同人音声の部屋

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タグ:巫女

   ● ドスケベ村の巫女さんたちと姫初め♪ ~子作りお精子奉納の儀~
   ● 清綿棒~結~弐
   ● 絶対安産種付けセックス☆新春精液奉納の儀!
   ● のじゃロリ!!キツネ姫恋ちゃんのまふまふ耳かき
   ● 鈴の音と歩く(後編)
   ● 鈴の音と歩く(前編)
   ● 雨露ノ巫女
   ● ビャクといっしょに
   ● 癒音らびりんす~三日月麻衣と雨音の祈り~
   ● 鈴の音と共に




サークル「しゃーぷ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、子作り信仰が根強く残る村で巫女をしてる2人の女性が
そこへ帰省した男性とエッチな儀式を行います。

英語やカタカナ言葉を極力削って穏やかに語りかけたり
おちんちんを「おちんぽ様」と呼びながら熱心にご奉仕するなど
巫女らしさを出しつつ後になるほど下品に振る舞う穏やかなエッチが楽しめます。
村を守る大切な儀式
巫女の椿や菫(すみれ)と子作りに励むお話。

「私たちの村では 過去 子宝に恵まれない時期が続いたと言います」
椿は甘く上品な声のお姉さん。
「その時の名残でしょうか この神社では この村だけの特別な儀式を行っております」
菫はお淑やかな声のお姉さん。
この村に古くから伝わる儀式の相手に主人公が選ばれたことを教えると
自分たちや儀式が持つ特別な力について話します。

本作品は人口の減少を防ぐために男性と巫女が毎年エッチする風習がある村を舞台に
彼女たちが今年の当番になった彼と100分近くに渡るガチSEXをします。
ほとんど面識のない男女がエッチするわけですが
2人はこの儀式の重要性をよく理解してるので嫌がったり事務的に振る舞うことはありません。
むしろ彼の子をより確実に孕もうと積極的にリードして興奮させます。

椿「儀式の特別な力に惑わされ 普段とは違う淫らなことをしてしまうかもしれません」
専用のお香を焚いて全員の気分を高め、お酒を飲ませる要領でねっとりキスをし
さらに口や手を使っておちんちんを元気にするなど
現実世界で行われる儀式のように手順を踏んでゆっくり進めます。

また巫女らしさが出るように英語やカタカナ言葉はできるだけ使わず
SEXの際も上品さを残したまま喘いだりエッチなおねだりをします。
タイトルに「ドスケベ」とあるのでてっきりアヘ声でも上げるのかと思ってたのですが
実際は彼女たちのイメージを崩さない範囲で乱れます。

菫「硬くそそり立って あぁ なんと素晴らしいおちんぽ様 うっとりしてしまいます」
彼やおちんちんのことを敬いながらエッチするのも良いですね。
おちんちんの逞しさを褒めたたえ、射精した時はお礼を言って彼をとことん持ち上げます。
山場のSEXシーンもすべて彼が責めるのでM性はほとんどありません。
女性に尽くされながら種付けすることで征服欲を上手にくすぐってくれます。

ちなみにこの村は女性が成人したらすぐ結婚する規則があるらしく
2人とも見た目は若いですが夫がいるそうです(菫は死別して独り身)。
販売ページのジャンルに「退廃/背徳/インモラル」が入ってるのは人妻を孕ませるからでしょう。
それを意識させる言葉責めは特にしませんから暗さや重さを感じることはほとんどないです。

上品でエッチな人妻たちと子作りSEXするシチュとこちらを持ち上げる描写の数々。
良い気分に浸りながら射精することを目指したほぼノーマル向けの作品です。
少しずつ淫乱になっていくエッチ
エッチシーンは7パート75分間。
プレイはキス、手コキ、フェラ、SEX(正常位)、耳舐めです。
手コキ、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

菫「さて まずはこちらの口噛み酒を あなたに振る舞うことになっています」
儀式の説明を終えて主人公の左右に近づいた椿と菫は
ひとまず事前に用意したお酒を口移しで飲ませて心の準備を整えます。

エッチは終始彼女たちがリードします。
最初の23分間は本番に向けて気持ちを盛り上げるシーン。
「2 口噛み酒を口移しで…」はキス、「3 摩羅しゃぶりの儀」は軽い手コキからのフェラと
主に口を使っておちんちんを元気にします。

内容は男女がするごく普通のプレイなのですが
儀式としてこれらを行う設定や彼女たちの言葉遣いのおかげでしめやかな雰囲気が漂ってます。
しかし最中に鳴るちゅぱ音は人妻らしいパワフルなものです。
フェラする時に椿は口をすぼめて吸い上げる、菫は舌を小まめに動かすと責め方を変えてありました。
言葉は上品に、音は下品にと落差をつけてエロさを出してます。

菫「素晴らしい立ちっぷりですよ 心地よい性感を味わってくださいませ」
椿「大変いやらしいお味です もうしばらく舐めさせてくださいませ」
そしてこちらを持ち上げるセリフの数々が心を潤してくれます。
今回するエッチは快楽ではなく子作りが目的ですから
より良質な精液を多く吐き出せるように彼女たちも一生懸命尽くします。

1回目の射精は口で受け止め飲み干すなど、男性が喜ぶことを積極的にやってくれます。
この2パートは2人が交互に責めることから複数人プレイらしさは薄めです。

本題の種付けが始まるのはその次から。
「4 おまんこ奉納の儀(菫)」は菫、「6 どっぷりお精子奉納(椿) 」は椿と繋がり1回ずつ中出しを決めます。
そして間の「5 耳舐め回し手コキ」は両耳舐め手コキでおちんちんを復活させます。

菫「おちんぽ様が 中にっ… ありがとうございます」
椿「一気に大量のお射精して この子のお腹に 孕ませちゃいましょうね」
そしてここからは彼女たちの淫乱さがさらに引き立ちます。
セリフは今まで通り彼を持ち上げるものが多いのですが
SEXを始める前におまんこを見せつけて誘惑し、射精の直前は中出しをストレートにおねだりします。
並行してキスや耳舐めもするおかげでエッチな音の密度も高いです。

菫「お耳が気持ちよくて 私とエッチしたくなってきましたよね?」
椿「いいえ 今度は私を犯したくて 堪らなくなってまいりましたでしょう?」
5番目のパート以降に2人が彼を取り合うやり取りが入るのも大きな変化と言えるでしょう。
物語の冒頭では「儀式だから」と漠然とした義務感を抱いてエッチに臨んでたのが
これまでのプレイを通じて純粋に女の喜びを味わいたい心境へと移ります。

個人的に椿は夫がいるのだからSEXシーンでもうちょっとそのへんを匂わせても良かったと思うのですが
後味の悪さを残さないために敢えて触れなかったのかもしれません。
全肯定のセリフが多いおかげで人妻相手とは思えないほど雰囲気が明るいです。

終盤の2パート22分間は彼女たち1人ずつに焦点を当てたシーン。
「7 神主様とえっちの練習♪(菫)」はこの儀式をする前に菫がキス&手コキの訓練をする様子
「8 二人きりで…♪(椿)」は儀式を終えた後、椿が再度主人公とSEXする様子が描かれてます。
両方とも登場する女性は1人です。

菫「皮を被っている方は 剥いて差し上げるのが礼儀なのですか?」
椿「ご覧になってください 私の肉厚おまんこが あなたのものをぱっくり咥え込んで」
菫は神主に教わりながら初々しく、椿は積極的にとキャラの違いを引き立たせながらご奉仕します。
儀式をするシーンではSEXの内容がほぼ一緒だったりと、2人の違いがイマイチ出てない印象があったので
終盤にこうやって個別に活躍する場を設けたのでしょう。

欲を言うなら椿は受けではなく責める形のSEXをして欲しかったです(騎乗位など)。
そうすれば1回目のSEXとの違いや彼女の淫乱さがよりわかりやすくなります。
尽くす姿勢を貫くためにこうしたと見ることもできますけど
彼の体を気遣って彼女が動く側にまわるというのも思いやりになるのではないでしょうか。
スタイルを変えたほうが男性側も新鮮な気持ちでSEXできますしね。

このように、人妻や巫女が持つ優しさを漂わせながらご奉仕する穏やかなエッチが繰り広げられてます。
ゆっくり愛し合う作品
激しさよりもセリフやプレイの濃さでエロさを出してる作品です。

椿と菫は儀式の相手に選ばれた主人公の子供を確実に孕もうと
巫女らしい落ち着いた態度で手順を踏んで彼の心とおちんちんを盛り上げます。
そしてSEXが始まる頃からメスなところも見せて気分よく種付けしてもらいます。

声や態度は上品だけど結構淫乱な巫女たちが男性と子作りに励むノーマル向けのシチュ
序盤はちゅぱ音重視、中盤は声や音の密度重視、終盤はキャラ重視と特徴が変化するエッチ
彼やおちんちんを褒めたたえながらリードする温かい言葉責め。
彼女たちの良い部分を引き出しながらエッチな儀式を行います。

椿「おちんぽ様がびゅくっ びゅくって 孕ませようと頑張って なんと愛らしいのでしょう」
中でも3番目は儀式だからといって事務的感や冷たさを持たせず
ひたすら愛情を注いで彼女たちの優しさや健気さをわかりやすく表現します。
この儀式は結局のところ彼の子を孕めば良いわけですから
SEXを普通にこなしさえすれば別に問題ないはずです。
でも彼女たちは彼にできるだけ幸せな時間を過ごしてもらえるように努めます。

エッチはSEXだけはもうちょっと頑張れたのではないかと思うのですが
それ以外は良い形にまとまってます。
あとはそれぞれに得意なプレイを設定すればより個性が出たかもしれません。

射精シーンは5回。
淫語、くちゅ音、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもそれなりです。

CV:椿…大山チロルさん 菫…分倍河原シホさん
総時間 1:39:20

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2020年2月13日まで20%OFFの968円で販売されてます。



サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、緑豊かな場所で巫女をしてるお姉さんが
遠路はるばる参拝に来た男性を2つのサービスでもてなします。

多種多様かつリアルな音を組み合わせたASMR系の作りが魅力で
全編を通じて川の音や鳥の鳴き声を流して神社の雰囲気を出し
耳かきは器具によって音の質感や動きを切り替えそれぞれの違いを楽しませます。
清涼感のある音が多いので、聴き終えた時にスッキリした気分がするでしょう。
寒い日を温かい巫女と
巫女の結が耳かきと耳舐めをするお話。

「おや… おはようございます」
結は上品で整った声のお姉さん。
ある日の朝、縁側にいる主人公に声をかけると
彼が薄着なのを心配し温かいお茶を淹れます。

本作品は巫女としてこの神社を1人で管理してる彼女が
遠路はるばるやってきた彼をおよそ75分に渡って健全にもてなします。
耳かき30分、耳舐め&添い寝24分とひとつひとつのサービスに十分な時間を用意し
状況に合ったリアルな効果音や環境音を鳴らして癒しと清涼感を与えます。

物語の開始直後からバックに川の音と鳥の声が流れ始め
彼女がお茶を淹れる音、それを飲む音、手水場に移動する際の足音など
すべての動作に専用の音を鳴らして2人がいる場所や何をしてるかをわかりやすく伝えます。
これらを無理なく聴けるようセリフの間を長めに取ってるのも良いです。

水に関する音が多いので実際に聴いてみると涼しい印象を受けるでしょう。
耳かきも左と右で環境音の聞こえ方が変わりますし
音にこだわりを持ってるサークルさんらしい凝った演出が随所でされてます。

「九州から送られてきた茶葉なので あまり馴染みないかもしれませんが ほんのり甘くて いい香りがするんです」
彼女については優しくて面倒見のいい女性に描かれてます。
シリーズの2作目ということである程度仲の良い関係が既にできており
彼をお世話しながら他愛もない雑談を挟んで別方向の癒しを与えます。

音重視の作品なので全体的にセリフの量は少なめですが
彼女が彼に対してどういう感情を抱いてるかをところどころで漏らします。
終盤は一緒の布団で耳舐めしてから眠りにつくなど、友達と恋人の中間あたりの距離で接します。
音を駆使した癒しのサービス
一番最初の「1.おはようございます。」は神社ならではのやり取り(約15分)。
縁側で主人公を見かけた結がお茶を出した後に手水場へ誘い
手を清めてから本殿でお参りし、元いた場所へと戻ります。

そして本作品の持ち味である音が早速威力を発揮します。
縁側から手水場へ移動する時は彼女の声が右→中央→左とスライドし
足音も「ざくっ」という砂利っぽいものがふたつ同時に鳴ります。

手水場の水を新しいものに変える音、彼の手にそれをかける音もちゃんと入ってますし
説明のセリフ無しでも何をやってるかわかるくらいどれも質が高いです。
無言の時間を適度に挟んでるからでしょうけど、神社特有の静けさを感じました。

「良ければ 今度一緒にお花見でもしましょうか 桜の景色を見ながら お団子やお茶をいただくというのは 何度体験しても飽きないものです」
最中の会話は来年の春のこと、お参りのことなの他愛もないものばかり。
季節はまだ冬の初めですが今後も彼と付き合っていく気でいるのがわかります。
普段1人で暮らしてると人恋しくなるのは当たり前のことですから
彼女も彼と過ごすこのひと時を大切に思ってるのでしょう。

お参りを終えた後に始まる耳かきはおよそ30分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に綿棒、耳かき棒、梵天を使い分けて綺麗にし
最後に2回ほど弱めの風圧で息を吹きかけます。
そして両方済んだら仰向けになり両耳同時にオイルでマッサージします。

綿棒は「ずずっ」という広くて柔らかい音、耳かき棒は「かりっ」という乾いて細めの音
梵天は綿棒よりも広くて柔らかい音といった具合に
使用する器具によって音の質感や動きを丁寧に変えて耳かきの様子をリアルにお届けします。

耳かき棒を動かす時だけ鈴の音が小さく鳴ったりして芸が細かいです。
効果音、環境音、彼女の吐息だけが流れるひと時はとても静かで落ち着きました。

その後から始まる耳マッサージは耳を手で覆うシーンがあり
その際に音がこもって軽い圧迫感が感じられます。
耳についたオイルを洗い流すのに炭酸水を使うなど
時間に対する音の種類をできるだけ多くして変化に富んだサービスに仕上げてます。

それに対して最後の「4.清め噛み」はひとつひとつを丁寧にこなすスタイル(約24分)。
一緒の布団で横になり、密着しながら右耳→左耳の順にゆっくり舐め続けます。
そして一通り終わった後は安らかな寝息を立てて彼を安眠へ導きます。

「優しく 抱き着いてもいいですか?」
R-15なので露骨にエロい音は鳴らしませんが
ゆっくりペースのコリコリした音が耳に心地いいです。
彼女のほうから抱き着いてくるところに彼と離れたくない心境が表れてました。
寂しさやもの悲しさをあまり出さない形で最後の夜を演出します。

このように、最大の武器である音を駆使して作品世界に引き込む落ち着いたサービスが繰り広げられてます。
涼やかな作品
心の中にある悪いものを洗い流してくれる作品です。

結は自分に会いに来てくれた主人公をスッキリした気分で送り出そうと
神社らしく参拝してから耳かき→耳舐め&添い寝と繋いで癒します。
そしてこれらの一部始終を色んな音を組み合わせてリアルに表現します。

優しくてちょっぴり寂しがり屋な巫女が参拝者を変わった手段でもてなすノーマル向けのシチュ
効果音と環境音を違和感なく組み合わせたリアルな世界観
セリフの量を少なめにしたり間を長く取って音を聴きやすくするASMR系の作り。
キャラやセリフよりも音の存在感を大きくして作品を組み立ててます。

バイノーラル6音さんは以前から音に定評のあるサークルさんでしたが
今作はそれに更なる磨きがかかっていて大変癒されました。
音自体のレベルが高いのに加えて「清涼感を与える」という方向性を持ってるのが効いてます。

川の音、お茶を淹れる音、手水の音、炭酸水の音、マッサージに使うオイルの音と
液体に関する音を意識して多く盛り込んでます。
耳舐めの際に鳴るちゅぱ音もこれに分類できますし、種類が豊富なのに統一感があります。

結については正直存在感が薄い印象を受けましたが
これだけ音重視の作りでキャラも立たせるのは酷な要求だと思います。
彼との仲の良さや心情描写はされてるので十分じゃないかなと。

音で癒す作品が好きな人には特におすすめします。

CV:陽向葵ゅかさん
総時間 1:16:03

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年2月3日まで10%OFFの693円で販売されてます。

絶対安産種付けセックス☆新春精液奉納の儀!

サークル「Steam Flyer」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかでエッチ大好きな巫女が
同じく性欲旺盛な男性と神社内で本気の種付けSEXをします。

序盤から淫語をガンガン言ったり、男心をくすぐるおねだりをするなど
彼女の性格をストレートに反映させた抜かせるエッチをするのが特徴です。
神聖な場所で巫女と種付け
巫女と神社で子作りSEXするお話。

「あー、ちょっとちょっと! そこのお兄様! そう、貴方ですよ、貴方」
巫女は明るくてお淑やかな声のお姉さん。
初詣に訪れた主人公を呼び止めおみくじを引いてもらうと
「当たり」と書かれてるのを見てすぐさま社の中へ案内します。

本作品は巫女のイメージとは随分違う開放的な性格の彼女が
とある神事をするために彼と40分程度に渡って3つのプレイを楽しみます。
サークルさんが「余計な展開を極力省いた一直線のえっち音声」とおっしゃられるように
必要最低限のやり取りをしたらすぐさまエッチに移ります。

今回行う神事は一年の健康祈願を目的に
生命の源である精液を彼女の子宮に注ぎ込むというもの。
つまり種付け覚悟のSEXをするわけですが、彼女はそれが神聖な行為であることをはっきり伝えます。
神社でいきなりエッチをするとせっかくのシチュを活かせないからこうしたのでしょう。

「お兄様のぉ、粘っこい本気ザーメン、私のおマンコにいーっぱい出して欲しいのぉ♪」
しかし彼女自身はエッチを楽しんでる部分が強く
序盤から淫語を多めに投げかけて性的興奮を上手に盛り上げます。
彼のことを「お兄様」と呼びながら、特定の単語を連呼するのではなく
上のセリフのように普通の会話の中へ違和感なく潜り込ませる自然な淫語責めです。

中出しのおねだりもガンガンやってくれますし
私は質量ともに優れた淫語こそが本作品の醍醐味だと思ってます。
神聖な職に就いてる女性がそういうアプローチをかけてくれるのもエロくて良いです。
じっくり溜めて一気に吐き出すエッチ
エッチシーンは3パート32分間。
プレイは乳/尻揉み、股間の愛撫、乳首責め、ベロチュー、パイズリ、亀頭舐め、SEX(バック、正常位)です。
SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

「今日はぁ、生涯忘れられないぐらい強烈な射精体験を、前立腺の奥の奥まで、刻んで帰って貰いますよ♪」
建物に入り主人公にこれから行うエッチの背景を説明した巫女は
彼に自分の体を自由にいじらせながら股間や乳首を優しく刺激します。

エッチは彼女がリードしながらほぼ対等な立場で愛し合います。
最初の2パート21分間は種付けに向けた準備にあたるプレイ。
トラック2は相互愛撫とベロチュー、トラック3はパイズリと亀頭舐めをして心身の熱を高めます。

「おチンチンとタマタマをサワサワ、モゾモゾまさぐられながら、濃厚ベロチューです……♪」
そして彼女は持ち前の淫乱さを早速発揮します。
淫語を多めに交えて何をしてるか実況し、おっぱいを揉まれると軽い喘ぎ声を漏らします。
さらにベロチューの時は吸い付く感じのちゅぱ音を鳴らして彼の唇を味わいます。

まだソフトなプレイなので露骨に下品と感じるほどではありませんが
それでも巫女のイメージとは随分違いエロさが引き立ってます。
彼がおみくじ(=神様)に選ばれた人間ということで、嫌な顔ひとつせず積極的にリードします。

「我慢汁で亀頭がベチャベチャになって、おっぱいがヌルヌルになって、ズリズリ、シコシコ、おチンチンが溶けるぐらいコネ回されても、我慢してね♪」
続くトラック3は若干意地悪に感じるプレイ。
挿し絵に描かれてる大きなおっぱいでおちんちんを挟み込み
しごきながら射精は絶対にしないよう念押しします。

このエッチの最終目的は中出しですからここで精液を無駄に消費するわけにはいきません。
だから敢えて焦らして良質な精液を大量に出せる環境を整えます。
M向け作品でよくやる焦らしとは方向性が違いますから意地悪度は低いです。

パイズリ自体は効果音を鳴らさず実況するスタイルで進めます。
聴いた感じだと淫語責めに近いプレイかなと。
個人的には音を入れたほうがエロさが増すし臨場感も上がったと思います。

最後のトラック4はいよいよメインの種付けSEX(約11分)。
前半はバック、後半は正常位で彼が責め気持ちいい中出し射精を目指します。

「あ、来たぁ♪ やぁ♪ 最初から本気ピストン来たぁ♪」
「すっごぉい……あん、おマンコ溺れちゃいそうです…… ほら、最後の一滴まで、しっかり出して下さい♪」

これまでのプレイですっかり濡れたおまんこを自分から見せつけたり
挿入後はうっとりした表情で喘ぎ声を漏らすなど
エッチ大好きな彼女の属性が今まで以上に反映されてて抜きやすいです。
もちろん種付けや中出しのおねだりもしてくれますから、こういうシチュが好きな人ほど興奮できます。
「ぱんぱん」と肉のぶつかり合う音も同時に鳴りますし純粋なエロさの面でもトップと言えます。

このように、しっかり準備してから種付けする淫語重視のエッチが繰り広げられてます。
ストレートな作品
性欲旺盛な男性と大胆な巫女が合意の上でエッチする抜き重視の作品です。

巫女はおみくじで特別な卦を引いた主人公と儀式を行うために
2人きりになれる場所へ案内してから事情を話しエッチできる環境を整えます。
そして開始後は多彩な淫語をガンガン投げかけながら最後の射精に向けて性感を蓄積させます。

下品に感じないレベルで淫乱な巫女が男性と中出しSEXを楽しむシチュ
序盤から中盤は焦らし終盤で一気に放出する落差をつけたエッチ
淫語やおねだりなど言葉で男心をくすぐるアプローチ。
作品固有の要素を違和感なく組み込んだエロくて明るい物語に仕上げてます。

「どんな立派なおチンチンもぉ、包み込んで、甘やかして、こねくり回して、精液枯れるまで搾っちゃう淫乱おっぱい……♪」
中でも3番目の要素は昨今の同人音声ではあまり見かけない魅力です。
録音環境の向上に伴い音で興奮させる、抜かせる作品が増えてる状況で
主に言葉の力を使って責める作風は面白いと思います。

淫語責めを得意とされてるサークルさんは意外と少ないですし
これをさらに磨き上げていけばひとつの大きな武器になるかもしれません。
射精回数を絞り込み、それに向けてパワーを溜める流れもテーマに合ってて良いです。

射精シーンは1回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声そこそこ、くちゅ音ごく僅かです。

CV:一之瀬りとさん
総時間 52:36

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2019年3月16日まで30%OFFの604円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

のじゃロリ!!キツネ姫恋ちゃんのまふまふ耳かき

サークル「ちろ猫ハウス」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するサークルさんの処女作は、古風な話し方をするおてんば姫君が
偶然出会った人間に耳かきしながら親睦を深めます。

耳かきの質と量にこだわってるのが最大の特徴で
全編の7割以上を耳かきに割き、パリパリした乾燥系の音をじっくり丁寧に鳴らします。
会話よりも音を重視してますから癒しだけでなく安眠のお供にも役立つでしょう。
神様の趣味は耳かき
狐姫の恋(れん)が2種類の耳かきをするお話。

「…っと ふーっ ここまで来れば さすがのあやつも追ってはこれまい」
恋はやや幼さを感じるおっとりした声の女の子。
自宅を抜け出し鼻歌を歌いながら外を散歩してると
古びた社で主人公を発見し声をかけます。

本作品は神様として人間とは滅多に接することのない生活を送ってる彼女が
偶然見かけた彼に得意の耳かきを披露して幸せなひと時を送ります。
序章は彼の少年時代、本編はそのずっと後のお話と2つのシーンで成り立っており
どちらも20~30分程度の耳かきをします。


舞台となる社が川の神を祀ってるため音声開始直後から川の音がバックで流れ始め
耳かき中も多くを語らず効果音と吐息だけを漏らす音フェチ系の作りになってます。
会話をする時に声量を抑えてあるおかげで睡眠の妨げになりません。
色んな要素を静かで落ち着いたものに統一して癒しと安眠を両方同時に提供します。

本作品の耳かきはもちろん量だけではありません。
サークルさん自身が「耳かき音の研究に日々励んでる」とおっしゃられてるだけあって
シンプルながらもかなりこだわった耳かきに仕上がってます。
具体的には各シーンで使用する器具を揃える代わりに動きに明確な違いを持たせてます。

有料作品は今回が初ですが、中の人はYoutubeのほうでライブ耳かきを定期的にやられてるそうです。
実際に聴いた限りではリアリティよりも音の個性や刺激に重点を置いてるように映りました。
リアル志向の方にはやや不向きかもしれませんが、刺激が強めの音をがっつり楽しみたい方にはかなり向いてます。
音が鳴るたびに微かな振動も伝わってきて耳のあたりが心地いいです。

「どうじゃ? わしの耳かきは 匙も滑らかで 気持ちよかろう?」
恋については古風な言葉遣いに反してとてもフレンドリーに接します。
元々友人が欲しかったこともあり神様だからといって尊大には振る舞わず
自ら膝枕に誘って嬉しそうに耳かき棒を動かします。
耳かきの腕もなかなかのものですし、「三度の飯より耳かきが好き」と豪語するだけはあります。

ただ前述の通り本作品は音特化なのでストーリー性はそれほどありません。
個性や雰囲気作りのために彼女をこういうキャラにしています。
私は挿し絵やセリフからすぐさま某有名シリーズ作品をイメージしましたが内容は随分違いました。
進化する耳かき
恋が主人公に初めて耳かきするのは序章の「2.耳かきしらぬのか?」(約21分)。
とある事情で両親と喧嘩した彼と自分が似た境遇にあることに気づき
膝枕の状態で特製の耳かき棒と綿棒を使った耳かきをして慰めます。

ちなみにこのパートはBGMありと無しの2パターンが存在し
前者はしっとりした曲調のピアノBGMが、後者は川の音が流れ続けます。
両方が同時に流れることはありません。
またお世話するのは右耳のみで左耳はノータッチです。

耳かき棒は「ざりっ ずすっ」というやや広くて粗さのある音
梵天は「ぷすぷす しゅるー」という面積広くふんわりした音が使われており
短めのストロークで耳の壁を優しく引っかくように、ゆっくり掻き出すようにとそれぞれに違った音と動きをします。

Youtubeで活躍されてるだけあって音質はかなり高いです。
竹耳かき特有の乾燥した質感や梵天のふわふわした柔らかさが忠実に表現されてます。
梵天をもうちょっと長くやってくれたら尚良かったです。

それに対して動きについては若干荒削りに映りました。
耳の中を小刻みに引っかくことが多いせいで汚れを取るよりもマッサージしてる感じになってます。
全体的にペースを一段階落とし、長めのストロークにしたほうがよりリアルになるんじゃないかなと。
これが前項で「リアリティよりも音の個性や刺激に重点を置いてる」と書いた理由です。

「こうしておれば 人も神も 何ら変わりはせぬと言うのに 使いの者たちはどうして ああも頭が固いのかのう」
最中の恋は穏やかな表情で主人公の様子を観察したり
彼と友達になる約束を交わすなど神様のイメージよりずっと気さくな姿を見せます。
耳元近くから漏れる微かな吐息や囁き声が耳に優しく、聴けば聴くほど気分が落ち着きます。
耳かきに関する実況をあまりしてないのは専門店との違いを明確にしたかったからかもしれません。

2回目の耳かきは本編の「2.耳かきするぞ♪」(約30分)。
1回目からそれなりの年月が過ぎたある日、付近の崖から落ちて怪我をした主人公を恋が介抱すると
そのお礼に耳かきさせて欲しいとお願いします。

「わしの名前は恋 長くこの地に住まう者」
彼に畏まって自己紹介するところを見ると
おそらく彼女は彼が序章で耳かきした人物だと気づいてないようです。
少年が大人になってると考えれば序章と本編には10年程度の開きがあるのでしょう。

そしてこの時の流れが彼女の耳かきにもしっかり反映されてます。
内容は前回と同じく耳かき棒と梵天を使い最後に息吹きする家庭的なものですが
先ほど指摘した動きの速さやストロークの短さが改善されており品質が一段階アップしてます。
パート前半は右耳、後半は左耳をお世話するのも大きな変化です。

要は2回目の上達っぷりを引き立てるために1回目をわざとやや不得手にした可能性があるわけです。
通しで聴くと2回目のほうが丁寧かつ繊細に感じるのではないでしょうか。
耳かき好きな彼女がその後鍛錬を重ね、より熟練した領域に達したことを音だけで表現してます。
こういう演出をする耳かき作品は非常に珍しいです。

このように、時の流れを感じる素朴な耳かきが繰り広げられてます。
シンプルな耳かき作品
耳かきをひたすら深く掘り下げた音フェチ系の作品です。

恋は自分の耳かき欲を満たしつつ主人公に心安らぐ時間を送ってもらおうと
良い意味で神様らしくない態度で彼に接し、耳かきも手を抜かず一生懸命取り組みます。
そしてその様子を言葉ではなく複数の音で表現し落ち着いた雰囲気を作り上げてます。

総時間の大部分を耳かきに割いた特化型の作り
序章と本編でサービスを敢えて揃え、動きで違いを出す凝った演出。
最大の武器である音を駆使したリアルな物語が楽しめます。

「では その時はまた 耳かきの相手に付き合ってもらうぞ」
これらを行う彼女もなかなかの魅力を持ってます。
基本的には低姿勢だけど神様としての気品も十分備わっており
幼い声とはやや違う優しさや包容力が別方向の癒しを与えてくれます。

サークルさんが続編を予定されてるそうですから
今後の作品で彼女についても少しずつ掘り下げていくのではないでしょうか。
本作品の最後もそれを匂わせる締めくくり方がされてました。

耳かきはシーンごとの動きの違いが最大のポイントです。
ただこれはあくまで私の推測に過ぎないことをご了承ください。
わざとやったかどうかは結局のところ作った本人しかわかりませんからね。
そう読み取れる材料が多少含まれてるといった程度です。

おまけは各シーンの耳かき音のみバージョンです。

CV:ちろるさん
総時間 2:05:00(本編…1:20:15 おまけ…44:45)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
125分で300円とコスパがいいので+1してあります。

鈴の音と歩く

鈴の音と歩く(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「08 随分と早く来たな」以降の様子を中心に紹介します。
急速に縮まる2人の距離
3番目の「また別の日」は4パート68分間。
「別のある日」からそれほど経ってない日に再び神社を訪れた主人公が
テンと出会い休憩所で寛いだりこれまでと違った耳かきをしてもらいます。

「やはり茶請けは団子じゃな ほれ ぬしも あーんじゃ」
彼女にお団子を食べさせてもらい、お返しに彼女の口についたあんこを拭くなど
物語の最後を飾るシーンに相応しい今まで以上のイチャラブっぷりが楽しめます。
これまではテンの側から好意を伝えることが多かったのですが
ここでは彼の心情描写も加えて2人が相思相愛の関係であることを表現してます。

メインのサービスにあたる耳かきは32分間。
いつものように膝枕の状態で右耳→左耳の順に綿棒と梵天でお掃除し、最後に軽く息を吹きかけます。
今回は雨戸を開けてるので川の流れる音がバックで流れ続けます。

「今日はこれで耳かきをしてやろう 黒い色をした綿棒じゃ」
内容だけを見るとごく普通の耳かきに思えるでしょうけど
凹凸のあるスパイラル綿棒と彼女の尻尾を梵天代わりにして個性を出してます。
「ずすっ ぞりぞり」というざらつきのある摩擦音が刺激的で心地よく
奥と手前を前後に往復させる動きも一般的な綿棒とは明らかに違います。

尻尾梵天についても「ふすっ さっさっ」というふんわりした滑らかな音
面積の広さ、毛先の長さで尻尾らしさが表現されてて大変リアルです。
3つのシーンで効果音と環境音をまったく被せないところにサークルさんのこだわりを感じました。

「この縁側で 初めて綿棒をつこうたんじゃったな あの時から わしもすっかり好きになってしまった」
最中のテンはこれまでと同じく時間に対する会話量を減らし
これまでの出来事を振り返りながら感謝の気持ちを伝えます。
シリーズの序盤ではなかなか素直になれなかった彼女がこういう顔を見せるようになったのは
主人公に対して愛情や信頼といった特別な感情を抱いてるからです。
セリフをあまり多く入れられないからこそ、思いを込めてひとつひとつの言葉を紡ぎます。

また耳かき終了後の「変わったのはわしか」「気持ちは嬉しいが」パートでは
2人の心の距離が一気に縮まるイベントも用意されてます。
最終的にどうなるかは聴いてのお楽しみとさせてください。
サークルさんでは珍しい描写もありますし、あまりの甘さに聴いてるこっちが恥ずかしくなってきます。

このように、2人の絆が感じられるあまあまラブラブな耳かきが繰り広げられてます。
イチャブラ系音フェチ作品
音重視でありながらキャラやストーリーもしっかりしてる名作です。

これまで色んな耳かきをしながら一緒の時間を過ごしてきた男女が
同じ流れでそのことを振り返りさらに心を通わせます。
そしてその様子を高品質な効果音と環境音を組み合わせてリアルにお届けします。

セリフよりも音の比重を上げて癒す音フェチ系の作り
シーンごとに異なる音を使って違いを出す凝った耳かき、テンの初々しい仕草と表裏のない言葉。
シリーズが持つ長所をそのまま引き継ぎ、物語がきちんと締めくくられるように進めます。

本作品最大の魅力は何か?と訊かれたら私は即座に「耳かきです」と答えます。
それはこのシリーズがどの作品も耳かきに最も長い時間を割き、内容にも力を入れてるからです。
でも耳を綺麗にする事を目的にした一話完結型の作品や専門店でのサービスとは違い
本作品の耳かきは2人が親睦を深める手段のひとつに位置づけられてます。

単に耳を綺麗にするだけなら毎回同じ器具を使ったほうがずっと楽だし出来栄えも安定します。
でもテンは敢えてシーンごとに器具や場所を変えてお世話します。
それは結局のところ彼に楽しんでほしいから、また来てほしいからです。
耳かきという行為そのものに彼女の気持ちが込められてるから音重視でも聴いてて心が満たされるわけです。

サークルさんがこれまで積み上げてきたものを凝縮した珠玉の一作です。
これだけ高品質で3時間20分もあるのに価格がたったの300円なのも驚異的。
以上を踏まえてサークルさんでは14本目の満点とさせていただきました。

おまけは「結婚すればいいのに」です。

CV:テン…藤堂れんげさん ビャク…小日向さくらさん
総時間 3:23:44(本編…3:18:52 おまけ…4:52)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

鈴の音と歩く

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、ひと気のない神社に長く住んでる狐巫女が
何度も参拝に来てる男性に色んなお世話をしながらまったり過ごします。

およそ4年間の活動を通じて磨き上げてきた珠玉の耳かきに加え
場所や季節によって変化する環境音や彼女との和やかなやり取りなど
音声作品を構成するすべての要素を使って癒しに満ちた空間を作り上げてます。

総時間が3時間以上あるため前編(01~07)、後編(08~11)の2回に分けてお送りします。
移りゆく季節を2人で一緒に
神社の狐巫女「テン」に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「うぅ 寒い 人の身にこの寒さはこたえるじゃろうな」
テンは古風な言葉遣いをする愛らしい声の女の子。
とある冬の日、神社の入り口まで主人公を迎えに行くと
彼がお参りするのを待ってから一緒に休憩所へ移動します。

本作品は「鈴の緒を引けば」「鈴の音を聞きに」「鈴の音と共に」「ビャクといっしょに」に続くシリーズ第5弾。
ひと気のない神社で弟子と一緒に暮らしてる彼女が、そこの参拝客にあたる彼と冬から春にかけてをのんびり過ごします。
「ある日」「別のある日」「また別の日」の3部構成になっており時間はどれも60分程度です。
通しで聴くのは大変ですし途中で寝落ちする可能性が高いのでシーンごとに分けて聴くのがいいでしょう。

お話の流れはどのシーンも神社で2人が出会い、休憩所や離れへ歩いて移動し
そこでじっくり耳かきしてから添い寝で眠る非常にシンプルなものです。
しかし最中の効果音、環境音、登場人物、セリフの量と内容など
音声を形作る色んな要素が大きく変化する
ため実際に聴いてみると随分違った印象を受けます。

中でも効果音と環境音は現在数多く存在する癒し系サークルさんの中でも群を抜いて優れてます。
質感、位置、距離、動き、力加減、間のとり方すべてが完璧で
目を瞑って聴くとテンがすぐそばにいるんじゃないかと思えるほどの臨場感があります。
耳かきをひたすら追求してきたサークルさんの経験と実力が今作でも遺憾なく発揮されてます。

「おっ 来た来た おそーい! 風邪を引いたらどうするつもりじゃ」
これらを行うテンも魅力的な女性です。
主人公と会いたい気持ちが押さえきれず寒い外に出てわざわざ迎えに行き
合流後は嬉しそうな表情で彼を耳かきする場所へと案内します。
過去作ではツンデレ系のキャラだったのですが、これまでのお話を通じてかなり素直になっており
口には出さないもののほぼ恋人同士と言っていい態度で接します。

また今回はシリーズ最終作ということで過去に行ったサービスが再登場するシーンもあります。
今作からでも普通に楽しめますが1作目から聴いてみるとより楽しめるでしょう。
お話が進むほど彼女の表情がどんどん柔らかくなっていくのがわかります。
癒しの音と言葉に包まれて
一番最初の「ある日」は3パート58分間。
いつも通りに参拝した彼を神社内の休憩所へ案内し、お茶を振る舞ってから30分程度の耳かきをします。

玉砂利を踏みしめる足音、鳥の鳴き声、拝殿にぶら下がってる鈴を鳴らす音、主人公から借りた上着を着る音など
音声の序盤から色んな音が登場してその場の雰囲気を作り上げます。
テンが体を動かすたびに鳴る鈴の音も涼やかで癒やされます。

彼らが休憩所に近づくにつれて付近を流れる川の音が大きくなるのもいいですね。
この後のシーンも含めて環境音をリアルタイムに変化させて移動する様子や位置の変化を表現します。
この演出を取り入れてるサークルさんは現在でも非常に少ないです。

耳かきは膝枕の状態で右耳→左耳の順に特製の耳かき棒で汚れを取り
それから梵天と息吹きで仕上げる家庭的なものです。
寒さ対策に雨戸を閉めてるので環境音は川の音ではなくストーブの稼働音が流れます。

耳かき棒は「ぞり すり」と乾いたやや平べったい音が使われており、ゆっくり掻き出したり耳の壁をなぞります。
音質、動き、力加減、ストロークの大きさが目まぐるしく変化する高度なもので
穴の奥のほうを掃除されてる時はこそばゆい刺激が耳のあたりに感じられます。

続く梵天は「さしゅっ ぷすぷす」という柔らかく広がりのある音で
素早く掻き出したり軸を持って左右に回転させる感じに動きます。
時間は両耳合わせて6分程度と短めですが、梵天特有のふわふわした質感が音で見事に表現されてます。
レビューするたびに言ってますけどとみみ庵さんの梵天は絶品です。

「このように 耳の中を匙の裏で撫でるのも良いぞ」
「梵天の良いところは その表情じゃな 安心しきった顔を見ておると わしも心が温かくなる」

最中のテンは吐息を漏らして黙々と手を動かす時間を長めに取り
その合間に彼のリクエストを受けて耳かきのやり方を軽くレクチャーします。
耳かきの心地よさにすっかり緩んだ彼の顔を見て穏やかな笑みを浮かべるなど
2人きりのひと時を彼女も楽しんでる様子が自然と伝わってきます。
耳かきパートと添い寝パートは彼女の態度を母親っぽく感じる人もいるでしょう。

続く「別のある日」は4パート72分間。
前回よりもずっと暖かくなったある日、再び神社を訪れた主人公を今度は離れへ案内します。

「ちょい ちょいちょい あ、あのな あれじゃ 手を取らんか」
この場所に入るには手を繋がなければならないしきたりがあるらしく
恥ずかしそうな表情で彼女の側から手を差し伸べてきます。
長い年月を生きて落ち着いた物腰をしてる女性が見せるこの初々しさがとても愛らしいです。
場所が前回と違うのを受けて環境音は湧き水の流れる音や鹿威しの音へと変化します。

テン「おぉ ビャクよ 腕を上げたな」
ビャク「いえいえ 茶葉を変えただけですよ」
またこのシーンはテンの弟子にあたるビャクも登場します。
耳かき前の爪切りを担当したり、用事を片付けながら2人の邪魔をしないように気を遣うなど
作品の雰囲気作りやテンの魅力を引き出す重要な役割を果たします。
また一部でサークルさんの別シリーズとの繋がりを匂わせるセリフも登場します。

サービスのほうはビャクの爪切りから入ってテンが特殊な音叉を両耳元で鳴らし
さらに右耳→左耳の順に乾いた綿棒、梵天、息吹きと繋ぎます。

「ゆったりとした音の動きに ぬしの呼吸も 心も 安らかなものになってきておるのを 感じるわ」
中でも音叉は「ヴォォォォン」という透き通った振動音が高低2種類登場し
耳元へ近づけたり遠ざけたりして独特な振動を耳と脳へ送ります。
「鈴の音を聞きに」でもやったサービスですから視聴済みの方は懐かしく感じるでしょう。
爪切りも「ビャクといっしょに」からの再登場ですし、このシーンは過去作のリスペクトを意識して作られてます。

最中の会話は彼が途中で寝入ったのを受けて前のシーン以上に少なくなってます。
効果音、環境音、吐息だけが流れるひと時はとても静かで
彼女の安らいだ表情からもこの瞬間を心地よく思ってるのがわかります。
寝る前あるいは就寝中に聴くのに適したサービスです。

おまけは「結婚すればいいのに」です。

後編へ続く…。
鈴の音と歩く(後編)

CV:テン…藤堂れんげさん ビャク…小日向さくらさん
総時間 3:23:44(本編…3:18:52 おまけ…4:52)


体験版はこちらにあります

雨露ノ巫女

サークル「はーべすと」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、雨を引き寄せる性質を代々受け継いでる家に生まれた女の子が
自分の屋敷を偶然訪れた男性と1日を楽しく過ごします。

彼女の属性を最大限に活用した純愛色の強い物語が綴られており
全編に渡って流れ続ける様々な雨音が静けさを醸し出し
彼女のほんわかした声と京都系の方言が癒しと温かさを与えてくれます。
初々しさを出しつつ激しく愛し合うややギャップをつけたエッチも魅力です。
雨がくれた新しい出会い
雨露ノ巫女をしてる鈴音あゆとエッチするお話。

「あの、どうか……されました?」
あゆは素朴で可愛い声の女の子。
迷子になって雨が降る中を一人歩いてる主人公に声をかけると
事情を訊いてからひとまず近くにある自分の屋敷へ案内します。

本作品は何らかの理由で人里離れた場所に迷い込んだ彼が彼女と出会い
道案内できる村の人が来るまでの1日を屋敷で過ごす様子が描かれてます。
総時間を非エロとエロでほぼ半々に分け、雰囲気を大事にしながらあまあまなエッチを楽しみます。

彼女は「雨露ノ巫女」の名の通り雨にとても縁の深い女性。
ずっと前から一族には雨を呼び込む能力が備わっていてご先祖様が旱魃を救ったこともあるそうです。
その実績や神秘性のおかげで村では神様のように扱われており
村人たちが定期的に食料を持ってくることもあって不自由のない生活を送ってます。

「こんな場所、人が来るなんて……初めてやし……どうしたんかなぁ、と……思いまして……」
しかしずっと一人でいることに寂しさを感じてるのも事実で
そういった事情を知らない彼に普通の女の子として自分から色々と世話を焼きます。
みもりあいのさんの柔らかいお声や全編京都弁で話すことも相まって和やかな空気が漂ってます。
大阪出身の声優さんなので聴いた限りではナチュラルな話し方をされてました。

彼女のトレードマークである雨の存在も忘れてはいけません。
音声開始1秒から雨音が流れ始め、二人がいる場所や彼女の心情に合わせて質感が微妙に変化します。
具体的には彼女が傘を差し出すと雨音が弱まり、屋内に入るとやや遠くから聞こえるようになるといった具合です。
彼女の素朴なキャラと合っていて落ち着いた印象を受けます。

最初の2パート20分間は非エロのシーン。
屋敷の近くで二人が出会い、案内してからまずは主人公の濡れた体をタオルで拭きます。

「だからこうして……あんさんとお会いできたってこと、偶然じゃないって……うち、思ってたりしてるんです、ふふふ」
彼女は彼とこうして出会えたことに運命を感じてるらしく
最初の段階から親しげに接しながら自分の気持ちを素直に語ります。
体を密着させることにもそれほど抵抗を感じてませんし、彼に対する信頼が言葉と行動に表れてます。
そしてそんな彼女の純朴な姿が雨の降るこの空間に温かさを生み出してます。

タオルを拭く時の効果音も高品質。
柔らかい摩擦音が適度に動きながら頭のあたりで鳴ります。
移動中の足音やお風呂の湯船が揺れる音など細かな音の扱いにもこだわってるので
聴いてる最中は別の場所にいるような感覚がするでしょう。
作品の武器である彼女のキャラと音を違和感なく組み合わせて物語の世界をリアルに作り上げてます。
健気で初々しいエッチ
エッチシーンは3パート45分間。
プレイはキス、手コキ、SEX(バック)、フェラ、耳舐めです。
手コキ、SEX、射精の際に効果音が鳴ります。

「ごはんの支度なら、もう済ませてあるんです……。やから……その、ホントに、うちと、したいんやったら……いいですよ……」
濡れた体を綺麗にし、主人公を今日泊まる部屋に案内したあゆは
退出しようとしたところを彼にじっと見つめられ、その意図を理解しエッチを志願します。

エッチは終始彼女が責める形で進みます。
一番最初のトラック03でするのは手コキとSEX(約18分)。
4分程度キスを交わしてから服越し→直接の順におちんちんを触り
それから挿し絵と同じくバックで彼に処女を捧げます。
このパートは場所が部屋の中ということで雨音がかなり小さくなります。

「すごいなぁ、恥ずかしいけど……ずっと、こうして……いたい感じやね……」
「ふふっ……おちんちんすごく、熱いなぁ……うちの手の中で、ビク……ビクって脈打ってるの、わかる……」

彼女は男性どころか人と会うことすらあまりないので当然エッチは初めて。
だからキスやおちんちんの感覚に不思議そうな表情を見せます。
エッチそのものよりも彼女の様子や心情にスポットを当ててるところが本作品らしいなと。
これまでのやり取りを通じて彼に心を許し、このひと時を楽しんでるのがわかります。
普段よりも明らかに熱っぽい彼女の息遣いにもほのかなエロさを感じます。

体を拭いた後にいきなりエッチするのは唐突と感じる人もいるでしょうけど
この前のトラック02で伏線が張られてるのでお話の流れはスムーズです。

特徴的なプレイはやはりパート後半から始まるSEXでしょう。
バックでありながら彼ではなく彼女が腰を動かす形でピストンします。

「はぁ、はぁっ……くっつきながら……奥、グリグリされると……。んんっ! すごっ……あぁっ……感じちゃう……んんっ、んぅっ、あっ!」
おちんちんをゆっくり挿入し、後になるほどペースを上げながら
普段とは違うエロ可愛い喘ぎ声を大げさに感じないレベルで漏らしてくれます。
ギャップのあるエッチとでも言えばいいのでしょうか、普段が大人しいからこそ違いが引き立ってます。
処女なのにおちんちんを自分から求めていく姿勢もエロいです。

このプレイを敢えて女性主導にしたのは陵辱っぽさを打ち消したかったからだと思います。
主人公に童貞設定はされてないので普通に考えれば彼がリードするのが妥当です。
でもついさっき会ったばかりの処女、しかも巫女とそんなことをしたらどうしても黒い部分が出てしまいます。
まだ完全な恋人同士になってない微妙な距離感をプレイスタイルで表現したかったのではないかなと。

続くトラック04はお風呂でのフェラチオ(約8分)。
SEXで汚れた体を二人一緒に洗い流し、そのついでにまだ元気なおちんちんも慰めてあげます。
露天風呂に移ったのを受けて雨音が室内の時よりもクリアで大きくなります。

「しょうがないなぁ……お口でしてあげます。あんさんのおちんちん、うち、舐めてみたい」
一度経験したことで男性とのエッチに自信がついたのでしょう。
自ら進んでフェラをおねだりし、最初から咥えこんでちょっぴり下品なちゅぱ音を鳴らします。
口で受け止めた精液を彼の耳元に顔を移動させてから飲むあたりにも成長を感じました。
自分のことで手一杯だった前のパートとは違い、彼に対する思いやりの気持ちが見られます。

純粋なエロさが最も高いのは最後のトラック07(約19分)。
風呂と食事を終えた後、一緒の布団で寝てる最中に彼女が悪戯を始めたのをきっかけに
手コキで1回射精させてから同じくバックで激しい種付けSEXへ突入します。

「あぅっ……ふぅんっ……はぁ、はぁ、はぁっ……うちの子宮口、あんさんのおちんちん……咥えちゃってるわ……」
手コキですっかり精液まみれになったおちんちんをおまんこの奥まで躊躇なく迎え入れ
そのまま7分間で抜かずに3連続中出しを決めるあたりに彼女の本気の気持ちがうかがえます。
前の2パートは初々しさや多少の不得手さを出すために比較的ゆっくりエッチしてましたが
このパートはそういった制限を取っ払い最初からストレートに楽しみます。
喘ぎ声の量ももちろん多く、明日には離れ離れになる背景も相まって実用度が高いパートと言えます。

このように、彼女の処女属性を大いに活かした愛のあるエッチが繰り広げられてます。
ちょっぴり切ない作品
癒しとエロのバランスが取れており、尚且つほんの少しの物悲しさも漂ってる作品です。

雨露ノ巫女として村から離れた場所に一人で住んでる女の子が
自分のことをまったく知らない男性と偶然出会い、人と一緒に過ごす喜びを強く実感します。
そしてそれを教えてくれた感謝の気持ちに自分のすべてを使って精一杯ご奉仕します。

箱入り娘らしい素朴で思いやりの深いあゆのキャラ、バックで流れ続けるリアルな雨音
そして彼女の気持ちと心の繋がりを中心に描いたあまあまなエッチ。
雨が生み出す静けさや冷たさと、二人の会話やエッチが生み出す甘さや温かさを同居させて
誰にも邪魔されない二人だけの貴重な時間と空間を作り上げてます。

「あんさんは……いつまでも、こんなとこ居たらダメなんよ」
そしてこの1日が充実してるからこそ、迫り来る別れの瞬間がより物悲しくなります。
最終パートで彼を送り出しつつ寂しそうな表情を見せる彼女の姿にそれがよく表れてます。
おねショタのように隅から隅まで温かいのとは違うところも本作品の魅力のひとつです。

はーべすとさんの他作品を聴いたことのある人ならわかるでしょうが
後味の悪い終わり方はしませんのでそのへんはご安心ください。

エッチは彼女が女性として成長していく過程を大事にしてます。
通しで聴いてみるとセリフの方向性が変化してることに気づくでしょう。
自分が楽しむところから始まって彼を楽しませたい気持ちへ自然にシフトします。
主人公を完全なマグロにしたのはちょっともったいない気もしますが
処女を犯す展開にだけはしたくなかったと考えれば頷けます。

射精シーンは6回。
くちゅ音それなり、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声そこそこです。

世界観がしっかりしておりキャラも立ってる総合力の高い作品です。

CV:みもりあいのさん
総時間 1:36:16(本編…1:30:47 フリートーク…5:29)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
解凍後の容量が6.6GBあります。
2017年11月6日まで25%OFFの900円で販売されてます。

ビャクといっしょに

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、とある神社で新米巫女をしてる女の子が
師匠の代わりに顔なじみの男性を色んなサービスでもてなします。

サークルさん最大の武器である耳かきはもちろん、ヘッドスパやマッサージなど
お世話する範囲を上半身全体にまで広げ、その一部始終をリアルな音で繊細に表現しています。
女性ごとの違いも持たせてますから、同じサービスでもそれぞれで異なる印象を抱くでしょう。
音が織り成す幅広いサービス
神社の巫女ビャクが参拝客を癒すお話。

「あら? こんにちは この日差しですからね お二人とも汗をかいたのではないですか?」
ビャクは明るくて穏やかな声の女の子。
参拝を終えてから休憩所にやって来た主人公に声をかけると
テンが戻ってくるまで代わりに彼をお世話することを志願します。

本作品は「鈴の緒を引けば」「鈴の音を聞きに」「鈴の音と共に」と続いてきた人気シリーズの番外編。
いつも彼を迎えに行っていた師匠のテンが外出中なのを受けて
彼女が2時間以上にも及ぶ色んなサービスで彼に普段とは別の癒しを与えます。

「景色を見ながら ゆったりと飲むお茶はいいですね 私が淹れたお茶なので 自画自賛になってしまいますが ふふっ」
ビャクは過去作でも脇役としてたびたび登場してるキャラ。
テンとは違って今風の言葉遣いをし、特に恋愛の話になると目をキラキラさせる女の子らしい性格をしてます。
そして巫女の仕事やテンの世話をする以外に癒し系専門店の手伝いもしており
作中では流れるような手つきで彼の頭や上半身をケアします。

耳かきの質、量、バリエーションに力を入れてた過去3作に対し
本作はサービスの種類をできるだけ多くして変化をつけてます。

耳かき自体も44分近くありますから耳かき目当てで聴いても十分楽しめるでしょう。

そしてこれらを根本から支える音がどれも極めて高い品質を持ってます。
例えば一番最初の主人公とビャクが出会うパートでは
開始から2分30秒頃までセリフを一切入れず、彼が参拝し休憩所に移動する様子を音だけで表現してます。
他にも道具を準備する音、体を動かした際に鳴る布の擦れる音、休憩所の近くを流れる川の音など
様々な音を絶妙な位置、距離、タイミングで鳴らして作品の世界を作り上げてます。

サービスもすべてが非の打ち所がないほど優れてますし
ASMR(音フェチ)系の作品が好きな人ほど強い癒しと満足感が得られます。
総時間が長いのでセリフも結構ありますが、個々の間隔を長めに取って音を聴きやすくしています。

幅広さにこだわったサービスとリアルな音の数々。
世界観やキャラを大事にしながらたっぷりお世話する総合力の高い作品です。
上半身の疲れと汚れをじっくりお掃除
事情を説明し主人公の同意を得た後から始まる最初のサービスは顔や頭部のケア(約32分間)。
顔の汗拭き、シャンプーやトリートメントを使った洗髪、炭酸水による頭皮マッサージで隅々までスッキリさせます。

水の入った桶にタオルを浸し、絞ってから横になった彼の顔の上に置き
その間は「ぷすっ」と軽い布の音が至近距離で鳴るなど
序盤から細かな部分にまで専用の効果音を用意しそれらを違和感なく組み合わせて進めます。

音が鳴る行為のすべてに効果音が入ってると思ってもらっていいです。
距離感がバッチリなので顔の周辺をお世話されるシーンは特にリアルに感じます。
タオルの粗さや湿り気などもしっかり表現されてますし、音に強いサークルさんの持ち味が早速発揮されてます。

「そしてここからは炭酸水を…」
この中で最も特徴的なのは炭酸水マッサージでしょうね。
しゅわしゅわと爽やかな音が頭の近くで流れ、それと同時にずりゅっと粗さのある摩擦音が鳴ります。
彼女はテンと主人公のやり取りを以前から見てるので、同じことをできるだけしないようにサービスを組み立てます。
音を通じて耳や頭にもたらされる適度な刺激も心地いいです。

「石鹸もあるのですが 最近はテン様もシャンプーを使ってますよ」
最中に交わされる会話も大きなポイント。
専門店員らしく健康知識を披露しながらテンに関する情報をこっそり教えます。
顔見知りなだけあってよそよそしく感じる部分は特になく
師匠と特別な関係にある彼を自分なりのやり方で癒そうと張り切って取り組みます。

続く3パート39分間は上半身のマッサージ。
上着を脱ぎうつ伏せになった彼の肩、首、腕を手や指で丁寧にほぐし
爪切りを挟んでから今度は耳に移って血行を良くします。

「リンパには流れがありますので 鎖骨 首 腕と 出口から順番に 流れに沿ってマッサージすると 体に溜まった老廃物やむくみを取る効果があるんですよ」
どちらも専用のオイルを使ってケアすることを考えて
このシーンは音の位置、距離、動きによって違いを出してます。
どちらかと言うと耳のほうが音フェチ要素が強いでしょうね。
彼女が手で耳を覆う時に「ごごごご」とこもった音が両方から鳴りますし
その後には泡を塗って綿棒で落とすサービスが入ります。

ひたすらマッサージだけするのではなく、小技を絡めて音の違いを楽しませてくれます。
またこのあたりから彼女が思ってることをぽつりぽつりと漏らし始めます。

状況が大きく変化するのは音声開始からおよそ80分後。
外出中だったテンが帰宅し、軽いやり取りを挟んでからいよいよ耳かきを始めます。
そして後日、テンがいない時を見計らってビャクも彼に耳かきします。

サービスだけを見ればどちらも同じ耳かきなのですが内容はそれぞれに大きな違いがあります。
テンは綿棒+特別な梵天、ビャクは耳かき棒+市販の梵天と使用する器具が別ですし
スタイルや最中の会話も二人のキャラや主人公との関係を強く意識しています。
テンが帰宅したときに見せる反応や耳かき中の会話は聴いてのお楽しみとさせてください。

テンの耳かきはおよそ26分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順にお世話し、最後に弱めの風圧で短く12回程度息を吹きかけます。
綿棒は「ずずっ しゅりしゅり」と滑らかで柔らかい音、特性梵天は筆のような先が細く柔らかい音が使われており
それぞれ穴の縁をなぞったり中をゆっくり撫でるように、優しくくすぐるように動かします。

綿棒が奥に進んでいくにつれて音もやや低く鈍い音に変化しますし
汚れを取るだけでなくマッサージも兼ねてるので耳にこそばゆい刺激を感じます。
何度もやってきただけあって雰囲気も非常によく、耳かきを通じて二人の仲の良さも伝わってきます。
過去3作で積み上げてきたものをそのまま活かした素朴で温かい耳かきです。

対するビャクの耳かきは18分ほど。
睡眠中の彼にテンと同じく膝枕をして右耳→左耳の順に取り組みます。
耳かき棒は「ぞすっ」とやや引っかかりのある平べったくて乾いた音
梵天はふわふわした音と被らないように気をつけて同じく丁寧に動かします。

雨戸を閉めてるのかテンの時には流れていた川の音が聞こえず一層静かに感じました。
彼女も寝てる彼を起こさないようあまり話しかけずに進めます。
そしてこれらを終えた時、テンにあって自分にないものをようやく知ることができます。

このように、多種多様な音を違和感なく組み合わせた重厚なサービスが繰り広げられてます。
音重視だがキャラも立ってる作品
音とキャラの両方で癒してくれる作品です。

ビャクはテンがいない時に神社を訪れた主人公に満足してもらおうと
専門店で習った技術を中心にした本格的なサービスをします。
耳かきやシャンプーといった王道はもちろん、炭酸頭皮マッサージや泡洗浄など比較的マイナーなものも用意し
それらを順序良く組み合わせて上半身を隅々まで綺麗にします。

とみみ庵さんはニコニコ動画などで耳かき音声を数多く投稿してるサークルさんです。
そんな背景もあって耳かきは大変優れた品質を持ってます。
しかし今回は耳かきの割合を敢えて減らし、他のサービスとのバランスで勝負してます。

過去3作に比べて専門店のサービスに近づけてるなと。
ビャクのキャラを反映させてこういう作りにしたのでしょう。
さらにどのサービスも完璧と言っていいレベルに仕上げてるのだから見事です。
総時間が長いおかげで慌しさも特になくじっくり楽しませてくれます。

「テン様のこと よろしくお願いいたします」
ビャクについては積極的にお世話しつつ自分の役割も理解してるしっかり者です。
だからテンと主人公の仲が進展するように立ち回ります。
テンが登場したあたりから会話や心情描写が一気に面白くなるので
最初は音重視だと思って聴いてた人も最後までいけば印象が変わると思います。

ビャクが主役なのは間違いないですけど、テンに萌える人もそれなりにいるでしょうね。
耳かきや添い寝に二人の性格がよく出ています。

全年齢向け同人音声の魅力がぎっしり詰まった作品です。
これだけの品質とボリュームで価格がたったの300円とコスパも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは12本目の満点とさせていただきました。

CV:ビャク…小日向さくらさん テン…藤堂れんげさん
総時間 2:31:22

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

癒音らびりんす~三日月麻衣と雨音の祈り~

サークル「きゃらめり屋」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、上品で母性を感じる巫女さんが
偶然出会った男性の疲れを会話や耳かきで取り除きます。

二人がいる場所、時間帯、天候により変化していく多彩な環境音や
家庭的で母性漂う彼女のキャラなど、作品を構成する様々な要素が癒しで統一されてます。
音の扱いにとても力を入れてますから物語の世界にいる気分が味わえるでしょう。
音が織り成す癒しの迷宮
巫女の三日月麻衣が耳かきや添い寝をするお話。

「こんにちは どうなさいました?」
麻衣は上品でおっとりした声のお姉さん。
パワースポットの滝を探してる途中で迷子になった主人公に声をかけると
ひとまず自分が管理する神社へ案内し体を清める方法を教えます。

本作品は疲れやストレスを感じ噂の場所へやって来た彼が
偶然彼女と出会い、雨宿りを兼ねて癒してもらう様子が描かれています。
「癒音らびりんす」の名の通り、作中では状況に応じて様々な音が登場し耳を楽しませてくれます。

例えば音声開始直後からセミや鳥の鳴き声がバックで流れ始め
二人が神社に到着するとヒグラシの声が加わり、雨が降り始めるとそれらが一気に収まります。
そして最初は勢いのあった雨足も時間が経つにつれて弱まり、翌日にはツクツクボウシが元気よく鳴き始めます。

場所、時間帯、天気の変化に応じて環境音も切り替わるので
セリフ抜きでも今の状況をなんとなく掴むことができます。
各サービスにも専用の効果音がちゃんと入ってますし、処女作とは思えないほど音のレベルが高いです。

「書いてあることは絶対というわけではありませんし あくまで参考にして ご自分の人生をより豊かにしようという気持ちが大切なんです」
主人公の相手を務める麻衣の存在も忘れてはいけません。
初めて会ったばかりの彼に親しげに語りかけ、おみくじが悪い結果だったら慰め
気を取り直して滝に向かおうとした直前に雨が降り始めたら雨宿りを提案します。

音に力を入れてるのは間違いないのですが、彼女と交わす会話にも十分な癒しのパワーが秘められています。
巫女らしい上品な声と母性を感じる家庭的な性格にホッとするのではないでしょうか。
音とキャラの両方でバランスよく癒してくれる総合力の高い作品です。
和風情緒漂う繊細なサービス
二人が出会い神社に移動した後、最初にするのはお手水。
参拝する前のお清めとして麻衣がそのやり方を丁寧に教えます。

「まずその柄杓を右手で持って お水を汲んでください」
柄杓で水を掬い、それを左手にかけ、持ち替えて右手も洗い、再び持ち替えて手を受け皿に口をすすぐなど
行為の一部始終を順を追って説明し、その度にそれらを行う効果音も鳴ります。
音を使って聴き手を神社にいる気分にさせる効果的なサービスと言えるでしょう。
この時点ではまだ雨が降ってないので夏らしい賑やかな空気が漂ってます。

参拝やおみくじを終えたところで雨が降り始め、社務所に移動してからするのがメインの耳かき(約18分)。
膝枕の状態で両耳同時に濡れタオルで拭き、耳かき棒と梵天で穴の中を綺麗にします。
そして最後に1回だけ軽く息を吹きかけます。

「痒いところはございませんか? ふふっ なんだか 美容師さんになったみたい」
タオルで耳を拭くシーンは耳かき前の準備に過ぎないのですが
「こすこす」とややトーンの低い粗さのある摩擦音が左右同時に鳴ってかなりリアルです。
他にもお湯の入った桶にタオルを浸して絞る音が開始前と途中で鳴ったり
拭く際の動きが左右で微妙に違ったりと細かい部分にまで気を遣いながらサービスを進めます。
彼女も美容師っぽいことを言って場を和ませてくれます。

その後に始まる耳かきは耳かき棒が「ぞすっ」というやや平べったい音を掻き出す感じに
梵天は「くしゅっ」と柔らかくて広がりのある音を軸を持ってゆっくり回転させるように鳴らします。
声や環境音に比べて音量が小さいのが気になるものの、動きについては現実の耳かきにかなり近いです。

あとは音が鳴った際に刺激がほとんど伝わってきませんでした。
作品説明文に記載がないことから効果音はバイノーラル録音ではないのだと思います。

「ここで普段何をしてるかですか? そうですねぇ 境内の手入れをしたり 山で山菜を採ったり」
「こんな山奥まで疲れたでしょう? このまま寝ちゃっても大丈夫ですよ」

最中の麻衣は耳かきのことにはほとんど触れず、自分の日常など世間話を主にします。
そして彼が眠そうな表情になると優しい言葉をかけて寝かしつけてあげます。
母親のような柔らかい口調やバックで流れ続ける雨音も相まって心安らぐ静かな空間が形成されてます。

このように、和の心を感じる落ち着いたサービスが繰り広げられてます。
しっとりした作品
夏の雨の日にまったり過ごす様子をそのまま切り取った統一感のある作品です。

山奥にあると言われる滝を見に行く途中で迷子になった男性が
そこでたまたま出合った巫女と打ち解け、最終的には宿泊までさせてもらいます。
夏らしい生命力に溢れるセミの声、それらを一挙にかき消し静けさを醸し出す雨音。
季節感を出しつつ癒しも与える環境音の数々が耳と心に優しい刺激をもたらします。

環境音は全年齢向けを中心にこのところ取り入れてる作品が随分増えてますが
その多くはパートでまるまる同じ音を流すあたりに留まっています。
しかし本作品の場合は同じパート内でも状況に合わせてリアルに変化します。
二人が出合った場所と神社でセミの声が微妙に違うところも実に良いです。

「私 あなたのことを癒せたでしょうか 少しでも 幸せを感じてくれたらいいな」
そして彼を案内する彼女も巫女のイメージにピッタリな温かい女性です。
実は彼女が本当の意味で魅力を発揮するのは耳かきを終えた後からになります。
そのためこのレビューを読んだ時点では彼女に対してそこまでピンと来ないかもしれません。
ネタバレを防ぐための措置ということでご了承ください。

サービスについてはお手水やタオルで耳を拭くシーンがハイレベルです。
それに対して耳かきはもう少しクオリティアップできるんじゃないかと見ています。
続編を予定されてるようですし、今後どういう形で発展していくかが非常に楽しみです。

おまけはキャストトークと効果音です。

CV:月城めのうさん
総時間 1:08:54(本編…36:46 おまけ…32:08)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

鈴の音と共に

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、優しくて恥ずかしがり屋な狐巫女が
参拝に来た男性と冬から春にかけての季節をまったり過ごします。

音とキャラの両方が立ってる総合力の高いサービスが行われており
暖かくなるにつれて賑やかさを増す環境音や抜群にリアルかつ多彩な効果音
そして最中に交わされる彼女との心温まるやり取りが様々な癒しを与えてくれます。
寒い冬を二人で暖かく
神社の狐巫女「テン」に耳かきしてもらうお話。

「うぅー 寒い寒い 日差しはよいがまだまだ外は冷えるのう」
テンは古風な言葉遣いをする愛らしい声の女の子。
お参りの際に主人公が鳴らした鈴の音を聞きつけてやって来ると
一緒に休憩所に移動し耳かきしてあげます。

本作品は「鈴の緒を引けば」「鈴の音を聞きに」に続くサークルさんの人気シリーズ第3弾。
まだ寒い日、少し暖かい日、春のある日と3つのシーンに渡って
彼女と出会ってから境内にある休憩所に移動し、癒しのサービスを受けるまでを彼の視点で楽しみます。

過去作から続けて聴いたほうが楽しめるのは間違いありませんが
お話が完全に独立してますし展開もシンプルですから本作からでも問題ありません。
各シーンの時間が60分程度あるので3回に分けて聴くのが丁度いいでしょう。

とみみ庵さんと言えば効果音や環境音に並々ならぬこだわりを持ってるサークルさんです。
本作品でも寒い時期はまばらだった小鳥の声が春に近づくと賑やかになったり
二人が休憩所に近づくにつれて川の流れる音が聞こえ始めたりと音に変化をつけて違った雰囲気を出してます。
音質も本当にリアルですからそれらを聴いてるだけでも相当な癒しが得られます。

効果音についてはメインの耳かきは堅実に行い、それ以外の部分で面白いサービスをします。
主人公が最後に寝入ることを踏まえてどのシーンも安眠に適した優しい音で統一し
耳かき中はセリフを最低限に抑えて眠りやすい環境を整えます。
「仕事などで疲れてる人が聴いたら高確率で寝落ちする」と言えるくらい心安らぐひと時が送れます。

「勘違いするな 迎えに来たわけではないぞ 呼び鈴代わりに鳴らす不届き者がおるから見に来ただけじゃ」
本作品が持つもうひとつの魅力はテンのキャラ。
色んな意味で大事に思ってる主人公が来るたびに嬉しそうな表情を見せ
それを指摘されるとツンデレっぽい態度を取って恥ずかしさを隠します。

過去に何度も耳かきしてる関係なので堅苦しい部分は一切ありません。
それどころか彼に少しでも喜んでもらおうと色々考えてお世話します。
ロリババアっぽいキャラですが尊大に振舞うこともなく純粋に可愛らしい女性です。

リアルかつ多彩な音と親しみを感じる彼女のキャラ。
音フェチ系でありながらキャラも立ってるバランスの取れた作品です。
季節の変化を感じる高品質な耳かき
ここからは各シーンの内容や特徴を紹介します。

一番最初の「まだ寒い日」はおよそ59分間。
いつものように鈴の音に反応して現れたテンが主人公を休憩所に案内し
こたつに入ったまま2種類のカネを聞かせたり耳かきします。

「雨戸があると 同じ居間でも違って見えるじゃろ?」
季節が冬ということで縁側の雨戸は閉めたままにしており
近くを流れる川の音の代わりにストーブの稼動音がバックで流れ続けます。
室温を一定に保つために音量や火の勢いが適度に変化するのがいいですね。
他にもみかんの皮を剥く音が鳴るなど寒い日を二人で過ごす様子を音でしっかり表現しています。

「音が違うということは 伝わる振動も異なるということじゃ」
耳かきを始める前に登場するカネを使ったサービスも個性的。
「ぶぉぉぉぉん」という心地いい振動音を左右同時に鳴らして癒しを与えます。
それぞれでトーンが違いますから同じものでも違った印象を抱くでしょう。
音楽的な美しさがあるのに加えて脳を軽く揺さぶられるような感覚がしてかなり眠くなります。

メインの耳かきは膝枕の状態で右耳→左耳の順に綿棒で大きな汚れを
彼女の尻尾で小さな汚れを取り弱めの風圧で数回息を吹きかけます。

綿棒は「じゅりっ ぷすぷす」と若干ざらつきのある柔らかい音
尻尾は「すすっ ずりずり」と梵天よりも若干硬さがあって毛の長い音が使われており
前者は耳の縁をなぞったり小刻みに擦る、後者は穴のあたりを優しく撫でる動きをします。

これまで有料・無料いずれも数多くの耳かき音声を製作されてるサークルさんなだけあって
「素晴らしい」と言う他に言葉が見つからないレベルの耳かきをされてます。
耳かき音声が数多く出てる現在でもとみみ庵さんの耳かきは間違いなくナンバーワンです。
音質、動き、力加減、間の取り方などすべてがパーフェクトで本当に癒されます。

「わしは好きだぞ ぬしに構うのも こうして耳かきをするのも 楽しんでおる」
最中のテンは何をするかを話す以外はあまり多くを語らず
彼と一緒に過ごすこのひと時をのんびり楽しみます。
冒頭シーンよりもずっと柔らかい声と間を長く取る口調には母親のような穏やかさが漂ってます。

耳かき中に込み入った話題を彼女が投げかけてこないのも本作品の耳かきが安眠に適してる理由のひとつです。
終了後は子守唄を歌ったり肩をぽんぽん叩いて寝かしつけてくれますから
普通に聴くのはもちろん、寝ながら聴くのにも大いに役立ちます。

2番目の「少し暖かい日」はそれより少し後のお話(約56分)。
たまたま境内の掃除をしていた弟子のビャクに案内されて移動し
そこにいたテンに泡洗浄や耳かきをしてもらいます。

ビャク「この方に気持ちよくなって欲しかったんですよね?」
テン「ぬ… ま、まあな」
ビャクが加わり会話しながらサービスするおかげで前のお話よりも賑やかな印象を受けるでしょう。
外が暖かくなってきたのを受けて今回からは雨戸を開けて川の音がバックで流れ始めます。
ビャクは言葉遣いが普通で恋愛に興味があるごく普通の女の子に近いキャラです。

ここでのサービスでポイントとなるのは泡洗浄。
テンとビャクが共同で左右の耳にハケで泡を塗り、綿棒と手ぬぐいで汚れを落とします。
泡を塗る時のぽりぽりした小気味いい音や耳を拭く際の微かな圧迫感と振動が心地よく
二人の明るい会話も相まって雰囲気的にも春が近づいてるのを感じます。

耳かきについてはテンが一人で綿棒と尻尾でお世話しビャクがそれをサポートします。
前のシーンと敢えて同じ内容にしてそれ以外の部分で違いを出す感じですね。

最後の「春のある日」はさらに時が流れた後のお話(約60分)。
今度は最初から境内にいたテンに連れられて移動し
お茶を少し楽しんでから彼女にとあるプレゼントをもらいます。

「おぬしに会うまではただの縁側じゃったが 今ではすっかり 二人の縁側になってしまったの」
今まではまばらだった鳥の声が一気に賑やかになり、春の使者であるウグイスも鳴き始めます。
二人が縁側でお茶を飲むのも空気が暖まってきた証拠です。
セリフではなく周りの情景や登場人物たちの様子で季節の移り変わりを伝えます。

耳かきについては事前のサービスは特に行わず、専用の耳かき棒と梵天で丁寧にお世話します。
主に綿棒を使ってた今までとは音の質感が随分違うと感じるでしょう。
力が適度に抑えられた「ぞり すり」という細くやや硬さのある音が程よい刺激を耳にもたらします。
梵天もふわふわした感触や耳の穴を優しく塞がれる質感が出ていてとてもリアルです。

またここでの耳かきは今まで以上にテンが黙々と手を動かし続けます。
耳かき音声の王道とも言える器具や流れですから、サークルさんの実力が最もよくわかるのではないかなと。
彼のリクエストを受けて珍しいマッサージを一部するなど音の良さを前面に押し出した耳かきが楽しめます。

このように、季節や環境の違いを出しつつじっくり行う面白味に溢れたサービスが行われています。
キャラと音の両方で癒す作品
耳かき音声を構成するありとあらゆる要素が優れた大変癒される作品です。

神社の狐巫女として長い間ここを守り続けてきた女性が
参拝客の男性と三度出会い耳かきや会話をしながら同じ時間をまったり過ごします。
季節の変わり目が舞台となってることを踏まえて各シーンとも環境音の違いや変化に力を入れ
そこに耳かきを中心とした効果音を盛り込み作品の世界を作り上げてます。

「また、来てくれるか? …よかった」
彼より遥かに年上なのに対等な立場で接しようとする彼女の姿にも癒されます。
実際に聴く時の楽しみを奪わないようにレビューでは彼女に関するかなりの部分を伏せました。
耳かき以外のシーンは会話が充実してますので彼女の魅力も十分わかっていただけると思います。

サービスについては耳かきはできるだけシンプルに仕上げて、それ以外の部分にシーンごとの違いを持たせてます。
中でも「まだ寒い日」に登場するカネを鳴らすサービスは音声作品でも非常にレアで
そのリアルな音と振動に多くの人が意識のぼやけや眠気を感じるでしょう。

私はレビューを書くために通しで聴いたのですが
途中で飽きることがまったくなかったし聴いた後は気持ちがスッキリしました。

耳かき音声に興味がある人全員におすすめしたい作品です。
これだけのクオリティとボリュームを持ってるのに価格が300円なのも驚異的と言う他ありません。
以上を踏まえて今回も満点とさせていただきました。
おまけはテンとビャクの両耳かきです。

CV:テン…藤堂れんげさん ビャク…小日向さくらさん
総時間 3:18:29(本編…2:54:42 おまけ…23:47)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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