同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:葉市憂

   ● くノ一桔梗~妖夢帳~
   ● 百鬼撩乱~怪の章~
   ● セラ先生のドキドキマインドヒーリング
   ● 俺は美少女アイドルのザーメンタンク2!罵倒されたり見下されたり嘲笑されながら事務的にヌかれる快楽はいかがですか?
   ● 催眠術でいつでもどこでも強制H×3~女の子を洗脳して精液を飲ませたり好きなときにHできる肉便器を作ろう♪~




サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、異形の者と戦ってる里に生まれたくのいちの少女が
師匠にあたる仲の良い女性や触手たちに責められる様子を主観的に楽しみます。

レズプレイと触手責めを組み合わせた独特なエッチが行われており
前者は甘めの雰囲気で感度強化をじっくり行ってからのふたなりSEX
後者は触手音を適度に鳴らしながらやや乱暴に責められる、といった具合に
相手によってプレイの流れやアプローチの手段を切り替えて快感と没入感を高めます。
慕ってた女性との残酷な再会
くのいちの桔梗が椿や触手に責められるお話。

「催眠風ボイスドラマ くノ一桔梗~妖夢帳~をお聴きくださり ありがとうございます」
ナレーターは穏やかで落ち着いた声の女性。
作品のコンセプトや注意点を手短に説明すると
可愛い女の子になりきるための催眠をかけ始めます。

本作品は黄泉軍(よもついくさ)と呼ばれる怪物と戦うために修行を積んできた彼女が
元姉弟子で同じ役割を持つ別の里へ嫁いだ椿や
逢魔宗というカルト集団が召喚した触手とエッチする様子を140分以上に渡って楽しみます。

最初の隠(なばり)の章は椿、次の朧の章は触手とふたつに分かれており
いずれもドラマパート、エッチ、エピローグの3部構成になってるボイスドラマらしい作りです。
ナレーターは催眠者と天の声を担当しておりエッチに直接参加することはありません。

作品独自の単語が色々出てくるため、それらをまとめた付属のテキストを事前に読んでおくといいでしょう。
他にも歩き巫女、神楽鈴など昔の日本にあったものがいくつも登場します。

物語を簡単に説明しますと、桔梗は朧の里の頭領の娘で黒龍刀という特殊な刀を持ってます。
また体にも特別な血が流れており、逢魔宗がそれを利用しようと画策します。
隠の里で異変が起こったことを察知しそれを確かめに行ったところ
その途中で椿に出会い、忍術で動きを止められエッチに弄ばれるといった感じです。

椿「ごめんなさい 桔梗」
椿は敵方として登場しますが桔梗にとっては特別な女性。
同じ朧の里出身で忍術の手ほどきを受けた人物にあたります。
桔梗は姉のように慕っており、同時に恋愛感情も抱いてました。
そんな事情を踏まえて隠の章は割と穏やかな雰囲気でエッチします。

それに対して朧の章は相手が人外なので多少の荒々しさを持たせて責め続けます。
複数の触手が体に絡みついて媚薬効果のある白濁液を塗り込んだり
乳首、おまんこ、アナルを同時に責めるなかなかハードな内容です。
また非現実的なプレイにリアリティを出すためにここだけ効果音を取り入れてます。

ふたつの章は密接に繋がってますがエッチの内容は随分違います。
これこそが本作品最大の魅力です。
詳しくは後で説明しますが凄惨さを極力薄めて純粋に気持ちよくなれるようにリードします。
作品の世界に引き込んでく催眠
催眠は3パート37分。
目を開けたまま横になり、まずは4分ほど深呼吸を続けて心を落ち着けます。
そして終了後に目を閉じ今度は体をパーツごとに脱力します。

「だんだんと 瞼が重たくなる 目を閉じると どんなに気持ちがいいだろうと あなたは想像します」
「次は 首と肩から力が抜けていく すーっと 首と肩が軽くなっていく さらに軽く どんどんと軽くなっていく」

そして深呼吸の時は瞼の重さや解放感を、脱力では脱力感や体の軽さを入念に伝えます。
頭→首と肩→背中と腰→胸とお腹→両手→両足と結構細かく分けてました。
脱力が終わった後は今の感覚を再確認するなどゆっくり丁寧に進めます。

物語が絡んでくるのは催眠開始からおよそ15分後。
花が咲き乱れる丘をイメージし、そこにいた鈴という女の子とお手玉で遊びます。
彼女が何者かは最後まで聴けばわかります。

「お手玉が落ちてくるたびに あなたの心と体が 同じように深い場所へ落ちていきます」
最初は1個、少し経つと2個に増えてお手玉が動く様子を実況し
それを聴き手の意識と重ね合わせて「すーっと」「落ちる」と暗示を入れます。
少しの間無言になる時間を設けるなど催眠状態を深めようとする意図が窺えます。

次の女体化パートはいよいよ桔梗になりきるシーン。
鈴の代わりに現れた彼女と抱き合ってお互いの心をリンクさせ
それからカウントを数えながら長い螺旋階段をどんどん下りて体も変えていきます。

「少しずつ 少しずつ どくん どくん あなたの心臓と 少女の心臓が ゆっくりと重なっていきます」
「ぐるぐると ぐるぐると 回る 回る 回る」

抱き合う時は「どくん どくん」、下りるときは「ぐるぐる」と
ここでは擬声語を多めに挟んでリズミカルに暗示を入れてました。
本格的な女体化が始まるのはパート中盤からなので2段階目の深化も兼ねてます。

具体的な容姿は伝えず髪の毛、乳首、乳房、体格、喉ぼとけなど
性差の出やすいところを中心に変化の様子を描写してました。
一番最後に乳首やおまんこを変え、さらに感度も軽く上げてエッチの準備を整えます。

桔梗になりきってエッチする環境づくりに専念した割とシンプルな催眠です。
聴き手の心と体を桔梗へ近づけることを目的に
深呼吸から入って分割弛緩法、お手玉のイメージを使った深化、短めの沈黙法
螺旋階段とカウントを組み合わせた女体化、そして感度の上昇と進めます。

作品独自の要素は薄いので個性の面はやや弱く感じますが
誘導自体はしっかりしてて十分な深さまで入れます。
エッチが充実してるから催眠は手堅く仕上げたのではないかなと。
プレイと雰囲気が大きく変わるエッチ
エッチシーンは2パート57分間。
プレイは媚薬を塗る、乳首責め、手マン、SEX(正常位)、触手責めです。

触手責めの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフはありません。

椿「逃げ出そうとしても無駄よ 千代女様の力で あなたの力は抑えられてるわ」
桔梗を気絶させた後、逢魔宗の千代女のもとへ連れて行った椿は
そこで甘露水と呼ばれる媚薬を塗り込み全身の感度を上げます。

エッチはいずれも無抵抗な桔梗を相手が責め続けます。
最初の隠の章Hパートは椿とのレズプレイ(約39分)。
30分くらいかけて甘露水を桔梗の体へしっかり塗り込み
それから股間に生えてるおちんちんで貫き中出しを決めます。

「手の時と同じように 脹脛と太ももが熱くなる 熱い 熱い 熱くなる」
そしてナレーターがプレイの実況をしながら得られる感覚を丁寧に伝えます。
左右の腕と肩、おまんこの周辺、足の甲やかかと、乳首、おまんこと
後になるほどより強い快感が得られる場所へ少しずつ移動します。
最中は熱を高める暗示が充実してますから火照りを感じるでしょう。

またこれらの中に桔梗の思いや椿との会話を交えて臨場感を出してます。
椿は千代女に操られてるようですが理性を完全に失ってるわけではなく
桔梗に対して落ち着いた態度で話したり責め続けます。
おかげで敵同士のエッチとは思えないほど温かい空気が漂ってました。

「肉棒がさらに奥へと入ってくる 背中がビクッと伸びて さらに大きな声が出る」
それを物語ってるのが終盤のSEXシーン。
十分過ぎるほど濡れたおまんこへ挿入&ピストンする様子を桔梗の視点で語ります。
桔梗がSEXするのは初めてらしいので普通なら嫌がったり悲しむはずなのですが
相手が椿だからかそういう描写は一切なく、むしろ嬉しそうに受け入れてました。

この後から始まる朧の章も含めて本作品のエッチにはネガティブな描写がほとんどありません。
心を凹ませたり暗くせず快感だけを楽しめるように作られてます。

続く朧の章は直後のお話(約18分)。
先ほどのエッチによって異界への扉が開かれ、そこから現れた触手に全身を犯されます。

「この音(=触手音)が聞こえるたびに あなたの体は ビクビクと快感に反応しちゃいます」
触手は人じゃありませんから当然言葉を話せません。
そのため「ぐちゅぐちゅ」という効果音を使ってプレイの様子を表現します。
ナレーターが音そのものに暗示を込めて気持ち良くする音モノっぽいアプローチです。
うねうね動く、白濁液をかける、アナルへ挿入すると動きによって音を使い分けてました。

この触手は様々な色や形状の触手を持ってる集合体で
桔梗の脚、胸、口、アナル、おまんこを後になるほど幅広く同時責めします。
椿の時はほぼ一箇所を責めてましたからここでも違いを持たせてるわけです。
前戯をあまり挟まないところにも荒々しさを感じました。

「ビクビクと 全身を震わせながら絶頂へ 頭の中が真っ白で 何も考えることができない」
でも敵が呼び出した謎生物に犯されてるのにヤバさは特に感じません。
悲しみや絶望感といった感情には敢えて触れず快感に集中してるからです。
甘露水と白濁液のおかげでそういうことを考える余裕がないのかもしれませんね。
カウントを数えながら感度を上げたり絶頂させるスタンダードなリードを心がけてます。

隠の章は甘さや長さ、朧の章は個性や激しさとそれぞれに違った長所があります。
じっくりドライを目指したいなら前者のほうが向いてるでしょう。
感度を上げる時間を長く取ってるおかげで心身の準備を整えやすいです。
逆にM性の強い人は触手に責められるほうがゾクゾクすると思います。

このように、プレイや責め方を大きく変えた取り組みやすいエッチが繰り広げられてます。
和風催眠ボイスドラマ
物語、登場人物、セリフの言い回しを和風で統一してる作品です。

ナレーターは桔梗が味わったエッチな体験を主人公にも楽しんでもらおうと
まずは催眠を通じて集中力とイメージ力を高め、さらに彼女自身になりきれるよう働きかけます。
そしてエッチは椿や触手に責められる様子を主観視点で語ります。

くのいちが他のくのいちや触手に責められる様子をドラマ形式で描いたややM~M向けのシチュ
作品独自の要素はあまり入れずしっかり落とすことに注力した催眠
ふたなり女性との甘いレズプレイ→触手による同時責めと属性を大きく変えるエッチ。
独特な世界観や非現実感が強く味わえるように作品を組み立ててます。

中でもエッチは章によって違った良さがあり新鮮な気分で聴けます。
敵だからといってきついことはせず、むしろ愛情を持って接する椿の優しさと
そんな感情を一切持たず桔梗の体をストレートに味わう触手の対比が引き立ってます。
乳首やおまんこの責めに力を入れてるので絶頂時はこのどちらかが起点になるでしょう。

通しで聴くよりも隠の章と朧の章に分けたほうがいいと思います。
その場合催眠を含めた時間は前者が110分、後者は80分ほどになります。

絶頂シーンは4回。
淫語それなり、くちゅ音そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

おまけは「Another Ending 深淵の章」です。

CV:葉市憂さん
総時間 2:47:25(本編…2:25:19 おまけ…22:06)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2020年4月20日まで50%OFFの660円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

百鬼撩乱~怪の章~

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、見習い巫女として退魔の活動をしている女の子が
学園で偶然出会ったとある妖怪にエッチな悪戯をされます。

作品の世界観を強く意識した催眠とエッチが行われているのが特徴で
催眠パートでは純和風のイメージを思い浮かべながら少しずつ入っていく気分が
エッチでは妖怪に体を舐められるちょっぴり恥ずかしくて気持ちいい感覚が味わえます。
ぼんやりと映る行燈の炎に心を委ねて
玉藻学園退魔部の部長「天津ミツハ」になり、あかなめとエッチするお話。

「それでは この音声を楽しむために 簡単な準備を始めます」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意点を簡単に説明すると
催眠に入りやすくするための準備運動を始めます。

本作品は最初に30分以上の時間をかけて彼女にミツハになりきる催眠をかけられ
その後学園のお風呂で出会ったあかなめに責められる形でエッチを楽しみます。
KUKURIさんといえば古くから女体化作品を数多く作られている老舗サークルさんです。
今作でもその経験と技術を活かした催眠とエッチが繰り広げられています。

全編を通じて最も特徴的な要素は世界観を大事にしていること。
催眠では祭りをしている神社の境内を歩く様子や
妖怪と戦うシーンをイメージをしながら様々な技術を使って催眠状態を深め
エッチではあかなめのキャラを強く意識した恥ずかしいレズプレイをします。

催眠を施しながら作品の世界に引き込んでいく自然な演出がされてますから
後になるほど没入感や集中力が高まるのを感じるでしょう。
ミツハになりきるための雰囲気作りに配慮した誘導をしてくれます。

催眠は3パート34分間。
ベッドに仰向けに寝た状態で最初に軽いストレッチをしてから
目を閉じ彼女が話すイメージを頭に思い描きます。

「ぐるぐると ぐるぐると あなたの周りを回ります」
お話の内容は夜の神社でお祭りをしている風景。
賑やかな祭囃子、あたりを照らす多数の行燈、そして出店で売っている風車。
それらの様子を語りながらこちらの意識がぼやける暗示を投げかけてきます。
風車のイメージをするシーンでは私の場合平衡感覚を軽く失う感覚がありました。

「光はとても温かく あなたの心を落ち着かせてくれます まるで 日向ぼっこをしているようです」
「それと同時に 自分が 深い眠りの状態に入っていること にも 気づくことができます」

お次は神社の参道を歩き、そこから見える打ち上げ花火の光を全身に取り込みます。
光が全身を動く様子に体が温かくなる暗示を絡め
先ほど以上にリラックスや意識のぼやけが強くなるのを感じさせてくれます。

本作品は体の熱を操作する暗示が特に多いですから
手のひらやお腹がポカポカしてきたり、エッチではカーッと熱くなる感覚を味わう人がそれなりにいるでしょう。
世界観だけでなく暗示にも一連の流れがあり少しずつ感覚を強化してくれます。

「パンと 左右の手のひらを打ちましょう すーっと内面に落ちてゆきます」
「蝋燭の明かりが ふっと消えて 行燈が暗くなります あなたの意識が 内面深くに すーっと落ちてゆきます」

そして最後はとある妖怪と戦う様子をイメージしながら
神社の作法である2礼2拍手1礼を行い、それをトリガーとした暗示を聴いて催眠状態をさらに深めます。
作品のテーマに相応しい要素を用いて深化させてくれるのがいいですね。
行燈の炎がふっと消える瞬間、意識がガクッと揺れる感覚がしました。

そうやって催眠を十分深めた後でようやく女体化が始まります。
ミツハの体に意識を移してシンクロするイメージや階段を下りるのに合わせてカウントを数え
1カウントごとに自分の体が女性になったことを自覚させる言葉を投げかけます。
おまんこ、クリトリス、乳首などエッチで重要になる部分の感度強化も同時に行ってくれますので
この時点ではそれほど感じなくてもプレイ中に感覚の変化に気づく人がいるでしょう。

神社や行燈など和風のイメージに技術を組み込んでいるテーマ性の強い催眠です。
聴き手を天津ミツハになりきらせることを目的に
まずは作品の舞台となる神社に案内し、そこで主に古典催眠の技術を用いて催眠状態を深めます。
そして十分に暗示を受け入れられる状況になったところで本題の女体化を進めます。

神社のイメージは日本人なら誰でもできるでしょうし無意識的な安心感も覚えるはずです。
進め方や使われているイメージも他の作品には無いものばかりで聴いてて面白いです。
催眠風ボイスドラマを数多く作られているサークルさんの創意工夫が随所に見られます。

まとめると、作品らしさをしっかり出しつつ誘導している比較的質の高い催眠です。
体の隅々までとことんぺろぺろ
エッチシーンは24分30秒ほど。
プレイはキス、全身舐め、乳首舐め、アナル舐め、クンニです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「覆いかぶさるあかなめを 強引に払おうとします しかし なぜか全身が重く 両手両足が動きません」
豆狸という妖怪を無事封印し、汗を流そうとお風呂にやってきたミツハは
そこにいた他の生徒(あかなめ)に体を舐められて動きを封じられ
垢の溜まっていそうな部分を中心に全身をとことん舌で責められます。

エッチは冒頭にお姉さんが手足が重くなる運動支配の暗示を入れ
ミツハと同じ状況になったところであかなめに責められ続けます。
エッチパートが始まる前に12分程度のドラマパートがあり
そこではミツハが2人の仲間と一緒に学園にいる妖怪を退治する様子や
エッチに至るまでの経緯が語られています。

妖怪というと人を傷つけたり食べる恐い生き物に思えるかもしれません。
しかし本作品に登場する妖怪は女の子の下着を盗むとか
部室で静かにお茶を飲むのが好きなほのぼのしたキャラばかりです。
あかなめもミツハの体についてる垢が目当てで、そのついでにちょっぴりサービスしてあげるだけです。
ですから少なくとも本編はホラーとかグロに耐性が無い人でも問題なく聴けます。

エッチにおける大きな特徴はプレイの内容。
長い舌を持つあかなめの容姿や垢好きな習性を踏まえて
最中はすべて舌だけで刺激を与えて何度も何度も絶頂へと追い込みます。
100%舐めのみという非常に尖ったエッチをしています。

「長くて 生暖かい舌が口の中で動き始めます ざらざらとしたものが あなたの舌に絡んできます その感覚に あなたの首と頭がゾクゾクします」
前半シーンは上半身への責めがメイン。
媚薬効果のある唾液を飲ませてミツハの抵抗心を適度に削ぐと
あかなめは口の中、左右の腋、乳房の付け根、お臍など
汚れの溜まりやすい部位を集中的に舐め回します。
そしてお姉さんがプレイの様子を実況しながら得られる快感を暗示の形で伝えます。

舐め中心のエッチですがちゅぱ音は一切鳴りません。
雑音が入ると催眠が解けやすくなるからわざとそうしたのでしょう。
その代わりにお姉さんがイメージしやすい形で実況してくれます。
カウントを使って段階的に感度を上げてくれるおかげで
後になるほど脇腹や股間が妙に熱くなっているのを感じるでしょう。

そして後半はいよいよ下半身へと突入します。
足の指の間、太ももの付け根、アナルの内外、そして膣とクリトリス。
後になるほど敏感な部分へと舌を移動させ、どの部位も隅々まで丹念に舐め尽くします。

「おまんこと同じくらい 見られるのが恥ずかしい場所です そんなアナルを あかなめは美味しそうに舐め始めます」
「何度も体が弾け 何度も何度も快感に襲われます あなたは腰をガクガクさせながら 涎を垂らします」

特にアナルを舐めるシーン羞恥心を感じさせながら行うこともあり
こそばゆい感覚やムズムズする感じがするんじゃないでしょうか。
それに対しておまんこは感度上昇や感覚操作の暗示をストレートに用いて絶頂へと導きます。

このあたりまで来ると股間に強めの火照りを感じてると思います。
それがカウントを聴くにつれて膨らんだりこみ上げてきて
最後の絶頂シーンでは軽く弾ける心地よい快感が味わえました。
羞恥心を与えながら進めている点も精神的な興奮を助けています。

このように、女性の恥ずかしい部分を隅々まで舐める変わったエッチが繰り広げられています。
バランスの取れた作品
催眠、エッチどちらにも光るものを持っている作品です。

神社、行燈、花火、参拝など「和」を強く意識しながら誘導する催眠。
あかなめに舐められる快感を主観的に味わわせてくれるエッチ。
どちらも作品のテーマや舞台との親和性を第一に考えながら行っています。

最近の催眠音声はテーマに合わせて技術を選び、用いる傾向が強くなっていますが
本作品が発売された2012年頃は一部の大手さんくらいしかされていなかったはずです。
それをここまでのレベルを維持しながら成し遂げているのは見事と言う他ありません。
日本人なら落ち着けるイメージを上手に選んで催眠に活用しています。

使用されてる技術についてもサークルさんがよく使われている凝視法を初め
簡易的な筋弛緩法、球体心像法、沈黙法など
古典催眠に属するものを数多く組み込み、聴くほど深化するように組み合わせています。
行燈の火をトリガーに深化させるアプローチなんかもされていて結構深く入れます。
女体化が若干性急な気もしますが、誘導自体はかなり優れてると言えます。

対するエッチは性感帯だけでなく腋の下やお臍などリアルでされたら恥ずかしい部分まで舐められます。
舐められて気持ちよくなる暗示と並行して
その部位がこそばゆく、むず痒くなる感覚も伝えていったほうがプレイに臨場感が出たと思います。
足の指の間あたりは舐められると快感よりくすぐったさの方が強いですからね。

絶頂シーンは全部で4回(2連続絶頂が1セットあります)。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

和風情緒漂う個性的な女体化作品です。
変わった催眠が聴きたい人には特におすすめします。

おまけは「鵺の章」です。

CV:葉市憂さん
総時間 本編…1:21:51 おまけ…15:37

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2016年5月12日まで3割引の700円で販売されています。
その場合の点数は8点です。

セラ先生のドキドキマインドヒーリング

サークル「ネイティファス」さんの同人音声作品。

本作品は柔らかな物腰と魅力的な体を持つサキュバスの女医さんが
とある病にかかった少年たちにエッチな治療を施します。
詳しい説明は後ほどしますが、やや独特な世界観を持った作品でして
エッチをする前に心を通い合わせるシーンが随所に登場します。



マインディアに蔓延する病とは?
マインドサキュバスのセラ先生が少年たちを癒すお話。

「はーい 次の患者さんどうぞ」
セラ先生は明るく穏やかな声の女性。
物騒な剣を持って入室してきた主人公に対して
子供をあやすような穏やかな物腰で事情を聞き出します。

この作品は同じくネイティファスさんが作られたRPG
幻想世界マインディア ~ドキドキ誘惑マインドバトル~」のスピンオフ作品で
マインディアという人々に肉体が無く精神のみが存在する世界が舞台だったり
その世界を侵略せんとする謎の種族「マインドサキュバス」(=セラ先生)が登場したりと
元作品の設定をある程度踏まえながら進められているのが特徴です。

といってもマインディアについては作中で何を指しているかが語られていますし
マインドサキュバスも普通のサキュバスとほぼ変わらない感じですので
そちらをプレイしないと楽しめないわけではありません。
現に私はプレイをせずにこの記事を書いています。

「リアリティ」という単語だけがよく登場する割には説明が特に無くて
RPGの作品説明を読んだ方が良いかな?というくらいです。
ちなみにそこでは「マインディアにおいての現実感」と説明されています。

「思春期にありがちな病気でね 悪い奴らをやっつけちゃうぞーっていう いけない気持ちになっちゃう 大変な病気なのよ」
今回少年たちがかかっている病気は「勇者病」。
勇者になってセラ先生をはじめとするモンスターを討伐したくなる一種の精神病です。
リアルでの中二病に近い感じでしょうか。

そしてそんな彼らをセラ先生は巧みな話術と魅力的な肉体で魅了するわけです。
サキュバスと言うと肉体とフェロモンなどのエッチな能力で男を落とすイメージが強いのですが
彼女の場合はまず説得してある程度相手に心を開かせてからエッチに持ち込みます。
ここが他のサキュバスモノとの大きな違いの一つです。
ちょっとした心理戦が随所で繰り広げられる、会話を非常に重視した作品と言えます。



心を絡め取りながらのエッチ
エッチシーンは3パートあり、合わせて27分30秒ほど。
プレイはパイズリ、パイズリフェラ、尻尾コキ、手コキです。
エッチな効果音はありません。

「ねぇ ボク ボクッて どうして勇者になろうと思ったの?」
この病気を治すには患者を射精させなければいけない事を知っているセラ先生は
エッチに持ち込むための下準備として彼らの相談に乗りながら
お互いの心をより近づけるように働きかけます。

エッチは1人の患者、複数の患者、異世界の患者と3つのシチュで
彼女がまずは治療を受けるように説得し、それが成功した後にプレイが始まります。
これもRPG特有の設定で、マインディアでは人同士が通常時に触れ合うことができません。
しかしお互いがある程度理解する(作中では「共有」と表現)ことができれば可能になります。
つまりこの説得はエッチをするために行うわけです。

「これ おっきいおっぱい 見て じっと ほら 見るんでちゅよー」
そしてセラ先生はその説得の決め手として大きなおっぱいを見せつけたり
お尻をフリフリして性に初心な少年たちの心を釘付けにします。
比較的早い段階から赤ちゃん言葉を使い始めるのもポイント。
残念ながら授乳プレイは無いのですが、女性に甘やかされる感覚は十分に味わえます。
(赤ちゃん言葉で話しかけられる時間はおよそ55分間あります)

「じゃあ初めは 大好きな先生のおっぱいで パイズリしてあげまちゅね」
プレイの方は事前のやり取りに大幅な時間を割いていることもあって
序盤から貪るような激しい責めで一気に興奮を高めてくれます。
サキュバスだからある意味当たり前なのですが、セラ先生は割とおっとりしたキャラなため
ハイペースかつ下品なちゅぱ音にはグッとくるものがあります。

また射精回数はどのパートもインターバルほぼなしで2回以上と結構ハード。
自慢のおっぱいを中心に、尻尾を使った人外ならではのプレイも登場するなど
要所をきちんと押さえながら優しく、それでいて激しく搾精してくれます。

このように、エッチそのものだけでなくそこへ至る道のりも重視した珍しいエッチが楽しめます。



ストーリーを楽しむ作品
80分近い総時間に対するエッチの時間の短さを見ていただければわかるように
エッチそのものよりもそれ以外の部分に力が入れられている作品です。

敢えて相手を少年ばかりに絞り込み、おねショタ色を強く持たせながら
セラ先生は徹底的に甘やかす態度で彼らに接し
同時に女性の魅力もちらつかせて興味関心を持たせようとしてきます。
所謂色仕掛けにあたるわけですが、赤ちゃん言葉などにある程度カムフラージュされており
あからさまでない分彼女により好感が持てます。

「リアリティ… これなら キルエ様もお喜びに うふふっ」
しかし一見善人そうなセラ先生がなぜ人々から精液を集めているのか
その謎がシーンを重ねるにつれて徐々に明らかになっていきます。
私はゲームをプレイしていないのでこの作品だけでは目的を確定できていません。
しかしある程度予測できるくらいの情報は得られます。

勇者病の治療も結局は自分を脅かす存在を排除することに他なりません。
そういったややダークな部分もほんの少し織り交ぜて作品に深みを与えています。

エッチはネイティファスさんだからそこまでボリュームは無いだろうと予想していたのですが
他の作品に比べてもかなり短くなっています。
そういう意味ではぶっちゃけ抜きにはあまり向いていません。
でもシナリオ力は非常に高く、終始熱中して聴ける面白さを持っています。
赤ちゃん言葉が好きな人ならさらに楽しめるでしょう。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はごく僅かです。

総合的に見てエッチがややパワー不足に感じるものの
ボイスドラマとしてはかなりレベルの高い作品と判断しました。

CV:葉市憂さん
総時間 1:17:29


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

俺は美少女アイドルのザーメンタンク2!罵倒されたり見下されたり嘲笑されながら事務的にヌかれる快楽はいかがですか?

サークル「みるーじゅ」さんの同人音声作品。
女の子に散々に見下される、M向けプレイの短編集になります。

みるーじゅさんは「チンポ」や「ザーメン」といった淫語を数多く散りばめて
聴き手の興奮を誘う作品が多いですが
本作品もその例に漏れず、女の子たちが意識的に淫語を沢山言ってくれます。

さらに今回は罵倒されながらのプレイが中心であることを考えて
「包茎」「臭い」「汚い」などの、男性器を貶めるセリフも数多く登場します。
罵られながら抜くのが好きな方には、向いている作品と言えるでしょう。



違ったタイプの4人の女の子に罵られます
女の子に罵られながらエッチな事をするお話。

本作品は4つのお話で構成されており、すべて独立した内容です。
時間は1話当たり14~20分と、丁度いい長さになっています。
声優さんもすべて違う方が演じられていますので
通しで聴いたとしても、飽きにくくなっているのがいいですね。

女の子は事務的なメイド、しっかりした感じの同級生
高飛車な女子高生、おっとりとしたお嬢様となっており
全員年下であることを除けば、キャラにはっきりと個性があります。

そしてこの女の子たちは、主人公に対して微塵も好意を持っていません。
だから主人公のチンポを見ても「臭い」「汚い」と面と向かって嫌悪するし
彼の痴態を見ている時も「人間のクズ」など、手厳しい罵声を浴びせてきます。

ただ、怒鳴るレベルの激しい罵声はごくわずかですから
この手の作品を聴いたことがない方でも、そこまで身構える必要はありません。
穏やかな口調で、心をえぐるようなセリフを言ってくる感じです。



言葉責めを中心としたそっけないエッチ
エッチシーンは4話合計でおよそ51分間。
プレイは順にオナニー+手コキ+イラマチオ、オナニー+足コキ+足踏み
オナニー+手コキ、オナニー+手コキ
となります。

効果音は1話の手コキと2話の足コキの際に、若干リアルな音が流れます。
3、4話にはありません。

「ほら 見ててあげますから さっさとチンポをシコってください」
性欲の塊と言っていいほどにオナニーが大好きな主人公を見かねて
女の子たちは仕方なく、彼らのセンズリ姿を見守ってあげることになります。

エッチシーンのメインはもちろん言葉責めで
オナニー狂いの主人公を、女の子が口汚く徹底的に罵ってくれます。

「はぁ そんなに気持ちよさそうな声を出して 興奮してるんですか? このド変態」
「ほんと最低の人間ね もう人間辞めちゃったらどう?」
「本当に一つもいい所のない 豚野郎ね」
「こんなに小さくて皮被りの臭いチンポじゃ 女の子にもてるはずありませんわね」


このように、男どころか人間として見ているかすら怪しいレベルで罵倒されます。

プレイの方はというと、女の子たちは割と積極的で
1話以外はオナニー以外のプレイを自主的に行ってくれます。

ただ、それは主人公を楽しませたいわけではなくて
単に年齢的に男を知らなくて、チンポに興味があるだとか
もしくは相手の一番大事な所を支配することで、満足感を得るだとか
そういった自分本位の考えによる奉仕に過ぎません。

「あんたみたいな不細工で臭いチンカス野郎が 女の子と付き合えるわけないでしょ」
「本当に臭くて汚い… 最低ですわ」

だから、射精した後にもねぎらいの言葉は一切かけられず
最後の最後まで見下され続けることになります。

こういう徹底している部分はとても良いですね。



言葉責めが好きならいける作品
自分のチンポや痴態を罵られるのが好きな方にはお薦めできます。

プレイとしてではなく、本気で罵倒してくれますから
「ごっこ」的プレイの作品では物足りない方には丁度いいでしょう。
属性は当然M向けとなります。

淫語は一般的な作品に比べるとかなり多く
可愛い女の子が下品な言葉を言う姿には興奮を覚えます。

ただ、責められるシチュであるため
女の子のちゅぱ音や喘ぎ声はほとんど聴くことができません。
そのため、みるーじゅさんの作品にしてはエロ度が若干控えめに感じます。

個人的には1話が一番印象に残りました。
「年下の女の子にチンポをシコらせるなんて 本当に男として最低な方ですね」
ここではご主人様とメイドという立場を利用して、強制的に性的奉仕をさせます。

メイドは「気持ち悪い」「臭い」など、ありったけの罵声を浴びせますが
結局は仕事という形で、ご主人様のザーメンを体に浴びることになります。
本作品の趣旨とは若干異なる内容ですが、背徳感が十分にあります。

罵声重視で考えると3話が一番きついでしょう。
高飛車なお嬢様キャラが罵ってくれるという
本作品にとっての王道的なお話になっています。

CV:葉市憂さん、柚木朱莉さん、綾奈まりあさん、唯香さん
総時間 1:09:24


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります



サークル「みるーじゅ」さんの同人音声作品。

我々聴き手が催眠にかかるわけではなく
催眠にかかった女の子に対して、色々とエッチな事をしてしまおう
というコンセプトの作品です。

各話が内容的に独立しているため通しで聴く必要はありません。
というか、通しで聴いていたらおそらく体がもちません。
作品情報にはそれぞれにかけられた催眠が記載されてありますので
それらを頭に入れた状態で聴いた方がより楽しめるでしょう。



催眠によって非日常を日常にされた女の子たち
この作品の最大の特徴は
傍から見てどう考えても異常なシチュエーションが
お話の中では、常識として設定されてしまっていることです。


例えば最初のお話は
会社で新人OLが先輩にフェラをすることになりますが
「フェラをする」という行為自体に
彼女は何ら疑問を抱くことはありません。

当たり前といった様子で、むしろ嬉しそうに
風呂にも入っていない、先輩の汚れたちんぽを咥えてくれます。
そしてこのギャップが、聴き手に対し否応なく興奮を誘います。



ハイクオリティーなエッチシーン
フェラのみ2話、SEXのみ1話
フェラ+SEX1話というのが全体の構成です。

各話ともエッチシーンは非常に濃厚で、特に良いところは
「おちんぽ」「おまんこ」「ザーメン」といった淫語を
惜しげもなく連発してくれる点です。


プレイ中のちゅぱ音もとってもリアル。
かつ各話で登場する女の子はそれぞれ声優さんが違いますから
4人の淫語やちゅぱ音を聴き比べて楽しむこともできます。
(この中だと肉便器になる女の子のフェラ音が割と特徴的かな、と)

個人的に特に聴いてほしい話は
「自分の事が大嫌いな女の子を催眠術で寝取り犯す催眠」

男に触れられることすら嫌がっていた女の子が、最終的には
「ご主人様の素敵なちんぽで もっとおまんこ突いて イかせてください!」
このように男に犯されることを本気で懇願します。

そして挿入してあげると
とても嬉しそうにややアヘった甘い喘ぎ声を上げます。

また、最初のお話である
「新入社員OLは毎朝貴方のオチ○ポ掃除を行うのが仕事と思わせて強制奉仕」
のみ新人OLのモノローグが流れるなど
シチュエーション以外にも差別化がされており
別々の作品として飽きずに楽しめるよう配慮されています。



かなり実用的な作品
シチュエーション、ちゅぱ音、声優さんの演技
どれを取ってもクオリティが高く
「とにかく抜ける作品が欲しい」という方には自信をもって薦められます。
属性的にはドMな方以外なら誰が聞いても問題ありません。
サンプルを聴いていただければ
どんな具合かがある程度わかるでしょう。

本作品はシリーズ3作目で、私は本作からこのシリーズに入りました。
初めて聴いた時、想像以上にいい作品でびっくりしたのを覚えています。
今は手持ち作品のレビューを優先していますが
それが完了したら、是非過去作を買ってレビューしたいですね。

CV:綾奈まりあさん、みる☆くるみさん、葉市憂さん、紗藤ましろさん
総時間 1:17:56


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

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