同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:歩サラ

   ● 奴隷を調教してハーレム作る~育てた奴隷たちと純愛ハーレムHするまでの話~【音声版】
   ● 3姉妹シェアハウス 大家さんは共用部に含まれます!
   ● 【バイノーラル・催眠】催眠悪戯姉妹【耳舐め・キス】
   ● 【正月・耳舐め】うたかたの宿 新年初詣【バイノーラル・癒やし】
   ● 【耳かき・耳舐め】うたかたの宿 春の出会い【バイノーラル・癒やし】
   ● バーチャルデート催眠
   ● 【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 ふうり【ハイレゾ96khz同梱】




サークル「軒下の猫屋」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、元奴隷で今は親切な男性の養子になってる3人の女の子が
自宅で個別に、あるいは同時にエッチして幸せな時間を過ごします。

彼女たちの違いや魅力を出しつつ甘さの強いエッチをするのが特徴で
礼儀正しくて性欲が強い、素直じゃないけど一途、マイペースで甘えん坊と違う属性を持たせ
心情描写を多めに挟みながらゆっくり責めて満たされた射精に導きます。
奴隷たちに愛情を注いだ結果
ディジー(挿し絵右)、ルベリィ(中央)、コニア(左)と4種類のエッチをするお話。

「失礼します。ご主人様、おはようございます」
ディジーは丁寧語で話す可愛い声の女の子。
主人公の部屋に来て朝食の準備ができたことを伝えると
「わざわざ毎朝起こしに来る必要はない」と言われて喜びます。

本作品は元奴隷で4年前に彼の養子になった彼女たちが
およそ120分間のエッチで大事に育ててくれた感謝の気持ちを伝えます。
タイトルから彼女たちを痛めつけたり凌辱する作品に思えるかもしれません。
しかし実際は甘やかしに近い内容で、彼女たちも彼に強い信頼と愛情を持ってます。

ディジー「ご主人様はディジーの体を気遣ってくださったんです! それでディジーは朝から上機嫌なんです」
例えばディジーは礼儀正しくて献身的なメイドに近い性格をしており
彼の世話を焼いたり優しくされるたびに嬉しそうな表情を見せます。
エッチの最中もおちんちんを愛おしそうに責めますし、好きで好きで堪らない気持ちが自然と伝わってきます。

他の2人もディジーとは違う特徴を持ってますし
サークルさんがキャラ作りを大切にしてるように感じました。
彼女たちの心情描写も多いので一体感とイチャラブ感が味わいやすいです。

ちなみに本作品には音声以外に漫画版もあります。
音声は彼らがエッチする直前から始まりますけど
漫画はどのように出会ったのか、どんな調教を受けたのかまで描かれてます。
音声にも漫画の冒頭25ページが入ってますから先にそれを読んでおくといいでしょう。
愛情を込めて責めるエッチ
エッチシーンは4パート73分間。
プレイは乳揉み、手コキ、手マン、耳舐め、フェラ、体の愛撫、キス、SEX(騎乗位、正常位)、ディジーのオナニーです。
手コキ、手マン、SEX、潮吹き、射精の際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

ディジー「お互い、薄い寝間着だけで、体をくっつけて うう…何度して頂いても、慣れません。ドキドキが…凄いです」
事前に約束してから夜に主人公の寝室を訪れると
ディジーは服を着たまま一緒のベッドに寝て彼と抱き合います。

エッチはお互いに責め合う形で進めます。
最初の3パート33分間は一対一で愛し合うシーン。
「トラック2(約12分)」はディジーと性器の相互愛撫
「トラック3(約11分)」はルベリィと耳舐め手コキ
「トラック4(約10分)」はコニアと手マンやフェラをします。

「きもちよい…のですね よかった…です えへへ ご主人さまが気持ちいいと ディジーの気持ちも とってもぽかぽかします」
そして彼女たちは日頃の感謝を込めて精一杯のご奉仕をします。
トラック2のディジーは献身的かつ初心なキャラなので
彼と抱き合っただけでも幸せそうな表情を見せるし、手コキもゆっくり丁寧にやります。
そして彼に手マンされるとエロ可愛い声を漏らして気持ちいいことをアピールします。

全員に角が生えてることからもわかるように、彼女たちは人間じゃありません。
でもプレイ自体は人間同士とほぼ同じで非常に甘いです。
最近エッチするようになったことを踏まえてエロさよりも甘さを強調してました。
淫語をガンガン言うわけじゃないし音も比較的上品です。

ルベリィ「あたしの耳舐めと手コキで性的に興奮してるんだ なんか嬉しい…かも」
2番手のルベリィは一途で気持ちを伝えるのが苦手なツンデレっぽいキャラ。
前半は右耳、後半は左耳を舐めながらゆっくりペースで手コキします。
彼を「アンタ」と呼ぶことや口調が砕けてるおかげでディジーよりも気さくな印象を受けました。
耳舐めは水分控えめのややざらついた音を鳴らしててなかなかリアルです。
また射精後は精液を全部飲み込んでくれます。

「きもちかった おまえやっぱり いいな ほめてやろう はぁ はぁ」
最後のコニアは己の欲望に忠実な猫っぽい性格のキャラ。
彼に体を撫でるように要求したり、手マンでイった時は上から目線でお礼を言います。
でもその後にフェラしてるところを見ると十分感謝してるようです。
ダウナー系の声だけど冷たさはまったくなく自然体で接します。

続く「トラック6(約40分)」は3人と同時にエッチするハーレムパート。
両耳舐めから始まりフェラ、キス、騎乗位&正常位SEXで合計3回射精します。

ディジー「お世話して頂くからには、せめてご主人様には気持ちよくなって頂きたいのです」
コニア「なぁ。こんどはわたしにちんこいれさせろ。まんこむずむずしてきた」
左右中央に陣取って同時に責めるからちゅぱ音などの密度が高く
彼女たちらしさを感じるセリフも挟んで雰囲気を作ります。
ここも全体的にゆっくり責めますからドスケベって感じはしません。
あまり激しいと音がかち合っちゃいますし、これくらいが丁度いいと思います。

SEXは1回戦の騎乗位はコニア、2回戦の正常位はディジーが担当します。
どちらも吐息交じりの喘ぎ声を漏らしてて上品さを感じました。
フィニッシュは毎回中へ出しますし、お互いが満足できる甘いプレイに仕上がってます。

このように、彼女たちの違いや個性を出しつつ定番のプレイをするノーマル向けのエッチが繰り広げられてます。
キャラ重視のイチャラブ作品
可愛い女の子たちに尽くされる気分がしっかり味わえるあまあまラブラブな作品です。

ディジー、ルベリィ、コニアは奴隷だった自分たちを救ってくれた主人公に恩返ししようと
前半は一対一で耳舐め、手コキ、フェラなどをして無理なく射精させます。
そして後半は全員で彼を取り囲み唇、耳、おちんちんを同時に気持ちよくします。

タイプの違う人外娘たちと個別に、あるいは同時にエッチするシチュ
彼女たちらしさを感じるセリフや心情描写を多く盛り込んだキャラ重視の作り
特殊能力や魔法は使わず人間同士と同じように愛し合う大衆性の高いエッチ。
彼女たちの魅力や一体感が強めに実感できるように作品を組み立ててます。

中でもキャラ重視の作りは正統派のメイド、ツンデレ、マイペースと属性が違いますし
それぞれの持ち味を活かしたプレイをやってて上手く差別化できてると思います。
ディジーとルベリィには彼とエッチする明確な理由もあります。
時間に対する会話量が多めで音よりもセリフを楽しむ意味合いが強いです。

エッチについては彼女たちの経験が少ないから仕方ないのでしょうけど
できればもう少しエロさのあるプレイが聴きたかったです。
淫語控えめ、ちゅぱ音が大人しい、責める速度が緩いとソフトな要素をいくつも重ねてます。
最後のトラック6は時間が長いし同時責め主体だから抜けると思います。

射精シーンは6回。
くちゅ音・ちゅぱ音・吐息それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

イチャラブ系の人外作品が好きな人には特におすすめします。
おまけは耳舐め&吐息音声です。

CV:ディジー…歩サラさん ルベリィ…秋野かえでさん コニア…涼花みなせさん
総時間 2:26:23(本編…1:59:35 おまけ…26:48)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2024年2月24日まで30%OFFの1078円で販売されてます。
その場合の点数は9点です。



サークル「+ ucca ∫ ucca +」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、それぞれに違った個性を持つ3姉妹が
シェアハウスの大家になった男性と色んなエッチを楽しみます。

3人の魅力が引き立つ形で個別に、あるいは同時にイチャイチャするのが特徴で
長女はソフトな手コキで焦らし続ける、三女は責めと受けで反応が大きく変わるなど
パートごとにまったく違うプレイをしながら何度も射精に追い込みます。
3姉妹とするエッチな契約
シグレ(挿し絵右)、ミヤコ(中央)、タカネ(左)と6種類のエッチをするお話。

「2階の右奥が私 向かいがミヤコ その手前がタカネの部屋」
シグレは上品で穏やかな声のお姉さん。
「次女のミヤコです 女ばかりで緊張すると思うけど 仲良くやっていきたいなって思ってます」
ミヤコは丁寧語で話す落ち着いた声のお姉さん。
「三女のタカネだよ よろしく!」
タカネは明るくて元気な声の女の子。
新しく大家になった主人公に1人ずつ自己紹介すると
お互いにやることを確認してから彼のお世話をすると宣言します。

本作品は母親の代わりにシェアハウスの大家をやることになった彼が
現在住んでる彼女たちとおよそ110分間のエッチをして親睦を深めます。
彼は別にエッチしたくてこの仕事を引き受けたわけではありませんが
3人は若い男女が同じ家に住んでたらそういう展開になることを既に予測してます。
そんなわけでタイトル通り彼を共用物とみなし、当番制で相手するルールを定めます。

最大の魅力は彼女たちのキャラ。
シグレはS、ミヤコはノーマル、タカネはMとそれぞれに違う属性を持たせ
序盤から中盤は一対一、終盤は複数人プレイを主軸にして様々プレイを楽しみます。


女性が複数人出てくる作品の場合、2人以上で責めるケースが多いのですが
本作品は1人が3パート、2人が2パート、3人が1パートと個々を大事にした作りになってます。
声優さんも全員違うので同じ作品内でも聴いた時の感触や雰囲気が結構違います。
おまけで3人と30分間エッチするパートがありますから、複数人プレイを楽しみたい人も大丈夫です。

また彼女たちの性格を反映してエッチの内容も幅広くなってます。
シグレは相手が嫌がることが好きな性悪女だから焦らしながら言葉責めするし
ミヤコは思ったことをストレートに伝える性格なので彼に「好き」とはっきり言います。
タカネは責めっ気があるように見えて弱いところがありますし、キャラが活き活きしてるように感じました。

ちゃんとハッピーエンドになるようまとめられてますから
性欲発散だけでなく晴れやかな気分も味わえるでしょう。
純粋なエロさもなかなかのもので十分な抜き性能を持ってます。
感情移入しやすいエッチ
本編のエッチシーンは6パート82分間。
プレイはフェラ、おまんこを見せつける、69、手コキ、嘘喘ぎ、キス、乳首責め、SEX(騎乗位、正常位)、耳舐め、ミヤコとタカネの百合プレイ(キス、乳揉み、手マン)、オナニー、動画撮影です。
手コキ、SEX、手マンの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「じゃあ 今日の当番は私ね あははは 緊張してる」
主人公のおちんちんを共有する話をしたあと部屋へやって来たタカネは
初めての経験に緊張してる彼に明るい態度で接します。

エッチはパートによって責め手を切り替えながら進めます。
最初の4パート60分間は彼女たち1人1人に光を当ててるシーン。
「02シックスナインで大暴発(タカネ)(約11分)」はタカネがフェラと69
「03射精我慢と甘い嘘喘ぎ(シグレ)(約19分)」はシグレが手コキと嘘喘ぎ
「04乳首責めからの逆転激情(シグレ・タカネ)(約10分)」は2人で乳首責めとSEX
「05今日は愛し合って騎乗位で(ミヤコ)(約20分)」はミヤコとキス、耳舐め、SEXをします。

「亀頭ぱっくんしながら舐めてあげるから 私のおまんこ しっかり見てて?」
タカネは3人の中では最年少ですが既に成人してるのでエッチも上手。
SEXどころかキスすらしたことがない彼を積極的にリードします。
服を脱がせてからすぐさまフェラしておちんちんを元気にしたり
その最中におまんこを見せつけるなどサービス精神旺盛です。

中盤以降は69に切り替えるところにも優しさを感じます。
女性にお世話される快感と、女性を責める快感を同時に満たしてくれる甘めのプレイです。
フェラのちゅぱ音はエロさ控えめでしたが69の喘ぎ声は激しくて股間に響きます。

「大家くんが もう我慢できないです 雑魚チンポ思いっきりしごいてくださいって 泣きながらねだって来るまで 刺激が弱いところばっかり責めてあげる」
2番手のシグレは穏やかなドS。
タカネとは違い終始主導権を握って彼をねっとり弄びます。
おちんちんを指で丁寧に責めたり、ブラを目の前で外してからおっぱいを背中に押し付けるのは優しいですけど
カウントを何度も数えて焦らしや寸止めを繰り返すところは意地悪と言えます。
最中のセリフも彼女が上、彼が下になることを意識してます。

タカネとのエッチが割と甘かったからこそ、こことの落差がより大きくなってます。
一対一でやってるのに連携を取ってるように見えるのが面白いなと。
パートごとに内容がガラリと変わるから新鮮な気持ちで聴くことができます。

「ねぇ 大家さん 好きって言って? キスしながら いっぱい好きって」
次女のミヤコは3人の中で最も素直なキャラ。
パートの序盤に「恋人になりきってエッチしよう」と持ち掛け
甘いキスや愛の言葉を投げかけながら生で繋がり幸せな射精へ導きます。
心のケアをしながらSEXするところに愛情を感じました。
ゆっくりじっくり進めるおかげで他の2人よりも静かで落ち着いた空気が漂ってます。

終盤の2パート22分間は複数人プレイが中心。
「06百合プレイを聴きながら(ミヤコ・タカネ)(約10分)」は2人の百合を楽しみながらするオナニー
「07性悪長女を懲らしめわからせAV撮影(全員)(約12分)」は
これまで意地悪されたお返しにシグレと激しめのSEXをします。

タカネ「そこくすぐったい …ってなんで私が責められてるわけ?」
ミヤコ「だって私お姉ちゃんだもん はい ちゅー」
06パートは彼にはノータッチで2人がイチャイチャする珍しいスタイル。
ぐいぐい押してくるミヤコと、それに戸惑うタカネの対照的な姿にニヤニヤします。
オナニーに関する指示は一切ありませんからオナサポ成分は低いです。
相互手マンの時に流れる複雑なくちゅ音と喘ぎ声がいいオカズになります。

そして07パートは主人公とすっかり仲良くなったミヤコとタカネが
彼に意地悪しようとするシグレをおちんちんでわからせる機会を作ります。
序盤から激しめにピストンしてたかと思えばペースを落として緩急をつけ
それから速度と力強さを再び上げて一気に追い込みます。

シグレ「きたぁ ちょっ 胸 誰が揉んでいいってぇ」
シグレも最初は嫌がったり戸惑う反応を見せますが
ある程度経つと普通に喘ぎ始めるので凌辱っぽさはありません。
彼のおちんちんで蹂躙された結果、自分もやり過ぎたと反省したのでしょう。
彼女にだけ意地悪され続けておしまいでは消化不良になりますから
ストーリーを上手く締めくくる意味でも大事なプレイだと思います。

このように、彼女たちの性格を色濃く反映させたうえで上手く組み合わせてる甘めのエッチが繰り広げられてます。
キャラ重視の幅広い作品
3姉妹の魅力を引き立てながら色んなエッチをするややS~ややM向けの作品です。

シグレ、ミヤコ、タカネは新しく大家になった主人公と仲良くしようと
最初の時点でエッチする契約を持ち掛け、まずは自分らしさを出しながら一対一で相手します。
そしてその後は2~3人を主体にしてより濃くエロいプレイを楽しみます。

性格や属性がみんな違う3姉妹がシェアハウスの童貞大家とひたすらエッチするシチュ
彼女たちに色んな特徴を持たせ、それに合ったプレイをするキャラを大事にしたエッチ
一対一と複数人プレイをバランスよく配置し、両方楽しめるようにする作り。
女性が複数人いる状況を通常とは少し違う切り口で活用してます。

中でもエッチは一対一の割合が高めになってるおかげで
彼女たちがどういう性格や嗜好をしてるかがわかりやすいです。
最初から2~3人体制にするとこのへんが聴き手に上手く伝わらない可能性がありますし
サークルさんが1人1人に魂を込めることを重視されてるのだと思います。

そしてこれはパートごとにまったく違う雰囲気やプレイをすることにも繋がります。
ミヤコとタカネは比較的甘いキャラですから、その間にシグレを挟めばメリハリが生まれます。
最後にシグレをわからせるSEXをするのもギャップを意識してるのではないでしょうか。
前項でも赤字で書いたように、バラバラなように見えて繋がりを持ってるのがすごく良いです。
エッチについては3つあるSEXパートと、百合プレイをする06パートがいい抜きどころになります。

あと本編とは別のことなのですがフリートークが72分もあります。
+ ucca ∫ ucca +さんはフリートークも大きな魅力なので
まだの方は是非一度聴いてみることをおすすめします。
ゆるーい雰囲気で色んなことを話すラジオっぽい内容です。

本編の射精シーンは6回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもそれなりです。

おまけは「3回連続ハーレム射精に大挑戦」とふりーとーーくです。

CV:シグレ…歩サラさん ミヤコ…そらまめ。さん タカネ…夏峰いろはさん
総時間 3:38:00(本編…1:52:54 おまけ…1:45:06)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

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追記
2021年10月12日まで20%OFFの1232円で販売されてます(DLsite)。
FANZAは10月29日まで30%OFFの1078円で販売されてます。

【バイノーラル・催眠】催眠悪戯姉妹【耳舐め・キス】

サークル「さくらむすび」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、どちらも主人公のことが大好きな姉妹が
左右に寄り添いながら催眠を交えたエッチなご奉仕をします。

耳、唇、乳首を2人がかりでひたすら舐めるちゅぱ音特化のエッチが魅力で
催眠は数分ごとに軽い暗示を入れる程度に留める代わりに
耳元至近距離から生々しい音と熱っぽい吐息をたっぷり漏らして温もりと興奮を与えます。
秘めた想いを言葉に乗せて
妹の小夜と姉の涼子に耳をとことん舐められるお話。

「えー、つーことで。今からお兄ちゃんに催眠をかけていこうと思います」
小夜は砕けた話し方をする明るい声の女の子。
「あーっ 2人して何をしてるんですか?」
涼子はのんびり話す穏やかな声のお姉さん。
小夜が友達から借りた本で勉強した催眠を主人公にかけようとしてたところ
その途中に涼子が現れそのまま2人がかりでご奉仕します。

本作品は彼のことを家族とは別の意味で愛してる姉妹が
最初から体を寄せて左右交互に話しかけたり性感帯を責めます。
基本的には小夜が右、涼子は左に陣取りある程度話したらその役を入れ替える流れで
女性が2人いる状況を利用し特にエッチで密度の高いサービスをしてくれます。

「2人の女性が左右から語りかける」と聞いて双子催眠をイメージする人がいると思います。
しかし残念ながら本作品のそれは本家を始めとする双子とまったくの別物です。
詳しい理由はこの後説明しますが、ガチな双子を期待して聴くと肩透かしを食らうでしょう。

全編を通じて言える大きな特徴は囁き声がとにかく多いこと。
催眠の序盤からエッチ終了までのおよそ60分間ほぼずっと囁き続けます。
バイノーラル録音なだけあって声の位置がとても近く、エッチの中盤からはそれに熱っぽい吐息が加わります。
プレイ自体は割とソフトにして雰囲気で興奮させるタイプです。

催眠はおよそ25分間。
事前に催眠に関する小話をして緊張を解きほぐしてから
仰向けに横になって目を瞑り深呼吸や脱力をします。

小夜「右手の先から 力がどんどん抜けていく 手のひら 手首 二の腕」
涼子「ほーら 言う通りになっていますよね あなたは今 動けない」
催眠開始前に比べて声の感じが穏やかになり、ゆったりしたペースで全身を個別に脱力していきます。
そして合間に体が動かせなく暗示を入れて感覚を強化します。
主人公が緊張してることを踏まえてリラックスに力を入れた催眠を心がけてます。

流れだけを見ると良さげに思えるのですが、最中の暗示が極端に少なく
脱力感を聴き手に伝えるにはパワー不足というのが正直なところです。
また話すペースや間が1人の時とほぼ同じで催眠者が2人いる状況を活かせてません。
セリフの割り振りも一文ずつ交互に入れ替えるだけで効果的とは言えない状況です。

1人でできる催眠をただ2つに分けただけでは双子催眠にはなりません。
それぞれが催眠者として個別の役割や目的を持って行動し、それでいてひとつの催眠になって初めて成立します。
これが先ほど「本家の双子とはまったくの別物」と言った大きな理由です。

雰囲気が穏やかなので意識が多少ぼやける感覚はしましたが
催眠音声でよく味わう脱力感や落ちる感覚は特にありませんでした。
さくらむすびさんは催眠音声初挑戦のはずですから、他のサークルさん以上に手厚く誘導するのが望ましいです。
大手さんのように「このサークルさんなら催眠に入れるだろう」と思い込ませられないハンデをどこかで補う必要があります。
そういったところも含めて物足りなく感じました。

涼子「動けないけど呼吸はできます 色んなことをされるけど ゾクゾクすることはできます」
せめて脱力終了後にきっちり深化させてくれたらまた違ったのでしょうが…。
実際は左右から息を吹きかけてゾクゾクさせるエッチの準備と思しきことをやってます。

軽くリラックスさせてからエッチに向けて期待を高めるシンプルな催眠です。
聴き手の体を動けなくしつつ心身の感度を上げることを目的に
深呼吸と分割弛緩法で前者を、その後の息吹きや追加の暗示で後者を推し進めます。

姉妹が体を密着させ囁きながら誘導するスタイルは良いと思います。
しかし催眠者が2人いる以上はそれを活かした催眠を施してほしいです。
声を適度に振り分けてるところを見るとおそらく双子を意識されてるのでしょう。
だからこそ大変手厳しい意見をさせていただきました。
口をふんだんに使ったエッチ
エッチシーンは41分間。
プレイは耳舐め、両耳舐め、キス、乳首舐め、オナニー、お掃除フェラです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
服を脱ぐ指示は出ないので最初から脱いでおいたほうがいいでしょう。

小夜「だったらお姉ちゃん 耳を舐め舐めしてあげて?」
催眠を使って主人公を抵抗できない状況に持っていった姉妹は
そのまま彼の耳を個別に、あるいは同時に舐めてもっともっと気持ちよくします。

エッチは終始彼女たちが責め続けます。
最初の25分間は射精しやすい環境を整えるのが目的のプレイ。
2人が左右の耳を交互に舐め、しばらくすると左右同時に変化し
さらにキスや乳首舐めも挟んで自分たちの気持ちをストレートに伝えます。

プレイ構成を見ていただければわかるように本作品のエッチはオナニー以外全部口を使います。
最中はほぼずっとちゅぱ音が鳴り続けますから好きな人ほど楽しめるでしょう。
女性が2人いる状況を上手く活用したエロさと密度の高い責めです。

涼子「動けない しゃべれない でも感覚は鋭くなって 体のあちこちがジーンとして 頭がとろけるほどの快感を感じていますよね」
催眠に関しては数分おきに体が動かせないことを念押す程度なのでほぼおまけかなと。
同人音声をメインに制作されてるサークルさんだとこうなることが多いです。
催眠に入ってるかどうかで快感に差が出ることはおそらくないでしょう。

続く16分間は聴き手自身も加わって気持ちいい絶頂を目指します。
射精のタイミング以外はほぼ自由なオナニーをし
彼女たちは引き続き左右の耳をゆっくりねっとり舐め続けます。

小夜「ずっと我慢したからね もう我慢しなくて気持ちいいのを体全体で感じちゃっていいんだよ」
ここまで我慢してきた彼の頑張りに報いようと2人も最高のタイミングで射精の許可を出します。
カウントを数えながらひたすら耳を舐め続け、その合間に熱っぽい吐息を漏らすテーマに沿った追い込みです。
純粋なエロ要素が充実してますから普通に射精できるでしょう。

このように、女性の口が生み出す音をたっぷり浴びせかけるストレートなエッチが繰り広げられてます。
耳舐め好きなら
催眠抜きで考えるなら使い勝手の良い作品です。

小夜と涼子は大好きな主人公に楽しい時間を送ってもらおうと
物語の最初に早速体を密着させ耳元至近距離から囁きながら催眠をかけます。
そしてエッチに入ると今度は口で直接刺激して射精したい気分を膨らませます。

質量共にこだわった囁き声、最初から最後までひたすら舐め続けるエッチ。
パートナーが1人では決してできないエロ重視のサービスが楽しめます。

同人音声として捉えるなら割とまとまってる作品だと思います。
バイノーラル録音の長所が活きるふたつの要素を組み合わせて組み立ててるのが大きいです。
耳舐め好きな人が同人と同じ感覚で聴く分にはそれなりにおすすめします。

その一方で催眠音声として見た場合は色々厳しいです。
作品の根幹にあたる双子が破綻してるので、部分的に手を加えたとしても改善は見込めません。
催眠は無難に1人で進めてエッチから2人体勢にしたほうが上手くまとまったと思います。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音大量、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:歩サラさん
総時間 1:15:05

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
2018年7月15日まで20%OFFの800円で販売されてます。

【正月・耳舐め】うたかたの宿 新年初詣【バイノーラル・癒やし】

サークル「ウタカタ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、秘境と言っていいほど人里離れた場所にある宿を舞台に
そこで働いてる女の子が仲の良いお客と新年の正月を楽しく過ごします。

効果音や環境音を織り交ぜながら初詣する様子を描いたり
セリフをできるだけ挟まずゆっくりのんびり耳を舐め続けるなど
季節感と癒しを大事にした臨場感のあるサービスを行います。
正月は田舎でのんびりと
うたかたの宿の店員「菖蒲」と正月を過ごすお話。

「旦那様! ようこそお越しくださいました」
菖蒲は明るくて可愛い声の女の子。
年が明けた直後のある日、予約を取ってうたかたの宿を訪れた主人公を嬉しそうに迎えると
新年の挨拶をしてから一緒に初詣へ行こうと誘います。

本作品はサークルさんがこれまで7本出されてるシリーズの最新作。
これまでのお話を通じて彼とすっかり仲良くなった彼女が
35分ほどに渡って新年のお参りをしたり宿でちょっぴりエッチな事を含んだサービスをします。

シリーズものですが特別な設定とかはありませんから
二人が打ち解けてることだけ理解してれば本作から聴いても特に問題はありません。
初詣のシーンは挿し絵の印象よりもややハイテンションに振る舞っていて彼女も喜んでるのが伝わってきます。

作品の特徴は大きくふたつ。
ひとつめは季節感を持たせた癒しを提供すること、もうひとつは耳舐めに力を入れてることです。

前者は音声開始直後から小川の流れる音がバックで鳴りはじめ
二人が神社に向かう時は「ずしゅっ」という雪を踏みしめる足音
お参りの時は賽銭を入れる音と鈴を鳴らす音、宿に戻った後は「ぽぽぽぽ」というストーブっぽい音など
物語に臨場感を与える色んな音が登場します。
また全編に渡って彼女がセリフの間を長めに取りながらのんびり語りかけます。

最後のほうにエッチな描写があるので一応18禁に分類されてますが
内容はほぼ15禁と言っても差し支えないほどマイルドです。
正直なところ相当に溜まってない限り時間内に抜くのは難しいと思います。
抜きよりも癒しをずっと重視してることを理解したうえでお聴きください。

後者は総時間の約半分にあたる17分を耳舐めに割き
最中はセリフをほとんど挟まずに耳元至近距離からちゅぱ音を鳴らし続けます。
ただし、サークルさんが「耳舐めは激しくないたっぷり時間をかけたゆったりとしたもの」とおっしゃられてるように
ペースが緩く質感も上品で性的興奮を誘うものとは随分違います。
音そのものより密着されてるシチュや合間に漏れる吐息のほうにエロスを感じるのではないかなと。
二人きりの空間を音で演出
菖蒲との挨拶を終えた後から始まる2パート7分間は初詣。
この地域にある小さな神社へ移動し、お手水を済ませてから彼女→主人公の順にお参りします。

「私はこうして 旦那様と一緒に お参りできるのが今年初めて感じた幸せですけどね うふふっ」
新年早々彼に会えたことがよほど嬉しかったのでしょう。
彼女は歩きながらちょっぴりはしゃいでる感じに自分の思ってることを話します。
専門店の場合お客と店員の距離を大事にする作品もありますし
こういうやり取りがある時点で二人の関係がかなり良好なことがわかります。

「まずは 右手に柄杓を持って 水をすくって 左手にかけ…はっ うぅ 冷たい…ですね」
神社に到着した後のシーンはお手水は上のように行為の様子をすべてセリフで表現し
参拝の時だけ専用の効果音や手を鳴らす音が入ってます。
雰囲気は出てますけど水を手にかける音を入れておいてほしかったなぁと。
環境音の音量が小さくて聴き取りにくいのも残念です。

続くエッチシーンは2パート17分間。
プレイは耳舐め、オナニーです。
オナニーの際に効果音が鳴ります。

「お耳のほう 口に含んでもよろしいでしょうか?」
初詣を終えて宿へと戻り、おせちを食べてから部屋で主人公と寛いでいた菖蒲は
彼が別のことをして欲しがってることを察し、体を近づけ左耳を舐め始めます。

エッチはどちらも彼女が責める形で進みます。
前半の「左耳舐め」は名前通りのプレイ(約8分)。
パート開始1秒の時点で早速始め、最中のセリフを二言程度まで減らしてひたすら舐め続けます。

「しっかりと おもてなしを 今年の最初ですから 慎重に…」
前項でも説明したように抜き系の音とは違うため興奮しにくいところはありますが
音の臨場感、位置、距離がどれもしっかりしていてレベルが高いです。
舐めたりしゃぶったりを非常にゆっくり行うので舌使いをイメージしやすく感じるでしょう。

続く「右耳舐めとお世話」は反対側とおちんちんがターゲット(約9分)。
左耳と同じくセリフを必要最低限まで絞り込み、パート中盤頃から水気を帯びた摩擦音が加わります。

「いつもと違う こういったことは 余計に気分が高ぶるようですね 旦那様 ご自由に 私の手の中に どうぞ」
おちんちんをお世話する時に何をするか明確に言っておらず
もしかしたらオナニーではなく手コキなのかもしれません。
彼女が彼の精液を手で受け止めることを仄めかすセリフがあったことからオナニーと判断しました。
手コキの効果音が耳舐めよりも荒々しく、彼女のサービス方針からずれてたこともあります。

説明的なセリフを挟むと自然さが削がれるからこういう表現にしたのでしょう。
ですが個人的には何をやってるかすらわかりにくくするのはさすがにどうかと思います。
こういうプレイはイメージ力が重要になりますから、それを膨らませる最低限度の材料は用意してほしいです。

このように、耳舐めを中心に据えたまったり系のエッチが繰り広げられてます。
のんびりした作品
9割がた非エロと言っていいくらい癒しに寄ってる作品です。

菖蒲は年明けにうたかたの宿へわざわざ来てくれた主人公をもてなそうと
最初は敢えて宿の外に誘って一緒にお参りし、それから耳を重点的に責めつつおちんちんもお世話します。
正月や冬にまつわる効果音と環境音、十分な時間を取った癒し系の耳舐め。
昨年に溜まった疲れを取り除き、新しい気持ちで今年を過ごせるようにサービスを進めます。

「準備万端でおもてなしすることも好きですが こうして二人だけの時 いい雰囲気の時には その…お嫌でないなら 旦那様となら 特別嫌なことはありませんから」
そしてこれらの中に彼女が彼に対して特別な感情を抱いてるのを匂わせる表現を盛り込んでます。
今回はかなりソフトなおもてなしでしたが、準備がしっかりできてればもっと踏み込んだことをしたのかもしれません。
ファンに対してこのシリーズがまだまだ続くことを遠回しに伝えてもいます。

サービスは時間が短いのを考慮して耳かきやマッサージといった定番を敢えて外し
その代わり耳舐めをがっつりやって個性を出してます。
18禁でやるものよりエロさが大幅に抑えられてるおかげで落ち着いた気分で聴けました。

ただここまで癒しに寄せた内容だとエッチを入れないほうが作品の品質は上がったと思います。
ずっと癒し路線だったところに申し訳程度のオナニー(or手コキ)を挟んだところで抜くのは難しいです。
最近は全年齢や15禁も十分売れる環境になってますし、こだわりを捨てたほうが長所を活かせるのではないかなと。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音それなり、くちゅ音ごく僅か、淫語と喘ぎ声はありません。

癒し目的で聴くならそれなりに楽しめる作品です。

CV:歩サラさん
総時間 36:40

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
36分で700円とやや割高なので-1してあります。

2018年1月8日まで30%OFFの490円で販売されてます。
その場合の点数は7点です。

【耳かき・耳舐め】うたかたの宿 春の出会い【バイノーラル・癒やし】

サークル「ウタカタ」さんの同人音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、人里離れた静かな宿を舞台に
世話好きで初々しい店員さんが時間を分けてふたつのサービスをします。

全編で流れるリアルな環境音、サービス中は囁き声でのんびり語りかけるスタイルなど
聴きながら眠れることを意識した静かな作りが魅力です。
エッチもありますが露骨なエロは避けてイメージを膨らませる感じに責めてくれますから
心を落ち着けたまま少しずつ射精に登りつめることができるでしょう。
都会の喧騒を離れのんびりと
うたかたの宿の店員「菖蒲(あやめ)」からサービスを受けるお話。

「こんなところで黄昏ていると クマにでも襲われちゃいますよ?」
菖蒲明るくて穏やかな声のお姉さん。
宿に予約を取った主人公がなかなか到着しないので迎えに行くと
案内しながらこのあたりのことに関するお話をします。

本作品は緑豊かな場所にひっそりと建つ静かな宿で
新人店員にあたる彼女が70分近くに渡る癒しとエッチなおもてなしをします。
最初の30分は夕方の部、残りを夜の部とふたつのシーンに分け
サービスはもちろん、周りの雰囲気や彼女の態度も切り替えながらゆっくりのんびり取り組みます。

全編を通じて言える大きな特徴は環境音に力を入れてること。
音声開始1秒の段階からバックで小川の流れる音や鳥の声が聞こえ始め
二人がいる場所や時間帯に応じてそれらのバランスが微妙に変化します。

彼らが移動するのに合わせて環境音がリアルタイムで変化する、といった細かな演出はされてませんが
音質がリアルですし音量も会話を邪魔しないレベルに抑えられてます。
これらの音を聴いてるだけでもかなりの癒しを感じるでしょうね。

「こうしてすぐに出会えたのも 旦那様が迷われてると 私が感づいたのも 何かの縁と思うような 思わないような」
それ以外の部分については安眠を強く意識してます。
菖蒲のセリフは親しみを感じるものを長めの間を取りながら投げかけてくれますし
サービスも夕方は耳かき、夜は耳舐めを中心に据えてどちらもじっくり行います。

耳かき中の会話が多めなので音フェチ作品と言うほど音に寄ってはいないものの
最大の魅力である環境音を聴きやすくする配慮が随所に見られます。
私も聴いてて結構眠くなりましたし、就寝前に聴くと普段よりぐっすり眠れるかもしれません。

リアルな環境音による癒しの空間と安眠仕様のサービス。
エロよりも癒しを重視したオーソドックスな作品です。
近さを感じる穏やかなサービス
最初の「夕の部」は5パート30分ほど。
宿の近くで菖蒲と出会い案内されて部屋に移動するところから始まり
少しの休憩を挟んでから右耳→左耳の順に膝枕で耳かきします。
そして二人が外にいる時はやや大きくはっきりと、部屋に入った後は遠くで控えめに環境音が流れます。

基本的な流れは耳かき棒で大きな汚れを、梵天で細かい汚れを取り
仕上げに弱めの風圧で2回ほど息を吹きかけるシンプルなものです。
そして耳かき棒は「かり ずっ」と細く硬い音が軽く引っかくように左右へ動き
梵天は「ぷすぷす」という柔らかい音が小刻みに動きます。

梵天はふわふわした質感が音に出ていて良かったのですが
耳かき棒はストロークが短く、音が鳴る頻度も少なめで物足りなく感じました。
最中の会話量が多くて環境音もずっと流れ続ける状況下では存在感が薄くなってしまっています。
後日効果音のバージョンアップを予定してるとのことですから、その時に改善されることを期待したいです。

「小川に散った桜の花びらが ぷわり ぷわりと浮かんで 流れて 春をどこかへ運んでいく」
セリフについては季節にちなんだ話題や彼女のおばあちゃんに関することをのんびり話します。
「耳かき棒を使いますね」などの状況説明は一切せず、そのへんは音に任せて自然さを出してます。
どちらかと言えば効果音よりも会話を楽しむ耳かきかなと。
重いと感じることは特に話しませんし、口調もゆったりしてるので安眠効果は高いです。

続く「夜の部」は5パート45分間。
食事と風呂を終えて寛いでる主人公の部屋を菖蒲が再び訪問し
縁側でお酒を飲んでからその勢いでエッチなご奉仕を始めます。

エッチシーンの時間は2パート31分間。
プレイは耳舐め、手コキです。
手コキの際に比較的リアルな効果音が鳴ります。

「おかしいですね 緊張をほぐすためにふやかしてるつもりなのですが どんどん どんどん硬くなっていってる ような」
うたかたの宿は風俗店とは違うのでストレートにエッチするわけにはいきません。
そこで彼女は自分に密着されて緊張してる彼の心と体をほぐす名目で耳舐めを始めます。
さらに右耳のご奉仕を終えて左耳に取り掛かったところから手コキが加わります。

最中に彼女が淫語を言ったり喘ぎ声を漏らすことは一切ありません。
しかし耳舐めは上品ながらもねっとりしていていやらしいですし、合間に漏れる吐息も熱を帯びてます。
手コキについてもやや遠くから粘性高めの音をパワフルに鳴らします。
耳かきとは打って変わって様々な音や吐息でエッチな気分を盛り上げるわけです。

環境音も風が収まり小川の音だけが流れる静かなものですし
バイノーラル録音特有のリアルな声も相まって彼女の近さを感じやすくなってます。
聴いたことのある人向けに言うと道草屋シリーズでやるエッチにかなり近いスタイルです。

「ダメですよ そういうお宿ではございませんから ですが 頭の中で考えを巡らせて 大きくなったこれで 私を…」
事後に彼が背徳感を覚えないよう彼女が労わりながら責めるのがいいですね。
表現をぼかして自分をオカズにエッチな妄想を抱いていいとまで言ってくれます。
プレイ自体の実況はほとんどせず、イメージを膨らませやすい環境を整えることに力を入れてます。

このように、主役となる要素を大きく切り替えた温かいサービスが繰り広げられてます。
安眠しやすい作品
環境音と菖蒲ののんびりした口調で癒してくれる作品です。

彼女はうたかたの宿まで遠路はるばるやって来た主人公を幸せにするために
そして自分にとって記念すべき最初のおもてなしを無事やり遂げるために
出迎えから就寝まで彼の心と体をつきっきりでお世話します。

秘境らしさを感じるリアルな環境音、場所や時間に応じてそれらを変化させるきめ細かな演出
そして彼女の親しげで優しいキャラなど聴いてて癒しを感じる要素がいくつも込められてます。
夕の部は安眠を見据えた作りにもなっていてそちらの効果も見込めます。

「それでは お休みなさいませ 旦那様 また 明日」
菖蒲ついてはまだそれほどキャラが立ってないように思えるのですが
今後も夏・秋・冬と続くようですし、それに従って二人の関係や彼女の態度に変化があるのかもしれません。
処女作として見る分には音のレベルがどれも高いです。

ただし、現時点でこれといった個性がないという割と大きな弱点も持ってます。
環境音は多くのサークルさんが既に使用されてますし、サービスも耳かきと耳舐めは定番中の定番です。
またエッチの表現方法がこのジャンルの最大手サークルさんと酷似してます。

彼女の初々しさを出すために敢えて質素にしたという見方も一応できます。
しかし有料の耳かき作品は競争率が非常に高い現状を考えれば
その中で「うたかたの宿を聴きたい」と思える何かしらの決め手があるのが望ましいです。

そんなわけで耳かき音声をまだ聴いたことがない、あるいは普段あまり聴かない人にのみおすすめします。
「品質は比較的良いけど新鮮味に欠ける」というのが率直な感想です。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音それなり、くちゅ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

CV:歩サラさん
総時間 1:15:50

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
耳かき音声をあまり聴かない人に対してなら8点をつけます。

2017年7月17日まで1割引の900円で販売されてます。

バーチャルデート催眠

サークル「RubCraft」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しくて面倒見のいいあまあまな彼女が
付き合い始めたばかりの恋人と一緒に海を眺めながら熱く深いエッチをします。

バスで移動する様子や目的地の描写を通じて少しずつ深めていく催眠
「好き」「愛してる」などの言葉と暗示を組み合わせて気持ちよくするエッチなど
ストーリー性を持たせながら後になるほど心地よさと幸福感が膨らむようにリードします。

安眠系以外の作品では珍しく眠りたくなるアプローチを割としてきますから
特に疲れてる人は聴きながら眠るとスッキリした目覚めが迎えられるでしょう。
恋人との初旅行を疑似体験
彼女と海へ旅行に行きエッチするお話。

「今度 海に行こうよ」
彼女は明るくて透き通った声のお姉さん。
旅行会社のCMに触発されて主人公に海への旅行を提案し
目的地に向かうバスへと乗り込むところから物語は始まります。

本作品は少し前までは友達として、現在は恋人として付き合ってる彼女と一緒に
バスを使って海辺へと旅行に出かけ、沈みゆく太陽を眺めながらイチャイチャする様子を彼の立場で楽しみます。

RubCraft(F・A・S)さんといえばサキュバスに誘惑されて精気を搾り取られるとか
エッチの結果悪堕ちするといったM向けのシチュを扱った作品をよく出されてます。
しかし今回はそういった要素を一切交えず甘い路線をとことん貫く形でサービスを進めます。

「好きだから 君とひとつになりたいって思う 大好きだから 相手のことを気持ちよくしてあげたい」
彼女のキャラがすごく優しくて愛の言葉もたっぷり言ってくれますから
女性の温もりに飢えてる人ほど満たされる感覚がするでしょう。
つい一ヶ月前に付き合い始めたばかりなのでやり取りも初々しく、聴いてるこっちが恥ずかしくなってきます。

もちろんサークルさんの過去作にあった持ち味も登場します。
冒頭の諸注意や状況説明を終えた後から終了までのおよそ80分間
バックでシーンに合った穏やかな曲調の音楽が流れ続けます。
そして二人が海に到着してからは波の音も流れ始めてその場の雰囲気をさらに盛り上げます。

音に暗示を込めて感覚を操作するといった音モノ要素はあまりありませんが
外部からのノイズが遮断されるので音声に集中しやすいです。
キャラ・シチュ・雰囲気・音楽など様々な要素を効果的に使って大きな癒しを与えてくれます。
ストーリーに技術を染み込ませた高度な催眠
催眠はおよそ41分間。
最初の「リラックス運動」パートは催眠により入りやすい環境づくりを目的に
立ち上がって肩幅くらいに足を開き、およそ10分間に渡って手を自由にブラブラさせます。
F・A・Sさんの作品を聴いたことのある人にとってはお馴染みの運動ですね。

「腕を揺らすごとに体がリラックスしていって 催眠に入る準備が整っていきます」
「音を聴いているとどうなるんでしたっけ? そう 心が変化していくんでしたよね」

バックで流れるゆったりした幻想的な旋律の音楽を聴きながら運動してると
肩のあたりを中心に体がぽかぽか、だらーんとしてきます。
また彼女も適度に言葉をかけてリラックスを応援します。
予備催眠も兼ねてるパートですから催眠に入りにくい人には特に効果があると思います。

次に始まる本編パートでは二人が待ち合わせてバスに乗り込み移動する様子や
ホテルの近くにある誰もいない海辺で体を寄せ合い、夕日をのんびり眺める様子が描かれています。
これだけを聞くと催眠と全然関係ないように思えるかもしれません。
しかし実際はエッチが始まるまでに十分な深さの催眠状態に入れるようしっかり誘導してくれます。

「バスに乗ったら すぐ寝れるように リラックスできる方法教えてあげる」
例えば集合場所から待合室へ移動しバスを待ってるシーンでは
初めての旅行に緊張してまったく眠れなかった彼を気遣い
彼女がカウントを数えながら全身に力を入れたり脱力する運動をさせます。

リラックス運動をした後に行うと手や腕にうまく力が入らないのではないでしょうか。
ストーリーを進めながら様々な技術を駆使するテーマ性の強い催眠が楽しめます。

「ドアが閉まって バスが走り出すと 心地いい振動が体に伝わってきて 君の体も一緒に ゆらゆらと気持ちよく揺れる」
その要素が特に強いのがバスに乗り込んだ後のシーン。
バスが走る際に生まれる小刻みな振動、シートの心地よさ、窓の外から降り注ぐ暖かな日差しなど
現実世界でもごく普通に体験する感覚に暗示を交えてリラックスをさらに強化します。

バスに普段乗らない人でも電車に揺られてると妙に心地よく感じた経験はないでしょうか?
人間の脳は単調な刺激を受け続けると催眠にあっさり入ってしまいます。
そういった感覚を上手に喚起しながら暗示を丁寧に入れてくれます。

「周りの人たちの気配もどんどん遠ざかって 深い深い 眠りの世界に落ちていく」
このシーンの終盤に彼女が眠くなる暗示をストレートに入れてくるのが面白いですね。
サークルさんが本作品のコンセプトを「気持ちよく眠る」に設定されてるからだと思います。
仕事などで疲れてる時に聴くとそのまま眠ってしまうかもしれません。
催眠音声にありがちな「寝落ち」を意図的に誘発するところも大きな特徴です。

本編パート開始からおよそ16分後、バスを降りた彼女はシーズンオフの海岸へと移動し
沈んでいく太陽を眺めながらその様子や自分の気持ちを素直に語ります。

「引いた波って どこに行くのかな? 私たちがいるこの場所から離れて どんどん深い海に潜って 深い深い 海の底に沈んでいくのかな?」
「心が安心感で満たされると同時に 全身を気持ちよさが満たしていく気がする」

ここからはバックで波の音が控えめな音量で流れ始め、音楽と相まって癒しのパワーがさらに増します。
彼女の会話は波が打ち寄せたり太陽が沈んでいく様子など自然に関するものが多く
それらの中に「深い」「沈む」「すーっと」「ゆらゆら」といった深化を促す暗示を散りばめて入れます。
そしてある程度深化できたところで心温まる言葉を投げかけて幸福感を膨らませます。

おそらく彼女のセリフは普通の会話にしか聞こえないと思います。
でも後になるほど眠気や意識のぼやけが強くなるの感じます。
彼女が体を近づけてイチャイチャするシーンもあったりと、自然さを大事にしながら上手に深化させます。

二人がバスで旅行先に移動し海で佇む様子に技術を組み込んだレベルの高い催眠です。
彼女と一緒に旅行してる気分をリアルに体験させることを目的に
リラックス運動、漸進的弛緩法、バスに乗るイメージや海辺の情景を使った深化など
作品のストーリーをできるだけ崩さない形でそれぞれを堅実に進めます。

催眠っぽさが徹底的にぼかされてるので催眠音声にはあまり感じないかもしれません。
ですが実際はシーンごとにスタイルを変えながらちゃんと深化できるように誘導してます。
全身がズーンと来る感覚よりも眠気のほうを強く感じるでしょうね。
現実世界で恋人と過ごしてる時に感じる満たされた気分が自然と湧いてきます。

「君といる時は いつも無意識でも集中してる 君もそうであってくれると嬉しいな」
個人的に最も印象的だったのが終盤に登場するこのセリフです。
作品を実際に聴いていただければ意味がわかると思いますが
彼女は聴き手が自分から催眠に入っていくための決め手としてこの言葉をかけます。
この柔らかなスタンスは癒し特化の作風や彼女のキャラにぴったりマッチしています。
心と体をたっぷり温めてくれるエッチ
エッチシーンは20分ほど。
プレイは体の愛撫、キス、SEX(騎乗位?)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ねぇ 一緒に気持ちよくなろう?」
様々な会話で主人公と心を深く通わせた彼女は
そのまま愛の言葉を何度も言いながら彼の体を優しく撫で始めます。

エッチは彼女が終始リードしてくれます。
前半は体よりも心を盛り上げることを強く意識したプレイ。
抱き合いながら彼女の温もりを言葉を使って伝えます。

「まるで 感情が湧き出てくるような 胸が熱くなって 締めつけられる気分」
二人は元々友達として長く付き合ってきた仲ですから
恋人になってまだ一ヶ月の段階では相手との距離感を掴みかねてます。
だから終盤のSEXを除けばプレイ自体はかなりマイルドです。
その代わり甘酸っぱい気分や好きな人に大事にされる充実感を強く味わわせてくれます。
「幸せイキ」を最終目的にしてるエッチですね。

右「君の笑う顔が好き」
左「考え込んでる真剣な顔が好き」

またここからはプレイの要所で彼女の声が左右に分裂し、双子のように畳み掛ける感じで話しかけてくるようになります。
時間だけを見ると催眠よりずっと短いのですが、この演出のおかげで密度は結構高いです。
「好き」「愛してる」といったセリフが特に多く、脳が蕩けるような感覚が味わえます。

対する後半はドライオーガズムへ向けて段階的に性感を高めます。
ゆっくりペースで比較的上品な音を適度に鳴らすキス、自分からおねだりし挿入までするSEXなど
年上っぽさを持たせながら後になるほど激しく責めます。

右「私たちの気持ちよさがひとつになっていくと」
左「もっと強烈な快感が体に湧き上がる」

中でも最後の絶頂シーンは左右の声のペースが一気に速くなり
カウントを何度も数えておよそ2分の間に5回連続の絶頂を目指します。
今までのプレイがソフトだったからこそ、この大きなギャップにこみ上げてくるものを強く感じます。
雰囲気作りがしっかりしてますから催眠にちゃんと入れていればドライは比較的しやすいと思います。

このように、絆を深めたうえで気持ちよくなるあまあまラブラブなエッチが繰り広げられています。
甘く癒される作品
催眠特有の心地よさと恋人に愛される感覚の両方を同時に味わえる充実した作品です。

つい最近付き合い始めてまだキスすらしたことのない男女が
二人きりで初めての旅行に出かけ、お互いの気持ちを確かめ合いながら深く結ばれます。

旅行風景をできるだけ自然に描きつつ深化させる催眠
初エッチの甘酸っぱい気分を味わわせながら心→体の順に盛り上げるエッチ。
作品全体に漂う穏やかな空気を損なわないようにそれぞれを丁寧に行います。

「これからも ずっと ずっとよろしくね」
そしてこれらを案内する彼女がとんでもなく優しいです。
主人公が眠そうなのを見ても嫌な顔ひとつせずに安眠を手伝ってあげる姿勢や
どこまで踏み込んでいいのかわからない彼の気持ちを察して自らエッチを持ちかけるあたりによく表れてます。
催眠、エッチいずれもリードがしっかりしており安心してすべてを委ねられます。

個人的にはどちらかというと催眠パートのほうが印象に残りました。
昨年のF・A・Sさんの作品に比べてあらゆる部分が格段にレベルアップしてます。
深呼吸や分割弛緩といったお馴染みの技術から完全に脱却し、テーマに合った自由な催眠を組み立てています。
そしてより多くの人が入れるように重要な部分ほど暗示を厚くして保険をかけてます。
オリジナリティがあり、手堅さもあるところが実に素晴らしいです。

エッチは体よりも心を満たすことを意識した責め方です。
絶頂形式がドライですから純粋なエロさは控えめでも十分に気持ちよくなれます。
射精しないおかげで幸せな気分を維持したまま聴き終えることができるのも魅力です。
事後はそのまま眠るルートと解除するルートが用意されてます。

絶頂回数は最大で5回(連続絶頂)。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声(吐息)ごく僅かです。

タイトル通りデートを擬似体験できる作品です。
心に潤いを求めてる人、このところ寝つきの悪い人には特におすすめします。

CV:歩サラさん
総時間 1:23:08

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 ふうり【ハイレゾ96khz同梱】

サークル「ネモン℃」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、東北弁を時々話す素朴な女の子が
偶然見かけた男性を宿へ案内し、癒しとエッチなサービスをします。

風が吹きぬける音、近くで流れる川の音、虫や鳥の鳴き声といった環境音に力を入れており
彼女たちが移動するのに従い聞こえ方や音の種類を変化させて臨場感を出しています。
様々な自然の音に包まれて
たまゆらの宿の紡ぎ手「ふうり」がご奉仕するお話。

「あ…起きた 眠い? まだ寝る?」
ふうりは素朴で穏やかな声の女の子。
疲れて小川の近くで寝ていた主人公に声をかけると
軽く自己紹介してからたまゆらの宿へと案内します。

本作品は今年2月から始まった「たまゆらの宿」シリーズの第四弾。
儚げで世話好きな彼女が行き倒れていた彼を宿へと招待し
会話や耳かき、さらにエッチなことをしながらのんびり過ごします。

過去作ではエロに多少力を入れてるものもありましたが
今回は彼女が初めてお世話する事情もあって12分程度と控えめです。
総時間が約70分ありますからあくまで非エロのサービスがメインと思ってください。

たまゆらの宿における一番の魅力と言えばバックで流れる環境音。
冒頭の二人が出会うシーンでは屋外らしい風の音や小川のせせらぎ
宿に入った後は鳥の鳴き声、といったようにシーンに応じて変化させながらリアルな音が鳴ります。


ふうりがどちらかと言えば物静かなキャラなのでセリフがそれらの邪魔をすることはなく
聴き進めていくうちに都会の喧騒から一時的に離れたような穏やかな気持ちになります。
屋外は近くでクリアに、屋内は遠くで控えめにと音量にも気を使ってるところが見事です。

「ふうりがいて お兄さんがいる 今はそれだけでいいどおもうで」
これらのお世話をするふうりは田舎育ちの純朴な女の子。
専門店よりは家庭に近いスタイルでサービスを行い、最中はお客ではなく友達に対するような口調で語りかけます。
そして気持ちが緩んだり高ぶった時には東北弁らしき方言が飛び出します。

具体的にどことは教えてくれませんが秋田弁あたりだと思います。
ずっと方言をしゃべるのではなく要所にちょこちょこ出てくる感じです。
サークルさんご自身も言われてるように、たまゆらの宿はお店ではありません。
だからこそ他人行儀に感じる態度は一切取らず対等に接します。

物語を彩る環境音とふうりの優しいキャラ。
今のような寒い季節にぴったりな温かみを感じる作品です。
音と息遣いが織り成すリアルなサービス
音声開始から4パート43分間は非エロのサービス。
一番最初の「宿までの道案内」パートは二人が出会ってから宿に着くまで
次の「外から帰ったら、手洗いとうがいが大事」は名前の通り手洗いとうがいをする様子を楽しみます。

「宿までの道案内」パートは作品の売りである効果音はもちろん、効果音の面でも優れたものを持ってます。
例えば宿に向かって歩くシーンでは二人の足音や歩調に明らかな違いがあり
到着後は石畳なのか足音が硬くしっかりしたものへと変化します。
さらに入り口の木戸や玄関を開ける音など、ありとあらゆる行為に専用の音が入ります。
聴き手を作品の世界に引き込むことを意識した演出が多いです。

「じゃあ お兄さんに抱きつきながら あったまるね」
対する手洗い&うがいパートはふうりとのやり取りを楽しみます。
専門店ではまずしないサービスですし、同じタオルで一緒に手を拭く様子にも家族っぽさがあります。
桶に入った水に手を入れてごしごしする音やうがいの音もきちんと入っていてリアルです。

非エロでメインのサービスは三番目のパートに登場する耳かき(約23分)。
膝枕の状態で少し寛いでから左耳→右耳の順に耳かき棒で汚れを取り、綿棒と息吹きで仕上げます。
息吹きは両耳とも1回ずつと少な目です。

耳かき棒は「がりがり じじっ」細くやや尖った音、綿棒は「さらさら すすっ」と滑らかな音が使われており
前者は耳の手前と奥を往復したり耳の壁を満遍なくなぞるような動きを
綿棒は穴の入り口付近を軽くお手入れするように素早く動きます。

両方とも音質は比較的良いのですが、効果音の音量が声よりも小さくてやや臨場感に欠けます。
動きについても全体的に音の途切れが少なく、奥と手前を往復させる場合の力加減が同じだったりと
耳垢を取る行為として見るには色々と物足りなく感じます。
私には耳の中をマッサージしてるように聞こえました。

「ふうりが生まれたところはね もっともっと寒かったの」
最中のふうりは自分が生まれ育った土地のことや、たまゆらの宿に来たいきさつをゆっくり語ります。
これまでに登場した三人の紡ぎ手の話題も出ますから、過去作を聴いてる人のほうが多少は楽しめます。
会話よりも効果音と息遣いだけが流れる時間の方が多く静かな印象を受けます。
密着感のある熱っぽいご奉仕
本作品唯一のエッチシーンは12分間。
プレイは手コキ、耳舐めです。
手コキの際に滑らかな摩擦音が鳴ります。

「ほら わかる? 背中に当ててる ふうりの胸」
耳かきを終えて寛いでる主人公にお茶を出して一緒に飲むと
ふうりはそのまま彼の背中に抱きつき、柔らかなおっぱいを押しつけながらおちんちんを優しくしごき始めます。

エッチは彼女にお世話される形で行います。
見ての通りごくごく短い時間なので余計な前置きは一切挟まず
前半は手コキ、後半は耳舐め手コキと密度を高めながら責め続けます。

「あっ あづっ なんだがどぐんどぐんしてる」
「これって すぐ終わるの? まだ? …そっか じゃあ別の刺激も欲しいよね?」

彼女はおそらく男性とまだエッチしたことがないのでしょう。
おちんちんの逞しい姿や熱さ・硬さにちょっぴり戸惑う様子を見せ、射精しそうかどうなのかを確認しつつリードします。
彼女の特性を反映するかのように責めるペースも全体的に緩いです。

これだけだと物足りなく感じるかもしれません。
しかし彼女は責めの弱さを補うように息遣いやちゅぱ音だけをできるだけ多く鳴らします。
拙いなりにも頑張る彼女の様子を音声で表現した密着感のあるエッチですね。
終盤に差し掛かるとちゃんとペースを上げてくれますし、プレイとして一応の形にはなってます。

このように、彼女のキャラを崩さないレベルで乱れさせる健気なエッチが繰り広げられています。
雰囲気重視の作品
たまゆらの宿にいる感覚に浸らせてくれる音が魅力の作品です。

現実世界に疲れを感じてる主人公が少しでも癒しと安らぎを得られるように
素朴な佇まいの紡ぎ手が最初から最後まで心のこもったご奉仕をします。
店員よりも友達に近いスタンスで交わされる会話の数々、家庭らしさを持たせたサービス。
サークルさんが掲げられてる「専門店じゃない」部分を感じさせる要素がいくつもあります。

そして二人を包み込む効果音や環境音が最も耳を惹きます。
宿に入ってからは控えめになるものの、全編で必ず何らかの環境音が流れ続けますし
耳かき以外の細かな動作にも音を入れて臨場感を出しています。

耳かき音声は数多く存在しますが、環境音の入った作品はまだまだ少ないです。
人間の本能に根ざした音こそが本作品最大の癒し要素だと思います。

「お兄さんも 今だけは 忘れよう 辛いことも 悲しいことも 嫌なこと全部全部」
ふうりについては田舎の女の子らしさを出したかったのか控えめなキャラに映ります。
せっかく方言をしゃべれるのにほとんどが標準語ですし、音に比べると存在感が薄いかなぁと。
東北弁をしゃべる音声作品は本当に少ないのでもっと聴かせて欲しかったです。

エッチは臨場感で頑張ってるもののやはりエロのパワーは弱いです。
続編を匂わせるセリフが終盤にありましたから今後盛り返すのかもしれません。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音と喘ぎ声(吐息)そこそこ、淫語とくちゅ音ごく僅かです。

しっとりした雰囲気が魅力の癒し系作品です。
環境音が流れる作品を好む人におすすめします。

CV:歩サラさん
総時間 1:09:21

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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