同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:環境音

   ● 初恋カノジョとお化けの夜に【耳かき】【添い寝】
   ● 【立体音響】Cure Sounds-音葉【特典音声あり】
   ● 癒しを届けに行くお店 憩恋 ゆずきバケーション
   ● 癒しの旅館 風鈴館 -サーシャの部屋2-
   ● 雨の日の縁側で~幼馴染と耳かき~
   ● のじゃロリ!!キツネ姫恋ちゃんのまふまふ耳かき
   ● 【爪切り】道草屋 すずしろ日帰り-雨宿り【鼓膜マッサージ】
   ● 【立体音響】Cure Attendant-咲愛(後編)
   ● 【立体音響】Cure Attendant-咲愛(前編)
   ● 雨の日の午後に~彼女と耳かき~


初恋カノジョとお化けの夜に【耳かき】【添い寝】

サークル「とらいあんぐる!」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は最近までは幼馴染、今は恋人の関係にある男女が
夏と秋の境目に山へ出かけてさらに親睦を深めます。

リアルな効果音や環境音を鳴らしながら色んな会話をするのが特徴で
前者は爽やかな風の音、コオロギなどの秋にちなんだ虫の声を時間の流れによって変化させ
後者は子供の頃のこと、今のこと、彼女が過去にここで体験したことを活き活きとした表情で語ります。
初々しいカップルの初旅行
恋人の夏実と肝試しや耳かきをするお話。

「んんー あぁ ほんと気持ちいい」
夏実は明るくて澄んだ声の女の子。
とある9月の夕方、主人公と一緒に山へ泊まりに出かけると
その喜びを噛み締めながら食後のハイキングを楽しみます。

本作品は2016年7月に発売された「初恋カノジョと花火の夜に【耳かき】【添い寝】」の続編。
前作で晴れて恋人同士になったものの忙しい日々を送っていた2人が
ようやく取れた休みを利用し山奥のコテージで一夜を過ごします。
恋人になったばかりなことだけ頭に入れておけば今作からでも大丈夫だと思います。

前半はハイキングや肝試しといった場所と季節にちなんだもの
後半は王道の耳かき&添い寝と内容を大きく切り替え
どちらも彼女との会話を多めに挟みながら和やかな雰囲気で行います。

「バーベキューでちょっと食べ過ぎたし 体動かさないとね てことで…えっと 手、繋ご?」
効果音や環境音がかなりリアルなので音による癒しも確かに得られるのですが
それよりも彼女のセリフのほうがずっと特徴的だし和みます。
小学校からの幼馴染ということで会話は多種多様かつスムーズなのに
スキンシップについてはタイミングを掴みかねてる様子が見られます。

まだ友達と恋人の中間あたりの距離感を持ってるように映りました。
そんな2人が不器用ながらもより仲良くなろうとする姿が聴いててニヤニヤしてきます。
好きな人と山の自然を満喫
前半の3パート44分間は主に外が舞台。
バーベキューを食べ過ぎた夏実が主人公にハイキングを提案し
コテージに一旦戻りマッサージを挟んでから今度は夜に肝試しをします。

「人間は 一度感じた幸福を 何度でも味わいたいと思う生き物なのです」
主人公がまだ地元に戻ってきてないおかげで2人は今のところ遠距離恋愛中。
付き合い始めたもののまだ恋人らしいことはほとんどできておらず
今回の旅行中は何度も幸せそうな表情を見せます。

タイトルが「初恋カノジョ」となってる通り、2人は昔から相思相愛の関係にありました。
しかし成長するにつれてだんだん疎遠になり、とうとう彼が遠くの場所へ行ってしまいます。
本来ならそこで終わるはずだった物語がこういう形で再び始まったのが余程嬉しいのでしょう。
思い出づくりとかは追々やっていくとして、まずはこの時間を大事にします。

バックで流れる効果音や環境音もこの場をリアルに演出します。
サークルさんが岩手県まで出かけて録音されたとのことで
爽やかな風の音、秋らしい虫の声、山道を歩く音、獣避けと思しき鈴の音など色んな音が登場します。
場所や時間帯によって環境音の内容や音量が変わるなど、かなり細かいところまで気を配ってます。

「実は 私ね 子供の頃 この山に来たことがあるの」
最中の会話は山のこと、季節のこと、子供の頃の思い出など様々。
中でも最後の要素は彼女が幽霊嫌いになった理由とも関連性があり
肝試しをするきっかけづくりやそこでの反応に直結してます。
夕方と夜で彼女の態度が随分変わりますから、肝試しの最中は余計可愛く感じるでしょう。

間に入るマッサージについてはお世話する対象を足に限定し
拳でリズミカルに叩く音を挟みながら引き続き会話を重視して進めます。
効果音とセリフが被らないよう交互に繰り返す感じです。

対する後半の3パート39分間はストレートな癒し。
右耳→左耳の順に膝枕の状態で耳かきをし、それから添い寝で一緒の眠りにつきます。
彼女によると使用してる器具は綿棒だそうです。

綿棒は「そしゅっ」という滑らかでパチパチした音が使われており
耳の中を小刻みになぞるように動かします。
他の器具を使ったり仕上げに息を吹きかけることはありません。

効果音自体の質感は良いのですが、会話をする際に必ず手を止めており
なおかつその頻度が高いせいで耳かき音の鳴る時間がかなり短くなってます。

ハイキングから肝試しまででも十分な会話量がありますし
疲れた体を休める意味も含めてもっと静かにお世話したほうが良かったと思います。
あるいは会話中も耳かき音を鳴らし続けるとかですね。
今の作りだと両者を飛び飛びでやってるだけでサービスとしての統一感が低くなってます。

続く添い寝も耳かきとほぼ同じ構造です。
10秒くらい寝息を立て、何気ない会話をするのを最後まで繰り返します。
すべてを終えて寝るシーンならもっと会話量を減らしたほうが目的に合ってるのではないでしょうか。
2人が活発な時とそうでない時とのメリハリをつけて欲しかったです。

このように、会話メインで音をその補助に置く甘さの強い物語が繰り広げられてます。
音とキャラの両方で癒す作品
夏実の魅力を最大限に引き立たせつつ音で雰囲気を出す作品です。

彼女は長い年月を経てようやく恋人同士になった主人公との第一歩として
避暑地にあるコテージを借り、その周辺を散策したり中でイチャイチャします。
そして行為の様子を音で表現しながら多種多様な会話を挟んで彼女の気持ちを描きます。

可愛くて初々しい彼女と健全な旅行をする甘いシチュ
バックで流れるリアルな効果音と環境音
前半は作品の個性を追求し、後半は一転してストレートに癒す流れ。
彼女のキャラと諸々の音をふたつの柱にして仲の良さや季節感を表現してます。

「自分でキスしといてアレだけど やっぱりキスは恥ずかしいね 未だに」
「いやぁ でも こんな近距離で見つめ合ってると 恥ずかしいよね」

特に彼女は彼が好きなことや今後もずっと付き合い続けたい気持ちをはっきり言葉にする一方で
さらに踏み込もうとすると照れる可愛い女性に描かれてます。
友達として過ごした時間が長いからどう接していいかわからないのでしょうね。
この微妙な距離感が付き合い始めた男女らしさを醸し出してます。

ただ両者の組み合わせ方に関しては首を捻る部分が見られます。
耳かき音が良いのに会話を多く挟んだせいでそれを活かせてなかったり
添い寝で寝ようとしてるところへガンガン話題を振るのがいい例です。

個々の要素はものすごく良いんです。
だからこそもっと自然に融合させて欲しかったです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。
おまけはIFルート3種、カウントダウンボイス3種です。

CV:浅見ゆいさん
総時間 1:59:40(本編…1:24:44 おまけ…34:56)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
120分で900円とコスパが良いので+1してあります。

【立体音響】Cure Sounds-音葉【特典音声あり】

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、穏やかで人懐っこい店員さんが
音をテーマにした癒しのサービスで安眠へと導きます。

リアルで多彩な音をふんだんに盛り込んだ音フェチ系の作りが魅力で
環境音、日常生活に根付いた音、人が生み出す音などいくつかのカテゴリを用意し
同じ音を違う手段で鳴らしながらゆっくりのんびり語りかけます。
好きな音だけを聴いてリフレッシュ
Cure Soundsで音葉から安眠できるサービスを受けるお話。

「お待たせしました~ Cure Soundsへようこそっ」
音葉は穏やかで透き通った声のお姉さん。
来店した主人公にサービスの概要を簡単に説明すると
チェックシートに自分が好きな音のタイプを書いてもらいます。

本作品は2016年10月に発売された「【立体音響】Cure Sounds-響花」と同じ世界を舞台に
彼女がおよそ110分に渡る独特なサービスをします。
海にまつわる音、はさみやキーボードを使った音、炭酸の音、リップ音とパートごとに異なるテーマを掲げ
いずれもセリフを減らす代わりに多種多様な癒しの音をたっぷり鳴らします。

最近流行りの音フェチ作品にあたるわけですが
耳かきやマッサージといった行為を通じて音を聴かせるものとは違い
彼女自身は隣の部屋でこれらを鳴らすことに専念します。


簡単に言うと主人公を我々聴き手とまったく同じ立ち位置にしてるわけです。
このおかげでサービスや器具を切り替える動作がなくなり、時間いっぱい音を楽しめるようになってます。
同系統の作品はこのシリーズ以外だと「音無奏の音フェチ研究室」くらいですね。
音に自信のあるサークルさんだからこそできる尖った作品と言えます。

優れてるのはもちろん音の量だけではありません。
どのパートも質感が非常に良く、同じタイプの音でもシーンによって動かし方や組み合わせを変えてきます。
位置や距離が目まぐるしく変わるので垂れ流してる感じはまったくありません。
疑似プレイをできるだけ現実に近づけるための工夫や演出が随所でされてます。

「このお店に来るお客様は皆、私と同じ音フェチさんなんだな~って思うと親近感が湧いてきちゃうんですよね」
これらを行う音葉はフレンドリーなキャラ。
自分と同じ嗜好を持つ主人公に最初から親しげな口調で語りかけます。
序盤は店員らしく丁寧語で話し、彼の許可をもらったあとは友達に近い態度で接します。
お店特有の堅苦しさや距離感が取り払われていて音とは別の癒しを感じるでしょう。
広く深い音の世界
受付を済ませた直後にする最初のサービスは波の音(約25分)。
前半は浜辺、後半は港と場所を変えてそれぞれに合った環境音を鳴らします。

「波打ち際だと海水の泡立ちも聴こえてくるよね 浜辺に浸み込むっていうのかな…しゅわわ~って感じの音が聴こえて心地いいよ♪」
やや遠くで聞こえてたのが足音を鳴らすにつれて徐々に近づき
波の打ち寄せる間隔も毎回微妙に違うなど細かな部分にまでこだわって作られてます。
波の音は同じリズムで寄せて引く場合がほとんどですから
本作品のように海面が揺れたり泡立つ音も入ってるとよりリアルに感じます。
質感もクリアかつ迫力があってこれを聴いてるだけでも相当に癒されるでしょう。

パート後半の港は一転して動きが緩やかになります。
湯船のお湯をかき回す音をより壮大にした感じの水音で
波の音を聴き続けた直後だからこそ余計に静けさが引き立ってます。
川の音や泉の音とも明らかに違いますし、こういう変わり種を選ぶところが個性的で面白いです。

続く2パートは日常生活にまつわる音が中心。
Track3ははさみとキーボード、Track4は炭酸水とシャンプーを使って耳に心地いい刺激を与えます。

「ふふ、なんだかシュレッダーにかけた紙みたいになっちゃった ほら、触ってる音でなんとなくわかるんじゃない?」
Track3ははさみを空切りするところから始まってボール紙を切る音
切った紙を手に取って触ったり上から降らせる音など、使用する器具全体を使って幅広い音をお届けします。
はさみも左右に細かくスライドさせるので目の前を通過してる感覚がするでしょう。

同じ切る行為でもボール紙と新聞紙では音にはっきりとした違いがあって音フェチには堪りません。
こういう何気ないものをひとつのサービスとして成立させてるのが実に素晴らしいです。
タイピングはメカニカルキーボードを使ってるおかげで音に軽快さがあります。

「はーい、炭酸飲料を注ぐ音だよ 目の前だけじゃなくって、両耳にも聴こえるように注いじゃおうっと…」
Track4は清涼感が最大の魅力。
栓を開けて耳元至近距離に炭酸水をグラスへ注ぐ音が流れ
少し経つとそれが左右に増え、さらに棒でかき混ぜて氷のぶつかる音も楽しませます。
パート後半の炭酸シャンプーも現実さながらで聴くとスッキリするでしょう。

唯一毛色の違うサービスは最後のTrack5(約21分)。
前半は吐息やリップ音、後半は「さく さく」「かた かた」といったオノマトペを言い続けます。

「これだけ傍にいると唇が触れちゃいそうだよね こんな風に耳にキスしちゃったり…」
耳元至近距離から聞こえる吐息はほのかな熱が感じられるほどリアルでした。
キスの音はゆっくり目のペースで小まめについばむライトな責めに抑えてあります。
「いいこ いいこ」と言いながら頭を撫でるシーンもあったりと、最後は彼女の優しさや温もりで安眠へと導きます。

このように、高品質な音を幅広く鳴らすテーマに沿ったサービスが繰り広げられてます。
音に包まれる作品
キャラやセリフよりも音で癒すことを目指した作品です。

音葉は仕事や生活で疲れてる主人公の心身を少しでもリフレッシュさせようと
最初の時点で書いてもらった彼の好きな音を順番に鳴らして安らぎと眠気を与えます。
そしてその様子を質量共に充実した音によってリアルに表現します。

直接お世話するのではなく自然や生活に根付いた音を鳴らす作り
シーンによってタイプや動きを変えていく流れを持たせた展開
メジャーからマイナーまで幅広く取り揃えた音の数々。
主役である効果音や環境音にとことんこだわって作品を組み立ててます。

特に音の選択や鳴らし方はディーブルストさんらしい冴えが見られます。
波の音ひとつを取ってもマンネリ感を防ぐ工夫がされており、さらに後半は場所を港へ移します。
鳴らし方も同じ場所に留まることがほとんどなく音に躍動感があります。
シンプルな内容でここまで唸らされたことにとても驚きました。

「ふふ、私ももっと上手くできるように頑張らなきゃっ お客さんも何か新しい音とか見つけたら、教えてね?」
音葉については音に比べると存在感が薄くなってるものの
彼を幸せにしようと頑張る健気な姿を見せてくれます。
音の妨げにならないよう話すタイミングや内容にも気を遣ってて良いです。

抜群に優れてる音フェチ作品です。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは9本目の満点とさせていただきました。
おまけはPRボイス、フリートーク、響花と花奏のアフターケア音声です。

CV:音葉…浅見ゆいさん 響花…柚木朱莉さん 花奏…こやまはるさん(後ろの2人は特典音声のみの登場)
総時間 2:17:44(本編…1:50:41 おまけ…27:03)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2018年9月29日まで25%OFFの600円で販売されてます。

癒しを届けに行くお店 憩恋 ゆずきバケーション

サークル「みりおんべる」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、ちょっぴり抜けたところのある元気な店員さんが
プライベートビーチで男性と2人きりのバカンスを楽しみます。

癒しのサービスと物語の舞台となる海をかけ合わせた音フェチ系の作りが魅力で
どのパートも吐息や波の音だけが流れる時間を多めに用意し
その合間にほのぼのした会話を挟んで彼女と過ごしてる雰囲気を出します。
様々な癒しの音に包まれて
安眠デリバリー店「憩恋」の店員ゆずきと海でまったり過ごすお話。

「んー あっつーい おかしいなー 待ち合わせの時間なのに」
ゆずきはのほほんとしてる可愛い声の女の子。
主人公から依頼を受けて憩恋のプライベートビーチにやって来ると
軽い雑談をしてから早速海へ繰り出します。

本作品はお客が望んだ場所まで出張するサービスを利用した彼が
彼女と2人きりでおよそ60分に渡る癒しのひと時を送ります。
内容は耳かき、肩や背中のマッサージ、海での雑談と比較的スタンダードなものを取り揃え
その中に色んな音を組み込むことでそこにいる気分に浸らせます。

音声開始直後から波の打ち寄せる音がバックで流れ
お世話してる最中はそれぞれに対応した効果音と彼女の吐息だけが鳴ります。

会話もそれなりにしますけど音だけの時間のほうが明らかに長いです。
純粋に癒し目的で聴くのはもちろん、安眠のお供にも大いに役立ってくれます。

「フリフリがついてて可愛いでしょ? ダーリンに見せたくてうずうずしてたの」
今回のお相手を務めるゆずきは天然系。
プライベートビーチまで膨らませた浮き輪を抱えて移動し
挿し絵のようなちょっぴり際どい水着姿を嬉しそうな表情で彼に見せつけます。

過去作で一度彼にお世話してる経緯があるので最初から人懐っこく
サービスもエロさを感じないレベルで体を密着させながら活き活きとこなします。
セリフの量が少ないからこそ個性を強めにしてる印象を受けました。

最中に流れる癒しの音と彼女のカラッとした性格。
音に寄せつつキャラの存在感もある程度出した爽やかな作品です。
安眠効果の高いサービス
2人が合流し水着に着替えた直後にするのは耳かき(約26分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒のみを使ってお掃除し
仕上げに息を吹きかけたり冷たい濡れタオルで外側の汗と汚れを落とします。

耳かき棒は「くしゅっ ずすっ」という乾燥気味で丸みを帯びた音が使われており
短めのストロークでゆっくり掻き出す感じに動かします。
最中に今何をしてるかの説明を一切挟まないためややイメージしにくいところがあるものの
音の質感、動きいずれもリアルで耳に丁度いい刺激を与えてくれます。

そして前項で話した通りゆずきは耳かきが始まると会話量を一気に減らし
軽い掛け声や吐息だけを漏らしながら黙々と取り組みます。
効果音、環境音、息遣いだけが流れる時間はとても静かで聴けば聴くほど眠くなりました。
2人がいる場所を活かして癒す質の高いサービスです。

次にするマッサージは15分ほど。
彼をうつ伏せに寝かせて専用のオイルを使い肩から足にかけてを揉みほぐします。

「ゆずきストロークです ふふっ このマッサージの名前です」
ここでは耳かきに比べて彼女の可愛さを感じる会話が多く用意されてます。
ゆずきストローク、ゆずーきウィグリー、ゆずゆずフラ、ゆずきエルボー。
プロレスの技っぽい名前を宣言してからそれぞれに合った滑らかな水音を鳴らします。

同じマッサージでも音の位置、距離、動きが微妙に違ってリアルです。
ゆずきエルボーをする時は今まで以上に声の位置を近づけるなど
彼女にお世話されてる様子を自然なやり方で表現してます。

「わーれはうーみのこ しーらなーみーのー」
そうやって心身を十分ほぐした後は目の前にある海へ入ります。
ぷかぷかと浮かびながら彼女の歌を聞くシンプルな内容なのですが
波の音がこれまでよりも近づき、泡の弾ける音も加わるなど環境音に変化が見られます。

仕事に追われてる人ほど常に何かを考え行動してることが多いです
だからこそ彼女は敢えて何もしない時間を提供しそれにリセットをかけます。
このように、彼の悩みにマッチしたゆとりあるサービスが繰り広げられてます。
音で癒す作品
最初から最後まで流れ続ける音が魅力の作品です。

ゆずきは都会の喧騒を忘れてリフレッシュしたい主人公の願いを叶えようと
憩恋が所有するプライベートビーチに招待し、そこで2人きりの甘いひと時を送ります。
そしてサービス中は会話をなるべく控える代わりにリアルで優しい音をたっぷり鳴らします。

会話よりも音を重視した音フェチ系の作り
質感だけでなく位置や動きにもこだわった音の数々、良い意味で店員らしくない彼女のキャラ。
専門店にありがちなよそよそしさを取り除いた安眠重視のサービスが味わえます。

録音環境の進化に伴い最近はこういう音重視の作品が増えてます。
しかし環境音を取り入れ、かつシーンごとに変化を加える作品はまだそれほど多くありません。
本作品では舞台の海を最大限に使って効果音とは別の癒しを与えてくれます。
自然物の音は人間が本能的に癒しを感じるものですから誰にでも通用するでしょう。

「ダーリン とっても綺麗だね」
ゆずきについては店員よりも恋人に近い態度で接します。
全年齢なので踏み込んだ描写は特にありませんが
主人公の呼称、お世話の仕方、会話の内容に親密さが滲み出てます。
音フェチ系は雰囲気がどうしても淡白になりがちなので、こういう形でバランスを取るのは良いと思います。

季節感のある安眠しやすい作品です。
おまけは目覚ましボイス7種です。

CV:結崎有理さん
総時間 1:07:46(本編…1:06:41 おまけ…1:05)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
67分で500円とコスパが良いので+1してあります。

癒しの旅館 風鈴館 -サーシャの部屋2-

サークル「はーべすと」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、雪深いひっそりした宿を舞台に
そこの店員さんが再び来店した男性を心を込めてもてなします。

全編を通じて物静かな態度で大胆なおねだりをしたり
しゃべる時とそうでない時をある程度分けて静けさを演出するなど
聴き手の冷えた心と体を暖めることを目指したあまあまなサービスが楽しめます。
寒い夜に2人きりで
風鈴館の店員「サーシャ」からサービスを受けるお話。

「こんばんは、風鈴館へようこそ……あっ……」
サーシャは甘く落ち着いた声の女の子。
年の暮れに風鈴館を再び訪れた主人公をちょっぴり驚いた様子で迎えると
記帳してもらってる間に最近の出来事を話します。

本作品はサークルさんの代表作「癒しの旅館 風鈴館 -サーシャの部屋-」の続編。
前作からしばらく経った吹雪の日にわざわざ会いに来てくれた彼を喜ばせようと
およそ70分に渡って癒しとエッチなサービスをします。
エロ→非エロの順にお世話するため本レビューも同じ流れで紹介します。

「ふふっ……私、あなたと出逢って変わったことがあるんです。……ちょっとだけ……わがままになっちゃいました。責任、とってくださいね……」
2人が既に親密な関係になってることを受けて序盤から彼女の態度がとても柔らかく
専門店よりも恋人同士に近いあまあまラブラブなやり取りをします。
サービス自体も前作との違いを出すために内容を絞り濃度を上げてます。
独立したお話なので今作からでも大丈夫ですが、前作から続けて聴いたほうが変化を実感できる分より楽しめるでしょう。

もちろん前作にあった長所「静けさ」と「温かさ」もきっちり継承してます。
音声開始直後から吹雪いた環境音が流れ始め、風鈴館の宿泊部屋に到着するとそれが弱まり
代わりに暖炉のような火が燃え盛る音が登場します。
そしてこれらや彼女の吐息、効果音といったセリフ以外の要素だけが鳴る時間を適度に用意してます。
サーシャもこの雰囲気を壊さないよう終始控えめな態度で接します。

「あなたの体温、暖かい…、すごく、気持ちいいよ。くっついていると、体全部で、あなたを感じられる」
後者については2人が体を密着させながら愛し合う時間を多めに作り
最中のセリフも「好き」など愛の言葉を小まめに言ってくれます。
彼女が積極的におねだりしてくるのもポイント。
大事にされてる、必要とされてることを遠回しに伝えて心の距離の近さを表現してます。

寒い日に儚げな女性と深く静かに愛し合う。
専門店にありがちな割り切り感を徹底的に排したほっこりする作品です。
身も心もひとつになるエッチ
エッチシーンは3パート38分30秒間。
プレイはキス、耳舐め、SEX(騎乗位)、ハグです。
SEX、射精の際に効果音が鳴ります。

「キス、しちゃった……えへへへ……もっとしたい、です……」
主人公の手を取って今日泊まる部屋まで案内したサーシャは
到着後すぐさま抱きついてきた彼にお返しのキスをします。

エッチは彼女がリードしつつほぼ対等な立場でします。
最初のトラック02でするのはキスと耳舐め(約10分)。
ちゅぱちゅぱと啄む感じのソフトなキスから始まり徐々に大人のディープなものへ変わります。
そしてパート後半は左耳→右耳の順に若干コリコリしたちゅぱ音を鳴らします。

「はぁ、はぁ……、好き、あむ、ちゅ、ちゅぴゅ……くちゅりゅっ」
彼女も彼と同じくらいこのひと時を待ちわびてたのでしょう。
プレイが始まると会話量が一気に減り一心不乱に舐め続けます。
本作品のエッチはしゃべる時とそうでない時がある程度分かれてるためそれぞれに集中しやすくなってます。
吐息、ちゅぱ音、環境音だけが流れるひと時は静かに感じるでしょう。

続く2パートはSEXが主役。
体位は騎乗位で揃えトラック03(約12分30秒)は彼女が、トラック04(約16分)は主に彼が責めます。

「キスマークって……“あなたを独占してる”って感じがする……。あの……、私には、キスマークのかわりに、中に出してほしいな……」
挿入直後の3分間は動かず抱き合ったままでいたり、序盤から中盤にかけては緩めのペースでピストンするなど
時間に余裕がある状況を活かしてゆっくりじっくり愛し合います。
最中にキスを小まめに挟んでくるのもいいですね。
キスやSEXといった愛情深いプレイを中心に据えることでエッチに甘さと温かさを与えてます。

「はぁ、はぁ……抱きしめながら突かれるの、すきぃ……あんっ」
またこの2パートは彼女の心情や反応の描写に力を入れてます。
おちんちんを迎え入れた時の満ち足りた表情、大事な部分を立て続けに突かれて乱れる姿
そして精液を子宮で受け止めた時に上げる艶めかしい声と熱を帯びた息遣い。
彼女がすぐ目の前にいるかのように思える要素をいくつも盛り込み臨場感を上げてます。

言葉責めや焦らしプレイは一切しませんから完全ノーマル向けですね。
喘ぎ声も彼女のキャラを崩さないようエロ可愛く漏らしてくれます。

このように、心が通じ合ってる男女らしい愛情たっぷりのエッチが繰り広げられてます。
前作の正統進化
前作の良い部分を引き継ぎつつさらに踏み込んだことをする作品です。

サーシャは年末の忙しい時期に風鈴館へ足を運んでくれた主人公の期待に応えようと
最初から親しげな態度で接しながら積極的なスキンシップを取ります。
そしてエッチに入るとキスやSEXに注力して好きな気持ちをわかりやすく伝えます。

会話と無言の時間を交互に組み合わせた静かな構成
愛を感じる言葉と行為の数々、特別な者同士でないとできないプレイをとことんやるエッチ。
相思相愛の男女が冬の日を2人きりで過ごす様子をしっとりしたタッチで描いてます。

「くっついてると、すっごくドキドキするのに、安心しちゃうの……。……あなたとする、セックスも……キスも……すごく、好き」
最初から最後まで表裏なしに接するサーシャのキャラも心を潤してくれます。
専門店でのサービスにありがちな女性が一方的にお世話するスタイルを敢えて崩し
要所要所でおねだりしながら甘えたり自分を曝け出す方向でリードします。
女性が無心に頼ってくれるシチュにも癒しを感じるでしょう。

エッチは前作より幅を狭めた代わりに掘り下げてます。
それぞれに違った良さがあるのでどちらが優れてるとは言えません。
でも再び会いたがってた2人の心情を考えればSEXメインで進めるのは妥当だと思います。

最後にエッチが終わった後から始まる耳かき(約23分)の解説をします。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天でお掃除し、弱めの息吹きで仕上げるシンプルなものです。

耳かき棒は「ぞりゅっ ずしゅっ」という細くて丸みを帯びた音を小さく掻き出したり優しく引っかくように
梵天は「すすっ ぽすぽす」という柔らかい音を素早く掻き出す感じで動かします。
これらの音量が環境音より小さい点だけは引っかかりますが
音の質感、動きともに十分な品質を持ってます。

「今度は梵天で優しくはらってあげるね」
そしてこのパートは極端なまでに音フェチ系の作りです。
開始、終了、器具や左右の切り替え以外はほとんどしゃべりません。
エッチで性欲を発散できた彼をそのまま寝かしつけるサービスになってます。
ですから癒しはもちろん、安眠のお供にも役立ってくれるでしょう。

射精シーンは2回。
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声それなり、淫語そこそこです。

品質は前作より向上してるのですが総時間が40分ほど短くなっており
かつ価格が据え置きなことを踏まえて同じ点数とさせていただきました。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 1:16:12

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2018年8月27日まで25%OFFの900円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。

雨の日の縁側で~幼馴染と耳かき~

サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、友達以上恋人未満あたりの関係にある幼馴染が
最近疎遠になってる主人公と久しぶりに2人きりでのんびり過ごします。

効果音や環境音の扱いに力を入れた音フェチ系の作りが魅力で
2人がいる場所や行為によって音がリアルに変化し
会話よりもそれらだけが鳴る時間を長く用意して穏やかな気分にしてくれます。
雨がくれた幸せなひと時
幼馴染に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「おまたせー はいっ 傘持ってきたよー」
幼馴染は素朴で可愛い声の女の子。
とある雨の日、主人公に頼まれて傘を持っていくと
雨が弱まるまで近くにある自宅で休ませてあげます。

本作品は別々の学校に通い始めたせいで一緒の時間がめっきり減った男女が
およそ50分に渡る会話や癒しのサービスをしながら仲良く過ごします。
耳かき&添い寝しながらの安眠とやること自体はシンプルなもので統一し
その様子を効果音と環境音を組み合わせてリアルに表現します。

例えば一番最初の「おまたせ。」パートでは2人が出会って傘を開いた途端に
雨音が普通のものからパラパラした少し強いものへと変化します。
そして家の中に入ると一気に収まり、次のパートで縁側に出ると再びクリアなものへ戻ります。

雨音だけで2人がどこで何をしてるかがある程度わかるように作られてるわけです。
また家の中にいる間は雨音に代わって時計の音が鳴り始めます。
全体的にセリフの量を減らし、これらの音だけを楽しみやすくしてあるおかげでとても安らぎます。

「そういえばそっちの学校はどう? 彼女とかいるのかなーって」
幼馴染については他校で好きな子ができたかさり気なく探ったり
昔のことを語りながら今後も同じ関係を維持したいと言うなど
主人公に対してある程度の恋愛感情を抱いてるのが窺えます。

といっても本作品の主役は音ですからそれほど込み入ったことにはなりません。
雰囲気作りのためにそういう要素を多少盛り込んでる程度です。
声と口調がどちらも柔らかくリラックスしてるのがよくわかります。

リアルでしっとりした音の数々と2人の微妙な距離感。
雨の日をのんびり過ごす様子をそのまま音声化した素朴な作品です。
眠気を誘う音に包まれて
幼馴染の家に到着し軽く寛いだ後に始まる最初のサービスは耳かき(約26分)。
氷水に浸したタオルで主人公の顔を拭いてから綿棒と梵天を使い分けて綺麗にします。
そして最後に弱めの風圧で5回程度息を吹きかけます。

耳かき棒は「じりじり ずしゅっ」とやや粗さのある柔らかい音を小刻みに往復させたり大きく撫でるように
梵天は「ぷすぷす しゅるー」という広くてふんわりした音をゆっくり掻き出したり回転させるように動かします。
youtubeで無料の耳かき音声をいくつも公開されてるだけあって音質、動き共にレベルが高く
バックで流れる優しい雨音も相まって聴けば聴くほど眠くなります。

「今度はお耳の中も きゅーって どう? これも落ち着くでしょ」
これらの前にやる顔拭きも音フェチ作品らしい内容。
湿り気を帯びた摩擦音がゆっくり優しく鳴った後、両耳の穴へタオルを軽く突っ込み微かな振動を与えてくれます。
音と感覚が自分の指を穴に入れた時とまったく同じで驚きました。
タオルを氷水に浸して搾る音も入ってたりと細かい部分にまでこだわって作られてます。

「お耳もこんなに大きくなって わかるよー 前はもっと色白でちっちゃかったもん」
最中の会話はよく遊んでいた中学時代までの話題が中心。
以前ほど会えなくなったことをちょっぴり寂しく思う一方で今の時間を大切にします。
耳かきに関する実況を完全に省いてるおかげで会話量が少なめでも淡白な印象は特にしません。
十分に仲がいいから伝えたいことだけ話しあとは黙々とお世話します。

耳かきの後に続くのは添い寝(約16分)。
縁側でやるのはまずいだろうということでひとまず家の中に入り
時計の音に耳を傾けながら2人一緒に安らかな眠りにつきます。

「こうして君といると落ち着くっていうか ちょっと安心するかも」
安眠目的のパートなので会話は最初の数分で済ませ
あとは右手から安らかな寝息だけが流れ続けます。
時計の音、寝息、控えめな雨音が織りなす空間はとても静かで落ち着きました。
何気ない作品
取り立てて特別なことをやらないのが特徴の作品です。

幼馴染はこのところ一緒に遊べずにいる主人公との関係を修復しようと
雨宿りのついでに耳かきや添い寝をしながら色んな事を話します。
そしてその様子を効果音と環境音を組み合わせてリアルにお届けします。

音質だけでなく細かな部分にまでこだわり抜いた音の数々
言葉や行為の端々からほのかに伝わってくる彼女の想い。
くっつきそうでくっつかない男女の日常をありのままに描いて癒しを与えます。

「これからもこういう時間 作れたらなーって えへへ」
彼女が本当に彼と付き合いたがってるのかは私にもわかりません。
でもセリフの中にそれを匂わせる表現がいくつか見られるのも事実です。
音フェチ作品は癒しのパワーが強い一方で温かみがやや薄れてしまうところがあるので
それを彼女のキャラや2人の関係で補ったのだと思います。

サービスは綿棒と梵天をセットで使ってるのが珍しいです。
同じ系統の器具でも音にはっきりとした違いがあってレベルの高さを感じました。
専門的なことをやると違和感が出るからこうしたのかもしれません。
雨音とのバランスも絶妙で安眠のお供に大変役立ちます。

声よりも音を聴くのが好きな人には特におすすめします。

CV:ユキトさん
総時間 49:58

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2018年8月29日まで10%OFFの450円で販売されてます。

のじゃロリ!!キツネ姫恋ちゃんのまふまふ耳かき

サークル「ちろ猫ハウス」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するサークルさんの処女作は、古風な話し方をするおてんば姫君が
偶然出会った人間に耳かきしながら親睦を深めます。

耳かきの質と量にこだわってるのが最大の特徴で
全編の7割以上を耳かきに割き、パリパリした乾燥系の音をじっくり丁寧に鳴らします。
会話よりも音を重視してますから癒しだけでなく安眠のお供にも役立つでしょう。
神様の趣味は耳かき
狐姫の恋(れん)が2種類の耳かきをするお話。

「…っと ふーっ ここまで来れば さすがのあやつも追ってはこれまい」
恋はやや幼さを感じるおっとりした声の女の子。
自宅を抜け出し鼻歌を歌いながら外を散歩してると
古びた社で主人公を発見し声をかけます。

本作品は神様として人間とは滅多に接することのない生活を送ってる彼女が
偶然見かけた彼に得意の耳かきを披露して幸せなひと時を送ります。
序章は彼の少年時代、本編はそのずっと後のお話と2つのシーンで成り立っており
どちらも20~30分程度の耳かきをします。


舞台となる社が川の神を祀ってるため音声開始直後から川の音がバックで流れ始め
耳かき中も多くを語らず効果音と吐息だけを漏らす音フェチ系の作りになってます。
会話をする時に声量を抑えてあるおかげで睡眠の妨げになりません。
色んな要素を静かで落ち着いたものに統一して癒しと安眠を両方同時に提供します。

本作品の耳かきはもちろん量だけではありません。
サークルさん自身が「耳かき音の研究に日々励んでる」とおっしゃられてるだけあって
シンプルながらもかなりこだわった耳かきに仕上がってます。
具体的には各シーンで使用する器具を揃える代わりに動きに明確な違いを持たせてます。

有料作品は今回が初ですが、中の人はYoutubeのほうでライブ耳かきを定期的にやられてるそうです。
実際に聴いた限りではリアリティよりも音の個性や刺激に重点を置いてるように映りました。
リアル志向の方にはやや不向きかもしれませんが、刺激が強めの音をがっつり楽しみたい方にはかなり向いてます。
音が鳴るたびに微かな振動も伝わってきて耳のあたりが心地いいです。

「どうじゃ? わしの耳かきは 匙も滑らかで 気持ちよかろう?」
恋については古風な言葉遣いに反してとてもフレンドリーに接します。
元々友人が欲しかったこともあり神様だからといって尊大には振る舞わず
自ら膝枕に誘って嬉しそうに耳かき棒を動かします。
耳かきの腕もなかなかのものですし、「三度の飯より耳かきが好き」と豪語するだけはあります。

ただ前述の通り本作品は音特化なのでストーリー性はそれほどありません。
個性や雰囲気作りのために彼女をこういうキャラにしています。
私は挿し絵やセリフからすぐさま某有名シリーズ作品をイメージしましたが内容は随分違いました。
進化する耳かき
恋が主人公に初めて耳かきするのは序章の「2.耳かきしらぬのか?」(約21分)。
とある事情で両親と喧嘩した彼と自分が似た境遇にあることに気づき
膝枕の状態で特製の耳かき棒と綿棒を使った耳かきをして慰めます。

ちなみにこのパートはBGMありと無しの2パターンが存在し
前者はしっとりした曲調のピアノBGMが、後者は川の音が流れ続けます。
両方が同時に流れることはありません。
またお世話するのは右耳のみで左耳はノータッチです。

耳かき棒は「ざりっ ずすっ」というやや広くて粗さのある音
梵天は「ぷすぷす しゅるー」という面積広くふんわりした音が使われており
短めのストロークで耳の壁を優しく引っかくように、ゆっくり掻き出すようにとそれぞれに違った音と動きをします。

Youtubeで活躍されてるだけあって音質はかなり高いです。
竹耳かき特有の乾燥した質感や梵天のふわふわした柔らかさが忠実に表現されてます。
梵天をもうちょっと長くやってくれたら尚良かったです。

それに対して動きについては若干荒削りに映りました。
耳の中を小刻みに引っかくことが多いせいで汚れを取るよりもマッサージしてる感じになってます。
全体的にペースを一段階落とし、長めのストロークにしたほうがよりリアルになるんじゃないかなと。
これが前項で「リアリティよりも音の個性や刺激に重点を置いてる」と書いた理由です。

「こうしておれば 人も神も 何ら変わりはせぬと言うのに 使いの者たちはどうして ああも頭が固いのかのう」
最中の恋は穏やかな表情で主人公の様子を観察したり
彼と友達になる約束を交わすなど神様のイメージよりずっと気さくな姿を見せます。
耳元近くから漏れる微かな吐息や囁き声が耳に優しく、聴けば聴くほど気分が落ち着きます。
耳かきに関する実況をあまりしてないのは専門店との違いを明確にしたかったからかもしれません。

2回目の耳かきは本編の「2.耳かきするぞ♪」(約30分)。
1回目からそれなりの年月が過ぎたある日、付近の崖から落ちて怪我をした主人公を恋が介抱すると
そのお礼に耳かきさせて欲しいとお願いします。

「わしの名前は恋 長くこの地に住まう者」
彼に畏まって自己紹介するところを見ると
おそらく彼女は彼が序章で耳かきした人物だと気づいてないようです。
少年が大人になってると考えれば序章と本編には10年程度の開きがあるのでしょう。

そしてこの時の流れが彼女の耳かきにもしっかり反映されてます。
内容は前回と同じく耳かき棒と梵天を使い最後に息吹きする家庭的なものですが
先ほど指摘した動きの速さやストロークの短さが改善されており品質が一段階アップしてます。
パート前半は右耳、後半は左耳をお世話するのも大きな変化です。

要は2回目の上達っぷりを引き立てるために1回目をわざとやや不得手にした可能性があるわけです。
通しで聴くと2回目のほうが丁寧かつ繊細に感じるのではないでしょうか。
耳かき好きな彼女がその後鍛錬を重ね、より熟練した領域に達したことを音だけで表現してます。
こういう演出をする耳かき作品は非常に珍しいです。

このように、時の流れを感じる素朴な耳かきが繰り広げられてます。
シンプルな耳かき作品
耳かきをひたすら深く掘り下げた音フェチ系の作品です。

恋は自分の耳かき欲を満たしつつ主人公に心安らぐ時間を送ってもらおうと
良い意味で神様らしくない態度で彼に接し、耳かきも手を抜かず一生懸命取り組みます。
そしてその様子を言葉ではなく複数の音で表現し落ち着いた雰囲気を作り上げてます。

総時間の大部分を耳かきに割いた特化型の作り
序章と本編でサービスを敢えて揃え、動きで違いを出す凝った演出。
最大の武器である音を駆使したリアルな物語が楽しめます。

「では その時はまた 耳かきの相手に付き合ってもらうぞ」
これらを行う彼女もなかなかの魅力を持ってます。
基本的には低姿勢だけど神様としての気品も十分備わっており
幼い声とはやや違う優しさや包容力が別方向の癒しを与えてくれます。

サークルさんが続編を予定されてるそうですから
今後の作品で彼女についても少しずつ掘り下げていくのではないでしょうか。
本作品の最後もそれを匂わせる締めくくり方がされてました。

耳かきはシーンごとの動きの違いが最大のポイントです。
ただこれはあくまで私の推測に過ぎないことをご了承ください。
わざとやったかどうかは結局のところ作った本人しかわかりませんからね。
そう読み取れる材料が多少含まれてるといった程度です。

おまけは各シーンの耳かき音のみバージョンです。

CV:ちろるさん
総時間 2:05:00(本編…1:20:15 おまけ…44:45)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
125分で300円とコスパがいいので+1してあります。

【爪切り】道草屋 すずしろ日帰り-雨宿り【鼓膜マッサージ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、素朴でサービス精神旺盛な店員さんが
雨の降る縁側でお客にお世話しながらゆっくりのんびり過ごします。

全編で雨音を流しつつシーンによってその勢いを多少変化させたり
耳かきや甘噛みに加えて爪切り、音叉マッサージ、産毛剃りを取り入れるなど
会話よりも音で癒す音フェチ系の作りになってます。
すべてに余裕を持たせてありますから時間の流れが普段よりも緩やかに感じるでしょう。
雨音を聞きながらのんびりと
道草屋の店員「すずしろ」と縁側で寛ぐお話。

「お客様 すずしろです お食事 お口に合いましたか?」
すずしろは可愛くて素朴な声の女の子。
とある雨の日、縁側でボーっとしてるお客に声をかけると
バスが来るまでの間一緒にいたいと言います。

本作品はせっかく道草屋まで来たのに雨のせいで暇を持て余してる彼に楽しんでもらおうと
彼女がおよそ80分に渡って5種類の癒しのサービスをします。
最近の道草屋はシーンを2~3つに分けそれぞれで方向性を変えることが多いのですが
今作は日帰りということで1つのシーンに絞り込み少しずつ癒しと没入感を与えます。

「せっかく来ていただいたのに こんな天気で申し訳ありません」
具体的に言うと音声の開始から終了まで常に雨音がバックで流れ続け
彼女も梅雨の静かな雰囲気を壊さないようゆっくりのんびり話しかけます。

今回は彼女自身も暇つぶしを兼ねて彼の相手をするため
正規のサービスをする時よりもやや砕けた態度で接します。

最中に鳴る効果音も質の高いものばかり。
定番のものからややマイナーなものまで多めに取り揃え
パートごとにこれらを個別に鳴らすことでお世話されてる気分に浸らせます。

「今~してますよ」みたいな説明のセリフがなく会話がとても自然です。
キャラ、効果音、環境音を違和感なく組み合わせて作品の世界をリアルに作り上げてます。
ゆっくり流れる時に身を任せて
すずしろが最初にするサービスは爪切り(約10分)。
右手→左手の順に指を1本ずつ手に取り爪を切ったりヤスリで形を整えます。

「あんたがったどこさ ひごさ ひごどーこさ くーまもとさ」
パチンという小気味良い音をやや間を開けながら2~3回鳴らし
別の指に移って同じことを繰り返すシンプルで緩やかなサービスです。
また最中は彼女が童謡を歌ったりして癒しを後押しします。
強めながらも優しい雨音と相まって梅雨らしいしっとりした空気が漂ってます。

本作品は全体的にゆとりを多く設けてます。
例えば爪切りを始める前に彼女がこれから使う道具を取りに行くシーンがあるのですが
そこを敢えて端折らず2分程度の無言が続きます。
サービスも従来より意識してゆるーく進めてくれるので頭を空っぽにしやすいです。
音やセリフだけでなくこの「間」も癒しに大きく貢献してます。

次に行う3つのサービスは音フェチ好きには堪らないもの。
爪切りに引き続きゆったりのんびり左右の耳を甘噛みし
さらに彼女が雑貨屋さんで私的に買った音叉と産毛剃り機で耳の内外を綺麗にします。
ちなみに雨音は甘噛みの後半で一旦弱まり、音叉マッサージの前半終了頃になるとまた強くなります。

甘噛みはR-15ということで水分やペースを抑える代わりに
音の近さや舌と唇の生々しい動きによって彼女にされてる様子を表現してます。
合間に漏れる吐息も微かな風圧が感じられてこそばゆいです。
右耳より左耳のほうがやや大胆に責めてくれるので音の違いも楽しめます。

「棒についた馬の毛を鼓膜に当てて 音叉の振動を直接伝えて 汚れを浮かせるっていう 耳かき兼マッサージみたいなものです」
続く音叉マッサージと産毛剃りは道草屋だと確か初登場のはずです。
前者は「ぽーん じじじじっ じじじ」という澄んだ金属音と軽い摩擦音
後者は「しゅるるるる」と回転してるようなモーター音が近づいたり離れたりします。

どちらも音の質感は抜群に良いのですが、音叉は彼女が音をわざと消すのを繰り返すため
音色が消えるまでの余韻を楽しみたい人にはあまり向かないと思います。
直前に書いた「じじじ」の部分でおそらく馬の毛を当ててるのでしょう。
音による刺激も弱めでしたしサービスとしてはまだ試作段階の印象を受けました。

最後を飾るのは定番の耳かき(約17分)。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と乾いた綿棒でお掃除し、最後に軽く息を吹きかけます。
使用する器具は作中で特に明言されてませんが
パートの中盤あたりに短い休憩が入り、その前後で音の質感が変わることからこの2つと判断しました。
道草屋シリーズは綿棒を洗浄液で湿らせて使うのが普通なのでちょっと珍しいですね。

耳かき棒は「そり ずずっ」という乾いた平べったい音
綿棒は「くしゅっ ずずずず」という引っかかりのある柔らかい音が使われており
どちらもゆっくり掻き出したり耳の壁をなぞるように動きます。
雨音とのバランスもしっかり取れていて安定感があります。

「ぴちぴち ちゃぷちゃぷ らんらんらん」
「しろちゃんって 呼んでみてください」

最中のすずしろは童謡「雨ふり」を鼻歌交じりに歌ったり
自分のことを愛称で呼んで欲しいと言うなどやや子供っぽい表情を見せます。
梅雨から連想される湿っぽさを少しでも吹き飛ばしたかったのかもしれません。
今まで通り音を重視しながら2人の仲の良さも演出してます。

このように、あらゆる部分をゆるーく揃えた静かなサービスが繰り広げられてます。
しっとりした作品
季節感を大事にした完成度の高い作品です。

すずしろは主人公にバスに乗るまでの時間を有意義に過ごしてもらおうと
店員と友達の中間あたりの立場で接しながら色んなサービスをします。
そして効果音と環境音を組み合わせてその様子や時の流れをリアルに表現します。

強弱をつけながら最初から最後まで流れ続ける雨音
王道から変わり種まで数多く取り揃えた効果音、普段よりも落ち着いた佇まいでゆっくりお世話する彼女の姿。
各要素をテーマの「梅雨」に合わせたうえで組み合わせてます。

中でも効果音はどれも質感が良く個性もあります。
爪切り、音叉、産毛剃りは取り入れてる作品がそもそも少ないですし
音の鳴らし方も現実世界のサービスさながらで臨場感が高いです。
音叉の澄んだ音と雨音の相性が良く大変癒されました。

「はい お客様はだんだん眠くなる 眠くなる」
すずしろに関しては場が和むよう多少の茶目っ気を持たせてあります。
雨音がずっと流れるとどうしても寂しさを感じてしまう部分があるので
それを中和するためにわざとこうしたのではないでしょうか。

彼女は道草屋シリーズの最古参ですからお客との付き合いも当然長いです。
それを踏まえて馴れ馴れしく感じない程度に砕けた調子でお世話します。
縁側で突発的に始まった、つまり正規のサービスではないのもそうなる要因のひとつです。
その証拠に彼女は自分が私的に買ったものを彼に試してます。

以上を踏まえてサークルさんでは15本目の満点とさせていただきました。

CV:御崎ひよりさん
総時間 1:24:30

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

【立体音響】Cure Attendant-咲愛

【立体音響】Cure Attendant-咲愛(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「Track4.お客様のご気分に合わせた特別サービス」以降の様子を中心に紹介します。
お姉ちゃんになって極上の癒しを
後半にあたるTrack4とTrack5でするのはエッチなサービス。
前者は甘やかしながらの授乳手コキとSEX、後者は比較的ソフトな耳舐めとメインのプレイを切り替えじっくり行います。

両者を合わせた時間はおよそ92分間。
プレイはキス、乳首責め、ハグ、授乳、手コキ、玉揉み、素股、SEX(対面座位)、耳舐めです。
乳首責め、手コキ、玉揉み、素股、SEXの際に効果音が鳴ります。

「このまま観察しているのも楽しそうだけど、しっかりとサービスしてあげなくちゃね」
マッサージの心地よさで主人公が熟睡したのを確認すると
咲愛はゆっくりペースで唇や乳首を責めてこれまでとは別の癒しを与えます。

エッチはどちらも彼女がリードします。
最初のTrack4は彼の欲望をストレートに受け止めるプレイ(約67分)。
チェックインの際に「年上のお姉さんにいっぱい甘えたい」「欲求不満でそろそろ発散したい」と答えたのを受けて
彼のお姉ちゃんになりきりながら唇、耳、乳首、おちんちんに濃厚なご奉仕をします。

「いっぱいお仕事して疲れたよね~… 嫌な事があっても頑張ったんだから、偉いよ?」
これまでに比べて口調が柔らかくなり、心に染み入る言葉を適度に投げかける癒し重視のエッチです。
非エロパートと同じくセリフごとの間を長めに取ってありますから
癒しの気分を維持したままオナニーに取り組むことができます。

そしてセリフの間にはエッチな声や音がたっぷり流れます。
パートの前半が授乳手コキ、後半は対面座位でのSEXとお互いが責め合うスタイルにしてるため
効果音と喘ぎ声が同時に流れる時間が長く、ゆっくり進めてるのに十分過ぎるエロさがあります。
甘く品のある喘ぎ声と粘性高めでやや激しい効果音とのギャップもそれを大いに助けてます。

前後半で1回ずつある射精シーンが来る前に抜きたくなる人がそれなりにいるのではないでしょうか。
前編で話した音フェチ系の作りが後編でもしっかり受け継がれてます。
もちろん途中で飽きないようにシーン単位でプレイ構成や責め方を小まめに変えてきます。

「君は竿を大きく扱かれるのが好き…? それとも、先っぽを重点的にしこしこされるのが好き…?」
「しこしこっ、しこしこっ… しこしこっ、しこしこっ… ん、く…あぅん…んっ…」

授乳手コキは冒頭のキスと乳首責めの直後に起きた彼のリクエストに答え
最初は授乳だけ行い、その8分後には手コキや玉揉みを加えます。
竿よりも亀頭を責められるのが好きとわかったらすぐさまそれを実行し
「しこしこ」「くりくり」などの擬声語を挟みつつ喘ぎ声を積極的に漏らすあまあまなプレイです。

彼を癒すためにやってるわけですが彼女自身も満たされた表情を見せます。
2人で一緒に気持ちよくなる展開も含めて一体感を大事にしてるように映りました。

それに対してSEXはお姉さん+恋人っぽさを持たせたプレイをします。
一番最初に3分程度ディープキスしてお互いの気持ちを盛り上げ
軽い素股を挟んでから20分以上に渡ってじっくり愛し合います。

「セックスでこんなに感じちゃうの久し振りっ… よっぽど君のおちんぽとの相性が良いのかしらっ…♪」
「恥ずかしがらなくても大丈夫、大丈夫… お姉さんは君の感じてる顔を見れて凄く嬉しいから…ね?」

前半以上に激しい喘ぎ声を多く漏らして気持ちいいことをわかりやすくアピールしつつ
まだ自分を抑え込んでる彼に心を解き放たせる目的に沿ったプレイです。
SEXもストレートに腰を振ってたかと思えば休憩を挟んで耳舐めにシフトしたり
終盤に差し掛かると水音に肉のぶつかり合う音が加わり徐々にペースを増す変化に富んだものです。

キャラ、セリフ、音、雰囲気のすべてが高水準でいい気分に浸りながら射精できました。
エロさと温かみを兼ね備えてるところがすごく本作品らしいなと。

もうひとつのTrack5は耳舐めをがっつり楽しめるパート(約25分)。
SEX後に一旦退出した咲愛が再びやってきて着陸間際まで耳を個別に舐めてくれます。

「耳に口を密着してますから、吐息とかより近くに感じられません? 舐められる感覚だけでなく、私の息遣いも愉しまれてくださいね…」
口で責めるプレイが主役なのでTrack4以上にセリフの割合を落とし
耳全体を優しく舐める、耳たぶを甘噛みする、穴に舌をぐりぐりさせるなどリアルで多彩な責めを繰り出します。
特に穴を責めるシーンは音の位置が非常に近く、コリコリした音と吐息の両方で刺激を送ります。

このパートには射精シーンがなく全体のペースもゆっくりです。
2回連続で射精したことによる疲労と虚無感を和らげる最後に相応しいサービスと言えます。

このように、癒しながら心身両面をスッキリさせる充実したエッチが繰り広げられてます。
癒やされながら抜ける作品
女性の優しさや温かさを強く感じながら抜ける総合力の高い作品です。

咲愛は仕事を頑張りすぎた結果重度の欲求不満に陥ってる主人公を助けようと
彼を特別な席へ案内してから着陸するまでほぼつきっきりで色んなお世話をします。
そして前半は音やマッサージによる純粋な癒しを与え、後半は体を張ったご奉仕で性欲を発散させます。

パートごとに異なるリアルな音をたっぷり流す作り
性感帯を責めつつ彼にも大事な部分を預ける一体感のあるエッチ
母性が強く気配り上手であまあまな彼女のキャラ。
癒しとエロのバランスが取れた甘やかし成分の強いサービスが味わえます。

非エロ62分、エロ98分なので時間だけを見ると後者のほうが優勢です。
しかしエッチも癒す方向で責めることを考えれば同じくらいの存在感と言えます。
女性に甘えたい欲求と女性を気持ちよくできた達成感の両方を満たしてくれます。
エッチで赤ちゃん言葉をほとんど話さなかったのもできるだけ対等な立場を維持したかったからではないでしょうか。

どのパートも音を重要視してる点は一緒なのに内容がまるで違うのも素晴らしいです。
Track2は環境音、次はマッサージ音、そしてくちゅ音+喘ぎ声、ちゅぱ音と被せずに組み立ててます。
同じプレイでも責める部位や責め方によって音の質感とリズムがちゃんと変わりますし
シンプルなように見えて様々な創意工夫が込められてます。
熟練したサークルさんならではの冴えを感じました。

射精シーンは2回。
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声多め、淫語そこそこです。

以上を踏まえて本作品をサークルさんでは8本目の満点とさせていただきました。
おまけはPRボイスとフリートークです。

CV:逢坂成美さん
総時間 3:04:15(本編…2:45:47 おまけ…18:28)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2018年6月30日まで30%OFFの630円で販売されてます。

【立体音響】Cure Attendant-咲愛

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかで世話好きな客室乗務員が
疲れの溜まってる男性につきっきりで色んなサービスをします。

質量共にセリフよりも音を重視した音フェチ系の作りが魅力で
最初は環境音、次は効果音とパートごとにメインの音を切り替え
それらをゆっくりのんびり鳴らし続けて癒しや性的興奮を与えます。

総時間が3時間以上あるため前編(Track1~3)、後編(Track4~5)の2回に分けてお送りします。
出張帰りの癒やされるひと時
IYS航空の客室乗務員「咲愛(えあ)」からサービスを受けるお話。

「本日はIYS航空をご利用いただき、誠に有難うございます」
咲愛は明るくてお淑やかな声のお姉さん。
飛行機に搭乗してるお客たちに離陸前のアナウンスをすると
予約とは違う席へ案内された主人公に事情を説明します。

本作品は「Cure Attendant」「Cure Attendant2」に続くサークルさんの人気シリーズ第3弾。
搭乗チェックの結果、特に癒しが必要と診断された彼の疲れを取り除くために
彼女が特別席で165分もの長時間に渡る癒しとエッチなサービスをします。
搭乗シーンにあたるTrack1を除く全パートに20分以上の十分な時間を用意し
前半2パートは非エロ、後半はエロと両方をバランスよく楽しませる方向で進めます。

ディーブルストさんと言えば耳かきやマッサージといった癒しのサービスを得意とし
さらに音の質感や動きのリアルさにも大変定評のあるサークルさんです。
今作でもその武器を活かせるように会話は状況説明など当たり障りのないものに留め
その代わり色んな音をたっぷり鳴らして彼女にお世話されてる雰囲気を出します。


実際に聴いてみると時間がゆっくり流れていくように感じるでしょう。
セリフごとの間をわざと長く取ることで頭を空っぽにしたまま聴きやすくしています。

「険しい表情をされていたお客様が見せる優しい表情や笑顔… こんな顔をされるんだなって、見ていて嬉しくなってしまいます」
もちろん彼女が持つ癒しのパワーもなかなかのものです。
彼が特別席に案内された理由を知ってるので最初から親しげな態度で接し
疲労や筋肉の凝りが改善されてるとわかるととても嬉しそうな表情を見せます。
典型的な甘やかしキャラとでも言えばいいのでしょうか、これらを好きでやってるのが自然と伝わってきます。
臨場感が高い音重視のサービス
事前のやり取りを終えた直後のTrack2でするのは環境音を使った癒し(約22分)。
前半は森の音、後半は川の音をヘッドホンから流しつつ咲愛がゆっくり優しく語りかけます。

「「森林浴」なんて言いますけど、実際に木から出る香からはリラックス効果がある化学成分が出ているんですよ」
飛行機に乗って出張するくらいですから主人公はきっと忙しい日々を送ってるのでしょう。
だから日頃なかなか触れられない自然の力で心の芯からリフレッシュさせます。
環境音は森の音が風に吹かれて木々が揺れる音と数種類の鳥の鳴き声
川の音は山奥で録音されたのか、水がこぽこぽと湧き緩やかに流れていく感じでどちらも非常にリアルです。

個人的にすごく面白いと思ったのが環境音の音量を大きめにしてることです。
音声作品における環境音は雰囲気作りを助ける脇役に位置づけられてることが多く
セリフに比べて音量をひと回り小さくするのが普通です。
それに対し本作品では敢えてセリフと同じくらいの音量に設定してます。
音の分量だけでなく存在感も大きくする本作品らしい演出と言えるでしょう。

目を瞑ったらその場にいるんじゃないかと思えるくらい音が近くて抜群に癒やされました。
特に前半は音にしにくい風の音を木によってわかりやすく、そして爽やかに表現してます。
寝る前にこのパートだけを聴く、なんて使い方も大いに有りです。
一見すると王道なんだけど他のサークルさんではやられてない工夫がされてます。
体験版でも聴けますから興味が湧いたは是非聴いてみてください。

続くTrack3は下半身のマッサージ(約40分)。
主人公にズボンだけ脱いでもらい左脚→右脚の順に手や指で丁寧に揉みほぐします。
前編で紹介するシーンは完全非エロなのでエッチな描写はありません。

「むくんでしまったふくらはぎを内側…外側から叩いて… んっ… 強すぎず弱すぎず…適度な強さでやっていきます」
「マッサージをする事も大事ですが、むくみの解消には食生活も大事です なるべく栄養バランスを重視した食事をするようにしてくださいね?」

Track2と同じくセリフは今何をやってるかの状況説明を中心に据え
専用のオイルを使って擦ったり、指圧したり、優しく叩いたりと変化に富んだお世話をします。
そしてさり気なく彼を気遣う言葉を投げかけて心のほうも温めてくれます。
専門知識をちょこちょこ言うのもプロらしさがあって良いです。

以前から色んなタイプのマッサージ作品に挑戦されてるだけあって
お世話する部位やその方法によって音の質感と動きが大きく変化します。
時間に余裕があるのを活かして個々の動作を長めに行い音の違いを楽しみやすくしています。

環境音が鳴らない分Track2よりも静かに感じるのではないでしょうか。
同じ音フェチ系でもパートごとにまったく違う魅力を持ってます。

おまけはPRボイスとフリートークです。

後編へ続く…。
【立体音響】Cure Attendant-咲愛(後編)

CV:逢坂成美さん
総時間 3:04:15(本編…2:45:47 おまけ…18:28)


体験版はこちらにあります

追記
2018年6月30日まで30%OFFの630円で販売されてます。

雨の日の午後に~彼女と耳かき~

サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するサークルさんの処女作は、落ち着きがあって世話好きな彼女が
大好きな人と雨の日の午後をまったり過ごします。

声の質感、位置、距離、動き、力加減すべてがハイレベルな効果音と
現実世界でする会話にとても近い表現でする他愛もない会話など
音とセリフのバランスをほぼ同じに取り両方から癒す安眠しやすい作りになってます。
バックで流れ続ける雨音も作品全体に静けさを与えてます。
雨の日を2人でのんびりと
彼女が耳かきや羊数えをするお話。

「あーあ 雨やまないか 今日はどこも行けないね」
彼女はややトーンの低いホッとする声のお姉さん。
とある雨の日、恋人にあたる主人公と家で暇そうにしてると
コーヒーを淹れたり耳かきしながら色んなことを話します。

本作品は雨のせいで外に出かけられず暇を持て余してる2人が
午後から夜にかけて過ごす様子を彼の視点で楽しみます。
前半はコーヒー淹れ&耳かき、後半は添い寝しながらの羊数えと家庭的なサービスで統一し
それぞれの様子をとことんリアルに描いて癒しや眠気を膨らませます。

本作品を語る上で絶対に外せないのが「音」。
「~してるよ」などの説明的なセリフを挟まず動作の一部始終をほぼ音だけで表現します。
例えば冒頭の彼女がコーヒーを淹れるシーンでは、ケトルに入れた水がこぽこぽと音を立てて徐々に沸騰する音
インスタントコーヒーの粉末をカップに入れる音、2人分のお湯を注ぐ音を上手に組み合わせてます。
彼女がベッドに寝たり体を起こす音までしっかり入ってますし、音に対するこだわりを持って作られてるのがわかります。

バイノーラル6音さんは有料だとほぼ無名ですが、YouTubeのほうで無料作品を数多く投稿されてます。
私は初めて聴きましたがレベルが非常に高くてびっくりしました。
音の品質や扱い方については処女作の時点で大手のサークルさんに並ぶものを持ってます。

バックで流れ続ける雨音もポイント。
ぱらぱらと優しい水音が使われており、声や効果音の邪魔にならない音量に抑えられてます。
羊を数えるパートではそれと雨音だけが流れる時間を長く取ってありますから
文字通り頭を空っぽにしたまま心安らぐひと時を送れるでしょう。

音と並ぶもうひとつの魅力は彼女のセリフ。
挨拶や自己紹介といった前置きは完全に省略し、音声開始直後から他愛もない会話を続けます。

「ん? おっ ふーん いいねされた ふふっ このツイート ほら」
明日のデートの予定や彼がスマホで見てる動画の内容など
仲の良い者同士だからできるあまり中身のない話題が中心です。
しかもそれらを「うーん」や「おっ」といった意味を持たない言葉を挟んでするからとても緩く感じます。

恋人と2人きりなら当然お互いリラックスしてるでしょうから
その心情をセリフに反映させた自然な会話表現にしてます。
時間に対する会話量は意外と多いのですが、全編を通じて彼女が意識してのんびり話し
さらにセリフごとの間をやや長く取ってるおかげで効果音や雨音と共存できてます。

すべての要素が高品質な音の数々と彼女のだらっとした会話。
音とキャラのバランスを大事にして両方から癒す雰囲気の良い作品です。
音と彼女の優しさに包まれて
彼女にコーヒーを淹れてもらった後に始まるのは耳かき(約11分30秒)。
主人公が観ていたYouTubeの動画を見て興味を持った彼女が実際に耳かきしてあげます。

膝枕ではなく添い寝の状態で右耳→左耳の順に綿棒だけを使うシンプルなもので
「ぽりぽり ぷすっ」という柔らかくて乾いた音を中の汚れを絡め取るように隅々までゆっくり動かします。
息を吹きかけることはありません。

「耳 普段掃除してないでしょ? わかるよ 綺麗にしてあげないと」
綿棒にしては音が粗い気もするのですが、耳かきの開始前に彼の耳が汚れてると遠まわしに言ってましたし
それを反映させてわざとこういう音にしたのかもしれません。
動きと力加減については現時点で文句なしと言えるくらい優れてます。
10秒程度鳴らした後に無音の時間をほんの少し挟んでるのもリアルで良いです。

「うーん そうねぇ (コントローラーの)色は…白かな あ、でも汚れとか目立っちゃうかな」
最中の会話は先日彼が買ったPS4につける彼女のコントローラーの色選びや
冬から春に移りつつある季節のことなど耳かきとまったく関係ないものばかり。
最後のほうに彼女があまあまなことを言って彼が赤面するシーンを入れるなど
恋人たちがだらだら過ごす様子を緩い調子で描いてます。

もうひとつのサービスにあたる羊数えは13分ほど。
すっかり眠そうな彼の右側に彼女が抱きつきリクエスト通り羊をゆっくり数えます。

「羊が1匹 羊が2匹 羊が3匹 羊が4匹」
彼を安眠させるのが目的なので羊数え以外の会話は一切挟まず
雨音と組み合わせて静かで落ち着いた空間を作り上げてます。
前のパートで2人の仲がとても良いのが自然と伝わってきますから
通しで聴けばその優しい声と心に多くの人が安らぎを感じるでしょう。

このように、音声を構成する色んな要素に余裕を持たせた大変癒されるサービスが繰り広げられてます。
ゆるーい作品
音フェチ系でありながらキャラも立ってる総合力の高い作品です。

2人で一緒にいるのが当たり前なほど仲のいい男女が
雨音を聴きながらだべったり耳かきしてのんびりしたひと時を送ります。
そしてその様子をリアルな音と砕けた会話でゆるーく描きます。

音質はもちろん、位置や距離まで緻密に練られたハイレベルな効果音
それを後ろから引き立てる雨音、恋人らしさを感じるセリフの数々。
専門店のように目的を持ってお世話するのではなく、2人が時間を潰す感じを出しながら物語を進めます。

「ん? 寝ちゃうの 眠たい? じゃあ私も寝よっかなー」
音声を実際に聴いてみるとわかりますが展開は割と行き当たりばったりです。
主人公の動画を見て興味を持ったから思いつきで耳かきする、彼が眠そうだから添い寝をすると
彼の心情に彼女が追従する形であれこれお世話します。
この何気なさも本作品をゆるーくするのに貢献してます。

音も十分すごいのだけど、私個人は会話のほうにより強い魅力を感じました。
余計な部分を敢えて盛り込んでるのが作品の雰囲気にすごく合ってるなと。

音フェチ系ボイスドラマと呼ぶのが妥当な良作です。

CV:hana10(はなと)さん
総時間 34:53

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
通常だと35分で700円はやや割高な部類なのですが
品質が非常に良いので今回は点数を引いてません。

2018年4月14日まで50%OFFの350円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。

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