サークル「欲望の塔」さんの同人音声作品。
今回紹介する作品は、愛らしい容姿を持つ上品な淫魔が
出合った勇者と濃密なエッチをしながら彼のすべてを少しずつ奪っていきます。
彼女のトレードマークとも言える敬語を使った上品な言葉責めと
それとは正反対のハードかつ無慈悲な責めが生み出す大きなギャップが魅力です。
悪魔と交わすエッチな取引
「…もしかして、あなたが新しく派遣されてきた勇者様ですか?」
フランは明るくてお淑やかな声の女の子。
男性がまったいない村にやって来た勇者に声をかけると
突然の彼の攻撃をあっさり回避し、反撃を食らわせ実力の差を見せつけてあげます。
本作品は男性のエネルギーを日々吸い取ってる彼女が
巧みな話術や性的快感を使って彼の心を解きほぐし、最終的には命を奪う様子が描かれています。
「いい叫び声ですね。痛いですか? 私にはわかりませんけど」
淫魔(サキュバス)が男性とエッチするシチュは音声作品では既にお馴染みになってますが
フランはエッチだけが得意な彼女たちとは違って元々十分な力を持っており
冒頭では勇者であるはずの彼の攻撃をまったく寄せつけず逆に圧倒します。
その上で淑女らしい上品な言葉使いでとある契約を持ちかけます。
体験版を聴いてみると彼女に対して可憐な印象を受けるでしょうね。
エッチに入ってもキャラを崩さず様々な手を使って彼を屈服させようとします。
「変態」などを言ってくるシーンも一部ありますが、敬語で羞恥や敗北感を与えることのほうがずっと多いです。
じゃあプレイの方も上品かと言われるとそうではありません。
男を喜ばせることに特化した魅力的な体をほぼ全部使って彼を何度も何度も射精に追い込みます。
時間に対するプレイのバリエーションが多く、最中は足コキや尻尾コキといったM向けのプレイをよく行います。
敬語との落差を強く意識したプレイと言うのが相応しいです。
音が鳴るプレイには効果音がちゃんと用意されてますし、仮想的なプレイも比較的イメージしやすいです。
個々のプレイ時間が短いのが気になるものの
彼女に徐々に追い詰められ、大事なものを捧げてしまう展開にはゾクゾクするものを感じます。
全体的に責めのペースやパワーを上げて弱点をカバーしてもいます。
心と体をバランスよく責めるエッチ
プレイはキス、足コキ、手コキ、乳首責め、尻尾コキ、SEX(正常位、騎乗位)です。
足コキ、手コキ、乳首責め、尻尾コキ、SEX、射精の際に効果音が鳴ります。
「これでしばらく動けないでしょう。たっぷりと可愛がってさしあげますわ」
強烈な反撃を受けて身動きが取れない勇者に近づくと
フランは彼と唇を重ねまずは心を開かせようとします。
エッチは終始彼女が責め続けます。
前半の3パート16分間は抵抗する彼を鎮めるシーン。
甘いけどパワフルなちゅぱ音を鳴らすキス、足コキ、手コキ、尻尾コキをしながら
プレイの様子を実況したり軽い言葉責めをして射精したくなる気分へと導きます。
「ゆっくり指先をはわせるだけでこんなに震えてる… もうすぐあなたの弱点が丸裸にされちゃいますね?」
「クスッ、左側が弱いんだ… こんなところを責められて感じてるのですね… 恥ずかしい…」
言葉責めはこちらの気持ちや弱い部分を見透かし弄ぶ感じのセリフを投げかけてくれます。
エッチに乗り気でない相手を従順にさせるには喜ばせるのが一番です。
射精シーンが一切ないのも淫魔の体の魅力を伝えつつもどかしい思いをさせたかったからでしょう。
男を知り尽くしている女性らしい巧妙な駆け引きがプレイの中に垣間見えます。
「気持ちいい? …被せちゃいますね? そっと優しく…トロトロの粘液で包み込んであげるぅ♪」
淫魔ならではのプレイと言えばやはり尻尾コキでしょう。
媚薬ですっかり濡れたオナホのような形状のものでおちんちんを優しく飲み込みます。
最中に鳴る激しい効果音もプレイに臨場感を与えています。
対する後半はいよいよ彼の精気を搾り取るシーン。
最初は正常位、少し経つと騎乗位で繋がりフランが激しく腰を打ちつけます。
「今からキスしてあげますから… すっかり快楽漬けにされてヒクついているペニスを、子宮口でピッタリと塞いでの吸引」
中でもチャプター5「陶酔~淫肉抱擁」に登場する子宮口でのキスは強烈。
人間の女性なら弱点にあたる部位すら武器にして彼の心と体をドロドロに溶かします。
その証拠にこれを行った直後に彼は最初の射精を迎え、以降立て続けに精液を吐き出し続けます。
「あら? 悔しそうですね? でも、もう手遅れ…ふふっ、あはははははは!」
後半に入ると彼女がこちらを嘲笑うシーンが増えるのポイントです。
単に性的快感を与え精液を奪うのではなく「彼女に負けた」ことを強く思い知らせます。
彼女の黒い部分を多少出して普段の上品なキャラとのギャップを持たせています。
このように、フランの特徴を前面に押し出したハードなエッチが繰り広げられています。
ちょっぴりブラックなボイスドラマ
フランは村を訪れた勇者が自分にすべてを捧げたい気持ちになるように
全編を通じて上品な態度で彼に接し、喜ばせることを見据えた責めを繰り出します。
そして心と体の両方が淫魔の快楽に負けたと判断した後に方針を切り替え
今度は調教に近いハードなSEXで精根尽き果てるまで搾り取ります。
彼女は確かに序盤のシーンでタイトルにもなっている「交換条件」を提示します。
しかしそれが成立しにくいことも重々承知しており、直後から彼を誘惑する様々な手を打ち始めます。
そして最終的には交換条件をきちんと成立させています。
この展開やそれに至るまでの個々の過程を聴き手が勇者になりきって楽しめるように進めてます。
性的快感を餌に追い詰められていくちょっぴりスリリングな感覚が味わえるでしょう。
命を奪われるといっても痛い・苦しいシーンは一切なく快楽堕ちの延長として描かれています。
ですから一定以上のM性を持ってる人なら誰でも楽しめると思います。
エッチはもう少しプレイの切り替えを減らしたほうが抜きやすいかなぁと。
切り替わるたびに説明する必要が発生し、その結果純粋なプレイ時間がやや短くなってます。
彼女にすべてを吸い尽くされるストーリーが一番の抜き要素です。
絶頂シーンは主人公が4回+α(連続射精なので測定不可)、フラン1回。
くちゅ音そこそこ、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。
あまり見かけないタイプのサキュバスがとことん搾精してくれる作品です。
女性に負かされることに興奮を覚える人におすすめします。
CV:秋山はるるさん
総時間 44:17
オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点
体験版はこちらにあります