同人音声の部屋

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マゾ奴隷化矯正プログラム‐倉屋敷矯正診療所‐

サークル「MayThird」さんの催眠音声作品。
主にCG集やデジタルノベルを製作されてるサークルさんで催眠音声は今作が初です。

今回紹介する作品は、穏やかでちょっぴりSっ気のある女医さんが
催眠を交えた風変わりなエッチで心の内に抱えてる悩みを解消します。

「露出」と「乳首オナニー」に力を入れた変態性の比較的高いエッチが最大の特徴で
前半は観衆に裸を晒す、後半はネット越しにオナニーを披露すると方向性や刺激の強さを変えながら
彼女や他の人々の視線を強く意識させて精神面の興奮を執拗に煽ります。
アンケートに答えさせながら信頼関係を構築し、彼女の言葉に従いやすくする催眠も魅力です。
本当の自分を取り戻すために
倉屋敷矯正診療所の院長「倉屋敷紗依」からエッチな施術を受けるお話。

「どうぞ そちらの椅子に座ってください」
紗依先生は甘く瑞々しい声のお姉さん。
音声を聴く際の注意事項や心構えを簡単に説明すると
診療所の待合室にいる主人公に声をかけ、診察室に入ってもらいます。

本作品は現実世界だと実現が難しいタイプの欲望を発散させることを目的に
彼女が催眠をかけてから1時間近くに渡るM&変態向けのプレイをします。

最終的に彼は彼女の奴隷になってしまうのですが、それもすべて彼を気持ちよくするためのサービスに過ぎません。
彼女が色々押しつけて従わせるのではなく、自分からそうなりたいと願うように誘導します。
おかげで調教っぽいプレイとは裏腹に穏やかな雰囲気が終始漂ってます。

先生「呼吸を続ければ続けるほど あなたの気持ちは落ち着いてきます」
ナレーター「彼女の声を聞いていると あなたの気持ちは 自然と和らいでいきます」
ちなみに作中では話し手として先生とナレーターの二人が登場し
先生は主人公に語りかけたり指示する役、ナレーターは主に彼の心情や感覚を暗示として伝える役を担います。
声が非常に似てるためやや判別しにくいものの、主人公の視点に立って聴きやすくなってます。

それ以外での大きな特徴はエッチの内容と展開。
彼に露出狂の性癖があるのを踏まえて先生や他人の視線を通じてエッチな気分を盛り上げます。
ドライとセルフ両方ありますがおちんちんに触れることは一切ありません。
乳首オナニーをよくすることから乳首開発済みな人の方がずっと楽しめます。

催眠は27分30秒ほど。
先生に呼ばれて椅子に腰掛け、軽く深呼吸してからここがどこなのかを教えてもらいます。

先「ここは歯ではなく心 精神を矯正する診療所なんです」
見知らぬ場所に突然召喚されて不安がる彼に先生はこれから何をするかを丁寧に教えます。
催眠と言うと体を脱力したりカウントを数える行為をイメージするかもしれません。
ですが本作品の場合はその前に先生との信頼関係を構築するところから始めます。

ナ「すぐに答えを出さなくていい 話を全部聞いて判断したほうが安心できる そうあなたは考えました」
ナ「彼女の言葉は あなたにとって とても魅力的に思えました」

そして先生との会話の中にナレーターが主人公の気持ちを代弁する形で暗示を入れます。
入れるタイミングや表現方法に気を遣ってるおかげで、最初はごく普通だった先生の声が
後になるほど妙に心地いいとか、心に響くと感じるようになるかもしれません。
主従関係を結ぶにあたって重要となる「声や言葉に対する印象」を操作することに力を入れて進めます。

お次は再度軽く深呼吸してから施術の手始めとして先生がアンケートを取ります。
彼女の質問に対してすべて「はい」と答えるだけの簡単なもので
それを受ければ彼がどんな性癖を持ち、悩みを抱えてるかがわかるそうです。

先「1、あなたは 今の現実に不満を持っていますか?」
ナ「彼女の恥ずかしそうな声に あなたは心地よさを感じます」
そしてここでも先生は普通に受け答えする役、ナレーターはそれを聞く主人公の役を務め
合計8つの質問を通じて彼女の声に対する依存心をさらに膨らませます。
質問の内容は言ってしまうとつまらないでしょうから伏せますが、すんなり「はい」と答えられるものが多いです。
診察スタイルをとりつつ催眠状態を深めるテーマに沿った面白い誘導です。

先「あなたは既に 催眠状態を経験してるんですよ」
そうやって彼の症状を十分に把握した後、最後に先生がようやく催眠をかけ始めます。
音声を実際に聴いてみれば開始前に彼女がこんなことを言う理由がなんとなくわかるでしょう。
私もアンケートを終える頃には意識のぼやけを強めに感じました。
「気がついたら催眠にかかってた」なんて体験をする人も普通にいると思います。

病院での診察らしさを出しつつ施す珍しいタイプの催眠です。
先生との信頼関係の構築と声や言葉に対する依存心の増幅を目的に
深呼吸を適度に挟みながら先生とナレーターが役割分担して様々に働きかけます。
先生をご主人様と仰ぐための準備に専念してるため声に対する印象操作の暗示が多く
彼女の穏やかな態度も相まって聴けば聴くほど安心感が広がります。

サークルさんの処女作ということで最初は期待と不安が半々でした。
でも実際に聴いてみると全体の流れから細かな言葉遣いまで考えられていてすんなり入れました。
こちらが潜在的に抱いてる不安を上手く取り除き、先生にすべてを委ねやすくしてるところが大きいです。
最後の先生が催眠をかけるよと言うシーンは「あなたは既に催眠に入ってますよ」と教える意味合いも含んでます。

二人の話し手の扱い方もしっかりしていて正直驚きました。
処女作として見る分には比較的レベルの高い催眠です。
二つの性感帯と視線でイかせるエッチ
エッチシーンは4パート57分間。
プレイは乳首オナニー、会陰トレーニング、奴隷の契約、露出、ネット配信しながら乳首オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りですが射精表現はありません。

先「これから 体の感度を上げていきます」
催眠を使って主人公の心を素直にした紗依先生は
本番への練習も兼ねて乳首をいじらせながら感度の高まる暗示を入れます。

エッチは先生に言われた通り体を動かしたり復唱してドライを目指します。
前半の2パートは本格的なプレイに向けての準備にあたるシーン(約27分間)。
「感度強化」は乳首オナニーや会陰トレーニングをしながら体を敏感にし
「マゾ奴隷化」は奴隷の宣誓をしたり先生の足にキスをします。

ナ「彼女に従っていれば 気持ちよくなれることを実感し より一層彼女に依存していくようになります」
乳首を実際にいじりながら感度を強化するのがやや珍しいですね。
開発済みの人ならピリッとした鋭い快感がそれなりに味わえるでしょう。
ナレーターも催眠パートに比べてセリフの量が減るものの、先生にはできない部分をカバーして没入感を高めます。

先「その乳首の快感に浸りながら 会陰にも意識を向けてください この時点でじわじわーって会陰に力が入るのなら そのまま会陰に力を入れて」
「感度強化」パートの後半で登場する会陰トレーニングも面白いプレイと言えます。
M字開脚の格好で呼吸に合わせて会陰に力を入れたり抜いたりするもので
ある程度続けるとその部分にシュワシュワ、パチパチした感覚が湧いてきます。

ただ会陰はかなりマイナーな性感帯ですから、会陰オナニーの経験によって得られる快感に差が出そうです。
この後始まる露出も含めてアブノーマル要素を多めに含んだプレイを集中的に行います。

対する後半の2パートは主人公の露出願望を満たすことに力を入れた内容。
「エロパート(ドライ)」はステージに上がり観客の前で全裸になるオーソドックスなプレイ
「エロパート(セルフ)」はネット配信しながら全裸でオナニーする破滅的なプレイを楽しみます。

先「見られている 恥ずかしく勃起した乳首を 見られている 恥ずかしい 自然と体が熱くなってきてしまう」
先「この視線を感じるだけで あなたの体は変化していく 視線を感じれば感じるほど あなたは精神的に丸裸になっていく」

視線が主役のプレイということで先生も状況説明と並行して視線を意識し、気持ちよくなる暗示を多めに入れます。
シチュは個性的だし暗示の入れ方もそれほど悪いとは思いませんが
どちらのパートもプレイを実際に始めるまでに8分近くの説明を挟んでることや
プレイ中に周りの状況に関する説明がそれほどなく、視線を浴びてる感じがしにくいところが引っ掛かります。

今回のプレイは物理的な刺激が乳首オナニーしかないため
純粋なプレイ時間が短くなるとおちんちんオナニー以上に絶頂するのが難しくなります。
最初に状況説明をしてプレイに入るのではなく、プレイしながら周りの様子を実況したほうが
時間が長く取れるし実際に裸や痴態を見られてる臨場感も出たのではないかなと。

率直に言えばかけた時間に対して得られる快感が弱く感じました。
全体的に冗長なところがあるのでセリフをもっと切り詰めたほうが密度の高いエッチになると思います。
催眠パートに比べると完成度に難があります。

このように乳首・会陰・視線で気持ちよくする風変わりなエッチが繰り広げられてます。
非日常の快感を追求した作品
どちらかというとエッチよりも催眠に光るものを感じる作品です。

女医のイメージにぴったりな優しくて落ち着いた声と性格のお姉さんが
男性の心の中に溜まってる露出願望を満たそうとエッチな催眠を施します。

催眠を始める前に簡単なカウンセリングをして不安や緊張を解きほぐし
アンケートの最中に心地よさを感じる暗示を入れて声に対する依存心を膨らませるなど
「彼女の言葉を受け入れ、従う」ことを自然にできる心の構築に的を絞り丁寧にリードします。

先「私も あなたのことが好きですよ」
そして先生も心を預けてくれた彼の気持ちに言葉と行為で応えます。
彼女がご主人様になったのは彼がドMだからであって従わせたいからではありません。
催眠をかけた後に始まるエッチも彼の性的嗜好を第一に考えたものに終始してます。
変態性の高いプレイに反して彼女の優しさを強く感じました。

催眠はナレーターの扱いがとても上手で割と入りやすいです。
主人公の心情変化をそのままなぞっていくので自分と重ね合わせやすいのもあります。
暗示の方向性、アンケートの質問と答えさせ方、その後にあるとどめの深化が特に印象的でした。

エッチは処女作だからなのでしょうが色々と引っ掛かる部分が見られます。
中でも感度強化パートを催眠の直後に置いてるのが大いに疑問です。
エッチの前に感度を強化するのはドライ系の催眠音声だとよくあることです。
ですが本作品は感度を強化した後に奴隷の契約を結び、さらにノーハンドプレイを挟んでからようやくいじり始めます。

具体的には感度を強化した45分後に乳首オナニーの指示が出ます。
これだけ間を置かれたら感度を強化する意味がないのではないかなと。
私が聴いた時もエロパート(セルフ)より感度強化パートのほうがずっと気持ちよかったです。

感度強化パートは見られる快感といじる快感を上げるアプローチがされてるので
これらを分割して前者をエロパート(ドライ)の直前に
後者をエロパート(セルフ)の直前に置いたほうが機能すると思います。

あとはナレーターを持て余してるところでしょうか。
すべてを先生に語らせるのではなく、二人で手分けして進めれば時間が短くなって密度も上がります。
催眠音声で2時間は長いほうなので集中力を維持しやすくする意味でももう少し切り詰めたほうがいいです。

絶頂シーンは3回+α(連続絶頂)。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

催眠は良いのだけどエッチがうーん…な作品です。

CV:みる☆くるみさん
総時間 効果音あり…1:55:06 効果音なし…1:54:56(両者の違いは足音やドアの開閉音の有無のみです)

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は5点。
115分で700円とコスパがいいので+1してあります。

アルラウネの芳香催眠

サークル「RubCraft」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、アマゾンの奥地に咲く不老長寿の花を探しに行った研究員が
そこで不思議な女性と出会い、エッチな体験をする様子をリアルに語ります。

彼が独白形式で催眠を施したりエッチを実況する変わったスタイルが採られており
術者に語りかけられる時よりもセリフを自分のこととして受け入れやすく
結果的に物語への没入感や催眠特有の感覚も味わいやすくなってます。

音声を聴く際にアロマオイルや香水を用意しておくとより楽しめます(なくでもOK)。
甘い香りに誘われて
アルラウネに誘惑されるお話。

「あなたは 催眠術をどんなものだと思ってますか?」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意点や準備物の説明をすると
催眠音声を初めて聴く人たちに向けた催眠に関するお話を始めます。

本作品はとある製薬会社に務める研究員の体験をできるだけリアルに味わってもらうことを目的に
彼女が催眠に入りやすくなるためのリラックスを担当し
その後から始まる本編は主人公が独白するスタイルで物語を進めます。

パートナーにあたる女性に催眠をかけられる一般的な催眠音声とは違い
本作品は主人公が体験談を語りながら自身に催眠を施します。
すべてのセリフが聴き手視点で語られてるおかげで物語の世界に自然と入っていけるでしょう。
ちなみに主人公はややトーンの低い整った女性の声で語ります。

主人公「漂う香りが強くなるたびに 深い森の奥へ進むたびに 頭の奥の方が痺れる感覚がしてくる」
もうひとつの特徴はタイトルにもなっている芳香を活用してること。
主人公がアルラウネの甘い香りに誘われ、最終的にはエッチに絡め取られてしまうまでの様子を
匂いを絡めた暗示を使ってリアルに表現しています。

サークルさんがアロマオイルや香水の準備を推奨してるのは
実際に香りを漂わせたほうがイメージしやすいし楽しめるからです。
私も実際にやってみたところ有りの方が集中しやすく感じました。
イメージの膨らませ方が上手なので、無しでもほのかな甘い匂いを感じる人はいると思います。
ゆっくり、じっくり進める丁寧な催眠
催眠は4パート62分間。
最初の3パート28分30秒間は本編を万全の状態で聴ける環境づくりに向けて
催眠に関する小話、リラックス運動、全身の脱力を順に行います。

「実は催眠は 覚めると言うよりは 集中が途切れると言ったほうが正しいかもしれません」
小話は催眠をまったく知らない人が抱きがちな疑念を払拭し
ごくごく身近な感覚であることを具体例を交えて説明します(約3分)。
催眠や催眠音声をある程度理解してる人なら聴き飛ばしても問題ない内容です。
アダルトゲームで活躍されてる五行なずなさんの澄んだお声に癒しを感じました。

「さぁ これから 頭を落ち着ける音を流します」
続く「リラックス運動」は立ち上がって肩幅くらいに足を開き
開始の合図が出たら両腕を好きにブラブラさせます(約16分30秒)。
サークルさんの過去作や姉妹サークル「F・A・S」さんでも出てくるお馴染みのシーンですね。
ここからは雰囲気に合った癒し系の音楽が流れ始めて作品への没入感を高めてくれます。

最中に本編の内容説明や軽い暗示を入れてくれるので
催眠慣れしてる人でも一回目は聴いたほうがいいです。
今みたいな寒い時期ですと肩を中心に体がぽかぽかして心地よさも感じます。

「両足の爪先から 力が抜ける 爪先から力が抜ける すーっと力が抜けていく」
三番目の「事前誘導」は被暗示性の低い人を対象にした追加のリラックス(約9分)。
足先から膝、太もも、腰、腕、首、顔にかけてパーツごとに細かく脱力します。
意識する場所を指示して「力が抜ける」「重くなる」といった暗示を入れる極めてシンプルなもので
お姉さんの声や音楽の効果も相まって実感できるレベルの脱力感が得られます。

ここまでは本編とほとんど絡めず心身を解きほぐすことだけに力を入れてます。
初心者や被暗示性に自信のない人は通しで、そうでもない人はある程度端折って聴くといいでしょう。
聴き手の使い勝手に配慮した作りも本作品の魅力と言えます。

後半の33分30秒間はいよいよ本編へと移ります。
話し手がお姉さんから主人公へとバトンタッチし、彼が今置かれてる状況や味わってる感覚をリアルに語ります。

「深い霧が立ち込めてるせいか 森の中はかなり暗かった」
「まるで 森の奥へと吸い込まれるように どんどん 深い深い場所まで連れていかれる」

内容がアマゾンのジャングル探索ということで木々の多さを感じさせる描写が非常に多く
その中に「深い」を意識的に多く盛り込み催眠状態をさらに深めようとします。

このシーンの前半はイメージに暗示を潜り込ませる感じで
後半はストレートにと暗示の入れ方を切り替えてくるのが面白いですね。
催眠っぽさが適度にぼかされてるのでセリフに違和感がなく、主観視点も主人公の感覚をダイレクトに伝えます。
事前の3パートを通しで聴いてるなら割と早い段階に意識のぼやけを感じるでしょう。

「心を溶かすあの香りが またあたりに充満してる 同時に ふっと意識が遠くなっていく」
物語のキーとなる香りも催眠を大いに助けます。
霧のせいで仲間とはぐれ、出口へ引き返そうとする彼が途中でアルラウネに出会い
魅力的な匂いに誘われてついていく様子を深化に上手く繋げてます。

自分で選んだ香水の匂いなら嫌な気分がすることはあり得ませんし
それを嗅ぐことで催眠に入っていく心地よさや恍惚感がより強くなると思います。
終盤には催眠が一気に深まるトリガーを用意するなど
より多くの人が催眠の感覚を楽しめるように順を追って丁寧に進めます。

十分すぎるほどリラックスさせてからストーリーに従い深化させるテーマに沿った催眠です。
聴き手を主人公になりきらせ、アルラウネの住処へ案内することを目的に
前半は催眠を受け入れる心構え、体を動かす運動、部分ごとの脱力と心身の弛緩を集中して行い
後半は物語の世界を描きながら催眠状態が自然に深まるアプローチをします。

これまで数多くの作品を制作されてる作者さんなだけあって全体的にレベルが高く
特に催眠初心者や被暗示性が低い人への配慮がしっかりしていて聴きやすいです。
音楽や香水の匂いといった催眠以外の癒し要素もありますし、多くの人が脱力感や心地よさを感じるでしょう。
そして終盤のとあるシーンでは軽い驚きと共にストンと落ちる感覚が味わえます。

これだけ色んな要素を詰め込んでるのに統一感があるのも素晴らしいです。
まとめると、初心者から熟練者まで誰でも楽しめるハイレベルな催眠です。
身も心もすべて溶かされていく快感
エッチシーンは18分ほど。
プレイはツタによる乳首/おちんちん責め、琥珀色の液体に浸かるです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「全身にしゅるしゅると巻きついて その甘い泥のような粘液を塗りつけてくる ぶわっと 頭の中を快感が駆け巡る」
アルラウネに誘われて開けた場所に到着した主人公は
全裸になった彼女に近づこうと甘い香りを放つ琥珀色の液体へ足を踏み入れます。
そして同時に周りに生えていたツタが体を優しく包み込みます。

エッチは彼女の女性部分との物理的な接触は一切せずにツタと液体で気持ちよくなります。
序盤から中盤にかけての14分間はドライに向けて気持ちを高めるシーン。
ツタに性感帯を責められてる様子や甘い匂いに暗示を絡めてイメージをさらに膨らませます。

「(右)舌が痺れるような (左)頭が蕩けるような (右)とても妖艶な香りの (左)とても甘美な味の (右)琥珀色の液体 (左)あの香りのもと」
催眠に比べると時間がかなり短いことを踏まえて
ここからは双子催眠のように左右から交互に語りかけてくるシーンが一気に増えます。
以前よりもセリフの間が短い=暗示の量が多いおかげで、股間を中心にムズムズした熱が強くなるのを感じました。
また液体に浸かってる気分が感覚的に味わえるようにバックで泡の弾ける音も流れ始めます。

終盤の絶頂シーンはある程度の時間を取って断続的にイかせる連続絶頂スタイル。
主観視点なのでカウントを数えたりはせずに言葉で絶頂を促します。
流れは良いのですが、ツタが責めてアルラウネ本体はそれを見つめるだけだったり
彼の声が艶かしさを感じるタイプではないことからイかせるにはややパワー不足に思えます。

聴いた感じでは雰囲気がやや淡白かなぁと。
純粋なエロさがもう少しあればまた違ったのかもしれません。

このように、アルラウネらしさを持たせた比較的マイルドなエッチが繰り広げられてます。
ストーリー性のある作品
主人公になりきって催眠とエッチを楽しめる親しみやすい作品です。

新種の花を求めてアマゾンへと赴いた研究員が匂いに誘われてジャングルをひたすら歩き
神秘的な場所で不思議な体験をする様子に催眠の技術を巧みに絡めて進めます。
本編は100%主人公視点なため感覚や体験を同じ感覚で楽しみやすく
特に催眠は進め方や暗示の入れ方が丁寧で聴いてればあっさり入れます。

「奥へ 奥へと下りていくたび 香りが充満して 頭に深い霧が立ち込める 思考が真っ白に染め上げられていく」
そして物語の多くでアルラウネが漂わせる甘い匂いをトリガーに
意識の薄れ、幸福感、性的快感を伝えてよりリアルな感覚を味わわせます。
催眠音声で香りをテーマにした作品は数が少なく、私も実際に匂った経験はほとんどありません。
ですから本作品のように最初から香りを用意するほうがやりやすいです。

どちらかと言えばエッチよりも催眠のほうがずっと充実してます。
そもそもの時間が圧倒的に長く、誰でも聴けることを目指した素晴らしい内容です。
催眠音声を聴き始めたばかりの人や聴いてるけど入った感じがしない人には特におすすめします。
自己暗示型は確かに特殊ですが、誰かにかけてもらうよりも受け入れやすく感じるんじゃないかなと。

エッチは人間とするものとは随分違う仮想的なプレイです。
私が少し前に同じ作者さんの「イジゲントリップ催眠」を聴いてるのもあるのでしょうけど
もうひとつくらい刺激となる要素があったほうがドライを迎えやすくなると思います。

絶頂シーンは4回程度(連続絶頂なので厳密な回数は測定不能)。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

聴いてるだけで自然と引きこまれていく催眠重視の作品です。

CV:五行なずなさん
総時間 1:41:56

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
販売サイトのジャンルに「丸呑み」が入ってますがグロい表現は特にありません。

【癒し】メイドさんのリラックス催眠術【催眠音声】

サークル「萌猫研究所」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、優しくて献身的なメイドが
癒しの催眠をかけて疲れたご主人様をリフレッシュさせます。

彼女がすぐ近くに寄り添い最終的には一体化する展開や
表現を変えながら「気持ちいい」「幸せ」「愛してる」を何度も何度も言うなど
催眠の技術よりもイメージや言葉で癒す雰囲気重視のサービスが行われています。
ご主人様を心の芯から癒すために
メイドの「潮見 雪江(しおみ ゆきえ)」に催眠をかけられリフレッシュするお話。

「お久しぶりです 旦那様 本日はようこそ おいでくださいました」
雪江は細く優しい声の女の子。
久々にやって来た旦那様に自己紹介と簡単なお礼を述べると
催眠を使ったサービスで彼を気持ちよくしてあげます。

本作品は18歳にして既にメイド歴4年のキャリアを誇る彼女が
30分ちょっとの時間をかけて催眠誘導し、それから彼女と身も心もひとつになるイメージで幸福感を与えます。

冒頭に彼女が「お久しぶりです」と言ってることや直後に自己紹介をすることから
おそらくは本当の主従ではなくそういうコンセプトのリラクゼーションスポットなのでしょう。
ですが言葉遣いは非常に礼儀正しく、サービスも愛をひたすら注ぎ込むテーマに沿ったものばかり。
心の繋がりや雰囲気作りに力を入れてるので催眠抜きでもそれなりの癒しが得られます。

「溺れる 気持ちいい 深い 愛している イってしまう」
作品独自の要素で真っ先に挙げられるのはR-15でありながら絶頂シーンがあること。
音声の終盤、彼が幸せな感覚にどっぷり浸かったところで背中を軽く押すセリフを投げかけます。
R-18のように直接の描写はないのもの、聴けばなんとなく察せるレベルのアプローチがされてます。
彼女とすべてが溶け合った先に得られる幸せイキですね。

催眠は2パート34分ほど。
座る/寝るどちらでもいいので楽な姿勢を取り、リラックスできるイメージをほんの少ししてから
彼女の数えるカウントに合わせておよそ10分間深呼吸を続けます。

「全身が 柔らかな繭に包まれている 永遠に委ねても構わないと思わせる快楽」
最初のイメージは現実世界で寛いでる自分や仮想のものを思い描きながら
彼女がすぐそばにいることを意識させて安心感を与えます。

最初から言ってしまいますと、本作品の催眠は導入および深化パートの暗示が少なく
一般的な催眠音声のように暗示を使って誘導するものとは随分違います。
そのため催眠に入った時の不思議な脱力感や意識がずーんと下りていく感覚は正直味わいにくいです。

しかし彼女の存在を身近に感じさせたり、親愛を示す言葉が数多く散りばめられてます。
要は技術ではなく彼女の声や言葉そのもので癒しを与えるわけです。
これが先ほど書いた「催眠抜きでもそれなりの癒しが得られます」の意味です。

「鼻腔から 新鮮な空気を吸いましょう やがて 全身に巡り 活力となります」
私がこう書かざるを得なかった一番の理由は深呼吸のシーンにあります。
息を吸う時に5カウント、吐く時に2カウント数えるのを繰り返すといったもので
彼女はそれらを指示することに徹し、吐くのに合わせてリラックスを促す言葉を言うシーンはほとんどありません。

それだけなら別に後でいくらでも盛り返せるのですが
カウントを数えるペースがあまりにゆっくりすぎて彼女の言う通りに呼吸すると息が苦しくなります。
具体的には息を1回吸うだけで18秒、吐くのに8秒もかけます。
追加で言うとリラックス目的で深呼吸させる場合、通常は吸う時間より吐く時間のほうを長くします。
息を吸う時は緊張を司る交感神経が、吐く時はリラックスを司る副交感神経が活発になるからです。

他にもこの後数多く登場するカウントがどのシーンも同じ数え方だったり
セリフのペース、トーン、間にこれといった変化が見られなかったりと
催眠音声を作るうえでの基本的な部分にいくつもの問題が見られます。

2番目の「少しづつリラックスしていく…」パートでするのは深化。
最初は手を組み薬指に意識を向けながら、次は目を開ける/閉じるのに合わせてなど
スタイルを変えながらカウントを何度も数えてさらに深いところへ誘導します。

「旦那様は私を受け入れることができます 受け入れれば 受け入れるだけ 私と旦那様の意識は交じり合い ますます気持ちよくなります 幸せになります」
「全身が 血管の端から端まで 気持ちよさが流れていく 気持ちいい 幸せ 幸せ」

ここでは彼女が「気持ちいい」「幸せ」など心にプラスに働く言葉をたっぷり投げかけます。
カウントと連動させてセリフを言うシーンがほとんどないので深化は難しいのですが
癒し系同人音声を聴いてる時に味わうホッとする感覚はあるかもしれません。
本気で深化させたいならカウントの扱い方と数え方をもっと考えたほうが良いと思います。
溶けて混ざって絶頂へ
エッチ?シーンはおよそ27分間。
プレイは声による絶頂です。
R-15なのでエッチな効果音、セルフはいずれもありません。

「旦那様の体 私と交ざり合った場所から力が抜けていきます」
催眠をかけて旦那様を気持ちいい場所へと案内した雪江は
彼の心と体が自分と一体化するイメージでさらに幸せな気分にさせます。

エッチは彼女の言葉を聴き続け、終盤の合図で幸せイキします。
フェラやSEXといったストレートな描写は一切ありませんが
彼女が明らかに絶頂を促すアプローチをしていたため当サイトではエッチとして扱うことにします。

「旦那様の体が 私の体と交じり合います」
「愛している 愛している あなたがいないと 生きていけない あなたがいるだけで 気持ちがいい」

内容は前半が彼女と体や感覚を共有してるイメージ
後半はそれに「愛してる」など愛情を伝える言葉を多めに交えて気持ちを盛り上げます。
催眠音声における暗示というよりは言葉そのものが持つ意味によって心を動かす感じです。

例えばここで「胸のあたりが温かくなる」など感覚を操作するセリフを言っていたら随分違ったかもしれません。
彼女と一体化することによって得られる幸福感、充実感を聴き手に伝えてこその催眠音声ではないでしょうか。

「イっちゃう イっちゃう 気持ちいい! ゼロっ ゼロっ」
そうやって準備を整えた後に絶頂指示が出ます。
カウントを何度も数えながらその都度イかせる連続絶頂タイプで
淫語が使えないハンデをセリフの表現によって補おうと頑張ってます。

このように、イメージや雰囲気によってイかせる極めてソフトなプレイが繰り広げられてます。
確かに癒されるのだが…
「催眠っぽいことをする癒し系音声」と呼ぶのが妥当な作品です。

お淑やかで献身的な若いメイドが、仕事やストレスに疲れてる男性を癒そうと
リラックスや癒しを重視したサービスでもてなします。
天使のような愛らしい声、主人を大事に思うメイドに相応しい態度など
彼女のキャラ作りは非常にしっかりしてるし最中の雰囲気も温かみに溢れてます。

「気持ちいい幸せ 愛している さぁ 一緒に参りましょう」
そして何より愛情を感じる言葉が本当に多いです。
音声作品におけるメイドは色んなタイプがいますが、彼女はとことん尽くす正統派のメイドです。
表裏がまったくないやり取りも相まって愛されてる感覚がそれなりに伝わってきます。
この音声を聴いて多くの人が癒しを感じるのは間違いありません。

ですが本作品は催眠音声なので催眠の技術をいかに上手く行使し、活用してるかが重要になります。
その観点からいくと非常に厳しいというのが率直な感想です。
これまで書いてきたことも含めて聴き手に疑念を与える要素がとにかく多いです。

「私に 委ねてください いいえ 私に 委ねないでください」
例えば二人の関係は本来の主従なのか、それともお店でのサービスなのかが曖昧なこと
深呼吸のシーンにおける時間設定や呼気と吸気の関係
深化パートにおけるカウントの乱発など、聴いてて「なんで?」と思うところがいくつもありました。
エッチシーンの冒頭でこういう不可解なセリフを言うのも引っかかります。

疑念を与えるとそれが気になって集中しにくくなり催眠の妨げとなります。
現在世に出てる有名な作品はすべて違和感を与えないことに気を遣って進めます。
混乱を誘う場合も並行して暗示を入れるなど、催眠を上手く進めるための手段として行います。

処女作だからというのもあるのでしょうが、それでもこの内容はさすがにまずいです。
今後の作品で改善されていくことを強く願います。

以上のことから今回は厳しい点数とさせていただきました。

CV:竹中望さん
総時間 1:08:42

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は3点。
68分で500円とコスパがいいので+1してあります。

サークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんの無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、色っぽくてSっ気の強いお姉さんが
ややM~M向けのサービスで乳首の快感と女性に弄ばれる幸福感を教えます。

シリーズの他作品よりも調教色を強めに出したプレイが行われており
催眠パートで彼女の声に従う気持ちよさをしっかり叩き込んでから
恥ずかしい格好で乳首をいじらせたり、軽い言葉責めをして奴隷の快感を徐々に膨らませます。
乳首と調教の快感をあなたに
お姉さんに催眠をかけられ乳首オナニー調教を受けるお話。

「あなた… 自分で乳首をいじってみたことある?」
お姉さんはややトーンが低く色っぽい声の女性。
音声を聴く際の環境や注意事項を簡単に説明すると
作品のテーマである乳首に関するお話を始めます。

本作品は「父(乳)の日」にちなんで毎年6月に公開されてるシリーズの第2弾。
彼女が比較的短時間で催眠を施してから2種類のエッチを行います。

このシリーズの売りは何と言っても乳首に特化してることです。
作中でおちんちんに触れるシーンは一切なく、体勢を変えながら乳首を思う存分いじってドライを目指します。
2パート合わせて17分ほどいじりますから開発済みの人はもちろん
普段いじらない人でもちょっぴり気持ちいい感覚が味わえると思います。

「色んな事をされたい、犯されてみたい そんなあなたの欲求を私が満たしてあげる」
本作品独自の要素は乳首オナニーと調教を組み合わせてエッチを進めること。
乳首大好きな彼を「変態」と呼び、エッチシーンでは乳首の快感と彼女に従う幸福感の両方を教え込みます。
といっても催眠は信頼関係が何より大事ですから聴き手を苦しめるようなことは決してしません。
上手く絶頂を迎えさせるためのスパイスとして多少の羞恥を与えます。

催眠はおよそ8分30秒間。
仰向けになって目を瞑り、天井を見つめるように視線を向けながら彼女が言うものをイメージします。

「ゆっくり、体の力が抜けていく でも、力を抜こうと、意識する必要はないの 力が入ったままでも別にかまわないわ」
冒頭の会話シーンよりもずっと緩くぼやけた声で彼女はリラックスできる言葉を投げかけます。
「ぼーっと」「ぼんやり」といった単語が非常に多く、割と早い段階から意識がぼんやりしてきます。
この時点では調教っぽさもまったくないので多くの人が癒しを感じるでしょう。

「目の前がどんどん暗い青に染められる 青い闇が目の前に映り込む あなたの心がす~っと吸い込まれそう…」
「青い闇がさらに広がっていく 目の前、辺り一面が青く染められる ぼ~っとしている 青い闇… 心が犯されていく」

イメージはガスコンロの火のような青い炎が暗闇を照らし大きくなっていくというもの。
視界が黒から青に移り変わる、あるいは炎の揺らめく様子に暗示を込めて意識の力をさらに弱めます。
簡単にイメージできるものだからでしょうが、全身がすーっと下りていく心地いい感覚が味わえました。

「「はい」と返事をすればするほどだんだん気持ちよくなる 妖しいクスリをどんどん注ぎ込まれているかのように…」
そうやって催眠状態を十分に深めたところでようやく彼女の声に従いたくなる暗示を入れます。
「私に従うと気持ちよくなる」など、従うことによって生まれるメリットを強調する形で語りかけるのがいいですね。
主従関係を彼女の側から押し付けるのではなく、こちらからそうなりたいと感じるようにリードしますから
それほど嫌な印象を抱くことなく受け入れられると思います。

テーマの乳首とは無理に絡めず、エッチを楽しめる環境を整えることに力を入れた巧みな催眠です。
お姉さんの言うことを無理なく従える心にすることを目的に
乳首オナニーによって得られる快感を多少思い出させてから
青い炎が広がっていくイメージに効果的な言葉を組み込み確実に催眠の世界へと導きます。

時間が短いので催眠音声を聴き始めたばかりの方でも上手くいく保証はできかねますが
ある程度慣れてるなら頭の中がぼんやり、ぽわぽわしてくるのを割と強く感じます。
彼女の演技、暗示の表現と入れ方が優れてるからこうなったのでしょう。
信頼関係を維持しつつ、ある程度の上下関係を確立させることに成功しています。
ふたつの快感を同時に味わいながら
エッチシーンは2パート29分ほど。
プレイは体の愛撫、乳首オナニー、擬似乳首舐め/乳首責め、記念撮影(1回)です。

記念撮影の際にシャッター音が鳴ります。
セルフは有りですが射精表現はありません。

「私があなたの心の奥まで犯して 一生忘れられない快感を刻み込んであげる」
催眠を使って主人公の心を従順にしたお姉さんは
自分に従う気持ち良さをより深く教えようと乳首特化のエッチをします。

エッチは彼女に言われた通り体を動かしたり乳首をいじります。
仰向け→四つん這い→正座とシーンによって体勢が切り替わりますから
休日の前夜など多少疲れても大丈夫な時に聴くのがいいでしょう。

最初のパートでするのはオーソドックスな乳首オナニー(約16分)。
自分の上に彼女が跨り、手で体を撫でられてるイメージをしながら自分でまさぐります。

「快感を求める あなたの意志ではなく、私の意志のままに… そう、その手は私の手 あなたをいやらしくさせちゃう不思議な手」
彼女はエッチの全編を通じて自分の存在を強く意識させ
さらに自分に責められてるイメージを随所でさせて女性に弄ばれる快感をくすぐります。
それと並行して感度が高まる暗示を入れて心と体をバランスよく盛り上げます。

催眠パートもイメージ主体でしたし、催眠に入っていれば自然とイメージ力が高まりますから
同じ乳首オナニーでも普段と感触が違うとか、妙に気持ちよく感じるかもしれません。
セルフプレイを調教っぽくアレンジしてるところが実に面白いです。

「どんどん、頭がまっしろになるわ 頭がまっしろになると、股間の奥が疼き始め とても切ない気分になっちゃう」
「ゆっくりゆっくり、頭が犯されていく 全身が快感で痺れていく」

すくりぷさんと言えばエッチの最中にも深化させるのが大きな特徴です。
本作品でも乳首オナニーを開始したあたりからそういったアプローチが登場します。
おかげで頭の中がドロドロになったような感覚が後になるほど強くなります。
「頭が犯されていく」という表現が調教にマッチしていて非常に印象的でした。

そしてこれは体を動かした際に催眠が解ける可能性を下げるのにも役立ってます。
表面的には調教なのですが、聴き手を楽しませることを第一に考えてるのも事実です。

2番目のパートでするのはより変態的な乳首オナニー。
前半は四つん這いになって彼女に指で責められてるイメージ
後半は正座で彼女の言ったことを復唱しながら絶頂の許可を待ちます。

「だってあなたは卑しい犬 自分で性欲処理もできない犬 四つん這いのまま、感じるだけの犬」
「頭の中、いやらしいことしかないわね 素敵なエロ顔… みんなにも見せてあげたいくらい… 写真でも撮っときたいわね」

前のパートとの違いが引き立つように彼女もかなり大胆なことをしてきます。
特に記念撮影は自分の大事な部分をすべて撮られる非常に恥ずかしいプレイです。
それを後押しするように言葉や口調も若干嗜虐的になります。
M度が高めな人にとってはこちらのパートのほうがゾクゾクするのではないかなと。

このように、乳首の快感とお姉さんに従う快感の両方を味わわせるM向けのプレイが繰り広げられてます。
ゾクゾクする乳首作品
Mな人が喜びそうな要素をそれなりに含んだ乳首特化の作品です。

お姉さんは乳首でより強い快感を味わってみたい主人公を満足させるために
最初から彼のM心をくすぐる言葉を投げかけ、お話が進むほど上下関係が強くなるようにリードします。

変態と言ったり、乳首だけを執拗に責められたり、犬扱いされて写真を撮られたりと
行為だけを見れば確かに調教と呼ぶのがしっくりきます。
ですが彼女はそのことごとくを自分ではなく彼の望みを叶える形で行います。
サービスとしての調教ですからややMあたりの人でも普通に楽しめると思います。

催眠はイメージと暗示を組み合わせて深化させ、エッチでそれを強化する質の高いものです。
双子系でもない限り10分以内の誘導は困難なのに、それをやり遂げてるのが驚きでした。
私がすくりぷさんの作品を聴き慣れてるのもあるのでしょうが結構がっつり入れます。
催眠の世界に漂う感覚と乳首をいじる感覚を同時に味わうひと時は「気持ちいい」の一言です。

エッチはベースの乳首オナニーに彼女の存在をある程度絡めてます。
同じ乳首いじりでも自分でやるのと女性にしてもらうのとでは大きく変わりますし
そういった心への働きかけを上手く使ってドライできる環境を整えます。
個人的には2番目のパートのほうがイキやすく感じました。

絶頂シーンは全部で3回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

ソフトな調教を楽しみながら乳首で気持ちよくなれる作品です。
無料ですから興味を持った方は是非一度お試しください。

CV:月宮怜さん
総時間 48:37

すくりぷてっどこねくしょん
http://107baknyuata.blog110.fc2.com/blog-entry-53.html
(ページ中ほど「第12弾(ちちのひ2012)(cv月宮怜)」が本作品になります)

ふたりがけ催眠カミングオーガズム編

サークル「フルトラ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度もあまあまな双子の女の子が
左右から語りかける独特なスタイルの催眠とエッチで射精とは違う快感を与えます。

聴き手が自分からイクのではなく、自然と押し寄せて来るドライオーガズムを目指してるのが特徴で
左右からリズミカルに語りかけて頭の中を幸せに包み込みながら
一歩ずつゆっくりじっくり性感を高めていって万全の体勢を整えます。
普段とは逆の方法で味わうドライオーガズム
双子に催眠をかけられドライ系の様々なエッチを楽しむお話。

「ふふっ こんばんは」
双子はトーンが若干違うどちらも可愛い声の女の子。
エッチなことが大好きな主人公を温かく迎えると
物語のテーマとなるドライオーガズムに関するお話を始めます。

本作品はあと一歩でドライできそうなのにうまくいかない人を対象に
彼女たちが左右に寄り添い交互に、あるいは同時に語りかけながら催眠へと落とし
それから合計6種類のプレイでじわじわとドライへ導きます。

ドライオーガズムは射精と違う催眠音声ならではの絶頂形式として既に確立されてますが
その方法はサークルさんや作品によって随分違います。
本作品の場合は彼女たちが強引にドライへと持っていくのではなく
聴き手がそうなりやすい心身の環境を整え、最後にほんの少しだけ背中を押すスタイルで進めます。


彼女たちが激しく責めるシーンはほとんどないのでドMな方にはやや物足りないかもしれません。
ですが自分の性感が高まってくる感じがとても掴みやすく、その延長線上にあるドライも味わいやすくなってます。
トレーニング要素が強いといいますか、どのパートもリードがとても丁寧で上手です。

左「よく勘違いしている人がいるんだけど ドライオーガズムって イクものじゃないんだよ」
右「そう イクものじゃなくって くるものなの」
そして初ドライを成功させるために双子形式を活用しています。
約4年ぶりの新作ということで最近始めた方はフルトラさんをあまりご存じないと思いますが
処女作「双子 白」の段階から極めて高いレベルで双子を運用されてる優れたサークルさんです。

今作でも投げかけるセリフを左右で分担したり、ひとつのセリフを2人が協力して言ったり
重要な暗示を同時に言って心に深く刻みつけたりと
双子だからこそできる様々なテクニックを用いて作品の世界に引きこんでくれます。

特に間の取り方やセリフの切り方が優れていて実際に聴いてみると音楽のような美しさを感じます。
また術者が2人いるおかげで時間に対する暗示のボリュームが多く
後になるほど頭がずーんと重くなるとか、真っ白になるといった不思議な感覚が強くなります。
双子役を務めるみもりあいのさんの声や演技もそれに大きく貢献しています。
リラックス重視の高密度な催眠
催眠はおよそ9分30秒間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずは左の子の声に合わせて深呼吸します。

気持ちよく 気持ちよく すっと落ちる すーっと落ちる
最初のうちは左が呼吸の指示、右がそれに合わせてタイミングよくリラックスの暗示を入れてたのが
少し経つと言葉を細かく区切って左右からリズミカルに言うようになります。
シーンによって双子の役割やしゃべり方が目まぐるしく変化するので聴いてて面白く
比較的早い段階から意識のぼやけを感じ始めます。

左右「ぐーっと落ちる 声が絡みついて 意識にまとわりついて 包み込んで 抱きしめられて 重たくて ぐーっと落ちる」
また彼女たちは自分たちの声で彼を包み込み、その重さで催眠状態を深めようとします。
「ぐーっと」と言う時の引っ張るような声に合わせて頭が急激に重くなるのを感じました。
天井の一点を見つめるとか、体を部分ごとに脱力するといったよくある技術はほとんど使わず
双子形式の長所によって催眠を進めるところも本作品らしいと言えます。

自由を奪われて 心を奪われて (左右同時に)気持ちがいい
そうやって頭を空っぽにさせたところで最後に彼女たちの声に包まれる心地よさを教えます。
2人に体をぎゅっと抱きしめられるイメージも交えていたりと
癒しの要素を盛り込みながら心地いい感覚を少しずつ膨らませていきます。

双子の武器である「左右からの暗示」を最大限に活用した密度の高い催眠です。
聴き手を深い催眠状態に誘導し、双子の声に素直に反応できる心と体にすることを目的に
深呼吸でリラックスさせながらそれを後押しする暗示や深化の暗示をタイミングよく入れます。

時間に対する暗示の量が多く入れ方も上手なのであっさり入れます。
脱力感よりも意識のぼやけのほうを強く感じるでしょうね。
彼女たちの声を聴いてると頭の中がぽわぽわしてきてとても気持ち良いです。
メインのエッチをじっくり行えるようにできるだけ手早く誘導しています。
ソフトな刺激でじっくり熟成
エッチシーンは6パート45分ほど。
プレイは足に息を吹きかける、首筋/腰へのキス、PC筋トレーニング、淫紋のイメージ、亀頭舐めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

左「少しずつ 開発 していってあげる」
催眠を使って主人公を自分たちの声の虜にした双子は
彼の体に息を吹きかけたり軽くキスをしてエッチな気分を徐々に盛り上げます。

エッチは終始彼女たちに責められる形で進みます。
最初の2パート16分間は感度上昇を見据えたプレイ。
「吐息リップ」は足への吐息と首筋へのキス、「腰へのリップ」は腰へのキスをしながら言葉で体を敏感にします。

左「私の唇が触れるたび 快感はざわざわと広がるよ」
右「触れた場所から ゾクゾクと熱い快感の波が流れ込むの」
追い詰めるのではなく自然に迎えるドライオーガズムがテーマなだけあって
彼女たちも体への責めは必要最小限に抑え、その代わり気持ちよくなる暗示をたっぷり入れます。
雰囲気的なエロさはそれほどないのに肌がピリピリ、ムズムズしてくるのを感じるでしょうね。
おちんちんや前立腺がある股間にエッチなエネルギーを少しずつ集めます。

最初のドライオーガズムがあるのは3番目の「エナジーパート」。
深呼吸しながら金玉とアナルの間にあるPC筋を動かしドライできる環境を整えます。

波が引いて もっと大きな波が来る ゾクゾクに包まれて 意識がふわふわに蕩けて とろとろに蕩けて 何も考えられない世界に 押し上げられていく
ここではドライの感覚を波に例えてるのがポイント。
呼吸に合わせて股間の快感が強まったり弱まったりする様子をわかりやすく表現しています。
そして十分に高まったところで最後に少しだけ力を入れるように言います。

私の場合は股間の筋肉が小刻みに痙攣し、直後にエネルギーが小さく弾ける感覚がしました。
ガツンと来るのではなくじわじわ襲ってくる感じです。
快感の度合いは比較的小さいものの、それが射精よりもずっと長く続いてとても気持ちよかったです。

作品の雰囲気通りの緩やかなドライオーガズムだったなと。
パートの後ろに1分くらい無音のファイルを挟んでおくと余韻をより楽しめると思います。

その後の3パートはオプション扱い。
「マルチプルパート」は連続絶頂、「淫紋」は股間に淫紋を刻み込まれたイメージ
「亀頭責め」は右の子が中央に周りこみ、おちんちんの先端だけを丁寧に舐めるプレイをします。

右「ゾクゾクとした絶頂感が全身を突き抜ける」
左「射精とは違う 長い時間続く絶頂」
個人的にはこの中だとマルチプルパートが最も楽しめました。
時間は5分程度と短いものの、1回ドライを迎えた直後に追加でもう1回やる流れで
ドライの感覚を掴めていればその復習になると思います。
他の2パートは聴いてのお楽しみとさせてください。

このように、ドライオーガズムを「迎える」ことに力を入れた穏やかなエッチが繰り広げられてます。
ドライ未経験者向けの作品
催眠には入れるけどドライはまだな人に最もおすすめしたい作品です。

双子は主人公が自然な形でドライオーガズムを迎えられるように
催眠を通じて声に対する良い印象を持ってもらい、その上で様々な暗示を使って心と体を少しずつ温めます。
そして十分に準備が整ったところでドライを促す言葉をかけます。

緩やかな快感を受け入れて あなたは快感の受け口を開けて待っているだけでいいんだよ
彼女たちは作中でリラックスや快感に身を委ねるよう適度に呼びかけます。
そして一人でも多くの聴き手がそうなれるように言葉を使ってサポートします。
こちらでやることは深呼吸くらいなので感度の変化や絶頂が近づいてくる感じがわかりやすいです。
1回目でうまくいかなかったとしても繰り返し聴けば効果が出てくるのではないでしょうか。

ドライ経験者がこの作品を聴いた場合、快感の度合いは弱めだけどおそらく長く味わえます。
時間が経つほど股間を中心にじわじわ湧いてきて絶頂シーンで軽く弾ける感じです。
心身への負担があまりかからないおかげでいつでも聴ける手軽さがあります。

最近は結構ハードなドライを目指す作品が多いですし
こういうソフト系のドライは別の個性があって良いと思います。

エッチはやはり一番最初のドライが最も気持ちよくなれます。
そこに向けて時間をかけて準備を整えてくれるからです。
その後に始まる3パートをオプションにしたのもそういう意図があるのでしょう。
最初は1~2つくらいに抑えておいてドライ慣れしたら通しで聴いてみてください。

絶頂シーンは全部で5回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

トレーニング要素をそれなりに含んだドライ系作品です。

CV:みもりあいのさん
総時間 1:09:27

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

拘束機械の快楽堕ち催眠

サークル「ホワイトピンク」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品でそれなりのSっ気もあるお姉さんが
体を拘束し様々な機械を使って性感帯をとことん責めまくります。

あらゆるプレイを多彩かつリアルな効果音で表現し
それぞれに暗示を込めて気持ちよくする独特で極めてハードなエッチが魅力です。
ドMなあなたの願い、叶えてあげる
お姉さんに催眠をかけられ、女の子と一緒に機械で犯されるお話。

「ようこそ よくいらっしゃいました」
お姉さんは上品で穏やかな女性。
快楽で犯されたい願望を抱く変態な主人公を温かく迎えると
催眠をかけてとっても気持ちいい世界へと招待します。

本作品は普通のオナニーやエッチでは満足できないドMな方を対象に
彼女が30分近くの時間をかけて深い催眠状態へと誘導し
物語の世界にいる気分にどっぷり浸らせながら後になるほど激しい責めを繰り出します。

「現実の世界で溜まった疲れを癒すために ストレスも何もかも忘れて 快感だけに包まれる そういうこと 好きなんですよね?」
最終的には彼女の言いなりになるのですが、痛みではなく快楽で堕とすスタイルですから凄惨さはそれほどありません。
一定以上のM性を持つ人なら楽しく、そして気持ちよくなれるようにリードしてくれます。
事前の準備にあたる催眠も目的を見据えた堅実な作りで入りやすいです。

催眠はおよそ28分間。
仰向けに横になって目を瞑り、手足を軽く開いてからまずは深呼吸や脱力をします。

「こうやって 深呼吸を続けていると ゆっくりと 全身が脱力してきて リラックスしてくるのがわかるはずです」
冒頭のシーンよりもややトーンを下げてゆっくり話しかけながら
リラックスや力が抜ける感覚を丁寧に伝えます。
調教+機械姦がテーマの作品とは思えないほど穏やかな雰囲気が漂っていて多くの人が癒しを感じるでしょう。

深呼吸の後に始まる脱力シーンは腕と足にターゲットを絞ってるのがいいですね。
本作品のエッチは挿し絵のように手足を拘束された状態で行いますから
主人公自身になりきるにはできるだけそれに近い気持ちや感覚になるのが望ましいです。

「右腕のスイッチが切れて 布団やベッドにめり込んでいくみたいに 重力に引かれて 沈んでいく」
ストレートに「力が抜ける」と言ったり、テーマの機械に合った比喩を用いたりと暗示も練られてます。
私の場合は腕よりも足のほうにズーンと来るのを強く感じました。

お次は大きな湖の中央に体を横たえ、底に沈んでいくイメージをしながら催眠状態を深めます。

「僅かに残っていた 力や思考力も 水に溶け出していって 消えていく」
「暗くて 何もわからなくて 気持ちいい以外 何も感じられない」

ここでも水に浮かぶ、あるいは包まれる心地よさを通じて意識の力をさらに弱め
その代わり快感をより鋭敏にキャッチできる体へと作り変えていきます。
すべてが自然物ですから誰でもイメージできるし感覚も掴みやすいです。
体全体がすーっとゆっくり下りていくような柔らかい心地よさが全身に広がるのを感じました。

心身を入念にリラックスさせてから落とすオーソドックスで質の高い催眠です。
聴き手を機械の世界に案内し、その途中でラバースーツを装着させることを目的に
深呼吸や手足に的を絞った分割弛緩で暗示を受け入れやすい状況を整え
それから湖の底にある目的地に向かう様子に技術を絡めて催眠状態を段階的に深めます。

全体の流れ、最中に投げかけられる暗示の入れ方と内容、お姉さんの声と演技など
催眠を構成するすべての要素がしっかりしていてあっさり入れます。
手法は割とよく見かけるものですが、細かい部分に作品独自のアレンジが加えられていて面白いです。
最後のほうでラバースーツを着た感覚も伝えるなど、エッチを存分に楽しめる環境作りに力を入れてます。

まとめると、テーマに沿った親切で取り組みやすい催眠です。
多数の音に犯され続ける快感
エッチシーンは2パート57分間。
プレイは機械による耳/乳首/おちんちん/アナル責め、媚薬注入、母乳の噴出、オナニーです。

機械責め、媚薬注入の際にリアルな効果音が流れます。
セルフはもちろん有りです。

「あなたは今 シートのような ベッドのような機械の上に 寝そべるようにして 体重を預けています」
催眠を使って主人公を機械の世界へと導いたお姉さんは
今座ってるシートやこれから行うプレイ、そして目の前にいる女の子のことを細かく説明します。

エッチは様々な機械で性感帯を執拗に責められるドM向けのものです。
最初の「エッチパート」は機械姦が味わえるメインパート(約47分間)。
序盤に12分ほどを使って状況説明や感度の強化をしてから
ひとつずつ器具を増やしていく流れで複数の性感帯を同時に激しく責め立てます。

「耳にも ヘッドホンのような機械が 被せられていて それらは頭と耳に覆い被さったまま 静止している」
「既に快感を注ぎ込まれていて 蕩けきった顔を晒したまま発情している そんな状態」

手足の拘束はもちろん、頭に装着されてる不思議な機械やモニターに映ってる謎の数値
そして目の前で自分とほぼ同じ格好をしてる女の子の様子をわかりやすく話しイメージ力を膨らませてくれます。

こういう仮想的なプレイは雰囲気にどれだけ浸れるかが重要ですから
いきなり責め始めるよりも本作のように心の準備をさせたほうが気持ちよくなりやすいです。
ちなみに女の子は登場してからから終了まで、プレイに応じたエロ可愛い喘ぎ声を漏らします。

本番にあたる機械姦も非常に個性的。
ヘッドホンで耳や脳を責める時は「プリュプリュ ブゥゥゥゥン」という不思議な電子音
続く乳首責めは「くしゅくしゅ」と小刻みにこねるような水音交じりの機械音、といったように
すべてのプレイを専用の効果音を流しながら行います。
当サイトで時々紹介している「音モノ」と呼ばれるジャンルにあたります。

「この音を聞けば聞くほど 快感が溜まっていって より感じる体へと変わっていく」
そして彼女が音と並行してそれに反応する暗示を小まめに入れて感じられる心と体へ作り変えます。
最初の方は何とも思わなくても、時間が経つにつれて股間が妙にムズムズするとか
特定の部位が勝手に痙攣するかもしれません。
後になるほど責める部位が増え、効果音も重なって流れるので刺激も徐々に強くなります。

ただ個人的には効果音の音量が大きすぎてお姉さんの声を聴き取りにくく感じました。
彼女の暗示が効果音でかき消されてしまったら本末転倒ですし
両者のバランスをもう少し変えたほうが頭を空っぽにしながら聴けるかなと。

もうひとつの「追加セルフパート」は調教が完成した後のご褒美。
お姉さんの合図でオナニーを始め、少し後には乳首もいじって射精の許可が出るのをひたすら待ちます。
ちなみにここはオプション扱いで聴くかどうかを好きに選択できます。
機械の音は鳴りません。

「最初に言ったじゃない? 許可するまで射精はダメなの」
具体的ないじり方を教えたり、シコシコボイスを言ってオナニーをコントロールしながら
時間いっぱいまで焦らし続けるちょっぴり意地悪なオナニーが楽しめます。
特にシコシコボイスは10~20秒の間隔でペースを切り替えるのに加えて
遅い→速い→遅いと落差をわざと大きくして暴発をしきりに誘います。

前のパートはドライオーガズムで終わりますし、そこで消化不良に感じた人は聴くとスッキリできるでしょう。
目の前にいる女の子もアヘ声交じりのとろけきった声を上げてくれます。
特殊だった機械姦に対し、こちらは実用性を追及したシンプルなスタイルを心がけてます。

このように、タイプが大きく異なる2つのエッチが繰り広げられてます。
ハードな機械姦が味わえる作品
様々な音を駆使して非現実的なプレイを主観的に楽しませてくれる作品です。

お姉さんはドMな主人公と自分自身の欲望を同時に満たすために
催眠を使って作品の世界にどっぷり浸からせてから機械による激しい責めを与えます。
耳・乳首・おちんちん・アナルを同時に、無慈悲に刺激する展開に加え
謎の数字、一緒に責めを受けてる女の子、下腹部に浮かび上がる淫紋など
作品独自の要素を盛り込むことで心と体をバランスよく盛り上げ絶頂へと導きます。

「圧倒的な快感ですべてが吹き飛ばされる 何もかも快感で焼き上げながら より淫乱な奴隷の体へと生まれ変わっていく」
結構癖の強い作品なので誰でも聴けるとはさすがに言えないのですが
ある程度のM性を持ってる人ならハマる部分をいくつも持ってます。
単に機械で犯すだけでなく、心を堕落させることにも力を入れてるのが印象的でした。

エッチの土台となる催眠も光るものを持ってます。
やることをそれほど多くせず、目的に向かってゆっくりじっくり進める大変親しみやすい内容です。

エッチはとにかく音で感じられるようになるかどうかがカギです。
私は途中で効果音の音量が気になってあまりうまくいかなかったのですが
このへんは結局のところ人それぞれですし、体験版を聴いて確認していただくのが一番でしょう。
追加のセルフパートは丁寧なリードと適度な焦らしのおかげでとても抜きやすかったです。

絶頂シーンはドライ1回(連続)、セルフ1回。
くちゅ音(機械音)と女の子の喘ぎ声超大量、淫語そこそこ、ちゅぱ音はありません。

とことん激しく熱い機械姦をしてくれる作品です。
機械姦が好きなドMの方なら私の点数以上の満足感が得られるでしょう。

CV:分倍河原シホさん
総時間 1:42:57

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

黒子ごっこさんで公開されてる無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ミステリアスな雰囲気のお姉さんが
人形化の催眠を施してから「露出」をテーマにしたエッチでドライオーガズムへと導きます。

7名の製作者さんが協力してひとつの台本を作り上げてるところが最大の魅力で
某テレビ番組に出てくる有名な言葉をキーワードに設定したり
多彩なアプローチで感覚を膨らませるなど、非常に個性的なサービスが繰り広げられています。

今回はftnrさんが読まれたバージョンのレビューをお送りします。
豪華製作陣による夢の合作
お姉さんに催眠をかけられボッシュートされるお話。

「今年も、リレースクリプトに弄ばれる時がやってきたね」
お姉さんはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
自己紹介など前置きにあたる部分はすべて省略し
昨年のリレースクリプトに関するお話を早速始めます。

本作品は黒子ごっこを管理されてるkuroko.さんを初めとする製作者さんたちが
思い思いにセリフを持ち寄り生み出されたもの。
催眠状態に誘導し、テーマに沿ったスタイルでドライオーガズムへと導くまでをおよそ25分で行います。
参加された製作者さんは以下の通りです(参加順/敬称略)。

kuroko.(ftnr×kuroko.ぷろじぇくと)、あのん(Tuberose kiss)、tareme(F・A・S)、MarKuS(.␣(Dot-Space)
望(Dose and Dreams)、蓮れい(Lotophagos)、桐野たら(オトメバコ-OtomeBako-)

男性向け・女性向けそれぞれで活躍されてる方ばかりです。
また現時点でftnrさんを含めた3名の読み手さんが音声化されてます。

催眠音声は普段サークルさん単位で製作されるものですから
こういった試み自体が非常に珍しいし面白いです。
物語にひとつの流れがあって経験者なら問題なく入れる品質も持ってます。
変わったキーワードをトリガーに深化や絶頂を促すところも大きな魅力です。

催眠はおよそ13分間。
まずはお姉さんが昨年開催された「リレースクリプト2016」の思い出を語ります。

「あなたはもう 催眠の気持ちよさを知っている 催眠にかかると、気持ちよくなってしまうことを知っている」
実際に聴いたことのある人ならご存知でしょうが、去年もややぶっ飛んだ個性的なものでした。
(聴いてなくても楽しめるように作られてます)
それを通じて催眠に入った時の心地いい感覚を呼び起こしてくれます。
時間が短い関係で初心者よりも経験者向けのアプローチがされてます。

お次は深い霧の中を歩いてるイメージ。
現在感じてる意識のぼやけを霧に、意識の底を目的地に例えて
意識の力がさらに弱まったり体が温かくなる暗示を適度に入れます。

「さあ、私の声にもっと集中して。そう。私の声を見失ったら…ふふ迷っちゃうかもしれないよ?」
実際の探索と同じく彼女がガイド役になるのがいいですね。
視界が悪い状況を利用して声に対する集中力を高めてくれます。
自分から意識の底に行こうとする様子も催眠という行為そのものを表しています。
イメージを使って聴き手が自然と催眠の世界に辿り着けるよう上手にリードしてます。

最も特徴的なシーンは最後の深化。
ここでは「世界ふしぎ発見!」のクイズで不正解になった時に司会者が言う
「ボッシュート」をキーワードに定めてヒトシ君人形が沈んでいく様子を伝えます。


「「ボッシュートです」どんどん沈む。声と音が心地よく響く。貴方の意識、お人形。お人形は沈んでいく」
番組を観たことのある方なら人形が回答席に飲み込まれていく様子がイメージできるのではないでしょうか。
それを聴き手が主観的に味わえるように言葉を選んで投げかけてくれます。
深化させる前に人形になりきりやすくするアプローチもされていてやりやすいです。
ある程度催眠に慣れてる人ならスッと落ちる感覚がするでしょうね。

「探検」をテーマに様々な技術を使って深めていく面白味に溢れた催眠です。
聴き手を番組に登場するヒトシ君人形にすることを目的に
去年の作品を通じて催眠の感覚を活性化させたり、霧の中を移動するイメージから集中力を高めたりと
まずはお姉さんの暗示を受け入れやすい環境を作ります。
そして最後にあの言葉を使って催眠の世界へするすると導きます。

ボッシュートがキーワードになったのは途中のイメージが番組の内容に近かったからではないでしょうか。
目の前に沼が現れるとか、霧がさらに濃くなる展開を予想してただけに驚きました。
でもちゃんと落ちる、沈む感覚に繋げてるので深化は普通にできると思います。
イメージの扱い方が本当に上手だなと。
すべてを見られる恥ずかしさと気持ちよさ
エッチシーンは7分ほど。
プレイは裸体を見られる、言葉による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「お人形は落ちた後、どうなるかしってる? お洋服脱がされちゃうんだよ」
催眠を使って主人公をボッシュートしたお姉さんは
そのまま服を脱がせて彼の体をじっくり観賞します。

エッチはスキンシップをほとんど取らずに視線だけでイかせます。
最初の5分間はドライに向けて気持ちを高めるシーン。
彼女に裸を見られてる状況を意識させて羞恥を与え、それを暗示によって快感へと変換します。

「あなたは私に見られてて、私はあなたを見つめているの。私の視線が感じられる」
「頭の中で言葉がぐるぐる。ぐるぐる回って一つになる。恥ずかしいのが気持ちいい」

彼女はフェラやSEXといった一般的なプレイを敢えてせずひたすら熱い視線を向けます。
恥ずかしい姿を誰かに見られる、あるいは見せつける快感を味わわせるややアブノーマルなプレイです。
私の場合は肌が多少ピリピリしたり股間がムズムズしてくる感じがしました。

「快感に堕ちる!一気に快感が押し寄せる! 溢れだす快感に呑まれてイってしまう! さぁ、イきなさい!「ボッシュート」」
催眠パートで活躍したボッシュートはここでも登場します。
今度は聴き手を連続絶頂へと追い込む決め手として力強い言葉と同時に襲い掛かります。
まったくエッチじゃない言葉なのに指を鳴らした瞬間、股間の熱がぶわーっと全身に広がっていきました。
ドライオーガズムと呼ぶには弱めの快感ですが、絶頂タイムが長めに取られていてその間断続的に味わえます。

このように、視線と言葉を組み合わせてイかせる独特なエッチが繰り広げられてます。
アイデアの詰まった作品
合作らしいカオスな要素を含んだ面白い作品です。

お姉さんは主人公に普段のエッチとは違うタイプの快感を与えようと
まずは探検のイメージを使った催眠で深化させ、それと同時に彼を人形に変えます。
そして身動きが取れない状況を活かして敢えて何もせず視線だけで犯します。

そしてプレイスタイルからくる刺激の弱さを催眠の技術を使ってカバーしています。
時間が短いので強烈な絶頂感を味わうのはさすがに難しいでしょうが
特定の言葉に反応して快感が広がる、あるいは高まる催眠音声ならではの感覚は普通に味わえます。

催眠は何と言っても深化シーンのボッシュートが強烈な個性を放ってます。
しかも単なるギャグではなくちゃんと機能させてるところが実に素晴らしいです。
番組を観たことがない人にはイメージしにくいでしょうから、そういう場合は一度テレビでご覧ください。
合作でありながら十分以上の整合性を維持できてる点もさすがと言えます。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

製作者さんたちの楽しい気持ちが伝わってくる作品です。
短時間かつ無料ですから興味のある方は是非お試しください。

おまけは例の音です。

CV:ftnrさん、あさつきさん、しずくさん
総時間 23:30(本編…23:22 おまけ…00:07)

黒子ごっこ
http://kur0k0kk0.blog.fc2.com/blog-entry-94.html

哀しみの実験動物《催眠音声》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、上品でちょっぴり嗜虐的な女性科学者(おんなーせいかがくしゃ)が
催眠をかけてから実験形式でとてつもなくハードなエッチを提供します。

絶頂中にすぐさま暗示を入れて再度イかせるマルチプルオーガズムを目指したエッチが魅力で
各レベルごとに専用の音を用意し、それを聴くほど気持ちよくなる心と体にしてから
最高レベルをひとつずつ引き上げる流れで後になるほど強く長い快感を味わわせます。

今回は最もハードな最長構成のレビューをお送りします。
通常より遥かに高い快感の領域へ
女性科学者に催眠をかけられエッチな実験に協力するお話。

「さて、唐突ですが、あなたは最も強い快感って、いつ感じます?」
女性科学者は明るくてお淑やかな声の女性。
音声を聴く際の環境や注意事項を簡単に説明すると
物語のテーマとなる「オーガズム(絶頂)」に関するお話を始めます。

本作品は聴き手に究極の絶頂感覚を味わってもらうことを目的に
彼女が総時間のおよそ半分の時間をかけて会話調の催眠を施して前向きな気分にさせ
それから特殊な音と暗示を組み合わせたプレイで快感のレベルを段階的に上げていきます。
性差を感じさせる描写は一切ありませんので、女性の声に抵抗が無いなら女性でも問題なく聴けます。

今回の実験で最も特徴的な要素はマルチプルオーガズムに挑戦すること。
通常のドライオーガズムとは違い絶頂中に絶頂させるアプローチを何度も繰り返すことで
後になるほどより強く、より長くオーガズムが得られるようにリードします。
一番最後に登場するレベル8だとオーガズム開始から終了までの時間が1分20秒近くもあります。

基本部分はレベル1から5までで、6から8はオプション扱いになってますから
ご自分のM度や体力、聴いた後にある予定などと相談して設定するのがいいでしょう。
私は最初からレベル8までを通しで聴いてみたのですが
快感があまりに強すぎて事後はしばらく何もできないほどの疲労感と筋肉痛に襲われました。
高レベルのプレイに挑戦する場合はそうなることを覚悟しておいてください。

催眠はおよそ29分間。
仰向けになり、最初は目を開けたまま両腕と両足をピーンと伸ばし
彼女の合図で脱力するのを数回繰り返します。

「地球の重力に逆らわず、ただ、そこにあるだけの状態。それが、とても心地よく、感じられるようになります」
本格的な催眠を始める前の準備運動ということで
テーマとは特に絡めずそれぞれを丁寧に行い、リラックスできる暗示をタイミングよく入れます。
このシーンの最後に目を閉じた瞬間、全身がゆっーくり落ちていくような心地いい感覚がしました。
後半行うエッチがとてつもなくハードだからこそ、それに向けて万全の環境を整えてくれます。

お次はこれからやろうとしてる実験の大まかな内容を説明してから
過去に同様の実験を受けた女の子の様子を見せて興味を引きます。

「今、いくらあなたの意識がまどろんでいても、そんなに簡単には、同意出来ない。そう、それが正常な人の、正しい反応です」
女性科学者は主人公を実験の被験者にしたがってるわけですが
自分から彼に対してそれを押し付けることは絶対にしません。
むしろ逆に彼の気持ちを尊重し、自ら被験者になりたいと思ってもらえるように様々な言葉をかけます。
一部のシーンでは「躊躇してるのなら音声を聴くのをやめてください」とまで言います。

会話調の催眠なので実際に聴いてみるとあまり催眠っぽく感じないと思います。
ですが実際は聴き手が無意識的に「そうなってもいいかな」と思える言葉遣いを徹底しています。
無理矢理引っ張るのではなく、あちらから来てもらうことを狙った極めて柔らかな誘導です。

「その、ぼんやりとした、まどろんだ意識で、この声を聞き続けるだけで、あなたはより一層落ち着き、より一層まどろみ、より深い、心の奥に落ちていく。心地よくなっていく」
「私の言葉が、あなたをさらに、素直にしていく。素直な事は、心地いい事。私の言葉が、あなたに沁み込んでいく。それはとっても、心地いい事。そうですよね?」

そのキーとなってるのが彼女の言葉に対する印象です。
彼女はお話の合間合間で自分の声に集中するよう呼びかけて心地よさを感じさせたり
言葉に対して素直になって自分の実験を受ければもっと気持ちよくなれると言います。

少し前に書いたこちらのすべてを受け入れる姿勢も相まって
彼女に対して胡散臭いとか、ヤバそうだといった感情を抱く人はほとんどいないはずです。
被験者になるメリットを強調しながら話すことで興味とやる気を膨らませていきます。

「深い、意識の底にある、閉鎖空間に閉じ込められた、あなた、実験動物として、閉じ込められた、あなた…」
そして最後はいくつかの契約を交わし、お馴染みのカウントを使って深い催眠状態へと導きます。
これまでの会話で彼女との信頼関係を十分以上に築いてたからか
カウントが進むほど意識がどんどん薄れていくのを強く感じました。
実験動物にされることへの抵抗心を徹底的に削いでから深化させるのが素晴らしいです。

最初と最後は古典、その中間は現代寄りのアプローチを用いた高品質かつ効果的な催眠です。
聴き手を自ら実験動物になりたい気持ちにさせ、尚且つ深い催眠状態に誘導するのを目的に
漸進的弛緩法で軽くリラックスさせてから実験に関することをあれこれ話し、最後にサクッと落とします。

実験を受けるにあたっての心構えをさせることに力を入れてるので
エッチシーンでその効果を嫌と言うほど思い知ることになります。
サークルさんらしい柔軟性のある催眠で技術のレベルも高いです。

私が先ほど「会話調の催眠」と書いた部分に関して、具体的に何をするかがややわかりにくかったと思います。
実はこの部分は作りが結構複雑でして、真面目に説明するとなると一文ずつピックアップし
「この言葉にはこういう意図があります」と細かく注釈を加える必要があります。
それをやるには文字数が厳しいため大まかな特徴だけを挙げさせていただきました。
股間に襲い掛かる超強力な快感の波
最長構成のエッチシーンは4パート35分30秒ほど。
プレイは音による絶頂のみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「まずはレベル1。あなたを気持ちよくする音です」
催眠を使って主人公を自ら実験動物に志願させることに成功した女性科学者は
彼を実験室へ案内してから手始めにレベル1の音を流します。

エッチは彼女が流す様々な音を聴き、合図で絶頂するのを繰り返します。
一番最初の「実験1~5」は基本的なプレイが味わえるパート。
レベル1→2、レベル1→2→3と1回ごとにレベルの上限を上げていき、最終的には3連続の絶頂を目指します。

「両方の乳首や、脇腹、おへそ、お尻の穴、そして、股間の一番いやらしい部分。それらに、脳から浸み出たとろとろの快感物質が伝わり、震わせる」
彼女の鳴らす「ヴゥゥゥゥン ヴォォンヴォォン」という特殊な振動音は
ちゅぱ音やピストン音とは違いエロさがほとんどありません。
それを流しながら彼女は暗示を何度も何度も入れて少しずつ反応できる体に作り変えます。

究極の絶頂感覚はすぐさま味わえるものではありません。
だから彼女は時間をかけてそれぞれをじっくり丁寧に進めます。

私もレベル1のうちは「あぁ振動が気持ちいいなぁ」とマッサージに近い心地よさを感じてました。
それがレベル2に入ると肌がピリピリしたり、股間の筋肉がきゅっと引き締まり始めます。
1レベル刻みで進めてくれるのでレベルごとに得られる快感の差がよくわかります。

1回目の絶頂が訪れるのはプレイ開始から14分後。
レベル1→2と上げたところでカウントを数え、同時に「ピシーン」というトーンの高い別の音が鳴り響きます。

「イく、絶頂する。全身が硬直して仰け反り、強烈な快感があなたを襲う」
レベル3の時点でも一般的なドライ系作品の絶頂に近い快感が得られました。
股間がぎゅんっと締まり軽い痙攣を繰り返す感じです。
ただ時間が短めなのでドライ慣れしてる人にはやや物足りないかもしれません。
私もそう思ってたうちの一人なのですが、この後それが間違ってたことを強く思い知りました。

本作品の本領が発揮されるのはその後から。
レベル4は2回、レベル5は3回と1セットあたりの絶頂回数を増やしながらレベル8を目指します。
ぶっ通しでやるのではなく、1セット終了ごとに軽い休憩を挟んで再開するのを繰り返します。

「バーンと弾けるような快感。全身の細胞がバラバラに砕け散ったような壮絶な快感が走る。脳の中がスパークし、意識が、記憶が、快感が、突き抜けていく!」
実際に得られる快感の大きさや長さは人によって違うでしょうが
レベルが上がれば上がるほどその質・量・持続時間が大きくなるのを実感できるはずです。

私の場合はレベル5に到達したところでおちんちんだけでなくお尻の筋肉も勝手にヒクヒクし始め
レベル7でお尻の痙攣が激しくなるのと同時に尿道から温かいものがドロリと出てきたような感覚がしました。
そしてレベル8はその快感が1分20秒近くずっと続きました。

聴いてる最中は集中してるので気持ちよさだけを感じるでしょうが
事後はその反動で脳と体がものすごく疲れます。
でも振り返ってみると射精よりもずっと良質で密度が高く持続性もあるオーガズムでした。
催眠の技術を上手く使ってリードしてくれたからこそ得られたのだと思います。

このように、限界突破の絶頂を味わわせてくれるぶっとんだプレイが繰り広げられています。
極めてハードな音モノ
普段では絶対に味わえない絶頂を体験させてくれる良作です。

女性科学者は実験に適正がある主人公が自ら志願しプレイを楽しめるように
総時間の半分近くをかけて緊張や抵抗を解きほぐす催眠を施し
準備が整ったところで音による刺激を後になるほど強く与えます。

直接的なエロ要素を一切交えず連続絶頂させる展開がとても面白く
それに向けて聴き手を親切丁寧に誘導するところにもきめ細かな心遣いが感じられます。
マルチプルオーガズムは一般的にはなかなか体験しずらい快感のはずです。
ですがこの作品ではそれをできるだけ簡単に成し遂げられるように進めてくれます。

準備物も特に無く、最中に特別な指示を出されることもありません。
音声を聴いてるだけで強烈な快感が得られる手軽さも大きな魅力です。
控えめに言ってかなりヤバイです。

「自分の心に、素直に従う、私の言葉を、素直に聞く」
催眠は言葉選びが本当に洗練されてます。
具体的には相手に何かを同意させる時、セリフの最後に「そうですよね?」と言ったり
上のセリフのように異なる意味を持った言葉を同じ単語や言い回しで連結させるといった具合です。
どうしたら相手が前向きにエッチを楽しめるかを考えて技術を選び、行使しています。

エッチは音に暗示を込めて心と体に染みこませる王道の音モノプレイです。
準備や過程がものすごくしっかりしてますから
こういう作品に今まで触れたことのなかった人でも変わった快感が味わいやすいと思います。
1回目はとりあえずレベル5までで様子を見たほうがいいんじゃないかなと。

絶頂シーンは最大で6回(うち5回が連続絶頂)。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

どこまで強く、高く、長くイけるかに挑戦した意欲作です。
音を使った作品が好き、強烈なドライオーガズムを味わってみたい人には特におすすめします。

おまけは「実験の録音」パートです。

CV:分倍河原シホさん
総時間 1:18:24(本編…1:01:50~1:16:24 おまけ…2:00)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
哀しみのイき人形《催眠音声・男女版同梱》」「哀しみの時計少女《催眠音声》」とのセットも販売されてます。
個別に買うより900円もお得です。
『哀しみの催眠』シリーズ三本パック

ヒプノマルチレイプ

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、可愛くてちょっぴり意地悪な5人の女の子が
自分たちの世界を訪れた男性と暗示を使ったエッチな遊びをします。

術者が5人いる状況を利用したマルチボイスシステムが最大の特徴で
シーンごとに役割を変えながらそれぞれが個別に、あるいは同時に語りかけて感覚をコントロールします。
声に頭の中を包まれ続ける心地よさと、言葉だけでイかされる不思議で気持ちいい感覚の両方が味わえるでしょう。
暗示の海で溺れさせてあげる
5人の女の子に催眠をかけられ連続絶頂するお話。

「こんばんは 初めまして」
女の子たちは若干トーンの違う可愛い声の女の子。
暗示が飛び交う催眠の世界にやって来た主人公を優しく迎えると
それぞれが交互に、あるいは同時に語りかけながら少しずつ催眠状態へと誘導します。

本作品は2013年に発売されたサークルさんの代表作「ヒプノマルチボイス」の流れを汲んでおり
音声開始直後から絶頂するまでのおよそ50分間、彼女たちが協力するスタイルで催眠とエッチを進めます。

催眠音声には2人の術者が左右から語りかけてくる「双子」と呼ばれるジャンルが存在します。
しかしこの作品のように3人以上でサービスするものはほとんどありません。
登場人物が多いおかげで時間に対するセリフの量や密度が極めて高く
聴いてる最中は全身を声に包まれてるような不思議で心地いい感覚が味わえます。

催眠は18分30秒ほど。
まずは女の子たちが催眠に関するちょっとしたお話をします。
この時点では左右の子がメインの誘導役を務め、他の3人はその補助に回ります。

右「ゆっくり全身の力を抜いていき 心地のいい催眠状態に入っていく人」
左「それを思い出すだけで すーっと入れる人もいる」

内容は今まで催眠に入ったことがあるかどうか、その時にどんな感覚がしたかなど。
それらを語りながらまずは複数の声を聞くことに慣れさせます。
以前味わった催眠の体験を喚起するアプローチが取られてますから
催眠に慣れてる人ならこのシーンだけでも意識がぼやけてくるかもしれませんね。

左「聞き流すように聞いて 妄想が浮かんだら そっちに漂っていってもいい」
また彼女たちは自分が言うことを無理にすべて聞く必要はないとも言います。
本作品はセリフごとの間が非常に短く、一部で意図的に重ねて話しかけてくるシーンがあります。
だから一般的な催眠音声と同じ感覚で聴こうとすると頭がパンクする可能性が高いです。

すべてを追うのではなく、気になったものだけを拾う感じで聴いてみてください。
他のセリフは無意識が勝手に受け取ってくれますから、無理に聴かなくても後々自然と効果が出ます。
こういったところを事前にきちんと説明してくれるのは非常にありがたいですね。

本格的な誘導が始まるのはその後から。
軽い深呼吸を挟んでから全身をいくつかのパーツに分けて個別に脱力し
最後はカウントを数回刻みながら暗示を入れて段階的に深化させます。

流れだけを見ると他の催眠音声でもちょくちょく見かける非常にシンプルなものです。
しかし例えば深呼吸する際はタイミングを取る係、実際に呼吸する係、暗示を入れる係と手分けをし
脱力では体の部位ごとに左右の位置を切り替え、その反対側にいる子が短い暗示を小まめに入れたり
複数人いるからこそできるコンビネーションの取れた誘導をします。

左「数が減っていくたびに」
左上「頭がぼーっとしていく」
右「全身の力も さらにすーっと抜ける」

終盤のカウントも1回ごとにペースを変え、その都度丁寧かつ厚めに暗示を入れるハイレベルなものです。
このあたりまで来れば彼女たちの言葉の聴き方、受け取り方もなんとなく掴めてるでしょうから
体が一気に、あるいは緩やかに沈んだり頭の中が真っ白になる感覚が自然と湧いてきます。
カウントを複数回に分けてるおかげで自分が催眠に入っていく過程が実感しやすいのもポイントです。

マルチボイスシステムを最大限に活用したシンプルながらも重厚な催眠です。
聴き手を十分な深さの催眠状態に誘導することを目的に
最初の段階から5人の女の子がシーンによって役割を分担する形で
予備催眠や心構えの説明→リラックス→深化とそれぞれを堅実に行います。

術者が1人の場合とあらゆる部分が違うので新鮮さがあり
脱力や深化のシーンでは普段よりもそれらの感覚を強烈に感じることができます。
それは時間に対する暗示のボリュームが多く、入れるタイミングも的確だからです。
技術力が高いエロトランスさんならではの個性的かつ効果的な催眠と言えます。
暗示の波に押し流される快感
エッチシーンは25分間。
プレイはダブル耳舐め、言葉による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

右「ここは催眠の世界 暗示が飛び交う 日常とはちょっと違う 不思議な世界」
中央「あなたはここで 暗示の海に溺れる それもそれも 気持ちのいい暗示に」

巧みな催眠で主人公を深い催眠状態へと導いた女の子たちは
部屋の鍵を閉めて逃げられなくしてから言葉と口で何度も何度も絶頂させます。

エッチは彼女たちに責められ続ける形で進みます。
前半の11分間は感度の上昇から軽い絶頂へと繋ぐ準備運動に近いプレイ。
催眠パートよりも彼女たちのしゃべる頻度が上がり、多方向から様々な暗示を投げかけます。

左「右からも左からも 色んなところから暗示が入ってくる」
右「全部が入りきらないくらい いっぱいいっぱい 詰め込んであげる」

まさに「暗示責め」と表現するのが相応しい彼女たちの声による攻撃を受けてると
頭の中がクラクラしてきてとても心地いいです。
開始から少し経つと左右の子がダブル耳舐めを始めるのもいいですね。
単に舐めるだけじゃなく、ちゅぱ音に暗示を込めて聴けば聴くほど気持ちよくなる体にしてくれます。

対する後半は連続絶頂を中心に据えた比較的ハードなプレイ。
最初は10カウントをゆっくり数えてたのが少し経つとスタイルが大きく切り替わり
後になるほどより強く大きい快感が得られるようにリードします。

右上「全身の毛穴がぶわっと広がる」
左上「頭の中が真っ白」

彼女たちが股間にエネルギーを凝縮させる暗示を立て続けに入れてきたからでしょうが
私の場合はこのへんからエッチ終了まで股間の筋肉が引き締まった状態になり
特定のタイミングでぷるぷる痙攣するのを何度も繰り返してました。
特に最後の絶頂シーンはそれが1分30秒くらい続いて事後に軽度の筋肉痛になってます。

前半から中盤にかけては明確なタイミングを設定し、それから先は好きなだけ絶頂していいスタイルです。
ですから人によってどれくらい気持ちいいか、絶頂できるかの差がそれなりに出ると思います。
ひとつひとつはそれほど強烈でもないけどまとめるとかなり気持ちいい感じでした。
暗示責めによって得られる頭の快感も股間に負けないほど強く、脳が溶けてしまったような心地よさも同時に味わえます。

このように、言葉や音をトリガーに気持ちを高ぶらせる濃厚なエッチが繰り広げられています。
言葉の力を再確認できる作品
言葉を隙間なく並べる、重ねることで気持ちよくする独創的な作品です。

5人の女の子は主人公に現実世界とは違う快感を味わってもらおうと
彼の周囲を取り囲むように陣取り、言葉の内容やタイミングを考えてリズミカルに話します。
双子の倍以上の術者を用意し効果的に運用するのはとても難しいことです。
それを成し遂げてるだけでも十分に素晴らしいです。

左「ねぇ 聞いて? お願い 私の暗示を聞いてよ 他はいいから」
5人いるからといって全員が均等に話すわけではありません。
左右の子をメインの語り手に抜擢し、残る3人をそのサポート役に置いてます。
そして話してる子が聴き手の意識を引きつけ、それ以外の方向からキーとなる暗示を立て続けに入れます。
シリーズ2作目ということでかなり統制の取れた動きをしてるところが印象的でした。

催眠は流れをできるだけシンプルにする代わりシステムで面白味を出してます。
複雑な作りだからこそ初心者でも親しめるように、自然と入れるように意識していて実に良いです。
話すスピード、間の取り方、女の子たちが話すタイミングや文字数など細かな部分が練りに練られています。

エッチは耳舐め以外ほぼ暗示だけでイかせる催眠色の強いプレイです。
体を動かしたり何かをイメージさせる指示は特に出してきませんから
うまく催眠に入っていれば本当に聴いてるだけで気持ちよくなれます。
脳と股間の両方で別々の快感が得られるでしょう。

絶頂シーンは最低でも3回(それ以上は無制限)。
ちゅぱ音それなり、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

複数の女性に弄ばれる気分が味わえる作品です。
タイトルから連想される陵辱要素は薄めですから、ドMでなくてもドライに興味があるなら是非お試しください。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 50:00

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

イジゲントリップ催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、夜に開催されてる不思議な野外フェスを舞台に
女性DJが音と言葉を組み合わせた催眠で気持ちいい体験を味わわせます。

シーンごとに音楽を繰り替え、曲調に適した暗示を入れて深化や絶頂を促す独特なアプローチや
一緒に行く女性と感覚をリンクさせてから寝取られるちょっぴり背徳的なシチュなど
作品が持つテーマや長所を活かした巧みなリードで恍惚感や性的快感を与えます。
音が織り成す快楽のステージへ
お姉さんと野外フェスに行き、女性DJに快楽責めを受けるお話。

「それでは 催眠に入りやすくなる 簡単なリラックス運動をしましょう」
お姉さんは穏やかで艶っぽい声の女性。
音声を聴く際の環境など注意事項を簡単に説明すると
催眠に入りやすくなるためのリラックス運動を始めます。

本作品はサークルさんが2015年9月に発売された「4ジゲントリップ催眠」の後継作。
異次元で開催中のミュージックフェスに彼女と向かいながら催眠に入り
そこに参加してるDJが音楽と暗示を組み合わせたエッチで連続絶頂へと導きます。
お話が独立してますから今作から聴いても大丈夫です。

「音楽に深く深く没頭していくと 楽しくなったり 気持ちが高ぶって 何も考えられないくらい熱狂しちゃったこと」
この作品を最も特徴づけてる要素はバックで流れる様々な音楽。
本編開始前に行う準備の段階からゆったりしたリズムのものが流れ始め
物語の状況に合わせてそれが徐々にテンポよく、ハードなものへと変化します。


今回は野外フェスということでアーティストが入れ替わるたびに音楽もガラリと変わりますし
メインの相手を務めるDJも後になるほど気持ちが高まる音楽を用意してくれます。
F・A・Sさんは音楽を流しながら催眠やエッチをする作風で有名なサークルさんですが
このシリーズはそれらよりもずっと音楽に力を入れてます。

世界観がしっかりしてるので聴いてる最中は別の場所にいるような気分が味わえるでしょう。
エッチも特定の音やリズムに合わせてイかせる独特なものとなってます。

もうひとつの特徴はエッチに「寝取られ」を取り入れてること。
会場に着いた時点ではほぼ恋人同士だったお姉さんの心がプレイを通じて徐々にDJへと傾き
最終的には彼女の言いなりになって2人がかりで主人公をイかせようとします。

といっても本作品でするエッチはフェラやSEXといった一般的なものとは違いますから
好きな人の体を目の前で汚される、といったドス黒い描写は特にありません。
むしろ彼女と感覚を共有し一緒に気持ちよくなるスタイルでプレイを進めます。
ドライしやすくするための精神的なスパイスとして多少のM要素を盛り込んでます。
感覚の共有に力を入れた催眠
催眠は3パート68分間。
最初の2パート19分間は本編をより楽しめるようにする環境づくりに向けて
立ったまま音楽を聴きながら腕をぶらぶらさせたり、横になって全身を下から上に少しずつ脱力させます。

「周りの音によって 人の心が変化するのは 実は当たり前のこと」
「リラックス運動」パートはF・A・Sさんの作品を聴いたことのある人ならお馴染みだと思います。
気孔で行われる「スワイショウ」という運動で、しばらく続けると肩を中心に体がぽかぽかしてきます。
お姉さんも音への集中力を高める言葉を投げかけて後押しします。

本作品は音を受け入れやすい心になるほどより楽しめます。
この後も色々なことをやって少しずつ催眠に誘導してくれますから
とりあえず筋肉をほぐしたり気持ちを落ち着けることだけを考えて取り組んでみてください。

「両足の爪先から 力が抜ける 爪先から力が抜ける すーっと力が抜けていく」
次の「事前誘導」パートは足先から始まって脚、腰、腕、首、頭といったように
体を比較的細かいパーツに分けてそれぞれに脱力する暗示を入れます。

サークルさんも言われてるように被暗示性が低い、あるいは催眠に慣れていない人向けの内容です。
リラックス運動だけでも十分ほぐれるので自信のある人は無理に聴く必要もないかなと。
特殊なサービスをするからこういう形で保険をかけておいたのだと思います。
作品のテーマとは特に絡めず古典系の技術を的確に行使します。

そうやって準備を整えた後にいよいよ本編パートが始まります。
まずはお姉さんと出会い、その容姿をイメージしてからフェスの会場へと続く道を一緒に歩きます。

「遠いようで とても近い 君と私は 心で繋がっているの」
彼女は物語が始まってからエッチが終わるまで2人の心が繋がってることをしきりに告げます。
そして聴き手がそう実感できるように様々なアプローチをします。
彼女と出会うシーンで容姿をこちらの好きに決めさせてくれるのもその一環です。
最初の段階ではあまりピンと来ないでしょうが、後半のエッチパートでその効果を思い知ることになります。

「心細さが体の中に広がって 手を足を 全身をずーんと重く沈めていく」
「大丈夫だよ 君にはいつだって私がついてるからね」

道を進むシーンでは周りを敢えて暗い場所に設定し、彼女が心細さや寒さを感じさせます。
その直後に耳元至近距離から語りかけて自分かいることを強く印象づけます。
最初から心を繋げるようなことはせずに、彼女がそばにいる気分にさせるところから始めるわけです。
信頼関係の構築や作品世界への没入感を高めることを目指したシーンと私は見ています。

本編開始から17分後、会場に近づくにつれて今までは違うテンポのいい音楽が
後になるほど音量を大きくする形で流れ始めます。
そして彼女も嬉しそうな表情で音楽の感想や周りにいる他の参加者の様子を語ります。

「私はね 心地よく全身から力が抜けていって 穏やかで優しい気持ちになってきてる」
「ほら あそこの茶髪の女の子 ゆらゆらと横に体を動かして とろんとした表情をしてる」

何らかのイベントに参加した時に他の参加者との一体感を感じたことはないでしょうか。
それと似たようなことを自分の視点で言いながら、音楽に対して心地よさを感じたり催眠が深まる暗示を巧みに入れます。
このあたりから音楽や映画を楽しんでる時に味わう陶酔感を感じ始めることでしょう。
セリフ選びにも気を遣っていて会話をするのとほぼ同じ形で誘導してくれます。

そして最後はもう一人の術者にあたる女性DJが登場し
ふたつの音楽と様々な暗示を投げかけてその場にいる全員を深い催眠状態へと落とします。

DJ「音が体に染み込んで すーっと落ちる感覚がしたら 頭が真っ白に染まってく感じがするね」
お姉さん「なんか 頭がぼやっとしてきた気がするね 周りの人もぼーっとステージに見入ってるよ」
ここで面白いのがDJは割とストレートに暗示を入れるのに対し
お姉さんは自分の感覚を実況して遠まわしに同様の暗示を入れてくる
ことです。
一部で畳み掛けるように話しかけてくるシーンもありますし、聴いてると頭がクラクラする感じがしました。
心を繋げることも含めて、お姉さんを聴き手にできるだけ近い立ち位置に置くことで入りやすくしてます。

物語の世界をそのまま表現し、合間合間に技術を盛り込む高度な催眠です。
聴き手を野外フェスの会場へと案内しつつお姉さんと感覚を共有させることを目的に
最初はスタンダードな運動や弛緩、その後は会場へと向かう様子を主に彼女の視点で語ります。
そしてその中に意識の力が弱まったり催眠が深まる暗示を数多く潜り込ませます。

DJが登場して話すあたりにならないとこれが催眠音声だとあまり実感できないと思います。
それはお姉さんが徹底して遠まわしに暗示を入れてくるからです。
自分の感覚を素直に語るとか、周りの参加者の様子を実況するなど
彼女は聴き手自身に直接暗示を入れることをできるだけ避けます。
でも実際はそれらすべてを自分のこととして受け取れるように言葉を選んで言ってます。

特に終盤のDJが話し彼女がトランスに入ってしまうシーンは
双子系の名作「Side Effect」に似た部分を持っていてとても面白いです。
DJのセリフをここまで直接的な表現にしたのも彼女の暗示を入れやすくするためのギミックなのかもしれません。
彼女との一体感についても手を変え品を変えながら少しずつ強くなるようリードしてくれます。

私の場合は他の催眠音声で味わう意識のぼやけや体がズーンとくる感覚よりも
恍惚感といいますか、うっとりした気分のほうを強く感じました。
音に合わせて何度も絶頂
エッチシーンは51分ほど。
プレイはキス、音楽による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

DJ「いやらしーい感覚が お腹の底のほうからじわじわ染み出してくるよ?」
音楽と言葉を組み合わせた催眠で観客を気持ちいい世界に案内したDJは
さらにビートの効いた音楽へと変更し、今度はそれを使ってエッチな気分を高めます。

エッチはDJの音楽を聴いて絶頂する正統派の音系プレイです。
最初の22分間は感度の強化から始まってお姉さんが1回目の絶頂を迎えるシーン。
DJが股間に意識を向けさせながら音の振動で快感を絶え間なく与え
お姉さんがそれに反応して気持ちよくなる様子を観察します。

DJ「ほーら ズンズンした音がどこに響いて気持ちいいの?」
お姉さん「おまんこに おまんこに ムズムズが溜まって それで そこが…はうっ」
DJはこの手のプレイに慣れてるらしく、最初からガンガン責めてきます。
その男らしいアプローチにお姉さんも上気した息遣いで艶かしい声を上げます。
そして自分が相手じゃないとわかってるのに後になるほど股間が熱くなったりムズムズしてきます。

催眠パートで時間をかけてお姉さんとの感覚をリンクさせたのはこのプレイをするためです。
彼女が味わってる快感を通じてイかせる独特なエッチが行われてます。
普通のエッチではかなり難しいのですが、本作品の場合は音楽で責めるスタイルですから男女の差はほとんどありません。

最初のほうで説明した寝取られ要素が登場するのはこの後から。
DJの責めにすっかり心を奪われたお姉さんが主人公をステージへと連れて行き
今度は2人がかりで直接ドライオーガズムへと追い込みます。

DJ「(左)ビートがおちんちんの奥を振動させる (右)ドクンドクンと刺激する (左)メロディがおまんこの奥を撫であげる (右)ゾクゾクが体中を駆け抜ける」
ここからはバックの音楽がやや響くものに変わり
DJのセリフが上のように左右からほとんど間を置かず交互に語りかけてくるようになります。
自分から登っていくのではなく、彼女たちに追い詰められていくような性的快感を味わうでしょうね。
途中で屈辱的なセリフを言うシーンもあったりと、寝取られにつきものの背徳感も同時に高めてくれます。

最も激しいプレイは終盤の10分間。
引き続きイキたくなる暗示を2人がノンストップで入れながら
特定の音に合わせてイクのを何度も何度も繰り返します。

これ以前のシーンにある絶頂シーンは2回です。
それに対しこのシーンだけでなんと19回もあります。
(トリガーとなる音が鳴った回数で測定)

さすがに全部でドライオーガズムを味わうのは難しいでしょうが
ある程度の間を置いて股間にエネルギーが溜まり、放出される快感を何度も味わえました。
私の場合だと射精の感覚にとても近かったです(もちろん精液は出てません。そして実際の射精より多少長く続きます)。

最中は下腹や股間の筋肉が継続的に引き締まるので事後に軽い筋肉痛になるかもしれません。
それくらいハードな責めを受けることを覚悟して聴いてください。

このように、音楽と暗示によって快感をコントロールする個性的なエッチが繰り広げられています。
ちょっぴり背徳的な音系作品
陶酔感に浸りながら気持ちよくなれる良質な音モノです。

自分にとても近い存在のお姉さんと夜のフェスにデートに出かけ
そこにいたDJの手で連続絶頂させられる様子をリアルに体験できます。
催眠パートは穏やかでゆったりしたリズム、エッチはテンポが速くハードなものと音楽のタイプを明確に切り替え
さらにシーンごとにも曲調を変えて作品の世界にしっかり引き込みます。

DJ「気持ちよくなればなるほど イけばイくほど 快感が加速して イキっぱなしになっちゃうんだよ」
そしてすべての準備が整ったところでDJがハードな責めを繰り出します。
中でも終盤の連続絶頂シーンは催眠にしっかり入れていればとんでもない快感が襲ってきます。
ここまで濃厚なドライオーガズムを味わったのは久しぶりです。

暗示でサポートもしてるのですが、音楽でリズムやタイミングを設定してくれるので
催眠に慣れてない人でも直感的にこみ上げてくるものを感じるのではないかなと。

催眠は2人の役割を明確に分けてるところが印象的でした。
DJは豪快なキャラに合わせてひたすらストレートに
お姉さんはそれを影で支えるように婉曲な表現やアプローチを心がけます。
特にお姉さんは術者よりも聴き手と同じ立場に置いて催眠やエッチを有利に進める重要な役割も担ってます。
かなり複雑な作りをしてますし、私が気づいてないところでも色んなテクニックが潜んでるのでしょう。

エッチは淫語をほんの少し言う以外はほぼ音と暗示だけでイかせる凝ったものです。
ですが事前の準備が入念なこと、少しずつ慣らす感じでプレイを進めることから
ちゃんと入っていれば何もしなくても体が勝手に反応してくれます。
休日前の夜など十分な余裕がある時に聴くのがおすすめです。

絶頂シーンは全部で21回。
喘ぎ声(吐息)そこそこ、淫語とちゅぱ音ごく僅かです。

音に包まれる心地よさと快感の両方を味わえる作品です。
2時間20分で1000円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえてサークルさんでは4本目の満点とさせていただきました。

CV:お姉さん…沢野ぽぷらさん DJ…野上菜月さん
総時間 2:19:18

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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