サークル「妄想研究所」さんの同人音声作品。
今回紹介する作品は、研究所で働いてる優しい女の子が
とあるプログラムのテスターに選ばれた男性とエッチな実験をします。
タイトルにもなってる「テレバーチャルヘッド」を織り交ぜたエッチをするのが特徴で
最初の1時間はその説明やいくつかのトレーニングをして物語の世界へ引き込み
それから手コキ、乳首舐め、フェラを順にやって無理なく射精へ追い込みます。
バイノーラルの弱点を克服する視聴方法
「はじめまして 音響心理学研究室 アシスタントのしぃなです」
しぃなは丁寧語で話す甘くて可愛い声の女の子。
大勢の観衆の前で自己紹介すると
バイノーラル音声作品を楽しんでるか尋ねます。
本作品は色んなプログラムに取り組む研究所で働いてる彼女が
厳正な審査の結果選ばれた彼におよそ160分間の独特なサービスをします。
最初の1時間はテレバーチャルヘッドの説明やそのトレーニングを行い
準備が整った後で彼女が直接責めながらその効果を実感してもらいます。
「テレバーチャルヘッドとは 簡単に言えば バイノーラル音声を 頭を動かしながら聴く 視聴方法のことを言います」
テレバーチャルヘッドという単語を知らない人が多いと思うので説明すると
座ったり寝たまま動かずに聴く通常の音声とは違い
彼女の指示に従って顔を動かしながら聴くことを想定してます。
といっても常に動かすわけじゃなく、彼女の合図が出たらその方向に顔を向けて
次の指示が出るまでその位置を維持する形になります(平均で3~5分間隔)。
バイノーラル録音は左右の聴き分けが簡単だけど前後は難しいという弱点を抱えてるので
それを克服するためにサークルさんが考えた結果この要素を取り入れたのでしょう。
これによって何が変わるかを具体的に言うと
例えば彼女が右を向く指示を出した時は中央にあった声が左側へ移動します。
また上下に動かす時はそれに合わせて音がこもったりクリアになります。
彼女がフェラしてる最中は正面よりも下を向いてるほうが音は聞こえやすいですからね。
聴き手が顔をどこに向けてるかによって音の質感や位置を変える凝った演出がされてます。
冒頭の「1.1 プロモーション音声」は色んな専門用語を交えて話す小難しい内容なので
その次の「2.1 はじめましてのご挨拶」から真面目に取り組めば大丈夫です。
しぃなの存在をより鮮明に感じられるエッチ
プレイはキス、手コキ、乳首舐め、亀頭責め、フェラです。
手コキ、亀頭責めの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
「じゃあじゃあ ズボン脱ぎましょっかー」
60分ほどの説明&トレーニングでテレバーチャルヘッドのやり方を習得してもらった後
しぃなは主人公のズボンとパンツを脱がしておちんちんに手を伸ばします。
エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「3.1 イキ我慢キス手コキで実践タイム!(約22分)」はトレーニングをした直後のお話。
ローションをまぶした手でおちんちんをしごきながら、時折キスもしてゆっくり射精へ追い込みます。
ちなみにどのパートもまず彼にヘッドホンやアイマスクを着けてもらい
彼女がマイク越しに語り掛けながら性感帯を実際に責めるスタイルを取ります。
ヘッドホンなしだとバイノーラル録音になりませんからね。
アイマスクも視界を遮断して声や音に集中しやすくするために着けるのでしょう。
「息とか 声とか 多少漏れちゃっても大丈夫ですよ」
このプログラムを誰かへ試すのは今回が初めてらしく
彼女は嬉しそうな表情でおちんちんを責めたり甘いキスをします。
気持ちよかったら声を出してもいいと言いますし
研究のためにやってるエッチでも事務的感はまったくないです。
プレイ中の会話量が多い関係でキスシーンは少なめになってました。
テレバーチャルヘッドについてはエッチ開始直後に下を向く指示を出し
その後も右、正面、左へ動かすシーンを設けてプレイの臨場感を上げます。
ちゅぱ音だけじゃなく手コキ音の位置も多少移動するのが面白いなと。
終盤にはぐちゅぐちゅと泡立った音を鳴らしててなかなかエロいです。
続く2パート53分間は後日のお話。
「4.2 乳首舐めを生々しく感じる実践タイム!(約21分)」は乳首舐めと手コキ
「5.2 フェラがきちんと股から聞こえる実践タイム!(約32分)」はフェラで1回ずつ射精します。
「ちゃんと舐めて欲しい? いいよ …あ いいですよ」
前回の研究が上手くいって相当に喜んでるのでしょう。
今まではずっと丁寧語だったのが、砕けた口調が混じるようになって親密度が上がったのがわかります。
乳首舐めもほぼ時間いっぱい舐め続けるようになるので
時々キスを挟んでた前回よりも純粋なエロさが上がってます。
しぃな「じゃあ私は早速 あむっ」
アリス「あ、舐め始めた ほら 音に注目してみて?」
それを実現させるのに役立ってるのがAI『アリス』の存在。
4.2パートは10分後、5.2パートは8分後に登場して主に実況を担当します。
テレバーチャルヘッドももちろん組み込んでますけど
アリスがプレイの様子を小まめに教えてくれるからそれだけで十分イメージできます。
どちらかと言えば5.2パートのほうがエロく感じました。
前半は裏筋舐めや亀頭しゃぶり、後半は咥え込んでのフェラをじっくりやります。
舐め、吸い、すすり、バキューム、ピストンなどちゅぱ音の種類も多く
射精シーンが近づくほど激しくて下品な音を鳴らしてくれます。
ここだけはアイマスクを着けないで責めてる様子を彼に見せつけるなど
彼に対する好意や信頼を多少込めてお世話する甘めのプレイになってます。
このように、テレバーチャルヘッドを取り入れてちゅぱ音重視のプレイをする独特なエッチが繰り広げられてます。
変わった切り口の作品
しぃなはテレバーチャルヘッドの素晴らしさを主人公に教えようと
事前に長めの説明やトレーニングをしてから3つの手段で気持ちよくします。
そしてこれらの中で頭を動かす指示を出したり、途中からアリスを加えて臨場感を増します。
可愛くて研究熱心な女の子が、テスターに選ばれた男性とエッチなプログラムをするシチュ
テレバーチャルヘッドのやり方を丁寧に教えてからエッチに進むテーマ性の強い作り
キス、乳首舐め、フェラと口を使うプレイを多く盛り込んだ音重視のエッチ。
他のサークルさんではまず見かけない題材へ果敢に挑戦してます。
中でも2番目は本作品の売りなだけあってみっちり教えてくれます。
エッチでもしつこくないレベルで取り入れてますし
同人音声の常識を破るインパクトの強い作品に仕上がってます。
しかし、キャラやシチュをものすごく作り込む普段の妄想研究所さんとは違い
そのへんが軽めになってるのは気になりました。
しぃなは友達や恋人ではなく研究者を維持しますし
シチュも研究を成功させるためにエッチするという割と淡白な内容です。
試み自体は面白いし私も応援したいと思ってるのですが
サークルさんが元々持ってる強みを捨ててまでやることかと言われれば首を捻ります。
10周年の節目を飾る作品なら尚更です。
強みを維持したまま新要素を加える方針で制作されてたら随分違ったのではないかなと。
エッチはテレバーチャルヘッドを脇役あたりに位置付けてゆっくりじっくり責めます。
言葉責めはほとんどやらずに音で興奮させるところはテーマに合ってて良いです。
乳首舐めは音だけだとわかりにくいからアリスを実況役に据えてそれを解消してます。
射精シーンは3回。
ちゅぱ音多め、くちゅ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。
以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
おまけは3つの音声です。
CV:みもりあいのさん
総時間 3:11:32(本編…2:44:17 おまけ…27:15)
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点
体験版はこちらにあります
FANZAの体験版はこちら
追記
DLsite、FANZAどちらも2023年7月7日まで10%OFFの1386円で販売されてます。