同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:安眠

   ● 【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(後編)
   ● 【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(前編)
   ● 催眠音声「息抜き」
   ● 癒刻-メイドのエレナ-【ASMR】
   ● 癒しの夢列車くつろぎ
   ● 【催眠音声】アンチウイルスヒプノ
   ● 【100円/ASMR】大人赤ちゃんのためのエッチな保育園 甘園房 ~ゆかりママとうちで過ごそう~
   ● お泊まり彼女とささやき添い寝。
   ● 東方入眠抄23 宵闇色のレゾナンス
   ● おだやかな催の眠り(再レビュー)




【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「06 泡たっぷりのお顔剃り」以降の様子を中心に紹介します。
2人きりで過ごす静かな夜
ねこじゃらしマッサージを終えた次に行うサービスは髭剃り(約24分)。
主人公の髭が伸びてることに気づいたミケ猫が
専用のクリームを作る→顔に塗る→カミソリで剃るとひとつずつ丁寧にこなします。
そして最後に同じカミソリで眉の形も軽く整えます。

「こういうのを 人の世界では ASMRと言うんですよね?」
後編に入ってもASMRを重視する流れは変わりません。
彼がクリームを泡立てる音を好むことに気づくと耳元に近づけて
若干ざらつきのある泡音をゆっくりペースで鳴らします。
そして顔に塗る時は「じじっ」という別の泡音、剃る時は「ぞじっ」という泡交じりの摩擦音へ変わります。
眉はクリームを塗ってないからでしょうけど「じょりっ」という若干力強い音でした。

各音の質感や動きはほぼ一定でしたが
鳴る位置を小まめに動かして顔全体をお世話してる様子を表現します。
頬、鼻の下、顎、首筋と上から下へ流す感じにやってました。
もう少し音量を大きくしたほうが顔に当たってる感じがより出たと思います。

「うぅ にゃ にゃんか 顔近くて あの…ごめんなさい」
最中の彼女は引き続き何をするかの実況を小まめに挟みながら
比較的近い位置で大きめの吐息を漏らします。
顔が近くなった時に恥ずかしがるところが可愛いですね。
すべて終えた後に「カッコいい」と褒めるなど、異性として彼に魅力を感じてるのがわかります。

後編部分で最も長いサービスは「08 お布団で優しくマッサージ〜お背中&肩もみ〜」(約31分)。
布団へうつ伏せになった彼の上に彼女が乗り
肩や背中を揉む、叩く、押す、擦るといった色んな手段でほぐします。

「肩を 両側から 中心に寄せるみたいに んー これは 力使うから ちょっと…大変」
顔や耳に比べて広い範囲をお世話する状況を踏まえて音のストロークを長くし
さらに彼女が力んだ声を漏らして臨場感を出します。
やや熱っぽい吐息ですがいやらしい感じはまったくなく
彼のために一生懸命頑張ってるのが伝わってきて和みました。

マッサージについても音のバリエーションが豊富で質が高めです。
「こしゅっ」という揉み込むような布の音が左右同時に鳴ってたかと思えば
数分後には揉みと叩きを組み合わせたような音へと変わり
さらに肩甲骨のあたりを開くように両手を外側へスライドさせる
背骨のツボを押す、拳を作って肩をリズミカルにトントンすると色んな手段でお世話します。

肩の時は声が近く、背中は遠いと位置取りもしっかりしてました。
効果音と彼女の吐息や小さな掛け声だけが流れるひと時は静かで落ち着きます。
私個人は本作品の中で一番の聴きどころだと思います。

そうやって色んな癒しを与えた後、「09 膝枕で寝かしつけ♪」でようやく眠りにつきます。
彼女に膝枕され、体を軽くとんとんされるスタンダードなもので
軽い物音を長めの間隔で鳴らしながら20分以上に渡って静かに過ごします。

「私も なんだか ちょっぴり 眠くなってきました」
安眠が目的のパートだからでしょうけど、他のパート以上にセリフの量を削ってありました。
また途中からは彼女が眠そうな声や寝息に近い吐息を漏らすようになります。
彼女が誰かをお世話するのはたぶんこれが初めてでしょうから
すべてをやりきって気持ちが緩むのは仕方ないと思います。

このように、各サービスの時間を長めに取ってのんびり行う穏やかなサービスが繰り広げられてます。
上坂さんのファンには堪らない作品
アニメやゲームで活躍されてる声優さんの演技を同人で聴けるところが最大の売りとなる作品です。

ミケ猫は祭りの参加者に選ばれた主人公に幸せなひと時を提供しようと
耳かき、マッサージ、髭剃り、寝かしつけといった王道のサービスをひとつずつじっくり行います。
そしてこれらの様子を主に効果音と彼女の吐息で表現して癒しと安らぎを与えます。

有名声優さんがメインヒロインになって健全なお世話をするノーマル向けのシチュ
セリフの多くを実況に割き、行為はそれ以外の要素でお届けするASMR系の作り
初々しい仕草を見せながらこれらをひたむきに行う彼女の純朴なキャラ。
音重視ではありますが、彼女の存在感もある程度出す形で作品を組み立ててます。

「あなたとこうしてると 落ち着きますね」
中でも3番目は旅館だからといって専門店のように距離を取ろうとせず
ごく普通の女の子として彼と正面から向き合う姿勢で接します。
2人の関係についても作中で多少触れられてますし
巫女に選ばれたいという打算だけでここまでやってるわけではないことがわかります。

私はアニメをほとんど観ないので上坂さんのこともよく知らないのですが
それでも聴いてて「上手いなぁ」と感じるところがいくつもありました。
セリフが全体的に硬いからこそ、それ以外の部分(しゃべり方や間の取り方など)に感情を込めて
作品の雰囲気を柔らかくしようとする工夫が見られます。

「まずは 一番面積の広い頬を しっかり塗っていきますね」
それ以外、特にシナリオについては残念ながらいまひとつというのが正直な感想です。
どのサービスも何をするか実況するセリフが非常に多く
その結果雰囲気が淡白になったり流れが単調になるといった悪影響が出てます。

作品を聴いた限りだと彼女は彼に対して思うところがあるようですし
それをもう少し表現していったほうが魅力を引き出せたのではないでしょうか。
せっかく有名声優さんを起用してるのですから、もっと色々しゃべって欲しかったです。
サービスの合間にある3分程度のドラマパートが今より長かったら随分違ったでしょうね。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:上坂すみれさん
総時間 2:56:03

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2020年7月12日まで20%OFFの1584円で販売されてます。

※価格について
本作品を評価するにあたって、今回はコスパによる加点/減点を敢えて行いませんでした。
アニメ声優さんが出演する同人音声の数がまだ少なく
いわゆる相場が形成されるにはもうしばらく時間がかかると判断してるからです。
他の全年齢作品と比べちゃってもいいんですけど、それをやるにしてもまだ時期尚早かなぁと。
2020年中にどれくらい供給されるかを見たうえで判断しようと思ってます。



サークル「CANDY VOICE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
付属の割引クーポンを見る限りWhispさんの姉妹サークルと思われます。

今回紹介するサークルさんの処女作は、あの世とこの世の狭間にある不思議な旅館を舞台に
そこで働いてるミケ猫少女が男性を長時間に渡って癒します。

声優の上坂すみれさんが出演されてるのが最大の特徴で
微笑む、恥ずかしがる、吐息を漏らしながら真剣にお世話するなど
シーンによって様々な表情を見せながらサービスに合った音をたっぷり鳴らして癒しと温もりを与えます。

総時間が180分近くあるので前編(01~05)、後編(06~09)の2回に分けてお送りします。
可愛い猫の優しい贈り物
ミケ猫が耳かき、マッサージ、髭剃り、寝かしつけをするお話。

「あっ お待ちしておりました 選ばれしお方」
ミケ猫は丁寧語で話す可憐な声の女の子。
猫鳴館を訪れた主人公を迎えると、事情が読めない彼にこれから行うゲームのことを教えます。

本作品は前世に未練がある生物の魂が集まるこの場所で猫となった彼女が
何らかの理由で招かれた彼をおよそ180分に渡って健全にご奉仕します。
現在猫鳴館では九魂祭と呼ばれる特別なイベントが準備されており
ここで彼を惚れさせた者は巫女として現世へ再び戻ることができるそうです。
そんな事情を踏まえて彼女は初めて会った彼を一生懸命癒そうとします。

「あなた様が快適に過ごせるように 精一杯おもてなししますので だから そ、それで 私のことも 好きになっていただけると…」
彼女は元々口下手な性格らしく、彼に対しても恥ずかしそうな仕草で接します。
しかしサービスが始まると流れるような手つきでお世話し
その合間に嬉しそうな笑みを浮かべて自分の魅力をアピールします。
媚びるのではなくありのままの自分を見せるところに純朴さを感じました。

そして上坂すみれさんの声と演技が彼女の良さをさらに引き出します。
セリフの構成は状況説明メインで時々雑談が入る同人音声だとスタンダードなものなのですが
それらの中や間に上手く感情を込めて活き活きとしたキャラに仕立て上げてます。

サービスについては前編部分(約95分)は耳かき60分、ねこじゃらしマッサージ29分と
ほとんどの時間をこれらふたつに費やしてます。
セリフよりも音の量を遥かに多くしたASMR系の作りになっており
最中は効果音と彼女の吐息だけが流れる静かなひと時を送れます。

また音声の大部分で「さー」という別の音も流れてました。
ノイズなのか、風の吹く音なのか、あるいは川や滝の音なのかはよくわかりませんけど
ある程度聴き続ければそれほど気にならなくなると思います。

上坂すみれさんが演じる愛らしいミケ猫と音重視のサービス。
有名声優さんと現在流行のジャンルを組み合わせた正統派の癒し系作品です。
音や動きの種類にこだわったサービス
4分程度の雑談をした後から始まる最初のサービスは耳かき(約60分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に濡れ手ぬぐいで拭いてから耳かき棒と綿棒を使い分けてじっくり行います。

濡れ手ぬぐいは「ずずっ」という控えめな摩擦音
耳かき棒は「ぞずっ」という乾いてて若干丸みを帯びた音
綿棒は耳かき棒よりも範囲が広く感触も柔らかい音が使われており
擦る、掻き出す、優しくぐりぐりするなど色んな動きをします。

本作品の耳かきは音の種類にこだわってまして
同じ器具を使ってても位置や深さを変え、その度に音の質感や動かし方が変わります。

例えば耳かきだと穴の浅いところや溝をクリアな音でなぞるところから始まり
それから奥へ移動しこれまでよりも鈍い音をゆっくりペースで鳴らします。
デリケートな部位だからでしょうけど、奥はストロークをかなり短くしてありました。

全体的に効果音の音量が小さめなせいで聞き取りにくいとも感じましたが
器具ごとに音と動きの違いがある程度打ち出せてるのは事実です。
今の耳かきは音を通じて微弱な振動を耳に与えてくれるものがそれなりにありますし
次回作ではそのへんも表現できればより良い耳かきになると思います。

「まずは 浅い部分を 耳かきの先で カリカリ カリカリ」
「お耳 敏感なんですね 奥のこのへんをつんつんってしたら 気持ちよさそうなお顔をしたので」

最中のミケ猫は擬声語を交えて何をするのか小まめに実況しつつ
時折自分の思ったことを話して場をさらに和ませます。
詳細は伏せますが意味深なことを言うシーンもありました。
耳かきに集中したいからか、微笑や吐息を漏らす時間のほうが圧倒的に長かったです。

次のねこじゃらしマッサージは29分間。
上を向く形で膝枕し最初は1本、しばらく経つと2本使って顔と耳を撫でまわします。
またここからは虫の声がバックで流れ始めます。

「お耳の根元 ここを やさーしく ゆーっくり さわ さわ」
「すすっ」という滑らかな摩擦音がリズミカルに鳴り
頬、耳の側面、耳の根元と移動させて変化をつけます。
声との音量バランスに問題があるのか、1本の時はあまりよく聞こえなかったのですが
2本に増えると音がはっきりわかってお世話されてる雰囲気が出てました。
途中に彼女が頭を撫でるシーンもあったりと、耳かきの時より2人が打ち解けてるのがわかります。

ねこじゃらしを投入したのは彼女が猫だからでしょうね。
同人音声では初めて見かけたサービスですから、今後の工夫次第で面白いものになりそうです。

後編へ続く…。
【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(後編)

CV:上坂すみれさん
総時間 2:56:03


体験版はこちらにあります

追記
2020年7月12日まで20%OFFの1584円で販売されてます。

off ton tonさんで公開されてる無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、名前や素性は不明だけど性格は優しいお姉さんが
「息抜き」をテーマにしたコンパクトな癒しの催眠をかけます。

頭を空っぽにしながら聴けるよう全体の流れやアプローチをシンプルにしてあるのが特徴で
深呼吸は風船、脱力と深化は蝋燭とそれぞれに簡単なイメージを用意し
それらが変化する様子を実況しながら暗示を入れて少しずつ安眠へ導きます。
ふたつの息抜きでぐっすり
お姉さんに安眠できる催眠をかけてもらうお話。

「ようこそいらっしゃいました」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
息抜きしにやって来た主人公を嬉しそうに迎えると
簡単な注意事項を説明してから催眠を始めます。

本作品は普段よりも深い眠りを提供することを目的に
彼女が25分程度を使ってコンパクトな癒しの催眠をかけます。
音声視聴後にそのまま寝ることを想定してるので解除音声は入っておらず
最初から最後までほぼ全部を催眠で構成してゆっくり寝かしつけます。

全編を通じて言える大きな特徴はふたつ
イメージ主体で進めることと、内容を敢えてシンプルにしてあることです。

「今から深呼吸をしてる間は あなたのお腹は 風船だと思ってください」
前者は催眠の開始直後に自分の体を風船に見立てて深呼吸を続け
その後は蝋燭の炎を吹き消すイメージを繰り返してリラックスと催眠を深めます。
使うイメージは簡単なものばかりですから苦手な人でも大丈夫だと思います。
火の揺らめくイメージは現実世界の催眠でも使われるメジャーな要素です。

後者は深呼吸がまず誰でもできる行為ですし、脱力や深化も同じことを繰り返す流れになってます。
ぐっすり眠るには余計なことを考えなくて済むほうがいいですから
思考力が落ちてる状態でも無理なくついていけるようにこうしたのでしょう。

off ton tonさんは前作「生徒紙導」を見る限りかなりの技術力を持ってらっしゃるので
今作の展開もできないのではなくやらない、つまり演出と見るほうがしっくりきます。
タイトルの「息抜き」もふたつの意味を持ってたりと、短いながらも優れた作品に仕上がってます。
自分のすべてを蝋燭に重ねて
催眠はほぼ全編にあたる25分間。
横になって目を瞑り、まずは2分くらい深呼吸して軽く落ち着きます。
そしてお姉さんが指定した数の蝋燭を吹き消すイメージで心と体をさらに脱力します。

「これは息抜きの予行練習でもあるんです」
深呼吸は「息を吸って」「息を吐いて」の掛け声に合わせて繰り返します。
一見するとごく普通の行為ですが、この時点で風船のイメージを絡めてることや
文字通りの息抜きをする(気持ちを緩める、体内の息を抜く)ことなど
本作品の特徴が早速出ていて面白いです。

「ほんのりと温かい 蝋燭の火が ゆらゆら ゆらゆら 揺れてますね」
「頭の中で火が灯っては消えていく 消していく あなたが消していく あなたは蝋燭の火を消すことに集中し 没頭していく」

次の蝋燭のイメージは短いカウントに合わせて実際に息を吐いて吹き消すスタイルにし
炎のゆらめく様子を適度に実況して意識の力を少しずつ弱めます。
消した直後にも暗示も入れてくるので、後になるほど体が重くなったり意識のぼやけを感じるでしょう。

そして数セットやった後から暗示の内容が変わり始めます。
蝋燭を自分の体、心、意識に見立てて
体は脱力、心は爽快感、意識は落ちる感覚とそれぞれに合った感覚を伝えます。

「火が消えた 火が消えたから 腕の力が抜けていく 力が抜けると 体が少し 重くなる」
これらをするにあたって複数の感覚を繋ぎ合わせてるのもポイント。
「蝋燭が消えれば力が抜ける、力が抜ければ重くなる」といった具合に
火が消えるイメージと対応する感覚を関連付けてより実感しやすくします。
やることがシンプルだからこそ、こういう細かい部分にこだわって作られてました。

私が聴いた時は開始から10分後にはもう結構な眠気が実感できて
心の脱力をするシーンは気持ちが軽くなる感覚
意識を落とすシーンでは全身がゆっくり沈む感覚がしました。
終盤は特に入念にやってくれるおかげで寝落ちする人がそれなりにいると思います。

このように、素朴なイメージと息を抜く動作を組み合わせた眠りやすい催眠が繰り広げられてます。
心を軽くしてくれる作品
安眠はもちろん、心のリフレッシュにも向いてる作品です。

お姉さんは主人公を普段よりもぐっすり眠らせようと
まずはリラックスの定番とも言える深呼吸で体内の悪いものを吐き出します。
そして次は蝋燭の火を吹き消すイメージで心、体、意識を個別に脱力します。

穏やかなお姉さんが眠くなる催眠をかけるノーマル向けのシチュ
各行為に簡単なイメージを絡め、さらに大きく呼吸する機会も多く設けたリラックスしやすい作り
難しいことを敢えてやらず同じことを繰り返しながら癒しの感覚を伝える目的を見据えたアプローチ。
サークルさんの実力がしっかり込められた良質な催眠に仕上がってます。

中でも3番目は全体の流れに加えて言い回しも意図的に揃えてありました。
人間は同じことを繰り返せば次に何をするかがわかるようになるので
それによって考える必要をなくし、ぼーっとできる環境を自然な形で作ります。
この「敢えて単調にする」という試みはなかなかできることではないと思います。

寝る前に聴くのにうってつけの作品です。
視聴後に寝ない場合は別作品の解除音声を必ずお聴きください。

CV:麓さん
総時間 26:24

ダウンロードはこちら
https://fmfmtonton.hatenablog.com/entry/2020/05/03/011608



サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、主人公の屋敷でメイドをしてる上品なお姉さんが
上半身のマッサージや耳かきで癒しと眠気を与えます。

サービスはもちろん、細かな動作に至るまでリアルな音を用意したASMR系の作りが魅力で
紅茶をカップに注ぐ音、それを飲む音、顔や耳をマッサージする音、耳かき音など
色んな音を盛り込み、そのすべてを優しいもので統一して安心できる空間を作ります。
優しいメイドと2人きりで過ごす夜
メイドのエレナがマッサージと耳かきをするお話。

「おや? ごきげんよう 旦那様」
エレナはお淑やかな声のお姉さん。
ある秋の日、庭で寛いでた主人公に声をかけると
少し話してから席を外し紅茶を用意します。

本作品は姉と一緒に彼の屋敷で働いてる彼女が
ご主人様にあたる彼をおよそ60分に渡って健全にもてなします。
マッサージ21分、耳かき37分とふたつのサービスにほとんどの時間を割き
ひとつひとつをゆっくり丁寧にこなして癒しながら眠りに導きます。

バイノーラル6音さんは以前からASMR系の作品を得意とされてるサークルさんです。
今作もその例に漏れず、ありとあらゆる行為に専用の効果音を用意し
それらを上手に組み合わせて彼女にお世話されてる雰囲気を作ります。


例えば一番最初の「1.ごきげんよう、旦那様。」は屋敷の庭で2人が会話するパートなのですが
彼女が用意した紅茶をカップに注ぎ、それを飲む音を入れて臨場感を出してます。
バックで虫の鳴き声も聞こえますし、ここだけでも落ち着く人がそれなりにいるでしょう。

肝心のサービスについても質感、位置、距離、動きがどれもしっかりしててレベルが高いです。
同じ行為でも数十秒単位で音が変わるため単調さはまったくありません。
終盤は彼女が無言になり吐息や寝息だけを漏らすシーンがあったりと
癒しと安眠の両方に役立つよう作品を組み立ててます。

「この間植えたコスモスのお花も とても元気で 気持ちよさそうです」
彼女については「淑女」と呼ぶのがピッタリな落ち着いた女性です。
まだ少年な彼を敬いつつ実の弟のように可愛がり
会話中は花やコーヒーに関する知識を披露して上品さを醸し出します。

全年齢向けなのでエッチな描写は一切ありませんけど
彼女のセリフを聴いた限りではそちらもOKな姿勢を見せてます。
優しくて、面倒見が良くて、ちょっぴり独占欲のある女性です。

リアルな音をふんだんに駆使したサービスと彼女の甘いキャラ。
音をメインに据えつつキャラにも個性を持たせた正統派の癒し系作品です。
音と会話で癒すエッチ
2人が屋敷の中へ移動した後にする最初のサービスはマッサージ(約21分)。
顔、耳、首、肩と上半身に的を絞ってケアします。

「次は 首筋から肩にかけて オイルを馴染ませていきますね」
開始前にマッチの音を鳴らしてお香を焚いてる様子を表現し
「すりゅっ」という滑らかな水音を状況に応じて変化させる本作品らしい内容です。
顔をマッサージしてる時は音質がクリアだったのが
耳に移ると手で覆ってるのかこもった音に変化します。

他にも2種類の肩叩き、耳の産毛剃りなど
マッサージとは別タイプの音が鳴るサービスも盛り込んで幅広さを持たせてました。
彼女が間隔を長めに取って話しかけてくれるおかげで
音とセリフの両方を無理なく楽しむことができます。


「コーヒー豆は ケニアにしましょうか キレもありますので スッキリすると思います」
これらが終わった後に5分程度の休憩が入るのも良いですね。
サイフォン式の淹れ方をしてるようで、アルコールランプに点火する音や
フラスコに入った水がこぽこぽと泡立つ音が鳴ります。

これまでとは違う音を楽しむ意味合いもあるのでしょうが
それよりも彼女との会話を通じて魅力を引き出すほうが強いと思います。
マッサージして、耳かきするだけだと彼女がどんな人物か伝わりにくいですし
こうやって脱線するシーンを敢えて挟んで違和感なく会話できる機会を設けます。
先ほど説明したセリフの間も含めて、全体に余裕を持たせることでより癒される空間を作り上げてます。

次の耳かきはおよそ37分間。
座った状態でやってたマッサージとは違ってベッドに移動し
彼女が添い寝する体勢で右耳→左耳の順に綿棒だけを使いお世話します。
そして一通り終わった後は弱めの風圧で息を吹きかけます。

綿棒は「ぷしゅっ」という乾いてて柔らかい音が使われており
耳の中全体をゆっくり撫でるように動きます。
耳かき棒よりも広くて柔らかい音が彼女の優しいキャラにとても合ってました。
彼が眠そうなのを見てマッサージの時より会話量を減らすなど
さり気ない気配りを見せてメイドらしさをアピールします。

耳かきに関する説明は一切ありませんけど、音だけでそれがほぼわかるくらいにリアルです。
効果音と彼女の吐息だけが流れる時間はとても静かで落ち着きました。
耳かき終了後はそのまま一緒に眠る流れなので安眠するのにも役立ちます。

このように、主従関係をできるだけ崩さずに仲良くする素朴なサービスが繰り広げられてます。
シンプルで落ち着ける作品
メイドがご主人様にお世話する様子をそのままお届けする自然な作品です。

エレナは大好きな主人公に癒しと安眠をプレゼントしようと
メイドらしく礼儀正しい態度でマッサージや耳かきをします。
そしてその中に愛情や思いやりを感じるセリフを盛り込み事務的感を上手に打ち消します。

仕事ができて面倒見もいいメイドが上半身と耳をケアするノーマル向けのシチュ
サービスとそれ以外の行為すべてにリアルな音を盛り込んだ音重視の作り
お世話とは直接関係ない時間を敢えて設け、そこで何気ない会話を楽しむ緩い展開。
ASMR作品の要所を押さえつつキャラも立つように組み立ててます。

中でも音はサークルさんがこれまでずっと磨き上げてきた要素なだけあって
質感、位置、距離、動き、リズム、間といったあらゆる要素が高水準でまとまってます。
耳かきは綿棒だけを使うシンプルな内容なので
それよりもマッサージのほうが音の良さを実感しやすいと思います。
耳にすっと入ってくる優しい音ばかりで聴けば聴くほど心が穏やかになりました。

「旦那様に甘えられると まるでお母様のように お世話したくなります」
あとこれらをする際に彼女が嬉しそうな表情を見せるのも印象的でした。
行為だけを描写するとどうしても堅苦しさが出てしまうので
彼女が好きでやってることを中に込めて甘さや温かさを出してます。
彼のほうが年下だからでしょうけど、お姉ちゃんのような柔らかさを持たせてお世話してました。

高品質の音を楽しみたい人、年上の女性に甘やかされたい人には特におすすめします。

CV:明日葉よもぎさん
総時間 1:05:22

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、夢の中でのみ走ってる不思議な列車内で
明るくてゆるーい雰囲気の客室乗務員が様々な癒しのサービスをします。

リアルで優しい音を駆使して一部始終を表現するASMR系の作りが魅力で
彼女のセリフは軽い雑談や実況程度に留め
サービスはもちろん、合間の小さな物音にも専用の音を鳴らして癒しの空間を作ります。
多くのシーンで列車の走る音が控えめな音量で流れ続けるのもポイントです。
癒しと安眠を運ぶ列車の中で
癒しの夢列車くつろぎの客室乗務員「つむぎ」が色んなサービスをするお話。

「失礼しまーす わぁ 本日のお客様ですね」
つむぎはのんびり話す明るくて穏やかな声のお姉さん。
夢列車くつろぎに乗車した主人公に挨拶すると
彼が良い夢を見られるように癒しのサービスをします。

本作品は現実世界とは違う場所を走ってる列車の中で
彼女が乗客にあたる彼をおよそ120分に渡ってたっぷり癒します。
整髪、シャンプー、マッサージ、耳かきと定番のサービスをほぼ網羅しており
それぞれの時間を長めに取ってゆっくりのんびり進めます。

Crescendoさんと言えば音に強いサークルさんとして有名です。
今作もその例に漏れず、どのパートも多種多様かつリアルな音が登場します。
耳かきやマッサージの音だけでなく、器具を準備する音や体を動かす際の小さな物音まで入っており
そのすべてを耳に優しいもので統一して癒しと没入感を与えます。
同じマッサージでもやり方によって違う音が使われてて芸が細かいです。

もうひとつ、列車内でお世話してることをわかりやすく表現するために
物語のほぼ全編で列車の走行音や稼働音が流れます。
長時間聴いてもうるさく感じないように音量を声や効果音より小さく設定し
「カタンコトン」という独特な音をリズミカルに鳴らして別の癒しを与えます。

人間の脳はこういう単調な音にすごく弱いので
たぶんこの音を聴き続けてるだけでも眠くなると思います。
貸し切りのためドアの開け閉めはありませんが加速、減速、停止するシーンを入れて単調さを薄めてます。
現実世界の雑音を遮断する効果もありますし、本作品にとって必要不可欠な要素と言えます。

「しゅわしゅわって 自然に泡が潰れていく音が いいんですよねー」
つむぎについては近所のお姉さんのようなゆるーいキャラをしてます。
通常よりもスローペースで話しかけ、さらに語尾を若干伸ばして柔らかい雰囲気を作ります。
音主体の作品なのでそこまでしゃべるわけではありませんが
音だけだとわからない行為は適度に実況して上手にサポートします。

仕事でやってることなのにとても嬉しそうな表情を見せるのがすごく良いなと。
相手を純粋に癒したいという気持ちを込めて接するおかげで甘さがさらに引き立ってます。

効果音と環境音を組み合わせた臨場感の高いサービスと彼女の緩いキャラ。
作品を構成する要素すべてを癒しで統一したASMR成分の強い作品です。
素朴で耳に心地いいサービス
3分程度の前置きを挟んだ後から始まる最初の2パート40分間は髪のお手入れ。
「2.整髪」は2種類のハサミで髪を切り揃え、「3.洗髪」はシャンプーとトリートメントで綺麗にします。

そして早速本作品の売りである様々な音が耳を楽しませてくれます。
整髪はタオルを首に巻いてからケープをかけ、霧吹きで濡らす準備部分も音で忠実に表現し
ハサミを使う時は左右を小まめに切り替えるだけでなく、切るスピードやリズムも変えてリアリティを出します。

同じ音を垂れ流すシーンが一切ないのでどのサービスも活き活きしてます。
通常のハサミは「しゃきっ」という小気味よい音、すきバサミは「じゃくっ」みたいなやや粗い音と
同じハサミでも使うものによって音の質感がしっかり変わります。
これだけに17分かけてるのは「余裕を持って楽しんで欲しい」というサークルさんの気配りなのでしょう。
現実世界さながらのサービスをして作品の世界へ引き込みます。

次の洗髪は同じ部屋にある洗面台に場所を移し
シャワーで一旦髪を洗い流してからシャンプーをかけ、再び洗ってトリートメントに移ります。
しゃくしゃくという泡音が耳に心地よく、手の動きも目まぐるしく変わって本当にリアルです。
音だけで何をしてるかだいたいわかりますけど、実況もある程度挟んでイメージしやすくしています。

「待っている間に 何か お話しようかなって思ったんですけど ふふっ やっぱり止めておきます」
これらの最中に敢えて何もしない時間を挟んでるのが印象的でした。
音を聴くだけでも十分癒されますが、ぼーっとするのもそれはそれでいいリフレッシュになります。
よく音の鳴る作品だからこそ、鳴らない時間は余計静かに感じるでしょうね。
列車の音は流れ続けますから完全な無音になるわけではありません。

中盤の2パート24分間はマッサージ。
「4.頭皮マッサージ」は頭、「5.フェイスマッサージ」は顔や耳とターゲットを変えて揉みほぐします。

「こうやって 泡に触れるとパチパチして ちょっとくすぐったい」
普通に指でやるだけだと音が出にくいことを踏まえて
前者はスプレーをかけて泡立てる、後者はオイルを塗ると潤滑剤を使用してます。
音はもちろん、位置や距離も違って整髪やシャンプーとは異なる良さを持ってます。
またフェイスマッサージではとあるアイテムを使って音に変化をつけてます。

単体で最も時間が長いのは「7.耳かき」(約36分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に複数の器具を使い分けて丁寧にお世話します。

「ぞすっ」という若干ざらつきのある柔らかい綿棒の音を鳴らしてたかと思えば
少し経つと細く尖った耳かき棒に変化する音の種類にこだわったサービスです。
器具ごとに動きもちゃんと変わっててサークルさんのこだわりを感じました。
また他のサービスとの違いが出るちょっとした演出もされてます

両耳とも6種類くらいの工程を挟むのですが、それでいて慌ただしく感じないのは
どれも動きがゆっくりしてるからでしょう。
音を通じて微弱な刺激や風圧も感じられてこそばゆいです。
物語のほぼ最後を飾るに相応しい最も穏やかで充実したひと時が送れます。

このように、最大の武器である音を違和感なく組み合わせた癒し効果抜群のサービスが繰り広げられてます。
雰囲気のいいASMR作品
列車の中でお姉さんにお世話される様子をそのままお届けする作品です。

つむぎはくつろぎに乗車した主人公に幸せなひと時を提供しようと
乗務員よりも仲の良いお姉さんのような態度で接しながら首から上を色んな手段でケアします。
そしてその一部始終を多彩な効果音でリアルに表現します。

夢の中を走ってる不思議な列車内でお姉さんに癒してもらうノーマル向けのシチュ
セリフよりも音の割合を高くし、すべての行為で鳴らすASMR色の強い作り
実況や雰囲気作りなど音にはできない役割をしっかり果たす彼女のふわふわしたキャラ。
ぬるま湯に浸かってるような心地いい感覚を音と会話で上手に伝えます。

サービス自体は割と王道のものが多いので
これらを列車内でするシチュやそのやり方によって個性を出してます。
列車の音を環境音として使う作品はあまり見かけませんし
耳かきひとつを取ってもその内容は緻密で通常のものとは明らかに違います。

やることは割とシンプルにしたうえで、その作り込みに力を入れてる作品だなと。
有料でもう2年以上活動されてるだけあって熟練した技術が込められてます。
124分で440円とコスパが非常に良いのも魅力です。

以上を踏まえてサークルさんでは9本目の満点とさせていただきました。

CV:陽向葵ゅかさん
総時間 2:04:10

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Novel-Trance-Lab」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんが
コンパクトな癒しの催眠をかけて心身を穏やかにします。

作品を構成するあらゆる要素を癒し一色にしてるのが特徴で
ゆったりとしたリズムで多くの人が安らぎを覚える言葉を投げかけ
さらにバックでヒーリングハープの音も流して安眠しやすい環境を作ります。
短時間の催眠で癒しとリフレッシュを
お姉さんに催眠をかけられ眠りにつくお話。

「これから 催眠誘導を始めます 心地よいリラクゼーション誘導です」
お姉さんは落ち着いた声の女性。
自己紹介や背景説明といった前置きはすべて省略し
早速目を閉じ数回深呼吸するよう言います。

本作品は昨今の情勢を受けて心が不安定になってる人をメインターゲットに
彼女が30分程度に渡る健全な催眠でそれを軽減したり元気づけます。
全年齢向けなのでほぼ全編を催眠に費やし
柔らかい言葉の数々とヒーリングハープの音を使って二方面から癒します。

「ゆっくりと 穏やかな リラックスを味わってください 呼吸は深く 穏やかです」
「体がどんどん重くなる ずーんと重い」みたいに特定の単語を連呼するのではなく
多くの人がポジティブに受け取れる言葉をセリフの中に自然な形で組み込み
それをパイのように少しずつ積み重ねて心身両面を穏やかにします。
セリフを細かく区切りながらゆっくり語りかけるスタイルもこれとすごくマッチしてます。

Novel-Trance-Labさんは「グリモワール魔術催眠」から7年半ぶりに新作を出されたので
催眠音声の視聴歴が浅い人には馴染みが薄いかもしれません。
ですが「サイニィコンディショナー」など全年齢向けの作品を数多く出されてる実績のあるサークルさんです。
催眠音声は今も昔も18禁が優勢ですから、その中で存在感を出すのは凄いことだと思います。

聴く前はブランクがどれくらい影響するか不安もありましたけど
実際に聴いてみると活躍されてた当時と同じくらいの品質を持ってます。
特にセリフの言い回しは独特で聴けば聴くほど心が穏やかになります。

ヒーリングハープは音声の最初から最後まで流れるBGMに近い位置づけです。
これに暗示を込めて癒すとかはしないので音モノではありません。
流れないバージョンもありますけど、有りのほうが癒されるし音声にも集中できます。

一応時事モノにあたりますがそれに関連する描写は特にありません。
ですから不安や緊張で眠れないとか、活力をもらいたいなど通常時にも普通に役立ちます。
落ち着けて元気にする催眠
催眠はおよそ27分間。
楽な姿勢で目を瞑り、深呼吸を数回したり簡単なイメージをしてまずは心身をリラックスさせます。

「息を吸うたびに 心地よーく リラックスしてゆきます そして 息を吐くたびに リフレッシュしていく」
呼吸のペースは聴き手の自由に任せ
お姉さんはそれぞれでポジティブになる暗示を入れて応援します。
バックで流れるヒーリングハープの澄んだ音色も心地よく
本作品のテーマである「癒し」に適した雰囲気が早速出来上がってます。

これらの途中でキーワードを定めるのも良いですね。
それを聞けば聞くほど催眠が深まることを伝えてから合間に言って少しずつ落とします。
サークルさんの過去作にも登場したフレーズなので
それらを聴いてる人ならより効果的に作用するでしょう。

ある程度落ち着けた後にするのは深化と安眠。
彼女が長めのカウントをゆっくり数え、そのひとつひとつに長めのセリフを挟みます。

「呼吸はさらに 深くに安定して あなたはもっと深く ふかーく 入ってゆく」
「とてもいい気分で とても落ち着いてます 心は穏やかに安定して 体は完全にリラックス 呼吸は落ち着いてます」

聴き手が深化できるように「深い」を意識して多く言いながら
「穏やか」「リラックス」「落ち着く」といった言葉も交えてさらに癒します。
このへんまで来ると脱力感や意識のぼやけをある程度感じてるでしょうから
カウントが進むたびに落下感や眠気が強くなると思います。

「明日はとても 素晴らしい日です 未来はとても いい日です」
終盤に差し掛かると音声を聴いた後に活力を与える暗示を入れるのが印象的でした。
この音声を聴いて安眠できる人は多いでしょうけど
起きた後は緊張や不安がまた襲ってくるかもしれません。
だから後催眠暗示を入れて明日以降のケアもします。

さすがに暗示の効果が長期に渡って続くわけではありません。
でも起きた時に爽快感や力がみなぎる感覚がする可能性は十分あります。

このように、眠らせる前と後の両方に働きかける癒しに満ちた催眠が繰り広げられてます。
安心して眠れる作品
心地よさを感じながら眠れる作品です。

お姉さんは何らかの理由で心が疲れてる主人公を立ち直らせようと
ヒーリングハープの音を流しながらまずは深呼吸やイメージで心身を落ち着けます。
そして中盤以降はカウントをゆっくり数え、その合間に深化やリフレッシュの暗示を入れて眠らせます。

声も態度も穏やかなお姉さんが癒しの催眠をかけて眠らせるノーマル向けのシチュ
セリフの表現、間、リズムに気を配ってるテーマに適した催眠
最初から最後まで流れ続けるヒーリングハープの音。
比較的短い時間でリラックスとリフレッシュが得られるように作品を組み立ててます。

中でも2番目は以前の作品からそうだったのですが
セリフの表現や繋げ方が非常に練られてて癒しのパワーを上げるのに貢献してます。
ずっと褒められ続けたらいい気分になるのと同じで
癒しの言葉だけを聞き続けたら誰でも自然とそう感じます。
単調さを薄める工夫もされてたりと、サークルさんの実力がしっかり発揮されてます。

ちなみに本作品は最後に寝る/覚醒する両方を選択できるようになってます。
安眠を目的に掲げてますけど、空いた時間に聴いて気持ちをリセットするのもいいでしょう。

CV:琴音有波(紅月ことね)さん
総時間 28:10

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります



サークル「ホワイトピンク」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、甘えん坊な大人だけが入れるエッチな保育園で
そこに所属するママ先生が密着しながら癒したり気持ちよくします。

幼児プレイならではの要素を多く盛り込んだバランスの良いサービスが行われており
ぎゅっと抱きしめる、頭を撫でる、赤ちゃん言葉で話しかけるなどでまず心を穏やかにし
それからキスや耳舐めを小まめに挟みながらのSEXで満たされた射精に導きます。
118分で110円とコスパが驚異的に良いのも魅力です。
大変な時こそママにたっぷり甘えよう
甘園房の店員ゆかりママに甘やかされるお話。

「いらっしゃいませ 大人赤ちゃんのためのエッチな保育園 甘園房へようこそ」
ゆかりママは明るくて穏やかな声のお姉さん。
来店した主人公に挨拶し、早速彼を赤ちゃんに見立てて話しかけると
自粛ムードが広がってるからこそ、ここではたっぷり甘えてほしいと言います。

本作品は大人になってもまだまだ甘えたい男性の欲望を満たすことを目的に
彼女が一時的にママとなり、80分近くに渡って甘さ満点なサービスをします。
非エロ38分、エロ37分と両者の配分をほぼ同じにし
いずれも幼児プレイらしさを感じるセリフや行為を積極的にやって心身をたっぷり温めます。
シリーズの3作目にあたりますがお話の繋がりはないので今作からでも大丈夫です。

「ここには ママとボクちゃん2人しかいないから 好きなだけ密着して ラブラブバブバブしていいからねー」
自分をママ、彼をボクちゃんと呼びながら赤ちゃん言葉を交えて穏やかに語り掛け
さらにハグ、頭を撫でる、口移しで飲み物を飲ませるなど
母親の愛情を感じる行為をいくつもやるテーマ性の強い内容です。
また全編で癒し系の音楽が控えめな音量で流れ続けます。

世間で現在発生してる騒動による不安を改善することも見据えてるので
それに触れたうえで優しい言葉をかけるシーンも少しだけあります。
サービス自体は正統派の幼児プレイですから季節や情勢を問わずに楽しめるでしょう。
現実世界で誰かに甘えられないからこそ、彼女がそれを存分に埋めてくれます。

エッチについては彼女が口を使った責めを得意としてることを踏まえて
キスや耳舐めを多めに行い、それとSEXを組み合わせてエロさのパワーと密度を上げてます。
彼女が一方的にお世話するのとは違うおかげで感じたり乱れる描写も入っており
身も心もひとつになる一体感と安心感を抱きながら射精できます。

時間に対してやることの種類を減らし、それぞれを濃いめにやる比較的スローなSEXです。
1回の射精に向けてゆっくりじっくり盛り上げてくれますから
心のケアをしてくれるのも相まって普段より気持ちよく感じるでしょう。
そして事後は繋がったまま眠りにつく至れり尽くせりな展開です。

序盤の14分間は雰囲気作りに力を入れてるシーン。
ゆかりママと一緒のベッドで横になり、抱き合ったり頭を撫でて甘えやすい状況を作ります。

「いつも頑張れて とってもえらいねー ボクちゃんは とってもお利口さんな えらい子バブちゃん」
「今日は ママの内側で ママに包まれた状態で 一緒に過ごしまちょうね」

彼のことを「えらい」「お利口」と手放しに褒め
さらに今回するサービスの方向性をわかりやすく教えるなど
彼女の魅力を出しつつ純粋に癒して現実世界と心を切り離せるようにします。

緊張や不安を感じながら幼児プレイされてもスッキリしにくいですし
こうやって作品の世界に引き込むシーンを挟むのは効果的だと思います。
声、言葉、態度のすべてがとろけるように甘く自然と甘えたくなる母性が漂ってます。
全身でお世話するエッチ
エッチシーンは37分間。
プレイはハグ、キス、SEX(騎乗位)、おっぱい掛け布団、耳舐めです。
SEXの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「このまま抱きしめ合ったまま ママとキスしまちょう?」
軽めのスキンシップで主人公とすっかり仲良くなったゆかりママは
抱きしめたままキスを繰り返しておちんちんも元気にします。

エッチはママ役の彼女が終始リードします。
最初の16分間はより気持ちよくなるための準備をするシーン。
キスから入って騎乗位で繋がり、そのまま敢えて動かずお互いの性器を馴染ませます。

「さぁ おちんちんくんも ママの内側 おまんこの中に お帰りちゅっぽんしまちょうね」
やってることは男女がする普通のエッチに近いですけど
セリフの表現が独特で幼児プレイ色が強いです。
SEXを彼女の中に帰る行為に位置付け、快感だけでなく幸福感や充足感も与えることを目指します。

騎乗位で挿入した後、彼女が彼に覆いかぶさるのも良いですね(おっぱい掛け布団)。
口、おまんこ、胴体と幅広い範囲で密着して温もりと愛情を伝えます。
ひとつひとつの要素を組み合わせて甘やかしに繋げるのがすごく面白いなと。
挿入後は彼女の吐息が熱っぽくなりますし、一緒にエッチしてる雰囲気がリアルに出来上がってます。

ピストンが始まるのはその後から。
「ぱんっ」という弾力のある音をゆっくりリズミカルに鳴らし
さらにキス、耳舐め、赤ちゃん言葉、喘ぎ声も投入して充実した射精に導きます。

「体を密着させたまま お尻だけをゆっくり持ち上げて…んんっ」
プレイの様子を適度に実況しながら気持ちよさそうな声を漏らし
後になるほどすべての責め方をパワフルにする流れるようなリードです。
耳舐めはキスとの違いがわかりやすくなるよう水分をやや上げてました。
責め方は割と緩いですけど音の密度が高いので十分なエロさを持ってます。

彼女が普通に乱れてくれるのも印象的でした。
本作品はお客が大人なことを認めたうえで甘やかしますから
女性を気持ちよくしたい、イかせたいという男の欲望を満たすのも効果的です。
精液もおまんこでしっかり受け止めてくれますし、実用性にもちゃんと配慮してあります。

このように、女性に甘える心地よさを味わわせながら射精させるあまあまラブラブなエッチが繰り広げられてます。
癒されながら抜ける作品
癒し、エロどちらにも役立つ総合力の高い作品です。

ゆかりママは自粛ムードが漂ってる中わざわざ甘園房に来てくれた主人公を幸せにしようと
ママらしく穏やかな声と態度で話しかけながらぎゅっと抱きしめてまずは安心させます。
そしておちんちんが勃起した後はSEXを中心に据えた甘いエッチでスッキリさせます。

大きなおっぱいを持つ母性の強いお姉さんが男性のママになる癒し系のシチュ
言葉と行為の両方で彼をとことん甘やかす充実した幼児プレイ
授乳手コキは敢えてやらず、キスや耳舐めを織り交ぜたSEXで一緒の絶頂を目指す心のケアも見据えたエッチ。
過去2作の良い部分をしっかり受け継いだうえで丁度いいボリュームと内容にまとめてます。

中でも2番目は「~でちゅ」など定番の赤ちゃん言葉をベタベタに言うのではなく
「ないない」「おちんちんさん」といった別の表現も入れて自然なセリフに仕上げてます。
彼女はこの道のプロですから、こういう言い回しのほうがキャラに合ってると思います。
ほぼ全編で抱き合うおかげで声の位置もかなり近いです。

エッチは癒しのパワーが十分あるのにエロい練りに練られたものです。
プレイをほぼSEXだけにしてそれを重厚に描いてるのが影響してます。
シーンの終盤は割と激しくなりますしサクッと抜けるのではないかなと。
事後に24分程度の安眠するシーンも用意されてて本当に手厚いです。

射精シーンは1回。
淫語とちゅぱ音それなり、くちゅ音と喘ぎ声そこそこです。

おまけは安眠音声verです。

CV:陽向葵ゅかさん
総時間 1:58:30(本編…1:19:35 おまけ…38:55)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
コスパが良いので+1してあります。



サークル「いちのや」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、大学生で保育園の先生を目指してる甘えん坊な彼女が
久しぶりに恋人の家でイチャイチャしながらまったり過ごします。

彼女がすぐそばにいる気分が味わえるよう自然さを大事にしてるのが特徴で
通常よりも砕けた口調で話しかける、他愛もない会話をしながら微笑む
「好き」と何度も言ったり一緒に眠るなど、恋人同士がやりそうなことを取り揃え
そのすべてにリアルな音を盛り込み癒しと没入感を与えます。
彼女と過ごす何気ないひと時
恋人の東雲かなた(しののめかなた)と自宅でのんびりするお話。

「ね、ちょっとそっち寄ってもらえる? ん ありがと」
かなたは甘く穏やかな声の女の子。
ベッドで横になってる主人公の隣に近づき安心した表情を見せると
軽く雑談したり枕の匂いを嗅いでまったり過ごします。

本作品はまだ同棲してないけどすごく仲の良い彼女が
休日を利用して彼の家に泊まり、70分程度に渡って会話や軽いスキンシップを楽しみます。
彼女は現在保育園の先生になるための実習をしてるそうで
以前に比べると一緒にいられる時間が随分減ってしまいました。
だからこのひと時を満喫しようと序盤からたっぷりイチャイチャします。

「え? そんな久しぶりでもない? そんなことないよー 先週はさ あぁ今週はいないんだなーと思って 一週間長く感じたんだよ? ほんとほんと」
通常の音声作品よりも砕けた口調で語り掛け
しばらく会えなかったことを寂しく思ってたと伝えたり
共通の趣味と思しき話題を振ってお互いの近況を確認します。
そして中盤には実習の成果を見せようと童話の読み聞かせをしてくれます。

現在の全年齢向け作品は耳かき音やマッサージ音で癒す傾向が強いのですが
本作品では敢えてそれらをやらず彼女と一緒にいる雰囲気をできるだけ自然な形でお届けします。
雰囲気重視と言いますか、時間がゆっくり流れていくように感じて聴けば聴くほど心が緩みます。

もちろん雰囲気を出すための効果音もそれなりに登場します。
2人がベッドにいるのがわかるように布の擦れる音を適度に鳴らし
読み聞かせをする時はページをめくる音を入れてリズムを作ります。
ASMR作品ほど目立った活躍はしませんが、物語のリアリティを上げる必要不可欠な存在なのも事実です。
自然で甘い会話の数々
一番最初の「01.お隣かくほ~!」はかなたの魅力と2人の仲の良さを表現してるパート(約14分)。
冒頭から一緒のベッドで密着しながら雑談して心と体を温めます。

「さらさらーって音聞こえるかも? ってレベル うん 可愛くなったねーって 少しでも思ってもらいたくて」
彼女はもう立派な大人ですが可愛い性格をしており
会えなかった間自分が何をしてたか嬉しそうな表情で教え
主人公に褒められると素直に喜びハグで気持ちを伝えます。
状況説明してる感じが出ないようにセリフの表現をとても柔らかくしてました。

2人のやり取りを見る限りでは数年単位で付き合ってそうですけど
それでも彼女は自分を磨こうとする健気なところがあります。
彼女が体を近づけると声の位置も近づいて質感が若干こもるところもリアルで良いです。
取り立てて何かをするわけではありませんが、聴き手を作品の世界に引き込む重要な役割を果たします。

本作品固有のサービスは次の「02.本読んであげる!」(約22分)。
彼女が現在の実習でやってる読み聞かせを彼に披露します。
題目は赤ずきんなのでわざわざ内容を説明する必要はないと思います。

「一本摘むと もっと向こうにも もっと綺麗な花を 花が…間違えちゃった ははは あるように見えて」
個人的に面白かったのが読み間違いを敢えて残してること。
彼女はまだ先生になる途中ですからこういうことも十分起こり得ます。
たぶんアドリブだと思うのですが、直後のフォローも自然でむしろ彼女の魅力を引き立ててます。

読み終えた後に5分程度の雑談をすることも含めて
彼女が彼を一方的にお世話するのではなく、2人で楽しい時間を過ごせるように物語を進めます。

最も恋人らしいことをするのは「03.好き、好き、大好き。」(約9分)。
名前通り愛の言葉を時間いっぱい投げかけてストレートにイチャイチャします。

「好き 好き 好き 好き 好き 大好き 好き 好きだよ」
単調さや事務的感が出ないように同じセリフでも言い方や間を微妙に変えてました。
逆に彼に「好き」と言われて恥ずかしがるシーンもあったりと
お互いの気持ちを言葉で確認してしばらく会えなかった寂しさをしっかり埋めます。
内容がシンプルだからこそ、本作品が目指してるものが見えやすいパートだと思います。

そして最後の「04.すやすや寝息とおやすみなさい」は2人で幸せな眠りにつきます(約23分)。
耳の近くで彼女の寝息だけが流れる時間はとても静かで落ち着きました。
軽く体を動かすシーンを適度に挟んで自然さを出す工夫もされてます。

このように、現実世界のカップルもやってそうなことを音声化した温かい物語が繰り広げられてます。
素朴な作品
女性が男性をお世話するスタイルにこだわらず自然さを追求した作品です。

かなたは忙しくてしばらく会えなかった主人公と幸せな時間を過ごそうと
多くのシーンで体を密着させながら耳元で囁いたりハグして愛情を注ぎます。
そして何気ない会話、読み聞かせ、愛の言葉、添い寝とパートごとに別のことをやって自分自身も癒されます。

可愛くて甘えん坊な彼女と自宅でイチャイチャする甘いシチュ
セリフの表現、会話の話題、サービスの内容などすべてを緩く設定した自然な作り
最中に鳴るリアルで優しい音の数々。
全年齢作品にとって重要な癒しを確保したうえで流行からややずらし個性も出してます。

中でも2番目は本作品を最も特徴づける要素なだけあって一際耳を惹きます。
読み聞かせで間違えるシーンは普通ならカットされるはずです。
でもそれを敢えて残し彼女がまだ先生の卵なことを遠回しに伝えます。
他のパートも話し方や間の取り方を緩くしてて本当に和やかです。

最終パート以外は結構しゃべりますけど、安眠のお供にも役立つんじゃないかなと。
それほど込み入った話をしないからぼーっと聴くことができます。
寝息だけの音声をおまけに用意してることからも安眠を意識してるのが窺えます。

CV:一之瀬りとさん
総時間 1:51:04(本編…1:09:20 おまけ…41:44)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年5月11日まで10%OFFの990円で販売されてます。



サークル「Re:Volte」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、東方シリーズに登場するキャラ「赤蛮奇(せきばんき)」が
久しぶりに再会した男性を自宅へ招き会話と催眠で寝かしつけます。

物語が進むにつれて2人の関係や彼女が彼と別れた理由がわかるドラマ仕立てになっており
催眠はシリーズの過去作と同じくリラックスできる技法と彼女の能力を組み合わせ
そこに今までなかった要素を組み込み少しずつ癒しと眠気を与えます。
別れの前の束の間の再会
赤蛮奇に膝枕されながら安眠できる催眠をかけてもらうお話。

「ん? おや? 君は確か 随分と久しぶりだね」
赤蛮奇は穏やかな声の女の子。
久しぶりに再会した主人公に懐かしそうな表情で挨拶すると
彼が安眠できないことを知りひとまず自宅へ招待します。

本作品は昔は彼とよく遊んでたけどある事情で離れることになった彼女が
自宅を引き払う前日に偶然出会い、そこで40分程度の催眠をかけて寝かしつけます。
彼女は妖怪なので年月が経っても当時とまったく同じ容姿をしており
すっかり成長した彼を「坊」と呼びながら体を撫でたり優しい言葉をかけて甘やかします。

彼女は原作だとろくろ首をモチーフにしたキャラで
首を飛ばしたり増やす変わった能力を持ってます。
作中でそういう描写はありませんが、代わりに日本のろくろ首ではお馴染みのイメージが登場します。
あくまで癒しが目的ですからホラーが余程苦手な人でもない限り問題なく聴けるでしょう。

また冒頭でも書いたように音声の開始時点では彼女のことや彼との関係は一切わかりません。
それが催眠をかけていく中で少しずつ明らかになります。
従来のシリーズ作品よりもドラマ性を重視してる印象を受けました。
彼女が彼をどう思ってるかもつづられており、終盤でしんみりする人がいると思います。
失った関係を取り戻しながら
催眠は3パート31分間。
赤蛮奇に膝枕されたまま目を瞑り、まずは深呼吸で心身を軽く落ち着けます。
そして次の「06 絡」ではあるものを全身に巻き付けて温もりと安心感を与えます。

「体から 力が抜けていく 抜けていく どんどん 力が抜けていく」
深呼吸は呼吸音を鳴らしながらリラックスする暗示を入れる定番のものですが
その際に声をふたつに分け、それぞれを分担して進めます。
催眠音声で人気の双子っぽいアプローチですね。
この後も終盤に同様のことをするシーンが出てきます。

「うんうん 君は今も昔も 可愛いね」
これらの合間に彼女が彼を甘やかすのもポイント。
彼女は彼と別れる際に何も告げられなかったことを気にかけており
偶然の再会を喜びながらあの頃と同じように接します。
ただ催眠をかけるのではなく、当時の思い出を取り戻すことも見据えてリードします。

「きゅーきゅー 快楽に抗えない きゅーきゅー 君の体を締め付ける快楽に 君は考えるのを止めてしまう」
何かを巻き付けるシーンは「きゅー きゅー」を文頭に置いてリズムを取りながら
温かさ、心地よさ、意識が薄れる感覚を与えて催眠状態を深めます。
セリフの内容から深化を意図してるのでしょう。
その後控えめな音量で音楽を流すなど、サークルさんとキャラの個性を活かして安眠できる環境を整えます。

最後の「07 宵闇」は彼を眠らせるパート(約16分)。
ひとつの提灯をふたりで持って暗い階段をゆっくり下りていきます。

右「かつん かつん 君の手を 握っているよ 下りていく 下りていく」
左「きゅーきゅーと 君の体を優しく締め付ける」

右は階段を下りる様子、左は体を優しく包み込まれる様子と
ここでも声をふたつに分けて異なるイメージをほぼ同時に投げかけてました。
階段を下りるイメージは催眠音声だとよく使われるので
催眠慣れしてる人ほど体が沈んだり意識が薄れるのを感じるでしょう。
カウントは数えず擬声語と実況を組み合わせてゆっくりのんびり進めます。

このように、イメージを多めに盛り込みながら着実に癒す素朴な催眠が繰り広げられてます。
ちょっぴり切ない作品
温かさと切なさを織り交ぜた物語をしながら催眠をかける作品です。

赤蛮奇はもう二度と会えないと思ってた主人公の悩みを解決しようと
すっかり荷物を片付けた自宅へ案内してから昔のことを話し
さらに膝枕のまま安眠できる催眠をかけます。
そしてこれらの中に彼女の優しさや2人の関係を匂わせるセリフを込めて純粋な癒しも与えます。

東方シリーズに登場するキャラが能力を使って催眠をかけるシリーズお馴染みのシチュ
深呼吸と、イメージを交えた2種類の深化で眠らせる癒し一色の催眠
これらの最中に彼女や2人の関係にも触れる作り。
従来の東方入眠抄よりもややストーリー性を重視した作品に仕上がってます。

「ねぇ 私も あの頃のように 君が好きだよ」
中でも3番目は催眠と直接関係ないように見えて
聴き手の興味や集中力を向上させる重要な役割を果たします。
わからないことがあれば知りたくなるのが人間の本能なので
それを少しずつ明らかにすることで「この先何があるのかな」と聴きたくなる心境へ持っていきます。
切ない系のお話なのでそういうのが好きな人のほうが向いてます。

催眠については深呼吸した後はほぼイメージを中心に据えてました。
一部で双子っぽいアプローチも登場するなど
これだけ数多く制作されてもなお試行錯誤するサークルさんの向上心が窺えます。

おまけは「~ひらけ、ばんきっき~」とBGM2曲です。

CV:鷹澄真咲さん
総時間 1:01:50(本編…39:59 おまけ…21:51)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
62分で440円とコスパが良いので+1してあります。



サークル「Novel-Trance-Lab」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第56回目は声も態度も穏やかなお姉さんが
短時間の催眠をかけて癒しながら安眠へと導きます。

言葉と音を組み合わせて少しずつリラックスさせる作りになっており
前者は多くの人が癒しを感じる言葉を散りばめて落ち着ける雰囲気を作り
後者は胎内音を比較的早い段階から鳴らして母親の胎内にいるような感覚を与えます。
いつもより充実した眠りを
お姉さんに催眠をかけられ眠りにつくお話。

「今日も一日 お疲れ様」
お姉さんは穏やかな声の女性。
仕事や勉強を頑張ってる主人公に優しい言葉をかけると
そのご褒美に催眠を使って安らかな眠りに導きます。

本作品は心を穏やかにして安眠できる状況を作ることを目的に
彼女が20分程度に渡って言葉と音を組み合わせた催眠をかけます。
安眠系なのでキャラやストーリーといったドラマ要素はほとんど入れず
音声開始から1分後には早速催眠を始めます。

全編を通じて言える大きな特徴は彼女のセリフ。
通常よりも話すペースを落とし、間を長く取りながら癒しを感じる言葉を投げかけます。
一般的な催眠音声だと「右腕の力が抜ける どんどん抜ける」みたいに
特定の暗示を重ねて入れて感覚を強化することがよくあるのですが
本作品では似た意味や効果を持つ言葉を散りばめて言うシーンが多いです。

「あなたには 急ぐことなどありません どこに行く必要もありません ただ 穏やかなリラックスを ゆっくり感じているだけでいいのです」
例えばこのセリフですと「穏やか」「リラックス」「ゆっくり」を組み合わせてるし
安眠させる時も「深い」「眠り」「まどろみ」と表現を変えて丁寧に入れます。
深呼吸を多めにすることも含めて癒しにとても力を入れてます。

催眠を始めて少し経つと胎内音が鳴り始めるのもそのひとつです(無しも選択可)。
「どっくん」という緩やかなペースの鼓動音が心地よく
この音とセリフを組み合わせて癒しの空間を作ります。
人間なら誰でも生まれる前にこの音を聞いてますから、本能的に癒しを感じるのは自然なことです。

癒しの音を散りばめながらゆっくり進める催眠と胎内音。
技術で無理矢理寝かせるのではなく、聴き手が眠りたくなるようにリードする癒し一色の作品です。
心を少しずつリラックス
催眠は2パート20分間。
横になって目を瞑り、まずはお馴染みの深呼吸で心身を落ち着けます。

「そう 息を吸い込むたびに リラックスの 穏やかな感覚が広がってゆきます」
大まかなやり方を教えた後は聴き手の自由に任せ
お姉さんはゆったりした声と口調で体が内側から浄化される暗示を入れます。
開始から3分後には胎内音が加わり本作品ならではの安眠誘導が出来上がります。

時間に対してやることを少なくしてるのがすごく良いなと。
頭を空っぽにできるようにして自然と眠れる状況を整えます。
彼女の声や口調もそれに合ってて統一感があります。

次の「03_安眠深化」は本題の安眠パート(約13分)。
長めのカウントをゆっくり数え、そのひとつひとつに癒されるセリフを挟んで少しずつ眠らせます。

「ふかーい ふかーーーい眠り 穏やかな ふかーーい眠りです」
「すべてが気持ちよく すべてが穏やかで 今あなたは 完全なリラクゼーションに 身を委ねています」

カウントを数え終わるまでに9分ほど費やし
その中に癒しや眠気を感じる言葉を多く盛り込んでます。
このへんまで来ると気分が落ち着いてるのがわかるでしょうから
寝ながら聴けばそのまま寝入る人も普通にいると思います。
やることは至ってシンプルにし、セリフの表現やバランスに気を配って堅実に進めます。

このように、体よりも心の癒しを重視したテーマ性の強い催眠が繰り広げられてます。
ゆるーい作品
音声を構成する色んな要素を緩く設定してる作品です。

お姉さんは日頃頑張ってる主人公に普段よりも良質な眠りを提供しようと
まずは深呼吸を多めにやりながら癒しを感じる言葉を投げかけてリラックスさせます。
そして次は胎内音を鳴らしながらカウントをゆっくり数えて少しずつ眠りに導きます。

穏やかなお姉さんが安眠特化の催眠をかけるノーマル向けのシチュ
深呼吸やカウントを絡めて癒しの暗示を散りばめながら入れる目的に合った催眠
彼女のキャラ、話すペース、セリフごとの間、最中にやることなど
あらゆる要素にゆとりを持たせてのんびりした雰囲気を作る演出。
間違いなく催眠音声なのだけど、それ以外の部分でもしっかり癒す作品に仕上がってます。

中でも催眠は特定の単語を繰り返し言うスタイルを避け
多くの人が癒しや落ち着きを感じる言葉を組み合わせて感覚を伝えます。
実際に聴いてみるとそこまで催眠音声っぽく感じないのではないでしょうか。
普通に話しかけるのに近くして堅さを取り除く工夫がされてます。

発売から8年近く経った今でも十分通用する作品です。

CV:美咲さゆりさん
総時間 23:27

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2020年4月20日まで90%OFFの66円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

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