サークル「キャンドルマン」さんの催眠動画作品。
開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第85回目は穏やかな声とドSな性格を合わせ持つお姉さんが
重厚な催眠とゲーム感覚のエッチで心地よさと無様な射精を味わわせます。
全編に渡り動画形式でリードするのが最大の特徴で
聴き手に彼女の目を見つめさせながら暗示を入れて催眠状態を深めたり
エッチは見られる快感や負ける快感を増幅させるM向けのプレイで満足させます。
催眠がものすごく入念ですから催眠音声初心者が感覚を掴むのにも向いてます。
視聴する前にティッシュをご用意ください。
瞳と言葉に操られて
「こんにちは お兄さん これが何なのか わかったうえで観てるんだよね?」
お姉さんは明るくて可愛い声の女性。
主人公に動画を観る準備ができてるか確認すると
右か左どちらか片方の目をじっと見るように言います。
本作品は女性に負けたり屈服する快感を味わいながら射精することを目的に
彼女がおよそ100分に渡って催眠をかけたりセルフ系のエッチをします。
多くのシーンで目を開けたまま視聴するスタイルになっており
さらに彼女が紙芝居のように表情や姿勢を変えて実際に責められてる雰囲気を作ります。
紫色の瞳を凝視させながら暗示を入れる、エッチは見られてることを意識させて興奮を煽るなど
一般的な催眠音声よりも視覚や視線を積極的に使う独特なアプローチがされてます。
私の知る限り本作品が日本で最初の有料同人催眠アニメです。
しかし品質は非常に高く、脳がとろけるような感覚を味わいながら射精できます。
エッチについては合計4つのゲームを用意し
ひとつずつこなすことで射精へ徐々に追い込みます。
純粋なエロさよりも暗示や話術に力を入れたプレイをしますから
女性に弄ばれるシチュが好きな人ほど楽しめます。
ひとつずつ丁寧に進める催眠
目を開けて彼女の瞳を眺めながらその声に耳を傾けます。
「君は今 私の前に座っている まだ手がどこに置いてあるかもわかるかもしれない だけど瞳をじーっと見ていると 瞬きがだんだんと増えてくる」
ぼんやりした声でゆっくり語り掛けながら
色んな手段で瞼が重くなる感覚を伝えてリラックスと眠気を誘います。
ストレートにそう言うこともあれば、学校で勉強してる時に湧いてくる眠気に例えることもあります。
実力のあるサークルさんなだけあって、仮に映像がなかったとしてもがっつり入れる品質を持ってます。
お次はカウントを数えながら脱力させたり
半覚醒状態と催眠状態を往復させて徐々に深いところへ誘導します。
本作品の催眠はカウントを数える前の暗示がものすごく重厚になってまして
数分単位で暗示を入れてからカウントを数えることで少しずつ確実に沈む感覚を与えます。
「すーっと落ちていく すーっと下りていく とーっても気持ちいい 不思議な感覚」
やってることはシンプルなんですけど、1回1回に通常よりも遥かに多い時間を手間をかけてるおかげで
後になるほど意識のぼやけや心地よさがどんどん強くなります。
目を閉じるのと開くのを交互にやりますから
瞼がなかなか開かないとか、全身がだるいといった体の変化も実感できます。
また目を閉じさせる時は「落ちる」「下りる」といった深化の暗示を入れるのに対し
開ける時は感度が上がる、興奮するなどエッチな気分が高まるアプローチをかけます。
これは目を開けたままエッチシーンを視聴するからでしょうね。
閉じてる時に比べて催眠が解けやすいので、開けてることがプラスに働く工夫がされてます。
映像と技術を組み合わせて落とす非常に手厚い催眠です。
聴き手が目を開けたままでもしっかり催眠状態を維持できるようにすることを目的に
凝視法から入ってカウントを交えた脱力、カウントによる揺さぶりと古典催眠の技術をベースに進めます。
そして彼女の瞳を見つめる指示を出したり、映像を観る時と観ない時を交互に用意して
彼女に催眠をかけられてる気分や没入感を高めます。
サークルさんがエッチの最中に催眠が解けることを危惧されたのか
普段よりも暗示の量をさらに増やして相当深いところまで入れるように作られてます。
私が聴いた時も暗示があまりに厚くて頭が軽くくらくらする感覚がしました。
暗示の表現やアプローチの内容も優れてますし、催眠音声初心者でも催眠の感覚を実感しやすいと思います。
徐々に負けへ追い込むエッチ
プレイは玉揉み、オナニーです。
エッチな効果音はありません。
セルフは有りです。
「ほーら 腰上げて? ズボンとパンツ 両方一気にずり下げる準備をするの」
長めの催眠をかけて主人公の心身を骨抜きにしたお姉さんは
ズボンとパンツを脱ぐ指示を出し、すっかり勃起したおちんちんを見て思わず笑います。
エッチは彼女が用意した4つのゲームに挑戦します。
最初の23分間は彼女に操られてる気分を与えながら軽くオナニーするシーン。
「握っちゃダメゲーム」はおちんちんを握らなければ勝ち
「センズリ猿ゲーム」は握ったまましごかなければ勝ちと異なるルールを定め
10カウント数え終わるまで彼は我慢し、彼女は誘惑する様子を楽しみます。
ちなみにここから先は射精するまでずっと目を開けたまま視聴します。
「舐め溶かすように指が絡みついて 内側にあるかたーい意識が やわらかーく くにゃくにゃとろとろに溶かされていく」
どちらも簡単に勝てるように見えますが
彼女はそれを理解したうえで彼を負けさせようと色んな罠を仕掛けます。
最初のゲームは手が勝手に動く暗示を入れておちんちんへ近づけますし
次も彼の感度が上がってる状況を利用し効果的な話術で自爆を誘います。
話術はたぶん皆さんが聴いたらあまり催眠とは関係ないように思えるはずです。
しかしこれらの中にもちゃんと催眠にあたる要素が込められてます。
相手にどう働きかけたら受け入れやすく感じるかが考えられてて見事です。
続く12分間はお待ちかねの敗北射精を味わいます。
具体的な内容は伏せますがどちらも先ほどと同じくカウントを数え
彼が自分の意志で射精を選ぶよう巧みにリードします。
押しつけがましく感じるところはまったくないので、射精しても嫌な気分はしないはずです。
Mな人ならむしろ彼女の手のひらで踊るシチュを喜ぶのではないでしょうか。
そもそも負けを楽しむ作品ですから、無理に我慢せず気持ちよく堕ちていくのが良いでしょう。
このように、色んなゲームをやりながら射精へ持っていくM向けのエッチが繰り広げられてます。
優しく負かしてくれる作品
お姉さんは主人公に気持ちいい負け射精をプレゼントしようと
総時間の半分以上に渡る催眠で目を開けたままでも大丈夫な状況を作ります。
そしてエッチはゲーム形式でどれも彼が勝てそうなルールを設定し
体が動いたり気持ちよくなる暗示を入れる、話術で心を揺さぶるといった頭脳プレイで上手に負かします。
穏やかでSっ気もあるお姉さんが映像形式のサービスでMの欲求を満たすシチュ
聴き手が目を開けてる状況を利用してかける独特で重厚な催眠
ゲームを楽しみながら純粋な快感と負ける快感を膨らませるオナニー主体のエッチ。
形式、催眠、エッチに面白い要素を持たせたうえできちんと整合するように作られてます。
中でも催眠は映像を使うところが変わってますし
技術面もそれを想定した内容になってて素晴らしいです。
レビューの序盤で書いたように、本作品は催眠アニメの第一歩にあたります。
それでもここまでしっかりしたものを作られてるところに大手の底力を感じました。
催眠がものすごく入念ですから寝落ちする人も出てくるでしょうね。
でもエッチが目を開けたまま視聴することを考えれば
これくらい保険をかけておいても別におかしくないと思います。
プレイをオナニーに絞ったのもやりやすさを重視したのではないかなと。
射精シーンは1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。
以上を踏まえて前回と同じ点数にさせていただきました。
CV:桃華れんさん
総時間 2:02:32(本編…1:43:01 解除パート…19:31)
オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点
体験版はこちらにあります
追記
2022年2月14日まで50%OFFの825円で販売されてます。