同人音声の部屋

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   ● まどろみ世界(再レビュー)
   ● まどろみ世界


まどろみ世界

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品(男女両用)。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第25回目は穏やかなお姉さんが変わった催眠とエッチで気持ちいいひと時を提供します。

ヘミシンクという特殊な音をほぼ全編で鳴らすのが特徴で
合計7種類の音をシーンによって切り替えながら
体が溶ける感覚、浮かび上がる感覚、疼く感覚、性的に絶頂する感覚を言葉で上手に伝えます。
不思議な音に包まれて
お姉さんに音を使ったエッチな催眠をかけてもらうお話。

「早速ですが 今から音を流します」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
音声を聴く際の環境や注意事項を手短に説明すると
作品のキーとなるヘミシンク音を鳴らし始めます。

本作品は普段と違う新しい催眠のかかり方を体験してもらうことを目的に
彼女がおよそ1時間に渡って催眠をかけたり性的絶頂へと導きます。
キャラやストーリーといった背景部分は完全に省略し、音声開始から1分30秒後に早速催眠を始めます。

エロトランスさんは複数の女の子に同時責めされる作品や日常会話形式の作品など
色んなテーマや手法を使った催眠音声を製作されてるサークルさんです。
本作品はその中でも一際珍しい音による誘導と責めが楽しめます。

ヘミシンク音は「ブゥゥゥゥン」という小刻みな振動音で脳波を一時的に変化させる効果があるそうです。
最初のうちは多少耳障りに感じるかもしれませんが、10分20分と聴き続けるうちにだんだんと心地よくなります。
頭の中を軽く揺さぶられる感じと言えばいいのでしょうか、とても不思議な音です。
作中では全部で7つの音が存在し、お話が進むに連れて一段階ずつ変化していきます。

「今流れている音は あなたを まどろみの世界へ 連れて行ってくれます」
彼女の声や言葉のことも忘れてはいけません。
言葉を多めに区切りつつゆっくりのんびり語りかけて催眠状態へと誘導します。
音を多用する作品ですが主役はあくまでこちらです。
音と言葉を上手に組み合わせて気持ちいい感覚をたっぷり味わわせてくれます。

催眠はおよそ35分間。
一段階目のヘミシンクを鳴らしながら軽いお話をしてまずは音に馴染んでもらい
それから第二段階へと進み深呼吸や脱力で深い催眠に入りやすい環境を整えます。

「今度は 左肩に意識を向けて ゆっくりと 力を抜いていきます」
「額に意識を向けると 何だかじーんとした違和感のようなものを感じるかもしれません」

冒頭よりも若干ペースが緩くなったヘミシンクの中で
天井の一点をぼーっと見つめたり、体の各部位をパーツごとに脱力するなど
聴き手が無理なくリラックスできるように考えながら誘導します。
脱力時に「重い」よりも「ゆっくり」を多めに言ってるのが印象的でした。
「~かもしれない」とややぼかした表現をよく使ってますし、普段よりも遠まわしなアプローチを心がけてます。

暗示中心で催眠をかけたら普通の作品と同じになってしまいますから
ヘミシンクの持ち味が出るようにサークルさんがわざと比重を下げてるように思えます。
それでも意識のぼやけや頭がクラクラする感覚を強めに感じました。

お次は先ほど生まれた心地よさをさらに強化して催眠状態を深めます。
脱力と同じ要領で今度は全身が溶ける感覚を伝え
それから意識だけが宙に浮かび上がったり落ちる感覚を交互に味わわせます。

「右肩が 溶けていく そのまま 右腕全体も 溶けていく すごく 気持ちがいい」
第三段階、第四段階とヘミシンクのレベルをさらに上げる一方で
これらの感覚を言葉でスムーズに膨らませていく洗練された深化です。
体が溶けるシーンは手足を中心に感覚がなくなったような気分がしました。

浮かんだり落ちるシーンも大衆的なイメージを交えて情景をわかりやすく教えます。
このあたりまで来るとイメージ力も随分高まってるでしょうから
彼女が言ったイメージをリアルに思い描くことができると思います。

最大の特徴であるヘミシンクと技術を組み合わせて少しずつ誘導する個性的で高度な催眠です。
聴き手をまどろみの世界へ案内し、お姉さんの言いなりにすることを目的に
合計4つのヘミシンクをバックで流しながら前半は深呼吸や脱力といったリラックス系のアプローチ
後半はそれの強化やイメージを使った揺さぶりと後になるほど催眠状態が深まるように進めます。

開始から終了までずっとヘミシンクが流れ続けるおかげでリラックスしやすく
現実世界の物音が遮断され別の世界にいるような気分も味わえます。
暗示も前半は薄め、後半は厚めにして音を楽しませつつ入りやすくなるようにしています。
催眠の感覚はもちろん、イメージ力の向上も強く実感できてすごく楽しめました。
少しずつせり上がってくる快感
エッチシーンは21分間。
プレイは擬似乳首責め、擬似おちんちん責め、音と言葉による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありです。

「来るっ 来る 来る! 快感が溢れ出す」
催眠を使って主人公を気持ちいい世界に招待したお姉さんは
そのまま音と言葉を組み合わせて彼を少しずつ絶頂に導きます。

エッチは彼女との絡みや一般的なプレイをほとんどせずに気持ちよくなります。
前半の11分間は感度の強化に力を入れたプレイ。
第五段階にパワーアップしたヘミシンク音と共に乳首や股間が気持ちよくなる暗示を入れ
第六段階では聴き手が気持ちいいと感じるシチュを列挙してそれをさらに強化します。

「先っぽ 根元部分 前立腺まで そうやって意識を向けたところが 快感の発信源 そこから波打ち 全身を快感が伝う」
本作品のエッチは催眠の技術でイかせることを強く意識してる関係で
淫語やちゅぱ音といったストレートなエロ要素はほとんどありません。
乳首がぎりぎり淫語と呼べる程度で性器は「股間」「あそこ」とぼかしてあります。

そんなわけで雰囲気は全然エロくないのですが
聴いてるとなぜか乳首がピリピリしたり股間がムズムズしてきます。
これが本作品の面白いところですね。
催眠に比べてヘミシンクのペースが上がり力強くなってるのが影響してるのだと思います。

「リラックスした気持ちよさを感じたり 頭の中が ただただ気持ちのいい状態になったり 胸や股間から 性的な気持ちよさが発せられたり」
お姉さんが聴き手の無意識を遠まわしに刺激してエッチな気分を盛り上げるのも大きいです。
例えば「フェラ」と言われたら女性におちんちんを舐められてる状況を反射的にイメージするのではないでしょうか。
そんな風にエッチな感覚を活性化させる言葉を投げかけるシーンがしばしばあります。

続く後半は絶頂に向けてより踏み込んだ責めをします。
自分の好きな女性が乳首やおちんちんをいじってる様子をイメージし
さらに短いカウントを何度も刻み、その都度絶頂したくなる暗示を小まめに入れて少しずつ確実に追い込みます。
ヘミシンクのほうもとうとう最後の七段階目に突入します。

「まるで 誰かにいじくりまわされてるような あるいは 誰かあなたの好きな人や アイドル 街で見た可愛い子 そんな子たちが あなたの乳首に吸い付いてるかのように感じる」
「ねっとりした感触が あなたのあそこにまとわりつく」

ここで登場する擬似乳首責めやおちんちん責めも
直前に説明した通り大まかな状況だけを説明して聴き手のイメージを応援します。
催眠パートの終盤でイメージ力を向上させてましたからそれを活用したプレイですね。
セルフについてもやる/やらないを聴き手の判断に委ねてます。

私が聴いた時は主に股間にオナニーしてる時のような快感が断続的に襲ってきました。
今までよりトーンが一気に上がり、リズムも小刻みになったヘミシンクも適度な刺激を与えてくれます。
ドライ寄りのプレイですがオナニーしても十分気持ちよくなれると思います。

このように、音とイメージで性感を高めるテーマ性の強いプレイが繰り広げられてます。
風変わりだがとっつきやすい作品
独自性の強い内容ですが誰にでも聴けるように作られてる作品です。

お姉さんは主人公をまどろみ世界に案内するために
冒頭の注意事項と最後の解除以外はほぼ全編で特殊な音を鳴らし
それに合わせて催眠が深まったりエッチな感覚が強まる暗示を入れます。

7つのヘミシンク音をシーンごとに変化させて感覚をコントロールする変わった誘導
イメージや遠まわしな暗示で聴き手の無意識に眠る情報を効果的に引き出すアプローチ。
サークルさんがこれより少し前に製作された「ヒプノタイマー」よりも緩い方法で気持ちよくします。

ヘミシンクは現在でも使用してる作品が非常に少なく
本作品のように複数種類の音が登場するものとなるとごく僅かです。
しかも催眠の技術との親和性もしっかり考えられていてすんなり催眠に入れます。
エッチは多少人を選ぶところもありますがやってることは理に適ってます。
一般的なエッチとは随分違うやり方でイかせるところに催眠音声らしさを感じました。

催眠は技術とヘミシンクとのバランスにとても気を遣ってます。
暗示をガンガン入れていったらヘミシンクの存在感が薄れますし
逆にヘミシンクに頼りっぱなしだと催眠に入れる人が限られてしまいます。
音のレベルを上げるタイミングも練られていてすごく完成度が高いです。

エッチは直接的な表現をできるだけ避けイメージを喚起してます。
明確なシチュがないのでイメージが苦手な人にはやりにくく感じるかもしれません。
ですが股間を中心にエネルギーの高まりを感じやすいプレイなのも事実です。

絶頂シーンは1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:男性向け…卯月杏奈さん 女性向け…輝さん
総時間 男性向け…1:02:02 女性向け…40:50

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

まどろみ世界

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
「ヘミシンク音」という特殊な音を使用している、とても珍しい作品です。

過去当サイトでも
【音責め】あまラブ堕天使のH昇天トランス!【催眠】
第3弾
の2作品で登場していますが、改めて簡単に説明すると

イヤホンの左右から別々の周波数の音を流すことで、頭の中に音のうねりを発生させ
その周波数の差に当たる分のα波を脳に強制的に生み出させる。
それにより脳の状態をコントロールする、といったものらしいです。

つまりヘミシンク音を聴いていると、自然と気持ちがよくなってきます。
本作品ではその状態になった聴き手に色々と意識をさせることで
ドライオーガズム-精神的な絶頂を誘発するように進められています。

今回は男性向けバージョンでのレビューとなります。



まずはヘミシンク音に体を慣らしていこう
ヘミシンク音を聴きながら、お姉さんに言葉でイかされるお話。

「早速ですが 今から音を流します」
お姉さんはとても落ち着いた声の女性。
簡単な注意事項を話した後、早速ヘミシンク音を流しながら
どういった姿勢でこの音に向き合えばいいか、などの心得を説明してくれます。

本作品の主役であるヘミシンク音は
「ブオーン」と小刻みに震えるような音をしており
聴いていると全身が軽く揺さぶられるような感覚を受けるかもしれません。

ただ、長時間聴いていても頭が痛くなるほどの揺れではないので
途中で投げ出す方はそこまでいないのではないでしょうか。
「聴き慣れない音だけど、嫌ではない」そんな感じです。

基本的には作品のほとんどの時間で流れ続けますから
自分でも聴き続けられるかについては
実際に体験版を聴いて確認してみてください。

ちなみに、作中では全部で7つの音が用意されており
催眠の深度が進むにつれて段階を上げていくことになります。

催眠は時間にして39分ほど。
最初は深呼吸や脱力を行いながら、少しずつヘミシンク音を体になじませていきます。

「あなたの脳は ゆっくりと そして確実に溶かされていく」
ヘミシンク音を実際に聴いてみると、まず頭がぼんやりしてくるのがわかるでしょう。
それにお姉さんのセリフを区切った、ゆったりとした声が加わることで
自然と眠くなってしまうかもしれません。

「考える力も 脳味噌も 脳味噌のしわが無くなっていき 溶けて 液体となっていく」
お姉さんはヘミシンク音の段階を少しずつ上げながら
主人公の心をとろとろに溶かしていきます。
意識が混濁した状態の中で、なんだか体がふわふわと浮いているような
そんな不思議な感覚を私は味わうことができました。



体の敏感な部分を意識することで、より感じるようになる
エッチシーンはおよそ9分間とかなり短め。
プレイは言葉による絶頂が表現としては一番わかりやすいでしょう。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「7の音は あなたを性的な快楽へ導くために 特化した音」
ヘミシンク音を徐々に変化させることで
まどろみの世界へと引きずり込まれた主人公は
お姉さんの言葉により、快感を意識してしまうことになります。

「あなたの乳首を吸う いやらしい音が リアルに聞こえてくる」
よくある言葉責めのような「変態」などの罵声を浴びせかけるタイプではなく
本作品ではお姉さんがシチュなどを口に出すことで主人公に意識をさせて
それによって快感を誘発する
、そんなかなり珍しいプレイが繰り広げられます。

乳首、股間と意識を向けさせた後はカウントダウン。
短いスパンで何度も何度も繰り返すことで、感度を上昇させていき
とどめはビシッと叩き付けるような声で、絶頂へと導いてくれます。

私の場合は下半身が痙攣するような感覚でしたが
この瞬間にどういった感覚が生まれるかは
本当に人それぞれなのではないでしょうか。

以上のように精神を責めるような形で進められていながらも
お姉さんが言葉で痛めつけるようなタイプではなく
聴き手にイメージを浮かび上がらせ、自発的に気持ちよくなる手助けをするような
ちょっと変わった切り口のプレイとなっています。



「脳がとろとろになる」感覚を味わいやすい作品
催眠特有の「脳が気持ちよくなる」状態を比較的簡単に体験できる作品です。
流れ続けるヘミシンク音を聴いていれば自然に意識がぼやけ
心地よい気分に浸ることができるでしょう。

プレイは一応股間を触っていいみたいなことを言われるため
セルフも有りと言えば有りなのですが
直接的なエロではなく、聴き手にイメージさせて興奮を促すタイプで
イかせ方自体は完全にドライを意識していますから
どちらかというとドライの方が目指しやすいと思います。

属性はSでもMでもいける万人向けでしょうか。
初心者には…私はあまりお薦めしません。
たぶん経験を積んでから聴いた方がずっと楽しめます。
だから初心者の段階で聴いてしまうのはちともったいないかなと。

ヘミシンク音も段階的に徐々にきつくしていく丁寧な運びですから
精神に過度な負担がかかる可能性は低いでしょう。

ただ、気持ちいいからといって必要以上に聴き続けるのは体に毒です。
複数回聴く場合は、連続で何回もループさせて聴くようなことはせずに
きちんとある程度の期間を開けながら聴いていってください。

CV:卯月杏奈さん(男性向け) 輝さん(女性向け)
総時間 1:02:03(男性向け) 40:51(女性向け)


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2017年10月27日追記
再レビューを公開しました。
http://doonroom.blog.jp/archives/73140185.html

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