同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:石化

   ● メデューサの魔眼催眠
   ● 【催眠】メスガキ魔王と召喚モンスターの強制メスイキレイプ【ドライオーガズム/セルフあり】
   ● 【バイノーラルTS催眠】TS触手と淫魔の牢獄~ホントはオトコだったのに、連続潮吹き絶頂してアヘ顔ブザマな石像になっちゃう催眠~
   ● みみたべあくまさん~囁きと耳舐めで魂まで食べられちゃうお話~
   ● 石化催眠 ~石飾の魔女~




サークル「みじんこ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ダンジョンの一角で宿屋を経営してる善良なメデューサが
そこを偶然訪れた冒険者をエッチな催眠で元気にします。

彼女の固有能力を取り入れたイメージ重視のサービスをするのが特徴で
催眠は草原や土の中といった自然物を絡めてスムーズに落とし
エッチに入ってから石化や魅了を使って2種類の絶頂に追い込みます。
暗さや重さはまったくないのでノーマルな人も普通に楽しめるでしょう。
冒険者にも優しいメデューサ
メデューサに催眠をかけられ2種類のエッチをするお話。

「いらっしゃいませ~って、勇者様!?」
メデューサは明るくて可愛い声のお姉さん。
自分の宿屋を訪れた主人公がいきなり攻撃してきたので弾き返すと
自己紹介してから休んでいくことをすすめます。

本作品は魔王軍を離れて趣味で宿屋を営んでる彼女が
冒険中に負傷した彼をおよそ50分に渡ってもてなします。
彼女は以前冒険者に助けられたことがあるので人間に敵意を持っておらず
この宿屋も周りに回復ポイントがないのが気になって作りました。

「ここで冒険者様やモンスターたちの行き来を見てたんですが、モンスターとの戦闘で傷ついた冒険者様がそのまま通っていく姿が見ていられなくって」
回復魔法も使えるキャラなので人外では珍しく癒し系です。
途中で変わったこともやりますけど悪意は一切ありません。
この先で出会うモンスターへの対策を教えてくれるシーンもあります。

みじんこさんの催眠音声はシナリオ担当が毎回変わる関係で品質にムラがあるのですが
今作は催眠音声サークルのSi-Aさんが協力してるおかげで安定感があります。
メデューサの特技を活かしたプレイも登場しますし、要所を押さえたコンパクトな作品に仕上がってます。
純粋なエロさは低いので催眠そのものを楽しみながらイキたい人に向いてます。
イメージ重視のシンプルな催眠
催眠は2パート10分間。
横になって目を瞑り、まずは草原のイメージをしながら深呼吸します。

「大きく息を吸ってみると、芝生独特な匂いが、肺いっぱいに広がる 息を吐くと、肺から空気が抜けて、体が、沈み込んでいく」
呼吸の合図を出しながら爽やかな風や心地いい日差しを感じさせ
さらに「力が抜ける」「体が沈む」といった脱力の暗示を入れます。
本作品は全編を通じてイメージを重視しており、催眠の序盤から想像力が膨らむアプローチをかけます。

2番目のパートは別のイメージを使って深化します。
自分が寝転んでる草原の水分が上がって地面に沈み込む感覚を与え
そこにあるキーワードを仕込んで催眠状態がさらに深まるように働きかけます。

「溶けながら、沈んで行く もっと深くまでとろとろと、言葉に身を委ねながら、深くまで沈んでいく」
聴き手が抵抗を感じないように言葉を選んで語り掛けてました。
囁きに近い抑えた声量で話すのも心地いです。
数多くの催眠音声に出演されてる声優さんなだけあって演技も安定してます。

前半はリラックス、後半は深化をする無駄のない催眠です。
冒険で疲れた主人公の心身を癒すことを目的に
草原のイメージを交えた深呼吸&脱力から入り
その後は地中に沈むイメージに合わせて深く落ちる暗示を入れます。

本作品はエッチで個性を出すように構成されており
催眠はとにかく短時間で効果的にかけることを意識してます。
中程度くらいまで入れましたから質の良い催眠だと思います。
キーワードを用意したのはエッチで催眠状態を維持しやすくするための工夫でしょう。
魔眼で快感を制御するエッチ
エッチシーンは2パート25分間。
プレイは体の石化、カウントによる絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。

「ほら、私の目を見つめて 琥珀色の綺麗な瞳に、貴方の視線が吸い込まれて離れない」
催眠を使って主人公を別の場所に案内したメデューサは
自分の固有能力を使って今度は快感を与えます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「4_ドライ(約14分)」はドライオーガズムを目指すパート。
催眠パートで用意したキーワードを投げかけながら
彼女の目を見ると体が固まったり気持ちよくなる暗示を入れます。

「固まってしまった所にはもう快感は届きませんから、まだ固まっていないところへたまる快感が どんどん濃くなっていく」
メデューサは相手を石にする能力をもつモンスターです。
だからここでは彼女と見つめ合うイメージと体が硬直する暗示を組み合わせて臨場感を出します。
体が固まる暗示は催眠の中でも入りやすいほうですから、実際にそうなる人は結構いるでしょうね。
そうやって石化してない場所へ快感が集まるように働きかけます。

石化は彼女が撫でたらすぐ解除されるのでヤバいものではありません。
1回目と2回目でドライのさせ方に違いを設けるなど
石化能力を有効に使って同じドライでも別の快感を与えます。

続く「5_ウェット(約11分)」はセルフからの射精。
インプやサキュバスが得意とする魅了効果を追加してゆっくり追い込みます。

「好きな人にオナニーしてるところ見られて、恥ずかしい でも、それが気持ちいい 扱く手が止まらない」
彼女を好きになるアプローチを小まめにかけながら
オナニーの指示を軽く出したりカウントを数える親切丁寧なプレイです。
またパートの後半からはちょっぴり意地悪な要素を加えて射精の快感を押し上げます。
サービスとしてやってるだけで悪意はないのでM度は低いです。

このように、メデューサだからできることを積極的にやる個性的で幅広いエッチが繰り広げられてます。
イメージ重視の穏やかな作品
癖の強いジャンル(石化)を大衆向けに調整したノーマル~ややM向けの作品です。

メデューサは冒険の途中で自分の宿を訪れた主人公の心身をリフレッシュさせようと
まずはコンパクトな催眠で癒しながら催眠状態を深めます。
そしてエッチは魔眼を使って体の石化や心の魅了をしながらドライと射精に導きます。

温和な性格をしてるメデューサがエッチな催眠で冒険者をもてなすシチュ
催眠は手堅くこなしてエッチで個性を出すメリハリを持たせた作り
不安や恐怖ではなく快感を与えるために石化させる独特なエッチ。
より多くの人が聴きやすいと感じるようにまろやかなタッチで仕上げてます。

中でもエッチは彼を喜ばせるために石化を使うのが斬新ですし
催眠の技術もしっかりしてて不思議な感覚を抱きながらイケます。
私は前半のドライのほうが楽しめましたけど、後半のセルフも違う良さを持ってます。
人外モノでは珍しくハードな描写がまったくなくて本当に誰でも聴ける内容です。

絶頂シーンはドライ2回、射精1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

おまけはコメントボイスとミニCMです。

CV:まさきふぁんさん
総時間 56:38(本編…44:42 おまけ…11:56)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります



サークル「Hypno Story」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、可愛い見た目と強大な力を持つ魔王が
自分を倒しに来た勇者をエッチな催眠で返り討ちにします。

彼らの関係と召喚したモンスターを組み合わせた個性的なサービスが行われており
催眠は「リラックスしてはいけない」と彼に抵抗させながら暗示を入れ
エッチはスライム、メデューサ、触手の持ち味を活かして複数の性感帯を同時に責めます。
状況に合った効果音も鳴りますから、非現実的なプレイでもイメージしやすく感じるでしょう。
敗北勇者が味わう快楽地獄
強欲の魔王ルゼアに催眠をかけられ色んな性感帯を責められるお話。

「よく来たな 勇者よ」
ルゼアは命令口調で話す穏やかな声の女の子。
幹部たちを倒してここまで来た主人公を余裕の表情で迎えると
彼が自分を見てないことに気づいて少し機嫌を悪くします。

本作品はメスガキっぽい容姿でも膨大な魔力を持つ彼女が
人間たちを救うために立ち上がった彼をおよそ100分間の催眠とエッチで屈服させます。
彼女は彼を下僕にする気なので直接責めるシーンはほとんどなく
召喚したスライム、メデューサ、触手に任せて実況や暗示を入れる役に専念します。

「触手の先が前立腺をとんとん叩く 擦られるのも気持ちいい 耳の中もとろとろで幸せ」
最大の特徴は同時責め。
耳、乳首、前立腺、おちんちんをパートごとに違う組み合わせて刺激します。
作中でしゃべるのは魔王だけですが各プレイに専用の効果音が用意されており
それらと暗示を組み合わせて快感とイメージ力を膨らませます。

敵同士でもそんなに手荒なことはしないので属性はややMあたりです。
乳首責めの割合が高いことから乳首開発済みな人が最も楽しめると思います。
おちんちんは約10分と短いですし、省略もできる脇役に近い位置づけです。
反抗心を逆手に取った催眠
催眠はおよそ29分間。
まずはスライムが体にまとわりついてるイメージをさせながらリラックスを促す暗示を入れます。

「リラックスしてはいけない リラックスしたら催眠にかかりやすくなるからな」
ルゼアは主人公が自分を討伐したがってることを理解してます。
だから魔法で動きを止めた後も抵抗するようにけしかけます。
それと同時にスライムが分泌する媚薬が体に染み込んで温かくなる暗示を入れます。
にちゃにちゃした水音を控えめな音量で流してて雰囲気作りが上手です。

「リラックスするなと言ってるのにリラックスできるの?」と思う人がいるかもしれません。
でも音声を聴いてれば心が落ち着いたり体が重くなる感覚が徐々に強くなります。
エロトランスさんの「催眠ゲーム ~術師の挑戦~」でも使われる有効なアプローチです。

「急激に落ちる 暗く 深い 催眠の世界に落ちる」
開始から10分くらい経つとリラックスから深化を重視するようになります。
スライムは両耳を同時に舐めるような水音へと変わり
魔王は「深い」「落ちる」といった暗示を小まめに入れて後押しします。
その後は大きく深呼吸してリラックスするなど、敵意を一切持たず穏やかに接します。

2番目の「Tr.03 メデューサの石化拘束」はさらなる脱力と深化。
石化の能力で手足だけが動かせなくなるイメージを語り
その合間に体が重くなったり催眠状態が深まる暗示を入れて実感させます。
石化させる時も専用の効果音が少し鳴ります。

「別にわらわはお前を殺そうなどとは思っていない ただ お前を完全に屈服させて この支配欲を満たしたいだけだ」
人によっては不安や恐怖を感じそうなシーンなので彼女もかなり気を配ってました。
石化は一時的なもので手足に限定する、自分は彼を弄びたいだけだとはっきり言います。
信頼関係の構築にも気を配ってるから嫌な感じはまったくしません。
圧倒的に有利な状況なのに彼をもてなそうとするところが面白いです。

イメージ、暗示、効果音を組み合わせて誘導する独特な催眠です。
聴き手の手足を封じてから魔王に対する抵抗心も奪うことを目的に
最初はリラックスしないように我慢させながら脱力感や体の温かさを与え
それからスライムやメデューサの助けを借りて深化と手足の硬直へ進みます。

深呼吸や脱力をするところは一般的な催眠音声と同じですけど
そのやり方が物語に沿ったものなってて没入しながら催眠に入れました。
効果音も責める部位によって位置や質感を変えてますし、雰囲気作りに結構力を入れてます。
過激な描写は特にないので初心者から玄人まで誰でも聴けます。
後になるほど密度が増すエッチ
エッチシーンは3パート49分間。
プレイは乳首責め、耳責め、前立腺責め、フェラです。

乳首責め、耳責め、前立腺責めの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフは一応ありです。

「お前のよわーい乳首に ピンポイントに媚薬を染み込ませつつ イけそうでイけない刺激を じわじわと与えてくれるだろう」
催眠を使って主人公を無防備にしたルゼアは
スライムに左右の乳首を責めて感度を上げる指示を出します。

エッチは終始彼女たちが責め続けます。
最初の2パートは37分間はイメージや暗示で気持ちよくする催眠音声ならではのプレイ。
「Tr.03 メデューサの石化拘束(約13分)」はスライムが焦らし気味に乳首を責め
「Tr.04 触手の同時責め(約24分)」は触手を追加して耳、乳首、前立腺を同時に責めます。
Tr.03は最初の7分が催眠の終盤、次の13分はエッチの序盤という構成です。

「乳首が アルコールを飲んだ時のように じゅわーっと 激しく熱を持つ」
彼女は彼を徹底的に負かすためにエッチしますから簡単にはイかせません。
スライムで乳首責めする時は乳輪だけをいじらせて弱めの快感を与え
その合間に少しだけ乳首へ触れて生殺しにします。
そして同時に乳首が熱くなったりムズムズする暗示を小まめに入れます。

効果音が鳴るなら乳首責めの様子をそこまで細かく実況する必要はありません。
空いた分を暗示に振り分けて主観的に体験しやすいプレイに仕上げてます。
体が熱くなる感覚は催眠パートでも入れてるので、ここでそうなる人は普通にいるでしょう。

「左乳首 耳 そして右乳首 快感と幸せが混ざり 乳首で 耳で 脳内で ぶわーっと弾ける」
本作品の売りである同時責めが出てくるのはTr.04から。
スライムよりも滑らかな触手音を加えてその様子をわかりやすく表現します。
複数の音が同時に鳴ってもうるさく感じないように、ひとつひとつをゆっくり動かしてました。
片方の乳首+耳責め→前立腺+耳責め→これら全部と変化させて徐々に濃くします。

ここは長いカウントに合わせて3回絶頂する流れになってまして
これだけで約20分とかなりの時間を割いてます。
1カウント毎に気持ちよくなる暗示を長めに入れる丁寧なリードでした。
3つの性感帯を同時に責める3回目が一番気持ちよかったです。

最後の「Tr.05 敗北射精(約12分)」はオプション扱い。
ドライしても彼がまだ満足してないことに気づいて今度は射精させます。

「チンポと耳と 乳首と前立腺 すべて同時に責められたら どれほどすごい射精をさせられてしまうんだろうな」
プレイは耳責め、乳首責め、前立腺責めを同時にやりながらルゼアがフェラします。
オナニーする描写がない代わりに利き手の石化だけ解きます。
聴き手に対して「しごきたかったらどうぞ」とメッセージを送ってるのでしょう。
作中でちゃんとオナニーするのがセルフの定義なので、これを「セルフあり」と言うのはどうかと思います。

あと最中のセリフは同人音声寄りで催眠暗示は少ないです。
彼女がフェラするからそもそもしゃべれませんし、合間のセリフも普通に話す感じになってます。
聴かなくてもいいパートならこれで別にいいんじゃないでしょうか。

実際に聴いた感想ですが催眠、エッチいずれも明確な個性を持ってて良かったです。
催眠は2人が敵対してる状況を踏まえて彼に抵抗するよう呼びかけながら暗示を入れます。
本当に抵抗させる気があるならこういう言い回しはしませんから
それっぽく見せてさり気なく催眠をかけることを目指してるのだと思います。

そしてエッチはおちんちんを責める時間は最後に少しだけ用意し
耳責め、乳首責め、前立腺責めを組み合わせてドライへ持っていきます。
効果音が鳴るからプレイの様子をイメージしやすいです。
Tr.05以外は感度を上げたり気持ちよくする暗示も厚めに入れます。
穏やかな人外作品
M度の低いやり方で負ける快感を味わわせる作品です。

ルゼアは自分を倒したがってる主人公の心を折るために
魔力で動きを封じてからスライムやメデューサと連携して催眠をかけます。
そしてエッチは触手も加えて耳、乳首、前立腺、おちんちんを同時に責めます。

強大な魔力を持つメスガキ魔王がエッチな催眠で勇者を屈服させるシチュ
作品固有のイメージ、暗示、効果音を組み合わせて誘導するテーマ性の強い催眠
おちんちん以外の性感帯を重点的に責めながら暗示も厚めに入れるややアブノーマルなエッチ。
彼女に勝てないことを思い知らせながら絶頂させるように作品を組み立ててます。

中でも催眠は既存の技術にできるだけ頼らずに構成されてて良いです。
手足の脱力を丁寧にやるから催眠に入ってるのを実感しやすくなってます。
エッチもTr.04までは催眠重視の構成なので最後まで維持できるでしょう。
効果音がよく鳴るけど音で快感を操作する意味合いは薄いため音モノではありません。

絶頂シーンはドライ3回、射精1回。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:架月らみゅさん
総時間 1:35:59

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2022年12月25日まで20%OFFの1056円で販売されてます。



サークル「百合虎魂」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、褐色の肌と珍しい翼を持ってる淫魔が
引き寄せられてきた男性に催眠を交えたアブノーマルなエッチをします。

お漏らし、触手、石化、長期間の放置プレイなど色んな特徴を持ったエッチをするのが魅力で
催眠は深呼吸を多めにやったりイメージと絡めた女体化をスムーズに行い
それから後になるほど個性の強いプレイをやって何度もドライへ追い込みます。
発掘現場で起きた奇妙な出来事
淫魔のツバキに催眠をかけられイかされたり石像にされるお話。

「おや どなたかいらっしゃったのでしょうか」
ツバキは丁寧語で話す穏やかな声の女の子。
自分たちの歌声に誘われてやって来た主人公に挨拶すると
指を鳴らし彼の意識をはっきりさせます。

本作品は考古学を専攻してる大学生で発掘作業を手伝ってた彼が
そこで偶然拾った石をきっかけにおよそ90分間の不思議で気持ちいい体験をします。
冒頭の7分間は物語の背景や彼らが出会う様子が語られており
彼女がいる銀の牢獄に入った後から催眠を始めます。

最大の特徴はエッチの奇抜さ。
触手プレイ、石化、放置プレイなどレアなものがいくつもあります。
絶頂形式は全部ドライで連続と大きく1回やるもの両方があります。
ちゅぱ音や効果音も結構入ってますし、一般的な催眠音声よりも独自性が強いです。

催眠はおよそ20分間。
体を軽く愛撫されてから檻の中にあるベッドへ横になり
深呼吸を繰り返しながら彼女の声に耳を傾けます。

「吸ってー あなたの中から 吐いてー 男の子らしさが抜けていく」
彼女は淫魔を名乗ってますが精液にはまったく興味がないようで
呼吸を通じて彼の男性部分を吐き出し、代わりに女性の要素を取り入れるイメージを行います。
合図と呼吸音を組み合わせてリードするので呼吸のペースもわかりやすいです。
女体化と深化をほぼ同時に進めるところが本作品の催眠における大きな特徴です。

「力がするりと抜けていく 力と一緒に あなたの中から男の子らしさが 触手に吸い取られていくのがわかる」
ある程度リラックスできた後は彼女ならではのやり方で女体化します。
背中に生えてる触手でできた翼で彼の体を包み込み
その感触を伝えながら男らしさをさらに吸い取って女性の体に近づけます。
そして一通り終わった後はカウントに合わせて体格、肌の質感など性差が出やすい部分を変えていきます。

具体的な容姿は特に言わないので聴き手が好きにイメージしていいのでしょう。
触手音もちゃんと鳴りますし、催眠の段階から作品の特徴を取り入れて個性を出します。
そして最後に深化の暗示を入れて催眠状態を安定させます。

リラックスしてから女体化と深化を同時にやる割と変わった催眠です。
聴き手の心と体を女性になりきらせることを目的に
深呼吸を交えた脱力の暗示から入り、同じく呼吸に合わせて男性らしさを薄める暗示
背中の触手とカウントを使った女体化、そして球体心像法っぽい深化と
古典催眠の技術と作品固有の要素を組み合わせてストレートに誘導します。

深呼吸の時間が7分くらいあるのでこれだけでも軽い催眠に入れます。
ただ女体化のやり方が独特なことを考えると中上級者向けの内容かなぁと。
私は深化させてから女体化に移ったほうが堅実だと思います。
どんどん過激になるエッチ
エッチシーンは3パート51分間。
プレイは体の愛撫、フェラ、SEX(正常位?)、耳舐め、潮吹き、触手責め、放尿、石化、2000年放置されるです。

SEX、触手責め、潮吹き、放尿の際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフはありません。

「不意に触手で 無造作に乳首を弾かれる ほんの少し触れただけなのに ビリっとした快感に 体がぴくんと跳ね上がって あなたは甘い声を漏らしてしまう」
催眠を使って主人公を女の子に変えたツバキは
体を軽く愛撫してから女の快感を教えてあげます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「#2 メスイキおもらし(約18分)」はふたなりを含んだレズプレイ。
体の愛撫と暗示で感度を上げてからフェラ→SEXと繋いでドライ絶頂に持っていきます。

「口の中で硬くなって 熱く脈打ってるおちんちんが なんだかとても誇らしい」
そして彼女はプレイの様子を彼の視点で語りながら
気持ちよくなる暗示を入れて臨場感を出します。
フェラの時はちゅぱ音を鳴らすのと同時に恍惚感や奉仕する快感を与え
SEXは大事な部分を熱いもので突かれる快感や、お互いの乳首をこすり合わせる快感を伝えます。

そんなにぶっ飛んだことはやらないので
女体化の定着や雰囲気づくりといった準備の意味合いが強いように思えます。
音と暗示を組み合わせて責めるおかげでイメージしやすいしエロいです。

本作品らしさが出てくるのは次の「#3 おもらしガマンできるもん(約7分)」。
催眠の時とは違う触手を使って乳首、おまんこ、アナルを責めて何度もイかせます。
そして最後の「#4 二千年じらされて(約26分)」は、石化した彼が2000年間どんな生活を送ったか語ります。

「その触手ちゃんは あなたを女の子に変えたのとは ちょっと違う子でしてね」
彼女によるとこの触手はイかせた相手を石に変える能力を持っており
1回絶頂させるたびに気持ちいい暗示と体が重くなる暗示を入れて動きを封じます。
痛みや苦しみを与えることはないので触手責めメインで石化を加えてる感じです。
多少のスリルは感じますけど、暗さや重さはそんなにないかぁという印象です。

そして#4は2000年間をいくつかに分けて、その時彼がどういう体験をしたか話します。
石化してる時点で動けませんから周りがどんどん変わっていきます。
またそれ以外にも気持ちよくなれる要素を盛り込み、パート終盤の絶頂へ向けてじっくり追い込みます。
純粋な快感よりもシチュを楽しむ内容になってて他の2パートとは方向性が随分違います。

実際に聴いた感想ですが催眠、エッチいずれも思い切ったことをやってると感じました。
催眠は深化と女体化を並行してやるところが独特ですし
エッチも#2以外は敢えてぶっ飛んだことに挑戦してます。
特に#4は結構聴き手に委ねた内容になってます。

癖が強いので万人向けではありませんが、刺さる人にはドハマりする可能性を秘めてます。
エッチが十分個性的なので、催眠はもう少し無難にやったほうがバランスは良くなったと思います。
難しい題材を扱う作品ほど保険をかけたほうが質は上がります。

このように、催眠音声でもあまり見かけないプレイを複数盛り込んでるドM向けのエッチが繰り広げられてます。
突き抜けてる作品
サークルさんの持ち味である百合&レズにまったく違う要素を加えた風変わりな作品です。

ツバキは発掘現場で不思議な石を見つけた主人公をおもちゃにしようと
催眠は深呼吸を長めにやってから男の成分を吐き出し
それと同時に女の成分を取り込むイメージをさせて徐々に女性へ変えていきます。
そしてエッチは最初は普通に責めてから石化や放置プレイといった奇抜なプレイに切り替えます。

触手でできた翼を持つ淫魔が女体化催眠と非現実的なエッチで大学生を弄ぶシチュ
前半は深呼吸でリラックス、後半はイメージやカウントを使って深化と女体化を同時にやる変わった催眠
序盤に雰囲気を作ってから中盤以降でアブノーマル度が一気に増す落差の大きいエッチ。
現在出てる催眠音声の中でもかなり尖った部類に属します。

エッチはニッチな内容ですけどやり方は割としっかしてます。
石化は体の重さや不自由感に限定したうえで快感も同時に与えて暗さを緩和してますし
最後の放置プレイも効果音や環境音を流して彼がどんな場所でどんな風に扱われてるかを教えます。
放置プレイの後に大きくドライさせるシーンがあるので、そこが一番気持ちよくなれると思います。
長く焦らされ続けた状況と、石化から解放された爽快感があるからでしょう。

絶頂シーンは6回。
くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

CV:御子柴泉さん
総時間 通常版…1:29:09 ショート版…1:13:25

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
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追記
2022年3月11日まで30%OFFの693円で販売されてます(DLsite)。
FANZAは20%OFFの792円で販売されてます(いつまでかは不明)。

みみたべあくまさん~囁きと耳舐めで魂まで食べられちゃうお話~

サークル「ほうよう天国」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、人間をおもちゃにするのが好きな悪魔が
男性のほぼ全身を石化させてからじっくりねっとり耳を舐め続けます。

エッチシーンの全部が耳責めという大変尖った作りが魅力で
序盤は息吹きや部位ごとをゆっくりと、中盤は複数のちゅぱ音を組み合わせて激しく
終盤は2人に分身して左右同時にと変化つけながら水分高めのやや下品な音をたっぷり鳴らします。
悪魔の変わった搾精方法
悪魔のお姉さんに耳を舐められるお話。

「こんにちは 悪魔のお姉さんでーす」
悪魔は穏やかで色っぽい声の女性。
耳以外の全身を石化された主人公に話しかけると
今の状況を教えてから耳を舐め始めます。

本作品は女性に耳をひたすら責められる快感を疑似体験させることを目的に
彼女がおよそ40分に渡って左右の耳を個別に、あるいは同時に舐めまくります。
販売ページの説明文にサークルさんご自身が書かれてる通り、作中で行うプレイはほぼ耳舐めだけです。
おちんちんに触れることは一切ありませんから、ちゅぱ音を聴きながら自由にオナニーするのがいいでしょう。

耳舐めは音声作品における代表的なプレイになってますが
その内容はサークルさんや作品によって随分違います。
本作品の場合は「多彩さ」を売りにしており、エッチを3つのシーンに分けてそれぞれで異なる責めを繰り出します。
音がどんなにリアルでもだらだら続けてたらどうしても飽きますし、特化型だからこそこのへんに気を配って組み立ててます。

「でも 実はまだ食べ残してるところがあるのよね」
耳舐め以外で特徴的なのは若干のスリルを味わわせてくるところですね。
相手が絶対に逃げられない状況にあるので手荒なことはしないものの
耳舐めを通じて彼の魂をいただくと宣言し、それに向かって少しずつ確実に進みます。

といってもちゅぱ音主体ですから恐怖心を煽る言葉責めはほとんどしませんし
耳舐めについても聴いてて痛々しさを感じないよう抑えて続けます。
悪魔らしさを出すための演出と呼ぶのが妥当なおまけに近い位置づけです。
後になるほど激しさを増す耳舐め
エッチシーンは34分間。
プレイは耳への息吹き、耳舐め、両耳舐めです。
エッチな効果音はありません。

「それじゃあまずは どっちのお耳にしようかしら」
主人公に事情を説明しながら耳に意識を集中させた悪魔は
片方ずつ軽く息を吹きかけて彼が悶える姿を楽しみます。

エッチは終始彼女が一方的に責め続けます。
前半の18分間は心と体を盛り上げることを見据えた緩めのプレイ。
囁き声や息吹きで耳に微かな風圧を送ってから耳舐めへ移ります。

「うふふっ これでも刺激が強すぎるかしら? ほら お耳の上から下まで いっぱいキスしてあげる」
耳全体へ小まめにキスする、舌で内側・裏側・穴の入り口を個別に舐める
唇で咥えて吸い上げるなど短い間隔で音の種類や位置を変える多彩な責めが楽しめます。
これらが切り替わる時に何をするかきちんと説明してくれるのも親切で良いです。

個々の時間が短いので若干慌ただしい印象も受けますが
同じ耳舐めでも音に明確な違いがあってとてもリアルです。
全体的に水分高めでパワフルな音を鳴らすのもポイント。
悪魔が人間をおもちゃにして貪欲に遊ぶ様子を色っぽく表現してます。

続く中盤の10分間でするのは複合的な耳舐め。
先ほど説明した各種の音を織り交ぜ、さらに数秒単位で変化させながら一心不乱に責め立てます。

ここからはセリフの量が一気に減り
文字通りちゅぱ音だけが流れ続ける耳舐め好きには堪らないひと時が味わえます。
ペースと水分の両方がパワーアップするのですが、聴き続けても耳が痛くならないようにある程度抑えられてます。
このシーンの途中で登場する激しく吸い上げてから舌を小刻みに動かす責めは
耳に微かな振動が断続的に伝わってきてゾクゾクしました。

そうやって彼の耳を存分に堪能した後いよいよ本題の魂をいただきにかかります。
これまで1人だった彼女が2人に増え、左右に陣取り両方を同時に舐めるより踏み込んだ耳舐めへと変化します。

左「左右同時に お耳同時に責められたら」
右「しかも一番敏感な 穴の奥まで」

脳姦っぽい描写が一部出てくるものの、プレイ自体は割と普通の両耳舐めです。
中盤シーンで行ったものを重ねた感じで、音の密度や量が一気に増えてこれまでとは違った印象を受けます。
作品のテーマを大事にしつつ凄惨さをできるだけ薄めた最後を飾るに相応しいプレイです。

このように、耳だけを徹底的に犯し続ける筋の通ったエッチが繰り広げられてます。
ちょっぴりブラックな耳舐め作品
女性に好き放題弄ばれる様子を若干のスリルを持たせて描いた作品です。

悪魔は主人公の心を存分に味わおうと、まずは石化の魔法で体の動きを完全に封じ
それから神経が残ってる耳にターゲットを絞って色んな刺激を与えます。
そして状況に応じて舐め方を変えながら後になるほど追い込まれていく雰囲気を出します。

最初から最後まで耳以外を一切責めない尖った作り
マンネリ感が出ないよう舐め方やスタイルを切り替えていく展開
態度は穏やかだけど彼の魂はしっかりいただく彼女のキャラ。
一般的な耳舐めよりもエロさとM度を持たせた非常にわかりやすいエッチをします。

耳舐めはこのところ色んなサークルさんが特化した作品を続々と発売されてます。
それを見据えてほうよう天国さんの場合は音の種類や流れにこだわることで個性を出してます。
射精シーンが無い点を除けば良い感じに仕上がってると思います。
あとタイトルが「囁きと耳舐め」になってることを踏まえて囁き成分をもう少し入れてもよかったかなと。

絶頂シーンは0回。
ちゅぱ音多め、淫語と喘ぎ声はありません。

ひとつのプレイをひたすら追求したコンパクトな作品です。

CV:柚木桃香さん
総時間 42:17

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2018年5月29日まで20%OFFの400円で販売されてます。

石化催眠 ~石飾の魔女~

サークル「ウォーターメイガス」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、森の中に一人で住んでる人懐っこい魔女が
自分の館を訪れた男性を魔法で石に変えてからエッチに弄びます。

タイトルの「石化」を強く意識したサービスが魅力で
自分の攻撃を防御させながら聴き手の状態異常耐性を徐々に弱め
石化が十分進行した後もエッチを通じて彼女のおもちゃに成り下がったことを思い知らせます。
催眠の要素は正直薄いですから一風変わったボイスドラマと捉えて聴くほうがずっと楽しめます。
森に住む魔女の変わった趣味
石飾の魔女に石化されてから責められるお話。

「こんばんは そしていらっしゃい お兄ちゃん」
魔女は明るくてあどけない声の女の子。
町はずれの森にある自宅を訪れた主人公を嬉しそうに迎えると
自己紹介してからまずは一緒にお話しようと言います。

本作品は現実世界だとまず味わえない石化を疑似体験させることを目的に
彼女がおよそ40分に渡って催眠をかけたりそれに合ったエッチをします。

催眠音声で石化と聞くと入念な脱力をしたり、体が動かなくなる暗示を厚めに入れるなど
運動支配を重視したアプローチをイメージする人もいると思います。
しかし本作品の場合は技術で実際にそうするのではなく、彼女が持つ固有の能力を使って雰囲気を出す感じに進めます。

詳しい理由はこの後説明しますが、この音声を聴いて一定以上の催眠状態に入れる可能性は低いです。
あくまで石化をテーマにしたボイスドラマと思って聴くのがいいでしょう。

「ほんと生きてるのに動けないお兄ちゃん見てると楽しいなー」
彼女は少女っぽい声や態度とは裏腹に生きた人間を石化させる趣味を持っており
自分の館に迷い込んできた人々を巧みな話術と魔法で骨抜きにします。
作中で痛みや苦しみを与えようとするセリフもあったりとややブラックなタッチで描かれてます。
聴き手をもてなす、喜ばせるのではなく彼女自身が楽しむために石化させる感じです。

催眠は3パート14分ほど。
石化させられると聞いて逃げ出そうとする主人公をひとまずなだめてベッドに寝かせ
まずは2種類の魔法を使って彼の石化耐性を下げようとします。

「いくよー はいっ 力を入れて いいよ 力を脱いて深呼吸」
魔法の内容は1番目が「はい」で体に力を入れて「いいよ」で抜く
2番目は長いカウントを1つずつ左右に振り分けて数える、とどちらも催眠音声で割と見かけるものです。
しかし前者は「はい」と「いいよ」の間隔が2秒しかなく力を入れる/抜く余裕がまったくありません。
リラックス目的でやってるのにこれらを慌ただしく繰り返すおかげでむしろしにくくなってます。

聴き手を本当にリラックスさせたいならそれぞれをゆったり行い
さらに「いいよ」の直後に軽い暗示を入れてそれを後押しするのがいいでしょう。
本作品の催眠は時間がとても短いですから暗示を多少厚めに入れたほうが落とせる可能性は上がります。

後者についてもカウントを左右交互に数えるだけで脱力や深化を促す暗示を一切入れません。
意識を頻繁に揺さぶられるのでぼんやりした気分にはなるでしょうがそこまでです。
こんな風に彼女は全編を通じて暗示の量を極端に減らしたままサービスを進めます。
言葉を使って聴き手の無意識にほとんど働きかけてこないから催眠に入れないわけです。

続く2パートは先ほど生まれた石化の感覚を強化します。
「波動で攻撃しちゃうね」パートは「ぽわわんっ」という魔法少女っぽい音と同時に「みしみし」と石が固まる音が鳴ります。
そして最後の「必殺の石化ブレスだよ♪」パートは彼女が息を吹きかけるのと同時に石が固まる音が鳴ります。

「もう気持ちよくて 動けなくて ほとんど何も考えられないでしょう」
やってることはテーマに合っててすごく良いと思います。
でもこれらの効果音を鳴らした後に「体が重くなる」「硬くなる」「意識がずーんと沈む」といった
聴き手を実際にそうさせるアプローチが残念ながらされてません。
このおかげで雰囲気作りができたところで終わってしまってます。

それっぽい音を鳴らすから石化したり催眠に入るのではありません。
音に合わせて技術を的確に行使するからそうなるんです。
お話の流れがしっかりしていて面白いだけにすごくもったいなく感じました。

彼女が魔法を使う様子に多少の催眠要素を盛り込んだ変わった催眠です。
聴き手の状態異常耐性を落としてから石化させるのを目的に
漸進的弛緩法っぽい行為から入ってカウント、波動攻撃、石化ブレスと
作品固有のものを絡めながら少しずつ感覚を強化します。

こういう作品を制作されるということは石化に対して並々ならぬ熱意があるのでしょう。
ひとつの物語として聴く分には十分楽しめるものを持ってます。
しかし聴き手に主人公と同じ感覚を味わわせるには色々足りないと私は考えてます。
催眠音声は催眠に入れないと何も始まりませんから、そこを疎かにするのはさすがにまずいです。

石化がテーマなのに脱力をほとんどしないのがとにかく痛いです。
体の重さや不自由感は比較的起こりやすいものですから本作品との相性が非常に良いです。
それなのにわざわざ今回のような展開にしたのが私にはどうしても納得できませんでした。
一方的に弄ばれる快感
エッチシーンは5パート15分間。
プレイは体を眺める、パンツを顔に被せる、ローション手コキ、亀頭責めです。

手コキ、亀頭責め、射精の際に効果音が鳴ります。
セルフはなしですが射精表現があります。

「じゃあまずは 動けないお兄ちゃんがそれを実感できるように お兄ちゃんの体を舐め回すように見つめてあげるね」
魔法を使って主人公の体を石化させた魔女は
ひとまず彼の全身を観察してそれが上手くいってるかどうか確認します。

エッチは抵抗できない彼を彼女が一方的に責め続けます。
一番最初の「石になったお兄ちゃん、舐めるように見てあげる♪」は視姦っぽいプレイ(約7分)。
顔、腕、胸、おちんちん、足を眺めながら体が動けなくなったことを念押しします。

「お兄ちゃんは石だし 私が思考を吸い取り続けてるから お兄ちゃんは抵抗できないの」
「すごくリアルだからまるで動きそうに見えるけど でもこれ石だから動かないんだー」

エッチと呼ぶにはソフト過ぎる内容ですが、石化がテーマの作品なら必要なシーンと言えます。
ここも動けなくなった事実を告げるだけで脱力の暗示を入れることはありません。
彼女自身の能力や他の石像に関する話もするなど雰囲気作りの意味合いが強いです。

彼の体を直接責めるのはその次から。
「私のおぱんつ被せてあげる♪」パートは彼女のパンツを顔に被せて匂いを堪能させ(3パート3分30秒)
「お兄ちゃんのおち○ちんピカピカにしちゃうね♪」はローションまみれの手でしごいて射精へ追い込みます(約4分30秒)。
彼女の話によると石化してても匂いを感知できるし射精もできるそうです。

「私のお股のエッチな匂いが頭の中に入ってきちゃうよ ぼーっとしかできないはずなのに だんだん頭の中がエッチな気分になっていっちゃうね」
「こうやって前後に擦ってやるだけでも ぬるぬるしてるからとっても気持ちいいんだよ」

そして前者はパンツから漂う女性特有の匂いを通じて意識を溶かし
後者はねちょねちょした摩擦音を鳴らしながらその気持ちよさを伝えるなど
聴き手を興奮させる、イかせることを意識して話しかけます。

このシーンに関しては割と催眠音声らしいプレイだなと。
手コキパートは途中から亀頭責めも加わり2種類の効果音が同時に鳴ってエロいです。
ただ最後の絶頂シーンはカウントを数えた後にぴゅっぴゅのセリフを言うだけで
催眠音声よりも同人音声に近い表現方法になってます。

このように、女性に弄ばれる快感を重視したややアブノーマルなプレイが繰り広げられてます。
コンセプトは面白いのだが
催眠音声よりも催眠が付属してるボイスドラマと呼ぶのが妥当な作品です。

石飾の魔女は自分の洋館に偶然やって来た主人公をコレクションに加えようと
魔法を使った攻撃を加えて石化への抵抗力を奪い、それから別の魔法でそれを一気に加速させます。
そして無事石像にできたあとはその出来栄えを確認しながら射精へ導きます。

石化をテーマに掲げ、それに向かって突き進む個性的な展開
幼さと残忍さを併せ持つ彼女のキャラ、そしてその能力を活かしたサービス。
一般的な催眠音声よりもキャラを引き立たせた物語が楽しめます。

「あのお兄ちゃん 色んな意味でいい体してるし 心壊さずにちゃんと苦しんでくれてるし 当分はあのお兄ちゃんと遊ぼうっと」
音声を聴き始めた段階では彼女に対して和やかな印象を抱いてました。
しかしお話を進めていくうちに彼を痛めつける、苦しめることに快感を覚えるドSな女性だと気づきました。
石化を恐れる彼を半ば強引にそうさせる流れも含めて結構自己中心的なキャラに描かれてます。

催眠は被験者を主役に置き色んな技術を使ってもてなす行為です。
しかし彼女は結局のところ自分が楽しむために催眠を施してます。
例えば石化を通じて得られる快感を強調する流れでサービスしてたら随分違ったでしょう。
抵抗されやすいテーマやプレイを扱う作品ほどアプローチはより繊細かつ柔らかくするのが望ましいです。

絶頂シーンは1回。
淫語とくちゅ音ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は厳しい点数とさせていただきました。
発想力は大変素晴らしいので、今後の作品でそれをより上手に表現されることを期待してます。

CV:真宮ひいろさん
総時間 38:09

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

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