同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:月宮怜

   ● 女の子達に内緒話でクスクス笑われ馬鹿にされたい
   ● ~妖艶の湯~ねっとり囁きながら犯してくる幽霊少女編
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   ● ささやき・小声であなたのおとなりへ
   ● 無機質系巫女さんによる割り切りお祓いオナサポ


女の子達に内緒話でクスクス笑われ馬鹿にされたい

サークル「ブリッツクリーク」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、年下の女性に強い興味を抱いてる新任教師に
学校の女子生徒や他の教師が協力して様々な意地悪をします。

体の接触はほとんどせず様々なシチュ通じて羞恥心を盛り上げるのが特徴で
太ももや胸元を見てたことを大声で言わせる、授業中にお漏らしさせるなど
多くの人が恥ずかしいと感じる行為をいくつも行い、その都度クスクス笑いを漏らして小馬鹿にします。
新任教師への恥ずかしい洗礼
勤務先の女子生徒や教師たちから羞恥責めされるお話。

「ちょっと あの人さっきから私たちのことチラチラ見てるんだけど」
女の子は甘く可愛い声の女の子。
電車内で主人公が自分たちの太ももをチラ見してるのに気づくと
自分が脚を開いて携帯をいじってる間、彼の様子を観察するよう友達にお願いします。

本作品はこの度女子校へ赴任することになった女の子大好きな男性が
電車や学校の中で色んな女性たちからおよそ40分に渡る意地悪な責めを受け続けます。
サークルさん自身が「通常の性行等のシーンはありません」とおっしゃられてる通り
フェラやSEXといった一般的なプレイはほとんどせず、様々なシチュを組み合わせて羞恥心をくすぐります。

彼女たちのパンツやおっぱいをまじまじと観察する、目の前で放尿するなど
現実世界でやったら捕まる可能性のあるものばかり。
露出や玉責めといったニッチなものもありますから変態度の高い人ほど興奮できるでしょう。
彼女たちも相手がたった1人ということで結構えげつないことをしてきます。

販売ページの説明文に書かれてるCFNMは「クローズド・フィーメイル・ネイキッド・メイル」の略で
全裸の男性を着衣の女性が相手することを意味します。
作中で女性側が服を脱ぐシーンは一切ありません。

ちなみに声優さんは3名ですが作中に名前が出るキャラだけでも8名おり
無名のキャラも合わせたらおそらく10名近くいると思われます。
そのため本レビューでもセリフを細かく色分けせずに説明します。
パートごとに相手をする女性がころころ変わる流れです。

「んっ ふふっ あははっ わって言ったんだけど今 聞いた?」
プレイ以外の大きな特徴は嘲笑するシーンが多いこと。
自分たちよりも年上の男性が手のひらで踊り堕落する様子を面白そうに眺めます。
ブリッツクリークさんは代表作「優しい先輩の甘い罠」を始めダークな作風を好むサークルさんなのですが
これのおかげで雰囲気は意外と明るいです。

彼を本気で破滅させるのではなく小馬鹿にして楽しむ感じですね。
エンディングもカラッとしてますし、ドM向けの非現実的な快感を与えるあたりに留まってます。
良くも悪くも癖の強い作品だからこそできるだけ聴きやすくする配慮がされてます。
心を徹底的にいじめるエッチ
エッチシーンは4パート40分間。
プレイは太もも/胸元をチラ見する、放尿、全裸で校内を歩く、スパンキング、おちんちんの観察、金玉を握る、記念撮影、始末書を書くです。
放尿、スパンキング、金玉を握る、記念撮影の際に効果音が鳴ります。

「私も ちょーっと脚開いてあげる 見えるかな? 見えないよね」
主人公が自分たちの体に熱い視線を送ってることに気づいた女の子たちは
気づいてないフリをしながらわざと隙を見せて彼の滑稽な反応を楽しみます。

エッチは終始彼女たちが責め続けます。
一番最初の「電車の中で」は視姦を逆手に取ったプレイ(約8分30秒)。
太もも、パンツ、胸元など男性が興味を抱く部位をわざと見せつけて彼の動きを観察します。

「聞こえた聞こえた すっごい残念そう うふふっ」
彼は女性の体に対する執着心が異常に強いのでしょう。
バレてることにまったく気づかず興味津々な様子で覗き見を続けます。
そんな彼の気持ちを察して彼女たちも餌を小出しに与え
パートの終盤にはその事実を周りにはっきり伝えて恥ずかしい思いをさせます。

彼がこれからさらなる辱めを受けるきっかけ作りにあたるシーンですね。
年下の女性にあっさり弄ばれる展開が本作品らしくて良いです。

続く2パート27分間は学校内での出来事。
「女の子達が結託して先生にお漏らしさせる」は限界まで我慢させてからの放尿
「裸で学校を歩かされる」は全裸での徘徊とより屈辱的な意地悪をします。

「先生お腹が痛いんですね ほら お腹擦ってあげますよ すーりすーり すーりすーり」
放尿は彼女たちが連携を取ってトイレに行くのを妨害します。
尿意が限界に達したところでお腹を擦ってあげるところが特に印象的でした。
彼を気遣う素振りでクラスの生徒たちが見守る中、情けない姿を晒させます。

「本当だ ちっちゃくて皮被りだね」
「本当に玉が2個入ってる ふふっ 柔らかーい 簡単に潰れちゃいそう」

続く露出パートは授業中の徘徊ということで見られるスリルや快感はそれほど強くないものの
同行する女子生徒の1人が男性の体をまったく知らず
あどけない声で凹むことをストレートに言ったり、金玉を不思議そうにいじりながら恐ろしいことを漏らします。
金玉を握るシーンで鳴る「ぎゅぎゅー」という音に思わずすくむ人もいるでしょう。

野外での露出を避けたことも含めてサークルさんが手心を加えてるように映りました。
ただそれだけだとソフトになって物足りないから別の要素で心をえぐります。
パートの終盤には見られる快感もきちんと煽ってきますし、ストーリー性のある露出プレイだなと。

このように、自分の裸や痴態を見られ続けるシチュ重視のプレイが繰り広げられてます。
人を選ぶがハマれる作品
服を着たままの女性たちにひたすら辱められる非常に独特な作品です。

女の子たちは自分の体をエッチな目で見てる主人公を懲らしめようと
電車内や学校内で様々な罠を張り、見事に引っかかる無様な姿にクスクス声を漏らします。
そしてお話が進むほど彼の痴態を見る人数を増やして快感を増幅させます。

体への直接的な責めをできるだけ控えて羞恥漬けにする展開
現実世界でやるのが難しいことを色々やって性欲を満たすアプローチ
嬉しそうな表情でえげつない責めを繰り出す彼女たちのキャラ。
心へ強めの刺激を与え続ける思い切った作品に仕上げてます。

ぎりぎりサービスと呼べるあたりのいじめに留めてるところが素晴らしいです。
確かに彼は多くの女生徒や先生たちに弱みを握られたのかもしれません。
でも教師を辞めさせられたとか、その後もいじめを受け続けて廃人になったとかはなく終わりを迎えます。
そういう結末にしても全然おかしくないサークルさんなので意外でした。

エッチは作中に明確な射精シーンがありません。
そのため抜き場を定めにくいのですが、これも彼を破滅させないための優しさなのでしょう。
興奮できる要素は充実してますから属性が合う人なら普通に射精できると思います。

絶頂シーンはありません。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

羞恥に悶えたい人には特におすすめします。

CV:月宮怜さん、野上菜月さん、彩瀬ゆりさん
総時間 44:31

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2018年10月24日まで50%OFFの400円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

【背後から抱きしめられて・・・】~妖艶の湯~ねっとり囁きながら犯してくる幽霊少女編【M性感】

サークル「M-STUDIO」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかで悪戯好きな幽霊少女が
童貞の男性に体を密着させながら意地悪なサービスをします。

Mな人を喜ばせることを強く意識したスリリングなエッチが行われており
バイノーラル録音特有のリアルな声で至近距離から囁きながら
自分の裸や痴態を誰かに見られるかもしれない状況へと追い込み羞恥と快感を同時に与えます。
童貞さんへの刺激的なご奉仕
妖艶の湯の店員「瑠璃」からエッチなサービスを受けるお話。

「うふふふっ いらっしゃいませ」
瑠璃は可愛くて色っぽい声のお姉さん。
妖艶の湯の縁側で寝ていた主人公に囁き声で語りかけると
背後から抱きしめたまま自己紹介とエッチな悪戯をします。

本作品は人間ではなく妖魔が経営している不思議な旅館を舞台に
彼女が1時間近くに渡ってM向けの様々なプレイをします。
各パートの時間は10分程度と短いものの責め方が個性的で幅広く
現実世界では味わえないタイプの性的欲求を満たしてくれます。

全編を通じて言える大きな特徴はふたつ。
ひとつは密着し囁きながら意地悪に責めること、もうひとつは露出プレイが充実してることです。

「お客様のお腹から 抱きしめながら ぬるぬるにしていきますね」
前者は音声開始直後から彼女が彼の背中に抱きつき
そのまま首筋や耳を舐めたりM心をくすぐるセリフを意識して多く投げかけます。
女性に弄ばれるシチュですが囁き声のおかげで雰囲気は意外と温かく
声の臨場感も相まって距離の近さや温もりを感じやすいです。

しかし彼女はそうする一方でおちんちんをいじるタイミングをやや遅らせたり
筆おろしするフリをしてお預けを食らわせるといった適度な意地悪もします。
童貞な主人公の心理を逆手に取った責めを繰り出してきますから
どちらかと言えばリアル童貞な人の方がより楽しめるでしょう。

「いいんですか? 私みたいな幽霊の女の人以外に 人間のお客様にも お客様の恥ずかしい格好 ぜーんぶ見られちゃってるんですよ?」
後者については最初にエッチする場所を縁側に設定し
そこでおちんちんを露出させて彼女に見られてることを強く意識させるアプローチや
旅館に泊まってる女性客を登場させて裸を見られるスリルを味わわせる独特なシーンが登場します。

特に女性客は終盤にかなりヤバイ描写もありますし
女性におちんちんや痴態を見られたい、見せつけたい願望が強い人ほど興奮できます。
体への責めは割とソフトなのですが、先ほど説明した意地悪と合わせて心への責めが大変充実してます。
音声を聴きながらオナニーした場合ゾクゾクした快感を抱きながら射精できるでしょう。

「お顔が真っ赤になっちゃってますね 可愛いなぁ もう」
エッチのお相手を務める瑠璃は小悪魔っぽい性格の女性。
彼の初々しい反応を見て笑みを漏らす穏やかな態度を取りつつ
彼が自分の言うことを聞かない時だけ多少高圧的な行動に出ます。
終盤に彼を脅すところだけはどうにも引っ掛かりますが、それ以外は上品な印象です。
ねっとりしたスリリングなエッチ
エッチシーンは7パート62分間。
プレイは体を舐める、愛撫、乳首責め、玉揉み、手コキ、ちんぐり返し、キス、脹脛コキ、ぱふぱふ、温泉への移動、女湯でのオナニーです。
愛撫、手コキ、脹脛コキ、玉揉み、オナニーの際に効果音が鳴ります。

「ふふっ 首元 舐めただけですよ? ドキドキしてるんですか?」
主人公に事情を説明し首筋や耳を舐めると
瑠璃はそのまま彼のお腹や手を優しく愛撫してエッチな気分を高めます。

エッチはどのパートも彼女がリードします。
最初の2パートは勃起や射精への欲求を掻き立てることを目的にしたソフトなプレイ(約22分30秒)。
「ねっとり舐め回し」は顔周辺への舐めと体の愛撫
「ぬるぬるオイルで抱きしめられ弄ばれて♪」は特製のオイルを使った乳首責め、玉揉み、手コキをします。

「生きてる人間さんって すごく素敵だと 瑠璃感じます」
「これ お客様の ちんちんの我慢汁ですよね? あぁお客様可愛い」

彼女は人間相手にこういうサービスをするのが初めてです。
だから序盤は男性の体を味見するようにじっくり、ねっとり責めます。
プレイ自体はソフトですが効果音は鳴りますし、何より囁き声がとても近くて熱っぽいです。
バックで鳥の鳴き声が流れるなど、まずは聴き手を物語の世界に引き込むことを意識して責めます。

彼女の意地悪な部分が出てくるのはその次から。
「ちんぐり返しで恥辱のお漏らし♪」は名前通りの体勢で激しい手コキを
「おっぱい枕で、童貞卒業…出来るかな?」は筆おろしと見せかけ別の方法で気持ちいい射精に導きます。

「見えてるのは ガチガチに大きくしてるちんちんと お尻の穴を見せつけてるお客様一人だけ」
特にちんぐり返しは女性におちんちん、金玉、アナルをすべて見られる非常に恥ずかしい格好です。
しかも彼女は幽霊ですから彼以外の人間に姿を見られることはありません。
つまり他の人には彼が一人で変態プレイに励んでるように見えるわけです。
その設定を利用し、このパートでは3人の女性客が近くを通り過ぎるスリリングなシーンもあります。

彼女の特徴と組み合わせた珍しいタイプの露出プレイですね。
女性客の会話も入ってますから精神面の興奮が一気に高まると思います。

最もハードなプレイが味わえるのは終盤の3パート(約15分30秒)。
これまで2回射精した疲労を昼寝で回復し、汗や精液で汚れた体を流しに温泉へと移動します。

「ボロボロにはだけた服を着て 悠々と旅館内をうろついて はぁはぁって息を上げてるって 最低ですね」
一見するとなんてことのない行為ですが、彼女はここでも意地悪さを発揮します。
先ほどのプレイで破けて股間が丸出しになってる旅館着をそのまま着用させ
人の通る確率が高い正面玄関に続くルートを敢えて選び移動します。

そして彼が拒絶したり途中で逃げ出さないよう金玉を手で優しく包み込んで揉みます。
「逆らったら金玉をもぎ取る」とも言うのでこのシーンは結構人を選ぶでしょうね。
実際にはやりませんからグロいと感じることはありません。

極めつけは温泉に移動した後から始まるオナニー。
彼女の定めたルールに従い射精するまで一生懸命おちんちんをしごきます。
プレイ一覧に書いてある「女湯での」とここに泊まってる女性客たち。
このふたつを結びつければどんな風にオナニーするかがなんとなくわかるのではないでしょうか。

このように、他人の視線を意識させつつねっとり責めるM向けのプレイが繰り広げられてます。
恥ずかしく弄んでくれる作品
強めの羞恥を感じながら射精できる独自性の強い作品です。

瑠璃は自分の前で無防備な姿を晒してる主人公を見つけると
すぐさま後ろに抱きつきおっぱいを押しつけながらエッチな悪戯を始めます。
そして彼が従順なうちは優しい口調で露出を絡めたM向けのプレイを行い
逆らおうとすると腕力を見せつけたり弱点である金玉を掌握して言う通りにさせます。

「ほらほら ちんちんくんも頑張れー 早くしないと人生終わっちゃうよ」
専門店などでよくやる癒しやもてなしをテーマにしたサービスとは異なり
本作品のエッチは社会的に死ぬ可能性までちらつかせるぶっ飛んだものです。
M~ドMあたりの属性を持ってる人が最も楽しめるでしょう。
ノーマル寄りの方が聴くとついていけなく感じる部分がそれなりにあると思います。

ただし、彼女の口調が常に穏やかだったり囁き声が多いことから雰囲気はかなり穏やかです。
この大きなギャップもひとつの魅力と言えるでしょう。
羞恥の煽り方も他のサークルさんには無い光るものを持ってます。
特に他の宿泊客を使って見られる快感を盛り上げるアプローチは秀逸で面白いです。

エッチは設定以外は人外っぽさをそこまで強く持たせずまったり責めます。
序盤は密着感を出しつつ無難に進めて中盤あたりから変態性が一気に増します。
心と体を両方同時に責めてくれるので射精しやすく、その時の快感もやや大きく感じられました。
一番最後にするオナニーはMな人には堪らないのではないでしょうか。

射精シーンは3回。
くちゅ音多め、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

破滅的な体験を擬似的に味わわせてくれる作品です。
露出プレイに興味のある方には特におすすめします。

CV:瑠璃…みもりあいのさん 女性客…秋野かえでさん、天知遥さん、月宮怜さん
総時間 1:22:11(本編…1:20:18 フリートーク…1:53)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

サークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんの無料の催眠音声作品。

毎年6月にある父の日に合わせて公開されてる「ちちのひ」シリーズ。
その第7弾はお姉さんが独特な催眠で幸せな世界に案内し
乳首オナニーに特化したエッチで気持ちいい絶頂へと導きます。

いじり方を丁寧に教えながら暗示を小まめに入れる催眠音声らしいプレイに加えて
特殊な効果音を使って催眠を深めたり絶頂を制御する面白いアプローチも登場します。
乳首未開発な人でも楽しめるように催眠をしっかりかけてくれますから
催眠特有の心地よさと新しい快感の両方を同時に味わうことができるでしょう。

今回は月宮怜さんのバージョンを聴いてのレビューをお送りします。
音と言葉が織り成す夢の世界へ
お姉さんに催眠をかけられ乳首オナニーするお話。

「ようこそ! おっぱりぱーくへ!」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
おっぱい好きな仲間が集まる場所へやって来た主人公を嬉しそうに迎えると
音声を聴く際の環境を確認してから夢の世界へ連れて行ってあげます。

本作品は毎年6月第3日曜日にあたる父(乳)の日にちなんで
彼女が50分近くの時間をかけて催眠を施したり気持ちいいサービスをします。
テーマはやや独特ですが、催眠が優れてますしエッチの流れも非常に丁寧です。
性的快感だけでなく催眠に入る心地よさや幸福感といった精神面の快楽も味わえるでしょう。

「指で軽く触れただけでゾクって感じちゃうくらい 敏感な乳首になれればとってもしあわせなんだって」
シリーズ最大の特徴は乳首に特化したエッチをすること。
おちんちんには触れないどころか意識すらほとんど向けさせず
胸のあたりに温かさを感じさせたり、暗示で感度を高めながら乳首オナニーにじっくり取り組みます。

乳首は男性にとって初めはそれほど気持ちよくない部位ですが
いじり続けることによって少しずつ開花していく隠れた性感帯です。
その気持ち良さを一人でも多くの聴き手に伝えようと催眠を使って上手にサポートします。
今作はどんな風にいじるかまでしっかり教えてくれますから、未開発者でも比較的やりやすいと思います。

「今からある音が、流れてくるの その音は、あなたの頭の中に直接響いて体中を気持ちよくしてくれます」
もうひとつのポイントは音を使って感覚をコントロールすること。
催眠パートの中盤あたりから「ぶぉんぶぉん」という特殊な振動音が流れ始め
それを聴くと催眠が深まったり気持ち良さが増す暗示を彼女が丁寧に入れます。

聴いた感じではサークルさんの過去作「第3弾」で使用したものと同じ音のようです。
実際に聴いてみると頭の中が軽く揺さぶられるような感覚がするでしょう。
エッチでも音と暗示を組み合わせて性感を高めるシーンが度々登場します。
頭を空っぽにして気持ちいい人形に
催眠はおよそ23分間。
仰向けに横になって目を閉じ、乳首に関する簡単なお話を聴いてから
深呼吸や空を眺めるイメージでまずは心身をリラックスさせます。

「腕や足をだらーんとすれば、なんとなく力が抜けているような そんな感じになるからあまり意識しすぎなくても大丈夫だよ」
「ゆっくり、ゆっくり体が軽くなっていく ぷかぷか、浮かんでいるような不思議な感覚」

そして彼女は催眠に入りやすくなるコツを教えたり
イメージの内容に合った柔らかい暗示を投げかけて緊張を上手に解きほぐします。
テーマの乳首とは無理に絡めてきませんし、セリフの間が長めに取ってあるおかげで
後になるほど頭が空っぽになったような心地いい感覚が広がっていきます。

「ほらほら、ちゃんと声、聴こえてる?大丈夫? うん、声を聴くことが今は一番大事なこと、だからね」
催眠中に時々声に対して意識を向けるよう呼びかけるのがいいですね。
催眠状態は平たく言えば何かひとつの事に集中してる状態ですから
その対象が声になるようさり気なく誘導します。

もう少し後で彼女がしばらく何も話さないシーンがあるのですが
そこで何となく寂しい気がする人もいるでしょう。
作品の特徴である音よりも声に集中できる環境を自然な形で整えてくれます。

お次は先ほど説明した振動音がバックで流れ始め
それにカウントや暗示を組み合わせてさらに深い催眠状態へと導きます。

「音が体中に響き渡り さらに気持ちよく、なっていきます 音を聴くだけで体中がぞくぞくします そしてあなたは、この音がとても大好きになります」
「しあわせ… とてもしあわせ… 口を軽く開いて、だらーんとして 一気に体中の力が抜けて、完全に人形になる」

ここに来る頃にはおそらく意識のぼやけをそれなりに感じてると思います。
その感覚が音や彼女の言葉に合わせてさらに強くなるのを感じました。
他にも胸のあたりがぽかぽかするとか、手足が痺れる感覚がするかもしれません。
人によって多少の違いはあっても「気持ちいい」という点は共通してるのではないでしょうか。
音が持つ長所を彼女の言葉で上手く増幅しています。

幸福感を与えつつしっかり落とす独創的かつ効果的な催眠です。
聴き手をお姉さんの言う通りに反応する人形に変えることを目的に
前半は深呼吸やリラックス系の暗示にカウントを絡めて軽い深化を
後半は深化の暗示に効果音を盛り込み前半の感覚をさらに強めていきます。

全体の流れから細部のアプローチに至るまで独自色の強いものになってますが
イメージの内容、暗示の表現や入れ方、効果音との組み合わせ方などがどれも優れており
文字通り頭の中が真っ白になったような感覚が後になるほど湧いてきます。

脱力系の暗示を入れてこないので手足の重さや不自由感は薄い反面
意識がぼやけるとか、脳みそがドロドロに溶けたような感覚が強めに味わえるでしょう。
今の状態だと効果音の音量がやや大きい気もしますが、これについては後日調整版が公開されるそうです。
色んな刺激で何度も絶頂
エッチシーンは25分ほど。
プレイは声による絶頂、胸に手を被せる、乳首オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りですが射精表現はありません。

「さあ、脳みそをとろとろにしてあげましょう 両腕を動かして、手のひらでおっぱいを包みこみましょう」
催眠を使って主人公を自分の声の虜にしたお姉さんは
いよいよ本題の乳首オナニーに向けて感度を徐々に上げていきます。

エッチは彼女に言われた通りに胸や乳首をいじります。
最初の8分間は乳首オナニーをより楽しむための準備にあたるシーン。
胸に両手を置いて乳首を温めながら快感だけに没頭できる心を育てます。

「手のぬくもりを感じているだけで どんどん体がアツくアツくなっていく 体がどんどんエロくなっていくのがわかるよね」
プレイだけを見ると非常にソフトなのですが、彼女が感度強化の暗示を小まめに入れてくれるおかげで
胸のあたりを中心に体がどんどん火照ってくるのがわかります。
本作品のエッチは淫語やちゅぱ音といったストレートなエロ要素をほとんど使わず
イメージや暗示の力で気持ちよくする催眠音声ならではのものです。

純粋なエロさが低いのになぜか興奮するとか、股間がムズムズする不思議な感覚が味わいやすくなってます。

「ぐるぐる、ぐるぐる 頭の中真っ白、ぬるぬる。ねばねば とろみがかった白い液体が頭の中を真っ白に染める」
さらに彼女はエッチの最中も催眠状態を無理なく維持できるように深化の暗示を適度に入れます。
これは本作品というよりはすくりぷさんの作品全体に言える特徴ですね。
催眠が途中で解ける可能性が低いのでドライオーガズムを迎えやすくなってます。

本格的な乳首オナニーが始まるのはその後から。
乳頭を優しく撫でるところから入り、中指で乳首を押す、指で摘んで軽く引っ張る
腕を交差させて同時に撫でるなど色んなプレイを指示して幅広い快感を与えます。

「ほら、指で乳頭を刺激して… 指が乳首の周りを這うように回る ぐるぐる、ぐーるぐる 乳首にかすかに触れる、ぞくっとする」
プレイが切り替わるたびにどこをどのようにいじるかきちんと教える親切設計です。
また「すーりすり」「くりくり」などの擬声語でペースを適度に指示してもくれます。
頭を空っぽにした状態を維持しやすい作りと言えます。

催眠にどっぷり浸かったまま乳首をいじるので普段よりも気持ちよく感じました。
特にいじり始めた時はピリッとした鋭い快感が走り、直後にそれが全身へと広がっていきます。
絶頂も乳首と脳の両方でイク感じでしたし、催眠状態下でする乳首オナニーの醍醐味がぎっしり詰まってます。

このように、乳首の快感と催眠の技術の両方で気持ちよくする質の高いエッチが繰り広げられてます。
一風変わった乳首系作品
シリーズの特徴を押さえつつ新しいことにも挑戦してる面白い作品です。

お姉さんは乳首大好きな主人公にその快感を存分に味わってもらおうと
催眠をかけてそれに没頭できる世界に招待し、言葉と音を組み合わせたリードで何度も絶頂させます。
ちちのひの名に恥じない完全乳首オンリーのエッチ、そしてそれらを支えるハイレベルな技術の数々。
催眠音声では老舗中の老舗にあたるサークルさんの実力が遺憾なく発揮されてます。

「音が鳴り続ける限り、あなたの体の感度は上がり続けます この音は、あなたの快楽の全てを増幅させるえっちな音 エロいことだけ、快楽を満たすだけ」
そして今作では催眠、エッチの両方で効果音を取り入れ
それを起点に催眠を深めたりエッチな気分を盛り上げるアプローチが何度も登場します。
催眠音声では割とよく聴くタイプの音なので深化にはもちろん役立ってますし
エッチもちゅぱ音や喘ぎ声といった定番の音とは違う方法で気持ちよくする役割を果たしてます。

幸福感や満足感といった心にプラスに働く感覚が強めに味わえます。
それに乳首の快感が加わるわけですから、かなり気持ちよくなれるのではないでしょうか。
催眠と乳首オナニーのバランスが取れてるのでどちらも同じくらい楽しめます。

エッチはいじり方のバリエーションに力を入れてるように映りました。
未経験者は「好きにいじっていいよ」と言われても戸惑うだけですし、こういう指示重視のスタイルも有りかなと。
その一方で絶頂シーンを多めに設けたり、連続絶頂できる刺激を与える経験者向けの配慮も見られます。

絶頂シーンは5回+α(連続絶頂)。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

乳首オナニー未経験者から熟練者まで誰でも楽しめる親しみやすい作品です。
無料ですから興味の湧いた方は是非一度お試しください。

CV:月宮怜さん、そらまめ。さん
総時間 月宮さんver…52:57 そらまめ。さんver…56:53

すくりぷてっどこねくしょん
http://107baknyuata.blog.2nt.com/blog-entry-204.html

サークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんの無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、色っぽくてSっ気の強いお姉さんが
ややM~M向けのサービスで乳首の快感と女性に弄ばれる幸福感を教えます。

シリーズの他作品よりも調教色を強めに出したプレイが行われており
催眠パートで彼女の声に従う気持ちよさをしっかり叩き込んでから
恥ずかしい格好で乳首をいじらせたり、軽い言葉責めをして奴隷の快感を徐々に膨らませます。
乳首と調教の快感をあなたに
お姉さんに催眠をかけられ乳首オナニー調教を受けるお話。

「あなた… 自分で乳首をいじってみたことある?」
お姉さんはややトーンが低く色っぽい声の女性。
音声を聴く際の環境や注意事項を簡単に説明すると
作品のテーマである乳首に関するお話を始めます。

本作品は「父(乳)の日」にちなんで毎年6月に公開されてるシリーズの第2弾。
彼女が比較的短時間で催眠を施してから2種類のエッチを行います。

このシリーズの売りは何と言っても乳首に特化してることです。
作中でおちんちんに触れるシーンは一切なく、体勢を変えながら乳首を思う存分いじってドライを目指します。
2パート合わせて17分ほどいじりますから開発済みの人はもちろん
普段いじらない人でもちょっぴり気持ちいい感覚が味わえると思います。

「色んな事をされたい、犯されてみたい そんなあなたの欲求を私が満たしてあげる」
本作品独自の要素は乳首オナニーと調教を組み合わせてエッチを進めること。
乳首大好きな彼を「変態」と呼び、エッチシーンでは乳首の快感と彼女に従う幸福感の両方を教え込みます。
といっても催眠は信頼関係が何より大事ですから聴き手を苦しめるようなことは決してしません。
上手く絶頂を迎えさせるためのスパイスとして多少の羞恥を与えます。

催眠はおよそ8分30秒間。
仰向けになって目を瞑り、天井を見つめるように視線を向けながら彼女が言うものをイメージします。

「ゆっくり、体の力が抜けていく でも、力を抜こうと、意識する必要はないの 力が入ったままでも別にかまわないわ」
冒頭の会話シーンよりもずっと緩くぼやけた声で彼女はリラックスできる言葉を投げかけます。
「ぼーっと」「ぼんやり」といった単語が非常に多く、割と早い段階から意識がぼんやりしてきます。
この時点では調教っぽさもまったくないので多くの人が癒しを感じるでしょう。

「目の前がどんどん暗い青に染められる 青い闇が目の前に映り込む あなたの心がす~っと吸い込まれそう…」
「青い闇がさらに広がっていく 目の前、辺り一面が青く染められる ぼ~っとしている 青い闇… 心が犯されていく」

イメージはガスコンロの火のような青い炎が暗闇を照らし大きくなっていくというもの。
視界が黒から青に移り変わる、あるいは炎の揺らめく様子に暗示を込めて意識の力をさらに弱めます。
簡単にイメージできるものだからでしょうが、全身がすーっと下りていく心地いい感覚が味わえました。

「「はい」と返事をすればするほどだんだん気持ちよくなる 妖しいクスリをどんどん注ぎ込まれているかのように…」
そうやって催眠状態を十分に深めたところでようやく彼女の声に従いたくなる暗示を入れます。
「私に従うと気持ちよくなる」など、従うことによって生まれるメリットを強調する形で語りかけるのがいいですね。
主従関係を彼女の側から押し付けるのではなく、こちらからそうなりたいと感じるようにリードしますから
それほど嫌な印象を抱くことなく受け入れられると思います。

テーマの乳首とは無理に絡めず、エッチを楽しめる環境を整えることに力を入れた巧みな催眠です。
お姉さんの言うことを無理なく従える心にすることを目的に
乳首オナニーによって得られる快感を多少思い出させてから
青い炎が広がっていくイメージに効果的な言葉を組み込み確実に催眠の世界へと導きます。

時間が短いので催眠音声を聴き始めたばかりの方でも上手くいく保証はできかねますが
ある程度慣れてるなら頭の中がぼんやり、ぽわぽわしてくるのを割と強く感じます。
彼女の演技、暗示の表現と入れ方が優れてるからこうなったのでしょう。
信頼関係を維持しつつ、ある程度の上下関係を確立させることに成功しています。
ふたつの快感を同時に味わいながら
エッチシーンは2パート29分ほど。
プレイは体の愛撫、乳首オナニー、擬似乳首舐め/乳首責め、記念撮影(1回)です。

記念撮影の際にシャッター音が鳴ります。
セルフは有りですが射精表現はありません。

「私があなたの心の奥まで犯して 一生忘れられない快感を刻み込んであげる」
催眠を使って主人公の心を従順にしたお姉さんは
自分に従う気持ち良さをより深く教えようと乳首特化のエッチをします。

エッチは彼女に言われた通り体を動かしたり乳首をいじります。
仰向け→四つん這い→正座とシーンによって体勢が切り替わりますから
休日の前夜など多少疲れても大丈夫な時に聴くのがいいでしょう。

最初のパートでするのはオーソドックスな乳首オナニー(約16分)。
自分の上に彼女が跨り、手で体を撫でられてるイメージをしながら自分でまさぐります。

「快感を求める あなたの意志ではなく、私の意志のままに… そう、その手は私の手 あなたをいやらしくさせちゃう不思議な手」
彼女はエッチの全編を通じて自分の存在を強く意識させ
さらに自分に責められてるイメージを随所でさせて女性に弄ばれる快感をくすぐります。
それと並行して感度が高まる暗示を入れて心と体をバランスよく盛り上げます。

催眠パートもイメージ主体でしたし、催眠に入っていれば自然とイメージ力が高まりますから
同じ乳首オナニーでも普段と感触が違うとか、妙に気持ちよく感じるかもしれません。
セルフプレイを調教っぽくアレンジしてるところが実に面白いです。

「どんどん、頭がまっしろになるわ 頭がまっしろになると、股間の奥が疼き始め とても切ない気分になっちゃう」
「ゆっくりゆっくり、頭が犯されていく 全身が快感で痺れていく」

すくりぷさんと言えばエッチの最中にも深化させるのが大きな特徴です。
本作品でも乳首オナニーを開始したあたりからそういったアプローチが登場します。
おかげで頭の中がドロドロになったような感覚が後になるほど強くなります。
「頭が犯されていく」という表現が調教にマッチしていて非常に印象的でした。

そしてこれは体を動かした際に催眠が解ける可能性を下げるのにも役立ってます。
表面的には調教なのですが、聴き手を楽しませることを第一に考えてるのも事実です。

2番目のパートでするのはより変態的な乳首オナニー。
前半は四つん這いになって彼女に指で責められてるイメージ
後半は正座で彼女の言ったことを復唱しながら絶頂の許可を待ちます。

「だってあなたは卑しい犬 自分で性欲処理もできない犬 四つん這いのまま、感じるだけの犬」
「頭の中、いやらしいことしかないわね 素敵なエロ顔… みんなにも見せてあげたいくらい… 写真でも撮っときたいわね」

前のパートとの違いが引き立つように彼女もかなり大胆なことをしてきます。
特に記念撮影は自分の大事な部分をすべて撮られる非常に恥ずかしいプレイです。
それを後押しするように言葉や口調も若干嗜虐的になります。
M度が高めな人にとってはこちらのパートのほうがゾクゾクするのではないかなと。

このように、乳首の快感とお姉さんに従う快感の両方を味わわせるM向けのプレイが繰り広げられてます。
ゾクゾクする乳首作品
Mな人が喜びそうな要素をそれなりに含んだ乳首特化の作品です。

お姉さんは乳首でより強い快感を味わってみたい主人公を満足させるために
最初から彼のM心をくすぐる言葉を投げかけ、お話が進むほど上下関係が強くなるようにリードします。

変態と言ったり、乳首だけを執拗に責められたり、犬扱いされて写真を撮られたりと
行為だけを見れば確かに調教と呼ぶのがしっくりきます。
ですが彼女はそのことごとくを自分ではなく彼の望みを叶える形で行います。
サービスとしての調教ですからややMあたりの人でも普通に楽しめると思います。

催眠はイメージと暗示を組み合わせて深化させ、エッチでそれを強化する質の高いものです。
双子系でもない限り10分以内の誘導は困難なのに、それをやり遂げてるのが驚きでした。
私がすくりぷさんの作品を聴き慣れてるのもあるのでしょうが結構がっつり入れます。
催眠の世界に漂う感覚と乳首をいじる感覚を同時に味わうひと時は「気持ちいい」の一言です。

エッチはベースの乳首オナニーに彼女の存在をある程度絡めてます。
同じ乳首いじりでも自分でやるのと女性にしてもらうのとでは大きく変わりますし
そういった心への働きかけを上手く使ってドライできる環境を整えます。
個人的には2番目のパートのほうがイキやすく感じました。

絶頂シーンは全部で3回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

ソフトな調教を楽しみながら乳首で気持ちよくなれる作品です。
無料ですから興味を持った方は是非一度お試しください。

CV:月宮怜さん
総時間 48:37

すくりぷてっどこねくしょん
http://107baknyuata.blog.2nt.com/blog-entry-53.html
(ページ中ほど「第12弾(ちちのひ2012)(cv月宮怜)」が本作品になります)

催眠安眠 お姉ちゃんの弟になってたくさん甘えちゃおうっ

サークル「R&W」さんの催眠音声作品。

同サークルさん初の催眠音声にあたるこちらは、声も態度もあまあまなお姉ちゃんが
弟になる催眠をかけてから寝かしつけたりエッチなお世話をします。

頭を撫でる、ぎゅっと抱きしめて優しい言葉をかけるなど甘やかし要素が非常に多く
退行催眠の効果もあって開放感や幸福感を抱きながら気持ちよくなることができます。
子供に戻ってお姉ちゃんにたっぷり甘えよう
お姉ちゃんの弟になって色々お世話されるお話。

「ふふ、こんにちわ」
お姉ちゃんは明るくて穏やかな声の女性。
主人公が一時的に自分の弟になってたっぷり甘えられるように
昔の心を呼び起こす催眠をかけてあげます。

本作品は「子供に戻って彼女に甘やかしてもらう」ことをテーマに
20分近くに渡る退行催眠を施されてから異なる特徴を持った3種類のサービスを楽しみます。

R&Wさんは同人音声側でおねショタ系の作品をいくつか作られてる実績があり
その経験を活かして年上の女性と過ごす幸せな気分を味わわせてくれます。
甘やかし成分がとてつもなく強い作品です。

「ぎゅっ ぎゅってすると、やわらかいおっぱいに顔がう押し付けれられちゃうね ふふ、お姉ちゃんの腕で、包み込んであげるからね」
例えば彼女は多くのシーンで彼と体を密着させ
彼のリクエストを受け入れながら頭を撫でたりおっぱいで抱きしめたりします。
姉と弟の設定なので言葉や態度によそよそしさがまったくなく
月宮怜さんの甘い声も相まって最初から最後まで温かい雰囲気が漂ってます。

催眠はおよそ19分間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずは深呼吸や脱力をして心身をリラックスさせます。

「すーーっと息を大きく吸って、新鮮な空気と一緒に ふんわりとした優しい気持ちが入って行きます」
お姉ちゃんは聴き手が安心して自分に心を預けられるように
好きなペースで深呼吸させながら意識してゆっくり、のんびり語りかけます。

本作品は全編に渡ってセリフが柔らかいもので統一されてます。
暗示の表現が彼女らしいものばかりなので、彼女に催眠をかけてもらってる気分が味わいやすいです。
また話すペースや間に気をつけて少しずつ催眠状態が深まるようにリードします。

「ゆっくりとゆっくりと力が抜けて行きます… ゆっくり… ゆっくり… ストン」
「意識も遠くなって、理性もどこかに抜けて行きます… ふわふわ ふわふわ とっても気持ちいい」

その部分が一際よく出てるのが全身を脱力させるシーン。
両足、両肩、太ももなど全身をいくつかのパーツに分け
その都度上のセリフのように擬声語を多く交えた暗示を入れて重さを伝えます。

まだ序盤なのでそこまで強烈な重さは感じないでしょうが、なんとなく心地よく感じる人はそれなりにいると思います。
緩さや温かさを強く意識した催眠です。

続く後半は深化と最終目的にあたる退行。
ここではバックでオルゴールを流しながら「幸せ」「心地いい」などの言葉を投げかけ心をさらに蕩かせます。

「この独特な音色があなたを癒し、心を潤してくれます だから、この音を聞いていると、落ち着き、もっと眠くなっていきます」
「今感じてる体中の重さも、小さくなるにつれ、軽く、かる~くなって行きます」

オルゴールの素朴で優しい音と旋律には懐かしさが漂っており
彼女もそれを起点に癒しをより感じるように優しい言葉をかけます。
退行についてもカウントを数えながら体が軽くなる暗示を入れたり
色んなものに縛られてる大人の心から解き放つなど目的に合わせて進めます。

「あなたは子供になります」なんて言うよりも体の軽さを感じさせたほうが
自分が幼くなったことを遠まわしに自覚させられるので有効です。
処女作とは思えないほどアプローチが練られていて実に良いです。

作品の世界に浸らせつつエッチを楽しむ環境を整える癒しに満ちた催眠です。
聴き手の心身両方をお姉ちゃんの弟にすることを目的に
深呼吸、分割弛緩法、オルゴールを使った深化、退行といったように
リラックスできる要素を多めに取り入れ、それぞれを彼女のキャラに合わせた形で進めます。

催眠自体の効果もあるのでしょうが、聴いてる最中はすごく幸せな感覚が味わえました。
新規の催眠音声サークルさんにありがちな違和感のある設定や描写も特になく
後に進むほど作品の世界に引き込まれていくのを感じます。
暗示のボリュームをある程度抑え、表現も独自のものにしてる点も作品の雰囲気に合ってます。

退行はこのパートを聴き終えた段階だとピンとこないかもしれません。
ですが次の「安眠編」でそれを強化するセリフがいくつも登場します。
たっぷり甘やかされる幸せなひと時
普段はここでエッチの説明に入るところですが
今回はその前に「安眠編」の紹介をさせていただきます(約13分)。

「え? 甘えたいの? うん、いいよ。お姉ちゃんに好きなだけ甘えていいよ~」
催眠によって主人公を自分の弟にしたお姉ちゃんは
彼のことを「僕」と呼び、一緒のベッドで横になり眠らせてあげます。

このパートは名前の通り安眠させることを目的としたサービス。
向かい合って抱き合い、おっぱいの匂いを存分に堪能させたり
終盤に差し掛かると熱いキスをして彼への深い愛情をストレートに伝えます。

「それじゃあ、お姉ちゃんも僕を抱きしめてあげるね? ぎゅう~~ 僕のちっちゃい体がすっぽりおさまっちゃう」
「とっても落ち着くね 意識がふわ~っと ふわ~っと してくるね」

ここでは聴き手の体が彼女よりも小さいことを匂わせるセリフがいくつも登場し
前のパートで施した退行催眠の効果を遠まわしに強化します。
安眠についても「意識がぼやける」「眠くなる」といった暗示を行為に絡めて眠気を誘発します。
密着してイチャイチャするシーンがとても多く、年上の女性が持つ優しさや温かさを強く感じます。

その後に始まるエッチシーンは2パート14分ほど。
プレイは手コキ、キス、オナニー、スク水の匂いを嗅ぐ、ブルマコキです。

手コキ、オナニーの際に効果音が鳴ります。
セルフは一応有りです。

「大きくなっちゃった原因はお姉ちゃんにもあるし、ちっちゃくなるまで手伝ってあげるね?」
安眠編でのキスに反応し勃起した主人公のおちんちんを見たお姉ちゃんは
責任を感じおっぱいを好きにいじらせながら手コキで気持ちよくしてあげます。

エッチはどちらも彼女にリードされる形で進みます。
前半の「手コキ編」は今までの流れをそのまま継承した甘やかしプレイ。
パンツを脱がしておちんちんを最初はゆっくり、しばらくすると速いペースでしごきます。

一般的な催眠音声ではここで暗示を入れて感度を強化したり
彼女におちんちんをしごいてもらってる快感を味わわせるのですが
本作品のエッチは残念ながら催眠の技術がほぼ使われてません。
同人音声と同じく彼女が普通に語りかけるスタイルでそれぞれを行います。

「舌と舌のキスがしたいの? もぅ、しょうがないなぁ」
「たまたまに入った僕の可愛いせいえき ぜぇんぶだしてごらん? お姉ちゃんにお手手にぴゅっぴゅしてごらん?」

ただし、彼女のセリフ自体は本当に甘いものばかりです。
彼にリクエストされたら喜んで受け入れるし、射精の瞬間も「ぴゅっぴゅー」と言って応援します。
事後に優しい言葉をかけて賢者タイムを和らげるなど、作品のテーマに合ってるのは事実です。

対する後半の「怒られオナニー編」はアブノーマルな要素を含んだプレイ。
別の日、お姉ちゃんのブルマとスク水をオカズにオナニーしようとしてたところを見つかり
その罰として目の前でオナニーするよう命令されます。

「こーゆーことが二度とないように、これで今オナニーさせてあげるから、しこしこ始めなさい」
彼女としては可愛い弟がオナニー狂いになってしまったのが残念なのでしょう。
これまでとは違い軽く叱るような厳しい口調で語りかけます。
さらにパート中盤に差し掛かるとスク水を鼻に、ブルマをおちんちんに乗せてオナニーさせます。

通しで聴くとこれまでとは随分と違う印象を受けるでしょうね。
でもなんだかんだで彼のブルマ&スク水オナニーを手伝ってるのが彼女らしいです。
スク水の香りを暗示でうまく伝えられていたらもっと充実したプレイになったでしょう。

このように、お姉ちゃんらしさを意識した甘さ重視のプレイが繰り広げられています。
甘えられる作品
年上の女性に甘やかされる感覚が味わいやすい作品です。

お姉ちゃんは聴き手が一時的に自分の弟になり思う存分甘えられるように
最初から温かい声と態度で内容に沿ったサービスをします。
リラックスさせつつオルゴールの音色+暗示で深化させる独特な催眠
抱き合っておっぱいに顔を埋めさせながら眠らせる安眠など、おねショタの長所がぎっしり詰まってます。

「気持ちよく、眠って、たくさん良い夢見てね?」
この作品の特に良い部分はすべてで彼女がこちらの立場に立ってご奉仕することです。
これは「主役は被験者」という催眠の原則にそのまま当てはまります。
やりたいことを彼女が自然と察知し、その通りにしてくれるからこそ強く癒されるのです。

しかし、エッチの2パートが催眠から遠くかけ離れた内容になってるのは非常に残念です。
弟になる催眠を施したのならそのまま気持ちよくなれるように技術を行使するのが望ましいです。
同人音声メインのサークルさんだからこういう作りになってしまったのでしょう。
同人音声と催眠音声ではエッチの進め方や内容が大きく異なります。

エッチは前半は甘く、後半はちょっぴり厳しくとメリハリがあります。
後半にスク水を鼻に押しつけて呼吸できなくする描写はやりすぎだと思いますが
エロよりも癒しのほうが強い作品ですし、刺激的なプレイを敢えて盛り込んだのかもしれません。
催眠とは無関係なので厳密にはセルフ・ドライどちらに該当しないプレイです。

射精シーンは全部で2回。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

催眠と安眠パートは良いのだけどエッチがうーん…な作品です。
私は催眠とエッチが融合していてこそ初めて催眠音声は成り立つと考えてます。
そのため今回はこの点数とさせていただきました。

おまけは寝息ループです。

CV:月宮怜さん
総時間 1:24:58(本編…1:04:34 おまけ…20:24)

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は5点。
84分800円とコスパがいいので+1してあります。

2016年11月07日まで3割引の560円で販売されてます。

健気な許嫁のほのあま耳かき

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、生まれたときから夫婦になることを運命づけられた一組の男女が
耳かきや散髪をしながら少しずつ心の距離を近づけていきます。

リアルな動きが持ち味の癒し系サービスだけでなく
それらを通じて最初はぎこちなかった2人がだんだんと打ち解け
夫婦として一生を過ごす自信をつける様子がわかりやすく描かれています。
旧家に生まれた男女の心温まる物語
許嫁の雪乃に耳かきと散髪をしてもらうお話。

「お久しゅうございます 雪乃でございます…」
雪乃は甘く穏やかな声の女性。
久しぶりに会った主人公に丁寧な挨拶をすると
これから彼の屋敷で花嫁修業に努めることを告げます。

2人は両家で代々婚姻を結んでいるほどの古い家の出身で
今回も両親に生まれたときから結婚することを決められていました。
そして結婚適齢期を迎えた彼女が彼の家に入り、1年間修行を積んだ後に正式な夫婦となります。
このお話は彼女がその修行を開始する直前の様子を描いています。

「不慣れゆえに 話し方がおぼつかないこともあるかと思いますが 努力してまいりますので 何卒 よろしくお願いいたします」
良家のお嬢様なので小さい頃から躾けられていたのでしょう。
彼女はいかにも大和撫子といった感じの古風な言葉使いで終始接してきます。
最初は他人行儀に感じるでしょうが、これが彼女の素だとわかると気にならなくなります。

また2人は子供の頃に少し遊んだくらいで今回会うのは10年くらいぶりです。
だから最初は彼女がどのように接していいか戸惑う仕草を見せます。
そこでまずは親睦を深めるために耳かき・散歩・散髪をするわけです。

一般的な癒し系作品に見られるサービスの内容を重視する作風とは違い
本作品ではサービスをしながら2人の心情の推移も描いています。
聴き始めた直後とエンディングで2人の仲が随分変わったように感じるでしょうね。
初々しい男女が織り成すやり取りも心を温めてくれます。
健気さが感じられる心のこもったサービス
雪乃が最初にしてくれるサービスは耳かき。
膝枕の体勢で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒で汚れを取り
最後に強めの風圧で2~3回息を吹きかける家庭的なものです。

耳かき棒は「ごりっ ずずっ」とやや篭った硬い音
綿棒は「じじっ ざっ」と耳かき棒に比べると広く柔らかさのある音が使われており
どちらも耳の壁をゆっくりなぞるように動きます。

効果音の音質が最近の作品に比べるとクリアさに欠けていたり
耳の中を掃除している音にしては硬すぎるのが気になりますが
動きについては耳の形状や大きさに合わせたリアルなものになっています。

バイノーラル録音じゃないので耳かき音声好きにはやや物足りなく感じるかなと。
個人的には今の時代だとちょっと厳しいかなって思ってます。

「だいぶ慣れてまいりました それもこれも 若様のお耳の中が 取りやすい大きな汚ればかりだからでございます」
「不思議なことに ぼんやりと 幼い頃 若様と 遊んだ記憶が 蘇ってまいります」

最中の雪乃の様子はというと、開始直後は緊張しているように見えたのが
後になるにつれて主人公と何気ない会話をするほどにリラックスします。
そして彼も耳かき中に寝入るほどに癒された姿を見せます。

彼女はずっと会っていなかった彼に対して漠然とした不安を抱いていました。
子供の頃に優しくしてくれたとしても、それが大人になっても通用するとは限りません。
しかし実際に再会して彼が昔とまったく変わってなかったことに安心し
胸のうちを語りつつ彼に様々な気配りを見せるようになります。

この部分が耳かきに個性を与えています。
ストーリー性のある耳かきと言えばいいのでしょうか。
キャラを大事にしているあまり見かけないタイプです。

次に登場する散髪は耳かきの後に庭を散歩していたところ
首のあたりを気にしていた彼が彼女に切って欲しいとお願いします。
彼女も初めてやるので軽く切りそろえる程度の簡単なものです。

「シャキ シャク」という軽快な金属音が頭の後ろを中心に鳴り
それが左右や下へと微妙に移動します。
位置の変化に合わせてハサミの音が微妙に変化するのがいいですね。
散髪は音声作品だとまだまだレアなサービスですから個性もあります。

「若様 なんだか とっても楽しいですね」
雪乃も彼に満足してもらえるようにと多くを語らず黙々と取り組みます。
耳かきに比べると効果音の割合が増えているため静かに感じるでしょう。
そして事後は彼に満足してもらえて喜ぶ姿を見せてくれます。

恋を知らないまま結婚することになった若い男女が
不得手ながらも少しずつそれを学んでいく。
現代ではあまり見かけないシチュに癒しのサービスを上手に組み合わせています。
初々しい男女のやり取りが楽しめる作品
どちらかというとサービスそのものよりも2人のキャラややり取りが魅力的な作品です。

普通の女性とはかなり違う言葉使いをする雪乃が
夫となる男性のために心を込めてご奉仕します。
これだけを見れば割とよくある風景なのですが、2人がずっと会っていなかった背景や
物語の中で少しずつ仲良くなっていく様子に一層心が癒されます。

「こうして 若様のお願いをきくのも 楽しいものなのですね」
ここでのポイントは雪乃だけでなく主人公も自分を曝け出していることです。
彼女が一方的にご奉仕するだけでは彼女の優しさしか映りません。
しかし彼がそれに対してしっかり反応を見せることで心の繋がり具合がより伝わりやすくなっています。
音声作品ではとかく軽視されがちな主人公のキャラもきちんと定められているのが印象的でした。

サービスについては私が耳かきに関して辛口なところがあるため
本作品に対しても思ったことを包み隠さず書きました。
耳かき音声をあまり聴かない人ならまず満足できるクオリティを持っています。
散髪は時間が5分程度と短めです。

ボイスドラマに癒し系サービスを組み込んでいる作品です。
キャラ重視の耳かき音声が好きな人におすすめします。

CV:月宮怜さん
総時間 40:01

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

サークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんの無料の催眠音声作品。

2011年から「父(乳)の日」にちなんで毎年6月に公開されている「ちちのひ」シリーズ。
その第一作目にあたるこちらは、優しいお姉さんの導きで気持ちいい催眠の世界に入った後
おっぱいをたっぷりいじってその気持ちよさを楽しみます。

エッチで行う胸&乳首のオナニーだけでなく催眠もこの上なく優れており
催眠特有の心地いい幸福感にどっぷり浸りながら快感に没頭できます。
おっぱいはみんな大好き
お姉さんに催眠をかけられてからおっぱいオナニーをするお話。

「突然ですが… あなたはおっぱい…好き?」
お姉さんは明るくて優しい声のお姉さん。
主人公に突然おっぱいが好きかどうかを訊ね、その魅力を語ると
おっぱいを使ったとっても気持ちいいプレイをプレゼントします。

本作品はおっぱいだけで絶頂することを目的に
彼女が総時間の3分の2近くを使って入念な催眠を施し
その後彼女の指示や暗示にコントロールされる形でおっぱいや乳首をいじります。

エッチの終盤で股間に軽い刺激を与えるシーンが一応ありますが
おちんちんをシコシコする一般的なオナニーは一切やりません。
まさに「ちちのひ」にふさわしい個性的なプレイが繰り広げられています。

乳首は男性でも開発すれば十分に気持ちよくなれる性感帯です。
しかし、そう感じられるようになるためには時間をかけていじり続ける必要があるため
人によって得られる快感に大きな違いが出てしまいます。

それを埋めるための手段として彼女は催眠の技術を使用しています。
肉体だけでなく精神もしっかり気持ちよくしながらプレイを進めてくれますから
普段乳首をいじらない人でも少し違った感覚が得られると思います。
入念な準備をして、さらには大衆向けのアプローチもしてくれる大変親切な作品です。

催眠はおよそ28分間。
ベッドに仰向けに横になり目を瞑った状態で
まずは自分にとっての幸せな瞬間をイメージします。

「色んないい事を探すのは楽しい事 たくさん集まると なんだかしあわせな気分になれるね」
いつもより早く目が覚めた、通勤電車で自分の前の席が偶然空いて座れたなど
我々の生活の中にはほんの小さなレベルの幸せが数多く存在します。
それらを思い出すことでなんとなく心がぽかぽかしてくる人もいるでしょう。
彼女も柔らかく晴れやかな声で語りかけて幸せな気分を膨らませてくれます。

お次は軽い深呼吸を挟んでから自分の好きな女性をイメージします。

「好きな人が今 あなたのそばにいる… あなたの為に存在してくれている そんな気持ちがなんだかうれしくなってくる うれしい とてもうれしい…」
「だからほら すーっと意識を真っ白にしましょ そうそう もう何も 考えなくっていいの 白は幸せの色 ほら もっと幸せになりましょうね」

好きな人がすぐ近くにいたら心踊るのは当たり前のことです。
そういった誰にでも当てはまるイメージに「嬉しい」「幸せ」といった暗示を絡め
先ほど生まれた幸福感をさらに強めようとします。

テーマが乳首だからそれに関連することをやるのかと思いきや
本作品の催眠パートは乳首を一切絡めず、心をリフレッシュさせることに注力しています。
ですから乳首開発の有無に関わらず普通に催眠に入れます。
まずは乳首で気持ちよくなれる心の環境を整えてくれるわけです。

十分幸せになった後は最後の仕上げとして軽く脱力し
エッチをより楽しめるようにと体の感度を上げながらさらに深い催眠へと入ります。

「体中からすーっと力が抜けていく もう 力が入らない 体の全て だら~んとして、とても気持ちいい 気持ちいいからそのまま」
ここまで彼女に言われた通りのイメージをしてきたこともあり
私の場合は脱力シーンで体が急激に重くなるのを感じました。
彼女も今までとは違いぼんやりとした声でセリフの間を長く取って語りかけてきます。
暗示の意味を掴み、それに適した演技をしている点も本作品の大きな魅力です。

「私の声は気持ちのいい声 聴けば聴くほど、どんどん体が気持ちよくなる どんどん気持ちよくなる」
感度強化についても「彼女の声を聴くほど気持ちいい」といった具合に
エッチで彼女の指示に素直に従える心も同時に育ててくれます。
先々を見据えつつしっかり催眠を深める巧みな技術が光ります。

たっぷりと幸せな気分に浸らせてくれる癒しに満ちた催眠です。
いい気分で彼女の声に従えるようにすることを目的に
様々なイメージを使ってまずは幸せな心地になるよう誘導し
その感覚を彼女自身や声に絡めて安心して依存できるようにします。
無理矢理従わせるのではなく、自分から従いたくなる気分になるようリードしているのが素晴らしいです。

心を充実させることに力を入れているため
聴いていると後になるほど心が軽いとか、温かくなるのを感じるでしょう。
頭の中に温かなもやもやが漂ってる感じがする人もいるかもしれません。
そして彼女になんとなく親近感を抱くはずです。
晴れやかな気分でエッチに取り組む準備をしっかりと整えてくれます。

まとめると、誰でも聴けるし催眠にも入りやすいハイレベルな催眠です。
おっぱいだけでイク快感
エッチシーンは14分ほど。
プレイは乳揉み、乳首オナニー、太ももに力を入れるです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りですが射精指示はありません。

「じゃあ~ そろそろ… エッチなところ 触ってみようか あなたはおっぱいが大好き…だったわね」
催眠を使って主人公を心地いい気分で満たしたお姉さんは
もっと幸せになってもらおうと彼が大好きなおっぱいに触れる指示を出します。

エッチはおっぱい&乳首をいじるタイミングは彼女が設定し
その間は自分の好きのスタイルでいじります。
前半は乳房だけをいじる男性向けでは珍しいプレイ。
事前に脱力を軽く解除してから腕が動く、気持ちよくなる暗示を入れて彼女がプレイをサポートします。

「胸にあふれた快感をかき混ぜるように くちゅくちゅ 胸をもみもみ おっぱいをもむと なんだか頭の中までとろ~りとろけちゃう」
この時点では乳首をいじる許可が出ていないので
肉体面への快感はそんなに得られないかもしれません。
ですが自分のおっぱいを揉む行為に幸せを感じる人はおそらくいるでしょう。
具体的なプレイをしながら絶頂に向けて心をさらに高めてくれます。

そして後半は待ちに待った乳首オナニーの登場です。
先ほどと同じく暗示に操作される形で行うのですが
乳揉みとは比べ物にならないレベルの強烈な快感が乳首から全身へと走ります。

「手がす~っと乳首を愛撫する 触れた瞬間 びりっ!と 電気が走ったかのような快感が脳を襲う」
彼女の言うとおりまさに電流が走る感覚です。
おちんちんを刺激する時のものより高く鋭い刺激なので
いじってない人が体験するとちょっぴり驚くかもしれませんね。
乳揉みよりも長いプレイ時間が取られています。

終盤の絶頂シーンは予め股間がむずむずする暗示を入れ
それから太ももでおちんちんを挟み込んで力を入れる珍しいプレイが追加されます。
サークルさんが乳首だけだとドライしにくいと判断されたのでしょう。
オナニーよりもずっと弱いですが股間にも多少の快感が湧いてきます。

このように、おっぱいを中心とした個性的なプレイが繰り広げられています。
心も体もスッキリする作品
売りであるおっぱいでのオナニーだけでなく
それらを行うにあたっての精神的な充実感にも配慮している良作です。

おっぱいのように温かくて包容力のあるお姉さんが
幸せをテーマにしたきめ細かな催眠と乳の日らしいエッチをプレゼントしてくれます。
催眠音声において乳首をいじる、開発する作品はそこそこありますが
ほぼ100%それに寄ってる作品はちちのひシリーズくらいです。

乳首を既に開発している人はもちろん楽しめますし
そうでない人が乳首の良さを知るきっかけにもなります。
プレイの流れも後になるほど強い刺激を与え、イかせる堅実な作りです。
イメージだけでドライできない人もこれくらいの刺激があればうまくいくかもしれませんね。

そして気持ちよくオナニーできる環境づくりも行ってくれます。
乳首に限らず普通のオナニーでも嫌なことを抱えているとなかなか射精できないものです。
だからこそ彼女はまず心をしっかりとリフレッシュさせ
その上で自分との信頼関係を構築したり体の感度を高めます。

数々の名作を世に送り出してきたサークルさんですから技術に淀みがなく
あっさり、がっつり催眠に入ることができます。
エッチの最中も適度に暗示を入れて催眠状態を維持しやすくしています。
こういった細かな配慮がプレイをより充実したものへと押し上げています。

エッチはとことんおっぱいをいじる筋の通ったものです。
乳首の快感と幸福感の両方を味わいながらイくことができます。
彼女のおっぱいをあれこれするシーンはないことだけご注意ください。
絶頂シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

おっぱいや乳首をいじる気持ちよさを丁寧に教えてくれる作品です。
乳首開発済みの人、興味はあるけど未経験な人には特におすすめします。

CV:月宮怜さん
総時間 49:02

すくりぷてっどこねくしょん
http://107baknyuata.blog.2nt.com/blog-date-200712.html
(ページ中ほど「第11弾(ちちのひボイス)(cv月宮怜)」が本作品です」

悪の女幹部に洗脳される催眠音声

サークル「あめいじんぐ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、従順な部下にはとっても優しく接する女幹部が
街中で捕まえた少年に催眠を使った快楽責めをします。

ガスを吸わせて体の自由を奪う、特殊な音を聴かせて記憶を消去するなど
洗脳っぽい要素を交えた催眠とエッチを繰り広げているのが特徴です。
女幹部のちょっぴり危ない勧誘
女幹部に催眠をかけられ部下になるお話。

「ようやくお目覚めね おはよう 捕虜くん」
女幹部は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
眠りから目覚めた少年にこれまでのいきさつを説明すると
組織のメンバーとして迎え入れるために催眠を施します。

本作品は最近人員不足で悩んでいる彼女の組織が
周辺地域の住民から適正の高い人材を誘拐し、様々な手を使って勧誘する様子を
少年の視点で主観的に楽しみます。

悪の女幹部に洗脳される展開からかなりヤバイ内容と感じる人がいるかもしれません。
ですが実際は催眠に洗脳チックな要素を交えて行う割とオーソドックスなものです。
ですからどぎつい責めを期待しているとちょっぴりがっかりする反面
ややM~Mあたりの人なら誰でも聴けるとっつきやすさがあります。

「これからあなたを洗脳して 私たちのために動いてもらうようになってもらうわ」
本作品がマイルドと感じる最もわかりやすい要素は女幹部の態度。
自分たちのアジトに連れ込みベッドに拘束している圧倒的に有利な状況にも関わらず
痛いことや苦しいことを特にせず快楽で彼の心と体をモノにしようとします。

餌をたっぷり与えて離れられなくするタイプの責めですね。
口調も女幹部よりは近所のお姉さんに近い穏やかさがあります。
そしてこれらは彼女の指示や命令を拒絶しにくくする効果を持っています。

催眠は3パート33分ほど。
まずは彼女がこの部屋に麻痺効果つきのガスを流し込み
それをたっぷり吸って体を徹底的に動けなくします。

「ガスの効力で 体の力が抜けてくる どんどん腕に力が入らなくなっていく」
「ガスが濃くなるにつれて あなたの意識も どんどん霧がかかったように 真っ白になっていく」

やや前を空けて「ぷしゅー」と鳴るガスの噴出音を聴きながら
彼女の合図でゆっくり深呼吸をしていると、心がだんだんと落ち着いてくるのを感じるでしょう。
そして同時に上半身と下半身をいくつかのパーツに分け
それぞれで「力が入らなくなる」「動けなくなる」といった脱力を促す言葉を投げかけます。

他の催眠音声によく見られる深呼吸や分割弛緩法を
作品のテーマに合わせてアレンジしているわけです。
脱力感はほどほどですがリラックス気分はそれなりに味わえます。

次のパートは組織が開発した特殊な音が登場し
それを聴いて今度は頭の中を空っぽにします。

「この音を聞いていると 頭の中の記憶が どんどんなくなっていく」
「ブォン ブォン」という振動音が耳や頭に適度な刺激を与えてくれます。
音の感じからバイノーラルビートなのでしょう。
頭の中を軽く揺さぶられているような心地よさを感じます。
彼女も音や自分の声により集中できるようサポートしています。

そうやって心と体の両方を骨抜きにしたところで
女幹部はいよいよ自分の部下にするための暗示を入れ始めます。

「私に従うと 気持ちいい とても幸せな気分になれる」
「すーっと意識がなくなっていく 今までの自分が消えていく 何もわからない」

ここでもストレートに「従え」と言ったり高圧的に振舞うことは一切ありません。
「今の気持ちいい感覚は私の声を聴いているから そして言葉に従えばもっと気持ちよくなるよ」と
精神的な快感と指示に従う喜びを絡めて上手に伝えています。

リラックスにかなり力を入れてますし、口調やセリフの内容も穏やかですから
少なくとも彼女に対して嫌な気分を抱く人はほとんどいないでしょう。
押し付けがましくないから拒絶する必要性を感じない、といったところです。

組織で行う洗脳の様子に催眠の技術を組み込んだシンプルな催眠です。
聴き手を女幹部の命令に従う人形にするのを目的に
古典的な催眠技法を手順を踏んでゆっくり、じっくり行使しています。

酷評した前作「お姉さんに寄生虫を入れられて虜になる催眠音声」に比べると
全体的流れや技術の組み立て具合、暗示の入れ方に至るまでがかなり良くなりました。
特にテーマと技術の親和性の高さが印象的です。
このへんがしっかりしてると作品の世界に浸りやすくなり、結果的に催眠を受け入れやすくなります。

しかし改善したほうが良いと思われる要素もいくつか見られました。
最も気になったのは暗示に否定的な表現を使いすぎていることです。

「頭が動かない 自分で考えることができない」
ガスを吸引するパートで女幹部が「~できない」と言葉を投げかけてくるシーンが数多く登場します。
ここを例えば「頭がとても重い 意識がぼんやりして 自分で考えるのが面倒になる」みたいに
肯定的な表現で揃えると聴き手が暗示を受け入れやすく感じるようになります。

私も実際に聴いてみたところ脱力のかかり具合がかなり弱かったです。
細かいところなのですが暗示は肯定表現を意識して使ったほうが効果的と思われます。
逆にそれを利用して一気に催眠を深める作品なんかもあるんですけどね…。
少なくとも本作品にはそういった要素は特に見られませんでした。

まとめると、テーマに沿ってるのだけど完成度にやや難がある催眠です。
指示に従う喜びを感じるエッチ
エッチシーンは19分間。
プレイは命令の遂行、フェラ、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「命令します 右手を胸の上に置きなさい」
催眠を使って少年を従順な心と体に作り変えた女幹部は
その効果を確認しようと早速いくつかの命令を出します。

エッチは彼女の出す指示に従う形で進みます。
右手を上に置くところから始まり、服従のセリフを復唱する、服を脱いでおちんちんを見せつけるなど
最後の射精に向かってその内容が段階的にハードになります。

ですがM字開脚の格好でアヘ顔ダブルピースをするとか、エアSEXでおちんちんを振り回すといった
変態あるいはドMに位置づけられるプレイは登場しません。
彼女の目的は彼の心を掴み部下にすることですから
命令できる立場になっても相変わらず穏やかな態度で接してきます。
純粋な快感と彼女の言う通りに動く幸せの両方を楽しむエッチだと思います。

「あなたのおちんちん ピンク色の粘膜も ドクンドクン波打っている カリの部分も全部見えてるわ」
「1回口づけするごとに あなたは気持ちよくなる」

彼女の優しさが最もよく表れているのが中盤に登場するフェラシーン。
少年を裸にし、そのおちんちんを興味深そうに眺めた後
顔を近づけて何度も息を吹きかけ、さらには亀頭にキスをしたりおちんちんを舐めたりします。

女幹部が捕虜にフェラをするシチュ自体がとても珍しいです。
ちゅぱ音も結構ハードでエロく、彼を気持ちよくしようとする強い意思を感じます。
部下に優しく接し、大事にする言わば理想の上司を彼女は演じます。

メインのプレイとなるオナニーはおよそ6分間。
彼女が100数える間は射精を我慢し続け、0になったら射精するシンプルなものです。
しかし私が聴いた限りでは100から10まではカウントを数えてくれず
「シコシコ」などのセリフを投げかけてオナニーをリードしていました。
そして10からは普通にカウントを行い、0の射精に合わせて追い込み暗示を入れる流れです。

ちなみに催眠音声によくある感度強化を入れるシーンはほとんどありません。
ですから彼女の指示に従うことに喜びを感じたり
見られながらオナニーするシチュが主なエロ要素と言えます。
簡単に言えば同人と催眠の中間あたりに位置するエッチをしています。
暗示を使って心や体をコントロールするシーンをもう少し入れて欲しかったです。

このように、女幹部の指示に従うことを楽しませるエッチが繰り広げられています。
もう一歩な作品
どちらかというとエッチより催眠に魅力を感じる作品です。

女幹部は自分の組織に無理矢理連れ込み拘束したとは思えないほどに
終始柔らかい物腰で語りかけ、少年を快楽で染めて屈服させようとします。

タイトルの「洗脳」からくるイメージとはまるで違うため
聴き始めた直後はそのあまりに穏やかな雰囲気に戸惑う人もいるでしょう。
しかしそれが彼女の言うことに強く抵抗できない環境を作り上げています。
方向性が違うだけで確かに彼女は彼を篭絡しています。

そのための具体的な手段に催眠の技術を使用しています。
使われている技術自体は至ってシンプルです。
ですが洗脳から連想される要素を盛り込んで面白味を出しています。
この工夫が有料作品にとって大切な魅力を作品に与えています。

しかし催眠音声として見た場合、色々と腑に落ちない部分が見られます。
ここまでに挙げた部分以外にも聴き手に違和感や疑問を与えかねないシーンや描写がいくつもあります。
例えば同じ部屋にいるのになんで女幹部はガスの影響を受けないのか?
入念な脱力をしたのにエッチの序盤でなぜ解除せずに服を脱ぐ指示を出しているのか?などです。
特に後者はベッドに拘束されていたのだから事前にそれを解く描写も入るのが自然です。

催眠にとって違和感や疑問を与えないことはとても重要です。
疑問を感じることで思考=意識が活性化し催眠の妨げになるからです。
そのための配慮が本作品には欠けていると私は考えています。
今後の作品でどう改善されるのかに期待したいです。

エッチは暗示ではなく指示に従ってオナニーをします。
この内容だと催眠からいささか脱線しているかなと。
射精シーンは最後の最後で1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回はこの点数とさせていただきました。

CV:月宮怜さん
総時間 1:01:27

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

ささやき・小声であなたのおとなりへ

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、3人の女性が一緒のベッドで添い寝をしながら
愛する人のために心温まる物語を囁きます。

寝る前にサクッと聴けるようにとそれぞれの時間をコンパクトにまとめ
キャラの個性を持たせた愛を感じるやり取りで自然な癒しを与えてくれます。
大切な人を安らかな眠りの世界へ
お姉ちゃん、メイド、妹が添い寝をしてくれるお話。

「お姉ちゃんよ 入るわね?」
お姉ちゃんは明るくて穏やかな声のお姉さん。
毎日を頑張っている弟を癒すために
一緒の布団に入って彼を抱き寄せ、囁き声でとあるお話を語り始めます。

本作品は「女性が添い寝をしながらお話しする」シチュをテーマにした短編集。
お姉ちゃんと弟、メイドとご主人様、妹とお兄ちゃんと登場人物を切り替えながら
彼女たちのキャラに合ったお話や仕草で安眠を提供します。

最も長いお姉ちゃん編でも16分とどのお話も短くなってますので
ちょっと暇ができた時や寝る前に聴くのにかなり適していると言えます。
また彼女たちがほとんどの時間を囁き声で語りかけてくれることもあり
最中は静かで落ち着いた雰囲気が終始漂っています。
価格が300円と手ごろですし、まさに安眠にもってこいの一品と言えます。
愛を感じる3つのお話
一番最初のお姉ちゃん編は弟をぎゅっと抱きしめながら
とある王国に住んでいた姉弟のお話をしてくれます。

「可愛い可愛い弟を 姉は宝物のように 大事にしていました」
物語の中に登場する2人も彼女たちと同様深く愛し合っている仲。
しかしとある事情で離れ離れになってしまい、なんとかして再会する様子が描かれています。
ちょっぴり寂しくなるシーンがあるものの
最終的にはハッピーエンドとなる作品に適した内容で締めくくられています。

聴いた限りサークルさんご自身が創作されたお話なのでしょう。
肉親ならではの愛の深さが上手に組み込まれている良い物語だと思います。

「お姉ちゃんも あなたのためなら どんなことだって頑張れるわ」
弟が寝入った後に見せる彼女の仕草もいいですね。
彼が彼女に安らぎを感じているのと同じく
彼女も彼と一緒にいることに大きな喜びを感じているのが伝わってきます。

直後に聞こえ始める彼女の寝息も安眠を上手にサポートしてくれるでしょう。
個人的にはこのパートが3つの中で一番聴き応えのあるお話だと思います。

「…添い寝をご所望ですか?」
2番目に登場するメイドは甘く可愛い声の女の子。
ご主人様の「添い寝して欲しい」というリクエストに多少戸惑いながらも
おずおずとベッドに潜り込み、囁き声で語りかけます。

こちらのお話は2人に立場の違いがあるのを踏まえて
彼女が多少遠慮がちに今の自分の胸の内を淡々と語ります。

「ご主人様に お仕えすることを許されて 時間は短いですが ご主人様の 良いところを たくさん知りました」
彼女は日々職務に精励する彼を男性として好ましく思っており
彼がなかなか女性を近づけようとしないことを危惧する一方で
そうなった時の事を考えると胸が痛むと正直に話します。

メイドという立場では彼と一緒になるのは叶わないとわかっているのだけれど
一人の女性としてどうしても割り切れない心の葛藤がわかりやすく描かれています。
そしてこういう女性に大事に想われている彼を若干羨ましくも思います。
彼女自身が分を弁えてるキャラですから悪い展開にも一切なりませんし
不器用なりにも頑張ろうとするその姿が心を温めてくれます。

「お・に・い・ちゃん! 今日も一緒に お布団入っていい?」
最後に登場する妹は明るくて元気な声の女の子。
子供らしくお兄ちゃんに学校であった出来事を楽しそうに話します。
時間が6分弱と他の2つに比べて短いのが残念ですが
彼女なりに彼を頼もしく思っているのがお話を通じて伝わってきます。

このように、キャラの性質を活用した癒しに満ちた物語が繰り広げられています。
安眠特化の作品
寝ながら話すシチュ、彼女たちの囁き声、物語の内容など
すべての要素が聴き手をリラックスさせ、眠らせることに集約している作品です。

お姉ちゃん、メイド、妹とそれぞれに立場の違いはあれど
相手に対する深い愛情を感じさせるセリフや仕草が数多く盛り込まれています。

特にお姉ちゃん編はおとぎ話の登場人物を自分たちに重ね合わせている部分があり
お話の面白さもあって彼女の彼に対する想いの強さが最も強く感じられます。
それに対しメイド編と妹編は2人の人間関係に焦点を当て
自分の気持ちをストレートに伝えながら癒しを与えてくれています。
シチュは同じなんだけどパートごとにしっかりとした違いが出ています。

コンパクトにまとまっている万人向けの聴きやすい作品です。
最近心が荒んでいる人、安眠系の作品が好きな人には特におすすめします。

CV:月宮怜さん
総時間 本編…32:19 おまけの寝息…4:18

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

無機質系巫女さんによる割り切りお祓いオナサポ

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、感情をあまり表に出さない無機質な性格の巫女が
主人公の体に巣食う邪気を取り除くためにエッチなお手伝いをします。

神社で行われる儀式をテーマとした事務的なエッチが特徴で
彼女は主人公のおちんちんや痴態を見ても眉一つ動かさずに見守ったり
儀式の最中もあまり色気を出さず淡々としごき続けます。
体の邪気を祓うちょっと変わった方法とは
とある神社にいる巫女「すずしろ」にお祓いの儀式をしてもらうお話。

「いらっしゃいませ 本日は 体内にたまった良くないモノをお祓いにて体外へと排出する と言うことを神主から承っていますがお間違いないでしょうか」
すずしろは淡々と話す上品な声のお姉さん。
心身に何らかの問題を抱えて神社にやってきた主人公に丁寧な挨拶をすると
今回行う邪気祓いの儀式の具体的な内容を説明し始めます。

本作品は彼の邪気を体から取り出すことを目的に
まずはオナニーをして一旦尿道内を精液で清め
それからおちんちんに彼女の愛液を塗りたくりながら彼女が手でしごき、邪気ごと精液を吐き出します。
儀式と言っても小難しい事をするシーンはほとんどなく普通のエッチに近いです。

「邪気を清め 精気に戻すために 巫女の体液…この場合は愛液ですね 愛液のついた手で お客様のペニスに触れさせていただきますので ご了承ください」
そして彼女は儀式を円滑に進めるための手段として
これらの説明から行為に至るまでを感情を殺しながら粛々と行います。

淫語をそれなりに言ってくれるものの口調はかなり無機質ですし
こちらが興奮したり射精しても女性らしい反応はほとんどしません。
あくまで儀式の一環としてやっている、という割り切り感がそれなりに感じられます。

ただし、事務的からイメージされる突き放される感じもそれほどありません。
緊張して勃起できない彼のために耳元で淫語を囁いてあげたり
儀式の準備に目の前でオナニーしたりとちょっとしたサービスをしてくれたりします。
おかげで事務的がテーマの作品とは思えないほど温かい雰囲気が漂っています。

彼女自身が冷たいというよりは、巫女=俗世にあまり触れられない境遇のおかげで
男性に対して愛情を持って接することに慣れていない不器用なキャラに思えます。
そういう意味では本当の事務的とは少し違った要素を持つ作品かなと。
簡単に言えば口調は事務的なんだけどサービスは結構献身的です。
不器用なりに心を込めて行うエッチ
エッチシーンは2パート28分間。
プレイはオナニーの見せ合い、手コキです。
すずしろのオナニー、手コキ、射精の際にリアルな効果音が鳴ります。

「お客様のおちんちんが勃起されるよう こうして お耳元で 応援いたします」
下半身を脱いで椅子に座った主人公が緊張のあまり勃起できないのを見て取ると
すずしろはそのお手伝いとして左の耳元に寄り添い優しく淫語を囁き始めます。

エッチは儀式の流れに沿って前半はオナニー、後半は手コキで1回ずつ射精します。
前半は彼女にオカズを提供してもらいながらオナニーするオナサポに近いプレイ。
軽く深呼吸してから囁き声での淫語責め、そしてオナニーの見せ合いへと続きます。

「おちんちん おちんちん お客様のおちんちん 勃起 おちんちんが 勃起」
「おちんちん 頑張っていますね 頑張っているおちんちん 私がしっかり 見ています」

淫語責めは勃起の促進に加えて応援要素も取り入れた内容です。
彼女らしく無機質な声で淫語を連発してくるのでそれほど興奮するわけではありませんが
男性を勃起させようと頑張っている様子が心を温めてくれます。

最も抜きやすいシーンはその次に登場するオナニーの見せ合い。
儀式には愛液が必要ということですずしろも全裸になり、彼の目の前でおまんこをいじり始めます。

「はぁ 興奮して…いただけていますか それは…んっ 何よりです」
性格は無機質でも気持ちいいところを刺激したら感じるのが女の子。
普段とはまったく違う熱っぽい声を漏らしながら
「にちゅっ くにゅっ」と粘液質の水音が鳴り続けます。

効果音のリアルさもさることながら、予想以上に激しくかき回してくれているところにグッときました。
先ほどよりもずっとストレートで強力なオカズになっています。

対する後半の手コキパートは事務的要素の強い内容。
すべての準備が整ったところで彼の股の間に彼女が入り
最初はおちんちん全体を、しばらくすると弱点を集中攻撃して再度の射精へと追い込みます。

「邪気のせいでしょうか 手の中でおちんちんが ビクンビクンと暴れ始めました」
「睾丸が持ち上がってきますね…どうぞ」

ゆっくりとしごきながらおちんちんの状態を淡々と実況したり
やや力を入れた音を鳴らしながら規則的に刺激を与えていく様子は
確かに儀式のために割り切って行っているように見て取れます。

途中でこちらの早漏っぷりを軽く貶すシーンもありますので
属性的にはややMあたりの人が一番楽しめるでしょうね。
ただし彼女の態度に反して効果音は意図的にエロいものが使われていますから
それなりの性的興奮は得られると思います。
ペースはもちろん、責める部位によっても効果音が切り替わる細かな演出がされています。

このように、パートによって方向性の異なるエッチが繰り広げられています。
もう一押しが欲しい作品
性愛に不器用な女性が自分なりに一生懸命男性をもてなそうとしている作品です。

すずしろは主人公の体内にある邪気を取り除くため
そして彼にできるだけ気持ちいい状態で射精してもらうために
基本的な部分は儀式に則りながら、ところどころで女性としての優しさを見せています。

儀式の目的は丁度いいタイミングで2回射精させるだけですから
彼女が本当に事務的ならプレイの内容や展開をもっと味気なくしてもよかったはずです。
ですが実際は彼女なりにプレイを楽しんでもらいたいと願っている部分も見て取れます。

「どうしても 色々なものを溜め込んでしまい 体に異変が起きたときは すぐに当神社にお越しください その時はこのすずしろが 誠心誠意 心を込めて お祓いさせていただきます」
ガチの事務的作品ならこんなセリフはまず言いません。
「無事終わりましたね。お疲れ様でした。」と言ってさっさと退出するでしょう。
そうしなかったところに彼女の不器用さを感じました。

しかし、この要素が作品本来のコンセプトである事務的からやや遠ざかってしまい
結果的に中途半端な内容になってしまっているようにも思えます。
事務的と呼ぶには優しすぎますし、甘やかしと呼ぶには冷たすぎます。

特に前半で彼女がオナニーをしてみせるところが事務的からかけ離れています。
後半はかなり事務的だっただけに、2つのパートの噛み合わせ具合に疑問を感じます。
やるからには事務的に徹した方が作品としての個性が出るし、完成度も高まるのではないでしょうか。
くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

サークルさんが言われている「終始事務的かつ割り切った巫女さん」と
実際のサービス内容にズレがあるため、今回は以下の点数とさせていただきました。
不器用なりに頑張ってる様子を強調したほうが良い作品に仕上がったと思います。

CV:月宮怜さん
総時間 39:12

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

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