同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:安眠

   ● おふとんでぎゅってして
   ● ぐっすり眠れる耳かきボイスω
   ● 【催眠音声】ムゲントランス
   ● ReposerII ~怜・美咲・瞳~
   ● 座敷童女と見る夢 ―初恋―
   ● 水の都と癒しの案内人~波音と耳かき~
   ● 【立体音響】Cure Sounds-音葉【特典音声あり】
   ● 癒しを届けに行くお店 憩恋 ゆずきバケーション
   ● 「お姉さん」の休日~弟の家で安眠奉仕サービス~
   ● 雨の日の縁側で~幼馴染と耳かき~


おふとんでぎゅってして

サークル「mosquito cock」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、主人公のことを溺愛してる2人の女性が
会話しながら甘えたり甘やかして安らかな眠りに導きます。

彼らの関係を色濃く反映させたあまあまなサービスが魅力で
「好き」などのストレートなセリフを敢えて使わず
密着感や他愛もない会話を通じて仲の良さを表現します。
お休み前も彼女とイチャイチャ
ピンクちゃんやボブっこちゃんと抱き合って会話するお話。

「ん、なに? 寝るの? じゃあ一緒に寝ようよ」
ピンクちゃんは素朴で穏やかな声の女の子。
先に眠ると言う主人公に一緒に寝ようと誘うと、頭を優しく撫でながら何気ない会話をします。

本作品は同棲中の恋人と思しき関係にある男女が
一緒の布団でソフトなスキンシップを取りながら眠るまでの様子を描いた短編集。
ピンクちゃんは眠そうな彼を安眠させる、ボブっこちゃんはまだ眠くない彼をそうさせるとシチュを若干変え
どちらも一対一で15分程度に渡って色んな会話をします。
サークルさんの過去作に登場したキャラを使用してますが今作から聴いても特に問題ありません。

「プリン? 冷蔵庫のやつ? 昨日食べた 美味しかったよ」
「ふふっ ちょっと唇合わせて? ちょっとこのままがいい しあわせーって感じ」

最大の魅力は最中のセリフ。
食べ物のこと、猫のこと、料理のことなど何気ない話題を砕けた口調で投げかけます。
恋人同士と言えば「好き」「愛してる」といった言葉が定番ですが
本作品では自然さを重視して直接的な描写をできるだけ使わずに好意を伝えます。

彼女たちが体を積極的に密着させてくるのも大きなポイント。
耳元で囁いたり彼の上に乗ってキスをするあまあまなやり取りを随所で行います。
お互いに十分心が通じ合ってるからこそできるものばかりですから
音声を聴けば聴くほどホッとしたり胸のあたりがぽかぽかするのを感じるでしょう。
甘える喜びと甘えられる喜び
最初のピンクちゃんパートはおよそ18分間。
眠そうな主人公にまだ眠くない彼女があれこれ話してぐっすり眠れる環境を整えます。

「今日は 私の自由にさせてもらうから もうちょっとぎゅってして」
彼女は甘えん坊な性格らしく序盤から声の位置を近づけて会話を続けます。
もちろんそれだけじゃなく頭を撫でたりキスをして同じくらいの幸せを彼にも与えます。
安眠音声にしてはしゃべりすぎかなぁとも思ったのですが
終盤に寝息だけが流れる時間を5分程度設けてきっちりバランスを取ってます。

続くボブっこちゃんは15分ほど。
最初から眠そうな表情の彼女が彼の猫画像に興味を持ち
それに関する話題から明日の献立を経由してピンクちゃんよりも長めのキスをします。
そしてすべてが終わった後に3分程度寝息を立てます。

「私もさっきの猫みたいに 可愛かったら 甘えたら 寝かしつけたりしてくれるのかな?」
「胃袋も掴みたい 掴めるもん全部掴みたいもん ずっと一緒にいてもらいたいからね」

彼女もかなりの甘えん坊キャラですがそれと同じくらい尽くす気持ちが強く
うざくない程度に絡みながらぎゃっと抱きしめたり彼のために料理を頑張ると宣言します。
終盤のキスもエロさを抑えつつ積極的に唇を吸ってました。

このように、恋人同士の何気ない日常を描いた癒し特化の物語が繰り広げられてます。
会話で癒す作品
催眠音声側と同じくセリフの内容や表現が独特な作品です。

ピンクちゃんとボブっこちゃんは自分たちにとってかけがえのない人を安眠させようと
人肌の温もりで体を、会話で心を温めて安心感と眠気を与えます。
そして十分に準備が整った後は自分自身が寝て静かな時間を作ります。

ぎゅっと抱きしめたり顔を近づけて話す密着感のある演出
端々から好意が伝わってくるセリフ、彼女たちのあまあまなキャラ。
すべての要素を癒しで統一して疲れや緊張を吹き飛ばします。

優しくしてくれた分きっちりお返しする対等な関係も印象的でした。
彼女たちが彼に甘えて幸せそうな表情を見せる時間を用意することで別の癒しを与えます。
癒し系作品の場合、女性側が一方的にお世話する展開が多いので
それらとの違いを出しつつ恋人らしさを引き立たせる有効な手段だと思います。

短時間でのリフレッシュに役立つ作品です。
価格が100円と非常に安いですから興味を持った方は是非お試しください。

CV:ピンクちゃん…そらまめ。さん ボブっこちゃん…こやまはるさん
総時間 32:50

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

作品自体の点数は7点。
33分で100円とコスパが良いので+1してあります。

2019年2月4日まで50%OFFの50円で販売されてます。

ぐっすり眠れる耳かきボイスω

サークル「チームランドセル」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、忘れ物がある人にそのことを教えてくれる不思議な駅を舞台に
駅員さんが菓子職人志望の女性と会話や耳かきを楽しみます。

ストーリーとサークルさんの特徴を上手く融合させたドラマ性のある耳かきが行われており
女性が抱えてる悩みに関する物語を通じてまずは心を温め
それからセリフをほとんど挟まず効果音と吐息だけを鳴らしてさらなる癒しを与えます。
人と思いの集まる場所で
夢の中で駅員と耳かきや添い寝をするお話。

駅員「今日も平和ですねー」
改札ペンギン「むきゅー」
駅員は素朴で可愛い声の女の子。
普段よりも利用者の少ない駅でお供のペンギンと一緒に行き交う人々を眺めてると
改札でうろうろしてる女性に話しかけ、何か忘れ物がないか確認します。

本作品は忘れ物や心残りがある人を見つける能力を持つ彼女が
菓子職人を目指してる女性と駅で出会い、悩みの解決と耳かきをします。
全年齢向け作品の場合、大抵は主人公を男性もしくは性別不明に設定するのですが
チームランドセルさんは百合好きなサークルさんなので敢えて女性にしてあります。

ストーリーを簡単に説明しますと、この女性の母親は街一番の菓子職人をしており
彼女も同じ道を歩み技術を学びたいと思ってました。
しかし数年前病気で他界したため現在は独学で少しでも近づこうと頑張ってます。
そして彼女が駅を訪れたこの日は丁度母親の命日にあたります。

駅員「時をここまで遡るのは珍しいです 私の見立てでは5年くらいでしょうか」
耳かきがメインの作品ですけどドラマ性もそれなりに備わってます。
駅員が持つ特殊能力を使って過去へ遡るシーンもあったりと設定が色々凝ってます。
菓子職人を目指す女性も普通に話すので主人公の心情が捉えやすいです。

もうひとつの大きな特徴は作中で流れる音。
シーンごとの雰囲気に合ったアンビエントBGMが流れ、さらに駅らしく汽車の音も適度に鳴ります。
音と音楽の両方で癒す作りになってますから音単体の時よりも落ち着く感じがするでしょう。
耳かき音や彼女たちの吐息を妨げないようやや音量を下げてあるのも良いです。

一番最初の「序章」は女性の悩みを解決するパート。
彼女と駅員が出会い、母親がまだいた頃に戻ってお菓子作りや耳かきの様子を眺めます。

駅員「お母さんの胸の中で 甘えるあなた とても幸せそうですね」
「ぷすぷす」というアップルパイが焼ける音、ボウルに入った生地をかき混ぜる音
「ぷす しゅくっ」という綿棒の柔らかい音など早速色んな音が登場して物語を盛り上げます。
そしてそれらを通じて女性が一体何を忘れていたのか思い出させます。

詳細は聴いてのお楽しみにさせていただくとして、心温まるお話でした。
耳かきの前に物語を挟むことで聴き手を作品世界へ引き込むことにも成功してます。
様々な癒しの音に包まれて
メインのサービスにあたる耳かきは2パート59分間。
忘れ物が無事見つかり安心した女性が元の世界へ戻る前に耳かきをリクエストします。
そして一通り終わった後は立場を逆転させ、今度は駅員の耳を綺麗にします。
どちらも膝枕の状態で左耳→右耳の順に綿棒でお掃除し、仕上げに数回息吹きします。

会話重視だった序章パートから一転してセリフが極端に減り
最中は耳かき音、2人の吐息、アンビエントBGM、汽車の音だけが流れ続けます。
タイトル通り安眠を強く意識した耳かきですね。
耳かき棒だとそれに合わないから優しい質感の綿棒を選んだのでしょう。

実況を特に挟まないので耳かきの様子はややわかりにくいですが
軸を持って回転させる、耳の壁を優しく撫でる、奥まで差し込んで短いストロークでお世話するなど
効果音の質、量、動きにこだわっていてとても癒やされます。
音同士の連携も取れていて2人がいる夢の世界がリアルに形作られてました。

駅員と女性の違いを強いて挙げるとするなら進め方です。
前者は4分程度の間隔で左右の耳を切り替えながらお世話し
後者はパートをほぼ半々に分けて片方ずつ固めてお掃除します。

そうやって心の芯からスッキリできた後、添い寝を挟んで元の世界へ戻ります。
お菓子の話をするついでに耳を軽く舐めるシーンがあるもののエッチに感じるほどではありません。
シーンの中盤以降は本作品の主題歌も流れて穏やかに締めくくります。

このように、セリフと音の配分を大きく切り替える温かな物語が繰り広げられてます。
ホッとする作品
胸のあたりにぽかぽかしたものを感じながら眠れる作品です。

駅員は母親と同じく菓子職人を志す女性の探しものを見つけようと
彼女を過去の世界へ案内し、母親との思い出を振り返りながらそれを思い出させます。
そして無事解決できた後は長めの耳かきを交互にやって純粋な癒しを楽しみます。

変わった駅員と女性の物語を交えて耳かきするドラマ性を含んだ作り
話す時とそうでない時をハッキリ分けて会話と音の両方を楽しんでもらう演出
百合、アンビエントBGM、交互に耳かきするスタイルなどサークルさん独自の要素。
元々持ってた良い部分を継承しつつ、新しいタイプの音フェチ系耳かき音声を作り上げてます。

駅員「皆の笑顔が見れて 私も幸せいっぱいです」
特に1番目の要素は耳かき音声だと不足しがちな部分なので個性を出すのに役立ってます。
駅員は変わった属性や特殊能力を持ってるものの性格は至って善良です。
駅という多くの人々が訪れ、旅立っていく場所を穏やかに見守り続けます。
彼女とコンビを組んでる改札ペンギンにもマスコット的な可愛さを感じました。

耳かきはリアリティよりも長く多く音を鳴らすことを重視してます。
本作品のコンセプトが安眠にあるからこういうふうにしたのでしょう。
垂れ流し気味ではありますがかなり癒やされるのも事実です。

風変わりな音フェチ系耳かき音声を探してる人には特におすすめします。
おまけは主題歌、改札ペンギンの耳かきボイスです。

CV:駅員…藍月なくるさん 改札ペンギン…秋野かえでさん
お菓子職人を目指す女性…七瀬真結さん ナレーター…美吹ゆうささん
総時間 2:04:19(本編…1:32:44 おまけ…31:35)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【催眠音声】ムゲントランス

サークル「.␣(Dot-Space)」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんが
独特な催眠をかけて不思議で心地良い感覚を味わわせます。

催眠状態をできるだけ深めることを目指したアプローチをするのが特徴で
最初は深呼吸や簡単なイメージでリラックスと集中力を高め
その後は2種類の方法でひたすら深化を促しそれらをさらに強めます。
催眠の心地よさは無限大
お姉さんに催眠をかけられ眠りにつくお話。

「本日は、私のトランス体験にご興味をお持ち頂き、誠にありがとうございます」
お姉さんは穏やかで柔らかい声の女性。
音声を聴く際の環境や注意事項を簡単に説明すると
主人公を深い深い催眠に導く準備を始めます。

本作品は催眠そのものの感覚を存分に味わってもらうことを目的に
彼女が45分程度を使って健全な催眠を施します。
催眠誘導の後に何らかの暗示を入れて癒したり気持ちよくする一般的な催眠音声とは違い
催眠深度をひたすら上げていく方針で進めます。

催眠状態を経験したことのある人はご存知でしょうが
催眠に入ったり漂い続ける感覚はなかなか気持ち良いものです。
空に浮かぶ、ぬるま湯に浸かる、全身がどろどろに溶けるなど
聴く作品やその時の状況によって得られる感覚が変わります。

総時間のほとんどが催眠に割かれており、道中のリードも丁寧ですから
催眠音声を聴き始めたばかりの方や入る感覚がいまいちわからない方にも向いてます。
催眠音声は催眠に入らないと始まりませんし、それを応援してくれる作品は非常にありがたいです。

また作中のところどころでBGMが流れます。
ゆったりとした神秘的な旋律に癒しを感じる人も多いでしょう。
音モノのようにそれを催眠に活用するというよりは没入できる雰囲気作りの意味合いが強いです。
少しずつ深めていく催眠
催眠は3パート37分30秒ほど。
仰向けに横になってまずは深呼吸を繰り返し
それから頭の中で光の玉が無限大(∞)の軌道に動くイメージをします。

「息を吸って、吐く というシンプルな行動に、感覚を集中する事で 意識そのものを、トランス状態に近付ける事ができるのですよ」
「さあ、意識は…どうなっていますか? 先程より、何だかくらくら、ぼーんやりと、してきましたね?」

そしてお姉さんは1人でも多くの聴き手が催眠にすんなり入れるよう
深呼吸をする意味を教えたり、何かした後に感覚の変化を確認します。
前者は集中力を高めつつ彼女の言葉を受け入れやすくする
後者は自分が癒やされてることを実感させる、といずれも催眠に欠かせない要素です。

「くーるくーる、くーるくーる そう、意識の光だけでなく、頭まで少し動いてしまうかも、しれませんね」
光の玉を移動させるイメージは「くーる くーる」と言いながら彼女の声も動くのが面白いですね。
頭の中を軽く揺さぶられる感覚がして心地良いです。
この直後にトランスとは何か説明するなど、常に初心者の目線に立ってリードします。

催眠状態を深めていくのはその次から。
初めは眠くなる暗示を聴くのとそれに抵抗する動作を交互に繰り返し
入る準備が十分整ったらとあるキーワードを起点に少しずつ深いところへ落ちてゆきます。

「ぽかぽか、ふわふわ、ゆらゆら 温かい、柔らかい、優しい 今までよりもっともっと強く、意識が吸い込まれてしまいそうになる」
「ほら、意識の中心に、キュッと感覚が集まっていく、はっきりとしていく」

前者はほぼ正反対の暗示を何度も入れる揺さぶりを意識したアプローチです。
落とそうとする時はゆっくり穏やかに、戻そうとする時は素早く力強くと口調が大きく異なり
繰り返せば繰り返すほど意識のぼやけや脳がとろける感覚が強くなります。

18禁と違って催眠誘導が主役だからでしょうけど
最中で使用する技術やイメージが作品独自にアレンジされてます。
例えばこのシーンですと普通の作品は短いカウントを交互に繰り返します。

「『○○』 すーーーっと落ちる この言葉だけで、わずかな意識がゆらゆらっと揺れる、頭からこぼれて、落ちる」
終盤の深く深く入っていくシーンもキーワードをひたすら連呼するのではなく
「落ちる」「混ざる」といった言葉を数多く盛り込んで心地良さと多幸感を伝えます。
ここだけで10分程度ありますから、深化の感覚が今までいまいち掴めなかった人でも
全身がずーんと沈むとか、頭の中のもやもやが強くなるといった不思議な感覚が味わいやすいと思います。

このように、催眠の感覚をひたすら追求した癒やされるサービスが繰り広げられてます。
深く入りやすい作品
催眠を手段ではなく目的にしてる風変わりな作品です。

お姉さんは主人公に催眠の心地よさを存分に味わってもらおうと
わかりやすい説明を挟みながらイメージやキーワードを使ってリラックスと集中力を高めます。
そして単に落とすのではなく相手が自分で催眠に入ったとわかるようにリードします。

最初から最後までほぼ催眠だけを行うテーマに沿った展開
聴き手を完全な受け身にせず、イメージや抵抗など主体的に参加できる要素を交えた作り
深化に十分な時間を割き二段構えで落とす手厚いアプローチ。
18禁に比べて時間に余裕がある状況を活かした取り組みやすい催眠に仕上げてます。

「ほら、ほら、ほら、堕ちる、堕ちる、堕ちる お姉さん達の中に優しく引き込まれる、吸い込まれる、飲み込まれる」
中でも3番目の要素はサークルさんが「ただひたすらに深い深いトランス状態に浸ってもらうことを目的とした」
とおっしゃられてるだけあって時間、内容いずれもこだわってます。
催眠慣れしてる人はどっぷり浸かれますし、そうでない人もそれに多少は近づけると思います。
適度に間を空けながら繰り返し聴くことで徐々に効果を発揮するでしょう。

催眠は技術力の高いサークルさんらしく目的意識を強く持ち
さらに色々聴いてる人も飽きさせないようオリジナリティを持たせて組み立ててます。
これらの合間に入る細かなセリフも信頼関係の構築に役立ってます。

催眠そのものの感覚を満喫したい人、より深い催眠に入りたい人には特におすすめします。

CV:井上果林さん
総時間 42:38

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

ReposerII ~怜・美咲・瞳~

サークル「Butterfly Dream」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、それぞれに違った個性を持つ3人のセラピストが
寒い季節にピッタリなサービスで癒しと安眠を提供します。

音を中心に据えつつキャラの存在感も出すバランスの良い作りが魅力で
サービスはもちろん、それ以外の細かな部分にもリアルな音を用意し
それらを鳴らしながらシーンごとに異なる会話をして心身両面を温めます。
寒い季節を乗り切るパワーを
Reposerで瞳、美咲、怜の施術を受けるお話。

「いらっしゃいませ リラクゼーションサロン Reposerへようこそお越しくださいました」
瞳は明るくて澄んだ声のお姉さん。
予約した時間ピッタリに来店した主人公を迎えると
ソファに座ってもらいお茶の準備に取り掛かります。

本作品は今年1月に発売された「Reposer ~優子・瞳・香乃~」の続編。
前作でストレスや疲れがある程度改善された彼が、より深い癒しを求めておよそ90分に渡る施術を受けます。
足湯+肩のマッサージ、耳かき、音を使った安眠誘導とパートによって異なる癒しを用意し
さらに担当者も変えて会話のほうにも違いを出しながら進めます。
お話が完全に独立してますから前作を未視聴でも大丈夫です。

全体を通じて言える大きな特徴は2つ。
効果音の質と量に力を入れてること、キャラごとの個性を大事にしてることです。

前者は施術だけでなく細かな動きにも専用の音を用意し
それらを違和感なく組み合わせて彼女たちが何をやってるかをリアルに表現します。
例えば一番最初の「ご来店ありがとうございます」は開始前のカウンセリングをするパートなのですが
足音、瞳がお茶を淹れる音、ソファに座ってる彼が体勢を変える音
コースの流れを決める際にペンで文字を書く音など早速様々な音が登場します。

肝心の施術も耳かきやマッサージに複数のパターンが存在し
状況説明をわざわざしなくてもイメージできるクオリティの音と動きをします。
先ほど話したように本作品はキャラにもかなり力を入れてるので
そこをしっかり出すために音だけでほぼすべてが伝わるように作られてます。

美咲「気持ちいいですか? うふふっ そう言ってもらえると 張り切っちゃいますね」
怜「え? そんなことない? えー? マッチ棒ってすぐ燃えて 指焼けどしそうにならない?」
後者は美咲が年下、怜が年上、瞳はその中間と年齢にある程度の幅を持たせ
さらに口調や施術中の話題も変えて彼女たちらしさを出してます。
瞳以外の2人は初登場だからでしょうけどやや尖らせてる印象を受けました。
施術中は完全に一対一でその後のドラマパートに掛け合いがあります。

ユキトさんとhana10さんはいずれも無料の音声によく出演されてる声優さんです。
バイノーラル6音さんの作品を視聴したことのある方ならご存知だと思います。

ASMR作品でキャラも立ってると感じる理由は音とセリフのバランスにあります。
音はどのパートもできるだけ多く鳴らし、その合間にある程度固めて会話するスタイルを取ってます。
彼女たちが全然話さなかったらわざわざ担当を変える意味がありませんから
しゃべる時とそうでない時をそれなりに分けて両方楽しめるようにしてるわけです。

質量共に充実した音とそれらを鳴らすセラピストたちの存在感。
音と会話の両方から癒す総合力の高い作品です。
温かみを感じるサービス
瞳のカウンセリングを受け施術室に移動した後、最初にするのは足湯と肩のマッサージ(約19分)。
担当が美咲へと変わり、アロマ入りの湯桶に足を浸したまま手で揉みほぐします。

「とぽとぽとぽー うーん、温度は… うん 大丈夫かな」
彼女はまだ20歳ということで声や仕草が初々しく
マッサージの時も多少の人懐っこさを出しながら熱心にお世話します。
それでいて健康に役立つ簡単なアドバイスもするなどプロらしい部分をちゃんと持ってます。
足湯はお湯の揺れる音が少し鳴る程度ですからマッサージと会話がメインです。

マッサージは「すすーっ」という滑らかな摩擦音が使われており
左右同時に横へ撫でる、片方ずつ小刻みに擦る、長いストロークで流すように動かすなど
肩から腕にかけてに的を絞り変化に富んだ動きを見せます。
開始後はセリフの量がやや減るのでそれ以前より静かな感じがするでしょう。
シンプルなサービスを幅広く表現するところに本作品のレベルの高さが窺えます。

続く耳かきは32分間。
美咲から怜へバトンタッチし最大3つの器具を使い分けて隅々まで綺麗にします。

「耳にはたくさんツボがあるって聞いたことある? あぁ この店で聞いた? そう たくさんツボがあるから 寒い時に耳を揉むだけでも 体温上がるんだよ?」
「くしゃみ出そうになったら 教えてね 急に動くと危ないから」

彼女はアラサーのベテランなだけあって良い意味で店員らしくないキャラをしており
初対面の彼にも友達に接するような砕けた話し方をします。
それでいて耳かき中は細かなところまで気遣う繊細さも持ってます。

このパートを聴き始めた直後は馴れ馴れしい人だと思うかもしれません。
でもしばらくすると気配り上手な女性に印象が変わるでしょう。
彼の急なリクエストにもすぐさま対応する柔軟さも持ってますし
ゆるーい空気を出しつつやることはしっかりやる、この店にピッタリなお姉さんキャラに描かれてます。

耳かきは膝枕の状態で温かいタオルを使って片方ずつ拭くところから始まり
右耳は耳かき棒、粘着綿棒、洗浄液つき綿棒
左耳は耳かき棒と粘着綿棒だけを使ってお掃除します。
そして最後に弱めの風圧で4回ほど息を吹きかけます。

耳かき棒は「くしゅっ じじっ」という平べったくて乾燥した音
粘着綿棒は湿り気を帯びた弾力のある摩擦音
洗浄液つき綿棒は「ぷしゅっ ぱちぱち」というやや湿った布系の音、といったように
それぞれの特徴が出る音と動きを組み合わせて癒しの空間を作り上げます。
マッサージは動き、耳かきは器具で多彩さを出してるのが面白いです。

癒しパート最後の「おやすみなさい」は安眠させるサービス(約28分)。
3種類の本を持ってきた瞳がそれらをめくったり体をとんとんと叩いて寝かしつけます。

「今までの本とは 紙の質や大きさが違うので 音も少し違いますね」
硬めの音、軽い音、広い音と使用する本ごとに音が微妙に変わり
その合間に季節のことなど当たり障りのない会話をして心をさらに落ち着けます。
本の内容を読み聞かせるのではなく、ぱらぱらめくり続ける音フェチ系の内容です。
終盤にはわざと何も話さない時間を設けて眠りやすくする工夫もされてます。

このように、個性的な音と会話を組み合わせた質の高いサービスが繰り広げられてます。
温まる作品
癒しや安眠に絶大な効果を発揮する作品です。

瞳、美咲、怜は前回の施術で癒やされた主人公をもっと癒やそうと
それぞれがひとつずつ分担しリアルな音と会話を駆使して心地よい気分に浸らせます。

サービスだけでなくそれ以外の動作にも専用の音を入れたASMR色の強い作り
担当者が変わるたびに口調や話題が大きく変わるキャラを活かした演出
それらの良さを損なわないように気をつけて融合させたバランス感覚。
キャラの影が薄くなりがちなASMRの弱点を上手く克服して作品全体に温かみを持たせてます。

このシリーズが他の癒し系作品と決定的に違う点は複数人で手分けして癒すところです。
大抵の作品は担当者を1人で固定し、その子が耳かきやマッサージを全部行います。
それはそれで良いものなのですが、長時間になるほどどうしても間がもたなくなります。
だから状況説明を挟む、擬音語を言う、無言になるなど会話以外の割合が増えます。

それに対しReposerは毎回担当が変わるおかげで1人の時より会話や表現の幅が広がり
その中にその人ならではの部分を入れて魅力の違いを出すこともできます。
他にも声優さんが違うので声そのものを楽しめるなどキャラを引き立てやすいシステムです。
彼女たちの日常風景を描いたドラマパートを別に用意してるのもそれを出すための演出なのでしょう。
ただしガンガン話すと今度は音が弱くなることを踏まえて両者のバランスに気を遣ってます。

シンプルに見えて結構奥深い作品だと思います。
前作で疑問を感じた安眠パートも改良が加えられて安定感が増してます。

以上のことからサークルさんでは3本目の満点とさせていただきました。

CV:怜…ユキトさん 美咲…hana10さん 優子(ドラマパートのみ出演)…藤堂れんげさん 瞳…浅見ゆいさん
総時間 1:38:23

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
98分で800円とコスパが良いので+1してあります。

2018年11月25日の24時まで30%OFFの560円で販売されてます。
前作も11月30日まで50%OFFの400円で販売されてます。

座敷童女と見る夢 ―初恋―

サークル「Re:Volte」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、里に住み着いて子供たちをずっと見守ってきた座敷童女が
すっかり成長した男性と再会し安眠のお手伝いをします。

キャラやストーリーに力を入れたドラマ仕立ての誘導が行われており
催眠暗示は深化や入眠時に固めて入れる程度に留め
その代わり彼女のお話、BGM、囲炉裏の音といった別の要素で癒しと眠気を与えます。
座敷童女が選んだ道
座敷童女に催眠をかけられ眠りにつくお話。

「おや 起こしてしまったかの?」
座敷童女は上品で可愛い声の女の子。
都会の喧騒に疲れて故郷へ帰ってきた主人公が目覚めたのに気づくと
自分の姿が見えることに驚き昔話を始めます。

本作品はサークルさんのオリジナル作品第3弾。
子供時代の彼を始め多くの人々を陰ながら見守ってきた彼女が
昔語りをしながらおよそ35分に渡る癒しの催眠を施します。

東方入眠抄シリーズを数多く制作されてきたサークルさんなだけあって
ストレートに催眠を施すのではなく、キャラやストーリーを大事にしたドラマ性のある誘導を行います。
暗示をガンガン入れるタイプじゃないので催眠に入ってる感覚はそこまでしないでしょうが
音声を聴くうちに癒されたり眠気を感じる人は多いと思います。

「小さい頃は よく遊んだんじゃぞ まあ 忘れてても仕方のないことじゃ」
それに最も貢献してるのが彼女の存在。
「~じゃ」という古風な言葉遣いで序盤から親しげに語りかけます。
彼女は彼のことをよく知ってますが、彼はとある事情で昔の記憶を失ってるそうです。
その理由も含めて2人の関係を少しずつ紐解いていきます。
しっかりしたストーリーがあるので聴いてて純粋に面白いです。

所々にBGMや環境音を取り入れてるのもポイント。
音楽も手がけられてるサークルさんらしいやり方で作品世界に引き込みます。
催眠と直接関係のある要素ではありませんが、臨場感やイメージ力の向上に役立ってるのも事実です。
そしてこれは作品の特徴であるドラマ仕立ての誘導と相性が良いです。
昔の思い出を辿りながら
催眠は2パート36分間。
横になって目を瞑り、まずは深呼吸や鬼ごっこで心身をリラックスさせます。
ちなみに催眠開始後は彼女の声にたびたびエフェクトがかかります。

「わしはこっちじゃぞ お姉さんを捕まえてごらん?」
「お主の手が わしに触れる 温かな感触に 心が安らぐ」

世間では立派な大人でも座敷童女から見れば主人公は可愛い子供です。
だから昔やった遊びに再び取り組む形で意識の力を上手に弱めます。
彼女の手が鳴った方向へ意識を向けるというもので、繰り返すと軽い疲れやぼんやりした感覚がします。
彼女を無事捕まえた時にその温かさを伝えて安心感を与えるのも良いです。

ある程度落ち着いた後は安眠の舞台となる忘れられた場所へと旅立ちます。
カウントを数える合間に「落ちる」「浮かぶ」などの暗示を厚めに入れて催眠状態を一気に深めます。
私が聴いた時も数が進むたびに全身がズーンと重くなりました。
ストーリー重視ですが要所はしっかり技術を行使していて安定感があります。

2番目の「忘れられた場所」パートは彼女が生まれ育った場所へと移動し
そこにあるあばら家で寛ぎながら昔話の続きを聴きます。

「ぱちぱち燃える炎が お主の体を温めてくれる 体の芯から ぽかぽかしてくるね」
ここでは到着後に彼女がつけた囲炉裏の音が癒しを与えてくれます。
昔話についても作品の全貌がわかるものになっており、最後まで聴くとしんみりするのではないでしょうか。
私はパートの中盤あたりでホロリと涙が出ました。

「眠気がお主を包み込む 暗くて暗くて 温かな漆黒の眠り」
そしてすべてが終わった後に眠りの世界へ導きます。
再会できたことが余程嬉しかったのか、母親のような安らいだ声でゆっくり数を数えます。
和風情緒漂うBGMが流れたり、セリフの間隔を意識して長くするなど
聴き手がすんなり眠れるよう気遣いながら物語を締めくくります。

ちなみに本作品にはおまけの後日談がありまして
本編視聴後はそちらも合わせて聴くことをおすすめします。
解除音声がついてないので本編の最後に眠らなかった場合は他作品の解除音声を聴いてから
そのまま寝入った場合はおまけを直接聴く形になります。

このように、彼女との思い出を振り返りながら眠りにつく流れのある催眠が繰り広げられてます。
ちょっぴり切ない作品
東方入眠抄シリーズと同じく登場人物の個性と魅力を引き立たせた作品です。

座敷童女は久しぶりに再会した主人公と新しい思い出を作ろうと
催眠を使ってまずは彼の疲れた心をほぐしつつ自分の生家へ案内します。
そして移動後は囲炉裏に当たりながら膝枕をして安眠へと導きます。

見た目は若々しいけど母親のような優しさと包容力がある彼女のキャラ
昔の出来事を振り返る中で技術を行使するストーリー重視の催眠
BGMや環境音で雰囲気を盛り上げる演出。
作品独自の要素を活かしたちょっぴり切ない物語が楽しめます。

Re:Volteさんは東方入眠抄シリーズで完成された作風を持つ一方で
オリジナルは自分の持ち味を活かせてなかったり個性が薄いなど首を捻る部分がありました。
それが今作でほぼ解消されたと私は見ています。
あちらの良かったところを上手く落とし込んでるなと。

催眠の技術自体は古典系の基本的なもので揃え
その間に昔語りや彼女の心情描写を違和感なく組み込んでます。
最近の催眠音声は物語の中に暗示を散りばめる現代催眠型も結構ありますけど
本作品の場合は技術とドラマ部分をある程度分離したうえで共存させてます。

2人の関係やストーリーこそが一番の聴きどころですね。
最初はわからなかった部分が少しずつ明らかになっていきます。
本編だけだとしこりが残るかもしれませんけど、後日談まで聴けばスッキリできます。

ストーリー性のある作品が好きな人には特におすすめします。

CV:冬岸るいさん
総時間 49:37(本編…44:30 おまけの後日談…5:07)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
50分で400円とコスパが良いので+1してあります。

水の都と癒しの案内人~波音と耳かき~

サークル「和風コロネ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するサークルさんの処女作は、水の都でゴンドラ乗りをしてるお姉さんが
癒しを求めてやって来た人を特別な方法でもてなします。

声や言葉よりも音で癒すASMR系の作りが魅力で
音声の最初から最後まで水に関する音をのんびり流しながら
耳のマッサージや耳かきをじっくり続けて安らぎを与えます。
穏やかな水の音に包まれて
水先案内人がゴンドラの上でマッサージと耳かきをするお話。

「あっ すいません ありがとうございます」
水先案内人は素朴な声のお姉さん。
朝の市場で買ったリンゴを落としてしまい主人公に拾ってもらうと
そのお礼に明日の昼頃この街を案内したいと言います。

本作品は何らかの事情で疲れを感じてる彼を心の芯から癒そうと
彼女がゴンドラに乗せて街中を軽く散策したり耳に的を絞ったサービスをします。
水の都、水先案内人、ゴンドラなどイタリアの都市ヴェネツィアを連想させる素材をいくつも用意し
物語の様子を主に音で表現してその場にいる気分に浸らせます。
「ARIA」という作品をご存知の方なら簡単にイメージできると思います。

冒頭からサービスに入るまでのシーンはそれなりに会話をしますが
それ以降はセリフが一気に減り、効果音と環境音だけが流れる静かなひと時が味わえます。
水の都にちなんで音声開始直後から穏やかな波の音が流れ始め
そこにカモメの鳴き声や水の揺れる音が時折加わります。
これらを聴き続けてるだけでも相当な癒しが得られるでしょう。

効果音についても作品の雰囲気を壊さないよう優しい音で統一されてます。
有料作品は初めてですが過去にニコニコ動画で耳かき音声を公開されており
音のレベルは現時点で大手のサークルさんに次ぐ品質を持ってます。
紙袋を持つ音や筆記音なども入っていて作りが丁寧です。

「私は 観光しているお客様に ゴンドラという小さい船に乗ってもらって この街をご案内するという仕事をしています」
それに対して水先案内人は名前通りガイド役程度の存在に位置づけられてます。
会ったばかりということでそこまで踏み込んだことは言わず
これから何をするか説明したりサービス中に彼を気遣う様子を見せます。
完全に音を主役にしてるので癒しだけでなく安眠のお供にも役立ってくれるでしょう。
音を中心に据えたシンプルなサービス
主人公と水先案内人が出会った次の日、最初にするのはゴンドラでの軽い観光(約8分)。
彼女が所属する会社と思われる場所で合流し、ゴンドラに乗ってのんびり移動します。

といってもこの日は休業日なので本業らしいことはあまりやりません。
ゴンドラに乗る前に書類へ記入する音やゴンドラを漕いでる音を中心に据えてます。
そして乗船後は彼や彼女に関する世間話を続けます。

音の質感が良く心がスッキリするのを感じました。
水や風など自然に根付いた音は誰でも癒しを感じられるので非常に効果的です。

続く「癒しの時間 ~船の上で癒されていきましょ?~」は本作品のメインパート(約55分)。
ゴンドラで安全な場所に移動してからそのまま膝枕で耳のマッサージと耳かきをします。
ちなみにこれらは彼女の業務ではやっておらず完全にプライベートのサービスだそうです。

最初の14分間は専用のオイルを手に馴染ませてから
左右の耳を同時にゆっくり揉みほぐす音を流します。
彼女の手が耳を覆うたびに音がややこもったものへと変化し、さらに軽い圧迫感もあってリアルです。
動きについてもリズムやストロークを適度に変えて単調になるのを防いでます。
リアルな音をストレートに活用したシンプルで心地良いサービスです。

続く耳かきは残りの時間をほぼ半々に分け
左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天でお手入れし、最後に弱めの風圧で3回ほど息を吹きかけます。

耳かき棒は「じじっ ぞすぞす」という乾いててやや粗さのある音を小さく掻き出したり優しく擦る
梵天は「ぷすぷす」という面積広くふわふわした音を軸を持ってゆっくり回転させる、といったように
器具ごとに音の質感や動きを大きく変えてどちらもゆったり進めます。

耳かきに関する実況が極端に少ないせいで今何をしてるかややわかりにくいところもありますが
音自体が持つ癒しのパワーとそれをたっぷり鳴らす作りが合わさって聴けば聴くほど眠くなります。
リアリティよりも音で癒すことを重視して作られてるように映りました。

「あの子たちもこれ一番喜ぶんです 最近なんて もう1回やってーって おねだりされちゃって」
最中の水先案内人は耳かきのことや同じ会社に所属する他の子のことを
数分おきの間隔でぽつりぽつりと語ります。
当たり障りのない話題ばかりにして効果音や環境音を聴きやすくしています。

このように、癒しの音を全面に押し出したゆるーいサービスが繰り広げられてます。
音で癒す作品
キャラやセリフよりも音の存在感が大きい作品です。

水先案内人は偶然出会った主人公に楽しい思い出を提供しようと
自分が仕事で使ってるゴンドラに乗せてから耳に絞ったケアをします。
そしてその様子を必要最低限のセリフと大ボリュームの音で涼やかに表現します。

リアルな音をふんだんに取り入れた作り、舞台にちなんだ水に関する環境音
間隔を長く取って話す安眠を意識した演出。
サークルさんが得意とする部分をそのまま用いた癒し特化の物語になってます。

全年齢は無料から転向してくる製作者さんが多いので
この作品も一定以上の品質を持ってるのだろうとは予想してました。
しかし実際はそれを遥かに上回るものに仕上がってて驚きました。
音の使い方が的確で質感も耳に優しいものばかりです。

作中に続編を匂わせるやり取りがあったことを考えれば、今後シリーズ化していくのかもしれません。
世界観がしっかりしてるし新キャラも登場させやすいのでどう発展していくかが楽しみです。

個人的に気になった点は水先案内人のしゃべるペースがやや速いことです。
本作品は癒し系ですからゆっくりのんびり話しかけてくれたほうが雰囲気にマッチします。
今より気持ち遅くするくらいの感覚で演技されたほうがより聴きやすくなるのではないかなと。

音だけをたっぷり聴けるタイプの作品が好きな人には特におすすめします。
番外編は「05.癒しの時間 ~ささやいた方が癒されますか?~」です。

CV:けいのさん
総時間 2:07:59(本編…1:12:22 番外編…55:37)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
128分で500円とコスパが良いので+1してあります。

2018年11月7日まで30%OFFの350円で販売されてます。

【立体音響】Cure Sounds-音葉【特典音声あり】

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、穏やかで人懐っこい店員さんが
音をテーマにした癒しのサービスで安眠へと導きます。

リアルで多彩な音をふんだんに盛り込んだ音フェチ系の作りが魅力で
環境音、日常生活に根付いた音、人が生み出す音などいくつかのカテゴリを用意し
同じ音を違う手段で鳴らしながらゆっくりのんびり語りかけます。
好きな音だけを聴いてリフレッシュ
Cure Soundsで音葉から安眠できるサービスを受けるお話。

「お待たせしました~ Cure Soundsへようこそっ」
音葉は穏やかで透き通った声のお姉さん。
来店した主人公にサービスの概要を簡単に説明すると
チェックシートに自分が好きな音のタイプを書いてもらいます。

本作品は2016年10月に発売された「【立体音響】Cure Sounds-響花」と同じ世界を舞台に
彼女がおよそ110分に渡る独特なサービスをします。
海にまつわる音、はさみやキーボードを使った音、炭酸の音、リップ音とパートごとに異なるテーマを掲げ
いずれもセリフを減らす代わりに多種多様な癒しの音をたっぷり鳴らします。

最近流行りの音フェチ作品にあたるわけですが
耳かきやマッサージといった行為を通じて音を聴かせるものとは違い
彼女自身は隣の部屋でこれらを鳴らすことに専念します。


簡単に言うと主人公を我々聴き手とまったく同じ立ち位置にしてるわけです。
このおかげでサービスや器具を切り替える動作がなくなり、時間いっぱい音を楽しめるようになってます。
同系統の作品はこのシリーズ以外だと「音無奏の音フェチ研究室」くらいですね。
音に自信のあるサークルさんだからこそできる尖った作品と言えます。

優れてるのはもちろん音の量だけではありません。
どのパートも質感が非常に良く、同じタイプの音でもシーンによって動かし方や組み合わせを変えてきます。
位置や距離が目まぐるしく変わるので垂れ流してる感じはまったくありません。
疑似プレイをできるだけ現実に近づけるための工夫や演出が随所でされてます。

「このお店に来るお客様は皆、私と同じ音フェチさんなんだな~って思うと親近感が湧いてきちゃうんですよね」
これらを行う音葉はフレンドリーなキャラ。
自分と同じ嗜好を持つ主人公に最初から親しげな口調で語りかけます。
序盤は店員らしく丁寧語で話し、彼の許可をもらったあとは友達に近い態度で接します。
お店特有の堅苦しさや距離感が取り払われていて音とは別の癒しを感じるでしょう。
広く深い音の世界
受付を済ませた直後にする最初のサービスは波の音(約25分)。
前半は浜辺、後半は港と場所を変えてそれぞれに合った環境音を鳴らします。

「波打ち際だと海水の泡立ちも聴こえてくるよね 浜辺に浸み込むっていうのかな…しゅわわ~って感じの音が聴こえて心地いいよ♪」
やや遠くで聞こえてたのが足音を鳴らすにつれて徐々に近づき
波の打ち寄せる間隔も毎回微妙に違うなど細かな部分にまでこだわって作られてます。
波の音は同じリズムで寄せて引く場合がほとんどですから
本作品のように海面が揺れたり泡立つ音も入ってるとよりリアルに感じます。
質感もクリアかつ迫力があってこれを聴いてるだけでも相当に癒されるでしょう。

パート後半の港は一転して動きが緩やかになります。
湯船のお湯をかき回す音をより壮大にした感じの水音で
波の音を聴き続けた直後だからこそ余計に静けさが引き立ってます。
川の音や泉の音とも明らかに違いますし、こういう変わり種を選ぶところが個性的で面白いです。

続く2パートは日常生活にまつわる音が中心。
Track3ははさみとキーボード、Track4は炭酸水とシャンプーを使って耳に心地いい刺激を与えます。

「ふふ、なんだかシュレッダーにかけた紙みたいになっちゃった ほら、触ってる音でなんとなくわかるんじゃない?」
Track3ははさみを空切りするところから始まってボール紙を切る音
切った紙を手に取って触ったり上から降らせる音など、使用する器具全体を使って幅広い音をお届けします。
はさみも左右に細かくスライドさせるので目の前を通過してる感覚がするでしょう。

同じ切る行為でもボール紙と新聞紙では音にはっきりとした違いがあって音フェチには堪りません。
こういう何気ないものをひとつのサービスとして成立させてるのが実に素晴らしいです。
タイピングはメカニカルキーボードを使ってるおかげで音に軽快さがあります。

「はーい、炭酸飲料を注ぐ音だよ 目の前だけじゃなくって、両耳にも聴こえるように注いじゃおうっと…」
Track4は清涼感が最大の魅力。
栓を開けて耳元至近距離に炭酸水をグラスへ注ぐ音が流れ
少し経つとそれが左右に増え、さらに棒でかき混ぜて氷のぶつかる音も楽しませます。
パート後半の炭酸シャンプーも現実さながらで聴くとスッキリするでしょう。

唯一毛色の違うサービスは最後のTrack5(約21分)。
前半は吐息やリップ音、後半は「さく さく」「かた かた」といったオノマトペを言い続けます。

「これだけ傍にいると唇が触れちゃいそうだよね こんな風に耳にキスしちゃったり…」
耳元至近距離から聞こえる吐息はほのかな熱が感じられるほどリアルでした。
キスの音はゆっくり目のペースで小まめについばむライトな責めに抑えてあります。
「いいこ いいこ」と言いながら頭を撫でるシーンもあったりと、最後は彼女の優しさや温もりで安眠へと導きます。

このように、高品質な音を幅広く鳴らすテーマに沿ったサービスが繰り広げられてます。
音に包まれる作品
キャラやセリフよりも音で癒すことを目指した作品です。

音葉は仕事や生活で疲れてる主人公の心身を少しでもリフレッシュさせようと
最初の時点で書いてもらった彼の好きな音を順番に鳴らして安らぎと眠気を与えます。
そしてその様子を質量共に充実した音によってリアルに表現します。

直接お世話するのではなく自然や生活に根付いた音を鳴らす作り
シーンによってタイプや動きを変えていく流れを持たせた展開
メジャーからマイナーまで幅広く取り揃えた音の数々。
主役である効果音や環境音にとことんこだわって作品を組み立ててます。

特に音の選択や鳴らし方はディーブルストさんらしい冴えが見られます。
波の音ひとつを取ってもマンネリ感を防ぐ工夫がされており、さらに後半は場所を港へ移します。
鳴らし方も同じ場所に留まることがほとんどなく音に躍動感があります。
シンプルな内容でここまで唸らされたことにとても驚きました。

「ふふ、私ももっと上手くできるように頑張らなきゃっ お客さんも何か新しい音とか見つけたら、教えてね?」
音葉については音に比べると存在感が薄くなってるものの
彼を幸せにしようと頑張る健気な姿を見せてくれます。
音の妨げにならないよう話すタイミングや内容にも気を遣ってて良いです。

抜群に優れてる音フェチ作品です。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは9本目の満点とさせていただきました。
おまけはPRボイス、フリートーク、響花と花奏のアフターケア音声です。

CV:音葉…浅見ゆいさん 響花…柚木朱莉さん 花奏…こやまはるさん(後ろの2人は特典音声のみの登場)
総時間 2:17:44(本編…1:50:41 おまけ…27:03)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2018年9月29日まで25%OFFの600円で販売されてます。

癒しを届けに行くお店 憩恋 ゆずきバケーション

サークル「みりおんべる」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、ちょっぴり抜けたところのある元気な店員さんが
プライベートビーチで男性と2人きりのバカンスを楽しみます。

癒しのサービスと物語の舞台となる海をかけ合わせた音フェチ系の作りが魅力で
どのパートも吐息や波の音だけが流れる時間を多めに用意し
その合間にほのぼのした会話を挟んで彼女と過ごしてる雰囲気を出します。
様々な癒しの音に包まれて
安眠デリバリー店「憩恋」の店員ゆずきと海でまったり過ごすお話。

「んー あっつーい おかしいなー 待ち合わせの時間なのに」
ゆずきはのほほんとしてる可愛い声の女の子。
主人公から依頼を受けて憩恋のプライベートビーチにやって来ると
軽い雑談をしてから早速海へ繰り出します。

本作品はお客が望んだ場所まで出張するサービスを利用した彼が
彼女と2人きりでおよそ60分に渡る癒しのひと時を送ります。
内容は耳かき、肩や背中のマッサージ、海での雑談と比較的スタンダードなものを取り揃え
その中に色んな音を組み込むことでそこにいる気分に浸らせます。

音声開始直後から波の打ち寄せる音がバックで流れ
お世話してる最中はそれぞれに対応した効果音と彼女の吐息だけが鳴ります。

会話もそれなりにしますけど音だけの時間のほうが明らかに長いです。
純粋に癒し目的で聴くのはもちろん、安眠のお供にも大いに役立ってくれます。

「フリフリがついてて可愛いでしょ? ダーリンに見せたくてうずうずしてたの」
今回のお相手を務めるゆずきは天然系。
プライベートビーチまで膨らませた浮き輪を抱えて移動し
挿し絵のようなちょっぴり際どい水着姿を嬉しそうな表情で彼に見せつけます。

過去作で一度彼にお世話してる経緯があるので最初から人懐っこく
サービスもエロさを感じないレベルで体を密着させながら活き活きとこなします。
セリフの量が少ないからこそ個性を強めにしてる印象を受けました。

最中に流れる癒しの音と彼女のカラッとした性格。
音に寄せつつキャラの存在感もある程度出した爽やかな作品です。
安眠効果の高いサービス
2人が合流し水着に着替えた直後にするのは耳かき(約26分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒のみを使ってお掃除し
仕上げに息を吹きかけたり冷たい濡れタオルで外側の汗と汚れを落とします。

耳かき棒は「くしゅっ ずすっ」という乾燥気味で丸みを帯びた音が使われており
短めのストロークでゆっくり掻き出す感じに動かします。
最中に今何をしてるかの説明を一切挟まないためややイメージしにくいところがあるものの
音の質感、動きいずれもリアルで耳に丁度いい刺激を与えてくれます。

そして前項で話した通りゆずきは耳かきが始まると会話量を一気に減らし
軽い掛け声や吐息だけを漏らしながら黙々と取り組みます。
効果音、環境音、息遣いだけが流れる時間はとても静かで聴けば聴くほど眠くなりました。
2人がいる場所を活かして癒す質の高いサービスです。

次にするマッサージは15分ほど。
彼をうつ伏せに寝かせて専用のオイルを使い肩から足にかけてを揉みほぐします。

「ゆずきストロークです ふふっ このマッサージの名前です」
ここでは耳かきに比べて彼女の可愛さを感じる会話が多く用意されてます。
ゆずきストローク、ゆずーきウィグリー、ゆずゆずフラ、ゆずきエルボー。
プロレスの技っぽい名前を宣言してからそれぞれに合った滑らかな水音を鳴らします。

同じマッサージでも音の位置、距離、動きが微妙に違ってリアルです。
ゆずきエルボーをする時は今まで以上に声の位置を近づけるなど
彼女にお世話されてる様子を自然なやり方で表現してます。

「わーれはうーみのこ しーらなーみーのー」
そうやって心身を十分ほぐした後は目の前にある海へ入ります。
ぷかぷかと浮かびながら彼女の歌を聞くシンプルな内容なのですが
波の音がこれまでよりも近づき、泡の弾ける音も加わるなど環境音に変化が見られます。

仕事に追われてる人ほど常に何かを考え行動してることが多いです
だからこそ彼女は敢えて何もしない時間を提供しそれにリセットをかけます。
このように、彼の悩みにマッチしたゆとりあるサービスが繰り広げられてます。
音で癒す作品
最初から最後まで流れ続ける音が魅力の作品です。

ゆずきは都会の喧騒を忘れてリフレッシュしたい主人公の願いを叶えようと
憩恋が所有するプライベートビーチに招待し、そこで2人きりの甘いひと時を送ります。
そしてサービス中は会話をなるべく控える代わりにリアルで優しい音をたっぷり鳴らします。

会話よりも音を重視した音フェチ系の作り
質感だけでなく位置や動きにもこだわった音の数々、良い意味で店員らしくない彼女のキャラ。
専門店にありがちなよそよそしさを取り除いた安眠重視のサービスが味わえます。

録音環境の進化に伴い最近はこういう音重視の作品が増えてます。
しかし環境音を取り入れ、かつシーンごとに変化を加える作品はまだそれほど多くありません。
本作品では舞台の海を最大限に使って効果音とは別の癒しを与えてくれます。
自然物の音は人間が本能的に癒しを感じるものですから誰にでも通用するでしょう。

「ダーリン とっても綺麗だね」
ゆずきについては店員よりも恋人に近い態度で接します。
全年齢なので踏み込んだ描写は特にありませんが
主人公の呼称、お世話の仕方、会話の内容に親密さが滲み出てます。
音フェチ系は雰囲気がどうしても淡白になりがちなので、こういう形でバランスを取るのは良いと思います。

季節感のある安眠しやすい作品です。
おまけは目覚ましボイス7種です。

CV:結崎有理さん
総時間 1:07:46(本編…1:06:41 おまけ…1:05)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
67分で500円とコスパが良いので+1してあります。

「お姉さん」の休日~弟の家で安眠奉仕サービス~

サークル「Re:Apple」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、実の弟を溺愛してる気さくなお姉さんが
2種類の耳かきと息吹きでとことん甘やかします。

前半と後半で違うタイプの耳かきをするのが特徴で
最初は会話重視、次はこしょこしょをたっぷり言いながら
器具に合った効果音をたっぷり鳴らして彼女にお世話されてる雰囲気を出します。
ブラコンお姉ちゃんの甘いご奉仕
お姉さんに耳かきや息吹きをしてもらうお話。

「いひひっ 侵入成功 今日は姉さんがいないから 弟(おと)君を驚かせに来ましたー」
お姉さんは明るくて温かい声の女性。
合鍵を使って弟の部屋にこっそり侵入すると、すぐさま彼に見つかり要件を伝えます。

本作品は何らかの事情で今は別の場所に暮らしてる姉弟が
およそ45分に渡る耳へのサービスを通じてより親睦を深めます。
彼には彼女以外にもう1人姉がいてその人と2人で生活してるらしいのですが本作には登場しません。

「膝つねるの止めて ごめんってごめん あっでも痛いけど気持ちいいかもーって そうじゃなくって」
お姉さんは一言で言えばかなりのブラコン。
最初から最後まで砕けた口調で語りかけ
彼にちょっかいを出されても嫌がるどころかむしろ嬉しそうに受け入れます。
今回の耳かきも事前に父親を使って練習するなど、彼に対する愛の強さを感じる描写が随所に登場します。

全年齢向けなので聴いてて重いと感じるほどのものではありません。
離れ離れに暮らしてる寂しさを少しでも埋めようと一生懸命取り組みます。

もうひとつの特徴は耳かきそのもの。
前半は会話を多めに交えて姉弟らしさを出し
後半は「こしょこしょ」などのあまり意味を持たない言葉を言い続けて耳に刺激を送ります。

使用する器具や効果音はまったく同じにしてセリフだけ切り替えてる感じです。
後半はASMR成分が強いですから癒しだけでなく安眠のお供にも役立つでしょう。
ちなみに耳かきはどちらも片方の耳だけお世話します。
肉親らしい和やかな耳かき
一番最初の「「お姉さん」のあまあま耳かきご奉仕」は17分ほど。
お姉さんが弟の家にやって来て軽いやり取りを交わしてから1回目の耳かきに移ります。
右と左の2パターンありますがこれらの違いは音の位置だけです。

耳かき棒は「じょりっ ざりずり」という乾燥したやや力強い摩擦音
梵天は「すすっ そりゅー」というふんわりした音が使われており
前者は穴の中を擦ったり引っ掻いたりして大きな汚れを
後者は軸を持って回転させたり掻き出して主に小さな汚れを落とします。
そして最後に弱めの風圧で5回程度息吹きをして仕上げます。

「あっ ちょっと大きいの見えたから 梵天と代わりばんこに またお耳かいていくね」
全体的にもう少しペースを落としたほうがよりリアルになると思いますが
音や動きに関してはそれなりの品質を持ってると言えます。
特に動きは変化に富んでるので聴いてて飽きが来ません。
梵天は耳かき棒と組み合わせて使うため異なる音を短時間で交互に聴くことができます。

最中の会話は耳かきのこと、彼女たちの家族に関すること
衣通姫という肉親同士の恋愛を描いた伝説のことなど様々。
手を動かしながら話すシーンが多いので効果音と同じくらいの存在感を持ってます。

続く「「お姉さん」のこしょこしょ耳かきご奉仕」でするのは別タイプの耳かき(約21分)。
もう1人の姉と飲み比べ勝負をし無事勝ったお姉さんが、そのご褒美に彼の耳を再び綺麗にします。
このパートもお世話するのは片方のみで左右2パターン入ってます。

「いつもこうやって姉さんにやってもらってるって聞いたからさ どう? また違った女性の口から言われるのは」
ここでは会話をほとんど挟まず「こしょこしょ」「かきかき」といった単語をひたすら言い続けます。
効果音は聴いた限りだと特に違いはありませんでした。
彼女が言葉を発するたびに微かな振動が伝わってきてちょっぴりくすぐったいです。
1回目と違う器具を使っていればもっと個性が引き立ったでしょう。

このように、音とセリフのバランスを大事にしたシンプルな耳かきが繰り広げられてます。
家庭的な作品
血の繋がった姉だからこそできる耳かきを追求した作品です。

お姉さんは愛する弟を甘やかしつつ自分自身も満たされようと
最初から気さくな態度で話しかけ、スキンシップも積極的に取って耳かきします。
そして1回目と2回目でセリフの内容を切り替え癒しと安眠を提供します。

実姉らしさを感じる言葉と行為の数々、音とセリフの両方に気を配った耳かき。
専門店よりも家庭的な物語とサービスに仕上げてます。

「姉さんには申し訳ないけど 今日くらいはお姉ちゃんが弟君独占しちゃってもいいよね」
重さを感じない程度に甘やかしてくるのがすごくいいですね。
上の姉と喧嘩にならないよう2人で共有してご奉仕します。
もしかしたら今後の作品に登場させる予定なのかもしれません。
明るくて爽やかなブラコンキャラという印象を受けました。

耳かきは今年6月に活動を開始されたばかりなことを考えればよくできてると思います。
具体的には耳かき棒の硬さを表現しつつ頭に響かない程度に力を抑える匙加減などです。
綿棒や耳マッサージといった別のサービスが加わるとより充実したものになるでしょう。
あとは1パートで左右両方をお世話してくれるスタイルも聴いてみたいです。

お姉ちゃんに甘やかされるのが好きな人には特におすすめします。

CV:浅見ゆいさん
総時間 46:20

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

雨の日の縁側で~幼馴染と耳かき~

サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、友達以上恋人未満あたりの関係にある幼馴染が
最近疎遠になってる主人公と久しぶりに2人きりでのんびり過ごします。

効果音や環境音の扱いに力を入れた音フェチ系の作りが魅力で
2人がいる場所や行為によって音がリアルに変化し
会話よりもそれらだけが鳴る時間を長く用意して穏やかな気分にしてくれます。
雨がくれた幸せなひと時
幼馴染に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「おまたせー はいっ 傘持ってきたよー」
幼馴染は素朴で可愛い声の女の子。
とある雨の日、主人公に頼まれて傘を持っていくと
雨が弱まるまで近くにある自宅で休ませてあげます。

本作品は別々の学校に通い始めたせいで一緒の時間がめっきり減った男女が
およそ50分に渡る会話や癒しのサービスをしながら仲良く過ごします。
耳かき&添い寝しながらの安眠とやること自体はシンプルなもので統一し
その様子を効果音と環境音を組み合わせてリアルに表現します。

例えば一番最初の「おまたせ。」パートでは2人が出会って傘を開いた途端に
雨音が普通のものからパラパラした少し強いものへと変化します。
そして家の中に入ると一気に収まり、次のパートで縁側に出ると再びクリアなものへ戻ります。

雨音だけで2人がどこで何をしてるかがある程度わかるように作られてるわけです。
また家の中にいる間は雨音に代わって時計の音が鳴り始めます。
全体的にセリフの量を減らし、これらの音だけを楽しみやすくしてあるおかげでとても安らぎます。

「そういえばそっちの学校はどう? 彼女とかいるのかなーって」
幼馴染については他校で好きな子ができたかさり気なく探ったり
昔のことを語りながら今後も同じ関係を維持したいと言うなど
主人公に対してある程度の恋愛感情を抱いてるのが窺えます。

といっても本作品の主役は音ですからそれほど込み入ったことにはなりません。
雰囲気作りのためにそういう要素を多少盛り込んでる程度です。
声と口調がどちらも柔らかくリラックスしてるのがよくわかります。

リアルでしっとりした音の数々と2人の微妙な距離感。
雨の日をのんびり過ごす様子をそのまま音声化した素朴な作品です。
眠気を誘う音に包まれて
幼馴染の家に到着し軽く寛いだ後に始まる最初のサービスは耳かき(約26分)。
氷水に浸したタオルで主人公の顔を拭いてから綿棒と梵天を使い分けて綺麗にします。
そして最後に弱めの風圧で5回程度息を吹きかけます。

耳かき棒は「じりじり ずしゅっ」とやや粗さのある柔らかい音を小刻みに往復させたり大きく撫でるように
梵天は「ぷすぷす しゅるー」という広くてふんわりした音をゆっくり掻き出したり回転させるように動かします。
youtubeで無料の耳かき音声をいくつも公開されてるだけあって音質、動き共にレベルが高く
バックで流れる優しい雨音も相まって聴けば聴くほど眠くなります。

「今度はお耳の中も きゅーって どう? これも落ち着くでしょ」
これらの前にやる顔拭きも音フェチ作品らしい内容。
湿り気を帯びた摩擦音がゆっくり優しく鳴った後、両耳の穴へタオルを軽く突っ込み微かな振動を与えてくれます。
音と感覚が自分の指を穴に入れた時とまったく同じで驚きました。
タオルを氷水に浸して搾る音も入ってたりと細かい部分にまでこだわって作られてます。

「お耳もこんなに大きくなって わかるよー 前はもっと色白でちっちゃかったもん」
最中の会話はよく遊んでいた中学時代までの話題が中心。
以前ほど会えなくなったことをちょっぴり寂しく思う一方で今の時間を大切にします。
耳かきに関する実況を完全に省いてるおかげで会話量が少なめでも淡白な印象は特にしません。
十分に仲がいいから伝えたいことだけ話しあとは黙々とお世話します。

耳かきの後に続くのは添い寝(約16分)。
縁側でやるのはまずいだろうということでひとまず家の中に入り
時計の音に耳を傾けながら2人一緒に安らかな眠りにつきます。

「こうして君といると落ち着くっていうか ちょっと安心するかも」
安眠目的のパートなので会話は最初の数分で済ませ
あとは右手から安らかな寝息だけが流れ続けます。
時計の音、寝息、控えめな雨音が織りなす空間はとても静かで落ち着きました。
何気ない作品
取り立てて特別なことをやらないのが特徴の作品です。

幼馴染はこのところ一緒に遊べずにいる主人公との関係を修復しようと
雨宿りのついでに耳かきや添い寝をしながら色んな事を話します。
そしてその様子を効果音と環境音を組み合わせてリアルにお届けします。

音質だけでなく細かな部分にまでこだわり抜いた音の数々
言葉や行為の端々からほのかに伝わってくる彼女の想い。
くっつきそうでくっつかない男女の日常をありのままに描いて癒しを与えます。

「これからもこういう時間 作れたらなーって えへへ」
彼女が本当に彼と付き合いたがってるのかは私にもわかりません。
でもセリフの中にそれを匂わせる表現がいくつか見られるのも事実です。
音フェチ作品は癒しのパワーが強い一方で温かみがやや薄れてしまうところがあるので
それを彼女のキャラや2人の関係で補ったのだと思います。

サービスは綿棒と梵天をセットで使ってるのが珍しいです。
同じ系統の器具でも音にはっきりとした違いがあってレベルの高さを感じました。
専門的なことをやると違和感が出るからこうしたのかもしれません。
雨音とのバランスも絶妙で安眠のお供に大変役立ちます。

声よりも音を聴くのが好きな人には特におすすめします。

CV:ユキトさん
総時間 49:58

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2018年8月29日まで10%OFFの450円で販売されてます。