同人音声の部屋

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タグ:礼門屋

   ● 催眠人形~終わらないお人形の快感を、あなたの望むままに~
   ● 催眠道化師~きみは私のオモチャなんだから♪~
   ● 催眠吸血姫 ~わたくしの家畜になるがいいのだわ~


催眠人形~終わらないお人形の快感を、あなたの望むままに~

サークル「礼門屋」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、メイドの姿をしている上品な人形が
ご主人様を催眠とエッチなサービスでご奉仕します。

催眠パートでは2人で抱き合いながら彼女の重さや温もりを感じさせる暗示を入れたり
エッチでは2人が一緒に絶頂する様子を描くなど
彼女との一体感を出しながら物語を進めているのが特徴です。
人形だからこそ味わえる無限の快感
メイド人形のアンタレスにエッチな催眠をかけられ何度も絶頂するお話。

「私は目覚めました、あなたは眠ります…」
アンタレスは可愛くて落ち着いた声の女の子。
自分はメイドの姿をした人形で名前は自由に呼んでいいと主人公に告げると
彼をドライオーガズムへと導くために催眠をかけ始めます。

本作品は催眠によって彼女と心をひとつにしてから
SEXを中心としたエッチでお互いを感じながら合計7回もの絶頂を迎えます。
「心をひとつにする」「お互いを感じる」などからわかるように
どちらのシーンも彼女との距離の近さや温もりを感じる描写が数多く登場します。

人形と言うと無機質だとか冷たい印象を抱くかもしれません。
しかし彼女は良い意味で人形らしさが薄れており
催眠の開始からエッチの終了に至るまでに何度もこちらを気遣う言葉を投げかけてくれます。
ややMあたりをターゲットにした穏やかな雰囲気漂う作品です。

「催眠というものは命令ではなく学習です。無意識が覚えることで、導入指示がなくとも、すぐにトランスに入ることも可能になるでしょう」
例えば催眠を開始する前におよそ7分間の時間を割いて
催眠に関する豆知識やリードシステムのお話をしてくれます。

リードシステムはその人が最もよく使っている感覚のことで
大きく視覚、聴覚、触覚の3つに分かれるそうです。
催眠に使用する場合は例えば海をイメージさせる際に
視覚が得意な人には「爽やかな青い空、白い雲」など目に見えるものを多く盛り込み
聴覚が得意な人には「心地よい波の音、カモメの鳴き声」と音に焦点を当てれば容易になります。

本作品では残念ながらタイプによって誘導を変えることはないのですが
いくつか質問をして自分がどれに当てはまるかを軽くチェックさせるシーンが登場します。
「これから催眠が始まりますよ」と心構えをさせてるのかもしれません。

その後に始まる催眠はおよそ20分間。
最初は楽な姿勢で横になり、目を開けたまま彼女の声に合わせて深呼吸します。

「わたしは、どこにいるのでしょうか。はい、あなたの傍にいます。わたしの声、よく聞こえていますよね」
「とてもリラックスして、楽な姿勢で、わたしの声を聞いている、ご主人さま…何故か、見ていて、とても、安心します」

彼女はその様子を眺めながら早速自分がすぐそばにいること
深呼吸で気持ちよくなってる主人公の表情に安らぎを感じていることを伝えます。
テーマである「一体感」を意識したアプローチですね
信頼できる人が近くにいるシチュもリラックスに効果的と言えます。

お次は天上の一点を見つめながら彼女の瞼が重くなる暗示に耳を傾け
それから再度深呼吸をしながら体を脱力していきます。

「目にちからが、入らなくなって、ゆらりと、視界が、消えそうになる。ゆっくり、まぶたが下がっていきます」
「あなたが感じている重さは、わたしの身体の重さです。あなたの無意識と、わたしが繋がっている、あかし」

前者は凝視法、後者は分割弛緩法という催眠音声ではよく使われる技法です。
全編を通じて彼女の話すペースが一定なのが残念ですが
深呼吸のおかげもあって実感できるレベルの心地よさや脱力感が得られるでしょう。
サークルさんの過去2作に比べて雰囲気が落ち着いてるのも大きいです。
またここでも彼女が彼の上に乗ってる描写を交え、脱力感を彼女の体の重さとリンクさせています。

「あなたと私は、催眠の世界の、深い、深いところにいる。無意識に呑み込まれて、深い催眠の海の底に沈んでいる」
そして最後はお馴染みのカウントを数えて深化します。
ここまでの流れは割と堅実で良かったと思うのですが
事前に彼女が目を開ける指示を出しているのは大いに疑問です。

大手のサークルさんが多くの作品で催眠の序盤に目を閉じさせていることからもわかるように
目を閉じることは催眠にとって様々なメリットがあります。
具体的には純粋なリラックス、外部からの情報が遮断され声に集中しやすくなるなどです。

催眠パートの仕上げとも言える深化シーンでそれをわざわざ放棄している理由がわかりません。
下手をすると催眠が解けてこれまでの努力が台無しになる可能性もあります。
メリットよりもデメリットの方が明らかに大きいです。
私の場合も正直なところ催眠の感覚がかなり弱かったです。

例えば目を開けた直後にカウントを数えて閉じさせ
同時に暗示を入れて催眠を一気に深めるなどをしていればまた変わったでしょう。
この後に彼女が目を閉じる指示を出すのはエッチの序盤です。

古典系の技術をテーマに合わせてアレンジしているシンプルな催眠です。
アンタレスの存在を感じ、一緒にエッチできる環境を整えるのを目的に
催眠に関する小話をしてからそれぞれの技術を手堅く行っています。
並行して深呼吸を多めに行うおかげで後になるほど気持ちが落ち着いてくるのが実感できます。

しかし先ほど説明した通り、終盤に致命的な問題を抱えているため
催眠にすんなり入れる人はごく僅かだと私は考えています。
目を開けさせたことを逆手に取って深化を進めるのならわかるのですが
私が聴いた限りではそういった部分は特に見られませんでした。
悪い言い方をすれば最後の最後で自爆してるなと。

まとめると、テーマに沿ってるのだけど効果はいまいちな催眠です。
後になるほど人間味が増すアンタレス
エッチシーンは2パート27分間。
プレイは体を擦りつける、キス、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「お人形の、私の身体に、とっても気持ちいい…とってもエッチな快感…刻んで下さい」
主人公に催眠をかけた後、アンタレスは自ら服を脱いでキスをし
さらには体を擦りつけてお互いの気持ちを少しずつ盛り上げます。

エッチは催眠に引き続き彼女が上に乗った状態で
キスや体を擦り合わせてからSEXへと進みます。
ここでも作品のテーマである一体感を意識したセリフが数多く登場し
さらにはちゅぱ音や喘ぎ声も適度に鳴らして彼女自身の興奮っぷりを伝えてくれます。

「んぷぁ、はぁっ、はあぁ… 気持ちいい… キスの感覚で口の中がトロトロになっていく」
「しゅ、しゅごいのおぉぉ…カチカチに硬いオチンポぉぉぉ♪ オマンコの中にずっぽり入ってぇ、いっぱい、いっぱい感じるぅぅぅ…」

最初の「快感上昇」パートは前戯からSEXで1回目の絶頂を迎えるまでのシーン。
彼女は聴き手がSEXをより充実した状態で味わえるようにと
プレイをしながら軽めの暗示を入れて得られる快感を伝えようとします。
そしてSEXが始まると下のセリフのようにちょっぴりアヘった声を漏らします。

本作品は一般的な催眠音声に比べて彼女が乱れる描写に力が入れられており
後になるほど喘ぎ声が多く激しくなります。
反面聴き手に直接働きかけるセリフが少なくなっているので
彼女とエッチしている気分にどれだけ浸れるかが重要になります。
同人音声っぽさをそれなりに持ってるエッチですね。

2番目の「快感持続」パートはSEXの続きとして
彼女が約12分の間に6回連続の絶頂を決めます。
その都度短いカウントを数えて絶頂指示を出す連続絶頂形式です。

「んひゅうぅぅっ、きゃふぃぃぃっ! はふっ、おふぅぅぅ~~っ!♪ お腹にグイグイくりゅのぉぉ… 気持ちいいィ…」
「あひゅうぅぅっ! んひゅっ……ふあぁあぁんっ! はへぇ……お人形のオマンコにぃ、硬いオチンポぉ、ズッポズッポくりゅうううぅぅッ♪」

ここでは普段落ち着いている彼女が絶頂するたびに大きなイキ声を漏らし
後になるほどそれが激しくなる人間の女性に近い反応を見せてくれます。
カウントの前後の暗示がほぼ無く催眠音声のエッチとしては色々残念なものの
純粋なエロさについてはそれなりのパワーを持っていると言えます。

このように、彼女の普段とのギャップを意識した熱いエッチが繰り広げられています。
面白い部分もあるのだが…
全編を通じて彼女の温もりを感じさせるアプローチや催眠の序盤シーンが印象的な作品です。

アンタレスはご主人様にあたる主人公が今回のエッチを存分に楽しめるように
まずは催眠を使って彼女が実際にそばにいる気分にさせ
それからほぼずっと密着しながら2人が一緒に気持ちよくなれるプレイをします。

彼女の口調や言葉が生み出す静かで落ち着いた様子と
エッチで見せるあられもない姿から伝わってくる人の温もり。
2つのサービスからほぼ正反対の形で彼女の存在を強くアピールしてきます。

そして聴き手が彼女をより近くで感じられるように
催眠のお話をして催眠に対する疑念や緊張を解き
さらに深呼吸を多めに行ってより多くの人がリラックスできる環境を整えます。
過去2作が色々とまずかっただけに、このあたりの流れは以前よりもずっと良くなったと思います。

ですが催眠音声としてこの作品を見た場合
深化シーン以降に問題が山積してると言わざるを得ません。
この深化ですとそもそも催眠に入れない可能性がそれなりにありますし
その状態でエッチを聴いても主人公になりきって楽しむのは難しいです。

細かい部分を見るとセリフのペースと間がほぼ一定なこと
アンタレスが暗示に合わせて口調を変えていない、つまり演技指導がほぼされていないことなど
聴き手をより効果的に催眠に誘導するための配慮にも欠けています。
大手サークルさんの作品が優れてるのはこういう部分にまで心血を注いでいるからです。
今後の作品で改善されることを期待したいです。

エッチはテーマに合わせて彼女が乱れるシーンを多めに入れたのは良いと思います。
ですがそれによって暗示や状況説明を極端に少なくするのは疑問です。
例えば2番目の連続絶頂パートはカウントを数えた直後に彼女のイキ声が流れます。
催眠音声のエッチならまずは絶頂を促す追い込み暗示を入れるのが望ましいです。
私にはこれらの描写がかえって聴き手を置いてけぼりにしているように映りました。

絶頂シーンは全部で7回。
喘ぎ声それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

以上のことから今回はかなり厳しい点数とさせていただきました。

CV:秋山はるるさん
総時間 1:07:07

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

催眠道化師~きみは私のオモチャなんだから♪~

サークル「礼門屋」さんの催眠音声作品。

前作「催眠吸血姫 ~わたくしの家畜になるがいいのだわ~」から実に3年8ヶ月ぶりの新作となるこちらは
道化師の格好をしている精液大好きなサキュバスが
催眠を使って主人公の体を操りながら2種類のエッチをします。

聴き手に敢えて抵抗心を抱かせ、それを逆手に取った手法で催眠を深めてくれるのが特徴で
彼女はわざと筋肉を硬直させて暗示を受け入れにくい状態を作り
相手が十分に疲れたのを見計らって自分の声に気持ちよさを感じる暗示を入れてきます。
道化師からのとってもエッチなプレゼント
淫魔のマリオネロンに催眠をかけられてから精液を搾り取られるお話。

「あっ! 美味しそうな男を見つけちゃったー」
マリオネロンは明るくて元気な声の女の子。
偶然見かけた主人公を「ラッキーヒューマン」に選ぶと
彼が喜びそうなサービスを早速してあげます。

彼女は挿し絵の通り道化師のような変わった格好をしており
その見た目と愛嬌のあるキャラで人間の男たちを魅了し
サキュバスの食料とも言える精液を奪っているそうです。
キャラにちなんで奇術的な要素を催眠に絡めてくると期待していたのですが
催眠やエッチは普通の人間が行うスタンダードなもので統一されています。

「お前はただの人間で 私はこわーい化物なんだから 当たり前じゃん あはははは」
そして彼女は冒頭のやり取りをする段階でこちらを見下すセリフを投げかけ
自分に対してわざと抵抗感を覚えるように仕向けてきます。
催眠は聴き手と術者の信頼関係が最も重要ですから
それとは真逆の言動をとるのはある意味無謀と言えます。

しかし彼女にとってはそれらすらも織り込み済み。
抵抗しようとする相手の心理を逆に利用しながら催眠を進めようとします。
かなり珍しいコンセプトの作品ですね。

催眠はおよそ21分間。
最初は彼にハンデとして、カウントに合わせて手足の筋肉に力を入れるよう指示します。
これは人間が緊張している時ほど他人の言葉を受け入れにくくなる性質を踏まえてのことです。

「指を握ると 左手にも力が入って伸びる 左腕がまっすーぐに伸びてゆく」
そして彼女はそれらを行うのに合わせて
こちらの手足がより硬直するよう暗示を入れてきます。
おそらくはカタレプシーの誘発を目的として行っているのでしょう。

ですが先ほど説明したように冒頭シーンで暗示を受け入れにくい精神状態を作り上げていることや
暗示の入れ方、特に語気や話すスピードが硬直を誘うには弱く遅いことから
彼女の言葉に合わせて手足がガッチリ固まる人はそこまでいないと思われます。
少なくとも私はさっぱりでした。

また左手→右手→左足→右足の順にやるのですが
これらの硬直を解くまでにおよそ5分もの時間をかけています。
その間力を入れ続けていたら当然疲れるわけで、こういった部分の配慮に欠けているのも疑問です。
せめて固めたり緩めたりを1箇所ずつ別々に行ったほうが良かったかなと。
皆さんの無理のない範囲で取り組んでみるのがいいでしょう。

「どこまでも抜けていく ピンと伸びていた手足がぐにゃぐにゃになる 目からも手足からも力が抜けきってしまう」
ただし、これらを行った後に手足の緊張を解除するシーンでは
疲れによる脱力感やリラックス感がそれなりに得られます。
彼女も意識的に声を穏やかにして自然に力が抜けるよう後押しします。

体の抵抗を解いた次は心。
目を瞑った瞼越しに見える部屋の天井をイメージしながら彼女の声に耳を傾けます。

「君は私の声を聞いていると 頭の中に思い浮かべたイメージが薄れていって どんどん意識が遠ざかっていく」
「意識が遠ざかって行くと私の声だけが聞こえてくる 私の声を聞くのがとても心地よい このまま聞いていたい 私の声がとても愛おしい」

体に生まれた脱力感による心地よさと彼女の声を聴いている状況を結びつけ
「彼女の声=心地いい」と感じさせるように言葉を投げかけてくれます。
ですがここでも聴き手の抵抗感を逆用するアプローチは特にされておらず
半ば強引に催眠に落とそうとしています。

例えば「私の声を聴いていると催眠に入っちゃうから気をつけてね」と
注意を喚起する形で暗示を入れていく、なんて方法を取っていればまた変わっていたでしょう。
簡単に言うと催眠のコンセプトと進め方があまり噛み合ってないと私は考えています。

体と心の緊張を誘い、緩んだのに合わせて暗示を入れていくシンプルな催眠です。
聴き手を自分の言う通りに行動する人形にすることを目的に
予め自分に抵抗を感じる言葉を投げかけ相手の行動を制限してから
その願望を叶えさせる形で進めています。

一般的な催眠音声とは真逆のスタイルなのが面白いですね。
ですがこの内容で催眠に入れるかと言われると正直首を捻ります。

「さあ パンツに手がかかっていく 手がかかると一気に下ろす 窮屈になったオチンチンを楽にしたくてすぐ下ろす 勢い良くパンツを下ろしていく パンツが降りてオチンチンがポロンと出てしまう…」
「はいっ! 今 君のオチンチンは私に見えるようにでちゃいました!」

本作品の致命的な部分としてまず挙げられるのが暗示の表現です。
マリオネロンは催眠からエッチの最後に至るまで
上のセリフのような非常に固い口調や表現で暗示を入れています。
聴いた限りでは催眠の教本に出てくる暗示の例文に近い表現が多数使用されています。

道化師は人を楽しませるのがお仕事ですから
奇妙だとか、おちゃらけているキャラであるのが自然です。
ですが彼女はまるで学校の先生のような堅苦しい態度で催眠をかけてきます。
そして催眠以外の会話をする時は元のひょうきんな口調へと戻ります。

このセリフの大きな落差が作品全体に強い違和感を生み出しています。
彼女が催眠を施しているのだから彼女らしい口調で暗示を入れてほしかったです。
他には全編に渡って彼女の話すペースがほぼ一定なのも気になります。
緩めるところは緩め、締めるところは締めるからこそ聴き手の心に響くのです。
使われている技術が道化師とまったく関係がないところも非常に残念です。

まとめると、テーマは面白いのだけど進め方はいまいちな催眠です。
寸止めを交えた2種類のエッチ
エッチシーンは2パート50分ほど。
プレイは玉舐め、フェラ、パイズリ、オナニー、擬似SEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「ふふっ 大丈夫だよぉ? 今から私が少しずつ君の感覚を開放していってあげるからねぇ?」
催眠を使って主人公を自分のマリオネットへと作り変えたマリオネロンは
より良質の精液をいただくための手始めとして彼のタマタマを舐め始めます。

エッチは身動きの取れなくなった彼を彼が責めたり指示を与えます。
最初のドライパートは軽い感度強化をした後に玉・竿・亀頭を舐め
最後におっぱいで挟み込んでフィニッシュするプレイ。
催眠音声らしくカウントと暗示を駆使してプレイの様子や快感を伝えながら進めていきます。
そして合間に若干の焦らしを加えて心と体の興奮を高めようとします。

ちなみにドライパートとなっていますがフィニッシュには射精表現があります。
ですからウェットパートと呼ぶほうが妥当でしょう。
物理的な刺激を一切加えない射精ですので完遂するのは相当に難しいです。

「私の舌が伸びていく 君のタマタマに伸びていく タマタマに舌先を当ててペロペロしていく ペロペロされるととてもくすぐったい くすぐったくて腰が震える 腰が浮いちゃうほどくすぐったい」
最中の暗示が堅苦しいのが気になりますが、進め方自体は丁寧です。
ただしプレイの説明やセリフが多いおかげで実際のプレイをする時間がかなり短くなっており
結果的に純粋なエロさがかなり弱くなってしまっています。
フェラの時も暗示の合間に10秒程度ちゅぱ音を鳴らす感じです。

「私は君をゾクゾクとした気持ちにしようと オチンチンの裏側を タマタマから先っちょのカメさんにかけて 登るように舐めていきましたっ…♪」
他にも彼女が話しているにもかかわらず、官能小説のような表現のセリフがあるのも疑問です。
催眠は聴き手に自分のことのように思わせるセリフを投げかけるのが有効です。
ここでも催眠と同じくセリフの表現が大きく足を引っ張っています。

もう一つのセルフパートも基本的な進め方は一緒。
おちんちんの感度を上げ、カウントの後に握ってから
最初はゆっくり、しばらくすると一旦停止しその後速めにしごきます。

「さあ 私がゆっくりと腰を下ろしてオチンチンのカメさんをオマンコに入れ始めました。とっても暖かくてくすぐったい 思わず背中が震えてしまう 気持ち良すぎて 精液どころかおしっこまで出てしまいそうです…」
ここでは後半に彼女と騎乗位でSEXするイメージを絡めた珍しいオナニーが登場します。
喘いだりはしないのでもう少しエロさが欲しいところなのですが
彼女がより気持ちいい射精ができるようにと暗示でサービスしてくれています。

※重要※
セルフパートのフィニッシュシーンに彼女がカウントダウンをするのですが
その際に「3、2、1、0」を「3、2、10」と間違って読み上げる箇所が確認されています。
発売から4ヶ月が経った現在も修正されておりません。


このように、暗示で心と体を操作する催眠色の強いプレイが繰り広げられています。
色々と惜しい作品
催眠の序盤から中盤にかけて行われる抵抗心を呼び起こしてから落とす流れが印象的な作品です。

マリオネロンは主人公がそうやすやすと自分の言う通りにはならないことを察知し
敢えて彼の気持ちを汲みながら催眠を進めていきます。
催眠音声はまず聴き手に良く思ってもらおうと働きかける作品がほとんどですから
本作のような捻ったスタイルでの誘導は個性的であり面白く感じます。
道化師が見せる奇術のような不思議さを感じる人もいるかもしれませんね。

しかし実際に催眠を始めた後はここまで書いてきたように問題点が多々あります。
全体を通じて強く感じられる暗示表現の硬さ・歪さを初め
聴き手の意向・願望よりも自分の意思を優先するシーンが見られたり
エッチにおける言わば機械的・作業的な進め方などが主な要因です。

催眠は聴き手をもてなす行為ですから
常に相手の興味を引き、楽しませながら催眠やエッチを進めるのが望ましいです。
聴いてて楽しくなかったら当然集中力は落ちますし言葉に耳を傾けてはくれません。
残念ながら本作品にはその最も重要な部分が決定的に欠けていると私は考えています。

催眠はコンセプトはかなり面白いです。
似たようなスタイルで催眠を進める「催眠ゲーム ~術師の挑戦~」という名作もあります。
だからこそ形になっていないのが惜しく思えます。
疲労による意識のぼやけを感じることはあっても催眠特有の感覚は得にくいです。

エッチはこれから行うプレイを説明し、カウントを数え、暗示を入れるのを繰り返します。
催眠としてこの進め方は正しいのかもしれません。
ですが結果的に抜きにくい雰囲気が出来上がっているのはどうかと思います。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。
サークルさんの「本格的な導入」に期待していただけに本当に残念です。

CV:水谷六花さん
総時間 1:31:15

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

催眠吸血姫 ~わたくしの家畜になるがいいのだわ~

サークル「礼門屋」さんの催眠音声作品。
AVG、ACT、STGなど様々なジャンルを手がけるサークルさんです。

今回紹介するこちらの作品は、上品でちょっぴり高飛車な吸血鬼の女の子が
催眠を使って主人公を隷属させ血や精液を吸い取ります。

ドライパートで吸血のみに絞った珍しいプレイを行っており
彼女の肌や唇の温もりを暗示を使ってしっかり感じさせながら
部分ごとに吸い上げるちゅぱ音を鳴らしてその様子をリアルに伝えてくれます。
お嬢様吸血鬼の家畜になるために
吸血鬼「ユフォリア・リヒュタイン」の家畜になって精気を吸われるお話。

「人間 愚かな人間 あなたのことよ 下衆な人間の男」
ユフォリアはややトーンの低い声で淡々と話す女の子。
人間である主人公に見下すような態度で挨拶をすると
催眠を使って彼を自分の家畜へと作り変えようとします。

催眠は2パート15分30秒間。
まずは目を開けた状態で深呼吸をしながら彼女の言葉に耳を傾けます。

彼女が話す内容は催眠音声ではお馴染みの脱力を促す暗示。
息を吐くタイミングに合わせて最初の数分間は体全体が
その後は腕、肩、背中、足など体をパーツごとに分けて力が抜けるよう働きかけます。

「全身の力を 抜いて ゆっくり ゆっくりと 深呼吸しなさい リラックス するのよ ゆっくり ゆっくりと 深呼吸しなさい」
しかしセリフに「~しなさい」という命令口調を多用しているため
一般的な催眠音声に比べて力が抜ける、あるいは動かしたくなくなる可能性は低いです。
命令や懇願をする言い回しは主に意識がキャッチしてしまい
催眠にとって重要となる無意識に対してメッセージが届きにくいからです。

お次は彼女がこちらの背中に抱きついている様子をイメージしながら
カウントに合わせて催眠状態を深めます。

「からみつく肌が柔らかな快感となって 溶けていく 身体がとろけて あなたとひとつになってしまいそう」
「ぷにぷにして、みずみずしい 女の子の肌の感触 気持ちが良くて もう離れられない」

女性の肌や温もりは男性にとって魅力的であり心安らぐものでもあります。
そのことを利用し、彼女はこちらが自分から離れれらない状況を作り上げているわけです。
先ほどとは方向性の違う面白い脱力のアプローチですね。

深呼吸と並行して分割弛緩でリラックスさせ、カウントで深化するシンプルな催眠です。
主人公がユフォリアの命令に抵抗できないようにすることを目的に
心や体が脱力する暗示を適度に入れることで徐々に力を奪おうとします。
催眠の基本的な流れは問題なく出来上がっていると思います。

しかし、残念ながら本作品の催眠を聴いて深い催眠状態に入れる人は皆無でしょう。
そもそもの時間が短い、技術が簡略化されている
暗示の言い回しやボリュームにやや難があるなど細かい部分もそうですが
催眠の開始から深化の終了まで常に目を開けながら行っているのが最も痛いです。

催眠音声のほとんどで開始直後に閉眼の指示が出ることからもわかるように
目を閉じることによって催眠への入りやすさ、深まりやすさはそれなりに変わります。
それは催眠状態がリラックス+集中している精神状態であり
目を閉じるという行為がその両方にとってプラスに働くからです。

最近「催眠アニメ」という目を開けたまま聴く作品が俄かに出てきていますが
それらは目を開けること、何かを見つめることを利用した催眠の技術をきちんと使っています。
ですが本作品においてはそういった要素は特に無く
むしろ目を開けていることで催眠に入りにくい環境を作り上げてしまっています。

以上のことから非常に厳しいというのが正直な感想です。
血と精を吸われる快感
エッチシーンは2パート19分ほど。
プレイは吸血、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
ドライ、セルフ両方の絶頂形式が登場します。

「わたくしに血を吸われると あなたは心地好い刺激を得られる 血を吸われた個所から全身に 強い快感を味わうでしょう」
催眠によって主人公の心身のコントロールを奪うことに成功したユフォリアは
いよいよ彼の右腕に牙をつきたて、その血を吸い始めます。

エッチは吸血によるドライ、オナニーによるセルフとプレイをひとつに絞り
それぞれ暗示で操作しながら進めていきます。
最初の「ドライ吸血」パートは事前に目を閉じ右腕、左腕、首筋、右足、左足の順に
彼女が血を吸っていく様子を描きながらエッチな興奮を高めていきます。

「右腕が熱くなる 右腕が熱くなる 熱くなる とても熱い 右腕が熱い 右腕が熱い」
吸血という架空のプレイを聴き手に実感してもらうために
彼女は肌や唇が触れた際に熱を感じる暗示を何度も入れてきます。
残念ながら肝心の吸血による快感についてはあまり触れられてはいないのですが
女性に密着されているシチュから性的興奮を促しているのかもしれません。
ちなみに、血を吸う時には控えめなちゅぱ音がしっかり鳴ります。

「全身が灼熱に包まれる 最高の快感が襲ってくる 全身が快感で悶え狂う 意識が真っ白になる」
そして一通り行った後は体全体の血を吸いながらドライオーガズムへと導きます。
淫語や喘ぎ声といったエッチな要素をほとんど使っていないプレイですから
人によって感じ方に随分と差が出るのではないでしょうか。
100%吸血のみでイかせる面白いプレイです。

続く「セルフ搾精」パートはひたすらオナニーする正統派のプレイ。
催眠パートに引き続き目を開けたままおちんちんをしごき続け
彼女の許可が出るまでひたすら射精を我慢します。
プレイ時間が8分くらいなのでそこまでハードというわけではありません。

「ペニスから迸る気持ち良さが血管を駆け巡る からだ全体が熱くなって 沸騰しそうなほどに熱い」
「しこしこ しゅっしゅ ペニスが脈打つたびに からだ全体に快感が広がっていく」

こちらも吸血パートと同じく体にエッチな熱を感じさせたり
射精に向けて快感が高まっていくよう暗示を入れてくれます。
催眠パートで入れた弛緩の暗示を解かずにプレイを始めているのは疑問ですが
催眠音声らしい暗示重視のプレイを行っているところは良いですね。

絶頂はどちらも最後に1回ずつカウントに合わせて行います。
このように、吸血鬼らしさを前面に押し出したプレイが繰り広げられています。
ソフトに調教してくれる作品
吸血鬼による隷属とその儀式としての搾精に催眠を絡めている作品です。

ユフォリアは主人公に会った直後から彼を明らかな奴隷として見ており
半ば命令するような口調やスタイルで催眠誘導やエッチを進めます。

しかし彼が死なないよう血を吸う量をセーブしたり
性的快楽を与えながら精気を吸い取る気遣いもところどころで見られるため
彼女に対する抵抗感はそれほど強烈には湧いてきません。
家畜としてではありますが彼女は彼を必要とし、それ相応のご褒美も与えています。

ですが先ほども言ったように催眠に致命的な問題を抱えているため
これらのプレイを主観的に楽しむのは難しいだろうと私は考えています。
実際に聴いてみたところ意識のぼやけや体の脱力感は特に無く
エッチは普通のボイスドラマを聴いているような気分でした。
催眠音声である以上、一定以上の深さに誘導できる技術を行使して欲しいです。

エッチは催眠がしっかりしていればもっと楽しめたであろう可能性を感じました。
温感特化で感度上昇は少なめですが暗示の入れ方は結構しっかりしています。
だからこそ催眠に対してかなり厳しいことを言わせていただきました。
淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

テーマやエッチの内容が面白い反面、完成度に難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 50:43

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2015年09月02日まで半額の486円で販売されています。
その場合の点数は3点です。

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