同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

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ヒプノタイマー

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品(男女両用)。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第32回目は穏やかでちょっぴりSっ気もあるお姉さんが
様々な時計を使って興奮させたりドライオーガズムへ導きます。

一般的なエロ要素を一切使わず時計の音だけで快感をコントロールするのが特徴で
乳首が気持ちよくなる音、興奮する音、性器がムズムズする音などそれぞれに異なる役割を持たせ
最初は個別に、しばらくすると複数同時に鳴らして強い刺激を与えます。
魔法の時計で気持ちいいひと時を
お姉さんに催眠をかけられ時計の音でイかされるお話。

「こんばんは そろそろ寝る時間かな?」
お姉さんは穏やかで透き通った声の女性。
ある日の夜、主人公の前に現れ今の状況を確認すると
彼の胸に手を置いて気持ちいい催眠の世界へと招待します。

本作品は様々な時計の音で快感を操り絶頂へ追い込むことを目的に
彼女が40分をほぼ半々に分けて催眠誘導やテーマに沿ったエッチをします。
所謂「音モノ」と呼ばれる作品のひとつなのですが、サークルさんがかなり思い切ったことをされてまして
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声といった直接的なエロ要素を完全に取り除いたエッチを行います。

18禁にあたる描写は催眠の最後のほうに痴漢っぽい描写があるだけです。
性器の描写も「アソコ」とぼかしてありますし、催眠にかかってない状態で聴いたらほとんど興奮しないほどソフトです。

「時を刻むごとに あなたの体はビクビクと反応し 興奮するの」
じゃあどうやって聴き手をイカせるのか。
その鍵はタイトルにもなってる時計の音にあります。
エッチシーンで彼女は合計8種類もの効果音を用意し
それぞれに異なる暗示を入れて少しずつ確実に心と体の熱を上げていきます。

ストップウォッチの音、歯車が回転するような音、柱時計の音、電子音など
現実世界に存在する時計にまつわる音が使われてます。
最初のうちはピンと来ないでしょうが、十分な深さの催眠状態に入っていれば
聴き続けるうちに体が妙に熱いとか、特定の部位がムズムズするといった変化が出てくるでしょう。

催眠はおよそ19分間。
座るか横になった状態で彼女の手が胸に置かれてるのをイメージし
そのままゆっくり深呼吸したり全身を上から下に向けて脱力します。

「気持ちいいね ぼーっとして 何をするわけでもなく ただここに存在する 何も考えない 何をするのもめんどくさい」
本作品のエッチは癖が強いので催眠にちゃんと入れてるかどうかが非常に重要です。
だから彼女は無理に時計の音を鳴らさず、まずは手堅い技法を駆使して意識の力を確実に弱めます。
お姉さん役を務める紅月ことねさんの演技も優れており、比較的早い段階からぼんやりした心地いい感覚が湧いてきます。

「意識もさーっと 崩れ去る 落ちる 落ちる 暗闇に落ちていく」
「ずーんと沈む 勢いよく すごい速度で落ちていく でもそれが気持ちいい」

続く深化はまず砂のお城に触るイメージを通じてゆっくり落とし
それから彼らのいる世界全体が崩れ落ちるイメージに切り替える緩急をつけたものです。
数多くの名作を制作されてるサークルさんなだけあって催眠のレベルはものすごく高いです。

主役の時計音が登場するのは催眠開始からおよそ15分後。
「チキチキ」というストップウォッチっぽい音を鳴らしつつ、電車の中にいる女性たちに悪戯するよう呼びかけます。

「その学生のスカートからのぞく足 さらさらとした髪のOLのうなじ お尻 それを眺めているだけでムラムラしてくる」
彼女が使う時計には魔法がかけられており、音が鳴ってる間は時間の流れがとても緩やかになるそうです。
それを利用して女性たちの無防備な体を弄ぶチャンスを与えます。
性的興奮を促すイメージを用いてるのでエッチの序盤とも受け取れる内容ですね。
時計の音もリズミカルで心地よく、催眠状態をより安定させるのに役立ってます。

十分にリラックスさせてからサクッと落とす洗練された催眠です。
聴き手の心と体を時計の音で反応できるようにする環境づくりを目的に
深呼吸から入ってイメージを交えた脱力と深化、さらに時計の音とイメージを組み合わせた感覚支配と
シーンごとに明確な目標を掲げてどれも手際よく誘導します。

それほど長い時間をかけてないのにとても深いところまで入れて驚きました。
中盤の深化が特に優れていて体の重さや意識のぼやけが一気に強くなります。
テーマの時計を深化後に初めて鳴らすのも慎重に進めたかったからでしょう。
エッチは中上級者向けですが催眠は初心者向けと言っていいくらい大衆性が高いです。
時計の音に蹂躙される快感
エッチシーンは19分間。
プレイは時計音責めのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「悪いことに使ったあなたには お仕置きが必要」
時間が動き出したので電車内から催眠の世界へ主人公を引き戻すと
お姉さんは本気で痴漢をしようとした彼に変わった手段で罰を与えます。

エッチは彼女との接触を一切せずに音だけで気持ちよくなります。
前半の11分は絶頂に向けての準備や練習を見据えたプレイ。
「カチカチ」という乾いた音は体を感じさせる、「カッ カッ」という力強い機械音は興奮させるなど
効果音ごとに異なる役割を持たせ、個別に鳴らしながら暗示を小まめに入れて感覚を伝えます。

「あなたの感情をコントロールする部分 そこにグサッ グサッて刺激し この音が入ってきて 興奮の波が自分の意識と関係なく溢れる」
どれも時計の音なのでエロさはまったくありません。
しかしこれらを聴いてるとなぜか体がほのかに火照るとか
特定の部位がムズムズするといったエッチの序盤でよくある感覚が湧いてきます。
彼女が色っぽく振る舞うことも特にありませんし、完全に催眠の技術だけで快感をコントロールします。

続く後半はこれらの音を二重三重に鳴らして刺激を強めます。
先ほど説明した音に加えて「ウィィィン」という携帯のバイブレーションっぽい音
振り子時計の音、電流が流れるような音、「ピッピッ」という電子音、振動音と種類を一気に増やし
それらの鳴らし方を目まぐるしく変える寸止めっぽい責めを繰り出します。

「音とともに大きな刺激が押し寄せる のけぞってしまうような快感が 機械的に襲ってくる」
前半よりも音の割合や密度が一気に上がるおかげで音に責められてる気分が強く味わえます。
ドライまで持っていくには多少の慣れが要るものの
催眠やドライ慣れしてる人ならその直前くらいまではいけると思います。
珍しいタイプの作品なので繰り返し聴くことで徐々に効果が表れます。

このように、音と言葉を組み合わせて追い込むテーマ性の強いエッチが繰り広げられてます。
音に支配される作品
発売から8年近く経った今でも異彩を放つドライ作品です。

お姉さんは主人公に普段とは違うタイプの快感を味わってもらおうと
催眠はテーマとあまり絡めずスムーズに進め、その代わりエッチで奇抜なプレイを提供します。
そしてその決め手として多種多様な音を状況に応じて変化させながら鳴らします。

フェラやSEXといった一般的なプレイどころかエロ要素すら使わない思い切った作り
それに向けて手堅くしっかり落とす高品質な催眠、音に暗示を込めて徐々に感覚を伝える独特なエッチ。
難しいテーマを上手く料理して強烈な個性を放つ完成度の高いサービスに仕上げてます。

サークルさんご自身が「いろいろとカオスな作品」とおっしゃられてるように
100%楽しむにはそれなりの経験や素養が求められます。
おそらく催眠音声初心者が聴いても十分に気持ちよくなれる可能性はそれほど高くありません。
でも条件をクリアしてれば強烈にキマるパワーを持ってます。

特にエッチの後半は音に心と体を犯される不思議なひと時が味わえます。
ひたすら鳴らし続けるのではなく、音の強弱や鳴らす/鳴らさない時間を設けることで
自分がこれらに支配されてることを実感しやすくしています。
結構うるさくなるシーンもありますから普段より音量をやや下げて聴いたほうがいいでしょう。

絶頂シーンは1回。
効果音それなり、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声はありません。

以上のことから前回と同じ点数にさせていただきました。

CV:男性向け…紅月ことねさん 女性向け…夜櫻さん
総時間 男性向け…41:59 女性向け…38:21

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

催眠音声-偽執事

サークル「帽子屋」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、主人公に密かな好意を抱いている礼儀正しい執事が
疲れた彼女の体を気持ちよくしながら自分の想いを打ち明けます。

長い時間を取って入念にマッサージをする導入部分
彼に抱かれて移動するシーンに暗示を絡めた深化など
作品の世界に催眠の技術を上手に織り交ぜ自然なリラックスを与えてくれます。

またシナリオを担当されたnitさんを初め、
総勢6名の声優さんのバージョンが同梱されているのも魅力です。
声質や演技など皆さんのお好みに合わせて選ぶとより楽しめるでしょう。
今回はヨハン・タチバナさんのバージョンでのレビューをお送りします。
執事としての最後のおもてなし
執事にマッサージをしながら催眠をかけられエッチするお話。

「失礼します お嬢様 少々よろしいでしょうか?」
執事は礼儀正しい端正な声のお兄さん。
晩餐会へ参加した次の日、主人公の部屋に訪れ昨日のことを褒めると
彼女へのご褒美にマッサージをしてあげます。

本作品はサークルさんが同じタイミングで販売された「催眠音声-偽彼氏」の続編にあたり
前作で恋人同士になる練習をした2人が、その後どういう関係に落ち着いたかが綴られています。

単品でも聴ける作りになっていますが前作の内容に触れる部分も若干あるため
基本的には前作→今作の順に聴くことをおすすめします。
サークルさんもその事情を踏まえて2作品をセットにしたバージョンを販売されています。
登場人物が同じなだけで催眠やエッチの内容は大きく異なります。

催眠は2パート25分ほど。
まずは疲れた彼女の体を癒すために彼が右腕をマッサージします。

「右手は主に 思考を司る左脳と繋がっていますから 右手を解すということは 意識を解すということ」
「右手が解れれば解れるほど お嬢様の意識もぼんやりと していきますよ」

実際のマッサージ音に近い水分控えめな効果音をゆっくり鳴らしながら
彼は右手の指の一本一本から肩に至るまでを11分もの時間をかけて丁寧に揉み解します。
そして同時に彼の揉んだ部分が温かくなったり力が抜ける暗示を軽めに入れます。

一般的な癒し系作品で行われるマッサージにかなり近い作りになっているおかげで
催眠抜きでも心がスッキリするとか、ホッとするものを感じます。
彼のセリフに合わせて効果音を鳴らしているところもリアルでいいですね。
合間に入る温感操作の暗示により右腕がぽかぽかするのを実感できます。
特に右腕が終わった直後は左腕との温度の違いがわかりやすいと思います。

「胸は…まだやめておきましょう」
お次は左腕、足、太もも、脇腹など大事な部分を敢えて避ける形でマッサージを続けます。
こちらは全部合わせて7分程度と右腕に比べてかなり簡略化されています。
他の部位まで入念にやると途中で寝てしまう、あるいは飽きる可能性を考慮したのだと思います。

右腕に生まれた熱を他の部分に広げていく感じで聴くといいでしょう。
暗示もしっかり入れてくれますし、適宜カウントと追い込み暗示を使って感覚を伝えてくれます。
私の場合は直後はそれほどでもなかったのですが
聴き進めていくうちにだんだんと全身がぽかぽかしてくる感じがしました。

「ゆらゆら揺れる 心も体も揺れ動く 階段を下りれば下りるほど お嬢様の意識は 深いところへと沈んでいく」
そして最後は今いる部屋だとエッチの時に声を出せないので
それができる彼の部屋へと挿し絵のように抱かれながら移動します。
廊下を歩いて階段を下りる様子に「体が揺れる」「沈む」といった深化に有効な暗示を盛り込み
それを繰り返す形で段階的に催眠状態を深めてくれます。

20分近く行ったマッサージの効果で十分に暗示を受け入れやすい状態になってますから
頭のぼやけがさらに強くなるとか、体が急に重くなる感覚がする人が普通にいるでしょうね。
セリフの表現がストーリーに沿っていて違和感なく催眠に入ることができます。

テーマのマッサージに催眠の技術を絡めたシンプルで効果的な催眠です。
聴き手にリラックスと体の火照りを感じてもらうことを目的に
マッサージの効果音を鳴らしてどこをどのように揉んでいるかを説明しながら
そのたびに「体が温かくなる」「気持ちいい」などの暗示を入れて徐々にそうなるよう導きます。
そして最後に別のイメージを使って落ちる感覚を伝えています。

この作品の面白いところは暗示の匙加減にあると私は考えています。
序盤の右腕をマッサージするシーンでは効果音をしっかり聴かせて純粋な癒しを与え
その後からは催眠に関連するキーワードの量をだんだんと増やしています。

作品の内容に合わせて技術を的確に行使しているところに最も感銘を受けました。
良い意味で催眠っぽさが薄れているから堅苦しさを感じることなく楽しめるでしょう。

まとめると、作品のテーマに対する親和性が高いハイレベルな催眠です。
ちょっぴり意地悪なシチュで感度アップ
エッチシーンは2パート14分30秒間。
プレイは羽ペン責め、キス、手マン、SEX(正常位)です。

手マン、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフはありません。

「ご褒美の前に少しだけ その分のお仕置きをさせていただきますね」
執事に抱かれながら無事彼の部屋にたどり着くと
晩餐会で彼女の表情がやや硬かったことへのお仕置きとして
彼がその場にあった羽ペンを使って彼女の体を撫で始めます。

最初の「性感強化-羽根ペンと媚薬」パートは本番に向けての下準備的なプレイ。
羽ペンで肘、二の腕、肩、喉や顎を撫でてから
乳首やクリトリスといった敏感な部分を集中的に責め始めます。

「羽が通った後に くすぐったさと熱さが残り くすぐったさが消えると ジンジンとした熱さだけが残る」
ここでも先ほどのマッサージと同じく体に熱を感じさせる暗示が数多く登場し
催眠に入っていれば彼に言われた部分がカーッと熱を帯びるのを感じるかもしれません。
特にクリトリスは皮を剥いて媚薬効果つきのオイルを優しく塗ってから
短めのカウントを何度も何度も刻んで段階的に感度を強化してくれます。

「お嬢様 お嬢様 幸せです このままひとつに溶けて 混ざり合ってしまいたいくらいです」
そうやってすべての準備が整った後、いよいよ彼とひとつになります。
SEX自体の時間は3分程度と非常に短いのですが
熱っぽい声や荒い吐息を漏らす普段とはまるで違う彼の気持ちよさそうな姿や
ストレートな愛の言葉がプレイの雰囲気を盛り上げています。

このように、主従よりは恋人同士に近いちょっぴり意地悪なエッチが繰り広げられています。
心地いい気分に浸れる作品
時間配分と内容から癒しや催眠特有の感覚をより味わいやすい作品です。

献身的だけどちょっぴり嗜虐的なところもある執事が
マッサージを絡めた催眠とやや羞恥を感じるエッチで主人公を労います。
エッチよりも催眠により多くの時間を割いていること
本番前の感度強化に力を入れていることなど
催眠に入り、声で心を操作される快感を楽しんでもらいたいとするサークルさんの意図が窺えます。

暗示の種類がマッサージによる温かさ、彼に抱かれる温もり
敏感な部分をいじられて体が火照る、といった「熱」に関するものが非常に多く
物語を聴いていくうちになぜか妙に体が熱いとか、疼くといった感覚を抱く人がいると思われます。

催眠の技術も執事の性格に適したセリフの表現を常に心がけ
イメージを崩さないように気をつけながら正しく用いています。
私がそれなりの深さにまで入れたくらいですから
女性の皆さんならより深く、より心地いい感覚が得られるのではないでしょうか。
淫語とくちゅ音そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

前作に引き続き個性と完成度の両方において優れたものを持っている作品です。
おまけは執事と主人公の父親のやり取りです。

CV:nitさん zeroさん あ、きのこさん ダカットさん 夜櫻さん ヨハン・タチバナさん
総時間 本編…53:47 おまけ…3:17(いずれも声優さんによって多少前後します)


体験版はこちらにあります

追記
もうひとつのシリーズ作品「偽彼氏」とのセットも販売されています。
個別に買うより300円お得です。
催眠音声-偽彼氏/偽執事セット

催眠ゲーム ~術師の挑戦~

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第2回目に紹介するこちらの作品は、優しいけどちょっぴり意地悪なところもあるお姉さんと
催眠に関する一風変わったゲームを楽しみます。

「力を抜かないで」「催眠に入らないで」など
一般的な催眠音声とは逆のことを言いながら物語を進めているのが特徴で
彼女は明らかに催眠から遠ざけるようなことを言っているのに
聴けば聴くほどなぜか催眠に入ってしまう不思議な体験が味わえます。
催眠に入らないように頑張れば頑張るほど…
お姉さんの言葉を聴きながら催眠に入らないよう頑張るお話。

「こんばんは 催眠音声が始まるよ」
お姉さんは甘く穏やかな声の女性。
自己紹介など前置きにあたる部分はすべて省略し
今回行う変わったゲームのルールを早速説明し始めます。

本作品は「催眠ゲーム」の名の通り、彼女ととあるゲームをする形で催眠を楽しみます。
一応言っておきますと催眠を題材としたゲームではなく音声作品です。
ゲームのルールは至ってシンプル。
彼女のお話を聴き続け、催眠に入ったり絶頂しなければ勝ちです。

「催眠って 力が抜けているほうがかかりやすいよね? だから 力を抜かないように意識しないといけないね」
そして彼女は彼ができるだけ頑張れるようにと
ほぼ全編を通じて催眠にかからないよう注意するセリフを何度も投げかけてきます。
催眠音声といえば聴き手を催眠状態に誘導するのが当たり前ですから
彼女のこれらのセリフに驚いたり戸惑ったりする人がきっといるでしょう。

でも心配はいりません。
以前催眠に入ったことのある人ならば彼女の言葉を聴いているうちにかなりの確率で催眠に入れます。
詳しい内容は追々説明していきますが、ここが本作品の非常に面白いところです。
正直なところ、人間である限りこのゲームに勝つのは相当に困難です。
ですから意地を張って無理に耐えるようなことはせず、流れに任せる感じで聴いてみてください。

催眠はおよそ17分間。
最初は彼女に言われたとおりに体の力を抜いたり深呼吸しないよう頑張ります。

「今まで私の声で催眠にかかったことがあるかな? その時のこと 思い出さないようにしないとね」
「ほら 呼吸に意識を向けて あんまり大きく吸ったり 大きく吐いたりしたら 催眠に入りやすいから 気をつけないとね?」

「催眠のことを思い出したらダメだよ」「深呼吸しすぎると催眠に入っちゃうよ?」
彼女の言っていることは確かに催眠から遠ざけようとしているように見て取れます。
しかし意に反して妙にリラックスするとか、意識がぼやけてくるのを感じるでしょう。

これこそが本作品の要とも言える要素です。
「人間の脳は否定形を処理できない」性質を利用し
遠まわしにそれらに注意を向け、イメージするよう促しているのです。


日常生活で家族や友人に「~を見ちゃダメだよ」と言われた時に
それがなんとなく気になったことはないでしょうか?
それは反射的に自分が対象を見ている様子をイメージしてしまっているからです。

本作品に当てはめると、彼女の「力を抜かないでね」は脱力の暗示とほぼ同意です。
そうやって彼女は聴き手に気づかれないように着々と催眠に入れる環境を整えていきます。
一見すると無茶苦茶なんだけど、やってることは極めて合理的なんです。

適度にリラックスさせた後は催眠により深く入るための深化です。
彼女は先ほどと同じく「~しないで」という言い回しを維持しながら
催眠に深く入っていくときや入った後の心地よい感覚を呼び起こそうとします。

「その頭の中の催眠の記憶を辿ると 気持ちよかったこと 幸せだったこと そのことを思い出してしまうかもしれないし 既にもう感じているかも…しれないね」
「深く入る そんなことにならないように…0 0 0」

ここでも彼女は「~かもしれないね」と語尾を上手にぼかし
これが暗示であることを徹底的に隠しながら進めています。
ですが終盤に登場するカウントダウンに合わせて頭が妙に重くなるのを感じるでしょう。
無意識に眠っている「0になると催眠が深まる」という情報を上手に活性化させているからです。

催眠に入らないよう呼びかけながら催眠に誘導している極めて個性的な催眠です。
お姉さんの暗示を受け入れやすい深い催眠状態に誘導することを目的に
彼女は最初から「催眠に入らないよう気をつけてね」と聴き手を励ますセリフを投げかけながら
実は聴き手がしっかりと催眠に入れるようにお話を進めています。

「運動支配なんてかからなくても 疲れるだけで 催眠に入りやすくなるかも…しれないからね」
腕を曲げるときは 力瘤を作るときの 上腕二頭筋という筋肉を引っ張り 二の腕の部分 上腕三頭筋を 緩める

そして催眠をより確実に成功させるために現代催眠の技術を駆使しています。
催眠に入ったときの感覚を連想させるセリフを投げかけて無意識から呼び起こす「喚起」
「~かもしれない」「~することでもできる」といった「許容暗示」
筋肉の動きを説明しながら「腕を曲げる」「緩める」と運動支配の暗示を入れる「散りばめ」などが挙げられます。

おそらく私の気づいてない部分でもっと高度なテクニックが使われているのでしょう。
テーマだけでなく技術面でもずば抜けたものを持っています。

私個人はお姉さん役に誠樹ふぁんさんを起用されたのも狙ってのことだと考えています。
彼女は有料・無料問わず数多くの催眠音声に出演されていますから
その声を聴いて催眠に入ったことのある人が多いだろうと見込んだのではないかなと。
考えればキリがないほど奥の深さを感じます。

まとめると、既存の作品ではまずお目にかかれない奇抜さと極めて高い完成度を併せ持つ催眠です。
エッチなことを考えちゃダメ
エッチシーンは12分ほど。
プレイはオナニーのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「もうちょっとだけ 頑張ってみようよ もう一勝負 してみましょ?」
逆転の発想に基づいた暗示の数々で主人公の心を幸せな気分で満たしたお姉さんは
追加のゲームをする形で今度は体の欲求を満たしてあげることにします。

エッチは予めおちんちんに手を添えるように言われ
竿をしごいたりはせずに彼女のお話に耳を傾けます。
ここでのルールも「射精したら負け」と至ってシンプル。
もちろん彼女は勝つつもりですから、言葉を使ってこちらの興奮を上手に煽ってきます。

「女の子の体の柔らかさや 胸の膨らみ そういうことは 想像しちゃダメ」
「意識を頑張って そらして あそこをおっきくしないように 注意しないと そのあそこを フェラされたり…ちゅぷっ」

女性の魅力を感じる部分を意図的に色っぽい声で言ったり
キスやフェラのイメージをさせながらエッチなちゅぱ音を鳴らすなど
ここでも聴き手が心の中に持っている性的快感の情報を引き出す形でプレイを進めます。

吐息やちゅぱ音がかなりエロいので、おちんちんをしごきたくなる人が結構いるでしょうね。
だけどゲームのルール上しごいて射精したら負けになってしまいます。
この両者の板ばさみによるもどかしい気分がフィニッシュの射精感をより高めてくれます。
ちょっと変わったスタイルの焦らしプレイが楽しめます。

このように、イメージを提示して聴き手を射精したい気分へと誘導するエッチが繰り広げられています。
至るところが凝っている作品
一般的な催眠音声とは真逆の方向から催眠やエッチを組み立てている奇抜な作品です。

お姉さんはゲーム開始から射精の瞬間まで
主人公に催眠に入らないでね、射精しないでねと注意を呼びかけ続けます。
すべての要素が催眠音声では有り得ないことばかりなので
「これで本当に催眠に入れるのだろうか?」と疑問に思う人がきっといるでしょう。

ですが実はゲームのルールから彼女のセリフ一つ一つに至るまでが
「聴き手を催眠状態に誘導し、射精させよう」という明確な意思や意図を持っており
そのためにあらゆる技術を極めて高いレベルで行使しています。

私も2年以上前に聴いたことがあるのでどんな展開かは覚えていたのですが
改めて聴いてみると「なんて素晴らしい作品なんだろう!」と感動しっぱなしでした。
催眠音声においてトップクラスの実力を持つエロトランスさんだからこそ形にできた作品です。

「うん いい子だね 私がぎゅーって抱きしめてあげる」
何より素晴らしいのがゲームを終えた後の彼女の態度です。
30分近くも主人公の脳に負担をかけさせたことへのお詫びとして
しっかり抱きしめ、甘やかしながら優しい言葉をかけてあげます。

内容が内容だけに真剣にやるほどこのゲームは主に精神が疲れます。
だからこそ最後はしっかりと安らぎを与えて元の世界に送り出しています。
聴き手に楽しんでもらうことを第一に考えた気配りの数々も本作品の魅力の一つと言えます。

エッチは具体的なプレイをするのではなく
彼女が提示したエロい要素をイメージして興奮を高めます。
雰囲気をエロくしてくれてるので抜くこと自体はそんなに難しくないです。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

レビューを締めくくる前にひとつだけ注意点があります。
できれば他の催眠音声を最低でも10本以上聴いてから本作品に挑戦してみてください。
これは彼女の暗示が催眠の感覚を呼び起こす、つまり催眠に入ったことがあるのを前提としているからです。
催眠を味わったことがない人ではいまいちピンとこないでしょうから
多少経験を積んでから聴くことを強くおすすめします。

ゲームの進め方、使われている技術など様々な部分が凝りに凝っている名作です。
このクオリティなら30分1000円でも大いに頷けます。
以上を踏まえて前回レビューした際は9点だったのですが、1点プラスし満点とさせていただきました。
男性声もありますので女性の方も是非お試しください。

CV:男性向け…誠樹ふぁんさん 女性向け…夜櫻さん
総時間 男性向け…34:36 女性向け…32:15

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

催眠音声-偽彼氏

サークル「帽子屋」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、主に対して礼儀正しくあり続ける紳士的な執事が
男性に慣れる訓練として催眠を交えたエッチなご奉仕をします。

彼が手に持っているベルや部屋にある時計の音を使った珍しい催眠が行われており
初心者を強く意識した丁寧なアプローチも手伝って
催眠に入りにくく感じている人ほど普段とは違う感覚が味わいやすくなっています。

同じシナリオを6人もの声優さんが別々に読まれているのもポイント。
声質や演技の好みで選んだり、他の声優さんと聴き比べるなんて楽しみ方もできます
今回はヨハン・タチバナさんのバージョンでのレビューをお送りします。
本物のフィアンセになりきるために
執事に音を使った催眠をかけられてからエッチなことをするお話。

「失礼します 何か御用でしょうか?」
執事は礼儀正しい端正な声のお兄さん。
主人公から近々催される晩餐会に関する質問を受けると
他の男たちから彼女を守るために自分がフィアンセ役として同行することを告げます。

本作品は晩餐会で2人が本当の婚約者として振舞えるように
彼が催眠をかけながら男性に見られたり触れられることへの抵抗心を解いていきます。
タイトルの「偽彼氏」は彼が仮の恋人になってくれることから名づけられたのでしょう。

「申し訳ございません 少々長く(息を)止めすぎてしまいました お嬢様の我慢するお顔が可愛くて つい 意地悪をしてしまいました」
そんなわけで彼は基本的には執事らしくややへりくだった態度で接してくれます。
ですがところどころで男性として女性を気遣う優しさが見え隠れしており
終盤あたりにさしかかると恋人同士に近い雰囲気になるシーンもあります。
この微妙な距離感の取り具合が個人的には面白く感じます。

「周りが見えなくなるくらいに 何かに集中することや 眠くてボーっとしてしまうこと ありますよね? まったく別物に感じるかもしれませんが どちらもトランス状態なのですよ」
全体を通じて挙げられる特徴は初心者に配慮したセリフやアプローチが多いこと。
事前に催眠は人間なら誰しも日常的に体験していることを教えたり
心身のリラックスに十分な時間を取り入念に行ってくれています。

適度に現在の感覚を確認しながらゆっくりと進めてくれますから
催眠音声を聴き始めたばかりの方でも取り組みやすいと感じるでしょう。
催眠・エッチいずれも作りが丁寧な印象を受けました。

催眠は3パート27分間。
ベッドに仰向けに横になって目を瞑り、少しの間深呼吸をしてから
彼に言われた部位の力を入れたり意識したりして体を脱力します。

「じわーっと筋肉が緩んで 力の抜ける感じがしますよね? その感覚を 次は腕で感じてみましょう」
「お嬢様が今感じている重さは 力が抜け切った 腕の重さです 力が抜けて楽になった 腕の重さです」

序盤は顔や手に力を入れてから抜く漸進的弛緩法
それ以降の肩、首、背中、下半身は分割弛緩法とスタイルを微妙に切り替えながら
彼はところどころで現在の感覚を確認し、それを他の部位に伝えるよう誘導します。

部位ごとに仕切りなおして脱力するよりも
こういう風に現在ある感覚を伝えていくほうがやりやすいのではないでしょうか。
最中に入れられる暗示も表現・演技共にレベルが高く
後になるほど結構な脱力感や無気力感を感じることができます。

十分にリラックスできた後に登場する深化パートはとってもユニーク。
ここでは「ちりりん」という爽やかなベルの音と
「カチ カチ」「ボーン」という柱時計の音を上手に組み合わせ

さらなるリラックスをさせながら催眠の世界に導いてくれます。

「この(ベル)音がすると 安心しますよね 私が来て 何でも 解決するんですから」
「この(時計)音が小さくなっていくと お嬢様の意識も だんだん うすーくなっていきます」

もちろんただ意味も無くそれらを鳴らすわけではありません。
執事はそれぞれの音に安心感や意識がぼやける暗示をしっかりと入れ
それから音と暗示を交互に入れながら少しずつ慣らしていきます。

時計の音などはリズミカルですから結構な眠気を感じるでしょう。
そしてとどめの鐘の音で全身に心地よい痺れが走ります。
音と暗示のコンビネーションによって上手に催眠状態を深めてくれます。

しっかりリラックスさせてから音を使って落とす珍しいタイプの催眠です。
執事の言葉を違和感無く受け入れられる心になることを目的に
時間の半分近くを脱力に割いて暗示が入りやすい環境を作り
それから3種類の音に役割を持たせ、効果的に使い分けながら深化の暗示を入れています。

珍しいタイプといっても音に暗示を入れている点がそう感じるだけで
催眠としての根幹部分や技術の使い方は相当にしっかりしていると言えます。
タチバナさんの的確な演技も手伝ってとても良い気分に浸ることができました。
同姓でそう感じたのですから女性なら尚更でしょうね。

まとめると、あらゆる部分が洗練されている優しさに満ちた催眠です。
音で感度を高められる気持ちよさ
エッチシーンは4パート36分ほど。
プレイはベルによる感度上昇、全身愛撫、乳首責め、耳舐め、クリ責め、手マン、乳首オナニー、オナニーです。

手マンの際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフは有りになります。

「この音を聴いているだけで お嬢様の体が 今よりも敏感な状態になっていきます」
様々な音を使って主人公を深い催眠状態へと導いた執事は
先ほどよりもトーンの高い別のベルを鳴らし
今度はそれを聴くと体の感度が上がると暗示を入れていきます。

エッチは最初にベルの音で適度に感度を高めてから
前半は彼に体を愛撫されたり舐められるドライを目的としたプレイ
後半は自分で胸やおまんこをいじるセルフプレイを楽しみます。

ここも催眠と同様にベルで心身の興奮を高めたり絶頂させる音重視の作りです。
ベルの音がやや大きいのでボリュームを多少絞ったほうが聴きやすいかもしれません。

前半は最初は手袋をはめたままの指で
その後は舌で右手、肘、肩、鎖骨、顎、耳などを優しく責め
感度が高まったところで素手になりおまんこの外や中を愛撫します。

「ネグリジェのボタンを外して 前を…はだけさせて 開放的な姿になりましたね とても素敵ですよ お嬢様」
「胸は いかがいたしましょうか? お嬢様の大切なところなので 気安く触れてもいいものなのか」

エッチに入っても執事の主人公を大事にする気持ちはいささかも変わりません。
大事な部分を見たり触れたりする際にはその都度必ず確認を取り
それからガラス細工を扱うような丁寧さで刺激を与えていきます。
催眠に比べると多少声が熱っぽくなりますが、基本的には紳士であり続けてくれます。

「擦れば擦るほど クリトリスがどんどん熱くなる 充血して 膨らんで熱くなる」
「くっ くっと押されるたびに 頭の中が痺れる 目の前が真っ白になるくらい気持ちいい」

そしてそれぞれのプレイを行いながら暗示を使って快感を伝えてくれます。
登場人物、責め方いずれも上品なので下品な淫語はそれほど言わず
しっとりとした雰囲気を維持しながら少しずつ絶頂を目指すスタイルが取られています。
ただし、おまんこを指でいじる際の「にちゃにちゃ」という効果音はかなりエロく感じます。

「中がぎゅっと締まって 背筋がビクビク 痙攣する 全身が痺れる 気持ちいい 気持ちいい!」
終盤の絶頂シーンに入るとベルの割合が一気に増え
やや激しいくちゅ音と暗示を同時に叩きつけて絶頂を促します。
暗示の入れ方や表現方法はしっかりしていますが
やはりベルに体がどう反応するかで快感の度合いが変わるように思えます。

続くセルフパートは彼がいじる部位やいじり方を指示するオナサポっぽいプレイ。
胸をいじって適度に感度を上げてからクリトリス→フリースタイルでのオナニーを行います。

「快感が溢れて 全身が痺れる 背筋が痙攣してしまうほど気持ちいい 気持ちいい」
自分で体をいじるプレイですからやりやすいでしょうし
うまく催眠に入っていれば普段よりも気持ちいいとか、余韻が大きいとか
良い意味で違った快感が得られるかもしれません。
彼は体に一切触れず暗示とベルの音だけでサポートしてくれます。

このように、音を上手に使った質の高いエッチが繰り広げられています。
隅から隅まで丁寧な作りの作品
執事としての分を弁えたサービスが光る作品です。

執事は主人公が自分を素直に受け入れられるための訓練として
まずは催眠を使って心の壁をできるだけ取り除き
それから彼女を楽しませることを第一に考えながらエッチをします。

タイトルから2人がどのへんまで恋人に近づくのかが気になっていたのですが
振り返ってみると主従の関係自体はきちんと維持されていると思います。
ただし、彼女の言うことに従いながらこれらを行うのではなく
彼が確認をし、それに対して彼女が許可を出す形で諸々を進めています。

実際に聴いてみて堅苦しさはそれほど感じないのではないでしょうか。
エッチについても指だけ侵入を許すといったギリギリのラインで留まっています。
個々の責め方が繊細で相手への思いやりに溢れています。
(あくまでSEXに比べればという意味です。十分アウトなのは私も承知しています)

作品のキーとなっている音については
特に催眠パートでの使い分け方や鳴らすタイミングの具合に感銘を受けました。
音だけじゃなく暗示がしっかりしているからイメージを持ちやすいです。
深化の時に鳴る鐘の音なんかは聴いた時に軽い振動が全身に走ります。

エッチはドライ・セルフ両方をかなりの完成度を維持しながら行っています。
セルフは性差の関係でどうしてもしっくりこなかったのですが
ドライは皮膚が敏感になるくらいの変化は実感できました。
淫語とくちゅ音そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

執事らしいきめ細かなおもてなしが楽しめる作品です。

CV:nitさん zeroさん あ、きのこさん ダカットさん 夜櫻さん ヨハン・タチバナさん
総時間 1:19:17(声優さんによって多少前後します)


体験版はこちらにあります

追記
もうひとつのシリーズ作品「偽執事」とのセットも販売されています。
個別に買うより300円お得です。
催眠音声-偽彼氏/偽執事セット

サークル「催眠日記」さんの無料の催眠音声作品。

本作品は男性向け、女性向けの両方が用意されており
男性向けはメイドの催眠、女性向けは執事の催眠とタイトルだけが違います。
軽く聴いた限りではどちらもほぼ同じ流れでしたから
女性の方も参考にしていただければと思います。

内容の方はメイドがご主人様に催眠を使ってリフレッシュさせるというもの。
残念ながら彼女が性的なご奉仕をしてくれる展開にはなりませんが
的確な暗示でゆっくりしっかり導いてくれます。



ストレートなわかりやすい催眠
メイドに催眠で気持ちよくしてもらうお話。

「失礼します ご主人様 何かご不満でもおありでしょうか」
メイドは礼儀正しい整った声の女性。
どうも顔色の優れないご主人様の様子を見た彼女は
リフレッシュしてもらうために催眠をかけることにします。

催眠はおよそ14分間。
まずは深呼吸をしながら彼女の言葉を聞いていきます。

ここではただ合図に合わせて深呼吸をするだけではなく
自分がリラックスしきって脱力する様子を同時にイメージさせることで
うまく脱力分の時間を短縮しています。
暗示も息を吐いた時にのみ入れるなどとても丁寧な作りです。

「だんだん 言葉に従うことが あなたの幸せになっていく」
お次はビルの屋上にいるのをイメージ。
軽く日光の心地よさを意識させることでさらにリラックスさせてから
カウントを刻む形でビルのエレベーターを下りていきます。

カウントは結構長めに取られていますから
下りるのに合わせて少しずつ意識をぼんやりとさせていきましょう。
メイドも適度に暗示を入れながらそれをサポートしてくれます。

短時間なことを考慮して工程を2つまで絞り
それぞれにしっかりと取り組むことで催眠へ落としてくれます。
ある意味テンプレートのような内容ですから熟練者には物足りないかもしれませんが
始めたばかりの方にはかなり効果的だと思います。
被暗示性が高ければ高いほどより深く入れるでしょう。



刻むような暗示で少しずつ導く
エッチシーンは9分ほど。
プレイはオナニーのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「あなたは 私の事が大好きになります 私も あなたのことが大好きです」
ご主人様を暗示に従いやすい状態へと導いたメイドは
更にエッチを楽しんでもらうために
彼に愛の言葉を投げかけながら心を預けたくなる暗示をかけていきます。

シーンの前半は心身の感度強化に時間が割かれており
「前暗示→カウント→後追い暗示」この催眠の基本形を的確に使いながら
メイドへの好意とエッチでの気持ちよさを少しずつ上げていきます。
わかりやすい分非常に強力に感じると思います。

「大好きな人のために 愛する証拠のために オナニーを見せてください」
実際にオナニーをするのはおよそ5分間。
頭が真っ白になるような感覚を味わいながら
彼女の暗示でイケなくなった体を必死に慰めることで
絶頂時の爆発力をどんどん溜めていきましょう。
もちろん最後はしっかりと射精させてくれます。

催眠音声らしいメイドに誘導される形でのエッチです。
特にカウント後の暗示がしっかりしているおかげで
射精を食い止められる暗示あたりは結構感じ取れるのではないかなと。
「なんとなく射精しちゃいけない気がする/したくない気がする」
こんな感じでしょうか。



基本に忠実な作品
催眠、深化、そしてエッチと全編にわたってそつのない手法が使われている作品です。
30分弱と短いですがそれなりの催眠効果を得られるでしょう。

暗示の言い回しや使い方が色々と工夫されているおかげで
特に飽きることなく最後まで楽しんで聴くことができました。
催眠における暗示の大切さを再認識させてくれた作品です。

催眠は他の作品でもそこそこ見られる流れでありながら
事前のやり取りや合間の細かいイメージで個性を打ち出しています。
暗示を入れるタイミングや間がしっかりしていて
有料作品を数多く作られている実力を十分に窺わせます。
初心者が聴いても問題はありません。

エッチは暗示で入念に準備をしてから始めています。
おちんちんや射精といった男性特有の言葉を使っていないのは
執事の催眠とできるだけ内容を一緒にしたかったからでしょう。
元々淫語でイカせるような作品ではありませんし
何を意図しているかがわかれば十分ではないでしょうか。

短時間でスッキリするのに打ってつけの作品と言えます。

CV:椎那天さん
総時間 29:25

音催眠日記
http://432hypno.blog15.fc2.com/blog-entry-44.html
執事の催眠(CV夜櫻さん 34:05)
http://432hypno.blog15.fc2.com/blog-entry-43.html

アニマ2~女体化体験~

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。
女体化をテーマとした催眠風ボイスドラマを数多く世に送り出している
とても活動歴の長いサークルさんです。

本作品ももちろん女体化をテーマとしており
およそ50分間もの長い時間をかけて、主人公が冒険をしていくような流れで
少しずつ女性へと変化していく面白い形式が採られています。

また女体化後のエッチシーンは
調教モノと純愛モノの2パターンが用意されていますから
催眠後の気分や聴き手の好みに応じて、自由に選択できるのも魅力と言えるでしょう。

今回は女性声版(男性向け)のレビューとなります。



心は女、体は男
謎のお姉さんの声に従って、女の子へ変化していくお話。

「家に帰って あなたがすること それは女装をすること」
お姉さんは穏やかな声の女性。
催眠風ボイスドラマらしくナレーターも兼ねており
まずは主人公の男の子が心身の性の不一致に悩んでいる様子を語ってくれます。

「女の子になりたい 女の子になりたい 女の子になりたい」
そんな彼の願いを叶えるため、お姉さんの言葉に導かれながら
少しずつ女性へと変化していく。
これがお話の簡単な流れです。

催眠は時間にしておよそ44分間とかなり長め。
最初は天井を見つめながら、お姉さんのカウントに合わせて目を開閉していきます。

「重い 重い 瞼が重い」
本作品は全体を通して聴き手にイメージをさせる場面がとても多く
特に催眠では、お姉さんは念を押すように同じセリフを繰り返すことで
その言葉の持つイメージを強く心に印象付けようとします。


重要と思われる内容だと4回5回と繰り返されるケースもありますから
その回数によって重要性を把握していけば
より催眠にかかりやすくなるかもしれません。

作品の目玉である女体化パートはちょっとした冒険仕立てになっており
とある女性を追いかけながら、塔の最上階から階段を下りていく様子を
33分もの時間をかけて描いています。

「おちんちんはクリトリスへ その下には膣ができる」
1段、また1段とカウントを織り交ぜながら下りていくうちに
部分ごとに変化させていくかなり丁寧な運びです。

変化後の女性の姿かたちに関する表現が、やや具体性に欠けるため
何もない状態からイメージをするのは難しいかもしれません。
そうならないために、事前にある程度変化後の女性像を頭に入れておくことを
個人的にはお薦めします。

このように、女体化をメインに据えたテーマに対して忠実な催眠です。
途中やや抽象的な表現が登場する場面もありますが
そういったわかりにくい部分は、聞き流してしまっても問題はありません。



マゾ犬と恋人、正反対のプレイ
エッチシーンはおまけとして「SIDE A」と「SIDE B」が用意されており
2つのパートを合計すると40分30秒ほど。
プレイはSIDE Aが乳首責め、手マン、SEX
SIDE Bはキス、乳責め、クンニをされます。

効果音はSIDE Bの冒頭で波の打ち寄せる音が聞こえてきますが
エッチに関してはありません。
セルフも当然ありません。

「新しいおもちゃが欲しかったのよ 丁度良かったわ」
SIDE Aではやや高圧的な声の女性から調教を
「これからは 私とあなたの2人きりで生きていくの」
SIDE Bでは穏やかな声の女性と恋人同士のようなラブラブなエッチを、と
まるで正反対の位置にある2つのプレイが用意されているのが
本作品のエッチシーンにおける特徴です。

「おちんちん 欲しいでしょ? おまんこに 欲しいでしょ?」
中でも珍しいプレイはやはりSIDE AのSEXシーンでしょう。
ここで登場するお姉さんはふたなりのため
主人公は女性としておちんちんを体で受け止め
精液を膣内に注ぎ込まれることになります。


相手がふたなりで中出しまでされる作品は他に聞いたことがありません。
かなり貴重なプレイと言えるでしょう。

「可愛くて可愛くて仕方がないわ だから食べてしまいたい」
一方のSIDE Bは浜辺でイチャイチャする甘い展開。
プレイもSIDE Aに比べてかなりソフトですから
女の子になった幸せな気分を壊さずに聴けるのがいいですね。

どちらのパートもプレイそのものではなく状況説明をしていく感じで
喘ぎ声やちゅぱ音で興奮するタイプではなく
雰囲気やイメージで興奮するように作られています。



完成度は高いが中級者向けの作品
メインである女体化に多くの時間が割かれているおかげで
ある程度心に余裕をもって自分を変化させていくことができます。

エッチシーンもプレイにややハードな部分があるものの
イメージ主導、かつ合間に暗示やカウントダウンを織り交ぜているおかげで
女体化した状態を比較的維持しやすいと言えるでしょう。

ただ、女体化最中のお姉さんのセリフに「理想の唇へ」「理想の鼻へ」など
いきなり言われてもすぐにはイメージしにくい表現が含まれていたり
全体的にやや駆け足だったりと、初心者にはそれなりに厳しい部分もあるため
当サイトでは中級者向けとさせていただきました。

「催眠の経験はそこそこあるけど、女体化は初心者」という方なら問題ありません。

淡々と手順を踏んでいくような形ではなく
前に進むように女性へと変化していく様子は、確かに催眠風ボイスドラマですね。

私はKUKURIさんの有料作品は今回が初だったので
面白い作風だなと正直感心しました。

CV:森野めぐむさん(男性向け) 夜櫻さん(女性向け)
総時間
男性向け共通パート…50:52 SIDE A…22:51 SIDE B…27:14
女性向け共通パート…40:57 SIDE A…27:17 SIDE B…29:06


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ヒプノタイマー

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
「タイマー」の名の通り、時計の音を使った作品になります。

時計の音に限らず、律動的な音を出す道具(例えばメトロノームなど)というのは
催眠の世界では割と使われる機会があります。

大抵はその音とリズムによって
精神を落ち着けることを目的としている場合が多いですが
本作品では依存させ、支配し、精神をかき乱す方向で使われています。
「レイプ・サウンド・ガール♪」あたりに、作品の系統としては近いでしょう。

本作品には女性声版と男性声版が同梱されています。
今回は女性声版でのレビューとなります。



序盤はとてもオーソドックス
謎のお姉さんに催眠をかけられ、時計の音で犯されるお話。

「こんばんは そろそろ寝る時間かな? 催眠オナニーの時間だね」
お姉さんは物静かな雰囲気の、やや色っぽい声の女性。
どういう経緯でこうなったのかは語られていませんが
主人公の胸に手を置いて、催眠状態に入るのを手伝ってくれることになります。

催眠導入はおよそ15分間。
まずはゆっくりと深呼吸をし、イメージを交えつつ体の力を抜いていきます。

「何も考えない 何をするのもめんどくさい」
淡々と、落ち着いたお姉さんの声に体を委ねることで
少しずつ意識をぼんやりとさせていきます。
演者がおなじみの紅月ことねさんですから
声を聴いているだけでも、心がきっと落ち着くことでしょう。

序盤は時計の音を使うこともなく、ごく普通の催眠音声として進められます。
いきなりあれを聴かせると、さすがに刺激が強すぎるということで
とりあえずは心身の準備をしよう、といったところでしょうか。

途中で一気にすとーんと落としてくる場面がありますから
このパートだけでもある程度の催眠状態には入れます。



様々な音が心に襲い掛かる
「この時計を使うと あなたの世界は 時間がゆっくりになるの」
開始から15分30秒ほど経った時、ようやく時計の音が登場します。

このあたりからエッチな表現が出てくるようになりますので
ここからの23分間を、当サイトではエッチシーンとしています。

エッチの内容はオナニーだとか、SEXだとか、一般的に分類できるものではなく
「音による精神攻撃」と言うのが、妥当な表現だと思います。

「悪い事に使ったあなたには お仕置きが必要」
「あの子たちの代わりに 私がお仕置きしてあげる」

不思議な時計を使って、エッチないたずらをしようとした主人公を
お姉さんが同じく時計を使って、音によるお仕置きをすることになります。

本作品はエッチな表現が本当に極限まで薄められています。
性器に関する表現も「あそこ」とされており、かつその単語もあまり出てきません。

全年齢でもぎりぎりいけるんじゃないかと思えるくらいです。

実際のプレイについては、お姉さんが色々な時計の音を聴かせる形で進められます。
「チキチキチキチキ」という、おなじみのストップウォッチの音であったり
「カッ カッ カッ カッ」と、リズミカルに時を刻む時計音であったりと
単純に時計の音のバリエーションだけでもかなりあるのが特徴です。

序盤の音は一般的な時計音に近いおかげで
聴いても「ふーん」くらいにしか思わないかもしれません。
後になるとかなり特殊な音が登場し
例えば「ガッチャ ガッチャ」というパンチの利いた音があるのですが
実際に聴くと股間のあたりに「ギンッ ギンッ」っとくるものを感じました。

そして、その音が後半になると幾重にも重なり
お姉さんの声が聞こえない程の大音量で、主人公に襲い掛かります。

「あたなの時間が止まる あなたの時間が止まったら 全身も固まる」
お姉さんは後半になればなるほど口調がSになり
音に脳味噌をかき回されていく主人公を見て、あざ笑うかのように楽しみます。
まるでおもちゃをいじくっているような感じ、とでも言えばいいでしょうか。

最後の絶頂シーンはドライオーガズムを目指す形になります。
聴き手側がどれだけ音を感じ、快感に浸ることができるかという
イメージ力が重要になるでしょう。



普通の催眠と特殊な催眠が同時に楽しめる作品
前半は一般的な催眠、後半は音を使った催眠と
1つの作品で複数の要素を一気に楽しむことができます。

特に音へのこだわりにはかなりものがあります。
単一の音だけでも感じることができるのに
それを幾重にも重ねることで
強制的に考える事すらやめさせられてしまうような
完全な「音」だけの世界に放り込まれてしまいます。


本作品はいわゆる音モノという、かなり特殊な部類の催眠音声になります。
さらにエッチ面での直接的な表現が皆無に等しく
作中でお姉さんからエッチな命令を受けることもありません。
確かに催眠にかかりやすい作品ではありますが
私は初心者向けではないと思います。

それにしても、本当に独特な作品ですね…
記事を書く側としては、言葉として表現するのがとても難しくて
色々と考えさせられるものがあります。

CV:紅月ことねさん、夜櫻さん
総時間 41:59(女性声) 38:21(男性声)


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

催眠ゲーム 〜術師の挑戦〜

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

催眠においてまず大切なのは「催眠にかかろうとする心」
これは催眠に関する本やサイトでもよく言われていることです。

本作品はその常識に真っ向から対立して
「催眠にかからないように気を付ける」ことを念頭に置いて聴く催眠音声です。
この手の催眠音声は本作品以外に聴いたことがありません。

タイトルの通り、催眠にかからないように勝負をすることになります。
果たしてこの勝負、聴き手側は勝つことができるのでしょうか。

本作品は男性声版と女性声版が同梱されているため
女性でも楽しむことができます。
今回は女性声版でのレビューとなります。



ルールは単純明快
お姉さんと催眠に関する勝負をするお話。

「今回は ちょっと面白い催眠をしてみようと思うの」
お姉さんは気さくで元気そうな声の女の子。
普段通りに催眠にかけるのは面白くない、ということで
一風変わった形式で催眠のゲームをすることになります。

ルールは簡単。
「催眠にかからないように気を付ける」
「お姉さんの言うことに抵抗してみる」

このいずれかを順守するだけです。

本作品最大の特徴は
術者が催眠にかからないようにと何度も警告してくること。
最初のルール説明だけではなく
「あの気持ちのいい催眠状態なんて 思い出したら大変だから 意識をそらさないと」
「今から言う通りイメージしてしまうと 気持ちよくなってしまうので イメージしちゃダメ」

物語の合間合間にもこのように注意されます。
非常に面白い趣向ですね。

他には催眠やエッチのパートに明確な線引きがされていない点です。
一応エッチな要素が出てくるタイミングがあって
私はそこからをエッチシーンと定義付けてはいますが
催眠自体は最初から最後まで続きます。
だから前半は催眠、後半は催眠+エッチと表現するのが正しいかもしれません。

催眠は雑談形式で、呼吸や脱力など
催眠において基本的な部分を、真逆に確認するところから始まります。
つまり、手足やお腹の力を抜かないようにしたり
呼吸は規則正しく深く行わないようにする。
もちろん意識も空っぽにしてはいけません。

実際やってみるとわかりますが、これが結構難しい。
ある事を意識すればするほどに、それ以外の部分が疎かになってしまい
そこをお姉さんに突かれてしまいます。
そして、次第にお姉さんの心理的陥穽に嵌っていくことになります。



疲れて投げ出したくなる感覚
エッチな要素が出てくるのは後半の18分頃から。
プレイはキス?、フェラ?、オナニー
「?」がついているのは、聴き手に対して実際に行っているのか
それとも疑似的に行っているのか、判断がつかなかったからです。

「エッチな事 想像しちゃ ダメ」
勝負の次の段階として
聴き手は自分の感じるところ(乳首、お尻、おちんちん等)を触りながら
エッチな事を想像しないようにすることになります。

ここからお姉さんの口調が一気に艶めかしく変化
キスやフェラを想像してはいけないと言いつつも
実際にそれらを行っているかのようなちゅぱ音を鳴り響かせます。
これらを聴いて意識しないのはまず無理でしょう。

エッチパートでは、聴き手の好みに合ったキーワードを敢えて言うことで
どうしてもそれが頭から離れられないように誘導していきます


例えば巨乳が好きな人に対して
「君は巨乳が好きらしいけど、巨乳の女性の事なんか考えちゃダメ」
と言われると、かえって気になってしまう。
そんな感じです。

直接的なエロの表現は少ないながらも
次第にお姉さんの言葉に引き込まれてしまい
最終的には絶頂を迎えてしまうことになります。



知らず知らずのうちに催眠に入っている作品
正直なところ、言葉で表現するのが難しい作品です。

この作品を聴き終えたとき、最初に頭に浮かんだのは「パンドラの箱」でした。
「決して開けてはいけない」と言われると
どうしても気になり開けてしまうのが人間の心理です。

「意識することから生まれてくる無意識」とでも言えばいいのでしょうか。
この作品でも似たような心理が働くことで
最終的にはお姉さんの術中に嵌ってしまうことになります。
それが例え望まなかったことだとしても
ついつい深い催眠状態に入ってしまっている自分に気が付くはずです。

内容的に普段とはまったく逆の方向で進められることから
初心者には向いていない作品だと思います。
王道と言われる作品を聴いて、ある程度心身を催眠に慣らした上で
このゲームに挑戦してみるのがいいでしょう。

あと、イレギュラーな思考を終始強いられることになりますので
割と精神的に疲れます。
夜寝る前など、直後に精神的に負担がかかる用事の無い時に聴いてみてください。

最後に、この勝負についてですが
聴き手側が勝つのはかなり難しいでしょうね…

CV:女性声…誠樹ふぁんさん 男性声…夜櫻さん
総時間 女性声…34:36 男性声…32:15


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2015年11月14日追記
再レビューを公開しました。
催眠ゲーム ~術師の挑戦~(再レビュー)



サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
催眠の誘導手段としてよく使われている
カウントダウンに特化しています。

「カウントダウンだけで本当に気持ちよくなれるのか?」
正直私はそう思っていました。
実際聴いてみるとなかなかよくできていて
十分に楽しめる作品となっています。

ちなみにこの作品にセルフパートはありません。
本作品には男性声バージョンと女性声バージョンがあり
今回は女性声バージョンでのレビューになります。



数字の流れに身を任せ
紅月ことねさんが数字をカウントしてくれます。
他にも指示等はもちろんありますが、基本的にはそれだけです。

「数字は聴いているだけで心地よくする魔力を秘めている」
ことねさんは非常にゆっくりと、落ち着いた声で語り掛けてきます。
おそらくこの声を聴いているだけでも
ゆったりとした気分になれることでしょう。

最初は5カウントアップで力を入れ、5カウントダウンで力を抜きます。
お次にカウントアップで息を吸い、カウントダウンで息を吐く。
実際やってみるとわかりますが、カウントダウンで脱力や息を吐いた時に
心と体が弛緩して心地よい気分になれます。

各動作を非常にゆっくりとした間隔で指示され
反復することによって、カウントによるイメージを徐々に心に刻んでいきます。
ここまででおよそ18分が経過します。



数字を乱すと心も乱される
今度は10カウントダウンを繰り返します。
カウントが減ることで、徐々に堕ちていくようなイメージを植え付けましょう。

ことねさんは囁くような静かな声で、ゆっくりとそれを繰り返します。
時折カウントを止めることがありますが
その時は自分の頭の中でカウントを刻んでいきます。

最初からここまででイメージを持てれば持てるほど
この後の快感がより大きくなります。

30分頃から10カウントアップに変化。
このあたりから今までとは違って、カウントが変則的になります。

急にスピードを変えたり、同じ数字で踏みとどまったり
並行して別のカウントをしたり。
そしてこの乱れがなぜか心をもかき乱します。


まるで脳味噌をこねくり回されているような不思議な感覚でし。
10で体がゾワーッとして
延髄のあたりからびくんとした感覚が全身に広がりました。
そして最後には限界を超え、すべてを数字に支配されてしまいます。



良作だが人を選ぶかも
本当にカウントダウンに終始徹している作品です。

一応終盤に絶頂指示があるものの
全年齢版で売られていてもおかしくないくらいに
エロ要素の薄い内容になっています。

淫語も覚えている限りでは一度も登場せず、性的な行為も一切ありません。
でもなぜだろう、カウントを聴けば聴くほど体が反応してしまうのです。
まるで心を犯されているような、そんな感覚を味わうことができました。
催眠ならではの気持ちよさを体験できる、とてもいい作品です。

男性声バージョンも軽く聴いた限りでは同じような内容でした。
女性の方はそちらをまず聴いてみることをお薦めします。

CV:紅月ことねさん(女性声) 夜櫻さん(男性声)
総時間 53:35(女性声) 42:29(男性声)


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

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