同人音声の部屋

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タグ:安眠

   ● 【耳かき・耳舐め】うたかたの宿 春の出会い【バイノーラル・癒やし】
   ● 【癒し耳かき】小春庵 柊
   ● ねむりのゆりかご ヒプノクレイドル
   ● 東方入眠抄8 ~影狼さんの月光リラクゼーション安眠誘導~
   ● 【耳かき・シャンプー】りりふれ chapter:まゆさん襲来【ハイレゾ96khz同梱】
   ● 東方入眠抄14 クラウンピースのドキドキ★狂気催眠
   ● 雨恋~misty drop~
   ● 子守小町の甘え屋添い寝本舗
   ● 東方入眠抄13 太陽燦々、幽香さんが花を愛でるように愛してくれる入眠音声
   ● ほんわか魔女のお散歩お取り寄せ便


【耳かき・耳舐め】うたかたの宿 春の出会い【バイノーラル・癒やし】

サークル「ウタカタ」さんの同人音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、人里離れた静かな宿を舞台に
世話好きで初々しい店員さんが時間を分けてふたつのサービスをします。

全編で流れるリアルな環境音、サービス中は囁き声でのんびり語りかけるスタイルなど
聴きながら眠れることを意識した静かな作りが魅力です。
エッチもありますが露骨なエロは避けてイメージを膨らませる感じに責めてくれますから
心を落ち着けたまま少しずつ射精に登りつめることができるでしょう。
都会の喧騒を離れのんびりと
うたかたの宿の店員「菖蒲(あやめ)」からサービスを受けるお話。

「こんなところで黄昏ていると クマにでも襲われちゃいますよ?」
菖蒲明るくて穏やかな声のお姉さん。
宿に予約を取った主人公がなかなか到着しないので迎えに行くと
案内しながらこのあたりのことに関するお話をします。

本作品は緑豊かな場所にひっそりと建つ静かな宿で
新人店員にあたる彼女が70分近くに渡る癒しとエッチなおもてなしをします。
最初の30分は夕方の部、残りを夜の部とふたつのシーンに分け
サービスはもちろん、周りの雰囲気や彼女の態度も切り替えながらゆっくりのんびり取り組みます。

全編を通じて言える大きな特徴は環境音に力を入れてること。
音声開始1秒の段階からバックで小川の流れる音や鳥の声が聞こえ始め
二人がいる場所や時間帯に応じてそれらのバランスが微妙に変化します。

彼らが移動するのに合わせて環境音がリアルタイムで変化する、といった細かな演出はされてませんが
音質がリアルですし音量も会話を邪魔しないレベルに抑えられてます。
これらの音を聴いてるだけでもかなりの癒しを感じるでしょうね。

「こうしてすぐに出会えたのも 旦那様が迷われてると 私が感づいたのも 何かの縁と思うような 思わないような」
それ以外の部分については安眠を強く意識してます。
菖蒲のセリフは親しみを感じるものを長めの間を取りながら投げかけてくれますし
サービスも夕方は耳かき、夜は耳舐めを中心に据えてどちらもじっくり行います。

耳かき中の会話が多めなので音フェチ作品と言うほど音に寄ってはいないものの
最大の魅力である環境音を聴きやすくする配慮が随所に見られます。
私も聴いてて結構眠くなりましたし、就寝前に聴くと普段よりぐっすり眠れるかもしれません。

リアルな環境音による癒しの空間と安眠仕様のサービス。
エロよりも癒しを重視したオーソドックスな作品です。
近さを感じる穏やかなサービス
最初の「夕の部」は5パート30分ほど。
宿の近くで菖蒲と出会い案内されて部屋に移動するところから始まり
少しの休憩を挟んでから右耳→左耳の順に膝枕で耳かきします。
そして二人が外にいる時はやや大きくはっきりと、部屋に入った後は遠くで控えめに環境音が流れます。

基本的な流れは耳かき棒で大きな汚れを、梵天で細かい汚れを取り
仕上げに弱めの風圧で2回ほど息を吹きかけるシンプルなものです。
そして耳かき棒は「かり ずっ」と細く硬い音が軽く引っかくように左右へ動き
梵天は「ぷすぷす」という柔らかい音が小刻みに動きます。

梵天はふわふわした質感が音に出ていて良かったのですが
耳かき棒はストロークが短く、音が鳴る頻度も少なめで物足りなく感じました。
最中の会話量が多くて環境音もずっと流れ続ける状況下では存在感が薄くなってしまっています。
後日効果音のバージョンアップを予定してるとのことですから、その時に改善されることを期待したいです。

「小川に散った桜の花びらが ぷわり ぷわりと浮かんで 流れて 春をどこかへ運んでいく」
セリフについては季節にちなんだ話題や彼女のおばあちゃんに関することをのんびり話します。
「耳かき棒を使いますね」などの状況説明は一切せず、そのへんは音に任せて自然さを出してます。
どちらかと言えば効果音よりも会話を楽しむ耳かきかなと。
重いと感じることは特に話しませんし、口調もゆったりしてるので安眠効果は高いです。

続く「夜の部」は5パート45分間。
食事と風呂を終えて寛いでる主人公の部屋を菖蒲が再び訪問し
縁側でお酒を飲んでからその勢いでエッチなご奉仕を始めます。

エッチシーンの時間は2パート31分間。
プレイは耳舐め、手コキです。
手コキの際に比較的リアルな効果音が鳴ります。

「おかしいですね 緊張をほぐすためにふやかしてるつもりなのですが どんどん どんどん硬くなっていってる ような」
うたかたの宿は風俗店とは違うのでストレートにエッチするわけにはいきません。
そこで彼女は自分に密着されて緊張してる彼の心と体をほぐす名目で耳舐めを始めます。
さらに右耳のご奉仕を終えて左耳に取り掛かったところから手コキが加わります。

最中に彼女が淫語を言ったり喘ぎ声を漏らすことは一切ありません。
しかし耳舐めは上品ながらもねっとりしていていやらしいですし、合間に漏れる吐息も熱を帯びてます。
手コキについてもやや遠くから粘性高めの音をパワフルに鳴らします。
耳かきとは打って変わって様々な音や吐息でエッチな気分を盛り上げるわけです。

環境音も風が収まり小川の音だけが流れる静かなものですし
バイノーラル録音特有のリアルな声も相まって彼女の近さを感じやすくなってます。
聴いたことのある人向けに言うと道草屋シリーズでやるエッチにかなり近いスタイルです。

「ダメですよ そういうお宿ではございませんから ですが 頭の中で考えを巡らせて 大きくなったこれで 私を…」
事後に彼が背徳感を覚えないよう彼女が労わりながら責めるのがいいですね。
表現をぼかして自分をオカズにエッチな妄想を抱いていいとまで言ってくれます。
プレイ自体の実況はほとんどせず、イメージを膨らませやすい環境を整えることに力を入れてます。

このように、主役となる要素を大きく切り替えた温かいサービスが繰り広げられてます。
安眠しやすい作品
環境音と菖蒲ののんびりした口調で癒してくれる作品です。

彼女はうたかたの宿まで遠路はるばるやって来た主人公を幸せにするために
そして自分にとって記念すべき最初のおもてなしを無事やり遂げるために
出迎えから就寝まで彼の心と体をつきっきりでお世話します。

秘境らしさを感じるリアルな環境音、場所や時間に応じてそれらを変化させるきめ細かな演出
そして彼女の親しげで優しいキャラなど聴いてて癒しを感じる要素がいくつも込められてます。
夕の部は安眠を見据えた作りにもなっていてそちらの効果も見込めます。

「それでは お休みなさいませ 旦那様 また 明日」
菖蒲ついてはまだそれほどキャラが立ってないように思えるのですが
今後も夏・秋・冬と続くようですし、それに従って二人の関係や彼女の態度に変化があるのかもしれません。
処女作として見る分には音のレベルがどれも高いです。

ただし、現時点でこれといった個性がないという割と大きな弱点も持ってます。
環境音は多くのサークルさんが既に使用されてますし、サービスも耳かきと耳舐めは定番中の定番です。
またエッチの表現方法がこのジャンルの最大手サークルさんと酷似してます。

彼女の初々しさを出すために敢えて質素にしたという見方も一応できます。
しかし有料の耳かき作品は競争率が非常に高い現状を考えれば
その中で「うたかたの宿を聴きたい」と思える何かしらの決め手があるのが望ましいです。

そんなわけで耳かき音声をまだ聴いたことがない、あるいは普段あまり聴かない人にのみおすすめします。
「品質は比較的良いけど新鮮味に欠ける」というのが率直な感想です。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音それなり、くちゅ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

CV:歩サラさん
総時間 1:15:50

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
耳かき音声をあまり聴かない人に対してなら8点をつけます。

2017年7月17日まで1割引の900円で販売されてます。

【癒し耳かき】小春庵 柊

サークル「やまとみらい」さんの同人音声作品。(R-15指定)

今回紹介するサークルさんの処女作は、人里離れた小さな宿で
素朴で穏やかな店員さんが手と耳に心のこもったサービスをします。

彼女の声、態度、距離などで癒すキャラ重視の作りが魅力で
馴れ馴れしく感じないレベルで親しげに語りかけたり、自ら手を握って温めるなど
女性が持つ優しさや温かさを通じて癒しを与えてくれます。
セリフの間を長く取ってゆったり話しかけてくれますから安眠にも役立つでしょう。
都会の喧騒から離れてのんびりと
小春庵の店員「柊」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ 本日ご予約いただいているお客様ですね?」
柊は穏やかで儚げな声のお姉さん。
小春庵へ遠路はるばるやって来たお客を温かく迎えると
部屋に移動しながらこの宿のことを話します。

本作品は冬から春にかけてのまだ肌寒い時期に
彼女がおよそ1時間30分に渡りつきっきりで手と耳のお世話をします。
サークルさんが「実際にいる空気」を大事にしながら製作されただけあって
小春庵のイメージにぴったりな静かで落ち着いた雰囲気が終始漂ってます。

「こうして 手を握り合ったまま おそばにいると 手のひらを通じて お互いの鼓動の音まで 聞こえてしまいそうですね」
最大の魅力はなんと言っても柊のキャラ。
店員としての礼儀正しさをきっちり維持しつつ、ところどころで労わりの言葉をかけたり
自らすすんで手を繋ぎ、その温もりで彼の心と体を解きほぐそうとします。

18禁ではないのでそこまで大胆な行動を取ることはありませんが
一番最後に耳舐めをするなど彼女との距離の近さや密着感を意識してサービスを進めます。
バイノーラル録音の特徴を活かしてシーンごとに声の位置を切り替えてきますし
彼女がすぐそこにいる気分が味わいやすいです。

また彼女と二人きりでいる様子をよりリアルにするために
作中ではサービス以外の細かな動作にも専用の効果音が鳴ります。

冒頭の部屋に移動した直後にお茶を入れるシーンでは
缶を開けて茶葉を取り出し急須にお湯を、湯飲みにお茶を注ぐまでをすべて音だけで表現しています。
他にも虫の音が時々聞こえたり、膝枕した際に頭が彼女の太ももと擦れる音が鳴るなど
処女作とは思えないほど色んな部分にこだわって作られています。

しかし、全編を通じて効果音の音量が小さくて聴き取りにくいため
最近流行りの音フェチ要素はかなり低くなってます。
音質は良いのだけど注意して聴かないとよくわからないのがちょっと残念です。
声との音量バランスを上手く調整すればもっと臨場感のある作品になったでしょう。
間を大事にした癒されるサービス
ここからはサービスの詳細を説明します。

部屋に移動し着替えた後に始まる最初のサービスは手のマッサージ(約19分)。
右手→左手の順に手の甲、指、手のひらとパーツごとにゆっくり揉みほぐします。

マッサージは「しゅるっ ぷちゅっ」と控えめな水音が使われており
お世話する部位によって動きを多少変えながら鳴り続けます。
サークルさんがその場で本物のクリームを使い録音されたとのことで
ローションやオイルとは明らかに違う滑らかさが音に出ています。

「少し お体から力を抜いてみましょうか そうですね…深呼吸などいかがでしょう?」
「ツボをマッサージすることで 全身の疲れを効率よく 回復させることができるんですよ」

また最中は柊が手を動かしながら様々なことを話します。
彼が緊張気味なのを見て深呼吸させてあげたり、プロらしく専門知識を披露するなど
体だけでなく心も気遣ってサービスを進めるおかげでとても癒されます。

どのパートも彼女がセリフの間をやや長く取って話すのがとても良いですね。
ゆったりした口調につられて聴けば聴くほど心が落ち着いてくるのがわかります。
時間に対する情報量が少なめなのも頭を空っぽにしながら聴くのに向いてます。

手をスッキリさせた次は耳の番。
1時間近くをかけて耳をタオルで拭いてからのマッサージ、耳かき、耳舐めを順に行います。

音が最も特徴的なのはやはり耳かきでしょう。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒、梵天、綿棒を使い分けて隅々まで綺麗にします。
耳かき棒は「そりそり かりっ」と細く硬さのある音、梵天は「ぷすぷす」と特徴的な柔らかい音
綿棒は「ずしゅっ じりじり」と広く若干粗さのある摩擦音といったように
器具の違いが音や動きにある程度反映されてます。

ただし、効果音よりも声の音量が大きいところだけは首を捻ります。
位置関係を考えれば耳を直接いじってる音のほうが近く大きく鳴るのが自然です。
声の質感がとても良いだけに効果音の小ささや遠さが余計気になりました。

「いつもの日常から 遠く離れたこの場所で いつもを忘れて 気を抜いて お力も お心も 今だけ 私に委ねて ゆーったりとして くださいね」
柊については手のマッサージの時よりもセリフの量を減らし
耳かきの様子を適度に実況したり微かな息遣いを漏らすシーンが多いです。
音や吐息だけが流れる時間が多めで今まで以上に静かに感じました。

このように、女性の近さや温もりが感じられる雰囲気の良いサービスが繰り広げられてます。
温もりのある作品
優しい女性と二人きりで過ごす様子を比較的リアルに表現してる作品です。

柊は小春庵へ足を運んでくれたお客ができるだけ安らげるように
最初から親しげな態度で接しつつ合間合間に肌を合わせて自分の温もりを伝えます。
手を繋いだり膝枕をする密着感を意識した姿勢、最中に交わされる和やかなやり取りなど
聴いてて癒される、安らげる要素が数多く込められています。

「心地よいと思っていただけたなら 忘れないでいただければ 幸いです」
本作品で最も良いところは彼女との距離感だと思います。
丁寧でありながらホッとする声と言葉で語りかけ、エロさを感じないレベルでスキンシップを取ります。
プロらしいことをやってるのだけど事務的感がまったくないのがすごくいいです。
そんな彼女の姿が作品全体に癒しの空気を送り込んでます。

もうひとつの柱にあたる音については少なくとも私は物足りなく感じました。
彼女の声との距離や音量バランスが合ってないと見ています。
本物を使って音を作ってるのはとても良いことなのですが
「リアルな空気を追求しました」とおっしゃるからには統一感にもこだわって欲しいです。

音よりもキャラのほうに光るものを持ってる作品です。

CV:日暮美咲さん
総時間 1:26:49

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

ねむりのゆりかご ヒプノクレイドル

サークル「ぺありふこうぼう」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、おっとりした声と態度の女の子が
じっくり時間をかけて安眠できる催眠を施したりエッチなご奉仕をします。

全編を通じて彼女が間を長く取りながら語りかけるゆったりした流れや
暗示、イメージ、寝息、愛の言葉を使い分けて心を浄化するスタイルなど
テーマの「安眠」を強く意識した癒し要素満載のサービスが味わえます。
眠そうな子の眠たくなる催眠
ねむりに安眠できる催眠をかけてもらうお話。

「ふぁー… おはよう」
ねむりはのんびり話すおっとりした声の女の子。
自分のところへ眠りにやって来た主人公を眠そうな様子で迎えると
準備ができたのを確認してから催眠を始めます。

本作品はストレスや緊張でうまく寝つけない人に良質な睡眠を提供することを目的に
彼女が本編の半分近くにあたる時間をかけて催眠を施し
それから一緒に眠りについたりエッチなことをして心身をリフレッシュさせます。

ぺありふこうぼうさんは私の知る限り今回初めて催眠音声を製作されたサークルさんのはずですが
催眠誘導の流れや暗示の表現、声の扱いなどあらゆる要素が安眠向けにセッティングされてます。
テーマの関係でエロは薄めになってますから、基本的には癒し目的で聴くのがいいでしょう。
サークルさんも初回は非エロの構成で聴くことを勧められてます。

「えーっと… きょおは… 暗示の力を使って… あなたの眠りをサポートするよ」
全編を通じて言える大きな特徴は彼女の話し方。
丁度寝起きなこともあり最初からぼんやりした声と口調で語りかけ
催眠中もセリフの間を長めに取ってゆっくり、のんびりリードします。

彼女の声につられて眠気を催す人が続出するでしょうね。
数多くの催眠音声に出演されてる紅月ことねさんの実力が遺憾なく発揮されてます。
他にもところどころであくびをしたり、催眠の後に寝息を立てるなど聴いてて眠くなる要素が満載です。

催眠はおよそ42分間。
寝起きの感覚に関するお話を軽くしてから
まずは深呼吸や体の脱力で心身をある程度リラックスさせます。

「あったかーい… 脱力感、やさしーい… 幸福感 色んな感情を、お布団は包み込んでくれる。あったかーい、あったかーい。体があったかーい」
人間なら誰でも毎日眠りますから、寝起きの感覚はとてもイメージしやすいはずです。
彼女もそれをよりリアルに味わえるよう布団の心地よさや温かさを言葉で伝えます。

脱力については腕、足、胴体をいくつかのパーツに分けて
「重い」「だらーん」を多めに交えた暗示をひとつずつ丁寧に入れます。
深呼吸も吸う時間が3秒、吐く時間が6秒とちゃんとリラックスできるペースでやってくれますし
処女作とは思えないほど序盤からきめ細かな誘導をしています。

催眠に入りやすい環境が整った次にするのはイメージ。
草原で爽やかな風を感じたり、ゆりかごに揺られる様子を思い描きながら
彼女の言葉やカウントを聴いて少しずつ眠りの世界に移動します。

「ここは あなたの ゆりかご。ゆらり、ゆらり、気ままに… ゆらり、ゆらり、さまよう」
「うとうと うとうと… 意識が揺れると… まぶたの裏で 夢を見る。くらいくらい 世界が広がる くっついて 離れ 広がり 輪になる」

中でもゆりかごに揺られるイメージは作品名になってるだけあって入念です。
「ゆらり」「うとうと」など柔らかさをを感じる言葉を選んで暗示を入れるのが実にいいですね。
終盤になると子供の頃に戻って家に帰るイメージも登場しますし
昔に味わった懐かしい感覚を呼び起こしてさらなる癒しや眠気を与えます。

シンプルな技術をテーマに合わせて多少アレンジしてる癒しに満ちた催眠です。
聴き手を一定以上の催眠状態に誘導し、尚且つ眠らせることを目的に
軽いイメージで睡眠の感覚を喚起してから深呼吸や分割弛緩法でそれを膨らませ
後半に入ると自然や子供時代に関するイメージをさせながら深化や安眠できる暗示を入れます。

序盤の時点では新規のサークルさんがよくやるありきたりな催眠と思ってたのですが
中盤に差し掛かった頃から作品の個性を出しつつ安眠に導く比較的高度なものへと変化します。
ことねさんも台本の持ち味が出るように演技されていて後になるほどものすごく眠くなりました。

この催眠で特に興味深かったのが前半は「重い」などの暗示をストレートに入れてたのが
後半になるとイメージを通じて感覚を伝えるアプローチに切り替わる
ことです。
催眠状態が深まると集中力やイメージ力が自然と高まりますから
そういった聴き手の精神状態に合わせてこのように働きかけてるのだと思います。

使用するイメージも誰にでも通用するもので統一してますし
技術を表面だけなぞって行使するのとは違う奥深さを持ってます。
正直びっくりしました。
落ちる感覚はそこまで強烈に味わえないでしょうけど安眠効果は相当に高いと見ています。
ちょっぴり背徳感のある快感を
エッチシーンは2パート19分間。
プレイは体の愛撫、フェラ、手コキ、SEX(騎乗位)です。

愛撫、手コキ、SEX、射精の際に効果音が鳴ります。
セルフは一応有りです。

「裏メニュー… 常連さんだからー 下の処理もしてあげるー」
催眠をかけて主人公を心地いい世界に招待したねむりは
性欲が溜まって安眠できない彼をスッキリさせようとエッチなご奉仕をします。

エッチは軽めの前戯を挟んでからSEXするシンプルな内容です。
プレイ自体はドライを最終目的としてますが、サークルさんによるとセルフでもOKだそうです。
その場合はオナホを使用するのがいいとおっしゃられてます。

最初の「ドライ フェラと手コキ 挿入」はSEXに向けて準備するパート。
感度上昇の暗示で気持ちを盛り上げてから彼女が体の愛撫やフェラをします。

「媚薬は、あなたの全身にうねる様に纏わりつく。媚薬に当てられ、あなたは段々…興奮する」
「女の子の柔肌が あなたの下半身に擦られていく すりすり…すりすり…一つ一つの感触を確かめるように すりすり…すりすり…気持ちいい…」

そしてここでも媚薬効果のあるピンク色のもやや
彼女が上に跨り肌を合わせてる様子をイメージさせてエッチな気分を高めます。
それでいてプレイ中はちゅぱ音、吐息、効果音を状況に合った形で鳴らすなど
暗示と抜き要素を上手に組み合わせてプレイに臨場感を与えています。

効果音の扱いには特に力を入れており、催眠音声の中では比較的エロいエッチと言えます。
幼さの残る女性にお世話してもらうシチュもちょっぴり背徳感があってそそります。

メインのプレイにあたるのは騎乗位SEX(約10分)。
全裸になった彼女の腰を掴んでおちんちんへと持っていき
挿入後は腰を激しく動かして二人同時の絶頂を目指します。

「…気持ち よさが、おちん ちん 全体に 広がるぅ… 私の…声 聴くた びに… ぁあなつぁは…興奮する」
挿入した途端に声が熱っぽくなり、ピストンに合わせて可愛い声を漏らし
普段よりも不規則な息遣いで気持ちよくなる暗示を入れるエロ重視のプレイが楽しめます。
催眠音声では催眠者がエッチに直接参加するケースはあまりないのですが
本作品では彼女と直接繋がるのでその雰囲気を出すことに力を入れて進めます。

彼女のキャラを崩さないレベルで結構乱れてくれますし
ドライはともかく射精については問題なくできるのではないでしょうか。
絶頂後の余韻に浸る時間をもう少し長く取ってくれたらより良くなったと思います。

このように、充実した気分を維持したまま絶頂するあまあまなエッチが繰り広げられてます。
ゆったりした作品
安眠はもちろん、癒しを得るのにも役立つ幸せいっぱいな作品です。

ねむりは何らかの事情でぐっすり眠れない主人公に良質な睡眠を提供しようと
眠気を誘うぼんやりした声でリラックスさせたり安眠できる暗示をたっぷり入れます。

時間に対するセリフの量をある程度減らしのんびり語りかける落ち着きやすい作り
そして大衆性の高いイメージを通じて眠たい気分を膨らませるアプローチ。
技術で無理矢理眠らせるのではなく、聴き手が自分から眠りたくなる環境を整える方向でサービスします。

ぺありふこうぼうさんが元々同人音声のほうで活躍されてるサークルさんなこともあり
聴く前は期待と不安が半々くらいの心境でした。
同人音声と催眠音声は構造が根本的に違うので、なまじ同人側の経験があると品質が落ちます。

しかし本作品に限って言えばまったくの杞憂でした。
催眠と非催眠がパートでしっかり分けてあり、尚且つどちらも十分以上の品質を持ってます。
特に最初の催眠パートはこれだけでぐっすり眠れる癒しのパワーがあります。
寝落ち率は相当に高いでしょうね。

エッチはオプション扱いですが催眠パートと繋げて聴いても違和感が出ないように調整されてます。
これも同人音声メインのサークルさんだとなかなかできないことです。
感度強化のシーンでは露骨なエロ描写を敢えて避け
彼女と直接エッチする時は対応した声や音を意識して鳴らすメリハリのあるリードをしています。

絶頂シーンは2回。
くちゅ音と喘ぎ声(吐息含む)そこそこ、淫語とちゅぱ音ごく僅かです。

かなりの安眠効果とそれなりの性欲解消効果を持つ作品です。
このところ眠りが浅いと感じてる人には特におすすめします。
おまけはハイテンポ導入、手短セッティング、全年齢と18禁の音声詰め合わせです。

CV:紅月ことねさん
総時間 4:11:30(本編…1:39:00 おまけ…2:32:30)
(販売ページの6時間23分はwaveとmp3を別の音声と扱って算出してます)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
4時間超えで1000円とコスパがいいので+1してあります。

2017年7月16日まで3割引の700円で販売されてます。
その場合の点数は9点です。

東方入眠抄8 〜影狼さんの月光リラクゼーション安眠誘導〜

サークル「Re:Volte」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、東方シリーズに登場するキャラ「今泉影狼」が
自分の領域に偶然迷いこんできた人間を穏やかな眠りに導きます。

最終目的の安眠に向けて癒しの感覚を少しずつ膨らませるリラックス特化の作りが魅力で
深呼吸するシーンを多めに用意したり部分ごとに脱力させて心身を適度に解きほぐしてから
狼に関する小話や長めのカウントを交えた暗示でゆっくり眠りに導きます。
狼女と過ごす満月の夜
今泉影狼に安眠できる催眠をかけてもらうお話。

「あら あなた 人間よね?」
影狼はのんびりと話す穏やかな声のお姉さん。
ある日の夜、迷いの竹林で出会った主人公に声をかけると
一緒に散歩しながらこのまま帰るか、それとも眠っていくかを尋ねます。

本作品は現実世界で既に絶滅したニホンオオカミをモチーフとしてる彼女が
月明かりに照らされながら50分近くに渡る癒しの催眠を施します。
原作では満月になると狼に変身するそうですが、作中では女性の姿を維持したまま最後までお世話します。

「浸透する 月の光が あなたを満たしていく ぼーっと満月を眺めていようね 心の疲れが取れていくよ」
全体の特徴としてまず挙げられるのがリラックスを大変重視してること。
冒頭に二人が出会って散歩する様子をイメージしやすい形で語って作品の世界に引きこんでから
深呼吸や脱力といった心身が落ち着くタイプの指示を多めに出しつつゆっくり進めます。

狼女と聞くとワイルドな女性を思い描く人もいるでしょうが
彼女の場合はそれとは随分違うのほほんとした性格をしています。
催眠の技術と口調の両方で癒しを与えてくれるおかげで、後になるほど体の力が抜けていくのを感じます。

催眠は4パート41分50秒ほど。
草むらを散歩してから彼女に膝枕してもらい、深呼吸や脱力をしてまずは軽くリラックスします。

「右手が重くなります 重い 重い 右手が重い」
「体が徐々に動かなくなっていきます 意識と体が分離してしまったかのように 体が動かない」

左右の腕、足、体全体と全身を大まかなパーツに分け
それぞれに「重い」「沈む」といった暗示を繰り返し入れるシンプルなものです。
そして直後に今度は体が温かくなる暗示を入れて感覚を強化します。
彼女の声にかなり強いエフェクトがかかってますから普段よりも音量を絞って聴くのがいいでしょう。

適度にリラックスした後は本格的に催眠状態を深めていきます。
狼と赤ずきんに関する4分程度の小話を挟んでから
彼女に膝枕されてる感覚、匂い、色に関するイメージで心地よさを膨らませ
最後に長いカウントをゆっくり数えながら適度に話しかけて眠りの世界へゆっくり導きます。

「女の子は いつだって頭を覆うように 赤いスカーフをすっぽりと被っていたので 赤ずきんちゃんと呼ばれていました」
赤ずきんのお話は皆さんもご存知の登場人物にちょっとしたアレンジが加えられてます。
彼女が狼女だからこういうストーリーにしたのでしょう。
催眠の技術は特に使われてないものの、心を解きほぐす効果は十分にあると言えます。

「なでなで なでなで もどかしくて気持ちいい」
その後のシーンも引き続き深呼吸しながら彼女と密着してる感覚を楽しむ癒しに満ちたものです。
最終目的が安眠なので頭を空っぽにできるようにあまり難しいことはしゃべらず
無音の時間をわざと挟んだり、彼女の寝息を聞かせて眠りやすい環境を整えます。

私が聴いた時は深い催眠に入った感じはあまりしませんでした。
おそらく深化の暗示をそれほど入れてこないからだと思います。
でも癒しは得られましたし眠くもなったので十分な実用性があると見ています。
リラックス特化の作品
技術で無理矢理眠らせるのではなく、眠たくなる心境へ導いてくれる癒し系作品です。

影狼は迷いの竹林を訪れた主人公がいい気分でここを出られるように
散歩や膝枕をしながら語りかけて心と体を温めてあげます。
冒頭シーンで流れる涼やかな風の音、雰囲気に合った音楽、そして彼女の穏やかな声と態度。
多くの人が安らぎを感じる要素をいくつも盛り込み自然な眠りを提供します。

「ねぇ もしも もしもまた 私に会いたくなったら ここに来て」
そして最初は彼を眠らせようとだけ思っていた彼女も
お話が進むにつれて情が移ったのか、自分の中にある寂しい気持ちを漏らし始めます。
催眠音声は聴き手に働きかけることを重視する一方で術者の心情を描くことは少ないです。
魅力的なキャラが数多く登場する東方らしい描写と言えるでしょう。

催眠は基本的な技法にその場のイメージを絡めて癒しの感覚を広げます。
彼女の温もりを通じて癒すアプローチがある反面、タイトルの「月」に関するイメージが少なく感じました。
脱力や温かさを伝える際に「月明かりに照らされて」など状況に合った言葉を盛り込めばより良くなったと思います。
あとは声にエフェクトをかけすぎかなぁと。

眠りに適した静かな雰囲気漂う作品です。
おまけはBGM2曲です。

CV:祈流昴弥さん
総時間 58:50(本編…49:10 おまけ…9:40)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
59分で400円とコスパがいいので+1してあります。

【耳かき・シャンプー】りりふれ chapter:まゆさん襲来【ハイレゾ96khz同梱】

サークル「ネモン℃」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、頑張り屋で気配りもできる愛らしい妹が
一人暮らしをしてるお兄ちゃんを色んな方法で癒します。

彼女のキャラと効果音を上手に組み合わせて癒すバランスの良さが魅力で
子供っぽい部分を感じる彼女との何気ない会話や
その最中に鳴る素朴な音の数々を聴いてると自然に心がぽかぽかしてきます。
音と会話が織り成す癒しのひと時
妹のまゆと休日を過ごすお話。

「んにゅぅ おはよう お兄ちゃん」
まゆは蕩けるように甘く可愛い声の女の子。
とある休日の朝、同じベッドで寝ていたお兄ちゃんに挨拶すると
飲み物を取りに行ってからここに来た事情を話します。

本作品は3年前に実家を出て一人暮らしをしてる彼を心配した彼女が
80分近くに渡って色んな会話をしながらマッサージ、シャンプー、耳かき、添い寝をします。
2人が肉親同士ということで他人行儀なやり取りは一切なく終始ほのぼのした雰囲気が漂ってます。

この作品を語る上で外せない要素はふたつ。
ひとつは音の種類と扱いに力を入れてること、もうひとつはまゆの魅力を引き出す会話を多めに織り交ぜてることです。

前者は音声開始直後のお兄ちゃんが自宅に帰ってベッドに寝るシーンや
起床後にまゆが冷蔵庫を開けて飲み物を注ぐ様子を効果音のみで表現したり
ベッドの上で体を動かした際に軽くきしむ音が鳴るなど
サービス以外の細かな動作にも専用の効果音を入れて臨場感を出してます。

ネモン℃さんは元々「たまゆらの宿」という18禁作品をいくつも制作されており
そこでは効果音と環境音を組み合わせて和風情緒漂う癒しの世界を作り上げてました。
音質だけでなく位置や距離にもこだわってるおかげで彼女がすぐ近くにいる気分が味わいやすいです。

「まゆ? 遊びに来たっていうか 様子を見に来たっていうか・・・」
後者についてはあまあまな声質、砕けた口調、何気ない話題など
兄妹だからこそできるタイプの会話をサービス中にすることが多いです。
彼女はまだ学生なので彼の悩みを聞いてあげるとか、甘やかすといった大人な行動は取れません。
その代わり今自分にできる精一杯のおもてなしをしようと頑張ります。

時々自分の気持ちに素直になれない仕草を見せるところが愛らしいですね。
サービスも彼女にできるものをきちんと選んでいて統一感があります。
リアリティを追求した素朴なサービス
ここからは各サービスの詳細を説明します。

冒頭の会話が終わった後に始まる最初のサービスはマッサージ。
うつ伏せになったお兄ちゃんの肩を左右順番に擦ったり指圧し
それから体を起こしてもらい首のあたりを優しく擦ります。

マッサージは「さすさす」と滑らかで乾いた音が使われており
擦る時は同じ部分を前後に往復する、指圧は後ろから手前へやや力を入れて押し出す感じに動きます。
また首をお世話するシーンでは髪の毛交じりの若干粗い音へと変化します。

左右を切り替えるのに合わせて音の位置がちゃんと移動しますし
指圧は押し出す際に音と声の両方が近づいてくる演出をされていてとてもリアルです。
体験版「マッサージ」パートの30秒あたりを聴けばどんな感じかわかっていただけるはずです。

個人的に面白いと感じたのがパート終盤に登場する耳を塞ぐサービス。
耳の血行を良くするために両耳を覆うだけのシンプルな動作なのですが
始まったと同時に彼女の声が若干聞こえにくくなり、耳にも軽い圧迫感が生まれます。
最初の段階から本作品の長所である「音の良さ」が至るところで発揮されてます。

「そうだ お風呂っていつもどうしてるの? シャワー?」
最中のまゆはちょっぴり力んだ吐息を漏らしつつ色んな話題を振ってきます。
自分なりにマッサージを勉強してること、それが友達に好評なこと、彼の生活スタイルに関することなど
今日のために頑張ってきたことを自慢と感じないレベルで披露します。

最も時間の長いサービスは4番目の耳かき(約25分)。
お風呂に入らずに寝てしまったお兄ちゃんを風呂場に連れて行って綺麗にしてから
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天でお世話します。
息吹きは最後の仕上げに弱めの風圧で1回だけします。

耳かき棒は「ぞりぞり ずずっ」とやや幅のある硬めの音
梵天は耳かき棒よりもずっと柔らかく滑らかな音が使われており
前者は耳の壁をなぞるように往復させる、後者は軸を持って前後に回転させるような動きをします。

サークルさんが作品説明文で書かれてるように本作品は安眠しやすい音を選んで制作されてます。
しかしここの耳かき棒の音だけは質感が硬く頭に響くことから、安眠にはやや不適と見ています。
もう少し柔らかい音にしたほうがリアルだし眠れるかなと。
梵天はふわふわした質感が音に出ていて作品のコンセプトにマッチしてると思います。

「ねぇ お兄ちゃんは まゆに彼氏さん できて欲しいの?」
「お兄ちゃんの耳たぶ 柔らかいね」

このパートにおけるメインの癒し要素は音よりも彼女との会話です。
これまでのやり取りで気持ちがほぐれたのか、胸の内に秘めた思いをぽつりぽつりと話し始めます。
時間に対する効果音と会話の量にそれほど差がありませんし
最終パートに向けて彼女の内面を多めに描いて魅力を引き出したかったのだと思います。

ちなみにあまがみは耳かき終了後に3分程度行います。
全年齢向けなのでちゅぱ音はかなり控えめで鳴らすペースも非常にゆっくりです。

そうやって心と体を綺麗にした後、彼女と一緒に改めて眠りにつきます。
布団の動く音が多少する程度で今までに比べると静かな印象を受けました。
彼が寝入ったのを見計らって彼女が自分の本心を語る温かいシーンもあったりします。
序盤から中盤にかけては音、それ以降は彼女のキャラに焦点を当ててお話を進めてくれます。

このように、肉親らしさを感じる家庭的で思いやりに満ちたサービスが繰り広げられてます。
音とキャラのバランスがいい作品
音の質が良くキャラも立ってる総合力の高い作品です。

まゆは仕事を頑張りすぎるあまりつい不摂生な生活をしてしまうお兄ちゃんを少しでも癒そうと
マッサージ、シャンプー、耳かき、添い寝といった自宅でできるサービスをのんびり行います。
そして2人が何かをする様子の一部始終を主に音を使って表現します。

録音環境が飛躍的に向上したおかげで最近の全年齢作品は音のレベルが本当に高いです。
そんな状況下においても本作品の音は目を見張るものを持ってます。
音の質感だけでなく位置や距離にも気を配って鳴らすからです。

中でも最初のマッサージは手や指の動きの違いが音にしっかり出ています。
指圧はマッサージの中でもかなり音にしにくいサービスですし
これをメインに置いてるのはサークルさんの音に対する自信の表れなのでしょう。
後日もし続編が出るならマッサージがメインのお話を是非聴いてみたいです。

「どんなに情けなくっても お母さんが怒っても大丈夫 まゆはお兄ちゃんの味方だから」
対するまゆについては恋愛感情よりも慕う、あるいは心配する気持ちを強く出して語りかけます。
それでいて所々に自分のことを話すあたりが学生らしいなと。
未成熟な部分を魅力にうまく変換してます。

気になった点を強いて挙げるなら耳かき音と環境音でしょうか。
耳かき音は先ほど書いたので省略するとして、環境音は冒頭にほんの少し流れる程度と少なめです。
たまゆらの宿シリーズでとてもリアルな環境音を積極的に使われてたことを考えると
その武器を今回ほぼ捨ててしまってるのは正直もったいなく感じます。

効果音に集中しやすくするために敢えて入れなかったのかもしれませんが
バックに時計の音を鳴らして静けさを演出するとか
パートによって窓を開け閉めして環境音に変化をつけるなどの工夫がほしかったです。

年下の女性が心を込めてお世話する癒しに満ちた作品です。

CV:藤咲ウサさん
総時間 1:17:05

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

東方入眠抄14 クラウンピースのドキドキ★狂気催眠

サークル「Re:Volte」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、東方シリーズに登場するキャラ「クラウンピース」が
ちょっぴりエッチな要素を含んだ催眠で癒しと安眠を提供します。

ネタ要素を多少盛り込んだり、松明の音や動きを使って催眠状態を深めるなど
彼女の特徴を活用しながらイメージを膨らませていく一風変わった催眠が楽しめます。
地獄への道を照らす温かい炎
クラウンピースを地獄に送り届けるお話。

「呼ばれて飛び出てクラウンピース ピスピス!」
クラウンピースは明るくてノリの軽い女の子。
主人公の目の前に突然現れ親しげな挨拶をすると
ここに来た事情を説明し一緒に寝させてもらいます。

本作品は上司にあたるヘカーティアの怒りを買って地上へと放り出された彼女が
彼と一緒に洞窟を探索しながら住処の地獄へ戻る様子を彼の視点で楽しみます。
彼女は原作だと自由奔放な性格のキャラに描かれており
手に持った松明の光を浴びせて対象を狂わせる能力があるそうです。

「ご主人様以外の人と寝るなんて 初めてだから ちょっとドキドキしちゃう 初めてだから ドキドキしちゃう! あ、大事なことだから2回言ったよ?」
それを踏まえて本作品の彼女も冒頭シーンを中心にネタトークをちょこちょこします。
上のセリフ以外だと真夏の夜の淫夢やけものフレンズに関するものがありました。
これらを使って催眠をかけるわけではないので知らなくても大丈夫ですが
知ってる人ならニヤリとするかもしれませんね。

また全年齢作品では珍しくちょっぴりエッチなイメージを交えて催眠を施します。
といっても直接的な表現は一切使わず遠まわしにイメージを膨らませる感じです。
熱に関するイメージや暗示が多めなので、聴き終える頃には体がほんのりぽかぽかするのを感じるでしょう。

催眠は2パート29分30秒ほど。
最初に軽く深呼吸してから地獄へと続く洞窟に潜り、彼女の松明を見ながら奥へ奥へと進みます。
ちなみに催眠が始まると彼女の声にエフェクトがかかります。

「ぱちぱち ぱちぱちと松明が音をたてて燃えているね 君はもう その炎から目が離せない」
「揺れる揺れる 炎が揺れる 揺れる揺れる 意識が揺れる」

真っ暗な空間を照らす炎の明るさ、温かさ、動き。
そういった要素に暗示を絡めて少しずつリラックスを強めていきます。
バックで流れる「ぱちぱち」というリアルな効果音もそれを後押しします。
イメージを中心に据えて催眠を施すのが東方入眠抄シリーズの大きな特徴です。

「上っているのか 下っているのか わからなくなりそうな闇の中 繋いだあたいの手の温もりだけが 君の感覚を繋ぎ止めているよ」
お次は洞窟の最深部へと進みながら催眠状態をさらに深めます。
カウントを数えて合間に深化の暗示を入れるオーソドックスなもので
すぐそばにいる彼女の存在や手の温もりを通じて安心感を与えます。

冒頭のやり取りを聴いた時点ではひょうきんで騒がしいキャラに映ったのですが
催眠開始後は声のトーンが落ち着いたものになり、途中で感謝の言葉を言うなど素直な態度を見せます。
彼女のトレードマークである松明を使って暗示を入れるところも良いです。

続く「蜜愛」パートはいよいよ最終目的となる安眠へ彼女がゆっくり導きます。
無事地獄への入り口に到着した後、名残惜しそうな彼をぎゅっと抱きしめ
柔らかい肌の感触や心臓の鼓動を通じて自分の存在をより身近に感じさせます。

「松明の炎が揺れる ゆらゆら ゆらゆら 重なった体から とくん とくん」
「こつん こつん 下りる 下りる 洞窟を下りていく 下りる 下りる 無意識の中に 下りていく」

ここでは松明が「ゆらゆら」、お互いの鼓動が「とくんとくん」、足音が「こつんこつん」といったように
セリフに擬声語を多く組み込みリズミカルに暗示を入れます。
東方シリーズの二次創作ではありますが、使用するイメージは誰でもわかるものばかりです。

一番最後には短いカウントを小まめに数えてその都度眠くなる暗示を入れるなど
二人がいる場所や状況を使って少しずつ眠気を膨らませます。
試しに昼間聴いてみたら結構眠くなったので十分な安眠効果が見込めると思います。
風変わりな安眠作品
クラウンピースの性格や特徴を盛り込んだ癒される作品です。

彼女は地獄から追い出された自分を受け入れ、帰るのを手伝ってくれた主人公への感謝の気持ちに
その道中や到着後に催眠を施し眠りやすい環境を整えます。

最初から親しげに語りかける明るくて屈託のないキャラ
そして洞窟を歩くイメージにリラックスや深化の暗示を込めて落とす催眠。
術者の個性を強調した東方入眠抄らしいサービスが繰り広げられてます。

「あたいの松明はね 人を狂わせてしまうんだ」
最後のシーンで彼女がこんなことを言いますが、ここでの「狂う」は愛情や信頼を意味するのだと思います。
彼女は地獄、彼は地上に住んでるので一度別れたら再会は難しくなります。
その名残惜しい気持ちを聴き手に伝えることが本作品における狂気なのではないかなと。
実際のところ序盤が明るかっただけに終盤はちょっぴりしんみりした気分になりました。

催眠は従来通り使用する技術はシンプルなもので揃え
それを取り巻くイメージ、効果音、BGMで個性を出してます。
特に松明は音声作品だとあまり聴きませんし、優しくて力強い音もリアルで心地いいです。

他のシリーズ作品を視聴済みの方なら同じ感覚で楽しめるでしょう。
音声終了後にそのまま眠るため解除音声がないことだけご注意ください。

適度な温もりを感じながら眠れる作品です
おまけは2つの音声とBGMです。

CV:NAOKAさん
総時間 1:04:32(本編…39:18 おまけ…25:14)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2017年5月15日まで半額の200円で販売されてます。

雨恋~misty drop~

サークル「HypnoLife」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、声も態度もとっても優しい彼氏が
雨の降る休日に癒しの催眠とちょっぴり変わったエッチをプレゼントします。

バックで流れる雨音を使って催眠状態を深めたり気持ちよくするのが特徴で
前者は雨ですべてを洗い流す、後者は媚薬に体を濡らされるとイメージを切り替えながら
擬声語を多めに盛り込んだ巧みな暗示でそうなるように少しずつリードします。
いくつかのシーンに複数のパターンがあり、聴き手が自由に選択できるのもポイントです。

今回は総時間が最も長くなる構成でのレビューをお送りします。
しとしとと降る雨の音を聞きながら
休日に彼氏とイチャイチャするお話。

「ねぇ 今日も雨降るみたい お出かけできないね 残念」
彼氏は穏やかで温かい声のお兄さん。
とある雨の休日、恋人にあたる主人公とベッドでのんびり話してると
彼女が興奮気味なのを見て呼吸を整えてあげます。

本作品は恋人と親しく過ごす様子を疑似体験してもらうことを目的に
彼が雨の日にちなんだ珍しいタイプの催眠を施し
その後で音を使った催眠音声ならではのプレイや恋人同士のスタンダードなプレイを楽しみます。
休日をまったり過ごすシチュということで、どちらかと言えばエロよりも癒しのほうを重視した内容です。

また深化~安眠・セルフ・絶頂・エピローグパートがいずれも2種類あるため
今回紹介する最長構成以外のパターンでサービスを楽しむこともできます。
催眠にかかりにくい人向けの追加パート、エッチを除外し癒しだけが得られる構成
終盤の絶頂シーンにおける挿入表現の有無など、一人でも多くの聴き手が満足できるように様々な配慮がされてます。

私は男性なのでエッチについては正直よくわかりませんが
催眠パートは聴いた感じだと初心者をとても意識していて入りやすいです。

それに最も大きく貢献してるのがバックで降り続ける雨。
催眠パートの大部分とエッチの前半で異なる雨音が鳴り、彼がそれに暗示を込めて癒しや性的興奮を与えます。
人間は雨の音、風の音、波の音といった自然がもたらす音に対して本能的に癒しを感じるように作られており
男性向けでもこれらを使用して癒す作品が結構多いです。

「しとしと しとしと あったかいお布団の中で 雨の音聞いてると 眠たくなってきちゃう」
そして彼も雨のイメージを崩さないよう「しとしと」「ふわふわ」といった擬声語を多めに交えた暗示を上手に入れます。
彼氏役のzeroさんは有料・無料問わず数多くの女性向け作品に出演されてる声優さんで
声質はもちろん、暗示の意味を的確に捉えた演技も本当に素晴らしいです。
私ですら「いい声だなぁ」と思うくらいですから女性なら尚更なのではないでしょうか。

心優しい男性が声と雨音で癒したり気持ちよくする。
物語の舞台を強く意識した安らげる作品です。
少しずつ深めていく取り組みやすい催眠
催眠は3パート30分30秒ほど。
仰向けに横になって軽く深呼吸してから目を瞑り、まずは彼氏と抱き合ってる様子をイメージします。

「ふわふわで 温かくて あぁ 髪 いい匂いするね くっついてると 気持ちいいね」
「胸の中も ほんわり温かくて 幸せ」

本作品はシチュ重視の催眠音声ですから、彼が作中で「これから催眠を始めます」みたいなことは一切言いません。
抱き合ってるイメージに会話調の暗示を絡めて安らぎや温もりを与えます。
エッチな描写もありませんし、純粋に物語の世界へ引きこむことを狙ったアプローチですね。

催眠開始からおよそ8分後、いよいよ作品のキーとなる雨音が鳴り始めます。
しとしとと降る静かで落ち着いた雨音が耳に心地よく、聞いてるだけで多くの人が癒しを感じるでしょう。

「心の中が すーってして 綺麗に洗い流されて 透明になってくる」
「世界が全部 しっとりと濡れて 水滴のひとつひとつが きらきら きらきら 輝いて見える とても美しい光景」

そして彼の言葉もその気分を大いに後押しします。
体に降り注いだ雨が悪いものをすべて洗い流していくイメージや
雨に濡れた大地と波紋を生み出す水面のイメージを通じて心身をリフレッシュさせます。

作品最初の重要シーンということでセリフの表現に一際こだわってるように映りました。
擬声語を必ず2回続けて言ってリズミカルに暗示を入れるのも実に良いです。
雨音の効果も相まってこのあたりから眠気や意識のぼやけを感じ始めるでしょう。

二番目の「導入追加」は催眠にかかりにくい人を対象にした追加のリラックスパート。
頭→首→肩→腕といったように全身を上から下にかけて流すように意識し
彼がその都度脱力する暗示を丁寧に入れて深化しやすい環境を整えます。

「頭 力が抜けて すーっと沈んでいく 気持ちいい」
部位ごとに「力が抜ける」「気持ちいい」と言うだけの至ってシンプルな分割弛緩ですが
演技が上手いし事後にリラックス具合を確認させてもくれるのでとてもやりやすいです。
被暗示性に自信のある人もとりあえず一回目は聴いてみることをおすすめします。

そうやって万全の準備を整えた後、いよいよ催眠状態をさらに深めます。
雨音は一旦止み頭の中を霧が包むイメージ、全身が浮かび上がるイメージで心地よさを膨らませ
最後にお馴染みのカウントを使って段階的に落とします。

「すーっと 浮かんでいく感覚 ふわふわ ふわふわ 漂うように 水にぽっかりと浮かんで たゆたうみたいに ゆーら ゆーら ゆーら ゆーら」
「すーっ すーっ 体の力は全部 体の外に 出て行ってしまう」

ここでも「すーっ」「ゆーらゆーら」などの柔らかい言葉で感覚を伝えるシーンが多く
これまでのリラックスを維持したまま催眠の世界に導いてくれます。
最後のカウントも初心者を意識して時間を長めに取ってますし
今まで催眠の感覚にピンとこなかった人でも不思議な感覚が少しは味わえるのではないでしょうか。
最初から最後まで聴き手のことを第一に考えた巧みなリードが光ります。

十分すぎるレベルのリラックスを与えてからサクッと落とすテーマ性のある催眠です。
聴き手を深い催眠状態へと誘導しつつ心身をリフレッシュすることを目的に
抱き合ってるイメージによる温感操作、雨音を使ったリラックスと心身の浄化
幸福感を与えつつカウント+追い込み暗示で確実に落とす深化など
彼氏のキャラや降り続ける雨に様々な技術を絡めて後になるほど催眠が深まるようにリードします。

技術や雨音による癒しに加えて言葉遣いがとても洗練されており受け入れやすく感じます。
しっとりした艶やかなセリフの数々と言えばいいのでしょうか、女性向けらしい繊細さがあって美しいです。
彼の紡ぐ言葉が雨の日のイメージとしっかり噛み合ってるのがこの催眠の最も素晴らしいところだと思います。
恥ずかしい姿を見られながら
エッチシーンは3パート29分間。
プレイは媚薬の雨に打たれるイメージ、耳舐め、乳首舐め、女性器の愛撫(超短時間)、オナニーの見せ合い、SEX(無しも選択可)です。

SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフは有りです。

「エッチな君も 可愛くて好きだよ」
催眠をかけて主人公を幸せな気分に包み込んだ彼氏は
彼女をもっと幸せにしようと別の雨音でエッチな気分を盛り上げます。

エッチは終始彼がリードする形で進みます。
一番最初の「深化~アダルトパート」でするのイメージを使ったドライオーガズム(約17分)。
「媚薬の雨」と呼ばれるやや激しい雨音が鳴り始め、彼がそれを聴くほど体が火照る暗示を入れます。

「指先でそっと触れてみると くちゅくちゅ とろみがあって 糸を引くように ぬめぬめしてる」
「熱い 熱い 感じるたびに いやらしい気持ちが溢れて 少しの刺激でも ビクビク ビクビク 快感に 感じてしまう」

現実世界で雨に打たれて性的に気持ちよくなる人はさすがにいないはずですから
彼もいやらしさを感じるように工夫して言葉を投げかけます。
最中にストレートな淫語をほとんど言わないのは催眠の技術でイかされる感覚を味わって欲しいからでしょう。
イメージ力をひたすら膨らませて快感へと変換する催眠音声らしいプレイです。

1回絶頂した後の2パートは打って変わって恋人同士のイチャラブプレイ。
耳舐めから始まり乳首舐め、股間の愛撫、オナニーの見せ合いと続き最後はSEXで〆ます。
プレイ一覧を見ていただければわかるようにSEX無しで絶頂するルートもあります。

「見られてるって思うと いつもより感じちゃうね」
この中で珍しいプレイはオナニーの見せ合いでしょうか。
最初は彼女だけ、少し経つと彼も参加して一緒にオナニーを楽しみます。
そして見られてることを適度に意識させて羞恥を煽ります。

このように、まったくタイプの異なるプレイを組み合わせた甘いエッチが繰り広げられてます。
静かな癒し系作品
恋人が雨の日を二人きりで過ごす様子を忠実に描いた作品です。

優しい声と態度を持つ世話好きな彼氏が、愛する女性を喜ばせようと催眠を交えたご奉仕をします。
バックで流れる雨音を活用した珍しい誘導、それでいて要所は技術でしっかり決めてくる堅実さ
そしてエッチシーンにおける2種類のプレイ&絶頂など、雨の日と恋人らしさを両立させつつサービスを進めます。

「ぎゅーっ いいこいいこ こうしてずーっと 抱っこしててあげる」
SEXシーンで我慢しきれずに挿入してしまうシーンがあるものの
彼は基本的には彼女のことだけを考えて親身にお世話します。
癒すことにとにかく力を入れてるので、それ目当てで聴くのが一番楽しめるのではないかなと。

催眠はセリフ・演技・技術のすべてが良くて文句なしの内容です。
特徴である雨音を意識させつつ頼りきらずに暗示できっちり落とします。
この絶妙なバランス感覚があるからこそここまで癒されるし入りやすく感じるのでしょう。
ノーマル向けのシチュですし初心者から熟練者まで誰でも聴けます。

エッチはふたつの特徴が活きるようにプレイを組み立ててます。
絶頂シーンは全部で2回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

心を温めながら綺麗にしてくれる作品です。

CV:zeroさん
総時間 2:07:54(最長構成 1:12:12)


体験版はこちらにあります

子守小町の甘え屋添い寝本舗

サークル「JON」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、母性溢れるあまあまな店員さんが
仕事や生活に疲れた男性を自分の子供のようにとことん甘やかして癒します。

ぎゅっと抱きしめる、頭を撫でる、「よしよし」「いいこいいこ」と言って励ますなど
女性に甘える喜びや安心感を与えることを第一に考えた温かなサービスが味わえます。
頭を空っぽにして聴けるように作られてますから普通に聴くのはもちろん、睡眠のお供にも役立つでしょう。
女性にたっぷり甘える幸せなひと時
甘え屋本舗の子守小町「かなえ」に癒してもらうお話。

「いらっしゃいませ 甘え屋本舗にようこそ」
かなえは素朴で温かい声のお姉さん。
来店したお客にサービスのコンセプトを説明すると
一緒の布団で横になり手のマッサージを始めます。

本作品は大人の男性を一時的に子供へ戻し心身をリフレッシュさせることを目的に
彼女がマッサージ、授乳手コキ、耳かき、添い寝をします。
4パート中3パートが添い寝、残り1パートも膝枕と安眠を想定した作りになっており
横になって聴くとそのまま寝入ってしまうほどの強い癒しのパワーを秘めています。

「そっかー 頑張ったんですね 大変だったね いいこいいこ」
その大きな原動力となってるのがかなえのキャラ。
母性を感じる穏やかな声でこちらを甘やかすセリフをたっぷり投げかけます。

赤ちゃん言葉を言うシーンはないものの、「よしよし」「いいこいいこ」など子供をあやすセリフが非常に多く
のんびりした口調も相まって体の緊張が自然に解けていくのを感じます。
秋葉よいこさんの温かいお声もそれを大いに助けてます。

時間に対してやることをあまり詰め込まず、頭を空っぽにさせることを意識したお世話をします。
会話よりも彼女と一緒の時間を過ごす雰囲気を楽しむ作品ですね。
添い寝が始まると彼女の声が一気に近づき、ハグしたり頭を撫でたりと体を積極的に密着させてきます。
エッチな描写も一応ありますが時間的にも内容的にも癒しのほうがずっと強いです。
幸せいっぱいな癒しのサービス
ここからは各サービスの詳細を説明します。
ちなみに各パートは別日の出来事でそれぞれが完全に独立しています。

一番最初の「ゆったりぬくぬく添い寝」パートでするのはマッサージ(約14分30秒)。
かなえが同じ布団の右側に添い寝し、お客の冷えた指を握って揉みながら癒しの言葉をかけます。

「指先が 冷たくなっちゃってますね んっ よしよし いいこいいこ」
「赤ちゃんの時はこうやって 抱っこされてたんですよー」

彼女はまさに天使と呼んでも大袈裟じゃないほどの大らかな態度で接します。
彼が辛そうにしてるのを見て事情を尋ね、聴いてる最中は熱心に頷き
自分の声と体でそれらすべてを包み込んで浄化します。
またパート後半に入ると赤ちゃんを抱いて揺らしてるように声が左右にスライドし始めます。

マッサージ自体は効果音が控えめなのでどんな風にやってるかはよくわかりません。
でもそれを補って余りあるほど彼女に安らぎと温かみを感じます。
すべてを忘れて女性とただただのんびり過ごす。
お店の基本サービスである添い寝をシンプルかつわかりやすく描いたパートです。

本作品唯一のエッチパートは2番目の「まったりあまあま授乳手コキ…」(約30分)。
前のパートと同じく添い寝から始まり、彼がおっぱいをいじりたそうにしてるのを見るとすぐさま差し出し
さらに授乳させながら最初は服越し、しばらく経つと直におちんちんをしごきます。
登場するプレイは乳揉みと授乳手コキで手コキの際に効果音が鳴ります。

「ん? おっぱい触りたいの? いいよ いっぱいおっぱい触ってごらん」
「ふふっ 大きいおちんちん こんなにパンパンになるまで我慢して 頑張ったね」

エッチが始まっても彼女の態度はいささかも変わりません。
まるで自分の赤ちゃんに対するように躊躇なくおっぱいを吸わせ
おちんちんが勃起しただけで褒めるほどの甘やかしっぷりを発揮します。

手コキは全体的にペースが緩く、体にできるだけ負担をかけないよう気遣ってるのがわかります。
喘ぎ声もあからさまに上げたりせず、後半から息遣いがちょっぴり熱っぽくなるくらいのソフトなものです。
でも手コキの時間は16分くらいありますし、何より彼女にお世話されてる雰囲気がしっかりしてますから
心にぽかぽかしたものを感じながら射精できるでしょう。
癒しつつ抜かせる彼女らしいエッチと言えます。

非エロで最も充実してるのは3番目の「ほっこりよしよし耳かき…」パート(約31分)。
別の日、再びお店を訪れたお客に普段とは違うタイプのサービスをしようと
添い寝ではなく膝枕をして左耳→右耳の順にじっくり耳かきします。
使用する器具は耳かき棒のみで合間に息吹きが何度か入るシンプルなものです。

耳かき棒は「ぞりっ ずずっ」と乾いた柔らかい音が使われており
耳の縁をなぞるように優しく動かしたり小刻みに掻き出すような動きをします。
そして耳の外側を掃除してる時はクリアだったのが穴の中に入るとやや低く鈍い音に変化します。

以前から数多くの耳かき音声を作られてるサークルさんなだけあって
動きが現実さながらで変化に富んでおり、長時間聴いても頭が痛くならないよう力加減も絶妙です。
乾燥度の高い音なので耳の中が乾いてる人の方がリアルに感じるでしょうね。
慣れた様子で繊細な動きをするプロらしい耳かきです。

「中のほうも いいこいいこ しないとねー」
最中のかなえは耳かきの様子をほんの少し実況する以外はひたすら甘やかします。
効果音も一緒に楽しめるように「よしよし」「いいこいいこ」など何気ない言葉を言うことが多く
ぼーっとしてても無理なく聴けるくらいまったり進めます。

仕事や生活に追われてるとなかなか取れない「何もしなくていい時間」を意識して作ってるのが印象的でした。
忙しい人ほど時間の流れがゆっくりに感じるのではないでしょうか。
彼女が強引に癒すのではなく、聴き手が無理なくそうなれる環境作りに努めてます。

このように、女性の優しさや温かさで身も心も包み込む愛情満点なサービスが楽しめます。
癒されながら眠れる作品
純粋な癒しはもちろん、安眠効果も見込める作品です。

かなえは外で辛い思いをしてるお客を少しでもそれから解放しようと
実の母親のような優しい態度でとことん甘やかし愛情を注ぎ込みます。
彼のすべてを受け入れ何でもさせてあげる包容力、そして専門店の店員らしい心の行き届いたサービスの数々。
社会人の男性たちにとって不足しがちな成分を補い明日を生きる活力を与えます。

「ゆっくり ごろーんとしてるだけで 大丈夫ですよー」
彼女はお世話をしながら押しつけがましさを感じないレベルでぼーっとするよう呼びかけます。
社会に出て色々な責任を負うようになると、仕事をしてない時にもついそのことを考えてしまいがちです。
だからこそ彼女はそれらすべてを一時的に放り投げてぬるま湯に浸からせてあげます。
ゆっくりした口調や間を長めに取ったセリフにもそういう思いが込められてます。

この作品を一言で言えば「すべてがゆるい」です。
音声を聴けば聴くほどつられて心が穏やかになってくるのがわかるでしょう。
彼女も作品が持つ良い部分を損なわないよう気をつけながら甘やかします。

サービスは添い寝や安眠に力を入れてるのが特徴的です。
聴きながら眠れるように刺激的なサービスや音は一切取り入れてません。
息吹きも聴いてる時は風圧が弱く感じたのですが、今振り返ってみると安眠を妨げない優しさのように思えます。

気になった点を強いて言うなら赤ちゃん言葉がないことでしょうか。
作品名やサービスの内容にぴったりな要素ですし、個人的にも秋葉さんの赤ちゃん言葉は是非聴いてみたかったです。

射精シーンは1回。
くちゅ音そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

冷えた心を存分に温めてくれる癒し特化の作品です。
女性の愛に飢えてる人には特におすすめします。

CV:秋葉よいこさん
総時間 1:37:13(本編…1:36:40 NG集…0:33)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
97分で600円とコスパがいいので+1してあります。

東方入眠抄13 太陽燦々、幽香さんが花を愛でるように愛してくれる入眠音声

サークル「Re:Volte」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、東方シリーズに登場するキャラ「風見幽香」が
自分に好意を寄せる男性に変わった催眠をかけて安眠へ導きます。

土に種が植えられてから花を咲かせるまでの様子を描いた彼女らしい催眠が魅力で
降り注ぐ太陽、吹き抜ける爽やかな風、土の中にいる安心感といった自然物による癒しと
花好きな彼女にお世話される幸福感を技術によって少しずつ伝え、眠りやすい環境を整えます。
人間は愛せないけど…
風見幽香に安眠できる催眠をかけてもらうお話。

「あら いらっしゃい 珍しいわね こんな時間に来るなんて」
幽香はやや鼻にかかった大人っぽい声のお姉さん。
ある日の夜、自分に会いに来てくれた主人公を迎えると
うまく寝付けない彼を奥の部屋で横にさせて自分は花の手入れを続けます。

本作品は彼女のことが好きで何度も何度も通ってる彼のために
彼女が40分近くの時間を使って花になる催眠を施し、心身を癒した後に眠らせます。

彼女は原作だと「花を操る程度の能力」を持っており、一年中花が咲いてるところを目指して移動するほどの花好き。
それを反映して花を初めとする自然物のイメージを積極的に使って催眠を進めます。
彼を一時的に花へと変えるのも人間のままでは素直に愛せないからです。

「まるで一人では寝れないお子様ね それとも 寂しがり屋の飼い犬 とでも言えばいいのかしら」
また催眠を始める前の冒頭シーンではドSらしいやり取りも交わされます。
彼は彼女のことを相当に好きなのですが、彼女の側は表面的には素っ気なく
軽く突き放す言葉をかけて遠ざけようとする態度を取ります。
しかしお花の手入れを終えた後にはちゃんと相手をするなど一定以上の優しさも見せてくれます。

最初から最後までドSだと催眠自体が成立しませんし
あくまで彼女の性格を引き立たせるスパイスとして若干冷たくする程度です。
催眠開始以降はあまあまですから他の東方入眠抄シリーズと同じく安心して聴けるでしょう。
植物へと生まれ変わる心地よさを感じながら
催眠は3パート32分30秒ほど。
催眠に入りやすくなる心得を説明してから軽く深呼吸を行い
幽香の暗示をある程度受け入れやすくなったところで緑豊かな草原をイメージします。

「体中がぽかぽかして とてもとても気持ちが良いね」
青い空、爽やかな風、心地いい太陽、栄養をたっぷり含んだ土。
人間にとって癒される風景であり、植物にとっては育つのに最適な土地です。
そこにいる気分をより身近に味わえるように彼女も言葉でサポートします。

「痛くないよ ただ 小さな小さな違和感が あなたの胸の中に入ってきます」
場所が決まった後はいよいよ種植えです。
彼の胸近くに彼女が手を伸ばし「とんとん つー」と言いながら体内に埋め込みます。
人によってはヤバそうに感じるイメージですが、表現に気を遣って進めてくれるのでグロさはまったくありません。
先ほどのイメージと相まって胸を中心にぽかぽかした温かさが湧いてきます。

「揺れる 揺れる 意識が揺れる」
「とろーり ゼリー状の液体のように 少しずつ形を失っていくよ」

そして聴き手がより植物になりきれるように、カウントを何度も数えながら深化の暗示を丁寧に入れます。
このシーンは声に強めのエフェクトがかけられてるので頭の中が揺さぶられる感じがするでしょう。
カウントの数え方、暗示の入れ方も技術に沿っていて入りやすいです。
意識や体が溶ける感覚だけでなく、体全体が土の中に沈んでいく感覚も伝えたほうがよりリアルになったかもしれませんね。

無事種になって地中に潜った後はいよいよ花を咲かせるために成長を始めます。
暗くひんやりした土の中にいる心地よさと安心感、芽を出し太陽の光から降り注ぐ活力
彼女の愛情を一身に受ける幸福感など、植物が成長する様子を通じて様々な癒しを受け取ります。

「愛してるわ 今日だけは あなたを私のものにしてあげるね」
個人的には彼女が素直な好意の言葉をかけてくれるところが非常に印象的でした。
人間相手だと言いにくいことでもお花なら何の問題もありません。
彼女の中にある複雑な思いや、バックで流れる美しい音楽がしっとりした雰囲気を作り上げてます。
最後に追加で眠くなる暗示を入れてくれますし十分な安眠効果も見込めます。

このように、植物が大地に根付き花を咲かせる様子を通じて眠らせる独特な催眠が繰り広げられてます。
ぽかぽかした作品
自然に関する様々なイメージが心と体を温める癒しに満ちた作品です。

幽香は夜にわざわざ会いに来てくれた主人公が安心して眠れるように
用事を済ませてから自分の好みに合った癒しの催眠を施します。
作中で使用するイメージのすべてを自然物で揃え、植物が実際に成長する流れで催眠状態を深めます。
そして準備が整った後は自身の温もりで眠りに導きます。

誰にでもイメージできるものばかりなので作品の世界に浸りやすく
暗示の入れ方も技術に則っていて後になるほどホッとした気分がします。
最初はツンツンしていた彼女が徐々に優しくなる展開もそれを後押しします。
東方入眠抄シリーズの売りである「キャラに合った催眠」が今作にもしっかりと受け継がれてます。

人間のまま癒すのではなく一旦植物に変える必要があることを踏まえて
今まで以上に慎重な言葉選びをされてるように映りました。
特に種を植えるシーンはその状況を柔らかな擬声語でぼんやりと表現しています。
暗示についても温かさを中心に安心感を与えるもので統一されてて実に良いです。

冬から春へと移り変わる今の季節にぴったりな作品です。
おまけは「~魔法少女 みらくる☆ゆうかりん~~」とBGM2曲です。

CV:三枝ちえさん
総時間 1:00:03(本編…38:07 おまけ…21:56)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

ほんわか魔女のお散歩お取り寄せ便

サークル「ステレオポッシ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、普通の人とは少し違うことのできる可愛らしい魔女が
男性を海辺に連れて行き色んなサービスをして眠りに導きます。

良い意味で魔女らしくない彼女のふんわりしたキャラや
ありとあらゆる行為にリアルな効果音を入れてるきめ細かな作りなど
聴き手が物語の世界に自然と入り込み、癒しを感じるような工夫が随所にされてます。
不思議な力で夜の海へご案内
海辺で魔女のルゥから癒しのサービスを受けるお話。

「あのー お散歩お取り寄せ便です」
ルゥは明るくてほんわかした声のお姉さん。
ある日の夜、寝付けない主人公に呼ばれてやって来ると
不思議な扉を使って彼を海の散歩へ連れ出します。

本作品はサークルさんの処女作「ほんわか魔女の癒しお届け便」の続編。
彼の家でのんびり過ごす様子を描いた前作から大きく場所を移し
今回は夜の海辺を散歩したり、近くで座ってお茶・音楽・耳かきを行います。
登場人物が一緒なだけで内容は独立してますから今作から聴いても問題ありません。

「かの有名な どこでも扉ほどは自由ではありませんけれど きちんと使用すれば危険はありませんから ご安心くださいね」
そして作中では彼女が魔女らしくちょっぴり不思議な力を交えて彼を癒します。
魔女と言うと怪しい女性をイメージするかもしれませんが
彼女は「薬草魔女」と呼ばれており、様々な植物の力を借りて人々に生きる活力を与えています。
今回するサービスもその活動の一環なのでしょう。

声や態度が本当に普通の女の子といった感じで、作品全体に柔らかい雰囲気が漂ってます。
それでいて癒し系専門店とはやや違った切り口のお世話をするのが魅力です。

彼女と並ぶもうひとつの魅力は効果音と環境音。
場所が海ということで二番目の「歩きましょう」パート以降は風の音や波の音が流れ
彼女が何かをする時はそれぞれに適したリアルな効果音が必ず鳴ります。

耳かきをするとか、散歩中の足音といった定番のものだけでなく
彼女が何かを取り出す音、体を少し動かしたときに椅子が軋む音、サンダルを履く音など
非常に細かいところまで専用の効果音がちゃんと用意されていてどれもリアルです。
そしてあらゆるものを音で表現できてるから会話がとても自然です。

環境音については季節が冬、それも天気がやや荒れてる日に設定されており
音声作品でよく聴く「ざざー」という穏やかな波音ではなく「どごーん」と打ちつけるような荒々しい音が使われてます。
体験版を聴いていただけばわかるように音量も結構大きいです。

ですが心配はいりません。
製品版には環境音の音量が抑えられてるバージョンも同梱されてます。
私も最初に通常版で聴いてたら気になって、試しに小さいほうに変えたらとても聴きやすくなりました。
音が大きいほうがリアリティがあると思う人もいるでしょうし、このへんは好みで選ぶといいです。

風変わりな魔女と物語の世界を形作る様々な音。
キャラとサービスのバランスが取れてる優れた作品です。
寒い夜も2人一緒なら…
不思議な扉を通って海に到着した後、最初にするのはお散歩。
お話しながら足が濡れるかどうかくらいまで海に近づき、少し佇んでから扉の近くまで戻ります。

「お住まいの土地と比べて 空気はどうですか? 同じ気温でも 山と海だと感じ方が随分違いますよね」
「こうして 誰かと歩くのもいいですね 向かい合って座ってお話するのとは 違った良さがあります」

ルゥは彼が眠れないことを心配してるのか、気遣う言葉を適度にかけます。
そして自分と一緒に歩いてることを意識させて安心感を与えます。

彼女は専門店の店員ではありませんから会話も普通の女の子とさほど変わりません。
この何気ないところが逆にホッとさせてくれます。
海に着いたばかりということで、まずは聴き手を作品の世界に引きこむことを目標に進めます。

「段差 ありますからね 足元気をつけてください」
もうひとつの売りである音も優れたものばかり。
風や波の音がリアルなだけでなく、2人が移動するのに合わせてだんだんとそれらが近づいてきます。
また途中で段差を下りる/上るシーンがあり、そこではすぐ横にいた彼女が中央やや遠くへ移り
彼が無事通過したのに合わせて元の位置へと戻ります。

彼女が先に移動し、それに彼が続く様子を声の位置や距離の変化で表現してるわけです。
こういった細かい演出をひとつひとつ積み重ねて臨場感を上げてるのが本作品の素晴らしいところです。
二作目とは思えないほどあらゆる部分にこだわりが見られます。

本格的なサービスが始まるのはその後から。
彼女が用意した椅子に座って一緒にお茶を飲んだり、挿し絵にあるギタレレの弾き語りを披露します。
そして最後は40分近くもの時間をかけてじっくり耳かきします。

「あぁ まーぶたのなーかでー なにをみつーめーて いーるーも しらずー」
弾き語りは音声作品だと滅多に聴けないサービスですし
実際にやってるとしか思えないほど声と音のリズムが取れていて品質も高いです。
普段とは違う囁くような声で彼女が歌うところも夜の海の雰囲気に合ってます。

耳かきは膝枕の状態で右耳→左耳の順にタオルを使って外側を拭き
それから耳かき棒のみを使ってゆっくりお掃除します。
息吹きや耳舐めをするシーンはありません。

タオルは「ずりずり くしゅっ」と面積が広く篭った音
耳かき棒は「ずしゅっ しょりしょり」と乾いたやや硬い音が使われており
前者は軽く撫でるように、後者は掻き出したり壁を優しく小刻みに引っかくような動きをします。
効果音の音量がやや大きいのが気になるものの、どちらもペースが緩く力加減は優しいです。

内容だけを見るとごくごくシンプルですが、彼女が時折手を止めて軽く休んだり
耳かき棒を外に出してトントンと叩き、取れた耳垢を処理するといった細かな動きが適度に入ります。
今までとは違い彼女があまりしゃべらずに進めるのもポイント。
眠りに落ちようとしてる彼を妨げないよう静かに、そして丁寧にお世話します。

寝ながら聴くのに適した比較的レベルの高い耳かきです。
風変わりな癒し系作品
敢えて野外を選び、そこにいる気分に浸らせながら様々にお世話する癒しに満ちた作品です。

ルゥは主人公が眠れない理由を自分なりに考察し
散歩=軽い運動をさせたり、リラックス効果のあるお茶を出したり
音楽を聞かせてまずは心身を眠りやすい状態へと導きます。
そして最後にできるだけ話さずにリアルで優しい音をゆっくり鳴らして眠らせます。

「私は ここに いますから ゆっくりお休みくださいね」
彼女が癒し系の女性で尚且つ医術の知識があるからか
単にお世話するのではなく相手の症状に合ったサービスを選んでるように思えます。
そこに彼女の特徴である「魔女らしさ」を付け加えてオリジナリティを出してます。
夜に彼を一瞬で海に移動させるのも彼女だからできることです。

そして海に行けば誰でも聴ける風の吹く音や波の打ち寄せる音を使って別の癒しを与えます。
環境音が流れる作品は現実世界のノイズが遮断されるおかげで音声に集中しやすいです。
通常版では多少うるさいと感じた人も小さいバージョンなら落ち着いて聴けるでしょう。
多彩な効果音も含めた「音による癒し」も本作品の重要なポイントと言えます。

個人的には前作で非常に淡白だった耳かきを大幅に増強してきたのが一番の驚きでした。
最後のサービスなので音重視にして他のサービスとの差別化を図ってますし
効果音についても音量を多少下げて聞けば問題なく楽しめます。

ちょっぴり幻想的な雰囲気漂う癒し系作品です。
1時間20分で500円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて今回も満点とさせていただきました。

CV:円木 左右子(つぶらぎ さうこ)さん
総時間 1:20:52

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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