サークル「Rの消失」さんの催眠音声作品。
今回紹介する作品は、お兄ちゃんを異性として強く愛してる妹が
催眠を交えたドライ系のエッチで幸せなひと時をプレゼントします。
時間、内容いずれも催眠重視で組み立ててるのが特徴で
エッチの倍以上の時間を割いてリラックス、深化、かかり具合の確認を行い
古典系の技術を行使しながら暗示を小まめに入れて心身に心地いい感覚を与えます。
エッチは脳イキではなく普通のドライオーガズムなのでご注意ください。
催眠を堪能してからドライへ
「ねぇねぇお兄ちゃん 今日はね れなが大大大好きなお兄ちゃんのために さ・い・み・ん・じゅ・つ かけてあげるねー」
れなはやや幼さを感じる可愛い声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を説明すると
主人公に催眠をかけると告げてからどんなイメージを持ってるか尋ねます。
本作品はメスガキっぽさがまったくない可愛くて一途な彼女が
およそ60分間の催眠とエッチで射精とは違う快感を味わわせます。
催眠34分、エッチ14分と前者を重視した構成になっており
一歩ずつ前進する形で催眠の世界に導きます。
タイトルが他のサークルさんの某作品に似てるから胡散臭く感じる人もいるでしょうけど
催眠の品質は結構高くて意識のぼやけ、脱力感、心地よさを強めに実感できます。
また催眠誘導を終えた後にそれを確認するパートがありまして
そこでは体が勝手に動く暗示を丁寧に入れて催眠の効果を教えてくれます。
冒頭に催眠の心構えを説明することも含めて、初心者をそれなりに意識した内容になってます。
「快感の波が来る 全身がぐぐぐぐっと押し上げられていくのがわかる 気持ちいい 全身が気持ちいい」
エッチは「脳イキ」「メスイキ」といった単語が入ってますけど
実際にやるのは全身だったり股間イキで脳はそんなに関係ありません。
女性になりきってドライすることもないですし、通常のドライオーガズムとほぼ一緒です。
絶頂回数を多めに用意しガンガン追い込んでました。
手堅く落とす催眠
座った状態で目を開けたまま、まずは4分くらい深呼吸します。
そして目を閉じた後に全身を下から上へなぞる感じで脱力します。
「吸ってー お腹に入る空気が 吐いてー すごく気持ちいい」
「ほら 足首から力が抜ける 力が抜けるのは気持ちいい」
深呼吸は最初合図だけ、少し経つと暗示を絡めるスタイルに変わり
脱力は足の先、ふくらはぎ、太もも、お尻、腰、お腹、胸と全身を細かいパーツに分け
そのひとつひとつに「力が抜ける」「溶けていく」などの暗示を入れます。
自分の体が液体のようになる感覚も与えるなど、基本に忠実な誘導を心がけてて安定感があります。
Rの消失さんは以前「エチエチメイドの催眠オナニー」という作品を出したことがあるので
催眠に対する理解度はそれなりにあるように見て取れます。
古典催眠における王道の技法を使うため個性はあまり感じませんが
それよりも入りやすさを優先したのでしょう。
脱力の後はカウントを数えながら深化の暗示を入れてスムーズに落とします。
本作品独自の要素が出てくるのは次の「Track_04:非エロ催眠パート(約16分)」。
主人公がしっかり催眠に入ってることを確認するために
体が左右に揺れたり腕が勝手に持ち上がる暗示を入れます。
ちなみにここはオプション扱いで省略されてる短縮版もあります。
「右ー 体が僅かに動く 重心が右へ右へと移動していく」
「今度は右腕が 上へ上へと持ち上がっていく」
ここもどちらへ動くか、どの腕が持ち上がるかを明確に伝えたうえで
実際にそうなるようにじっくり働きかける堅実なリードがされてます。
わざわざ座って聴くのはこれをやりやすくするためでしょうね。
体がゆっくりゆらゆらする感覚がして心地よかったです。
前半は一般的な誘導、後半はさらなる深化と入り具合のチェックをする質の高い催眠です。
聴き手の心と体をふにゃふにゃにすることを目的に
軽い伸びから入って深呼吸、分割弛緩法、カウントによる深化
体が勝手に揺れる暗示、腕浮揚とよく見かける技法を組み合わせて進めます。
座って聴くところがやや人を選ぶかもしれませんが
技術面はどれもしっかりしててかなり入りやすかったです。
短縮版を聴く場合は最初から寝て聴いても大丈夫です。
「聞き取りやすい『萌えロリ』ボイス」についてもキンキンした声じゃなく
普段よりもトーンを下げてゆっくりのんびり語り掛けます。
声と演技にも気を配っててサークルさんが真剣に制作されてるのが伝わってきます。
催眠パートに限って言えば初心者でも普通に楽しめるでしょう。
全身で何度もイクエッチ
プレイは感度強化、キス、カウントによる絶頂です。
エッチな効果音はありません。
セルフはありません。
「私の熱に引き寄せられるように 体がぽかぽか どんどん ぽかぽか 熱くなる」
丁寧な催眠をかけて主人公を2人だけの世界へ案内したれなは
体を密着させて自分の熱や匂いを彼に伝えます。
エッチは一般的なプレイをほとんどやらずに言葉でイかせます。
前半の7分間は絶頂に向けた準備。
体が熱くなる暗示や快感が高まる暗示を入れ、その合間に軽いキスや好き好き連呼をします。
「好き 好き 好き 止まらない 好きって気持ちがとめどなく溢れてくる」
彼女は彼のことが大好きなので、無防備になっても意地悪なことはしません。
引き続き穏やかな声と態度で話しながら自分の気持ちをストレートに伝えます。
幸福感を与えるアプローチもかけますから熱と癒しを両方感じるでしょう。
淫語などのエロ要素は極力使わず技術で盛り上げる催眠重視の内容です。
後半の7分間はお待ちかねの絶頂シーン。
後になるほど総数を減らす形でカウントを何度も数えてその都度イかせます。
「それじゃあ 次からはお兄ちゃんのおちんちんに快感を集中させてあ・げ・る」
私は「マインドイーター」みたいに首から上だけを気持ちよくすると予想してたのですが
実際は1回目と2回目は全身、3回目以降は股間と幅広く責めます。
聴き手を女性になりきらせる要素も特にないですし、脳イキやメスイキとは違うプレイかなぁと。
もう少しテーマ性のある責め方をしてたらより良くなったでしょう。
カウントを数える回数がかなり多いですから
毎回絶頂するよりも1~2回に絞ってタイミングを合わせるほうが上手くいきます。
最後のほうになると追い込み暗示すら入れなくなってて軽く感じました。
最初の4回あたりまでがイキやすいと思います。
このように、前半と後半でやることを変える落差の大きいエッチが繰り広げられてます。
催眠重視の穏やかな作品
れなは大好きなお兄ちゃんとより親密な関係になろうと
彼が好きな催眠をじっくりかけてまずは心地いい感覚で包み込みます。
そしてエッチは2人きりの場所で軽いスキンシップを取ってからカウントと暗示でイかせます。
可愛くて一途な女の子が実の兄にエッチな催眠をかけるシチュ
長めの時間を取ってパートごとに違うことをやる入りやすい催眠
脳イキやメスイキにはあまりこだわらず、準備してからストレートに追い込むエッチ。
エッチよりも催眠に光るものがある作品に仕上がってます。
中でも催眠は総時間の半分程度を割いてるから落ち着いて進めますし
全体の構成、技法の選択、その繋げ方、暗示の入れ方や表現方法、声と演技など
至るところが高水準にまとまっててなかなかレベルが高いです。
体が揺れる暗示や腕浮揚は他の催眠音声だとあまりやらないので個性を感じます。
エッチの内容がテーマからズレてるところは気になりますけど
催眠のほうが遥かに長いので、全体を見れば良い作品と私は考えてます。
催眠特有の心地よさが強めに味わえて満足しました。
それに対してエッチは絶頂回数を減らして1回ずつ丁寧にイかせたほうがより上手くいったと思います。
今の内容でも股間や全身で1~2回くらいはイケるので、別に悪いってわけじゃないです。
絶頂シーンは20回くらい(厳密な回数は多すぎて測定不能)。
淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。
以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
CV:山田じぇみ子さん
総時間 通常版…1:01:55 短縮版…42:59
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点
体験版はこちらにあります
追記
2024年3月5日まで25%OFFの990円で販売されてます。