同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:月宮怜

   ● ちちのひ2015
   ● おかえりなさいませ。~事務的メイドの割り切りご奉仕~
   ● うざあね4 全力でうざい姉が耳かきやシャンプーを強いてくるMP3
   ● かまいたがり彼女のちょいうざ耳かき
   ● えっちな お姉ちゃんが はじめてのおなにーを やさしく教えてくれるmp3
   ● 先輩彼女のぴゅああま耳かき
   ● 迷いの森とロリ狐姫さま
   ● ちちのひ2014
   ● ヒーリングサロンかすみ ~ヘッドスパ編~
   ● 勇者堕落 ~淫魔の甘い罠~


サークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんの無料の催眠音声作品。

「父(乳)の日」にちなんで2011年からこの時期に毎年公開されている「ちちのひ」シリーズ。
その第5弾にあたる本作品は、穏やかなお姉さんが催眠とエッチで幸せなひと時を提供します。

催眠・エッチいずれも無料とは思えないほどの高いクオリティを持っており
彼女は様々な暗示で心に幸せな気分を湧き上がらせながら
乳首の感度を上昇させることで乳首オナニーの素晴らしさを教えてくれます。

本作品はプレイの最中で紐を体に巻きつける指示が出ます。
簡単なものでも構いませんのでできればご用意ください。
おっぱいをいじって幸せな気分になろう
お姉さんに催眠をかけてもらってから乳首オナニーを楽しむお話。

「お久しぶり 今日はあなたと気持ちいいこと と~っても気持ちいいこと しましょうね」
お姉さんは甘く穏やかな声の女性。
乳の日にちなんで主人公におっぱいに関するお話をすると
より気持ちいいプレイを楽しむために深い催眠状態へと導き始めます。

本作品はタイトルの通りおっぱいに焦点を当てた内容となっており
催眠誘導後に行うエッチは乳首オナニー一本に絞られています。
すくりぷさんは元々他の作品でも乳首オナニーを取り入れられていたサークルさんなのですが
ここまで乳首に寄った作りをしているのは「ちちのひ」シリーズくらいです。

同人・催眠の両方で乳首開発をテーマにした作品があるように
男性の乳首はいじり続けることで徐々に感度が増していきます。
そういう意味では開発している人の方が楽しみやすいわけですが
本作品ではプレイをしながら暗示を使って乳首の感度を何度も何度も上げてくれますので
むしろ未開発の人の方が快感の変化がより実感しやすい、といったところもあります。
乳首開発に挑戦する第一歩としても割とお薦めできる作品です。

催眠はおよそ17分間。
仰向けに寝転がり目を瞑った状態で、まずは彼女の声を聞きながら体の力を抜いていきます。

「腕と肩を だら~んとすることで とても心が落ち着いてきていますよ」
乳首をいじりながら幸せになることを作品のテーマにしているだけあって
最中のお姉さんの声は常に穏やか。
言葉を区切りながらゆっくりと投げかけられるセリフも柔らかい表現で統一されており
押さえつけられる感じがしない分、なんとなく受け入れやすさがあります。

「私の声がすーっと体の中に染み込む どんどん 染み込む 暖かく包み込まれているような 穏やかで 安心できる」
また彼女は催眠やエッチを進めながらしきりに自分の声に集中するよう呼びかけ
それと同時に暗示を使って声に対して良い印象を抱いてもらえるよう働きかけます。

催眠状態は何か一つのことに集中している状態ですから
それを聴き手に堅苦しさを感じさせない形で伝えているわけです。
といっても音声作品の性質上、聴いていれば自然と集中していくものですし
無理に集中しようとかは考えずに耳を傾けていれば大丈夫です。

「すーっと体が沈んでいくような感覚 意識がすーっと深いところに堕ちていく」
お次は最初の深化として彼女のカウントを聞きながら意識を沈めていきます。
多くの作品にあるような1回ビシッと数えるタイプではなく
短めのカウントを何度も数え、その合間に暗示を入れることで徐々に深めていきます。

すくりぷさんは一時期カウントを一切使わずに催眠を組み立てられていたこともありますし
こういうスタイルでの深化はちょっと珍しいです。
0のタイミングで意識がフッと消える感じがするかもしれません。
このあたりから彼女の言う「幸せな感覚」が心と体に少しずつ広がっていきます。

「さあ 用意していた聖なる紐を 体につけましょう」
「あなたは体を動かしていても 私の声が聴こえると この深い催眠状態を保ったままでいられます」

そして最後は先ほど用意した紐を下乳にくくりつけてから改めて深い催眠へと入っていきます。
ここでも彼女は声を聴くと気持ちいい、幸せになるといった暗示を入れてきます。
催眠状態に漂うことの気持ちよさと声に対する気持ちよさ。
この2つの感覚が合わさって頭の中がぽわぽわするような心地よさを感じました。

技術を駆使して催眠を深めながら声に対するイメージを植えつけるハイレベルな催眠です。
この先のエッチに没頭できる環境を構築することをテーマに
お姉さんは序盤から声に集中し、安らぎや幸せを感じてもらえるよう何度も呼びかけます。

いきなりそう感じてもらうのではなく感覚を徐々にシフトさせながら進めてくれますから
最初は単なる音と認識していた彼女の声に対し
後になるほど「妙に落ち着く」とか違った感覚を抱く人も普通にいるでしょうね。
聴き手をそう思わせるための暗示の表現方法や入れ方が卓越しています。

元々の時間がやや短いため、ここだけで十分な深さにまで入れないかもしれません。
ですがすくりぷさんはエッチをしながら催眠をさらに深める独特のプレイを行うサークルさんです。
本作でもその例に漏れず、プレイが進むほど頭の中がドロドロになるような感覚が強くなります。

まとめると個性があって的確さもある優れた催眠です。
乳首をいじりながらさらに深い催眠の世界へ
エッチシーンは26分ほど。
プレイは乳首オナニーのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りですが射精はしません。

「おっぱいで気持ちよくなりましょうね」
催眠を使って主人公の心を幸せな気分で満たしたお姉さんは
乳首をいじらせながら更なる暗示で心と体を気持ちよくします。

エッチは彼女の声に従いながら自分の乳首を指でいじります。
催眠音声では運動操作の暗示を入れてオナニーそのものを制御する作品もあるのですが
本作品の場合は彼女が乳首の大まかないじり方を指示した後
乳首の感度を高める暗示を断続的に入れてイキやすい環境を整えます。
かなり入念に入れているところを見ると、サークルさんが未開発者でも楽しめる設定にされているようです。

「乳首をこねる指がくるり くるりと回るたび あなたの頭の中も一緒にくるり くるりと回り始めます まるで指で 頭の中をこねこね してるみたい」
そして前項で触れたプレイと並行して行う深化も大きなポイント。
彼女は乳首をいじる軌道や快感を起点にしながら
それを味わうほど更に催眠が深まると暗示を入れていきます。

そもそもある程度の催眠に入っていれば声に対する抵抗心が著しく低下していますし
表現もプレイと絡めているのでとても受け入れやすくなっています。
これによって催眠オナニーにとって重要な「催眠状態を維持しながらプレイする」ことが容易になり
声によって感覚を操作される不思議な体験が味わいやすくなっています。
ニッチなテーマを扱っている作品ですが進め方はかなり大衆向けです。

「紐を両手でゆっくりと持ち上げて おっぱいの表面をなぞるように」
「自分がえっちであることは恥ずかしいことじゃないの むしろ しあわせなこと しあわせを求める為にえっちになるのは当たり前だよね」

プレイが始まってから10分くらい経つと、今度は指ではなく例の紐で乳首をいじるよう言われます。
私は開発済みなので体が軽く跳ねるくらいの気持ちいい電流が走りました。
そしてお姉さんは乳首だけで感じているこちらを見下すことなく受け入れてくれます。
この甘やかしっぷりも幸せな気分でエッチを楽しむのには必要不可欠な要素です。

フィニッシュは彼女が出すトリガーに合わせて連続絶頂をします。
語気が弱めなのでドライの快感はやや小さくなるかもしれません。
私の場合は全身が小刻みに震える感じだったのですが
精神的な充足感がとても大きかったおかげで十分に満足できました。

このように、乳首だけに的を絞った奇抜なエッチが繰り広げられます。
心身が充実する作品
乳首特化による個性だけでなく、催眠音声としても非常にレベルの高い作品です。

「ちちのひ」の名に違わずエッチのすべてを乳首オナニーのみに絞り
いじり方に適度に変化をつけながら段階的に気持ち良さが増すようお姉さんは導きます。
乳首は意識していじらないとその気持ちよさに気づくのは難しいです。
だからこそ彼女はまず十分にいじる時間を用意し、その中で催眠音声らしく暗示を使って感覚を操作します。

未開発の人が一度聴いただけで目覚めることはさすがにないと思うのですが
「いじってみたら結構気持ちよくない?」と思う人もいるはずです。
そんな新しい扉を開くのに十分役立ってくれる作品です。
開発済みの人は言うまでもなくかなり楽しめます。
普段と同じいじり方でも得られる快感が段違いです。

そして乳首オナニーを存分に楽しめる環境作りに催眠の技術を活用しています。
進め方が全体的に丁寧で無理がなく、技術の運用方法も見事と言う他ありません。
乳首で得られる快感以上に脳の心地よさを強く感じるのではないでしょうか。
それはお姉さんの催眠がそれだけ優れていることを表しています。
なんだかんだで催眠重視の内容になっているところにもサークルさんらしさがあります。

「今日 今までの出来事は全く関係ないし 聴き終わってから明日の事も全く関係ないわ この今という時間を 心ゆくまで楽しんで」
個人的にはお姉さん役の月宮さんの演技が非常に印象的でした。
体調を崩されているのか、最近声のお仕事をあまりされていないらしいのですが
ブランクをまったく感じさせない安定した演技をされています。
あまあまな声質も作品のテーマとマッチしていて自然に幸せな気分にさせてくれます。

エッチは隅から隅まで乳首オナニーな潔い構成です。
オナサポとしての色は薄いのであまり堅苦しさを感じずに楽しめるでしょう。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

過去の4作にまったく引けを取らない素晴らしい作品です。
興味を持った方は無料ですので是非ともお試しください。

CV:月宮怜さん
総時間 54:59

すくりぷてっどこねくしょん
http://107baknyuata.blog.2nt.com/blog-entry-187.html

おかえりなさいませ。~事務的メイドの割り切りご奉仕~

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、エッチなサービスをしてくれるお店を舞台に
一風変わったメイドが主にオナホを使って射精へ導きます。

「事務的メイド」とあるように彼女は常に淡々とした口調で語り掛けてくる
言わばエッチな雰囲気とはかけ離れたキャラをしています。
そんな女性に一方的に責められ、痴態を至近距離から観察され続けるシチュが
心身両面に不思議な興奮をもたらしてくれるでしょう。



感情表現が苦手なメイドさん
「別邸ばにら」のメイド「スミレ」からエッチなサービスを受けるお話。

「お帰りなさいませ ご主人様」
スミレは淡々と話すややトーンの低い声のお姉さん。
お店にやってきた主人公をあまりメイドらしくない不愛想な表情で迎えます。

今回行うサービスは「目隠し状態での小型オナホによる亀頭責め」。
目隠しをした状態で彼女に密着されながら
「TENGA EGG」のような卵形のオナホを使って亀頭を重点的に責められます。
こちらの目が見えないのを逆手に取ったシーンも登場しますので
もしお持ちならアイマスクを装着して聴いたほうがより楽しめるでしょう。

「いえ 別段機嫌を損ねてはおりません ご主人様にお帰りいただきましたので 心より嬉しく思っております」
そして本作品の目玉はもちろんスミレのキャラです。
彼女はエッチなサービスとは正反対の無機質な声と口調でプレイを行います。
こちらのおちんちんを見ても眉ひとつ動かしませんし
興奮して喘ぎ声を上げてもドン引きせず淡々と責めてくれます。

「自分の感じている姿を隅から隅まで冷静に観察される」
露出願望など見られることに快感を感じる人には堪らないシチュと言えます。
属性的にはややMあたりが一番向いているでしょう。



リアルな効果音を使った巧みな責め
エッチシーンはおよそ20分間。
プレイは耳舐め、オナホコキ(亀頭責め)、手コキです。
オナホコキの際にリアルな効果音が流れます。

「まずは完全に勃起していただけるよう 私の舌で ご主人様のお耳にご奉仕させていただきます」
サービスの説明をしてから別室へ移り、主人公の衣服を脱がせたスミレは
オナホコキの準備として彼の耳を片方ずつ丹念に舐め始めます。

エッチはお店のサービスらしく彼女が終始責め続けます。
事務的なサービスと言うとこちらの気持ちを顧みずに射精へと追い込む作品もありますが
本作品は主人公が最高の射精を迎えられるようにと
スミレが様々な気遣いを見せながらプレイを進めています。

「私がお耳を舐めるたび おちんちんがお跳ねになってますよ 本当に敏感でらっしゃいますね」
例えば最初の耳舐めはちゅぱ音自体が結構ハードなものであるのに加えて
おっぱいを押し付けながら舐める合間に現在のこちらの様子を事細かに教えてくれます。

これは聴き手にプレイの様子をイメージしやすくするだけでなく
主人公が目隠しをされている状況を演出するいい材料にもなっています。
女性に大事なところをしっかり見られているシチュが心を高ぶらせてくれるでしょう。

体への責めももちろん忘れてはいけません。
メインのプレイであるオナホコキシーンでは
彼女の責めの様子をリアルな効果音を使ってエロく、わかりやすく伝えてくれます。

「お好きなだけ この射精しそうで射精できないマゾの快楽を お楽しみくださいませ」
一番最初は「ぐっぽぐっぽ ぎちゅ」という音をゆっくり鳴らして亀頭を撫でるように
しばらくするとより大きく、力強いストロークに変化して更なる刺激を与え
最後の方になるとよりペースを上げるなど
実際のオナホコキらしさを感じる変化に富んだ3段階の責めが繰り広げられます。

動かし方は小休止を挟みながらループさせる感じなのですが
音の質感は本物を使っていると思えるほどにリアルです。
効果音に定評のあるサークルさんの実力が発揮されているプレイですね。

一番最後に行うプレイはオナホコキ+手コキ。
執拗な亀頭責めで主人公の性感が十分に高まったのを見計らって
スミレはもう片方の手を使って竿の方も同時にしごき始めます。

「ご主人様 少しの間 しごく動きを続けさせていただきますので そのまますべてお出しになってくださいませ」
カウントを使って射精のタイミングを設定し
射精中も緩やかに刺激を与え続けるところが素晴らしいです。
まさにプロの技と呼ぶにふさわしいきめ細やかなサービスと言えるでしょう。



ほんのり温かさを感じる作品
事務的なキャラを使ってあまり事務的でないサービスをしている珍しい作品です。

スミレは確かに最初の挨拶から最後の精液処理まで常に平坦な話し方をしており
他の作品に登場する女性たちに比べると明らかな心の距離を感じます。
しかしサービスはその様子とは正反対の思いやりに溢れたものばかりです。
この2つのギャップが事務的な作品にありがちな冷たさを適度に和らげています。

「お口の端から涎が垂れておりますので ハンカチでお拭きいたしますね」
個人的にはプレイの最中に2回登場するハンカチで涎を拭くシーンに
彼女の優しさを最も強く感じました。

結局のところ彼女は感情を表に出すのが苦手なだけであって
主人公を邪険に扱うつもりはまったくありません。
そういう意味では他の事務的作品に比べるとぬるい部分もあるのですが
これはこれで一つの個性として立派に成立してますし
モノ扱いされる事務的作品が受け付けない人でも聴けるとっつきやすさがあります。
この手のジャンルを聴いたことのない人にお試しとして薦められる作品です。

エッチはオナホコキをどこまでリアルに表現しているかに注視しながら聴いたのですが
このレベルなら十分満足していただけると思います。
音の質もそうですが動かし方がいいですね。
デリケートな部分を刺激しているのがわかるように丁寧な動きをしています。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

事務的というジャンルと癒し系サークルさんの作風が上手い具合に融合した作品です。
容赦なく精液を搾り取られるタイプではないのでM度の高い人には物足りないでしょうが
軽く突き放されたい、意地悪されたい人には丁度いいと思います。

CV:月宮怜さん
総時間 26:17


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

うざあね4 全力でうざい姉が耳かきやシャンプーを強いてくるMP3

サークル「チキンハーツ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

2012年から始まって4作品目となる「うざあね」シリーズ最新作は
弟のことが好きで好きでたまらない構ってちゃんなお姉ちゃんが
耳かき・シャンプー・添い寝の3つのサービスをしてくれます。

タイトルにもなっている彼女のウザさだけでなく
サービスの要となる効果音の質も大幅にパワーアップ。
この2つの長所が心に温もりを、耳に心地よい刺激を与えてくれるでしょう。



相変わらず弟離れができていないお姉ちゃん
お姉ちゃんに3つのサービスをしてもらいながら一緒に過ごすお話。

「お姉ちゃんの 耳かきタイムだよー」
お姉ちゃんは明るくて可愛い声の女の子。
弟と少しでも長く一緒にいたい彼女は
唐突に耳かきをしてあげると宣言し、実行します。

シリーズを聴いたことのない人のためにこの「うざあね」が何かを説明しますと
簡単に言えば極度のブラコンで寂しがり屋なお姉ちゃんが
あの手この手で弟に何かをしてあげたりしてもらおうとします。
他の癒し系音声のように奉仕してもらうのではなくサービスを強いてきます。
この彼女の強引さやウザさが本作品の大きな特徴の一つです。

「はいっ あ・た・ま こ・こ・に あっ それともあれかい? お姉ちゃんスカートに穿き替えてきたほうがいいのかい?」
「こっちに来ないと死んじゃうぞー お姉ちゃん来ないと死んじゃうぞー じ・け・つ はいっ じ・け・つ」

冒頭に行われる耳かきをするまでのやり取りを聴いただけでも
彼女がいかに弟を愛し、強く求めているかが嫌と言うほど伝わってきます。
ここまでストレートに愛情を表すキャラもなかなか珍しいです。

でも元々の声が可愛いことや、弟に煙たがられてもヤンデレ行為に走らないこと
そして弟もそこまで強い拒絶をしないことから
とても仲のいい姉弟のほのぼのとした風景あたりに留まっています。
きちんと弟のことを考えながらウザく振る舞ってる感じですね。

一番最初に行われる耳かきはおよそ16分間。
右→左耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、綿棒で小さな汚れを取り
そのあと息吹きをしてから化粧水に浸した綿棒で仕上げます。

耳かき棒は「ぽり しょり」と乾いた軽い音
綿棒は「ずずっ じー」と耳かき棒より柔らかく平べったい音が使われており
どちらも不規則に耳の壁を奥から手前、あるいは逆にかき出すように動きます。
音質・動かし方いずれもかなりリアルな部類と言えるでしょう。

また本作品の耳かきは5秒程度効果音を鳴らした後
取れた耳垢を処理しているのか、無音の時間がその都度小まめに入ります。
耳かき音声を色々聴いている方にはややテンポが悪く感じるかもしれません。
リアルさを追求する反面、音フェチ度がやや弱まっているように思えます。

「なかなか大きいの発見 じゃあそーっと」
最中のお姉ちゃんはと言うと、冒頭のウザさは一気に薄れ
あまりしゃべらず静かな吐息を漏らしながら一生懸命耳かきに取り組みます。
耳かき中までウザくされたらさすがに困りますし、このへんは妥当な演出かなと。
今穿いてる下着の色をアピールするシーンもありますが、基本的には落ち着いて聴けます。



きめ細かいシャンプーと心安らぐ添い寝
続くシャンプーシーンは12分ほど。
いい加減な洗い方をしている弟を見かねてお姉ちゃんがお風呂へ乱入し
一旦シャンプーを洗い流してから改めてシャンプーとリンスをかけ、背中を流します。

「しゃくしゃく しょわ」と若干粗さのある軽快な音が
前後左右に掻くように動いたり、優しくかき回したりする様子はとってもリアル。
そのポリッとした音の質感も耳に適度な刺激を与えてくれます。
実録としか思えないほど音も動かし方も洗練されています。

「流す時は ぱぱっと洗い流すんじゃなくて シャンプーと同じくらい時間かけたほうがいいんだよ」
さらに素晴らしいのがサービスそのものの進め方。
シャンプーで髪を洗った後、流す時にはそれと同じくらい入念に行い
続くリンスは髪に軽く馴染ませる程度につけ、その後すぐさま洗い流します。


リアルな効果音を取り入れている作品では
その良さをアピールするために意識して長めに流す場合があるのですが
そういう考えを敢えて切り捨て、サービスをリアルに提供することに努めています。
お姉ちゃんの健康に関する小話もその様子をイメージする良い手助けになっています。

そして十分温まったところで2人一緒の布団に入り眠ります。
2人とも社会人として立派に働いてるはずなのですが
未だにこういう寝方をしているところに仲の良さが感じられます。

「それにゲームは好きだけど どうせお金使うなら 2人でできるゲームを買ったりしたいかなー」
自分の好きなゲームをするにしてもやっぱり弟と一緒がいい。
彼女にとって弟は必要不可欠なかけがえのない存在です。
そんな彼と抱き合いながら寝る様子は安らぎに満ちており
会話の後に聴こえてくる寝息もとても幸せそうに感じます。

多少行き過ぎたところもあるけどここまで深く愛してくれる肉親はそうそういません。
だからこそ聴いているうちになんとなく心がぽかぽかしてくるのだと思います。



一風変わった癒し系作品
ウザいお姉ちゃんが一番の売りであるのは間違いないのですが
リアルなサービスによる音フェチ向けの側面も持っている作品です。

家にいる時は弟にべったり、外に行く時も一緒じゃないと気が済まない
彼のすべてを求め、自分のすべてを捧げるお姉ちゃんの真っ直ぐなキャラが
ちょっぴり煩わしくもありますが大きな温もりを感じさせてくれます。

過去作では一部やりすぎな感もあった彼女なのですが
今作ではそういったシーンも特に無く安心して聴けます。
個人的には絶妙なラインのウザさ加減だと思います。
どこまで構えるかを考え、引き下がるべきところはきちんとそうしています。

もう一本の柱であるサービスや効果音についても
過去作や月宮さんの個人サークル「ドット*ハーフ」での経験を活かし
できるだけリアルに、そしてわかりやすくを心がけながら作られています。
中でもシャンプーシーンはバイノーラル録音ではないはずなのに
音の質感や位置がとても立体的に感じられました。

個性的かつ安定感のある守備範囲の非常に広い作品です。
リアルに疲れて心が渇いている人、寂しい思いをしている人が聴くと
きっと勇気や安心といった心にプラスに働く感情が湧いてくるでしょう。

CV:月宮怜さん
総時間 49:59


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

かまいたがり彼女のちょいうざ耳かき

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

全年齢では「ヒーリングサロンかすみ ~ヘッドスパ編~」以来8か月ぶりの新作となるこちらは
恋人に何かしてあげたくてたまらない世話好きな彼女が
耳かき・髭剃り・添い寝で日頃の疲れを取り除いてくれます。

前作と同様に効果音を意識的に多く鳴らす音フェチ向けの作りをしており
質感を重視したリアルな効果音がサービスの様子を鮮明に伝えてくれます。



マイペースでちょっぴりうざい彼女
彼女に3つのサービスをしてもらうお話。

「ねぇねぇねぇ 今暇そうにしてなかった?」
彼女は元気で可愛い声の女の子。
何かできないかと考えながら主人公をじーっと観察していたところ
恋人同士の営みとして彼に耳かきをしてあげることにします。

本作品は大きく3つのパートに分かれており
耳かき&耳マッサージ、髭剃り、添い寝をしながら2人が仲良くする姿を
効果音を上手に使いながら描いています。
過去に音フェチ向け作品を2本出されているだけあって効果音のレベルは比較的高く
サービスの最中は敢えてセリフを挟まず音だけを集中的に楽しませてくれます。

「よーしがんばるぞー …えっと ちょっと待ってね 耳かきセット取るから」
彼女は恋人として彼に常に何かをしてあげたいと願っている世話好きなキャラ。
膝枕をした後に道具を用意するちょっぴりおっちょこちょいなところもありますが
彼に初めて行う耳かきをとっても嬉しそうに、そして真剣に行います。

「ちょいうざ」と聞くと彼女役の月宮さんが別サークルで出演されている
うざ姉」シリーズを思い出す人がいるかもしれません。
しかし本作品の彼女はそこまで重度の構ってちゃんではなく
できるだけ一緒にいたいと願うちょっぴり寂しがり屋な女の子あたりに留まっています。

主人公が彼女を煙たがるシーンもありませんし
恋人同士らしいほのぼのあまあまな雰囲気のみを楽しむことができます。



やや拙さを感じる愛のこもった耳かき
一番最初に行われる耳かきと耳マッサージはおよそ20分。
右→左の順に耳かき棒と綿棒によるお掃除と耳吹きをしてから
最後に指を使って両耳を同時に揉みほぐします。
家庭向けのかなりオーソドックスな耳かきですね。

耳かき棒は「ズズー ジー」と尖りのある軽くて乾いた音
綿棒は「ジョリ ズリ」と耳かき棒に比べて柔らかく平べったい音が使われており
どちらも耳の壁をなぞるように下から上へ、あるいは逆方向に短いストロークを描きます。
音が力強く引っ掛かりがあるため耳に程よい刺激を与えてくれるでしょう。

全体的に効果音をやや散発的に鳴らしているのもポイント。
これによって彼女の耳かき初心者らしいたどたどしさを演出しています。
わざとミスるような痛いシーンはありませんし
彼女が自分のために一生懸命頑張ってくれている気分が味わえます。
その証拠に耳かき中の彼女はほとんどしゃべりません。

「大好きな人にくっついて こうやって耳かきできる幸せを教えてくれて ありがとね」
しかし後半の左耳をお掃除する頃になるとちょっぴり鼻歌を歌うようになったり
この瞬間に幸せを感じているセリフを言うなどややリラックスした様子が窺えます。
偽りの一切無い彼女の愛に満ちた姿が心をじんわりと温めてくれるでしょう。

「いや でも(髭剃りをやるのを)やめない ここでやめたらなんか 彼女として負けな気がする」
2番目の髭剃りは別の日の朝、洗面所にやってきた主人公のために
向かい合う体勢で剃刀を使って剃ってくれます。
時間が6分程度しかないので効果音を浴びるほど楽しめるわけでもないのですが
髭剃りらしいジョリっとしたざらつきのある音が心地よいです。

「好き好き好き好き だーい好き」
「今夜は 私がいっぱい出てくる夢が見られるといいね」

そして最後の添い寝シーンは2人で一つのベッドに入って眠りにつきます。
ここだけは効果音の無いセリフ中心のパートになってるおかげで
キスをせがんだり、あるものを数えてあげる彼女のちょっぴりうざい一面を拝めます。
安眠よりもリラックス効果を狙ったパートに思えます。

このように、効果音と彼女のキャラを上手に織り交ぜた物語が繰り広げられます。



シンプルにまとまっている作品
癒しの王道的なサービスを押さえつつ
ちょっと変わったサービスとキャラを加えている比較的スタンダードな作品です。

耳かきや髭剃りのサービスをきっちり行うことを第一に考えてありますから
普通の耳かき音声作品として十分に楽しむことができます。
それに彼女のやや変わったキャラを感じさせるセリフを適度に織り交ぜて
物語の雰囲気と2人の仲の良さを感じさせてくれます。
この両者の程よいバランス具合が作品としての個性を生み出しています。

「誰が何と言おうと 私にとってはイケメンなの」
そして彼女の真っ直ぐな愛の言葉が適度に胸に突き刺さりました。
彼女は良くも悪くもマイペースと言いますか、あまり回りくどい事は好みません。
だからこそその言葉には純粋に信頼できる重みがあります。

男女のやり取りというと相手を試すようなことを言う場合もあるのですが
そういった部分が一切無いから終始安心して聴くことができます。
リアルで疲れている人ほど心が洗われるのではないでしょうか。

最近ではある意味珍しいあまり捻った部分のない作品です。
サークルさんの過去作に比べるとやや大人しい作風なのですが
それでも値段に見合ったリラックス効果は十分に見込めます。
純粋に音を楽しみたい方や人恋しい方にお薦めします。

CV:月宮怜さん
総時間 38:49

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

えっちな お姉ちゃんが はじめてのおなにーを やさしく教えてくれるmp3

サークル「R&W」さんの同人音声作品。

同サークルさんの処女作にあたるこちらの作品は
優しいお姉ちゃんと一緒に寝ながらオナニーのトレーニングを行います。
最初のパートは彼女に指導を受けながら、次は自分一人の力でする、といったように
弟がオナニーをまったく知らない設定を活かしてゆっくりと丁寧にプレイを進めてくれます

また「可愛い」を何度も言ったり、抱き着いたり、頭を撫でたりと
お姉ちゃんは終始弟を徹底的に溺愛します。
そんな彼女の温かさが性的快感と一緒に幸福感をもたらしてくれます。



大人の男になるための儀式
お姉ちゃんにリードされながらオナニーするお話。

「今から寝るの? お姉ちゃん たまには僕クンと 一緒に寝ても…いい?」
お姉ちゃんは甘く穏やかな声のお姉さん。
これから寝ようとする弟の部屋にやってきた彼女は
彼に確認を取ってから一緒のベッドへと潜り込みます。

本作品はお姉ちゃんが後ろから抱き着いて寝ようとしたところ
弟が勃起したため、まずは性欲の処理をしてあげることになります。
しかし彼は生まれてから一度もオナニーをしたことがありません。
そこで彼女が性欲処理に困らないようオナニーを指導してあげるわけです。

作品は大きく2つのパートに分かれており
最初はおちんちんを握った弟の手にお姉ちゃんが手を添えて
次は実践編として彼が一人でオナニーする様子を彼女が見守ります。

プレイ自体はどちらもオナニーなのですが
最初はおちんちんをしごくのに不慣れだった彼が
後になるとすっかり成長して貪るように自分を慰める姿が楽しめます。
プレイを通じて彼の性への目覚めも描いているところが面白いですね。

「僕クンが喜ぶことなら お姉ちゃん 何でもしてあげるからねー」
またお姉ちゃんはブラコンと言っていいほど弟を溺愛しており
最中は抱き着いておっぱいを押し付けたり頭をたっぷり撫でたりします。
おっとりぽわぽわした包容力のあるお姉ちゃんですね。

語句を意識的に区切った柔らかい声で語り掛けてくれているのも
寝る前の静かで穏やかな雰囲気を演出するのに役立っています。



効果音を小まめに変化させるきめ細かいオナニー
エッチシーンは2パート14分間。
プレイはお姉ちゃんに手伝われながらのオナニー、オナニー、キスです。
オナニーの際にややリアルな効果音が鳴ります。

「それじゃあ まずは 利き手で おちんちんを握って」
弟を説得してズボンとパンツを脱がせたお姉ちゃんは
彼の手の上に手を被せてゆっくりとおちんちんをしごき始めます。

最初のパートは主にお姉ちゃんが手を動かして射精へと導きます。
本作品のエッチは効果音の鳴らし方にこだわっており
ループではなく「シコシコ」の声に合わせてその回数分だけ鳴り響きます。

またプレイについても2~4回程度のゆっくりとした刺激から始まって
もう少し速いペースで8~16回しごき、十分に慣れたら我々が行うくらいの速さにするなど
トレーニングらしくきちんと段階的にレベルを上げていきます。

最初の段階ではオナニーより会話の方がボリュームが多いので
それに合わせてしごいていたらもどかしさを感じるでしょうが
後になると普通に射精できるくらいの適度な刺激へと変化してくれます。

「大丈夫 これは我慢汁って言うの 僕クンが 気持ちよくなっている証拠」
プレイ中のお姉ちゃんはと言うと
初めて味わう強い快感や体の変化に弟が戸惑わないように
いつも通りの温かい声でわかりやすく説明してくれます。
気持ちよく射精できるように心のケアもしてくれるのがいいですね。

「ぴゅー ぴゅー ぴゅー ぴゅっぴゅっ ぴゅー」
そして最後の射精は彼女がセリフを使ってその様子を表現してくれます。
人によって好みが分かれるところだとも思うのですが
彼女に自分の絶頂している様子を見られている気恥ずかしさが感じられて
私はすごく興奮できる表現方法だと思います。
ちなみに射精はどちらのパートもカウントに合わせて行います。

2番目のパートは無事精通を終えたものの興奮が収まらない弟に対して
お姉ちゃんは彼に自分でオナニーをさせながらその様子を見守ります。

ここではおよそ6分の間にペースが5段階もの変化を見せるのがポイント。
先ほどよりも慣れた手つきで弟が自分を慰めている様子が手に取るようにわかります。
音に合わせてしごくならこちらの方がずっとやりやすいし抜きやすいでしょう。
最中に抱き着いてくるお姉ちゃんの柔らかさ、温かさ、視線を感じながら
少しずつ性感を高めて射精を目指してみてください。

このように、オナニーの手ほどきをできるだけリアルに再現したエッチが楽しめます。



心地よい疲労感に浸れる作品
優しいお姉ちゃんの優しい指導が心と体の両方を温めてくれる作品です。

お姉ちゃんは弟が自分に勃起しても、オナニーを知らなくても、精液を手にかけられても
嫌な顔一つせず彼のことを思いやりながら心を込めて接します。
そういうところを見ると性に堪能なのかな?と思いきや
一部で明らかに男のことをあまり知らないようなセリフが登場するなど
彼女なりに努力してリードしている様子も窺えます。
そんな落ち着きながらも一生懸命サポートする姿に心が満たされました。

エッチについてもいきなりあれこれやらせるのではなく
最初は彼女が手コキをする要領で少しずつやり方や気持ちよさを教え込み
その後は好きなようにやらせて自分は応援に回るといったように
弟が一人でオナニーできるようにきちんと導いています。

「よしよし ぴゅっぴゅできたね えらいえらい」
彼女としては自分の手や口を使って射精させてあげたかったのかもしれません。
そこを敢えて我慢してオナニーに徹しているところに思いやりを感じました。
すべてを自分のモノにしよう、というのではなく相手を思いやれる素敵な女性です。

エッチは時間の短さを考えてプレイを一つに絞るところまでは予想できましたが
ここまでしっかりと効果音を使い分けているとは思いませんでした。
遅い→速い→遅い、という風に緩急をつけるような責めではないのですが
少しずつペースを上げて聴き手が気持ちよくなれるように作られています。
くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

タイトルに恥じない優しい雰囲気でいっぱいな作品です。
年上の女性に甘やかされたい、射精を覚えた頃の自分に戻ってみたい人にお薦めします。

CV:月宮怜さん
総時間 26:42


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

先輩彼女のぴゅああま耳かき

サークル「ドット*ハーフ」さんの全年齢向け同人音声作品。

こちらは清楚な感じの年上の彼女が一生懸命耳かきをしてくれる作品です。
よくある耳かき音声との違いは耳かきシーンが2つ存在すること。
行う場所、人物、使う器具はまったく同じなのですが
2人が恋人として連れ添った時間に違いを設けた上で行われるおかげで
それぞれの様子に大きな違いが生まれているのがわかります。

前半はややぎこちなさのある2人から初々しさを
後半は恋人としてラブラブな2人から心満たされるものを感じることでしょう。



ちょっぴりぎこちない2人
彼女に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「お邪魔します あがらせてもらうね」
彼女はおっとりとした可愛い声の女の子。
主人公とは最近恋人同士になった関係で、今日は初めて彼の家でデートをします。

本作品はこの日と後日の様子の2部構成となっており
その両方に耳かきシーンがあるのが特徴です。
それぞれで耳かきはもちろん、2人の間に漂う雰囲気にもかなりの変化が見られますから
両日の違いを確認しながら聴くのが一番楽しめると思います。

「男の子お部屋に来るなんて初めてだから 緊張しちゃうね」
初日は恋人になってまだ日が浅いからか、何をするにも彼女がいちいち許可を求めたり
いざ部屋で2人きりになってもいい話題が思いつかなかったりと
初々しさとぎこちなさを感じるシーンが多くみられます。
そんな中彼女が家でしかできない耳かきを提案するわけです。

彼女の方が年上だからリードしたいんだけどどうすればいいのかわからない。
そんな様子が可愛くてなんだか微笑ましく感じました。

「じゃあ 改めて 膝枕 どうぞ」
最初の耳かきはおよそ8分30秒間。
膝枕をして右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒を使って汚れを取り
最後に息を吹きかけるオーソドックスなものです。

耳かき音は「ソリソリ ゾゾー」とやや乾いた、こもった音
綿棒は耳かきより若干ざらつきのある音が使われており
それぞれが変化に富んだ動きをすることで耳に程よい刺激を与えてくれます。
十分にリアルな耳かき音と言えるでしょう。

肝心の2人の様子はと言うと、開始前に彼女が軽く深呼吸をしたり
耳かき中はほぼ会話もなく黙々と取り組んでいたりと
初めての行為にやや緊張している様子が窺えます。

「首も肩も疲れてないから 大丈夫 ありがと」
しかし彼がそんな彼女を軽く気遣うことでリラックスしたのか
後半に入ると一旦手を止めて軽く会話をする余裕が生まれています。
彼女が緊張していながらも幸せを噛みしめているようで心がとても温かくなりました。

「あの 3秒だけくれる? ちょっと 目閉じてて」
そして別れ際に2人にとってのファーストキスを交わします。
2人の心の距離がこの日一気に縮まったことを象徴しているイベントと言えるでしょう。



恋人らしい和やかな雰囲気の耳かき
第2部はこの後2人が何度もデートを重ねて親密度を高めた後
改めて彼の家にお邪魔した時の様子が描かれています。

「えーっと これは何してるのかな?」
ここでは2人が恋人として完全に打ち解けた後だからか
彼女が目を瞑らせずにキスをしてきたり、お返しに彼が彼女のお腹に顔を埋めたりと
初日に比べてスキンシップを取るシーンが多く見られます。

2人とも少しずつ順を追ってステップアップしたいと考えているようで
まだ直接的な肉体関係には及んでいないように見えますが
お互いにもうそろそろ一線を越えてもいいかな、と思っているのかもしれません。

そんな中行われる耳かきにも当然大きな違いが見られます。
具体的には耳かき音の間が極端に短くなっており
加えて音が連続的で流れるような手際で行われています。

時間は7分30秒ほどで音質や流れは初日とほぼ同じと思ってください。

「じゃあゆっくりおしゃべりしながらやろっか 始めるね」
さらに耳かき中に会話を始めるシーンまであります。
彼女が耳かきという行為そのものにある程度慣れているのはもちろん
彼に対してもリラックスして取り組めていることがよくわかりました。

このように、個々の耳かきの様子をまるで違った形で表現することで
2人の恋人としての親密度の違いが効果的に表現されています。



2人の心の変化に心癒される作品
耳かき音声としても十分優れているのですが
それよりも耳かきを通じて伝わってくる2人の雰囲気の変化に大きな魅力を感じる作品です。

恋人として付き合い始めた時によくある相手への遠慮がわかりやすく描写されていますし
それを埋めるために行う耳かきにも心を見透かしたかのようなぎこちなさがあります。
この「ぎこちなさ」が効果音で表現されているのが素晴らしいですね。

一方後日は2人の仲睦まじい様子がストレートに描かれています。
こちらは音声作品としてはよく見かける風景なのですが
先のぎこちなさがあった分、2人の親しさがより感じられることでしょう。
こういったギャップを利用した演出を行っている作品はそこまで多くありません。

「あの時は良かったなー じゃなくて あの時があったから 今もっと幸せ…に なってるよね」
第2部の耳かきの後にある添い寝シーンでも
彼女がこの瞬間にたまらなく幸せを感じているのが伝わってきました。
会話なんてなくていい、好きな人とただ一緒にいるだけで幸せ。
大切な人といる時間の貴重さを改めて考えさせられた気がします。

ドット*ハーフさんの作品をここまでいくつも聴いてきましたが
どれも2人の心にものすごく濃いエキスを注入しているように感じられます。
具体的にはセリフ以外の部分が特に優れているんですよね。
言葉以外の部分で登場人物の抱いている思いを伝えられているのが
このサークルさんが全年齢向けでも多くのDL数を獲得している理由だと考えています。

月宮さん個人の人気ももちろんあるでしょうけど
シナリオにもすごくこだわっているなって毎回思います。

エロにこだわりが無ければどの作品でも結構ですので一度聴いてみることをお薦めします。

CV:月宮怜さん
総時間 34:05


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

迷いの森とロリ狐姫さま

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品。

こちらは可愛い声と容姿を持った狐っ娘とあまあまなエッチをする作品です。
彼女はいわゆるロリババア口調なのですが性格は少女そのもの。
ストレートに気持ちを伝えてくる無邪気で真っ直ぐな姿に自然と心が和んできます。

エッチは彼女が先天的に精にどん欲な習性を持っているおかげで
キャラとは似つかない貪るようなやや激しい舐めっぷりを披露してくれます。
声やキャラとはまったく違ったメスらしいちゅぱ音が心と股間を盛り上げてくれるでしょう。



長きにわたって幽閉され続ける姫君
狐姫の「ちとせ」にたっぷり精を吸い取られるお話。

「どれ そこに座るがよい」
ちとせは厳かな口調で話す可愛い声の女の子。
主人公が雨宿りに立ち寄った古い庵に住んでいる彼女は
久しぶりに人間と会えた喜びを露わにしながら自分のことを語り始めます。

彼女は人間の男と狐女の間に生まれた半人半獣の存在で
その血を恐れた人々によって数百年もの間幽閉されている可哀想な境遇にあります。
でも彼女自身は暇を持て余してはいるものの、悲観的だったり気を病んでいるわけでもなく
日に3回届けられる食事をとりながら散歩や昼寝をする日々を送っています。

「なあに わらわも一人で暇を持て余していたところじゃ もっとも わらわは常に一人じゃからのう」
そんなわけで彼女は基本ロリババア口調で話しかけてきます。
口調と声が全く違うこのギャップも彼女の魅力の一つと言えるでしょう。

「そなた 噛みついたりせぬから せめて舌で味わっても構わぬか?」
しかしこの手のキャラによくある横柄さ・傲慢さは欠片も見当たらず
世間知らずなこともあって性格はとっても純真無垢。
主人公の股間から漂う男の匂いを吟味する際にも
無理矢理襲い掛かるのではなく普通にお願いする姿勢を見せてくれます。
人外娘なのに話し合いで解決するあたりも彼女の穏やかな性格が出ていていいですね。



野性味を感じる荒々しいちゅぱ音
エッチシーンは3パート30分ほど。
プレイはフェラ、尻尾コキ、パイズリです。
エッチな効果音はありません。

「それでは いただくぞ」
主人公に触れる許可をもらったちとせは
なんだか美味しそうな匂いを感じる股間の肉棒に向かって
むしゃぶりつくような勢いで刺激を与え始めます。

エッチは精液を求めて彼女が終始責め続けるスタイル。
彼女は男という存在にすら長らく出会ってないほどに幽閉され続けているため
男の生の裸はもちろん見たことがないし、おちんちんの名称すらも知りません。
そのため純粋に本能にインプットされている好奇心を満たすためだけに精液を貪ります。

本作品でのエッチにおける最大の特徴はちとせの声とちゅぱ音の大きなギャップです。

彼女は初めての経験とは思えないほど巧みに、荒々しい唾音をまき散らしながら
一心不乱に主人公のおちんちんを舐め続けます。
「ぎゅっ っぽ」とやや下品な音を立てながらリズミカルにしごきあげたり
「ずりりゅっ っぴ」と吸い上げる音が特に興奮を掻き立ててくれました。
かなり抜きやすいちゅぱ音と言えます。

「(おちんちんに向かって)おい わらわが可愛がってやるから わらわと共にここに住もうか? 母猫が子猫にするように舐めまわして可愛がってやるぞ」
一方の声やセリフについてはいつも通りのとってもピュアな感じ。
新しいおもちゃを手に入れた子供のようにおちんちんに無邪気に語り掛ける様子は
エロさからかけ離れていてなんだかほっこりしてきます。

でもセリフが止むと一転して妖艶なちゅぱ音が聞こえ始める。
結局のところ彼女はこの行為の意味を知らないまま行っているわけです。
人間と獣、両方の資質を併せ持つキャラならではのエッチと言えるでしょう。

「舌先とも違う さらさらとした毛並みの感触で撫でまわされるのはどうじゃ?」
プレイで珍しいのは2番目に登場する尻尾コキ。
股を開いてその間から尻尾を出しておちんちんに絡ませます。

プレイの様子が効果音ではなく掛け声で表現されているのが残念ですが
彼女が股間を露わにして胸をはだけさせているシチュは魅力的で
だんだん熱くなっていく吐息にも彼女が女の悦びに目覚め始めているのが感じられます。
聴きながらイメージを膨らませて抜くシーンですね。

「そなたと ずっとずっと一緒にいたいのじゃ 一緒に…いてくれるか?」
一番最後のパートはパイズリとフェラをしながら彼女と永遠の愛を誓います。
ここだけ射精回数が2回とややハードなのですが雰囲気はとってもあまあま。
主人公に対して結構際どいことも言いながら
ストレートに自分の気持ちを伝えるちとせの姿がとっても愛おしく感じられました。
彼に対する興味が愛へと変化しているのがよくわかります。

このように、甘い雰囲気と激しいちゅぱ音の2面性が光るエッチが楽しめます。



心温まる作品
ずっと一人ぼっちだったちとせが、ようやく幸せを手にする展開に心が満たされる作品です。

彼女はロリババア特有の灰汁の強さが一切なく
何事に対しても隠すことなく思いを伝えるとっても素直なキャラです。
主人公の精の匂いを嗅ぎ取ってエッチをしたのが原因で結ばれたわけですが
彼もプレイを通じて彼女のそういった純真さに惹かれていったのかもしれません。
単なる肉体関係に留まらない心の繋がりが作品から伝わってきました。
「いい話だったなぁ」とホクホクした気分で聴き終えることになるでしょう。

エッチの方はプレイの中心であるフェラ音がカギになります。
最初からハイペースで舐めまわす飛ばしっぷりがとても珍しく
彼女がどれだけその匂いに恋焦がれていたのかがよくわかります。

またしゃぶっている最中はセリフより舐め音の方がずっとボリュームが多く
きちんと興奮を高められるように考えて作られています。
2番目の尻尾コキはやや抜きには向かないように思えますが
1、3番は十分実用的ではないかなと。
ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

サークルさんらしい抜きだけでなくキャラ設定にもこだわりを感じる作品です。
ボイスドラマとしてもよくまとまっていて聴いてて飽きませんし
聴き終えるころには冷えた心にぽっと明かりが灯っているのを感じるはずです。

CV:月宮怜さん
総時間 46:54


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

すくりぷてっどこねくしょんさんで配布されている無料の催眠音声作品。

こちらは父の日にちなんだ父ではなく乳の方を慈しむ作品です。
2011年から始まって、過去3本同様の作品が公開されていたこともあり
催眠音声愛好家なら誰もが出るのを期待していたのではないでしょうか。

内容は乳首の開発をテーマにお姉さんに誘導されながら乳首オナニーをします。
普段乳首オナニーをしない人にとってはくすぐったいだけに感じる乳首への愛撫も
彼女の暗示を聞いたうえで行ってみると、じんわりとした気持ちよさが味わえるかもしれません。

また本作品には天川みるくさんと月宮怜さんが別々に声を当てたバージョンがあります。
今回は天川さんのバージョンを聴いてのレビューになります。



温かさをおっぱいから全身へ
お姉さんの声に従って乳首オナニーをするお話。

「うふふっ ようこそ よくここへいらしてくれましたね」
お姉さんはしっとりとした穏やかな声の女性。
彼女に選ばれてとある場所へとやってきた主人公に
自分のおっぱいの感度について質問を投げかけます。

催眠はおよそ31分30秒。
最初に深呼吸をして軽くリラックスした後、自分のおっぱいを両手で覆います。

「胸が温かさを感じると 心まで温かくなれる そんな気がします」
女性のようにおっぱいを手で包み込むと当然胸が温かくなるわけですが
お姉さんはそれを暗示を使って全身に広げながら
同時によりリラックスできるように導いていきます。

ただ広げるだけでなく「布団にくるまっているような」「温かい水に浮いているような」と
全身が温かくなりそうなわかりやすい比喩も並行して用いているのがいいですね。
聴き手の無意識に眠る実体験を引き出すことで、気持ちよさをより実感しやすくしています。

「頭がぼーっとしている時は 私の声が 心の奥まで 入ってきます」
体が十分にほぐれた後は心の方を溶かしていきます。
ぽかぽか、もやもやとした不思議な感覚の中で彼女の声を聴いていると
ゆっくりと沼に飲み込まれていくように、頭と体がだんだんと重くなるのを感じるはずです。

そんなすべてを放り出したくなる状況に誘導して、すかさず声に従いたくなる暗示を入れる。
催眠が深くなっていくのと同時に彼女の声がとても心地よく感じるようになるでしょう。

「もっとおっぱいで気持ちよくしていきましょ 感じやすい 敏感乳首にしてあげる」
最後は胸に被せた手を上下に動かして軽く乳首に刺激を与えながら
感度を上げるのと同時に彼女の声により従いやすくするために頭を真っ白にします。
ここではお姉さんが適度に指を鳴らしてくるのですが
その音を聞くたびに体の芯がジーンと震えて、エッチとは違った気持ちよさが湧いてきました。
淫語を特に言われてもいないのに勝手に勃起する、なんてこともあるかもしれません。

「~すると、~になる」と個々の暗示を繋げて少しずつ感覚をシフトさせながら
主人公をお姉さんの声の言う通りになる心と体に作り変えていく手堅い催眠です。

「深呼吸をすると心が落ち着いてくる」「心が落ち着いてくると気分が良くなってくる」と
過去作同様暗示の組み立て方が違和感なく丁寧でそれが聴いていて心地よく
自然と縁側でまどろむような気持ちよさが全身に広がっていきます。

今回はタイトルに合わせて自分でおっぱいに触れるシーンもあり
その温かさを催眠的な気持ちよさに繋げているところも見事です。

最後の最後に3分ほど無音になる時間があるのですが
そこでこの温かさが更に広がって意識が一気に消えていくのを感じます。
そして直後に鳴らされる指の音を聞いた瞬間
頭のてっぺんから下に一気に電流が走るような感覚がありました。
彼女によって感覚を操作されるようになったことを実感できる象徴的な瞬間と言えます。



乳首ならではの痺れるような快感
エッチシーンは21分ほど。
プレイは乳首オナニーのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りですが射精はしません。

「指で乳首を こねこねしちゃいましょう」
お姉さんの催眠によって体の感度が存分に高まった主人公は
いよいよ乳首オナニーをしながらより大きな快感を得ていきます。

エッチは終始自分の胸と乳首をいじり続ける乳首オナニーに特化した作りで
それ以外のプレイは一切ありません。
まさにおっぱいに感謝するための日にふさわしいプレイが繰り広げられます。
日頃乳首をいじっている人にとってはもってこいですね。

「おっぱいを揉むたびに 乳首も刺激され 感じちゃう 気持ちよくあなるたび 体中に電流が走り 痺れていく」
プレイは乳首を指で撫でるところから始まって、揉んだりつまんだりしながら
同時に入るお姉さんの暗示でより高い領域へと気持ちを押し上げていきます。
普段乳首オナニーをしない人向けにどうやっていじるかも指示してくれますから
何をすればわからない、なんてことはまずないでしょう。

「どんどん痛みが 溶けてなくなっていく ぼーっとして なんだか気持ちいい」
特に終盤に登場する乳首をつねるシーンで
とてつもない気持ちよさが味わえる人はきっといるはずです。
私は片方だけ開発済みで日頃それなりにいじっているのですが
これをやった瞬間、乳首から全身にぶわーっと気持ちよさが広がっていきました。
結構強めにつねっても痛みより遥かに気持ちよさが勝っています。

一方開発してない方ではやっぱり痛かったので
ある程度開発していないとちょっとこの感覚は味わえないかもしれません。
といっても擦ったりこねくり回すだけで十分気持ちよくなれますし
未経験の人でもいつもと違ったピリッとする感覚を楽しめると思います。

「今存在するすべてが 快感になってる それがあなたの望んだ 最高の瞬間」
またお姉さんは乳首への快感だけでなくドライオーガズムも与えてくれます。
乳首オナニーによって頭に蓄積され続けてきた快感を
彼女の合図とともに一気に爆発させましょう。
途中で任意で連続絶頂して最後に1回大きくイク流れで
最後のはタイミングも合わせやすくドライを狙いやすいと言えます。

このように、ほぼ乳首のみで気持ちよくなる一風変わったエッチが繰り広げられます。



乳首オナニーの良さを再確認させてくれる作品
とことんまでおっぱいと乳首に焦点を当てたオリジナリティ溢れる作品です。

男性にとっての乳首は基本的には無意味なものと思われがちですが
女性と同じく性感帯の一つで継続的にいじっていれば必ず気持ちよくなれます。
その良さを催眠を使って未経験の方にもちょっぴり味わいやすくサポートしてくれます。
もちろん開発済みの方なら大いに楽しめるでしょう。

今年最初の18禁作品ということで、どんな催眠を仕掛けてくるかが気になっていました。
結果的にはサークルさんにとっての基本に立ち返った素直なもので
聴いていてとても安定感があります。
でも過去作に比べてさらに洗練されているような印象も受けました。
「具体的にどのへんが」ってのはなんとなくわかる程度で確証が無いので伏せさせてください。
エッチに抵抗が無ければ初心者でも大丈夫です。

エッチは男性器の名称が一度も出ないほどにおっぱいに特化しています。
そんなわけで股間には一切触れないわけですが
聴いている最中は股間が熱く熱くて仕方ありませんでした。
それだけ感度の上昇が上手いということなのでしょうか。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠もエッチもブレのないしっかりとした作りの作品です。
今回は声優さんが2名いらっしゃいますし
時間のある方は両方聴いてそれぞれの違いを楽しんでみてください。

CV:天川みるくさん、月宮怜さん
総時間 天川みるくさんver…1:00:30 月宮怜さんver…47:17

すくりぷてっどこねくしょん
http://107baknyuata.blog.2nt.com/blog-entry-174.html

ヒーリングサロンかすみ ~ヘッドスパ編~

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

こちらは音声作品ではひょっとしたら初かもしれない
優しいお姉さんが頭を集中的にマッサージしてくれる作品です。
頭のてっぺんやこめかみ、首の根元などツボのある部分を中心に
時間をかけて丹念に揉みほぐす様子をリアルで多彩な効果音によって演出しています。

もちろんただ単にマッサージするだけでなくお姉さんが適度に話しかけてくれますから
彼女のちょっとためになるお話を聞きながら雰囲気に浸ることで
心の方もゆっくりと解きほぐされていくのを感じることでしょう。



手順を踏んで少しずつマ ッサージ
ヒーリングサロンの店員「優奈」に頭をマッサージしてもらうお話。

「いらっしゃいませ お待ちしておりました 履きものをお脱ぎになって どうぞお上がりください」
優奈は丁寧な言葉遣いをする温かい声の女性。
癒しを求めて来店した主人公に対して今回のコースを確認した後
準備を終えるまで待ってもらうためにアイスカモミールティーを淹れてくれます。

本作品はサークルさんが「音フェチ作品」と銘打っているように
効果音にとてもこだわっているのが一番の特徴です。
例えば冒頭でお茶を淹れる際にまずグラスに氷を2個入れる音、そしてお茶を注ぐ音
さらにお茶の熱で氷にひびが入る音までを細かくリアルに演出してくれています。

お話は大きく2つのパートに分かれており
最初はメインである頭のマッサージ、その後は耳や肩をマッサージしてくれます。

「まずは最初に 何もつけない状態で お客様の頭の状態を 触診させていただきます」
頭のマッサージはおよそ26分30秒。
頭の状態を指で確かめてからシャンプーをつけて頭皮のマッサージ
続いて頭頂部、左右のこめかみ、首の付け根を個々に揉みほぐし
最後にもう一度全体をマッサージしてからシャンプーを洗い流してリンスをつける。

こんな感じでいくつもの細かい工程を挟みながら進めてくれる
まさに専門店ならではの本格的なマッサージが楽しめます。

触診は「ショリ― ススッ」とややジョリジョリとした、それでいて滑らかさを感じる音
全体のマッサージをするときは「シャリショリ スシュッ」若干ざらついたぬめりのある音
こめかみは「シャク シュワー」とゆっくりでリズミカルな音、といったように
それぞれをマッサージする際に別々の音がきちんと用意されており
それらがマッサージらしく軽く円を描くように動き回ります。
かなり実際の様子に近いリアルな音と言えるでしょう。

一部でループさせているような似た音が流れるシーンもあるのですが
数回動かした後に違ったリズムの音を適度に織り交ぜながら進めているため
聴いていてそこまで気になることは無いと思います。
指が髪を撫でているだけあって全体的に音がザラッとしていて
それが耳や首元に程よい刺激を与えてくれました。

「ここの 頭のてっぺん こちらには 百会という万能のツボがあります」
またマッサージ中は邪魔にならない程度に優奈が話しかけてきます。
内容は専門店らしく頭のケアや健康に効くツボに関するもので
それぞれのツボを押すとどういった効果があるとか
自分で押す際はどういうところに気をつければいいかまで教えてくれますから
音声を聴きながら自分でそのへんを指で押してみるのもいいかもしれませんね。

聴きながら心も体もスッキリして、なおかつちょっとした知恵まで身につく。
そんな色々とためになるマッサージを楽しむことができます。



頭の周辺も徹底的にマッサージ
続く耳と肩のマッサージは13分ほど。

耳のマッサージはラベンダーの香りのついたオイルを塗って
丹念に揉みほぐしてから布で拭いて綿棒で耳の中をお掃除。
肩は手のひらや側面を軽く小刻みに叩きつけるお馴染みのやつです。

こちらも耳マッサージは「チュイリ ピュチッ」滑らかで湿った音
綿棒は「コシュリ ゾゾッ」とくぐもった硬さを感じる音
肩を叩く際は最初は軽く「パンパン」続いて力強く「パスン ポスン」と
実際のマッサージをする感じで丹念に行ってくれます。

頭部マッサージに引き続きこちらの音もかなりリアルですが
綿棒だけは耳かき音声を聴き慣れている方にとっては物足りないかもしれません。
といっても両耳合わせて1分程度と短いので少し気になる程度だと思います。

「中でもこの 耳の上の方の 奥まったこの部分には 精神を安定する効果がございます」
一応ここでも優奈が豆知識を教えてくれるシーンが登場します。
ただ先ほどに比べるとかなりセリフの量が減っていますので
どちらかというと効果音の方をたっぷりと楽しませるように作られているようです。
特にパンチがあって少し響く肩を叩く音に心地よさを感じました。



珍しい効 果音の数々が楽しめる作品
耳かきとは違った心地よい効果音が耳を楽しませてくれる作品です。

専門店ということで最初の挨拶やおもてなしから入って
サービスも流れるような手際と確かな知識に基づいた説明
そしてお客を気遣うセリフと隅々まで行き届いています。
まさに至れり尽くせりなひと時を過ごすことができました。

効果音についても本当に細かいところまで表現されていて
セリフが無くても何をしているかがある程度わかるほどにリアルです。
バイノーラルではないため音の近さまでは感じられないかもしれませんが
それでも十分に彼女にマッサージを受けている感覚が味わえます。

優奈が終始営業モードで若干キャラが弱く感じるのだけが残念ですが
効果音やお店の雰囲気づくりに関しては本当に素晴らしい作品です。
耳かき音声にちょっぴりマンネリを感じているような方が聴くと
きっと新しい驚きを体験できると思います。

CV:月宮怜さん
総時間 44:07


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

勇者堕落 ~淫魔の甘い罠~

サークル「地獄のエルドラド」さんの同人音声作品。

同サークルさんの有料処女作となるこちらは
豊満な体にはほど遠い幼さを感じる体型のサキュバスが
持ち前の可愛さとその未発達な肉体を逆に利用して勇者を快楽漬けにしていきます。
ややブラックな印象を受けがちな展開ではありますが雰囲気はかなり明るいため
聴いていて心が沈むようなことはまずないでしょう。

エッチは童貞の勇者を彼女が筆おろしする様子が楽しめます。
年下に見えてもサキュバスらしくエッチはテクニシャン。
彼女の貪欲でエッチな責めが股間を熱くしてくれるでしょう。



可愛さで攻めてくるサ キュバス
サキュバス「ミーナ」とエッチな事をするお話。

「ん? あれれ? まさか 勇者様?」
ミーナは幼くて可愛らしい声の女の子。
とある洞窟に住んでいる彼女は、そこを探索しに来た勇者を
敵意をまったく感じさせない人懐っこい態度で迎えます。

サキュバスと言うと巨乳で色っぽい声の大人の女性なイメージが強いですが
ミーナは挿し絵の通り体が発育途中の幼さを感じるサキュバスです。
しかし女の武器を扱うことには長けており、その可愛い声と仕草で警戒心を解きながら
すべすべの肌、小ぶりなおっぱい、まだ毛の生えていないおまんこを使って
童貞の勇者を巧みに誘惑していきます。

「ねぇ お兄ちゃんって呼んでもいい? 私お兄ちゃんが欲しかったの」
誘惑と言ってもミーナのキャラが友好的なおかげで雰囲気はとってもあまあま。
彼女が勇者のことをしきりに「お兄ちゃん」と呼びますし
本当の妹に慕われているかのような親しみやすさを感じます。



年下っぽい女の子の手で筆 おろし
エッチシーンは4パート合計で36分30秒。
プレイはキス、手コキ、シックスナイン、SEX(正常位、騎乗位)です。
手コキ、シックスナイン、SEXの際にややリアルな効果音が鳴ります。

「サキュバスのキスの味はどう? お口から 力を吸いとっちゃうんだよ」
抵抗する勇者の攻撃を巧みにかわしたミーナは
隙を見つけて彼にキスをし、そこから少しずつ女の体の良さを教えていきます。

エッチは徐々にプレイをハードにしていくことで
勇者がミーナに骨抜きにされていく様子が描かれています。
しかしミーナは悪女ではなく純真無垢なキャラですから
女を知らない彼を優しくリードするほのぼのとした印象を受けるでしょう。

「お互いにぺろぺろあそこを舐め合って イかせた方が勝ちなの」
プレイの中で珍しいのはシックスナインでしょうか。
ミーナが勇者の上に跨って最初は彼に一方的におまんこを責めさせてから
お互いで同時に性器を舐めて絶頂するのを我慢します。
ミーナのフェラが生み出すちゅぱ音とクンニのくちゃ音が同時に聴けるのがいいですね。
可愛いさの中にも艶めかしさを感じる彼女の喘ぎ声も興奮を掻き立ててくれました。

「無理矢理お兄ちゃんの童貞を奪ってあげてもよかったんだけど やっぱり 愛が必要だよね」
山場となるのはもちろんSEXシーン。
ミーナに筆おろしをされて無事童貞を卒業する様子が描かれています。
性器を触れあわせ、挿入し、繋がった状態で動かずにお互いの形や感触を確かめるなど
ただ性器を擦りあわせて感じるだけではない愛のあるSEXがとても印象的でした。

繋がりながら頻繁にキスをするのもポイント。
2人の間に単なる利害関係だけではなく絆が芽生えてきているのが感じられます。
最後も唇を重ねながらミーナの中にたっぷりと精液を吐き出して果てます。

このように、籠絡をテーマにしてはいますが非常に愛を感じるエッチが楽しめます。



やや珍しいシチュが魅力の作品
基本的にはサキュバスに精液を搾り取られる王道的な展開が繰り広げられますが
ミーナのキャラのおかげで明るくほんわかとした雰囲気に満ち溢れている作品です。

童貞の勇者が女性の魔力にとりつかれてミーナに溺れていく様子が描かれるのと同時に
ミーナも勇者の力強さ、可愛さ、頼もしさに惹かれ
彼に対して獲物ではなく異性としての愛情が芽生えていく様子も描かれています。
このへんがよくあるサキュバス作品との大きな違いでしょう。

「お兄ちゃん 好きだよ だーいすき これからも ずっと一緒だよ」
そのことがもっともわかりやすく描かれているのが一番最後のパート。
ここでは筆おろしの後一緒に暮らすようになった2人が
お風呂で体を洗いながらとある契約を交わすことになります。
体の傷を舐めて癒してくれるミーナの様子がとっても健気で愛おしく感じられました。

エッチは各パートで1回ずつ射精する形で別々のプレイ(or体位)が用意されています。
ちゅぱ音が声に似合わずねっとりとしていて激しいのが特徴で
そのギャップにエロさを感じる方は多いでしょう。
吐き出された精液もきちんと上と下のお口で飲み干してくれますし
サキュバスらしいエッチに対するどん欲さも感じられます。

あとやっぱりキスシーンの多さがひときわ耳を惹きます。
エッチの最初にとりあえずするようなお約束的なキスではなく
お互いをより深く感じ合うために行う愛情のこもったキスです。
地獄のエルドラドさんは他の作品を聴いた時もキスが多めでしたし
キスというプレイにかなりのこだわりを持たれているのかもしれません。
淫語とちゅぱ音それなり、喘ぎ声そこそこです。

妹モノのような気軽な感覚で聴けるサキュバス作品です。
人外らしさはほぼ感じられませんから本当に誰でも聴けると思います。

CV:月宮怜さん
総時間 46:22


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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