同人音声の部屋

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タグ:現代催眠

   ● (催眠)私と激あまあま、とろとろエッチしませんか? 空想うさぎ、なでうさぎ
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(催眠)私と激あまあま、とろとろエッチしませんか? 空想うさぎ、なでうさぎ

サークル「ユリイカ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、空想の世界に住む女の子の姿をしたうさぎが
独特な催眠と愛情たっぷりなエッチで男性の心と体を癒します。

現在の催眠音声でもまだまだ使われることの少ない現代催眠型の誘導
彼女が分身し左右から暗示を投げかけ興奮と絶頂を促すエッチなど
独自の要素を多めに盛り込んだ短時間ながらも濃厚なサービスが繰り広げられています。
ストレスを分離させまっさらな心と体に
うさぎに催眠をかけられ愛し合うお話。

「うふふっ ねぇ ねぇねぇ 瞼を閉じてみて?」
うさぎは明るくて可愛い声の女の子。
主人公に瞼を閉じたり開いたりする指示を数回してから自己紹介すると
自分が住む空想の世界へ案内するための催眠を始めます。

本作品は一時的に現実とは別の世界に行って心身をリフレッシュすることを目的に
彼女がおよそ30分に渡って催眠とエッチなサービスをします。

催眠音声と言えば深呼吸や体の脱力を行ってからカウントを数えるなど
ある程度定められたパターンがあることに気づいてる人がいると思います。
しかし本作ではそういったお決まりの手法をほとんど使用せずに誘導します。

世間話をするようなスタイルで進めてくれますから
しばらくして気がついたら催眠に入ってた、なんて体験をするかもしれませんね。
「現代催眠」という新しいタイプの技術を軸に据えた催眠が楽しめます。

催眠はおよそ20分間。
最初の12分間は彼女が過去に体験したことやその時の感覚に関するお話に耳を傾けます。
彼女は特に言ってきませんが仰向けに横になって聴くのがいいでしょう。

「左足が眠りに入って そして歩くために立ち上がった時 その足には まだ強いじーんとした感じのような 微妙な感覚がしているの」
「それ(腕)が ちょっとでも動くと すーっと すーっと高く」

お話の内容は右腕を枕にして寝たら起きた後も違和感があったとか
ある日突然両腕が空中に持ち上がった、など不思議なことばかり。
それらすべてを聴き手が自分自身のことと捉えるような言いまわして語ります。

最中に「眠る」「すーっと高く」などの単語をよく言ってたことから
お話を通じて両腕や両足の動きをコントロールしようとしてるのだと思います。
「腕が持ち上がる」みたいなストレートな言い回しを一切してこないため、実際にそうなるかどうかは人それぞれでしょうね。
被験者に直接指示する言葉を徹底的に避けるのは現代催眠が持つ特徴のひとつです。

「そして」や「あれ」「それ」を多用してるおかげで言い回しが独特です。
その代わり聴き手の心と体を操作するキーワードだけははっきり伝えてきます。
お話の内容を理解しようとするよりも聞き流した方が催眠に入りやすいと思います。

「そして 何かを忘れちゃう どういうわけか だんだんと それを忘れちゃう そして時間と距離が 現実を分離させてくれる 数分間…いや数時間 そしてその時それは 遅い時間になってきちゃう」
またシーンの後半に入ると何かを忘れる(健忘)や時間感覚の操作(歪曲)と思しき言葉も登場します。
催眠にはいくつかの段階があり、それが進むほどできることが増えます。
本作品でもいきなり高等な暗示を入れず段階的にレベルを上げる形で進めます。

続く8分間は彼女のセリフが一転してストレートな表現になります。
彼の体を撫でるイメージを通じてその部分を温めたり
お馴染みのカウントを使って両足が勝手に開く暗示を入れます。

「背中が なでなで 撫でられ とろけてく 背中だけが分離して 温かい手で撫でられて 温かい」
「その感覚に集中すると 分離して どんどん溶けていく 全部 全部 分離して 溶けていく」

彼女は彼を癒すために催眠をかけてるわけですから
彼の心が無防備になっても今まで通りの優しい声と態度でたっぷり温めます。
それと同時に催眠状態がさらに深まる言葉をかけて気持ちよくもします。
最後に足を開かせるのもこの後始まるエッチの準備ですし、全体にしっかりした流れがあります。

催眠音声ではあまり見かけない技術で深化させる個性的な催眠です。
聴き手を彼女が住む空想の世界に連れて行くことを目的に
彼女が体験談を話す形で後になるほど催眠状態が深まるようにリードします。

専門書に書かれてるような表現のセリフが多く、彼女のキャラと若干合ってない気もしますが
催眠の流れ自体は練られていて実に面白いです。
私の場合は腕が勝手に上がることはなかったものの、中盤頃には催眠特有の心地いい感覚が湧いてきました。
音声を聴いてて「妙に癒されるなぁ」と感じる人がそれなりにいると思います。

勘違いされると困るのではっきり言っておきますと、音声で現代催眠を実現させるのは不可能です。
現代催眠は被験者一人一人が持つ特質を活かして催眠をかけます。
例えば車が好きな人ならドライブする時の楽しい感覚を喚起しながら暗示を入れます。
ですからこの作品で行われてるのはあくまで現代催眠っぽい催眠だと思ってください。
女性の声と温もりに包まれながら
エッチシーンは11分30秒ほど。
プレイはフェラ、手マン(30秒程度)、SEX(体位不明)です。

手マン、SEXの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「あなたのおちんちんに ご奉仕させてください」
催眠を使って主人公を気持ちいい世界へ招待したうさぎは
彼にもっと気持ちよくなってもらおうとお口でおちんちんにご奉仕します。

エッチは二人がほぼ対等な立場で恋人同士のように愛し合います。
序盤の4分間は彼の開いた足に彼女が入り込みフェラするシーン。
バックでちゅぱ音を鳴らしながら口の温もりや得られる快感を暗示の形で伝えます。

右「どんどんと 血液が真っ赤に沸騰していく ある一点に集中して」 
左「その赤い血液が 体中を駆け巡り やがて 欲望の詰まった 白い液体に生まれ変わる」

エッチシーン全体の特徴は彼女の声が左右に分離し語りかけてくること。
ほぼ同じ声質で交互に、あるいは同時に別々のことを言って興奮と絶頂を後押しします。
プレイ時間だけを見ると短く感じるでしょうが、この演出のおかげで結構密度の高いプレイが楽しめます。

続くSEXもこのスタイルを維持しつつ、今度は彼女の視点を中心にその様子をあれこれ実況します。

左「あなたを好きという私の思いは 私の膣内を あなただけの名器に変える」
右「そこで感じるのは 女の子の膣の柔らかさ 女の子の膣内の温かさ」

催眠音声におけるエッチは聴き手の立場でプレイの様子や気持ち良さを描写することが多いです。
しかし本作品は敢えて彼女の心情を描くことで「相手がいる」ことを強く意識させます。
SEXは一人じゃできない行為ですから、相手の存在を身近に感じることも重要です。
そしてこれは彼女の目的である「彼の心身を癒す」ことにも繋がります。

しかし甘いだけでは満足しない人もいるだろうと考えたのか
終盤にはおよそ3分間で6回連続絶頂するハードなシーンも登場します。
ここまで聴いてれば少なくとも心は満たされてるでしょうから
彼女たちのカウントに合わせて胸の内や股間が自然と盛り上がってくる不思議な体験ができるかもしれません。
純愛色を前面に出しつつ気持ちよくもなれるようにリードしてくれます。

このように、彼女の優しさをストレートに表現したあまあまラブラブなエッチが繰り広げられています。
個性の強い作品
催眠・エッチいずれも独自色が強く新鮮味に溢れた作品です。

うさぎは主人公が幸せな気分をできるだけ満喫できるように
催眠っぽさを極力ぼかした催眠を手短にかけたうえで愛情たっぷりなエッチをします。
現代催眠で使われる技術を数多く盛り込んだ催眠パート
彼女の存在を身近に感じさせながら声で包み込みイかせるエッチパート。
どちらも催眠音声ではあまり見かけない要素を盛り込みサービスを進めます。

現代催眠は内容が複雑でして、レビューで技術をいちいち語ると文字数がとんでもなく増えます。
そのため今回は魅力的な要素や術者の意図に焦点を当てて書きました。
ユリイカさんは以前から現代寄りの催眠をかけてましたし
本作を聴いた限りでも相当な勉強をされてるのでしょう。
奇抜なスタイルですがやってることは結構理に叶ってると思います。

エッチはフェラとSEXでセリフの方向性を大きく切り替えてるのが印象的でした。
前者はおちんちんを通じて得られる純粋な快楽、後者は彼女とSEXしてる雰囲気で心と体を潤します。
最後の絶頂シーンは幸せイキに近い感覚を味わうのではないでしょうか。
催眠に目が行きがちですがこちらも面白い部分をちゃんと持ってます。

絶頂シーンは全部で6回(連続絶頂)。
くちゅ音そこそこ、淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

変わった方法で癒しと快感を与えてくれる作品です。
30分強で1100円と割高なため、初心者よりは色んな作品に触れてきた人におすすめします。

CV:藤村莉央さん
総時間 33:24

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
33分1100円と割高なので-1してあります。

サークル「エロトランス」さんの無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、仕事や生活でストレスを感じてる人を対象に
お姉さんが「感謝」をテーマにした簡単なお話で元気づけます。

催眠っぽさをまったく感じない会話調のセリフや
日常にある小さな幸せを具体的に挙げながら心にプラスに働く暗示を入れるなど
サークルさんらしい独自色の強い作りが一番の魅力です。
枯れかけた心に恵みの光を
お姉さんのお話を聴いてリフレッシュするお話。

「自分にとって必要と思う部分だけ 受け入れることができます」
お姉さんは甘く温かい声のお姉さん。
作品のコンセプトや効果的な聴き方を手短に説明すると
主人公がリフレッシュできるよう柔らかな言葉をかけ始めます。

本作品は何らかの事情で行き詰ってる人を立ち直らせることを目的に
14分程度の短い時間を使って気持ちを切り替えるきっかけを与えます。

「力を抜いてもらったほうが 集中できるという人もいますが 無理に意識せず 自分の聴きやすいように聴いてもらって構いません」
彼女は一般的な催眠音声のように「これから催眠を始めます」とは言いませんし
最中は催眠っぽさをかなりぼかした表現で語りかけます。
暗示を使って聴き手を誘導するのではなく、様々な具体例を通じて気づかせるアプローチがとられてますから
押しつけがましさをそれほど感じずに聴けると思います。
「意識向上」の名の通り自己啓発っぽい要素も持ってる作品です。

催眠はほぼ全編にあたる13分30秒ほど。
リラックスできる場所と姿勢になったのを確認してから
彼女は日常生活にあるどんなものにも感謝できることを教えます。

「例えば 感謝というものを捜してみると 調味料ひとつからでも それを作ってる人の苦労と試行錯誤の末の結晶ということに 気づくことができます」
「生命たちを育てる太陽や水 そのすべてに感謝という言葉を送ることができます」

調味料・家・木材といった人工物から始まり道端の雑草・川・山・海・空など
我々にとって身近なものを具体的に挙げながら
それらの美しさや存在自体に感謝してみようと呼びかけます。
これ以降のシーンでも彼女はたびたび「感謝」をセリフに交えながらお話を進めます。

また一人でも多くの聴き手が自分の言葉を受け入れられるようにと
彼女は誰にでも通用するイメージを使って語ります。
特に植物などの自然物に関するイメージが多く、それによって遠まわしに癒しを与えます。
付属のテキストでサークルさんご自身も言われてるように現代催眠寄りの誘導を行っています。

「あなたにとっていいことはもちろん あなたにとって害をなすことや ものや人ですら そこに あなたに対するアドバイスがあることに気づけます」
「たぶん いいものも悪いものも あなたにとって 本当に役立たないものは ないことに気づくでしょう」

お次は深呼吸しながら自分の周りにある良いものと悪いもの両方を吸い込むイメージをします。
会社で仕事をしてるとどうしても受け付けない人がいる場合があります。
そういった存在ですら自分の人生に役立てようと呼びかけます。

人はストレスを感じたり追い込まれるとネガティブ思考に陥りがちです。
だからこそ彼女はポジティブ思考にシフトするきっかけを与えてるのだと思います。
実際のところ、同じことでも捉え方ひとつで印象が随分変わります。

「よりよい人生を歩き出すと 不思議なことに 揺るぎない自信があり 誰とでも 自分らしく付き合うことができます」
「生まれてきたこと 自分を支えてくれている人に感謝し その気持ちで満たされるかもしれません」

そして最後は音声を聴き終えた後を見据えて心にプラスに働く暗示を入れつつ
改めて自分の身の回りにある様々なことに感謝してみるよう呼びかけます。
ここでも彼女は「~かもしれません」「~することもできます」と婉曲な表現で暗示を入れます。

感謝することは確かに大事だけど他人に押しつけられてするものでもない。
言葉の中に込められた彼女の思いやりもリフレッシュを助けています。

このように、お話を通じて気持ちを切り替える手助けをする変わった催眠が繰り広げられています。
心を立て直してくれる作品
弱った心に潤いを与えてくれる作品です。

お姉さんは何らかの事情で気落ちしてる主人公がやる気を取り戻せるように
「感謝の気持ち」をテーマにした簡単なお話をします。
善悪を問わず世の中にある様々なものに感謝の気持ちを抱き
それによって生まれた小さな幸せを積み上げていくことでリフレッシュへと導きます。

私もレビューサイトを運営してるとメールやコメントで苦言をいただくことがしばしばあります。
それに対して「めんどくさいなぁ」と思うより「なるほど、こういう考え方もあるのか」と捉えて返信したほうが
結果的に丸く収まるし自分の糧になることを知ってます。
ですから彼女の考えやお話にはある程度共感できました。

催眠は許容暗示を交えながらポジティブに聞こえるようにセリフの表現が工夫されてます。
使用するイメージも考えられてますし、数多くの名作を生み出されてるサークルさんらしい冴えがあります。

目的をしっかり見据えたコンパクトな作品です。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 13:51

エロトランス日記
http://erotrance.blog.fc2.com/blog-entry-2.html

乱交催眠騎乗位リレー

サークル「ユリイカ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ほぼ同じ声質を持つ双子の催眠術師に催眠をかけられてから
リアルではなかなか味わえない騎乗位リレーを楽しみます。

普通に会話をするような口調で催眠へと導く現代式の誘導が魅力で
彼女たちはトランスの感覚を遠まわしに話したり、他の人物がリラックスしている様子を描きながら
聴き手が自然とそれらに自分を当てはめられるよう少しずつリードします。

今回は2nd Editionのみのレビューをお送りします。
少女を使い捨てる不思議な世界へ
双子の催眠術師に導かれて騎乗位リレーを楽しむお話。

「あなたが ここに 今日こうやって 私たちの声を聞いてくれているので 私たちは 非常に喜んでいます」
姉は穏やかで落ち着いた声の女性。
音声を聴く際の諸注意を簡単に説明すると
早速催眠に関するお話を始めます。

本作品はイメージの中にある教室に行き、そこにいる少女たちと乱交するのを目的に
彼女たちが他の催眠音声ではあまり見られないタイプの催眠をかけます。

双子の催眠術師というと「双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」のような
双子が左右からリズミカルに話しかけてくる催眠をイメージするかもしれません。
ですが本作品ではメインの語り手を姉が務め、合間合間に妹がちょっぴり語りかけてくる形で進みます。
2人の声質に違いがほとんどありませんので術者が1人の催眠とほぼ同じ感覚で聴けます。

ちなみに本作品には発売当初から入っている「1st Edition」と
発売後に寄せられたユーザーの意見を取り入れた「2nd Edition」の2種類が存在します。
サークルさんが2nd Editionを正式版と言われているため1st Editionの内容はすべて伏せますが
内容にある程度の違いがあるそうです。

催眠はおよそ20分間。
最初はこれから体験する催眠オナニーに関するお話に耳を傾けます。

「私たちの声を聴き続けているのですから あなたは 私たちの話に興味があるのかもしれませんし または 別のことに興味を持ち始めるかもしれませんし または 別の何かについてだったり 時には何も考えてないのかもしれないのです」
姉は多くのシーンで聴き手にいくつかの選択肢を提示し
その中からひとつを選ばせる言い回し
を心がけながらお話を続けます。
どれでもいいので選びながら聴いてみると催眠に入りやすくなるかもしれませんね。
口調も普通の会話に近くて催眠っぽさをあまり感じないと思います。

「気持ちのいい催眠オナニーができるかどうかについても考えましたし 軽いトランスや それとも中程度のトランスについても興味があって そのことについても 思いをめぐらせました」
また姉はお話の中に「トランス」という単語を意識して盛り込み、それだけを囁くような弱めの語気で言ってきます。
後になるほどこの単語が特別なものに思えてくるのはないでしょうか。
そうやって彼女は遠まわしにトランスに対する興味を引こうとします。

その次は彼女たちが以前出会った3人の人物に関するお話を聴きます。
催眠術師をやってる背景を考えるとクライアントと思われます。

「深く 非常に軽くて 楽しい トランスの状態に入っていきました」
「別の軽いトランス と それよりもより深い2つのトランス 中程度のトランス と 深いトランスについても考えました」

お話自体は他人がトランスに入っていく様子を描いているだけです。
ですが聴いていくうちに自分の体が妙に重いとか、意識がぼんやりする感覚がしてくる人がいるでしょう。
ここでもキーワードの「トランス」を上手に活用してその感覚を引き出しています。

そして最後はとある効果音をトリガーに半覚醒状態と催眠状態を何度も往復し
自分がトランスに入りつつあるのを感じながらさらに深いところに落ちてゆきます。

姉「どんどんと 右腕の感覚がなくなる そうなっても 恐くありません」
妹「左腕が どこにあるのか わからない」
ここでは腕の脱力や感覚のぼやけに焦点を絞った暗示を入れており
人によっては実際になくなったような不思議な感覚が味わえると思います。
そうでない人も実感できるレベルの脱力感を感じるでしょうね。
今まで行っていた選択式の暗示ではなく、ストレートに感覚を伝えるセリフを投げかけてきます。

現代催眠式のアプローチを中心に据えたやや珍しいタイプの催眠です。
聴き手を一定以上の深さの催眠へ落とすことを目的に
「~かもしれません」「~することもできます」といった許容暗示やダブルバインド
他の人物を通じて過去に味わった催眠の感覚を喚起するアプローチを組み合わせて進めます。

深呼吸や分割弛緩といった催眠音声ではお馴染みの技法を特に使わないため
「本当に催眠をかけてくれてるの?」と思うかもしれません。
ですが双子は聴き手を催眠状態に導こうとする明らかな意図を持ってこれらを行っています。
意識のぼやけや腕の脱力が特に実感しやすいでしょう。

ただし、以前催眠に入ったことがあるのを想定した作りになってますから
催眠の感覚がまだ掴めていない初心者の方々には不向きと言えます。
その点だけご注意ください。
色んな少女と代わる代わるSEX
エッチシーンは40分ほど。
プレイは少女たちとのSEX、カウントによる絶頂です。

SEXの際に数種類のピストン音が鳴ります。
セルフはありません。

「手の指先で スカートの感触を楽しんだら そっと そーっと スカートの裾をめくり上げます」
主人公を深い催眠状態へ導いた双子は、彼にとある教室をイメージさせ
そこにいる少女のスカートをめくりパンツを下ろさせます。

エッチは様々な少女と短時間のSEXを繰り返します。
最初の12分間は乱交リレーの準備運動に近いプレイ。
3人の少女と代わる代わるSEXをしながら双子が彼女たちの素性について説明します。

「10回おちんちんを膣で擦ったら 別の膣に入れなくてはならないからなのです おまんこは使い捨てなんです」
最初から言ってしまうと、本作品のエッチは乱交するシチュ自体に焦点を当てており
彼女たちのおまんこがどう気持ちいいかを双子が暗示で伝えてくれるシーンはほとんどありません。
イメージ上の世界だからか、姉が上のセリフのような特殊ルールを設け
それに従ってプレイしながら年頃の女の子たちを使い捨てにする快感を味わいます。

「彼氏とカラオケボックスでデートしてる時も あなたのオナホとして使われたいと 彼女は心から願っています」
最初に相手する普通の女の子は約2分、次のアイドル好きな子は3分
3人目の彼氏持ちの子とは約4分エッチを楽しみます。
特に3人目の子は彼氏の目の前でSEXするだけでなく
どこでも性欲処理をすると宣言するほど主人公に惚れ込んでいる様子を見せます。

女の子が会った直後に無条件で体を差し出す展開は都合が良すぎるようにも思えますが
男からすれば嬉しいことなのも事実です。
プレイを通じてリアルではなかなか味わえない優越感や幸福感を双子は与えてくれます。

その後の時間はいよいよメインとなる騎乗位リレーを楽しみます。
先ほどのように特定の女性とSEXするのではなく
双子が提示した条件を聴いて聴き手が自由にイメージするスタイルが取られています。

「思い浮かべて 背の高い子 思い浮かべて 痩せてる子」
「ぐちょぐちょが濃厚だったり 軽かったり」

もう少し具体的に言うと少女たちのおまんこの感覚、背の高さ、髪型、服装、部活動など
数分ごとにテーマを変えつつ「思い浮かべて」と何度も言ってきます。
そしてセリフを言うごとに心臓の鼓動音を鳴らします。

こういう子とエッチしているシチュを楽しむ作りですね。
「おちんちんが柔らかく温かな感触に包まれ気持ちいい」みたいな暗示を入れるシーンはなく
プレイの細かな様子や得られる快感はすべて聴き手のイメージ力任せです。

正直なところかなり難度の高いエッチをしています。
催眠状態下といってもここまで何もしてこないのはさすがにまずいかなと。

「だーめ まだイかせてあげない」
最後のフィニッシュシーンは騎乗位リレーから離れ、双子の数えるカウントに合わせてイきます。
数回カウントをストップして数えなおす焦らしプレイをしてくるものの
0カウントを数えた後に追い込み暗示を一切入れてこないのは非常に残念です。

これがあるのと無いのとではイきやすさに大きな違いが出ます。
私の場合も他の作品で味わったようなドライの感覚は特にありませんでした。

このように、プレイそのものよりはシチュに力を入れたエッチが繰り広げられています。
珍しい催眠が聴ける作品
どちらかというと催眠パートのほうに光るものを感じる作品です。

上品な印象を持つ双子の催眠術師が主人公に独特な催眠をかけ
仮想世界で数多くの少女を相手にする、男にとっては夢のようなエッチを提供します。
催眠に関するお話で興味を引き、他の人が味わって催眠の感覚を伝え
最後は古典催眠に近い技法で催眠状態を徐々に深める。
技術に沿って進めるのではなく、セリフの中に技術を組み込んだ比較的フリーダムな催眠が楽しめます。

現代催眠の技術自体は主に大手サークルさんの作品でよく使われています。
ですがそれ以外のサークルさんだとまともなレベルで使いこなせているケースはごく稀です。
教本の例文をそのままトレースして口調がキャラに合ってないとか
その作品の催眠にとって効果的に活用できていないなどです。

それに対し本作品は聴いた結果ある程度の深さにまで入れるクオリティを持っています。
これでもし双子を有効活用できていればもっと面白いものになったでしょうね。
催眠経験者にターゲットを絞り、段階的に催眠の感覚を強化してくれます。

しかし催眠の後に続くエッチは引っかかる部分が多々あります。
エッチをしてるのにその感覚を暗示でほとんど伝えてこないこと
双子がいきなり少女と10回しかピストンできない設定を押し付けてくること
肝心の騎乗位リレーで少女たちの特質をイメージさせるだけに終始していることなどが挙げられます。

騎乗位リレーのアプローチはおそらく現代式の誘導をしたからこうなったのだと思います。
ですがこのスタイルは聴き手の無意識に眠っている記憶や経験を引き出すことを意図しており
リアルで数十人の少女とSEXしたことがある聴き手でもなければイメージしにくいです。
簡単に言えば大衆性に欠けるエッチをしています。

名作と呼ばれる催眠音声はできるだけ多くの人が楽しめるアプローチを心がけます。
難しいテーマであればあるほどその色はより強くなります。
一方本作品はその真逆の道を歩んでいます。
この部分が私にはどうしても納得できませんでした。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠は面白いのだけどエッチがうーん…な作品です。

CV:蒼紗さん
総時間 1st Edition…1:28:22 2nd Edition…1:04:12

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は4点。
2つのバージョンが入っていて900円とコスパがいいので+1してあります。
体験版は32分近くあります。

ボクっ子催眠

サークル「ホワイトピンク」さんの催眠音声作品。

先日のコミックマーケット88でサークルさんが出品されていたこちらの作品は
中性的な声の優しいボクっ子が催眠を使って気持ちいいひと時を提供します。

許容暗示を初めとする現代催眠の技術を織り交ぜながら行われる緩い催眠
色や女性の象徴的な部位といった一般的なイメージによって気持ちを盛り上げていくエッチ、など
聴き手に対してある程度の自由を与えながらサービスを行っているのが大きな特徴です。

特にエッチはストレートなエロ要素を極力排した催眠特有のプレイに挑戦されており
彼女の言葉につられてなぜか心と体が熱くなる不思議な感覚が味わいやすくなっています。
気持ちよくなりたいキモチが大事
ボクっ子の催眠で心身をリフレッシュするお話。

「こんばんは それとも こんにちは かな?」
ボクっ子は優しくて中性的な声の女の子。
気持ちよくなりたい願望を抱いてやってきた主人公を温かく出迎えると
催眠を使ったエッチな体験でそれを満たしてあげます。

本作品は男性・女性どちらでも楽しめるように
催眠パートはもちろん、エッチでも淫語などのストレートな表現はできるだけ使わず
色や物から連想される潜在的なイメージを使って心身を高ぶらせ
最終的にはドライオーガズムへと誘導する変わったプレイが行われています。

ごく一部で女性の性的な部分(おっぱいやお尻)を強く意識させたり
女性とのエッチを連想させて興奮を煽るシーンがありますが
それ以外の部分は男女どちらでも無理なく聴ける内容になっています。
ですから女性の方でも興味が湧いたのなら体験版を聴いてみることをお薦めします。

本作品のテーマはずばり「自由」。
ボクっ子は聴き手ができるだけ多くの束縛から解放され
いい気分に浸りながら自分のサービスを受けられるようにと
様々なシーンで選択肢を与えながら催眠やエッチを進めていきます。

「眠る体勢は 仰向けがいいかな お部屋の明るさは 真っ暗か 薄暗い感じがいいと思うよ」
例えば催眠を開始する直前に身の回りの環境を確認するシーンがあるのですが
彼女は上のセリフのように語尾の表現をやや曖昧にしながら
自分に合ったものを好きに選ぶよう呼びかけます。

人間は相手から決め付け、押し付けられると拒絶反応を示す一方で
複数の中から選ぶように言われると割と抵抗無くそれを受け入れることができます。
そうやって彼女はやや遠まわしに聴き手の心と体を誘導していくわけです。

催眠は2パート19分30秒ほど。
最初の誘導パートは彼女の暗示を受け入れやすくするために
深呼吸や脱力を行いながら心身をリラックスさせます。

「ぐっすり眠っていると 心が落ち着いて 気持ちいい 心が落ち着いて リラックスリラックス」
深呼吸を一通り終えた後に彼女が眠るときの心構えをレクチャーするシーンがあり
そこでは実際に眠ったときの感覚をイメージさせながら
「心が落ち着く」「気持ちいい」などの暗示を入れてよりリラックスした気分にさせてくれます。

本作品にはこういうインターバル部分にも様々な癒しのテクニックが潜んでおり
聴いているだけで自然にリラックスできるよう優しく導いてくれます。
普通に会話をするような言い回しばかりですから催眠っぽさをあまり感じないでしょうね。

「右腕からも 力がすーっと抜けていく 右腕全体から さらに力が抜けていく 風船の空気が抜けるように すーっと抜けていく」
続く脱力では右腕、左腕、右足、左足と体をいくつかのパーツに分けながら
その都度言われた部位を意識し、彼女の声に耳を傾けます。

よくある「力が抜ける」だけでなく簡単な比喩を取り入れているのがいいですね。
できるだけ多くの人が脱力感を得られるよう努めてくれています。
かなり初心者に配慮した作りをしていると言えます。

続く深化パートは雲の中のような周りがすべて真っ白な世界に場所を移し
そこで彼女が言うことを自分の好きなようにイメージします。

「一口に好きって言っても 色々あるかもしれないけれど 誰かを好きでいることは とっても幸せなんだってことは 変わらないね」
家族、友達、恋人、有名人など自分が好意を寄せいている人と一緒にいれば
誰だって自然に幸せな気分になるものです。
その心理を上手に活用し、彼女はその人と遊園地でデートをする様子をイメージさせながら
「楽しい」「幸せ」などの暗示を要所に交えて聴き手をより良い気分へと導きます。

終盤には遊園地ならではのアイテムを使って深化を促したりと
彼女がお話の流れに合わせながら催眠を進めてくれているのがよくわかります。
そういった違和感の無さが彼女の暗示に対して受け入れやすい気分にさせてくれるのです。

十分にリラックスさせてからイメージで深化するシンプルな作りながらも
その進め方や細部の言い回しなどが練りに練られているかなり個性的な催眠です。
ボクっ子の声を素直に受け入れる心を身につけてもらうことを目的に
序盤から選択肢を設けたり、小話を挟んで聴き手の興味を引いたり警戒心を解きながら
シーンに即した暗示を入れることで効果的に催眠状態を深めてくれます。

実際に聴いてみるとかなりゆるーい印象を受けるでしょうね。
暗示の表現方法・重ね方・使い方もしっかりしてますし
彼女の安らかな声にも大きな癒しを感じます。
私の場合は手足の脱力感が強かった反面、意識のぼやけはそれほどでもなかったのですが
技術的にそこまで問題があるとも思えませんし、逆あるいは両方の感覚を覚える人も普通にいるでしょう。

過去作との決定的な違いは現代催眠の技術をそれなりに取り入れていることにあります。
具体的には許容暗示、ダブルバインド、散りばめなどです。
これらを上手に使い分けながらリラックス→脱力→心地よさ→浮遊感と感覚をシフトさせ
ひとつの流れに沿う形で巧みに催眠状態を深めています。

ホワイトピンクさんといえば古典系の割と素直な催眠を今まで施されていただけに
良い意味で色々な部分が激変していて正直驚きました。
テーマである「自由」に合わせた技術を使われているところが素晴らしいです。

まとめると、大きな癒しを感じながら催眠に入れる比較的レベルの高い催眠です。
言葉のイメージだけでイカされる心地よさ
エッチシーンは3パート28分間。
プレイは声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「今からこの真っ白な空間を とーってもいやらしい世界へと変えてあげる」
催眠を使って主人公を自分の声の虜に作り変えたボクっ子は
白い世界を少しずつピンク色に塗り替えながら彼のエッチな気分を高めていきます。

エッチは彼女の声や言葉で気持ちを高め、絶頂する催眠色の強いものです。
最初の2パート19分間は感度上昇がメイン。
ストレートに感度上昇の暗示を入れたり、エッチなイメージを用いながら
聴き手の股間にエッチな熱が集まるよう誘導します。

「おっぱい? それともお尻? むにむに ぎゅっぎゅーって押し付けられたり 甘い匂いを感じたり あるいは あそこを想像しちゃったり」
ここでも彼女の「聴き手に選ばせる」スタンスは健在。
特定のプレイを敢えて指定せず、性的に魅力を感じる部位や行為をリストアップすることで
こちらが無意識的に反応し、それらをイメージできるような環境を整えます。

例えばおっぱいが好きな人におっぱいの話をしたら
本人の意思に関わらずどうしてもそのイメージが頭をよぎるものです。
ピンクという色もエッチな気分を湧き上がらせるのによく使われますし
そういった無意識に眠っている「なんとなく興奮するもの」を呼び覚ましながら興奮を煽ってきます。
今までのホワイトピンクさんの作品とはまったく違うタイプのプレイです。

「ほら 一気に走り抜ける! 猛スピードで快楽の世界を走り抜ける! 快感が始める イクっ! イクっ!」
最後の絶頂もドライオーガズムへの道のりをとある乗り物に例え
高いところから駆け下りる様子とリンクさせながら暗示でイカせる独自性の強いものです。

催眠の入り具合によって得られる快感は変わるでしょうが
私の場合はおちんちんの根元から先っぽに向けてお湯が流れるように熱がこみ上げ
頭の方は軽く何かが爆発するような感覚がありました。
前者はややゆっくりと、後者は唐突に訪れる射精とは違ったタイプの快感です。

このように、言葉だけで感覚を操作し絶頂させる不思議なプレイが繰り広げられています。
あらゆる部分が挑戦的な作品
催眠・エッチいずれもサークルさんのならではの発想力をふんだんに盛り込んでいる意欲的な作品です。

「~かもしれないね」などの緩い言い回しを数多く交え
聴き手が自主的に催眠状態を深められるように誘導する催眠
エッチなシチュを選ばせながら気持ちを高めていくエッチなど
ボクっ子は聴き手が堅苦しさを感じないよう最大限の自由を与えながら
その心に眠っている諸々の情報をシーンに応じて引き出していきます。

彼女の穏やかな声が生み出す気配りの行き届いた言葉の数々はそれだけで十分に心地よく
それを聴いているだけでもぬるま湯に浸かっているようないい気分が湧いてきます。
良い印象を抱いている人物の言うことに従いたくなるのは当然の心理です。
その関係をできるだけ維持しながら彼女は最後のドライまで的確に心を操作します。
おかげで若干弱めではありますが十分に気持ち良いと言える快感が味わえました。

サークルさんのお名前にちなんだ色を有効活用しているところも面白いですね。
催眠パートではホワイトを使って意識の力が弱まっていく感覚を
エッチではピンクを使ってムラムラする気分を刺激しています。
色は他の催眠音声でも使われますし、素材としても有効だと思います。

エッチは幼児プレイや幼児化調教といった直接的なプレイではなく
間接的なイメージや暗示で段階的に絶頂へと追い込んでくれます。
過去2作とは随分と違うためファンの中でも好みが分かれるかもしれません。
催眠としては順当なのですが、そんなにエロくはないことだけご注意ください。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

癒しの気分や催眠特有の快楽が比較的味わいやすい作品です。
催眠そのものが好き、ドライオーガズムに挑戦したい人には特にお薦めします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 57:44


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
コスパがいいので+1してあります。

哀しみのイき人形《催眠音声・男女版同梱》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、謎のお姉さんの導きで少女の姿をした人形になり
射精を伴わない絶頂(ドライオーガズム)を何度も味わいます。

メインとなるエッチシーンにおける奇抜な絶頂形式のみならず
催眠誘導も非常にユニークな方法を使って進められており
お姉さんのお話に耳を傾けているだけで自然と物語の世界へと没頭し
スムーズな形で人形へと生まれ変わることができます。

今回はサークルさんが初回の視聴を推奨されている
ノーマルバージョン(追加音声を除いたケース)でのレビューとなります。



人生で一番長い絶頂に挑戦
お姉さんの催眠でイき人形になり、絶頂し続けるお話。

「さて 唐突ですが あなた 1回の絶頂って 何秒ぐらい続きます?」
お姉さんはややトーンの低い穏やかな声の女性。
事前に今回のテーマについて軽くお話をしてから
催眠に入るための準備を始めます。

本作品は「できるだけ長い時間絶頂し続ける」ことを最終目標に掲げ
そのための準備や心身の誘導を催眠の技術を使ってサポートします。
男性の射精は通常6秒程度オーガズムが続くと言われていますが
本作品はなんと60秒もの長時間に渡るオーガズムに挑戦しています。
(追加音声ではさらに長いオーガズムを促すプレイも登場します)

射精のように刹那的でない、さらに賢者タイムも存在しないオーガズム。
男性にとってはまさしく夢のような快感へと誘ってくれるところが
本作品の最大の特徴であり魅力です。

催眠誘導および人形化はおよそ37分間。
暗い部屋で目を開けたまま仰向けに横になり
言われた部位を手のひらで擦ったり深呼吸をして軽くリラックスした後
彼女が話すとある昔話に耳を傾けます。

「むかーし ある町に 一人の男が住んでいました その男は 人形師 人形を作って生計を立てている男でした」
お話の内容は人形師の男性が一人の女性から依頼を受け
あれこれあった末に一体の人形を作った、というもの。
つまり挿し絵に描かれている人形に関するお話なのですが
それを本当の物語のようにとてもイメージしやすく語ってくれています。

「催眠音声なのになぜ昔話?」と思う人もいるかもしれません。
ですがこのお話には今回の催眠を完成させるための重要な役割があります。
キャラやストーリーもしっかりしていますから
しばらくすると自分がこれに夢中になっているのに気づくでしょう。

「スーッと 目を閉じる と 同時に意識が落ち始める ずんずん ずんずんと 落ち始める」
お話の中ほどに到達したあたりで目を閉じる指示が出るのですが
目を瞑った瞬間、高いところから落下する感覚と一緒に
逆に自分の体が宙に浮かび上がっていくような感覚も味わえました。
催眠状態が深くなりつつあるのを実感しやすいシーンと言えます。

「そして男は 自分がその人形の事を いつの間にか いとおしくて仕方なくなっている事に 気付きます」
後半に入るといよいよお話の結末が近づいてきます。
自分の作った人形にいつのまにか特別な感情を抱いた人形師が
最終的にどういった運命を辿るかを
聴き手がまるで人形師本人になったかのように思わせながら語り続けます。

お話自体が純粋に聴いていて面白いのもありますが
お姉さんはここまでのあらゆるシーンで時にはストレートに、時には遠回しに
自分の声に集中し、それを受け入れるよう暗示を入れてきます。
それらがあるからこそ彼女の言葉を自分自身へと自然に当てはめられるのです。

「スーッと 意識が消えて行く 自分の中から 消えて行く 消えて いく」
そして最後の最後に物語の結末と同じ方法で主人公を人形へと作り変えます。
前暗示→カウント→追い込み暗示というオーソドックスなスタイルではありますが
前後の暗示の入れ方が的確ですから
ここで一気に意識がぼんやりしたり、体が言うことを利かなくなったりするでしょう。

タイトルにあるイき人形の物語をイメージさせながら
段階的に催眠を深めていくかなり珍しいタイプの催眠です。

聴き手の魂を人形へと移し替えることを目的に
あまり催眠らしさを感じさせないよう遠回しな表現を使いながら
まずはお話に夢中にさせ、それから催眠を深めたり人形へと感情移入させてきます。
最中はそこまで催眠に入った感じがしないかもしれませんが
一番最後のシーンでそのことを強く思い知ることになるでしょう。

この手の催眠を施してくれる作品と言えば
他だとキャンドルマンさんの「おゆうぎのじかん」くらいしかありません。
ですから多くの人が新鮮な気分で楽しく聴くことができるでしょう。
催眠の効き目についてもこの後行うエッチで嫌と言うほど実感できます。



少しずつハードルを上げながらより長い絶頂へ
エッチシーンは1パート21分(追加音声込みだと3パート44分)。
プレイは声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ほうら 体がぞくぞくしてきた 人形の体がゾクゾクし始めた」
催眠をよって主人公をイき人形へと作り変えたお姉さんは
言葉を使って彼の心を上手に煽りながら長時間の絶頂へと追い込み始めます。

エッチはキーワードを絡めた感度の強化から始まり
カウントを使って絶頂開始のタイミングを知らせながら
その直後にトリガーと暗示を使って絶頂、再度のトリガーで絶頂終了
これを本編では合計3回行います。

先ほど「60秒の絶頂に挑戦する」と書きましたが
そんなに長い時間をいきなりやらせるわけではありません。
比較的多くの人が楽しめるよう回を重ねながら時間を長くしていきますから
あまり気負わず、無意識に任せる感じで気楽に取り組んでみてください。

「そう イき人形 あなたはその イき人形なんですよ 何度でも言ってあげますよ イ き に ん ぎょう」
一番最初の感度強化は自分が人形になったことを自覚させながら
イきっ放しの状態になる心の準備を進めます。

ストレートな淫語がほとんど登場しないにも関わらず
彼女の言葉で股間や脇腹にピリピリとした火照りが生まれ
それがやがて全身へと広がっていくのが強く実感できました。
キーワードに合わせて股間がきゅーっと締め付けられる感じもするかもしれません。

それは先ほどの物語を通じてイき人形の容姿や性質をしっかり心に刻み付け
さらに自分自身がそうなったことを受け入れているからです。
催眠の結果や効果をエッチでもしっかりと活かしながらプレイを行っています。

「ほうら イった 快感が爆発する 強烈な快感が暴走する そして止まらない イくのが止まらない 絶頂が止まらない」
そして十分に準備が整った後、いよいよカウントに合わせて絶頂を開始します。
最初は15秒と短い時間なのでそこまで強くは感じられないかもしれませんが
私の場合は股間にグンッと熱いものが盛り上がり
その状態を維持したまま非常に細かく痙攣し続けていました。

他の作品で味わった強烈なタイプのドライに比べるとやや弱いものの
彼女が指示した絶頂中は、その前後と明らかに違った感覚があったのは事実です。
正直なところ、ここまでいとも簡単に言葉で心身を操作されたのは初めてです。
気持ちよさに加えて不思議な気分もした瞬間でした。

「そう 受け入れる イき人形の体を 受け入れる そうすれば いくらでもイける 永遠に イき続けられる」
プレイを進めながら人形化の強化を行っているのもポイント。
これによって催眠状態を維持し、更なる絶頂に挑戦しやすくもしています。
各絶頂シーンの後には必ず軽い休憩を挟んでくれますし
それぞれの絶頂をきっちり楽しめるような心遣いが随所に見られます。

「途中で飽きちゃったら可哀想だから イってる途中で さらにカウントダウンしてあげる」
一番最後の絶頂は最も時間の長い60秒。
さらにお姉さんは絶頂中にカウントを数えてマルチプルオーガズムを促します。
簡単に言うと絶頂中に追加の絶頂をするわけです。

実際にやってみたところ、ノーマルの絶頂は先ほどと同じ感覚で
マルチプルオーガズムのタイミングになった時だけ
一段きつめの熱や締め付けを感じました。
射精直前のようなほんの僅かに痛みを伴う気持ちよさ、とでも言えばいいのでしょうか。
こういうタイプの快感を味わったのは催眠音声では初めてです。

このように、長時間に渡るドライオーガズムに的を絞ったエッチが繰り広げられます。



新しい快感に目覚めさせてくれる作品
ドライオーガズムをさらに尖らせたプレイが楽しめる唯一無二の作品です。

ドライ系作品の標準時間にあたる10~20秒をスタートにし
そこから段階的に時間を延ばしながら少しずつ高い領域へと上りつめます。
物珍しいプレイを売りにして個性を持たせているような作品もありますが
本作品はガチで長時間のドライオーガズムを味わってもらえるように作られています。
実際に私もこの気持ちよさをかなり鮮明に感じることができました。

そのための準備にあたる催眠誘導や人形化も洗練されています。
物語を聴かせる一風変わったスタンスを取りながら
人形化にとって必要不可欠な体の脱力感や声への従属感を膨らませています。
そして主役となる人形の見た目や性質のイメージをしっかりと心に刻み付けてきます。

肝心の聴き手の心を人形に移し替えていくシーンも
まず人形師というクッションを置き、予めそうなる感覚を抱かせてから
改めて行う、といったように相当慎重に行われています。
ストレートに「あなたは人形になる」とか言われるよりも
ずっと意識をかいくぐり、無意識に働きかけやすいアプローチだと思います。

エッチはタイミングに合わせてドライ絶頂する至ってシンプルなものです。
しかし内容がディープ、かつかなりの長時間に渡って快感が得られますから
物足りなさを感じる人はほとんどいないでしょう。
追加音声無しでも十分楽しめるほどに濃ゆいです。

強いて注意点を挙げるとするなら体力の消耗が激しいことです。
20分くらいは何もしたくなくなるほどへとへとになりました。
追加音声も合わせて聴いた場合、相当な疲労を伴いますので
休日前など余裕のある時にのみ聴くことをお薦めします。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠とエッチがいずれも個性的かつ効果的であること
実際に聴いてみた結果意図したものに近い快感が得られたことを踏まえて
本作品を満点とさせていただきました。

プレイの内容が比較的ノーマル、さらに男女両方の音声が用意されているのもポイント。
性別・属性問わずこの新しい快感に興味を持った方すべてにお薦めします。

CV:男性向け…分倍河原シホ(彩瀬ゆり)さん 女性向け…鷺沢萩さん
総時間
男性向け 共通ファイル…1:04:17 追加音声…23:14
女性向け 共通ファイル…1:04:28 追加音声…21:59


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

森羅万象さんで配布されている、無料の催眠音声作品。
催眠音声の読み手として活動されているふくぱんさんのサイトです。

本作品はサークル暗中模索さんのシナリオを彼女が音声化したもので
恋人と温泉旅行に行って寛いだりエッチをします。
催眠誘導が一般的な催眠音声とはまったく違う非常に特徴的な作りをしており
電車に揺られて温泉旅館に行く様子を自然に描きながら催眠へと導いてくれます。

エッチは前戯や本番をしながら少しずつ性感を蓄え最後に放出します。
ドライオーガズムを意識した展開や暗示の入れ方がされているおかげで
フィニッシュに近づくほど体が熱くなったりもどかしくなる気分がより強くなるでしょう。



疲れた心と体を温泉で癒そう
彼女に温泉旅行にちなんだ催眠をかけられるお話。

「おかえりなさい 今日も一日 おつかれさま」
彼女は穏やかで可愛い声の女の子。
日々仕事に追われている主人公を気遣って
今度の休みに一緒に温泉旅行へ行くことを提案します。

催眠はおよそ19分間。
まずは朝早く起きて電車に乗って温泉地へ向かう様子を彼女が語ってくれます。
ちなみに本作品は2人が実際に温泉旅行に行くのではなく
彼女がその時の様子を語ってイメージさせるようなアプローチがとられています。

「頭の中はぼんやりとしてまぶたは重たくて 辺りには深いもやがかかっている」
「疲れやストレスが風に吹き飛ばされていく 要らないものはこの町に捨てて電車に乗り込もう」

お話の内容は至って普通の旅行風景なのですが
彼女はそれらを非常に催眠を意識したセリフを交えて進めていきます。
一般的な催眠音声のように「~してください」と明確に指示するシーンはほぼ無く
ただ聴いているだけなのに妙にリラックスする気分が味わえます。

電車に乗り込んだ後はふかふかの椅子に座って寛ぎながら
車外に映る緑豊かな景色を眺めてさらにリラックスします。

「ふわふわ ゆらゆら ガタン すーっと落ちる」
後になるほどよりゆっくりしたペースになる上のセリフを何度も聴いていると
電車の中でうとうとして、急に意識が飛びそうになる時に似た感覚がするかもしれません。
まさにちょっとした夢見心地が体験できる面白いシーンです。

「ぽかぽか ぽかぽか 暖かい ぽかぽか ぽかぽか 気持ちが良い」
そしてようやく目的地となる旅館へと到着し、そこにある温泉にのんびり浸かります。
十分なリラックス状態になっていれば特に手足に暖かさや熱さを感じると思います。
「ぽかぽか」を2回繰り返しながら入れられるリズミカルな暗示が
心と体をより深く安定した催眠状態へと導いてくれるでしょう。

催眠音声ではあまり見かけない現代催眠の技術を駆使した非常に珍しい催眠です。
「気持ちよくなりましょう」みたいに聴き手に直接働きかけるようなセリフを極力避けながら
会話の中にその手の単語を散りばめてやんわりとそう感じるよう誘導します。

「広い田んぼにゆらゆらと揺れる稲穂 風に吹かれて深くゆっくりと頭を垂れる」
例えば電車に乗って外の風景を眺めている際にこのようなセリフが登場するのですが
ここで皆さん自身が「ゆっくりと頭を垂れる」可能性も大いにあります。
他にも人間の脳の性質を利用した様々なアプローチによって
比較的初期の段階からえらく眠たい感覚が湧きあがってきます。

私の場合は音声開始5分頃に催眠に入るのが実感できました。
被暗示性の高低に左右されにくいタイプの催眠ですから
初心者を含めたすべての人に向いていると言えます。




焦らしに焦らして一気に解放
エッチシーンは4パート18分ほど。
プレイは耳へのキス、乳首責め、亀頭責め、SEX(騎乗位)です。

SEXの際にややリアルな効果音が鳴ります。(無しも選択可)
セルフはありません。

「夜になったらエッチしよ いっぱい気持ちよくしてあげる」
温泉に浸かるイメージによって主人公を深い安らぎへと導いた彼女は
より幸せになってもらうよう今度はエッチなイメージを刷り込み始めます。

エッチはキス、乳首責め、三点責め(両乳首+おちんちん)の3パートを通じて
段階的に感度を高めてから最後のSEXシーンで絶頂を目指します。
乳首責めと三点責めは任意で聴くパートなのですが
3分30秒、3分とどちらも短時間ですから通しで聴くのが一番いいでしょう。

「右の乳首と左の乳首一度に そっと触れて キュッと摘まむ 快感が電気のように体に流れる!」
「快感が溢れ出す 爪先から頭の先まで快感が埋め尽くす おちんちんが快感で満たされる 熱く疼く」

プレイは他の催眠音声と同じく彼女が責める様子を描きながら
言われた部分に性的な熱さやもどかしさを感じる暗示を何度も入れてきます。
催眠パートとはまるで違う彼女の力強く叩きつけるような声が
脳や股間をじわじわと熱くしてくれます。

温泉に入った時のぽかぽかではなく風邪を引いた時のようなかーっとなる熱さです。
亀頭のあたりが特にそう感じやすいのではないでしょうか。
私はそれほどでもなかったのですが乳首がじんじんする人もいるでしょうね。

そうして最後のパートでようやく彼女と一つになるわけですが…
ここまで来ても彼女は敢えて意地悪に振る舞いなかなか絶頂させてくれません。
最後に凄まじい絶頂ができるように、とことんまで性感を高めるプレイが繰り広げられます。

「おちんちんが飲み込まれていくよ 包み込まれ締め付けられる 根元まで熱く包まれる! 快感が弾ける ダメ! イったらダメ!」
挿入前におまんこを亀頭に擦りつけ、挿入後も最初は1回ずつゆっくり出し入れし
少しお預けしてからカウントを数えてゆっくりと追い込んでくるおかげで
最中はおちんちんが熱くむず痒くて仕方がありませんでした。
的確に入る暗示によって股間がきゅんきゅん締め付けられるような感覚も味わえます。
腹筋のあたりに自然にぐっと力が入ることもあるでしょう。

そして待ちに待った絶頂の瞬間、風船がしぼんでいくかのように
頭の中から瞬時に空気が抜けていくような不思議な感覚が湧いてきました。
ストレスが一気に吹っ飛んで行った時の爽快感に似た感覚と言えばいいのでしょうか。
今まで味わったドライとは少し違った面白い感覚です。

このように、ドライを強く意識した洗練されたエッチが繰り広げられます。



体の熱さが止まらない作品
癒されるし気持ちよくもなれるドライ系の名作です。

作品のテーマに合わせた個性的な催眠
溜めに溜めてからイかせるドライに適したタイプのエッチ
いずれも催眠音声としてこの上なく優れており
催眠に入る感覚や彼女の声で感覚を操作される体験がかなり味わいやすいです。
当サイトで満点をつけさせていただいている有料作品にも
まったく引けを取らないレベルを持っています。

何より優れているのはやはり催眠誘導パートです。
現代催眠における散在の技法をふんだんに盛り込んだ誘導なのですが
ここまで違和感なく作品のテーマに溶け込ませているのは驚きの一言です。
セリフのスピードや間を考えたふくぱんさんの演技によっても
さらに催眠に入りやすい雰囲気ができあがっています。

実際に聴いてみると普通に会話をしているだけで催眠っぽさをほとんど感じないはずです。
ですがしばらく聴いているとなんだか猛烈に眠くなってきます。
被暗示性の低い人ほどいつもと違った感覚をより強く実感するでしょう。
「色々聴いてみたけどうまくいかない」とお悩みの方にも強くお薦めしたいです。

エッチについても絶頂のタイミングを最後の瞬間に絞り込み
そこに持って行くまでの間に数多くの暗示を叩きこんでイキやすい環境を整えています。
焦らし系なので最中は結構やきもきするかもしれませんが
それらを一瞬で吹き飛ばしてくれるほど大きな快感が最後に訪れます。
淫語そこそこ、くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

何度も唸らされたし感動もした作品です。
正直なところ絶賛する以外に思い当たる言葉が見つかりません。
時間的にもお手頃ですのでまだの方は是非一度聴いてみてください。

CV:ふくぱんさん
総時間 共通パート…42:21 お眠りパート…5:00 お目覚めパート…2:07

森羅万象
http://fukupan3.blog.fc2.com/blog-entry-12.html


2018年1月30日追記
みもりあいのさんのバージョンも公開されてます
http://chorion.sub.jp/?page_id=11

Transparent Chorionさんで配布されている、無料の催眠音声作品。

こちらは久々に再会した幼馴染の女の子と一緒に夏祭りへ行く情景を描きながら
ちょっと変わったスタンスで催眠を行う珍しいタイプの作品です。
催眠音声でよくある「~してください」といった表現がほとんどなく
普通に彼女の話を聞いていくうちに催眠状態に入っていきますから
「いつの間にか頭がぼーっとしていた」みたいな感覚が味わえます。

エッチは初めて同士なこともあって初々しい雰囲気に包まれています。
ちょっぴり痛がりながらもこちらを気持ちよくさせるために頑張る彼女の様子に
可愛さや愛おしさを感じつつも興奮を覚えることでしょう。



女らしくなった幼 馴染と夏祭りへ
幼馴染と一緒に夏祭りに行くお話。

「起きて 起きて ほーら いつまで寝てるのよ?」
幼馴染は温かくて優しい声の女の子。
主人公とは小さい頃一緒によく遊んでいましたがその後転校したため
久々の再会を喜びながら寝ている彼を起こしにかかります。

催眠はおよそ22分間。
浴衣姿の彼女に興奮した主人公を落ち着かせるために深呼吸をしてから
お祭りの会場である神社へと向かいながら彼女のお話を聞きます。

本作品は作中で催眠という単語が特に出てきませんし
彼女が「これから催眠を開始します」なんてことも一切言いません。
でも聴いていると自然と催眠状態に入ってしまう、これが最大の特徴です。
よくある催眠音声とはまったく違った印象を受けることでしょう。

「赤い空がゆっくりと紫に変わりながら 次第に深い闇の色に変わっていくね」
お話は目の前で暮れていく夕日を眺めながら子供の頃の思い出を語ります。
内容自体は本当に世間話のように感じられるかもしれませんが
「深い」「暗い」「落ちる」など催眠と関わりのある単語が非常に多く登場し
かつそれらを強調して発音することで聴き手に無意識的な喚起を促してきます。


意識では「ああなんか色々話してるなぁ」と思いつつも
体の重さや頭がぼーっとする感覚が徐々に広がっていきます。
それは無意識が彼女の言葉を受け入れて催眠状態へと移行しようとしているからです。

「光がすーっと流れて 深い闇にすーっと落ちていく」
お話は2人でペルセウス座流星群を眺めた時のことへと続きます。
次々と流れる流星を描写する彼女の言葉を聞いていると
意識が文字通りすーっと落ちていく/沈んでいく感覚を受けるかもしれません。

「くしゅ っと微かな音がして 甘い綿あめがちぎれる 口の中でふわっと溶けて 君の意識が消えていく」
そして最後はお祭り会場に到着して綿あめを食べるイメージをしながら
残っている僅かな意識をさらに小さくして催眠状態を深めていきます。
こちらは「意識が消えていく」と指示的な表現が使われていますから
催眠に入っていればその言葉通りの感覚が得られるはずです。

物語の雰囲気や内容にあまり催眠らしさを感じさせないような作りではありますが
実は少しずつ確実に催眠状態へと導こうとしている一風変わった催眠が繰り広げられます。

幼馴染は終盤まで聴き手に対して直接的なアプローチは一切せず
ただ彼女の記憶の中にある昔の様子を割と細かい描写で語り続けます。
それを我々が勝手に自分のこととして解釈し、結果催眠へと落ちていく。
そんな非常に独特なアプローチに面白味を感じました。
おそらく被暗示性の低い人ほどより大きな変化を感じられるでしょう。



野外での初エッチ
エッチシーンは16分30秒ほど。
プレイはキス、手コキ、SEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ねぇ キス してもいいかな?」
お祭りの後、他に誰もいない境内でお互いの気持ちを確認した2人は
主人公の希望でそのまま初めてのSEXをすることになります。

エッチは2人とも初体験ということであまりプレイに捻りを加えず
2人が愛し合う様子をストレートに描いています。
軽く唇に触れるところから始まって長めに唇を重ね、その後舌を絡めるなど
キスシーンにやや力を入れているところが印象的でした。

「細い指の感触と 柔らかい手のひらの感触 どっちが気持ちいい?」
プレイ中は催眠音声らしく彼女が適度にエッチの感覚をイメージさせてきます。
客観的な描写+感覚の暗示とかなり聴き手を意識した作りになっていて
プレイを自分が主人公になったような視点で味わいやすいです。

「熱く濡れて きゅって締め付けられるような 包み込まれるような気持ちよさ?」
特に山場であるSEXシーンは膣の感触を緻密に描写してくれます。
同時に「幸せ」「大好き」といった心を温めてくれる言葉を浴びせながら
聴き手の心と体を盛り上げてくれているきめ細かいプレイが楽しめます。

ちなみにラストはカウントではなく声に急き立てられるような形で絶頂を迎えます。
ここだけはやや経験が求められる場面かもしれません。



一風変わった催眠が楽しめる作品
催眠誘導の部分がとても珍しく特徴的な作品です。

深呼吸をして、脱力して、カウントするorイメージする、といった型にはまったタイプではなく
普通に会話をしながら徐々に催眠を深めていってくれます。
いわゆる現代催眠の色が濃い催眠で、命令されることに抵抗を感じている人にとっては
比較的取り組みやすく、そして催眠に入りやすい作品と言えます。

幼馴染が心と体をガチガチに操ろうとはしてこないため
脳がぐちゃぐちゃ、とろとろになる感覚はそこまでしないでしょうが
彼女の言葉に自分の体が勝手に反応しているのがわかると思います。
このへんも一般的な催眠音声との違いの1つですね。
私は「深い」と言われた時に体が軽くストンと落ちる感覚を何度も味わいました。

エッチは主人公になりきってダイレクトに感覚を味わってもらうような作りです。
特にSEXシーンでおちんちんが急に温かくなったり
勝手にビクビク動き出す感覚が起こりやすいでしょう。
ドライ絶頂については助走が短めのため初回での成功は難しいと考えています。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

「へー 催眠音声ってこんなのもあるのか」と新しい発見をさせてくれる作品です。
現代催眠の技術自体は大手のサークルさんでそれなりに使用されているのですが
ここまで寄った作品はそれほど多くありません。
聴いていて新鮮味に溢れていてとても良い刺激を与えてくれました。

CV:三森 愛乃さん
総時間 42:46

Transparent Chorion
http://chorion.sub.jp/?page_id=11

スンドメ

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

エロトランスさん最初の有料作品である本作品は
お姉さんの指示に従いながら寸止めオナニーをします。
しかしこちらは催眠音声ですからただの寸止めではありません。
彼女に体を支配されるような不思議な感覚を受けたり
なぜかすんなりと射精できないもどかしい思いをすることになります。

催眠が一般的な作品とはかなり違うスタイルなのもポイント。
「なんだかよくわからないけどいつの間にか催眠にかかっていた」
そんな面白い体験をすることになるでしょう。



催眠状態に導かれている…かもしれない
お姉さんに催眠をかけられた後オナニーをするお話。

「この催眠音声を聴いていると 自分の体に 変化が起きるかもしれません」
お姉さんは丁寧に話す甘い声の女性。
彼女自身の素性や主人公との関係などには一切触れずに
早速催眠に関するお話を始めます。

催眠はおよそ9分間。
「~のようになる」といった明確な暗示は使わずに
会話をするようなスタンスで進められます。

「普通の状態と 催眠状態との切り替わりが はっきりわかる人もいれば 気づいたら 催眠状態だった という人」
「ねむーく ねむーくなって 催眠い入る人や ジェットコースターのように すとーんと 落ちるように入る人」

最初は催眠状態に入ったことのある方を想定して
催眠に入る感覚や、催眠状態になった際の気分などを連想させてきます。
その際、上のセリフのように聴き手にどちらかを選択させるような形で語り掛けてきます。

催眠音声を聴いたことのある方は、実際に感じたものに近い感覚を
本作品が初めてな方の場合は自分の中にある催眠に対するイメージに
より近いと思われる方を選択しながら聴いてみてください。
クイズじゃないので当たりはずれはありません。
大事なのは「どちらかを選択する」行為そのものにあります。

「深く 深く すーっと 入っていく」
そして最後の最後で深呼吸をしながら
彼女の催眠状態へと入る暗示を受けていきます。
きちんとお話を聞いていればある程度頭がぼんやりしているでしょうから
ここですとーんと落ちる感覚が味わえるでしょう。

このように、一般的な催眠音声とは違ったフリーダムな催眠が繰り広げられます。
「こんなやり方で本当に催眠に入れるの?」と思うかもしれませんが、入れます。
少なくとも9分間のいつもの催眠音声よりは深く入れるはずです。
催眠をかけられているような気がしないのは
お姉さんが無意識に働きかけるような形で催眠を進めているからです。



手を動かしたくなる感覚、止めたくなくなる感覚
エッチシーンは7分ほど。
プレイはオナニーのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「期待に胸を膨らませ 快感を求めているあなたの体は もう理性ではどうにもならなく 手がひとりでに 動き出すでしょう」
深い催眠状態に入った主人公に軽くエッチな思い出をイメージさせた後
お姉さんは先ほどよりやや力強い声で彼にオナニーをするように指示します。

サークルさんが「運動支配系の内容にした」と言われているように
彼女の暗示によって体をコントロールされるような形で進められます。
催眠パートとは打って変わってこちらはわかりやすい形です。

「その手は 動きます おちんちんの快感を求め 動きます」
うまく催眠状態に入っていれば、彼女の言葉に抗いがたいものを感じることでしょう。
実際に手を動かすようにはならなかったとしても
「動かしてみるのもいいかな?」といった気持ちが湧く方は結構いるはずです。
それが前半で彼女が我々の無意識に働きかけた結果なのです。

彼女は途中でとある罠を仕掛けたことを明かします。
それがもし心に深く突き刺さっているようならば
普段よりちょっぴりもどかしく感じるオナニーを味わうかもしれません。
罠と言っても苦しいとか痛いとかのレベルのものではありませんから
最後は晴れやかな気分で射精を迎えられるはずです。

ちなみに、本作品の絶頂シーンは完全な任意で
カウントや言葉責めによってタイミングを合わせるものではありません。
暗示を埋め込んだ後にある程度無音の時間があって、その間にイクことになります。



とても挑戦的な作品
どちらかというとエロよりも催眠状態特有の心地よさを楽しむ作品です。

聴き手を催眠状態に誘導することを第一に考えており
エッチも頭がとろとろになった状態での性的快感を楽しませようとしています。
今から4年半前の発売当時はきっと多くの方がこの催眠に驚いたのでしょう。
現在でもあまり見られないタイプですし
最近始めたような方でも十分に聴く価値のある作品です。

催眠は普通にコミュニケーションを取るような形で進められる特殊なものです。
ただ、このスタイル自体は催眠の手法として確立されているものですから
かなりの催眠効果が期待できます。
被暗示性の低い方には特に聴いてみてほしいですね。
2作目以降に聴くのならば初心者でも問題はありません。

エッチは催眠らしく暗示で制限をかけながら行われます。
タイプががらりと変わるおかげで少し戸惑うかもしれませんが
時間がかなり短いですし、プレイの内容的にこれが最善だろうとも思えます。
淫語若干、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

大抵のサークルさんが初期は無難な作品を作る中で
有料1作目からこういうオリジナリティに溢れたものを作られているのが
エロトランスさんが現在多くの方から支持を受けている理由なのでしょう。

短時間ながらもまとまっているのは見事と言うほかありません。
価格が標準よりちょっぴりお高いですが、それでも十分に薦められる作品と言えます。

CV:紗藤ましろさん
総時間 21:36


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
当サイトは催眠初心者にもわかりやすいように
ダブルバインドなどの用語を極力使わずに記事を書いています。
ご了承ください。

へっぽこ術師の催眠音声さんで配布されている、無料の催眠音声作品。
無料作品の配布以外にも、催眠に関する理論の掲載をされています。

本作品はタイトルにある現代催眠を使用しているのが最大の特徴です。

現代催眠はミルトン・エリクソンという
つい30年ほど前まで生きていた方が創始した方法で
催眠としてよくある「あなたはだんだん眠くなる」などの押し付けるようなタイプではなく
「あなたは眠くなってもいいし、眠くならなくてもいい」のように
表現を婉曲にして、ある程度相手の自由にさせるスタンスが採られています。

こうすることで聴き手が術者の声を受け入れやすくなり
結果的に催眠にかかりやすくなる、らしいです。
(あくまでネットの受け売りです。私自身はわざと催眠を勉強しないようにしています。)



聴き手はお姉さんの声を聴くだけ
お姉さんのお話を聴きながら、催眠に入っていくお話。

「これから あなたがとても気持ちのいい状態になる お手伝いをさせていただきます」
お姉さんはちょっぴり気の抜けた、柔らかい声の女性。
詳しい経緯については触れられていませんが
主人公を気持ちよくするために色々な事を話してくれます。

現代催眠は術者が雑談をするような形で進められるため
基本的に聴き手は彼女の話を聴くだけで、他にすることはあまりありません。

「ゆっくりと深呼吸をしてください」とか
「右手が重くなるのをイメージしてください」などの指示がありませんから
本当に彼女の声だけに集中することができるでしょう。

「じっと聴いてもらってもいいですし 聴き流してもらってもいいですよ」
また、お姉さんは断定的な言葉を使わずに
「~してもいい」「~かもしれない」と、婉曲な表現を用いることで
聴き手に選択の自由を与えてくれます。


「~しなさい」と言われると「そうしないといけないな」とか「できなかったらどうしよう」と
やや後ろ向きな感情が生まれてくる方がいるかもしれません。
でも「~してもいいし、しなくてもいい」と言われれば
「じゃあこうしてみるか」と、少なくとも言葉に固執する事態は回避できます。

そうやって心を慣らしていくことで、少しずつ催眠状態に持っていく。
現在世に出ている作品の多くが古典的な手法を採用しているため
このようなタイプの催眠はおそらく新鮮に感じることでしょう。



お姉さんの言葉の中から、ピンとくる単語を釣り上げる
最初の23分くらいまでは、エッチな要素ほぼ抜きで
意識と無意識に関することや、催眠状態とは何なのかを話してくれます。

「意識と無意識は紙一重であり 自然と 意識から無意識へ
無意識から意識へと 移ることができます」

上のセリフのような、やや専門的に感じる内容も登場します。
ただ初心者にもわかりやすいように、きちんと具体例を挙げて説明してくれますから
頭が痛くなることはさすがに無いでしょう。
もし痛くなりそうに感じたら聞き流せばいい、それだけです。

ここでは「お姉さんが言葉に出すことで、初めて意識する」そんな感覚を味わえます。
例えば、自分の利き足に意識を向けるシーンがあるのですが
彼女に「利き足が重くなっているかもしれないし、逆の足がそうかもしれない」と言われて
私の右足(利き足)が本当に重く感じたのを覚えています。

「言われてそうなった」ではなく「言われたらそうなっていた」
この古典催眠とはまったく逆の視点は、現代催眠ならではなのかもしれません。

「あなたが一番 興奮するエッチは どんなものでしょう?」
終盤の9分間はエッチな要素が登場するようになります。
ただ一般的な作品とはまったく違い
エッチをする相手のタイプ、服装、プレイなどを箇条書きにするように言葉にして
聴き手がその中から琴線に振れるものをイメージする、そんな感じです。

「舌と舌を絡み合わせてのキス 目と目を見つめ合いながらのフェラ
豊満な胸でパイズリ ニーソックス越しの足コキ 顔面騎乗
顔射 ごっくん アナルファック 中出し」

このように、かなりのバリエーションをお姉さんが言ってくれますから
自分の好きなものを意識してみましょう。
そうすることで興奮が生まれてきます。

「あなたが あなたの好きなペースで あなたの好きなやり方で 何度でもどこまでも
あなたが一番興奮するプレイを 想像してみて」

ここでもお姉さんは断定を避け、聴き手の自由に任せます。

これといった指示はありませんので、基本的にはドライというか
気持ちの良い気分に浸るのが目的なのでしょうけど
別にオナニーして射精するのも私はいいと思います。
ただエロ要素はかなり少ないため、本当に想像力次第になります。

このように、どちらかというと精神の充実を目指す形で作られています。



意識することの大切さを教えてくれる作品
30分強とやや短い作品ながら、非常に面白い体験をさせていただきました。

前々から聴くだけのタイプの作品にも触れてはいましたが
それが一体どういうものかを知ることができたような気がします。
色々と勉強になったし、考えさせられた作品です。

その中でも一番は「意識することの大切さ」でしょうか。
普段何とも思っていないことも、意識すると見方ががらりと変わってくる。
当たり前のことなのかもしれませんけど、私には新鮮に感じました。

婉曲な表現についての好みは人それぞれでしょう。
被暗示性の高い方などは、指示される方がやりやすいだろうし
逆に催眠にかかれず悩んでいる方には、いい刺激になるかもしれません。

私の場合は頭の方はすっきりしたままで、体だけが重たくなりました。
人によってそれなりにかかり方も違う作品なのかも。

こういうタイプの作品はもっと聴いてみたいですね。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 36:52

へっぽこ術師の催眠音声
http://hypno.meganecco.net/
(ページ中ほど「現代催眠風」からダウンロードできます)

おゆうぎのじかん

サークル「キャンドルマン」さんの催眠音声作品。
前作「ヒプノドラッグレディ」(以下HDL)から実に1年5か月振りとなる
同サークルさんの最新作になります。

催眠は「レイプ・サウンド・ガール♪」(以下RSG)、HDLと
ここ2作品ほどは音を中心としたものが続いていましたが
今回は幼児プレイにガラリとテーマを変えてきました。

本作品はそのシチュを生かすために
催眠は絵本を読み聞かせるように進める珍しい形式となっています。
また擬音語を多用しており、それに残響音をかけたり左右に動かすことによって
ある意味「音」として強く印象付けているのが特徴です。

「おはなしのじかん」(催眠パート 約68分)
「おゆうぎのじかん」(エッチパート 約73分)
「おわかれのじかん」(解除パート 約37分)

また、作品は大きく上記3つのパートに分かれており
さらにそれぞれが2~6のパートに分かれるなど
とてもとても長い作品であるのも特徴です。

とにかく聴くだけでも結構大変ですから、
基本的には休日など時間のある日に聴いた方がいいでしょう。



少しずつ絵本の人物に自分を重ね合わせていこう
とある少女に催眠をかけられ、幼児になってお漏らしをするお話。

「ねぇお兄さん お兄さんは 私に何をしてほしいの?」
少女はやや嗜虐的な口調で、甲高い声の女の子。
さる事情により、主人公を幻想の世界で優しく躾けて
幼児マゾペットにするために来ました。

「危なそうだったら 途中でやめればいいし」
催眠に入る前にちょっとした諸注意を言われるのですが
上のセリフのように軽く誘うシーンなどは
過去作である「Parasite ~寄生概念~」を思い出す方もいるのではないでしょうか。

催眠は事前のやり取りなどを除くと、4パート62分30秒ほど。
深呼吸などのよくあるものとはまったく違い
少女が絵本を読み聞かせながら進めてくれます。

物語はとある国の王子様を主人公としたもので
国の重要人物として衆望も厚かった彼が、ふとした出来事を機に堕落していく。
おおまかな内容としてはこんな感じです。

「すーっと すーっと 抜けていく」
「すーっと すーっと 薄れていく」

ここでは少女が意識して同じ言い回しを使っており
そうすることで言葉の音や印象を強く頭に植え付けていきます。


少女の声には常にエコーがかかっていますから
強く響いて少し残るその音を聴いていると
なんだか頭が軽く揺さぶられるような感覚が生まれるかもしれません。

「すーやすや すーやすや」
「ぎゅっ ぎゅっ ぎゅー」

また、眠りについたり抱きしめられたりと
物語の場面に応じて、強めの残響処理を施した擬音語が流れます。

この音は単に流れるだけではなく、音の聞こえてくる位置を右へ左へと変えたり
流れながら耳の中央から後ろの方に移動したりと
まるで生きているかのようにさまざまな動きをする
のが面白いですね。
こういう音の動かし方は「ヒプノマルチボイス」に近いものを感じます。

このように、どちらかというと物語の内容よりは
意味を持たない音を効果的に使うことで、心を責めてくるような催眠となっています。
そう考えると案外RSGやHDLに似ている作品なのかもしれません。

あと、催眠なのにエッチな表現が割と出てくるのも珍しいかも。



射精ではなく「お漏らし」
エッチシーンは5パート69分とこちらも長時間。
プレイは太ももを撫でる、おちんちんをにぎにぎする、オナニー、親指をしゃぶる
ママのおっぱいを吸う
、といかにも幼児プレイらしいラインナップ。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「これから 物語の王子様と同じように お漏らしさせてあげまちゅね」
催眠によって徐々に物語の王子と自分を重ね合わせ
「おゆうぎ室」へとたどり着いた主人公は
ママとなった少女にお漏らしを手伝ってもらうことになります。

「ボクが ママの子になるっていうなら お漏らしさせてあげてもいいでちゅよ」
ここでは、幼児プレイの醍醐味である赤ちゃん言葉を大量に聴くことができます。
非催眠ではそこそこあるのですが
催眠で赤ちゃん言葉を使う作品はかなり珍しいと言えるでしょう。

「しーこしこ しーこしこ」
「ちゅーぱちゅぱ ちゅーぱちゅぱ」

ここでも擬音語が非常に多く使われており
催眠状態を維持する手助けをしています。

催眠パートでは適宜流れていたのが、エッチでは常に流れる感じになりますから
やはりこの音にどれだけ体を慣らせるかがカギになるのではないでしょうか。

また、これだけでは足りないと判断したのか
序盤のおちんちんを握るだけのシーンでは同時に脱力していったり
少女が本当のママになるシーンでは契約を結ぶなど
催眠音声らしくエッチシーンでも催眠要素が数多く含まれています。

長い作品だとどうしても催眠状態を維持しにくいので
こういった配慮はかなりありがたいですね。

「あったかくて 柔らかいママの手で 優しく手助けして お漏らしさせてあげる」
メインとなるオナニーシーンでは、最初自分の手で行った後
射精させずに一旦止めて、今度は自分のパンツを被せながら扱きます。
パンツの温もりをママの手とイメージして優しく刺激していきましょう。

そして、目の前にあるママのおっぱいにむしゃぶりつく。
ママがちょっぴり意地悪に振る舞うシーンもありますが
基本的にはあまあまな展開となっています。

「ほらいくよ だらしなーくお漏らしをして ママの子に 完全に生まれ変わりましょうね」
フィニッシュは勢いよく飛び出す射精ではなく
おしっこを出すように精液を垂れ流す「お漏らし」をすることになります。

カウントダウンではなく、幾重にも重なり合う音で〆ているのは
ある意味キャンドルマンさんらしいフィニッシュと言えるでしょう。



声を音として効果的に使用している作品
赤ちゃんプレイを題材にした普通の作品だろうと思って蓋を開けてみたら
かなり音モノに近い作風という印象を受けました。

とにかく擬音語をこれでもか、というくらいに多用していて
そのすべてに残響処理がされています。
エッチシーンではママのプレイに合わせて左右からそれが鳴るなど
意識させようとする意図を強く感じます。

催眠は絵本を読むだけの型破りな手法です。
ただ物語の中にきちんとキーワードが潜んでいて
それが何度も登場することで、聴き手に自然と刷り込まれていきます。
中級者以上なら催眠に入れるとは思いますが
やや特殊なため、初心者にはあまりお薦めしません。

エッチはママに優しく抱かれながら射精させてもらう典型的な幼児プレイです。
自分の心を一時的に開放し、幼児になってたっぷりと甘える。
そんな甘美な時間がゆっくりと流れていきます。

自分の親指をしゃぶらせるところなどは実にいいですね。
放尿シーンはありません。

総合的に見ると、声という「音」を中心に据えた良作です。
キャンドルマンさんの過去作が好きな方なら、まず安心して聴けるでしょう。
それくらいサークルさんらしさを感じました。

CV:椎那 天さん
総時間 3:02:11


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
完成度はそこまで高くないと思う。
催眠と解除パートが非常に長いのはなんとも…
人間の集中力の持続時間が平均で50~90分と言われていることから
1時間30分以内に収まる作品が理想じゃないかなと。

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