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タグ:国屋敷

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サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第77回目は声も態度も穏やかなお姉さんが
催眠を交えたエッチな調教でマゾの快感をたっぷり味わわせます。

無理矢理従わせるのではなく聴き手が自分からそうなりたくなるように誘導するのが特徴で
リラックスしながら声に対する興味や集中力を高めたり
深化後は幸福感と気持ちよさで包み込んで彼女に従う喜びを与えるなど
こちらが望むものをガンガン与えて手懐ける穏やかな調教を施します。
奴隷になって幸せなひと時を
お姉さんに催眠をかけられ恥ずかしいエッチをするお話。

「あら 目が覚めたのね 私の声 聞こえているかしら?」
お姉さんはトーンが低く穏やかな声の女性。
主人公を捕まえて部屋に連れ込み体を固定すると
事情がわからない彼にそのことを話し、これから調教すると告げます。

本作品は大人の女性に従う快感を味わいながら射精することを目的に
彼女がおよそ60分に渡って催眠をかけたりM向けのプレイをします。
彼を拉致して体を拘束するところまでは割と強引ですけど
催眠開始後は手荒なことを一切せず、彼の心を解きほぐす方針で進めます。

「勃起したおちんちん見られるの 好きなんでしょ? 男の子の一番恥ずかしいところ 女の子に見てもらえるのが 嬉しいんでしょ?」
催眠パートは彼女の声や言葉に良い印象を持たせて受け入れやすい環境を作り
エッチはおちんちんを露出して彼女に見せつける、恥ずかしいセリフを復唱する
2つのやり方で射精してみせるなど羞恥心を煽ることに力を入れてます。

彼が特に嫌がってないところを見ると元からそういう性癖があるのでしょう。
彼女が好き放題弄んでるように見えて、実際は彼が喜ぶことをガンガンやります。
飴を与えて手懐けるスタイルですから無理矢理感はほとんどありません。
見下したり突き放す言葉責めも一切なく、愛玩動物に接するような優しい態度を取ります。

国屋敷さんは穏やかな雰囲気でアブノーマルなプレイをする作品が多いですから
どぎつい描写が苦手な人でも安心して聴けるしイけます。
ちなみにエッチはセルフありとなしの2種類ありまして、その両方で射精します。
落としてから躾ける催眠
催眠は2パート23分間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずは深呼吸と脱力で心身をリラックスさせます。

「息を吸うと 安らかな空気が あなたの体に入ってくる 私の声が あなたの体の中に入っていく」
この時点の主人公は突然調教を受けることになり多少怒ってますから
彼女も自分の声や言葉を受け入れやすくなるように働きかけます。
深呼吸する時は息と共に彼女の声が体に染み込む暗示を入れ
脱力も「力が抜ける」と厚めに言って緊張をほぐします。

大山チロルさんの低音ボイスも相まって聴けば聴くほど気持ちが穏やかになります。
脱力の後はカウントを交えて半覚醒状態と催眠状態を往復するなど
定番の技術を組み合わせてストレートかつスムーズに催眠の世界へ案内します。

「ハートがあなたの体に入る 気持ちいい 幸せ 気持ちいい」
2番目の「4-深化」は主従関係をさらに強化し、彼女の命令に従う喜びを教えます。
ピンク色のハートを彼女からもらう様子をイメージするというもので
それに合わせて気持ちいい、幸せといったポジティブな感覚を伝えます。
彼女に従うことに幸せを感じさせれば何もせずとも自然に主従関係を維持できます。
言うことを聞いてくれた時は彼の頭を撫でて褒めるなど、適度に甘やかして依存心を膨らませます。

サクッと落としてからメインの暗示を入れる無駄のない催眠です。
聴き手をお姉さんの従順な奴隷に変えることを目的に
深呼吸から入って弛緩法、カウントを交えた揺さぶりでまずは催眠状態を深め
その後はハートのイメージを使った暗示、復唱形式による主従の契約と繋ぎます。

催眠誘導は要所を押さえてコンパクトにまとめてますし
2番目のパートも誰にでもわかるイメージを使って幸福感を与えます。
実際に聴いてみるとあまり隷属してる感覚はしないでしょう。
抵抗心を徹底的に削ぐアプローチがされててとても穏やかです。
羞恥を快感に変えるエッチ
エッチシーンは3パート29分間。
プレイはおちんちんを見せつける、カウントによる絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
エッチの序盤で服を脱ぐ指示が出ます。

「お姉さんに命令されると あなたのおちんちんが 熱くなってしまう」
催眠を使って主人公を従順な奴隷にしたお姉さんは
その場で服を脱がせておちんちんを勃起させる命令を出します。

エッチは彼女の指示や命令に従って絶頂を目指します。
一番最初の「4-深化(約9分)」パートは射精に向けて気持ちを盛り上げるプレイ。
おちんちんを勃起させる→萎えさせるのを順にやって彼女の言う通りにできるか確認します。
このパートは前半が催眠の最後、後半はエッチの序盤にあたります。

「催眠奴隷は ご主人様の命令で いつでもおちんちん勃起させられる いい子ね」
主従関係が確立された後も彼女の態度はまったく変わりません。
目の前でおちんちんを勃起させても見下すどころか褒めてやる気にさせます。
彼女が「おちんちん」を多めに言うのもさり気ない応援なのでしょう。
逆に萎えさせる時は深化の暗示を入れてリラックスを促します。

射精シーンが出てくるのはその次から。
「5-絶頂(セルフなし)(約10分)」はおちんちんの勃起を維持したままカウントで快感を制御し
「6-絶頂(セルフあり)(約10分)」は直接しごいて1回ずつ出します。

「数字が減って 0に近づくと おちんちんの根元に 熱い感覚が訪れる」
前者はカウントと暗示を組み合わせた催眠色の強いものですから
私はどちらかと言えば射精よりもドライのほうが迎えやすく感じます。
音声を聴いた時も射精しない代わりにおちんちんが何度もビクビクしました。
最後に気持ちよくイけるように多少焦らして性感を蓄積させてから追い込みます。

後者は基本スタイルはセルフなしとほぼ一緒でオナニーが加わります。
時間が10分と短いですから事前に1~2日溜めてからのほうが抜きやすいでしょう。
催眠に深く入れてたおかげで射精時の快感が通常よりも強かったです。

このように、見られる快感を煽りながらふたつの手段で射精させるややアブノーマルなエッチが繰り広げられてます。
穏やかな調教作品
調教のイメージよりもずっとマイルドなやり方で躾けるややM~M向けの作品です。

お姉さんは主人公を自分の立派な奴隷にしようと
まずは催眠を通じて彼女に良いイメージを持たせたり、命令に従う喜びを教えます。
そしてエッチはおちんちんをじっくり観察する視姦っぽいプレイや
セルフあり、なし両方のケースで射精するプレイで羞恥心と快感を与えます。

トーンが低く穏やかな声のお姉さんが催眠を駆使して調教するM向けのシチュ
古典催眠の技術をベースに作品固有の要素を盛り込んだ堅実で入りやすい催眠
露出とオナニーに絞り込み、カウントと暗示で快感をコントロールする変態向けのエッチ。
どぎつい描写やプレイは入れず、女性に従う幸福感を与える方針で作品を組み立ててます。

中でも催眠はわざと主人公が抵抗する設定にしたうえで
それを徐々に解きほぐすチャレンジ精神のある内容になってます。
圧倒的に有利な状況なのに自分の考えを押し付けたりせず
むしろ彼が望むものを与えて屈服させる彼女のアプローチも良いです。

エッチのセルフなしがノーハンド射精を目指す形になってるので
ここだけは無理に狙わずドライにしたほうが迎えやすいと思います。
セルフは普通に出すだけですから本当に誰でもできます。

射精シーンは2回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて前回と同じ点数にさせていただきました。

CV:大山チロルさん
総時間 1:01:09

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2021年9月13日まで50%OFFの660円で販売されてます。
その場合の点数は9点です。



サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第68回目は声も態度も穏やかなお姉さんが
「人形化」をテーマにした催眠とエッチで幸せなひと時を提供します。

古典催眠の技術を駆使して体→心の順に入念な脱力をしたり
彼女の命令に従う喜びを味わわせながら2種類の絶頂に追い込むなど
人形の気分がリアルに味わえるようゆっくりじっくり調教してくれます。
強引さをまったく出さずにリードしますから、彼女の命令に従うことでむしろ喜びを感じるでしょう。
お人形になるのは気持ちいい、そうでしょ?
お姉さんに催眠をかけられ2種類のエッチをするお話。

「あなたは 気持ちよくなること 幸せになることは好きですか?」
お姉さんは穏やかな声の女性。
音声を視聴する際の注意事項を手短に説明すると
主人公に気持ちいいことが好きか尋ねてから人形になる魅力を語ります。

本作品は女性に身も心も操られる快感を味わわせることを目的に
彼女がおよそ65分に渡ってそれに沿ったエッチな催眠を施します。
催眠37分、エッチ16分と前者にかなりの時間を割き
心身両面をバランスよく人形に変えながら催眠特有の心地よさを与えます。

「人形化」と聞いてヤバそうに感じる人がいるかもしれませんが
彼女はあくまで彼を喜ばせるためにそうするのであって悪意はありません。
その証拠に全編を通じて彼が自分からそうなりたくなるように働きかけます。

「難しいことを頭で考えたり 一生懸命手を動かしたり そんなことをする必要はありません 私の言うことをよく聞いて 簡単な指示に従ってもらえれば 何の苦労もなく 快楽を得ることができます」
彼女に従えば頭を空っぽにしたまま気持ちよくなれるとか
様々な命令を出しながらそれに幸福感を覚える暗示を入れる、といった具合に
メリットを強調する形でサービスを進めるので雰囲気はものすごく穏やかです。
彼女も彼が嫌がることは特にやらせませんし、隷属よりももてなす色合いが強いです。

エッチについては国屋敷さんの他作品と同じくセルフとドライの2パターンあります。
前者はわざと「気持ちいいところをいじる」と表現をぼかしてたので
おちんちんはもちろん、乳首など他の性感帯でもいいみたいです。
純粋なエロ要素は控えめにしてシチュと技術で気持ち良くする催眠音声ならではのプレイです。
全身を空っぽにする催眠
催眠は2パート37分間。
最初の「3-導入(約7分)」は人形化に向けた準備として
深呼吸しながらお姉さんの話を聞いて気持ちを落ち着けます。

「深呼吸をしていると だんだんと 心が落ち着いてきます 心がゆったりして 幸福感で満たされていきます」
「吸ってー」「吐いてー」の掛け声を出しながら
呼吸するほど心地よさや幸福感が強まる暗示を入れてスムーズに癒します。
本作品は深呼吸やカウントをセリフと分離してあるおかげで
カウントを数えながら暗示を厚めに入れるシーンが何度も登場します。
彼女の声も相まって人形化がテーマとは思えないほど穏やかでした。

次の「4-深化(約30分)」は本格的な人形化に取り掛かります。
左右の腕、脚、お腹とお尻、胸、頭、おちんちんと全身を大まかなパーツに分け
それぞれで長めのカウントを数えながら暗示を小まめに入れて隅々まで脱力します。

「数字が減るにつれ あなたの右腕が重くなっていく あなたの意志とは無関係に 重くなる」
「お人形さんは ご主人様に 動かしてもらえばいいから 自分では 何もできなくて いいんだからね」

ここに16分も費やしてるだけあってリードがとても丁寧です。
「重い」「重くなる」と脱力感をストレートに伝えるセリフを多めに盛り込んだうえで
彼女に従う心地よさをやんわり伝えて聴き手が動かしたくなくなるように導きます。
人形は自分の意志で体を動かせませんから、それが実感できるように一際力を入れてます。
私が聴いた時も手足を中心にかなりの脱力感がありました。

頭が脱力できた後は心の脱力。
先ほどよりもさらに多くのカウントをゆっくり数えながら
意識のぼやけや頭が真っ白になる感覚を与えて何も考えられなくします。

「ご主人様に 命令を与えてもらうまで ただぼーっとすることしか できなくなる」
ここも深化の暗示を入れながら人形化としっかり絡めてるのが良いですね。
彼女の指示や命令に従う場合のみちゃんと動けるようにしてエッチをやりやすくします。
一番最後には自己暗示を入れる形でさらなる保険をかけてますし
目標をひとつに定めてじっくり進める堅実なリードが光ります。

人形化を強く意識した高品質な催眠です。
聴き手の心と体を空っぽにし、お姉さんの言うことに従えるようにすることを目的に
深呼吸から入ってカウントを交えた分割弛緩法、長めのカウントを数えながらする深化
そして最後の暗示とひとつずつ丁寧に進めます。

ここまで脱力に力を入れてる作品はなかなかありませんから
疲れてる人が聴いたらそのまま寝落ちする可能性も十分にあります。
彼女が人形化の悪いイメージを払拭しながら語りかけてるのも大きいです。
興味があるなら催眠音声初心者でも楽しめると思います。
幸福感に包まれながら絶頂へ
エッチシーンは2パート16分間。
プレイは復唱、カウントによる絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
作中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

「これからあなたは 私の声を聞いて 心で感じてしまうの」
入念な催眠をかけて主人公を従順なお人形に変えたお姉さんは
そのご褒美に今度は言葉でエッチな快感を与えます。

エッチは終始彼女に言われた通り動きます。
最初の「5-絶頂(セルフなし)(約9分)」はドライオーガズムを目指すプレイ。
心には幸福感を、体には火照りを与えてバランスよく盛り上げます。

「あなたは 私の命令を聞けば聞くほど 幸せになっていきます 命令されるだけで嬉しくて 心が温かくなります」
ご主人様になった後も彼女の態度はまったく変わりません。
普段と同じ穏やかな声で話しかけながら自分に従う喜びを丁寧に伝えます。
体についても熱を上げる暗示を中心に据えてるので一般的なエッチよりもエロさは控えめです。

催眠に深く入ってたからでしょうけど、このシーンで胸のあたりがぽかぽかするのを強く実感しました。
体のほうもジンジンしてましたし、催眠に入れさえすれば気持ちよくなれると思います。
そして終盤にカウントに合わせて追い込み暗示を小まめに入れてスムーズにイかせます。
絶頂も気持ちよさでイクよりは幸せイキっぽい感覚でした。

次の「6-絶頂(セルフあり)(約7分)」は体への刺激を加えるプレイ。
おちんちんをはじめとする性感帯を自分のペースでいじりながら
彼女の許可が出るまで待ってタイミングよく絶頂します。
射精が無難ですけどドライオーガズムでもいいみたいです。

「ご主人様に見てもらえて 心も体も 幸せになってる」
そしてここでは彼女に見られる快感をくすぐる露出っぽいアプローチをかけます。
ご主人様の視線を感じながらオナニーを続けて絶頂を迎える。
彼女に依存してる状況だからこそできるちょっぴり恥ずかしいオナニーです。
最中にする言葉責めもソフトですから彼女なりのサービスと見るのが妥当でしょう。

このように、ふたつの手段でふたつの絶頂を味わわせるややM向けのエッチが繰り広げられてます。
穏やかな調教作品
聴き手の抵抗心を上手に削ぎながら人形化を進める聴きやすい作品です。

お姉さんは主人公に人形になる心地よさと気持ちよさを教えようと
まずは催眠に長めの時間を割いて心と体を両方とも空っぽにします。
そしてエッチは従う快感を味わわせながらドライとウェット両方の絶頂に導きます。

お姉さんにエッチな催眠をかけられ気持ちいい人形になるややM向けのシチュ
心と体の脱力を入念に行い、さらに彼女に従うメリットも教えるテーマを見据えた催眠
純粋なエロさを薄めにして指示と暗示で快感を膨らませる独特なエッチ。
催眠、エッチいずれも人形化の魅力がはっきり出るように組み立ててます。

中でも催眠は進め方、技術の構成、暗示の表現などがかなり練られており
聴いてるだけで自然と心地いい感覚が湧いてきます。
セリフの言い回しにとても気を配ってるおかげで無理矢理感がまったくありません。
エッチもその状況を活かしたプレイばかりで作品全体に統一感があります。

あとは彼女の優しさも人形化をスムーズに進めるのに貢献してます。
人形になったところでデメリットは一切ありませんから
私は調教よりもご奉仕と呼ぶほうがしっくりくると思ってます。
エッチがやや短い点以外は各要素が高水準でまとまってます。

絶頂シーンは2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて前回と同じ点数にさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:06:32

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2021年2月4日まで50%OFFの660円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。



サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんが
催眠を交えたアブノーマルなエッチで主人公の願いを叶えます。

他人に女装姿を見られる快感や見せつける快感に力を入れたエッチが行われており
催眠パートは深化させてから化粧や女装する様子を聴き手視点で丁寧に実況し
その後は街中に出て多くの視線に晒されたり公開オナニーして気持ちいい絶頂を迎えます。
女の子になりきって街に出よう
お姉さんに催眠をかけられ街中を歩いたりオナニーするお話。

「お邪魔するね あなたの願望 叶えに来てあげたよ」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意事項や環境を簡単に説明すると
催眠を使って主人公がやりたがってる女装を叶えます。

本作品は普段と違う自分になりきって変態プレイを楽しむことを目的に
彼女がおよそ100分かけて催眠誘導や独特なエッチをします。
彼のリクエストに合わせて前半の催眠パートは女の子気分を膨らませることに注力し
後半のエッチはそれを活かしたアプローチで2種類の絶頂を味わわせます。

「ショートパンツに 足を通す きゅっと股間を包み込む感覚に ズキンとおちんちんが疼く」
催眠音声では女体化がすっかり定着してますが、作中で彼の体を女性に変える描写は一切ありません。
男の体のまま化粧をし、ウィッグを着け、女の子の服を身に着けて街へ出ます。
女装シーンに30分くらい時間を割いてますから内容は非常に丁寧です。
単に見た目を変えるだけでなく、そのことに喜びを感じるようにリードしてくれます。

エッチは見られる快感や見せつける快感といった露出プレイに特化してます。
終盤で軽くオナニーするシーンがありますけど、それ以外は通常のプレイを一切やりません。
誰かに女装だとバレるかもしれないスリルを与えて心を上手に盛り上げてくれます。
シチュで興奮させるタイプですから属性が合う人なら強烈な快感が得られるでしょう。

催眠状態を深めてからじっくり時間をかけて女装する催眠と視線でイかせるエッチ。
国屋敷さんが得意とされてる変態要素を多く盛り込んだM向けの作品です。
扉に例えて心を開閉する催眠
催眠は2パート47分間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずは深呼吸や体の脱力で催眠に入りやすい状況を作ります。

「すーっと 肩が軽くなる 十分ほぐれてたと思ってたのに さっきよりもずーっと軽い 軽くて気持ちいい」
最初の「3 導入(約16分)」パートは催眠をかけることに専念してるので女装はまだ出てきません。
深呼吸は「吸ってー 吐いてー」の合図を小まめに出してリズムを取り
脱力も肩、腕、足、頭など全身を主要なパーツに分けてそれぞれに軽さと重さを伝えてました。
頭以外は軽さで頭だけは「沈む」を多めに言う深化を見据えたアプローチです。

シナリオ担当が普段の国屋敷さんとは別の方のようですけど
多少暗示が少ないことを除けば手堅く組み立てられてます。
セリフを区切りながら穏やかに語る紅月ことねさんの演技も相まってリラックスしやすいです。

本作品固有の要素が出てくるのは導入パートの終盤から。
心の中にあるドアをイメージし、それを閉じて催眠状態をさらに深めます。
ちなみにドアが登場するシーンでは毎回開けたり閉じる音が鳴ります。

「ドアが閉まる 鍵がかかる あなたの思考のドア もう開かないね だから何も考えられない」
「思考が止まる」とストレートに言われてもイマイチわかりにくいですから
こうやって別のものに例えて直感的に聴き手へ伝えます。
この扉のイメージは今後のシーンでも何度か出てくるので
繰り返していくうちにどういうものか徐々に掴めると思います。

次の「4 深化(約31分)」はいよいよ本題の女装に取り掛かります。
場所を自分の部屋から電車の中へ移し、彼女に化粧してもらったり
降りた駅のトイレで衣服を着替えて街に出る準備を整えます。

「抵抗のドアが閉まる 体から抵抗が薄れていく」
時間に余裕があるからでしょうけど、いきなり化粧を始めるのではなく
まずは女装に対する抵抗心を取り除くところから入ります。
お姉さんの言うことを素直に受け入れられる暗示を入れることもあれば
先ほどとは違うドアを用意し、それを閉じて感覚を変えることもありました。

そしてメイク開始後はその様子を細かく実況しながら
生まれ変わっていく自分に喜びを感じさせて気分を晴れやかにします。
化粧水を塗ってからアイシャドウを使い、リップライナーで見た目を整えるなど本格的な内容です。
パート終盤には着替える様子を主観的に表現して臨場感を出してますし
本作品の鍵になるシーンなだけあって前のパートよりも描写に力を入れてます。

催眠状態をある程度深めてから女装に移るテーマ性の強い催眠です。
聴き手の見た目を女の子に変えたうえでそれに幸せを感じさせることを目的に
導入パートは深呼吸、脱力、扉のイメージを交えた深化でスムーズに落とし
深化パートは心のケアもしながら化粧や女装する様子を丁寧に描きます。

深化パートでもう少し催眠を深める動作を加えたほうが安定するような気もしますが
全体の流れや各パートでやることはしっかりしてて作品の世界に浸りやすいです。
女装に力を入れてる点も女体化との差別化ができてて良いなと。
男性の自分を残したまま別の存在へと生まれ変わらせることに成功してます。
心と体をゾクゾクさせるエッチ
エッチシーンは33分間。
プレイは街中を歩く、ステージに上がる、カウントによる絶頂、公開オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

「普段は 服で隠れてる肌を 直接 お日様や風が撫でていくの 舐めていくの 気持ちいいね ゾクゾクしちゃう」
長めの催眠で主人公を女の子とほぼ同じ姿に変えたお姉さんは
一緒に街を歩きながら彼が味わってる感覚を語ってスリルと興奮を高めます。

エッチは彼女が語るイメージを聴いて絶頂を目指します。
最初の26分間は雰囲気作りをしながらドライオーガズムを迎えるシーン。
駅から出て街の商店街に向かい、そこで偶然やってたイベントのステージに上がって多くの視線に晒されます。

「1歩進むたび ブラジャーの内側で 乳首が擦れる 1歩進むたび パンツの中で おちんちんがビクビクする」
「羞恥心のドアを開く 心臓が大きく跳ねる かーっと全身が熱くなる 急に恥ずかしさがこみ上げる」

街中を歩くだけですから普通に考えれば全然エロくありません。
でも自分が女装してることや、それを不特定多数の人に見られてる状況を使ってドキドキさせます。
さらに別のドアが登場したりと、本作品が持つ様々な特徴を総動員して心を責めてくれます。

このシーンは体に触れる指示が一切出ませんから
絶頂する時は股間よりも脳に強い快感が湧いてくるでしょう。
羞恥やゾクゾク感といった弱めの刺激を積み重ねて追い込んでくれます。
催眠の段階からイメージ主体の誘導だったのもこれを成功させるためだと私は見ています。

残りの7分間は実際にやったら確実に捕まるプレイ。
ステージに上がったままおちんちんを取り出しオナニーもして背徳的な射精を味わいます。

内容は長めのカウントを数えてる間自由にしごき続けて0で出すシンプルなものですが
ここまで作り上げてきた状況と公開オナニーによって予想以上に興奮できました。
やってはいけないことをした時の快感はやはり強烈です。
精液を観客にぶちまける展開も含めてドライの時よりも各要素の刺激が強化されてます。

このように、露出の強みを活かしながら2種類の絶頂を味わわせる変態プレイが繰り広げられてます。
シチュ重視の作品
現実世界ではできないことを仮想体験させてくれるアブノーマルな作品です。

お姉さんは主人公の女装願望を無理のない形で叶えようと
まずは催眠を通じて別世界へ案内し、そこで女装して街を歩いても大丈夫な状況を作ります。
そしてエッチは見られる快感や見せつける快感を小まめに刺激し
さらに最後は公開オナニーまでさせて心と体をスッキリさせます。

穏やかなお姉さんが女装趣味の男性に刺激的なプレイを提供するM向けのシチュ
手堅い技術で落としてからイメージ主体の女装でなりきらせる目的を見据えた催眠
多くの人々に自分の体や痴態を見られる様子を通じて興奮させる変わったエッチ。
催眠音声だからこそできることを積極的にやって個性の強い作品に仕上げてます。

中でもエッチは体への責めを最小限に留めて
心をがっつり責めるチャレンジ精神旺盛なリードをします。
初めての女装によるドキドキ感、それを他人にバレるかもしれないスリル
おちんちんどころかオナニーや射精まで見られる快感など色んな成分が詰め込まれてました。

催眠の時点からイメージ重視だったおかげで
私が聴いた時はその場の様子が頭の中に自然と浮かんできました。
絶頂感も頭のほうが強かったですし、セルフありですけどドライも楽しめる内容になってます。

絶頂シーンはドライ1回、射精1回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:44:29

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2020年9月23日まで50%OFFの660円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

サークル「国屋敷」さんの無料の催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第30回目は上品で面倒見のいいお姉さんが
Mの欲求を抱えてる男性に催眠を交えた変態的なサービスをします。

「気持ちいい」「幸せ」など心にプラスに働く言葉をたっぷり投げかけながら
彼女の声に対する興味を引いたり従う快感を少しずつ教えていく穏やかな調教が楽しめます。
エッチは見られる快感や見せつける快感を意識させてくれますから露出願望のある人ほど興奮できるでしょう。
優しく犬にしてあげる
お姉さんの犬になって恥ずかしいエッチをするお話。

「これからあなたに催眠をかけます」
お姉さんは上品で穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意事項や環境を簡単に説明すると
主人公を幸せな世界に案内する手始めとして深呼吸させます。

本作品はサークルさんの代表作「マゾ犬ペット化催眠2」の無料版。
声や態度は終始穏やかだけど多少のSっ気もある彼女が、催眠を使った独特なエッチでM男の欲求を満たします。
犬の鳴き真似をする、全裸で街に繰り出し彼女の足を舐めるなど普通の精神状態では難しいプレイをいくつも用意し
それらを無理矢理やらせるのではなく聴き手が自分からやりたくなるようにゆっくりリードします。

「体が幸せな感覚に包まれていく 幸せ ただ幸せ」
聴く作品を間違えたんじゃないかと錯覚するほど雰囲気が穏やかです。
聴き手に心地よさや幸福感を与える暗示が多いのでリフレッシュ目当てで聴くのもいいでしょう。
「気持ちいいから言うことに従いたくなる」といったようにメリットを強調しながら調教を進めます。

催眠は2パート19分間。
最初の「導入」はリラックスしながら彼女に隷属する準備を整えるパート。
横になって軽く深呼吸してから彼女の言葉に耳を傾けます。
目は開けても閉じてもいいそうですが、最初から閉じておいたほうが催眠に入りやすいと思います。

「体がふわふわして気持ちいい 頭がボーッとしてきて 何も考えたくなくなってきます」
深呼吸は合図を出さずこちらの好きなペースでやらせ
その最中に心が落ち着いたり意識がぼやける暗示をのんびりした口調で投げかけます。
お姉さん役が数多くの催眠音声に出演されてる紅月ことねさんなだけあって演技も安定しており
私の場合は音声開始から5分後には早速軽い眠気や脱力感が湧いてきました。

「私の声が あなたの心に直接届く あなたの心は 無防備な状態になって 私の声を何の抵抗もなく受け入れます」
「好き 大好き 私は あなたのことが大好き だから あなたも私のこと 好きになってほしい」

お話は彼女の声に対する興味や集中力を高めるところから始まり
しばらくすると好意をストレートに伝えてお互いの信頼関係を深めようとします。
私の声が気持ちいい→私の声が好きになる→好きだから私の指示に従いたくなる、といった具合に
セリフの表現を少しずつ変えてその気にさせるきめ細かなアプローチをかけてきます。

「マゾ犬ペット化催眠2」も含めて、初期の国屋敷さんはほぼ暗示だけで誘導する変わった催眠をされてます。
脱力感とかはあまり感じないでしょうけど、後になるほど頭の中が妙に気持ちよくなる人がいるはずです。

続く「マゾ化」は本題の主人公をマゾ犬にするパート。
これまでと同じくセリフを細かく区切りながら穏やかな口調で語りかけ
今度は「彼女に従う喜び」をテーマにした別の暗示を丁寧に入れます。

「マゾになれなくて 気持ちよくなれないよりも マゾになって 心がとろけるような快感を味わいたいですよね?」
「うん ちゃんと言えましたね いい子ね えらいえらい」

自由を奪われる、人々に見下されるといった奴隷のデメリットには一切触れず
命令に従えば気持ちよくなる、と快感を全面に押し出しながらメリットだけを色んな表現で伝えます。
そして途中から簡単な命令を出して無事やり遂げたら思い切り褒めてあげます。

マゾ犬の名の通り奴隷よりも愛玩動物に近い扱いを受けます。
「マゾ=気持ちいい」の構図を作って受け入れやすくするところも実に良いです。
彼女に対して高圧的とかの嫌な気分を抱く人はほとんどいないと思います。

目標に向かって暗示を少しずつシフトさせるテーマ性の強い催眠です。
聴き手の心と体を彼女の命令にすんなり従えるようにすることを目的に
深呼吸から入って声に対する集中力を上げる暗示、心地よさを感じる暗示、従う喜びを教える暗示など
後になるほど自分がペット、彼女がご主人様になるよう慎重にリードします。

セリフの表現が柔らかいもので統一されてるおかげで調教っぽさが薄れており
催眠状態特有の心地よさも相まっていい気分に浸りながら聴くことができます。
マゾ犬化についてはこの後始まるエッチでも引き続きやりますから
とりあえず彼女の言うことを素直に受け入れられるようになれれば十分です。
従う快感、見られる快感
エッチシーンは3パート28分間。
プレイはおちんちんの観察、首輪の装着、犬の真似、散歩、足を舐める、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りです。
エッチの最初に服を脱ぐ指示が出ます。

「マゾ奴隷 服を脱いで裸になりなさい」
催眠を使って主人公にマゾ奴隷の心構えをある程度植えつけたお姉さんは
これまでよりも大胆かつエッチな命令を出して従う快感を存分に味わわせます。

エッチは彼女に言われた通りに行動します。
最初の「マゾ化」パートは作品のタイトルをそのまま音声化したようなプレイ(約15分)。
全裸になって彼女におちんちんを観察されてから首輪を装着し
犬の鳴き真似をする、そのまま散歩に出て人々の視線を浴びる、彼女の足を舐めるなど
現実世界の犬がすることに近いプレイをして性的興奮を高めます。
ちなみにこのパートは催眠の最後と合体してます。

「恥ずかしい でもなんだか嬉しい ご主人様に 自分の裸を見ていただいている」
「あなたはみんなに視姦されると 頭が真っ白になって わけもわからずに嬉しくなってしまいます」

エッチが始まっても彼女の態度はほとんど変わりません。
変態性の強い命令を穏やかな口調で出し、それと同時に暗示を使って快感と幸福感を与えます。
誰かに痴態を見られる、見せつける快感を煽ることが多いので露出好きな人ほど楽しめるでしょう。
「変態」などの言葉責めもしますがこちらを露骨に見下すことはないです。

インパクトのあるシチュやプレイばかりですから部屋の中でやるだけでも結構恥ずかしいです。
そしてそれこそが絶頂への大きな触媒になります。
催眠に引き続き心の盛り上げ方がとても上手です。

続く2パート13分間はお待ちかねの絶頂シーン。
セルフなし(ドライ)→セルフ(ウェット)と絶頂形式を切り替え
それぞれに異なるやり方で絶頂できる環境を整えます。

「私がイキなさいと言えば あなたはイってしまう」
セルフなしはこれまでの流れをそのまま引き継いで命令されるとイける暗示を入れ
その後にカウントを数えながら小まめに追い込む催眠音声らしいプレイです。
見られる快感をあまり煽ってこないのがもったいなく感じましたが
これまでよりも語気や話すペースを上げて絶頂が近いことを雰囲気で教えてくれます。

「また 体が動き出す まだイク もーっとイク」
それに対してセルフ心よりも体への責めに力を入れてます。
オナニー自体は完全に聴き手の自由にさせて射精だけを禁止し
ある程度しごいてからカウントをほぼノンストップで4回連続数えてその都度イかせます。

実際に完遂しようとしたら体に相当な負担がかかるプレイです。
オナニー開始から1回目の射精指示が出るまで3分くらいしかないので
1~2日溜めてから聴いたほうがタイミングよく出せると思います。
個人的にはセルフなしよりこちらのほうが気持ちよかったです。

このように、犬になる喜びを教えながら何度もイかせるアブノーマルなエッチが繰り広げられてます。
穏やかな変態作品
落ち着いた雰囲気でぶっ飛んだエッチをする個性的な作品です。

女王様よりもご主人様と呼ぶのがしっくりくる大らかなお姉さんが
Mの欲求を抱えてる男性を催眠によって別の世界へ案内し、そこでマゾ犬をテーマにしたエッチをします。
そして催眠、エッチいずれも飴をちらつかせて彼が自分から食いつくようにリードします。

ハードさや凄惨さをできるだけ持たせずに犬化を進めるまろやかなスタイル
タイトルに沿ったプレイを揃え、命令に従う快感と見られる快感を膨らませるエッチ。
性癖さえ合えば誰でも無理なく聴ける思いやりを持たせたサービスに仕上げてます。

特に催眠はエッチで色んな命令を出すことを踏まえて声に対する印象操作にとても力を入れてます。
彼女がそこまでひどいことをするわけでもありませんし、多くの人がやりやすく感じるのではないでしょうか。
お互いの信頼関係を構築したうえで少しずつ目標へ向かうところも素晴らしいです。

エッチはセルフパート以外は心への刺激が充実してます。
実際に吠えたほうがより気持ちいいでしょうが、無理な場合も頭の中で呟けばそれなりに効果があります。
「自分はお姉さんに愛されてる」という一種の陶酔感に浸ることができました。

絶頂シーンはドライ1回、ウェット4回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

癖のあるテーマをとことん柔らかく表現してる秀作です。

CV:紅月ことねさん
総時間 59:05

マゾ犬ペット化催眠
こちらからダウンロードできます

追記
ページがうまく表示されない場合は以下のコメントご覧ください。
http://doonroom.blog.jp/archives/36419653.html#comments

エッチなお姉さんの安眠催眠

サークル「国屋敷」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、とあるお店か宿に所属する穏やかなお姉さんが
そこにやって来た男性をエッチでもてなしてから眠りに導きます。

上品な声や態度とはやや違う積極的な姿勢をエッチの最中に見せたり
男の嗜虐心をくすぐるセリフを適度に言うなど、体よりも心への責めに力を入れてリードします。

タイトルや販売ページのジャンルタグから催眠音声と思う方が多いでしょうが
本作品は催眠音声ではありません。
理由はこのあと説明するとして、当サイトでは同人音声側で紹介します。
スッキリしてから安眠を
お姉さんとエッチしてから眠るお話。

「本日は ようこそおいでくださいました」
お姉さんは丁寧な言葉遣いをするお淑やかな声の女性。
安眠を求めてやって来た主人公に挨拶すると
緊張気味なのを見てまずは軽くリラックスさせます。

本作品は旅館あるいは専門店の店員をしている彼女が
50分近くの時間をかけて彼に3つのエッチなご奉仕をします。

一般的な催眠音声の場合、何らかの技術を使って催眠をかけてからエッチに進みますが
本作品ではそういったことを特にせず普通にエッチを楽しみます。
催眠に関する技術を使っておらず、聴き手を催眠状態に誘導する意思も見られない。
だから催眠音声じゃないというのが私の意見です。

シナリオを担当されたR&Wさんは同人音声で活躍されてるサークルさんですから
本作品の内容がそうなるのはある意味自然です。
催眠音声は6年ほど前に1本作ったきりですね。
癒し寄りのシチュエーションボイスと呼ぶのがぴったりな至って普通の作品です。

また安眠についてもエッチを終えた後に2分程度添い寝するシーンがあるだけで
子守唄を唄ったり寝息を立てるといった聴き手に眠気を与えるアプローチは特にしません。
性的欲求を解消させて眠りやすくするあたりに留まってます。

「私もよくわかります 私だってオナニーくらいしますから」
ただし「エッチなお姉さん」についてはその通りと言えます。
店員らしく礼儀正しい態度で接しつつ、自分のオナニー事情を割とリアルに語ったり
SEXシーンでは大きめに乱れて彼の射精を応援します。

コキ系のプレイが中心なのに効果音が入ってない関係で
彼女がどんな風に責めてるかは正直わかりにくいです。
でもそのハンデをノーマル向けの言葉責めでカバーしようとしています。
こういったセリフの数々が本作品一番の魅力です。
親密度に合わせて変化するエッチ
エッチシーンは3パート50分間。
プレイはオナニー、お姉さんのオナニー実況、手コキ、素股、SEX(騎乗位)です。
エッチな効果音はありません。

「それじゃあシコシコして おちんちんを大きくしてみましょう」
主人公の心をほぐそうと深呼吸や小話をしたお姉さんは
その最中彼が寝る前にオナニーしてないことを知り、今回はそれでもてなすことに決めます。

エッチはどのパートも彼女がリードする形で進みます。
一番最初の「本編1」パートは二人が初めて出会った時のお話(約17分)。
前半はシコシコボイスを絡めたオナサポっぽいプレイ、後半は彼女のオナニー事情の暴露とスタイルを変えながら
M性の薄いセリフを投げかけて彼のオナニーを緩くコントロールします。

「余った皮が 引っ張られて 先っぽが出たり隠れたりして なんだかいじらしくて可愛いです」
「入れると言っても 人差し指の第一 第二関節くらいです おまんこの浅いところが感じやすいので そんなに深いところまでは入れないですね」

声や態度は普段通り落ち着いてるものの、エッチ大好きなだけあって男心をくすぐるセリフが多いです。
特にオナニーの実況は普段どんな風に自分を慰めてるかを割と生々しく語ります。
シコシコボイスは時々言う程度ですからこちらがメインですね。
射精時はカウントを数えず合図でタイミングを指定します。

彼女が肌を一切露出させませんしかなりソフトなサービスと言えます。
でもそれは単に彼がまだ初対面だからです。
二人の仲が良くなるにつれてより踏み込んだプレイに移行します。

続く「本編2」でするのは手コキ(約16分)。
前のパートと同じく彼だけが服を脱ぎ、おちんちんの形や様子をまじまじ観察しながらゆっくり刺激します。

「いいんですよ このまま顔にかかっちゃっても」
「興奮を煽られるのが嫌なんです だって…入れたくなっちゃうんですよ」

彼女を汚さないよう射精を我慢してる彼にそのまま出すように言ったり
おちんちんの匂いを嗅ぎながら興奮してることを素直に告げるなど
自分よりも彼を上に置きながら体よりも心を上手に責めます。
ややSあたりの人が一番グッと来るのではないかなと。

最後の「本編3」はいよいよ本番(約17分)。
彼は全裸、彼女は上だけをはだけさせた状態でしばらく素股を続け
二人とも十分に温まったところでひとつになります。

「裏筋が擦れて…あっ あぁぁっ おまんこの中 全部引きずり出されちゃいそうです」
前の2パートと違ってお互いに責め合うプレイなおかげで
彼女が熱っぽい吐息や喘ぎ声を漏らすシーンが多いです。
今までなかった純粋なエロ要素が補充されていて一番抜きやすく感じました。
最後もきっちり中出しさせてくれますし、彼がどうすれば喜ぶかをよく心得てます。

このように、後になるほど大胆なサービスをするややS~ノーマル向けのエッチが繰り広げられてます。
穏やかな作品
優しい女性とまったり愛し合うオーソドックスな作品です。

お姉さんは何らかの事情で寝つきが悪くなってる主人公を安眠させようと
最初から最後まで優しい態度で接しながら彼を立てる形でエッチします。
そしてところどころで男性が聴いたら喜ぶ素材を盛り込み心の興奮を効果的に高めます。

「もし 私のほうが早く起きてたら あなたの上に 跨っちゃってるかもしれません」
明らかにエッチ大好きなんだけど、声や言葉遣いで下品さをある程度中和してます。
疲れさせるのではなく癒すためにするエッチだなと。
射精を全パート1回ずつに設定してるのも彼に過度な負担をかけないための配慮だと思います。

そんな感じでキャラは結構立ってるのですが
作風が古いと言いますか、最近出た作品として見るには色々物足りなく感じました。
オナニーやSEXをメインのプレイにしてるのに効果音が一切鳴らないこと
それにも関わらずプレイの実況をあまりしてないことが主な要因です。

今の音声作品は録音環境が飛躍的に向上したのを受けて
音で癒す、楽しませる、興奮させる作品が数多く出回ってます。
バイノーラル録音による声のクオリティアップももちろんこの中に入ります。
音と声の両方を使えれば片方だけよりも表現の幅が広がり臨場感も上がります。

本作品は効果音が入ってませんからセリフですべてを表現する必要があります。
それなのにプレイの実況を疎かにしたら何をやってるかがわかりません。
フェラや耳舐めといったちゅぱ音を使うプレイが中心なら問題ないのでしょうけど違いますし
この作品に効果音を敢えて入れない理由が見当たらないです。

射精シーンは3回。
淫語と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。
催眠音声じゃないのに催眠音声と言ってることも含めて本当に残念です。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:15:06

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は5点。
75分で1200円とやや割高なので-1してあります。

催眠音声でないことは点数に加味してません。
品質だけを見て決めました。

マゾ犬ペット化催眠2

サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第14回目は穏やかで面倒見のいいお姉さんが
催眠を使って男性をマゾ犬に変え、様々な躾をしてから絶頂のご褒美をあげます。

ワンと鳴く、お手をする、ドッグフードをおあずけするなど
実際の犬を躾けるように何度も指示を繰り返し、それに従う喜びを教える本格的な調教が楽しめます。
ご主人様の犬になる喜び
お姉さんに催眠をかけられマゾ犬になるお話。

「こんにちは あなたは私のこと 覚えているかな?」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
自分に以前マゾ犬調教を受けたことをすっかり忘れてる主人公に
催眠をかけてからその時と同じ快感を味わわせてあげます。

本作品は国屋敷さん唯一の無料作品「マゾ犬ペット化催眠」の続編。
30分近くに渡る入念な催眠で彼女の指示に従う喜びをとことん教え込み、その後2種類のエッチを順に楽しみます。
続編扱いになってますが内容はほぼ独立してますので本作から入っても大丈夫です。

「嬉しいなら 私にわかるように ワンとお鳴きなさい」
そして作中では一人でも多くの聴き手が本物の犬になりきれるように
現実世界の犬へ芸を仕込むのと似たやり方で服従する喜びを教えます。
犬の姿に変わる暗示を入れられることはありませんが、彼女は完全に彼を犬として扱います。
人の言葉を話すことを禁じられたり、ドッグフードを食べるシーンもありますから当然M向けです。

しかし、そんな変態向けのプレイとは打って変わって彼女の態度や雰囲気は終始穏やかです。
犬になることを押しつけるのではなく、催眠の技術を使って自分からそうなりたいと願うように誘導するからです。
中でも主従関係のカギとなる「指示に従う喜び」を時間をかけて徹底的に教え込んでくれますから
エッチを始める頃には変態プレイをすることにむしろ快感や幸福感を覚えるようになるでしょう。
愛玩動物を躾けるような極めて優しい調教が行われています。

催眠は2パート32分間。
仰向けに横になって目を瞑り、最初は深呼吸しながら彼女の声に耳を傾けます。

「私の声で 気持ちよくなる 声を聞いて 幸せになる」
ご主人様の指示を素直に受け入れるにはまず気持ちを落ち着ける必要があります。
それを考慮し彼女は意識してゆっくり呼吸させながらリラックスする暗示を入れます。
さらにしばらくすると自分の声に良い印象を持つよう働きかけます。

これからするマゾ犬プレイは様々な指示を出しながら進めますから
その根本となる声に対して抵抗を抱かせないことが極めて重要です。
こんな風に彼女は犬化に向けて一歩一歩着実に準備を整えます。

「マゾ犬がいつも考えてるのは ご主人様に命令されたい ご主人様にご奉仕したい ということだけ」
「マゾ犬だから 恥ずかしくても大丈夫 マゾ犬がエッチで恥ずかしいことをするのは 当たり前」

お次は犬化の手始めとして「ワン」と鳴く指示を出しながら
命令されることやそれを成し遂げる喜びを丁寧に教えます。
彼女も彼が指示に従った場合は頭を撫でてしっかり甘やかします。

ここでのポイントは隷属するデメリットにはほとんど触れず、メリットだけを強調して伝えることです。
実際にところこの作品で指示に従ってもデメリットはほとんどないのですが
「調教」と言うと窮屈な印象を抱く人もいるでしょうし、不安や心配はできるだけ取り除くのが妥当です。
「彼女に言われてやった」という正当な理由を掲げて堂々と変態プレイができるわけです。

続く「深化」パートは催眠状態を深めつつより犬になりきらせることを目的に
彼女が先ほどよりもさらに踏み込んだ指示を与えます。

「ワンワンと鳴いていると 頭の中が真っ白になっていきます もう 何も考えられない」
「何度も命令に従うたびに あなたの体は マゾ犬の体になっていきます」

ワンと鳴く、合図が出るまで鳴き続ける、お手をする、ドッグフードを出しておあずけするなど
人によってはそれなりの屈辱感を覚えそうなものが登場します。
ですが彼女の声や態度が至って穏やかなことや、従う喜びをある程度養ってきたおかげで
不思議と嫌な感じはせず、むしろ指示を出してくれないと寂しい気分がしてきます。

聴いてる最中は寝る直前のようなぽわぽわしたいい気分に浸ってました。
一般的な催眠音声で味わう「落ちる」感覚ではなく陶酔感に似た気持ちよさです。

犬化に向けて少しずつ確実に心を誘導するテーマ性の強い催眠です。
聴き手の心をお姉さんの指示に素直に従えるようにすることを目的に
彼女の声は気持ちいい→彼女が出す指示に従うのは気持ちいい→犬になりきるのは気持ちいい、といったように
暗示の内容をシーンごとに切り替え、違和感なくシフトさせることで犬の心を育てます。

暗示の表現はほぼ古典催眠ですが、分割弛緩法や凝視法といった定番の技術は使われておらず
犬に対する指示に暗示を絡めて深化させる独特な催眠が行われています。
リラックス部分の時間が短いので指示に従うことにあまり抵抗を感じない、つまり多少のM性が要求されますが
それさえクリアしていれば先ほど書いた一種の陶酔感が味わえるでしょう。
従う快感と見られる快感をスパイスに
エッチシーンは2パート25分。
プレイはおちんちんの勃起と収縮、声による絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。

「じゃあまずは あなたのおちんちん 勃起させなさい」
催眠を使って主人公を従順な犬へと変えたお姉さんは
M向けのエッチな指示を出して2種類の絶頂へと追い込みます。

エッチはもちろん彼女の指示に従う形で行います。
前半の「絶頂(セルフなし)」パートでするのはノーハンド射精。
言われた通りおちんちんを硬くしたり萎えさせた後、カウントに合わせて精液を吐き出します。

「おちんちん大きくしたり 小さくしたりするところ ご主人様に眺めてもらえるなんて とても幸せ」
おちんちんの勃起は普通なら自身でも制御できないものですが
彼女はそれを暗示でコントロールし、自分の一番大事な部分まで掌握されたことを思い知らせます。
そしてそれすらも犬にとっては喜びであると教えます。

また彼女は勃起や収縮の一部始終をじっくり観察してると告げます。
自分が性的に興奮しつつある様子を女性に見られるのはやはり恥ずかしいものです。
物理的な刺激を与えられない分、精神を盛り上げることに力を入れています。

「0って言われると 気持ちいいよね 0になると 快感が溢れてくる」
ちなみに絶頂シーンは短めのカウントを何度も数え、その間に絶頂する変則的なものです。
実際にやってみたところ射精はできませんでしたが熱やエネルギーが集まってくるのは感じました。
次のパートでどの道射精できますし、ここはドライを目指したほうが楽しめると思います。

もうひとつの「絶頂(セルフあり)」パートは好きなペースでオナニーするシンプルなプレイ。
開始と射精のタイミングだけを彼女が設定し、その時が来るまでおちんちんを慰めながら我慢します。

「射精しそうになると あなたの手が おちんちんをしごくのをやめてしまいます」
「見ていてあげるから 射精しなさい 精液ぶちまけなさい」

ここでも彼女は運動支配の暗示を使って射精をコントロールしようとします。
そして射精の瞬間は自分の視線を感じさせてより気持よく出させてあげます。
オナニーする時間が5分程度と短いので多少溜めてから聴くのがいいでしょう。
射精の快感はもちろん、彼女の言う通りにやり遂げた達成感も得られます。

このように、指示と視線を組み合わせて興奮と絶頂を促す独特なエッチが繰り広げられています。
優しく躾けてくれる作品
極めてマイルドな調教を施してくれる作品です。

お姉さんは主人公が自分の指示に従って喜ぶマゾ犬になれるように
高圧的な態度を一切取らず、愛玩動物に語りかけるような調子でじっくり催眠をかけます。
そしてその成果を確かめつつ気持ちよくする方向でエッチを進めます。

「こんなに大きくしてしまうなんて 可愛いよ ポチ」
作品名を見ただけだと相当ヤバいプレイをするように思うのではないでしょうか。
しかし彼女は他の催眠音声と同じく聴き手を楽しませることを第一に考えてリードします。
やり方がとても上手ですから終始いい気分に浸りながら気持ちよくなれます。
私個人は癒しのパワーをそれなりに持ってる作品と見ています。

催眠は国屋敷さんらしいと言いますか、暗示の繋げ方や表現が洗練されてます。
スタイルが他のサークルさんと随分違いますし、色々聴いてる方でも新鮮な気持ちで楽しめます。
現時点で最も売れてる作品なだけあってレベルが高いです。

エッチは催眠に時間を使いすぎた影響でどちらのパートも短くなってしまっています。
セルフなしパートはもう少し準備をしてからカウントに持っていって欲しかったです。
セルフありもオナニーする時間をもう5分程度長くしたほうが抜きやすくなります。
催眠パートに比べると色々惜しい内容かなぁと。

絶頂シーンは2回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

女性に飼われる喜びをとことん教えてくれる作品です。
ソフトな調教が好きな人には特におすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:02:16

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

双子のお姉さん催眠

サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

前作からおよそ1年半ぶりの新作となるこちらは、声も態度も似ている双子のお姉さんが
3人きりになれる世界に案内し、そこで気持ちよくて幸せなエッチをプレゼントします。

サークルさんでは初となる双子形式を導入した催眠が最大の特徴で
2人は冒頭から別のセリフを交互に、あるいは同時に語りかけながら
その中に様々な暗示を込めて後になるほど催眠が深くなるよう丁寧にリードします。
双子の声に包まれながら
双子のお姉さんに催眠をかけられ3種類のエッチを楽しむお話。

「こんにちは」
双子はややトーンの違う落ち着いた声の女性。
音声を聴くにあたっての諸注意を簡単に説明すると
本編開始直後から主人公に寄り添い、左右から別のことを同時に語りかけます。

本作品は彼女たち以外誰もいない催眠の世界で気持ちよくなることを目的に
2人がシーンによってセリフを分担しながら進める双子形式の催眠を施します。

双子は「双子のいいなり」など四九発苦さんが製作されたシリーズを源流とし
現在は他のサークルさんも含めて趣向を凝らした様々な作品が世に送り出されています。
国屋敷さんも活動歴は長いのでもちろんご存知だったと思うのですが
今までの作品は1対1で行うオーソドックスなスタイルを貫き通してました。

右「1人のお姉さんじゃなくて 2人が いいのよね?」
左「2人のお姉さんに気持ちよくされる贅沢な楽しみを ここで味わわせてあげる」
しかし今回は2人が最初から最後まで別々のセリフを同時にしゃべったり
時には異なる暗示を交互に入れるコンビネーションを大事にした誘導を行います。
2人がとりあえず別のことを交互に話すうわべだけの双子ではなく
話すセリフや言うタイミングなどが考えられている本家をリスペクトした双子です。

時間に対する暗示のボリュームが濃くなってますから
比較的短時間のうちに体がだらんとするとか、意識がぽわぽわする不思議な感覚が湧いてきます。
特に催眠パートの前半部分は軽く混乱する人が出そうなほど密度が高いです。

催眠は3パート17分間。
仰向けに横になり目を瞑った状態でまずは双子の声に合わせて深呼吸をします。

右「想像して? 体が 深い深い催眠の海の底へ 沈んでいく」
左「想像して? だんだん 沈んでいく ゆっくりゆっくり沈んでいく」
催眠音声の序盤によく見かけるお馴染みのシーンですが
2人が似たようなセリフを同時に語りかけてくるおかげで
頭の中を声に包まれてるような気分を感じながらリラックスできます。

左右から同時にセリフを言う時間が意外に長いため、どちらの声に集中すればいいか迷う人がいると思います。
そういう場合はなんとなく気になったほうでもいいですし、両方聞き流すのもいいでしょう。
大事なのは2人の声に意識を向けながらリラックスすることです。

軽くリラックスした後はいよいよ2人が言う「催眠の世界」に足を運びます。
砂浜から海に入り海底に沈んでいくイメージに多めの暗示を絡め
さらにそれを2人が左右から交互に投げかけて少しずつ催眠の感覚を強めます。

右「海底へ 引っ張られるように 沈んでいく」
左「沈むのは幸せ だからもっと沈む」
深呼吸の時よりも2人が同時に話しかけてくる時間が少なくなり
セリフごとの間も開けながら海に入る前は暖かい日差しや爽やかな風の心地よさを
入った後は沈んでいく感覚や2人と一緒にいる幸せな感覚を伝えてくれます。

同時に話しかける/交互に話しかけるセリフの時間や割合をシーンによって切り替えてくるわけです。
最初は慌しく感じた人もこのパートに入ると落ち着く感じがするでしょう。
実際に海底に沈んでいく時のような静けさを持たせたリードをしてくれます。

そして最後の「深化」パートは催眠のかかり具合を確認するために
双子に腕をひとりでに上がったり下がる暗示を入れてもらいます。

右「催眠状態 あなたの腕が ひとりでに動く」
左「右腕が上がる 勝手に上がる」
私の場合は残念ながら実際に持ち上がることはありませんでしたが
それでも腕のあたりを見えない力に引っ張られる感覚はしました。
腕を下ろす指示が出た後で一気に重くなる人もいるでしょうね。
双子のセリフに微妙な違いを持たせ、「腕が上がる」など重要なセリフだけ同時に言って効果を上げています。

2人の女性が一緒に催眠を施す個性的な催眠です。
聴き手を3人きりになれる気持ちいい世界に案内することを目的に
最初のパートは同時に話す割合を多く、次から先は交互に話すスタイルを中心に据え
さらにセリフの表現や方向性を微妙に変えながらタイミングよく投げかけます。

本家みたいにセリフを細かく区切って話すタイプではないのでテンポはあまりよくありませんが
聴き手に伝えたいセリフを合わせて言ったり、シーンによっては役割分担するなど
2人だからこそできる要素をそれなりに含んでるのも事実です。
荒削りだけど双子1作目として見る分には十分なクオリティだと思います。

ただし導入の深呼吸をする時間が極端に短く、リラックスしにくい点は改善して欲しいです。
私が聴いたときも2人の声が最初から慌しくあまり落ち着けませんでした。
中盤あたりから体がぽかぽかしたり意識が軽くずーんとする感じがしたので多少は入れたのだと思います。
でも他の双子系作品で得た感覚に比べるとずっと弱いものでした。
2人の暗示を無意識に効果的に伝えるための準備がもっと必要です。
2人の愛と視線を感じながら
エッチシーンは3パート30分ほど。
プレイはキス、手コキ、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります(ドライもあります)。

右「好き だーい好き 私たちもあなたのことが大好き」
左「大好き あなたのことが大好きよ」
催眠をかけて主人公を好きなだけ気持ちよくなれる世界に案内した双子は
本格的なエッチを始める前に愛の言葉をたっぷり投げかけて彼の心を潤します。

エッチはどのパートも彼女たちに責められる形で進みます。
一番最初の「キス」パートは名前の通りキスをするだけのソフトなシーン。
最初の6分程度を使ってお互いの気持ちを確認し、それから短い時間で代わる代わる唇を重ねます。

左右「ドキドキする 幸せになれる 大好きって言葉で 心が熱くなってくる」
本作品のエッチにおける最大のポイントは心の繋がりを大事にしていること。
いきなりキスするのではなく、キスした時の満足感や幸福感がより大きくなるように
彼女たちが左右から何度も「好き」と言ったり、聴き手にも実際に言うよう促します。

この先のパートもプレイ自体は比較的ソフトなのですが
心を盛り上げるアプローチが適度に込められていていい気分で聴くことができます。
2人と一緒に気持ちよくなる雰囲気に浸りやすいあまあまなエッチです。

左「いっぱい愛し合う 愛し合ってるから気持ちいい」
実際にキスをする際も1人がちゅぱ音を鳴らし、もう1人はキスの感覚を伝える暗示を投げかけます。
術者が1人の場合は両方を同時にできませんからこれも双子ならではです。
催眠の効果も相まって心がすごくぽかぽかします。

続く「エッチ」パートでするのは手コキ。
前のパートと同様に軽く気持ちを盛り上げてから2人が同時におちんちんをしごきます。

右「こうやって 恥ずかしいところを見てもらっていると ドキドキしちゃう」
左「おちんちんを 曝け出すのは気持ちいい」
ここでは彼女たちにおちんちんを見られてることを強く意識させてくれるのが良いですね。
現実世界ではなかなか難しい見られる快感、見せる快感を満たします。
Mっぽいシチュですがこちらを見下してくることはほとんどありません。
主人公を喜ばせ、興奮させるご奉仕としてこういうプレイをします。

しかし、心は盛り上がる一方で物理的な刺激はおちんちんの根元を押さえるのに留まっており
その状態でカウントに合わせて射精を指示される難度の高いプレイとなっています。
ほぼノーハンド射精ですから達成できる人は少ないんじゃないでしょうか。
個人的にはこのパートもドライを最終目標に定めたほうがやりやすかったと思います。

最後の「オナニー」パートはもちろんオナニー。
2人のカウントに合わせておちんちんをしごき始め、再度のカウントで射精するシンプルなプレイです。
オナニー開始から射精までの時間が3分しかなく、最中に心を盛り上げる要素も乏しいため
この内容で時間内に射精できるかと言われれば首を捻ります。

国屋敷さんは前々からドライとセルフ両方をエッチに取り入れる傾向があり
それが結果的に各プレイの密度を薄くするという悪循環が働いてました。
実際にオナニーして射精できる十分な時間を取るか
いっそ削除して他の2パートを充実させたほうが良いエッチになったのではないかなと。
良いところもあるのだけど悪い部分も目立つエッチに映りました。

このように、2人にお世話されてる雰囲気を大事にしたエッチが繰り広げられています。
癒し系双子作品
2人のお姉さんが隅から隅まで優しくリードしてくれる甘さの強い作品です。

双子は主人公が普段よりも心を開放した状態で存分に気持ちよくなれるように
まずは現実世界とは違う場所へと案内し、そこで自分たちとの愛を確かめながら色んなエッチをします。
2人の声や態度、そして投げかけられるセリフのすべてが優しく
声に包まれ続けるシチュも相まって聴けば聴くほど心が軽くなったりぽかぽかしてきます。

国屋敷さんと言えば代表作「マゾ犬ペット化催眠2」などM向けの作品が多いだけに
こういう癒しの色が強い作品には新鮮さがあります。
エッチもプレイを意識的にソフトにし、そのぶん心への責めに力を入れてます。

正直なところ、この作品を聴く前は不安で一杯でした。
それは前作「サキュバスのお姉さんの奴隷化催眠」が催眠にすらなってない非常にまずい内容だったからです。
1年半の時を経てこうして再び製作者としての意地を見せてくれたことを嬉しく思います。

双子は編集面での頑張りが一際耳を惹きました。
2人のセリフを微妙に変えつつ、重要なタイミングではちゃんと合わせてきます。
本家よりは別の双子専門サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの作風に近いです。

エッチはキス以外の2パートで双子を持て余してるように感じました。
女性が2人いる=2つのプレイを同時にできるメリットを捨ててるのはもったいないです。
手コキするにしても両耳を舐めるとか、何らかの特別な要素を組み込んだほうが聴き手は楽しめます。
セルフパートの扱いも含めて次回以降の作品に期待したいです。

絶頂シーンはドライ1回、射精2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

お姉さん達が心をたっぷり温めてくれる作品です。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:00:15

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
60分1200円とやや割高なので-1してあります。

サキュバスのお姉さんの奴隷化催眠

サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

同サークルさんの有料では丁度10作目となるこちらの作品は
優しいけどSっ気もあるサキュバスが催眠を使って主人公を奴隷化し
その後3つのプレイで精液を搾り取ります。

催眠やエッチを行うのと奴隷化を並行して進めているのが特徴で
彼女は復唱や恥ずかしいプレイをさせながら
言葉を使ってそれらに気持ちよさや幸福を感じるよう何度も何度も念を押してきます。



サキュバスのお姉さんと夢の世界へ
サキュバスに催眠をかけられてからエッチな命令を受けるお話。

「はぁーいこんにちは お休み中のところごめんなさいね」
サキュバスは甘いがやや嗜虐的な声のお姉さん。
主人公の目の前に突然現れ自己紹介すると
おいしい精をいただくために彼を隷属させ調教しようとします。

催眠は2パート9分30秒ほど。
事前に彼女に主従の契約を結ぶためのキスをされた後
深呼吸をしながらその声に耳を傾けます。

「もう何も考えられない 頭がぼーっとしてきて 眠ってしまいそうになる」
冒頭のやり取りよりもややぼんやりとした彼女の声を聴いていると
うっすら眠くなるようなぼんやりとした感覚が湧いてくるかもしれません。
奴隷化をテーマにしている作品ですが雰囲気は終始とても甘く
それが彼女の声に従うことへの抵抗力を弱めてくれます。

「私たちは 男の子の理想を現実化した存在だから 人間の女の子なんかよりずっといい」
また彼女は聴き手の意識をぼやけさせながら
自分に対して良い印象を持てるようにも働きかけてきます。
この後でも彼女は何度も奴隷化によるメリットを説いてきますから
後になるほど頼れるとか、安心する存在に感じるかもしれません。

2番目のパートは奴隷としての心をさらに強くするために
彼女の言った様々なセリフを後に続いて復唱します。

「私はご主人様の奴隷です」
「私のすべては ご主人様のものです」

言われたことをそのまま言う行為自体が奴隷化の象徴なのは間違いありませんが
復唱することで自己暗示をかける効果も狙っているのだと思います。
自分が彼女の所有物であり、その命令に従うのは気持ちいい。
この先に行うエッチをより楽しめる心理状態へと導いてくれます。

リラックスをさせながら暗示を入れ続ける極めてシンプルな催眠です。
作品のテーマに沿って目的を奴隷化のみに絞り込み
そのための準備を進めながら段階的に上下関係を感じさせるセリフを言ってきます。
中でも命令に従うことに快感を覚える暗示を入念に入れているところが印象的でした。

「キスしちゃった 契約完了ね これでもう君は動けない」
「この契約は 人間から取り消すことはできないの 君が奴隷をやめたくてもそれはもうできない 私の望むように生きていくしかできないの」

しかし、自己紹介をした直後に一方的に主従の契約を結ばせたり
誘導の段階から主人公の意思や行動を束縛しているのは大いに疑問です。
奴隷化がテーマといってもこの作品は催眠音声ですから
催眠の技術を使って聴き手が自らそう願いたくなるよう導くのが望ましいです。

技術面を見ても意識の力があまり弱まっていない段階で奴隷化の暗示を入れていますし
復唱の際も「言いなさい」と高圧的な表現で指示しています。

簡単に言うとサキュバス本位で催眠を進めているシーンが多いんです。
これはいけません。
「催眠音声の主役は聴き手」という大前提を覆してしまっています。
事実この音声を聴いた私自身がほとんど催眠に入れませんでした。

以上の事から私は催眠よりも洗脳と呼ぶのが妥当な音声と考えています。



奴隷になることに幸せを感じながら
エッチシーンは3パート33分30秒ほど。
プレイはおちんちんの愛撫、犬の真似、フェラ、SEX(騎乗位)、キス、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「さぁ奴隷さん 私と楽しいことしましょうか」
主人公を夢の世界に連れて行き、そこで奴隷化させたサキュバスは
最初の命令として服を脱がせ、おちんちんを勃起させるよう言います。

エッチはご主人様になった彼女の命令に従いながら行います。
催眠が終了した時点で一応奴隷化は完了しているのですが
今度は恥辱的なプレイを通じて自分が彼女の所有物になったことを強く実感させます。

一番最初のパート(催眠の2番目と同じ音声の後半部分)は
裸になっておちんちんをじっくり観察されたり、指で優しく撫でられたり
エッチな言葉を復唱して気持ちを高めてから
四つん這いになってワンと吠えながら部屋の中を歩き回ります。

普通の精神状態では躊躇するプレイを取り入れているところがこの作品らしいですね。
怪我をしないよう事前に部屋を片付けておくのがいいでしょう。

「大好きなご主人様の命令だから それに従うのも大好き」
そしてこれらのプレイを行いながら
彼女は自分の指示に従うことに幸せを感じるよう心を誘導します。
心と体、2つの側面から奴隷化を進めていくあたりに入念さを感じます。

本格的なプレイが行われるのはその後の2パート。
片方はフェラとSEXでドライを1回ずつ、もう片方はオナニーで実際に射精をします。
国屋敷さんの他作品同様セルフとドライの両方が楽しめる作りです。

「舌を出して 舌先でおちんちんをペロッと舐める おちんちんがビクッて反応してしまう」
ドライパートは客観描写と同時にその気持ちよさを少しばかりのセリフで伝えながら
フェラではちゅぱ音、SEXでは喘ぎ声を漏らします。
催眠による感度の変化を味わってもらいたかったのか
ストレートな表現はあまりせず雰囲気で興奮を促すアプローチが多いです。

「出して 私のお口に全部出して ぴゅー ぴゅー ぴゅっぴゅー」
またこの後のセルフパートもそうなのですが
絶頂シーンはカウントではなく「イケっ」と言ったり射精の様子をセリフで表現しています。
いずれも約5分と短時間で絶頂しなければなりませんし
集中的に感度を盛り上げようとするシーンも無いことから
この内容でドライオーガズムを迎えるのは正直きついと思います。

「女の子の目の前でオナニーするのは気持ちいい 誰にも見てもらわずにするオナニーは楽しくない」
最後のセルフパートはおちんちんをしごきながら
彼女がその一部始終を眺めているのを強く意識します。
ドライパートに比べると肉体・精神いずれも強い刺激が得られますので
こちらのほうが性的快感は得やすいのではないかなと。
最後のタイミングに合わせて自分のペースで興奮を高めていきましょう。

このように、奴隷になったことを自覚させるM向けのエッチが繰り広げられます。



テーマは面白いのだが
うーん…今まで聴いてきた国屋敷さんの作品に比べると
残念な部分が数多く見られた、というのが率直な感想です。

ここ最近、具体的には「メイドさんのご奉仕催眠」あたりから
作風を変えようとされているのか色々と真新しい要素が見られ始めていたのですが
うちでの点数を見ていただければわかるように
そのことごとくがうまくいっていない印象を受けていました。
それでもまだ催眠音声として十分成り立つレベルのクオリティは持っていました。

それが本作品では根本的な部分から崩れているように思えます。
サキュバスに主人公との信頼関係を築く意思が一切感じられないことから始まり
キスをしただけで契約が成立し、既に奴隷化が始まっていると一方的に決めつけたり
大した誘導もせず本題である奴隷化の暗示を立て続けに入れてくるなど
催眠にとって重要となる要素をことごとく踏みにじりながら催眠を進めています。

「普通の人間は最初は抵抗するんだけど 無理矢理契約して 奴隷にしてしまえば 私の命令に逆らえなくなるの」
中でもエッチの序盤に彼女が言うこのセリフに最も失望しました。
彼女は聴き手の意思や都合を考えず、自分の欲望だけで催眠を施しています。
「本当に同じ人がシナリオを書いたの?」と思うくらいに色々な部分が破綻しています。

私は普段ネガティブな指摘をある程度避けるようにしています。
それはどういう形であれ、世に送り出された以上は
より多くの人に作品を良く思ってもらい、場合によっては聴いてもらいたいからです。

ですが国屋敷さんのように過去いくつもの良作を生み出されているサークルさんが
本作のような作品を出されたとなるとそうもいきません。
事態を重く見て今回はいつも以上に思ったことをそのまま書かせていただきました。

記事を読んで不快に思われた方がきっといると思います。
しかし良くも悪くもありのままを伝えるのが当サイトの存在意義だと私は考えています。
その点はご理解願います。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

以上のことから今回はとてもとても厳しい点数とさせていただきました。
ただただ残念な思いでいっぱいです。

CV:みる☆くるみさん
総時間 59:15


オススメ度
■□□□□□□□□□ 1点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は2点。
やや割高なので-1してあります。

優しいお姉さんの乳首開発催眠

サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

本作品は乳首未開発な人でも気持ちよさを実感できるように
お姉さんが時間をかけて優しく優しく催眠をかけてくれます。

テーマにちなんでエッチだけでなく催眠誘導でも乳首を取り入れた珍しい作りをしており
実際にいじりながら何度も暗示を入れてまずは乳首をいじりたくなる心境に持っていき
それから乳首だけで絶頂できるように少しずつ心と体を高めていきます。



乳首をいじることに幸せを感じよう
お姉さんの声に従いながら乳首を開発するお話。

「ようこそ 私のお部屋へ」
お姉さんは穏やかで色っぽい声の女性。
主人公との関係などには一切触れず、軽い挨拶を済ませてから
新しい快感を提供するために早速催眠をかけ始めます。

催眠はおよそ34分間。
まずは深呼吸をしながら彼女の声に耳を傾けます。

「寝転がるのは気持ちいい だから この気持ちいい感覚は なくしたくない だから お姉さんの言う通りに 深呼吸を続けてしまう」
国屋敷さんは「~すると、~になる」というように暗示を連結するスタイルを得意としており
深呼吸の気持ちよさを実感させながら、彼女の声にもそう思うよう巧みに誘導してきます。
おかげで聴き始めてから数分後には心地いい気分が湧いてくるでしょう。
催眠に入り始めている時によく味わう、頭がぽわぽわするような感覚です。

「水滴の波紋は 乳首の先を中心に おっぱい全体に広がっていく」
ある程度リラックスしたところでお姉さんは水面に滴が落ちるような音を鳴らしながら
それが乳首に当たると心地よさや優しい気持ちが広がっていくと言います。
30秒程度の間隔で左右から交互に聞こえてくる水滴音は耳に心地よく
先ほどまでの感覚がさらに強まっていくのを感じるかもしれません。
催眠誘導の段階から乳首を活用しているのが本作品の大きな特徴の一つです。

また彼女は乳首で生まれた感覚を肩、腕、ひじ、手といったように
体全体に広げながら脱力するようにも促してきます。
私の場合は脱力感ではなくほんのり温かくなる感覚だったのですが
それが乳首から少しずつ広がっていくのが感じられました。
乳首を中心に催眠を深めていくスタイルが独特で面白いですね。

「おちんちんをいじるのとは違う また別の感覚 心がどきどきする 不思議な感覚」
「今のように 乳首をいじっている時のような 優しくて長く長く続く快感も あなたは好きになっていく」

そして最後は実際に乳首をいじりながらその気持ちよさを噛みしめます。
乳首を未開発の人だと最初はくすぐったい感覚しかしないでしょうが
しばらく続けていくうちにピリッとした面白い快感が味わえるかもしれません。
お姉さんの声を聴きながら、乳首をいじりたい気持ちをより大きくしていきましょう。

作品のテーマに即した乳首特化の非常に珍しい催眠です。
催眠にとって大切な声への依存心を植え付けるシーンを除けば
ほぼすべてを乳首に絡めながら催眠を進めています。

そして乳首に刺激を与える際にはまず乳首をいじることに対する違和感をなくし
それから暗示を何度も入れながら気持ちよさを刷り込んでいます。
どちらかと言うと乳首未開発の人の方が感覚の変化を実感しやすいでしょう。

しかし乳首を前面に押し出しすぎるあまり、肝心の催眠誘導が弱いようにも思えます。
水滴音を使って気持ちいい感覚を全身に広げるところまではいいのですが
その後に何らかの形で催眠状態をもっと深めてから乳首をいじらせた方が
より効果的に乳首の気持ちよさを伝えられたのではないかなと。
私の場合は標準よりやや浅いくらいのかかり具合でした。

テーマに合わせた催眠を施すのはもちろん大事なことなのですが
それによって催眠の効果が薄れてしまっては本末転倒です。
やることは間違ってないのですが進め方がやや性急に感じました。



おちんちんと一緒に乳首をいじる気持ちよさ
エッチシーンは2パート19分30秒ほど。
プレイは乳首オナニーとオナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「いつもあなたがおちんちんをしごいて イっちゃうように 乳首でもイクことができるの」
催眠を使って乳首をいじる楽しさ、気持ちよさを主人公に教え込んだお姉さんは
おちんちんでは決して味わえない連続絶頂を彼にプレゼントします。

エッチは最初のパートが引き続き乳首オナニー
次のパートは乳首&おちんちんオナニーとどちらも乳首尽くし。
プレイ中はほぼずっと乳首をいじり続けるため、開発済みなら存分に楽しめますし
未開発の人でも新しい快感に目覚める十分な可能性が与えられています。

「水滴があなたのおっぱい全体に広がっていく 体全体が熱くなる」
乳首オナニーパートは先ほどとは違う温かい水滴を乳首に垂らしながら
暗示を使って徐々にエッチな熱を体に溜めていきます。
乳首オナニーだけでもある程度体が火照ってきますから
続けているうちにその熱が高まっていくのを感じるかもしれません。

「ほらイク イク イクイク イケ イケイケ!」
「イケ 壊れちゃえ! ほら イケイケ もっとイケ 壊れなさい 絶頂しなさい!」

そして興奮が適度に溜まったところで彼女は声を使って3回連続の絶頂を促してきます。
普段は穏やかな彼女もここだけは一気に語気を強めて
セリフだけでなく雰囲気でも絶頂を手伝ってくれます。
皆さんの好きなタイミングで気持ちを爆発させてみてください。

対するオナニーパートはおちんちんと乳首を同時にいじることで
普段のオナニーより一回り上の射精を目指します。
乳首開発済みの人ならわかるでしょうけど、おちんちんだけをいじるよりも
乳首をいじりながらしごいたほうがずっと気持ちよくなれます。
こちらの方がより実践向けのプレイと言えるでしょう。

「あなたは 女の子に蔑んだ目で見られると それだけで気持ちよくなってしまう 本当の変態さん」
ここでは乳首オナニーに比べてお姉さんがやや意地悪に振る舞い
自分がその痴態を眺めていることをセリフによって強く印象づけてきます。
彼女の視線を感じ、羞恥心にまみれ、乳首に湧きあがる快感を噛みしめながら
最後に訪れる射精の瞬間にそれらを一気に解き放ちましょう。
普段よりもきっと気持ちいい射精感が得られるはずです。

このように、乳首を思う存分いじらせてくれる特徴的なプレイが繰り広げられます。



チクニー好きにはたまらない作品
男性の密かな性感帯である乳首の気持ちよさをわからせてくれる作品です。

催眠を開始してから6分後には乳首を登場させるほど乳首に特化しており
乳首をいじるのが当たり前の環境を作りながら
その気持ちよさを順を追って丁寧に無意識に埋め込んでいきます。
普段乳首をいじらない人でもちょっぴり不思議な感覚が味わえるでしょう。

乳首の開発自体が結構時間のかかるものなので(数か月程度)
この作品を1回聴いただけでは快感を実感できないかもしれません。
しかし継続的に行っていけば必ず気持ちよくなれます。
そして一度それがわかるとオナニーの際に必ずいじるくらい病みつきになります。
そういう意味では乳首の気持ちよさを知るきっかけを作ってくれる作品だと思います。

しかし催眠音声として見た場合、催眠の威力がやや弱いこと
エッチの時間が短いおかげで絶頂難度が高くなっていることを考えると
その完成度には少々疑問を感じます。

国屋敷さんの過去作は登場する女性やプレイの違いこそあれ
催眠誘導の内容やエッチでドライとセルフを必ず両方行うなど
どれも似たようなスタイルで作られているといった傾向があります。

それを今回敢えて崩し、違った催眠誘導を行ってきたことは非常に新鮮でした。
だからこの作品は実験作みたいな側面もあるのだと思います。
もう2つくらい作品を重ねればまた違った感想を抱くことになるでしょう。

催眠は冒頭を聴いた段階で「ああいつも通りか」と思っていたところへ
まったく違う攻めを繰り出してきたところに驚きました。
特に効果音を使って脱力させるシーンは強烈な個性が見られます。

エッチはドライ→セルフの流れはいつもと同じですが
セルフの際にもきちんと乳首を絡めて作品らしさを打ち出しています。
乳首でのドライオーガズムは相当にハードルが高いのでまず無理でしょうが
おちんちんと乳首を同時にいじる気持ちよさは実感しやすいです。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

新しい作風を生み出さんとするサークルさんの心意気が感じられる意欲作です。
どこを切っても乳首なある意味尖った作品ですので
乳首開発に興味のある方、または開発済みで催眠と一緒に楽しみたい方にお薦めします。

CV:大山チロルさん
総時間 1:07:05


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

メイドさんのご奉仕催眠

サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

前作「ご主人様のお人形さん化催眠2」から5か月ぶりの新作となるこちらは
同サークルさんとしては珍しく癒しをテーマに
可愛いメイドとラブラブなエッチを繰り広げます。
彼女の持つ甘く可愛い声が作り出す温かい雰囲気に包まれながら
一緒に気持ちよくなっていくことで心が充実するのを感じることでしょう。

催眠は過去作同様オーソドックスな手法とテーマに即した暗示によって
少しずつ確実に催眠を深めてくれます。
お姉さんに調教される作品の多いサークルさんなのですが今回は終始あまあま。
好意を真っ直ぐに伝えながらこちらが心を開放できるように導いてくれます。



メ イドの声を聞いているだけで幸せ
メイドに催眠をかけられて気持ちよくなるお話。

「お帰りなさいませ ご主人様」
メイドは明るく可愛い声の女の子。
お仕事でお疲れな様子のご主人様を癒すために
早速催眠に入るための準備を始めます。

本作品は催眠導入・深化が26分、エッチが12分とかなり催眠に傾倒しているのが特徴です。
タイトルの通りメイドが優しく優しくリフレッシュさせてくれる流れで
国屋敷さんの作品に多い調教的な表現やプレイはほぼ出てきません。
だからどちらかというと精神的に疲労を感じている人に向いている作品と言えます。

催眠はまずお馴染みの深呼吸と脱力で心身をリラックスさせます。

「左腕から力が抜ける 感覚も抜けていく 感覚が抜けていくと 重さを感じなくなっていきます」
脱力は右腕、左腕、右足、左足の4つのパーツに対して
言い回しを小まめに変えながら何度も暗示を入れてきます。

最初はそれほど重さを感じなかった手足が先に進むにつれて
なんだかうまく動かせなかったり、動かしたくない気分が湧いてくるようになるでしょう。
こういった暗示の入れ方は数々の催眠音声を作られてきたサークルさんなだけあって
聴いていて心地良く安定感があります。
同時にさらりとメイドの声を聴くと幸せになる暗示を入れているところも見事です。

「これから私の言うことに従っていただければ 今よりも もっと気持ちよくなれます」
後半の深化パートではカウントを絡めた暗示を聴いて意識をぼやけさせながら
さらに彼女の声に夢中になり、離れられなくなるように心を導きます。

彼女の声は気持ちいい、癒される。だからもっと聴きたくなる、従いたくなる。
声自体がとても優しく魅力的なこともあって
聴いているだけで体がほんのり熱くなったり心が浮かび上がる感覚がするかもしれません。
セリフの内容だけでなく雰囲気にも従いやすくなるものを感じます。

「少しずつ 少しずつ ご主人様の大事なところを 私に見せてください」
最後は頭を空っぽにしてエッチを楽しむために
2人の心を内を扉に例えてそれを少しずつ開いていきます。
こちらだけでなくメイドも心のすべてをさらけ出してくれますから
彼女に対してより親近感や一体感が感じられるのではないでしょうか。

メイドの声に対して気持ちよさや幸福感を抱かせることを目的に
割とオーソドックスな流れで進められている手堅い催眠です。

テーマが癒しなだけあって声の雰囲気や使われる単語を柔らかいもので統一し
こちらに拒絶感を抱かせないようにしながら声のイメージを刷り込みます。
元々彼女にこちらを操ったり支配する意思があまりないこともあって
声に従うことにそれほど嫌な感じはしないでしょう。

深呼吸と脱力に10分以上もの十分な時間が取られていてリラックスしやすいですし
その後の暗示も押し付けるのではなく一緒に幸せになる方向で進められます。
彼女自身も心の奥底を見せてくれる設定がいいですね。
だからこちらも心置きなく彼女にすべてをさらけ出せるのだと思います。

序盤の深呼吸の間をもう少し長く取った方がいいのと
カウントの数え方をもう少し工夫したほうがいいようにも思えましたが
全体的な作りについてはそれほど問題は感じません。



2人で一緒に気持ちよくなる
エッチシーンは2パート12分。
プレイはSEXとオナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「ご主人様ぁ 私のここに 早くください」
催眠を通じて心を通わせ2人だけの世界へ到着したメイドは
早速濡れ濡れのおまんこを見せつけながらご主人様に挿入をおねだりします。

エッチはドライ→セルフの順に行われる国屋敷さん伝統の方式です。
メイドのご奉仕ということで彼女が一方的にあれこれしてくれるのかと思いきや
いずれのプレイも2人で一緒に取り組んで気持ちよくなる形が取られています。
これも聴き手に心の充実感を得させたかったからかもしれません。

「ご主人様にこんなに愛していただけるなんて メイドとして幸せです」
最初のドライパートはメイドとのSEX(体位は不明)。
ここでは2人の性器が絡み合っている様子を客観的に描きながら
彼女がご主人様と1つになれた幸せに打ち震えている様子を楽しみます。

女性が自分のおちんちんで幸せになってくれているのを見ると
男ならやっぱりいい気分がするものです。
プレイを通じて肉体的にも精神的にも繋がり合うことで
彼女の幸せな気持ちがこちらにも自然と伝わってくるように感じられました。

「手を止めようとしても 止められません 自分でオナニーをしているはずなのに メイドにおちんちんをしごかれているかのよう」
続くセルフパートは形式的にはオナニーなのですが
彼女が手を添えて一緒におちんちんをしごいてくれます。
上のセリフのように若干運動を制御するようなセリフが登場しますから
こちらのパートの方がより催眠音声らしく感じるかもしれません。

いずれのパートも最後はカウントに合わせて連続絶頂を迎えます。
セルフは1分30秒ほどの間に3連続での射精を促されるかなりハードな展開で
これを完遂できる人はさすがにいないでしょう。
最初もしくは最後に合わせるのが無難です。

このように、あまあまな雰囲気ながらもなかなかにハードなエッチが楽しめます。



心のスキマを埋めてくれる作品
精神面への働きかけをとても重視した作品です。

メイドは催眠を通じてご主人様に抱いている好意を
言葉だけでなく行為によってもまっすぐ伝えてくれます。
そういった彼女のとても健気な様子に心が洗われて満たされました。
女性に好かれる・愛される喜びをそれなりに感じることができます。

催眠はテーマの違いで若干違った部分もありますが
基本的には過去作同様古典的な催眠法とテーマに沿った暗示で
聴き手を少しずつ声の虜にしていきます。
メイドに癒される展開に強烈なリビドーを感じない限りは
過去作をお持ちの方が敢えて本作品を聴く必要を感じません。
国屋敷さんの作品を未経験で、なおかつノーマルな属性の方にのみお薦めします。
上記の条件に合っているのならば初心者でも問題はありません。

エッチはメイドの心境や痴態にある程度スポットを当てながら進められます。
彼女との一体感は感じられるでしょうがプレイ中に感覚支配の暗示がほぼ無いため
聴いていて本当に気持ちよくなれるかは聴き手の素質にある程度左右されます。
時間がどちらも短いからやむを得ないとも思うのですが
もう少し聴き手が主観的に楽しめるように配慮してほしかったなと。
淫語と喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

あとコスパがなんとも。
40分で1200円はさすがに厳しいです。
予告時点では未定だったのでもう少し安くなるだろうと期待していたのですが…
残念です。

途中でやや手厳しいことも言わせていただきましたが
導入および深化部分での進め方やアプローチの仕方が実に見事な作品です。

CV:みる☆くるみさん
総時間 41:21


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

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