同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:道草屋

   ● 【田舎系耳かき】道草屋 稲2 炬燵みかん。【クリーム耳揉み】
   ● 【ご旅行耳かき】道草屋 いのこ【乳液耳揉み】
   ● 【不健全はみがき】道草屋 すずしろ-はなびの日【ゆっくり按摩】
   ● 【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】
   ● 【散髪シャンプー】道草屋 すずな『バーバーすずな』【二人で耳かき】
   ● 【骨伝導風】道草屋 たびらこ-一緒にはみがき【耳かき&はみがき】
   ● 【二人で耳かき】道草屋-いね たび-おひる。【176khzハイレゾ】
   ● 【温泉&耳かき】道草屋-はこべら-混浴マナー講座【174khzハイレゾ】
   ● 【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 せり ver1.5【耳舐め】
   ● 【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】


【田舎系耳かき】道草屋 稲2 炬燵みかん。【クリーム耳揉み】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、のんびりした口調とマイペースな性格を持つ店員が
夜と昼の2回に分けて色んな話をしながらお客の耳や肌をケアします。

多彩な効果音と彼女たちのキャラが生み出すほのぼのした雰囲気が魅力で
サービス中にみかんを食べようとしたり、欠伸をするなど良い意味で店員らしくない態度が心を和ませます。
セリフをほとんど言わないパートが一部ありますから安眠にも役立つでしょう。
寒いときはこたつが一番
道草屋の店員「稲」と「たびらこ」からサービスを受けるお話。

「稲ですー お耳のお掃除に参りましたー」
稲はのんびりと話すぼんやりした声の女の子。
店の一室で寛いでるお客に新年の挨拶をすると、彼のこたつに一緒に入ってまずは体を温めます。

本作品はちょっぴり間の抜けた声と性格を持つ彼女が
最初は夜に一対一で耳かきを、次は昼間にたびらこと二人で肌の保湿をします。
時間はどちらも50分程度ですが時間帯・場所・登場人物・サービスの内容など
物語を構成する色んな要素に大きな違いがありどちらも新鮮な気分で聴けます。

道草屋シリーズといえば個性的な店員たちとリアルな効果音が生み出す独特な世界観が魅力です。
今作でも主役となる稲の魅力を引き立てつつ、実際にお世話されてる雰囲気を出してそれぞれを行います。
サービス自体は割とシンプルなのですが演出面が優れてるので抜群に癒されます。

「ふぅ 廊下冷たいですよねぇ はぁほぐれる」
稲は良い意味で店員らしくない部分を色々持ってるほんわかした女の子。
暖房がついてないのか、部屋に来て早々にこたつへ潜り込み
そのまま軽い世間話をするついでにみかんの皮を剥き始めます。
そして食べようとしたところ仕事中なのを思い出し、代わりにお客に食べさせます。

言葉遣いは丁寧なんだけど声がかなりぼんやりしていて和みますし
サービスについても彼女らしさが出るようのんびり進めます。
そして後半のお話では別の店員を登場させることで彼女の素顔を描いています。
眠気を誘発しやすい内容ですから癒しはもちろん、安眠のお供にも役立つでしょう。

もうひとつの柱にあたる効果音は稲とお客を取り巻く環境に焦点を当ててます。
例えば前半の「こたつみかん。」では部屋にかかったボンボン時計がリズミカルな音を鳴らし
シーンによって速度を多少変化させてのんびりした気分にさせます。
また空気の乾燥してる時期ということで火の用心の拍子木が時折聞こえてきます。

ボンボン時計以外はあまり多く鳴らないので音フェチと呼ぶほどではないものの
田舎を感じるものを数多く用意し、道草屋で過ごす様子をリアルに表現しています。
緩やかに流れる時を感じながら
ここからは各お話の詳細を説明します。

前半の「こたつみかん。」は8パート56分間。
部屋にやって来た稲がみかんを食べさせてから耳を綺麗にします。

みかんを食べさせるシーンは咀嚼音が何度か鳴るのですが
その際にお客と稲で音質や伝わってくる振動に大きな違いがあります。
前者は実際に食べてる感じがするように至近距離でやや強く、後者は少し離れたところで弱くといった具合です。
みかんの皮を剥く音までしっかり入ってたりと音に対するこだわりが随所に見られます。

「白いの全部取る派でした? 私はもう白いの取るのが面倒派ですねぇ」
「美味しかったですか? それはそれは… 美味しかったですか?」

最中に稲とする会話も至って家庭的。
お客よりは友達に接するようなスタンスで正月の過ごし方やみかんのことをのんびり話します。
最近の道草屋シリーズは専門店でありながら専門店らしいことをほとんど話しません。
何気ない雑談ばかりするので彼女との距離をとても近くに感じます。

メインのサービスとなる耳かきは膝枕ではなく添い寝の状態で
左→右の順に耳かき棒と薬品で濡らした綿棒でお掃除し
さらに左耳は甘噛み、右耳は指による耳揉みと若干内容を変えて行います。

耳かき棒は「しゅり ぽりぽり」と乾いた軽い音、綿棒は「ぷすっ ぱちぱち」と独特な柔らかい音が使われており
前者は耳の壁をなぞるように、後者は軸を持ってゆっくり回転させるように動きます。
どちらもペースは緩いものの手際は良くてプロらしさを感じます。
そして耳かきの開始に合わせて時計のペースが緩くなったり、他の店員が部屋の外を歌いながら通り過ぎるなど
2人の周りにあるものが変化する様子も音で伝えてくれます。

「旦那さん どこかで嗅いだ匂いだとずっと 思ってたんですけど 小学校の時に 転校してった友達の匂いに似てるんですねぇ」
耳かき中にするお話は彼女が子供の頃に仲良くしていた女の子のこと。
お客の体からその子の匂いがするらしく、時折鼻を鳴らして確認します。
こういうことを平気でやってくるのも彼女の魅力ではないかなと。
専門店の店員にありがちな他人行儀なところがまったくなく、自宅にいるような安心感があります。
寒い季節はしっかり保湿を
後半の「保湿しましょう!」は8パート48分間。
稲に耳かきしてもらった翌日、昼間に店の庭で2人が話してると
そこへやって来たたびらこが乾燥対策に保湿のサービスを持ちかけます。

たびらこ「もう 外仕事はちゃんとしないと (肌)痛くなるよ?」
稲「まだ荒れてないし」
たびらこ「荒れる前に塗るものですっ」
2人は小さい頃からの友達なのでお客の前でも非常に砕けたやり取りをします。
母親が子供に諭すような会話をよくするのが良いですね。
のんびり屋な稲としっかり者のたびらこの違いを出しながら物語を進めます。

サービスのほうは最初にたびらこが稲の手に保湿のケアを施し
それから稲が左、たびらこが右に陣取って今度はお客の手・首・耳を順に行います。
最初に化粧水を塗り、それからクリームや乳液を塗り広げて仕上げに手で温めるといったもので
「ぺしぺし しゅるっ」という控えめな音と「ぐるーぐるー」などのセリフでその様子を表現しています。

肌を擦る音が中心なので音の個性はやや弱いものの
部位ごとに位置がちゃんと切り替わるし、左右から別々の摩擦音が鳴って2人にされてる雰囲気は出ています。

それ以上に特徴的なのが環境音。
稲が作った焚き火が次第に勢いを増し、やがて収まっていく様子や
鳥・牛・郵便屋など道草屋の近くを通り過ぎる人や動物に関する音が色々と登場します。

2人と交わす和やかな会話、2人にお世話されてることを感じさせる効果音、そして周りの環境音。
シリーズの持ち味とも言えるキャラと音を組み合わせた何気ない日常がここにあります。
ほっこりする作品
聴けば聴くほど心が緩んでくる穏やかな作品です。

会話からお世話まで色んな部分がのんびりしてる店員さんが
店員よりも友達に近い姿勢で耳や肌のお世話を丁寧にします。

サービスの説明や健康知識の披露といった専門店らしい会話をほとんどせず
みかんが美味しいとか、正月はのんびり過ごしたいですよねといった何気ない話を本当によくします。
彼女の声や口調も相まって肩の力が自然と抜けていきます。

稲「先生 コツとかは?」
たびらこ「手のひらで温めながら 優しく押すように広げましょう」
サービスの手際はとてもいいので明らかにプロなんだけど
それをあまり感じさせない緩さを持ってる女の子です。
突発的にすることになった肌のケアをたびらこに教わりながらする様子も和みます。
お店だからといって肩肘張ろうとせず、常に自然体で接するところが彼女の良さではないでしょうか。

そして彼女がお客にお世話する様子や2人を取り巻く環境のすべてを音で表現しています。
今回はサービスよりも会話や環境音に力を入れてるので、サービス自体はやや物足りなく感じるのですが
道草屋にいる、あるいは稲やたびらこにお世話してもらってる気分がとても味わいやすいです。
どちらかというと雰囲気で癒すタイプの作品かなと。

冬の一日をゆっくり、のんびり過ごす作品です。

CV:真宮ひいろさん、愛枝今日子さん、御崎ひよりさん、雁庵うずめさん、箱河ノアさん
(後ろの3名は背景音でのみ登場)
総時間 1:44:27(こたつみかん…56:43 保湿しましょう…47:44)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【ご旅行耳かき】道草屋 いのこ【乳液耳揉み】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、道草屋で7人目となる新人店員が
ちょっぴり緊張しながら様々なサービスを行い癒しと安眠を提供します。

定番のサービスに彼女らしさを交えた初々しいおもてなしが行われており
茶道に則ったお茶出しや動物に関する昔話など得意なことをやりながら
言葉使いや態度を徐々に変化させて彼女の内面もわかりやすく描いています。
新人店員と過ごす秋の夜
道草屋の店員「いのこ」にあれこれお世話してもらうお話。

「お客様 お客様…でございますよね?」
いのこは甘く素朴な声の女の子。
遠路はるばるやって来たお客をバス停まで迎えに行き挨拶すると
夜空に浮かぶ月に関する昔話をしながらお店に案内します。

本作品は二人が出合ってからお店に移動し、夕食を食べるまでの「ようこそ」と
食事やお風呂を済ませ眠るまでの「おやすみ」の二部構成。
前者は多種多様な効果音を織り交ぜたサービスで秋の日をのんびり過ごす様子を
後者は彼女のお話や仕草といった人間味を中心に描いて癒しを与えます。

前回新しく加入したたびらこが2015年3月ですから、およそ1年半ぶりの新人店員さんですね。
彼女も癒し路線を維持しつつ他の店員さんとは違う固有のサービスを行います。

サークルさんがこの作品で掲げられてるテーマは「旅行感」。
10分ほどの時間を割いてお店に行くまでのシーンを描いたり、到着後は軽い説明をするなど
家庭的な印象が強い普段の道草屋に比べると旅館っぽさを出しています。
聴いた感じだと今回初めてお客の相手をするいのこの研修も兼ねてるようです。

「できるだけ力を込めるために お背中跨いでしまっても よろしいでございましょうか?」
また彼女も多くのシーンで意識して丁寧な言葉使いをします。
年下系の声なので堅苦しさはそれほど感じないでしょうが
音声作品を色々聴いてる人だとその話しぶりにちょっとした違和感を覚えると思います。
それもそのはず、彼女はお客に嫌な気分をさせないよう頑張ってそうしてるのです。

本作品における最大の魅力は彼女が見せる「拙さ、未熟さ」です。
それをより引き立たせるために「ようこそ」では多少気まずい雰囲気になる場面がいくつかあります。
その一方で「おやすみ」は彼女が伸び伸びとお世話するシーンが多く
頼りない新人が今回のおもてなしを通じて一皮剥ける様子を表現しています。
サービス自体はしっかりしてるのですが、合間に入るやり取りなどに不器用さが見られます。

道草屋シリーズは店員のキャラ、効果音(サービス)、環境音(雰囲気)のバランスが取れてるのが持ち味です。
どれかひとつが優れてる作品はそれなりにありますが、すべてが高水準な作品はほとんどありません。
しかし、この作品はいつもよりキャラの個性を強く出す路線で作られてます。

シリーズを聴いてる人でもいつもと何かが違うと感じるのではないでしょうか。
他の店員が個性派揃いですし、それに負けないよう彼女の良さをアピールしながらお世話します。
鮮やかな手つきと美味しいお茶
ここからは各サービスの内容を紹介していきます。

第一部の「ようこそ」は4パート35分ほど。
バス停からお店に到着するまで月に関する簡単な昔話をし
部屋に着いてからはいのこ固有のサービス「お茶出し」へと移ります。

「むかーしむかし そのまたむかし 猿と狐と兎が 神様のところへ行きました」
昔話は三匹の動物が神様にとあるお願いをする、といったもの。
月の影の模様が兎に見える理由に関するお話なので主人公はもちろん兎です。
ストーリーを話すとつまらないでしょうから詳細は伏せます。
彼女は続く第二部の「おやすみ」でも動物に関する面白いお話を聞かせてくれます。

「ようこそ」のメインとも言えるお茶出しはおよそ10分間。
用意したお茶碗を温め、茶入れに入った抹茶を茶杓で二回掬い、お湯を注いで茶筅でかき混ぜます。
茶道の心得がある彼女の特性を活かした本格的なサービスですね。

「静寂の中にある小さなものを 時間を忘れて ゆっくりお楽しみいただくのが お点前です」
彼女自身がこう言ってるように、最中はセリフを必要最低限にまで減らし
お客が飲むシーンも含めたすべての様子をほぼ効果音だけで表現します。
特にお湯を沸かす時に鳴るちりちりした音や茶筅でかき回す音が耳に心地いいです。
おそらく今後の作品ではよりパワーアップした茶席が用意されると思われます。

新人店員らしさが最もよく出てるのは最後の「ご宿泊のご説明」パート。
名前の通り今後行うサービスの流れを説明するだけのシーンですが
彼女が初めての経験に緊張したり戸惑ってる様子が色濃く出ています。

「お風呂についてでございますが だいじょくじょ んん だい…よくじょう お待ちください…手汗が」
お風呂の説明をする時に噛むのが面白いですね。
普通ならNGにあたる要素を敢えて取り入れ、彼女の心情をわかりやすく描いてます。
これ以前のシーンでも話し方にぎこちなさを感じますし、芹やはこべらといった年上系の店員たちとは違う魅力があります。
調子に乗って大胆に
第二部の「おやすみ」は9パート82分間。
温泉から出たお客がぐっすり眠れるようにいのこが肩と耳のマッサージ、耳かき、昔話をします。

マッサージは肩の方は拳でとんとん叩いたり手のひらで擦るスタンダードなものですが
耳はタイトルにもなっている乳液を使って両方同時にゆっくり揉みます。
まだ慣れてないのを踏まえて第二部のサービスはどれもゆっくり丁寧に行います。

「すりゅー ぎゅぴっ」と手に力を入れて離す乳液耳揉みの音はとてもリアルで
最中は音が篭るだけでなく実際に耳を手で覆われてるような軽い圧迫感も味わえます。
音だけで聴覚以外の感覚を刺激されるのは不思議で面白いです。

「その年に取れたお米で お赤飯とお餅を作って ちょっとずつ食べるのでございます」
また彼女も第一部から時間を置いてリラックスしたのか
手を動かしながらここで働くことになった経緯や村で間もなく始まる秋祭りについて語ります。
音と会話の両方で楽しませる道草屋シリーズの持ち味がここから発揮されます。

第二部のメインとなる耳かきは41分30秒と長め。
膝枕ではなく布団に寝た状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と綿棒を使って汚れを取り
仕上げに弱めの風圧で1~2回息吹きします。
また左耳はお掃除の後、右耳はお掃除を始める前に6分程度の甘噛みをします。

耳かき棒は「ずり じり」という乾いた細い音、綿棒は「ずしゅっ ぱちぱち」と面積が広く柔らかな音が使われており
前者は位置を細かく変えながら掻き出すように、後者は大きく動かさず細かい汚れを絡め取るように動きます。
器具の違いが音でちゃんと出てますし、耳かき棒は手前と奥で音質が微妙に変化します。
スタンダードかつ質の高い耳かきと言えます。

「コーヒーは苦手ですが カプチーノはまた飲みたいですね」
「ふふっ 耳たぶぺちぺちでございます」

最中の彼女の態度も大きなポイント。
「~でございます」をよく言ってたこれまでよりも口調が若干柔らかくなり
カプチーノのまろやかな口当たりを自分で出そうとして失敗した話をします。
また合間に入る甘噛みでは舌を使って彼の耳たぶを軽くぺしぺしします。

差し支えないレベルで悪戯するようになったのは彼女の気持ちがほぐれた証拠です。
こんな風に言葉そのものではなくしゃべり方や行為によって心の変化を伝えてくれます。
甘噛みはR-15ですから水分控えめの大人しいちゅぱ音が中心です。

最後に登場する昔話はおよそ22分間。
一本目のお話は右耳の耳かきと同時に、二本目は彼に添い寝しながら行います。

「猪は…ふぁぁ 猪は 亀をひっくり返そうと 亀は 猪を持ち上げようと 牙をかっちん 甲羅をかっちん」
こちらも月の昔話と同じく動物たちのやり取りを描いたものばかり。
お客とすっかり打ち解けて緊張の糸が切れたのか
しばらくすると彼女が欠伸を始め、お話のペースも後になるほど緩やかになります。
最終パートは半分近くの時間で彼女の寝息が流れる安眠仕様です。

このように、彼女の持ち味を盛り込んだ温かなサービスが繰り広げられています。
キャラ重視の作品
効果音や環境音よりもいのこの仕草のほうがずっと耳を惹く作品です。

いのこは道草屋にわざわざやって来たお客が充実した一夜を過ごせるように
基本となる耳かきとマッサージに加えてお茶出しや動物に関する昔話をします。
どちらも今まで登場した店員にはない要素で前者は音、後者は声と異なる癒しの方向性を持ってます。
特にお茶出しは家だとまずできない本格的なもので旅館らしさが出ています。

「今は緊張も抜けて しっかり働けてございますが お客様が怖い人ではなくて よかったでございます」
それよりもずっと印象的だったのが彼女の言葉使いです。
違和感を覚える言い回しをわざとすることで緊張具合を遠まわしに伝えます。

新人店員というと失敗するのがよくあることですが、それでは癒し系作品としてまずいですし
サービスとは直結しない形で未熟さや初々しさを持たせてるのが素晴らしいです。
昔話をする際に動物の鳴き真似をしてくれるのにも愛らしさを感じます。

サービスについては新しく登場した二つ以外は割と普通かなと。
乳液耳揉みはそのそもの時間が短いですし、甘噛みもゾクゾクするほどの刺激は与えてきません。
毎回力を入れてる季節感が今回控えめなのもキャラが立ってると感じた大きな理由です。

新人店員が一生懸命お世話する様子を和やかに描いた作品です。

CV:いのこ…箱河ノアさん すずな…藤堂れんげさん(登場時間は30秒程度)
総時間 1:57:02(ようこそ…34:42 おやすみ…1:22:20)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
117分700円とコスパが良いので+1してあります。

【不健全はみがき】道草屋 すずしろ-はなびの日【ゆっくり按摩】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

道草屋シリーズで一番最初に登場した店員「すずしろ」。
その第5作目にあたるこちらは、夏の終わりの時期を舞台に
彼女が2日間に渡って癒しとちょっぴりエッチなサービスを行います。

前半は花火見物や耳かき、後半はマッサージとサービスの内容を大きく切り替え
その一部始終を多種多様な効果音と環境音によってリアルに表現しています。
終わりゆく夏を惜しんで
道草屋の店員「すずしろ」から様々なサービスを受けるお話。

「すずしろです お時間よろしいですか?」
すずしろは若干幼さを感じる可愛い声の女の子。
ある日の夜、お客が宿泊してる部屋にやって来ると
これから始まる花火大会を一緒に見ようと言います。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
前半の「花火大会」は耳かきをしながら花火を眺め、その後線香花火を楽しむ様子
後半の「歯磨きとマッサージ」「おやすみマッサージ」は次の日に全身マッサージをする様子が描かれています。

時間がどちらも1時間程度にまとめられてますから
通しで聴くのが難しい人は2回に分けると丁度いいでしょう。
前半は非エロ、後半はエロ込みと内容にも大きな違いがあります。

作品の説明をする前に触れておかないといけないのが声優さんについてです。
今年4月に亡くなられた餅よもぎさんに代わり、今作から御崎ひよりさんが担当されてます。
過去4作を聴いて研究されたのか、声の感じや演技は初代すずしろにとても近いです。
シリーズをずっと聴いてる人でもそれほど違和感を覚えることはないと思います。
また今作では敢えて過去作と似たシチュでサービスするシーンも登場します。

この作品のテーマは「夏の終わり」。
暑い日差しや賑やかなセミの声が聞こえる昼間を避け、2日とも夜にサービスを行います。
道草屋の特徴とも言える環境音もスズムシの鳴き声が非常に多く、全編を通じて静かな雰囲気が漂っています。
サービス自体はシンプルにして風情を感じさせる演出に力を入れています。
華やかで儚い音を聴きながら
前半の「花火大会」は5パート56分間。
部屋にやって来たすずしろが豚さん線香に火を灯し
耳を手ぬぐいで軽く拭いてから甘噛み→耳かきの順に行います。

「すりすり」と滑らかな摩擦音がゆっくり鳴る耳拭きから始まり
唇をゆっくり動かして上品なちゅぱ音を鳴らす甘噛み
「そり ずり」と軽い摩擦音がゆっくり鳴る耳かき棒、「ずずー じりっ」と柔らかくてざらざらした綿棒など
最中はサービスに応じたリアルな効果音がタイミングよく鳴って耳を楽しませます。

「この子 いつからいるんでしょうね 私がここに来たときには もう働いてましたし きっと大先輩ですね うふふっ」
すずしろについてもお客との付き合いが長いだけあって堅苦しさはほとんどなく
豚さん線香の話や直後に始まる花火大会の思い出をのんびりした口調で語ります。
前半、後半ともに敢えてしゃべらないシーンがあるのでキャラは若干弱くなってますが
子供っぽさの残る彼女の存在が癒しにプラスに働いてるのも事実です。

このシーン最大の魅力はもちろん花火。
右耳の耳かきを終えた頃から「どーん」というお馴染みの音が鳴り始め
その後およそ14分間に渡って時折間を置きながら何度も打ち上げられます。

会場とお店がやや離れてることもあり、花火の音は遠くから聞こえてる感じになってます。
耳かき音や他の環境音をかき消さないレベルの音量ですね。
音の鳴り具合もループとは明らかに違う不規則さがあります。
特に終盤は最後を飾るかのように連続して激しく鳴り響きます。
現実世界の花火大会をそのまま切り取ってきたようなリアリティがあります。

「きっと寂しくなるだろうと思いましたので 少しだけ 余韻に浸ろうかなって」
花火大会の直後に始まる線香花火(約13分)も大きなポイント。
「ぷすぷす ぱちぱち」という控えめな炸裂音が30秒程度鳴り、最後に火種が「じゅっ」と落ちます。
打ち上げ花火に比べると華やかさに欠けるものの、夏の終わりに感じるそこはかとない寂しさが音に表れています。
同じ花火を使ってまったく違う雰囲気を生み出してるあたりが道草屋らしいなと。
3度目の正直だったのに…
後半の「歯磨きとマッサージ」および「おやすみマッサージ」は7パート63分間。
部屋の中に吊るしてある蚊帳に入ったすずしろが
前日お客が寝る前に歯磨きしてなかったのを見て自らお世話してあげます。
そして口の中がスッキリしたところで肩、腕、背中、腰、足を丁寧に揉みほぐします。

歯磨きは「ぽり しょり」という小気味良い音が使われており
左右に往復させたり上下に擦ったりと変化に富んだ動きをします。
下の歯→上の歯→前歯と順に行ってくれるおかげで音の位置の違いもわかりやすく
彼の体を後ろから支える彼女の息遣いも耳元至近距離から聞こえます。

「オイルを使ったマッサージなんですけど その…ダメですよ?」
「この体勢だと 何かと思い出しちゃいますね…」

また彼女はサービスの開始時や最中に思わせぶりなことを漏らします。
これは「【耳なめ】道草屋 すずしろ 連夜【マッサージ】」という作品にも登場したシーンで
最初に「エッチは禁止」と自分で言ったのに、つい流されて射精させてしまうプレイを彼女は過去に経験しています。

彼女もそれを思い出したのでしょう。
前半よりも明らかに熱っぽい吐息を漏らし始めます。
道草屋のエッチは淫語を一切言わず、息遣いや音を使って聴き手を興奮させます。

本作品唯一のエッチシーンは「ダメですよ?」パート(約14分)。
歯磨きとその後始末を終えて肩と腕のマッサージに取り掛かったすずしろが
そのままオイルで濡れた手を股間へ伸ばし、おちんちんをおもむろにしごき始めます。
プレイは手コキ、耳舐めで手コキの際にリアルな効果音が鳴ります。

「旦那様がいけないんですよ? いつもいつも こんなにするから」
事前に交わした約束を破って勃起した彼を軽く叱りつつ
彼女は粘液質の音を後になるほど激しいペースで鳴らして刺激を与え続けます。
普段の彼女のキャラとは随分違うパワフルな責めっぷりです。
並行して行う耳舐めも前半の甘噛みとは明らかに違うエロに寄せたちゅぱ音です。

プレイの様子をほとんど実況しないのである程度想像力を要求されますが
少なくとも効果音は抜きに使えるクオリティを持っています。
癒し専門店の店員がこういうサービスに及んでるシチュにもそそります。
ちょっぴり背徳感のあるエッチと言えるでしょう。

このように、最大の武器である音を使った生々しいエッチが繰り広げられています。
移り変わりを感じる作品
リアルな効果音と環境音を駆使して2つの節目、変わり目を描いている作品です。

夏の盛りを過ぎ、秋が近づきつつある時期を舞台に
道草屋の代表的な店員さんが2日間をかけて心と体の両方を癒します。
打ち上げ花火の華やかな音を聴きながらする耳かき、スズムシの声を聴きながらする歯磨きとマッサージ。
前半は夏らしさを、後半は秋らしさを感じさせる要素を多く盛り込み違いを打ち出しています。

同じ夏を扱った作品でも前作「【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】」とは随分違います。
ですが寂しい感じはそれほどせず、むしろ安眠しやすい作品に思えます。
特に線香花火のシーンは音が鳴る時間と鳴らない時間のメリハリがあって余計静かに感じます。

この作品におけるひとつ目の節目はもちろん季節です。
そしてもうひとつの節目は声優さんです。
シリーズ第一作目からずっと活躍されてきた餅よもぎさんに対する惜別の思いが込められてます。
後半シーンにおける約束やエッチにその部分が色濃く出ています。

「さ、気を取り直して 今度こそマッサージいたしますよ」
そして最後の「おやすみマッサージ」ではこれまでの出来事を振り払うかのように一生懸命マッサージします。
故人を惜しむのはもちろん大事だけど生きてる者は前に進まなくてはならない。
「気を取り直して」とすずしろに言わせてるのはそういった気持ちの現れなのだと思います。

私の勝手な推測なのであまり真に受けないでください。
ですがすずしろの代替わりが多少なりとも影響してるのは事実です。
御崎さんのすずしろが今後どういう活躍をするか楽しみです。

エッチはこの作品から聴いた人には展開が掴みにくいと思います。
すずしろのキャラやお客との仲の良さを知っててこそ抜けるプレイかなと。
メインのサービスはどう考えても非エロですからそれほど問題とは思いません。

射精シーンは1回。
くちゅ音とちゅぱ音(甘噛み含む)そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

ちょっぴりしんみりした気分を感じながら癒される作品です。
これまでのすずしろをすべて聴いてる人には強くおすすめします。

CV:御崎ひよりさん
総時間 2:00:27

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、道草屋の店主を務める上品で可愛いお姉さんが
昼と夜の2部に分けてお客を様々なサービスでもてなします。

シリーズ最大の長所である個性的なキャラとリアルな効果音・環境音に加えて
今回は夏らしさを感じるノスタルジックな雰囲気漂う演出が数多く盛り込まれており
聴いてる間は別の場所にいる感覚や童心に返った気分が味わえます。
夏を彩る2つの物語
道草屋の店員「芹」から様々なおもてなしを受けるお話。

「よろしいですか? 失礼致しますね」
芹は明るくておっとりした声のお姉さん。
とある夏の日、小川の近くで寛いでいたお客に声をかけると
持ってきたラムネを一緒に飲もうと言います。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
前半にあたるお昼の部は彼女と2人きりでラムネを飲んだり耳かきしてもらう様子
後半の夜の部は怪談を聞いたり他の店員を交えてお酒を飲む様子が描かれています。

時間帯だけでなくサービスの内容もガラリと変わるおかげで
それぞれに別タイプの癒しを感じることができるでしょう。
時間がどちらも1時間程度で区切られてますし、2回に分けて聴いた方が楽しめると思います。
片方だけでも十分過ぎるほどの癒しのパワーを持っています。

道草屋は現在までに20もの作品が出ており、そのすべてが1500DL以上を誇る超人気シリーズです。
その原動力となってるのが様々な音が織り成すリアルな世界観と個性的なキャラです。
今作もその例に漏れず、音声開始時から小川のせせらぎ・鳥やセミの鳴き声といった環境音や
すべてのサービスにおいて実録したとしか思えないハイクオリティな音がタイミングよく鳴り響きます。


音声作品ではよくあるパートごとの切れ目を完全にぼかした演出も相まって
最中は実際に道草屋にいるかのような現実逃避感が味わえます。
そして音がリアルだからこそ芹がサービスに関する細かな説明をする必要が無くなり
結果的に他愛もない会話をのんびりとする余裕が生まれています。


「夏は 炭酸ですねー アサヒといいラムネといい」
芹が元々雑談(特にお酒の話)好きなのもあるのですが
彼女は「~をしますね」といった開始の意思表示以外にサービスそのもののお話をほとんどしません。
夏の気候や自然に関する話題とか、子供の頃の思い出話などを楽しそうに語ります。
でも音のおかげで彼女が何をしてるかが手に取るようにわかります。

この良い意味で専門店らしくない「緩さ」が大きな癒しを与えてくれます。
他の専門店系作品では見られないサービスを盛り込み個性を出してもいます。
癒し系作品を構成するすべての要素が高いレベルを持っている素晴らしい作品です。
暑い日には冷たいものが一番
ここからは各シーンの詳細を説明していきます。

前半のお昼の部は小川のほとりが舞台。
ラムネを2本持ってやって来た芹が栓を開けて一緒に飲みながら談笑し
喉を潤したところで肩のマッサージや耳のお手入れをします。
もちろん最中は涼やかな水の流れる音が適度な音量で鳴り続けます。

お昼の部で最も特徴的なパートは一番最初のラムネを飲むところ。
「シュポッ ジュブブブブブ」と炭酸の泡がビンから溢れる音が鳴り
その直後に両耳至近距離で「シュワシュワ ブクブク」と炭酸の弾ける音が鳴ります。

これは実際に音を聴いていただくのが一番わかりやすいです。
体験版にある「おひるさんぷる」というファイルの1分30秒あたりにラムネを飲むシーンがあります。
自分が実際にラムネを飲んだ時に感じる音をそのまま表現しているのが素晴らしいです。
独自の方法で録音されたらしく、グラスに注がれた音を聴くのとは音の感じが随分違います。
また芹がラムネを飲む様子も音で表現されており、両者の音の違いがよく出ています。

「最近のラムネって お口のところ プラスチックなんですよねー いつの間にやら」
最中に芹がする話もラムネに関するものばかり。
子供の時に駄菓子屋やプールで飲んだ人もいるでしょうから
その頃を思い出して懐かしい気分がするかもしれませんね。
彼女が体を揺らすたびに中のガラス球が揺れる音が鳴るのも実に良いです。

メインのサービスは耳のお手入れ(約37分)。
両耳を濡れタオルで拭いてから10分近くあまがみし、膝枕の体勢で右耳→左耳の順にお掃除します。
使用する器具は耳かき棒と消毒液つきの綿棒です。
すべてが終わった後に少しだけ息を吹きかけてもくれます。

耳かき棒は「ぞり じじっ」と細く乾いた音、綿棒は「ぽりぽり しゅっ」という柔らかい音が使われており
前者は耳の壁を奥から手前になぞるように、後者は軸をもって回転させるようにいずれもゆっくり動きます。
力加減がかなり弱いので得られる刺激はいまいちなのですが
音の質感や動きといった各要素は高いクオリティを持っています。

「いただきもののお酒だと 何でもほいほい出してくれるんですけどねー」
「きーつーねーの おーやーこーが まーたーあーしーたー」

そして最中は芹が耳かきと全然関係ない話をのんびりした調子で語ってくれます
道草屋の店主らしい上品な佇まいの中に垣間見える子供っぽい部分がとても魅力的です。
お酒好きな人の方が共感できるかなと。
左耳を掃除する時に口ずさむ子守唄もテーマの「ノスタルジック」に合っています。

また話が前後しますが耳かき前に登場するあまがみも大きなポイントです。
本作品では昼、夜合わせてあまがみの時間が20分近くあります。
最初は普通に、しばらくするとさらに近づいて穴のあたりを舐める二段構えの責めも魅力です。
ただしR-15に収まるようにちゅぱ音はかなり抑えてあります。
ホラーを織り交ぜた大人の時間
続く夜の部は場所を母屋近くの縁側へと移し
芹がオリジナルの怪談を披露したり、途中から登場するはこべらと3人でお酒を飲みます。
芹自身が「余興」と言ってるように店員と客よりも友達同士に近い雰囲気のサービスです。

怪談は「おじぎさん」「開けて」「目隠し鬼」の3話。
いずれも11分くらいの長さで登場人物や内容が違います。

内容をばらすとつまらないでしょうからすべて伏せるとして
私が聴いた限りでは背筋がちょっぴり凍るくらいの恐さを感じました。
ホラーが余程苦手な人でもなければ普通に聴けると思います。

そして怪談の最中は彼女のセリフに合わせて専用の効果音が鳴ります。
臨場感を出すためのちょっとした演出ですね。
突然「ガーン!」とピアノが鳴ってびっくりさせるなんてことはありません。
今までとは違う形で「涼」を与えることを目指したサービスです。

はこべら「虫の声でも聞きながら 一杯いかがですか?」
芹「それでは お客様が 今夜もよく眠れますようにってことで」
その後に始まる飲み会はみんなでお酒を飲みお話をする名前通りの内容。
2人とも大人の女性ということで悪ノリすることもなくしっとりとした雰囲気が漂ってます。
お話は彼女たち以外に店員がいなかった昔の道草屋に関するものがメイン。
ダブルあまがみをしてくれるちょっぴりエッチなシーンもあります。

爽やかだったお昼の部に比べて夜の部は全体的に落ち着きがあります。
バックの環境音も一気に静かになり、別の店員が母屋で料理している音も聞こえてきます。
夏の日を田舎でのんびり過ごす様子を音声だけで様々な方向から楽しませてくれます。
季節感のある癒し系作品
抜群の癒し効果を持つ大変優れた作品です。

芹と2人きりで子供っぽい要素を交えた時を過ごすお昼の部、怪談やお酒といった大人の情緒漂う夜の部。
同じキャラが2つのシーンでまるで違うおもてなしをしてくれます。
音声開始から終了まで流れ続けるリアルかつ多彩な環境音や
最中に鳴る極めてリアルな効果音もそれを大いに助けています。

中でもお昼の部の環境音はセミや風鈴といった定番のものに小川のせせらぎを加え
夏らしさを感じさせつつ涼やかな雰囲気も醸し出しています。
夏といえば暑いと思う人が多いからこそ意識してこういう演出をされたのでしょう。
ラムネを飲む音やビー玉の音もスッキリした気分を与えてくれます。

それに対して夜の部は環境音を虫の音だけに留め
その代わり芹やはこべら、他の店員といった人の温もりを癒しに活用しています。
同じ環境音で勝負したら聴き手に飽きられると思ったのではないでしょうか。
怪談を3つ用意してるのも音以外の部分で涼しくしたかったからだと思います。
はこべらを登場させて芹が持つ子供っぽい部分を引き立ててもいます。

サービスそのものについても音のリアリティをとことん追求し
さらに体を動かした時に鳴る細かな音もちゃんと入れて道草屋の世界を構築しています。
このところ耳かきを初めとする癒し系作品が俄かに活発化してますが
その中でもほぼトップと言えるレベルの抜きん出たクオリティを持っています。

とにかくバランスがいいんですよね。
キャラが魅力的とか、耳かき音が優れてるとか、雰囲気作りがしっかりしてるとか
個々に優れた部分を持ってる作品はそれなりにあります。
でもそのすべてがとなると本当に少ないんです。
それを成し遂げてるからこれだけ多くの人に支持されてるのだと思います。

今の季節にぴったりな爽快感のある作品です。
130分以上で800円とコスパも抜群。
以上のことから本作品をサークルさんでは8本目の満点とさせていただきました。

CV:芹…雁庵うずめさん はこべら…琴香さん たびらこ…愛枝今日子さん(夜の部にほんの少しだけ登場)
総時間 2:13:23

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

【散髪シャンプー】道草屋 すずな『バーバーすずな』【二人で耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、それぞれに違った個性を持つ2人の女の子が
神社やお店の裏で趣向を凝らした癒しのサービスを提供します。

すべてのサービスを野外で行っているのが最大の特徴で
様々な鳥の音や池の水がはねる音、夕暮れに鳴るチャイムの音など
室内とは違うタイプの音を組み合わせて春の野外らしさを演出しています。
春の日は野外でのんびり
道草屋の店員「すずな」と「はこべら」からサービスを受けるお話。

「旦那様 お散歩ですか?」
すずなは明るくて可愛い声の女の子。
「だーれだ? はこべらです」
はこべらは上品で落ち着いた声のお姉さん。
道草屋の近くにある神社にやって来たお客に声をかけると
花見をしながら池の鯉に餌をやり始めます。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
前半は2人と神社で耳かきしながらまったり過ごす様子を
後半はお店に戻ってすずなに髪のお手入れをしてもらう様子を楽しみます。
はこべらが登場するのは前半のみです。

道草屋シリーズと言えば個性的な店員はもちろん、効果音や環境音が生み出すリアルな雰囲気も魅力です。
今作では敢えてすべてのサービスを屋外で行い
最中は鳥の鳴き声など自然の生き物たちが生み出す多彩な音がバックで鳴り響きます。

環境音にかなり力を入れている作品と思ってください。

最もよく聞こえる鳥の声についても単一のものを延々と鳴らすのではなく
スズメ、カラス、ウグイスなど5種類くらいの鳴き声が登場します。
しかも彼らがいる場所や時間帯によってそれらの割合が変化していく凝った演出がされています。
どの音も実録したとしか思えないほどリアルで透き通っています。

はこべら「指先の 空気の吹き溜まりまで しっかり換気されると 体の末端が 温かく感じるんですよ」
すずな「ええ 清清しいです」
はこべら「冗談です」
お客の相手を務める2人のキャラもポイント。
すずなは田舎育ちの純朴な女の子、はこべらは世間慣れした大人の女性なこともあり
前半ははこべらがすずなを軽くからかう微笑ましいやり取りを交わします。
そして後半はすずなだけになり、表裏のないお話で心を潤してくれます。

前半ははこべら、後半はすずなのセリフを中心に物語が進みますので
同じ作品でもやや違った雰囲気を感じるでしょうね。
場所、サービス、店員など作品を構成する要素を上手に切り替え個性を出しています。
春らしい華やかさのある神社でのサービス
前半の「青空耳かき」はおよそ52分間。
神社にやって来た3人が池の鯉に餌をやったり一緒にハッサクを食べた後耳かきをします。

耳かき以外は脇役みたいな印象を抱くかもしれません。
ですが実際に聴いてみるとそれらの様子を音を使って面白く表現しています。

はこべら「私 というか 普通人(のヒエラルキー)は上のほうですね 圧倒的なプレデターですから」
すずな「ふむ 今日は横文字が多いです」
例えば鯉に餌をやるシーンではバックで「ぽちょん」という水の音が適度に鳴り響き
鯉やお客の様子を見て2人が楽しそうな会話をします。
作品の世界に聴き手を引き込む「掴み」の役割を担う重要なシーンです。

さらに面白いのがその後のハッサクを食べるシーン。
はこべらとすずなが交互に食べさせてくれるのですが
その際に2人の声が一気に近づき、同時に耳のすぐ下あたりでもぐもぐと微かな咀嚼音が鳴ります。
お客が食べてる様子を音だけで主観的に表現しているわけです。

骨格の中にマイクを埋め込んで録音されたらしく
咀嚼音と同時に実際に物を食べてるときのような鈍い振動が伝わってきます。
2人の声の位置や距離も実際の動作にとても近く臨場感があります。
体験版の1分50秒頃に収録されてますので興味のある方は聴いてみてください。
言葉で説明するよりそうしたほうがずっとわかりやすいです。

メインのサービスとなる耳かきはおよそ24分間。
膝枕の状態ではこべらが右耳を、すずなが左耳を担当し
どちらも耳かき棒と綿棒で汚れを取り、仕上げに弱めの風圧で軽く息を吹きかけます。
野外でする耳かきなので内容はかなりシンプルです。

耳かき棒は「ずじっ じょりっ」と乾いた細い音
綿棒は「じりじり ぱちぱち」と幅広く柔らかな音が使われており
前者は耳の壁を優しく撫でるように、後者は軸をゆっくり回転させるように動きます。
音の質感、動きいずれもリアルな方と言えます。

担当する店員によって動きが微妙に変化するのもいいですね。
はこべらは彼女の穏やかな性格を反映するようにゆっくりと長いストロークで
すずなはそれよりもやや速いペースで小刻みに器具を動かします。
使っている器具は同じなんだけど右と左でやや違った感覚が伝わってくると思います。

すずな「本当は篠笛が吹きたかったんですけど 篠笛は 三番目に年上の子が吹くことになってて」
はこべら「篠笛も 小太鼓も いい音色ですよねぇ」
最中の会話はすずなが子供の頃に参加した祭りの話や
彼女が時折口ずさむアイヌの子守唄の話など他愛もないものばかり。
それらに耳かき音や環境音が加わって華やかな印象を受けます。
うるさいのではなく声や音がコンビネーションを取ってる感じです。
あなただけの床屋さん
後半の「Barberすずな」はおよそ40分間。
お店に戻った後、お風呂場の裏手に用意した椅子と洗面台を使って
すずながお客の髪を整えたり洗ったりしてあげます。

サービスの流れは肩叩きに始まり、襟に布を巻いてから霧吹きをかけて髪を濡らし
ハサミを使って全体をバランスよく切り揃え、シャンプーとトリートメントで洗い最後にドライヤーで乾かします。
彼女がメインを務めた前作「【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】」よりも
さらに本格的なサービスが楽しめます。

シャクシャクという小気味良い金属音が鳴り響くハサミ
「ぷしゅ しゃわしゃわ」と独特な質感が心地いいシャンプー
左右にスライドさせ、耳に当たった時は「ぼぼぼっ」と軽い風圧を感じるドライヤーなど
散髪を構成する効果音も非の打ち所がないほどリアルなものばかり。
前半が2人の会話を中心としていたのに対し、後半は音を前面に押し出しながら進めています。

「最近はいつもここで切ってるんです お店の人のを揃えたり このあたりのおじいちゃん おばあちゃん」
「今年は 花火も見に行きたいです 手で持つのじゃなくて 打ち上げるやつを 遠くからじゃなくて 真下から」

最中のすずなは熱心に髪を切る一方で
散髪の腕や子供の頃のこと、間もなく訪れる夏への抱負などを嬉しそうに話します。
前半に比べるとセリフのボリュームはやや減ってるものの
どこを切っているとかの事務的なことは一切言わず、終始リラックスした様子でお世話します。
彼女がそばにいて、髪を切ってくれている雰囲気が十分に出ています。
春のように暖かい作品
3人が春の日を過ごす様子をそのまま切り取ったような癒しに満ちた作品です。

すずなとはこべらは道草屋に遠路はるばるやって来たお客に満足してもらおうと
敢えて専門店の枠から飛び出す形であれこれお世話します。
前半はお店の近くにある神社でお花見と耳かきを、後半はお店の外に設置した機材で散髪といった具合に
春という過ごしやすい時期を考慮しすべてを屋外で行っています。
そしてその様子を多種多様な環境音を駆使してリアルに表現しています。

専門店でのサービスと言えばお店の中でするのが当たり前ですから
この真逆の発想は実に面白いです。
しかもそれをサービスにちゃんと活かしているのだから尚更素晴らしいです。
道草屋シリーズはお店の周辺一帯を舞台としている風潮がありますし
だからこそこういう思い切ったことをやってみたのだと思います。

前半と後半でサービスをする場所、担当する店員、内容を切り替え
別の方向から癒しを与えてくれている点も実に良いです。
作品名を見ていただければわかるように今回の主役は明らかにすずなです。
でも前半ははこべらをリード兼ちょっかいを出す役に回し、すずなのピュアな部分を引き立てています。
そして後半は1対1の状態で彼女固有のサービスとお話で盛り上げています。

店員を複数人同時に登場させる演出も道草屋シリーズならではですし
サークルさんが聴き手を飽きさせないよう工夫されているのがよくわかります。
聴いてて純粋に面白いから世界に自然と引き込まれ、癒しを感じるのだと思います。

今の季節にぴったりな作品です。
総時間93分に対し800円とコスパも申し分ありません。
以上のことから本作品をサークルさんでは7本目の満点とさせていただきました。

CV:すずな…藤堂れんげさん はこべら…琴香さん
総時間 1:33:02(青空耳かき 52:24 Barberすずな 40:38)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

【骨伝導風】道草屋 たびらこ-一緒にはみがき【耳かき&はみがき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、誰かのお世話をするのが好きな優しい店員さんが
歯・耳・下半身を中心に心の行き届いたケアをします。

彼女のキャラを活かした甘やかし成分の非常に強いサービスが行われており
リアルな効果音や環境音を使って実際にお店にいる雰囲気を出しながら
まるで母親のような温かい言葉を投げかけて心をたっぷりと温めてくれます。
世話好きな店員さんに甘やかされるひと時
道草屋の店員「たびらこ」に歯磨きや耳かきをしてもらうお話。

「よろしいですか? 食後のお茶を お持ちしました」
たびらこは素朴で穏やかな声のお姉さん。
夕食後に部屋で寛いでいたお客のもとにやって来ると
お茶を淹れてから歯磨きのお手伝いをします。

本作品は大きく2つのシーンで構成されており
前半は彼女に歯磨きとおちんちんのお世話をしてもらう18禁要素を含んだサービス
後半はじっくり時間をかけて耳かきと耳のマッサージをする全年齢向けのサービスを行います。

たびらこは現在のところ道草屋シリーズでは最も後に登場した店員さんで
エッチなサービスをするのは今回が初めてです。
今回は普段の非エロ→エロではなくお話の流れに沿った形で紹介していきます。

全編を通じて言える最も大きな特徴は彼女のお客への接し方。
専門店ではお馴染みの他人行儀な態度を一切取らず
彼を実の子供のように扱いながらそれぞれを丁寧に行います。

「いけませんよ? 寝る前には 歯を磨かないと 虫歯になってからじゃ遅いんですから」
こんな感じで彼女は何をするにしてもまず彼のことを第一に考え
心配したり生活に関する簡単なアドバイスをします。
お世話の仕方も心が行き届いたものばかりで甘やかされてる気分がとても強く味わえます。

通しで聴くと多少おせっかいに感じる人もいるかもしれません。
でも彼女の口調が終始柔らかなおかげで押し付けがましさは薄いです。
こちらのすべてを受け入れてくれる母性溢れる女性です。

またシリーズの大きな魅力であるリアルな音も耳を楽しませてくれます。
環境音は鉄瓶と柱時計の音くらいで割と大人しいのですが
前半に登場する歯磨きは音声作品でもかなりレアなサービスです。
サークルさんが機材にこだわって録音されたらしく、その成果が音にしっかり現れています。
音と振動が織り成すリアルな歯磨き
ここからは前半→後半の順に各サービスの内容を紹介していきます。
前半の最初に登場するのは非エロの目玉となる歯磨き(約10分)。
仰向けの状態でたびらこの膝の上に頭を乗せ、彼女に歯ブラシでお掃除してもらいます。

歯ブラシは「シュコシュコ」とざらつきのある軽い音が使われており
下の奥歯→上の奥歯→前歯の順に左右に細かくスライドします。
今回は骨格模型に直接マイクを埋め込んで録ったとのことで
ストロークの長さや力の入れ具合が数秒単位で小まめに切り替わります。
実録としか思えないほどの極めてリアルな歯磨きです。

特に面白いのが上の歯をお掃除するシーン。
下の歯に比べて耳に近いからか、耳の下あたりに心地よい振動が伝わってきます。
動きはそんなに変わらないので録音環境が影響しているのでしょう。
前歯に差しかかると効果音がクリアになるなど細かな部分にこだわって作られています。
実に素晴らしいですね。

「はーい ベロさん ちょっと右に避けてくれますか?」
「苦しく…ない? うふふっ ちょっと疲れるかもですけど そのまま お口開けててくださいね」

それらを行ってくれるたびらこの態度や言葉も心を温めてくれます。
大人になって誰かに歯磨きをしてもらうなんてそうそうないですし
子供っぽい言葉も相まって童心に返った気分に浸ることができます。
優しい女性がすべてお世話してくれる至れり尽くせりなひと時です。

続く本作品唯一の18禁要素にあたるエッチシーンは13分ほど。
プレイは手コキ、耳舐めです。
手コキの際に粘液質のリアルな効果音が鳴ります。

「私が言い出したんですから 今夜はちゃーんと お世話させていただきますので」
歯磨きの際、体を密着されて勃起したお客のおちんちんを見て
たびらこはちょっぴり戸惑いながらもあんま用のローションを手にまぶし、しごき始めます。

エッチは無事歯磨きを我慢できたご褒美に彼女がお世話してくれます。
道草屋シリーズは全年齢向けの成分が強いこともあり
過去作から一貫してエッチはソフトな描写に留めています。

本作もその例に漏れず「おちんちん」などの淫語は一切登場しません。
その代わりに手コキの効果音と彼女の息遣いでエッチな雰囲気を作り上げています。
手コキ音はローションのおかげでにちゃにちゃしたやや下品な音が鳴ります。

「この子 とっても温かいんですね 気持ちいい?」
プレイの最中に彼女が男性に不慣れな様子を見せるのもポイント。
普段通りの落ち着いた態度で責めるのですが
その息遣いは明らかに荒く、彼女がこの行為に興奮しているのが伝わってきます。
他にも射精シーンでちょっぴり驚くなど年齢相応の可愛い部分を見せてくれます。
あからさまに見せるのではなく合間合間にひょっこり出てきます。

プレイそのもののエロさだけで見ると抜くには弱いのだけど
彼女に感情移入できるぶん興奮できる感じです。
彼女に見られる、いじられるシチュがあってこそのプレイだと思います。
安眠重視の落ち着いた耳かき
後半シーンはエッチが終わりたびらこが退室した1時間後のお話。
再び部屋に戻ってきた彼女が落ち着いた様子で今度は耳かきをします。
耳かきは膝枕の体勢で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒を使ってお掃除します。
梵天や息吹きをするシーンはありません。

耳かき棒は「かりっ ずずっ」と細く乾いた音
綿棒は「ぷしゅっ ずりっ」と広くふわふわした音が使われており
どちらも耳の壁を優しくなぞり、ゆっくりと掻き出す動きをします。

たびらこの声に比べて効果音のボリュームが小さいのは不自然に思えますが
これから眠りにつくお客にスッキリしてもらおうと
意識して力を抑えながら緩やかに器具を動かしています。
耳への刺激が弱めなので寝ながら聴くには丁度いい音かなと。

「早寝 早起き お日様を ちゃーんと浴びて 夜更かしは ほどほどに 不摂生は だーめ、ですよ?」
そして耳かきの最中は彼女が季節や自分のことをのんびり話します。
道草屋における耳かきは効果音よりもこの会話に重点が置かれているのが特徴です。
優しさに溢れた他愛も無い言葉の数々に多くの人が癒しを感じるでしょう。
彼女がすぐそばにいて、お世話してくれる雰囲気を臨場感を出しながら表現しています。

このように、寒い時期にぴったりな温かいサービスが繰り広げられています。
人の温もりを再確認できる作品
たびらこの母性に満ちたキャラを前面に押し出した癒し特化の作品です。

何をするにしても飾らず親身になって接してくれる彼女の様子は
良い意味で店員らしくなく自然と安らぎを覚えます。
「歯はちゃんと磨いた?」「寝るときは体を暖かくしないとダメだよ?」
子供の頃に母親から何度も言われたセリフも大人になって聴くと嬉しいものです。

そして彼女は様々な言葉やサービスを通じて人の温もりを教えてくれます。
誰かがそばにいて、何かをしてくれる。
家族と一緒に暮らしている時には当たり前だったものが
社会に出て一人暮らしをするようになるととても貴重に思えます。
その成分を音声だけで埋め合わせてくれる作品です。

「無理をして お体壊すくらいなら 誰かに甘えちゃったほうが いいですよ」
たびらこは色々なことをしながら辛くなったら自分にいつでも甘えていいよと言います。
女性に甘えるのに抵抗を感じる男性もそれなりにいるでしょう。
でも彼女は自然と甘えたくなる、よりかかりたくなる雰囲気を持っています。

彼女の存在なくしてこの作品の良さは語れません。
魅力的なキャラが登場する道草屋シリーズの中でも一際キャラに寄った作品と言えます。

対するサービスについては歯磨きが画期的なものの時間が短く
他は過去作との大きな違いが見られないなどやや物足りなく感じます。
特に後半の耳かきが音も動きもパワーダウンしているので
シリーズをずっと聴いている人だと「うーん…」と思うかもしれません。
キャラが立っているから余計にそう映ります。

エッチは他の店員の18禁バージョンと同じく音や雰囲気でプレイの様子を伝えています。
初めておちんちんをいじるにしては彼女の反応が淡白かなと。
普段と違う彼女の一面をもっと見たかったです。
射精シーンは1回。
くちゅ音それなり、ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

大人になるほど味わいにくい女性に甘える気分が楽しめる作品です。
一部で厳しいことも言いましたが、それはあくまで道草屋シリーズの他作品と比べてのことで
他のサークルさんの癒し系作品に比べればずば抜けて優れています。
一人暮らしで寂しい思いをしている人には特におすすめします。

CV:愛枝今日子さん
総時間 1:16:00

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【二人で耳かき】道草屋-いね たび-おひる。【176khzハイレゾ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、冬のとある晴れた日の午後を舞台に
ほぼ正反対の性格を持つ2人の女の子が癒しのサービスを提供します。

シリーズでは初の2人が同時にお世話してくれる展開
お客のいる場所や彼女たちとの距離に合わせて小まめに変化する声や音など
道草屋に実際にいる気分を味わわせてくれる要素がたっぷり詰まっています。
2人の女の子に囲まれながら過ごす癒しのひと時
道草屋の店員「いね」と「たびらこ」から3種類のサービスを受けるお話。

「あ… いらっしゃいませ お待ちしておりました」
いねは穏やかでのほほんとした声の女の子。
「すみません お部屋のご準備に少々手間取っておりました」
たびらこは明るくて清らかな声のお姉さん。
遠路はるばる道草屋へやってきたお客に2人揃って挨拶すると
荷物を持ってサービスを行う部屋へと案内します。

本作品は部屋に移ったあと冷えた体を足湯で温め
それから彼女たちにマッサージと耳かきをしてもらいます。
道草屋シリーズは今まで6人の店員さんが基本的にはお客と一対一でお世話をしていたのですが
今回は足湯を初めて行うため、特別に2人が一緒になって全部のサービスを行います。

終盤に登場する耳かきシーンでは左右から別々の効果音が同時に鳴る面白い演出も登場し
両手に花の気分に浸りながら耳に心地よい感触を楽しむことができます。
声や音に終始包まれ続ける癒しに満ちた空間が形成されています。

いね「旦那様 薄着ですねぇ」
たびらこ「そうですね 山間は平地より冷え込みますよ」
最中に交わされる彼女たちの会話も大きなポイント。
いねはのんびりマイペース、たびらこは世話好きなしっかり者と性格が大きく異なり
それぞれの持ち味を活かしたセリフや仕草で別方向から癒しを与えてくれます。

2人は小学校からの長い付き合いですから息もピッタリ。
彼女たちの何気ない言葉の数々から仲の良さが自然と伝わってきます。
専門店よりは友達の家にいるような和気藹々とした雰囲気が漂っています。

道草屋シリーズのもう一つの特徴である効果音も忘れてはいけません。
今回は過去作で培ってきた音質の高さに加えて位置や距離にこだわった演出が数多く盛り込まれています。
具体的にはお客のいる場所に合わせて周りの音が小まめに変化します。

それこそ秒単位で切り替わるくらい精密に作られているのが素晴らしいですね。
聴き手ができるだけお客になりきれるような配慮が随所にされています。
キャラと音を最大限に活用した質の高いサービス
部屋に移動してから最初に行うサービスは足湯。
縁側に予め用意しておいた専用の桶に足を浸し
いねが前から足を揉む係、たびらこが後ろから肩や手のひらを揉む係を担当します。

いね「(足指の間に)ビー玉とか 挟んだりしますよねー 浮かんでるゆずとか」
たびらこ「…挟めるの?」
ちゃぷちゃぷと水が揺れる足のマッサージ音だけでなく
拳でとんとんと叩く、手のひらでゆっくり擦る、指先で押す肩のマッサージ音もしっかり入っており
最中はそれらを行いながら2人が足湯に関する何気ない会話をします。

道草屋シリーズは元々専門店によくある堅苦しさが薄い作風だったのですが
今回はそれに輪をかけてほのぼのとした空気を感じます。
他にも一部のシーンで他の店員(芹とすずしろ)の話し声が遠くから聞こえたりと
道草屋で実際にのんびり過ごす様子をそのまま音声にしたような自然さがあります。

前項で説明した効果音に関する演出もこの「自然さ」を大いに助けています。
例えば部屋に入ったと同時に時計の振り子の音が鳴り始め
縁側に移動するシーンでは中央やや奥だったのが一気に左手至近距離に移動し、すぐさま遠ざかります。
ひとつひとつのシーンに対して最適な音を用意するきめ細かな作りが非常に印象的でした。

足湯を終えて少し休憩を挟んだ次に登場するのは背中や足のマッサージ。
うつ伏せになったお客にいねが足から、たびらこが首筋から手を使って丁寧に揉んでいきます。

いね「お店の人 みんなで揉んだら 楽しいかもですねぇ」
ここも2人いる長所を活かして別々の効果音を同時に鳴らし
さらには最終的にはいねが頭、たびらこが脹脛とお互いの位置が入れ替わるように進めます。
当然のように彼女たちの声の位置や具合も切り替わりますから
近づいたり遠ざかっていく感覚がとても味わいやすくなっています。
シンプルなサービスにちょっぴり変わった要素を取り入れて個性を生み出しています。

十分に体が温まったところで最後に登場する耳かきはおよそ30分30秒間。
横になったお客に2人が左右で添い寝し、耳をタオルで拭いてから耳かき棒と綿棒でお掃除
軽く息を拭きかけた後に甘噛みで優しくマッサージをします。

耳かき棒は「そりそり ずずっ」と乾いた軽い音
綿棒は「ぷすぷす しょり」とふんわりした柔らかい音が使われており
前者はゆっくり掻き出したり耳の壁を小刻みに優しく引っかく
後者は前後にゆっくり出し入れしたり回転させたりする動きをします。
寝ながら聴いても耳に響くこともないですし、かなりリアルな音と言えます。

何よりこれらを左右同時に行っているところが非常に面白いです。
実際にやったら危ないと思う人もいるかもしれませんが
「音を聞かせる」という意味では有効な手段ではないでしょうか。
左右から別々の刺激を感じるのはやはり心地いいものです。

たびらこ「ちゃんと 栄養を考えたお食事 してますか?」
いね「好きなのだけじゃ ダメなんですよー」
たびらこ「そうそう …いねさんもですよ?」
そして耳かきをしながら交わされる2人の何気ない会話も心を潤します。
道草屋シリーズは耳かき中の会話量が多い傾向を持っており
彼女たちの良さを引き出しながら上手に癒しを与えてくれます。

まったく違った特性を持つ2人の店員が登場し、それぞれのやり方でお客をもてなす。
その一部始終を様々な効果音を交えながらとてもリアルにお届けしています。
ほっこりしてくる作品
道草屋にいる気分が味わいやすい癒しに満ちた作品です。

いねとたびらこの性格を踏まえながらシーンごとに役割を切り替え
サービスや様々な会話によってリラックスさせてくれます。
従来の作品に比べて店員さんのセリフの途切れる時間が少なく
シーンごとに小まめに変化する音声の位置も相まって
聴いている間は別の場所にいるような感覚が自然に湧いてきます。

たびらこ「安心しちゃいますよね 隣に誰かいると」
この作品で特筆すべき点はやはり彼女たちのキャラにあると私は思います。
客と店員が一対一で接する場合、立場の違いからどうしても多少の距離が生まれます。
しかし本作品ではいねをお客と店員の中間あたりの位置に据えて
両者の橋渡しといいますか、関係をよりスムーズにしています。

彼女たちが個々にサービスをしてくれていたときよりも堅苦しさがなく
より安心して聴けるように感じられました。
サービス自体は従来とそこまで大きな違いはありませんが、雰囲気はパワーアップしているなと。
聴いていると自然に眠たくなる人がそれなりにいるでしょうね。

サービスについては足湯が珍しいものの
お湯が揺れる音が鳴るくらいなので音のインパクトは弱めです。
以前の作品にあった囲炉裏や鉄瓶の音が再登場しても良かったかもしれません。
耳かきは意識的にゆっくり動かして音の違いを楽しみやすくしています。

人の温もりが感じられる今の季節にぴったりな作品です。
総時間76分に対し価格が800円とコスパも良好。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは6本目の満点とさせていただきました。

CV:いね…真宮ひいろさん たびらこ…愛枝今日子さん 芹…雁庵うずめさん すずしろ…餅よもぎさん
(後の2人はバックでたまに声が聞こえるちょい役です)
総時間 1:16:39

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
コスパがいいので+1してあります。

【温泉&耳かき】道草屋-はこべら-混浴マナー講座【174khzハイレゾ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、上品でちょっぴり意地悪なところもある店員さんが
お風呂とお部屋でそれぞれに心のこもったおもてなしをます。

道草屋シリーズの要とも言えるリアルな効果音・環境音に加えて
今回は大人の女性を意識したサービスややり取りが各所でされており
前半は色気漂うエッチな雰囲気を、後半は秋らしい静かで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
お姉さんとお風呂で、お部屋で
道草屋の店員「はこべら」に体の洗浄や耳かきをしてもらうお話。

「おや ご入浴中でしたか 失礼しました」
はこべらは上品で落ち着いた声のお姉さん。
丁度お風呂に入っていたお客のもとにやってくると
従業員用のお風呂が壊れている事情を説明し、一緒に入っていいかと聞きます。

本作品はお風呂でお腹や背中、おちんちんのお世話までしてもらう「お風呂」と
部屋に戻ってからお話や耳かきをする「湯上り」の2部構成。
どちらも50分前後と十分な時間を用意し
前者は大人の女性に誘惑され、意地悪されるちょっぴりエッチな気分を
後半は女性が持つ優しさに包まれる癒しの気分を満喫することができます。

通しで聴いてみると雰囲気の大きな違いにきっと驚くでしょうね。
そう感じさせてくれる大きな要因となっているのが様々な効果音。
お風呂に浸かった際に湯船が軽く揺れる音、水鉄砲を飛ばす音
そしてバックで流れ続ける虫の声など多種多様な音がタイミングよく鳴り響きます。

今回は2人がいる場所ごとに環境音が切り替わっているのが聴きどころです。
例えばお風呂場だと締め切ってるからやや控えめで篭っていたのが
上がって縁側で談笑しているシーンに入るとかなり大きく、近くなります。
そして車の音などが一切聞こえてこない自然に満ちた空間が安らぎを与えてくれます。

お相手をしてくれるはこべらの存在も忘れてはいけません。
すずしろやすずなとは違った余裕のある表情を見せながら
ある時は積極的に、またある時にはしっとりとした佇まいで接してくれます。

「肌を火照らせ 濡れた布切れ一枚の男女が こんな近くに 隣り合って」
特に前半はお風呂での混浴シーンなこともあり
すぐ近くに裸同然の女性がいることを強く印象付け
さらにお客が襲いたくなるよう言葉や仕草で誘惑する、なんてこともしてきます。
優れた録音環境のおかげで彼女の近さをリアルに感じることができるでしょう。
お淑やかなんだけど結構大胆なところもある女性ですね。
お風呂でのちょっぴりエッチなお付き合い
前半のお風呂シーンは彼女が体を洗ってくれるサービスがメイン。
「タオルだと肌が荒れるから」と手で直接お腹を洗い始めます。
ちなみにエッチな表現があるのはここだけで後半は完全に非エロです。

手洗いは「わしゃ くしゅ」と泡の弾ける音が使われており
全体的にゆっくりしたペースで上下左右はもちろん、回転させるように動かしていたりと
実際に体を洗っている動きに非常に近い形で効果音が鳴ります。
おそらく実際にマイクを置いて洗いながら録っているのでしょう。
そうとしか思えないほどすべての音がスムーズに流れていきます。

「少し エッチな気もいたしますが 旦那様を 紳士と見込んで」
そして体を洗いながらはこべらがわかりやすいアプローチをしてきます。
後ろからお腹を洗う、つまり体を密着させる体勢を維持しながら
耳を舐めたり男心を揺さぶるセリフを投げかけます。

道草屋は風俗店ではないのでエッチな行為をするには「きっかけ」が必要です。
だから彼女はエッチなセリフを一切言わずに雰囲気でそういう気分にさせようとします。
効果音に絶対の自信を持つサークルさんだからこそできる珍しい演出です。

エッチシーンはおよそ9分間。
プレイは手コキ、耳舐めです。

「視線だけではありませんよ ここをこんなに大きくしては 当然 マナー違反です」
ただ体を洗ってあげているだけなのになぜか勃起しているお客を見て
はこべらはちょっぴり意地悪そうに混浴する際の心得を説明し始めます。

エッチは彼女が彼のおちんちんを一方的に責め続け、射精へと追い込みます。
彼女が明確な開始のセリフを言ったりはしてきません。
ですがマナー講座で女性の前で勃起させながらお風呂に入るのはよくないことを告げ
その直後に今までとは明らかに違う何かを激しく擦る音が鳴り始めます。
彼女の普段の様子とは正反対のパワフルな責めです。

「それに こんなぬるぬるしたものを 湯船に入れてしまうのも 感心いたしませんね」
そしてしごきながら彼女は遠まわしな言葉責めも投げかけてきます。
といっても口調がきつくなったりはしませんので
先生がいたずらっ子に諭しているような優しさを感じます。
マナーを教えることもきちんと果たしながら気持ちよくしてくれている感じです。

このように、シチュと効果音で抜かせる変わったエッチが繰り広げられています。
幻想的な雰囲気漂う上品な耳かき
続く湯上りのシーンは縁側で会話や甘噛みをしながら火照った体を鎮め
それから部屋に移って35分近くに及ぶ丁寧な耳かきと耳揉みを行います。

「夏とは違い 少し クラシックな雰囲気ですね」
お風呂に比べてずっと大きくなった虫の声
そしていつもの上品さを取り戻したはこべらの言葉や態度によって
秋の夜にふさわしい静かでちょっぴり物悲しい雰囲気が漂っています。

最中行われる甘噛みもお風呂とは違い水分控えめ。
ですが極めてクリアで近い声や音が彼女の温もりを感じさせてくれます。
合間に漏れる吐息にほんのり風圧を感じるほどにリアルです。
エロではなく完全に癒しを目的とした甘噛みですね。

その後の耳かきは添い寝した状態で右耳→左耳の順に
耳かき棒、次は洗浄液に浸した綿棒で汚れを取り最後に長めの息吹きをします。
そして右から左に移る間に7分ほど指で耳を揉んでくれます。
他の道草屋シリーズと同じく比較的家庭寄りなサービス内容です。

耳かき棒は「じり ずずっ」と乾いた軽い音
綿棒は「さすさす ぷすぷす」とふんわりした音が使われており
前者は優しくこそぐ感じでゆっくり短く、後者は細かな汚れを落とすようにゆっくり前後に動かします。
声や環境音を妨げないよう集中して鳴らすようなことはせず
要所だけを綺麗にしているかのようにやや散発的な鳴らし方をしているシーンが多いです。

「玄関を出て 道なりに行った先に 少し大きな 神社がございます」
そして最中ははこべらが様々なお話をしてくれます。
内容は近くにあった桜の木とそれを植えた老夫婦のことや
秋の空のことなど他愛も無いものばかり。
セリフの間をできるだけ長く取りながらのんびりと語りかけてくれるおかげで
とても気持ちが落ち着き、ほんのり眠たくなってくる気分がします。

サークルさんによるとセリフや音の間隔を深呼吸のペースに合わせているらしく
それらによって自然な呼吸のリズムを形成し、リラックスを促すよう作られているみたいです。
耳かき中は彼女がかなり頻繁に話すのですが五月蝿さはちっとも感じません。
それは聴き手に合わせてタイミングよく語りかけてくれているからです。

このように、音の質だけでなく間にも注意したきめ細かい耳かきが行われています。
しっとりとした雰囲気の作品
抜きよりも癒しをかなり重視したハイレベルな作品です。

はこべらは3度お店にやってきてくれたお客への感謝の気持ちに
お風呂ではやや脱線する形で性的興奮や快感を
お部屋では行き届いた気配りとテクニックによる正統派の癒しを提供します。
方向性は違いますがどちらも彼をもてなすことを第一に考えています。
そして諸々の行為の様子をリアルな効果音や環境音が彩っています。

「今夜も片耳で やめてしまいましょうか? 半分残しておけば また 来ていただける気がして」
耳かきの際に彼女が時折見せる別れを惜しむ様子も
夏が過ぎ、秋が深まることで感じる侘しさによくマッチしています。
道草屋シリーズはそこまで露骨にこういう表現をしてこないのですが
敢えて入れたということはそういう気分にさせたかったのでしょう。
ちょっぴりしんみりしながら聴き終えられるように作られています。

サービスはどちらかと言えばお風呂シーンの方が色々と面白い要素が詰まっています。
シャワーの音、湯船の揺れる音、お湯が排水口に流れていく音
バックで流れ続ける温泉が湯船に注ぎ込む音など、水に関する様々な音が耳を楽しませてくれます。

対する湯上りは過去作にあったサービスに季節感を持たせたものなので
シリーズを聴き続けている人にとってはやや物足りないかもしれません。
でもそれ以外の人なら間違いなく満足できるクオリティを持っています。

エッチは道草屋の中ではかなり思い切ったサービスをしてくれています。
今まではすべて着衣でのプレイでしたから、それらに比べればエロ度は高めです。
あくまでシリーズ内の話であって一般的なエロボイスに比べたら極めてソフトです。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ語はありません。

秋の夜を過ごす様子をありのままに表現している作品です。
前作「【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】」に比べて
サービスが大人しいことを考慮し条件付きの満点とさせていただきました。

CV:琴香さん
総時間 お風呂…43:51 湯上り…57:56 合計…1:41:41

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
100分800円とコスパがいいので+1してあります。

2015年10月3日追記
はこべら役が前作の藤村咲樹さんから変わっています。

【耳かき】耳かき安眠店 道草屋  せり ver1.5【耳舐め】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

癒し系音声としてもはや定番になっている「道草屋」シリーズ。
その2作目に当たる本作品は、いい意味で店員らしくないのほほんとしたお姉さんが
添い寝をしながら耳かきや耳舐めのサービスを行います。

最近の道草屋作品のように環境音を鳴らす演出はされていないものの
リアルで多彩な効果音と彼女のキャラの両方が強烈な個性を放っており
前者は実際にお店にいるかのような落ち着いた雰囲気を
後者は大人の女性に寄り添う安心感を感じさせてくれます。



大人びてるけどちょっぴり抜けてる店員さん
道草屋の店員「芹」から耳かきや耳舐めのサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ えーっと 耳かき安眠コースで ご予約のお客様ですね?」
芹は明るくのほほんとした声のお姉さん。
お店にやってきたお客をにこにこ顔で出迎えると
手を取りながらお部屋へと案内します。

道草屋は2013年末頃に第一作が発売され
現在までに15もの作品がリリースされている大人気シリーズです。
数百もの耳かき音声が発売され続けている中、本シリーズが絶大な人気を得ているのは

1、効果音のクオリティが極めて高い
2、店員たちがそれぞれに違ったタイプの個性を持っている


以上の2点が理由と私は考えています。
本作品に限らず、本シリーズを初めて聴いた人の多くがきっと驚くでしょう。

1番目の効果音は2人が挨拶を交わし、部屋へと移動する際に鳴る足音や
入る際の障子を開け閉めする音、サービスの前に上着を脱がしてもらう音など
ありとあらゆるシーンで非常にリアルな音が鳴ります。

サービスのメインが耳かきですから耳かき音に目がいきがちなのですが
それ以外の部分もしっかりと考えながら鳴らすことで
音声作品によくある説明的なセリフを極力排し
その結果実際のお店に近い自然な雰囲気が形成されています。
音そのものだけでなく演出面でもずば抜けて優れたものを持っています。

「人生楽しいーって顔をしとけば いつもの冷凍焼き鳥だって フォアグラ味ですよ …私 フォアグラ食べたことないんですけどね うふふっ」
2番目のキャラについては冒頭で不安そうな顔をするお客に
ちょっぴり間の抜けた事を言ってリラックスさせるシーンなどがあります。

彼女は店主でありお店の中では最年長者にあたる大人の女性なのですが
きめ細かいサービスとは裏腹に声質や会話の内容はどこか子供っぽさが残っており
そのギャップがなんとなく心を和ませます。
母性を感じる人もいれば可愛いと思う人もいるでしょうね。

そして彼女は全編を通じてとてものんびり、ゆったりと話します。
この適度な間が物語に静かさや落ち着きを与えています。



温もりを感じる様々なサービス
「深呼吸の次は あったかタオルで お耳を温めて よーくほぐしちゃいますね」
部屋に移動した後、一番最初に行うサービスは耳の温め。
軽く深呼吸をしてから芹がタオルで両耳を同時に拭いてくれます。

「ごわごわ ずりずり」というざらつきのある籠った音が鳴り響くのですが
実際に耳を覆われているような圧迫感を感じるほどにリアルです。
音だけで感触まで伝わってくる作品はなかなかありません。
体験版の1分あたりのところで聴けますので気になった方はお試しください。
また左右で別々の音を鳴らすなど細かい部分もきっちり押さえながら行っています。

メインのサービスとなる耳かき&耳舐めは34分30秒ほど。
膝枕ではなく添い寝をしながら耳かき棒を使って耳の溝や中の大きな汚れを取り
ベビーオイルに浸した綿棒で細かい部分をお掃除
仕上げに弱めの息吹きを2回してから各5分ほど耳を舐めます。

耳かき棒は「カリカリ ジジッ」と乾いた軽い音
綿棒は「ごわごわ しゅりしゅり」と耳かき棒より柔らかく滑らかな音が使われており
前者は奥から手前へかき出したり小刻みに擦ったり
後者はあまり大きく動かさず回転させるような動きをします。

全体的に乾燥した音が使われているため
耳の中が乾いている人にはリアルに感じる反面
湿っている人だと「自分のとは違うかな?」と思うかもしれません。
音自体はリアルなのですが若干人を選ぶようにも思えます。

ですが例えば耳かき棒だと溝をお掃除するときは全体的にストロークを短く
穴の中では大きく力強く、といったように
動きに関してはどのシーンも相当にレベルが高いです。
音を数回鳴らしたら必ず小休止を挟んでいますし
実際に耳かきを行ったときにどう音が鳴るかをかなり研究されているのでしょう。

「よく 差し入れにビールとか いただくんですけど 心外です …黒ヱビス 好きです」
また耳かき中の芹は最初にどのへんを掃除するかを言った後は
適度に間を空けながら他愛もない話題を振ってきます。

こういう時に耳かきや健康に関する豆知識を披露する作品もあるのですが
道草屋は家庭的な専門店を目指しているような作風ですから
何気ない話をする方向で癒しを与えてくれることが多いです。
そして同時に彼女はだんだんと声をぼんやりさせて眠そうな雰囲気を出してきます。
そののんびりとした雰囲気につられて眠くなる人がきっといるでしょう。

「きーつーねーの おーやーこーが まーたーあーしーたー」
そしてすべてが終わった後、彼女に添い寝されながら眠りにつきます。
眠気を妨げないように声を抑えた優しい子守唄がとても心地よく
聴いている間は眠気を押さえるのに苦労しました。

このように、リアルな音と声を巧みに使った癒しのサービスが繰り広げられます。



道草屋にいる気分が味わえる作品
初期の作品でありながら十分すぎるほどの癒しのパワーを持っています。

芹の説明的なセリフをできるだけ減らし、その分を効果音を使って補うことで
その場にいるかのような自然な雰囲気を作り上げています。
もちろん要所ではきちんと説明が入るのですが
それがなくても把握できるほどに効果音が洗練されています。
発売から1年以上経った今でも、これを超える音を出せている作品は多くありません。

「お客様を癒し ぐっすり寝ていただくそのお顔に わりかし 喜びとか感じてますから」
そして減らしているからこそ、芹のセリフに大きな価値が生まれています。
彼女はお客に対して自分の思っていることを割とストレートに伝えます。
その飾らない姿が効果音には無い人としての温もりを感じさせてくれます。
2つのまったく違った要素がガッチリ噛みあって作品のレベルを押し上げています。

私は道草屋シリーズを今回でコンプリートするくらいに聴いているのですが
やはりどの作品でも序盤で述べた2つの特徴を大事にしています。
「耳かき音声なんだから効果音がリアルならそれでいい」と思う人もいるかもしれません。
でも色々聴いていると相手の女性に個性がある方がずっと癒されます。
そしてこれらのバランスを高いレベルで絶妙なまでに維持しているからこそ
他の作品とは違った独特な癒しを感じるのです。

数ある耳かき音声の中で確実に上位に食い込む品質を持っている作品です。
この後に続くシリーズの源流にもなっている一品ですから
これから道草屋に触れるような方には特にお薦めしたいです。

CV:雁庵うずめさん
総時間 52:32


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
第一作とのセットバージョンもあります
【耳かきセット】道草屋 すずしろ&芹ver1.5【耳舐め】

【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

癒し系作品ではもはや定番と言っても差し支えないほどの人気を誇る「道草屋」シリーズ。
その15番目にあたる本作品は、上品でちょっぴり子供っぽい性格のお姉さんが
夕方から夜にかけて2種類のサービスをしながら癒しを与えます。

シリーズ最大の特徴とも言える臨場感抜群な効果音と環境音や
それぞれに個性を持った店員のキャラを上手に使って
道草屋で過ごすひと時をそのまま切り抜いたかのようなリアルさでお届けしています。

中でも夜の部に登場する甘噛みはまさに圧巻。
そのとてつもなく近い声や息遣いが彼女の存在を十分すぎるほどに感じさせてくれます。
演出面に力を入れた素晴らしい音の数々
道草屋の店員「芹」の怪談を聞いたり耳かきをしてもらうお話。

「お願い事 何をなされたんですか?」
芹は明るく上品な声のお姉さん。
近くにある神社にお参りしていたお客を呼び止めると
少し遠回りをしながら一緒にのんびりと道草屋に戻ります。

本作品は神社で出会った彼女の怪談を聞きながらお店へと戻る夕方の部と
沢山の虫の声や花火の音を聞きながら耳かきされる夜の部の二部構成。
前者は主に芹との時には緊迫感のある、時にはちょっぴり間の抜けたやり取りを
後者は効果音や環境音といったリアルな音の数々を中心に楽しみます。

道草屋シリーズは効果音や環境音が抜群に優れていることで有名なのですが
今回は音のリアルさをしっかり維持したまま演出面に力を入れている節が見られます。
具体的に言うと時間・場所・位置・距離によって諸々の音が小まめに変化します。
実際どんなものなのかはこの後シーンごとに説明していきます。

「春に 山菜 美味しいなーって思ってたら もう鮎ですよ? びっくりですねー」
もちろんお相手を務める芹の存在も忘れてはいけません。
道草屋店主、しかも最年長という立場からくる印象とは少し違った子供っぽい性格をしており
お客に対しても割と砕けた調子で食べ物や他の店員、日々思っていることなどを語ります。

何気ない内容のお話を意識的に間を長く取りながらゆっくりと話すのほほんとした様子に
多くの人がほのぼのとした心温まる気分を抱くことでしょう。
声の印象とは良い意味で異なる、可愛げのある女性として描かれています。
ちょっぴり怖い怪談、刻々と移り変わる音
夕方の部は歩きながら芹の4つの怪談を聞き、途中で合流した別の店員「すずな」と3人で道草屋へと帰るシーン。
当然のようにメインのサービスは怪談になります。

「ある朝 井戸に水を汲みに行って その日だけ なーんか中が気になったんですよ」
「作業を続ける 同僚の背後には 何か白く 細長いものが立っており くの字に折れるようにして じーっと同僚を見下ろしていたのです」

内容はあまりばらすとつまらなくなるなるでしょうからほぼ伏せますが
彼女の子供の頃、成長した後、とある男性、彼女の祖父と登場人物をその都度変え
誰かが死ぬなどのグロい表現は一切無しに
聴き手の背筋がちょっぴり凍るあたりの展開やオチにまとめてあります。
元々が癒し系ですから、ちょっとした涼をお届けするのを目的にしている感じです。

そして歩きながら話している雰囲気をできるだけリアルに感じ取ってもらおうと
バックで流れる彼女の足音のペースが不規則に変化し
怪談が盛り上がるシーンでは突然立ち止まって緊張感のあるセリフを投げかけたりします。
中でも2番目に登場する「だるまさんが転んだ」というお話では
その遊び方に合わせて何度も立ち止まる凝った演出がされています。

夕方の部における最大の魅力は環境音。
2人が神社からお店に戻るまでの情景の変化を音だけで見事なまでに表現しています。
例えば最初はヒグラシやニイニイゼミが鳴いていたのが
3番目のお話に入るとそれらが弱まり今度は鈴虫の鳴き声が登場
もうしばらく経つと再びセミの声が大きくなる、といった具合です。

パートやシーン単位ではなくリアルタイムで環境音が変化するのが本当に素晴らしいですね。
厳密に調べたわけではありませんが1~2分後にはガラリと切り替わっている場合もあります。
セミが複数種類いることを利用してそれぞれの鳴き声の比率まで変化させていますし
しかも突然小さくなるのではなく、少しずつ自然に消え行く演出がされています。

ここまで変化に富んだ環境音は今まで聴いたことがありません。
サークルさんご自身が言われているように、自然をそのまま切り出したかのような世界がそこにはあります。

芹「帰ったら ビールにします? 焼酎にします?」
すずな「先にご飯です」
怪談が終わった後の芹とすずなのやり取りも聴きどころ。
年上の芹をすずなが制御する形でテンポの良いやり取りが交わされます。
途中で2人して童謡を歌うシーンがあったりと、先ほどまであった緊迫感は一切なくなり
スッキリとした気分で次の夜の部に進むことができます。
超至近距離の甘噛み
続く夜の部は舞台を外から道草屋のとある一室へと移し
芹に耳の甘噛みやマッサージ、耳かきをしてもらいます。
時間が進んだこともあって環境音は鈴虫がメインになり、先ほどよりも静かな雰囲気が漂っています。

ここでの最大のポイントは耳かきではなく甘噛み。
右耳→左耳の順にはむはむする至って普通のサービスなのですが
その音や息遣いが半端なく近いです。

当サイトでは主にバイノーラル録音の作品で「声がすごく近いよ」と言うことが結構あります。
ですがそれらは耳の真横に唇があって話しかけられてる感じなんですね。
それに対して本作品は「もう耳に唇が触れてるんじゃないか?」と思えるくらいの近さがあります。
従来の至近距離からさらに一歩進んだ超至近距離での甘噛みです。

私はそれこそ浴びるほど音声作品を聴いてますから、甘噛みも当然かなりの作品で経験しています。
ですがこの作品の甘噛みを聴いた瞬間衝撃が走りました。
その合間やセリフをしゃべる時に漏れる微かな吐息までクリアに、リアルに聞こえます。
体験版にも収録されてますので気になった方はここだけでも是非お試しください。

続く耳かきは24分30秒ほど。
膝枕の体勢で左耳→右耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、洗浄液に浸した綿棒で小さな汚れを取り
最後に軽く息吹きをする比較的シンプルなものです。

耳かき棒は「じじー ずりっ」と細くちょっぴり堅さのある音
綿棒は「すりじょり ぷす ぱち」とふわふわした柔らかい音が使われており。
前者は穴の入り口だと長めのストロークでゆっくりと、奥では大きく動かさず中でほじほじと掻き出すように
後者は耳の壁を優しくなぞったり穴の中でゆっくり回転させる動きをします。

どちらの音も聴き手に配慮した柔らかな質感が耳に心地よく
作品の雰囲気を損なわない形でリアルな耳かきがされています。
道草屋シリーズは奇抜なサービスを取り入れるよりも、基本をきっちり押さえる傾向が強いです。

「毎年 花火が ひゅー どーん ごろごろしてると 音だけ 聞こえてきて」
そして夏の夜にふさわしい打ち上げ花火の音が耳かきに彩りを与えます。
会場からお店までの距離が遠いのか、花火の音はボリュームが結構抑えられてますし
華やかではあるけど耳かきの静かさを壊すほどではありません。
あくまで環境音としての役割に留めてあります。
ちなみに花火の音は前半の左耳パートでのみ鳴ります。

「そういえばですね まったく関係ないお話なんですけど 日が落ちてから ずーっと じーって鳴いてる虫 いるじゃないですか?」
最中の芹はというと、付近に生息する虫や鮎釣りなど何気ない話をすることがほとんどで
店員として癒すのではなく友達に語りかけるような親しさがあります。
特に後半の右耳をお掃除するパートでは成長するすずしろの様子をしみじみと語るなど
のほほんとした態度の裏にある店主としての顔も垣間見えます。

このように、夏の夜をテーマとした質の高い耳かきが繰り広げられています。
音声作品の壁をひとつ乗り越えている作品
既存の音声作品には無かったものを2つも持っている稀有な作品です。

道草屋とその周辺で芹たちと過ごす様子をそのまま録ってきたんじゃないかと思えるほどに
声・セリフ・効果音・環境音のバランスが極めて高い領域で取れています。
以前から強力な武器としていた様々な音や彼女たちの個性に加えて
本作品では音の移ろい、位置と距離感の向上の2つに挑戦し成功を収めています。

前者は夕方の部における環境音の変化に色濃く出ています。
昨年あたりから環境音をバックで鳴らす作品が徐々に増えつつありますが
それらの多くは単一の音を流したり、複数の音を重ねるといった表現がされています。
過去の道草屋シリーズもそうでした。

しかし本作品ではそれこそ数十秒単位で構成要素やボリュームの強弱を変化させ
それによって2人のいる場所の周りの自然状況を間接的に表現しています。
夏なら木が多い場所だと当然セミが鳴いてるでしょうし
草むらが多ければそのあたりに生息する生物の声がより大きく聞こえてきます。

これを音だけでリアルタイムに表現しているのは見事と言う他ありません。
実際に歩いて録音されたのか、はたまた多大な苦労を伴う編集の成果なのかはわかりませんが
こういう環境音の使い方がされている作品は初めてです。

もうひとつの位置と距離感は先ほど説明した甘噛みがいい例です。
バイノーラル録音の普及に伴い、ここ2年で音声作品のクオリティは飛躍的に向上しました。
そして「ここまできたのだから、もうこれ以上の劇的な変化は無いだろう」とも思ってました。

その価値観を根本的に破壊してくれたのがこの甘噛みです。
正直度肝を抜かれました。
音声作品という媒体にある限界をひとつ突破しています。
怪談や耳かきといったサービスについてももちろん十分なクオリティを持っています。

癒し系作品の新しい可能性を示してくれている名作です。
この内容で価格が800円なら相当に良心的と言えます。
以上のことから本作品を同サークルさん5本目の満点とさせていただきました。

CV:芹…雁庵うずめさん すずな…藤堂れんげさん
総時間 夕方の部…48:22 夜の部…51:02 合計…1:39:24

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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