同人音声の部屋

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タグ:唯香

   ● 我ら、音めぐり同好会 ~無印~(後編)
   ● 我ら、音めぐり同好会 ~無印~(前編)
   ● 【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 みつな
   ● 俺は美少女アイドルのザーメンタンク2!罵倒されたり見下されたり嘲笑されながら事務的にヌかれる快楽はいかがですか?


【早期購入特典音声有り!】我ら、音めぐり同好会 ~無印~

我ら、音めぐり同好会 ~無印~(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「《07》炊事場で夕飯作り」以降の様子を中心に紹介します。
器具とお口で徹底攻撃
主人公が温泉から上がった直後にするのは千里の夕飯作り(約11分)。
のぼせて動けない彼を寝かせたまま彼女がすいとんと漬け物を作ります。

「普段何気なく料理してるけど 改めてひとつひとつの音を聞いていくと 癒やされるわね」
野菜に水をかけながら擦って泥を落とし、ピーラーで手際よく皮を剥き
「ざくっ」という音を立ててそれを切る音フェチ要素の強いパートです。
彼女も言ってるように、普段よく聞いてる音だからこそ耳に馴染む感覚がするでしょう。

音で癒やす点においてはこのパートが一番じゃないかなと。
鍋で茹でたりフライパンで焼く音は避け、比較的静かな音を選んであるのも良いです。

後編のエッチシーンは3パート45分間。
プレイは耳舐め、手コキ、両耳舐めです。
手コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「お仕事中にお酒を飲む悪いやつは お仕置き しないとね」
夕食を終えた後に買ってきたジュース(中身はお酒)を差し出した千里は
それを飲むとだんだん眠そうな表情になり、主人公の耳にむしゃぶりつきます。

エッチは常に女性側が責め続けます。
最初の2パート23分間は湯治場でのお話。
「《08》食後のデザート」は耳舐めに専念し、「《09》悪戯心に火がついて」はそれに手コキを加えて彼を弄びます。

「そんな可愛い顔したってだーめ お仕置きは止めてあげない」
彼女はお酒を飲むと記憶が飛ぶらしく、普段のクールなキャラとは随分違う穏やかな態度を取ります。
自分が飲ませたのに彼が勝手に飲んだと勘違いしてお仕置きを宣言し
耳元至近距離から舐めメインのコリコリした音をゆっくりペースで鳴らします。
R-15と18の中間あたりのやや抑えた舐め方をしてました。

セリフが少なめですから耳舐め好きならかなり楽しめるでしょうね。
エッチシーンのほぼ全部で耳舐めするところにサークルさんのこだわりを感じました。

09パートは射精が絡むことを踏まえて08よりもエロさを上げてます。
開始直後から彼女の吐息が増え、少し経つと泡混じりの激しいちゅぱ音に変化します。
手コキも粘液質な水音をリズミカルに鳴らしますし
「2パート合わせて1回抜けるかなぁ」くらいにはなってると思います。
耳舐め主体のエッチですから人によって向き/不向きがはっきり出そうです。

最後の「《11》耳舐め実験教室」は研修旅行を終えた後のお話(約22分)。
編集部にあるダミーヘッドマイクに向けて千里と奈保が両耳舐めをし
それを主人公がリアルタイムで聴いて音フェチの魅力をさらに学びます。

これまでとは違い2人の女性が同時責めするおかげでちゅぱ音の密度が高く
さらに話す時も交互にして音を途切れさせない工夫がされてます。
声優さんが別の方なので同じ耳舐めでも音やリズムに明確な違いがあります。
作中ではノーハンド射精を迎えますが、オカズにする場合は普通にオナニーするのが妥当です。

このように、サークルさんが得意な耳舐めを軸にしたシンプルなエッチが繰り広げられてます。
尖ってる作品
耳かきと耳舐めをひたすら追求してる作品です。

奈保、千里、ゆかりは音フェチや湯治場の素晴らしさを主人公に伝えようと
責めるターゲットをほぼ耳に絞り込み、そこへ色んな音を送り込んで悶えさせます。
そして一部のシーンではおちんちんも責めて性欲処理のお手伝いをします。

タイプの異なる女性たちが新入社員の男性を癒したり弄ぶややM向けのシチュ
長めの時間を用意し、パートごとに異なる器具を使って綺麗にする充実した耳かき
エッチでは必ず行い後になるほどペースと強さを上げていく耳舐め。
ふたつのサービスを思う存分楽しんでもらう方針で作品を組み立ててます。

特に耳かきは音フェチとの相性がとても良いサービスなだけあって
高品質な音と微弱な刺激の両方を長時間に渡って味わうことができます。
耳垢水や産毛剃りといった専門店で使う器具は省略し
耳かき棒、綿棒、梵天に多少の捻りを加えて音に幅広さを出してます。
無言の時間は短めですから安眠ではなく癒しに使うのが最も適してるでしょう。

それに対してエッチはほぼ耳舐めのみという非常にわかりやすい内容です。
声優さんを別の方にしたり片方/両方を切り替えてるので単調に感じることはありません。
ただ時間の割にプレイの種類が少ないかなぁとは思います。
ゆかりはお風呂でほぼ裸同士の状態でしたからもう少し踏み込んだプレイを聴きたかったです。

タイトルにわざわざ「無印」をつけてるところを見ると
おそらく現時点でサークルさんが続編を予定されてるのだと思います。
主人公が新入社員ならお話を膨らませやすいですからね。
最終パートに千里が情報漏洩を恐れるシーンを入れたのも次回作への伏線なのかもしれません。
仕事を通じて音フェチ道を極めていく展開も面白いです。

後編の射精シーンは2回。
ちゅぱ音多め、淫語とくちゅ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

耳かきが好きな人、耳舐めが好きな人には特におすすめします。
おまけは「みんな大好き☆お姉ちゃん」「キャストコメント」「ASMR現地調査報告書」など10個の音声です。

CV:音居千里…伊ヶ崎綾香さん ゆかり…藍沢夏癒さん 作原奈保…唯香さん ななえ…蓬かすみさん(おまけでのみ登場)
総時間 5:28:11(本編…3:11:28 おまけ…2:16:43)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
328分で972円とコスパが良いので+1してあります。

2019年9月11日頃まで早期購入特典として
耳舐め主体の音声8個(合計71分)がついてます。

【早期購入特典音声有り!】我ら、音めぐり同好会 ~無印~

サークル「シロクマの嫁」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、音フェチに関する雑誌の編集部に配属された新入社員が
そこの先輩と研修旅行に出かけてその素晴らしさを体験します。

効果音や環境音の質と量にこだわったサービスをするのが特徴で
川の流れる音や水滴の落ちる音をバックで流しつつ
耳かきや耳舐めをじっくりやって癒しと興奮を少しずつ与えます。

本編だけで3時間以上もあるため前編(01~06)、後編(07~11)の2回に分けてお送りします。
新人教育の第一歩は耳かき?
作原奈保、音居千里、ゆかりが耳かきや耳舐めをするお話。

「おっ 待ってましたよー 新人くん」
奈保は明るくてさっぱりした声のお姉さん。
新しく入社した主人公に声をかけ、これから担当する雑誌を見たことがあるか尋ねると
何も知らない彼にとりあえず音フェチがどんなものか体験してもらいます。

本作品は雑誌の編集長、先輩、取材先にあたる旅館の仲居さんが
入社したばかりで何も知らない彼をおよそ190分に渡ってエッチに教育します。
登場する女性が複数人いる時点で同時責めを連想する人もいるでしょうが
前編部分はゆかり、後編は千里とメインヒロインを別に設定し主に一対一でお世話します。

千里「たとえまだわからなくても この出張の間 音の世界の魅力に 絶対気がつくことになるから」
全編を通じて言える大きな特徴は音の質と量に優れてること。
どのパートも何らかの効果音や環境音を取り入れ
それらを重ねて鳴らしながら会話を小まめに挟んでリアルな世界観を作ります。

「ASMR系の作品だからセリフは少なめだろう」と聴く前は予想してたのですが
実際は結構話しかけてくるのでバランス型にあたります。
主人公の心情を代弁したり現在泊まってる湯治場に関するあれこれだったりと
パートや登場人物によってセリフの内容が大きく変わって面白いです。

サービスについては耳かきと耳舐めに大変力を入れてます。
耳かきは3パート72分とかなりのボリュームがあるのに加えて
通常の器具からやや珍しいものまで取り揃えて色んな音を鳴らします。

慌ただしさを出したくなかったのか、普段のシロクマさんよりもパートあたりの使用器具数を減らし
それぞれを長めに鳴らして癒やす方針を取ってます。
かれこれ6年以上耳かき音声を作り続けてるだけあって音の質が高いです。

耳舐めもシロクマさんがよくやられてるプレイで内容が充実してます。
前編部分はエッチが1パートしかないため20分程度と短めですが
後編に入るとエロメインになり、そのすべてで行う尖った作りになってます。
声優さんが代われば当然ちゅぱ音も変化しますし、耳かきと同じく質の面にも気を配ってます。

まとめると、この作品はサークルさんが今までずっとこだわってきたことをストレートに掘り下げてます。
ストーリー性はあまりないので耳かきや耳舐めが好きな人ほど楽しめるでしょう。
耳の開発を意識したサービス
冒頭に編集長の奈保と軽く会話した直後に始まる「《02》音フェチの沼への第一歩」は彼女の耳かき(約14分)。
左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天を使ってお掃除し、途中から息吹きも挟んできます。
体勢に関する描写は特にありませんがたぶん膝枕なのだと思います。

「この快楽を 受け入れるのが怖い そんな心の葛藤が 自分の中にあるのだろう?」
彼女は音フェチに関する雑誌を作ってるだけあってその魅力を熟知しており
耳の穴を責められて気持ちよさそうにする主人公の心情をすぐさま見抜き実況します。
若干意地悪なお姉さんあたりのさっぱりしたキャラで雰囲気も至って和やかです。
息吹きをされるたびに微かな風圧が感じられてちょっぴりゾクゾクしました。

効果音は耳かき棒が「ずずっ」という乾いてて平べったい音
梵天はそれよりもずっと広く柔らかい音が使われており
耳の壁を丁寧になぞる、軸を持ってゆっくり回転させると異なる動きをします。

耳かき棒はもう少し音の途切れを作ったほうがリアルになったとも思うのですが
本作品は彼に音フェチの魅力を伝える意味合いが強いのでわざとこうしたのかもしれません。
梵天はふわふわ感がしっかり表現されてますし、十分な品質を持つ耳かきと言えます。

続く2パート39分間は研修旅行先でのサービス。
奈保の指示で先輩の千里がする出張に同行した彼が
取材先の湯治場(正しくはその隣にある旅館)で働いてるゆかりに耳かきとマッサージをされます。
ちなみに千里は別の場所を取材してるのでゆかりと2人きりになります。

「ううん いいの 結局新しい部屋も取れなかったし このくらいのことはさせて?」
彼女は接客業をやってるおかげか物腰が柔らかく
初めて会ったばかりの彼にも色々世話を焼いて癒します。
声を担当されてる藍沢夏癒さんは可愛い女の子を演じることが多い方なので
こういう落ち着いたお姉さんキャラは新鮮に感じました。
バックで流れる小川っぽい水音も彼女やこの場の雰囲気に合ってます。

そしてサービスのほうも本作品の魅力が十分発揮されてます。
「《04》穴熊の湯治場お話耳かき」は膝枕で左耳→右耳の順にやるところまでは02パートと一緒ですが
使用器具をブラシ型の耳かき棒に変えてあり、息吹きの量も減らしてます。
「ぽりっ」というブラシっぽい音がやや刺激的で耳に心地よく
続けて聴くと同じ耳かきでも随分違った印象を受けます。

「旅館は あなたの知っている通り 観光や息抜きのために 何泊か泊まる宿ね」
また耳かき中は彼らが泊まってる湯治場の歴史やシステムを丁寧に語ります。
彼は本当に何も知らされないままここに連れてこられたので
良い記事を書いてもらうにはそういう知識が必要だと判断したのでしょう。
普通に耳かきするだけだと旅行客になってしまいますし、セリフでそれとの違いを出してます。

続く「《05》穴熊温泉ボディマッサージ」は貸し切り風呂へ場所を移し
タオル一枚の姿になった彼女が肩から腰にかけてボディソープをつけながら揉みほぐします。
そしてここからは環境音が水滴の落ちるような音に変化し声も若干反響します。

「肩から泡をつけて するするするーっと 手を滑らせるようにして 凝りをほぐして」
スポンジで優しく擦るような泡音を左右へ小まめに移動させ
さらに簡単な実況も挟んでどんなふうにお世話してるかわかりやすく伝えます。
パート終盤には耳の泡洗浄もやるなど、耳かきよりも音を楽しむサービスに仕上がってます。
ちょっぴり意地悪なエッチ
前編のエッチシーンは24分間。
プレイは耳舐め、手コキです。
手コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「いいのよ 気にしないで 私は全然気にしないわ むしろ ちゃんと責任を取ってあげないと」
マッサージを終え主人公と2人で温泉に入ってたゆかりは
おちんちんが勃起してることに気づき、それを鎮めようと自分から左耳を舐め始めます。

エッチは引き続きタオルを巻いたままの彼女が一方的に責めます。
内容は左耳舐めから始まって約6分後に手コキが加わり
後半に入ると右に移ってゆっくり射精に導きます。

彼女のキャラを崩さないためか序盤は癒し寄りの耳舐めをしますが
途中から泡混じりのやや激しいちゅぱ音に変化します。
手コキは耳を澄ませたら効果音が少し聞こえる程度の音量でしたからメインはやっぱり耳舐めです。

「あぁすごい おちんちん 一生懸命我慢してるのが伝わってくる」
ここでは彼女が若干のSっ気を見せるのが良いですね。
彼が射精しそうになったら手コキを停止し、少し後に再開してじわじわと追い込みます。
そして彼が喘ぎ声を漏らしたり射精を我慢してる姿を嬉しそうに眺めます。

言葉責めとかはしないので露骨に意地悪というほどではありませんけど
耳かきやマッサージをしてた時の彼女とはやや違うものを感じます。
体への責めが比較的ソフトだからシチュで補ってるのかもしれません。
最後は精液を美味しそうに舐めてくれますし、より興奮させるスパイスとして取り入れてます。

このように、耳舐めをメインに据えつつキャラも立たせたシンプルなエッチが繰り広げられてます。

前編の射精シーンは1回。
ちゅぱ音それなり、淫語とくちゅ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

おまけは「みんな大好き☆お姉ちゃん」「キャストコメント」「ASMR現地調査報告書」など10個の音声です。

後編へ続く…。
我ら、音めぐり同好会 ~無印~(後編)

CV:音居千里…伊ヶ崎綾香さん ゆかり…藍沢夏癒さん 作原奈保…唯香さん ななえ…蓬かすみさん(おまけでのみ登場)
総時間 5:28:11(本編…3:11:28 おまけ…2:16:43)


体験版はこちらにあります

追記
2019年9月11日頃まで早期購入特典として
おまけとは別に耳舐め主体の音声8個(合計71分)がついてきます。

【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 みつな

サークル「ネモン℃」さんの同人音声作品。

今年の2月に1作目がリリースされて以来人気を博している「たまゆらの宿」シリーズ。
その第3作目は母性を感じる甘やかし上手なお姉さんが
リアルな効果音による耳かきとエッチな耳舐めで男性の疲れた心と体を癒します。

シリーズの醍醐味とも言える「癒される雰囲気作り」に加え
幼児プレイをやや意識した彼女のセリフとサービスが安らぎを与えてくれます。
年上の女性と過ごす安らぎに満ちたひと時
たまゆらの宿の紡ぎ手「みつな」がご奉仕するお話。

「あら ごめんなさい 起こしてしまいましたか?」
みつなは上品で大らかな声のお姉さん。
とある夏の日、自分の膝枕で寝ていた主人公が起きたので声をかけると
状況が掴めていない彼を落ち着かせてから再度膝枕してあげます。

本作品は現実世界に疲れた人々が訪れる不思議な宿を舞台に
お姉さんよりは母親っぽい雰囲気を持つ彼女が耳かきしたり性欲処理のお手伝いをします。
「たまゆらの宿」シリーズは今年始まったばかりの比較的新しい作品なのですが
処女作の段階から環境音の扱いに一際優れたものを持っています。

今作では夏の午後~夕方あたりを想定しているらしく
音声開始直後から爽やかな風の音、セミなどの虫の声、風鈴の音が耳を包み込んでくれます。
しかもバックでだらだらと流すのではなく、2人の会話に応じて音が鳴る凝った演出もされています。

何らかの環境音が常に流れ続けるおかげでリアルの雑音がうまく遮断され
聴いてる最中はたまゆらの宿に実際にいるような気分に浸ることができます。
エッチなサービスも一部ありますが、それよりも癒しの成分の方がずっと強い作品です。

「あら いいんですよ むしろ嬉しいくらい ですから遠慮せず 思う存分 あなた様の好きなように(胸を)見てください」
そう感じるもうひとつの大きな要素はみつなのキャラ。
専門店に近い慣れた手つきでサービスを行いながら
「自分に好きなだけ甘えていいよ」と言って体を寄せたり頭を撫でてあげます。

中盤あたりから子供に対して話しかけるようなセリフも増え
実の母親に近い適度な甘やかしっぷりを発揮します。
エッチで授乳プレイが登場するのも大きいです。
赤ちゃん言葉はありませんが女性に甘える幸福感はそこそこ味わえます。

季節を感じさせるリアルな環境音と甘やかし上手なみつなのキャラ。
この2点が本作品の最も大きな魅力です。
音を中心に据えた癒しのサービス
彼女が最初にしてくれるお世話は汗拭き(約3分)。
最初は体を、その後は顔をおしぼり拭いて綺麗にします。

おしぼりは「すーっ さっさっ」と滑らかな摩擦音が使われており
体を拭くときは長めのストロークで優しく、顔は体よりも小刻みかつ若干力を入れて手を動かします。
先ほど「環境音が優れてる」と書きましたが効果音についても十分なクオリティを持っています。

「いい風… 私 竹林の音って好きなんです」
そして最中はみつなのセリフが一気に減って効果音や環境音だけが流れ続けます。
中でも風の吹く音が清涼感に溢れていて涼しさやスッキリした気分がします。
サービスを通じてたまゆらの宿が持つ独特な世界観も楽しませてくれます。

非エロのメインとなるのが次に始まる耳かき(約21分30秒)。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒を使って汚れを取り、仕上げに梵天でお手入れするシンプルなものです。
彼女が耳に息を吹きかけてくるシーンはありません。

耳かき棒は「じじっ ずずずー」とやや尖った細い音
梵天は「さわさわ ぷしゅっ」と広く柔らかい音、と器具ごとにまったく違う音が鳴ります。
さらに前者は耳の壁を引っかくように小さく優しく、後者は軸を持って回転させるように動きます。

2つの器具が耳に与える感覚も随分違います。
耳かき棒の音が結構特徴的で耳のあたりに心地いい刺激を感じます。
対する梵天は優しさや柔らかさの成分が非常に強いです。
家でやる耳かきとほぼ同じなので個性は乏しいものの、サービスの品質自体は安定しています。

「この 届きにくい溝の部分も ちゃーんときれいきれいしますね」
「もし眠くなってしまったら そのままねんねしてくださいね」

みつなが見せる微妙な変化もポイント。
「きれいきれい」「ねんね」と母親らしさを感じる言葉をかけて癒してくれます。
効果音&環境音、彼女とのやり取りの両方を無理なく楽しめるように
しばらく耳かきをしてから少し手を休めて話しかけるスタイルが採られています。
母性の象徴にたっぷり甘えながら
エッチシーンは2パート20分ほど。
プレイは授乳、耳舐め、手コキ、授乳手コキです。
授乳、手コキの際にリアルな効果音が鳴ります。

「ほら おっぱいですよ どうぞ 好きなだけ吸ってもいいですからね」
これまでのサービスで自分にすっかり懐いてくれた主人公へのご褒美に
みつなは自ら服をはだけさせておっぱいを取り出し好きなだけ吸わせてあげます。

エッチは彼女が母親になって彼をたっぷり甘やかします。
最初の「頭なでなで」パートは授乳プレイがメイン。
今まで抑えていた感情を爆発させるかのようにおっぱいにむしゃぶりつく彼を
彼女が熱っぽい吐息を漏らしながら受け止めてあげます。

一緒に頭も撫でてるのでしょうが主役はあくまで授乳です。
ここでの効果音はちゅぱ音ではなく彼女の着物が擦れる音のことを表します。

「よしよし いつもいっぱい頑張って 偉かったですね」
そして彼の甘える姿に幸せを感じたのか、彼女も今まで以上に甘やしてあげます。
喘ぎ声を漏らすことはありませんが普段よりもちょっぴり荒い息遣いが艶かしいです。
ここも非エロのサービスと同じくセリフよりも音を聞かせる時間が長く取られています。

続く「耳舐め、手コキ」パートは彼女が授乳のお返しをするシーン。
名前の通り密着して右耳→左耳の順に耳を舐め
同時におちんちんを最初はゆっくり、後になるほど速いペースでしごきます。

「おちんちん とってもパンパンになってますよ」
プレイ自体の臨場感は非常に高いのですが、最中に彼女が淫語をほとんど言わないことや
ちゅぱ音と効果音がいずれも上品でエロさがいまいちなことから
この音声を聴いて抜けるか、と言われると私は疑問を感じます。

音重視の作品なので淫語を絞るのはごくごく当然です。
でもその分を音できっちり補って欲しかったです。
途中から授乳が加わって授乳手コキになるものの、純粋なエロさはどうにも物足りないです。
みつなが上品なキャラだからこそ、エッチの際にもっと積極的な姿を見せてもよかったのではないかなと。

このように、エッチな音や息遣いを主役に据えた甘いプレイが繰り広げられています。
爽やかな癒しが得られる作品
エロは弱い反面、癒しのパワーは十分すぎるほどに持ってる作品です。

みつなはたまゆらの宿にやって来た主人公を最初は実の弟のように
中盤以降は子供のように甘やかしたり優しい言葉をたっぷり投げかけます。
聴けば聴くほど心が軽くなるとか、スッキリするといった浄化の気分を感じます。

過去作で印象的だった環境音も今の季節に合わせた爽やかなものを用意し
2人の会話や心情の変化に応じて特定の音が鳴ったり全体が移り変わってゆきます。
環境音は現実世界との気持ちを切り離す重要な役割も果たしています。
本作品の特徴である音とキャラの両方が「爽やかさ」を与える方向に収束しています。

「よしよし 大丈夫ですよ 何も恥ずかしいことなんてありませんからね お姉ちゃんの胸の中で ゆーっくり ねんねしてしまいましょうね」
ただし、サークルさんが作品のポイントとして挙げられてる包容力や甘やかしについては
残念ながらそこまで強くないと私は考えています。
確かに彼女は事あるごとに肌を合わせて思いやりを感じる言葉を投げかけます。
ですがセリフの多くが上のように丁寧語を主体としています。

本当の姉弟や母子ならばこういう言葉使いはまずしません。
甘やかしを重視するならもっと砕けた口調で話しかけてもよかったのではないでしょうか。
たまゆらの宿はお店じゃありませんから十分可能なことです。
サービスの内容も含めて前作「たまゆらの宿 とうか」よりも専門店寄りになってしまっています。

エッチは授乳はよかったのだけど肝心の耳舐め+手コキが…うーん。
みつなのキャラに合わせたのでしょうがこれだと大人しいかなぁと。
音を中心に聴かせる作りならもう少し刺激的にするのが望ましいです。

射精シーンは1回。
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声(吐息)そこそこ、淫語ごく僅かです。

季節感を重視した癒し系作品です。
環境音が流れる作品が好きな人におすすめします。

CV:唯香さん
総時間 1:07:47

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

俺は美少女アイドルのザーメンタンク2!罵倒されたり見下されたり嘲笑されながら事務的にヌかれる快楽はいかがですか?

サークル「みるーじゅ」さんの同人音声作品。
女の子に散々に見下される、M向けプレイの短編集になります。

みるーじゅさんは「チンポ」や「ザーメン」といった淫語を数多く散りばめて
聴き手の興奮を誘う作品が多いですが
本作品もその例に漏れず、女の子たちが意識的に淫語を沢山言ってくれます。

さらに今回は罵倒されながらのプレイが中心であることを考えて
「包茎」「臭い」「汚い」などの、男性器を貶めるセリフも数多く登場します。
罵られながら抜くのが好きな方には、向いている作品と言えるでしょう。



違ったタイプの4人の女の子に罵られます
女の子に罵られながらエッチな事をするお話。

本作品は4つのお話で構成されており、すべて独立した内容です。
時間は1話当たり14~20分と、丁度いい長さになっています。
声優さんもすべて違う方が演じられていますので
通しで聴いたとしても、飽きにくくなっているのがいいですね。

女の子は事務的なメイド、しっかりした感じの同級生
高飛車な女子高生、おっとりとしたお嬢様となっており
全員年下であることを除けば、キャラにはっきりと個性があります。

そしてこの女の子たちは、主人公に対して微塵も好意を持っていません。
だから主人公のチンポを見ても「臭い」「汚い」と面と向かって嫌悪するし
彼の痴態を見ている時も「人間のクズ」など、手厳しい罵声を浴びせてきます。

ただ、怒鳴るレベルの激しい罵声はごくわずかですから
この手の作品を聴いたことがない方でも、そこまで身構える必要はありません。
穏やかな口調で、心をえぐるようなセリフを言ってくる感じです。



言葉責めを中心としたそっけないエッチ
エッチシーンは4話合計でおよそ51分間。
プレイは順にオナニー+手コキ+イラマチオ、オナニー+足コキ+足踏み
オナニー+手コキ、オナニー+手コキ
となります。

効果音は1話の手コキと2話の足コキの際に、若干リアルな音が流れます。
3、4話にはありません。

「ほら 見ててあげますから さっさとチンポをシコってください」
性欲の塊と言っていいほどにオナニーが大好きな主人公を見かねて
女の子たちは仕方なく、彼らのセンズリ姿を見守ってあげることになります。

エッチシーンのメインはもちろん言葉責めで
オナニー狂いの主人公を、女の子が口汚く徹底的に罵ってくれます。

「はぁ そんなに気持ちよさそうな声を出して 興奮してるんですか? このド変態」
「ほんと最低の人間ね もう人間辞めちゃったらどう?」
「本当に一つもいい所のない 豚野郎ね」
「こんなに小さくて皮被りの臭いチンポじゃ 女の子にもてるはずありませんわね」


このように、男どころか人間として見ているかすら怪しいレベルで罵倒されます。

プレイの方はというと、女の子たちは割と積極的で
1話以外はオナニー以外のプレイを自主的に行ってくれます。

ただ、それは主人公を楽しませたいわけではなくて
単に年齢的に男を知らなくて、チンポに興味があるだとか
もしくは相手の一番大事な所を支配することで、満足感を得るだとか
そういった自分本位の考えによる奉仕に過ぎません。

「あんたみたいな不細工で臭いチンカス野郎が 女の子と付き合えるわけないでしょ」
「本当に臭くて汚い… 最低ですわ」

だから、射精した後にもねぎらいの言葉は一切かけられず
最後の最後まで見下され続けることになります。

こういう徹底している部分はとても良いですね。



言葉責めが好きならいける作品
自分のチンポや痴態を罵られるのが好きな方にはお薦めできます。

プレイとしてではなく、本気で罵倒してくれますから
「ごっこ」的プレイの作品では物足りない方には丁度いいでしょう。
属性は当然M向けとなります。

淫語は一般的な作品に比べるとかなり多く
可愛い女の子が下品な言葉を言う姿には興奮を覚えます。

ただ、責められるシチュであるため
女の子のちゅぱ音や喘ぎ声はほとんど聴くことができません。
そのため、みるーじゅさんの作品にしてはエロ度が若干控えめに感じます。

個人的には1話が一番印象に残りました。
「年下の女の子にチンポをシコらせるなんて 本当に男として最低な方ですね」
ここではご主人様とメイドという立場を利用して、強制的に性的奉仕をさせます。

メイドは「気持ち悪い」「臭い」など、ありったけの罵声を浴びせますが
結局は仕事という形で、ご主人様のザーメンを体に浴びることになります。
本作品の趣旨とは若干異なる内容ですが、背徳感が十分にあります。

罵声重視で考えると3話が一番きついでしょう。
高飛車なお嬢様キャラが罵ってくれるという
本作品にとっての王道的なお話になっています。

CV:葉市憂さん、柚木朱莉さん、綾奈まりあさん、唯香さん
総時間 1:09:24


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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