同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:道草屋

   ● 【リラックス野焼き】道草屋-稲5-野焼きと古めのお正月【レトロ耳かき】
   ● 【焦らし系家具ごっこ】道草屋-はこべら8-備え付けのアメニティ【ひぐらし耳かき】
   ● 【水中耳かき】道草屋-いのこ4-湯船の中の耳掃除【柔らかシャンプー】
   ● 【イヤーキャンドル】道草屋-なつな3-たぬさんこんにちは【ずぶ濡れシャンプー】
   ● 【くちびるマッサージ】道草屋 すずしろ8-今どきの奉公さん【立体怪談】
   ● 【ほろ酔い歯磨き】道草屋 芹8-おばあちゃんの縁側【立体ごはん】
   ● 【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 すずしろ ver1.5【耳舐め】(再レビュー)
   ● 【お隣り耳噛み】道草屋 なつな2 隣の部屋のたぬきさん。【お隣り耳かき】
   ● 【炭酸スパ】道草屋-すずな7-barberすずな炭酸スパすーぱー【縁側散髪】
   ● 【バスでうたた寝】道草屋-なつな 田舎のバスとたぬきさん。【雨と耳かき】




サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、いい意味で店員らしくないのんびりした女の子が
遠路はるばるやって来たお客を3つの手段でじっくりもてなします。

季節感やレトロを感じるリアルで優しい音をたっぷり鳴らしながら
彼女が1人で、もしくは他のキャラと一緒にお世話して癒しと没入感を与えます。
寒い日を道草屋で暖かく
道草屋の店員「稲」と「すずな」が3種類のサービスをするお話。

「はいもしもし 道草屋でございます」
稲はのんびり話す穏やかな声の女の子。
予約の連絡を入れた主人公にスケージュールや名前を確認すると
軽く雑談してから電話を切ります。

本作品は農家の娘で他の店員よりも抜けてる性格の彼女が
彼を相手におよそ160分間の癒しと若干エッチなご奉仕をします。
新年を迎えた頃のお話ということで暖かさを感じる要素や音を色々用意し
彼女たちとの会話も交えて道草屋で過ごしてる雰囲気を作ります。

稲「なんで(焼き芋を)顔の前で折るの?」
すずな「折った時が一番いい匂いがします」
また今作はサブヒロインとしてすずながそれなりに活躍します。
ずぼらな稲としっかり者のすずなが掛け合うシーンは2人の違いがわかりやすいです。
おかゆやコーヒーを用意して寒い体を温めるなど
細かな気配りを随所で見せて作品全体を引き締めます。

道草屋と言えばリアルな音も忘れてはいけません。
野焼きする時はぱちぱち燃える音、部屋に移動した後は火鉢や振り子時計の音がバックで流れます。
他にも古いタイマーやマッサージ機といったレトロを感じる器具も登場します。
田舎でのんびり過ごす様子に懐かしさを加えて癒しのパワーを上げてます。
音と会話で癒すサービス
最初の「お正月は野焼き。(約39分)」は野外の出来事。
道草屋へ向かう途中で野焼きしてる稲とすずなに会い
一緒に焼き芋を食べたり野焼きの様子を見てのんびり過ごします。

稲「嫌いじゃないからいいんですけどね 野焼き」
稲はいい加減そうなキャラですけど農業に関する知識や技術は十分に持っており
ここでは野焼きを監督する割としっかりした姿を見せてくれます。
そしてこれらの合間にすずなとの会話を挟んでキャラを立たせます。
焼き芋や寺の鐘など何気ない話題ばかりです。

過去作もそうですけど道草屋シリーズはキャラと音のバランスが良いです。
無言になって野焼けの音を楽しむシーンもありますし
道草屋の世界にいる気分をしっかり与えて聴き手の心を掴みます。

次の「新年福茶とマッサージ。(約51分)」はマッサージ中心。
客室に到着した後で耳拭き、髭剃り、顔パック、器具を使ったマッサージをします。

稲「手回し式のあんま機」
すずな「初めて見ました あぁ 優しい振動です」
ここは前項で説明したレトロな要素が出てきます。
ゼンマイを巻いて使うタイマーと、挿し絵に描かれてる手動のマッサージ機です。
どちらも懐かしさを感じる優しい音で電動式とは違う良さを持ってます。
また途中でやる髭剃りは散髪を得意とするすずなが担当します。
刃物を使うのでセリフは挟まずにややざらつきのある音を鳴らします。

セリフごとの間を長く取ってるのでどのサービスも進み具合はゆっくりです。
効果音や環境音を楽しみやすくなっており、客室にいる気分がリアルに味わえます。

最後の「古い映画と耳掃除。(約65分)」は稲が1人で担当するシーン。
バックで古い映画を流しながら耳マッサージ、耳かき、耳の甘噛みをします。

稲「お正月って いつまでなんですかねぇ… 黙ってると 先に寝そうで」
野焼きやマッサージで疲れたのか、ここの彼女は普段以上に眠そうです。
でもさすがにお客の前で寝るわけにはいきませんから
コーヒーを飲んだりあれこれ雑談して最後までやり遂げようとします。
今年の抱負や正月の定義など季節を感じる話題が中心です。

耳かきは以前と同じく耳かき棒と洗浄液付きの綿棒を使います。
耳かき棒は長めのストロークで「ずりりっ」という乾いてて優しい音
綿棒はじょりじょりしたやや湿り気のある音をゆっくり鳴らしてました。
古い映画は音量がかなり小さいので耳かき音や時計の音のほうがよく聞こえます。

このように、1日を3つのシーンに分けてまったり過ごす穏やかなサービスが繰り広げられてます。
ゆるーい作品
寒い季節を乗り切る暖かさを与えてくれるほのぼのした作品です。

稲は新年早々に道草屋を利用してくれた主人公を満足させようと
まずは外で偶然会った彼に焼き芋を振る舞ったり3人で野焼きを鑑賞します。
そして到着後はマッサージ→耳かきと繋げて色んなことを話します。

のんびりした性格の店員が昼間から夜にかけてお客を健全にもてなすシチュ
季節やレトロを感じる効果音と環境音を多く盛り込んだASMR色の強い作り
序盤から中盤にすずなを登場させて稲との違いを鮮明にする演出。
シリーズの強みを活かしながらテーマ性が出るように作品を組み立ててます。

中でも効果音と環境音は他の癒し系作品では見かけないものが色々出てきます。
野焼きは焚火に近い音なので聴けば聴くほど心がほぐれますし
タイマーやマッサージ機も素朴で柔らかさを感じます。
環境音を複数組み合わせて道草屋の世界を作るなど、相変わらず作りが丁寧で完成度が高いです。

以上を踏まえてサークルさんでは34本目の満点とさせていただきました。

CV:稲…真宮ひいろさん すずな…藤堂れんげさん 芹…雁庵うずめさん(「06-ずなさんと交代」に少しだけ登場)
総時間 2:39:13

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
159分で880円とコスパが良いので+1してあります。



サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、上品な声と悪戯好きな性格を合わせ持つ店員さんが
常連客の男性に日帰りで癒しとエッチなご奉仕をします。

非エロのサービスをやりながらさり気なく性感帯も責めるのが特徴で
口移しで紅茶を飲ませる、彼女自身が座椅子になる、かき氷をこぼしたついでに乳首を舐めるなど
いつも通りの落ち着いた態度で大胆なことを色々やって少しずつ射精に導きます。
シリーズの過去作よりもエッチが多少強化されてるので、普段とは違う満足感が得られるでしょう。
日帰りではこさんとイチャイチャ
道草屋の母屋ではこべらが耳かきとエッチをするお話。

「こちらです 今日も真夏日ですね」
はこべらは丁寧語で話す上品な声のお姉さん。
道草屋の近くまで来た主人公に声をかけると、母屋へ案内しながら色んなことを話します。

本作品は道草屋の年長組で色んなサービスができる彼女が
遠路はるばるやって来た彼をおよそ130分に渡りもてなします。
彼は既に常連客なので彼女も表面上は礼儀正しく接しますが
全編の至るところに親しみを込めたセリフと行為を入れて特別感を出します。

「ぽっけに入れっぱなしになってるせいで 熱くなってしまっております 早く取り出してあげないと」
今作の大きな特徴は普段よりもエッチに力を入れてること。
暑い外を歩いて喉が渇いた彼にキスして紅茶を飲ませたり
おちんちんを携帯電話と思い込んでいじる大胆なところを見せます。

彼女は大人の女性ですから自分が何をやってるか十分理解してます。
道草屋は旅館であって風俗店じゃないことを踏まえて
勘違いやなし崩しといった偶然でエッチに持っていきます。

今までの道草屋は1つのシーンで固めてやるスタイルでしたが
今回は5つあるシーンのうち4つでエッチする変わった構造をしてます。
エッチする口実を作るために非エロのサービスをする流れになってますから
癒しを感じながら女性に優しく弄ばれる快感が味わえるでしょう。
私は毎回「道草屋のエッチはおまけ」と言ってますけど本作品は明らかに違います。

効果音や環境音といった諸々の音もトップクラスで素晴らしいです。
複数のセミの声を流したりかき氷を一緒に食べるシーンを用意して夏らしさを出します。
彼女が食べる時と彼が食べる時で音の鳴らし方を変えるなど
相変わらず細かなところにこだわってて高い没入感が得られます。
今回はエッチ中心に組み立ててるから非エロのサービスは割と普通です。
焦らし気味にゆっくり追い込むエッチ
エッチシーンは5パート31分間。
プレイはキス、耳舐め、手コキ、乳首舐めです。
手コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「飲んでしまいました すみません あまり慣れていないもので」
母屋に到着した後グラスへ冷たい紅茶を注いだはこべらは
それを口に含んだまま主人公へキスして渇いた喉を潤します。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の2パート12分間は比較的ソフトなプレイ。
「3-備え付けのアメニティ【R18】(約5分)」はキス
「4-ぽっけの携帯(約7分)」は耳舐めと手コキをします。

先に言っておくと本作品はどのシーンも非エロとエロのサービスを混在させており
キスは彼を案内してから、耳舐め&手コキは昼食を挟んで歯ブラシした後に始めます。
一般的な18禁作品のように続けてやるわけじゃないのでご注意ください。

「また喉が渇きましたら 遠慮なくお使いください」
彼女は今回彼をもてなすにあたって自分自身がアメニティ(備品)になると決めており
キスする時はあくまで紅茶を飲むために彼女を使ったことにします。
次のシーンも座椅子のように後ろから抱き着いてお世話しますし
やってることは思いっきりエッチなんだけど、そうじゃないと言い訳できるように進めます。

彼女は以前から「道草屋のエロ担当」と呼ばれてるらしく
過去作でも結構大胆なことをするキャラで人気があります。
だから今回もあれこれ悪戯して興奮を上手に煽ります。
意地悪に感じる人もいるでしょうが、私は彼に対する信頼の表れだと思ってます。

続く3パート19分間は射精を見据えたプレイ。
「3-代理のお手拭き(約8分)」はこぼしたかき氷を拭くために乳首を舐め
「3-お飲み物(約8分)」と「4-夏は何でも(約3分)」は
お風呂上がりの彼にまたがり保湿液をローション代わりにして耳舐め手コキします。

「下着までは届いていないようです 良かったですね もう少しで脱いでいただくところでした」
このへんまで来ると彼女の言葉と行動がエスカレートします。
一緒にお風呂へ入ってもいいと言ったり、乳首舐めの時はそのままフェラする素振りを見せるなど
癒しよりも性的欲求を満たすことを見据えた要素が増えてきます。
声や口調はいつも通り落ち着いてるから多少のギャップを感じます。

「発熱してるようです まだぽっけに入れていたのですか」
そして最後のシーンは体を密着させながら複数の性感帯を同時に責めます。
すっかり熱く硬くなったおちんちんを携帯電話に見立てて後になるほど激しくしごき
同時に耳舐めやキスをするなかなか手厚いご奉仕です。
射精時はカウントを数えてタイミングを教えますし、彼が気持ちよく出せるようにしっかりサポートします。

多少焦らす程度で寸止めや言葉責めはしませんからノーマル~ややM向けです。
表向きだけでも道草屋のルールを破らないように気をつけながら精一杯のご奉仕をします。
落ち着いた態度でノリノリに責めるところが面白いなと。

このように、エッチを主役にして非エロはそれをサポートする変わったサービスが繰り広げられてます。
親しみを感じる作品
今までとは違う切り口ではこべらの魅力を表現してる意欲作です。

はこべらは道草屋を何度も利用してる主人公の記憶に残るご奉仕をしようと
初っ端から口移しでキスをしたり、スマホを取り出す要領でおちんちんをいじります。
そして物語の後半は乳首舐めや同時責めといったより大胆なプレイに移ります。

上品で悪戯好きな店員が常連客の男性を癒したり気持ちよくするシチュ
非エロとエロを同じシーンに混在させてお世話する独特な作り
クールそうに振る舞いながら積極的に責める彼女のキャラ。
エロが弱かったシリーズの過去作とは随分違う作品に仕上がってます。

中でも独特な作りは相反する要素をスムーズに繋ぎ合わせてるのが素晴らしいです。
彼は今まで何度も悪戯されてますが、それでも彼女とエッチすることにためらいを感じてます。
彼女はそれを理解してるからストレートに責めたりせず
何かの拍子に偶然やってしまうさり気ないリードを徹底します。

通常の18禁作品よりも回りくどいエッチをしますが
エッチ禁止な道草屋のルールを考えればこれは妥当だと思います。

全編を通じて音がリアルだからちゅぱ音や手コキ音もなかなかエロいです。
激しく責めるのは終盤だけで、それ以外はまったり責めて焦らしながら盛り上げます。
エッチの後に行う40分程度の耳かきも高品質です。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音それなり、くちゅ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえてサークルさんでは33本目の満点とさせていただきました。

CV:はこべら…琴香さん 芹…雁庵うずめさん(「0-予約電話」のみ登場)
総時間 2:10:34

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、礼儀正しくて人懐っこい店員さんが
久しぶりに再会したお客に一風変わったおもてなしをします。

前半は縁側、後半はお風呂場で音重視のサービスをするのが特徴で。
お茶を淹れる音、カエルの鳴き声、お湯がちょろちょろ流れる音、水中耳かきなど
シーンごとに音の種類や構成を変えて道草屋にいる雰囲気に浸らせながら癒します。
縁側とお風呂で音の癒しを
道草屋でいのこが3種類のサービスをするお話。

「はいもしもし 道草屋でございます」
いのこは丁寧語で話す元気な声の女の子。
宿泊の連絡を入れた主人公に日時を尋ねると
スケジュールを確認してから名前を聞いて懐かしそうな表情をします。

本作品は道草屋の店員の中では最も新人でマイペースな性格をしてる彼女が
遠路はるばるやって来た彼をおよそ160分に渡って健全にもてなします。
彼女は他のキャラの作品に結構登場してますが
メインヒロインを務めるのはおよそ3年半ぶりとかなり久しぶりです。
そんなわけでいつも以上に張り切った様子であれこれお世話します。

全編を通じて言える大きな特徴は音のレベルの高さ。
初夏の夜が舞台ということでバックでカエルや虫の鳴き声をたっぷり流し
さらにお風呂に入るシーンではお湯の流れる音や湯船の揺れる音もタイミングよく鳴らします。
彼女が得意とするお茶の音も出てきますし、色んな音を組み合わせて道草屋の世界をリアルに表現します。

彼女が本格的にしゃべり始めるのは物語の後半からになるので
道草屋の他作品と比べても音の比重が高めになってます。

そして終盤ではタイトルについてる水中耳かきが登場します。
詳細は次項で話しますけど、一般的な耳かきとは随分違う音を楽しめます。
夏の夜をのんびりと
最初の76分間は道草屋の縁側で過ごすシーン。
「1---ご挨拶とお点前(約15分)」は抹茶を振る舞い
「2---ひまな時間【作業用】(約61分)」はいのこが退出し、主人公が1人で寛ぎます。

「あまり身構えないで大丈夫でございますよ 膝も適当にどうぞ」
長旅で疲れてる彼がリラックスできるように気配りしたり
流れるような手つきで茶器を使いお茶を淹れるなど
道草屋の店員らしいしっかりしたおもてなしを見せます。
お茶を淹れるシーンは説明を挟まずほぼ音だけで表現するこだわったものです。

また2人が屋内と野外の境目にいることを踏まえて
バックではカエルや虫の声がほぼずっと流れます。
最初はうるさく感じるかもしれませんが、しばらく経てば慣れるんじゃないかなと。
道草屋の近くには田んぼが沢山あるからカエルたちも非常に元気です。

そして2番目のシーンはセリフをほとんど挟まず音だけを流し続けます。
3つのパートに分かれてますが音の構成に大きな違いはありません。
引き続きカエルと虫の声がメインで、物音や店員たちの会話が時折聞こえます。
ここは音声に集中するよりも、勉強や仕事などの作業をやりながら聴くのがいいでしょう。

後半の81分間はお風呂場でのお話。
「3---洗い場のさんすけさん。(約31分)」は洗体、シャンプー、耳の甘噛み
「4---湯船の中の耳掃除【お休み耳掃除・昔話】(約50分)」は水中耳かきと昔話をします。

「用水路は子供の遊び場ですなぁ バイク乗ってると気づかないですが お迎えでぷらぷら徒歩で行く時 色々見つけたり そんなの見てると 乗り物はもったいない気がしますなぁ」
ここは彼女がつきっきりでお世話するから会話量も多めです。
3番目のシーンはスポンジで背中を洗う音やシャンプーで髪を洗う音を鳴らしながら
自分のことやこのあたりのことを話して場を和ませます。
音とセリフが見事に噛み合っててその場にいる気分が味わいやすいです。

耳の甘噛みは全年齢向け作品なのでエロさはほとんどありません。
右耳→左耳の順にはむはむという水分控えめなちゅぱ音を鳴らします。
ただし、一部で耳の内側や穴を責めてるような音もありました。
彼が久しぶりに来てくれたことを彼女が喜んでるように思えます。

「どんな感じでございます? ふーん 今度誰かにやってもらお」
最後の水中耳かきは軽い休憩を挟んだ後に
右耳→耳たぶ洗い→左耳の順で耳かき棒を使って行います。
「ぞりぞり」というやや尖った硬さのある音が使われており
ストロークの長さを変えながらゆっくり掻き出すように動きます。
時間は全部合わせて15分程度と短めです。

そして耳かき中は両耳を手で優しく塞がれてるような圧迫感があり
さらに彼女の声と効果音の両方がややこもったものに変わります。

ごぽごぽと泡が弾ける音も鳴りますし、耳を湯船に浸してる感覚を忠実に再現します。

彼女のセリフを聴き取りにくくなるのは少し残念ですけど
こういう耳かきをする作品は他にありませんから
サークルさんもまだ試行錯誤してる段階なのだと思います。
その後に始まる昔話は浦島太郎をベースに内容を多少変えてます。

このように、前半と後半で場所や内容を大きく変えるASMR色の強いサービスが繰り広げられてます。
音重視のやや変わった作品
道草屋の強みを継承したまま新しいことに挑戦してる作品です。

いのこは久しぶりに道草屋を訪れた主人公に癒されるひと時を提供しようと
得意のお茶を振る舞ったりお風呂場で体を綺麗にします。
そして終盤は偶然思いついた水中耳かきや昔話でもてなします。

しっかり者でマイペースな店員さんが顔なじみのお客を健全にお世話するシチュ
普段の道草屋よりも音の割合を高くして季節感を出す作り
湯船に耳を浸した状態で耳かきする珍しいサービス。
10年近く活動してるのに向上心を忘れないサークルさんの意気込みを感じる作品に仕上がってます。

中でも3番目は耳かき音声がこれだけ多く出てる状況なのに
おそらく初の試みをしてて創意に溢れてます。
お風呂場で耳かきするのは他だと「ミミアイブ!3」がありますけど水中ではないです。

「お風呂に入って耳かきするのは危険だし不衛生なんじゃないの?」と思う人がいるかもしれません。
でも私は思いついたことをとりあえずやってみるサークルさんの姿勢を高く評価してます。
現時点でも十分リアルですが、さらに良くなる余地も感じました。

改めて言いますけど普段の道草屋以上に会話量が少ないです。
だからいのこよりも音目当てで聴いたほうが満足できるでしょう。

以上を踏まえてサークルさんでは32本目の満点とさせていただきました。

CV:いのこ…箱河ノアさん 芹…雁庵うずめさん すずな…藤堂れんげさん すずしろ…三月さん
(後ろの3人は「2---ひまな時間」のみ登場)
総時間 2:41:32

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
161分で880円とコスパが良いので+1してあります。



サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、道草屋がある村の役場で働いてる気さくな女の子が
遠路はるばるやって来た男性客を3つのサービスでもてなします。

シーンごとに違うことをやりながら音と会話で癒す総合力の高さが魅力で
店員じゃないのに色々世話を焼こうとする彼女のキャラと
多種多様かつリアルな効果音を組み合わせて道草屋の世界に引き込みます。
エッチシーンもありますけど時間が短いので癒し目当てで聴いたほうが満足できます。
寒い季節を2人で暖かく
道草屋で橘なつなが癒しとエッチなご奉仕をするお話。

「お久しぶりです たぬさん お互い元気でよかったですよ」
なつなは丁寧語で話す可愛い声の女の子。
主人公が泊まってる部屋に来てすずなを紹介すると
バーバーすずなのことを話してから体験会を開催します。

本作品は道草屋の店員じゃないけど密接な関わりを持つ彼女が
宿泊客の男性をおよそ140分に渡ってあれこれもてなします。
2人が会うのは3回目なので友達のような関係が出来上がっており
序盤から親しげに話しながら一緒の時間を楽しそうに過ごします。

道草屋は他の作品も含めて毎回お話が独立してるので過去作未視聴でも問題ありません。
ただし、タイトルにもついてる「たぬさん」だけは理解しておいたほうがいいでしょう。
これは2人がバスの中で初めて会った時に、彼の頭にたまたま葉っぱが乗ってたことから
狸のようだと彼女が思ってこういう名前がつきました。

なつな「たぬさん シャンプーの才能ありますよ」
彼女の立場は彼と同じ宿泊客なので
道草屋の店員たちがする通常のサービスとは内容が随分違います。

具体的には彼が彼女をお世話するシーンがあったり、酒に酔った勢いでエッチな悪戯をします。
心の距離も店員より明らかに近いですし、友達と一緒に泊まってるような気分が味わえます。

また今作では道草屋のメンバーからすずなが登場します。
シャンプーのやり方を教える、食器を片付けるといった脇役に近い位置づけです。
なつなとの掛け合いもあって2人きりの時よりも賑やかな印象を受けます。

最初の「1-●バーバーすずな体験ツアー●(50分)」はシャンプーと髭剃りをするシーン。
すずなに教わる形で彼が彼女に→彼女が彼にの順でシャンプーをします。
そしてその後は彼女に髭剃りしてもらったりドライヤーでお互いの髪を乾かします。

すずな「まずはタオルからです さっきと同じですよ」
なつな「かけますよー で、シャワーですね」
そしてここでは色んな音と2人の掛け合いが癒しを与えてくれます。
すずなは教官ですけど年齢はなつなより下なので丁寧語で話し
かなり細かいところまでやり方を教えてプロの技を伝授します。
実況が多ければそれだけイメージしやすくなるから聴き手にもありがたい演出です。

音についても過去作同様レベルが高いです。
季節が冬だから環境音を流さない代わりに振り子時計の音と音量控えめな音楽で雰囲気を作り
なつなにシャンプーをする時はやや遠く、逆にされるときは至近距離から鳴らして違いを明確にします。

シャワーをかけられる時に耳の中へ水が少し入るシーンがあるのですが
そこでは実際にそうなったと勘違いするほどリアルな閉塞感が味わえます。
キャラを立てながら自然な音を鳴らす道草屋の持ち味が早速発揮されてて実に良いです。
なっちゃん先生のエッチな授業
エッチシーンは3パート24分間。
プレイは耳舐め、乳首責め、手コキ、キスです。
手コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

なつな「お・み・み アンダースタン? オーケーオーケー じゃ したげますよ」
夕食の時にお酒を飲んですっかり酔っぱらったなつなは
耳かきに集中できないから代わりに耳舐めを始めます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の2パート13分間は教師になりきって軽く意地悪するシーン。
「3-旅行者おむね調査(約7分)」は左耳舐めと乳首責め
「4-なっちゃん先生(約6分)」は耳舐めしながらこたつの中に手を入れておちんちんをしごきます。

なつな「ねぇたぬさん しゅりしゅりーって撫でるのと くっとつままれるのって なんか違う?」
なつな「あ、なんだペンですか でもちょっと大きいペンですね 掴んでみましょっか」

彼女は普段から彼にソフトなスキンシップをしてますけど
ここではそれよりもずっと踏み込んだことをやって男性を弄ぶ快感を味わいます。
彼が抵抗したり襲ってこないことを理解したうえで耳と乳首をゆっくり責め
手コキの時は生徒に持ち物検査をするイメージプレイに近いやり方でさり気なく責めます。

道草屋は過去作も含めてストレートな淫語を言ったことが一度もありません。
だから今作もおちんちんをペンに見立てていじるスタイルを取ってます。
我慢汁が出てきたら「インクが漏れてる」と言いますし、何をしてるかすぐわかります。

最後の「5-ぬるぬるたぬぺん(約11分)」は射精に向けて本格的に追い込みます。
前半は耳舐めと手コキを同時にやる前のパートと同じ責め方だったのが
途中からキスに切り替えリズミカルにしごいて気持ちよく出させます。

ここも教師になりきってエッチな質問をしますけどそんなに難しいものではありません。
彼が無事答えられたらちゃんとご褒美をあげますし、前の2パートよりも優しい態度で接します。
彼女が登場する作品でキスをするのはこれが初めてのはずですから
2人の関係が以前よりも多少前進したように感じます。

エッチを終えた後に始まる「3-●イヤーキャンドルと耳掃除。●(約47分)」は再び非エロのサービス。
換気を取ったり彼女はお風呂に入って気持ちを切り替えてから
先ほどできなかった耳かきとイヤーキャンドルで彼を癒します。

なつな「たぬさん もう年末ですよ もう今年終わり 早いですね」
普通なら気まずい雰囲気になりそうなのに、彼女はいつも通りの気さくな態度で接します。
酔った勢いで悪戯したことを反省してるようですけど、彼とエッチしたこと自体は別に後悔してません。
「ずずっ」という乾いててざらつきのある耳かき音をゆっくりペースで鳴らしながら
季節のこと、この村のこと、自分のことなどをのんびり話します。
一番最後に彼をハグしながら眠りにつくところにも彼女の心情が窺えます。

イヤーキャンドルを使う時間はおよそ24分と長めです。
ロウソクのような長い棒を耳に刺してから火をつけるサービスで
「じじじじ」という優しい燃焼音が耳元で鳴り続けます。

これを取り入れてる作品は他だと「癒し上手なノノさん」だけなので結構珍しいです。
耳かきは右耳だけ行い、イヤーキャンドルは右耳→左耳の順でお世話します。

このように、なつなの魅力を引き出しながら癒しと興奮を与える和やかな物語が繰り広げられてます。
キャラも音も楽しめる作品
道草屋の売りである「総合力の高さ」が遺憾なく発揮されてるノーマル向けの作品です。

なつなは道草屋を再び訪れた主人公と楽しい時間を過ごそうと
友達のような近い距離感でシャンプーや髭剃りをします。
そしてその後は酔った勢いでエッチしたり、耳かきやイヤーキャンドルを使いながらのんびり雑談します。

村の役場で働いてる気さくな女の子が冬の日に癒したり気持ちよくするシチュ
ほぼ対等な立場で接しながらそれに合ったサービスをする展開
彼女がすぐそばにいる気分が味わえる多種多様かつリアルな音の数々。
従来の店員たちとは違う要素を持たせて道草屋の世界をさらに広げます。

中でも2番目は店員とお客の関係だとできないことをやってて面白いです。
彼女は彼と同じ宿泊客だからわざわざお世話する必要はありません。
それでもするところに人柄の好さや彼に対する特別な感情が込められてます。
自分の意思でキスやハグをしてるのだから一定以上の好意は持ってるはずです。

エッチは過去作と同じで時間、内容いずれも控えめになってます。
でもイメージプレイっぽくしてるところはそそるなぁと。
癒しがものすごく充実してるから物足りなさはまったくないです。

射精シーンは1回。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえてサークルさんでは31本目の満点とさせていただきました。

CV:なつな…丹羽うさぎさん すずな…藤堂れんげさん
総時間 2:17:11

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、優しくてサービス精神旺盛な店員さんが
遠路はるばるやって来た常連客を3つのサービスでもてなします。

季節を感じる効果音と環境音をふんだんに盛り込みながら
雑談で癒しを、怪談で多少のゾクゾク感を与えるバランスの取れた作りが魅力です。
夏の終わりをのんびりと
道草屋の店員すずしろや芹が3つのシチュでサービスするお話。

「はいもしもし 道草屋でございます」
すずしろは素朴で可愛い声の女の子。
主人公から予約の電話をもらい嬉しそうに挨拶すると
来店する日やサービスの内容を確認します。

本作品は道草屋が開店した時からずっと活躍してる彼女が
すっかり顔なじみになった彼をおよそ180分に渡って癒したり気持ちよくします。
夏が終わる頃のお話ということで季節を感じる効果音や環境音をいくつも盛り込み
さらに芹が長時間の怪談をするシーンも設けて涼しさを提供します。

内容の紹介に入る前に大事なことを一点。
すずしろの声優さんが御崎ひよりさんから三月さんに交代しました。
声質は似てるけど先代よりもやや大人びた印象がします。
道草屋が始まってからもう9年経ちますし、彼女が成長したと捉えれば問題ないと思います。

品質については過去作と同じく非常に高いです。
効果音と環境音を違和感なく組み合わせて物語の世界へ引き込んでくれますし
時間が進むにつれてそれらを変化させる凝った演出がされてます。
すずしろとの会話も店員と友人の中間あたりの距離感になってて和やかです。
癒しと涼を与えるご奉仕
最初の「1-お耳と爪のお休みお掃除。(約55分)」は夕方のお話。
主人公の部屋にやって来たすずしろが耳マッサージ、耳かき、爪切りをします。

「冷たいですか? このままコップに押し付ける形で ぎゅっ ぎゅっと耳ツボいたしますから 冷たすぎたら言ってくださいね」
声優さんが交代しても彼らの関係は維持されており
多少砕けた態度でプロらしい流れるような手つきでお世話します。
最初の耳マッサージは反対側で氷の入ったグラスを当てながらするため
控えめな摩擦音と氷がぶつかる音を両方楽しむことができます。

後者は時折鳴る程度ですからそんなにうるさくはありません。
他にもセミの声や風鈴といった夏を感じる音がいくつも出てきます。

そして耳かきが始まる頃には日が暮れて今度は鈴虫の声が聞こえ始めます。
「そりそり」という優しい耳かき音を鳴らしながら
鼻歌を歌ったり何気ない会話をするゆるーいひと時です。
今作は耳かき棒で一通り掃除したら爪切り&ヤスリがけを挟み
それから洗浄液つきの綿棒で再び耳を撫でる変則的な構成になってます。

素朴な音と何気ない会話を組み合わせて癒すところが道草屋らしいなと。
お店だからといって変に凝らず自然体でお世話します。

続く「2-お盆時の怪談会。(約83分)」は店主の芹が活躍するシーン。
夕食やお風呂を済ませた後、すずしろに案内されて別室に移動します。

芹「何かいるかどうか 簡単に確かめる方法って ご存じです?」
ぱたぱたさん、かけてはいけない番号、幽霊の見つけ方、廃屋探検と
4つの物語を軽い休憩を挟みながらゆっくりじっくり行います。
状況に合った音を鳴らして雰囲気作りするおかげで、その場で聴いてるような感覚が味わえます。
内容をここで書いたらつまらないでしょうから聴いてのお楽しみとさせていただきます。

私は「かけてはいけない番号」が一番好きですね。
音声作品ではあまり見かけない演出がされててよくできてると思います。
どのお話もすごく怖い内容ではなく、少し寒気がするあたりに抑えられてます。
嫌そうに見えてノリノリなエッチ
エッチシーンは2パート21分間。
プレイはポッキーゲーム(キス)、耳舐め、手コキです。
手コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「両手がぬるぬるですから 手で持つとついてしまいますので そちら側からどうぞ」
主人公の部屋で布団の支度を終えたすずしろは
戻ってきた彼の肩を軽くマッサージしてからお菓子を一緒に食べます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「03-両端からお菓子食べるゲーム(約8分)」はエッチに持ち込むきっかけを作るパート。
マッサージのせいで両手がオイルまみれだからと反対側から食べるように誘います。
ここで使われてるお菓子はトッポだと思います。

「奉公さんですから こういうのダメですけど 近すぎて よく見えないので」
道草屋はエッチ厳禁のお店なので彼女もあからさまな誘惑はしません。
お菓子を一緒に食べてたらその拍子でキスしてしまったことにします。
口ではダメと言ってても積極的に動く正反対の態度を取ります。
淫語は一切言わず音と雰囲気だけで表現する独特なプレイです。

続く「04-今どきの奉公さん(約13分)」は手コキを加えて追い込みます。
彼の浴衣をはだけさせておちんちんを取り出し
にちゃにちゃした水音を鳴らしながら同時に片耳舐めもします。

「今日だけですよ いいですよ 私の手 そのまま汚してしまって」
熱っぽい吐息、激しめの手コキ音、そして彼を気遣う優しい言葉。
成り行きとはいえ始めたからにはしっかり責めて気分よく射精させます。
エッチを終えた後は普段通りに接しますし、別に嫌がってないことをきちんと伝えます。

実際に聴いた感想ですが、過去作に引き続き総合力の高さが光ってました。
効果音や環境音だけじゃなくすずしろのセリフやサービスの構成もしっかりしてます。
序盤は王道の癒し、中盤は季節感を強く出した怪談、終盤はこっそりするエッチと
各シーンに違う特徴や魅力を持たせて道草屋にいる気分に浸らせてくれます。

総時間に対してエッチが短くなってますけど
今まですずしろが一度もやらなかったキスを取り入れてるところに変化を感じます。
さすがに恋人になることはないと思いますが、2人の関係が少し前進したように見て取れます。

怪談が長いせいですずしろが主役なのに芹の存在感が大きいと感じる人がいるかもしれません。
でも本作品は最初で書いたように声優さんが交代した直後にあたりますから
すずしろ1人で全部やるよりもこうしたほうが安定します。
高い没入感が得られる作品
目を瞑って聴けば道草屋にいるような感覚が味わえるノーマル向けの作品です。

すずしろは久しぶりに来店した主人公を存分に癒そうと
まずは夕方に耳マッサージや耳かきしながら色んな雑談をします。
そしてその後は芹と協力してする怪談→部屋でのソフトなエッチと繋いでスッキリさせます。

優しくてサービス精神旺盛な女の子が男性客に癒しとエッチなご奉仕をするシチュ
多種多様かつリアルな効果音と環境音をふんだんに盛り込んだ作り
淫語を使わず音と息遣いでプレイの様子を表現するエッチ。
季節感を出しつつ各要素を高水準で揃えた素晴らしい作品に仕上がってます。

中でも2番目は音の質感だけじゃなく組み合わせ方にもこだわりが見られます。
環境音を切り替えて夕方から夜になったことを表現するのが良い例です。
怪談も音を入れるかどうかで臨場感が結構変わりますから
セリフ中心のサービスですけどサークルさんの強みを活かせてると言えます。
エッチは過去作と同じく時間、内容いずれも控えめになってます。

射精シーンは1回。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえてサークルさんでは30本目の満点とさせていただきました。

CV:すずしろ…三月さん 芹…雁庵うずめさん
総時間 3:08:56(予約電話…3:22 夕方…55:30 食後…1:23:41 夜…46:23)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、道草屋の女将をしてる気さくで世話好きなお姉さんが
何度も利用してくれてる客を家庭的なサービスでもてなします。

道草屋にいる気分に浸らせながら言葉と音でバランスよく癒すのが特徴で
3つのシーンに分けてそれぞれで違う効果音や環境音を鳴らしながら
何気ない会話をしたり、彼女が得意とする小話をして作品の世界に引き込みます。
過去作にはなかった演出もあるのでシリーズをよく聴いてる人ほど心が温まるでしょう。
寒い日に紡ぐ暖かい物語
冬や夏に道草屋で芹とのんびり過ごすお話。

「はいもしもし 道草屋でございます」
芹は明るくて上品な声のお姉さん。
予約の電話を入れた主人公に新年の挨拶をすると
宿泊日とサービスの内容を確認してから軽く雑談します。

本作品は道草屋シリーズが始まった頃から登場してる彼女の第8作。
1月の寒い時期に宿泊する常連客を彼女が1人でもてなします。
「1-ふたりごはん」は夕食を食べたりお酒を飲む
「2-おばあちゃんの縁側」は夏の日に縁側で耳かきをする
「3-寝起きのおこた」は歯を磨いてから落語を披露する、とシーンによって内容が大きく変わります。

「はいあーんっ お口に合います?」
そして彼女は序盤から店員と友人の中間くらいの距離感で彼に接します。
夕飯を食べる時は彼にしゃぶしゃぶを食べさせてあげるし
その後も何気ない雑談をして堅苦しさを取り除きます。

正月に実家へ帰省し家族と寛いでるような雰囲気でもてなしますから
音声を聴いてるうちにホッとしたり心地よさを感じる人が結構いると思います。
会話も聞き流しても問題ないくらいの軽い話題が中心です。

道草屋シリーズと言えば効果音や環境音も忘れてはいけません。
時計の振り子が揺れる音、鍋がぐつぐつ煮える音、耳かきや歯ブラシの音など
多種多様かつリアルな音を上手に組み合わせてその場にいる気分に浸らせてくれます。

また今作では至るところでテレビを流すようになってまして
バックで声や音楽を控えめな音量で流し、より家庭的な空気を作ります。
専門店でテレビをつけることはそうそうないですから、やはり家にいる感覚を重視してるのだと思います。

もうひとつ、道草屋では初の試みと言える要素が存在します。
タイトルにもなってる「2-おばあちゃんの縁側」がそれにあたりまして
過去作とは結構違う世界観を持たせながらゆっくり耳かきします。
新キャラも登場しますし、長く続いてるシリーズだからこそさらに掘り下げようとする意図が見られます。
音、会話、雰囲気で癒すサービス
最初の「1-ふたりごはん(約72分)」は2人きりの夕食を楽しむシーン。
こたつに入ってテレビを流しながらしゃぶしゃぶを食べたりお酒を飲んで寛ぎます。

「あぁ~ 2杯目にビール この無法さ 世が世ならしょっ引かれますね」
「わぁすごい雲近い はぁ~ もう岩場とか歩いてると 見てるだけでハラハラしますね」

しゃぶしゃぶを食べながら大好きなお酒を適度に飲んだり
テレビに映ってる映像を見て素直な感想を漏らすなど
店員のイメージを多少崩して近さと親しみを表します。
会話の内容も自分のこと、他の店員のこと、温泉のことなどほのぼのしたものばかりです。

しばらくしゃべってから無言になるのを繰り返すので音と会話をバランスよく楽しめます。
飲み続けるほど彼女の態度が緩くなるのも状況に合ってて良いです。
優しくて、世話好きで、子供っぽいところもある彼女の魅力がぎっしり詰まってます。

ちなみにこのシーンだけ咀嚼音の有無を選択できます。
私は有りのほうがリアルで好きですけど、こういう音が苦手な人は無しのほうが安心して聴けます。

続く「2-おばあちゃんの縁側(約38分)」でするのは耳かき。
季節がいきなり夏に変わり、道草屋の縁側で彼女が耳かき棒だけを使ってお掃除します。

耳かき棒は「じじっ」という乾いてて丸みを帯びた音が使われており
右耳→左耳の順で奥から手前へゆっくり掻き出すように動きます。
普段の道草屋なら耳かき棒の後に消毒液つきの綿棒を使うのですが
ここではそれらとの違いを出すために敢えて内容をシンプルにしてます。

そしてここでは「みち」という女の子と芹が掛け合うスタイルで進めます。
彼女が何者か、どうしてここにいるのかは聴いてのお楽しみとさせてください。
しかし道草屋ではまず出てこない設定になってて別の魅力があります。
サークルさんがわざわざここをタイトルにされたのもそのへんが影響してるのでしょう。

耳かきだけをがっつりやるのではなく、2人の会話を楽しみながらするバランス型の作りです。
蝉の声、ラムネの栓を開ける音、濡れたタオルを絞る音など季節を感じる音も色々出てきます。

最後の「3-寝起きのおこた(約56分)」も音と会話を楽しむシーン。
彼女に歯ブラシをしてもらってから「皿屋敷」という題名の落語を聞きます。

「むかーしな あの青山のお屋敷に お菊って子が奉公に来てたんだ」
芹と言えば怪談を得意としてるキャラですが、今回はライトなお話を選んで聴きやすくしてます。
過去作のように雰囲気に合った音を鳴らすアシスタントがいないから、というのもありそうです。
内容は伏せますが、ホラーが苦手な人でもこれなら普通に聴けると思います。
彼女なりのやり方で元気を与えるシーンもあったりと、彼を励ますことを見据えてあれこれお世話します。

実際に聴いた感想ですが、道草屋の過去作よりも内容に磨きがかかっており
さらに世界観を広げたり掘り下げる演出もあって大変満足しました。
芹が持つ様々な魅力を維持しつつ、普段よりも家庭的な物語にして仲の良さを表現します。

キャラが良く、音が良く、サービスが良く、雰囲気も良い。
各要素がここまで高い水準で揃えられてる作品はそうそうありません。

同人音声業界で圧倒的な人気と実績を誇る道草屋の底力を感じました。

ただしこの作品は道草屋シリーズをある程度聴いてこそ、その良さを十全に味わえると思います。
いきなりこれを聴いてもたぶん違和感を抱くのではないかなと。
少なくとも「道草屋-芹-そんな冬の日」は聴いておいたほうがいいと思います。
大衆性が高い道草屋では珍しくやや玄人向けの内容です。
素朴で懐かしい作品
ふたつの季節と設定を用意し様々な癒しを提供する抜群に優れた作品です。

芹は遠路はるばる道草屋へやって来た主人公に楽しんでもらおうと
まずは2人だけの夕食会を開いてテレビを流しながら一緒に食べたり色んなことを話します。
そしてその後は夏の日の耳かき、冬に戻って歯ブラシ&落語と内容を大きく変えて安らげる空間を作ります。

母親のような優しさと子供っぽさを合わせ持つ女性が長時間に渡る健全なご奉仕をするシチュ
シーンごとにサービスを変えてそれに合ったリアルな音を鳴らすASMR色の強い作り
何気ない会話とさり気ない気配りで音とは別の癒しを与える彼女のキャラ。
総合力の高さに定評がある道草屋の持ち味が今作でも存分に発揮されてます。

「はーいじゃあお口拭きまちゅねー うふふ」
中でも3番目は彼を友達あたりの存在と認識してる描写がいくつも出てきます。
お店のサービスなのでやるべきことはちゃんとやりますけど
それ以外は多少崩して堅苦しさやよそよそしさを取り除きます。
これだけ長く続いてるシリーズなら2人の関係が最初の頃から変わるのは当たり前だと思います。

音についてはやはりテレビが素晴らしいです。
天気予報、ドキュメンタリー、アニメ、音楽など色んなジャンルが出てきます。
常に流すのではなく状況に合わせて消したり番組を変える工夫がされてます。
他の音も軒並み高品質で「本当によくできてるなぁ」と感心しっぱなしでした。

以上を踏まえてサークルさんでは29本目の満点とさせていただきました。

CV:芹…雁庵うずめさん みち…三月さん(「2-おばあちゃんの縁側」のみ登場)
総時間 2:52:23

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


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サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、田舎のリラクゼーションスポットで働いてる優しい女の子が
遠路はるばるやって来た男性を耳かきと耳舐めでもてなします。

素朴な会話と比較的リアルな効果音を組み合わせて道草屋の世界を表現してるのが特徴で
初めて会った彼に微笑みながら丁寧にお世話する彼女の姿と
その最中に鳴る優しい音の数々が別の癒しを与えてくれます。
全年齢向けでは珍しく耳舐めするのも特徴です。
伝説のシリーズを改めて振り返る
道草屋の店員すずしろが耳かきと耳舐めをするお話。

「いらっしゃいませ 本日は起こしいただき ありがとうございます」
すずしろは優しくて可愛い声の女の子。
道草屋に来店した主人公に丁寧な挨拶をすると
サービスの内容を確認してから部屋へ案内します。

本作品は現在でも絶大な人気を得てる道草屋シリーズの記念すべき第1作目。
道草屋で店員をやってる彼女が初来店した彼をおよそ40分に渡って癒します。
総時間が短いことを踏まえてサービスはほぼ耳かきと耳舐めに絞り込み
何気ないセリフとリアルな音を組み合わせて癒しと没入感を与えます。

ちなみに当サイトでは2013年の12月にレビューを掲載してます。
【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 すずしろ【耳舐め】
それなのにわざわざもう一度紹介する理由はふたつあります。
ひとつは4月1日が初代すずしろ役をやられてた餅よもぎさんの命日であること
もうひとつはver1.5の名の通り、発売後にサークルさんが効果音の95%を差し替えられてることです。
(差し替えられた時期は2014年の3月頃)

前者は2016年のことですからもう6年経ちます。
今後も4月1日はできるだけ長く彼女の作品を紹介していく予定です。
新作はもう出ないはずなので同人音声の再レビューをすることになるでしょう。

後者については本作品にはオリジナル版とver1.5の両方が入ってまして
聴き比べてみると音がかなり違うことに気づきます(特に耳かき音)。
私も耳かき音があまり良くなかったことは覚えてるので、それがかなり改善されてて驚きました。
さすがに最近の道草屋作品に対抗できるほどではありませんが
耳かき音声の黎明期である2013年に出た作品として見るなら優れてると言えます。
音と会話で癒すサービス
玄関での挨拶や案内を終えた後に始まる最初のサービスは耳拭き。
冬の寒さで冷たくなった耳を少しでも温めようと(本作品の発売日は11月30日)
膝枕の体勢で両耳を温かいおしぼりで優しく拭きます。

そして早速本作品の持ち味である効果音が威力を発揮します。
左右同時にややこもった摩擦音を鳴らして実際にされてる雰囲気を作ります。
最中のセリフが聞こえにくくなってるのも良いですね。
耳を塞がれてるのだからそうなるのが自然です。
セリフは「ごしごし きゅっきゅっ」といった擬声語を中心に据えてます。

続く4パート28分間は本格的なサービス。
右耳→左耳の順に耳かき棒とベビーオイル付きの綿棒でお掃除してから軽く息を吹きかけます。
そしてどちらも耳かき終了直後に5分程度の耳舐めと再度の耳拭きをします。
右耳かき→右耳舐め→左耳かき→左耳舐めの順にやります。

耳かき棒は「じしゅっ」というやや乾いてて丸みを帯びた音
綿棒は「くしゅっ」という面積広めで乾いた音が使われており
奥から手前にゆっくり掻き出す、軸を持って回転させると違う動きをします。

オリジナル版はざりっとした乾燥度の高い音でしたから
耳を湿ったおしぼりで拭いた直後ならver1.5のほうがリアルな音だと思います。
これは気のせいかもしれませんけど、右よりも左のほうがストロークが長めでやや力強く感じました。

「もっと奥のほうですか? 焦っちゃだめですよ 手前からしっかり取っていかないと」
最中のすずしろは店員らしい落ち着いた態度の中に可愛さを見せます。
彼に奥のほうを掃除して欲しいと言われたら手前からやる理由を教えるし
左耳に入るとリラックスしたのか軽い鼻歌を歌い始めます。

耳かき中に色んな雑談をする今の道草屋スタイルは後になって定着したものですから
処女作の時点では実況や擬声語といった状況説明が中心です。
それでも堅苦しさはまったくなく十分な癒しのパワーを持ってます。

耳舐めは甘噛みではなくゆっくりペースで舐めたり吸う一般的なちゅぱ音です。
今のDLsiteだとこういう耳舐めはR-15か18に分類されるのですが
2013年当時はまだ耳舐めをする作品自体が少なかったので線引きが明確になってませんでした。
エロいと言うほどではないにせよ、全年齢向けの中では攻めてる耳舐めだと思います。

このように、音を多めに鳴らしながらキャラも立たせるバランス型のサービスが繰り広げられてます。
歴史を感じる作品
道草屋の原点であり、当時の耳かきに関する情勢を垣間見ることもできる興味深い作品です。

すずしろは寒い日に道草屋を訪れた主人公をしっかり癒そうと
店員らしく礼儀正しい態度の中に子供っぽさを交えて親しげに接します。
そしてサービスは耳かきと耳舐めに絞り込み、どちらも音とセリフを組み合わせて表現します。

道草屋シリーズでお馴染みの女の子が耳重視のサービスで癒すノーマル向けのシチュ
比較的リアルな音を多く鳴らしながら彼女のセリフも挟むバランスの取れた作り。
奇抜なことは敢えてやらず品質で勝負する王道の作品に仕上がってます。

私が2013年当時に本作品を聴いた時は「えらくキャラが立ってるなぁ」と思いました。
前回のレビューでも総評部分に「すずしろの声や仕草が聴き手をホッとさせてくれます」と書いてます。
でもver1.5を聴いてみたら効果音の存在感が大きくなってるように感じました。
オリジナル版は耳かき音がイマイチだったので、それが改善されてかなり聴きやすくなってます。
時間もおまけ込みで48分と短いですし、寝る前などのちょっと暇な時に聴ける手軽さがあります。

以上を踏まえて前回より1点だけ上げさせていただきました。
おまけは耳舐めです。

CV:餅よもぎさん
総時間 48:36(本編…37:58 おまけ…10:38)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、道草屋がある村の役場で働いてる気さくな女の子が
以前仲良くなった男性客と一緒に泊まりマッサージ、耳かき、エッチをします。

道草屋の店員も加えてふたつの視点から音重視のサービスをするのが特徴で
彼女は友達に近い距離感で接しながら一生懸命お世話し
店員は一歩引いて彼女をサポートしながら流れるような手つきで癒します。
お客と店員の中間にいる女の子と
橘なつな(挿し絵左)とはこべら(挿し絵右)がマッサージ、耳かき、エッチをするお話。

「…たぬさん? たぬさん! 私ですよ なつなです なっちゃんです なっちゃんさんです」
なつなは丁寧語で話す可愛い声の女の子。
道草屋へ電話してきた主人公へ嬉しそうに挨拶すると
日取りを確認してから誰を指名するか尋ねます。

本作品は道草屋の店員に幼馴染がいる関係でよくお店に通ってる彼女が
以前バスの車内で偶然出会い、友達になった彼とおよそ140分に渡りのんびり過ごします。
今日のお試しグッズ、なっちゃんさんの弱いとこ、一緒にみみかきと全体を3つのシーンに分け
それぞれで登場人物ややることを切り替えて癒したりエッチな気分にさせます。

「たぬさん寒くないですか? はぁい もう冬ですからね 夜寒いですし 虫も鳴かなくなりましたし」
彼女はブラック企業を退社し今は役場の生活課で働いてる変わった経歴の持ち主。
前作「道草屋-なつな 田舎のバスとたぬきさん。」では
初対面の彼にあれこれ世話を焼く優しいところを見せてくれます。
今作はその後のお話にあたるため、わざわざ彼が来る日に合わせて道草屋に宿泊します。

道草屋シリーズと言えば店員がお客(=聴き手)にお世話するのが定番です。
しかし彼女は彼にお世話するシーンと、はこべらにお世話されるシーンの両方があります。
店員と客の要素を合わせ持ってるのでパートによって表現方法が結構変わります。

ちなみに彼のことを「たぬ(き)さん」と呼ぶのは
前作で初めて会った時、彼が頭の上に偶然葉っぱを乗せてたことからきてます。
これも彼女にとって彼がお客じゃないことをわかりやすくするための配慮です。

サービスについてはシリーズの過去作と同じく音重視の作りです。
季節が冬のはじめということでバックに石油ストーブの音を控えめに流し
さらに一部では鉄瓶に入ったお湯がぐつぐつ煮える音も加えて暖かい空間を作ります。
効果音も取り立てて奇抜な音はありませんがどれも質が高くて心地よさを感じます。

18禁作品ですけど癒しメインでエッチはおまけ程度の位置づけなことにご注意ください。
でも友達だった彼女がこういうことをするところに関係の変化が見られます。
道草屋はお客と店員の距離感を大事にするから、それに当てはまらない彼女を普段よりも自由に行動させてます。
距離感の違いを楽しめるサービス
最初の「今日のお試しグッズ(約23分)」でするのは上半身のマッサージ。
彼が道草屋の予約をしたとき偶然電話番をしてたなつなが
同じ宿泊日に隣の部屋を取り、マッサージオイルで肩や腕を丁寧に揉みほぐします。

「古いのって なんやかんや観るじゃないですか お父さんの車は四駆だぞ」
前作が出たのは今年の4月ですから、2人がこうして会うのは半年以上ぶりなはずです。
でも彼女は当時と同じ親しげな態度で積極的にお世話します。
持参したオイルで両肩を揉んでる時はテレビ番組の話をしたり
左腕を優しくぺしぺし叩きながらここでの生活のことを話して和やかな空気を作ります。

どんなふうにマッサージしてるかはほとんど言いません。
そのへんはすべて音で表現し、話す時とそうでない時を分けて音と会話をバランスよく楽しませます。
そこまで本格的なことをやらないのも店員じゃない彼女らしくて良いです。

次の「なっちゃんさんの弱いとこ(約57分)」は唯一エッチな描写があるシーン。
マッサージの後片付けをした彼女に店員のはこべらが加わり
なつなへの耳かきをしてから耳の甘噛み→耳舐め手コキと進みます。

エッチシーンは3パート20分間。
プレイは耳舐め、手コキです。
手コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

なつな「あっ んっ すごいゆっくり入ってくる」
はこべら「奥のほうで 触れずに焦らされるの お好きですよね?」
そしてここからは彼女が責める役と責められる役を兼任するようになります。
はこべらに耳かきされてる時は気持ちよさそうな喘ぎ声やエッチに思えるセリフを漏らすし
その後も彼に耳舐めしながらはこべらに耳舐めされる変わったサービスも登場します。
本格的にエッチする時間は短めですけど、そこへ持っていくまでの雰囲気づくりに力を入れてます。

「強情っぱりには やっぱり証拠を突き付けるのがいいと思うんですよ たぬさん 神妙にしろいっ! もうネタは上がってるぜ」
肝心の手コキはシリーズの過去作と同じで淫語を一切使わない代わりに
それをほのめかすことを言って興奮と背徳感を煽ります(はこべらは空気を読んで直前に退出します)。
パート名が「なっちゃん警察」となってるように
彼女が江戸時代の岡っ引きみたいな言葉責めをしながら後になるほど激しくしごきます。

彼を射精させた後は勝ち誇った表情を見せますし、属性はややMあたりかなぁと。
友達だった2人が普段と違う距離感で接する割と重要なシーンです。

そして最後の「一緒にみみかき(約61分)」は健全な雰囲気に戻して耳かきを楽しみます。
戻ってきたはこべらは左耳を、なつなは右耳を耳かき棒と綿棒でお掃除し
それからはこべらがなつなに耳かきしながら他愛もないことを話します。

はこべら「窓を閉め切ったと思ったら 次第に暖かくなってきて あぁもう開けなくちゃ 気持ちのいい日差しを すぐ暑くなって それからすぐに涼しくなって」
その場の勢いでエッチまでしたなつなが気まずく感じてるのを察したのでしょう。
それについては一切触れず、彼女をリードしながら季節に関するお話をします。
セリフごとの間を長めに取りながらぽつりぽつりと話す大人の話術が光ります。
耳かき棒も「じずー」という乾いた音をゆっくり鳴らしてて会話のテンポと合ってました。

実際に聴いた感想ですが、まずなつなの続編をここまで早く出したところに
サークルさんがまた新しいことに挑戦しようとしてる気配を感じました。
道草屋はメンバーが多く主役をローテーションさせる関係で、同じ年内に同じキャラの作品が出ることは稀です。
今作のように芹やはこべらが別キャラの応援として出てくる程度です。

そこを敢えてこうしたのは店員が一方的にお世話する展開にマンネリを感じてたのかもしれません。
苗字があったり都会からの出戻りという背景があるのも他のキャラとは明らかに違います。
そして彼女が客と店員両方の役割を持ってるのも新鮮味があって面白いです。

はこべらがなつなにお世話するパートは聴き手が傍観者になりますけど
全体から見れば少しの時間なのでこういうのも有りなんじゃないかと私は思います。
エッチシーンは2人の絡みを通じて手コキできる雰囲気を作る有効なアプローチがされてます。

彼女が出る作品はまだ2本目ですから今後さらに進化していくでしょうね。
サービス自体は割と普通なので、それよりもキャラやシチュのほうに魅力を感じます。
音についてはもうすっかり完成されており癒しのパワーが非常に強いです。
キャラも音も楽しめる作品
総合力の高さに定評がある道草屋を今までとは別の形で表現してる作品です。

なつなは以前バスの中で知り合い仲良くなった主人公と楽しい時間を過ごそうと
彼が道草屋に泊まる日に隣の部屋を予約し、夜に訪問してまずはオイルマッサージをします。
そしてその後は彼との初エッチを経験したり、はこべらと順番に耳かきして心も体もスッキリさせます。

店員じゃないけど道草屋に縁のある世話好きな女の子が
再会した男性客に癒しとエッチなサービスをするノーマル~ややM向けのシチュ
高品質な音と彼女たちの会話を違和感なく組み合わせた臨場感の高い作り
彼女が彼にお世話するシーンと、彼女がはこべらにお世話されるシーンを設けた独特な演出。
シリーズの長所を残しつつ新しい風を吹き込む形で作品を組み立ててます。

中でも3番目は店員にはできないことだからこそ聴いた時の感触にも違いが表れます。
以前も芹がバスに乗り遅れた主人公に母親っぽい態度で世話を焼くことがありましたが
なつなの場合はその割合を大幅に増やして彼との距離感をシーンごとに変えてきます。

友達と店員両方の顔を持ってるのが彼女の魅力だと思います。
はこべらもそれを引き出す良い役割を果たします。

射精シーンは1回。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅か、淫語はありません。

以上を踏まえてサークルさんでは28本目の満点とさせていただきました。

CV:なつな…丹羽うさぎさん はこべら…琴香さん
総時間 2:25:10

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
145分で880円とコスパが良いので+1してあります。



サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、優しくてしっかり者の店員さんが
遠路はるばるやって来たお客を健全なサービスでじっくり癒します。

季節感を出しながら彼女が得意とする散髪を長めにやるのが特徴で
花火、風鈴、セミなど夏にちなんだ効果音や環境音をいくつも盛り込み
さらに炭酸を使うシーンを複数用意して没入感と清涼感を与えます。
暑い夏を音で涼しく
道草屋の店員すずなが散髪、ヘッドスパ、耳かきをするお話。

「旦那様 こんばんは お久しぶりです」
すずなは明るくて素朴な声の女の子。
ある日の夜、バスに乗って道草屋の近くまでやって来た主人公を迎えると
腕や首筋に虫よけスプレーをかけてから案内します。

本作品は道草屋メンバーの中でも一際真面目な性格をしてる彼女が
何度もお世話してる彼をおよそ140分に渡ってじっくりもてなします。
夜の小道、barberすずな・夏の和室編、barberすずな・炭酸スパすーぱーと3つのシーンに分かれており
それぞれでやることを変えながら効果音や環境音を組み合わせてリアルに表現します。

今作は夏のお話ということでこの時期に合った音を中心に据えてます。
祭りでやる大きなものじゃなく、お店で買えるタイプの打ち上げ花火を眺めたり
セミの声や風鈴の音を鳴らしながら涼しさを感じるサービスをします。
暑い印象の音ばかりだと落ち着けないので、風情や静けさといった別方向の音をよく使います。

タイトル通り炭酸を使ったサービスが充実してるのも大きな特徴です。
主に最後のシーンでヘッドスパ、髭剃り、マッサージ、トリートメントが立て続けに出てきます。
同じ炭酸でも個体、液体、泡と質感を変えてそれぞれに合った爽やかな音を鳴らしてました。
アイスを食べるシーンもあったりと、聴いててスッキリするように上手く調整されてます。

総時間が長めなのでセリフも結構入ってますが
サービス中は無言なことのほうが多いですからASMR系の作品だと思います。
彼女たちの何気ない会話も場を和ませる重要な役割を果たします。
暑さでバテてるのか普段よりもだらっとしてる印象を受けました。
散髪&ヘッドスパ重視の爽やかなサービス
最初の「1-夜の小道(約35分)」は主人公が道草屋に到着する前のお話。
普段よりも遅い時間に最寄りのバス停へ到着し、歩いてたところをすずなが迎えに来て合流します。
そして途中でたまたまやってた花火を眺めたり炭酸飲料を飲んで涼みます。

芹「ほんとに誰もいないですからねー どっちを見ても暗がりばっかりで もう人よりお化けのほうが多そうですよ」
すずな「そういうのはいないです この時代には絶滅しました」
ここは道草屋の店主である芹が同行してるので2人の掛け合いを楽しむことができます。
冗談を言ったり子供っぽく振る舞う芹にすずなが突っ込みを入れることが多く
暗くて静かな夜とは違う明るい空気が漂ってます。
環境音は虫やカエルの鳴き声が中心になってて割と控えめです。

花火のシーンは「ぱぁん」というクリアな破裂音が散発的に鳴ります。
大きな打ち上げ花火よりも音が軽い代わりに位置が近いです。
線香花火や手で持つ棒状の花火とも違ってて音選びが巧みに感じました。
道草屋は花火が出てくる過去作がいくつかあるので、それらと被らないように気を配ってます。

続く「2-barberすずな・夏の和室編(約41分)」は翌朝のお話。
すずなが最も得意としてる散髪で彼の髪と心をスッキリさせます。
ちなみに本作品は頭のケアにおよそ70分もかけてます。

「朝からセミは元気ですね セミも暑いから 木から離れないんでしょうか」
夏に関する雑談や気配りする言葉をかけながら
霧吹きで髪を湿らせる、2種類のハサミを使い分けて整える
軽く部屋を掃除してからシャンプーをかけるなどプロらしい流れるような手つきで進めます。

すずなは過去作で何度も散髪をやってますからハサミさばきも軽快です。
通常のハサミはシャクシャク、すきバサミはサクサクとやや質感の違う金属音を
頭全体へゆっくりスライドさせる感じに動かしてました。
散髪中に歌を披露するところにも心の余裕が窺えます。
カランコロンという竹風鈴の音も時折鳴っててこの空間を音と会話で見事に表現してます。

そして最後の「3-barberすずな・炭酸スパすーぱー(約65分)」では
本作品の持ち味となる炭酸を使ったサービスが続々登場します。

洗面台に水を浸してから炭酸タブレットを投入し
そこに頭を浸して音を楽しみながら髪と頭皮を綺麗にします。
他にも泡をその場で作ってからする髭剃り、剃り跡を炭酸水で綺麗にするマッサージ
ムース状のトリートメントを髪全体に多めにつけるサービスなど泡尽くしの内容です。

炭酸はしばらく経つと抜けてしまうので
タブレットを途中で追加したりトリートメントを再度吹きかける動作を挟んでありました。
炭酸水はシュワシュワ、炭酸入りトリートメントはパチパチと違った音が鳴っててどちらも爽やかです。

いのこ「いいですなーそれ」
すずな「涼しいですよ」
またここからは後輩店員にあたるいのこが加わりすずなと雑談します。
彼女は一緒に何かをするのではなく、近くで寛ぎながら時折会話する友達っぽい位置づけです。
いのこのほうが年上だからなのでしょうけど、すずなが丁寧語で相手するのが印象的でした。
何気ない会話を通じて彼女の真面目さや礼儀正しさを表現してます。

このシーンがやはり本作品における一番の聴きどころだと思います。
時間が最も長い、炭酸を使ったサービスが充実してる、雑談による雰囲気作りもバッチリと
個性をしっかり持たせたうえで癒されるように作られてます。
耳かきは左右合わせて20分程度ですから、散髪やヘッドスパのほうがずっと存在感は大きいです。

このように、多種多様かつリアルな音とゆるーい会話を組み合わせた夏らしい物語が繰り広げられてます。
自然と引き込まれる作品
道草屋の世界に入り込んだような気分が味わえる優れたASMR系作品です。

すずなは暑い日にわざわざ道草屋まで来てくれた主人公を満足させようと
最寄りのバス停まで出かけて案内しながら雑談したり花火を見て楽しみます。
そして翌日は比較的涼しい時間に散髪、ヘッドスパ、耳かきをじっくりやって癒します。

気配り上手で散髪の腕もある店員さんが夏の日に様々なサービスをするノーマル向けのシチュ
シーンごとにやることを変えながら季節感のある音を鳴らして没入させる作り
水や炭酸にまつわるサービスを中心に据えて涼しさを与える演出。
キャラ、音、世界観のすべてがしっかりしてる総合力の高い作品に仕上がってます。

中でも3番目は耳かきの割合を普段よりも落とす代わりに散髪やヘッドスパを強化し
さらに炭酸というテーマも設けて幅広く表現する非凡なところを見せてくれます。
同じ炭酸を使うサービスでもパートによって音を使い分けてるのが素晴らしいです。
シュワシュワ、パチパチした音も耳に心地よく夏の暑さを軽減してくれます。

すずな「屋台が欲しくなりますね」
芹「イカ焼きとかねー あとあのー…炭酸?」
あとは芹やいのこといった砕けたキャラを登場させることで、すずなとの対比を鮮明にしようとしてます。
彼女が格別お堅い性格をしてるのではなくそれが自然体なのだと思います。
一対一の時も普通に話しますから変化をつけるための工夫と見るのが妥当です。

以上を踏まえてサークルさんでは28本目の満点とさせていただきました。

CV:すずな…藤堂れんげさん 芹…雁庵うずめさん いのこ…箱河ノアさん
総時間 2:22:27

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、道草屋ではなく村の役場で働いてる女の子が
遠路はるばるやって来たお客と偶然出会い癒しのご奉仕をします。

セリフ、効果音、環境音を違和感なく組み合わせた没入しやすい作りが魅力で
前半はバスの車内や休憩室で会話やお世話するシーンを中心に据え
その中に何気ない雑談や彼女の身の上話を挟んでゆっくりじっくり引き込みます。
シリーズの外伝っぽいお話になってますから普段と少し違う感覚で聴けるでしょう。
道草屋がくれた新たな出会い
橘なつなが会話や癒しのサービスをするお話。

「お電話ありがとうございます 道草屋受付でございます」
なつなは丁寧語で話す可愛い声の女の子。
主人公がかけた電話に出て訪問する日を尋ねると
その後どうすればいいかわからないのですずなに助けを求めます。

本作品は昨年に都会からここへ戻って今は役場の生活課に所属してる彼女が
道草屋を利用する彼と出会いおよそ120分に渡って癒します。
彼女は道草屋の店員ではありませんがすずしろ、稲、たびらこの友人にあたるため
この物語が始まる前からお店に何度も行ってる背景があります。
そのへんの事情は製品版についてる漫画の248以降を読めばわかるでしょう。

「ご旅行さんですか? 良かったら 花見にいいところ教えますよ」
バスの中で初めて会った時は観光客が珍しかったのかおすすめのスポットを教え
道草屋で再会した時も自分からお世話しようとする面倒見のいい性格をしてます。
良くも悪くも頑張り屋なせいで以前は色々と苦労したようですけど
今は田舎の生活にも慣れて穏やかな日々を送ってます。

お客ではなく友達っぽい距離感で接してきますから
これまでの道草屋シリーズとはやや違う感覚がします。
毎回お店のサービスだと世界観がどうしても狭まってしまうので
サークルさんがそれを憂慮し新しい要素を取り入れたのかもしれません。

サービスについてはバスの中での雑談、休憩室でのカッピング、そして耳かき&耳の甘噛みと
要所を押さえつつ彼女固有のものを取り入れてそのほぼすべてを音で表現します。
過去作に引き続き効果音と環境音の品質が抜群に高く
これだけで彼らがいる場所や時間帯がだいたいわかるようになってます。


今回はサービスが割とシンプルな代わりにそれ以外の音が充実してました。
バスに揺られてる時は空間全体で細かな振動がしてますし
トンビ、カエル、鹿といった動物の鳴き声も入ってて田舎らしさがあります。
時間に対する会話量を少なめに設定してるおかげで音による癒し効果がとても高いです。
3つのシーンでのんびりお世話
最初の「都会のたぬきさん。(約21分)」は主人公が道草屋へ向かう途中のお話。
同じバスに偶然乗り込んできたなつなが声をかけてきます。

「のどかですよね このへん 観光用のPRって言われて どうひねっても のどか以外出てこないんですよ そこがいいところなんですけどね」
彼女は仕事柄この村を発展させようと頑張ってるらしく
主に自分のことを話しながら彼にも尋ねて親睦を深めます。
彼女は移住、彼は癒しを求めてと目的は違いますが
都会から来た者同士として親近感が湧いたのでしょう。
会った時に彼の頭に葉っぱがついてたことから「たぬさん(タヌキ)」と呼ぶなど親しげに接します。

またここはバスの中が舞台なのでこれといったサービスはやりません。
彼らの雑談とバスの走行音だけを楽しむほのぼのしたシーンです。
小刻みな揺れを聴いてると次第に眠たくなるかもしれません。
途中から彼女が居眠りするなど時間がゆっくり流れていきます。

2番目の「雨の休憩室。(約30分)」は道草屋の休憩室が舞台。
寛いでた彼へ同じく泊まってたなつなが声をかけ
昼間のお礼に簡単なマッサージと美顔カッピングをします。
カッピングは対象の部位へ真空状態にしたカップを吸着させるサービスだそうです。

「きゅっ ぽんっ」という音が長めの間隔で鳴るシーンを用意し
前半は顔の左側、後半は右側をお世話して汚れを取ったり血流を良くします。
マッサージは時間が短くて音も大人しいですからこっちがメインと言えるでしょう。
道草屋の過去作には一度も出てないはずなので彼女固有のサービスにあたります。

稲「なっちゃんこないだアナグマ見つけてタヌキって言ってたよね 何でも指さしてあれモズ?って聞くし なっちゃんの分類は雑」
またここでは稲が登場してなつなと掛け合いながら進めます。
2人は小学校時代の友人ですから言うことも遠慮がありません。
そうやって彼にはまだ見せてない彼女の魅力を引き出します。
道草屋にいるのに店員が1人も出てこないのはおかしいので、それをカバーする意味合いもあります。

最後の「生活科の耳掃除。(約69分)」は耳のケアを重点的にやります。
場所を休憩室から彼が泊まってる部屋に移し
膝枕の状態で耳かき棒、綿棒、電動の産毛剃り機を使って綺麗にします。
そして合間に耳の甘噛みもして彼をドキドキさせます。

「仕事なくなったら ここの面接受けますかね 特技はCADとエクセルです」
前のシーンで彼にカッピングをやって他人をお世話する面白さに気づいたのでしょう。
最初からノリノリな様子で積極的にサービスします。
産毛剃りは優しい電動音、耳かき棒は「しゅりっ」という乾いてて若干ざらつきのある音
綿棒はやや湿ってて柔らかさもある音と器具ごとに異なる音を鳴らして臨場感を出します。
バックで流れる振り子時計の音も相まって静かな印象を受けました。

また最中は彼女が色んなことを話して別の癒しを与えます。
ここから引っ越す前の出来事が主な話題で、彼女にとって思い出深い土地なのが伝わってきます。
それらを話し終えた後に耳舐めを始めてるのを見ると
バスで会った時よりも彼に心を許すようになったのかもしれません。
恋愛感情とは違いますが、2人の間に何かしらの繋がりが生まれてるように思えます。

このように、彼女のキャラとリアルな音を上手に組み合わせたほのぼのする物語が繰り広げられてます。
世界観を広げてくれる作品
道草屋の世界を普段とは別の視点から描いてる作品です。

なつなはバスで偶然会った主人公に興味が湧いたのか
バスに乗ってる時は雑談して場を和ませ、休憩室ではマッサージやカッピングをします。
そして最後は膝枕による耳かきと耳舐めでちょっぴり大胆にお世話します。

役場で働いてる頑張り屋な女の子が道草屋の宿泊客を癒す変わった展開
様々な音を組み合わせて彼らのいる場所や時間帯を表現するリアルで癒される作り
今日会ったばかりの相手に親しく話しかけたりあれこれサービスする彼女の優しさ。
シリーズの特徴を受け継いだうえで新しいことに挑戦してます。

道草屋が舞台なのに店員を敢えて脇役に置いてるのが面白いです。
これによって主人公をお客ではなく友人に近い距離感でもてなすことができます。
彼女たちが住んでる地域に関する情報も出てきますし
本作品によって道草屋の世界がさらに広がったと私は考えてます。

サービスについては彼女の属性(店員じゃない)を考慮し耳かきを中心に据えてます。
カッピングは音が特徴的ですけど時間は約15分と控えめです。
全編を合わせると音の種類が非常に多く没入しながら聴くことができます。
耳舐めはR-15なのでエロよりも癒し重視のちゅぱ音です。

以上を踏まえてサークルさんでは27本目の満点とさせていただきました。

CV:なつな…丹羽うさぎさん 稲…真宮ひいろさん
総時間 2:04:31(予約電話…3:28 都会のたぬきさん。…21:35 雨の休憩室。…30:35 生活科の耳掃除。…1:08:53)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
124分で880円とコスパが良いので+1してあります。

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