同人音声の部屋

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タグ:執事

   ● 催眠音声~ご奉仕~
   ● 執事君による安眠と、しつけ。
   ● 催眠音声-偽執事


催眠音声~ご奉仕~

サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、穏やかで世話好きなお兄さんが
催眠を使って心身の疲れを取りつつお嬢様気分を味わわせます。

深呼吸、脱力、マッサージのイメージを組み合わせて効果的にリラックスさせる催眠
そのままの流れで女性の大事な部分を優しく愛撫し絶頂させるエッチなど
タイトルの「ご奉仕」に沿った癒し系のサービスが楽しめます。
召使いのエッチなマッサージ
お兄さんに催眠を交えたマッサージを受けるお話。

「こんばんは これからあなたに催眠術をかけていきます」
お兄さんは素朴で穏やかな声の男性。
自己紹介や背景説明といった前置きはすべて省略し
主人公に横になってゆっくり深呼吸するよう言います。

本作品は心の中を気持ちよくして疲れやストレスを解消するのを目的に
彼がおよそ60分に渡って催眠をかけたり体のマッサージをします。
癒しをテーマにした作品ということで少なくとも本編ではハードな描写をほとんど入れず
人肌や優しさで少しずつ温めるご奉仕色の強い内容になってます。

催眠は2パート30分30秒ほど。
最初の導入パートは横になって目を瞑ったまま深呼吸したり
全身をパーツごとに分けてゆっくりじっくり脱力します。

「綺麗な空気を吸い込んで 体の中の疲れやストレスを吐き出して」
「首から肩にかけて 力が抜けていきます 硬く凝り固まった筋肉がほぐれていく」

どちらも催眠音音声では割と定番の技法ですが
深呼吸する時には良いものを取り込み悪いものを吐き出す
脱力では筋肉の凝りがほぐれて血流が良くなる、といったようにイメージを積極的に絡めながら物語を進めます。

本作品は催眠の終盤あたりからずっとマッサージを続けることになるので
彼の手の形や触られた時の感覚をどれだけリアルにイメージできるかが重要になります。
だから催眠の最初からそれをやりやすくする準備をします。

もうひとつ、彼の演技も心身のリラックスに大変貢献しています。
話すペースを意識して緩め、セリフごとの間も長めに取って落ち着ける雰囲気を作ります。
暗中模索さんは台本と声優を両方できるので声と言葉の親和性が非常に高いです。
音声を聴けば聴くほど声に釣られてのんびりした気分になるのがわかるでしょう。

脱力は左右の肩と腕、左右の脚、股関節や足の付根 お腹から胸元、顔と
全身を上下に往復させる感じで18分くらいかけて行います。
一通り終えた後にはカウントを何度か数えて催眠状態を深め
さらに左右の腕に的を絞って追加の脱力をするとても入念なものです。
これまで名作をいくつも生み出されてきたサークルさんなだけあって、処女作とは思えないほど優れた誘導をしてくれます。

本題のマッサージが登場するのは次の「第1暗示」パートから。
催眠の世界にある大きな屋敷へ案内され
主人公はそこのお嬢様、お兄さんは召使いになりきって日課のサービスを行います。
そしてここからは彼の口調が召使いらしいやや丁寧なものに変わります。

「指先と手のひら 温かい感触に包まれますよね 僕の手の温もり 感触 感じてください」
「肩で止まっていた血液の流れが マッサージをすることで スムーズに流れるようになるんです 凝りの原因になる疲労物質も流れていくんです」

右手から始まって二の腕、肩、左腕と上半身を中心にお世話しながら
その様子を実況したり聴き手視点で温もりや筋肉のほぐれを伝えます。
メインの感覚はあちらが脱力、こちらは温感と異なりますが
先ほどの脱力シーンと似た暗示を敢えて入れることでリラックスを強化してます。

体のリラックスにとてつもなく力を入れてる癒し特化の催眠です。
聴き手をお嬢様になりきらせ、召使いにマッサージされてる気分を味わわせることを目的に
深呼吸、分割弛緩法、カウントを使った深化、マッサージのイメージを使った追加の脱力と
後になるほど心身の凝りがほぐれぽかぽかするようにリードします。

中でも脱力は終盤のマッサージと合わせて二段構えの作りになっており
肩や腕を中心に心地いい重さや動かしたくない感覚が強めに味わえます。
本作品のエッチは自分で体をいじるシーンが特にないので手加減なしにやってくれます。
大事な部分を繊細にマッサージ
本編のエッチシーンは2パート25分30秒間。
プレイは乳揉み、乳首責め、クリ責め、手マンです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「次は バストのマッサージを行わせていただきますね」
丁寧な催眠とマッサージで主人公を癒したお兄さんは
そのまま乳房や乳首のマッサージに移って今度は性的快感をプレゼントします。

エッチはこれまでの流れを引き継ぎ性感帯を手と指で刺激します。
最初の5分30秒間は胸部へのエッチなマッサージ。
服越しに乳房を優しく揉み、それから服の中に手を入れて乳首もコリコリします。
ちなみにこのシーンは催眠の終盤にあたる第1暗示パートと合体してます。

「直接だから さっきよりも気持ちがいい 温かい手のひらが 胸を包み込む 体温が直接伝わる 胸が熱くなる」
傍から見ると彼がいやらしい気持ちを抱いてやってるようにも思えますが
実際は彼女の同意を得たうえで行うご奉仕の一種です。
その証拠に彼の口調や態度は今までとまったく変わらず、エッチな描写も交えずに進めます。
快感よりも手の温もりを伝える暗示を重視してるのもそう言える理由です。

続く「第2暗示」パートは下半身のケアがメイン。
序盤から中盤にかけてはクリトリス、終盤はそれと膣を同時に責めて合計3度の絶頂へと導きます。

「指先が茂みをかき分け 少しずつ近づいてく 体の中で一番敏感な 快楽の種」
「種から快楽が芽生える 体の中に芽吹いてゆく」

そしてここでも彼は露骨なエロ要素をできるだけ使わずに快感を伝えます。
植物が種から芽吹くイメージに例えてるところが詩を聴いてるように思えて印象的でした。
今どこをどのようにいじってるかの実況も小まめに挟んでイメージしやすくしています。
絶頂時もその都度カウントを数えてタイミングを教えてくれます。

もうちょっとエロさが欲しいと思う人のために別バージョンが用意されてるのも魅力です。
先ほど説明したのは間接表現版にあたり、それ以外に直接表現版も同梱されてます。
確認したところあちらでは快楽の種をクリトリスとストレートに呼んでました。
プレイの流れは一緒なのでご自分に合ったほうをひとつお選びください。

このように、召使いに尽くされてる雰囲気を大事にしたマイルドなエッチが繰り広げられてます。
丁寧な作品
恋愛感情を挟まずに優しく労ってくれる作品です。

お兄さんは現実世界に疲れを感じてる主人公を少しでもリフレッシュさせようと
まずは体の脱力に特化した催眠をかけて安らげる環境を作り上げ
それから召使いになりきってお嬢様の体を丹念に揉みほぐします。

異なるやり方で脱力を繰り返し行うリラックス特化の催眠
ストレートなエロ要素をできるだけ挟まずにマッサージを続け、そのハンデを暗示で補うエッチ。
催眠の技術やイメージを駆使して男性にご奉仕される様子を疑似体験させます。

私が男だからなのでしょうけどセリフの表現が男性向けと大きく違って面白いです。
男性向けだとどれだけエロい淫語を言うか、心に響く言葉責めをするかを頑張る傾向があるのですが
本作品ではいかにエロさを出さずに盛り上げイかせるかを追求してます。
そしてこうすることでこのマッサージがお兄さんの欲望から始まったのではないことを示してます。
あくまで間接表現版での話ですから直接表現版を選べばエロさは随分変わります。

催眠は技術の選び方、使い方、マッサージとの組み合わせ方、演技がどれも優れてます。
脱力感は催眠だと比較的味わいやすい感覚ですし初心者向けだと思います。

本編の絶頂シーンは3回。
淫語ごく僅か(直接表現版の場合はそこそこ)、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

おまけは追加のエッチパート2種です。

CV:和水創太(旧名は想)さん
総時間 1:41:49(本編…1:22:35 おまけ…19:14)


体験版はサークルさんのブログにあります

追記
体験版のリンクはこちらです(下にある無料版)。
http://blog.livedoor.jp/anmo31min/archives/3124353.html

執事君による安眠と、しつけ。

サークル「Dose and Dreams」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、優しいけどちょっぴりSっ気もある執事が
リラックスできる催眠とアブノーマルなエッチで心身の疲れを取り除きます。

催眠パートは安眠、エッチはしつけと方向性のまったく異なるサービスが行われており
前者は両腕を中心に強烈な脱力感と心地よさを、後者は男性に優しくいじめられるMの快感が味わえます。

今回は付属のテキストに書かれてる構成例「R18追加」を聴いてのレビューをお送りします。
また音声を聴く前に好きな紅茶のイメージをしておくと催眠に入りやすくなります。
執事が贈るふたつのプレゼント
執事に催眠をかけられアブノーマルなエッチをするお話。

「こんばんは 今日はもうお休みですか?」
執事はやや鼻にかかった穏やかな声のお兄さん。
ご主人様がお疲れの様子なのを見て声をかけると、彼女が安眠できるように催眠をかけ始めます。

本作品は作品名にもなってる「安眠としつけ」をテーマに
50分以上もの時間をかけてリラックス特化の催眠を施し
心身を十分にほぐしてから20分程度の独特なエッチを楽しみます。

今回レビューする「R18追加」以外にも全年齢向けやエッチを強化した構成があり
短いものだと25分、最長で90分と幅広い聴き方ができるようになってます。
全部で21ある音声ファイルを組み合わせて聴くカスタマイズ性の高さも魅力です。

作品の紹介に入る前にサークルさんのことを説明します。
Dose and Dreamsさんは今回初めて有料作品を出されたサークルさんですが
中の人がフリーの音声をいくつか読まれていたり、催眠に対して強い向上心を持たれてるおかげで
特に催眠は処女作の段階でかなりのレベルに達しています。
声や演技については以前紹介した「安眠誘導-くらげ-」をご確認いただくのがわかりやすいです。

初心者を意識したアプローチが多いので、催眠音声を聴き始めたばかりの方や
聴いてるけどあまり実感できない人は試すと面白い感覚が味わえるかもしれません。
体が重くなったり温かくなる感覚に力を入れつつ丁寧にリードします。

催眠は5パート53分ほど。
一番最初の「催眠誘導」パートは催眠に入りやすくなる環境づくりを目的に
深呼吸や全身の脱力をじっくり行い心身を十分にリラックスさせます。

「ふかーい呼吸を続けていると 少しずつ 落ち着いていく」
彼は彼女のことがよほど心配だったのでしょう。
自分の催眠で充実した時間を送れるようにできるだけゆっくり、ぼんやりした声で語りかけます。
催眠に適した口調なので声を聴いてるだけでも多少の眠気を感じます。

「手の指からも 手の甲からも 力が抜けていく」
深呼吸の後に始まる脱力は右腕に5分、左腕に4分もの時間をかけ
腕の末端から中枢に向けて感覚を伝播させる形で暗示を入れます。

右腕の脱力を終えたところで左腕との感覚の違いを確認させるのがいいですね。
実感できるレベルの脱力感が得られますから、自分が催眠に入り始めてるのがよくわかります。
また全身を脱力し終えた後に短いカウントを数えて軽く深化させてもくれます。
声をかけるタイミングが絶妙でストンと落ちる感覚が味わえました。

続く4パート30分間は場所をティーカップへと移し
彼が注ぐお湯や紅茶、味付けの砂糖・ミルク・はちみつに浸かるイメージをして催眠をさらに深めます。
ここからは砂糖とミルクを注ぐ音やスプーンでかき混ぜる音が控えめな音量で鳴ります。

「両足の足先から ぽかぽかと じーんわりと 心地よさが広がる」
「温かい紅茶が あなたの中に染み込んでいく じーんわりと 心の芯から ぽかぽかと温かくなっていく」

ティーカップに体を浸す気分をより身近に味わってもらおうと
彼はお風呂に入るイメージに重ね合わせたうえで体が温かくなる暗示を入れます。
前のパートで腕の脱力を入念にしたからか、私の場合は手のひらや肘がぽかぽかしてきました。
またお湯の後に登場する紅茶を注ぐシーンでは、紅茶の成分が体に染み込むイメージでリラックスをさらに促します。

トッピングの砂糖・ミルク・はちみつを注ぐシーンもそれぞれの特性を言葉で的確に表現し
スプーンでかき混ぜる様子も交えて心をどろどろに溶かしてくれます。
事前の準備がしっかりしてますし、ミルクやはちみつのシーンで意識のぼやけを強く感じるでしょう。

疲れた心と体を芯から癒してくれる大変丁寧な催眠です。
聴き手を安眠に適した状態に誘導することを目的に
最初のパートは深呼吸や分割弛緩といったリラックスに専念し
ティーカップに浸かるパートはイメージを交えて体の内側からリフレッシュさせます。

処女作ということで無茶な冒険はせず、実力をアピールすることを意識して作られてるように思えます。
でもそれだけだと個性に欠けると判断し紅茶のイメージを取り入れてます。
初心者でも取り組みやすい重感や温感をじっくり時間をかけて操作してくれますから
純粋な癒しだけでなく体の一部が無性に重く、温かくなる感覚も十分に味わえるでしょう。
言葉によって声や口調を小まめに変化させる望さんの演技も実に良いです。
焦らされたり意地悪される快感
「R18追加」のエッチシーンは8パート18分30秒ほど。
プレイは背中やお尻の愛撫、スパンキングです。
すべてのプレイで効果音が鳴ります。

「今日は素直になる練習 しましょっか」
催眠パートの最後に主人公をティーカップからベッドに案内した執事は
つい無理をしてしまう彼女がもっと素直になれるように簡単な調教をします。

エッチはどのパートも彼に責められる形で進みます。
プレイ内容を見ていただければわかるように、本作品のエッチはかなりアブノーマルです。
催眠パートに見られた癒しの雰囲気がやや薄れ、男性に軽く意地悪されるM向けのシチュへと変化します。

といっても彼は執事ですから、ご主人様を本当の奴隷にするつもりはありません。
普段の精神状態だとなかなかできないプレイを敢えてすることで心を開放させたかったのでしょう。
プレイ中におまんこを見られてることを意識させるシーンが無いことから
おそらくは服を着たままプレイしてるのだと思います。

一番最初の「Tease and Spank」パートは手始めに近いプレイ。
背筋やお尻を優しく撫でてから軽めのスパンキングを食らわせます。

「ぺちんってされると 快感が 体中に広がる 快感が全身に響く」
スパンキングは「ピシィ」という刺激的な音が鳴り、それに連動させる形で気持ちよくなる暗示を入れます。
一見するとハードですがスパンキングの力は結構抑えられてます。
それと並行して「マゾ」などMな人が喜びそうな言葉責めを軽めにします。

その後のパートもおねだりの復唱させてからスパンキングしたり
1カウントごとにスパンキングしてから絶頂させたりと尖ったプレイを行います。
女性じゃないのでこのプレイを受け入れられるかどうか私にはわかりませんが
男性向けでもなかなか見かけることのない特徴的なエッチなのは事実です。

このように、スパンキングを中心とした独特なエッチが繰り広げられてます。
落差の大きい作品
催眠パートとエッチの内容が大きく異なる珍しいタイプの作品です。

執事は主人公が心身共に満たされたひと時を送れるように
まずは当初の目的である安眠を見据えた催眠を施し、そのうえでアブノーマルなエッチへと移ります。
中身だけを見ると噛み合わせが悪そうに思えるでしょうが
エッチは音と暗示を組み合わせて快感を与える催眠音声ならではのものです。

特に催眠は時間・内容いずれも充実していてとても癒されます。
これからの時期は体が冷えますから寝る前に聴くと効果を発揮してくれるでしょう。
紅茶を使ったイメージも男性向けには見られないもので面白かったです。
エロよりも癒しのパワーのほうがずっと強い作品です。

絶頂シーンは最低でも2回(2回目以降は連続絶頂)。
くちゅ音(スパンキング)そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

アブノーマル要素を含んだ癒し系作品です。

CV:望さん
総時間 1:33:45(R18追加…1:17:09)


体験版はこちらにあります

催眠音声-偽執事

サークル「帽子屋」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、主人公に密かな好意を抱いている礼儀正しい執事が
疲れた彼女の体を気持ちよくしながら自分の想いを打ち明けます。

長い時間を取って入念にマッサージをする導入部分
彼に抱かれて移動するシーンに暗示を絡めた深化など
作品の世界に催眠の技術を上手に織り交ぜ自然なリラックスを与えてくれます。

またシナリオを担当されたnitさんを初め、
総勢6名の声優さんのバージョンが同梱されているのも魅力です。
声質や演技など皆さんのお好みに合わせて選ぶとより楽しめるでしょう。
今回はヨハン・タチバナさんのバージョンでのレビューをお送りします。
執事としての最後のおもてなし
執事にマッサージをしながら催眠をかけられエッチするお話。

「失礼します お嬢様 少々よろしいでしょうか?」
執事は礼儀正しい端正な声のお兄さん。
晩餐会へ参加した次の日、主人公の部屋に訪れ昨日のことを褒めると
彼女へのご褒美にマッサージをしてあげます。

本作品はサークルさんが同じタイミングで販売された「催眠音声-偽彼氏」の続編にあたり
前作で恋人同士になる練習をした2人が、その後どういう関係に落ち着いたかが綴られています。

単品でも聴ける作りになっていますが前作の内容に触れる部分も若干あるため
基本的には前作→今作の順に聴くことをおすすめします。
サークルさんもその事情を踏まえて2作品をセットにしたバージョンを販売されています。
登場人物が同じなだけで催眠やエッチの内容は大きく異なります。

催眠は2パート25分ほど。
まずは疲れた彼女の体を癒すために彼が右腕をマッサージします。

「右手は主に 思考を司る左脳と繋がっていますから 右手を解すということは 意識を解すということ」
「右手が解れれば解れるほど お嬢様の意識もぼんやりと していきますよ」

実際のマッサージ音に近い水分控えめな効果音をゆっくり鳴らしながら
彼は右手の指の一本一本から肩に至るまでを11分もの時間をかけて丁寧に揉み解します。
そして同時に彼の揉んだ部分が温かくなったり力が抜ける暗示を軽めに入れます。

一般的な癒し系作品で行われるマッサージにかなり近い作りになっているおかげで
催眠抜きでも心がスッキリするとか、ホッとするものを感じます。
彼のセリフに合わせて効果音を鳴らしているところもリアルでいいですね。
合間に入る温感操作の暗示により右腕がぽかぽかするのを実感できます。
特に右腕が終わった直後は左腕との温度の違いがわかりやすいと思います。

「胸は…まだやめておきましょう」
お次は左腕、足、太もも、脇腹など大事な部分を敢えて避ける形でマッサージを続けます。
こちらは全部合わせて7分程度と右腕に比べてかなり簡略化されています。
他の部位まで入念にやると途中で寝てしまう、あるいは飽きる可能性を考慮したのだと思います。

右腕に生まれた熱を他の部分に広げていく感じで聴くといいでしょう。
暗示もしっかり入れてくれますし、適宜カウントと追い込み暗示を使って感覚を伝えてくれます。
私の場合は直後はそれほどでもなかったのですが
聴き進めていくうちにだんだんと全身がぽかぽかしてくる感じがしました。

「ゆらゆら揺れる 心も体も揺れ動く 階段を下りれば下りるほど お嬢様の意識は 深いところへと沈んでいく」
そして最後は今いる部屋だとエッチの時に声を出せないので
それができる彼の部屋へと挿し絵のように抱かれながら移動します。
廊下を歩いて階段を下りる様子に「体が揺れる」「沈む」といった深化に有効な暗示を盛り込み
それを繰り返す形で段階的に催眠状態を深めてくれます。

20分近く行ったマッサージの効果で十分に暗示を受け入れやすい状態になってますから
頭のぼやけがさらに強くなるとか、体が急に重くなる感覚がする人が普通にいるでしょうね。
セリフの表現がストーリーに沿っていて違和感なく催眠に入ることができます。

テーマのマッサージに催眠の技術を絡めたシンプルで効果的な催眠です。
聴き手にリラックスと体の火照りを感じてもらうことを目的に
マッサージの効果音を鳴らしてどこをどのように揉んでいるかを説明しながら
そのたびに「体が温かくなる」「気持ちいい」などの暗示を入れて徐々にそうなるよう導きます。
そして最後に別のイメージを使って落ちる感覚を伝えています。

この作品の面白いところは暗示の匙加減にあると私は考えています。
序盤の右腕をマッサージするシーンでは効果音をしっかり聴かせて純粋な癒しを与え
その後からは催眠に関連するキーワードの量をだんだんと増やしています。

作品の内容に合わせて技術を的確に行使しているところに最も感銘を受けました。
良い意味で催眠っぽさが薄れているから堅苦しさを感じることなく楽しめるでしょう。

まとめると、作品のテーマに対する親和性が高いハイレベルな催眠です。
ちょっぴり意地悪なシチュで感度アップ
エッチシーンは2パート14分30秒間。
プレイは羽ペン責め、キス、手マン、SEX(正常位)です。

手マン、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフはありません。

「ご褒美の前に少しだけ その分のお仕置きをさせていただきますね」
執事に抱かれながら無事彼の部屋にたどり着くと
晩餐会で彼女の表情がやや硬かったことへのお仕置きとして
彼がその場にあった羽ペンを使って彼女の体を撫で始めます。

最初の「性感強化-羽根ペンと媚薬」パートは本番に向けての下準備的なプレイ。
羽ペンで肘、二の腕、肩、喉や顎を撫でてから
乳首やクリトリスといった敏感な部分を集中的に責め始めます。

「羽が通った後に くすぐったさと熱さが残り くすぐったさが消えると ジンジンとした熱さだけが残る」
ここでも先ほどのマッサージと同じく体に熱を感じさせる暗示が数多く登場し
催眠に入っていれば彼に言われた部分がカーッと熱を帯びるのを感じるかもしれません。
特にクリトリスは皮を剥いて媚薬効果つきのオイルを優しく塗ってから
短めのカウントを何度も何度も刻んで段階的に感度を強化してくれます。

「お嬢様 お嬢様 幸せです このままひとつに溶けて 混ざり合ってしまいたいくらいです」
そうやってすべての準備が整った後、いよいよ彼とひとつになります。
SEX自体の時間は3分程度と非常に短いのですが
熱っぽい声や荒い吐息を漏らす普段とはまるで違う彼の気持ちよさそうな姿や
ストレートな愛の言葉がプレイの雰囲気を盛り上げています。

このように、主従よりは恋人同士に近いちょっぴり意地悪なエッチが繰り広げられています。
心地いい気分に浸れる作品
時間配分と内容から癒しや催眠特有の感覚をより味わいやすい作品です。

献身的だけどちょっぴり嗜虐的なところもある執事が
マッサージを絡めた催眠とやや羞恥を感じるエッチで主人公を労います。
エッチよりも催眠により多くの時間を割いていること
本番前の感度強化に力を入れていることなど
催眠に入り、声で心を操作される快感を楽しんでもらいたいとするサークルさんの意図が窺えます。

暗示の種類がマッサージによる温かさ、彼に抱かれる温もり
敏感な部分をいじられて体が火照る、といった「熱」に関するものが非常に多く
物語を聴いていくうちになぜか妙に体が熱いとか、疼くといった感覚を抱く人がいると思われます。

催眠の技術も執事の性格に適したセリフの表現を常に心がけ
イメージを崩さないように気をつけながら正しく用いています。
私がそれなりの深さにまで入れたくらいですから
女性の皆さんならより深く、より心地いい感覚が得られるのではないでしょうか。
淫語とくちゅ音そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

前作に引き続き個性と完成度の両方において優れたものを持っている作品です。
おまけは執事と主人公の父親のやり取りです。

CV:nitさん zeroさん あ、きのこさん ダカットさん 夜櫻さん ヨハン・タチバナさん
総時間 本編…53:47 おまけ…3:17(いずれも声優さんによって多少前後します)


体験版はこちらにあります

追記
もうひとつのシリーズ作品「偽彼氏」とのセットも販売されています。
個別に買うより300円お得です。
催眠音声-偽彼氏/偽執事セット

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