同人音声の部屋

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   ● 淫らな従属の黒魔術
   ● 淫らな蜜の黒魔術
   ● 魔法の手袋-恐怖心と痛みの緩和-
   ● 催眠音声魔界ステージ
   ● 催眠音声愛の器


淫らな従属の黒魔術

サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、黒魔術を研究してる怪しいお姉さんが
3つのアイテムを使って催眠をかけたりマゾの快感を教えます。

催眠はベル、エッチは縄や鞭の音を鳴らしながら暗示を入れるSM色の強いサービスが魅力で
彼女に服従し痛めつけられるだけの表層的なものではなく
その先にある心の繋がりや快楽を目指してゆっくりじっくりリードします。

今回は通常版のレビューなので、口枷パートの入ってるバージョンで登場するプレイには触れてません。
音声を聴く前にタオルをご用意ください(通常版なら無しでも可)。
苦痛の先にある快感を求めて
お姉さんに催眠をかけられ調教されるお話。

「こんばんは あなたは黒魔術って知ってますか?」
お姉さんは淡々とした口調で話すぼんやりした声の女性。
音声を聴く際の注意事項や準備物を説明すると、早速黒魔術に関するお話を始めます。

本作品は今からほぼ1年前に発売された「淫らな蜜の黒魔術」の続編。
彼女の誘導に従い催眠に入った後、2種類の器具を交えた比較的激しいエッチを楽しみます。
タイトルに「黒魔術」が入ってますが彼に呪いをかけるシーンは特になく
彼女のキャラ、雰囲気、サービスに怪しさを持たせてそれらしさを出してます。
シリーズものですがお話は完全に独立してますから今作から聴いても大丈夫です。

テーマは「幸福による服従」。
主従関係から連想されるマイナスの要素をできるだけ取り除き
彼女に従う喜びや、責めを受けることによって生まれる苦痛を快感に変換してマゾの醍醐味を味わわせます。
プレイ自体はSMに近いのですが、言葉の表現に気を遣っていて雰囲気はとても穏やかです。
彼女が罵倒に類するセリフをほとんど言わないのもあります。

そしてこの過酷なプレイを聴き手ができるだけ身近に楽しめるように
彼女はいくつかの音に暗示を込めて感覚をコントロールします。
催眠パートは音モノの色が特に強いですから、音に反応して催眠に入る不思議な感覚が味わえるでしょう。

催眠はおよそ28分間。
まずは座った状態で深呼吸しながら彼女が鳴らすベルの音を聴きます。
寝ながら聴いたほうが入れる人はもちろんそうしても大丈夫です。

「硬くなった心 緊張や不安 理性や心の防御壁 心を取り囲む様々な要素がベルの音と共に消えていく」
「りぃーん」という涼やかな音を長めの間隔で鳴らしながら
お姉さんは心身の緊張がほぐれたり催眠状態が深まる暗示を丁寧に入れます。
音と暗示を必ずセットにしてるおかげで最初は単なる効果音としか感じなくても
後のほうになるとそれに連動して体がビクついたり心が震える反応が現れます。

シーンによって暗示の入れ方や内容が切り替わっていくのもポイント。
最初は「心地いい」「まどろむ」などリラックスを促す言葉をメインにしてたのが
少し経つと「落ちる」「消える」といった深化に関わりのあるワードへとシフトします。

他にも声とベルの位置を左右に振り分け、意識を大きく逸らすことで暗示を入れやすくする効果的なアプローチをします。
やってることを簡単に言うと「ベルを鳴らしながら暗示を入れる」なのですが
催眠音声を数多く製作されてるサークルさんなだけあってその流れは変化に富んでます。

「あなたは私と二人だからこそ 限界を超えて乱れることができるし ありふれた関係では決して見ることの出来ない 美しいあなたの姿に 私は酔いしれて 魅了され 溺れる」
ある程度催眠が深まった後はいよいよ本題となるマゾの快感に関するお話をします。
自分ひとりの力ではできることに限界がある。
だから彼女が色んなプレイをし、それによって彼の本当の姿を引き出す。
彼女ではなく彼=聴き手のメリットを強調する形でマゾへの興味をくすぐります。

本作品のプレイは結構人を選びますから心構えも重要です。
この後始まるエッチでも彼女は信頼や愛情を至るところで見せます。
彼女の言葉をある程度受け入れやすくなった段階でこれを切り出すところも秀逸と言えます。

第一のアイテムにあたるベルを活用して催眠状態を深める独特な催眠です。
SMプレイに耐えられる前向きな心を育てることを目的に
序盤は純粋なリラックス、中盤は深化を意識した言葉を盛り込みながらベルをうるさく感じない程度に鳴らし
それからSMの人間関係に関するお話を通じて魅力を伝え、最後に改めてがっちり落とします。

割と特殊な誘導なのですが暗示の量、入れ方、表現が工夫されていて
意識のぼやけや体のだるさが比較的早い段階から実感できます。
途中でイエスセットっぽい言い方をして落とすシーンもあるなど色んな技術が盛り込まれてます。
ベルの少し響く透き通った音も心地いいです。
飴と鞭を織り交ぜたエッチ
エッチシーンは42分間。
プレイは縄による拘束、背中/お尻への鞭打ち、キス、耳舐め(超短時間)です。

拘束、鞭打ちの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「これからたくさん可愛がってあげますからね」
催眠を使って主人公の心を従順なマゾへと変えたお姉さんは
彼のために作った特別な縄で体を隅々まで縛ります。

エッチはご主人様にあたる彼女に終始責められます。
最初の12分間でするのは縄による拘束。
体をどんな風に縛ってるか話しながらその感覚を暗示で小まめに伝えます。

「少し硬く しなやかな縄の感触に ゾクリと震える」
「ぐっと締め上げる 快感が溢れ出して心が形を変えていく 窮屈で 苦しくて でも気持ちがいい」

一見するとヤバいプレイに感じるでしょうけど、彼女はここでも縛られる痛みにはほとんど触れず
女性に縛られるシチュやそこから得られる精神的な快感を強く味わわせます。
最中に鳴る効果音も非常にリアルで縛られる様子をイメージするのに役立ちます。

音そのものに暗示を入れることはあまりありませんが
縄をぎゅーっと締めた時に鳴る音に反応してゾクゾクする人がいると思います。
催眠パートと同じく音が重要な役割を果たしてます。

準備ができた後に始まるのは鞭打ち。
バラ鞭と呼ばれる枝分かれした器具を最初は背中、次はお尻に何度も叩きつけます。
お尻を叩く時に四つん這いになる指示が出ますが無理にやらなくてもいいそうです。

「大丈夫ですか? もし強すぎて辛ければ 首を横に振って教えてくださいね」
「刺激に敏感になった肌に 甘いキスのご褒美」

このいかにもSMなプレイの最中にも彼女は信頼や愛情を注ぎます。
序盤は「ぺしっ」という叩くよりも撫でると言ったほうがしっくり来る音を鳴らし
彼が痛みを我慢してそうだと判断したら優しい言葉をかけて力加減を調節します。
そして背中を一通り叩いた後にはご褒美のキスをして彼の心をさらに蕩かそうとします。

ひたすら痛めつけるだけでは拷問になってしまいますから
SMにとって重要な「心の繋がり」を感じられるようにプレイを進めます。
男女両用だからというのもあるのでしょうけど鞭の音もかなり抑えられてて聴きやすいです。

肉体よりも精神への責めがずっと充実してるエッチですね。
自分が彼女に縛られてる、体を叩かれてる、恥ずかしい姿を見られてる状況で気持ちを盛り上げます。

「快感が打ちつけられる 体の中を通り 前立腺に ペニスに快感が響く」
ただし、絶頂が絡む終盤だけはハードな責めを繰り出します。
普段よりも嗜虐的な表情を見せつつ嬉しそうに鞭を振るう姿はまさしく女王様。
お尻を叩きながら強めの語気で暗示を入れるシチュも相まって股間が強めにウズウズします。

最初に1回絶頂し、少し後に2回連続でイク流れです。
溜めが長いからか私は1回目のほうがイキやすかったし快感も強めでした。

このように、SMプレイを受ける心情を綿密に描いて興奮させる雰囲気重視のエッチが繰り広げられてます。
挑戦的な作品
催眠音声ではタブーとされてる要素を積極的に盛り込んでる作品です。

ちょっぴり中二病をこじらせてる怪しい雰囲気のお姉さんが
タイトルの黒魔術らしさを持たせた催眠とエッチでMの快感を味わわせます。

ベルの音と暗示を連動させて落とす催眠、縄を縛る音や鞭で叩く音を多めに鳴らしイかせるエッチと
どちらも「音」を重要な位置に置いて感覚を少しずつ膨らませます。
中でも催眠はシーンごとに音の位置まで切り替える凝ったものです。

ここまでガチなSMプレイをするのも非常に珍しいです。
催眠は被験者と催眠者の信頼関係があって初めて成り立つ行為なので
本作品のように相手をストレートに痛めつける描写を入れることはほとんどありません。
大抵が快楽漬けにするとか、背徳感を強く味わわせるといった別方向のアプローチをします。

「私だって あなたという奴隷なしで 生きていけない心になってるんですよ」
普通にやったら聴き手が抵抗を感じる可能性が高いことを考慮し
彼女はこの行為が愛に基づくことを強調し、その先に快感が待ってることを教えます。
痛みや苦しみといったマイナスの感情をできるだけ弱めたりぼかしながら進めるので
実際に聴いてみると凄惨さは相当に薄いです。

彼女がプレイ中に飴と鞭を織り交ぜてるのも大きいです。
縄の音や鞭の音がややハードに感じるからこそ、キスの音や労わりの言葉で中和します。
最中の暗示も快楽を増幅させるものがほとんどですし、難しいテーマを繊細に扱ってるのがよくわかります。

SMを受け入れられるかどうかで満足感に違いが出るのは否定しませんが
できるだけ多くの人に楽しんでもらおうとする創意工夫が込められてるのも事実です。
サークルさんが1時間近くの体験版を用意されたのも納得したうえで製品版を聴いて欲しいからだと思います。

絶頂シーンは3回。
効果音それなり、淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

癖のある素材を上手に料理してる作品です。

CV:男性向け…みもりあいのさん 女性向け…想さん
総時間 男性向け…1:25:39 女性向け…1:26:20

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

淫らな蜜の黒魔術

サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、黒魔術を研究している妖しい雰囲気のお姉さんが
主人公を実験台に催眠を交えたエッチな研究をします。

タイトルの黒魔術っぽさを持たせたちょっぴりスリリングな催眠とエッチが行われており
黒が持つイメージと瞬きを連動させて効果的に催眠を深めたり
体のある部位をいじりながら脳や股間をイかせる独特なアプローチが楽しめます。
黒魔術の快感をあなたに
お姉さんに黒魔術をテーマにしたエッチな催眠をかけられるお話。

「こんばんは 突然ですが 黒魔術って知ってますか?」
お姉さんは淡々とした口調で話すぼんやりした声の女性。
自己紹介などの前置きは省略し、早速テーマの黒魔術に関するお話をすると
胡散臭いと思ってる彼に少しだけ体験させてあげます。

本作品は黒魔術の要素を交えた催眠の気持ちよさを味わってもらうことを目的に
彼女がおよそ45分に渡ってそれぞれに独特なサービスを提供します。

黒魔術と言うと魔方陣を書いて悪魔を召喚する等の禍々しいイメージをするかもしれません。
ですが作中では専門用語と呼ぶほどの難しい単語は特に登場せず
最初に軽い契約をしてから黒魔術が持つ印象を用いた催眠を施します。
メインは催眠で黒魔術はそれに個性を与えるための素材に近い位置づけです。

「闇の淵は見えずに 見えぬ闇に気づかずに 自由を奪われた自由は 未開の楽園へと誘われる」
黒魔術っぽさを感じさせる最もわかりやすい部分は彼女のセリフ。
人によっては中二病っぽく感じるかっこいい言葉を割と頻繁に言ってきます。
特に催眠パートにおける暗示の言い回しが個性的で面白いです。
彼女のミステリアスなキャラや口調も相まって作品全体にひんやりした空気を感じます。

催眠はおよそ15分間。
事前に黒魔術のお話を軽くして興味を引いた後
仰向けに横になった状態で彼女の声を聞きながら好きなペースで呼吸します。
この時点では目を開けたまま音声を聴きます。

「ふかーく 気持ちよーく 落ちてしまう 暗くて気持ちのいい 闇の世界へ」
「ほら もっともっと広がっていく あなたの意識が黒に覆われていく」

彼女は目を開けてる時に見える世界を「光の世界」、閉じてる時のものを「闇の世界」と表現し
瞬きをすればするほど頭の中に闇が広がると言います。
そして聴き手が実際にそう感じるように、セリフの中にリラックスを促す暗示を数多く入れます。

「意識がどんどんまどろんでいく 頭の中の大事な部分が ずしりと重く 重くなる」
催眠パート全体でこちらに軽いスリルを感じさせながら誘導するところが面白いですね。
黒魔術からなんとなく感じられるヤバさを漂わせながら丁寧に催眠を深めます。
彼女が目や瞬きにスポットを当てて進めますから、後になるほど瞼が重くなるのを強く実感するでしょう。

お次は主人公をより深い闇の世界に招待しようと
瞼を閉じたり開けたりさせながら闇に取り込まれる気持ちよさを教えます。

「ゆっくりと瞼を閉じて 気持ちよさが押し込まれる 深い闇が頭を埋め尽くす すべてを飲み込んで 快楽を堪能して」
「闇が押し込まれて 落ちていく ぐーっと深く深く落ちて 黒に飲み込まれる」

しばらく目を開けたまま聴いてたので目の周りに多少の疲れを感じてると思います。
そして目を閉じた瞬間に安心感や心地よさがぶわっと広がるのを感じるでしょう。
彼女も目を閉じた時に眼前に広がる黒を使って「闇に落ちる」と深化の暗示を入れて後押しします。

暗示の入れ方が上手いのもあるのでしょうけど
私の場合は音声開始数分後には頭の中にもやもやした感覚が漂い始め
このシーンでそれが一気に強くなるのを感じました。
直後にも今までとは別のスタイルで更なる深化を促してくれます。

黒魔術の雰囲気を作り上げながら着実に進めるテーマ性の強い催眠です。
聴き手をお姉さんの声の言いなりにすることを目的に
軽いお話から入ってリラックス感や催眠に入るときの感覚を作品固有の表現に置き換え
その中に様々な暗示を織り交ぜて少しずつ確実に催眠状態を深めます。

サークルさんの過去作も含めて既存の作品とはセリフの表現が随分違うため
催眠音声を数多く聴いてる人でも新鮮な気分で楽しめます。
もちろん催眠のレベルもかなり高く、最終的には頭の中がドロドロになる感覚が味わえます。
「ちょっと恐さを感じるけど止められない気持ちよさ」といった感じです。

個人的には最後の最後に登場する命令調の暗示が非常に印象的でした。
彼女の言葉を聴いた瞬間、体全体がグッと軽く押さえつけられる感覚がしました。
この内容だとどちらかと言えば初心者よりも経験者の方が入りやすいと思います。
エッチな蜜で耳を集中攻撃
エッチシーンは22分ほど。
プレイは耳責め、声による絶頂です。

耳責めの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「真っ暗な世界へようこそ」
催眠を使って主人公を闇の世界に招待したお姉さんは
声・指・特殊なオイルを組み合わせた責めでここでしか味わえない快感を与えます。

エッチは彼女に終始責められる形で進みます。
一番最初に行うのは耳の感度上昇。
耳に伝わる彼女の声の振動を波に例え、声を聴けば聴くほど気持ちよくなるよう導きます。

「耳全体で受け止めた快感が 小さな穴で圧縮されて 濃厚な塊が 一番敏感な奥に響く 鼓膜を震わせる そのまま脳を振るわせる」
エッチの最中彼女は彼の耳だけを徹底的に刺激します。
声はもちろん、指を使って物理的にいじるシーンも登場し
それぞれの音が生み出す振動を通じて性的快感を高めます。

乳首やおちんちんといった定番の性感帯を責めるシーンが一切無いので
催眠によって感覚を操作され、イかされる感覚が味わいやすくなってます。
同人音声でお馴染みの耳舐めは登場しません。

「サキュバスの蜜 という名前の薬がね あるんですよ」
「耳から快感が絶え間なく送り込まれて 頭の中が快楽漬けにされて迎える絶頂 ほら 上り詰めていく」

最も特徴的なプレイは中盤から登場するオイルを使った耳責め。
媚薬効果のある特別なものを手にまぶし、左右の耳を同時にグリグリします。
「ぐぷっ きちゅっ」という水分控えめな効果音が耳にもたらす適度な刺激が心地よく
同時に暗示も入れて耳や脳に気持ちいい感覚を与えます。

私が聴いた時はしばらくすると耳の奥のほうにムズムズする感覚がしました。
一部で彼女の声が前後に揺れる演出も登場し、音による物理的な責めも楽しめます。
実際にいじられる感覚を音だけで味わわせてくれるプレイです。

後半に差しかかるといよいよ絶頂に向けた本格的な責めが始まります。
今までより若干速いペースと力強い効果音を鳴らしながら
1回目は耳と脳で、2回目以降は股間でドライオーガズムできるようリードします。

「細い管から快感がほとばしる! 溜まった快感が吐き出される! ドクドクと終わらない射精感にイキ続ける!」
「ほらまた来ちゃう また来ちゃう 気持ちいいのが いいですよ ほらまたイっちゃう」

私の時は残念ながら耳イキはうまくいかなかったのですが
その後の股間でのドライはしばらくの間筋肉が自然と痙攣し
その度に射精に近い快感の痺れが走ってとても気持ちよかったです。

射精っぽい描写ですが精液ではなく快感だけがおちんちんから飛び出す暗示を入れてくれます。
およそ3分間連続絶頂スタイルでイかせてくれますので
ドライ慣れしてる人は長く楽しめるし、未経験の人でも多少はドライの感覚が掴めるかもしれません。
イかせ方が本当に上手だなって思います。

このように、耳に生まれた快感を起点に絶頂させる変わったエッチが繰り広げられています。
ちょっぴりスリリングな作品
催眠・エッチいずれも他にはないものを持っており、尚且つレベルも高い優れた作品です。

お姉さんは黒魔術に疑念を抱いてる主人公がそれを素直に受け入れられるように
そして自分の実験がうまくいくように一歩一歩手順を踏んで慎重に催眠を進めます。
「闇に落ちる」などちょっぴりヤバさを感じる描写があるものの
催眠の流れはとてもしっかりしていて聴き手が自分からそうなるように巧みに誘導します。

私は黒魔術についてほとんど知らないので人によっては違うのかもしれませんが
一般的な催眠音声に比べるとほんの少しのスリルを感じながら聴くことができました。
それでいてすんなり催眠に入れたのはやはり技術が優れており、言葉を選んで投げかけてたからだと思います。

こういうテーマは聴き手に不安や恐怖といった拒絶心を抱かせやすいですから
普通に進めていくと心に引っ掛かりが生まれ、催眠に入りにくくなることのほうが多いです。
その危険性を回避しながらテーマに合った誘導をしているところが素晴らしいです。
言葉の匙加減が絶妙な作品と言えます。

エッチについても催眠音声ではあまり見られない耳責めを積極的に取り入れ
それによって生まれる音の刺激と感覚操作の暗示を組み合わせてドライオーガズムに追い込みます。
催眠音声で効果音を使うのは集中しにくくなるからあまり良くないと言われてますが
本作品においては耳を指でいじる音が有効に機能しています。
私個人はドライイキしやすい作品と見ています。

絶頂シーンは2回+α(連続絶頂)。
くちゅ音それなり、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

妖しい雰囲気に包まれながら気持ちよくなれる作品です。
珍しいスタイルの作品を聴きたい人、ドライオーガズムに興味のある人におすすめします。

CV:男性向け…みもりあいのさん 女性向け…想さん
総時間 男性向け…45:12 女性向け…47:46

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

あのん・Lyricism・さんで配布されている無料の催眠音声作品。
あのんさんがシナリオを書かれた音声作品が掲載されているサイトです。

本作品は目前にある不安や痛みを緩和することを目的としており
優しいお姉さんが催眠を使って心の平穏や勇気を与えてくれます。
全年齢向けかつ男女両方のバージョンが用意されている作品ですから
老若男女を問わず誰でも聴くことができます。

催眠は目的を考えてか心身のリラックスにかなり重点が置かれています。
お姉さんの言う通りのことを行っているだけで
肩の荷が下りたようなホッとした感覚が得られるでしょう。



痛みの克服にはまず心の平穏から
お姉さんに痛み止めのおまじないをかけてもらうお話。

「こんにちは 浮かない顔をしてるね これから歯医者さん? それとも予防接種?」
お姉さんは穏やかで可愛い声の女の子。
苦手な医者にこれからかかる主人公の不安を取り除くために
深い催眠状態へと導いてくれます。

催眠はほぼ全編にあたる32分間。
まずは深呼吸と脱力を行いながらお姉さんの声を聞くことで
暗示を受け入れやすいリラックスした状態になります。

本作品は脱力におよそ半分に当たる16分もの時間をかけているのが特徴です。
左右の手足はもちろん、胴体もパーツに分けてしっかりと脱力させてくれますから
聴いている途中で眠ってしまう方もおそらくいるでしょう。

「右肘から指先に向けて力が抜けていく 肘から指先を通ってすーっと力が抜けていく」
どの部分も個々のパーツごとに行うのではなくて
繋がっている部分を連動させながら行っているところが面白いですね。
手→手+肘→手+肘+肩、と徐々に範囲を広げながら進めてくれるおかげで
最初に脱力を行ったパーツほど大きく力の抜ける感覚が味わえます。

「沈む 軽くめまいに似た感覚に襲われる」
十分に心身をリラックスさせた後は
カウントを刻みながら少しずつ催眠状態を深くしていきます。
小さ目のカウントを細かく刻んでいきながら暗示を入れらますので
その言葉のイメージを心身に少しずつ染み込ませていきましょう。

ここまでは催眠の基本に則った非常にシンプルな展開です。
深呼吸も3分程度と長めに取られているおかげでかなり落ち着いて取り組めました。
どちらも無意識を顕在化させるにあたって非常に効果的な方法ですから
多くの方が体がだるくなったり意識がぼんやりする感覚を味わうと思います。



あったかやわらかな魔法の手袋
ある程度深い催眠状態に入った後は暗示を使って不安を取り除いてくれます。

「君が注射をする前に その手袋をつけた手で 腕を撫でると 怖いって思う気持ちが すーっと消えていくよ」
タイトルにもなっている魔法の手袋が患部に触れることで
痛みがすーっと消えていくのをイメージしていきましょう。
手袋の温かくて柔らかい感覚がすべてを吸い取ってくれる。
そんなちょっぴりメルヘンチックな描写がされています。

「歯医者さんなんて 怖くない」
お姉さんも主人公の不安を取り除くために元気づけるように声をかけてくれます。
歯医者や注射での痛みを緩和するのが主目的であるのは間違いありませんが
受験などで精神的なプレッシャーを受けている方にも効果的かもしれません。
聴き終えた時に少し心が軽くなったように感じられました。



勇気を分けてもらえる作品
精神的な問題を少しでも改善させるという目的に向けて
シンプルかつストレートに導いてくれる作品です。

不安は心が落ち着いていないことから来るケースが多いことを考えて
まずはしっかりとリラックスできるように進めてくれています。
そして本題となる不安と痛みに対しては、正面からぶつからせようとはせずに
手袋に肩代わりをさせる形での緩和を行っています。
必須とは書いてありませんから用意しなくてもいいのでしょうけど
実際に手袋を手元に置いた状態で聴くと効果的かもしれません。

お姉さんも相手にマイナスの感情を生まれさせないように
非常に柔らかい声と口調で語り掛けてくれます。
全体的に長めに間を取ってゆっくりと進めてくれるのも
作品の目的に適した安らぎを与えてくれる演技だと思います。

今は丁度環境の変わる時期ですから、将来に漠然とした不安を抱えている方もいるしょう。
そういう方には特に聴いてみてほしい作品と言えます。
当サイトはアダルトサイトなこともあって、すべてをエロに繋げる傾向が強いのですが
本来催眠は本作品のようにメンタルケアを目的として用いるものなのです。

無料ですので少なくとも金銭面でのデメリットは発生しません。
時間も短めですから気軽に聴いてみてください。

CV:男性向け…三森愛乃さん 女性向け…想さん
総時間 男性向け…35:45 女性向け…35:29

あのん・Lyricism・
http://anosis.blog.fc2.com/blog-entry-22.html



サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品。
以前紹介した「催眠音声愛の器」は物語調の、詩的な催眠作品でしたが
今回は正統派な部類に属する内容の作品です。

暗中模索さんの作品ということで、男性/女性どちらでも楽しめるように
男性声と女性声の2バージョンが用意されています。
本レビューは女性声版になります。

他にはオプションとして、7分程のセルフパートが同梱されています。
今回はオプション有りでのレビューとなります。



まとわりつくような魔族の囁き
魔界に迷い込んだ主人公が
魔族に催眠をかけられ痴態を晒してしまうお話。

魔族のお姉さんは残忍さの漂う大人っぽい声。
「私を満足させられたら 返してあげる」
主人公に催眠をかけるため、左右から交互に
あるいは同時に語り掛けてきます。

所謂「双子形式」というやつなのですが
双子シリーズのような、左右が別々の声というわけではなく
同一人物が左右から語り掛けてくるタイプです。

そのため、声の違いによるうねりは感じられないかも。
ただ低いトーンの声で左右から語り掛けられると
声が耳朶に残り続ける感じがします。

催眠導入は14分程。
深呼吸と脱力に加えて、「堕ちる」イメージの増幅がカギとなります。

この「堕ちる」という単語は、催眠作品でのレビューにおいて
比較的よく見かける表現だと思います。
イメージとしては高層ビルの高速エレベーターに乗った時に
最上階から一気に降りていく時の感覚に近いです。
あと乗ったことのある方ならフリーフォールとか。

漂って、沈んで、堕ちていく。
本作品ではそれらの感覚を、カウントを交えながら誘導していきます。
イメージを促進するため、魔族の囁きにもスピード感を持たせており
最後の「堕ちる」時は
左右からまさに畳みかけるように言葉を浴びせかけられます。



沢山の視線に犯され、悶える
エッチシーンは本編が17分、オプションも合わせると24分と結構長め。
プレイの内容は視姦されながらのストリップ、公開オナニーになります。

シチュエーションをうまく想像できるように
できるだけ部屋を薄暗くして
かつプレイ中は終始目を閉じた状態で聴くのがいいでしょう。

「こんないやらしくて素敵な体なんだから もっと沢山の人に見てもらいましょうか」
催眠によって心と体のコントロールを奪った魔族は
嗜虐的な声で主人公を視線の中へと引きずり出します。

ここでもカウントを中心とした進行。
タイトルがなぜ「魔界ステージ」なのか、このあたりでわかるようになっています。

魔族が責めるという流れではあるのですが
基本的には精神面、特に羞恥心を徹底的に煽るように作られています。
罵声を浴びながら、視線で犯されて、身をよじりながら興奮し、果ててしまう。
そんな背徳感をうまく誘導しているのがいいですね。

どちらのプレイにも言えるのは、やはり想像力が大事ということ。
事前に野外露出モノの同人誌などを読んでおくと
より場の雰囲気にのめり込めるんじゃないでしょうか。



視姦プレイ好きにはおすすめの作品
視線による責めが中心という珍しい切り口の作品です。
このシチュが好きな方なら十分楽しめるでしょう。

左右から語り掛けてくる声もやはり効果的で
特に催眠パートでは
頭が地面に吸い寄せられていくような感覚を私は味わえました。
短時間の割には比較的深く催眠に入れます。

エッチシーンは視線責めは問題ないのですが
合間合間の魔族による言葉責めが、いまいちパンチ不足に感じます。
大まかな部分は男性/女性共通ということもあって
ややソフト目に作られたのでしょうが
もっと口汚く罵ってくれた方が、羞恥心を増幅できたんじゃないかなと。

体験版は男性声、女性声両方が5分程収録されており
どちらも催眠導入の一部分を聴くことができます。

CV:女声…野上 菜月さん 男声…想さん
総時間 43:05(女声) 42:11(男声)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

2016年6月26日追記
再レビューを公開しました。
http://doonroom.blog.jp/archives/63548157.html



サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品。
主に女性向けの催眠音声作品を作られているサークルさんです。

本作は聴いている時から
いつもの催眠作品とは違う何かを感じていました。
それが後で「女性向けサークルが作った」ということを知って
なんとなく納得しています。

本作は男性向け、女性向けの両方が収録されており
それぞれに安眠版とアダルト版の2パターンが用意されています。
今回は男性向けを聴いてのレビューになります。
また本作にセルフパートはありません。



いつも甘えさせてもらっているお礼に
おそらく恋人であろう女の子に
催眠をかけてもらった後一杯愛してもらうお話です。

女の子は素朴な感じの声で
主人公と一緒にいたいし甘えたい寂しがりやさん。
いつも甘えさせてくれる大切な人に
お礼として今回は甘えさせてあげます。

導入は深呼吸から体と心を脱力させていくオーソドックスなスタイル。
エッチパートまでは、全体を通して非常にゆっくりとした口調で
特に行間にたっぷりと時間を置いて進めていくのが特徴です。

脱力部分にはかなり力を入れていて
まずは普通に体の各部分を脱力させ
その後自分を浮き輪に例えて
穴をあけて空気を抜くことと脱力を重ね合わせます。


空気の抜けた浮き輪をイメージして、頭の中を空っぽにしましょう。
そして浮き輪はゆっくりと海の底に沈んでいく…
暗く静かな海底で心と体を落ち着けていきます。



大量の愛の言葉で溺れてしまいそう
海底に沈んだ浮き輪は
長い時を経て水面に浮き上がり、浜辺に打ち上げられます。
そしてすべてが空っぽになった主人公に
彼女がたっぷりと愛を注いでくれます。

ここからの女の子の言葉は、打って変わって畳みかけるような調子に変化。
「好き」「大好き」「愛してる」という言葉をこれでもかというくらい大量に
本当に大量に投げかけてくれます。

彼女の言葉を聴いているだけで心が幸せになってしまいます。

エッチシーンは41分頃から。
プレイはキス→愛撫→SEXと続きます。
キスはちゅぱ音多めで最初は軽く、後は舌を絡めて濃厚に。

SEXはおまんこをペニスに擦り付けた後、騎乗位で繋がります。
「一つになれて 幸せだよ」
ここでも沢山の愛の言葉で主人公を包み込んでくれます。

プレイ時に一応ピストン音の効果音が流れるのですが
残念ながらあまりリアルではない感じです。

徐々にペースを上げていき最後は10カウントダウン。
「愛してる 愛してる 愛してる」
彼女に身も心も愛されながら同時に絶頂を迎えます。



言葉の美しい作品
まるで恋愛物の小説や詩を聴いているような
特に催眠導入部分の言葉を選んだセリフが印象的
でした。
これが冒頭に書いた違和感の理由です。
生田薫さん演じる女の子が
その言葉の雰囲気を壊さないようとても丁寧に進めています。

催眠は浮き輪に例えられているところが面白いですね。
初心者でもうまく脱力できるのではないでしょうか。
海に沈む/水面に漂う感覚は
私の場合お風呂に浸かっている感覚でよく代用してます。

SEXシーンは物語調で喘ぎ声もないため、エロさはかなり控えめです。
どちらかというと、体より心を満たすために聴く作品と言えるでしょう。
可愛い女の子が、いっぱいいっぱい好き好き大好き言ってくれますから。

安眠版はアダルト版の催眠導入部分までを収録したもので、内容はほぼ同じです。
本作は通しの音声ファイル以外にも
本編を14個と、非常に細かいパートごとに分割した
音声ファイルが同梱されています。
聴きたいところだけを再生するのもいいし
魔改造に使うのもいいでしょう。

CV:生田薫さん(男性向け) 想さん(女性向け)
総時間
1:10:45(アダルト版男性向け)
26:13(安眠版男性向け)
58:14(アダルト版女性向け)
22:59(安眠版女性向け)


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります
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