同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

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   ● ヒプノラボ
   ● 敗戦国の王子と静謐な精取官


ヒプノラボ

サークル「偽薬」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、女装趣味を持つ主人公の特性に目をつけた研究員が
手足を拘束しながら乳首やアナルにエッチな実験をします。

「男性でも女性の快感が得られるか」をテーマに掲げ
男女両方が持っている器官を機械で責めるアブノーマルなエッチが行われています。
他には冒頭に長めのやり取りをして作品の世界に引き込むドラマ要素もポイントです。
嗜虐的な研究員によるエッチな実験
謎の研究員に乳首とアナルを責められるお話。

「そろそろ目覚めてもいい頃ですが… うふふ お薬が効きすぎたのかもしれませんわね」
研究員は上品な口調のお姉さん。
眠りから目覚めた主人公を興味津々に見つめながら挨拶すると
ここがどんな場所か、そしてこれから何をするのかを説明します。

物語の内容を簡単に説明しますと
彼はとある掲示板に自分の女装姿を投稿するちょっと変わった趣味を持っており
それに目をつけた彼女が彼を眠らせ研究所に連れて来ました。
そしてセーラー服や女性の下着を身につけ
手足を拘束された彼が目を覚ましたところから物語は始まります。

「果たして 男性は女性の快楽を得ることができるのか 私どもはそれが知りたいのです」
彼女が研究しているのは男女の性的快感の差について。
男性と女性では体の構造の違いから特にオーガズムに大きな違いがあるとされていますが
それでも共通する性感帯は確かに存在します。
そこで女性願望を抱く彼を使ってより詳しく検証する、というのが今回の実験の目的です。

物語の背景を反映し、本作品では女装表現はあっても女体化は特に行わず
男性の体のまま女性の快感を楽しんでもらうことをコンセプトに催眠やエッチを進めています。
最近KUKURIさんが男の娘を扱った作品を出されていますが
この手のジャンルを扱う作品はまだまだ少ないです。
そいういう意味では結構面白いテーマなんじゃないかなと思います。

音声開始から最初の16分間は2人の置かれている状況の説明と
主人公がこの実験に協力するまでのやり取りが綴られています。
ちなみに催眠が始まるまでは淡々と話す落ち着いた声のナレーションが入ります。

ナ「冷たく 柔らかな指が あなたの額を撫で 頬を伝い 顎を掴む なんだか支配されているようで あなたはゾクゾクしてくる」
やり取りの合間に暗示っぽいことを言ってくるシーンも一応あるものの
催眠っぽさは極めて薄く、普通のボイスドラマとそれほど変わりません。
予備催眠と捉えるにしてもちょっとかけ離れている内容ですね。

「私たちだけで楽しむのは 気が引けますわ 是非 世界中の皆様にもご覧いただきたい そう思いませんか?」
そう言う理由として最もわかりやすいのが彼女が彼を説得する際に使用する材料。
彼女は何らかの方法で盗撮した彼の女装オナニーシーンを見せつけ
「これを世界中にばらまかれたくなかったら実験に協力しろ」と脅します。

開始する前に多少の小話を挟むタイプの催眠音声の場合
そのほとんどが催眠にとって重要となる信頼関係(ラポール)の構築を目的に行っています。
ですが本作品は逆に聴き手が催眠に協力したくなくなるようなやり取りをしています。
これはいけません。
実験によって得られる快感を強調するなど、もっと有効なアプローチがいくらでもあったはずです。

その後に始まる催眠は10分30秒ほど。
まずは深呼吸をしたり体を部分ごとに脱力して心身をリラックスさせ
最後に同じく体のパーツごとに温かさを感じます。

「右手がズシンと重い 力の入れ方を忘れてしまったように その腕はだらんとしている」
深呼吸の際に暗示を入れるタイミングがしっかりしていたり
声の感じが先ほどに比べてややぼんやりしているので
多少は意識のぼやけを感じる人がいるかもしれません。

ですがそもそもの時間が短すぎること、事前に催眠者と聴き手に敵対関係を築いていることから
深い催眠状態に入れる人は皆無でしょう。
他にも深化にあたるシーンが特に見当たらないなど、催眠として不完全な部分が見られます。
温感操作は深化と捉えるには内容的に厳しいです。

リラックスにより頭をぼーっとさせて終わるのは催眠ではありません。
的確な技術を用いて十分な深さまで落とし、エッチに向けて有効な暗示を入れる必要があります。
事前のやり取りも含めて根本的な部分に問題があると私は考えています。
本当に残念です。
乳首やアナルを徹底攻撃
エッチシーンはおよそ26分間。
プレイは乳首舐め、生理食塩水注入、乳首電動歯ブラシ責め、アナル責め、前立腺マッサージです。

電動歯ブラシ責めの際にリアルなモーター音が鳴ります。
セルフはありませんが射精表現はあります。

「まずは 女性の性感帯でもある乳房 それは男性にとっても同様なのか それを確かめたいと思います」
主人公を催眠状態にした研究員は
実験の手始めとして彼の上着やブラを脱がし露わになった乳首をいじり始めます。

エッチは抵抗できない彼を彼女が一方的に責め続けます。
前半が乳首、後半がアナルと男女両方が持つ器官にターゲットを絞り
機械や薬品を織り交ぜた実験要素の強いプレイが行われています。

最初の乳首に関する実験は軽く彼女が舐めた後
豊胸に使われるらしい生理食塩水を注射器で胸に注ぎ込んだり
挿絵にあるカップ型の機械で胸を膨らませてから電動歯ブラシで刺激を与えます。

「ほら (胸に)液体が入り込んでくる ふふっ 入る どんどん入る」
本作品のエッチはどちらかと言うと同人音声でのそれに近く
状況説明を中心にして時々感覚操作の暗示を入れてくる場合が多いです。
そんなわけで主人公自身になりきってプレイを楽しむのはやや難しいのですが
イメージ自体はしやすく、プレイも個性があって面白いです。

できれば生理食塩水を注入したときは胸のあたりに圧迫感や重さを感じさせるとか
乳首が敏感になるなどの暗示を有効に活用して欲しかったです。
非現実的なプレイだからこそ尚更そう思います。
催眠音声でのエッチとして聴くには色々問題があるかなと。

「こうやってグリグリすると おちんちんが勝手に動き出す おちんちんが 裏側から無理矢理動かされている感じがするよね?」
対する後半は特殊なローションを塗った手袋越しにアナルに指を挿入し
男性の大きな性感帯とも言える前立腺をマッサージします。
最中に彼女が前立腺をGスポットに例えるなど
男性と女性の快感を同一視させる表現もちらほら登場します。

彼女の口調が嗜虐的になり「変態」と言ってくるシーンもあるので
Mな人にはこちらの方が楽しめるのではないでしょうか。
ただし効果音が無いのでイメージ力頼りなところが強いです。

「全身にじーんという気持ちのいい痺れが波打つ」
そして一通りいじったところで最後の最後にカウントに合わせて絶頂します。
彼女が射精してもいいしドライオーガズムでもいいと言っていることから
普通にしごいて射精するのが無難でしょう。

このように、乳首とアナルだけを責める変わったエッチが繰り広げられています。
テーマは面白いのだが
どちらかと言えば催眠よりもエッチの方に魅力を感じる作品です。

研究員は女性の快感に密かな憧れを抱いている主人公に対して
おちんちんを敢えて避けながら実験形式で刺激を与え続けます。
女性の豊胸に使われている器具が登場したり、アナルを指で責めてイかせたりと
催眠音声ではなかなかお目にかかれないプレイが登場する点は興味深いです。
同人音声として聴く分には割と面白い作品だと思います。

ですが本作品は催眠音声ですから、しっかりとした技術を駆使して
これらのプレイを自分が実際に体験しているように演出するのが求められます。
ここまで色々書いてきたことを読んでいただければわかるように
そこに至るには問題が山積している、というのが実際のところです。

形になっていれば相当魅力的な作品に仕上がっていただけに残念でなりません。
今回かなり痛烈に批判したのもそう思ったからです。
せっかく良い物を持っているのに活かせてないのはやはりもったいないです。

テーマの女性的な快感については乳首やアナルの純粋な開発プレイに近く
それを女性の快感と捉えるにはやや弱いところがあります。
例えば男性とのエッチをイメージさせながら行うとか
自分が女性になりきれる要素がもっとあったらまた変わっていたのかもしれません。
心も体も男性のままで女性の快感を楽しませるのはさすがに難しいかなと。

エッチはプレイだけを見れば相当にぶっ飛んでいます。
絶頂シーンは最後に1回のみ。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

テーマや方向性は面白いのですが完成度に難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:浅倉ともよさん
総時間 57:18

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

敗戦国の王子と静謐な精取官

サークル「恋夢」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、精取官と呼ばれる特殊な任務に就いている女性が
オナホや自分自身の体を使って敵国の王子から精液をたっぷり搾り取ります。

拷問というブラックなシチュからは想像もできないほど甘い雰囲気
相手をきっちり楽しませながら射精させる責め、プレイだけでなくオナホごとに違うリアルな効果音など
王子が彼女に堕とされ、快楽に溺れる様子をとってもエッチに描いているのが特徴です。
戦に負けた王子へのエッチな拷問
精取官のアーリエルに何度も何度も射精させられるお話。

「あら ようやくお目覚めですか? おはようございます 王子様」
アーリエルは上品で落ち着いた声の女性。
囚われの身となっているイリアム王国の王子が目覚めたのを確認すると
ここが彼の敵国であるニルヴァ帝国の精取部屋であることを告げます。

本作品は帝国との戦争に敗れ地下室に幽閉された彼を
彼女が様々なエッチをしながら骨抜きにしていく様子が描かれています。
2人の関係や彼が置かれている立場から拷問、つまりどぎついプレイを予想される方もいるでしょうが
実際はエッチシーンの中で連続射精があるのは1パートのみと意外に少なく
言葉責めも羞恥心を煽ることを目的とした比較的マイルドなもので統一されています。

この手のシチュにありがちな事務的・無機質といった要素からもほど遠く
彼女は1回ごとに違った器具や部位を使いながら心と体をバランスよく責め立てます。
女性にちょっぴり意地悪に責められるプレイと表現するのが妥当でしょう。

「あなたが信頼を置いた者たちが次々と陥落した快楽責め どうぞ余すところなく ご堪能くださいませ」
アーリエルは精取官の名の通り男性から精液を搾り取るのを仕事としており
王子に対して表面上は礼儀正しく接しながら、それぞれにかなりパワフルな責めを繰り出します。
中でも「搾り取る」ことを強く印象付けたかったのかオナホを扱ったプレイをするシーンが多く
専用の効果音を鳴らしながら耳を舐めたり、授乳をしたりと別のプレイを交えてエッチな気分を一層盛り上げます。

この後のエッチシーンでも説明しますがオナホのクオリティはかなり高いです。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声のボリュームも多く、しかも同時に聴かせてくれるプレイが多いのもいいですね。
1回1回のプレイがとても濃厚でオカズとしての実用性が非常に高いです。
3種のオナホを使い分ける巧みなエッチ
エッチシーンは7パート80分ほど。
プレイは指・腕・肩・首筋舐め、耳舐め、オナホコキ、授乳、パイズリ、SEX、乳首舐め、耳いじり、キスです。
オナホコキ、授乳、パイズリ、SEX、耳いじりの際にリアルな効果音が鳴ります。

「痛かったでしょう? 唾液たっぷりの舌で ひとつずつ…癒していきますね」
この場所や自分のこと、現在の世界情勢などを軽く説明し終えたところで
アーリエルはまず戦闘で傷ついた彼の体を舌で舐め始めます。

エッチはごく一部を除いて身動きが取れない彼を彼女が一方的に責め続けます。
プレイのメインとなるのは傷を舐め終えた後に登場するオナホコキ。
帝国の2人の皇女と皇后のおまんこを象った3つのオナホを使い
3パート37分間という比較的長い時間に渡って彼のおちんちんを刺激し、射精へと追い込みます。

「サリア皇女の窮屈な入り口が 王子様の皮を捕らえて ぬるぅっと めくり倒されちゃいましたね」
「膣内全体が良く締まり さらに入り口は窮屈で これでしごかれると 夢見心地になれるのだとか」

ここで面白いのが3人の女性に合わせて別々のオナホ音が用意されていること。
最初に登場する第一皇女サリアは「ぬちゅっ ぐにゅっ」と粘性が高い吸い付くような音
次の第二皇女プリメイラは弾力が高く締めつけるような音、といった感じで
オナホの具合を音だけで本当にリアルに伝えてくれています。

しごく強さやペースだけでなく、オナホの上下を入れ替えた時にも効果音が変化するのには驚きました。
同じオナホコキでもパートごとにまったく違った責めが楽しめます。

オナホコキをしながらアーリエルが繰り出してくる別の責めも大きな魅力です。
誇り高い王子が自分たちに屈服し、快楽の奴隷に成り下がるようにと
彼女は並行して舌で耳を、言葉で心を責め立てます。

「構造を良く見てください オチンチンの先に見える空洞が 子宮です 精液を取り込み 子と成す場所」
「その精液で孕んでしまったら あなたは敵対国に対して 子孫を残すことになってしまうのですよ?」

例えばサリアのオナホを使うパートでは彼の敵愾心が強いこと、まだ童貞であることを利用し
オナホにおちんちんが飲み込まれていく様子を細かく実況しながら簡単な性教育をしたり
敵国の皇女に精液を捧げてしまうことをわざと言って背徳感を煽ったりします。

ここまで読んで「なんで敵国の皇族たちのオナホを使うんだ?」と思う方もいるでしょうが
これにはきちんとした理由があり、心を盛り上げる有効な材料として働いています。
エッチがメインの作品なのですが登場人物の人間関係など背景もきちんと練られています。

「王子様 とってもいい顔 してます…っ 本当に 赤ちゃん…っ…みたい…っ」
しかし次のプリメイラのオナホを使うパートでは態度を一転させ
自分のおっぱいを飲ませながら子供をあやすような優しい言葉をかけます。
前のパートがちょっぴりきつかったからこそ、余計に心満たされる思いがするでしょうね。
聴き手が飽きないようにとプレイの方向性や雰囲気をまったく違うものにしています。

彼女自身が相手をする終盤のプレイもとっても濃厚。
特に最後に登場するSEXパートは騎乗位で挿入したまま抜かずに3連続で中出しを決めます。

「いいでしょう いくらでも食べて あげます 王子の子種 今あるだけ全部 いただきますね」
口では精取官らしく気丈なセリフを言うアーリエルも
王子の逞しいおちんちんに貫かれると気持ちよさそうな喘ぎ声をたっぷり漏らします。
最中に激しいキスを交わしたり、彼女が2回絶頂するなど
敵よりも恋人同士に近いあまあまラブラブなSEXが繰り広げられています。

一歩間違えばどす黒い展開になりがちなシチュをできるだけ甘く、抜けるテイストで描く。
貶めるのではなく快楽付けにすることを目的とした個性的なエッチが繰り広げられています。
スッキリした気分で抜ける作品
敵同士の一風変わった愛の形が描かれている抜き重視の作品です。

アーリエルはある時は上司からの命令で、またある時は自分の意思で
捕虜となった王子に束の間の天国を味わわせようと様々な責めを繰り出します。
挿し絵やあらすじからブラックなプレイが行われるのだろうと予想していたのですが
それとはまったく違う心のこもったご奉仕を彼女はしてくれています。

そう感じた理由は彼女の言葉遣いや口調が終始穏やかなことに加えて
聴き手の抜きやすさを意識した「心への責め」がしっかりしていることにあります。

男性は基本的におちんちんを刺激し続ければ嫌でも射精するわけですから
何も考えずオナホでしごきまくるプレイをしてもよかったはずです。
でも彼女は彼に痴態を見られる快感や女性に甘える心地よさを教えたり
自分が相手をする場合はしっかり乱れて感じていることを素直に伝えます。

捕虜である彼を明らかに一人の対等な男性と認め、もてなしています。
おかげで聴いている最中はとてもいい気分に浸りながら興奮できました。

もちろん抜きに直結するエッチな要素も満載です。
中でも効果音のレベルが極めて高く、それだけでエッチの様子が手に取るようにわかります。
個々の音の質が高いのに加えてバリエーションがとにかく多彩なんです。

例えば彼女が授乳をさせている最中、思わず母乳が漏れてしまうシーンがあるのですが
効果音がそれ以前に比べて水っぽいものへと変化します。
SEXシーンで1回中出しした後の2回戦は精液が入っているのを踏まえて水分を上げていますし
同じプレイに対する責め方や状況の違いを音でしっかり表現しています。
くちゅ音大量、淫語とちゅぱ音多め、喘ぎ声それなりです。

ひとつだけ注意点を。
主人公が捕虜なこともありエンディングが若干後味の悪いものになっています。
死んだりはしないのですがグッドエンドにはほど遠い内容ですのでご注意ください。

シチュだけでなくプレイ内容も非常に濃厚な作品です。
女性にちょっぴり意地悪されたい人には特にお薦めします。

おまけはちゅぱ音&耳舐め音です。

CV:浅倉ともよさん
総時間 本編…1:55:30 おまけ…16:47

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2015年8月7日頃まで500円引きの700円で販売されています。
その場合の点数は10点です。

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