージする部位を分担し
今まで以上にマッサージ音を鳴らして少しずつ確実に心身の熱を高めます。
ストレートなエロ要素は極力使わず、技術によって気持ちよくする催眠音声ならではのサービスです。

そうやって万全の体勢を整えた後、いよいよ乳首を自分でいじってドライを目指します。
プレイ自体は乳首に指を乗せて軽くこねる程度のソフトなものですが
今まで積み上げてきた催眠の効果で普段よりもずっと強い快楽が味わえます。

「手を止めても 乳首に今まで以上の快感がビリビリと流れ続ける」
セラピスト自身もこう言ってるように、実際にやってみると快感の余韻が大きいといいますか
軽くいじっただけでもピリッとした痺れが走り、それが少しの間残り続けます。

終盤の絶頂シーンもゆっくりカウントを数えて期待を高めてから長めの時間を取ってイかせてくれますし
乳首をある程度開発してる人ならドライに近い感覚が味わいやすいと思います。
絶頂に近づけば近づくほど彼女たちが畳み掛けるように語りかけてくるのも印象的でした。
言葉だけでなく雰囲気でも聴き手を絶頂へ追いこもうとします。

このように、頭と乳首の愛撫でイかせる独特なエッチが繰り広げられています。
リラックス重視の音系作品
音を上手に使って癒しと性的快感を与えてくれる作品です。

セラピストはお客にスペシャルコースを存分に楽しんでもらおうと
前半は本来のサービスであるヘッドマッサージを行いながら催眠を施し
準備が整ったところで別の頭を同時にケアしイかせます。
そして催眠パートの中盤あたりからマッサージの効果音を鳴らし始め
後になるほどそれに合わせて心地いい感覚が湧くように誘導します。

効果音をガンガン鳴らすのではなく要所で使うタイプの作品なので
音モノと呼ぶのは多少抵抗を感じるのですが、催眠やエッチで重要な役割を果たしてるのは事実です。
マッサージの臨場感を出す意味でも音を鳴らすのは効果的と言えます。
特にエッチシーンで乳首を中心にジンジンした快感を味わうことができました。

もう一押ししてくれたほうがドライしやすいようにも思えますが、総時間を考えれば十分かなと。
元々が癒し目的のサービスですし、心身にできるだけ負担をかけずに気持ちよくさせたかったのでしょう。

催眠は術者が途中から加わるところが面白いですね。
こういう変則的なスタイルは前後を整合させるのが難しいはずなのに
聴いてて特に違和感を覚えないのが素晴らしいです。
実力のあるサークルさんだからこそ形にできた作品だと思います。
エッチも前半と後半でセリフの重ね方や間の取り方が微妙に変化します。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

エッチでは脇役になりがちな「愛撫」に敢えてスポットを当てた大変面白い作品です。
無料ですから興味を持った方は是非お試しください。

CV:kuroko.さん、ftnrさん
総時間 44:30(安眠ルート16:35 性感ルート37:12)

.␣(Dot-Space)
http://markusdotspace.blog.fc2.com/blog-entry-42.html

クラゲ娘のいいなり~水の世界・痺れる甘い毒~

サークル「みじんこ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、甘い声と刺激的な触手を持つクラゲ娘が
気持ちいい場所に案内してから持ち味を活かした責めで強い快感を与えます。

彼女が住む海へ行く様子をリアルな効果音を交えて描いた催眠
たくさんの触手に全身を包まれ電気ショックっぽい責めを受けるエッチなど
物語のテーマや雰囲気に合った質の高いサービスを楽しむことができます。
水音に包まれながら海の底へ
クラゲ娘に案内されて海底に行きエッチに責められるお話。

「こ・ん・に・ち・はっ…それともこんばんはかしら?」
クラゲ娘は甘く温かい声のお姉さん。
主人公に突然語りかけて挨拶すると、海の生物に不可欠な水に関するお話を始めます。

本作品はクラゲだからこそできる癒しとエッチなサービスをテーマに
前半は彼女が住む海に潜るイメージを用いた催眠を施し
後半は一旦海面近くに上がってから無数の触手に全身を責められるプレイを楽しみます。

「いいなり」シリーズはかの有名な「双子のい・い・な・り」を初め
女教師のいいなり」「ナースのいいなり」など女性に優しく弄ばれるシチュを描いた作品群です。
今回も台本担当にサークルTAEの四九八苦さんを迎え、過去作同様ハイレベルな催眠とエッチを行っています。

本作が持つ特徴としてまず挙げられるのが最中に鳴る様々な「音」。
二人が出会ったシーンでは部屋にある水槽のこぽこぽした音
そこから海に向かうまでに波の音、海面に漂う音、海中で泡が弾ける音など
場所が移り変わるのに合わせてバックの環境音が目まぐるしく変化します。

音質はどれもリアルですし、音声開始から終了までほぼずっと何らかの水音が流れ続けるおかげで
現実世界から離れた感覚を抱きながら聴くことができます。
癒し成分の強い音ばかりですから多くの人が心地よさを感じるでしょうね。
深化後に始まるエッチも音を使って感覚を操作する独特なプレイが繰り広げられています。

催眠は2パート23分30秒ほど。
最初の「導入」パートはクラゲ娘の暗示を受け入れられる環境づくりを目的に
彼を部屋から海岸まで案内しながら自分や海に関するお話をします。

「波間にゆらゆら漂って、力をだらーんと抜いて水の中に脚を広げてる。見るだけで、思い浮かべるだけで、何か癒される感じがするの」
「海の音にシンクロして、水の世界に同化すれば、もっともっと深いリラックスの世界に沈んでいける準備ができるの」

彼女は催眠をかけるにあたって「これから催眠を始めます」などのセリフは一切言いません。
世間話に近いセリフを言いながら、その中に「力を抜く」「気持ちいい」など
リラックスにプラスに働く暗示を散りばめて入れます。

催眠をよく知らない人だといつ催眠が始まったかがわからないと思います。
ですが暗示の入れ方が大変優れていて心と体の余計な力があっさり抜けます。
私の場合は音声開始から5分後には催眠に軽く入った感覚がしました。
バックで流れ続ける水の音もリラックスを大いに助けてます。

続く「深化」パートは海中に潜るイメージに合わせて催眠状態をゆっくり深めます。
全身をパーツに分けてさらに脱力してからカウントを数えるシンプルな流れなのですが
数々の名作を生み出してきたシリーズらしい洗練されたアプローチが光ります。

「手足がだらーんと広がって、まるで海月みたいに身体の力が抜けていく」
「そう 安心するとどんどん重くなって沈んでいく。重く重くなって、気持ちよく沈んでいく」

脱力シーンは彼女のモチーフであるクラゲがふわふわ泳ぐ比喩を織り交ぜながら
導入パートとは明らかに違うぼんやり、のんびりした口調で暗示を的確に入れます。
両肩から手の指先へ、腰からお尻や太ももへと感覚を伝播させるタイプの脱力ですから
後になるほど重さを感じる部分が広がっていくのを実感できます。

「まわりは真っ暗、あなたの頭だけ真っ白。まわりはしーんと静まり返って、私の声だけしか聞こえない」
最後の海底に沈んでいくイメージも十分すぎる長さのカウントを用意し
「○メートル」と目的地までの距離に置き換えて合間合間に暗示を投げかけます。
環境音が波から泡の弾ける音へと変わり、静かな雰囲気を演出してるのも印象的でした。
高いところから一気に落下するのではなく、沼にずぶずぶと沈んでいくような感覚で催眠に入ることができます。

エッチの舞台となる海底へと行く様子に技術を絡めたシンプルで高品質な催眠です。
聴き手を海底に案内し、クラゲ娘の声や言葉に対する集中力を高めることを目的に
導入パートは現代催眠寄りの柔軟なリード、深化パートはイメージにカウントを組み合わせた王道のリードと
スタイルを適切に切り替えながらそれぞれをこれ以上無いレベルで手堅く行います。

四九八苦さんは奇抜なことを割とやられる製作者さんなので
本作に見られるオーソドックスな誘導はむしろ新鮮に思えます。
それでいて光るものをきちんと持ってるのは技術が飛び抜けて優れている証拠です。
とてつもなく癒されるし催眠状態にもすんなり入れる素晴らしい催眠です。
クラゲの毒に犯される快感
エッチシーンは20分間。
プレイは触手による全身愛撫、手コキです。

どちらのプレイも電気っぽい効果音が流れます(無しも選択可ですが非推奨)。
セルフはなしですが射精表現はあります。

「真っ暗な世界に際立つ白い手は、暗闇に浮かび上がるように、ぼぅっと淡く光るように見えてとても綺麗」
巧みな催眠で主人公を気持ちいい海底へと導いたクラゲ娘は
触手で全身を絡め取りながら海面近くへと一旦持ち上げさらに気持ちよくします。

エッチは終始彼女に弄ばれるややMあたりのプレイです。
最初の6分間は本番に向けての感度上昇を目的としたシーン。
海中にいる彼を白い触手で掬い上げ、深化とは逆のカウントを数えながら体が敏感になるよう働きかけます。

「身体の中のしおの流れ、血流が股間に、あそこに集中していくのを感じるわ」
ここでもより多くの聴き手が状況をイメージしやすいように
バックで先ほどよりもやや慌しい水音を流しながら股間にエネルギーを集中させます。
彼女が淫語を一切言ってこないにも関わらず、股間が妙に熱くなる不思議な感覚が味わえました。

そうやって準備に準備を重ねた後、ようやく彼女が直接体を愛撫し始めます。
彼女は女性の姿をしてるといってもクラゲですから人間と同じプレイはしません。
現実世界のクラゲも持ってる毒でピリピリした快感を与えます。

「ビリッ…とした感覚といっしょに、電気みたいな何かがあなたに流れ込むの」
そして作中ではプレイの様子を「音」を使って表現します。
「ばちばち ぼわんっ」という不思議な音がリズミカルに鳴り始め、それと同時に痺れや快感を言葉で伝えます。

このところあまり見かけなかった音で気持ちよくするプレイです。
全体的に刺激が強めの音が多いので普段よりも音量を下げて聴くのがいいでしょう。

開始から少し経つと効果音のトーンが若干高くなり
さらに激しくなると「ピチュン ヴヴヴヴ」とインベーダーゲームでビームを発射し敵を倒したときのような音へと変化します。
感度を高めるアプローチも引き続き行ったりと、音に反応して絶頂できるように上手くリードしてくれます。

「いくいく逝っちゃう気持ちのいいもの出ちゃう溶けちゃう深く深く逝っちゃう気持ちいいだけになっちゃう」
私が聴いたときは全身愛撫で絶頂させるシーンはそれほど気持ちよくなれなかったものの
その後に始まる手コキでは最後のカウントに合わせてエネルギーが股間に集まり
0と同時に放出されるような強いオーガズムを感じることができました。

わかりやすく例えるなら精液を出さずに射精感だけ味わってる感じです。
他の作品で体験したドライに比べて絶頂時間や余韻が短めでした。
繰り返し聴けばもっと深い絶頂を味わえる可能性を感じます。

このように、音を駆使して興奮や絶頂を促す変わったプレイが繰り広げられています。
刺激的な癒し系作品
相当な癒しを感じながら気持ちよくもなれる充実した作品です。

ふわふわした声と態度のクラゲ娘が自分の住む海の中へと案内し
そこでクラゲだからこそできる個性的なエッチでもてなします。

触手に含んだ毒で痺れさせイかせる過激なプレイを行ってはいますが
彼女自身に悪意はまったくなく、人間相手だとできないことをやってるだけに過ぎません。
事後は後催眠暗示で心身に活力を与えたうえで返してくれますし、やはり癒しのほうがずっと強いです。

そして何よりバックで流れる環境音やエッチの効果音にこだわってます。
環境音は催眠と相性がいいので流す作品自体はそれなりにあります。
ですがここまでシーンごとに細かく変化させ、舞台をはっきりイメージさせてくれる作品は少ないです。
海底に潜る音とエッチの序盤で海面に持ち上げられる音にも明確な違いがあります。

催眠は定番の展開をサークルさんなりに工夫して進めます。
双子のような奇抜さがないからこそ、ひとつひとつの言葉が十分に練られています。
クラゲ娘役のまさきふぁんさんの演技も素晴らしく、台本の良さをそのまま音声に表現されてます。
エッチを受け入れられるのなら催眠音声初心者でも普通に楽しめると思います。

エッチは言葉と音の両方で心身に刺激を与えます。
ヒプノドラッグレディ」や「ヒプノタイマー」が好きな人なら気持ちよくなれるのではないかなと。
効果音の音量をもう少し下げたほうが声とのバランスが取れそうです。
普段と同じように聴いたら終盤の効果音が大きくてやや不快に感じました。
体験版でこれらの音を確認できないのも残念です。

絶頂シーンは全部で3回(うち2回は連続絶頂)。
くちゅ音(触手による電気音)そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

クラゲが持つ特徴をそのまま音声化した癒し重視の作品です。
音を使った催眠音声が好きな人におすすめします。

CV:まさきふぁんさん
総時間 59:47

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

アクメノイド・イリア《催眠音声》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、異星人の侵略を受けるようになった近未来を舞台に
地球のために戦う少女としてハードなエッチに挑戦します。

登場人物や背景を細かく設定し、それに沿って進めるドラマ性の高い催眠とエッチが魅力で
催眠の技術にストーリーを絡めて少しずつ少女へ変えていった後
テーマに即した様々な効果音と暗示によって驚くほど多い回数の絶頂へと導きます。
地球を守る唯一の方法、それは
アクメノイド・イリアになりミステロンと戦うお話。

「それでは、お聴きになる準備が出来ているか、一緒に確認していきましょう」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
催眠者兼案内役として音声を聴く際の諸注意や環境・心得を簡単に説明すると
主人公を物語の世界に誘導するための催眠を始めます。

本作品はサークルさん初の催眠ボイスドラマにあたり
女体化催眠をかけられて挿し絵右にいる発育途中の少女になりきり
その後隣にいる姉アヤと共に地球を脅かす異星人「ミステロン」と死闘を繰り広げます。

SFバトルっぽいお話なのですが、ミステロンを倒す方法がエッチと密接に繋がってるため
実際のところは機械に連続絶頂させられるハードなプレイがメインです。
サークルさんの過去作「機械は無慈悲な夜の女王」に似た作りになってますから
あちらを楽しめた人なら本作も相当に満足できると思います。

またストーリーを語りながら催眠やエッチを進めるドラマ性の強い作品なため
総時間がおよそ3時間と催眠音声ではかなり長くなっています。
ですが仕事でまとまった時間が取れない人や集中力を維持しにくい人でも無理なく聴けるようにと
途中で休憩を挟んだり3回に分けて聴くといった親切設計がされてます。

詳しい聴き方は付属のテキストに書いてありますので、長いからといって敬遠する必要はまったくないです。
私は通しで聴いてみましたが、催眠を維持するアプローチが適度に挟まれていたり
聴き手を作品の世界に浸りやすくする独特な演出もあってだれることなく最後まで楽しめました。
作りは随分違いますがサークルさんの過去作同様聴き手に配慮してる部分が非常に多いです。
物語を追いながら少しずつ催眠の世界に
催眠はおよそ46分間。
仰向けに横になって軽い脱力と深呼吸をした後
まずは物語の舞台となる2050年のお話に耳を傾けます。
(分割して聴く場合のために15分程度短いバージョンも用意されてます)

「苛烈さを増すミステロンの侵攻。それは、亜空間迎撃機、インターセプターと、そのパイロットである、アクメノイド、キリシマアヤの奮戦によって、辛うじて防ぐ事が出来ていました」
内容は地球がミステロンに侵略されつつあることや
それに対抗すべく結成された国際陽子技術機構(IPTO)と戦闘機インターセプターのことです。
インターセプターは通常のコクピットの後ろにもう1人分乗れるスペースがあり
2人が感覚をリンクさせることでプロトンビームを発射できるようになります。

そしてプロトンビームを発射するのに必要なエネルギーがアクメ、つまりオーガズムです。
これが戦闘モノなのにハードなエッチをすることになる理由です。
こんな感じで本作品には様々な独自設定があります。
詳細は作中できちんと教えてくれますし、より詳しい内容が書かれたテキストも入ってます。

「あなたの心が、物語の登場人物と、同化する。あなた自身が、物語の中の人物になる。そんな不思議な体験を、あなたは今からするんです」
本作品は催眠音声ですからもちろん聴き手を催眠に誘導するのも大事です。
それを踏まえてお姉さんはストーリーを断片的に語りながら催眠を施し
後になるほどイリア自身になりきれる暗示を入れる形で進めます。


催眠ボイスドラマというとKUKURIさんが有名ですが
催眠をかけてからドラマパートに移るあちらに対し、こちらは催眠・女体化・ストーリーを同時に進めます。
切れ目が無い分こちらのほうが女体化しやすいように私は感じました。

催眠のほうはと言うと、一旦目を開けて水晶を眺めるイメージをしたり
とあるキーワードをトリガーに特定の動作をさせることで
お姉さんの声に対する集中力を高め、暗示を受け入れやすい環境を整えます。

「スーッと、吸い込まれる。水晶玉に、吸い込まれる。あなたのイメージに、吸い込まれていく。深い、深い、意識の底に、吸い込まれる」
水晶のイメージは見つめながら瞼の重さを感じるところから始め
カウントを数えて直後に目を閉じ、それと同時に追い込み暗示を入れて堅実に催眠を深めます。
変則的な作りだからこそ個々の技術は洗練されていて
最後のほうになると頭の中がドロドロになるとか、手足がうまく動かせない不思議な感覚が味わえます。

イリアになりきるのはシーンの中盤あたりから。
物語の背景を説明し終えた後に始まるイリアがアクメノイドになる様子を描きながら
聴き手自身がイリアに心を重ね合わせられるセリフをお姉さんが投げかけます。

アヤ「お願い。このカプセルに入って、一緒に、アクメノイドとなって、戦いましょう。イリア…」
「そうやって、姉の問いかけに頷けは頷くほど、あなたの心は、より深い、深ーいところに、入っていく」
ここからはアヤも個別に話すようになりさらに没入感を高めてくれます。
双子みたいにお姉さんと同格の立場で話すのではなく、ストーリーで必要になった時にのみ話す感じです。
これも催眠ボイスドラマの大きな特徴と言えるでしょう。

「お姉ちゃんと同じスーツを着て、お姉ちゃんの乗っている機体に乗っている。それだけで、あなたは幸せ。嬉しい、とってもっても、嬉しい」
そして最後はインターセプターの後ろの席に乗り込み、パイロットであるアヤとのシンクロ率を高めます。
今までは「イリア」と呼んでたのを「あなた」に改め、アヤと一緒にいることに安心感を覚えるよう誘導します。
バックで流れ始める独特な振動音もその感覚を後押しします。

作品の世界に引き込みつつ催眠をかける極めて独特な催眠です。
聴き手をイリア自身になりきらせ、アヤとの信頼関係を深めることを目的に
重要部分となるストーリーをほんの少し語り、直後に催眠の技術を使って意識の力を弱め
またストーリーへと戻るのを繰り返して徐々に催眠状態を深めます。

現在出ている催眠音声とはかなり違う作りになってまして
すべてを語るとなると膨大な文字数が必要になってしまいます。
そのため今回は全体の流れを中心に大まかな説明のみさせていただきました。
各要素が複雑に絡み合っていてかなりレベルが高いです。

この催眠で最も印象的だったのはイリアとの同化を慎重に進めていることです。
他の女体化音声みたいに深化させてから女体化に移るのではなく
ストーリーを語りながら表現を微妙に変化させて自然とイリアに収まるように誘導しています。

お姉さんおよびアヤ役の井上果林さんも催眠音声初挑戦とは思えないほど演技が安定してます。
私が入りやすいからなのでしょうが、最序盤の脱力シーンで早速その手の感覚がしました。
作りが奇抜なだけでなく、催眠音声の機能面でも高いクオリティを持ってます。
絶え間なく襲い掛かるアクメに耐えながら
エッチシーンは5パート91分間。
プレイは機械姦、アヤとの乳首吸い/クンニです。

機械姦、クンニの際に多種多様な効果音が鳴ります。
セルフはありません。

アヤ「気分はどう?イリア…。早速だけど、敵が現れたみたい。出撃よ」
催眠によって無事イリアになりインターセプターに乗り込んだ主人公は
アヤの要請を受けて早速ミステロンがいる亜空間へと飛び立ちます。

エッチはストーリーに沿ってイリアがインターセプター内にある機械から様々な責めを受けます。
一番最初の「初陣」は初の戦闘=アクメを迎えるシーン。
催眠パートで子宮内に埋め込んだ水晶に電磁波を流してアヤと快感をリンクさせ
1回絶頂した後に発進し3機の敵を相手に戦います。

本作品のエッチはごく一部の例外を除きほとんどが機械姦です。
しかもバイブやローターといった現実世界にあるものとはやや違います。
言葉だけではなかなかイメージしにくいプレイであることを考慮し
最中は本当に様々な効果音を駆使して機械姦の様子を直感的に伝えてくれます。

例えばインターセプターに乗り込んだ時点でバックに振動音が流れ始め
ある程度プレイが進むと「ピュイーン ヴゥゥゥゥゥン」というパルス音っぽい音がリズミカルに鳴ります。
そして絶頂シーンに差しかかるとカウントが始まり、それに合わせてロボが起動する時のような競りあがる音が鳴り
0になった瞬間、それが軽く弾けて心臓の鼓動音だけが鳴るようになります。
正直なところ効果音の種類があまりに多すぎて説明しきれません。

「スーツ前面の半透明の部分が肌に張り付き、ジンジンとした快感がさらに研ぎ澄まされていきます」
「あなたの子宮の中の水晶玉が活性化し、あなたに、より大きな刺激を、疼きを、快感を与えます。とっても気持ちいい。大きな快感が、全身にひろがります」

もちろんお姉さんが感度強化や絶頂を促す暗示を入れてくれますが、やはり効果音の存在は大きいです。
音に連動してイかせる、所謂音モノの色が強いエッチです。

一般的な催眠音声のドライとはかなり違う独特なイかせ方なため
最初の1回でいきなりうまくいく人はそこまでいないんじゃないかと思います。
ですが本作品には絶頂シーンが30回もあり、そのほぼすべてが同様のスタイルで行います。
私の場合は中盤あたりから体が勝手に反応する面白い体験が味わえました。
聴き手の無意識に学習してもらうことを想定したプレイ展開です。

発進後の戦闘シーンもこれまで説明したスタイルを維持します。
敵が3機ということはビームを3回発射する必要があるわけで
最初のパートなのにいきりな3連続絶頂に挑戦することになります。

「何かが弾けたような凄まじい衝撃。あなたの快感が一気に爆発する。全身が痙攣しビクンビクンと跳ねる。そして、辛うじて保っていた意識も、真っ白に消えてしまう」
最初の2回はちょっぴり気持ちいいかな?くらいでしたが
最後の1回は股間がムズムズするところから始まって
射精するときのようにエネルギーがこみ上げ、0と同時に破裂する快感が得られました。
以前からドライ系の作品を得意とされてるサークルさんなだけあって、このへんのアプローチは実に見事です。

最もハードなプレイを楽しめるのは4番目の「暴走」パート。
無事戦闘を終えて基地に帰還したインターセプターに異常が発生し
中に取り残されたイリアがおよそ20分間に13回連続の絶頂へと追い込まれます。

「イく!アクメする。凄まじい快感の衝撃が全身を駆け巡る。まるで電気を流されたかのようにビクンビクンと痙攣し、心が、精神がとろけそうに沸騰する」
「永遠とも思える長い時間、あなたは快感とアクメを受け続けています。そして、もうあなたは、人としての理性を失いつつあります。自分が、アクメするだけの、マシーンになったような、気がしてきます」

これまでの戦うためにしてきたアクメとは違い、今回は機械に陵辱され続けるハードなものです。
短い間隔で絶え間なく襲い掛かるアクメの感覚に加え
人ではなく機械の一部になっていく空しさもお姉さんは伝えてくれます。
機械姦から連想される冷たさ、無慈悲さを最も強く感じるプレイと言えるでしょう。

私が実際に聴いたときもさすがに全部で絶頂できたわけではありませんが
最中は股間の筋肉が強く締まり続けてやや辛い思いをしました。
ですがそれと同時にじんわりと気持ちいい感覚があったのも事実です。
苦しいけど気持ちいい、2つの相反する感覚を同時に味わわせてくれるところも魅力です。

このように、機械に責められ続ける快感を言葉と音で表現した個性的なエッチが繰り広げられています。
壮大かつハードな作品
独特な世界観に浸りながら気持ちよくなれる作品です。

異星人の襲来を受けた地球を舞台に、まだ若い女性たちが性的絶頂を武器に戦いを挑みます。
現実離れした壮大かつぶっ飛んだストーリー、生体ユニット化し機械に犯され続けるエッチなど
催眠ボイスドラマならではの特徴的な部分が数多く盛り込まれており
それらを違和感なく組み合わせることで物語の世界に自然と引き込んでくれます。

こういう作品はイメージ力が重要になりますから
エッチを存分に楽しむには音声に没頭できる環境作りが必要です。
そのへんを独自の効果音を使って上手に表現し、同時に現実世界のノイズも遮断しています。
エッチシーンは何らかの音がずっと流れ続けてますからすごく音声に集中しやすいです。

エッチの土台となる催眠についても今までになかった部分が見られます。
中でもストーリーを語りながらちゃんと催眠誘導してくれる作りにサークルさんの実力の高さが表れています。
女体化もエッチを聴き進めていくうちにどんどんハマるようになってますから
テーマに興味を持った人が聴く分には催眠に入れるしドライも迎えられると思います。

エッチはプレイだけを見ると機械姦の色が強いのですが
イリアとアヤが戦う理由やパートごとの背景によって随分印象が変わります。
プレイやイかせ方は割とシンプルにして、その分ストーリーで個性を出してるエッチだなと。
終盤の2パートは特にその部分が強く出ています。

注意点を強いて挙げるなら悪堕ちが含まれてることでしょうか。
後に残るほどグロい描写は特にないものの、多少なりとも背徳感を抱く可能性があります。
本人にとってはハッピーエンドだとも思いますけどね。
あとは絶頂回数の多さから体力をかなり消耗することを覚悟しておいてください。

絶頂シーンは30回。
くちゅ音(機械音含む)超大量、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

極めてハードな機械姦を臨場感たっぷりに味わえる作品です。
機械姦が好き、ドラマ性の強い作品が好きな人におすすめします。

CV:メインキャラクター…井上果林さん ナレーション(冒頭と最後のみ)/キリシマ博士…鷺沢萩さん
総時間 2:58:30

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

サイニィコンディショナー

サークル「Novel-Trance-Lab」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第11回目は母性を感じる大らかな声のお姉さんが
特殊な音を使った催眠でリフレッシュをお手伝いします。

「シューマン共振」という非常に珍しい音をバックで鳴らしながら催眠を施すのが特徴で
マッサージ器つきの椅子に座ってる時に感じるような微かな振動が心の凝りをほぐします。
不思議な音で心をスッキリ
お姉さんに音を使った癒しの催眠をかけてもらうお話。

「これから 催眠誘導を始めます」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
自己紹介などの前置きにあたる部分はすべて省略し
早速主人公を催眠状態へと誘導し始めます。

本作品は現実世界で多くの人が抱えているストレスの軽減を目的に
シューマン共振SEを織り交ぜた20分くらいの短い催眠を施します。
シューマン共振は「地球の脳波」とも言われており
人間がリラックスしている時に出す脳波と似通った部分を持つそうです。

音系の催眠音声で使われるバイノーラルビートやヘミシンクと同じく聴き手を癒す音ですね。
私が知る限りシューマン共振SEを使っている作品は本作品のみです。

音自体は「ブォンブォン」という適度な振動音で、音声開始から終了直前までほぼずっと流れ続けます。
音量が抑えてあるので鳴り始めた直後は気づかないかもしれません。
ですが彼女が全編を通じてセリフを緩やかに、そして間を開けながら語りかけてくれますから
無音の時にノイズみたいな別の音が鳴ってるのがわかると思います。
耳や頭を軽く揺さぶられてるような程よい心地よさを感じます。

もちろん音以外の部分も癒し要素が満載。
本作品では心のリフレッシュやイメージ力の強化を目的としたアプローチが多く
後になるほど頭がスッキリするとか、胸のつかえが取れた気分が湧いてきます。

安眠成分もそれなりに含んでますが気持ちをリセットする効果の方がずっと強いです。

またサークルさんによるとこの音声を聴いた後に何か他の音声を聴くことで
感受性が向上し作品の世界に没頭しながら楽しめるそうです。
同人音声ならその可能性があるかもしれません。
ですが他の催眠音声に組み込んで聴くのは止めたほうがいいです。
催眠音声は催眠とエッチが複雑に絡み合ってできており、他の要素を持ち込むと品質が著しく下がります。

独特な音と癒し特化のアプローチ。
この2点が本作品の大きな特徴です。
心をまっさらにしながら催眠の世界へ
催眠はほぼ全編にあたる23分間。
最初は自分のペースで軽く深呼吸をしてから目の前に白い光の玉があるのをイメージします。

「息を吸うたびに 綺麗な白い光のエネルギーが 体の中を巡ってゆきます」
「あなたは今 とても綺麗な白い光に抱かれています 白い光の揺りかごに すべてを委ねて 安らいでいます」

彼女はより多くの聴き手が清涼感を感じるように「綺麗な」「白い」光と意識して伝えます。
白は元々何もないまっさらな状態、あるいはすべてが消え去った状態を意味し
どちらも本作品のテーマである「心のリフレッシュ」に通ずるところがあります。
それに「綺麗な」を組み合わせてより清らかな印象を与えます。
下のセリフに登場する揺りかごも赤ん坊が眠る場所、即ち安らぎを感じるアイテムです。

こんな風に彼女は「心地いい」「安らぐ」といったストレートな暗示と
聴き手が無意識的にそう感じるイメージを上手に組み合わせてリラックスを促します。

バックで流れるシューマン共振SEの効果も相まって多くの人が癒しを感じるでしょう。
私の場合は音声開始から9分後には実感できるレベルの意識のぼやけを感じました。

十分にリラックスできた後はいよいよ深い催眠に入ります。
自分がいる部屋の中に空いてる穴に入るイメージをするのですが
ここで彼女は敢えて特定のイメージを提示せず、聴き手にそれを委ねる形で進めます。

「穴の中はどんな感じがする? 自由にイメージしてみてくださいね」
部屋から覗いた穴の先はどうなってるか、実際にたどり着いたら何が映るか。
彼女の言われるままに好きにイメージしてみましょう。
この自由奔放な誘導が心をより大きく解き放ってくれます。
別の世界に行くイメージも気持ちをリセットするのに向いてます。

「深く 深く ふかーく入ってゆく」
そして穴を落ちる時にはちゃんと深化の暗示を入れてくれます。
キーとなる暗示は必ず3回重ねて言ってくれるのがいいですね。
聴き手をできるだけ縛らないように気を遣いながら催眠の感覚を強化します。

「とても綺麗な白い光が あなたのハートに すーっと入ってゆきます」
「いらなくなったもの 停滞しているものは すーっと消えてゆきます」

体の浄化が終わった後は心の浄化です。
先ほどと同じく白い光が自分の心を包み込み、中にある悪いものが消えてなくなるのをイメージします。
彼女の話を聴いてると胸のあたりがポカポカしてくるんじゃないでしょうか。
明日以降を元気に生きる活力も与えてくれます。

このように、進め方や投げかける言葉に注意を払った癒しの催眠が繰り広げられています。
心を洗い流してくれる作品
短時間のリフレッシュに大変効果的な作品です。

お姉さんは主人公が現実世界で抱えているストレスを少しでも軽減できるように
特殊な音とイメージを組み合わせた催眠で少しずつ確実に心を浄化します。
シューマン共振SEが珍しいのでこちらに注目しがちですが
実際は癒しを応援する脇役に過ぎず、主役はあくまで催眠の技術です。

中でも古典催眠の球体心像法に清涼感を感じる表現を交え
体→心の順に癒していく流れが堅実かつハイレベルです。
言葉の選び方がとても上手で聴いてるうちに気持ちが自然とスッキリします。
聴き手に好きにイメージさせる後半のアプローチもそれを後押しします。
目的を明確に定め、それに向けて高い水準で技術を行使している名作です。

私が1回目のレビューを書いたのは当サイトの開設から1週間後くらいでした。
その頃は催眠音声のレビューの書き方もよくわからず、この作品についても漠然とした良さを感じただけでした。
しかし改めて聴いてみると純粋に「すごい」と思える部分をいくつも持っています。
これほど短い時間にまとめてあるところも素晴らしいです。

サクッと聴けてサクッと癒される万人向けの作品です。
価格が300円と非常に安いのもポイント。
以上を踏まえて前回と同じく満点とさせていただきました。

CV:美咲さゆりさん
総時間 25:53

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2016年9月12日まで半額の150円で販売されてます。

アラクネのくすぐり地獄催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品で悪戯好きな女子大生が
大学受験に来ていた男の子にエッチなサークル勧誘をします。

彼女が指や糸で体をくすぐってイかせる変わったエッチが行われており
主人公が受験をする様子に様々な暗示を交えてリラックスや集中力を高めた後
「こしょこしょ」「こりこり」などの擬音語に反応する体へと作り変え、たっぷりくすぐってくれます。
大学受験に挑む学生になりきりながら催眠の世界へ
女子大生の先輩にくすぐりエッチをされるお話。

「本校舎の中庭にそびえ立つ別館の4階、ミステリー研究部の部室の隣に、開かずの間と呼ばれる部屋があった」
主人公は上品で落ち着いた声の男性(声質は完全な女性)。
事前に10分程度の準備運動をさせた後
物語の舞台となる「開かずの間」について語り始めます。

本作品はとある大学に受験をしに来た彼が
ミステリー研究部に所属する先輩に開かずの間へと連れて行かれ
そこで拘束されながら敏感な部分をくすぐられる様子を彼の立場になって楽しみます。

音声作品におけるくすぐりは同人音声側でごく一部のサークルさんが作られてるものの
催眠音声では少なくとも私は今のところ他に聴いたことがありません。
エッチシーンで登場するプレイもほぼくすぐりのみという非常に珍しい作品です。
彼女もくすぐられる快感を一人でも多くの人に味わってもらおうと
催眠の技術を使って肌を敏感にしたり特定の言葉に反応するよう誘導します。

催眠はおよそ37分間。
最初の10分間は催眠に入りやすくするための準備運動として
肩幅で立ったまま腕を好きにブラブラさせます。
ちなみに5分間運動する短縮版もあり、どちらか片方を選択して聴きます。

本作品はエッチシーンで彼女が指や手を動かす指示を出すシーンがありますから
腕を十分にほぐしておいたほうがより楽しめます。
バックで流れる水の音も心を落ち着け、催眠に入りやすい精神状態にしてくれます。

本格的な催眠が始まるのはその後から。
最初は主人公が受験会場で精神集中している様子を聴きます。
ちなみにこのあたりから音声終了までシーンの雰囲気に合った癒し系BGMが流れます。

「僕は集中力のある人間だ だからこれと決めたひとつのことに とても集中することができる」
「集中すると問題が解ける 嬉しくて 安心感が出てくる 残っていた緊張も どんどん和らいでいき とてもリラックス状態で 試験をクリアしていく」

軽く深呼吸した後に彼が自分に言い聞かせている言葉を聴いてると
なんだか自分も心が研ぎ澄まされていくように感じるかもしれません。
また試験を受けるシーンでは肩の力が抜けたり頭がスッキリする人がいるでしょう。

本作品の催眠の前半は彼が自己暗示を入れるスタイルで誘導してくれます。
18禁音声を聴く人なら高校や大学受験は経験済みでしょうし
その頃の感覚が自然と蘇ってくるかもしれませんね。
バックで流れる幻想的な音楽も作品の世界に浸りやすくしてくれています。

次のシーンは受験を終えてホッとした彼が大学の中庭で寛ぐ様子を聴きます。

「のんびりと泳ぐ鯉を見つめていると まるで 時間がゆっくり過ぎていくような気がする」
「頬を少し ひんやりとした風が通り過ぎていくのが とても心地がいい そして ここにいいる僕も とても自由で心地がいい」

ぽかぽかとした暖かい日差し、澄み切った青い空、目の前の池で優雅に泳ぐ鯉
そして大学受験という人生の節目を無事乗り切った達成感。
彼の心情に数多くの暗示を込めてさらなるリラックスを促します。

普通の独白に近いセリフが多いので催眠っぽさはほとんどありません。
ですが実際は現代催眠のテクニックを駆使して上手に暗示を入れています。
このあたりから意識がぼんやりしてくるのを感じるでしょう。

「右足をハケで払っていく こしょこしょ 右足がなんだかくすぐったい」
「ゾワゾワした心地よさが 背中から全身へ広がり 頭を真っ白に溶かしていく」

その後は寝ていた彼を偶然見つけた先輩が開かずの間へと連れ込み
小話をしながら深化と特定の言葉を聞くと体がくすぐったくなる暗示を入れます。
エッチのキーとなる部分なだけあってこれらに14分近くの時間を割き
何度も繰り返す形で少しずつ反応できる体へと作り変えてくれます。

実際に聴いてみたところ、特に脇腹や腕の裏にピリピリした感覚がありました。
この時点ではあまりピンと来なかった人でも
エッチが始まると妙にこそばゆいとか、むず痒い感じがするようになると思います。
深化についてもオーソドックスな技法を使って少しずつ確実に落としてくれます。

主人公が先輩と出会うまでのお話に技術を絡めたテーマ性のある催眠です。
彼女の指・糸・言葉にくすぐったさを感じる体にするのを目的に
彼が受験をするシーンでは主に集中力の向上を
試験を終えて芝生で寝転ぶシーンではリラックスに力を入れた誘導をしています。
そして十分準備ができたところで彼女自身が深化とくすぐったくなる暗示を入れます。

サークルさんの過去作以上に思い切った誘導をされているため
聴き始めた段階だと「本当に催眠なの?」と戸惑うかもしれません。
ですが実際は他の催眠音声と同じく手順を踏む形で催眠状態を深めようとしています。
できるだけ大衆性の高いイメージを選んでくれているのもいいですね。
大学受験という節目に誰もが味わう感覚を催眠に上手く絡めています。

まとめると、ストーリーを聴いてるだけで自然と入っていける個性的な催眠です。
むず痒い感覚から快感へ
エッチシーンは24分ほど。
プレイはくすぐりのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「うふふっ とーってもいい表情よ もっとその恥ずかしい顔を見せてちょうだい」
催眠を使って主人公の体を敏感にした先輩は
自分の口から吐き出した糸や指で彼の敏感な部分をくすぐり始めます。

エッチは糸で身動きが取れない彼を彼女が一方的に責めます。
プレイ一覧を見ていただければわかるように本作品で行われるプレイはくすぐり特化です。
フェラやSEXといった一般的なプレイはほぼ登場しません。
その代わり声や言葉で体を優しく撫でられる不思議な感覚をたっぷり味わわせてくれます。
ここからは神々しく壮大な印象の音楽が流れ始めます。

「その極細の糸が 腋や首筋 乳首に触れるたび 鳥肌が体中に広がっていく ゾクゾクっと 体にとろけるように気持ちよさを与えられる」
「その こしょこしょという言葉だけで 体にゾクゾクした快感が駆け巡っていく」

前半のシーンはさらなる感度強化と比較的ソフトなくすぐりプレイ。
脇腹や乳首など敏感な場所をくすぐりながら
「こしょこしょ」「かりかり」のキーワードに体が反応する暗示を入れます。

プレイが始まって少し経つと彼女が耳元至近距離から囁くようになるので
そのあたりから体の一部が妙にむず痒くなるのを感じるでしょう。
言葉が持つイメージとバイノーラル録音特有の微かな風圧でくすぐるわけです。
他の催眠音声で味わうエッチな熱とは明らかに違うこそばゆい感覚です。

「右手の人差し指の爪先で 左手の手の内側を 付け根から爪先まで 触るか触らないかの距離で つつーっと撫でてみて」
「指先で引っかくたび 体がビクンビクンと震えていく 弱い電流を流されているような快感が 体に広がる」 
後半は聴き手により強いくすぐりを味わってもらうために
自分の指を手に這わせる指示を出しながらプレイを進めます。
実際にやってみたところかなりムズムズする刺激が走りました。

ここからはBGM以外に「ブーン」という振動音も鳴り始め
前半以上に声や音に肌と心を揺さぶられる快感が味わえます。
絶頂シーンの直前では股間もムズムズする感覚がありましたし
くすぐりというエロとはやや縁遠いプレイを言葉で性的快感へと変換しています。

このように、とことんくすぐって気持ちよくする変わったエッチが繰り広げられています。
こそばゆい感覚に悶える作品
タイトルにもなっているくすぐりプレイが魅力の作品です。

先輩は偶然見つけた主人公にくすぐりの快感を教えようと
十分な深さの催眠状態に誘導してからキーワードをトリガーに感覚を操作する暗示を入れたり
囁き声や振動音が生み出す微かな刺激でむず痒い感覚を与えます。

他の18禁催眠音声とはプレイの方向性が違うからか性的な絶頂感は弱めでしたが
誰かにくすぐられているような体のムズムズ感はかなり味わえました。
ですから内容を理解した上で聴く分には問題なく楽しめます。
ただし音モノの色がそれなりに強いため、1回目だと得られる快感は弱めかもしれません。
複数回聴いて慣らした後の方がよりハマれるプレイかなと。

エッチの準備にあたる催眠パートも独自性があって面白いです。
特に試験を終えたときの開放感や爽快感でリラックスさせているのが印象的でした。
作中で使われているイメージも多くの人が共感できるものを意識して用いています。

エッチは色んな方法で体をくすぐる尖ったプレイです。
手や指を動かしてもぶつからないように身の回りの物を片付けておくのがいいでしょう。
ムズムズ、ゾワゾワとした不思議な感覚が味わえます。

絶頂シーンは全部で2回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

「くすぐり」という催眠音声ではレアなプレイを積極的に取り入れている作品です。
くすぐり好きはもちろん、新しい性癖を開拓してみたい人にもおすすめします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:14:31

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

哀しみの時計少女《催眠音声》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品。

サークルさんの活動開始5周年を飾るこちらの作品は
2つの特殊な機能を持つ懐中時計を使い
お姉さんがとってもハードでもどかしい性的快感を提供します。

約30分間イけそうでイけない感覚を味わう非常に珍しいエッチが繰り広げられており
彼女は長時間に及ぶ催眠で時計のイメージを聴き手の心にしっかり刻みつけた後
その効果や暗示を使ってとことん絶頂感を盛り上げ、最後の最後まで我慢させます。

最中はギリギリの感覚に悶え苦しむかもしれませんが
最後の瞬間には今までの苦労を吹き飛ばすレベルの強烈な快感が味わえます。

今回はサークルさんが初回用に推奨されてる構成でのレビューをお送りします。
絶頂をコントロールする不思議な時計
お姉さんにもらった懐中時計を使い絶頂寸前の感覚を楽しむお話。

「さて 今日のお話は 時計です」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
音声を聴く際の環境や心構えを簡単に説明すると
作品のテーマである時計の話を始めます。

本作品は彼女がとある懐中時計に関する物語をしながら催眠をかけた後
それを実際に使って催眠音声ならではの変わったエッチを楽しみます。

催眠音声におけるドライ系のエッチは色々な系統がありますが
その多くは暗示やイメージを使って徐々に快感を高め、十分に準備が整ったところで刺激を与えてイかせます。
しかし本作品は時計の効果や暗示で比較的早い段階に絶頂寸前まで気持ちを高め
あと一押しすればイける状態をできるだけ長い時間維持してから絶頂します。


簡単に言えばドライ系の寸止めを長時間に渡って続けるわけです。
初回版は30分と40分、2回目以降版は20分・30分・40分といくつかバリエーションがありますので
皆さんのお好みによって長さを設定するとより充実したプレイが楽しめるでしょう。
私が今回聴いた30分バージョンでも心身に結構な負担がかかります。
時間一杯プレイを楽しめるように彼女も言葉を使って上手に盛り上げてくれます。

テーマとなっている時計の存在も忘れてはいけません。
時を知らせる、刻むといった本来の使い方だけでなく
リズミカルな音を使って快感を制御したり本作ならではの機能を用意したりと
聴き手が時計に快感を支配されている気分を味わえるよう様々な趣向が凝らされています。

エッチシーンのほとんどで時計の秒針が鳴り、彼女がそれに暗示を入れてくることから
多少ではありますが音モノっぽい要素も持っています。
また絶頂までの残り時間を敢えて告げることで期待感や焦燥感を煽ったりもします。
人間の日常生活に根付いている「時」の概念を活用している点も大きな魅力です。
物語形式で進めるユニークな催眠
初回用の催眠はおよそ37分間。
軽く深呼吸をして心身をリラックスさせた後、お姉さんの物語に耳を傾けます。

「むかーし  小さな田舎町に 一人の若い医者が 小さな診療所を開いていました」
物語のあらすじはとある田舎で医者をしていた人物が
時計塔のある屋敷に仕える執事の依頼を受け、そこのお嬢様の具合を診ます。
彼女は挿し絵のような愛らしい容姿とは不釣合いな大きな懐中時計を首にかけ
それを使って自分を何度も何度も慰めています。

この時計はぜんまい式になっており
巻いた後に0時を刻んだら持ち主が絶頂する効果と
0時になるまでは持ち主にずっと快感を与え続ける効果を持っています。
催眠をかけた後に聴き手はこれを使ってエッチを楽しむわけです。

「まるで魂が スーッと吸い取られるように感じてしまう 奇妙な感覚がしました」
「お話を聞いて そのシーンを想像し続けると だんだん だんだん 目が重くなって 閉じたくなってきますよね」

そして物語の中に彼女はこちらの意識を弱める暗示を紛れ込ませ
聴けば聴くほど催眠が深くなるように誘導します。
普通にお話をする感じで進むため、最中は催眠をかけられてる感じがしないかもしれません。
ですがよく聴いてみると前半はリラックス、後半は深化を重視して進めているのがわかります。
途中からバックで鳴り始める「カチ カチッ」というリズミカルで心地いい時計の音もそれを助けています。
サークルさんらしいテーマに溶け込ませた巧みな催眠と言えます。

お話を終えた先はエッチを存分に楽しむための準備として
彼女が懐中時計を実際に見せ、その効果を暗示を使って心にしっかりと刻みつけます。

「もう この世の物とは思えない気持ち良さ 普通のセックスやオナニーでは絶対に味わえない 神経を鷲掴みにして犯されるような そんな快感が 全身に走るんです」
しかし彼女はここまできても聴き手に決して無理強いをしません。
決心がつかないならいつでもやめていいよと呼びかけながら
この時計によって得られる快感や、絶頂をコントロールされる心地よさを教えます。
そしてこれらの中に聴き手が「なんとなくいいな」と思えるように催眠の技術を潜り込ませています。

物語を通じて事前に時計の効力を理解しイメージできていること
彼女が最終的な決定権をこちらに委ねてくれていることから
この提案に対し悪い気分がする人はそんなにいないはずです。
指定の時間が経ったらきちんと絶頂できる保証があるのも大きいです。
彼女はエッチに対し聴き手が前向きに取り組める姿勢も整えてくれます。

「そして 廊下が 下り坂になっている事に 気付く だんだんと下に 降りていく 降りれば降りるほど 闇は深くなる」
そうやって諸々の準備ができたところで最後の最後に物語の世界へ足を踏み入れます。
長めのカウントを刻み最後に追い込み暗示を入れるオーソドックスなものなのですが
これまで彼女の声や言葉をずっと聴き続け、受け入れられる心が出来上がってるおかげで
今まで感じていた心地よい感覚が一気に強くなるのを感じるでしょう。

テーマである時計に関する物語をしながら無意識的に興味を引き、その世界に引き込む。
オリジナリティがあり技術的にも大変優れている催眠です。
聴き手の心と体を懐中時計の機能に反応できるようにするのを目的に
最初は物語を通じてリラックスやイメージ力を十分に膨らませ
それから2つの機能を説明し、使うかどうかの判断をさせながらさらに催眠を深めます。

一般的な催眠音声と作りが大きく違うので多くの人が新鮮さを感じながら聴けると思います。
それは催眠にとって重要な集中力やイメージ力を高めるのに大いに役立ちます。
技術についても古典と現代の比重をシーンに応じて切り替える質の高いものです。
特にセリフの表現や言い回しが催眠にプラスに働くようにと工夫されています。

またこれは個人的な感想なのですが、お姉さんの話すペースが絶妙に感じました。
催眠音声でよくあるゆっくり話して長めに区切る話し方よりも
ペースや間を若干速くして声が途切れにくくしています。
それでいて慌しさを感じることもなく、声に包まれ続ける環境を違和感なく作り上げています。

まとめると、エッチの準備としてこれ以上ないクオリティを持つ洗練された催眠です。
イきたいけどイけないギリギリの快感
初回通常版のエッチシーンは42分ほど。
プレイは絶頂の我慢、声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「今から30分 イク直前の状態を 味わってくださいね」
催眠を使って主人公を物語の世界に招待したお姉さんは
その首に懐中時計をかけ、ぜんまいを巻いて30分後に絶頂させてあげると言います。

エッチは物語に倣って時刻を11時30分に設定し
時間が来るまでの間、彼女が様々な方向からこちらの心を執拗に煽ります。
プレイの序盤は絶頂ギリギリの感覚まで持っていくシーン。
バックで時計の音を鳴らしながらイメージや暗示で徐々に絶頂感を盛り上げます。

「様々ないやらしい事 ふしだらな事が 頭の中を走馬灯のように流れる」
「ほら この快感が あなたの胸 時計の置かれている みぞおちのあたりから だんだん だんだんと 広がっていくのが 分かりますか」

本作品のエッチは時計を使ってイかせるのが目的ですから
彼女が淫語を連呼したり脱いだりするシーンは一切ありません。
(バックでお嬢様が喘ぐシーンがごく一部あります)
その代わりにエッチな事を遠まわしにイメージさせる、時計の音に反応して体を火照らせるなど
聴き手の今の状況を活用した言葉を巧みに投げかけます。

実際に聴いてみたところ、まず時計の音が鳴り始めた段階で股間がちょっぴり疼きました。
先ほどの物語に登場したお嬢様の痴態を反射的にイメージしたのでしょう。
そして時計の音に関する暗示を入れられたところで若干強まり、股間の筋肉が引き締まり始めました。
少し響く音なので股間にほんの少しですが刺激を感じます。
時間が十分あるのを踏まえてゆっくり、じっくり性感を高めてくれます。

「この時計の音 カチカチという 時を刻む音が聞こえている間は あなたはイくことはできません」
気持ちを煽る一方で鎮める暗示も並行して入れてくるのが面白いですね。
絶頂感をひたすら高めていったらそのまま果ててしまいますから
適度にブレーキをかけて発散できないようにコントロールします。
上の暗示以外にも絶頂のトリガーを用意し、それを敢えてお預けにしたりもします。
難しいプレイを絶妙のバランス感覚を持って上手に進めています。

「さぁ やっと5分経過しましたよ」
もうひとつのポイントは最中彼女が節目節目で残り時間を教えてくれること。
「やっと」5分、「ようやく」あと20分といった具合に
こちらが絶頂までの時間を長く感じる表現を織り交ぜながら伝えてきます。

趣味に熱中していると時間が経つのを早く感じる経験をしたことがあると思います。
その感覚を逆に使って期待感やもどかしさを煽っています。
絶頂のタイミングが定まってるプレイだからできる効果的なアプローチと言えます。

プレイ開始からおよそ10分後に差し掛かったあたりから彼女の責めがさらに手厳しくなります。
催眠音声ではお馴染みのカウントを使って感度強化や
さらなる深化を挟んでから時計の音を一段階大きくするなど
言葉と音の両方を使って絶頂ギリギリの感覚をできる限り維持させます。

「ビリビリ ビリビリと 神経が痺れ始める。強烈な快感が蘇り始める。肉が 血液が 神経が 快感をビリビリと発し始め 全身の細胞を変化させ 甘美な快感に染め上げる」
「普段なら もう何回も 何十回もイっているはずの快感に 責められ続けているのに あなたはまだ イくことが出来ません」

このあたりまで来ると催眠にうまく入っている人なら股間が少しぷるぷるしてくるかもしれません。
でもあと一押しが足りないからどうしてもイけない。
最後の瞬間に向けて嫌というほど性感を蓄積させてくれます。
そうしようと思わなくても勝手になるから本当に不思議です。

溜めに溜めた快感をようやく開放する瞬間が訪れるのはプレイ開始から実に40分後。
これまで我慢に我慢を重ねてきたおかげか、他の催眠音声とはやや違う強烈な快感が味わえました。

「全身の硬直と 異常な発汗 そして 股間から漏れ出す 大量の液体。何十回分もの絶頂感覚が まるで決壊したダムのように あなたを押し潰します。すごい すごすぎる快楽」
快感の質はドライよりも射精の感覚に近かったです。
おちんちんの根元から先端にかけて温かいものが通り過ぎる感覚が湧き
それと同時に脳や股間に心地よい痺れが走ります。
しかしその時間が異常に長く、およそ35秒間に渡って味わえました。

射精の快感が平均6秒ですから約6倍の長さです。
今まで450作品ほど催眠音声を聴いてきましたが
ここまで長いオーガズムを鮮明に味わえたのは初めてです。
厳しい道中に見合った十分な快感が味わえて非常に満足しています。

このように、じっくり時間をかけてドライへと導く厳しくも心地よいエッチが繰り広げられています。
ドライ系の名作
テーマに沿った質の高いエッチが楽しめる作品です。

お姉さんは主人公が時計だけでイかされる快感を存分に味わえるように
催眠を通じて時計のイメージや効果を心にはっきりと焼き付け
その上で実際に使う形で長時間に及ぶドライの寸止めプレイをします。

催眠音声におけるドライは段階的に気持ちを高めてイかせるか、連続でイかせるのがほとんどで
本作品のようにセルフじゃないタイプでの寸止めを行うケースは極めて稀です。
一応あるにはあるのですが、実際に聴いてみて寸止めが成功したことはありません。
その難事をしっかりとやり遂げていることにとにかく驚きました。
不可能を可能にしている作品です。

そして聴き手を最後の絶頂へと導くために催眠の技術を活用しています。
全体的な流れ、セリフの細かな表現、お姉さんの演技に至るまでが練りに練られています。
彼女が興味を引きながらそれらを行っているので90分間ずっと集中して聴くことができます。
純粋に聴いてて面白いからエッチでがっつりイけるわけです。

サークルさんの中ではテーマが大衆的なのも魅力です。
スク水を着たり苗床になるニッチな描写が一切なく
「おちんちん」「おまんこ」といった性差を感じさせるセリフもないので男女を問わず誰でも聴けます。
また2回目以降は催眠パートが短くなりエッチをより集中的に楽しめます。
今までサークルさんの作風を見て敬遠していた人にこそ是非聴いてみてほしいです。

エッチは最後の絶頂が何より衝撃的でした。
今まで味わったドライとは明らかに違うのにすごく気持ちいいです。
それでいて事後に疲労をさほど感じなかったのも射精との違いがよく出ています。
ドMな人向けに長いバージョンもあるなど至れり尽くせりです。

絶頂シーンは最後の最後に1回。
喘ぎ声そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

今までになかったタイプのドライを味わわせてくれる作品です。
総時間に対する価格も安くコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品を催眠音声では20本目の満点とさせていただきました。

CV:分倍河原シホさん
総時間 4:42:52(音声ファイルの合計) 初回通常版…1:30:45

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

ヒプノヘルツ

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、普通のオナニーでは満足できない主人公のために
催眠療法士のお姉さんが催眠を使った珍しい快楽を提供します。

「音でイカせる」ことを目的にした個性的な催眠とエッチが特徴で
彼女は催眠開始直後からメトロノームの音を鳴らし、それに心地よい気分を感じさせたり
重低音を使って催眠に深く入る感覚を伝えるなど、音を中心に据えた丁寧なリードをします。

※私が聴いたのはコミケで販売されたパッケージ版です。
ダウンロード版では効果音の音量が調整されているらしく
本レビューの内容とは違う部分があるかもしれないことをご了承ください。

気持ちいい音を聴きながら催眠の世界へ
催眠療法士に音を使ったエッチな催眠をかけられるお話。

「こんばんは 私は本作品の催眠療法士です」
催眠療法士は明るくて穏やかな声の女性。
催眠で気持ちよくなりたくてやって来た主人公に挨拶すると
彼を横にし、どんな風に気持ちよくして欲しいか訊ねます。

本作品は一般的な18禁催眠音声で登場するエッチとは大きく異なり
いくつかの音を聴かせ、それに暗示を込めて絶頂させる非常に珍しいプレイが行われています。
サークルさんが今から5年以上前に出された「ヒプノタイマー」や
キャンドルマンさんの「レイプ・サウンド・ガール♪」「ヒプノドラッグレディ」に代表される音モノというジャンルです。

催眠音声を聴き始めたばかりの方にはピンとこないでしょうが
彼女が催眠の時間をエッチの倍近くまで長く取り
音に反応する心と体へしっかりと作り変えてくれます。
催眠自体もすごく丁寧で入りやすく、非日常的な体験を味わいやすい環境を整えています。

催眠はおよそ26分間。
まずは彼女が用意したメトロノームの音を聴きながらゆっくりし深呼吸します。

「息を吸い始めて 決まった回数の音がすれば 今度は 3回くらい息を止め 息を 吐き出し始める」
「カチ カチ」とリズミカルに鳴る心地よい音を聴いていると
何だか妙に落ち着く気分がするでしょう。
人間の脳はこういう規則的な音や刺激にとても弱く、あっさりとトランスに入ってしまいます。

彼女もメトロノームのリズムに合わせるかのように緩やかなペースで暗示を入れてくれます。
最初から音を使ってリラックスさせているところが本作品らしいですね。

お次は右肩、左肩、背中、お尻など体の各部位を個別に脱力したり
彼女の手を叩く音の位置に意識を向けて少しずつ催眠状態を深めます。

「肘から手のひらまで どんどん力が抜けていき 右腕全体の力が 完全に抜ける 抜ける すーっと抜ける」
「意識が 右へ向いたり 左へ向いたり そして 私の声に意識が向いたり リラックスしていて 心地いいことを思い出したり」

催眠開始からかれこれ7分近くメトロノームの音を聴き続けているからか
このあたりから意識がぼんやりするとか、体を動かしたくなくなる気分が強くなります。
彼女が手を叩くシーンでは音に頭を揺さぶられる感じがするかもしれません。
そうやって主役である「音」に対する興味や集中力を少しずつ高めます。

そして仕上げはメトロノームの音を消し
代わりに「ウィィン」という車のエンジン音っぽい振動音を鳴らして
彼女がそれを聴くと安心感を覚えたり、催眠がさらに深まる暗示を丁寧に入れていきます。
多少響く音なのですが音量がかなり抑えられており、聴いてて頭が痛くなることはまずないでしょう。

「ほら 音がゆっくりになるにつれて 意識もゆったりとした 心地のいい状態へと 変化していく」
「浮き輪を 腋の間 あるいはお尻を浮き輪の穴に入れ ぷかぷかと浮かんでいる 水がとても丁度いい温度で 心地がいい」

頭の中を軽く揺さぶられるこの心地よい感覚は
彼女の言うようにお風呂やプールに浸かっている時に得られる感覚に近いです。
また彼女はシーンごとに音のペースや高さを微妙に変えて
気持ちをさらに落ち着けたり頭が真っ白になる感覚を伝えます。

音に対する印象をしっかりと植え付けるリードがされていますから
音に合わせて気持ちが動く人が普通にいると思います。
それは即ちこの後に行うエッチの準備が整ったことを表します。
なかなか難しい感覚を催眠の技術を使ってとても丁寧に伝えてくれています。

音でリラックスさせ、音を使い心と体を操作するテーマに沿った催眠です。
聴き手を特定の音に反応させることを目的に
序盤からメトロノームの音を鳴らして音に対する心地よさを感じさせてから
別の音に切り替え、それに暗示を入れてさらなる深化と目標への到達を目指しています。

古くから数々の名作を作られているエロトランスさんの実力が遺憾なく発揮されていて
とてもリラックスしやすいし催眠にも入りやすくなっています。
暗示の表現や入れ方、催眠療法士役の紅月ことねさんの演技も完璧と言えるほどにレベルが高いです。
多くの人が音に心地よさを感じ、それが鳴らなくなると寂しく感じるようになるでしょう。

まとめると、テーマ性があり技術的にも優れている質の高い催眠です。
音だけでイカされる快感
エッチシーンは13分ほど。
プレイは音による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「次の音は お待ちかね 体をエッチな 気持ちよさにさせる音」
音による催眠で主人公を音に操られる人形へと作り変えた催眠療法士は
いよいよ彼の願いを叶えるためにまた別の音を鳴らし、同時に感度が高まる言葉を投げかけます。

エッチは最初に催眠の終盤でも登場した「キーン」という高い音を鳴らし
それをしっかり聴きながら心と体を入念に温め
10分ほど経過した後は先ほどの重低音も同時に鳴らして絶頂を目指します。

ちなみにエロパートは通常版と効果音+版の2種類からいずれか片方を選択します。
両者の違いは絶頂シーンに追加の効果音が鳴るくらいでプレイの流れはほぼ同じです。

「音が高くなると 快感が大きくなり 低くなると 小さくなる」
最初の効果音は聴き始めたばかりだとそこまで実感はなかったのですが
しばらく経つと股間が自然と引き締まり、ムズムズした感覚が湧き始めました。
他の作品でドライを味わった時の前段階に近い弱めの快感です。
単に音を鳴らすのではなく、それに気持ちよさを感じる暗示を彼女が丁寧に入れてくれたからでしょう。

「崩れだして 体から 快感が溢れ出しそう 股間から気持ちいいものがぶわーって ね?」
「限界を超え ダムが決壊し 崩壊していく! 股間から溜まった快感が あふれ出して もう止まらない!」

終盤の重低音が加わったシーンあたりからは彼女の声も若干嗜虐的になり
語気を強めて絶頂へと上り詰めやすい雰囲気を作り上げています。
しかし私が聴いた限りでは効果音の音量が小さく
結果的にドライオーガズムと呼ぶにはやや物足りない快感止まりでした。

ダウンロード版ではこのあたりに修正が加わっているのではないかなと。
サークルさんが後日パッケージ版購入者向けに追加データを公開してくれたら
そちらを改めて聴き、必要があれば追記する予定です。
プレイ展開や暗示の入れ方は問題ないのでたぶん音量が原因なのだと思います。

このように、音と暗示を組み合わせてイカせるプレイが繰り広げられています。
オーソドックスな音モノ作品
催眠の最初からエッチの終了まで常に何らかの音を鳴らし
それによって催眠を深めたり絶頂を促している音尽くしの作品です。

催眠療法士は普通のプレイでは満足できない体になった主人公に
フェラやSEXといったよくあるプレイをすべて排除し、音だけでイカせる大胆なエッチを行います。
催眠の段階から音に包まれる環境に慣れさせ、それへの依存心をある程度高めてから
別の音を使って心を操作する展開が実に見事です。

音は催眠音声の場合ノイズと捉えられる可能性もある要素なだけに
細心の注意を払ってそれぞれを進めているように映りました。
そのおかげで催眠については非の打ち所が無いクオリティを持っています。
音を聴いているととてもリラックスできたし、音に反応して落ちる感覚も得られました。
それぞれの音の性質を把握した上で的確な暗示を入れてくれています。

それに対してエッチは前項の終盤で書いたように物足りなく感じました。
ヒプノタイマーでは効果音の音量を大きくしてガツンとイかせるプレイをしてましたし
そういうバージョンがあってもよかったかもしれません。
音でイかせるにはパワー不足に思えます。
修正版でどう改善されるのかに期待したいです。

絶頂回数は最後の最後で1回。
淫語ごくごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

最近あまりなかった音を純粋に追求している作品です。
今回の点数は現時点のもので修正版の内容によっては上がる可能性があります。
修正した結果劣化することはさすがにないでしょうから点を下げる予定はありません。
音を使った催眠が好きな人におすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 通常版…50:57 効果音+版…50:59

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

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