サークル「ゆうとぴゅあ」さんの催眠音声作品。
今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉ちゃんが
実の弟と催眠を交えた甘いエッチをします。
彼を弟から妹へ変えた後におまんこを重点的に責めるのが特徴で
催眠は心身をリラックスさせてから時計の音とイメージを使って彼の体を女性へ戻し
エッチは胸&乳首、クリトリス、膣とパートごとに部位を変えてゆっくりじっくり責めます。
ずっと昔の本当の姿に
「あら? どうしたの? お話? いいわよ」
まどかは明るくて優しい声のお姉さん。
自分の部屋に来た主人公を嬉しそうに迎えると
彼の悩みを聞いてからお礼を言います。
本作品は世話焼きで彼のことを溺愛してるJDの彼女が
およそ100分間のエッチな催眠で新しい関係を作ります。
2人は遥か昔にも家族になっており、その時の彼は女性だったそうです。
だから彼女は当時に戻ってイチャイチャできるように女体化の催眠をかけます。
「正直に教えてくれて ありがとう お姉ちゃんも あなたのこと好きよ」
彼女のセリフや態度を見る限り、男の彼を嫌ってる様子は特にありません。
でも昔は女性同士で愛し合ってたからそのほうがしっくりくるのでしょう。
肝心のエッチもスローな展開で甘さや温かさが強いです。
4パート中3パートでおまんこを重点的に責めるなど、女性ならではの快感を与えることを強く意識してます。
催眠19分、エッチ60分の構成なのでエッチ重視の作品かなと。
詳細は後で説明しますがあまり見かけない変わったリードをします。
リラックス重視の穏やかな催眠
全裸で横になって目を瞑り、まずは深呼吸と脱力で心身をリラックスします。
「その手が ちょっとずつ 重くなっていくの まるで重力に引っ張られていくかのように 重く おもーく」
深呼吸は吸ってから少し止めて吐き出す合図を出し
脱力は腕と脚を中心にまず片方へ重くなる暗示を厚めに入れ
その感覚をもう片方へ伝播させるようにアプローチをかけます。
「重くなる」と暗示を小まめに入れますし、定番の技法を堅実に行使します。
「時計の針が カチコチ音を鳴らしながら ぐるぐると回っていく」
ある程度リラックスできたら本題の女体化に取り掛かります。
物語の背景を踏まえて時計の音を鳴らしながら時間が戻っていくイメージをします。
「カチコチ」という針の音と「ぼーん」という鐘の音を組み合わせてわかりやすく表現します。
そして最後は手足、頭、体つき、性器の順に変わった姿を実況して女性気分を膨らませます。
性器はエッチで重要になる部位だからでしょうけど
他よりも長めの時間を割いて丁寧に描いてました。
おちんちんがクリトリスになって割れ目ができ、その奥に子宮が作られる様子を話します。
女性になった自分の具体的な容姿はほとんど話しませんから
たぶん聴き手が自由にイメージしていいのでしょう。
音声を聴く前に自分がなりたい女性の画像などを見ておくとやりやすくなります。
序盤から中盤はリラックス、終盤は女体化をする割とシンプルな催眠です。
まどかの妹だった頃の体へ戻すことを目的に
深呼吸から入って手足に絞った弛緩法と軽い深化、温感操作の暗示
そして時計のイメージを交えた女体化と古典催眠の技術に作品固有の要素を盛り込んで誘導します。
女体化催眠の中では時間が短めなこと、リラックス中心に進めてるせいで深化が弱いことなど
気になるところも多少はありますが概ね上手くまとめてると思います。
この内容なら被暗示性の高い人や女体化催眠を多く聴いてる人向けかなと。
時計のイメージや音を使って女体化させる展開はストーリーに合ってて良いです。
実況重視のスローなエッチ
プレイはセリフの復唱、乳揉み、乳首責め、クンニ、手マン、貝合わせです。
手マン、貝合わせの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフはありません。
「ゆっくりと呼吸をしながら おっぱいに意識を集中して? そして 私の言葉を繰り返してね」
催眠を使って主人公を前世の体に戻したまどかは
ひとまず胸と乳首に絞ってゆっくり優しく気持ちよくします。
エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「03.乳首ドライ(約16分)」は催眠色の強いプレイ。
胸に意識を集中しながら彼女が言うセリフを復唱して感度を上げ
それから乳房→乳首の順にいじられて最初のドライを迎えます。
「全身のぽかぽかが 乳首に集まって 熱くなっていく ちょっとずつ ちょっとずつ 乳首が熱くなっていく 熱が集まって熱くなってくると 感度も上がっていく」
彼が妹になった後も彼女の態度は変わりません。
穏やかな声と態度で接しながら体が熱くなったり気持ちよくなる暗示を入れます。
乳首を責める時は「さわさわ」「カリカリ」といった掛け声をよく言ってました。
この後のパートも含めて本作品のエッチは掛け声を出すことが多いです。
復唱については「おっぱいがちょっとずつ あったかくなってゆく」など
自己暗示を入れる形式にして別方向から快感を押し上げます。
声に出してもいいし頭の中で呟いてもいいでしょう。
私が聴いた時は胸のあたりがカーッと熱くなるのを感じました。
続く3パート44分間はおまんこを重点的に責めるシーン。
「04.クンニ(約14分)」はクンニ、「05.Gスポット(約19分)」は手マン
「06.貝合わせ(約11分)」は貝合わせで合計5回絶頂します。
「指が ゆっくり ゆーっくりと 入っていく ゆっくり ゆーっくりと入って おまんこの奥で止まる」
ここからは復唱をやらなくなる代わりにちゅぱ音や効果音を鳴らしたり実況を強化します。
特に実況はかなり丁寧にやりますから何をしてるかイメージしやすいです。
しかし実況に力を入れ過ぎてるせいで肝心の気持ちよくなる暗示が大幅に減ってます。
その結果プレイの様子はわかるんだけどイマイチ興奮できない状況ができてます。
エッチ全体を10とするなら実況7~8、暗示2~3くらいの割合でバランスが悪いです。
これが例えば男性の体のままエッチする内容だったら
実況メインの構成でも聴き手がある程度イメージして補うことは可能です。
しかし本作品は女体化がテーマなので実況しながら「どう気持ちいいか」をきちんと伝える必要があります。
女性の快感を忠実に理解したり体験できてる男性なんていませんからね。
その最も大事な部分が弱いところが残念だしもったいなく感じました。
こうなった一番の原因は掛け声が多いことです。
04はクンニだからちゅぱ音を鳴らしますが
05は「さわさわ」と「ぬちゅ ぬちゅ」、06は「すりすり」を頻繁に言います。
掛け声を出さなくても実況と音だけでプレイの様子はわかりますから
掛け声をまるまる気持ちよくなる暗示に置き換えてれば随分違ったでしょう。
このように、序盤は割と良いのだけど中盤以降が微妙なエッチが繰り広げられてます。
丁寧なのは間違いないのだが…
まどかは遥か昔は妹で今は弟になってる主人公とイチャイチャしようと
まずは催眠を通じて当時の体へ戻します。
そしてエッチは乳房や乳首を責めてから違うやり方でおまんこをとことん気持ちよくします。
優しくて世話好きなお姉ちゃんが実の弟と催眠を交えたエッチをするシチュ
心身をリラックスさせてから時計を使って女体化する独特な催眠
暗示よりも実況や掛け声を重視して進めるスローでわかりやすいエッチ。
近親相姦特有のドロドロ感を持たせず甘くて温かい作品に仕上げてます。
中でも催眠は効果音を鳴らしながら時を戻して女性に変える展開が珍しいし
その前の誘導も脱力をしっかりやってて重さや温かさを実感しやすいです。
もう5分くらい延ばして深化を強化すれば完成度はさらに上がったでしょう。
エッチは女体化がテーマなのに気持ちよくなる暗示を少ししか入れない時点で
厳しい言い方になりますが成立してないと思います。
女性の快感を味わわせるのが目的なのに、そのためのアプローチをかけてないのですから。
少し入れる暗示も「気持ちいい」など浅い表現ばかりで練り込みが甘いと見てます。
最初の胸や乳首を責めるパートだけは割と良かったです。
絶頂シーンは6回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。
CV:葉月ゆうさん
総時間 1:44:11
オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点
体験版はこちらにあります
追記
2023年10月21日まで25%OFFの990円で販売されてます。