同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:雁庵うずめ

   ● 【夏休み耳かき】道草屋-すずな【散髪炭酸ヘッドスパ!●夏休み花火大会●みみかき日記】
   ● 【田舎系耳かき】道草屋 稲2 炬燵みかん。【クリーム耳揉み】
   ● 【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】
   ● 【二人で耳かき】道草屋-いね たび-おひる。【176khzハイレゾ】
   ● 【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 せり ver1.5【耳舐め】
   ● 【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】
   ● 【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】
   ● 【田舎耳かき】道草屋 芹-ご連泊【ソルフェジオ音源】
   ● 【甘がみ】道草屋 芹-ほろよい-【マッサージ】


【夏休み耳かき】道草屋-すずな【散髪炭酸ヘッドスパ!●夏休み花火大会●みみかき日記】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、梅雨が終わり本格的な夏が訪れた頃に
合計三人の店員さんと色んなことをしながら一日を過ごします。

夏らしさを感じる音の数々、彼女たちとの何気ない会話、サービスのすべてがハイレベルで
音声を聴けば聴くほど道草屋の世界にいる気分が強く味わえます。
シーンによって雰囲気が大きく変わりますから賑やかさと静けさの両方を感じるでしょう。
田舎で過ごす夏の一日
道草屋の店員「すずな」「いのこ」「芹」からサービスを受けるお話。

「旦那様 今日も暑いですね」
すずなは素朴で可愛い声の女の子。
とある夏の日の昼、散歩から戻ってきた主人公に塩飴を渡すと
日陰に案内し得意の散髪で彼の頭を涼しくします。

本作品は学生たちが丁度夏休みに入る7月下旬頃に
彼女を初めとする三人の女性が昼から夜にかけて様々なおもてなしをします。
Barberすずな、夏休み花火大会、みみかき日記と合計みっつのシーンを用意し
その中でサービスはもちろん、登場人物や音のタイプも切り替える非常に凝ったものです。

道草屋シリーズは独特な世界観、魅力的なキャラ、極めてリアルな効果音&環境音など
音声作品を形作るすべての要素が飛び抜けて優れてる大変希少な作品です。
本作品もその例に漏れず、何か特定のものではなく全体を通じて聴き手を癒そうとします。

いちいち書いてたらきりがないくらいに良い部分が多いです。
なので本レビューではその中からふたつをピックアップする形で紹介します。

ひとつ目は音声作品の要とも言える音です。
物語の開始時はまだ昼間なので複数種類のセミの声がけたたましく鳴り
すずなたちが主人公に何らかのお世話をするとそれに応じたリアルな音がタイミングよく流れます。
音質が良いのはもちろん、状況に合わせて位置や距離まで切り替わる細かな演出がされてます。

時間が150分近くもあるおかげでサービスの種類が非常に多く
その結果バリエーション豊富な音が耳に心地いい刺激を与えてくれます。
会話量は多めですが、サービス中は無言の時間が長めに取られてるのでASMRの色も強いです。

いのこ「足元しっつれい はぁー 冷たい」
すずな「やりたい放題です」
ふたつ目は彼女たちのセリフです。
最後のみみかき日記以外は二人以上の店員が登場するおかげで
サービス中に彼女たちが楽しそうに会話するシーンがいくつもあります。

道草屋はこのところ複数の店員を登場させるスタイルに力を入れており
彼女たちの個性を活かした掛け合いやチームワークの取れたお世話で和ませてくれます。
また一部のシーンではグループをふたつに分けて別々の会話を楽しんだりします。

主人公をまったく介さずに会話するのは音声作品だと極めて稀です。
といっても完全な置いてけぼりにするのではなく、常に誰か一人は相手してくれますから
彼女たちの輪に入ってる感覚で聴くことができるでしょう。
涼しい音で頭と心をリフレッシュ
ここからは各シーンの概要や特徴を順に紹介します。

一番最初のBarberすずなでするのは散髪とヘッドスパ。
序盤はすずなが一人で、中盤以降はいのこが加わりあれこれお世話します。
ただ座ってるだけだと暑いからと水の入った桶に足を入れ
襟巻きをかけた後に霧吹きで髪を濡らし、それから散髪用のハサミ→梳きバサミの順に使います。

前項でも書いたように本作品は音がとにかく優れてるので
「髪をこうやって切りますよ」などの説明的なセリフはほとんど言いません。
音の質感、位置、距離、鳴らし方だけで行為の一部始終を伝える音重視の作りです。
中でもハサミはリズムや鳴らす回数が不規則で現実世界の散髪にとても近いです。

「髪 短いのいいですね 長いのすっごく暑いんですよ」
最中の会話は髪の話や今夜始まる花火大会の話など当たり障りのないものばかり。
彼女が鼻歌を軽く歌うシーンがあるものの、刃物を扱ってるので基本的にはあまりしゃべらずに進めます。
セミの鳴き声がかなり元気ですから無言でも多少賑やかな印象を抱くでしょうね。

状況が一変するのはすずなが梳きバサミを使い始めたあたりから。
芹に言われてラムネを持ってきたいのこがそのまま居座り話題を振ったりお手伝いします。

いのこ「今まで黙っておりましたが 実はシャンプー大得意なんでございますよ」
すずな「うりちゃん 暇で適当に言ってない?」
「ずななん」「うりちゃん」とあだ名で呼び合いながら何気ない会話をする様子が微笑ましく
すずなの代わりにいのこがシャンプーを担当するなど、複数人いる状況を活用したサービスも登場します。
「ぷす ぷしゅっ」という泡交じりのシャンプー音も散髪とは違うタイプの刺激を与えてくれて心地いいです。
環境音も鳥の声や水の流れる割合が増えて微妙に変化します。

音で最も特徴的なのは終盤に登場する炭酸ヘッドスパ。
いのこが炭酸を彼の頭にかけ、すずなが頭を揉みほぐすコンビネーションの取れたサービスです。
しゅわしゅわした音が混じった水量弱めのシャワー音とマッサージ音が同時に鳴るひと時はとても爽やか。
様々な音を組み合わせて夏の暑さを吹き飛ばしてくれます。

散髪やヘッドスパだけで1時間近くも使う作品自体がまだまだ少ないですし
そのすべてをここまでハイレベルに表現してるのは見事と言う他ありません。
音、キャラ、季節感がガッチリ噛み合って道草屋の世界を作り上げてます。
賑やかな夜と静かな夜
第二部にあたる夏休み花火大会は夜のお話。
昼間の散髪中に約束した通り彼女たちと縁側で花火見物を楽しみます。

芹「私たちには 大人向けの炭酸を お隣 よろしいです?」
そしてここでは道草屋の店主にあたる芹も参加し合計四人で楽しみます。
すずなといのこが子供グループ、主人公と芹が大人グループに分かれ
用意された食べ物や飲み物を口にしたり、夏に関する色んなことを話す最も賑やかなシーンです。

もちろんバックを彩る花火の音も忘れてはいけません。
実際の花火大会をそのまま録音したとしか思えないほど音がリアルで
さらに序盤は散発的だったのが中盤に入ると激しさを増し、少し休憩を挟んでから一気に鳴るなど流れもあります。
前のシーンと同じくすべてに一切の妥協を許さない魂のこもったサービスが楽しめます。

芹「てっぺんがこう…つるつるの 白髪の ポニテのおじいちゃん?」
いのこ「そう!」
すずな「チョコ味です 旦那様のと私の ソース違うんですね」
最も特徴的なのは彼女たちの掛け合い。
芹が話し始めた花火のことを皮切りにいのこと盛り上がり
それを見たすずなが彼を一人にしないようにと別の話題を振ってあげます。
三人全員が彼を向くのではなく思い思いに話すことで花火見物らしい雑多さを出してます。

他にもビールを飲む音やきゅうりを食べる音が至近距離で鳴ったり
芹が来る直前にとある動物が威嚇する声を上げるなど、このシーンは本当に色んな要素が詰まってます。
店員たちも自然に振舞ってくれますし、道草屋の世界観が忠実に音声化されてるように映りました。

そうやって色んなことを満喫した後、みみかき日記でようやく耳かきを始めます。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と洗浄液つきの綿棒でお世話するシンプルなもので
右耳は掃除後に、左耳は掃除前にいずれも3分程度の甘噛みが入ります。

耳かき棒は「じじー ずっ」という細く乾いた音、綿棒は「ずりずり」という粗く柔らかい音が使われており
前者は奥から手前へ掻き出すようにゆっくりと、後者は耳の壁をなぞるように小さく動きます。
花火の余韻を楽しむ彼を妨げないようにどの音も意識して優しいものに揃えてます。

「こうして 話せることがあると なんだか 夏休みっぽくていいですね」
そして耳かきをするすずなも今日一日を振り返りながら進めます。
これまで体験したことをそのままなぞるだけなので聴き手もイメージがしやすく
一対一に戻ることやバックで流れる虫の声も相まってとても静かな雰囲気が漂ってます。
会話するのは右耳までで、左耳からは子守唄を唄う安眠仕様です。

このように、季節感を大事にした臨場感抜群のサービスが繰り広げられてます。
ひとつの完成形
これまで4年近く続いてきた道草屋シリーズの終着点とも言える作品です。

本格的な夏が訪れた暑い日に、三人の店員さんが思い思いのやり方で主人公に癒しと涼を与えます。
夏らしさを感じる効果音や環境音、細かな位置や動きにまでこだわり抜いたサービス
良い意味で店員らしくない彼女たちのキャラと会話。
聴き手が道草屋にいる気分を出すために色んな方向から働きかけてきます。

道草屋の最も素晴らしいところは、現時点でこれだけ素晴らしい作品を作ってるのに
まだまだ成長しようとする姿勢をサークルさんが見せ続けてることだと思います。
場所やキャラなど基本的な部分はそれほど大きく変わらないものの
どの作品にも必ずと言っていいほど新しい要素を盛り込んでます。

しかもそのことごとくを極めて高い水準で形にできてるのが恐ろしいです。
効果音や環境音は前々から凄かったのですが、本作ではセリフの表現や扱いも抜きん出てます。
主人公を対象にしない会話をここまで有効に使ってる作品を私は他に知りません。
新作を聴くたびに新しい驚きを与えてくれるからこそここまで絶大な人気を誇ってるのでしょう。

サービスについても他の追随を許さない領域に達してます。
すべての行動を音だけで表現できるから会話に余計な部分がなくすべてが自然です。
音についても花火などオリジナリティに溢れるものばかりで聴いててまったく飽きません。
これだけ多種多様な音を取り入れてるのに違和感がないのも道草屋ならではです。

ただただ素晴らしいとしか言いようのない作品です。
色んな部分に感動したし唸らされました。
146分で800円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえてサークルさんでは11本目の満点とさせていただきました。

CV:すずな…藤堂れんげさん いのこ…箱河ノアさん 芹…雁庵うずめさん
総時間 2:25:49(Barberすずな…1:01:42 夏休み花火大会…43:21 みみかき日記…40:46)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

【田舎系耳かき】道草屋 稲2 炬燵みかん。【クリーム耳揉み】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、のんびりした口調とマイペースな性格を持つ店員が
夜と昼の2回に分けて色んな話をしながらお客の耳や肌をケアします。

多彩な効果音と彼女たちのキャラが生み出すほのぼのした雰囲気が魅力で
サービス中にみかんを食べようとしたり、欠伸をするなど良い意味で店員らしくない態度が心を和ませます。
セリフをほとんど言わないパートが一部ありますから安眠にも役立つでしょう。
寒いときはこたつが一番
道草屋の店員「稲」と「たびらこ」からサービスを受けるお話。

「稲ですー お耳のお掃除に参りましたー」
稲はのんびりと話すぼんやりした声の女の子。
店の一室で寛いでるお客に新年の挨拶をすると、彼のこたつに一緒に入ってまずは体を温めます。

本作品はちょっぴり間の抜けた声と性格を持つ彼女が
最初は夜に一対一で耳かきを、次は昼間にたびらこと二人で肌の保湿をします。
時間はどちらも50分程度ですが時間帯・場所・登場人物・サービスの内容など
物語を構成する色んな要素に大きな違いがありどちらも新鮮な気分で聴けます。

道草屋シリーズといえば個性的な店員たちとリアルな効果音が生み出す独特な世界観が魅力です。
今作でも主役となる稲の魅力を引き立てつつ、実際にお世話されてる雰囲気を出してそれぞれを行います。
サービス自体は割とシンプルなのですが演出面が優れてるので抜群に癒されます。

「ふぅ 廊下冷たいですよねぇ はぁほぐれる」
稲は良い意味で店員らしくない部分を色々持ってるほんわかした女の子。
暖房がついてないのか、部屋に来て早々にこたつへ潜り込み
そのまま軽い世間話をするついでにみかんの皮を剥き始めます。
そして食べようとしたところ仕事中なのを思い出し、代わりにお客に食べさせます。

言葉遣いは丁寧なんだけど声がかなりぼんやりしていて和みますし
サービスについても彼女らしさが出るようのんびり進めます。
そして後半のお話では別の店員を登場させることで彼女の素顔を描いています。
眠気を誘発しやすい内容ですから癒しはもちろん、安眠のお供にも役立つでしょう。

もうひとつの柱にあたる効果音は稲とお客を取り巻く環境に焦点を当ててます。
例えば前半の「こたつみかん。」では部屋にかかったボンボン時計がリズミカルな音を鳴らし
シーンによって速度を多少変化させてのんびりした気分にさせます。
また空気の乾燥してる時期ということで火の用心の拍子木が時折聞こえてきます。

ボンボン時計以外はあまり多く鳴らないので音フェチと呼ぶほどではないものの
田舎を感じるものを数多く用意し、道草屋で過ごす様子をリアルに表現しています。
緩やかに流れる時を感じながら
ここからは各お話の詳細を説明します。

前半の「こたつみかん。」は8パート56分間。
部屋にやって来た稲がみかんを食べさせてから耳を綺麗にします。

みかんを食べさせるシーンは咀嚼音が何度か鳴るのですが
その際にお客と稲で音質や伝わってくる振動に大きな違いがあります。
前者は実際に食べてる感じがするように至近距離でやや強く、後者は少し離れたところで弱くといった具合です。
みかんの皮を剥く音までしっかり入ってたりと音に対するこだわりが随所に見られます。

「白いの全部取る派でした? 私はもう白いの取るのが面倒派ですねぇ」
「美味しかったですか? それはそれは… 美味しかったですか?」

最中に稲とする会話も至って家庭的。
お客よりは友達に接するようなスタンスで正月の過ごし方やみかんのことをのんびり話します。
最近の道草屋シリーズは専門店でありながら専門店らしいことをほとんど話しません。
何気ない雑談ばかりするので彼女との距離をとても近くに感じます。

メインのサービスとなる耳かきは膝枕ではなく添い寝の状態で
左→右の順に耳かき棒と薬品で濡らした綿棒でお掃除し
さらに左耳は甘噛み、右耳は指による耳揉みと若干内容を変えて行います。

耳かき棒は「しゅり ぽりぽり」と乾いた軽い音、綿棒は「ぷすっ ぱちぱち」と独特な柔らかい音が使われており
前者は耳の壁をなぞるように、後者は軸を持ってゆっくり回転させるように動きます。
どちらもペースは緩いものの手際は良くてプロらしさを感じます。
そして耳かきの開始に合わせて時計のペースが緩くなったり、他の店員が部屋の外を歌いながら通り過ぎるなど
2人の周りにあるものが変化する様子も音で伝えてくれます。

「旦那さん どこかで嗅いだ匂いだとずっと 思ってたんですけど 小学校の時に 転校してった友達の匂いに似てるんですねぇ」
耳かき中にするお話は彼女が子供の頃に仲良くしていた女の子のこと。
お客の体からその子の匂いがするらしく、時折鼻を鳴らして確認します。
こういうことを平気でやってくるのも彼女の魅力ではないかなと。
専門店の店員にありがちな他人行儀なところがまったくなく、自宅にいるような安心感があります。
寒い季節はしっかり保湿を
後半の「保湿しましょう!」は8パート48分間。
稲に耳かきしてもらった翌日、昼間に店の庭で2人が話してると
そこへやって来たたびらこが乾燥対策に保湿のサービスを持ちかけます。

たびらこ「もう 外仕事はちゃんとしないと (肌)痛くなるよ?」
稲「まだ荒れてないし」
たびらこ「荒れる前に塗るものですっ」
2人は小さい頃からの友達なのでお客の前でも非常に砕けたやり取りをします。
母親が子供に諭すような会話をよくするのが良いですね。
のんびり屋な稲としっかり者のたびらこの違いを出しながら物語を進めます。

サービスのほうは最初にたびらこが稲の手に保湿のケアを施し
それから稲が左、たびらこが右に陣取って今度はお客の手・首・耳を順に行います。
最初に化粧水を塗り、それからクリームや乳液を塗り広げて仕上げに手で温めるといったもので
「ぺしぺし しゅるっ」という控えめな音と「ぐるーぐるー」などのセリフでその様子を表現しています。

肌を擦る音が中心なので音の個性はやや弱いものの
部位ごとに位置がちゃんと切り替わるし、左右から別々の摩擦音が鳴って2人にされてる雰囲気は出ています。

それ以上に特徴的なのが環境音。
稲が作った焚き火が次第に勢いを増し、やがて収まっていく様子や
鳥・牛・郵便屋など道草屋の近くを通り過ぎる人や動物に関する音が色々と登場します。

2人と交わす和やかな会話、2人にお世話されてることを感じさせる効果音、そして周りの環境音。
シリーズの持ち味とも言えるキャラと音を組み合わせた何気ない日常がここにあります。
ほっこりする作品
聴けば聴くほど心が緩んでくる穏やかな作品です。

会話からお世話まで色んな部分がのんびりしてる店員さんが
店員よりも友達に近い姿勢で耳や肌のお世話を丁寧にします。

サービスの説明や健康知識の披露といった専門店らしい会話をほとんどせず
みかんが美味しいとか、正月はのんびり過ごしたいですよねといった何気ない話を本当によくします。
彼女の声や口調も相まって肩の力が自然と抜けていきます。

稲「先生 コツとかは?」
たびらこ「手のひらで温めながら 優しく押すように広げましょう」
サービスの手際はとてもいいので明らかにプロなんだけど
それをあまり感じさせない緩さを持ってる女の子です。
突発的にすることになった肌のケアをたびらこに教わりながらする様子も和みます。
お店だからといって肩肘張ろうとせず、常に自然体で接するところが彼女の良さではないでしょうか。

そして彼女がお客にお世話する様子や2人を取り巻く環境のすべてを音で表現しています。
今回はサービスよりも会話や環境音に力を入れてるので、サービス自体はやや物足りなく感じるのですが
道草屋にいる、あるいは稲やたびらこにお世話してもらってる気分がとても味わいやすいです。
どちらかというと雰囲気で癒すタイプの作品かなと。

冬の一日をゆっくり、のんびり過ごす作品です。

CV:真宮ひいろさん、愛枝今日子さん、御崎ひよりさん、雁庵うずめさん、箱河ノアさん
(後ろの3名は背景音でのみ登場)
総時間 1:44:27(こたつみかん…56:43 保湿しましょう…47:44)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、道草屋の店主を務める上品で可愛いお姉さんが
昼と夜の2部に分けてお客を様々なサービスでもてなします。

シリーズ最大の長所である個性的なキャラとリアルな効果音・環境音に加えて
今回は夏らしさを感じるノスタルジックな雰囲気漂う演出が数多く盛り込まれており
聴いてる間は別の場所にいる感覚や童心に返った気分が味わえます。
夏を彩る2つの物語
道草屋の店員「芹」から様々なおもてなしを受けるお話。

「よろしいですか? 失礼致しますね」
芹は明るくておっとりした声のお姉さん。
とある夏の日、小川の近くで寛いでいたお客に声をかけると
持ってきたラムネを一緒に飲もうと言います。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
前半にあたるお昼の部は彼女と2人きりでラムネを飲んだり耳かきしてもらう様子
後半の夜の部は怪談を聞いたり他の店員を交えてお酒を飲む様子が描かれています。

時間帯だけでなくサービスの内容もガラリと変わるおかげで
それぞれに別タイプの癒しを感じることができるでしょう。
時間がどちらも1時間程度で区切られてますし、2回に分けて聴いた方が楽しめると思います。
片方だけでも十分過ぎるほどの癒しのパワーを持っています。

道草屋は現在までに20もの作品が出ており、そのすべてが1500DL以上を誇る超人気シリーズです。
その原動力となってるのが様々な音が織り成すリアルな世界観と個性的なキャラです。
今作もその例に漏れず、音声開始時から小川のせせらぎ・鳥やセミの鳴き声といった環境音や
すべてのサービスにおいて実録したとしか思えないハイクオリティな音がタイミングよく鳴り響きます。


音声作品ではよくあるパートごとの切れ目を完全にぼかした演出も相まって
最中は実際に道草屋にいるかのような現実逃避感が味わえます。
そして音がリアルだからこそ芹がサービスに関する細かな説明をする必要が無くなり
結果的に他愛もない会話をのんびりとする余裕が生まれています。


「夏は 炭酸ですねー アサヒといいラムネといい」
芹が元々雑談(特にお酒の話)好きなのもあるのですが
彼女は「~をしますね」といった開始の意思表示以外にサービスそのもののお話をほとんどしません。
夏の気候や自然に関する話題とか、子供の頃の思い出話などを楽しそうに語ります。
でも音のおかげで彼女が何をしてるかが手に取るようにわかります。

この良い意味で専門店らしくない「緩さ」が大きな癒しを与えてくれます。
他の専門店系作品では見られないサービスを盛り込み個性を出してもいます。
癒し系作品を構成するすべての要素が高いレベルを持っている素晴らしい作品です。
暑い日には冷たいものが一番
ここからは各シーンの詳細を説明していきます。

前半のお昼の部は小川のほとりが舞台。
ラムネを2本持ってやって来た芹が栓を開けて一緒に飲みながら談笑し
喉を潤したところで肩のマッサージや耳のお手入れをします。
もちろん最中は涼やかな水の流れる音が適度な音量で鳴り続けます。

お昼の部で最も特徴的なパートは一番最初のラムネを飲むところ。
「シュポッ ジュブブブブブ」と炭酸の泡がビンから溢れる音が鳴り
その直後に両耳至近距離で「シュワシュワ ブクブク」と炭酸の弾ける音が鳴ります。

これは実際に音を聴いていただくのが一番わかりやすいです。
体験版にある「おひるさんぷる」というファイルの1分30秒あたりにラムネを飲むシーンがあります。
自分が実際にラムネを飲んだ時に感じる音をそのまま表現しているのが素晴らしいです。
独自の方法で録音されたらしく、グラスに注がれた音を聴くのとは音の感じが随分違います。
また芹がラムネを飲む様子も音で表現されており、両者の音の違いがよく出ています。

「最近のラムネって お口のところ プラスチックなんですよねー いつの間にやら」
最中に芹がする話もラムネに関するものばかり。
子供の時に駄菓子屋やプールで飲んだ人もいるでしょうから
その頃を思い出して懐かしい気分がするかもしれませんね。
彼女が体を揺らすたびに中のガラス球が揺れる音が鳴るのも実に良いです。

メインのサービスは耳のお手入れ(約37分)。
両耳を濡れタオルで拭いてから10分近くあまがみし、膝枕の体勢で右耳→左耳の順にお掃除します。
使用する器具は耳かき棒と消毒液つきの綿棒です。
すべてが終わった後に少しだけ息を吹きかけてもくれます。

耳かき棒は「ぞり じじっ」と細く乾いた音、綿棒は「ぽりぽり しゅっ」という柔らかい音が使われており
前者は耳の壁を奥から手前になぞるように、後者は軸をもって回転させるようにいずれもゆっくり動きます。
力加減がかなり弱いので得られる刺激はいまいちなのですが
音の質感や動きといった各要素は高いクオリティを持っています。

「いただきもののお酒だと 何でもほいほい出してくれるんですけどねー」
「きーつーねーの おーやーこーが まーたーあーしーたー」

そして最中は芹が耳かきと全然関係ない話をのんびりした調子で語ってくれます
道草屋の店主らしい上品な佇まいの中に垣間見える子供っぽい部分がとても魅力的です。
お酒好きな人の方が共感できるかなと。
左耳を掃除する時に口ずさむ子守唄もテーマの「ノスタルジック」に合っています。

また話が前後しますが耳かき前に登場するあまがみも大きなポイントです。
本作品では昼、夜合わせてあまがみの時間が20分近くあります。
最初は普通に、しばらくするとさらに近づいて穴のあたりを舐める二段構えの責めも魅力です。
ただしR-15に収まるようにちゅぱ音はかなり抑えてあります。
ホラーを織り交ぜた大人の時間
続く夜の部は場所を母屋近くの縁側へと移し
芹がオリジナルの怪談を披露したり、途中から登場するはこべらと3人でお酒を飲みます。
芹自身が「余興」と言ってるように店員と客よりも友達同士に近い雰囲気のサービスです。

怪談は「おじぎさん」「開けて」「目隠し鬼」の3話。
いずれも11分くらいの長さで登場人物や内容が違います。

内容をばらすとつまらないでしょうからすべて伏せるとして
私が聴いた限りでは背筋がちょっぴり凍るくらいの恐さを感じました。
ホラーが余程苦手な人でもなければ普通に聴けると思います。

そして怪談の最中は彼女のセリフに合わせて専用の効果音が鳴ります。
臨場感を出すためのちょっとした演出ですね。
突然「ガーン!」とピアノが鳴ってびっくりさせるなんてことはありません。
今までとは違う形で「涼」を与えることを目指したサービスです。

はこべら「虫の声でも聞きながら 一杯いかがですか?」
芹「それでは お客様が 今夜もよく眠れますようにってことで」
その後に始まる飲み会はみんなでお酒を飲みお話をする名前通りの内容。
2人とも大人の女性ということで悪ノリすることもなくしっとりとした雰囲気が漂ってます。
お話は彼女たち以外に店員がいなかった昔の道草屋に関するものがメイン。
ダブルあまがみをしてくれるちょっぴりエッチなシーンもあります。

爽やかだったお昼の部に比べて夜の部は全体的に落ち着きがあります。
バックの環境音も一気に静かになり、別の店員が母屋で料理している音も聞こえてきます。
夏の日を田舎でのんびり過ごす様子を音声だけで様々な方向から楽しませてくれます。
季節感のある癒し系作品
抜群の癒し効果を持つ大変優れた作品です。

芹と2人きりで子供っぽい要素を交えた時を過ごすお昼の部、怪談やお酒といった大人の情緒漂う夜の部。
同じキャラが2つのシーンでまるで違うおもてなしをしてくれます。
音声開始から終了まで流れ続けるリアルかつ多彩な環境音や
最中に鳴る極めてリアルな効果音もそれを大いに助けています。

中でもお昼の部の環境音はセミや風鈴といった定番のものに小川のせせらぎを加え
夏らしさを感じさせつつ涼やかな雰囲気も醸し出しています。
夏といえば暑いと思う人が多いからこそ意識してこういう演出をされたのでしょう。
ラムネを飲む音やビー玉の音もスッキリした気分を与えてくれます。

それに対して夜の部は環境音を虫の音だけに留め
その代わり芹やはこべら、他の店員といった人の温もりを癒しに活用しています。
同じ環境音で勝負したら聴き手に飽きられると思ったのではないでしょうか。
怪談を3つ用意してるのも音以外の部分で涼しくしたかったからだと思います。
はこべらを登場させて芹が持つ子供っぽい部分を引き立ててもいます。

サービスそのものについても音のリアリティをとことん追求し
さらに体を動かした時に鳴る細かな音もちゃんと入れて道草屋の世界を構築しています。
このところ耳かきを初めとする癒し系作品が俄かに活発化してますが
その中でもほぼトップと言えるレベルの抜きん出たクオリティを持っています。

とにかくバランスがいいんですよね。
キャラが魅力的とか、耳かき音が優れてるとか、雰囲気作りがしっかりしてるとか
個々に優れた部分を持ってる作品はそれなりにあります。
でもそのすべてがとなると本当に少ないんです。
それを成し遂げてるからこれだけ多くの人に支持されてるのだと思います。

今の季節にぴったりな爽快感のある作品です。
130分以上で800円とコスパも抜群。
以上のことから本作品をサークルさんでは8本目の満点とさせていただきました。

CV:芹…雁庵うずめさん はこべら…琴香さん たびらこ…愛枝今日子さん(夜の部にほんの少しだけ登場)
総時間 2:13:23

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

【二人で耳かき】道草屋-いね たび-おひる。【176khzハイレゾ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、冬のとある晴れた日の午後を舞台に
ほぼ正反対の性格を持つ2人の女の子が癒しのサービスを提供します。

シリーズでは初の2人が同時にお世話してくれる展開
お客のいる場所や彼女たちとの距離に合わせて小まめに変化する声や音など
道草屋に実際にいる気分を味わわせてくれる要素がたっぷり詰まっています。
2人の女の子に囲まれながら過ごす癒しのひと時
道草屋の店員「いね」と「たびらこ」から3種類のサービスを受けるお話。

「あ… いらっしゃいませ お待ちしておりました」
いねは穏やかでのほほんとした声の女の子。
「すみません お部屋のご準備に少々手間取っておりました」
たびらこは明るくて清らかな声のお姉さん。
遠路はるばる道草屋へやってきたお客に2人揃って挨拶すると
荷物を持ってサービスを行う部屋へと案内します。

本作品は部屋に移ったあと冷えた体を足湯で温め
それから彼女たちにマッサージと耳かきをしてもらいます。
道草屋シリーズは今まで6人の店員さんが基本的にはお客と一対一でお世話をしていたのですが
今回は足湯を初めて行うため、特別に2人が一緒になって全部のサービスを行います。

終盤に登場する耳かきシーンでは左右から別々の効果音が同時に鳴る面白い演出も登場し
両手に花の気分に浸りながら耳に心地よい感触を楽しむことができます。
声や音に終始包まれ続ける癒しに満ちた空間が形成されています。

いね「旦那様 薄着ですねぇ」
たびらこ「そうですね 山間は平地より冷え込みますよ」
最中に交わされる彼女たちの会話も大きなポイント。
いねはのんびりマイペース、たびらこは世話好きなしっかり者と性格が大きく異なり
それぞれの持ち味を活かしたセリフや仕草で別方向から癒しを与えてくれます。

2人は小学校からの長い付き合いですから息もピッタリ。
彼女たちの何気ない言葉の数々から仲の良さが自然と伝わってきます。
専門店よりは友達の家にいるような和気藹々とした雰囲気が漂っています。

道草屋シリーズのもう一つの特徴である効果音も忘れてはいけません。
今回は過去作で培ってきた音質の高さに加えて位置や距離にこだわった演出が数多く盛り込まれています。
具体的にはお客のいる場所に合わせて周りの音が小まめに変化します。

それこそ秒単位で切り替わるくらい精密に作られているのが素晴らしいですね。
聴き手ができるだけお客になりきれるような配慮が随所にされています。
キャラと音を最大限に活用した質の高いサービス
部屋に移動してから最初に行うサービスは足湯。
縁側に予め用意しておいた専用の桶に足を浸し
いねが前から足を揉む係、たびらこが後ろから肩や手のひらを揉む係を担当します。

いね「(足指の間に)ビー玉とか 挟んだりしますよねー 浮かんでるゆずとか」
たびらこ「…挟めるの?」
ちゃぷちゃぷと水が揺れる足のマッサージ音だけでなく
拳でとんとんと叩く、手のひらでゆっくり擦る、指先で押す肩のマッサージ音もしっかり入っており
最中はそれらを行いながら2人が足湯に関する何気ない会話をします。

道草屋シリーズは元々専門店によくある堅苦しさが薄い作風だったのですが
今回はそれに輪をかけてほのぼのとした空気を感じます。
他にも一部のシーンで他の店員(芹とすずしろ)の話し声が遠くから聞こえたりと
道草屋で実際にのんびり過ごす様子をそのまま音声にしたような自然さがあります。

前項で説明した効果音に関する演出もこの「自然さ」を大いに助けています。
例えば部屋に入ったと同時に時計の振り子の音が鳴り始め
縁側に移動するシーンでは中央やや奥だったのが一気に左手至近距離に移動し、すぐさま遠ざかります。
ひとつひとつのシーンに対して最適な音を用意するきめ細かな作りが非常に印象的でした。

足湯を終えて少し休憩を挟んだ次に登場するのは背中や足のマッサージ。
うつ伏せになったお客にいねが足から、たびらこが首筋から手を使って丁寧に揉んでいきます。

いね「お店の人 みんなで揉んだら 楽しいかもですねぇ」
ここも2人いる長所を活かして別々の効果音を同時に鳴らし
さらには最終的にはいねが頭、たびらこが脹脛とお互いの位置が入れ替わるように進めます。
当然のように彼女たちの声の位置や具合も切り替わりますから
近づいたり遠ざかっていく感覚がとても味わいやすくなっています。
シンプルなサービスにちょっぴり変わった要素を取り入れて個性を生み出しています。

十分に体が温まったところで最後に登場する耳かきはおよそ30分30秒間。
横になったお客に2人が左右で添い寝し、耳をタオルで拭いてから耳かき棒と綿棒でお掃除
軽く息を拭きかけた後に甘噛みで優しくマッサージをします。

耳かき棒は「そりそり ずずっ」と乾いた軽い音
綿棒は「ぷすぷす しょり」とふんわりした柔らかい音が使われており
前者はゆっくり掻き出したり耳の壁を小刻みに優しく引っかく
後者は前後にゆっくり出し入れしたり回転させたりする動きをします。
寝ながら聴いても耳に響くこともないですし、かなりリアルな音と言えます。

何よりこれらを左右同時に行っているところが非常に面白いです。
実際にやったら危ないと思う人もいるかもしれませんが
「音を聞かせる」という意味では有効な手段ではないでしょうか。
左右から別々の刺激を感じるのはやはり心地いいものです。

たびらこ「ちゃんと 栄養を考えたお食事 してますか?」
いね「好きなのだけじゃ ダメなんですよー」
たびらこ「そうそう …いねさんもですよ?」
そして耳かきをしながら交わされる2人の何気ない会話も心を潤します。
道草屋シリーズは耳かき中の会話量が多い傾向を持っており
彼女たちの良さを引き出しながら上手に癒しを与えてくれます。

まったく違った特性を持つ2人の店員が登場し、それぞれのやり方でお客をもてなす。
その一部始終を様々な効果音を交えながらとてもリアルにお届けしています。
ほっこりしてくる作品
道草屋にいる気分が味わいやすい癒しに満ちた作品です。

いねとたびらこの性格を踏まえながらシーンごとに役割を切り替え
サービスや様々な会話によってリラックスさせてくれます。
従来の作品に比べて店員さんのセリフの途切れる時間が少なく
シーンごとに小まめに変化する音声の位置も相まって
聴いている間は別の場所にいるような感覚が自然に湧いてきます。

たびらこ「安心しちゃいますよね 隣に誰かいると」
この作品で特筆すべき点はやはり彼女たちのキャラにあると私は思います。
客と店員が一対一で接する場合、立場の違いからどうしても多少の距離が生まれます。
しかし本作品ではいねをお客と店員の中間あたりの位置に据えて
両者の橋渡しといいますか、関係をよりスムーズにしています。

彼女たちが個々にサービスをしてくれていたときよりも堅苦しさがなく
より安心して聴けるように感じられました。
サービス自体は従来とそこまで大きな違いはありませんが、雰囲気はパワーアップしているなと。
聴いていると自然に眠たくなる人がそれなりにいるでしょうね。

サービスについては足湯が珍しいものの
お湯が揺れる音が鳴るくらいなので音のインパクトは弱めです。
以前の作品にあった囲炉裏や鉄瓶の音が再登場しても良かったかもしれません。
耳かきは意識的にゆっくり動かして音の違いを楽しみやすくしています。

人の温もりが感じられる今の季節にぴったりな作品です。
総時間76分に対し価格が800円とコスパも良好。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは6本目の満点とさせていただきました。

CV:いね…真宮ひいろさん たびらこ…愛枝今日子さん 芹…雁庵うずめさん すずしろ…餅よもぎさん
(後の2人はバックでたまに声が聞こえるちょい役です)
総時間 1:16:39

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
コスパがいいので+1してあります。

【耳かき】耳かき安眠店 道草屋  せり ver1.5【耳舐め】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

癒し系音声としてもはや定番になっている「道草屋」シリーズ。
その2作目に当たる本作品は、いい意味で店員らしくないのほほんとしたお姉さんが
添い寝をしながら耳かきや耳舐めのサービスを行います。

最近の道草屋作品のように環境音を鳴らす演出はされていないものの
リアルで多彩な効果音と彼女のキャラの両方が強烈な個性を放っており
前者は実際にお店にいるかのような落ち着いた雰囲気を
後者は大人の女性に寄り添う安心感を感じさせてくれます。



大人びてるけどちょっぴり抜けてる店員さん
道草屋の店員「芹」から耳かきや耳舐めのサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ えーっと 耳かき安眠コースで ご予約のお客様ですね?」
芹は明るくのほほんとした声のお姉さん。
お店にやってきたお客をにこにこ顔で出迎えると
手を取りながらお部屋へと案内します。

道草屋は2013年末頃に第一作が発売され
現在までに15もの作品がリリースされている大人気シリーズです。
数百もの耳かき音声が発売され続けている中、本シリーズが絶大な人気を得ているのは

1、効果音のクオリティが極めて高い
2、店員たちがそれぞれに違ったタイプの個性を持っている


以上の2点が理由と私は考えています。
本作品に限らず、本シリーズを初めて聴いた人の多くがきっと驚くでしょう。

1番目の効果音は2人が挨拶を交わし、部屋へと移動する際に鳴る足音や
入る際の障子を開け閉めする音、サービスの前に上着を脱がしてもらう音など
ありとあらゆるシーンで非常にリアルな音が鳴ります。

サービスのメインが耳かきですから耳かき音に目がいきがちなのですが
それ以外の部分もしっかりと考えながら鳴らすことで
音声作品によくある説明的なセリフを極力排し
その結果実際のお店に近い自然な雰囲気が形成されています。
音そのものだけでなく演出面でもずば抜けて優れたものを持っています。

「人生楽しいーって顔をしとけば いつもの冷凍焼き鳥だって フォアグラ味ですよ …私 フォアグラ食べたことないんですけどね うふふっ」
2番目のキャラについては冒頭で不安そうな顔をするお客に
ちょっぴり間の抜けた事を言ってリラックスさせるシーンなどがあります。

彼女は店主でありお店の中では最年長者にあたる大人の女性なのですが
きめ細かいサービスとは裏腹に声質や会話の内容はどこか子供っぽさが残っており
そのギャップがなんとなく心を和ませます。
母性を感じる人もいれば可愛いと思う人もいるでしょうね。

そして彼女は全編を通じてとてものんびり、ゆったりと話します。
この適度な間が物語に静かさや落ち着きを与えています。



温もりを感じる様々なサービス
「深呼吸の次は あったかタオルで お耳を温めて よーくほぐしちゃいますね」
部屋に移動した後、一番最初に行うサービスは耳の温め。
軽く深呼吸をしてから芹がタオルで両耳を同時に拭いてくれます。

「ごわごわ ずりずり」というざらつきのある籠った音が鳴り響くのですが
実際に耳を覆われているような圧迫感を感じるほどにリアルです。
音だけで感触まで伝わってくる作品はなかなかありません。
体験版の1分あたりのところで聴けますので気になった方はお試しください。
また左右で別々の音を鳴らすなど細かい部分もきっちり押さえながら行っています。

メインのサービスとなる耳かき&耳舐めは34分30秒ほど。
膝枕ではなく添い寝をしながら耳かき棒を使って耳の溝や中の大きな汚れを取り
ベビーオイルに浸した綿棒で細かい部分をお掃除
仕上げに弱めの息吹きを2回してから各5分ほど耳を舐めます。

耳かき棒は「カリカリ ジジッ」と乾いた軽い音
綿棒は「ごわごわ しゅりしゅり」と耳かき棒より柔らかく滑らかな音が使われており
前者は奥から手前へかき出したり小刻みに擦ったり
後者はあまり大きく動かさず回転させるような動きをします。

全体的に乾燥した音が使われているため
耳の中が乾いている人にはリアルに感じる反面
湿っている人だと「自分のとは違うかな?」と思うかもしれません。
音自体はリアルなのですが若干人を選ぶようにも思えます。

ですが例えば耳かき棒だと溝をお掃除するときは全体的にストロークを短く
穴の中では大きく力強く、といったように
動きに関してはどのシーンも相当にレベルが高いです。
音を数回鳴らしたら必ず小休止を挟んでいますし
実際に耳かきを行ったときにどう音が鳴るかをかなり研究されているのでしょう。

「よく 差し入れにビールとか いただくんですけど 心外です …黒ヱビス 好きです」
また耳かき中の芹は最初にどのへんを掃除するかを言った後は
適度に間を空けながら他愛もない話題を振ってきます。

こういう時に耳かきや健康に関する豆知識を披露する作品もあるのですが
道草屋は家庭的な専門店を目指しているような作風ですから
何気ない話をする方向で癒しを与えてくれることが多いです。
そして同時に彼女はだんだんと声をぼんやりさせて眠そうな雰囲気を出してきます。
そののんびりとした雰囲気につられて眠くなる人がきっといるでしょう。

「きーつーねーの おーやーこーが まーたーあーしーたー」
そしてすべてが終わった後、彼女に添い寝されながら眠りにつきます。
眠気を妨げないように声を抑えた優しい子守唄がとても心地よく
聴いている間は眠気を押さえるのに苦労しました。

このように、リアルな音と声を巧みに使った癒しのサービスが繰り広げられます。



道草屋にいる気分が味わえる作品
初期の作品でありながら十分すぎるほどの癒しのパワーを持っています。

芹の説明的なセリフをできるだけ減らし、その分を効果音を使って補うことで
その場にいるかのような自然な雰囲気を作り上げています。
もちろん要所ではきちんと説明が入るのですが
それがなくても把握できるほどに効果音が洗練されています。
発売から1年以上経った今でも、これを超える音を出せている作品は多くありません。

「お客様を癒し ぐっすり寝ていただくそのお顔に わりかし 喜びとか感じてますから」
そして減らしているからこそ、芹のセリフに大きな価値が生まれています。
彼女はお客に対して自分の思っていることを割とストレートに伝えます。
その飾らない姿が効果音には無い人としての温もりを感じさせてくれます。
2つのまったく違った要素がガッチリ噛みあって作品のレベルを押し上げています。

私は道草屋シリーズを今回でコンプリートするくらいに聴いているのですが
やはりどの作品でも序盤で述べた2つの特徴を大事にしています。
「耳かき音声なんだから効果音がリアルならそれでいい」と思う人もいるかもしれません。
でも色々聴いていると相手の女性に個性がある方がずっと癒されます。
そしてこれらのバランスを高いレベルで絶妙なまでに維持しているからこそ
他の作品とは違った独特な癒しを感じるのです。

数ある耳かき音声の中で確実に上位に食い込む品質を持っている作品です。
この後に続くシリーズの源流にもなっている一品ですから
これから道草屋に触れるような方には特にお薦めしたいです。

CV:雁庵うずめさん
総時間 52:32


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
第一作とのセットバージョンもあります
【耳かきセット】道草屋 すずしろ&芹ver1.5【耳舐め】

【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

癒し系作品ではもはや定番と言っても差し支えないほどの人気を誇る「道草屋」シリーズ。
その15番目にあたる本作品は、上品でちょっぴり子供っぽい性格のお姉さんが
夕方から夜にかけて2種類のサービスをしながら癒しを与えます。

シリーズ最大の特徴とも言える臨場感抜群な効果音と環境音や
それぞれに個性を持った店員のキャラを上手に使って
道草屋で過ごすひと時をそのまま切り抜いたかのようなリアルさでお届けしています。

中でも夜の部に登場する甘噛みはまさに圧巻。
そのとてつもなく近い声や息遣いが彼女の存在を十分すぎるほどに感じさせてくれます。
演出面に力を入れた素晴らしい音の数々
道草屋の店員「芹」の怪談を聞いたり耳かきをしてもらうお話。

「お願い事 何をなされたんですか?」
芹は明るく上品な声のお姉さん。
近くにある神社にお参りしていたお客を呼び止めると
少し遠回りをしながら一緒にのんびりと道草屋に戻ります。

本作品は神社で出会った彼女の怪談を聞きながらお店へと戻る夕方の部と
沢山の虫の声や花火の音を聞きながら耳かきされる夜の部の二部構成。
前者は主に芹との時には緊迫感のある、時にはちょっぴり間の抜けたやり取りを
後者は効果音や環境音といったリアルな音の数々を中心に楽しみます。

道草屋シリーズは効果音や環境音が抜群に優れていることで有名なのですが
今回は音のリアルさをしっかり維持したまま演出面に力を入れている節が見られます。
具体的に言うと時間・場所・位置・距離によって諸々の音が小まめに変化します。
実際どんなものなのかはこの後シーンごとに説明していきます。

「春に 山菜 美味しいなーって思ってたら もう鮎ですよ? びっくりですねー」
もちろんお相手を務める芹の存在も忘れてはいけません。
道草屋店主、しかも最年長という立場からくる印象とは少し違った子供っぽい性格をしており
お客に対しても割と砕けた調子で食べ物や他の店員、日々思っていることなどを語ります。

何気ない内容のお話を意識的に間を長く取りながらゆっくりと話すのほほんとした様子に
多くの人がほのぼのとした心温まる気分を抱くことでしょう。
声の印象とは良い意味で異なる、可愛げのある女性として描かれています。
ちょっぴり怖い怪談、刻々と移り変わる音
夕方の部は歩きながら芹の4つの怪談を聞き、途中で合流した別の店員「すずな」と3人で道草屋へと帰るシーン。
当然のようにメインのサービスは怪談になります。

「ある朝 井戸に水を汲みに行って その日だけ なーんか中が気になったんですよ」
「作業を続ける 同僚の背後には 何か白く 細長いものが立っており くの字に折れるようにして じーっと同僚を見下ろしていたのです」

内容はあまりばらすとつまらなくなるなるでしょうからほぼ伏せますが
彼女の子供の頃、成長した後、とある男性、彼女の祖父と登場人物をその都度変え
誰かが死ぬなどのグロい表現は一切無しに
聴き手の背筋がちょっぴり凍るあたりの展開やオチにまとめてあります。
元々が癒し系ですから、ちょっとした涼をお届けするのを目的にしている感じです。

そして歩きながら話している雰囲気をできるだけリアルに感じ取ってもらおうと
バックで流れる彼女の足音のペースが不規則に変化し
怪談が盛り上がるシーンでは突然立ち止まって緊張感のあるセリフを投げかけたりします。
中でも2番目に登場する「だるまさんが転んだ」というお話では
その遊び方に合わせて何度も立ち止まる凝った演出がされています。

夕方の部における最大の魅力は環境音。
2人が神社からお店に戻るまでの情景の変化を音だけで見事なまでに表現しています。
例えば最初はヒグラシやニイニイゼミが鳴いていたのが
3番目のお話に入るとそれらが弱まり今度は鈴虫の鳴き声が登場
もうしばらく経つと再びセミの声が大きくなる、といった具合です。

パートやシーン単位ではなくリアルタイムで環境音が変化するのが本当に素晴らしいですね。
厳密に調べたわけではありませんが1~2分後にはガラリと切り替わっている場合もあります。
セミが複数種類いることを利用してそれぞれの鳴き声の比率まで変化させていますし
しかも突然小さくなるのではなく、少しずつ自然に消え行く演出がされています。

ここまで変化に富んだ環境音は今まで聴いたことがありません。
サークルさんご自身が言われているように、自然をそのまま切り出したかのような世界がそこにはあります。

芹「帰ったら ビールにします? 焼酎にします?」
すずな「先にご飯です」
怪談が終わった後の芹とすずなのやり取りも聴きどころ。
年上の芹をすずなが制御する形でテンポの良いやり取りが交わされます。
途中で2人して童謡を歌うシーンがあったりと、先ほどまであった緊迫感は一切なくなり
スッキリとした気分で次の夜の部に進むことができます。
超至近距離の甘噛み
続く夜の部は舞台を外から道草屋のとある一室へと移し
芹に耳の甘噛みやマッサージ、耳かきをしてもらいます。
時間が進んだこともあって環境音は鈴虫がメインになり、先ほどよりも静かな雰囲気が漂っています。

ここでの最大のポイントは耳かきではなく甘噛み。
右耳→左耳の順にはむはむする至って普通のサービスなのですが
その音や息遣いが半端なく近いです。

当サイトでは主にバイノーラル録音の作品で「声がすごく近いよ」と言うことが結構あります。
ですがそれらは耳の真横に唇があって話しかけられてる感じなんですね。
それに対して本作品は「もう耳に唇が触れてるんじゃないか?」と思えるくらいの近さがあります。
従来の至近距離からさらに一歩進んだ超至近距離での甘噛みです。

私はそれこそ浴びるほど音声作品を聴いてますから、甘噛みも当然かなりの作品で経験しています。
ですがこの作品の甘噛みを聴いた瞬間衝撃が走りました。
その合間やセリフをしゃべる時に漏れる微かな吐息までクリアに、リアルに聞こえます。
体験版にも収録されてますので気になった方はここだけでも是非お試しください。

続く耳かきは24分30秒ほど。
膝枕の体勢で左耳→右耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、洗浄液に浸した綿棒で小さな汚れを取り
最後に軽く息吹きをする比較的シンプルなものです。

耳かき棒は「じじー ずりっ」と細くちょっぴり堅さのある音
綿棒は「すりじょり ぷす ぱち」とふわふわした柔らかい音が使われており。
前者は穴の入り口だと長めのストロークでゆっくりと、奥では大きく動かさず中でほじほじと掻き出すように
後者は耳の壁を優しくなぞったり穴の中でゆっくり回転させる動きをします。

どちらの音も聴き手に配慮した柔らかな質感が耳に心地よく
作品の雰囲気を損なわない形でリアルな耳かきがされています。
道草屋シリーズは奇抜なサービスを取り入れるよりも、基本をきっちり押さえる傾向が強いです。

「毎年 花火が ひゅー どーん ごろごろしてると 音だけ 聞こえてきて」
そして夏の夜にふさわしい打ち上げ花火の音が耳かきに彩りを与えます。
会場からお店までの距離が遠いのか、花火の音はボリュームが結構抑えられてますし
華やかではあるけど耳かきの静かさを壊すほどではありません。
あくまで環境音としての役割に留めてあります。
ちなみに花火の音は前半の左耳パートでのみ鳴ります。

「そういえばですね まったく関係ないお話なんですけど 日が落ちてから ずーっと じーって鳴いてる虫 いるじゃないですか?」
最中の芹はというと、付近に生息する虫や鮎釣りなど何気ない話をすることがほとんどで
店員として癒すのではなく友達に語りかけるような親しさがあります。
特に後半の右耳をお掃除するパートでは成長するすずしろの様子をしみじみと語るなど
のほほんとした態度の裏にある店主としての顔も垣間見えます。

このように、夏の夜をテーマとした質の高い耳かきが繰り広げられています。
音声作品の壁をひとつ乗り越えている作品
既存の音声作品には無かったものを2つも持っている稀有な作品です。

道草屋とその周辺で芹たちと過ごす様子をそのまま録ってきたんじゃないかと思えるほどに
声・セリフ・効果音・環境音のバランスが極めて高い領域で取れています。
以前から強力な武器としていた様々な音や彼女たちの個性に加えて
本作品では音の移ろい、位置と距離感の向上の2つに挑戦し成功を収めています。

前者は夕方の部における環境音の変化に色濃く出ています。
昨年あたりから環境音をバックで鳴らす作品が徐々に増えつつありますが
それらの多くは単一の音を流したり、複数の音を重ねるといった表現がされています。
過去の道草屋シリーズもそうでした。

しかし本作品ではそれこそ数十秒単位で構成要素やボリュームの強弱を変化させ
それによって2人のいる場所の周りの自然状況を間接的に表現しています。
夏なら木が多い場所だと当然セミが鳴いてるでしょうし
草むらが多ければそのあたりに生息する生物の声がより大きく聞こえてきます。

これを音だけでリアルタイムに表現しているのは見事と言う他ありません。
実際に歩いて録音されたのか、はたまた多大な苦労を伴う編集の成果なのかはわかりませんが
こういう環境音の使い方がされている作品は初めてです。

もうひとつの位置と距離感は先ほど説明した甘噛みがいい例です。
バイノーラル録音の普及に伴い、ここ2年で音声作品のクオリティは飛躍的に向上しました。
そして「ここまできたのだから、もうこれ以上の劇的な変化は無いだろう」とも思ってました。

その価値観を根本的に破壊してくれたのがこの甘噛みです。
正直度肝を抜かれました。
音声作品という媒体にある限界をひとつ突破しています。
怪談や耳かきといったサービスについてももちろん十分なクオリティを持っています。

癒し系作品の新しい可能性を示してくれている名作です。
この内容で価格が800円なら相当に良心的と言えます。
以上のことから本作品を同サークルさん5本目の満点とさせていただきました。

CV:芹…雁庵うずめさん すずな…藤堂れんげさん
総時間 夕方の部…48:22 夜の部…51:02 合計…1:39:24

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今年大活躍した同サークルさんのトリを飾る作品は
過去に2回登場した素朴な小町が2日間に渡る癒しのサービスをします。
1日目は冬らしさを感じさせるパチパチとした囲炉裏の音
2日目は麗らかな陽気を感じさせる鳥の鳴き声や微かな喧騒を鳴り響かせて
音だけでその場の雰囲気を感じ取らせてくれます。

お相手を務める女の子も以前登場したアイヌの民謡や散髪で個性を発揮。
キャラと音を駆使した臨場感抜群の空間が自然な癒しを提供します。



静かで耳に心地よい囲炉裏の音を聞きながら
道草屋の店員「すずな」から耳かきや散髪のサービスを受けるお話

「旦那様 お待ちしておりました お寒いですので ご挨拶は後ほど…」
すずなは優しくて可愛い声の女の子。
雪道を遠路はるばるやってきたお客を店の外で出迎えると
冷えた彼の手を自分の手で温めながら部屋へ案内します。

本作品は同シリーズのすずしろ、芹に続く3人目の連泊方式として
1日目は雪の降る静かな夜に耳を中心としたケアを
2日目は翌日の昼間に縁側で散髪する様子が描かれています。

2日に分かれているのはメインのサービスが違うからだけではありません。
それぞれの時刻や場面に適した控えめなボリュームの環境音を鳴らし
さらにすずな自身も接し方を明確に切り替えて別方向の癒しを与えてくれます。

通しで聴いた場合、1日目と2日目で雰囲気にかなりの違いがあるのを感じるでしょう。

「板に ついてきましたか? うふふっ」
今回お相手を務めるすずなはお客と既に相当の顔なじみ。
基本的には丁寧な言葉遣いながらもその端々には親しさがにじみ出ており
きめ細かなサービスも相まって全編が真心に溢れています。

過去2作を聴いた限りでは新人ならではの拙い部分も感じられたのですが
本作ではそれとは違う成長した彼女を楽しむことができます。



しっとりとした専門店らしさのある1日目
1日目のサービスは布団に入ってまずはほっぺを手で、耳を口で温めてもらい
それから耳かきや子守唄を唄って眠りへと導かれます。

「囲炉裏の お部屋です」
1日目の最大の特徴は背景音として囲炉裏の音が鳴り続けることです。
そのチリチリ、パチパチとしたうるささを感じない心地よい音を聞いていると
自分が本当に道草屋にいるかのような感覚が得られます。
電気や石油ストーブでは絶対に出せない自然な音ですね。

「こそばゆくないよう できるだけゆっくり お含みいたしますね」
サービスの方も囲炉裏の雰囲気を壊さないしっとりとしたものばかり。
右→左の順におよそ12分間行われる甘噛みは
動きはゆっくり、水分控えめ、吐息も艶めかしくは感じない落ち着いたちゅぱ音です。
最中のすずながほぼしゃべらず舐めに専念するため
2種類の違った音だけが流れ続ける静かで落ち着いた空間が形成されます。

メインのサービスとなる耳かきは12分間。
左→右の順に耳かき棒のみを使ってお掃除するシンプルなものです。

耳かき棒は「ぞりりっ ずずっ」とやや尖った軽い音が使われており
最初は穴の入り口から奥へ長めに動いていたかと思えば
しばらくするとかき出すように小刻みに動いたり、奥からゆっくりと手前に動くなど
耳の形状を考えた変幻自在の動きを見せます。
耳かき音についてもリアルかつ耳に優しい柔らかさを感じるものばかり。
聴いている最中は眠くて眠くて仕方がない人が続出するに違いありません。

「襖が どこかで開いたり ざふっ ざふって 雪の足音が聞こえたら お布団に 顔を ひっこめるんですよ」
そして耳かき音によってもたらされる眠気を後押しするように
すずなが長めに間を置いた当たり障りのないお話をしてくれます。
囲炉裏の音、耳かき音、そして彼女が放つ声という音
この3つの音の絶妙なバランスが癒しの効果を高めているように感じました。

「ホー ロ ロ ノ ノ ノ ナー」
一番最後に登場するアイヌの民謡も彼女ならではのサービスです。
【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 すずな【甘がみ】」と同じ唄だったのが残念ですが
こちらを聴いたことがない人にとっては新鮮な感覚を受けるでしょうね。
すべてのサービスが安眠へと収束していて統一感があります。



和気藹々とした家庭的な2日目
続く2日目はお客の髪が伸びているのを気にしたすずなが縁側で散髪をしてくれます。
こちらは囲炉裏の代わりに3~4種類の鳥の鳴き声を使って
穏やかな冬の午後らしさを演出しています。

サービスは上半身を布で覆ってから肩たたきをし
霧吹きで髪を濡らして散髪、最後に梳きバサミで形を整えます。

「とん ぽすん」というやや重みのある肩たたき音
「シャク シャク」という小気味よい音を小まめに移動させる散髪と
こちらも1日目同様サービスのほとんどをリアルな効果音で見事なまで表現しています。
音の質のみならず感覚までも耳や頭に伝わってくるのがわかるでしょう。

「師も走るほど忙しいって書いて 師走ですけど ここの師(=芹)は寝てばっかりです」
そして1日目との一番の違いはすずなの態度そのものにあります。
正式なサービスではないのもあるでしょうが
友達に話しかけるような砕けた和やかな口調へと切り替わり
それが専門店よりは自宅にいるような温かい雰囲気を醸し出しています。

丁寧だけどやや堅苦しさを感じた1日目よりも
こちらのほうがよりすずならしさを感じました。
ちょっぴり間の抜けた普通の女の子といったところでしょうか。

このように、様々な部分を上手に切り替えながら癒しに満ちたサービスを行ってくれます。



雰囲気重視の作品
田舎にある静かな宿にいる気分を声と音だけで味わわせてくれる作品です。

シリーズではもはや定番となった環境音を邪魔にならない程度に置き
その中でシーンに応じたリアルで適切な効果音とすずなの声を配置しています。
そしてこの2段構えの空間を1日目と2日目でガラリと変化させることで
時間だけでなく雰囲気の違いも明確に打ち出しています。
2日に分けられていますが、それぞれがそれぞれをしっかりと支え合っています。

「ご迷惑でなかったですか? 私あんまり役に立たないですから こんなことでも お役に立てて嬉しいです」
そして常連であるお客に満足してもらいたいと願うすずなの献身的な姿も
作品に癒しや温かさを強く与えています。
彼女は歳も若くキャリアも比較的浅いため、そこまで手の込んだもてなしはできません。
だからこそ自分のできることを模索しながら精一杯に心を尽くします。

技術的に優れているのももちろん大事なのでしょうが
結局のところおもてなしは心だと思うのです。
そういうところを重視しているのが本作品の大きな持ち味です。

サービスについては王道の耳かき、すずならしさを出すためのアイヌ民謡
そして今回初登場した散髪と要所を押さえつつ挑戦もしているバランスが光っています。
個人的には散髪にもう一工夫欲しかったところなのですが
効果音の質や鳴らし方はまさにトップクラスです。

今年の締めくくりを飾るにふさわしい安定感のある作品です。
癒しを求めるすべての人にお薦めします。

CV:藤堂れんげさん、雁庵うずめさん(2日目に背景音としてのみ登場)
総時間 1:32:34


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【田舎耳かき】道草屋 芹-ご連泊【ソルフェジオ音源】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

毎回様々な新要素を登場させて我々を驚かせてくれる「道草屋」シリーズ。
今回は連泊形式にすることで作品を大きく2つのシーンに分け
それぞれにまったく異なる雰囲気を持たせながら
夏が終わり秋が始まるこの時期をアットホームに表現しています。

過去作で好評だったリアルな効果音や環境音も健在。
それらに加えて今回はソルフェジオ周波数という特殊な音も投入し
従来よりも強力な癒しを与えてくれます。



いつもの耳かきにちょっと変わったエッセンスを
道草屋の店員「芹(せり)」から二日間に及ぶ癒しのサービスを受けるお話。

「はいはいはいはいはい すみません お部屋に不備が無いか 急に不安になりまして…」
芹はおっとりした穏やかな声の女性。
連泊の予約を取って来店した主人公をちょっぴり慌ただしそうに出迎えた彼女は
本当に連泊で合っているのかを再度確認しながらお部屋へと案内します。

本作品は過去作「【田舎耳かき】道草屋 すずしろ-縁側 【あまがみ】」と同様に
サービスを二日間に分け、一日目はマッサージや耳かきを中心とした王道的な癒しを
二日目は怪談や三味線での弾き語りによって別方向から心を解きほぐしてくれます。

過去作同様全編で鈴虫やセミの鳴く声が控えめなボリュームで常に鳴り続けますから
音声作品の弱点ともいえるセリフの無い時間にも意味が生まれ
実際に田舎に行ったかのような落ち着いた気分が味わえます。

また一日目に限り今回新要素としてソルフェジオ周波数が使われています。
調べたところ精神面にプラスの効果を与える音として讃美歌にも使われており
具体的には罪・トラウマ・恐怖からの解放やDNAの修復を行ってくれるそうです。
ネットで実際に聴いた感じだと音叉の音にかなり似ていました。

「まずはしっかり お汗を拭かせていただきますね」
一日目のサービスの最初は汗拭きと肩たたき。
背中や腕を布で拭ってから拳を使ってとんとんと叩き、その後寝かせて胸や首を拭きます。

汗拭きは「ソリ スー」と軽い乾いた音が使われており
拭く部位に応じて小まめに音の位置を変えながらゆっくりと動きます。
背中や腕を拭いている時は音が控えめに感じたのですが
右耳→顎→左耳とスライドするように首を拭うときはとても近くてリアルでした。

肩たたきについてもやや重みのある音が左右交互に鳴り響き
耳の後ろあたりを軽く叩かれているような感覚が味わえます。

「二の腕は 胸の柔らかさと同じ あれ嘘なんですよー」
またサービスとはまったく関係の無い話題を持ちかける芹のセリフにも癒しを感じます。
挿し絵を見るとクールで近づきがたい印象を受けるかもしれませんが
「二の腕と胸の柔らかさは明らかに違う」と力説するなど
実際はのほほんとした天然っぽいキャラをしています。

この後の耳かきでも「ビールはヱビスが好きだけどスーパードライも捨てがたい」と言いますし
あまり店員っぽさを感じさせないところが彼女の魅力の一つと言えます。
効果音の邪魔をしないように意識的に間を開けながら話しかけてくれるところもいいですね。

「外周から 失礼いたしますね」
メインのサービスとなる耳かきはおよそ31分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に軽く拭いてから耳かき棒で外側を中心にお掃除
その後綿棒に切り替えて細かい汚れを取り、最後に1回長めの息吹きをします。

耳拭きは「ぞわ ずり」と乾いたざらついた音
耳かき棒は「ポリ ショリ」と乾いた軽い音
綿棒は「ジュリッ ズリュッ」とややざらついた音が使われています。

音についてはどれも十分にリアルと言えるのですが
耳かき棒と綿棒は同じところを何度もほじくるような動きをしているため
耳全体を綺麗にされているという感覚はちょっと味わいにくいかもしれません。
しかし耳拭きは優しく撫でるようにゆっくりと前後に動かしていてとてもリアルです。

また芹に膝枕をされているのがよくわかるように
最中は耳かきをされていない側で時折布の擦れる音がするのもポイント。
細かい部分にもきちんと音を鳴らすことでサービスをよりリアルに演出しています。



ちょっぴり怖くて楽しいひと時
二日目は夕暮れ時に部屋へとやってきた芹が
怪談・耳舐め・三味線での弾き語りの3つのサービスを行ってくれます。
怪談はそういうコンセプトの作品があるのですが、三味線はちょっと聞いたことがありません。

「見知らぬ細い道 見知った細い道 散歩中なんかに なぜだか妙に 細い道が気になることが ございませんか?」
怪談は「戸を叩く音」と「はんぶん」の2つのお話。
どちらも道草屋にちなんで田舎の宿を舞台としており
思い切り怖がらせるのではなく、ちょっぴりゾッとさせるくらいの比較的ソフトなものです。

それでも「はんぶん」は登場する妖怪がアレな見た目をしていますので
イメージしてしまうと聴いた後の寝つきが悪くなるかもしれません。
芹の演技にかなり力が入っていてスリルは十分に味わえます。
詳しい内容については聴いてのお楽しみ、ということで。

「至れり尽くせり もう一つ よっ 三味線」
もう一つの新要素である三味線も披露する唄は2種類。
実際に演奏されて録られたのでしょう、非常にクリアでリアルな音色が楽しめます。
しかし三味線のボリュームが芹の声より大きい関係で
私には彼女の唄の歌詞をうまく聴き取ることができませんでした。
良いお声で唄われていただけに非常に残念です。


2014/9/20追記
三味線のボリュームを落とした音量調整版が追加されたため解決済みです。



無難な癒し系作品
サークルさんの売りである高品質な効果音や環境音で安定感を持たせながら
ちょっぴり変わった要素を加えて個性を生み出している作品です。

過去作で何度も言っていますが足音や着替えをする際の布の擦れる音
廊下を歩く際に床がきしむ音など、本当に細かい部分にまで効果音を用意し
さらにバックで昼はセミ、夜は鈴虫の声を鳴らして道草屋の雰囲気を出しています。

音声作品だと無音の時間が長いほど物足りなく感じるものなのですが
本作品ではそれすら演出として利用しながら物語を進めています。
桃色CODEさんはこういった音の使い方がずば抜けて優れているサークルさんです。

「右耳からー …こっち 左ですねー」
そしてメインキャラである芹にもきちんと個性を持たせ
彼女ならではのセリフで和やかな雰囲気を作り上げています。
しっかりしてそうに見えていてどこか抜けているところに魅力を感じました。
店員さんより近所のお姉さんに近い親しみの持てる女性と言えます。

一方新要素については詰めが甘いように思えます。
怪談はともかく三味線はかなり期待していただけに…うーん。
後日ボリュームを調節したバージョンが出てくれるといいのですが。


2014/9/20追記
音量が調節されたおかげで作品の風情に適した個性的な要素となりました。
時間も6分程度と短めで物語の脇を固める良い役割を果たしていると思います。

ソルフェジオ周波数の効果を実感できるかは人それぞれでしょう。
環境音が鳴り続けるおかげで音がカムフラージュされており
少なくともこの音が気になることはありません。
「鳴らしてるよ」と言われないとおそらく気づかないのではないでしょうか。
ヘミシンクのように音を前面に押し出して癒しを与えるタイプではないことにご注意ください。

いくつか首を捻る部分があったことから今回は以下の点数とさせていただきました。
過去に満点を2本出している関係で少し評価が辛くなっているのかもしれません。
ですが桃色CODEさんなら次回作以降できっと改善してくれると私は信じています。


2014/9/20追記
肌寒くなりつつあるこの時期を多彩な音で表現している作品です。

CV:雁庵うずめさん、餅よもぎさん
総時間 1:43:28(一日目…54:55 二日目…48:33)


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
コスパで+1してあります。

あと作品説明文には特に書いてませんがバイノーラル録音と思われます。

2014/9/20追記
気になっていた部分が改善されたことを受けて点数を1点プラスし9点に変更しました。

【甘がみ】道草屋 芹-ほろよい-【マッサージ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

【耳なめ】道草屋 すずしろ 連夜【マッサージ】」に続く
成年向け道草屋の2本品目となる本作品は
お酒を飲んでほろ酔いになった店員さんがマッサージをしてくれます。
大人の女性なんだけど、なぜかセリフの内容が妙に子供っぽい。
そんな見た目と言葉の不一致が聴き手を楽しませてくれます。

エッチはシリーズの特徴の一つである質の高い効果音と
耳舐めによるちゅぱ音との同時攻撃が魅力です。
すずしろ同様多くを語らず音や雰囲気だけで演出するタイプですから
ひたすら音だけに集中して己を高めることができるでしょう。



ほろ酔い気分での接客
道草屋の店員「芹」にマッサージのサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ ご予約は…されてませんよね?」
芹は挿し絵の雰囲気よりずっと柔らかい、おっとりとした優しい声の女性。
お客が来なくて暇なのでもらったお酒を飲んでいたところ
主人公から指名を受けてマッサージのお相手を務めることになります。

「すみません 私 ほんの少し すこーしだけ 酔っております」
本作品は芹がほろ酔いの状態で接客を行うのが特徴です。
普通の接客とは違って砕けた調子で話しかけてきたり
いらないことを口走ったりと専門店にしては和やかな雰囲気。
なんだか近所のお姉さんを相手にしているような気分に浸れます。

「酔っぱらった状態で接客するとかどうよ」と思う方もいるでしょうが
あくまでこれはお話を面白くするための設定ですから
あまり気にしない方向でお願いします。
サービス自体はしっかりやってくれていますし、少し気が緩んでいる程度です。

道草屋シリーズと言えば効果音へのこだわりも忘れてはいけません。
今回も内履きに履き替える音、歩く際に布が擦れる音、襖を開け閉めする音など
様々なシーンに質の高い効果音を入れることで物語の雰囲気を演出しています。
アイマスクを装着する際に耳にゴムをかける音まで入っているのは驚きでした。



大人の女性に弄ばれる感覚
マッサージは6パート42分。
最初に軽く肩を叩いてから専用のオイルを使って全身を揉み解します。

肩叩きは「ポンポン」とお肉のぶつかるような音が
リズミカルに左右に動きながら聞こえてきて程よい衝撃が伝わってきます。
オイルでのマッサージも肩、腕、胸、背中でそれぞれに合った音が使われているおかげで
マッサージをされている雰囲気に浸りやすいと言えます。
効果音に定評のあるサークルさんですからおそらく多くの方が満足されるでしょう。

「私って そんなに年とって見えるんですかねぇ…」
また、マッサージ中は芹がやや支離滅裂な話をしてくれるのもポイント。
年齢の話から始まって、耳の形がスルメに似ているとか
専門店らしからぬちょっと不思議な会話が楽しめます。

「あぁん 手が滑ったー」
そんな妙にハイテンションな空気の中、芹がとうとう仕掛けてくるわけです。
エッチシーンはおよそ7分間でプレイは手コキ+耳舐め
彼女に後ろから抱かれるような体勢で一方的に責められます。

「ぐっちょ ぐっちょ」とやや水分のある律動的な音とゆっくりとしたちゅぱ音
そして明らかに興奮している芹の熱い吐息がほぼ同時に聴けるのがポイント。
プレイ中は会話がほぼ無いおかげでこれらの音だけを楽しめます。
特に終盤の男を確実に射精へと追い込むような激しい責めが印象的でした。



意表を突かれる作品
ほろ酔いキャラならではの予測できない言動が魅力の作品です。

普段の接客では絶対見せない表情もそうですが、セリフが面白いですね。
いかにも大人っぽい女性がとっても幼稚な会話を行う。
そのギャップが彼女の魅力をさらに引き出しています。

エッチも悪乗りのような勢いで突入したり
ややSっ気を見せるような男を弄ぶ責めを見せてくれたりと
お酒の力を借りているからこそのプレイが繰り広げられます。
しかし時間が18禁作品にしては極端に短いことを考えると
やはりエロよりは癒しを重視している作品かなと。
くちゃ音それなり、ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごくわずかです。

「嫌なことなんか ぽいーってしちゃって  たまには わき道にそれて 無駄な道草も必要ですよ?」
癒し重視であるのがよくわかるのが、射精後も20分ほどのお話が用意されていること。
だんだん酔いが醒めて正気に戻った芹が謝罪と心を込めたサービスをしてくれます。
ここではシリーズお馴染みの子守唄も登場しますから
射精で程よく疲れた体に適度な安らぎを与えてくれるでしょう。
エロを省いた睡眠向けバージョンも用意されています。

キャラの個性と効果音による雰囲気づくりが光る作品です。
本シリーズを聴いていない方は特に効果音で驚くと思います。
私としては未経験の方ならこちらよりもすずしろをお薦めするのですが
年上好きならこちらの方が向いているかもしれません。

おまけは道草屋のキャラが登場する4コマ漫画9話分です。

CV:雁庵うずめさん
総時間 おとな向け…50:56 睡眠向け…36:39


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

↑このページのトップヘ