同人音声の部屋

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タグ:誰得催眠製作所

   ● 幽霊さんといっしょ 第一部 関西弁版(再レビュー)
   ● 【甘やかし・飴舐め】眠りの精の甘癒し【CV:藤咲ウサ】
   ● わらび餅化催眠
   ● CONTRACT~未知との契約~
   ● 桜守
   ● 催眠性感マッサージ~スライム編~(再レビュー)
   ● メイド催眠
   ● 魔囁の教会 後編
   ● 魔囁の教会 前編
   ● 幽霊さんといっしょ 第一部 標準語版




サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第63回目は可愛くて初々しい女の子の幽霊が
好意を寄せてる男性と催眠を交えたエッチなデートを楽しみます。

2人で別世界を散歩しながら催眠状態を深めたり
エッチの後半では彼女が憑依して一緒にオナニーするなど
彼女の特徴を活かしたイチャラブ系のサービスをするのが特徴です。
可愛い幽霊とする夜のデート
幽霊さんに催眠をかけられお花畑でエッチするお話。

「…こんばんは。って言うても…聞こえへんか」
幽霊さんは関西弁で話す甘い声の女の子。
いつものように主人公のもとにやって来て話しかけると
自分の声が彼に届いてることに気づいて喜びます。

本作品は何らかの理由で彼に恋愛感情を抱いてる彼女が
催眠を使って幽体離脱させてから綺麗なお花畑の散歩に誘います。
「関西弁版」と書いてある通り全編で彼女が関西弁をしゃべるようになっており
その独特な言い回しとイントネーションが作品全体に柔らかさを与えてます。
(ほぼ同じ内容で標準語を話す「幽霊さんといっしょ 第一部 標準語版」もあります)

「あ、せや。お花畑がええなぁ。なぁ、お花畑いこ」
彼女は以前から彼の枕元で色々話してましたが反応されない日々を送ってました。
しかしこの日初めて意思疎通できるようになったため自分の願いを叶えようとします。
幽霊が相手と言っても彼女はごく普通の女の子で怖いところはまったくありません。
お花畑へ散歩に行ったり、比較的ソフトなエッチを楽しむ初々しいキャラです。

また彼女や関西弁の良さが出るように催眠、エッチいずれも多少ドラマ仕立てにしてます。
催眠はお花畑へ向かう様子をイメージさせながら暗示を入れてきますし
エッチもちゅぱ音や熱い吐息を漏らしつつ暗示を入れる完全ノーマル向けの内容です。
そのうえで幽体離脱や憑依といった幽霊の特徴を盛り込み個性を出してます。

体験版を聴いていただければわかるようにノイズが入ってるのですが
2010年に発売した作品なのでこれは仕方ないことだと思います。
最初は気になったとしてずっと聴いてれば次第に慣れるでしょう。

関西弁で優しく語りかけてくる彼女のキャラと幽霊らしさを活かしたサービス。
人外から連想されるM性やハードさを大幅に取り除いた純愛系作品です。
デートしながら深めていく催眠
催眠はおよそ39分間。
楽な姿勢で目を閉じ、まずはお馴染みの深呼吸と脱力で主に体をリラックスします。

「どーぉ? なんか、心地ええやろ? 全身から、すっかり力が抜けたあんたは… 手も、足も、腰も、背中も、全部が。全身が、だら~んとしてる。その状態が、なんか心地いい」
深呼吸は1回目は呼吸音のみ、脱力の後に行う2回目は吐いた時にのみ暗示を入れるとスタイルを変えます。
そして脱力は左右の腕、足、上半身、下半身、全身と大まかなパーツに分けて
いずれも「ぎゅーー ふいー」と言いながら力を入れて抜くのを繰り返します。
脱力を終えた直後に今の感覚を尋ねるなど、要所を押さえて緩くリードしてました。
関西弁も相まって序盤から癒しのパワーが強めです。

体をリラックスした次は心のリラックス。
彼女が左右中央を小まめに移動し、それを意識で追う鬼ごっこみたいな誘導をします。

「意識が、浮かぶ… 体が、沈む…」
実際に聴いてみると意識を揺さぶられる感覚がして心地いいです。
左右へスライドするシーンもあったりと声の位置取りにこだわってます。
移動しながら暗示も入れてきますから頭の中がぼんやりしてくるでしょう。
心と体に真逆の感覚を与えて幽体離脱した気分を与えます。

無事彼女と同じ幽霊になれたところでいよいよ夜のデートに出かけます。
彼が人間に戻らないよう彼女が手を繋いで案内し
夜空に浮かぶ大きくて綺麗な月や挿し絵に描かれてる美しい花々を眺めて彼をさらに癒します。

「ほら…なんか、手の平がムズムズしてくる。ほら…じんわりと、心地良さが広がってく。ムズムズが、心地良さに…快感に、変わってく」
「手のひらを通して…うちのドキドキが、伝わっていくよ」

移動中は彼女の手のひらを通じて心地よさやほのかな快感を
到着後は彼女の胸に手を当ててその柔らかさやドキドキを伝える、といった具合に
彼女が持ってる熱や興奮を彼と共有して一緒にいる気分を膨らませます。

周りの様子を実況しながら何気ない会話をするシーンもありますし
ストレートに催眠をかけるのではなく、彼女とデートしてる気分が出るようにお話を進めます。
彼とのデートが叶って嬉しそうな表情を見せる彼女の姿も印象的でした。

お花畑へ移動するまでの様子に技術を絡めた流れのある催眠です。
幽霊さんと2人でデートしてる感覚に浸らせることを目的に
深呼吸と漸進的弛緩法から入って声の鬼ごっこによる幽体離脱、月を眺めながらお花畑に向かうイメージ
そして到着後彼女とソフトにイチャイチャするイメージと
雰囲気作りやエッチに向けた準備も見据えてリードします。

幽体離脱するところまで割とスタンダードですけど
その後は普通の会話も挟んであってドラマ性が強めです。
彼女の目的を考えればこういうスタイルのほうがしっくりくるでしょうね。
イメージの内容も非常にシンプルでその場の情景が頭の中に自然と浮かんできました。
感覚を共有して気持ちいい絶頂へ
エッチシーンは20分間。
プレイは乳揉み、キス、乳首舐め、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

「…ちょっとだけやったら…揉んでも、えぇよ…」
お花畑に到着した後、主人公の手を持って自分の胸に乗せた幽霊さんは
少しの間そのままにしてから好きに揉んでいいよと言います。

エッチは彼女がリードしながらほぼ対等な立場で楽しみます。
最初の13分間は心身の熱を高めることを目指したプレイ。
服越しに彼女のおっぱいを揉むところから始まり
それから彼女が彼の上に乗ってハグしながらお返しのキスと乳首舐めをします。

「ほら…揉んでる、手ぇから…快感が、上がっていく… うちの感じてる快感が、手から、すぅって…上がっていく」
彼女を責めたり責められてる感覚を暗示で伝えるシーンもありますが
それと熱い吐息やちゅぱ音を組み合わせてイチャラブ感を出してます。
キスは割とディープな音、乳首舐めは口をすぼめて吸い上げる音とちゅぱ音にも違いが見られました。

彼女は服を着たままなのでそこまでエロいってわけではないですけど
後半に向けて準備する役割は十分果たしてると思います。
このシーンの最後に軽くドライする描写もありました。

続く7分間は幽霊だからこそできる変わったオナニー。
事前に彼女が憑依して腕をコントロールできるようにしてからしごきます。

「ほら…すぅっと、おちんちんのほうに、腕が動いていく… あんたの意志とは、関係あれへん。うちが、そうしたいから、そうなってるんやで」
彼女に操られてる気分が味わえるように運動支配の暗示を入れ
途中から彼女も気持ちよさそうな声を漏らして一緒の絶頂を目指します。
彼に憑依してる時点で感覚も共有してますから、それを活かしてエロさを出してます。
一体感を重視してる本作品らしい面白い演出と言えるでしょう。
時間が短めなので多少溜めてから聴いたほうが抜きやすいです。

このように、初々しさを出しつつ独自のプレイを盛り込んだ甘いエッチが繰り広げられてます。
甘酸っぱい作品
青春時代に味わった感覚を再び呼び起こしてくれる作品です。

幽霊さんは生前に仲が良かったのか恋愛感情を抱いてる主人公と幸せな時間を過ごそうと
まずは催眠を通じて自分と同じ幽体にしてから綺麗なお花畑へ向かいます。
そして到着後は少しずつ踏み込んだプレイに移って普段と違う射精を味わわせます。

関西弁を話す初々しい幽霊と夜のデートを楽しむノーマル向けのシチュ
しっかりリラックスしてから散歩に出かけ、その中に技術を込めてるテーマに合った催眠
プレイは比較的ソフトにしたうえで吐息やちゅぱ音を漏らす熱を感じるエッチ。
彼女の性格や特徴を大事にしながらストーリー性のある作品に仕上げてます。

中でも催眠はエッチよりも長い時間を用意し
定番の技法から本作品特有のアプローチへ移る優れた誘導をしてくれます。
関西弁も甘さや柔らかさを向上させる重要な役割を果たしてました。
方言を話す催眠音声は今でも数が少ないですから十分聴く価値があると思います。

エッチはやはり後半の憑依セルフが耳を惹きました。
作中に一体感を伝える描写が多かったのはこれを成立させるためなのかもしれません。
オナサポみたいに指示を出したりせず、暗示を入れながら射精のタイミングを取る緩いプレイです。

絶頂シーンは1回。
ちゅぱ音と吐息そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

以上を踏まえて前回のレビューと同じ点数にさせていただきました。

CV:星野ゆんさん
総時間 1:07:27

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2020年9月23日まで20%OFFの440円で販売されてます。



サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度もぽわぽわしてる妖精が
癒しの要素満載な催眠で心地いい眠りに導きます。

キャラ、声、言葉、雰囲気、サービスを癒し一色にして少しずつ眠らせるのが特徴で
全編を通じてゆっくりのんびり話しかけながら
深呼吸や脱力といったリラックスに効く技法を中心に据えた催眠をかけたり
「ふにゃふにゃ」などの可愛い擬声語を多めに盛り込んだ暗示を入れて安らげる空間を作ります。
眠気を非常に誘う声や演技をしますから、彼女の声を聞いてるだけでも自然と眠くなるでしょう。
眠りの精と過ごす幸せなひと時
眠りの精が催眠をかけてから2つの手段で寝かしつけるお話。

「こんばんは 人間さん 私は眠りの妖精 睡魔って呼ばれることもあるかな」
眠りの精はのんびり話す柔らかい声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると
眠りの浅い主人公がぐっすり眠れるように催眠をかけます。

本作品は多くの人たちに安眠を提供してる友好的な妖精が
何らかの事情で眠りにくくなってる彼をおよそ90分に渡ってお世話します。
安眠がテーマの作品なので音声のほとんどを催眠誘導と寝かしつけるサービスに費やし
時間に対するやることの種類を少なめにして頭の中を空っぽにしやすい状況を作ります。

誰得催眠製作所さんについて知らない方が多いでしょうから先に説明しますと
2010年から13年頃を中心に活躍されてた古参のサークルさんで
当時はイートミーや人外娘がその個性に合ったご奉仕をするといった割とニッチな作品を制作されてました。
催眠の技術力も高く代表作「はらぺこ吸精姫~Succubus princess~」は3700ダウンロードを叩き出してます。

実に7年ぶりの新作ということで私もブランクがどう影響するか気になってたのですが
実際はそれをまったく感じさせない高品質な作品に仕上がってます。
最初から言ってしまうと安眠効果が抜群に高いです。

それに貢献してる主な要素は3つ。
彼女の声と演技、セリフの言い回し、サービスの内容です。

1つ目は藤咲ウサさんのぼんやりした声とのんびりした口調がほのぼのした空気を作ってます。
体験版を聴いていただくとわかるのですが、かなり眠気を誘う声質をしてまして
彼女の声を聞いてるだけでも自然と眠くなります。
アダルトゲームのほうで活躍されてる方らしく演技も安定してました。

「ほわーんとした気持ちよさが 広がっていく じーんわり 気持ちいい」
2つ目は藤咲さんの声質や眠りの精のキャラに合わせたのでしょうけど
擬声語を多めに盛り込んだ暗示を入れるシーンをよく見かけました。
「力が抜ける」とストレートに働きかけるよりも遠回しに感覚を伝えることを心がけてます。
セリフが柔らかいほうが当然癒されますから最終目的の安眠に適してます。

3つ目は催眠が心身をリラックスさせる技法で固めてあるのに加えて
その後の安眠パートも眠らせる暗示は最後のほうに少し入れる程度に留め
代わりに甘やかされる心地よさや疲れとストレスを溶かすイメージで眠りやすい環境を整えます。

本作品の場合、眠らせる暗示を入れなくても十分眠くなるので
良い夢を見られたり翌朝スッキリした気分で目覚めさせることを意識してます。
サークルさんが好きなイートミーっぽい描写もあったりと個性をしっかり持たせてました。

眠らせるのが得意な妖精が癒しの要素満載の催眠をかける。
復帰後の第一作目ということで無理せず手堅くまとめた実用性の高い作品です。
2人だけの世界でイチャイチャ
催眠は3パート80分間。
最初の「02 誘導パート(約23分)」は横になって目を瞑り
まずは軽い深呼吸や手、足、背中、腰の脱力で心身の緊張をほぐします。
そして再び深呼吸しながら眠りの精の言葉を聞いて眠りの世界に移動します。

「いくよ せーのっ ぐーっと はぁ だらーんと力が抜けて 腕がなんだか重たく感じるね」
深呼吸は彼女が漏らす呼吸音に合わせて行う
脱力は彼女も力を入れてから抜き、その感覚を語る形で暗示を入れるといった具合に
2人で一緒に取り組んで一体感と信頼関係を築きます。

こうしたほうが彼女が一方的に働きかけるよりも雰囲気が柔らかくなりますからね。
彼女の感覚を伝えるアプローチも受け入れやすくする有効な手段と言えます。
背中の脱力をする時は声も背後に回るなど、彼女がすぐ近くにいると感じられるように進めてました。

「ほわーんと 全身が心地いい 頭が ぼーっとしてくる」
2回目の深呼吸は深化させるのが目的なので暗示の内容も1回目から変わります。
「ぼーっとする」「沈む」と意識の力を弱めるセリフが多く
彼女のぼんやりした声やのんびり話す口調も相まってとても心地よかったです。

被暗示性が高い人ならこのパートだけで普通に眠れるんじゃないでしょうか。
技術は結構シンプルですけど、そのやり方に古参サークルさんらしい技の冴えが見られます。

続く2パート56分間は彼を寝かしつけるシーン。
「03 ミルクでたっぷり甘癒し(約28分)」は哺乳瓶に入ったミルクを飲む
「04 飴と吐息で甘癒し(約28分)」は違う味がする2種類の飴を舐めながらのんびり過ごします。
ちなみにこれらはどちらか片方を選んで聴きます。

「お腹の中から ほわーってあったかくなって とってもいい気持ち」
前者は赤ん坊向けのアイテムを使うので甘やかし成分が強いです。
赤ちゃん言葉は一切言いませんが、ミルクが放つ独特な甘い匂いをイメージさせたり
それを飲んだ時の温かさや幸福感を上手に伝えて体の内側から癒します。
視聴中にミルクを飲むとトイレに行きたくなるでしょうから用意する必要はありません。

他にも頭を撫でる、ぎゅっと抱きしめる、左右の指を個別に優しく撫でるといった
多くの人が安らぎを覚える行為を挟んで純粋な癒しも与えます。
時間に余裕があるからでしょうけど、暗示をそこまでガンガン入れずにゆとりを持ってお世話してました。
私が聴いた時も欠伸が何度も出てレビューを書く必要がなかったらそのまま寝てしまいたかったです。

「とろーんと 心も体もとろけていく とっても とーっても 幸せ」
後者は彼女が耳元至近距離で特殊な効果がある飴を舐めます。
そして聴き手自身を飴に例え、舐められる様子を主観的に話して頭の中をとろとろにします。
このへんまで来ると意識のぼやけや眠気をかなり感じてるでしょうから
パートを聴き終えるまでに寝てる可能性が十分にあります。

イートミーっぽいサービスにしてるのがサークルさんらしいなと。
グロい描写は一切ないのでそういう属性がない人でも普通に聴けます。

このように、パートごとに内容を大きく変えてくる癒しに満ちたサービスが繰り広げられてます。
心の芯から癒される作品
キャラ、声、セリフ、シチュ、技術、サービスのすべてが癒しに収束してる作品です。

眠りの精は主人公に普段よりも充実した眠りを提供しようと
まずは催眠を通じて心身をリラックスさせながら2人だけの世界へ案内します。
そして次はミルクを飲ませて甘やかす、飴を舐めて心地よくすると
心の芯から癒して安眠しやすい状況を作ります。

声も態度もあまあまな妖精が安眠できる催眠をかけるノーマル向けのシチュ
深呼吸や脱力を重点的に行い、さらに暗示の表現とアプローチの方法を柔らかくした催眠
ストレートに眠らせたりせず聴き手が自分から眠りたくなるように導くふたつの安眠パート。
活躍してた当時からまったく色褪せない高品質な作品に仕上がってます。

中でも催眠はシンプルなんだけど変わってて興味深かったです。
「催眠をかける」ではなく「一緒に催眠に入る」あたりがそう感じる理由なのかなと。
安眠パートも抱きしめたりミルクを交互に飲んで主人公とできるだけ同じ目線に立ってます。

あとはやっぱり声と演技が素晴らしいです。
ここまで眠くなる声ってなかなか珍しいんじゃないでしょうか。
バイノーラル録音が活きるように声の位置を小まめに移動させたりと
新しい技術を取り入れたうえで細かいところにも気を配ってました。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:藤咲ウサさん
総時間 1:30:35

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年8月17日まで20%OFFの968円で販売されてます。

サークル「誰得催眠製作所」さんの無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度もあまあまな店員が
お菓子を食べに来た客に催眠を交えた気持ちいいサービスをします。

わらび餅になる感覚や食べられる感覚を通じてイかせるのが特徴で
まずは技術を駆使して心身がとろける(=お餅みたいになる)感覚を与え
きなこをかけられるシーンは感度を上げる、切り分けるシーンは熱を高めるといったように
ネガティブな感覚を上手に打ち消しながら心を重点的に責めてドライオーガズムに導きます。
わらび餅を食べるはずが…
店員に催眠をかけられわらび餅になるお話。

「いらっしゃいませ~。ようこそ、甘味処誠樹庵へ」
店員は明るくて澄んだ声の女性。
来店した主人公を奥のお座敷へ案内すると
甘いお菓子を振る舞う前に軽い運動をします。

本作品は現実世界だとまず味わえない感覚を疑似体験させることを目的に
彼女が55分程度を使って「わらび餅化」をテーマにした独特な催眠をかけます。
絶頂表現があるので一応18禁にあたりますが
フェラやSEXといったプレイは一切せずイメージと技術を駆使してドライまで持っていきます。

ジャンルはイートミーにあたるので万人向けではないものの
グロさ、痛さ、苦しさといったネガティブな要素を打ち消し快感だけを伝える方針で進めます。
催眠特有のとろける感覚を突き詰めるスタイルを取ってますから
それをある程度掴んでる人なら心地よさや幸福感を味わいながらイけるでしょう。
ちょこれーとになっちゃう催眠音声。」や「あいすくりーむになっちゃう催眠音声。」を
制作されてるサークルさんらしい独特な切り口の作品です。

催眠はおよそ26分間。
楽な姿勢で目を瞑り、まずはストレッチや深呼吸で心身を落ち着けます。

「吸ってー・・・息を吸うと、あまーい香りに包まれる 吐いてー・・・息を吐くと、体から力が抜ける・・・柔らかくなる・・・」
催眠音声ではよくあるシーンですが、吸う時は店内に漂う甘い匂いを意識させ
吐く時は「柔らかくなる」と暗示を入れるなど、早速作品独自の要素を盛り込みわらび餅化の準備を整えます。
トーンが低めでぼんやりした彼女の声も雰囲気に合ってて落ち着きます。
テーマはぶっ飛んでますけどやり方は結構堅実で催眠に入りやすいです。

お次は当初の予定通り彼女が用意したわらび餅にきなこをまぶし
それからひと口、ふた口と食べてその味と食感を純粋に楽しみます。

「み口、食べる。とろとろ、ふわふわの食感が、あなたの舌を、脳を、とろけさせる。心が、とろける」
「舌がとろける」という言葉があるように、美味しいものを食べて得られる幸福感は相当なものです。
それを言葉で上手く伝えながら彼自身もとろける暗示を入れて徐々に深化させます。
匂い(嗅覚)、味(味覚)、感触(触覚)と複数の感覚に働きかけてるのも臨場感を上げるためでしょう。
音声作品ですからもちろん聴覚にも刺激を受けます。

私が聴いた時も意識のぼやけを強めに実感できました。
脱力は弱めですけど手足の感覚が曖昧になってとても心地良いです。
自分の存在が希薄になってるような気分を本作品ではわらび餅化に当てはめてます。

後半の13分間はエッチに向けた準備。
先ほど主人公がわらび餅を食べた時と同じくきなこを振りかけられ
それから食べやすい大きさに切り分けて性感と熱を高めます。

「くるくる、くるくる… 快感が、しみこむ… 香ばしい香りが、快感が、体を突き抜けていく…」
「菓子楊枝が、体を割いていく… それが、たまらなく気持ちがいい。割かれた所から、体が、熱くなる…」

そしてここからはネガティブな要素を打ち消す工夫が随所で登場します。
きなこをかけられる時は「くるくる」を適度に言って意識の力をさらに弱め
切り分けるシーンも熱や快感を全面に押し出して痛みを気にしにくくします。

このレビューを読んでる時は素の精神状態ですからいまいちピンとこないでしょうけど
ある程度深い催眠状態に入ると彼女の言葉をより受け入れやすくなります。
だからネガティブなことを回避し、聴き手に都合のいいことを手厚く伝えるわけです。
私は胸のあたりが熱くなりましたが、皆さんは別の部位がそうなるかもしれません。

難しいテーマを上手く料理してる個性的かつ高度な催眠です。
聴き手をわらび餅に変えることを目的に、前半はそれを食べる様子を通じてリラックスと深化を促し
後半は催眠をさらに深めながら食べられた時に快感が味わえるようにする準備を整えます。

技術力の高いサークルさんなだけあって進め方が丁寧ですし
わらび餅の特徴(柔らかさやきなこをかける一手間)をきちんと組み込み役立ててます。
最初にきなこをかけずに出したのも後でかけられるシーンがあるからでしょう。
事前に一度やっておけばイメージするのが楽になり、2回目は彼女の暗示により集中できます。
女性とひとつになる幸福感に包まれて
エッチシーンは18分間。
プレイは店員に食べられるです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「それじゃあ、次は… ふふっ、もう、分かってますよね。私が、あなたを、食べてあげる」
催眠を使って主人公をわらび餅に変えた店員は
それをひとつずつ食べて全身を舐められる快感を味わわせます。

エッチは通常のプレイをせず食べる様子を聴き手視点で実況します。
最初は1個、少し経つと2個、そして3個と一度に食べる数を増やし
それに応じて快感や幸福感がさらに強まる暗示を丁寧に入れます。

「柔らかい舌が、あなたを嘗め回す。あなたの全身を蠢きまわる。体中を、快感が駆け巡る。舐められた所が、熱い」
「喉の、奥へ。飲み込まれる。体が、溶ける… 溶けていく。意識も、溶ける… ひとつになる。わたしと、あなたが、ひとつになる」

口に入れた後はまず舌で転がす全身舐めっぽいプレイを行い
飲み込む際は意識がさらに溶ける快感と彼女とひとつになる一体感を小まめに伝えます。
ストレートなエロ描写を入れずにそれっぽさをほのめかす方針でリードするわけです。

複数回に分けてやりますから最初はピンとこなかったとしても
そのうち体が妙に熱いとか、脳がどろどろになる感覚を味わえるのではないでしょうか。
催眠に多少慣れてることが前提になりますけどやってることは理に適ってます。

私の場合は終盤で幸せイキっぽい快感が味わえました。
彼女に飲み込まれてひとつになった瞬間、全身がゾワゾワして気持ちよかったです。
同じドライでもエッチなことを起点にイかせる作品とは感覚が随分違います。

このように、本来ならまったくエロくない行為で絶頂させる奇抜なエッチが繰り広げられてます。
斬新な作品
公開から7年以上経った今でも異彩を放ってる作品です。

店員はわらび餅を食べる感覚とそれになって食べられる感覚を同時に伝えようと
まずは催眠を通じて味、匂い、感触を綿密に伝えながら深く落とします。
そして食べられると快感や幸福感が膨らむよう働きかけて射精とは異なる絶頂に導きます。

わらび餅を食べに行ったはずが逆に食べられてしまう面白い展開
同じ行為をする側とされる側で描いてわらび餅化を進める独特な催眠
エロ要素を極限まで排除し技術とイメージでイかせる思い切ったエッチ。
数多くの催眠音声が出てる現在でもなかなかお目にかかれないサービスに仕上がってます。

中でも催眠は「わらび餅化」という難しい内容を鮮やかに乗り切ってます。
いきなりそうするのではなく一度食べる工程を挟んでイメージ力を膨らませ
さらに言葉と働きかける手段を吟味し一歩ずつ着実に進めます。
どのシーンも練りに練られており視聴中は何度もうなりました。

エッチは催眠状態を維持しつつ熱と快感を高める催眠音声ならではのものです。
ポジティブなセリフが非常に多く、癒されながら気持ちよくなることができました。
エロ要素が一切ないので催眠に入れるけどドライはまだな人の練習にも向いてると思います。

明確な絶頂シーンは1回。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもありません。

無料ですから興味の湧いた方は是非一度お試しください。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 57:14

ダウンロードはこちらから
https://ameblo.jp/mr-nomikko/entry-11204466581.html

CONTRACT~未知との契約~

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、可愛いけど得体の知れない女の子が
催眠を交えた契約を結び普段と違うタイプの快感を与えます。

某魔法少女アニメを元ネタにした珍しいサービスが行われており
催眠パートでは特殊な宝石の力を借りて心身をスライムのようなどろどろの存在に変え
エッチは体の内側に指を入れて愛撫したり、全身を飴のように舐めてドライオーガズムへ導きます。
グロい描写は一切ありませんからこういうシチュが余程苦手でなければ問題なく聴けるでしょう。
僕と気持ちいい契約をしようよ
白いアレに催眠をかけられ食べられるお話。

「やぁ こんばんは 突然だけど君 僕と契約しようよ」
白いアレは少年っぽい話し方をする可愛い声の女の子。
主人公に突然契約しようと言い見事に断られると
気を取り直して今回結ぶ契約の内容を話します。

本作品はオナニーやSEXといった一般的なエッチとは違うタイプの快感を味わってもらおうと
彼女が50分程度の時間を使ってテーマに沿った催眠とエッチをします。
サークルさんご自身が「魔法少女まどか☆マギカをモチーフにした」とほのめかされてるだけあって
彼女のセリフや作中に登場するイメージに原作を匂わせるものが使われてます。

といってもアニメを観てないとわからないほど込み入った内容ではありません。
私はwikiを軽く読んだ程度のにわかですが問題なく催眠にかかれたしイけました。

「僕は君を気持ちよくする それに対して君は僕を気持ちよくする」
今回結ぶ契約は簡単に言えば快楽の交換。
彼女は催眠を通じて癒しやドライオーガズムを与え
その見返りに彼からエネルギーや支配による満足感を得ます。

催眠は割とスタンダードなのですがエッチが非常に特殊でして
全身をゼリー状にしてから指を突っ込み内側から刺激するとか
最後のほうには飴玉に変えて口に放り込み舐めて消化するプレイが登場します。


ですが他の催眠音声と同じく痛みや苦しみを与える描写は一切ありません。
催眠に入った時に感じるとろけた感覚をそれらに例えて絶頂させるマイルドなアプローチがされてます。
誰得催眠製作所さんはこれ以外にも「あいすくりーむになっちゃう催眠音声。」など
イートミーを題材にした作品を制作されており、聴き手に抵抗や不安を与えないことに大変気を遣ってます。
心身をとろかす癒し重視の催眠
催眠はおよそ30分間。
契約の内容を不審がる主人公に「1回体験してダメなら破棄して構わない」と言って安心させた後
仰向けに横になって目を瞑りまずは深呼吸の合図を出します。

「呼吸を続けていると だんだん だんだん 体がぽかぽかしてくるね」
まだ始まったばかりなので暗示はそこまで多く入れず純粋なリラックスを促します。
そして合間に普段通りのボクっ娘口調で体が温まってることを実感させます。
今みたいな暑い時期だとあまりピンと来ないかもしれませんが
特定の部位が妙に火照るとかヒリヒリする人がきっといると思います。

お次は彼女が持ってる特殊な宝石で彼の心身を徐々に溶かします。
右腕→左腕→右脚→左脚→心とパーツごとに脱力の暗示を厚めに入れる分割弛緩形式で
そこに作品独自のイメージを盛り込んで催眠状態をスムーズに深めます。

「触れたところから ゆっくりと力が吸い取られていく 疲労が抜けていく とっても温かい とっても心地いい」
「温かい光に 意識がだんだん溶けていく ぽかぽか ぽかぽか なんだかとっても気持ちいい」

ストレートに「体が溶ける」と言ったら多くの人が拒絶反応を示すことを踏まえて
「力が吸い取られる」「重くなる」など受け入れやすい表現に変えて丁寧に進めます。
またそれと同時に光から連想される温かさも強化して心のほうも気持ちよくします。
「ぽかぽか」「とろとろ」といった擬声語を適度に盛り込みリズムと柔らかさを与えてるのも良いです。

15分くらいかけてじっくりやってくれますから
後になるほど手足の重さや意識のぼやけを強く感じるでしょう。
お疲れな人が聴いたらそのまま寝落ちしてしまうほど癒しのパワーが強いです。

「どこからか なんだかあまーい匂いが漂ってくる 嗅いでいるとなんだかとっても幸せで とっても気持ちいい香り」
そうやって十分な深さの催眠状態に誘導した後、ようやく本題のスライム化を始めます。
内容はこれまで育ててきた体の温かさをエッチな熱に変えるというもので
催眠特有の心地よさや感覚のぼやけを溶ける感覚に当てはめ
さらに嗅覚にも働きかけて催眠の入り具合をチェックしつつ普段とは違う自分になったことを実感させます。

自分がアイスクリームになったのをイメージするとやりやすいのではないかなと。
私が聴いた時は手足がなくなったかのような不思議な感覚が味わえました。

技術を手堅く行使して存在を曖昧にするテーマに沿った催眠です。
聴き手の心と体をどろどろに溶かすことを目的に
深呼吸、宝石のイメージを交えた分割弛緩法、そして感度上昇&スライム化と
たっぷり癒しながらスライムになるようゆっくり進めます。

技術自体は割とスタンダードなものばかりですが
全体の流れ、暗示の表現と入れ方、イメージの使い方など運用面がとても優れてます。
「どんなヤバイことをされるんだろう?」と思って聴いたらあまりのマイルドさに拍子抜けするでしょうね。
エッチを存分に楽しむための環境づくりをしっかりやってくれます。
内側からいじられる快感、食べられる快感
エッチシーンは22分間。
プレイは体を舐められる、指による全身愛撫、指で転がす、食べられるです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「軽く舐められるだけでも ゾクゾク ゾクゾク感じちゃうんだよ ほら舐めてあげるよ」
入念な催眠で主人公の心と体をピンク色のゼリーに変えた白いアレは
いよいよ契約の最終段階にあたる特殊な快感をプレゼントします。

エッチは終始彼女に責められ続けます。
前半の9分間は体の愛撫を軸に据えたソフトなプレイ。
軽く舐めて感度の具合を確かめてから体内に指を挿入し、そのままかき混ぜて最初の絶頂へと導きます。

「ほら 指先が君の中でうごめいている ぎゅーっと押しつぶしたり 掻きむしるように指を動かしたり うねうねと指先をそよがせたり 指先を動かすたび 快感が広がる」
現実世界では絶対にできないタイプのプレイなので実況を多少詳しく挟みつつ
それによって得られる快感を暗示で伝える催眠音声らしい内容です。
乳首やおちんちんといった特定の部位を指定せず全身まるごと気持ちよくする感じですね。
私の場合はおちんちんと金玉のあたりがずっとゾワゾワしてました。
最後にカウントを数えてタイミングを取ってくれますから、ドライ慣れしてる人なら割とあっさりイけると思います。

残りの13分間は本作品の醍醐味にあたるイートミー。
スライムのまま丸呑みするのは難しいので再び宝石の力を使って小さく凝縮させ
その後口に放り込み舌と唾液で少しずつ消化します。

「ほら やわらかーい舌が 君の全身を舐め回す 全身をねっとりしたものが這い回っている ぬるぬると刺激されて とっても気持ちいい」
全身を柔らかく舐め回される快感、粘液に包まれる快感、そして溶けて吸収される快感。
前半に引き続きメリットを強調しながら柔らかい描写で進めます。
ちゅぱ音が多少流れますが性的快感よりも幸せイキに近い絶頂感を味わうでしょう。
明確な絶頂タイミングを指定せず時間内に聴き手が任意でイク作りになってます。

実際に聴いてみた感想ですが前半のほうがイキやすかったです。
多少変則的とはいえ後半よりも通常のエッチに近かったのが原因ではないかなと。
後半はプレイよりもシチュによる刺激がメインになってるのもあります。

このように、Mな人をターゲットにした独自性の強いエッチが繰り広げられてます。
まろやかな作品
聴き手にマイナスの印象を与えずに契約を結ぶアプローチが光る作品です。

白いアレは用心深い主人公に契約した時の特典を疑似体験させようと
催眠を通じてまずは心身をふどろどろに溶かし、エッチはその状況を引き継いでより気持ちよくします。
そして人々が抵抗を感じやすい要素を敢えて盛り込み、それらを柔らかく表現して受け入れやすくします。

「魔法少女まどか☆マギカ」の登場キャラやアイテムを使う奇抜な設定
癒し系の技術を厚めに行使しとろける感覚を味わわせる催眠
直接的なエロ要素を極力使わずシチュと暗示でイかせる個性的なエッチ。
サークルさんが元々得意とされてるプレイを同人らしいタッチで形にしてます。

誰得催眠製作所さんだからストレートなエロではないだろうと一応予想してましたが
実際はそれを上回る徹底した仮想プレイに仕上げてます。
この作品を聴いて勃起したり純粋に興奮する人はあまりいないのではないでしょうか。
でもスリルを孕んだシチュにゾクゾクし、その結果絶頂する人は一定以上いると思います。
責めの方向が違うだけでこれも立派なエッチです。

催眠はメインとなる分割弛緩法がとても入念で寝落ちしそうになるほど癒されます。
深い催眠に入りやすい作りなので催眠のトレーニングにも向いてます。
スライムになる感覚と脱力による感覚のぼやけを上手にリンクさせてます。

絶頂シーンは一応2回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

風変わりで聴きやすい作品です。

CV:霜月優さん
総時間 57:18

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2018年7月25日まで20%OFFの560円で販売されてます。

桜守

誰得企画(仮)さんで公開されてる無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、大きな桜の木を代々守り続けてる家系の末裔が
そこを訪れた男性と一緒に最後のお花見を楽しみます。

桜の木や彼女の境遇などを話し、物語の世界に引きこんでから催眠をかけ始める展開や
人間が持つ五感を刺激し桜のイメージを膨らませていく誘導など
テーマの「お花見」をリアルに感じてもらうことを第一に考え、それぞれを丁寧に進めます。

音声を聴く際に以下のアイテムを用意するとより楽しめます(無しでも可)。
桜茶、桜の求肥餅
枯れた木に再び花を
桜守の末裔「佐倉さくら」とお花見するお話。

「あなたは…だぁれ? もしかして…お花見に来たの?」
さくらは明るくて穏やかな声の女の子。
とある桜の木を見にやって来た主人公を歓迎すると
案内しながらその木や自分のことを語り始めます。

本作品は日本における春の定番イベント「お花見」をテーマに
彼女がお話をしてから催眠をかけ、最後にほんの少しエッチなサービスをします。
主人公がここに来たそもそもの目的がお花見にあるため、エロよりも癒しをずっと重視した内容です。

ストーリーを簡単に説明しますと、彼女の家は昔からこの桜をずっと管理し続けてきました。
以前は名所として本当に多くの人々が訪れたそうですが
彼女のおじいちゃんが木の手入れをできなくなったのをきっかけに昨年枯れてしまいます。

そして花が咲かなくなった木で最後のお花見をしようとしたところへ偶然彼が現れ
申し訳なく思った彼女が催眠を使って擬似的なお花見を体験させてあげます。

「私の家はね、代々、ここの桜の桜守をしてたの」
音声開始から最初の13分間はそういった背景を彼女がのんびり語ります。
ストーリー性を重視してるのが催眠音声ではやや珍しいですね。
主人公とできるだけ同じ視点でお花見する、つまり没入感を与えることに力を入れてます。

このシーンは最中に催眠暗示っぽいセリフを若干言うものの
ごく普通の会話に近いので催眠音声っぽさはほとんどありません。
催眠をいきなりかけるのではなく、そこに至るまでの過程も語って物語の世界に引きこみます。

事前にふたつのアイテムを用意するのもお花見をよりリアルにするための工夫です。
世界観や彼女のキャラがしっかりしていてボイスドラマを聴いてるような気分が味わえます。

ちなみに本作品には「おわかれエンド」と「ずっと一緒エンド」があり
前者はお花見を楽しんだ後にそのまま解除、後者は追加でエッチなサービスが入ります。
ネタバレになるので詳しい理由は伏せますが、ずっと一緒エンドの方がより強い癒しが得られると思います。
多くの感覚に働きかける丁寧な催眠
催眠はおよそ30分間。
さくらが催眠をかけることを遠まわしに告げた後に横になり
まずは軽い深呼吸と脱力をして心身を適度にリラックスさせます。

「右腕に、意識を集中。肩から、肘、手の先へ… いらない力が、疲労が…流れでていく」
「心が楽になると…頭も、なんだかぼーんやりしてくる。まるで、空に浮かぶ雲みたい」

有料を中心に数多くの作品を手がけられてるサークルさんなだけあって
深呼吸も脱力もリードが巧みで聴けば聴くほどだらんとした感覚が強くなります。
催眠が始まるとさくらの声がぼんやりし、話すペースも一気に緩くなるのがいいですね。
事前にドラマシーンを挟んでるのも相まって自然に脱力できます。

「ひらひら…ひらひら。 花びらが、舞い落ちるように… ゆっくり…ゆっくり」
また続く深化シーンでは桜の花びらが舞い落ちるイメージに暗示を込めて意識の力を弱めます。
誰でもイメージできるものですし、体全体が少しずつ下りていく感覚が味わえるでしょう。
古典系の技術をテーマに沿って本当に上手く行使しています。

催眠の世界に到着した後はいよいよ本題のお花見が始まります。
ここでは人間が持つ五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)のすべてに働きかけて
桜の木の様子やそこに自分がいる感覚をリアルに体験させます。


「爽やかな風に吹かれた桜吹雪は、とってもいい香りを運んでくる。ふんわりとした、いい匂い」
「舌は、結構、敏感な部分。桜の与える官能が… 舌を通じて、広がっていく」

催眠音声ですと視覚と聴覚はよく使われるのですが、味覚へのアプローチは非常に珍しいです。
お茶やお菓子を事前に食べてれば容易にイメージできるでしょうし
そうでない人もほのかに良い香りがするとか、口の中が甘く感じるかもしれません。

作品の世界にいる気分に浸らせながら体全体でお花見を感じさせる。
テーマ性があり技術的にも優れたものを持ってる高品質な催眠です。
唇を通じて身も心もひとつに
エッチシーンは11分ほど。
プレイはキスのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ちょっとだけ、待って。顔…真っ赤になっちゃって… 恥ずかしいから…」
催眠を使って主人公に以前の元気な桜の木を見てもらったさくらは
とある秘密を打ち明けてから自分とキスして欲しいとお願いします。

エッチは彼女と数回キスするだけの極めてシンプルなものです。
彼女となぜキスをするのか、その結果二人がどうなるかは聴いてのお楽しみとさせてください。

音声作品におけるキスと言うとちゅぱ音を鳴らすのがメジャーですが
本作品の場合はちゅぱ音の割合を低めにし
その代わりキスの感覚や彼女とひとつになる幸福感を与えることに力を入れてます。

「あ、ほら…あなたの、心に…ゆっくり、根を、おろしてくよ。なんだか…優しい気持ちに、なるね」
そして彼女は二人の心がひとつになる様子を植物の成長に例え
その中に感覚支配の暗示を交えて心を温めようとします。
絶頂をほのめかすシーンもありますが、カウントを数えたり追い込むセリフを言うことはありません。
射精やドライではなく幸せイキに近い感覚と思ってください。
艶やかな作品
物語の世界に没頭させて癒しや幸せを与える臨場感の高い作品です。

桜守として長い間一本の木を管理し続けてきた家の女性が
その役目を終える節目に見知らぬ男性と最後のお花見を楽しみます。

作中で二人が食べるお茶菓子を聴き手自身も味わう流れや
催眠をかける前に彼女や桜の木に関することを詳しく話すドラマシーンなど
一般的な催眠音声以上に聴き手と主人公を重ね合わせる要素が盛り込まれてます。

「これから先… 辛いことや、悲しいことがあっても… この桜が…私が、一緒だからね」
そして物語を通じて彼女がすぐ近くに、あるいは自分の心の中にいるのを感じさせて癒しを与えます。
集中力やイメージ力を高められるようにリードしてくれますし
聴いてる最中はそれこそ時間が経つのを忘れるほど音声に熱中できるのではないでしょうか。
一部のシーンでちょっぴりしんみりする人もいるでしょうね。

本題となるお花見とそれに至る道筋がとにかく優れてます。
主人公が見ている木がどんなものか、周りがどんな景色か、花びらからどんな匂いが漂ってるのか。
健常な人間なら誰でも持ってる感覚に上手く働きかけてイメージをより鮮明にします。
事前の導入や深化も実力のあるサークルさんらしい冴えがあって入りやすいです。

ルートによってエッチシーンの有無が選択できたりプレイ自体がソフトだったりと
催眠が充実してる一方でエッチはおまけに近い位置づけです。
ですから性欲の発散ではなく気持ちを落ち着けたい、リフレッシュさせたい時に聴いてみてください。
私もドライは迎えられませんでしたが消化不良な感じは特にしてません。

絶頂シーンは最後に1回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

春の匂いが漂う癒しに満ちた作品です。
無料ですから興味の湧いた方は是非お試しください。

CV:胡桃れみさん
総時間 1:13:30(共通パート…46:42 おわかれエンド…3:28 ずっと一緒エンド…23:20)

誰得企画(仮)
http://ameblo.jp/mr-nomikko/entry-10987421827.html

催眠性感マッサージ~スライム編~

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第3回目は甘い声と柔らかい体を持つスライム娘が
主人公の全身を包み込む変わったマッサージとエッチで癒しを与えます。

温感操作の暗示を重点的に入れて彼女にマッサージされている感覚を伝えたり
人間では決してできないエッチで絶頂へと導くなど
彼女の持ち味を十分に出しながら心と体の両方を満たしてくれます。

今回はAパターンでのレビューをお送りします。
スライムからの温かいプレゼント
スライム娘にエッチなマッサージをしてもらうお話。

「おーい おーーい 聞こえてる…? 私の声 聞こえてるー?」
スライム娘は甘く可愛い声の女の子。
主人公に癒しのマッサージをするためにやってきたことを告げると
その前の準備としてまずは催眠をかけてあげます。

本作品は癒し系サービスとして既に定番となっているマッサージをテーマに
彼女がその特殊な体を使って彼の首から下をすっぽり包み込み
温めたり刺激を与えて気持ちよくする様子を主観的に楽しませてくれます。

人外モノと言うと激しい、あるいは苦しいエッチをする印象を抱く人もいるでしょうが
誰得催眠製作所さんは人外娘とのあまあまなエッチを得意とされているため
人間を相手にする場合とまったく同じ感覚で安心して聴くことができます。
サービスに個性を出すためにこういったキャラを登場させている感じですね。

また本作品には2種類のパターンが用意されており、どちらか片方を選んで聴くことになります。
主な違いはエッチ序盤のサービスを行う順番とカウントの量。
Aパターンはマッサージ→全身舐めの順に行い最後にカウントを使った連続絶頂
Bパターンは全身舐め→マッサージの順に行う流れになっています。
催眠パートやエッチの後半は一緒です。

順番が違うだけで細かな言い回しは同じですから
なんとなくよさそうだなと思ったほうから聴いてみるといいでしょう。
違いのあるシーンの時間はどちらも15分程度です。

催眠は2パート12分ほど。
最初のパートは催眠に入りやすくする準備として
深呼吸をしたりお風呂で石鹸を使って自分の体を洗うイメージをします。

「ぬるぬるの感触と 程よい刺激が心地いい じーんわり 疲れが取れていって… とっても気持ちいい…」
「私の体は とろとろ すごーく やわらかい… 柔らかい体であなたを包んで… 全身をゆっくり ゆっくり揉みほぐしてあげる…」

お風呂でぬるぬるの泡に包まれたり湯船に浸かる感覚は誰でも日常的に味わってますし
ほとんどの人がそれに心地よい感覚を抱いているはずです。
そんなわかりやすいイメージに暗示を絡めて彼女は上手にリラックスの気分を広げていきます。
そして同時に彼女のぬるぬるした体の感覚とリンクさせます。

今回行うプレイは仮想的なものですからイメージ力が重要です。
だからこそまずは催眠を深めながら彼女の質感を伝えているわけです。
テーマに沿った非常に効果的なアプローチと言えるでしょう。

次のパートはマッサージの準備として彼女が彼の体を包んでいきます。

「ほら…段々 段々 体を覆っていく… 覆われたところが あったかいような こそばゆいような感覚に包まれていく…」
足から膝、股間、胸、肩と下から順に進めながら
彼女はその都度言われた部位に温かさを感じる暗示を入れていきます。
これも直前にあったお風呂に浸かるイメージに近い状況です。

本作品の催眠は体の「熱」を操作する暗示が特に多く
聴いているほど体が妙にぽかぽかするとか、かーっと熱くなる感覚が湧いてきます。
今のような寒い時期なら尚更そう思うでしょう。
言葉とイメージだけを使って彼女の温もりをしっかり感じさせてくれます。

マッサージを始めるまでの様子に技術を絡めたシンプルな催眠です。
スライム娘に全身を包まれている気分を味わってもらうことを目的に
開幕に3分ほどじっくり深呼吸をして一定以上のリラックス気分を与えた後
お風呂や石鹸のイメージを彼女の体や質感と上手に絡め、その上で体を温めていきます。

時間がかなり短いので深い催眠に入った時に感じられる強烈な意識のぼやけはそれほどありません。
しかし催眠の序盤によくある体の熱の高まりはとても感じやすいです。
この後行うマッサージでも熱に関する暗示を巧みに利用してますし
催眠として申し分ないクオリティを持っていると言えます。

まとめると、目的に向かって一直線に進めているテーマに沿った催眠です。
体の中から責められる快感
エッチシーンは5パート38分ほど。
プレイは全身のマッサージ、全身舐め、前立腺マッサージです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありませんが射精表現はあります。

「そろそろ 媚薬の効果が出てくるよ… 効果が出始めると 足の先から ゆっくり ゆっくり 快感が広がっていく…」
主人公の体を肩から足まですっかり包み込んだスライム娘は
彼がより気持ちよくなれるようにまずは全身の感度を少しずつ上げます。

エッチは彼女に終始ご奉仕される形で進みます。
最初の2パートは本来の目的であるマッサージをするシーン。
媚薬効果のある彼女の体でさらに全身の熱を高めてから
下から上へ流す感じでゆっくりと揉みほぐします。

ここでのポイントはそれぞれのサービスの進め方が準備パートと酷似していることです。
具体的には感度上昇もマッサージも足から膝、胸、肩へと順番に行い
その都度言われた部位がエッチな熱を感じる、愛撫されて気持ちいいといった暗示を入れます。

やってることが先ほどと同じですから楽にイメージできますし
快感についても先ほど生まれた熱を活用しているから感じやすいです。
こんな風に聴き手が無理なく取り組める環境を作りながら丁寧にプレイを行っています。

「亀頭の手前まで 快感が登って来てる… 亀頭を ゆっくり ゆっくり 快感が這い上がる…」
もちろんそれだけではありません。
エッチのキーとなる股間をマッサージする際はここだけカウントを刻み
同時に暗示を小まめに入れてより大きな快感が得られるようにしてくれます。
こういった彼女の細かな気遣いもプレイを円滑に進めるのに役立っています。

本格的なエッチが始まるのはその後から。
心も体もしっかりほぐれた彼を彼女がそのまま舐め始め
最後は男性にとって最も敏感な部位である前立腺を2方向から同時に責め立てます。

「きゅっと 前立腺を掴む 一気に 快感が膨れ上がる 一気に 体中に気持ちいい痺れが広がる」
「尿道からも 前立腺を 刺激する 尿道から 前立腺を擦り上げる もみしだく ほら おちんちんの根元が 熱くなる」

彼女はスライムですから体の形を自由に変えられます。
その特性を利用し最初はアナルに、その後は尿道に自分の体を差し込み
前後から前立腺を刺激する非常に個性的なプレイが繰り広げられています。

ここまでの準備のおかげで股間にムズムズする感覚や熱を感じていると思います。
私の場合はプレイを聴いているうちにそれが徐々に強くなっていくのを感じました。
同時に股間の筋肉が軽く引き締まって心地よく感じるかもしれません。
ちょっぴり恥ずかしい気分を孕んだ面白い快感です。

また彼女が体を舐めるシーンではちゅぱ音がかなりの時間に渡って鳴ります。
今までが暗示中心だったから余計にエロさを感じるのではないでしょうか。
前半と後半でプレイスタイルをガラリと変えて違った快感を与えてくれます。

このように、スライムしかできないプレイを織り交ぜた癒されるエッチが繰り広げられています。
癒されながら気持ちよくなれる作品
スライム娘が心を込めてご奉仕してくれる満たされる作品です。

彼女は主人公と出会った直後からフレンドリーな態度で接し
人外のイメージからかけ離れた相手に尽くすタイプのマッサージを行います。
そして最中は人間相手では絶対に味わえないプレイを盛り込み
それをイメージや暗示を使ってわかりやすく伝えます。

催眠音声の場合、どんなに個性的なプレイが登場したとしても
それを聴き手が主人公になりきって楽しめなければ魅力は半減してしまいます。
だからこそ本作品ではその部分に細心の注意を払ってプレイをしています。

催眠によるリラックスの感覚だけでなく、彼女がマッサージしてくれている気分も味わえます。
仮想的なプレイをリアルに楽しませてくれるところが本作品の最大の魅力です。

催眠は最近の作品に比べるとびっくりするほどシンプルです。
今回の目的がマッサージ気分を味わうことにあるので
サークルさんがそこまで深い催眠に誘導する必要はないと判断されたのかもしれません。
ですが聴いていて自然と体が火照ってきたのを考えると
プレイを楽しむのに十分な深さにまで入っていたのだと思います。

エッチは性感マッサージにスライムらしさを持たせています。
ドライを多少経験されている方なら特に前立腺マッサージで気持ちよくなれるでしょう。
射精のような疲労を伴わずに充実したひと時が過ごせます。
ちゅぱ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

人外の良さを引き出し、気持ちよくさせてくれる良作です。
変わった癒し系催眠音声をお探しの方には特におすすめします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 Aパターン…1:06:22 Bパターン…1:03:10

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

美咲さゆりのPinky Voiceさんで公開されている無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、うまく眠れないご主人様のために
従順でお淑やかなメイドが催眠を使って安眠へと導きます。

催眠音声サークルとして有名な誰得催眠製作所さんがシナリオを担当されており
総時間14分30秒と催眠音声全体の中でも非常に短い時間でありながら
的確な技術と効果的に入れられる様々な暗示によって
時間分以上の催眠に関する感覚を得ることができます。



ご主人様への安眠サービス
メイドの催眠を受けながら眠りにつくお話。

「失礼いたします 今宵は お召しに預かりまして 光栄に存じます」
メイドは明るくお淑やかな声のお姉さん。
どうにも寝付けないご主人様の命で部屋にやってくると
いくつか注意をしてから催眠を使って安眠へと導きます。

催眠はほぼ全編にあたる11分30秒。
最初に2回ほど彼女の声に合わせて深呼吸をしてから
右腕、左腕、左脚の順に体を脱力していきます。
(右脚を脱力するシーンは入ってませんでした)

「息を吸って 息を吐く それを繰り返してるだけで どんどん力が抜けて 楽になります」
肩、肘、手首、指といったように腕や脚をパーツごとに細かく分け
それらに軽く意識を向けながら彼女の声に耳を傾けてみましょう。
テーマの安眠に合わせてセリフの間を意識的に長く取りながら
のんびりと話しかけてくるその声はとても心地よく
脱力した部位とそうでない部位で明らかな感覚の違いも感じられます。

「先ほどまでと比べて 少し 体が重たいですね でも そんなに悪くないでしょう?」
脱力を終えたところで彼女が現在の状態を確認してくれるのもポイント。
自分で自分を見つめなおす機会を用意することで
聴き手自身が脱力具合や催眠に入りつつあることを実感することができます。

適度にリラックスできた後は布団の温かさや心地よさを感じ
それを海に例えながら底へとゆっくり沈んでいくイメージをします。

「ゆっくり ゆっくり 優しい波に揺られながら 眠りの世界へ 沈んでいく」
「意識が 温かな光に覆われて 優しく 優しく 塗りつぶされていく」

メイドはご主人様がより良い安眠を得られるようにと
先ほどよりもずっとゆっくり、のんびりとした口調で
催眠が深まる類の暗示を必ず2回重ねて言ってきます。

作品全体に流れるとても穏やかな空気やこれらの暗示が
体の重さや意識のぼやけを強烈に感じさせてくれます。
時間は短いのですが実感できるレベルの感覚は十分に得られます。
そして最後に刻まれるカウントで意識が消え行く心地を味わうことになるでしょう。



シンプルかつストレートな安眠作品
安眠できるし短時間のリフレッシュもできる質の高い作品です。

疲れたご主人様にいち早く安眠を提供するために
メイドは余計な部分を極限まで切り詰め、一直線に催眠を進めます。
ここまで短い作品だとリラックス部分に多くの時間を割けないため
どうしても催眠に入りにくく感じてしまうことがしばしばあります。

しかし、本作品は誰得催眠製作所さんのシナリオなだけあって
一部の隙も無く的確にリラックスを促し、適度な深さの催眠にも導けています。
人外モノのアブノーマルな作品をメインに作られているサークルさんなのですが
テーマの奇抜さだけでなく催眠の技術もずば抜けて優れています。

内容も分割弛緩法やイメージによる深化を軸に据え
それらを行いながら意識的に多く暗示を入れて催眠を深めてくれます。
特に心地よい脱力感が実感しやすいでしょうね。
メイド役の美咲さゆりさんも暗示の意味を汲み取った演技をされています。

心地よい気分を感じながら眠りにつける作品です。
本作品は聴いたまま眠ることを想定して作られているため
催眠を解除する音声はついてません。
もしリフレッシュ目当てで聴かれる場合は解除音声を別途必ずご用意ください。

CV:美咲さゆりさん
総時間 14:26

美咲さゆりのPinky Voice
http://misayuripv.blog.fc2.com/blog-entry-81.html

魔囁の教会

魔囁の教会 前編」に引き続いての後編です。
今回は女の子になってスライムに犯される女体化バージョンをレビューしていきます。



理想の女の子へと変えてくれる催眠
女体化の催眠はおよそ27分間。
楽な姿勢で目を瞑り、深呼吸や脱力をするところから始まります。
冒頭のやり取りから催眠の前半、具体的には彼女の手で体を撫でられるところまでは
スライム化とほぼ同じ流れですので説明を省略します。

催眠開始からおよそ16分後、心身を十分にリラックスさせたところで
シスターは主人公の女の子になりたい願望をかなえる暗示を入れ始めます。

「体型はどうでしょう むちむちした 肉感的な体? それとも ほっそりとした体?」
まずは髪型、肌の色、胸の大きさ、体型、手など細かく分類しながら
自分の理想とする女性像をイメージします。
彼女も2択形式でそれらを手助けしてくれます。
具体的な容姿は挙げずに聴き手の自由に任せる感じです。

「体の感覚が 曖昧になる 暖かい光に 溶けていく 感覚が どんどん消えていく」
そしてある程度固まったところで光の玉をイメージし
全身を包まれて体が温かくなったり曖昧になるのを感じます。
このへんもイメージの内容は違いますが、暗示の内容がスライム化とかなり似ています。
後に聴いた場合の入りやすさを重視してこうされたのでしょう。
実際に聴いたときもスライム化に似た心地よさや意識のぼやけが感じられました。

「溶けた体が 今度は どんどん どんどん 集まってくる どんどん どんどん 固まっていく 元の姿と似ているようで 少し 違った形に固まっていく」
ただし、存在を溶かしておしまいだったスライム化に対し
女体化はそれを再構築して先ほどの女の子に生まれ変わるシーンが加わります。
ここでも再度体全体をなぞるように確認してくれますし
女体化音声をある程度聴いているのならイメージはしやすいと思います。

大まかな骨組みはスライム化と一緒で、女体化部分だけ違う催眠です。
両方聴いた限りだと催眠のベースはスライム化にチューニングされており
それを女体化方面にアレンジしているように見て取れます。
その結果、女体化シーンの完成度がスライム化に比べるとやや低く感じました。

心と体がドロドロになる感覚から女性の体を再構築するまでの流れが
やや性急なため、女体化音声に慣れていない人だとついていけないかもしれません。
使われているイメージも女性とは特に関係の無い光の玉ですし
女性特有の要素を交えていたら、今回とはまた違った印象を抱いたように思えます。

あくまで「スライム化と比べたら」の話です。
他の催眠音声と比べればやっぱりレベルは高いと言えます。



責められる快感を主観的に楽しませてくれるエッチ
エッチシーンは33分ほど。
プレイはシスターとのキス、軽い愛撫、スライムによる全身愛撫、口・胸・おまんこ・アナル・尿道への責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「女の子の快感 ぜーんぶ教えてあげますね 思いっきり 気持ちよくしてあげますから」
催眠を使って主人公が理想とする女の子の姿へと変えたシスターは
その感度の具合を確かめようと彼女にキスをしたり体を優しく撫で回します。

エッチは最初の2分ほどがシスターに、残りはスライムに責められる形で進みます。
スライム化の立場逆転的なプレイになりますので
あちらと同じく陵辱要素のほとんど無いあまあまなエッチが楽しめます。
そして男性が持つ征服欲を満たすことに力を入れていたスライム化に対し
女体化は女性としての純粋な快感に的を絞ったプレイがされています。

「ぬるぬるとした感触が ゆっくり ゆっくり 這い上がる まるで たくさんの舌に 愛撫されているみたい ゾクゾク ゾクゾク 快感が走る」
「なんだか 甘くて美味しい ミルクのような あまーい味 いつまでも いつまでも 味わっていたくなる そんな とっても 美味しい味が 口の中に広がる」

前半はスライムが上半身を覆い、おっぱいや口の中を責めるプレイ。
スライムの質感や口に含んだときの味までを
具体的な比喩を交えながら聴き手視点でとてもリアルに描いています。

スライム化では女の子が乱れる描写を適度に挟んでいたのですが
今回は感度を高めるなどの感覚操作をする暗示に終始しています。
催眠音声では聴き手が受けに回る場合がほとんどですし
おそらくほとんどの人がこちらの方に取り組みやすさを感じるでしょう。

さらに素晴らしいのが「柔らかい」「甘い」といったように
スライムがもたらす快感をすべて良い印象を抱く表現にしていることです。

スライムに犯されるプレイというと消化される、妊娠させられるなど
される側にとってはあまり良くない結末になるケースが多いです。
だからこそシスターはほのぼのとした表現を意識的に多く使って
聴き手が恐怖を抱かずにプレイを楽しめる環境を作ろうとしています。

おかげでスライムに犯されているのにちっとも嫌な気分がしません。
だからこそシスターの声に集中し、気持ちよくなることに熱中できるわけです。

後半のシーンではいよいよ責めの対象を下半身へと移し
クリトリス、尿道、アナル、おまんこの4点をスライムが同時に責め始めます。

「(アナルに侵入したスライムを)押し出そうとして ぐいぐい ぐいぐい 締め付けると お尻から あまーい快感が 広がってくる 気持ちよくて 気持ちよくて ふっと 力が抜ける」
ここでも自分がスライムに責められたらどうなる、どう感じるかを
本当にきめ細かく、そしてイメージしやすく伝えてくれています。

シスターの熱を帯びた声も相まって股間にかなりの熱を感じました。
そして絶頂の瞬間は股間がきゅーきゅーと締め上げられる不思議な快感も味わえました。
ほぼすべてのセリフを主観的に言ってくれるから自分のことのように感じやすく
その積み重ねが性的快感を自然に高めてくれたのだと思います。

このように、責められる快感に力を入れた濃厚なエッチが楽しめます。



幅広いニーズに応えてくれる作品
スライム姦という変わったプレイを両方の立場から楽しめる異色作です。

女の子になってモンスターに犯される催眠音声は
KUKURIさんや風呂井戸ソフトさんが様々な趣向の作品を出されていますが
本作品はそれだけでなく逆に女の子を犯す楽しみも与えてくれます。

催眠音声はシステム的に聴き手を責め手に当てはめてエッチをするのが難しいです。
それを高いクオリティを維持しながら仕上げているところがとても素晴らしいです。
男性が潜在的に持っている女性への征服欲を刺激しているのが決め手でしょう。
多少なりともSっ気のある人がスライム化を聴いたらきっと楽しめるはずです。

対する女体化は既にジャンルとして確立されているものですから
エッチは責められる感触と快感を突き詰めながら進めています。
やってるプレイは一緒なんですけど、立場がまるで逆だから違った感覚で楽しめます。
こちらは受けに回るのでM性のある人の方がしっくりくるでしょう。

2つをまとめると催眠はスライム化、エッチは女体化に分があると私は考えています。
催眠については先ほど触れたテーマとの親和性が主な要因です。
催眠の心地よい感覚で心と体がとろけていく展開はまさにスライムそのものです。

エッチは暗示のボリューム、描写の洗練度いずれも女体化の方が優れています。
ドライの感覚もこちらのほうが掴みやすいかなと。
スライム化も別に悪いというわけではないのですが、内容がイレギュラーなのと
S性をどれくらい持ち合わせているかで熱中度に差が出ると思われます。
催眠音声の聴き手はMな人が多いので、女体化の方がしっくりくるでしょう。

エッチはもうびっくりするほどあまあまです。
サークルさんが元々こういう作風なのもあるのでしょうが
癒されながら気持ちよくなることにかなりこだわっています。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

個性的なだけでなく催眠音声としても高いレベルを誇る作品です。
1本450円とコスパが抜群に良いですし、興味のある方は是非ともお試しください。

CV:あ、きのこさん
総時間 スライム化…1:13:15 女体化…1:08:08


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
コスパで+1してあります。

魔囁の教会

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある教会を舞台に
心優しいシスターが催眠を使って悩める主人公の心を浄化します。

スライムが女の子を優しく陵辱するプレイをテーマに
スライム側、女の子側の視点に立った2つの催眠が繰り広げられており
それぞれで違ったアプローチをしながら性的快感を高めてくれます。

2種類の催眠をひとつの記事で紹介するのは非常に困難なため
スライム化、女体化の順に2回に分けてお送りします。



ひとつのプレイをふたつの視点で楽しもう
スライムになって女の子を責めたり、女の子になってスライムに責められるお話。

「こんばんは こんな さびれた教会に…なんの御用でしょう?」
シスターはややトーンの低い穏やかな声のお姉さん。
懺悔をしに教会へとやってきた主人公に挨拶をすると
彼を悩みから開放するために催眠を施します。

冒頭でも書いたように本作品は2種類の異なった催眠音声で構成されており
スライム化は主人公の女性に対する征服欲を満たすため
女体化は逆にモンスターに蹂躙される快感を満たすために
それぞれで異なるアプローチの催眠をかけてくれます。

さらにスライム化が73分、女体化が68分と十分なボリュームを持ちながら
値段は普通の作品1本分と同じ900円とかなり安いです。
このコスパの良さも大きな魅力と言えるでしょう。
実力者である誰得催眠製作所さんの作品となれば尚更です。

もうひとつの大きな特徴は囁き声に特化していること。
例えばスライム化は73分のうちおよそ67分間が囁き声です。
囁き声で催眠をかけてくれる作品は今年に入って少し出ているのですが
全体を見ればまだまだ少なく、これも作品の個性に繋がっています。

その柔らかく温かな口調に多くの人が癒しを感じるでしょうね。
プレイはかなりアブノーマルなのですが、催眠の目的が主人公の心の浄化にあるため
それに合わせた穏やかな雰囲気の中で催眠とエッチが行われています。
ですから人外モノがよほど苦手な人でもなければ誰でも聴けるし楽しめます。

囁かれている感じを出すために音声は右、左、中央の3バージョンが用意されています。
ですが左右の場合、声のボリュームが小さく聴き取りにくいところもあるため
1回目はとりあえず中央のバージョンを聴いてみるのをお薦めします。



催眠の感覚を上手に活かしたスライム化
スライム化の催眠は28分30秒ほど。
楽な姿勢になって目を瞑り、まずは深呼吸や脱力を行います。

「両腕が とっても心地いい どんどん 温かくなっていく どんどん 気持ちよくなっていく」
脱力は彼女の温かい手が自分の体を撫でるのをイメージしながら
主に腕や足が温かくなる暗示に耳を傾けます。
「力が抜ける」「温かい」「心地いい」などの言葉を数多く盛り込んだセリフと
彼女の優しい囁き声が上手く噛み合って安らげる空間が出来上がっています。

暗示を入れるタイミングも技術に則った的確なものばかり。
これだけでも眠りにつく直前のような心地よい意識のぼやけが感じられます。

適度にリラックスした後は、この催眠のカギとなるスライム化です。
事前に彼女が言う女の子のエッチなイメージでちょっぴり興奮してから
その熱が体中に広がり、自分の体が溶けていく感覚を磨いていきます。

「全身の感覚が ぼやけて エッチな欲望だけが どろどろ どろどろ わだかまっていく」
先ほどのシーンで体に温かさを感じているおかげで火照りが実感しやすく
意識のぼやけも手伝って心地よさが更に強まる気分が味わえます。
私の場合は手足の存在自体がなくなったような麻痺の感覚もありました。
そうやって自分の存在をスライムのように曖昧にしていくわけです。

古典系の技法を作品のテーマに合わせながら上手に繋げている手堅い催眠です。
深い催眠状態で味わえる頭の中がドロドロになる感覚をスライムの形状に例え
まずは深呼吸や癒しを感じる暗示で十分にリラックスさせてから
スライムを連想させる語句を絡めた暗示で催眠を更に深めてくれます。

女体化など他の存在に変化させるタイプの催眠の場合
普通は十分に催眠を深めてからそうなる暗示を入れていくのですが
本作品では深化とスライム化をほぼ同時に進めているのが面白いですね。
感覚との絡め方もとても上手ですし、効果的なアプローチだと思います。

スライムになりきれなかったとしても、多くの人が心地よい気分を味わうでしょう。
特徴である囁き声を本当に有効活用しながら感覚を伝えてくれています。
まとめるとテーマに即したレベルの高い催眠です。



女の子のすべてを堪能するエッチ
エッチシーンはおよそ35分間。
プレイは女の子への全身愛撫、口・おっぱい・おまんこ・アナル・尿道責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「隅々まで 遠慮なく 犯して 冒して しゃぶりつくしてあげて下さいね」
催眠を使って主人公をスライムの姿へと変えたシスターは
同じく悩みを抱えて教会に来ていた女の子を呼び出し
彼にその体を好きに弄ぶように言います。

エッチは催眠音声では珍しく、こちらが彼女を責める形で進められます。
といっても聴き手が何かをするシーンは無く、引き続きシスターの声に耳を傾け
彼女が作り出すイメージの中で女の子の体を味わいます。

つまりイメージプレイなのですが、表現がかなり細かくリアルになってますし
催眠状態なこともあって主人公へのなりきりやすさはかなりのものです。
シスターに対してエッチな事をするシーンはありません。

また女の子自身が強い快楽を求めて教会へとやってきた背景もあり
スライムが女の子を陵辱するシチュから連想されるブラックな雰囲気はほとんどなく
お互いを求め合いながら気持ち良くなるあまあまなエッチが繰り広げられています。

スライムじゃないとできないプレイをするためにスライムになった感じです。
シスターも囁き声でプレイの様子を優しく教えてくれます

プレイの序盤は女の子の存在を確かめるシーン。
彼女の体のありとあらゆる部分にまとわりついたり
その可愛いお口に自分の一部を棒状にしたものを突っ込みます。

「ほんのり甘い 唾液の味 ふっくらと柔らかい 舌の感触 ぬるぬるとした 粘膜の感触 それらが あなたの敏感な部分を たーっぷり刺激する とっても とっても 気持ちいい」
視覚・触覚・嗅覚・味覚の4つの感覚を最大限に活かしながら
シスターは女の子とのエッチで得られる感覚を
暗示という形でダイレクトに伝えてくれます。
この細かな描写が彼女との一体感をより強く感じさせてくれるでしょう。
仮想的なプレイを踏まえて感覚操作系の暗示を細かく丁寧に入れています。

「色々と形を変えながら 中で ぐちゅぐちゅ ぐちゅぐちゅ 暴れると びくん びくんと 女の子の体が 快感に跳ねる」
中盤に入ると刺激する部位が下半身へと移動し
クリトリス、尿道、アナル、そしておまんこを同時に責め始めます。
責められている女の子の反応もきちんと描かれているのがいいですね。
「自分が彼女を犯している」事実をより強く感じられます。

最も盛り上がるのは一番最後に行われるSEXシーン。
おちんちんではなく主人公の体全体がおまんこに侵入するような描写をしながら
プレイの快感と彼女の感じっぷりをとてもリアルに伝えてくれます。

「ひくひく ひくひくと蠢くおまんこが あなたを刺激する あつい あつーいおまんこに 包まれて 体が とろけてしまいそう」
「行き止まりに こつんと 触れる ひときわ大きなうねりが おまんこの中に生まれる ぎゅぅっと締まる 甘酸っぱい蜜が たくさん たくさん 溢れ出す」

女性の一番大事な部分に包まれる快感と、そこを征服できた満足感。
この両者をバランスよく刺激する巧みな暗示が心と体を同時に興奮させます。
一切触ってないのに股間がキュンキュンしっ放しでした。

最後はカウントに合わせてドライ絶頂することになるのですが
収まりがつかずに射精したくなる人がきっといるはずです。
連続絶頂形式にしたほうがもっとスッキリできたかなと。
裏を返せばそれだけ気持ちの高め方が上手いということです。

このように、スライムと女の子の交合を生々しく描いたエッチが繰り広げられています。

魔囁の教会 後編」へと続く…

CV:あ、きのこさん
総時間 スライム化…1:13:15 女体化…1:08:08



体験版はこちらにあります

幽霊さんといっしょ 第一部 標準語版

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、何らかの事情で幽霊になってしまった女の子が
主人公と一緒にデートをしたりエッチな事をします。

人間の体から幽霊へと変化していく過程や目的地に到着するまでの様子を
わかりやすく描きながら催眠状態を深めていく独特なスタイルの催眠を行っており
作品の世界に浸りながら体の重さや意識のぼやけが強くなるのを感じることができます。



幽霊になって2人だけの世界に
幽霊さんと2人でデートするお話。

「こんばんは …って言っても 聞こえないか」
幽霊さんは素朴で可愛い声の女の子。
普通の人間には感知できない自分の声に反応してくれた主人公に喜ぶと
そのお礼として気持ちよくなれるデートへと誘います。

この作品は以前紹介した「幽霊さんといっしょ 第一部 関西弁版」の姉妹作品で
タイトルの通り彼女が関西弁で語りかけていたあちらに対し
こちらはお馴染みの標準語で語りかけてきます。

方言で話す催眠音声がほんとんど無いのであちらのほうが個性的ではありますが
こちらは聴き慣れているぶん落ち着きやすい印象を受けます。
内容・価格・声優さんが同じですから皆さんのお好みで選ぶといいでしょう。
両方聴いた限りではやはり雰囲気に結構な違いが感じられます。

催眠はおよそ40分間。
最初は深呼吸をしたり体に力を入れてから脱力したり
手足を上下に動かしたりして体をリラックスさせます。

「手足を下げるとき ふぅ…っと力が抜けるのが 気持ちいいんだよ」
よくある言われた部分を意識するタイプの脱力に比べて
本作の脱力は実際に体を動かすぶん筋肉の解れを実感しやすく
合間に入る暗示も手伝って割と序盤から手足の重さが感じられます。

また彼女が「~しようね」みたいに普通の会話に近い口調で語りかけてくるおかげで
やらされている感じがあまりせず、その声に従いやすくなっています。
良い意味で催眠音声っぽさの無いボイスドラマ的な言い回しを終始心がけています。

体の準備ができた後は心の準備。
ここでは彼女が声をかけてくる位置に意識を向けるという
かなり珍しい方法で催眠を深めていきます。

「ぐるぐる ぐるぐる 声が回る ぐるぐる ぐるぐる 意識が回る」
「意識が ふわふわふわふわ 浮かんでいく 体が ずーんと沈みこんでいく」

左右と中央に小まめに位置を切り替え、スライドさせ、近づいたり遠ざかったりする様子は
さながら追いかけっこをしているように感じられます。
そして声を真面目に追いかけるほど頭の中がぐるぐるするような軽い混乱状態や
頭が妙に重くなる不思議な感覚を覚えるでしょう。
まさに幽体離脱したかのような精神と肉体が分離する感覚です。

そして無事彼女と同じ幽霊になったところで
月明かりの中、彼女に手を引かれながらとあるお花畑へと移動します。

「一歩一歩 足を進めるごとに ふんわりとした心地良さが広がっていく なんだか 開放的な気分 気持ちいい」
「体も 頭も とっても 気持ちいい ムズムズ とろとろ 気持ちいい」

イメージを描きながら「○歩」とカウントを刻んでいくオーソドックスな内容なのですが
セリフに「ぼんやり」「ふんわり」「気持ちいい」などの単語を数多く織り交ぜているため
多くの人が意識のぼやけが強くなるのを感じるでしょうね。

歩いて移動するからか私は追加で足だけが強烈に重くなるのを感じました。
このシーンで自分が催眠にどれだけ深く入れているかを実感できると思います。

幽霊さんと一緒に夜のお花畑に出かけながら催眠を施すレベルの高い催眠です。
古典系の技術を作品に合わせてアレンジし、さらには表現をややぼかすことで
彼女と普通に話しているかのようなボイスドラマに近い雰囲気が出来上がっています。

技術面についても誘導の流れや暗示の質・量共に申し分なく
先ほど説明した声を追いかけるシーンあたりから心と体に大きな変化が感じられます。
そして彼女の表裏の無い優しい声に癒しを感じるでしょう。
時間が長いのでかなりのリフレッシュ効果が得られると思います。
初心者から上級者まで誰が聴いても問題ありません。



幽霊の特性を活かしたエッチ
エッチシーンは20分ほど。
プレイは乳揉み、キス、幽霊さんによる乳首舐め、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「ちょっとだけなら 揉んでも いいよ そう 優しく…ね」
無事お花畑に到着し主人公にソフトなキスをすると
幽霊さんは意を決したように自分のおっぱいをいじるようおねだりします。

エッチは恋人同士に近い関係から責め手が適度に切り替わります。
彼女がエッチに関してそこまで貪欲なキャラではないためプレイはややソフトにし
その代わりに暗示を上手に使って得られる感覚をダイレクトに伝えてくれます。

「ほら もっと 揉んで? そしたら ほら 揉んでる手から 快感が 上がっていく」
「全身 さっきまで胸を揉んでいたときのムズムズに 包まれていく ムズムズが 気持ちいい 気持ちいいムズムズが どんどん広がっていく」

序盤の乳揉みや彼女からの乳首舐めは感度上昇の色が強いプレイ。
幽霊さんの声がエッチに入ると一気に熱っぽくなるのもあり
股間を中心に体が妙に熱くなるのを感じるでしょう。
合間に交わされるゆっくりとした濃厚なちゅぱ音によるキスも心をとろかします。
プレイはソフトなのに反して雰囲気は意外にエロいです。

最も個性的なプレイは一番最後に行うオナニー。
ここでは彼女が憑依しておちんちんをしごく変わったスタイルが採られています。

「最初は やさしーく 握ってー ゆーっくり ゆーっくり 上下に 擦る」
もちろん幽霊だからとりあえず憑依するわけではありません。
彼女は主に腕の動きを制御する類の暗示を入れながら
誰かに実際にしごかれているかのような気分を味わわせようとします。
十分な深さの催眠に入っていれば腕が勝手に動くところまではいかなくても
何かに釣り上げられてる感じとか、動かしていたほうが落ち着く気分がするはずです。

「あぁ なんなのコレ すごい気持ちいい 男の人って こんなに気持ちいいんだね」
初めて味わう男性の快感に酔いしれる彼女の仕草もポイント。
憑依しているということは感覚を共有していることになりますから
当然のように彼女も乱れ、より良い射精に必要な精神面への興奮を与えてくれます。

純粋にオナニーする時間が5分程度とやや短いのが残念ですが
ここまで段階的に気持ちを高めてくれているだけあって射精は十分可能です。
そして普段より1段階上の突き抜けるような気持よさが味わえました。
肉体と精神をバランスよく刺激してくれたからからだと思います。

このように、幽霊らしさを持たせたラブラブあまあまなエッチが繰り広げられます。



癒されるし気持よくもなれる作品
催眠重視なのですがエッチがセルフなおかげで性的快感も十分に得られる作品です。

幽霊さんと夜の散歩をしながら深めるストーリー性のある催眠
そして彼女自身の純真さや温かさが心を大いに潤します。
彼女は随分長い間誰にも相手をされなくて寂しい思いをしていたのでしょう。
主人公と一緒にいるこのひと時に幸せを感じているのが伝わってきます。

催眠自体も彼女の性格を反映するかのように柔らかで取り組みやすさを感じます。
一気に落としてくるタイプではないので催眠を実感しにくいところもあるのですが
後半部分の熱を感じさせる暗示やその後のエッチで得られる感覚など
入り具合を認識できるシーンがいくつも用意されています。
中でも意識のぼやけはかなり強烈に味わえるのではないかなと。

エッチは後半のセルフシーンが一番印象的でした。
やってることはオナニーなんだけどいつもと明らかに違う何かがあります。
それは手の軽さだったり熱だったり性的快感だったり色々あるでしょうが
どれにも言えることは「気持ちいい」ということです。
催眠に不慣れな人でもその変化が味わいやすいプレイだと思います。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

しっかり催眠に入れて気持よくもなれる万人向けの作品です。
基本的には標準語版、関西弁版のいずれかをお好みで選ぶのがいいでしょう。
価格が500円と良心的なので本当に誰でも聴けます。

CV:星野ゆんさん
総時間 1:10:11


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
関西弁版と書いてる内容にかなりの違いがあるのは
催眠を本格的に勉強する前に書いたレビューだからです。
レビューの精度はこちらのほうがずっと上ですから
関西弁版に興味がある方もこちらを参考にしていただければと思います。

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