弟大好きなおねえちゃんのこたつであまあま耳かき♪

サークル「杏仁まくら」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、弟のことを溺愛してるお姉ちゃんが
コタツに入って雑談しながら彼の耳をお掃除します。

会話と音のバランスをほぼ半々に設定したあまあまな耳かきが行われており
買ってきたみかんを食べさせてあげたり、やや踏み込んだ会話で仲の良さを出しつつ
耳かき中は「かり かり」などのセリフと同じタイミングで効果音を鳴らします。
寒い日はあったかいお姉ちゃんと
姉の天音が耳かきするお話。

「ただいまー あー寒かったー」
天音は明るくて瑞々しい声のお姉さん。
とある冬の日、仕事から帰宅してすぐさまコタツに入り込むと
その途中で買ってきたみかんを取り出し皮を剥いてあげます。

本作品は彼のことを実の弟以上に意識してるブラコン気味な彼女が
20分程度に渡って雑談したり耳のお掃除をします。
サークルさんの音声第一作目ということでストーリーや細かな設定は入れず
彼女の魅力をストレートに引き出しながら比較的リアルな音を鳴らします。

「こうして隣でくっついていると なんだか落ち着くのよねー」
彼女は世話好きで人懐っこい女性。
コタツに入る際にわざわざ彼の右隣に陣取り
剥いたみかんを「あーん」と言って食べさせたり逆にそうしてもらおうとします。
そして耳かきに入ると熱心に手を動かしながらちょっぴり踏み込んだ話題を振ります。

全年齢向けなので露骨な描写は入ってませんが
少なくとも彼女は彼のことを異性としてある程度意識してるのが窺えます。
単に耳かきするだけだと甘さがあまり出せないからこうしたのかもしれません。
キャラと効果音の存在感を同じくらいに保って作品を組み立ててます。
音の違いを楽しむ耳かき
耳かきはおよそ14分間。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に綿棒のみを使って汚れを取り
仕上げに弱めの風圧で3回程度息を吹きかけます。

綿棒は「ぞすっ」という面積広めの乾いた音が使われており
耳の壁をなぞるようにゆっくり動かします。
動きが綿棒よりも耳かき棒に近い気もしますが音の質感は良いです。

穴の奥を掃除する際に音が低く鈍いものに変化するのが印象的でした。
手前以上にデリケートな部位なので動きも一段階緩やかになります。
また音を鳴らすのに合わせて「かり かり」と細かく実況しイメージしやすくしています。

「そっか… いないんだ」
最中の会話はお互いの恋愛事情や明日のことなどやや突っ込んだ話題が中心。
主人公に恋人がいないことを知って安心した表情を見せるなど
肉親以上の感情を抱いてるのがなんとなくわかります。
自分が恋人になりたいというよりは、彼を独り占めできる今の状況を維持したいのかもしれません。

このように、お姉ちゃんの心情を交えたシンプルな耳かきが繰り広げられてます。
バランスの良い作品
キャラと音の両方に光を当ててる耳かき作品です。

天音は実の弟以上に溺愛してる主人公と楽しい夜を過ごそうと
一緒のコタツに入ってみかんを食べたりコンパクトな耳かきをします。
そして最中の会話を独特なものにして彼女の内面もほんのり描きます。

明るくて人懐っこいお姉ちゃんが耳かきするあまあまなシチュ
擬声語を言いながら状況に合った音を鳴らす耳かき、弟を大事に思う気持ちがこもった会話の数々。
作品が持つ長所をそのまま活用した物語に仕上がってます。

「じゃあ はいっ そのままお姉ちゃんの膝に頭乗っけて?」
特に彼女はウザさを感じないレベルで積極的なスキンシップを取ります。
彼女にとって冷えた心と体を温めるには彼との触れ合いが一番なのでしょう。
耳かき自体はしっかりやってますからお姉ちゃんらしさはちゃんと残ってます。

寒い季節にピッタリなほんわかした作品です。

CV:月野きいろさん
総時間 20:45

視聴はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=DLHfOmZZoLA