【不健全はみがき】道草屋 すずしろ-はなびの日【ゆっくり按摩】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

道草屋シリーズで一番最初に登場した店員「すずしろ」。
その第5作目にあたるこちらは、夏の終わりの時期を舞台に
彼女が2日間に渡って癒しとちょっぴりエッチなサービスを行います。

前半は花火見物や耳かき、後半はマッサージとサービスの内容を大きく切り替え
その一部始終を多種多様な効果音と環境音によってリアルに表現しています。
終わりゆく夏を惜しんで
道草屋の店員「すずしろ」から様々なサービスを受けるお話。

「すずしろです お時間よろしいですか?」
すずしろは若干幼さを感じる可愛い声の女の子。
ある日の夜、お客が宿泊してる部屋にやって来ると
これから始まる花火大会を一緒に見ようと言います。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
前半の「花火大会」は耳かきをしながら花火を眺め、その後線香花火を楽しむ様子
後半の「歯磨きとマッサージ」「おやすみマッサージ」は次の日に全身マッサージをする様子が描かれています。

時間がどちらも1時間程度にまとめられてますから
通しで聴くのが難しい人は2回に分けると丁度いいでしょう。
前半は非エロ、後半はエロ込みと内容にも大きな違いがあります。

作品の説明をする前に触れておかないといけないのが声優さんについてです。
今年4月に亡くなられた餅よもぎさんに代わり、今作から御崎ひよりさんが担当されてます。
過去4作を聴いて研究されたのか、声の感じや演技は初代すずしろにとても近いです。
シリーズをずっと聴いてる人でもそれほど違和感を覚えることはないと思います。
また今作では敢えて過去作と似たシチュでサービスするシーンも登場します。

この作品のテーマは「夏の終わり」。
暑い日差しや賑やかなセミの声が聞こえる昼間を避け、2日とも夜にサービスを行います。
道草屋の特徴とも言える環境音もスズムシの鳴き声が非常に多く、全編を通じて静かな雰囲気が漂っています。
サービス自体はシンプルにして風情を感じさせる演出に力を入れています。
華やかで儚い音を聴きながら
前半の「花火大会」は5パート56分間。
部屋にやって来たすずしろが豚さん線香に火を灯し
耳を手ぬぐいで軽く拭いてから甘噛み→耳かきの順に行います。

「すりすり」と滑らかな摩擦音がゆっくり鳴る耳拭きから始まり
唇をゆっくり動かして上品なちゅぱ音を鳴らす甘噛み
「そり ずり」と軽い摩擦音がゆっくり鳴る耳かき棒、「ずずー じりっ」と柔らかくてざらざらした綿棒など
最中はサービスに応じたリアルな効果音がタイミングよく鳴って耳を楽しませます。

「この子 いつからいるんでしょうね 私がここに来たときには もう働いてましたし きっと大先輩ですね うふふっ」
すずしろについてもお客との付き合いが長いだけあって堅苦しさはほとんどなく
豚さん線香の話や直後に始まる花火大会の思い出をのんびりした口調で語ります。
前半、後半ともに敢えてしゃべらないシーンがあるのでキャラは若干弱くなってますが
子供っぽさの残る彼女の存在が癒しにプラスに働いてるのも事実です。

このシーン最大の魅力はもちろん花火。
右耳の耳かきを終えた頃から「どーん」というお馴染みの音が鳴り始め
その後およそ14分間に渡って時折間を置きながら何度も打ち上げられます。

会場とお店がやや離れてることもあり、花火の音は遠くから聞こえてる感じになってます。
耳かき音や他の環境音をかき消さないレベルの音量ですね。
音の鳴り具合もループとは明らかに違う不規則さがあります。
特に終盤は最後を飾るかのように連続して激しく鳴り響きます。
現実世界の花火大会をそのまま切り取ってきたようなリアリティがあります。

「きっと寂しくなるだろうと思いましたので 少しだけ 余韻に浸ろうかなって」
花火大会の直後に始まる線香花火(約13分)も大きなポイント。
「ぷすぷす ぱちぱち」という控えめな炸裂音が30秒程度鳴り、最後に火種が「じゅっ」と落ちます。
打ち上げ花火に比べると華やかさに欠けるものの、夏の終わりに感じるそこはかとない寂しさが音に表れています。
同じ花火を使ってまったく違う雰囲気を生み出してるあたりが道草屋らしいなと。
3度目の正直だったのに…
後半の「歯磨きとマッサージ」および「おやすみマッサージ」は7パート63分間。
部屋の中に吊るしてある蚊帳に入ったすずしろが
前日お客が寝る前に歯磨きしてなかったのを見て自らお世話してあげます。
そして口の中がスッキリしたところで肩、腕、背中、腰、足を丁寧に揉みほぐします。

歯磨きは「ぽり しょり」という小気味良い音が使われており
左右に往復させたり上下に擦ったりと変化に富んだ動きをします。
下の歯→上の歯→前歯と順に行ってくれるおかげで音の位置の違いもわかりやすく
彼の体を後ろから支える彼女の息遣いも耳元至近距離から聞こえます。

「オイルを使ったマッサージなんですけど その…ダメですよ?」
「この体勢だと 何かと思い出しちゃいますね…」

また彼女はサービスの開始時や最中に思わせぶりなことを漏らします。
これは「【耳なめ】道草屋 すずしろ 連夜【マッサージ】」という作品にも登場したシーンで
最初に「エッチは禁止」と自分で言ったのに、つい流されて射精させてしまうプレイを彼女は過去に経験しています。

彼女もそれを思い出したのでしょう。
前半よりも明らかに熱っぽい吐息を漏らし始めます。
道草屋のエッチは淫語を一切言わず、息遣いや音を使って聴き手を興奮させます。

本作品唯一のエッチシーンは「ダメですよ?」パート(約14分)。
歯磨きとその後始末を終えて肩と腕のマッサージに取り掛かったすずしろが
そのままオイルで濡れた手を股間へ伸ばし、おちんちんをおもむろにしごき始めます。
プレイは手コキ、耳舐めで手コキの際にリアルな効果音が鳴ります。

「旦那様がいけないんですよ? いつもいつも こんなにするから」
事前に交わした約束を破って勃起した彼を軽く叱りつつ
彼女は粘液質の音を後になるほど激しいペースで鳴らして刺激を与え続けます。
普段の彼女のキャラとは随分違うパワフルな責めっぷりです。
並行して行う耳舐めも前半の甘噛みとは明らかに違うエロに寄せたちゅぱ音です。

プレイの様子をほとんど実況しないのである程度想像力を要求されますが
少なくとも効果音は抜きに使えるクオリティを持っています。
癒し専門店の店員がこういうサービスに及んでるシチュにもそそります。
ちょっぴり背徳感のあるエッチと言えるでしょう。

このように、最大の武器である音を使った生々しいエッチが繰り広げられています。
移り変わりを感じる作品
リアルな効果音と環境音を駆使して2つの節目、変わり目を描いている作品です。

夏の盛りを過ぎ、秋が近づきつつある時期を舞台に
道草屋の代表的な店員さんが2日間をかけて心と体の両方を癒します。
打ち上げ花火の華やかな音を聴きながらする耳かき、スズムシの声を聴きながらする歯磨きとマッサージ。
前半は夏らしさを、後半は秋らしさを感じさせる要素を多く盛り込み違いを打ち出しています。

同じ夏を扱った作品でも前作「【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】」とは随分違います。
ですが寂しい感じはそれほどせず、むしろ安眠しやすい作品に思えます。
特に線香花火のシーンは音が鳴る時間と鳴らない時間のメリハリがあって余計静かに感じます。

この作品におけるひとつ目の節目はもちろん季節です。
そしてもうひとつの節目は声優さんです。
シリーズ第一作目からずっと活躍されてきた餅よもぎさんに対する惜別の思いが込められてます。
後半シーンにおける約束やエッチにその部分が色濃く出ています。

「さ、気を取り直して 今度こそマッサージいたしますよ」
そして最後の「おやすみマッサージ」ではこれまでの出来事を振り払うかのように一生懸命マッサージします。
故人を惜しむのはもちろん大事だけど生きてる者は前に進まなくてはならない。
「気を取り直して」とすずしろに言わせてるのはそういった気持ちの現れなのだと思います。

私の勝手な推測なのであまり真に受けないでください。
ですがすずしろの代替わりが多少なりとも影響してるのは事実です。
御崎さんのすずしろが今後どういう活躍をするか楽しみです。

エッチはこの作品から聴いた人には展開が掴みにくいと思います。
すずしろのキャラやお客との仲の良さを知っててこそ抜けるプレイかなと。
メインのサービスはどう考えても非エロですからそれほど問題とは思いません。

射精シーンは1回。
くちゅ音とちゅぱ音(甘噛み含む)そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

ちょっぴりしんみりした気分を感じながら癒される作品です。
これまでのすずしろをすべて聴いてる人には強くおすすめします。

CV:御崎ひよりさん
総時間 2:00:27

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります